JP2001299529A - 照明装置およびショーケース - Google Patents

照明装置およびショーケース

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JP2001299529A JP2000126837A JP2000126837A JP2001299529A JP 2001299529 A JP2001299529 A JP 2001299529A JP 2000126837 A JP2000126837 A JP 2000126837A JP 2000126837 A JP2000126837 A JP 2000126837A JP 2001299529 A JP2001299529 A JP 2001299529A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】展示物の鑑賞の障害とならず、配光制御が容易
で、メンテナンスが容易な照明装置およびショーケース
を提供する。 【解決手段】展示物収納部の前面1、背面2、両側面
3、4および上面5を透明に形成した展示ショーケース
に設置する照明装置であって、鑑賞の妨げとならない位
置に設置した光源装置7と、この光源装置7の光を展示
物収納部9の所定の位置まで導光する透明の導光部材6
と、この導光部材6の導光光を展示物13に照射する方
向に制御する光制御部材8とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、展示ショーケー
スの照明に用いる照明装置およびショーケースに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】第1の従来例を図28に示す。すなわち
展示用のショーケース202の上方の建物の天井200
に設けた別置のスポットライト、ダウンライト等の光源
201でショーケース202の内部を照明するものであ
る。
【0003】第2の従来例を図29に示す。すなわち、
第1の従来例においてさらに補助照明として、ケース土
台に設置した光源装置203から光ファイバ204を、
ケース202の底部から突出させて設置した金属製パイ
プ205内を通して設置し、パイプ205の上端に設け
た反射鏡206で照射方向を制御してショーケース20
2内部を照明するものである。また金属パイプ205、
反射鏡206の代わりに金属フレキシブルチューブを用
いたものもある。
【0004】第3の従来例を図30、図31に示す。図
30は全周展示のタイプ、図31は片面展示の覗きケー
スである。ケース202の天井部207に光源収納ボッ
クスを設け乳白パネル208を介してケース202の内
部を照明するものである。
【0005】第4の従来例を図32に示す。光源装置2
03を土台内部に設置し、光ファイバ204を金属製パ
イプで形成された透明部材固定用枠209の内部を通し
てケース202の上部に導き、ケース202の上部から
照明するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の従来例
は、ショーケース202と光源201が分離しているた
め、レイアウト変更が不便であり、ケース202と光源
201を個々に移動させる必要があり、天井に光源20
1を設置できる所にしか移動できない。また光源201
とショーケース202の間隔が大きいため配光制御が困
難であり、ショーケース202を形成する透明部材によ
る反射・屈折により、ケース202の底面に影やエッジ
が出やすい。また光源201が高所に設置されるためメ
ンテナンスが不便である。
【0007】第2の従来例は金属パイプ205が展示物
鑑賞の障害となり、ケース202の上部にまでパイプ2
05を延ばせない。
【0008】第3の従来例は、光源ボックスがケース天
井部207にあるため、メンテナンスが不便であり、ケ
ース202の内部へ赤外線も同時に放射されるため、ケ
ース内の温度が上昇し、ケース202の天井部207が
不透明となるため、展示物の鑑賞の障害となる。
【0009】第4の従来例は、金属パイプを用いた透明
部材固定用枠209が展示物の鑑賞の障害となる。
【0010】したがって、この発明の目的は、展示物の
鑑賞の障害とならず、配光制御が容易で、メンテナンス
が容易な照明装置およびショーケースを提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の照明装置
は、展示物収納部の前面、背面、両側面および上面の少
なくとも一部を透明に形成した展示ショーケースに設置
する照明装置であって、鑑賞の妨げとならない位置に設
置した光源装置と、この光源装置の光を前記展示物収納
部の所定の位置まで導光する透明の導光部材と、この導
光部材の少なくとも一部の導光光を展示物に照射する方
向に制御する光制御部材とを備えたものである。
【0012】請求項1記載の照明装置によれば、導光部
材は透明であるため展示物鑑賞の障害とならず、美観を
損ねない。導光部材によりケース上部まで容易に導光で
き、ケースの天井部が透明でも導光部材を設置できる。
また光制御部材により配光制御が容易になり、さらに光
源装置を鑑賞の妨げとならない位置に設置することによ
りメンテナンスを容易にできる。
【0013】請求項2記載の照明装置は、展示物収納部
の前面、背面、両側面及び上面の少なくとも一部を透明
に形成した展示ショーケースに設置する照明装置であっ
て、底面の任意の位置からショーケースの内部に設置さ
れた透明の導光部材と、前記導光部材の少なくとも一部
の導光光を展示物に照射する方向に制御する光制御部材
と、前記導光部材の下端から光を導入させる光源装置と
を備えたものである。
【0014】請求項2記載の照明装置によれば、請求項
1と同様な効果がある。
【0015】請求項3記載の照明装置は、請求項2にお
いて、前記導光部材を板状としたものである。
【0016】請求項3記載の照明装置によれば、請求項
2と同様な効果がある。
【0017】請求項4記載の照明装置は、請求項3にお
いて、前記板状の導光部材が前記展示ショーケースの内
面に略沿って設けられるものである。
【0018】請求項4記載の照明装置によれば、請求項
3と同様な効果がある。
【0019】請求項5記載の照明装置は、展示物収納部
の前面、背面、両側面および上面の少なくとも一部を透
明に形成した展示ショーケースに設置する照明装置であ
って、展示ショーケースの展示物収納部の背面に近接し
て前記展示ショーケース土台内から高さ方向に沿って設
置された透明の導光部材と、前記導光部材の少なくとも
