JP2001299938A - 交互出力マイクロ波治療器 - Google Patents

交互出力マイクロ波治療器

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JP2001299938A
JP2001299938A JP2000118917A JP2000118917A JP2001299938A JP 2001299938 A JP2001299938 A JP 2001299938A JP 2000118917 A JP2000118917 A JP 2000118917A JP 2000118917 A JP2000118917 A JP 2000118917A JP 2001299938 A JP2001299938 A JP 2001299938A
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Atsushi Nakasaki
中崎篤志
Norio Kinoshita
木下典郎
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Minato Medical Science Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】マイクロ波治療器の2系統の出力を同時に出力
しても、相互干渉のない、安全で効果的な治療が可能な
治療器を提供することを目的とする。 【構成】交流入力を昇圧する高圧トランスと、この高圧
トランスの出力を整流する整流回路と、この整流回路の
出力を陽極電圧として使用してマイクロ波を発振するマ
グネトロンと、マグネトロンで発振させたマイクロ波を
照射する照射部とから構成されるマイクロ波発生部を、
2系統有するマイクロ波治療器において、2つの高圧ト
ランスを逆極性に接続して、マグネトロンの陽極に供給
する電圧に180度の位相差を与えるようにした。 【効果】2系統のマイクロ波発生部から、位相が180
度ずれて出力されるので、同じ患部に照射しても電磁波
の干渉が無く、安全で効果的な治療が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、理学診療で使用され
る、出力が2系統のマイクロ波治療器の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波治療器は、図2(A)に示す
ように、高圧トランス21と、整流回路22と、マグネ
トロン23と、照射部24とから構成される。AC10
0Vの交流入力は高圧トランス21で昇圧された後、整
流回路32で整流され、マグネトロン23の陽極に供給
され、マグネトロン23の陽極電圧が発振電圧を超える
とマグネトロン23が発振し、マイクロ波を発生する。
発生したマイクロ波は照射部24から照射される。交流
入力とマイクロ波発振のタイミング図を図2(B)に示
す。図には、交流入力と、高圧トランスの出力、マグネ
トロンの出力を示している。このように、マイクロ波
は、交流入力の1サイクルに1回発振する。
【0003】実際の臨床では、医療効率や価格の面か
ら、図3(A)に示すような、2系統の出力を有するマ
イクロ波治療器が多用される。これは、図2(A)のマ
イクロ波発生部を2系統、並列にして用いたものであ
る。このため、2つのマイクロ波は、図3(B)のよう
に、同じタイミングで発振する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 マイクロ波治療器は
生体を効率よく加温するので、温熱治療器として広く用
いられているが、照射されたマイクロ波は直進するの
で、マイクロ波が届かない影の部分を加温することはで
きない。このため、膝や足関節等を加温するときには、
図3(A)のような2出力の装置を用い、2つの照射部
で患部の両側から挟むようにして、両方の照射部から同
時にマイクロ波を照射して治療する方法がとられてい
る。しかし、患部に2つのマイクロ波を同時に照射する
と、2つの電波が干渉してホットスポットという電界強
度の強い部分が発生し、火傷を起こすことがあり、臨床
上の大きな問題であった。
【0005】これを解決するため、特開平9−2390
40は、図4に示すような回路構成にして、両方の交流
入力側に設けたSSR(ソリッドステートリレー)45
と50を制御部51で制御し、図4(B)に示すよう
に、2つのマイクロ波を交互に照射するようにしてい
る。つまり、一方からマイクロ波を照射しているときは
もう一方の出力を停止するようにし、交互に照射するよ
うにしている。このように交互照射をおこなうと電波の
干渉は無くなるが、交流入力の数サイクル毎にマイクロ
波を発振したり停止したりするため、平均パワーは小さ
くなる。また、発振停止中に血流や放熱によって温度が
低下するので、加温効果が低下する。これを補うに余分
な加温が必要となり、生体に余分な負荷をかけることに
なり、安全上、好ましくない。しかも制御部を必要とす
るため、価格面で割高になり、故障率が増加し、操作も
複雑になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、高圧
トランスと、整流回路と、マグネトロンと、照射部とを
有するマイクロ波発生部を2系統、並列に接続し、しか
も、従来とは異なり、2つの高圧トランスを逆極性にす
ることで、2つのマグネトロンの陽極電圧に180度の
位相差を持たせ、2つのマイクロ波を交互に出力するよ
