JPH06188085A - マイクロ波放電無電極光源装置 - Google Patents
マイクロ波放電無電極光源装置Info
- Publication number
- JPH06188085A JPH06188085A JP35570292A JP35570292A JPH06188085A JP H06188085 A JPH06188085 A JP H06188085A JP 35570292 A JP35570292 A JP 35570292A JP 35570292 A JP35570292 A JP 35570292A JP H06188085 A JPH06188085 A JP H06188085A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microwave
- magnetrons
- electrodeless lamp
- microwave power
- power supply
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- Pending
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- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】マイクロ波放電無電極光源装置において、無電
極ランプの発光のちらつきや放電停止に至ることを抑制
し、所望の光出力を得るため無電極ランプに供給される
マイクロ波電力を連続にする。被照射面の光強度を均一
にするため、無電極ランプを均一に発光させる。 【構成】（１）マイクロ波電力供給源として２台のマグ
ネトロンを使用する。（２）マグネトロンへ供給する直
流高電圧の整流方式に半波倍電圧方式を用いる。 （３）高電圧発生変圧器の出力位相を互いに１８０度ず
らすことで、無電極ランプへは連続してマイクロ波電力
を供給する。（４）それぞれのマグネトロンからマイク
ロ波電力を供給する給電口を互いに独立して設けた。
極ランプの発光のちらつきや放電停止に至ることを抑制
し、所望の光出力を得るため無電極ランプに供給される
マイクロ波電力を連続にする。被照射面の光強度を均一
にするため、無電極ランプを均一に発光させる。 【構成】（１）マイクロ波電力供給源として２台のマグ
ネトロンを使用する。（２）マグネトロンへ供給する直
流高電圧の整流方式に半波倍電圧方式を用いる。 （３）高電圧発生変圧器の出力位相を互いに１８０度ず
らすことで、無電極ランプへは連続してマイクロ波電力
を供給する。（４）それぞれのマグネトロンからマイク
ロ波電力を供給する給電口を互いに独立して設けた。
Description
【０００１】
【０００１】
【０００２】
【産業上の利用分野】本発明は、２台のマグネトロンを
用い、無電極ランプへのマイクロ波電力の供方法を改良
したマイクロ波放電無電極光源装置に関するものであ
る。
用い、無電極ランプへのマイクロ波電力の供方法を改良
したマイクロ波放電無電極光源装置に関するものであ
る。
【０００３】
【０００２】
【０００４】
【従来の技術】従来から無電極光源装置のマイクロ波発
生源としてマグネトロンが使用されている。図２は従来
技術の構成を示す。空洞共振器４の内部に収納した無電
極ランプ１に、マグネトロン２からのマイクロ波電力を
導波管３を通して供給するようになっている。なお、図
中５は金属網である。
生源としてマグネトロンが使用されている。図２は従来
技術の構成を示す。空洞共振器４の内部に収納した無電
極ランプ１に、マグネトロン２からのマイクロ波電力を
導波管３を通して供給するようになっている。なお、図
中５は金属網である。
【０００５】
【０００３】
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】マグネトロンでマイク
ロ波を発生させるためには、その陰極と陽極間に直流高
電圧を印加する必用があるが、通常、家庭の調理用電子
レンジに使用されているマグネトロンでは直流高電圧を
得る電気回路の整流方式として半波倍電圧整流方式が一
般的である。なぜなら、この方式は回路構成素子が少な
く経済的であるためである。半波倍電圧整流回路の一例
を図４に示す。図中においてＴ１は磁気漏れ変圧器、Ｔ
２は高電圧発生磁気漏れ変圧器、Ｃはコンデンサ、ＳＲ
は整流素子、ＭＧはマグネトロンである。
ロ波を発生させるためには、その陰極と陽極間に直流高
電圧を印加する必用があるが、通常、家庭の調理用電子
レンジに使用されているマグネトロンでは直流高電圧を
得る電気回路の整流方式として半波倍電圧整流方式が一
般的である。なぜなら、この方式は回路構成素子が少な
く経済的であるためである。半波倍電圧整流回路の一例
を図４に示す。図中においてＴ１は磁気漏れ変圧器、Ｔ
