JP2001312912A - 照明装置およびショーケース - Google Patents
照明装置およびショーケースInfo
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- JP2001312912A JP2001312912A JP2000130061A JP2000130061A JP2001312912A JP 2001312912 A JP2001312912 A JP 2001312912A JP 2000130061 A JP2000130061 A JP 2000130061A JP 2000130061 A JP2000130061 A JP 2000130061A JP 2001312912 A JP2001312912 A JP 2001312912A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】展示物の鑑賞の障害とならず、配光制御が容易
で、メンテナンスが容易な照明装置およびショーケース
を提供する。 【解決手段】展示物収納部9の前面1、背面2、両側面
3、4および上面5を透明に形成した展示ショーケース
に設置する照明装置であって、鑑賞の妨げとならない位
置に設置した光源装置7と、この光源装置7の光を展示
物収納部9の所定の位置まで導光する透明の導光部材6
と、この導光部材6の導光光を展示物13に照射する方
向に制御する光制御部材8とを備え、光制御部材8は透
明なプリズムであって、導光部材6の上端に一つのプリ
ズム面の端部近傍が密着するように固定され、かつ主な
出射光がそのプリズム面であるように形状を設定してい
る。
で、メンテナンスが容易な照明装置およびショーケース
を提供する。 【解決手段】展示物収納部9の前面1、背面2、両側面
3、4および上面5を透明に形成した展示ショーケース
に設置する照明装置であって、鑑賞の妨げとならない位
置に設置した光源装置7と、この光源装置7の光を展示
物収納部9の所定の位置まで導光する透明の導光部材6
と、この導光部材6の導光光を展示物13に照射する方
向に制御する光制御部材8とを備え、光制御部材8は透
明なプリズムであって、導光部材6の上端に一つのプリ
ズム面の端部近傍が密着するように固定され、かつ主な
出射光がそのプリズム面であるように形状を設定してい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、展示ショーケー
スの照明に用いる照明装置およびショーケースに関する
ものである。
スの照明に用いる照明装置およびショーケースに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】第1の従来例を図9に示す。すなわち展
示用のショーケース202の上方の建物の天井200に
設けた別置のスポットライト、ダウンライト等の光源2
01でショーケース202の内部を照明するものであ
る。
示用のショーケース202の上方の建物の天井200に
設けた別置のスポットライト、ダウンライト等の光源2
01でショーケース202の内部を照明するものであ
る。
【0003】第2の従来例を図10に示す。すなわち、
第1の従来例においてさらに補助照明として、ケース土
台に設置した光源装置203から光ファイバ204を、
ケース202の底部から突出させて設置した金属製パイ
プ205内を通して設置し、パイプ205の上端に設け
た反射鏡206で照射方向を制御してショーケース20
2内部を照明するものである。また金属パイプ205、
反射鏡206の代わりに金属フレキシブルチューブを用
いたものもある。
第1の従来例においてさらに補助照明として、ケース土
台に設置した光源装置203から光ファイバ204を、
ケース202の底部から突出させて設置した金属製パイ
プ205内を通して設置し、パイプ205の上端に設け
た反射鏡206で照射方向を制御してショーケース20
2内部を照明するものである。また金属パイプ205、
反射鏡206の代わりに金属フレキシブルチューブを用
いたものもある。
【0004】第3の従来例を図11、図12に示す。図
11は全周展示のタイプ、図12は片面展示の覗きケー
スである。ケース202の天井部207に光源収納ボッ
クスを設け乳白パネル208を介してケース202の内
部を照明するものである。
11は全周展示のタイプ、図12は片面展示の覗きケー
スである。ケース202の天井部207に光源収納ボッ
クスを設け乳白パネル208を介してケース202の内
部を照明するものである。
【0005】第4の従来例を図13に示す。光源装置2
03を土台内部に設置し、光ファイバ204を金属製パ
イプで形成された透明部材固定用枠209の内部を通し
てケース202の上部に導き、ケース202の上部から
照明するものである。
03を土台内部に設置し、光ファイバ204を金属製パ
イプで形成された透明部材固定用枠209の内部を通し
てケース202の上部に導き、ケース202の上部から
照明するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の従来例
は、ショーケース202と光源201が分離しているた
め、レイアウト変更が不便であり、ケース202と光源
201を個々に移動させる必要があり、天井に光源20