一部の導光光を展示物に照射する方向に制御する光制御
部材と、前記導光部材の下端から光を導入させる光源装
置とを備えたものである。
【0020】請求項5記載の照明装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、光源ボックスが展示物収納部内
からなくし、天面も完全に透明にできるため、鑑賞領域
が広がる。また光源装置が展示ショーケースの土台に位
置するため、メンテナンスが容易であり、メンテナンス
時に展示環境を損ねない。
【0021】請求項6記載の照明装置は、展示物収納部
の前面、背面、両側面及び上面の少なくとも一部を透明
部材で形成した展示ショーケ−スに設置する照明装置で
あって、前記透明部材の少なくとも1つが導光部材を兼
ねると共に、前記導光部材の少なくとも一部の導光光を
展示物を照射する方向に制御する光制御部材と、前記導
光部材の端部から光を導入させる光源装置とを備えたも
のである。
【0022】請求項6記載の照明装置によれば、請求項
1と同様な効果とともに、透明部材が導光部材を兼ねる
ため、コストを低減でき、展示物収納部内に無駄なパー
ツがなく、より一層鑑賞を妨げない。
【0023】請求項7記載の照明装置は、展示物収納部
の前面、背面、両側面及び上面の少なくとも一部を透明
に形成した展示ショーケースに設置する照明装置であっ
て、底面の少なくとも1つの角から前記展示ショーケー
スの高さ方向に沿って、前記展示ショーケースの角に近
接して設置された透明の棒状の導光部材と、前記導光部
材の少なくとも一部の導光光を展示物を照射する方向に
制御する光制御部材と、前記導光部材の下端から光を導
入させる光源装置とを備えたものである。
【0024】請求項7記載の照明装置によれば、請求項
1と同様な効果とともに、導光部材が展示物収納部の隅
に位置するので、より一層鑑賞を妨げない。
【0025】請求項8記載の照明装置は、請求項7おい
て、導光部材の断面形状が、ケース内の角に近接するよ
うな多角形形状であるものである。
【0026】請求項8記載の照明装置によれば、請求項
7と同様な効果のほか、展示物収納部のケースの隅にフ
ィットし、略一体化した状態となるため、より展示物の
鑑賞を損ねない。
【0027】請求項9記載の照明装置は、請求項1また
は請求項2において、光源装置からの光の入射端である
導光部材の一端は前記ショーケースの土台内に有り、前
記導光部材は展示物収納部内で略90度折れ曲がった構
造であり、かつ前記導光部材の前記折れ曲がり部の外側
は45度の鏡面処理が施された平面であり、前記導光部
材の表面を平滑としたものである。
【0028】請求項9記載の照明装置によれば、請求項
1または請求項2と同様な効果のほか、展示物の下面の
照明が容易にでき、また導光部材は殆ど光らず透明であ
るので鑑賞を妨げず目的の場所を効果的に照明できる。
【0029】請求項10記載の照明装置は、請求項1ま
たは請求項2において、展示物収納部の天面に別の光制
御部材が設けられ、前記光制御部材で天面の方向に照射
された光が前記別の光制御部材で制御されて下方の展示
物を照明するものである。
【0030】請求項10記載の照明装置によれば、請求
項1と同様な効果のほか、展示物をその真上方向から効
果的に照明できる。
【0031】請求項11記載の照明装置は、請求項1ま
たは請求項2において、前記導光部材の任意位置の側面
に光出射部を設けたものである。
【0032】請求項11記載の照明装置によれば、請求
項1または請求項2と同様な効果のほか、任意の高さか
ら照明でき、複数の位置から照明することができる。
【0033】請求項12記載の照明装置は、請求項11
において、前記光出射部が、導光部材における前記展示
ショーケースの透明部材側側面の任意の位置に任意の幅
の拡散反射部材を設置しているものである。
【0034】請求項12記載の照明装置によれば、請求
項11と同様な効果のほか、さらに容易に任意の位置か
ら照明することができる。
【0035】請求項13記載の照明装置は、請求項11
において、前記光出射部が、導光部材の展示物側側面の
任意の位置に任意の幅で、導光部材と同材質の接着剤を
介してプリズムを設置しているものである。
【0036】請求項13記載の照明装置によれば、第1
1の実施の形態と同様の効果があるほか、配光制御が容
易になる。
【0037】請求項14記載の照明装置は、請求項1に
おいて、前記光出射部が前記導光部材の展示物側側面の
任意の位置に任意の幅で、凹凸を設けたものである。
【0038】請求項14記載の照明装置によれば、第1
1の実施の形態と同様の効果がある。
【0039】請求項15記載の照明装置は、請求項1ま
たは請求項2において、前記導光部材を前記展示ショー
ケースの土台に任意の長さだけ収納自在に設置したもの
である。
【0040】請求項15記載の照明装置によれば、請求
項1または請求項2と同様な効果のほか、展示物収納部
での導光部材の高さを容易に調節でき、任意の高さから
展示物を照明できる。
【0041】請求項16記載の照明装置は、請求項1ま
たは請求項2において、前記導光部材の上端の上方に、
導光部材長手方向に回転可能な反射鏡を設けたものであ
る。
【0042】請求項16記載の照明装置によれば、請求
項1または請求項2と同様な効果のほか、任意の方向に
容易に配光制御することができる。
【0043】請求項17記載の照明装置は、請求項16
において、前記反射鏡が、前記導光部材の光軸方向を軸
として回転可能としたものである。
【0044】請求項17記載の照明装置によれば、請求
項16と同様な効果のほか、導光部材の長手方向である
光軸方向を軸として回転可能としたため、照射角を任意
に変更でき、より幅広い配光制御ができる。
【0045】請求項18記載の照明装置は、請求項16
において、前記導光部材の上端部に凸レンズを設置した
ものである。
【0046】請求項18記載の照明装置によれば、請求
項16と同様な効果のほか、照射角を絞った配光ができ
る。
【0047】請求項19記載の照明装置は、請求項18
において、前記凸レンズと前記導光部材の上端の距離が
前記凸レンズの焦点距離の範囲内で前記導光部材の光軸
方向に変更できるものである。
【0048】請求項19記載の照明装置によれば、請求
項18と同様な効果のほか、展示物に応じて照射角を任
意に変更でき、幅広い配光制御が行なえる。
【0049】請求項20記載のショーケースは、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求