２は高電圧発生磁気漏れ変圧器、Ｃはコンデンサ、ＳＲ
は整流素子、ＭＧはマグネトロンである。
【０００７】
【０００４】この場合、商用周波数の電気的交流入力、
マグネトロンの出力、及び無電極ランプへのマイクロ波
入力のタイムチャートは図６のようになっている。すな
わち無電極ランプに供給されるマイクロ波電力は商用周
波数の半周期毎に断続する。これはマグネトロンの陰
極、陽極間にかける直流高電圧として高電圧発生変圧器
の出力電圧の半周期分だけを利用しているためである。
したがって無電極ランプの発光はちらつき、ときとして
放電停止に至る場合があった。また、マグネトロンで発
生したマイクロ波電力は導波管を通り給電口より無電極
ランプに供給されるのであるが、その際、共振器内で給
電口付近に配された無電極ランプは強く発光するが、給
電口より離れて配されたランプの発光は弱くなり全体と
して被照射面の光強度の均一性に問題があった。
マグネトロンの出力、及び無電極ランプへのマイクロ波
入力のタイムチャートは図６のようになっている。すな
わち無電極ランプに供給されるマイクロ波電力は商用周
波数の半周期毎に断続する。これはマグネトロンの陰
極、陽極間にかける直流高電圧として高電圧発生変圧器
の出力電圧の半周期分だけを利用しているためである。
したがって無電極ランプの発光はちらつき、ときとして
放電停止に至る場合があった。また、マグネトロンで発
生したマイクロ波電力は導波管を通り給電口より無電極
ランプに供給されるのであるが、その際、共振器内で給
電口付近に配された無電極ランプは強く発光するが、給
電口より離れて配されたランプの発光は弱くなり全体と
して被照射面の光強度の均一性に問題があった。
【０００８】
【０００５】そこで、無電極ランプの発光のちらつきや
放電停止に至ることを抑制し、所望の光出力を得るため
無電極ランプに供給されるマイクロ波電力を連続にし、
また、被照射面の光強度を均一にするため無電極ランプ
を均一に発光させることが課題となっている。
放電停止に至ることを抑制し、所望の光出力を得るため
無電極ランプに供給されるマイクロ波電力を連続にし、
また、被照射面の光強度を均一にするため無電極ランプ
を均一に発光させることが課題となっている。
【０００９】
【０００６】
【００１０】
【課題を解決するための手段】このために本発明による
マイクロ波無電極点灯装置は、マイクロ波電力供給源と
して２台のマグネトロンを使用し、これへ供給する直流
高電圧の整流方式に半波倍電圧方式を用い、高電圧発生
変圧器の出力位相を互いに１８０度ずらすことで、無電
極ランプへは連続してマイクロ波電力を供給できるよう
にしたことを特徴とする。また、無電極ランプの発光を
均一にするため、独立して２つの給電口を設けたことを
特徴とする。
マイクロ波無電極点灯装置は、マイクロ波電力供給源と
して２台のマグネトロンを使用し、これへ供給する直流
高電圧の整流方式に半波倍電圧方式を用い、高電圧発生
変圧器の出力位相を互いに１８０度ずらすことで、無電
極ランプへは連続してマイクロ波電力を供給できるよう
にしたことを特徴とする。また、無電極ランプの発光を
均一にするため、独立して２つの給電口を設けたことを
特徴とする。
【００１１】
【０００７】
【００１２】
【作用】無電極ランプへのマイクロ波電力供給源として
２台のマグネトロンを用い、これの直流高電圧電源の整
流方式を半波倍電圧方式とし、高電圧発生変圧器の出力
位相を互いに１８０度ずらすことによって無電極ランプ
に供給されるマイクロ波電力は連続となる。このため無
電極ランプの発光のちらつきはなくなり所望の光出力を
得ることができる。また共振器壁に設けられたマイクロ
波給電口を２つにすることで無電極ランプの発光は均一
となる。
２台のマグネトロンを用い、これの直流高電圧電源の整
流方式を半波倍電圧方式とし、高電圧発生変圧器の出力
位相を互いに１８０度ずらすことによって無電極ランプ
に供給されるマイクロ波電力は連続となる。このため無
電極ランプの発光のちらつきはなくなり所望の光出力を
得ることができる。また共振器壁に設けられたマイクロ
波給電口を２つにすることで無電極ランプの発光は均一
となる。
【００１３】
【０００８】
【００１４】
【実施例】以下本発明を実施例を用いて説明する。
【００１５】
【０００９】図１に本発明による無電極光源装置の構成
を示す。空洞共振器４の内部に収納した無電極ランプ１
に２台のマグネトロン２Ａ、２Ｂからのマイクロ波電力
をそれぞれ導波管３Ａ、３Ｂを通して供給するようにな
っている。
を示す。空洞共振器４の内部に収納した無電極ランプ１
に２台のマグネトロン２Ａ、２Ｂからのマイクロ波電力
をそれぞれ導波管３Ａ、３Ｂを通して供給するようにな
っている。
【００１６】
【００１０】但し２台のマグネトロンに供給される直流
高電圧の発生には半波倍電圧整流回路を用い、高電圧発