1を設置できる所にしか移動できない。また光源201
とショーケース202の間隔が大きいため配光制御が困
難であり、ショーケース202を形成する透明部材によ
る反射・屈折により、ケース202の底面に影やエッジ
が出やすい。また光源201が高所に設置されるためメ
ンテナンスが不便である。
は、ショーケース202と光源201が分離しているた
め、レイアウト変更が不便であり、ケース202と光源
201を個々に移動させる必要があり、天井に光源20
1を設置できる所にしか移動できない。また光源201
とショーケース202の間隔が大きいため配光制御が困
難であり、ショーケース202を形成する透明部材によ
る反射・屈折により、ケース202の底面に影やエッジ
が出やすい。また光源201が高所に設置されるためメ
ンテナンスが不便である。
【0007】第2の従来例は金属パイプ205が展示物
鑑賞の障害となり、ケース202の上部にまでパイプ2
05を延ばせない。
鑑賞の障害となり、ケース202の上部にまでパイプ2
05を延ばせない。
【0008】第3の従来例は、光源ボックスがケース天
井部207にあるため、メンテナンスが不便であり、ケ
ース202の内部へ赤外線も同時に放射されるため、ケ
ース内の温度が上昇し、ケース202の天井部207が
不透明となるため、展示物の鑑賞の障害となる。
井部207にあるため、メンテナンスが不便であり、ケ
ース202の内部へ赤外線も同時に放射されるため、ケ
ース内の温度が上昇し、ケース202の天井部207が
不透明となるため、展示物の鑑賞の障害となる。
【0009】第4の従来例は、金属パイプを用いた透明
部材固定用枠209が展示物の鑑賞の障害となる。
部材固定用枠209が展示物の鑑賞の障害となる。
【0010】したがって、この発明の目的は、展示物の
鑑賞の障害とならず、配光制御が容易で、メンテナンス
が容易な照明装置およびショーケースを提供することで
ある。
鑑賞の障害とならず、配光制御が容易で、メンテナンス
が容易な照明装置およびショーケースを提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の照明装置
は、展示物収納部の前面、背面、両側面および上面の少
なくとも一部を透明に形成した展示ショーケースに設置
する照明装置であって、鑑賞の妨げとならない位置に設
置した光源装置と、この光源装置の光を前記展示物収納
部の所定の位置まで導光する透明の導光部材と、この導
光部材の少なくとも一部の導光光を展示物に照射する方
向に制御する光制御部材とを備え、前記光制御部材は透
明なプリズムであって、前記導光部材の上端に第1のプ
リズム面の端部近傍が密着するように固定され、かつ主
な出射光が前記第1のプリズム面であるように形状を設
定したことを特徴とするものである。
は、展示物収納部の前面、背面、両側面および上面の少
なくとも一部を透明に形成した展示ショーケースに設置
する照明装置であって、鑑賞の妨げとならない位置に設
置した光源装置と、この光源装置の光を前記展示物収納
部の所定の位置まで導光する透明の導光部材と、この導
光部材の少なくとも一部の導光光を展示物に照射する方
向に制御する光制御部材とを備え、前記光制御部材は透
明なプリズムであって、前記導光部材の上端に第1のプ
リズム面の端部近傍が密着するように固定され、かつ主
な出射光が前記第1のプリズム面であるように形状を設
定したことを特徴とするものである。
【0012】請求項1記載の照明装置によれば、導光部
材は透明であるため展示物鑑賞の障害とならず、美観を
損ねない。導光部材によりケース上部まで容易に導光で
き、ケースの天井部が透明でも導光部材を設置できる。
また光制御部材により配光制御が容易になり、さらに光
源装置を鑑賞の妨げとならない位置に設置することによ
りメンテナンスを容易にできる。光制御部材が透明であ
るため、展示物鑑賞の妨げとならない。また光制御部材
はプリズムの下面全体からの面発光にできるため、反射
鏡による反射に比べてまぶしさが緩和される。
材は透明であるため展示物鑑賞の障害とならず、美観を
損ねない。導光部材によりケース上部まで容易に導光で
き、ケースの天井部が透明でも導光部材を設置できる。
また光制御部材により配光制御が容易になり、さらに光
源装置を鑑賞の妨げとならない位置に設置することによ
りメンテナンスを容易にできる。光制御部材が透明であ
るため、展示物鑑賞の妨げとならない。また光制御部材
はプリズムの下面全体からの面発光にできるため、反射
鏡による反射に比べてまぶしさが緩和される。
【0013】請求項2記載の照明装置は、請求項1にお
いて、前記プリズムが、前記導光部材の上端の上方であ
って前記第2のプリズム面に対して略45度傾斜したプ
リズム面を有するものである。
いて、前記プリズムが、前記導光部材の上端の上方であ
って前記第2のプリズム面に対して略45度傾斜したプ
リズム面を有するものである。
【0014】請求項2記載の照明装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、導光部材からプリズム内に入射
した光は略45度傾斜したプリズム面でほとんど反射す
るので展示物への照射に有効利用できる。
1と同様な効果のほか、導光部材からプリズム内に入射
した光は略45度傾斜したプリズム面でほとんど反射す
るので展示物への照射に有効利用できる。