項11、請求項12、請求項13、請求項14、請求項
15、請求項16、請求項17、請求項18または請求
項19記載の照明装置を有するものである。
【0050】請求項20記載のショーケースによれば、
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、
請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項1
0、請求項11、請求項12、請求項13、請求項1
4、請求項15、請求項16、請求項17、請求項18
または請求項19と同様な効果がある。
【0051】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1により説明する。すなわち、この照明装置を有するシ
ョーケース10は、展示物収納部9の前面1、背面2、
両側面3、4の4面および上面5が透明部材例えばガラ
スで形成された展示ショーケースである。
【0052】このショーケースの照明装置は、導光部材
6と、光源装置7と、光制御部材8とを有する。
【0053】導光部材6は光源装置7の光を展示物収納
部9の所定の位置まで導光する透明体である。実施の形
態では、表面が平滑で外から見て透き通って見える透明
なアクリル製の板状であり、ショーケース10の両側面
3、4の一対のガラスの内側近傍に展示物収納部9の底
面からガラス(3、4)に沿って突き出して設置されて
いる。導光部材6の下端はショーケース土台11の内部
にある。導光部材6の周囲の大部分は屈折率の最も小さ
い(=1)空気で覆われる。
【0054】光源装置7は、鑑賞の妨げとならない位置
に設置している。実施の形態では、ショーケース土台1
1の内部に設けられ、導光部材6の下端に沿って導光部
材6の下端に配光制御する反射鏡を備えた蛍光灯を設置
している。
【0055】光制御部材8は、導光部材6の少なくとも
一部の導光光を展示物13に照射する方向に制御する。
実施の形態では、導光部材6の上端の上方に、導光部材
6からの出射光を反射して展示物13を照射するように
反射鏡を設置している。
【0056】蛍光灯(7)からの出射光が直接或いは反
射鏡を介して導光部材6に入射する。入射した光は導光
部材6中を導光するが、側面が平滑であり、かつその周
囲の大部分が低屈折率(=1)の空気で覆われているた
め、側面から光が漏れることは殆どない。導光部材6中
を導光した光は上端から出射し、その上部に設けられた
反射鏡(8)で反射されて、展示物13を効率よく照明
する。
【0057】なお、導光部材6の側面は完全な平滑性を
有さなくても同様の効果は得られるが、より平滑である
ほうが効果は大きい。また導光部材6はアクリル製でな
く、屈折率の高い透明な樹脂或いはガラスであっても同
様の効果を示す。また光制御部材9である反射鏡の表面
は、その目的に応じて鏡面だけでなく拡散処理を施して
も良い。
【0058】この実施の形態によれば、導光部材6は透
明であるため、消灯時はもちろん点灯時でも透明性を有
するので展示物13の鑑賞の障害とならない。従って美
観も損ねない。導光部材6はケース10の上部まで容易
に導光できる。ケース10の天井部である上面5が透明
部材でも設置できる。光源装置7が容易に手の届くショ
ーケース土台11に設置されるのでランプ交換等のメン
テナンスが容易である。導光部材6を土台11に任意の
長さだけ収納すれば高さ調節も容易である。ケース10
の内部で照明できるため、ケース10のガラス等の透明
部材の反射・屈折によるケース底面での影及びエッジの
発生がない。またショーケース10の単体で照明できる
ため、レイアウト変更が容易であり、設置場所も自由で
ある。また紫外線、赤外線が導光部材6で吸収されるた
め、照射光が展示物13を痛めない。光源装置7がショ
ーケース10の土台11にあるため、照射光の色変更が
容易となる。導光部材6の側面が平滑であれば側面から
の光漏れが生じないので、点灯時でも導光部材6の側面
は殆ど輝度がゼロとなり、より展示物13の鑑賞を妨げ
ない。
【0059】第1の実施の形態の変形の実施の形態を図
2に示す。すなわち、図2(a)は、光制御部材6とし
てプリズムを用いている。図2(b)は光源装置7の一
部として終端発光タイプの光ファイバ7aを導光部材6
の下端に沿って複数設置したものを用いている。図2
(c)は光源装置7として楕円反射鏡を備えたランプ7
bを、その集光光が導光部材6の下端に入射するように
複数配置している。図2(d)は導光部材6の下端に大
部分の光を照射する光ファイバ(例えば3M社製強力サ
イドライト、ブリジストン社製レイダックロッド)を用
いている。
【0060】これらの各実施の形態も第1の実施の形態
と同様の効果を示す。
【0061】この発明の第2の実施の形態を図3に示
す。すなわち、この照明装置は、ショーケース10が鑑
賞者がケース10の上方から鑑賞する覗きケースに適用
するものである。ショーケース10の展示物収納部9
は、鑑賞側に対向する背面側の側面が不透明板材15
で、他の側面および上面は透明なガラス板で覆われてい
る。表面が平滑な透明なアクリル製の板状の導光部材6
が展示物収納部9の不透明部材15の内側近傍の底面か
ら、不透明部材15に沿って上方に突き出して設置され
ている。導光部材6の下端はショーケース土台11の内
部にある。
【0062】光源装置7は、ショーケース土台11の内
部に設置され、導光部材6の下端に沿って導光部材6の
下端に配光制御する反射鏡を備えた蛍光灯を設置してい
る。
【0063】光制御部材8は、導光部材6の上端の上方
に、導光部材6からの出射光を反射して展示物13を照
射するようにプリズムを設置している。
【0064】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
同様な作用効果を有し、さらに光源装置7のボックスが
展示物収納部9内にないため、天面も完全にガラス等に
より透明にすることができるため、鑑賞領域が広がる。
光源装置7が土台11の内部に位置するため、メンテナ
ンスが容易であり、またメンテナンス時に展示環境(温
度、湿度等)を損ねない。
【0065】この発明の第3の実施の形態を図4に示
す。すなわち、この照明装置は、第1の実施の形態にお
いて、ショーケース10を構成する相対向する1対のガ
ラスが導光部材6を兼ねたものである。光制御部材8は
導光部材6の上端部で展示物収納部9の内側に突出した
プリズムとなっている。またプリズム上面は鏡面処理が
施されている。
【0066】動作において、導光部材6であるガラスを