うにした。
【0007】
【作用】本発明により、2系統のマイクロ波発生部を同
時に作動させても、2つのマイクロ波は交互に照射され
るので、2系統の照射部から1カ所に照射しても、電波
干渉は発生しない。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1に示す。図1の(A)
は回路構成図で、(B)はマイクロ波発振のタイミング
図である。第1系統のマイクロ波発生部は、交流入力
(AC100V)を高電圧に昇圧する高圧トランス1
と、高圧トランス1の出力を整流する整流回路2と、整
流回路2の出力を陽極電圧とするマグネトロン3と、マ
グネトロン3で発振したマイクロ波を照射する照射部4
から構成される。同様に、第2系統のマイクロ波発生部
は、高圧トランス5、整流回路6、マグネトロン7、照
射部8から構成される。交流入力側から見て、第1系統
のマイクロ波発生部と第2系統のマイクロ波発生部とは
並列に、しかし、高圧トランス1と5の極性は逆に、接
続されている。従来の装置は、2つのマイクロ波発生部
をそのまま並列に接続しただけであったので、2つのト
ランスの極性も揃っており、2系統の出力は同位相であ
った点が本発明と異なる。
【0009】装置を作動させると、第1系統のマイクロ
波発生部では、交流入力は高圧トランス1で昇圧され、
整流回路2で整流され、マグネトロン3の陽極に印加さ
れ、陽極電圧がマグネトロン3の発振閾値を超えると、
マグネトロン3は発振してマイクロ波を発生し、照射部
4から照射される。一方、第2系統のマイクロ波発振部
でも、交流入力は高圧トランス5で昇圧され、整流回路
6で整流され、マグネトロン7の陽極に印加され、陽極
電圧がマグネトロン7の発振閾値を超えると、マグネト
ロン7は発振し、発振したマイクロ波は照射部8から照
射される。しかし、2つの高圧トランス1と5は、極性
を逆に接続しているため、2つの高圧トランスの出力
は、図1(B)のタイミング図に示すように、位相が1
80゜ずれており、このため、2つのマグネトロン3と
7は180゜の位相差で発振する。つまり、2つのマイ
クロ波は交互に照射される。
【0010】従来は、図3と図4に示すようなマイクロ
波治療器が使用されていた。しかし、前述のように、図
3の方法は、効率よく患部を加温できるという特長はあ
るが、電波が干渉し、患部にホットスポットを生じる可
能性があるので危険であるという問題があった。一方、
図4の方法では、片側の照射部で加温している間、もう
一方の照射部の出力を停止しているため、電波干渉が無
く安全であるという特長はあるが、平均電力は小さくな
り、加温効果が低下するという問題があった。これに対
し、本発明の装置は、従来の図3の装置と同じ量のエネ
ルギーを供給することができ、しかも図4の装置と同様
に電波の干渉は無い。つまり、本発明は、従来の問題点
は解決し、しかも従来の特長は維持している。
【0011】
【発明の効果】本発明によると、2系統のマイクロ波発
生部から交互にマイクロ波を発生させることができるの
で、2つの照射部から同じ部位に照射してもマイクロ波
は干渉せず、ホットスポットは発生しないので、これに
よる火傷の可能性は無くなり、安全で効果的な温熱治療
が可能である。また、本発明によると、図4の装置のよ
うに交互に出力を停止させる必要はないので、加温機能
は、図4に示す装置よりも高く、図3に示す装置と同等
であり、十分な加温効果を得ることができる。
【0012】しかも、回路構成は図3と同様に簡単であ
り、図4の装置のように制御部を追加する必要はないの
で、低価格で故障率が少なく、操作は簡単である。この
ように、本発明による装置は、温熱治療効果、安全性、
価格、故障率、操作性等、従来の問題を解決し、しかも
従来の長所は備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明によるマイクロ波治療器の構成
図の例であり、(B)はマイクロ波発振のタイミング図
である。
【図2】(A)は出力が1系統のマイクロ波治療器の構
成図であり、(B)はマイクロ波発生のタイミング図で
ある。
【図3】(A)は、従来の、出力が2系統のマイクロ波
治療器の構成図であり、(B)はマイクロ波発振のタイ
ミング図である。
【図4】(A)は従来の交互発振型マイクロ波治療器の
構成図であり、(B)はそのマイクロ波発振のタイミン
グ図である。
【符号の説明】
41,46・・・高圧トランス 2、6、22、32、36、42、47・・・整流回路 48・・・マグネトロン 4、8,24、34、38、44、49・・・照射部 45,50・・・SSR 51・・・・・・制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流入力を昇圧する高圧トランスと、前記
    高圧トランスの出力を整流する整流回路と、前記整流回
    路の出力を陽極電圧としてマイクロ波を発振するマグネ
    トロンと、マグネトロンで発振させたマイクロ波を照射
    する照射部等で構成されるマイクロ波発生部を2系統有
    するマイクロ波治療器において、2つの高圧トランスの
    極性をお互いに逆に接続することで、2つのマグネトロ
    ンが発振する位相を180度ずらし、2つのマイクロ波
    を交互に出力するようにした、マイクロ波治療器。
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