【0015】請求項3記載の照明装置は、請求項1また
は請求項2において、前記第1のプリズムが前記導光部
材の上端が密着するプリズム面と対向するプリズム面に
鏡面反射処理を施しているものである。
は請求項2において、前記第1のプリズムが前記導光部
材の上端が密着するプリズム面と対向するプリズム面に
鏡面反射処理を施しているものである。
【0016】請求項3記載の照明装置によれば、請求項
1または請求項2と同様な効果のほか、展示物への照明
効率をより一層向上することができる。
1または請求項2と同様な効果のほか、展示物への照明
効率をより一層向上することができる。
【0017】請求項4記載の照明装置は、請求項1また
は請求項3において、前記プリズムが前記第1のプリズ
ム面(8a)と平行な対向プリズム面(18)を有する
断面台形であり、前記第1のプリズム面(8a)に隣接
する第2のプリズム面(19)は前記第1のプリズム面
(8a)と45°の傾斜をなし、前記第1のプリズム面
(8a)に隣接する第3のプリズム面(20)は前記第
1のプリズム面(8a)と角度αをなして傾斜し、前記
αはα=0.43×cos-1{(1/n)×sinβ}
であり(ここで、nはプリズムの屈折率、βは前記第1
のプリズム面(8a)から展示物に照射する鉛直に対す
る照射角)、前記プリズムの幅は前記導光部材(6)の
幅と同等以上であり、前記対向プリズム面(18)の前
記第2のプリズム面(19)との第1の交点(B)は前
記第1のプリズム面(8a)と前記第2のプリズム面
(19)との交点(A)から前記導光部材(6)の最も
離れた端点(E)までの距離(AE)よりも前記端点
(E)から前記第1の交点(B)までの距離(EB)の
方が大きく、かつ前記対向プリズム面(18)と前記第
3のプリズム面(20)との第2の交点(C)は前記端
点(E)から前記導光部材(6)の出射配光の光軸から
の開き角γの方向に伸ばした直線よりも遠い方に離れて
いるものである。
は請求項3において、前記プリズムが前記第1のプリズ
ム面(8a)と平行な対向プリズム面(18)を有する
断面台形であり、前記第1のプリズム面(8a)に隣接
する第2のプリズム面(19)は前記第1のプリズム面
(8a)と45°の傾斜をなし、前記第1のプリズム面
(8a)に隣接する第3のプリズム面(20)は前記第
1のプリズム面(8a)と角度αをなして傾斜し、前記
αはα=0.43×cos-1{(1/n)×sinβ}
であり(ここで、nはプリズムの屈折率、βは前記第1
のプリズム面(8a)から展示物に照射する鉛直に対す
る照射角)、前記プリズムの幅は前記導光部材(6)の
幅と同等以上であり、前記対向プリズム面(18)の前
記第2のプリズム面(19)との第1の交点(B)は前
記第1のプリズム面(8a)と前記第2のプリズム面
(19)との交点(A)から前記導光部材(6)の最も
離れた端点(E)までの距離(AE)よりも前記端点
(E)から前記第1の交点(B)までの距離(EB)の
方が大きく、かつ前記対向プリズム面(18)と前記第
3のプリズム面(20)との第2の交点(C)は前記端
点(E)から前記導光部材(6)の出射配光の光軸から
の開き角γの方向に伸ばした直線よりも遠い方に離れて
いるものである。
【0018】請求項4記載の照明装置によれば、請求項
1または請求項3と同様な効果のほか、プリズムのサイ
ズをコンパクトにでき、展示物を最も効率よく照明する
ことが可能となる。
1または請求項3と同様な効果のほか、プリズムのサイ
ズをコンパクトにでき、展示物を最も効率よく照明する
ことが可能となる。
【0019】請求項5記載の照明装置は、請求項4にお
いて、前記光制御部材の任意の点に磁性具を、少なくと
も前記光制御部材との接触部に鏡面処理を施して装着
し、前記展示ショーケースの外側または内側に設置した
磁石で前記磁性具を吸着することにより、前記光制御部
材を固定するものである。
いて、前記光制御部材の任意の点に磁性具を、少なくと
も前記光制御部材との接触部に鏡面処理を施して装着
し、前記展示ショーケースの外側または内側に設置した
磁石で前記磁性具を吸着することにより、前記光制御部
材を固定するものである。
【0020】請求項5記載の照明装置によれば、請求項
4と同様な効果のほか、光制御部材の着脱が容易であ
り、かつその設置位置の微調整が容易である。
4と同様な効果のほか、光制御部材の着脱が容易であ
り、かつその設置位置の微調整が容易である。
【0021】請求項6記載の照明装置は、請求項4にお
いて、前記導光部材の任意の点に磁性具を、少なくとも
前記導光部材との接触部に鏡面処理を施して装着し、前
記展示ショーケースの外側または内側に設置した磁石で
前記磁性具を吸着することにより、前記導光部材を固定
するものである。
いて、前記導光部材の任意の点に磁性具を、少なくとも
前記導光部材との接触部に鏡面処理を施して装着し、前
記展示ショーケースの外側または内側に設置した磁石で
前記磁性具を吸着することにより、前記導光部材を固定
するものである。
【0022】請求項6記載の照明装置によれば、請求項
4と同様な効果のほか、導光部材の着脱が容易であり、
かつその設置位置の微調整が容易である。
4と同様な効果のほか、導光部材の着脱が容易であり、
かつその設置位置の微調整が容易である。