導光した光が、その上端に設けられた光制御部材8内に
広がって照射され、そのプリズム上面の鏡面及びプリズ
ム下面で1回或いは複数回反射した後、プリズム下面か
ら照射されて展示物13を照明する。
【0067】ショーケース10を構成する透明部材が導
光部材6を兼ねるため、コスト減となり、展示物収納部
9内に無駄なパーツがなく、より鑑賞を妨げない。
【0068】その他は第1の実施の形態と同様である。
【0069】この発明の第4の実施の形態を図5に示
す。すなわち、第1の実施の形態において、展示物収納
部9の底面の4隅の近傍から高さ方向に沿って、導光部
材6である透明のアクリル製の丸棒が突出して設置され
ている。丸棒の表面は平滑面であり、下端はショーケー
ス土台11内に位置している。ショーケース土台11の
内部に光フアイバ光源装置7が設置されており、導光部
材6の下端に光フアイバ出射端面を近接させて設置して
いる。一方導光部材6の上端の上方に、導光部材6から
の出射光を反射して展示物13を照射するように光制御
部材8である反射鏡が設置されている。
【0070】動作において、光源装置7の光フアイバ7
aの出射光が導光部材6に入射し、導光部材6中を側面
から漏れることなく導光し、その上端から出射する。そ
の上端からの出射光はその上部に設けられた反射鏡
(8)で反射されて、展示物13を効率よく照明する。
したがって、導光部材6が展示物収納部9の隅に位置す
るので、より鑑賞を妨げない。
【0071】その他は、第1の実施の形態と同様であ
る。
【0072】なお、光源装置7は、楕円反射鏡を備えた
ランプを、その集光光が導光部材6の下端に入射するよ
うに配置したものを用いても同様の効果を示す。また光
制御部材8の反射鏡の表面は、その目的に応じて鏡面だ
けでなく拡散処理を施しても良い。また、プリズムを用
いても良い。導光部材6はアクリル製でなく、屈折率の
高い透明な樹脂或いはガラスであっても同様の効果を示
す。
【0073】図6は第4の実施の形態の変形の実施の形
態であり、図6(a)はケース10内の隅角に近接する
ような透明導光部材6の断面多角形のうち、断面3角形
の場合であり、図6(b)は断面4角形の場合である。
いずれも、展示物収納部9のケース10の隅にフィット
し、略一体化した状態となるため、より展示物の鑑賞を
損ねない。
【0074】この発明の第5の実施の形態を図7に示
す。すなわち、この照明装置は、ショーケース10の展
示物収納部9は、その天面及び側面の4面がガラスで覆
われている。ショーケース10のガラスの内側近傍の展
示物収納部9の底板9aから、透明なアクリル製の板状
の導光部材6が側面のガラスに沿って貫通突出し、かつ
展示物収納部9の底板9aの近傍で90°に折り曲げら
れたコーナ部6aを有し、かつ展示物収納部9の底板9
aに沿って台17によって底上げされた展示物13の下
方の近辺まで設置されている。コーナ部6aの外側は底
板9aの水平面に対して45°の傾斜平面をなし、かつ
鏡面処理が施されている。
【0075】アクリル製導光部材6の表面は平滑であ
り、導光部材6の下端はショーケース土台11の内部に
あり、さらに導光部材6の下端に沿って導光部材6の下
端に複数の光ファイバ7aが設置されている。光ファイ
バ7aの反対側の端部は光源装置7に接続されている。
【0076】導光部材6の光源側とは反対側の他端に、
導光部材6からの出射光を反射して展示物13を照射す
るように光制御部材8である反射鏡が設置されている。
また展示物収納部9の底面上で展示物13の下方に、展
示物13の底面の観賞用に反射鏡15が設置されてい
る。
【0077】また展示物収納部9内のアクリル製の導光
部材6は、展示物収納部9の底面の導光部材6の下方に
設置された複数の支持部材16によって支持されてお
り、導光部材6が展示物収納部9の底面に密接すること
はない。また支持部材16の先端は先細りで小径の丸み
を持った形状となっており、導光部材6との接触面積は
非常に小さくなっている。従って、導光部材6の周囲の
大部分は屈折率の最も小さい(=1)空気で覆われてい
る。
【0078】動作について説明する。光源装置7の蛍光
灯からの出射光が直接或いは反射鏡を介してアクリル導
光部材6に入射する。入射した光は導光部材6中を導光
し、展示物収納部9内のコーナ部6aの鏡面処理による
反射面にて略90度反射され、引き続き導光部材6の先
端まで導光される。このとき、側面が平滑であり、かつ
その周囲の大部分が低屈折率(=1)の空気で覆われて
いるため、側面から光が漏れることは殆どない。導光部
材6中を導光した光は展示物13の下方の先端から出射
し、その先に設けられた光制御用の反射鏡(8)で反射
されて、展示物13の下面を効率よく照明する。
【0079】なお、導光部材6の側面は完全な平滑性を
有さなくても同様の効果は得られるが、より平滑である
ほうが効果は大きい。また光源装置7は、楕円反射鏡を
備えたランプを、その集光光が導光部材6の下端に入射
するように複数配置したもの、或いはアクリル導光部材
6の下端に大部分の光を照射することができる光ファイ
バ(例えば3M社製強力サイドライト、ブリジストン社
製レイダックロッド)、或いは導光部材6の下端に沿っ
て下端に配光制御する反射鏡を備えた蛍光灯を用いても
同様の効果を示す。また導光部材6の先端部に設置され
た光制御用の反射鏡表面は、その目的に応じて鏡面だけ
でなく拡散処理を施しても良い。導光部材6はアクリル
製でなく、屈折率の高い透明な樹脂或いはガラスであっ
ても同様の効果を示す。
【0080】第5の実施の形態によれば、展示物13の
下面の照明が容易にでき、導光部材6は殆ど光らず、透
明であるので鑑賞を妨げず、目的の場所を効果的に照明
できる。
【0081】その他は、第1の実施の形態と共通であ
る。
【0082】図8は、この発明の第5の実施の形態の変
形の実施の形態であり、光制御部材8を反射鏡に代えて
プリズムにしたものである。
【0083】この発明の第6の実施の形態を図9に示
す。すなわち、この照明装置は、第4の実施の形態(図
5)において、展示物収納部9の天面中央に、展示物収
納部9の4隅に設置された導光部材6の夫々に対して正
対するように、天面側を除く各面が位置するような4面
体形状の別の光制御部材18として反射鏡が設置されて
いる。4面体形状反射鏡(18)の導光部材6に正対す
る面は全て同一形状となっている。また導光部材上方に
設置されている反射鏡は鏡面であり、かつ導光部材6の
上端からの射出光を反射し、夫々が対向する4面体形状
反射鏡(18)の鏡面を照射するような角度に設置され
ている。