生変圧器の極性ないし入力位相を反転させている。本方
式の回路の一例を図３に示す。本方式によるタイムチャ
ートは図５のようになっている。
高電圧の発生には半波倍電圧整流回路を用い、高電圧発
生変圧器の極性ないし入力位相を反転させている。本方
式の回路の一例を図３に示す。本方式によるタイムチャ
ートは図５のようになっている。
【００１７】
【００１１】この場合は、無電極ランプへのマイクロ波
電力供給の役割を２台のマグネトロンが商用周波数の半
周期毎に交互に受け持つようになり、ひいては連続した
マイクロ波電力の供給が可能となった。このため無電極
ランプの発光のちらつきはなくなり所望の光出力を得る
ことができた。
電力供給の役割を２台のマグネトロンが商用周波数の半
周期毎に交互に受け持つようになり、ひいては連続した
マイクロ波電力の供給が可能となった。このため無電極
ランプの発光のちらつきはなくなり所望の光出力を得る
ことができた。
【００１８】
【００１２】また、２台のマグネトロンで発生したマイ
クロ波電力は、それぞれの導波管内を通り、共振器壁に
位置を異にして設けられたそれぞれの給電口から無電極
ランプへ供給されるため、無電極ランプの発光は均一と
なった。
クロ波電力は、それぞれの導波管内を通り、共振器壁に
位置を異にして設けられたそれぞれの給電口から無電極
ランプへ供給されるため、無電極ランプの発光は均一と
なった。
【００１９】
【００１３】
【００２０】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により無電極
ランプに供給されるマイクロ波電力は連続となり、無電
極ランプの発光のちらつきはなくなり所望の光出力を得
ることができる。また共振器壁に設けられたマイクロ波
給電口を２つにしたため無電極ランプの発光は均一とな
った。
ランプに供給されるマイクロ波電力は連続となり、無電
極ランプの発光のちらつきはなくなり所望の光出力を得
ることができる。また共振器壁に設けられたマイクロ波
給電口を２つにしたため無電極ランプの発光は均一とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による無電極光源装置の構成図。
【図２】従来の無電極光源装置の構成図。
【図３】本発明の、２台のマグネトロンを用いた場合の
回路結線図の一例を示した図。
回路結線図の一例を示した図。
【図４】半波倍電圧整流回路の一例を示した図。
【図５】本発明のマイクロ波放電無電極光源装置の電源
で、商用周波の交流入力、マグネトロンの出力、及び無
電極ランプへのマイクロ波入力のタイムチャートを示し
た図。
で、商用周波の交流入力、マグネトロンの出力、及び無
電極ランプへのマイクロ波入力のタイムチャートを示し
た図。
【図６】従来のマイクロ波放電無電極光源装置の電源
で、商用周波数の交流入力、マグネトロン出力、及び無
電極ランプへのマイクロ波入力のタイムチャートを示し
た図。
で、商用周波数の交流入力、マグネトロン出力、及び無
電極ランプへのマイクロ波入力のタイムチャートを示し
た図。
１ 無電極ランプ ２Ａ マグネトロン ２Ｂ マグネトロン ３Ａ 導波管 ３Ｂ 導波管 ４ 空洞共振器 ５ 金属網 Ｔ１ 磁気漏れ変圧器 Ｔ２ 高電圧発生磁気漏れ変圧器 Ｃ コンデンサ ＳＲ 整流素子 ＭＧ Ａ マグネトロン ＭＧ Ｂ マグネトロン
Claims (2)
- 【請求項１】空胴共振器の内部に配設された無電極ラン
プへのマイクロ波電力供給源として２台のマグネトロン
を用い、これの直流高電圧電源の整流方式を半波倍電圧
方式とし高電圧発生変圧器の出力位相を互いに１８０度
ずらし、連続してマイクロ波電力を無電極ランプへ供給
できるようにしたマイクロ波放電無電極光源装置。 - 【請求項２】空胴共振器壁には２つのマイクロ波給電口
が独立して設けられており、その内のひとつの給電口は
一方のマグネトロンからマイクロ波電力を供給するため
の給電口であり、もう一つの給電口は他方のマグネトロ
ンからマイクロ波電力を供給するための給電口であるこ
とを特徴とする請求項１記載のマイクロ波放電無電極光
源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35570292A JPH06188085A (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | マイクロ波放電無電極光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35570292A JPH06188085A (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | マイクロ波放電無電極光源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06188085A