【0023】請求項7記載のショーケースは、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請
求項6記載の照明装置を有するものである。
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請
求項6記載の照明装置を有するものである。
【0024】請求項7記載のショーケースによれば、請
求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5また
は請求項6と同様な効果がある。
求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5また
は請求項6と同様な効果がある。
【0025】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1および図2により説明する。すなわち、この照明装置
を有するショーケース10は、展示物収納部9の前面
1、背面2、両側面3、4の4面および上面5が透明部
材例えばガラスで形成された展示ショーケースである。
1および図2により説明する。すなわち、この照明装置
を有するショーケース10は、展示物収納部9の前面
1、背面2、両側面3、4の4面および上面5が透明部
材例えばガラスで形成された展示ショーケースである。
【0026】このショーケース10の照明装置は、導光
部材6と、光源装置7と、光制御部材8とを有する。
部材6と、光源装置7と、光制御部材8とを有する。
【0027】導光部材6は光源装置7の光を展示物収納
部9の所定の位置まで導光する透明体である。実施の形
態では、表面が平滑で外から見て透き通って見える透明
なアクリル製の例えば円柱状(丸棒)、角柱状等の棒状
であり、ショーケース10内の4隅の角に沿って展示物
収納部9の底面から高さ方向に突き出して設置されてい
る。導光部材6の下端はショーケース土台11の内部に
ある。導光部材6の周囲の大部分は屈折率の最も小さい
(=1)空気で覆われる。したがって、導光部材6が展
示物収納部9の隅に位置するので、より鑑賞を妨げな
い。
部9の所定の位置まで導光する透明体である。実施の形
態では、表面が平滑で外から見て透き通って見える透明
なアクリル製の例えば円柱状(丸棒)、角柱状等の棒状
であり、ショーケース10内の4隅の角に沿って展示物
収納部9の底面から高さ方向に突き出して設置されてい
る。導光部材6の下端はショーケース土台11の内部に
ある。導光部材6の周囲の大部分は屈折率の最も小さい
(=1)空気で覆われる。したがって、導光部材6が展
示物収納部9の隅に位置するので、より鑑賞を妨げな
い。
【0028】光源装置7は、鑑賞の妨げとならない位置
に設置している。実施の形態では、ショーケース土台1
1の内部に設けられた光ファイバ光源装置であり、内部
光源の光を光ファイバの先端より出光させる。光ファイ
バ7aの先端を導光部材6の下端に近接させて設置し、
光源装置7の光を導光部材6に入射している。
に設置している。実施の形態では、ショーケース土台1
1の内部に設けられた光ファイバ光源装置であり、内部
光源の光を光ファイバの先端より出光させる。光ファイ
バ7aの先端を導光部材6の下端に近接させて設置し、
光源装置7の光を導光部材6に入射している。
【0029】光制御部材8は、導光部材6の少なくとも
一部の導光光を展示物13に照射する方向に制御する。
実施の形態では、導光部材6の上端の上方に、導光部材
6からの出射光を反射して展示物13を照射するように
プリズムを設置している。プリズム(8)は断面3角形
ABCの形状をなしている。導光部材6の上端にはプリ
ズムの長辺を有するプリズム面8aの1端近傍の表面が
密着するように固定されている。また導光部材6の上端
の上方に位置するプリズム面8bが導光部材6の上端に
密接するプリズム面8aと略45°の角度をなしてい
る。ここでプリズム(8)の材質は導光部材の屈折率と
略同等の屈折率を有する透明部材である。またプリズム
(8)と導光部材6は屈折率が両者と同等の透明接着剤
15で固定されている。
一部の導光光を展示物13に照射する方向に制御する。
実施の形態では、導光部材6の上端の上方に、導光部材
6からの出射光を反射して展示物13を照射するように
プリズムを設置している。プリズム(8)は断面3角形
ABCの形状をなしている。導光部材6の上端にはプリ
ズムの長辺を有するプリズム面8aの1端近傍の表面が
密着するように固定されている。また導光部材6の上端
の上方に位置するプリズム面8bが導光部材6の上端に
密接するプリズム面8aと略45°の角度をなしてい
る。ここでプリズム(8)の材質は導光部材の屈折率と
略同等の屈折率を有する透明部材である。またプリズム
(8)と導光部材6は屈折率が両者と同等の透明接着剤
15で固定されている。
【0030】光源装置7の光フアイバ7aの出射光が導
光部材6に入射する。入射した光は導光部材6中を導光
するが、側面が平滑であり、かつその周囲の大部分が低
屈折率(=1)の空気で覆われているため、側面から光
が漏れることは殆どない。導光部材6中を導光した光は
上端から出射し、その上部に設けられたプリズム(8)
で反射されて、展示物13を効率よく照明する。すなわ
ち、導光部材6の上端からプリズム(8)のプリズム面
8aに入射した光は、図2(b)に示すように、その大