【0084】動作において、導光部材6の上方に設置さ
れている反射鏡(18)で反射された光は、展示物収納
部9の天面中央に設けられた4面体形状の反射鏡(1
8)で反射され、下方に位置する展示物13を真上から
照明する。
【0085】なお、展示物収納部9の天面中央に設置す
る反射鏡(18)は上記の構成に限らず、展示物13に
よって適宜変更しても良い。また展示物収納部9の天面
中央に設置する反射鏡(18)は、鏡面に限らず拡散反
射鏡であっても同様の効果を示す。
【0086】第6の実施の形態によれば、展示物13を
真上方向から効果的に照明できる。
【0087】その他は、第4の実施の形態と同様であ
る。
【0088】この発明の第7の実施の形態を図10に示
す。すなわち、この照明装置は、第6の実施の形態(図
9)において、展示物収納部9の天面中央に設置した反
射鏡(18)の各反射面18aが独立して設けられ、任
意の角度調節が可能であり、各導光部材6の上方の反射
鏡(8)の角度に応じて変更できるように構成している
ものである。
【0089】第7の実施の形態は、導光部材6の上方に
設置されている反射鏡(8)および展示物収納部9の天
面中央に設置した反射鏡(18)の角度を調節すること
によって、配光制御が容易に行える。したがって、展示
物13の上方からの配光制御が精密かつ容易となる。
【0090】この発明の第8の実施の形態を図11に示
す。すなわち、この照明装置は、第6の実施の形態にお
いて、導光部材6および光源装置7を第1の実施の形態
のように板状またはパネル状としたものであり、その上
端にそれぞれ光制御部材8がある。展示物収納部9の天
面中央の反射鏡(18)は導光部材6と同数の2面の反
射面18aで構成される。その他は、第6の実施の形態
と同様である。
【0091】この発明の第9の実施の形態を図12に示
す。すなわち、この照明装置は、第4の実施の形態にお
いて、導光部材6の展示物収納部9を構成するガラス側
の側面の任意の位置に任意の幅で内面が拡散反射面とな
った拡散反射部材20が密着設置されている構造であ
る。拡散反射部材20としては、拡散反射率の高いテー
プ或いは塗料等が使用される。導光部材6にテープを貼
付したり、塗料を塗布する。
【0092】導光部材6を導光する光の一部が、拡散反
射部材20で拡散反射され、そのうち導光部材6の臨界
角以上となった光が、拡散反射部材20の対向する導光
部材6の側面付近を透過し、導光部材6の側面から出射
されることにより、展示物13を照明する。
【0093】この実施の形態によれば、容易に任意の高
さから照明でき、かつ複数位置からの照明が容易にでき
る。その他は第1の実施の形態と同様である。
【0094】この発明の第10の実施の形態を図13に
示す。すなわち、この照明装置は、第1の実施の形態に
おいて、板状の導光部材6の展示物収納部9を構成する
ガラス側の側面の任意の位置に任意の幅で内面が拡散反
射面となった拡散反射部材20が密着設置されている構
造である。拡散反射部材20としては、拡散反射率の高
いテープまたは塗料等が使用される。
【0095】導光部材6を導光する光の一部が、拡散反
射部材20で拡散反射され、そのうち導光部材6の臨界
角以上となった光が、拡散反射部材20の対向する導光
部材6の側面付近を透過し、導光部材6の側面から出射
されることにより、展示物13を照明する。
【0096】第10の実施の形態によれば、さらに容易
に任意の位置から照明できる。
【0097】この発明の第11の実施の形態を図14に
示す。すなわち、この照明装置は、第9の実施の形態
(図12)において、拡散反射部材20として導光部材
6の展示物13側の側面の任意の位置に任意の幅でプリ
ズムが密着設置されている構造である。このプリズムは
導光部材6と同等以上の屈折率を持つ透明材質でできて
いる。プリズム(20)の断面形状は上面が水平な直角
三角形形状である。プリズム(20)と導光部材6は、
プリズムと同等の屈折率を持つ透明な接着剤で接合され
ている。
【0098】導光部材6とプリズム(20)の界面は屈
折率が同等であるため、光学的に略一体化された状態で
あり、このため導光部材を導光する光でプリズム(2
0)の界面に到達した光は、そのまま導光部材6を透過
してプリズム内に入射する。プリズムに入射した光は1
回或いは複数回反射した後、主にプリズム下面から出射
し、展示物13を照明する。したがって、第4の実施の
形態(図5)よりもさらに配光制御が容易となる。
【0099】なお、プリズムの材質としては屈折率が導
光部材6以下でも同様の効果を示すが、屈折率が導光部
材6以上のものに比べてその効果は小さい。またプリズ
ム上面に鏡面処理を施せば、プリズム上面から漏れ光が
生じるのを防ぐことができ、さらに効率よく展示物13
を照明できる。さらにプリズムの形状は、これに特定さ
れるものではなく、照射方向に応じて変更しても同様の
効果が得られる。
【0100】この発明の第12の実施の形態を図15に
示す。すなわち、この照明装置は、第1の実施の形態に
おいて、第11の実施の形態(図14)と同様に導光部
材6の展示物13側の側面の任意の位置に拡散反射部材
20として任意の幅のプリズムが密着設置されている構
造である。
【0101】その他は、第1の実施の形態および第11
の実施の形態と同様である。
【0102】この発明の第13の実施の形態を図16に
示す。すなわち、この照明装置は、第11の実施の形態
(図14)において、プリズム(20)と同幅の透明な
フッ素樹脂製の熱収縮べルト22を導光部材6を覆うよ
うに設置し、その両端がプリズム(20)の両側面の導
光部材6側にプリズムと同材質の接着剤で接着され、こ
れにより拡散反射部材20を導光部材6に固定してい
る。熱収縮ベルト22は熱を付加されて、プリズムの1
面が導光部材に密接固定される程度に収縮している。
【0103】フッ素樹脂製のベルト22は低屈折率であ
るため、導光部材6との接触による光漏れは殆どない。
またプリズム(20)と導光部材6は接着固定されてい
ないため、導光部材6に沿って容易にスライドさせて任
意の高さに調節でき、任意の高さから照明できる。
【0104】第13の実施の形態によれば、高さ調節が
容易になる。
【0105】なお、プリズムの密接固定用のべルトとし
ては、熱収縮材を用いる他に、通常のフッ素樹脂ベルト
を締め付け調節できる治具を用いて締め付け固定しても
同様の効果が得られる。
【0106】この発明の第14の実施の形態を図17に
示す。すなわち、この照明装置は、第4の実施の形態
(図5)において、導光部材6の展示物13側の側面の
