JP2001300817A - 母材の加工準備工程での管理方法及びその装置 - Google Patents

母材の加工準備工程での管理方法及びその装置

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JP2001300817A JP2000117396A JP2000117396A JP2001300817A JP 2001300817 A JP2001300817 A JP 2001300817A JP 2000117396 A JP2000117396 A JP 2000117396A JP 2000117396 A JP2000117396 A JP 2000117396A JP 2001300817 A JP2001300817 A JP 2001300817A
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Shuji Yamada
修二 山田
Takanobu Tanigami
孝信 谷上
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Yodogawa Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工準備工程における作業者の手間の軽減と
準備のための時間の短縮とを図れるとともに、正しい母
材が切断加工工程の入側に準備される母材の加工準備工
程での管理方法及びその装置を得る。 【解決手段】 母材製造部で製造された複数種類の母材
1は、母材1の種類を識別するためのバーコードを備え
た製品カード2を予め添付した状態で、加工工場に入庫
されて保管される。加工工場の加工準備工程Eでは、保
管された母材1の中から、加工する母材1を選択して切
断加工工程Aの入側a0に準備するため、当該準備すべ
き母材1の種類を予め記憶したハンドスキャナー8で、
保管中の母材1の製品カードのコードを順に読み取る。
そして、読み取られた製品カード2の母材1が準備すべ
き母材1に該当する場合には、ハンドスキャナー8がそ
の旨を音声などで作業者に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属板、紙および
プラスチック板などの幅広の母材を、複数条に切断する
などの切断加工工程の入側に準備する加工準備工程での
管理方法とその装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】母材製造工場などにおける母材製造部で
注文されて製造された複数種類のコイル状に巻かれた母
材を、切断加工工程を備えた加工工場などに入庫して保
管しておき、商社などからの注文に応じて、加工対象と
なる母材を、保管されている母材の中から選択して切断
加工工程の入側に準備し、この母材を切断加工工程で加
工する製造プロセスが知られている。
【0003】これでは、作業者が、母材の保管場所に置
かれた多数の母材の中から、発注者からの注文書などを
照合しながら加工対象となる母材を見つけ出し、この母
材を切断加工工程の入側まで運搬して準備することにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来では、作業者が、
母材の保管場所で各母材の種類などを順番に確認して、
加工対象となる母材を見つけ出すことになるため、この
母材の見つけ出しに手間と時間とが掛かる。しかも、作
業者の勘違いなどによって誤った母材が、切断加工工程
の入側に準備されて加工されるおそれがある。
【0005】本発明の目的は、加工準備工程における作
業者の手間の軽減と準備のための時間の短縮とを図れる
とともに、正しい母材が、切断加工工程の入側に準備さ
れる母材の加工準備工程での管理方法及びその装置を得
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が対象とする加工
準備工程Eは、母材製造部で製造された複数種類のコイ
ル状に巻かれた母材1が入庫されて保管され、この保管
された母材1の中から、次の切断加工部で加工する所定
の種類の母材1を、切断加工工程Aの入側a0に準備す
るようになっている。本発明は、かかる加工準備工程E
の管理方法であって、母材製造部では、母材1の種類を
識別するためのコードを備えた製品カード2を、各母材