部分が導光部材6の端部上方のプリズム面8bで反射
し、導光部材6の端面方向の成分が大きくなった光とな
ってプリズム面8c、8aで反射される。図中の細線は
光線である。プリズム面8cでの反射光の大部分はプリ
ズム面8aに対して臨界角を超えた光となっているた
め、プリズム面8aから出射される。一方、プリズム面
8aで反射された光は、その大部分がプリズム面8cで
さらに反射された後、プリズム面8aから出射される。
また導光部材6からの出射光は光軸に対して広がった配
光となっているため、プリズム(8)からの出射光はプ
リズム面8aの全体からの面発光となる。
光部材6に入射する。入射した光は導光部材6中を導光
するが、側面が平滑であり、かつその周囲の大部分が低
屈折率(=1)の空気で覆われているため、側面から光
が漏れることは殆どない。導光部材6中を導光した光は
上端から出射し、その上部に設けられたプリズム(8)
で反射されて、展示物13を効率よく照明する。すなわ
ち、導光部材6の上端からプリズム(8)のプリズム面
8aに入射した光は、図2(b)に示すように、その大
部分が導光部材6の端部上方のプリズム面8bで反射
し、導光部材6の端面方向の成分が大きくなった光とな
ってプリズム面8c、8aで反射される。図中の細線は
光線である。プリズム面8cでの反射光の大部分はプリ
ズム面8aに対して臨界角を超えた光となっているた
め、プリズム面8aから出射される。一方、プリズム面
8aで反射された光は、その大部分がプリズム面8cで
さらに反射された後、プリズム面8aから出射される。
また導光部材6からの出射光は光軸に対して広がった配
光となっているため、プリズム(8)からの出射光はプ
リズム面8aの全体からの面発光となる。
【0031】なお、導光部材6の側面は完全な平滑性を
有さなくても同様の効果は得られるが、より平滑である
ほうが効果は大きい。また導光部材6はアクリル製でな
く、屈折率の高い透明な樹脂或いはガラスであっても同
様の効果を示す。
有さなくても同様の効果は得られるが、より平滑である
ほうが効果は大きい。また導光部材6はアクリル製でな
く、屈折率の高い透明な樹脂或いはガラスであっても同
様の効果を示す。
【0032】この実施の形態によれば、導光部材6は透
明であるため、消灯時はもちろん点灯時でも透明性を有
するので展示物13の鑑賞の障害とならない。従って美
観も損ねない。導光部材6はケース10の上部まで容易
に導光できる。ケース10の天井部である上面5が透明
部材でも設置できる。光源装置7が容易に手の届くショ
ーケース土台11に設置されるのでランプ交換等のメン
テナンスが容易である。導光部材6を土台11に任意の
長さだけ収納すれば高さ調節も容易である。ケース10
の内部で照明できるため、ケース10のガラス等の透明
部材の反射・屈折によるケース底面での影及びエッジの
発生がない。またショーケース10の単体で照明できる
ため、レイアウト変更が容易であり、設置場所も自由で
ある。また紫外線、赤外線が導光部材6で吸収されるた
め、照射光が展示物13を痛めない。光源装置7がショ
ーケース10の土台11にあるため、照射光の色変更が
容易となる。導光部材6の側面が平滑であれば側面から
の光漏れが生じないので、点灯時でも導光部材6の側面
は殆ど輝度がゼロとなり、より展示物13の鑑賞を妨げ
ない。
明であるため、消灯時はもちろん点灯時でも透明性を有
するので展示物13の鑑賞の障害とならない。従って美
観も損ねない。導光部材6はケース10の上部まで容易
に導光できる。ケース10の天井部である上面5が透明
部材でも設置できる。光源装置7が容易に手の届くショ
ーケース土台11に設置されるのでランプ交換等のメン
テナンスが容易である。導光部材6を土台11に任意の
長さだけ収納すれば高さ調節も容易である。ケース10
の内部で照明できるため、ケース10のガラス等の透明
部材の反射・屈折によるケース底面での影及びエッジの
発生がない。またショーケース10の単体で照明できる
ため、レイアウト変更が容易であり、設置場所も自由で
ある。また紫外線、赤外線が導光部材6で吸収されるた
め、照射光が展示物13を痛めない。光源装置7がショ
ーケース10の土台11にあるため、照射光の色変更が
容易となる。導光部材6の側面が平滑であれば側面から
の光漏れが生じないので、点灯時でも導光部材6の側面
は殆ど輝度がゼロとなり、より展示物13の鑑賞を妨げ
ない。
【0033】さらに、光制御部材8も透明のプリズムで
あるため、展示物鑑賞の妨げとならない。またプリズム
の下面全体からの面発光であるため、反射鏡による反射
に比べてまぶしさが緩和される。
あるため、展示物鑑賞の妨げとならない。またプリズム
の下面全体からの面発光であるため、反射鏡による反射
に比べてまぶしさが緩和される。
【0034】なお、光源装置7は、楕円反射鏡を備えた
ランプを、その集光光が導光部材6の下端に入射するよ
うに配置したものを用いても同様の効果を示す。また導
光部材6はアクリル製でなく、屈折率の高い透明な樹脂
或いはガラスであっても同様の効果を示す。
ランプを、その集光光が導光部材6の下端に入射するよ
うに配置したものを用いても同様の効果を示す。また導
光部材6はアクリル製でなく、屈折率の高い透明な樹脂
或いはガラスであっても同様の効果を示す。
【0035】またプリズムの形状は上記形状に限らない