任意の位置に任意の幅で、多数の凹凸27、例えば傷や
切り欠きを設けたものである。
【0107】導光部材6を導光してきた光の一部が凹凸
27の切り欠き部に入射すると、その大部分が凹凸面に
対して臨界角以上となるため、導光部材6から出射さ
れ、展示物13を照明する。
【0108】第14の実施の形態によれば、図12に示
す第9の実施の形態の効果がある。
【0109】この発明の第15の実施の形態を図18に
示す。すなわち、この照明装置は、第4の実施の形態
(図5)において、導光部材6の一部をショーケース土
台11の内部に土台の高さの範囲で収納できるように、
導光部材6を上下移動可能に底板9aに設けている。導
光部材6の下部をショーケース土台11の内部に自在に
収納することにより、展示物収納部9での導光部材6の
高さを容易に調節でき、任意の高さから展示物13を照
明できる。
【0110】第15の実施の形態によれば、第4の実施
の形態おいてさらに任意の高さから照明できる。その他
は第4の実施の形態と同様である。
【0111】この発明の第16の実施の形態を図19に
示す。すなわち、この照明装置は、第1の実施の形態
(図1)において、第15の実施の形態と同様に導光部
材6の一部をショーケース土台11の内部に土台の高さ
の範囲で収納できるように、導光部材6を上下移動可能
に底板9aに設けている。また各導光部材6の下端にそ
れぞれ光源装置7を取付けている。その他は、第1およ
び第15の実施の形態と同様である。
【0112】この発明の第17の実施の形態を図20に
示す。すなわち、この照明装置は、第4の実施の形態
(図5)において、導光部材6の上端の上方に設けた光
制御部材8の反射鏡は導光部材6の上端付近の水平な軸
30のまわりに回転でき、反射鏡(8)を任意の角度に
調節が可能となっている。反射鏡(8)の角度を調節す
ることにより、鉛直面での任意の方向に配光制御するこ
とができ、効果的に展示物13を照明できる。したがっ
て、第4の実施の形態においてさらに任意方向に容易に
配光制御できる。その他は、第4の実施の形態と同様で
ある。
【0113】この発明の第18の実施の形態を図21に
示す。すなわち、この照明装置は、第1の実施の形態に
おいて、導光部材6の上端の上方に設けた光制御部材8
の反射鏡は導光部材6の上端付近の水平な軸30のまわ
りに回転でき、任意の角度調節が可能となっている。
【0114】その他は、第1の実施の形態と同様であ
る。
【0115】この発明の第19の実施の形態を図22に
示す。すなわち、この照明装置は、第17の実施の形態
において、導光部材6の上端上方に設けた光制御部材8
の反射鏡は矢印Qのように軸30のまわりの上下方向の
回動とともに、導光部材6の長手方向を軸として矢印P
の方向に、例えば二重円筒体構造による水平回転もでき
る構成である。このように、反射鏡(8)の水平面での
角度を調節することにより、さらに水平面での任意の方
向にも配光制御することができ、効果的に展示物13を
照明できる。したがって、第17の実施の形態において
さらに任意方向に容易に配光制御できることとなる。
【0116】この発明の第20の実施の形態を図23に
示す。すなわち、この照明装置は、第1の実施の形態に
おいて、導光部材6の上端上方に光制御部材8の反射鏡
が複数設置されている。各反射鏡の下部には内面が鏡面
となったコの字状のはめ込み部が設けた固定部材32を
設け、導光部材6の上端付近にはめ込んで固定できるよ
うになっている。また反射鏡(8)は固定部材32に対
して第19の実施の形態と同様の2軸回転が可能な構成
となっている。
【0117】したがって個々の反射鏡(8)は第19の
実施の形態と同様の作用を示す。また固定部32の上部
の水平方向の回転機構部の円筒部36が長い時は、内周
面33に鏡面処理を施す、或いは内径が略一致する導光
用の透明ロッドを挿入する等すれば、回転機構部での損
失をある程度防ぐことができる。また固定部32は金属
板であるので、導光部材6にはめ込んだ際の導光部材6
との接触面積はそれほど多くないので、接触による損失
は少ない。前記損失を防止する手段としては固定部材3
2の内面に先端が丸い突起を複数設けて、その突起部と
の接触圧で固定するようにすればよい。
【0118】第20の実施の形態によれば、図22に示
す第19の実施の形態においてさらに個々の反射鏡を任
意の方向に調節できるため、より幅広い配光制御ができ
る。
【0119】この発明の第21の実施の形態を図24に
示す。すなわち、この照明装置は、第17の実施の形態
(図20)において、導光部材6の上端と反射鏡(8)
の間に凸レンズ35が設けられている。凸レンズ35は
レンズボックス36の上端に固定されている。導光部材
6とレンズボックス36は連結パーツ37を介して固定
され、導光部材6の先端と凸レンズ35が特定の距離を
おいて固定されている。したがって、導光部材6の上端
からの出射光は凸レンズ35によってある程度絞られた
配光となる。このため特定の領域を狙った照明ができ
る。また展示物13への照射角は凸レンズ35と導光部
材6の出射端との距離で決まる。したがって、第17の
実施の形態においてさらに照射角を絞った配光が可能と
なる。
【0120】この発明の第22の実施の形態を図25に
示す。すなわち、この照明装置は、第21の実施の形態
において、レンズボックス36と連結パーツ37との間
にスライド機構が設けられており、凸レンズ35と導光
部材6の上端の距離を任意にまたは焦点距離の範囲内で
変更できるようになっている。スライド機構はレンズボ
ックス36を連結パーツ37に摺動自在に嵌合し、固定
ねじ40で任意の位置に固定する。
【0121】第21の実施の形態においてさらに凸レン
ズ35と導光部材6の上端の距離を変更することによ
り、展示物13に応じて照射角を任意に変更できる。し
たがって、第21の実施の形態においてさらに照射角を
任意に変更でき、より幅広い配光制御ができる。
【0122】この発明の第23の実施の形態を図26に
示す。すなわち、この照明装置は、第1の実施の形態
(図1)において、導光部材6の内側(展示物側)の任
意の位置に内面が拡散反射面となった拡散反射部材41
を文字の形として密着させた構造である。
【0123】第1の実施の形態において拡散反射部材4
1で導光光が反射されて展示ショーケース10の外側に
向かって発光するため、構成された文字が導光部材6上
で視認できるようになり、照明作用と表示作用を兼ねる
ことができる。
【0124】このため、第1の実施の形態においてさら
に表示作用を兼ねることができる。図26(b)は第1