1に予め添付している。そして、切断加工工程Aの入側
a0に準備すべき母材1の種類を予め記憶した読取手段
8によって、保管中の母材1の製品カードのコードを読
み取り、読み取られた製品カード2の母材1が切断加工
工程Aの入側a0に準備すべき母材1に該当する場合に
は、その旨を作業者に通知するようにしたものである。
製品カードの添付には、母材1に貼り付けて添付する場
合と、母材1にタブ状に添付する場合などが含まれる。
製品カードのコードにはバーコードなどが該当する。読
取手段8は、携帯式のハンドスキャナーなどが該当す
る。
【0007】また本発明の管理装置は、前記加工準備工
程Eを管理する管理装置であって、切断加工工程Aの入
側a0に準備すべき母材1の種類を設定する加工設定手
段4と、母材製造部で母材1に添付され、且つ、母材1
の種類を識別するためのコードを備えた製品カード2を
読み取る読取手段8とを備えており、読取手段8は、加
工設定手段4で設定された母材1の種類を記憶する記憶
手段8cと、読み取った製品カード2が、記憶手段8c
に記憶している母材1の種類に該当するか否かを判断す
る判断手段8dと、読み取った製品カード2の母材1
が、記憶手段8cに記憶している母材1の種類に該当す
る場合には、その旨を通知する通知手段8fとを有す
る。
【0008】入庫予定の母材1の種類を入庫予定情報と
して予め記憶する入庫予定情報記憶手段4eと、読取手
段8が読み取った母材1の製品カード2のコードが、入
庫予定情報記憶手段4eに記憶した入庫予定情報に一致
するか否かを判断する判断手段4dとを備えるものとな
っている。
【0009】母材製造部から送られて来た際に読み取っ
た母材1の情報および切断加工工程Aの入側a0に準備
した母材1の情報に基づいて得られた保管中の母材1の
情報を、在庫情報として記憶する在庫情報記憶手段4e
を備えており、読取手段8によって所定期間毎に読み取
った、実際に保管している母材1の製品カード2のコー
ドに基づいて、実際に保管している母材1が、在庫情報
記憶手段4eに記憶した在庫情報に一致するか否かを判
別する在庫確認手段4dを備えるものとなっている。こ
こでの所定期間は、一ヶ月や数カ月などが該当する。
【0010】この入庫予定情報は、母材製造部から送ら
れて来るものとなっている。また、加工設定手段4によ
って設定された母材1の情報と、在庫情報とに基づい
て、母材1の入庫および在庫を管理するための母材バラ
ンス表を作成するバランス表作成手段を備えるものとな
っている。
【0011】
【発明の作用効果】本発明によれば、作業者が、保管中
の各母材1に添付されている製品カード2のコードを、
読取手段8によって適宜読み取っていくだけで、切断加
工工程Aの入側a0に準備すべき母材1が自動的に判る
ので、作業者が、各母材1を注文書などと照合させなが
ら、切断加工工程Aの入側a0に準備すべき母材1を見
つけ出す場合よりも手間が掛からないうえ、切断加工工
程Aの入側a0に準備するまでの時間も短縮できる。し
かも、作業者は、通知された母材1を切断加工工程Aの
入側a0に準備するのであるから、作業者の勘違いなど
によって誤った母材1が、切断加工工程Aの入側a0に
準備されることがない。
【0012】読取手段8が読み取った母材1の製品カー
ド2のコードが、入庫予定情報に一致するか否かを判断
するようになっていると、入庫予定と異なる母材1が入
庫されて保管されることが防止されて、適正な母材1の
管理が行える。このうえで、入庫予定と実際に入庫され
た母材1との一致が自動的に判断されるので、作業者
が、入庫予定と実際に入庫された母材1との一致を確認
しなくても済み、この分だけ作業者の手間が軽減され
る。
【0013】所定期間毎に読取手段8によって実際に保
管している母材1の製品カード2のコードを読み取っ
て、実際に保管している母材1が在庫情報に一致するか
否かを判別するようになっていると、在庫情報の入力漏
れなどを防いで、適正な母材1の在庫管理が行えるう
え、作業者は、読取手段8によって母材1の製品カード
2のコードを読み取るだけでよいので、作業者の手間が
軽減される。
【0014】入庫予定情報が、母材1の製造を行った母
材製造部から送られて来ると、加工準備工程Eの管理装
置での入庫予定情報の入力手間が軽減されるとともに、
入力ミスの発生が軽減される。
【0015】加工設定手段4によって設定された母材1