true JPH06188085A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18445332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35570292A Pending JPH06188085A (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | マイクロ波放電無電極光源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06188085A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010056394A (ko) * | 1999-12-15 | 2001-07-04 | 구자홍 | 무전극램프의 다중 구동 시스템 |
| JP2001299938A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-30 | Minato Ikagaku Kk | 交互出力マイクロ波治療器 |
| US6509656B2 (en) | 2001-01-03 | 2003-01-21 | Fusion Uv Systems | Dual magnetrons powered by a single power supply |
| JP2003510773A (ja) * | 1999-09-20 | 2003-03-18 | ノードソン コーポレーション | 紫外線を生成する装置および方法 |
| KR100451358B1 (ko) * | 2002-03-04 | 2004-10-06 | 주식회사 엘지이아이 | 마이크로파를 이용한 조명장치의 전원 공급 장치 |
| US6828696B2 (en) | 2002-07-03 | 2004-12-07 | Fusion Uv Systems, Inc. | Apparatus and method for powering multiple magnetrons using a single power supply |
| WO2007052827A1 (ja) * | 2005-11-01 | 2007-05-10 | Seiko Epson Corporation | プロジェクタ |
-
1992
- 1992-12-17 JP JP35570292A patent/JPH06188085A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003510773A (ja) * | 1999-09-20 | 2003-03-18 | ノードソン コーポレーション | 紫外線を生成する装置および方法 |
| JP4901041B2 (ja) * | 1999-09-20 | 2012-03-21 | ノードソン コーポレーション | 紫外線を生成する装置および方法 |
| KR20010056394A (ko) * | 1999-12-15 | 2001-07-04 | 구자홍 | 무전극램프의 다중 구동 시스템 |
| JP2001299938A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-30 | Minato Ikagaku Kk | 交互出力マイクロ波治療器 |
| US6509656B2 (en) | 2001-01-03 | 2003-01-21 | Fusion Uv Systems | Dual magnetrons powered by a single power supply |
| KR100451358B1 (ko) * | 2002-03-04 | 2004-10-06 | 주식회사 엘지이아이 | 마이크로파를 이용한 조명장치의 전원 공급 장치 |
| US6828696B2 (en) | 2002-07-03 | 2004-12-07 | Fusion Uv Systems, Inc. | Apparatus and method for powering multiple magnetrons using a single power supply |
| WO2007052827A1 (ja) * | 2005-11-01 | 2007-05-10 | Seiko Epson Corporation | プロジェクタ |
| JP5040659B2 (ja) * | 2005-11-01 | 2012-10-03 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクタ |
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