8の実施の形態(図21)の導光部材6に拡散反射部材
41を設けた例である。
【0125】この発明の第24の実施の形態を図27に
示す。すなわち、この照明装置は、第9の実施の形態
(図12)において、導光部材6を板状とし、導光部材
6の外側の任意の箇所に、無数の凹凸45、例えば傷や
切り欠きで特定の文字を描いて形成したものである。
【0126】第9の実施の形態と同様の作用で凹凸45
の傷や切り欠きで導光光が反射されて展示ショーケース
10の外側に向かって発光するため、構成された文字が
導光部材6上で視認できるようになり、照明作用と表示
作用を兼ねることができる。その他第23の実施の形態
(図26)と同様である。
【0127】なお、光制御部材8は導光部材6の一部を
制御するものでもよい。また、ショーケース10は周側
面の4面および天面のうち少なくとも一部が透明であれ
ばよい。
【0128】
【発明の効果】請求項1記載の照明装置によれば、導光
部材は透明であるため展示物鑑賞の障害とならず、美観
を損ねない。導光部材によりケース上部まで容易に導光
でき、ケースの天井部が透明でも導光部材を設置でき
る。また光制御部材により配光制御が容易になり、さら
に光源装置を鑑賞の妨げとならない位置に設置すること
によりメンテナンスを容易にできる。
【0129】請求項2記載の照明装置によれば、請求項
1と同様な効果がある。
【0130】請求項3記載の照明装置によれば、請求項
2と同様な効果がある。
【0131】請求項4記載の照明装置によれば、請求項
3と同様な効果がある。
【0132】請求項5記載の照明装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、光源ボックスが展示物収納部内
からなくし、天面も完全に透明にできるため、鑑賞領域
が広がる。また光源装置が展示ショーケースの土台に位
置するため、メンテナンスが容易であり、メンテナンス
時に展示環境を損ねない。
【0133】請求項6記載の照明装置によれば、請求項
1と同様な効果とともに、透明部材が導光部材を兼ねる
ため、コストを低減でき、展示物収納部内に無駄なパー
ツがなく、より一層鑑賞を妨げない。
【0134】請求項7記載の照明装置によれば、請求項
1と同様な効果とともに、導光部材が展示物収納部の隅
に位置するので、より一層鑑賞を妨げない。
【0135】請求項8記載の照明装置によれば、請求項
7と同様な効果のほか、展示物収納部のケースの隅にフ
ィットし、略一体化した状態となるため、より展示物の
鑑賞を損ねない。
【0136】請求項9記載の照明装置によれば、請求項
1または請求項2と同様な効果のほか、展示物の下面の
照明が容易にでき、また導光部材は殆ど光らず透明であ
るので鑑賞を妨げず目的の場所を効果的に照明できる。
【0137】請求項10記載の照明装置によれば、請求
項1と同様な効果のほか、展示物をその真上方向から効
果的に照明できる。
【0138】請求項11記載の照明装置によれば、請求
項1または請求項2と同様な効果のほか、任意の高さか
ら照明でき、複数の位置から照明することができる。
【0139】請求項12記載の照明装置によれば、請求
項11と同様な効果のほか、さらに容易に任意の位置か
ら照明することができる。
【0140】請求項13記載の照明装置によれば、第1
1の実施の形態と同様の効果があるほか、配光制御が容
易になる。
【0141】請求項14記載の照明装置によれば、第1
1の実施の形態と同様の効果がある。
【0142】請求項15記載の照明装置によれば、請求
項1または請求項2と同様な効果のほか、展示物収納部
での導光部材の高さを容易に調節でき、任意の高さから
展示物を照明できる。
【0143】請求項16記載の照明装置によれば、請求
項1または請求項2と同様な効果のほか、任意の方向に
容易に配光制御することができる。
【0144】請求項17記載の照明装置によれば、請求
項16と同様な効果のほか、導光部材の長手方向である
光軸方向を軸として回転可能としたため、照射角を任意
に変更でき、より幅広い配光制御ができる。
【0145】請求項18記載の照明装置によれば、請求
項16と同様な効果のほか、照射角を絞った配光ができ
る。
【0146】請求項19記載の照明装置によれば、請求
項18と同様な効果のほか、展示物に応じて照射角を任
意に変更でき、幅広い配光制御が行なえる。
【0147】請求項20記載のショーケースによれば、
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、
請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項1
0、請求項11、請求項12、請求項13、請求項1
4、請求項15、請求項16、請求項17、請求項18
または請求項19と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の斜視図である。
【図2】それぞれ変形の実施の形態を示し、(a)は光
制御部材を示す部分斜視図、(b)〜(d)はそれぞれ
光源装置を示す部分斜視図である。
【図3】第2の実施の形態の斜視図である。
【図4】第3の実施の形態の斜視図である。
【図5】第4の実施の形態の斜視図である。
【図6】それぞれ形状の異なる導光部材を示す断面図で
ある。
【図7】第5の実施の形態の要部斜視図である。
【図8】その変形の実施の形態の部分斜視図である。
【図9】第6の実施の形態の斜視図である。
【図10】第7の実施の形態の斜視図である。
【図11】第8の実施の形態の斜視図である。
【図12】第9の実施の形態の斜視図である。
【図13】第10の実施の形態の斜視図である。
【図14】第11の実施の形態を示し、(a)は部分斜
視図、(b)はその側面図である。
【図15】第12の実施の形態の斜視図である。
【図16】第13の実施の形態の斜視図である。
【図17】第14の実施の形態の斜視図である。
【図18】第15の実施の形態の斜視図である。
【図19】第16の実施の形態の斜視図である。
【図20】第17の実施の形態の部分斜視図である。
【図21】第18の実施の形態の部分斜視図である。
【図22】第19の実施の形態の部分斜視図である。
【図23】第20の実施の形態の部分斜視図である。
【図24】第21の実施の形態を示し、(a)は要部斜
視図、(b)はその断面図である。
【図25】第22の実施の形態の要部断面図である。
【図26】第23の実施の形態の斜視図である。
【図27】第24の実施の形態の要部斜視図である。
【図28】第1の従来例の斜視図である。