の情報と、在庫情報とに基づいて、母材1の入庫および
在庫を管理するための母材バランス表が自動的に作成さ
れると、この母材バランス表によって母材1の入庫およ
び在庫の管理が図れる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1ないし図7は、本発明に係る
母材の加工準備工程での管理装置を示す。母材1は、母
材製造工場などにおける母材製造部において製造される
ものであり、母材製造部では、塗装鋼板に代表される金
属板、紙およびプラスチック板などの広幅の母材1を、
図2に示すごとくコイル状に巻いた状態に製造する。そ
して、母材1は、母材製造部から、切断加工工程Aを行
う加工工場Bに入庫されて保管される。保管された母材
1は、商社などの発注者からの注文に応じて切断加工工
程Aで規定の切断加工が行われたのち、注文先へ製品と
して出荷される。
【0017】母材1は、母材製造部から出庫する際に
は、コイル状の母材1の内周面などに製品カード2が貼
り付けられて添付される(図2参照)。製品カード2に
は、母材1の種類に関するデータ、つまり板厚、板幅、
長さおよび製品番号などを記載しているとともに、この
製品番号に相当するバーコードを備えている。製品番号
は、本社や母材製造工場などで予め設定される。
【0018】加工工場Bは、図1に示すごとく母材製造
部からの母材1の保管場所Cと、切断加工工程Aなどを
行う生産ラインaと、生産ラインaでの加工を終えた製
品を出荷まで保管する製品置場Dなどを備えている。そ
して、保管場所Cの母材1が、加工準備工程Eで生産ラ
インaの入側a0に準備されたのち、生産ラインaでの
切断加工工程Aが開始される。
【0019】生産ラインaは、図3に示すごとく、加工
準備工程Eで準備された母材1を巻き出すアンコイラー
部a1と、巻き出された母材1の巻きぐせなどを取り除
くレベラーa2と、母材1の側縁を切除するトリミング
加工や、母材1を規定の複数条に切断するスリット加工
などを行う切断加工部a3と、切断後の母材1を規定の
長さに剪断する剪断部a4と、この剪断後の製品を目視
して、手直しなどが必要な保留品(低級品)を排出する
検査部a5と、良品(上級品)の製品を所定枚数づつパ
レット3上に積層するパイリング部a6とを備えてい
る。そして、この良品の製品を載置したパレット3が製
品置場Dへ置かれたのち、良品の製品が各仕向け先にそ
れぞれ出荷される。
【0020】加工工場Bでは、マスターコンピュータ4
が、シーケンサなどからなる制御盤5を介して加工準備
工程E、切断加工工程Aおよび製品の出庫などを管理し
ている。マスターコンピュータ4は、図1に示すごとく
加工工場Bの事務所6などに配置されており、制御盤5
に対して例えばEIA規格RS−422の通信ラインで
接続される。制御盤5は、加工工場B内の適所に配置さ
れており、マスターコンピュータ4からの加工指示デー
タに基づいて生産ラインaの切断加工部a3や剪断部a
4に加工条件を設定する。また、制御盤5は、生産ライ
ンaの近傍などに配置された操作盤7と接続され、マス
ターコンピュータ4からのデータを操作盤7へ送るとと
もに、操作盤7での操作内容のデータをマスターコンピ
ュータ4へ送る。マスターコンピュータ4は、端末装置
である携帯式のハンドスキャナー(読取手段)8にデー
タをダウンロード、あるいはハンドスキャナー8が記憶
しているデータをアップロードするようになっている。
【0021】つまり、ハンドスキャナー8は、図4に示
すごとく製品カード2などのバーコードを読み取る読取
部8aと、マスターコンピュータ4とデータ交信する通
信部8bと、マスターコンピュータ4からのデータおよ
び読み取ったバーコードのデータなどを記憶する記憶部
8cと、読み取ったバーコードのデータを、記憶部8c
に記憶しているデータと一致するか否かの判断などを行
う制御部8dと、制御部8dからの信号に応じて音声な
どで作業者に通知する通知部8eと、各種のデータなど
を表示する表示部8fなどを有する。
【0022】マスターコンピュータ4は、図5に示すご
とくバーコードなどを読み取るスキャナー(読取部)4
aと、各種の設定などを行うためのキーボード4bと、
制御盤5やハンドスキャナー8などとデータ交信する通
信部4cと、商社などからの注文に応じて生産ラインa
の入側a0に準備する母材1や、加工指示などを設定す
る制御部4dと、母材1の入庫予定情報や在庫情報や保