が、導光部材6からの出射光がプリズム面8cに直接入
射する成分があれば、その光はプリズム面8cに対して
臨界角以上となっている成分が多く、反射せずにそのま
まプリズム面8cから出射して照明効率低下の要因とな
るため、導光部材6の出射配光に応じてプリズム(8)
内での第1反射面ができるだけプリズム面8bとなるよ
うな形状とするのが望ましい。すなわちこの場合、プリ
ズム(8)の頂点Aは少なくとも導光部材6の上端の上
方より、頂点C側に位置することになる。
が、導光部材6からの出射光がプリズム面8cに直接入
射する成分があれば、その光はプリズム面8cに対して
臨界角以上となっている成分が多く、反射せずにそのま
まプリズム面8cから出射して照明効率低下の要因とな
るため、導光部材6の出射配光に応じてプリズム(8)
内での第1反射面ができるだけプリズム面8bとなるよ
うな形状とするのが望ましい。すなわちこの場合、プリ
ズム(8)の頂点Aは少なくとも導光部材6の上端の上
方より、頂点C側に位置することになる。
【0036】この発明の第2の実施の形態を図3に示
す。すなわち、この照明装置は、第1の実施の形態にお
いて、光制御部材8のプリズムが導光部材6の上端が密
着するプリズム面8aを除く他のプリズム面、この実施
の形態ではプリズム面8aと対向するプリズム面8b、
8cに例えば蒸着や反射鏡の接合等の鏡面反射処理16
を施している。
す。すなわち、この照明装置は、第1の実施の形態にお
いて、光制御部材8のプリズムが導光部材6の上端が密
着するプリズム面8aを除く他のプリズム面、この実施
の形態ではプリズム面8aと対向するプリズム面8b、
8cに例えば蒸着や反射鏡の接合等の鏡面反射処理16
を施している。
【0037】導光部材6からの入射光がプリズム面8
b、8cに対して臨界角以上となりその面から出射され
た光も、反射処理16によって反射されるため、全ての
光がプリズム面8aから出射され、展示物13への照明
効率が向上する。入射角による光漏れの損失がないので
プリズムの形状を任意に変更することにより、出射配光
をすることができる。したがって、第1の実施の形態に
おいてさらに展示物13への照明効率が向上する。
b、8cに対して臨界角以上となりその面から出射され
た光も、反射処理16によって反射されるため、全ての
光がプリズム面8aから出射され、展示物13への照明
効率が向上する。入射角による光漏れの損失がないので
プリズムの形状を任意に変更することにより、出射配光
をすることができる。したがって、第1の実施の形態に
おいてさらに展示物13への照明効率が向上する。
【0038】この発明の第3の実施の形態を図4から図
6により説明する。すなわち、この照明装置は、第2の
実施の形態において、導光部材6と光制御部材8である
プリズムの位置関係及びプリズムが以下の通りに規定さ
れたものである。プリズムは導光部材6の上端が密着す
るプリズム面8aと平行な対向プリズム面18を有する
断面台形である。すなわち、プリズムは断面が台形(図
中ABCD、BC//AD)の立体形で外面は略樋状形
状である。
6により説明する。すなわち、この照明装置は、第2の
実施の形態において、導光部材6と光制御部材8である
プリズムの位置関係及びプリズムが以下の通りに規定さ
れたものである。プリズムは導光部材6の上端が密着す
るプリズム面8aと平行な対向プリズム面18を有する
断面台形である。すなわち、プリズムは断面が台形(図
中ABCD、BC//AD)の立体形で外面は略樋状形
状である。
【0039】第1のプリズム面8aに隣接する第2のプ
リズム面19は第1のプリズム面8aと45°(∠BA
D)をなし、第1のプリズム面8aに隣接する第3のプ
リズム面20は第1のプリズム面8aとα(∠CDA)
をなし、α=0.43×cos-1{(1/n)×sin
β}である。nはプリズムの屈折率、βは第1のプリズ
ム面8aから展示物13に照射する鉛直に対する照射角
(中心)である。またプリズムの幅(図4の紙面に垂直
な方向:奥行き長さ)tは導光部材6の幅(図4の紙面
に垂直な方向:奥行き長さ)と同等以上であり、対向プ
リズム面18の第2のプリズム面19との第1の交点B
はプリズム面8aと第2のプリズム面19との交点Aか
ら導光部材6の最も離れた端点Eまでの距離AEよりも
端点Eから第1の交点Bまでの距離EBが大きく、すな
わち長さAE<EBであり、かつ対向プリズム面18と
第3のプリズム面20との第2の交点Cは端点Eから導
光部材6の出射配光の光軸からの開き角γの方向に伸ば
した直線よりも遠い方に離れている。実施の形態では、
第2の交点Cは導光部材6の上端の端点Eから、導光部
材6の出射光の光軸からの開き角γ=40度に等しい角
度∠CED=40°の方向に伸ばした直線上に位置す
る。また交点Aから導光部材6に最も近い端点F間の距
離AF=4mm、導光部材6の幅FE≡6mm、したが
ってEB>AF+FEである。α(∠CDA)=30°
である。またプリズムの幅(奥行き長さ)t=6mmで
あり、導光部材6の幅(奥行き長さ)に等しくしてい
る。AD=41mm、第1のプリズム面8aと対向プリ
ズム面18との間の距離α=12mm、プリズムの材質
はアクリル樹脂(n=1.49)である。さらに対向プ
リズム面18、第2のプリズム面19および第3のプリ
ズム面20は第2の実施の形態と同様に鏡面処理されて