【図29】第2の従来例の斜視図である。
【図30】第3の従来例の斜視図である。
【図31】第3の従来例の別の斜視図である。
【図32】第4の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 前面 2 背面 3 側面 4 側面 5 上面 6 導光部材 7 光源装置 8 光制御部材 9 展示物収納部 10 ショーケース 11 ショーケース土台 13 展示物 18 光制御部材 20 拡散反射部材 27 凹凸 35 凸レンズ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 展示物収納部の前面、背面、両側面およ
    び上面の少なくとも一部を透明に形成した展示ショーケ
    ースに設置する照明装置であって、 鑑賞の妨げとならない位置に設置した光源装置と、この
    光源装置の光を前記展示物収納部の所定の位置まで導光
    する透明の導光部材と、この導光部材の少なくとも一部
    の導光光を展示物に照射する方向に制御する光制御部材
    とを備えた照明装置。
  2. 【請求項2】 展示物収納部の前面、背面、両側面及び
    上面の少なくとも一部を透明に形成した展示ショーケー
    スに設置する照明装置であって、 底面の任意の位置からショーケースの内部に設置された
    透明の導光部材と、前記導光部材の少なくとも一部の導
    光光を展示物に照射する方向に制御する光制御部材と、
    前記導光部材の下端から光を導入させる光源装置とを備
    えた照明装置。
  3. 【請求項3】 前記導光部材は板状である請求項2記載
    の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記板状の導光部材は前記展示ショーケ
    ースの内面に略沿って設けられる請求項3記載の照明装
    置。
  5. 【請求項5】 展示物収納部の前面、背面、両側面およ
    び上面の少なくとも一部を透明に形成した展示ショーケ
    ースに設置する照明装置であって、 展示ショーケースの展示物収納部の背面に近接して前記
    展示ショーケース土台内から高さ方向に沿って設置され
    た透明の導光部材と、前記導光部材の少なくとも一部の
    導光光を展示物に照射する方向に制御する光制御部材
    と、前記導光部材の下端から光を導入させる光源装置と
    を備えた照明装置。
  6. 【請求項6】 展示物収納部の前面、背面、両側面及び
    上面の少なくとも一部を透明部材で形成した展示ショー
    ケ−スに設置する照明装置であって、前記透明部材の少
    なくとも1つが導光部材を兼ねると共に、前記導光部材
    の少なくとも一部の導光光を展示物を照射する方向に制
    御する光制御部材と、前記導光部材の端部から光を導入
    させる光源装置とを備えた照明装置。
  7. 【請求項7】 展示物収納部の前面、背面、両側面及び
    上面の少なくとも一部を透明に形成した展示ショーケー
    スに設置する照明装置であって、 底面の少なくとも1つの角から前記展示ショーケースの
    高さ方向に沿って、前記展示ショーケースの角に近接し
    て設置された透明の棒状の導光部材と、前記導光部材の
    少なくとも一部の導光光を展示物を照射する方向に制御
    する光制御部材と、前記導光部材の下端から光を導入さ
    せる光源装置とを備えた照明装置。
  8. 【請求項8】 導光部材の断面形状が、ケース内の角に
    近接するような多角形形状である請求項7記載の照明装
    置。
  9. 【請求項9】 光源装置からの光の入射端である導光部
    材の一端は前記展示ショーケースの土台内に有り、前記
    導光部材は展示物収納部内で略90度折れ曲がった構造
    であり、かつ前記導光部材の前記折れ曲がり部の外側は
    45度の鏡面処理が施された平面であり、前記導光部材
    の表面は平滑である請求項1または請求項2記載の照明
    装置。
  10. 【請求項10】 展示物収納部の天面に別の光制御部材
    が設けられ、前記光制御部材で天面の方向に照射された
    光が前記別の光制御部材で制御されて下方の展示物を照
    明する請求項1または請求項2記載の照明装置。
  11. 【請求項11】 前記導光部材の任意位置の側面に光出
    射部を設けた請求項1または請求項2記載の照明装置。
  12. 【請求項12】 前記光出射部は、前記導光部材におけ
    る前記展示ショーケースの透明部材側側面の任意の位置
    に任意の幅の拡散反射部材を設置している請求項11記
    載の照明装置。
  13. 【請求項13】 前記光出射部は、前記導光部材の展示
    物側側面の任意の位置に任意の幅で、前記導光部材と同
    材質の接着剤を介してプリズムを設置している請求項1
    1記載の照明装置。
  14. 【請求項14】 前記光出射部は、前記導光部材の展示
    物側側面の任意の位置に任意の幅で、凹凸を設けている
    請求項11記載の照明装置。
  15. 【請求項15】 前記導光部材を前記展示ショーケース
    の土台に任意の長さだけ収納自在に設置した請求項1ま
    たは請求項2記載の照明装置。
  16. 【請求項16】 前記導光部材の上端の上方に、導光部
    材長手方向に回転可能な反射鏡を設けている請求項1ま
    たは請求項2記載の照明装置。
  17. 【請求項17】 前記反射鏡が、前記導光部材の光軸方
    向を軸として回転可能な請求項16記載の照明装置。
  18. 【請求項18】 前記導光部材の上端部に凸レンズを設
    置した請求項16記載の照明装置。
  19. 【請求項19】 前記凸レンズと前記導光部材の上端の
    距離が前記凸レンズの焦点距離の範囲内で前記導光部材
    の光軸方向に変更できる請求項18記載の照明装置。
  20. 【請求項20】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求
    項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求項1
    3、請求項14、請求項15、請求項16、請求項1
    7、請求項18または請求項19記載の照明装置を有す
    るショーケース。
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