管した母材1の種類などの各種のデータを記憶する記憶
部4eと、母材1のデータなどを表示する表示部4f
と、加工指示書などをプリントアウトするプリンタ4g
などを備えている。通信部4cは、生産ラインaの入側
a0に準備すべき母材1の情報(データ)をハンドスキ
ャナー8へダウンロードし、また、ハンドスキャナー8
が読み取った母材1の情報をアップロードする。
【0023】操作盤7は、図6に示すごとく製品カード
2のバーコードなどを読み取るスキャナー(読取部)7
aと、母材1の情報や加工内容などが表示される表示部
7bと、図7に示すごとく表示部7b上などに設けられ
て各種の操作を行う、例えばタッチ式の操作部7cと、
制御盤5を介してマスターコンピュータ4とデータ交信
する通信部7dなどを備えている。
【0024】加工工場Bでは、次のようにして加工準備
工程E、切断加工工程Aおよび出庫などを管理する。即
ち、母材製造部では、加工工場Bへの母材1の搬送が確
定した際に、板厚、板幅、長さ、色、材質および製品番
号などの母材1の種類を示すデータを電話回線などを介
してマスターコンピュータ4へ送信する。マスターコン
ピュータ4は、このデータを母材1の入庫予定情報とし
て記憶する。また、母材製造部では前述のように母材1
に製品カード2を貼り付ける。
【0025】加工工場Bでは、母材製造部から送られて
来た母材1が入庫した際に、作業者が、スキャナー4a
で各母材1の製品カード2のバーコードを読み取る。マ
スターコンピュータ4は、このバーコードを入庫予定情
報と照合して、このバーコードの母材1が入庫予定の母
材1であれば、この母材1の種類を示すデータなどを在
庫情報として記憶する。
【0026】一方、商社などから製品の受注に関するデ
ータが電話回線などを介してマスターコンピュータ4へ
送信された際には、マスターコンピュータ4は、注文先
の情報や、製品の規定の板厚、板幅、長さおよび梱包枚
数などの予め記憶されている製品に関する情報に基づい
て、受注契約情報を作成して記憶する。そして、作業者
が、受注契約情報に基づいて生産ラインaでの加工内容
の指示を入力すると、当該製品を加工するのに適合した
母材1の製品番号などがマスターコンピュータ4に表示
される。この表示された母材1は、場合によっては加工
に必要な母材1の個数よりも多く表示されるため、作業
者が、これらの母材1の中から加工すべき母材1を適宜
選択して入力し、また加工枚数を入力する。
【0027】するとマスターコンピュータ4は、加工す
べき母材1の製品番号、母材1の側縁のトリミング量、
母材1の切断幅および母材1の剪断寸法などを加工指示
情報として記憶するとともに、当該加工指示の内容を表
示した加工指示書を出力する。この加工指示書は、加工
指示の内容を特定するためのバーコードを備える。
【0028】加工準備工程Eに際して、ハンドスキャナ
ー8は、加工すべき母材1の製品番号などのデータが、
マスターコンピュータ4からダウンロードされて記憶し
ている。そして、作業者が、保管場所Cに置いてある母
材1の製品カード2のバーコードを、ハンドスキャナー
8で順に読み取る。ハンドスキャナー8は、読み取った
バーコードを、記憶している母材1の製品番号と照合し
て、読み取ったバーコードの母材1が、加工すべき母材
1に該当するか否かを判断し、該当すると判断した場合
には音声などで作業者に通知する。すると、作業者は、
当該母材1を生産ラインaのアンコイラー部a1にセッ
トする。加工すべき母材1が複数の場合には、ハンドス
キャナー8は、母材1のアンコイラー部a1にセットす
る順番を表示部8fに表示しており、作業者は、この順
番に母材1をアンコイラー部a1にセットする。
【0029】一方、加工準備工程Eののちに加工を開始
するため、作業者が、スキャナー7aで加工指示書のバ
ーコードを読み取ると、生産ラインaの操作盤7の表示
部7bに、加工指示書に対応する加工指示の内容が全て
表示される。そして、作業者が、操作盤7で加工指示の
内容を確認したのち、操作盤7の操作部7cを操作する
ことにより、生産ラインaの切断加工部a3および剪断
部a4に、加工指示の内容に応じた、母材1の切断幅お
よび剪断寸法などの加工条件が設定される。
【0030】次に、作業者は、スキャナー7aで、アン
コイラー部a1にセットされた母材1の製品カード2の
バーコードを読み取る。なお、操作盤7の表示部7bに