いる。
リズム面19は第1のプリズム面8aと45°(∠BA
D)をなし、第1のプリズム面8aに隣接する第3のプ
リズム面20は第1のプリズム面8aとα(∠CDA)
をなし、α=0.43×cos-1{(1/n)×sin
β}である。nはプリズムの屈折率、βは第1のプリズ
ム面8aから展示物13に照射する鉛直に対する照射角
(中心)である。またプリズムの幅(図4の紙面に垂直
な方向:奥行き長さ)tは導光部材6の幅(図4の紙面
に垂直な方向:奥行き長さ)と同等以上であり、対向プ
リズム面18の第2のプリズム面19との第1の交点B
はプリズム面8aと第2のプリズム面19との交点Aか
ら導光部材6の最も離れた端点Eまでの距離AEよりも
端点Eから第1の交点Bまでの距離EBが大きく、すな
わち長さAE<EBであり、かつ対向プリズム面18と
第3のプリズム面20との第2の交点Cは端点Eから導
光部材6の出射配光の光軸からの開き角γの方向に伸ば
した直線よりも遠い方に離れている。実施の形態では、
第2の交点Cは導光部材6の上端の端点Eから、導光部
材6の出射光の光軸からの開き角γ=40度に等しい角
度∠CED=40°の方向に伸ばした直線上に位置す
る。また交点Aから導光部材6に最も近い端点F間の距
離AF=4mm、導光部材6の幅FE≡6mm、したが
ってEB>AF+FEである。α(∠CDA)=30°
である。またプリズムの幅(奥行き長さ)t=6mmで
あり、導光部材6の幅(奥行き長さ)に等しくしてい
る。AD=41mm、第1のプリズム面8aと対向プリ
ズム面18との間の距離α=12mm、プリズムの材質
はアクリル樹脂(n=1.49)である。さらに対向プ
リズム面18、第2のプリズム面19および第3のプリ
ズム面20は第2の実施の形態と同様に鏡面処理されて
いる。
【0040】第2の実施の形態の3角形断面のプリズム
で、導光部材6からの出射光の大部分の第1反射面を面
AB(図6(b))になるようにすると、プリズムの高
さが非常に高くなり、サイズが大きくなる。また、一部
の光が面AC(図6(b))に入射したときの反射光3
1は導光部材6側に反射されるため、展示物13の照明
においては照明効率低下及びグレアの要因となる。
で、導光部材6からの出射光の大部分の第1反射面を面
AB(図6(b))になるようにすると、プリズムの高
さが非常に高くなり、サイズが大きくなる。また、一部
の光が面AC(図6(b))に入射したときの反射光3
1は導光部材6側に反射されるため、展示物13の照明
においては照明効率低下及びグレアの要因となる。
【0041】第3の実施の形態は、このような事項を改
善するため、第1反射面をAB、BCとした台形形状の
プリズムABCDを用いたものである。
善するため、第1反射面をAB、BCとした台形形状の
プリズムABCDを用いたものである。
【0042】一般に導光部材6からの出射光の開き角γ
は光軸に対してγ=40°程度である。従って、第1の
プリズム面8a(AD)に平行な対向プリズム面18
(BC)の第2の交点Cは導光部材6の端点Eから、導
光部材6の光軸に対する出射配光の開き角γで伸ばした
直線より点D側に位置するため、導光部材6からの出射
光は全て第2のプリズム面19(AB)或いは対向プリ
ズム面18(BC)で第1回目に反射される。
は光軸に対してγ=40°程度である。従って、第1の
プリズム面8a(AD)に平行な対向プリズム面18
(BC)の第2の交点Cは導光部材6の端点Eから、導
光部材6の光軸に対する出射配光の開き角γで伸ばした
直線より点D側に位置するため、導光部材6からの出射
光は全て第2のプリズム面19(AB)或いは対向プリ
ズム面18(BC)で第1回目に反射される。
【0043】また、展示物収納部9のコーナ付近から展
示物13を照明する際、配光は直下から展示物収納部9
の内側であることが望ましい。このため、対向プリズム
面18(BC)にはプリズム面8a(AD)に対して反
時計回りに90°以内の方向の光が入射するように、第
1の交点Bは端点Eよりも交点D側となるようにした。
すなわち、EB>AF+FEである。
示物13を照明する際、配光は直下から展示物収納部9
の内側であることが望ましい。このため、対向プリズム
面18(BC)にはプリズム面8a(AD)に対して反
時計回りに90°以内の方向の光が入射するように、第
1の交点Bは端点Eよりも交点D側となるようにした。
すなわち、EB>AF+FEである。
【0044】したがって、第2のプリズム面19(A
B)および対向プリズム面18(BC)で反射された光
は図5(a)、(b)に示すように、全てプリズムの先
端の交点Dの方向の成分を持ったものとなる。図中の細
線は光線である。このため、図6(a)に示すようにプ
リズムからの出射光の殆ど全てが照射角βを中心とした
配光となる。このとき、αを求める計算式でα=30と
してβを計算すると31°の方向となる。この場合、β
は±10°程度の精度である。
B)および対向プリズム面18(BC)で反射された光
は図5(a)、(b)に示すように、全てプリズムの先
端の交点Dの方向の成分を持ったものとなる。図中の細
線は光線である。このため、図6(a)に示すようにプ
リズムからの出射光の殆ど全てが照射角βを中心とした
配光となる。このとき、αを求める計算式でα=30と
してβを計算すると31°の方向となる。この場合、β