は、加工する母材1の一覧が表示される。そして、読み
取られたバーコードが、加工指示された母材1に該当す
る場合には、正しい母材1がセットされているので、母
材1の巻き出しが開始されて切断加工工程Aが開始す
る。マスターコンピュータ4は、この母材1の巻き出し
開始時刻を記憶しており、この巻き出し開始時刻から母
材1の終端が剪断部a4に到達するまでの時間を計時し
て、稼働率を算出して記憶している。この稼働率は、表
示部4fに表示したり、プリントアウトしたりすること
ができる。
【0031】パイリング部a6では、加工完了後の製品
がパレット3上に所定枚数積層されると、空のパレット
3に自動的に交換される。この際、操作盤7の操作部7
cを操作すると、マスターコンピュータ4が新たな製品
カード2を2枚出力する。この新たな製品カード2は、
最初に貼り付けられた製品カード2のバーコードに枝番
を付加したバーコードを備える。2枚の新たな製品カー
ド2は、例えば積層されて梱包された状態の製品に貼り
付けられる。
【0032】検査部a5において、製品に傷などの不良
箇所が発見された場合には、当該製品は手直しなどが必
要な保留品のため、作業者が、前記マスターコンピュー
タ4が作成した新たな製品カード2のバーコードを、ス
キャナー7aで読み取る。すると、マスターコンピュー
タ4は、保留表示した製品カード2を出力する。この保
留表示した製品カード2は、前記新たな製品カード2の
バーコードに枝番を付加したバーコードを備え、保留品
に貼り付けられる。保留品は、検査部a5から排出され
て手直しなどが行われ、再検したのちに製品となる。検
査部a5には、傷などの不良の種類を入力するための複
数のボタンスイッチが配置されており、マスターコンピ
ュータ4は、入力された不良の種類や、不良の発生時間
や、切断加工された製品に対する、保留表示した製品カ
ード2の出力の割合などに基づいて歩留まりを算出す
る。マスターコンピュータ4は、歩留まりなどの加工内
容の報告を、発注先の商社などへ送信する。
【0033】加工完了後の製品の出庫の際には、作業者
が、受注契約情報などに基づいて出庫指示をマスターコ
ンピュータ4に入力する。マスターコンピュータ4は、
出庫指示の内容に基づいて出庫指示情報を作成して記憶
し、この出庫指示情報から出庫指示書を出力する。マス
ターコンピュータ4は、出庫すべき製品の製品番号など
のデータをハンドスキャナー8にダウンロードして記憶
させる。
【0034】そして、作業者が、ハンドスキャナー8
で、製品置場Dに保管してある製品の製品カード2のバ
ーコードを読み取る。ハンドスキャナー8は、読み取っ
たバーコードを、記憶している製品の製品番号などのデ
ータと照合することで、読み取ったバーコードの製品
が、出庫すべき製品に該当するか否かを判断し、該当す
ると判断した場合には音声などで作業者に通知する。作
業者は、出庫すべき製品を出荷先別に荷揃えする。この
後、トラックなどに製品を積み込む際には、作業者が、
製品の製品カード2のバーコードをスキャナー7aで読
み取り、出庫すべき製品に該当するかを再確認する。製
品に貼り付けられた2枚の製品カード2のうち、1枚は
出庫までに取り外されて出荷管理に用いられる。マスタ
ーコンピュータ4は、この際の製品のデータを出荷実績
として記憶し、これに基づいて納品書や送り状などを出
力する。
【0035】一方、一ヶ月毎などのように所定期間毎
に、ハンドスキャナー8で、保管場所Cに保管されてい
る母材1の製品カード2、切断加工工程Aの入側a0に
準備した仕掛かりの母材1の製品カード2および製品置
場Dに置いてある製品の製品カード2のバーコードなど
をそれぞれ読み取り、このバーコードのデータをマスタ
ーコンピュータ4へアップロードする。マスターコンピ
ュータ4の在庫情報は、出庫情報などに基づいて調整さ
れており、マスターコンピュータ4は、前記所定期間毎
に読み取ったバーコードのデータと照合して、差異があ
れば当該差異を、例えばプリントアウトする。マスター
コンピュータ4は、前記在庫情報を、発注先の商社など
へ送信する。また、マスターコンピュータ4は、入庫予
定情報や、在庫情報などに基づいて、母材1の入庫およ
び在庫を管理するための母材バランス表を作成し、母材
製造部に送信する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る母材の加工準備工程などを示す概
略構成図である。
【図2】母材に添付した製品カードとハンドスキャナー
とを示す斜視図である。
【図3】切断加工工程を示す概略構成図である。
【図4】ハンドスキャナーのブロック構成図である。
【図5】マスターコンピュータのブロック構成図であ
る。
【図6】操作盤のブロック構成図である。
【図7】操作盤の操作部における表示部を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 母材 2 製品カード 4 マスターコンピュータ 5 制御盤 7 操作盤 8 ハンドスキャナー A 切断加工工程 E 加工準備工程 a 生産ライン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母材製造部で製造された複数種類のコイ
    ル状に巻かれた母材1が入庫されて保管され、この保管
    された母材1の中から、次の切断加工部で加工する所定
    の種類の母材1を、切断加工工程Aの入側a0に準備す
    る加工準備工程Eにおいて、 母材製造部では、母材1の種類を識別するためのコード
    を備えた製品カード2を、各母材1に予め添付してお
    り、 切断加工工程Aの入側a0に準備すべき母材1の種類を
    予め記憶した読取手段8によって、保管中の母材1の製
    品カードのコードを読み取り、読み取られた製品カード
    2の母材1が切断加工工程Aの入側a0に準備すべき母
    材1に該当する場合には、その旨を作業者に通知するこ
    とを特徴とする母材の加工準備工程での管理方法。
  2. 【請求項2】 母材製造部で製造された複数種類のコイ
    ル状に巻かれた母材1が入庫されて保管され、この保管
    された母材1の中から、次の切断加工部で加工する所定
    の種類の母材1を、切断加工工程Aの入側a0に準備す
    る加工準備工程Eを管理する管理装置であって、 切断加工工程Aの入側a0に準備すべき母材1の種類を
    設定する加工設定手段4と、母材製造部で母材1に添付
    され、且つ、母材1の種類を識別するためのコードを備
    えた製品カード2を読み取る読取手段8とを備えてお
    り、 読取手段8は、加工設定手段4で設定された母材1の種
    類を記憶する記憶手段8cと、読み取った製品カード2
    が、記憶手段8cに記憶している母材1の種類に該当す
    るか否かを判断する判断手段8dと、読み取った製品カ
    ード2の母材1が、記憶手段8cに記憶している母材1
    の種類に該当する場合には、その旨を通知する通知手段
    8fとを有することを特徴とする母材の加工準備工程で
    の管理装置。
  3. 【請求項3】 入庫予定の母材1の種類を入庫予定情報
    として予め記憶する入庫予定情報記憶手段4eと、読取
    手段8が読み取った母材1の製品カード2のコードが、
    入庫予定情報記憶手段4eに記憶した入庫予定情報に一
    致するか否かを判断する判断手段4dとを備えた請求項
    2記載の母材の加工準備工程での管理装置。
  4. 【請求項4】 母材製造部から送られて来た際に読み取
    った母材1の情報および切断加工工程Aの入側a0に準
    備した母材1の情報に基づいて得られた保管中の母材1
    の情報を、在庫情報として記憶する在庫情報記憶手段4
    eを備えており、 読取手段8によって所定期間毎に読み取った、実際に保
    管している母材1の製品カード2のコードに基づいて、
    実際に保管している母材1が、在庫情報記憶手段4aに
    記憶した在庫情報に一致するか否かを判別する在庫確認
    手段4dを備えた請求項3記載の母材の加工準備工程で
    の管理装置。
  5. 【請求項5】 入庫予定情報が、母材製造部から送られ
    て来る請求項3又は4記載の母材の加工準備工程での管
    理装置。
  6. 【請求項6】 加工設定手段4によって設定された母材
    1の情報と、在庫情報とに基づいて、母材1の入庫およ
    び在庫を管理するための母材バランス表を作成するバラ
    ンス表作成手段を備えた請求項4又は5記載の母材の加
    工準備工程での管理装置。
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