は±10°程度の精度である。
【0045】第3の実施の形態によれば、第2の実施の
形態において、プリズムのサイズがコンパクトになり、
展示物を最も効率よく照明でき、最もロスなく均一な照
明ができることとなる。
形態において、プリズムのサイズがコンパクトになり、
展示物を最も効率よく照明でき、最もロスなく均一な照
明ができることとなる。
【0046】この発明の第4の実施の形態を図7に示
す。すなわち、この照明装置は、第3の実施の形態にお
いて、プリズムの上面の対向プリズム面18に磁性具3
2例えば鉄製金具を接着固定してある。一方展示シヨー
ケース10の上面5の内側でプリズム設置位置の上方の
位置に磁石33を設置してある。磁石33および磁性具
32はそれぞれ例えば導光部材6やプリズム(8)と同
材質の接着材により接着固定されている。そして、プリ
ズム(8)に設置した鉄製金具(32)を磁石33の磁
力によって固定している。
す。すなわち、この照明装置は、第3の実施の形態にお
いて、プリズムの上面の対向プリズム面18に磁性具3
2例えば鉄製金具を接着固定してある。一方展示シヨー
ケース10の上面5の内側でプリズム設置位置の上方の
位置に磁石33を設置してある。磁石33および磁性具
32はそれぞれ例えば導光部材6やプリズム(8)と同
材質の接着材により接着固定されている。そして、プリ
ズム(8)に設置した鉄製金具(32)を磁石33の磁
力によって固定している。
【0047】このように、ケース10の内側に設置した
磁石33の磁力によって、ケース10の内部のプリズム
の上面に設けた鉄製金具(32)を固定するので、プリ
ズム(8)を容易にケース10に固定することができ
る。また、磁力が大きい磁石33を用いればプリズムだ
けでなく導光部材6も吊り下げ式に固定することができ
る。
磁石33の磁力によって、ケース10の内部のプリズム
の上面に設けた鉄製金具(32)を固定するので、プリ
ズム(8)を容易にケース10に固定することができ
る。また、磁力が大きい磁石33を用いればプリズムだ
けでなく導光部材6も吊り下げ式に固定することができ
る。
【0048】したがって、光制御部材8及び導光部材6
の固定が容易であり、光制御部材8及び導光部材6の脱
着が容易であり、磁石33の大きさの範囲で光制御部材
8の設置位置の微調整が容易である。
の固定が容易であり、光制御部材8及び導光部材6の脱
着が容易であり、磁石33の大きさの範囲で光制御部材
8の設置位置の微調整が容易である。
【0049】その他は第3の実施の形態と同様である。
【0050】この発明の第5の実施の形態を図8に示
す。すなわち、この照明装置は、第4の実施の形態にお
いて、展示シヨーケース10の上面5の外側でプリズム
設置位置上方の位置に磁石33を設置したものである。
す。すなわち、この照明装置は、第4の実施の形態にお
いて、展示シヨーケース10の上面5の外側でプリズム
設置位置上方の位置に磁石33を設置したものである。
【0051】ケース10の外側に設置した磁石33の磁
力によって、ケース10の内部のプリズム(8)の上面
に設けた鉄製金具(32)を固定するので、プリズム
(8)をケース10に容易に固定することができる。
尚、この構成の固定方法では磁石33をケース10に摺
動可能に載置しておき、ケース10の上面5の任意の場
所にスライドさせて移動させることにより、ケース10
の外側から容易にプリズム(8)の位置を変更すること
ができる。また、磁力が大きい磁石33を用いればプリ
ズムだけでなく導光部材6も吊り下げ式に固定すること
ができる。
力によって、ケース10の内部のプリズム(8)の上面
に設けた鉄製金具(32)を固定するので、プリズム
(8)をケース10に容易に固定することができる。
尚、この構成の固定方法では磁石33をケース10に摺
動可能に載置しておき、ケース10の上面5の任意の場
所にスライドさせて移動させることにより、ケース10
の外側から容易にプリズム(8)の位置を変更すること
ができる。また、磁力が大きい磁石33を用いればプリ
ズムだけでなく導光部材6も吊り下げ式に固定すること
ができる。
【0052】したがって、第4の実施の形態と同様な効
果のほか、光制御部材の設置位置をケース外側から調節
することができる。
果のほか、光制御部材の設置位置をケース外側から調節
することができる。
【0053】なお、磁性具32をプリズムに設置した
が、導光部材6に設置して磁石33で導光部材6を固定
してもよい。
が、導光部材6に設置して磁石33で導光部材6を固定
してもよい。
【0054】また、この発明において、導光部材6は棒
状に限らず、板状であってもよい。
状に限らず、板状であってもよい。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の照明装置によれば、導光
部材は透明であるため展示物鑑賞の障害とならず、美観
を損ねない。導光部材によりケース上部まで容易に導光
でき、ケースの天井部が透明でも導光部材を設置でき
る。また光制御部材により配光制御が容易になり、さら
に光源装置を鑑賞の妨げとならない位置に設置すること
によりメンテナンスを容易にできる。光制御部材が透明
であるため、展示物鑑賞の妨げとならない。また光制御
部材はプリズムの下面全体からの面発光にできるため、
反射鏡による反射に比べてまぶしさが緩和される。
部材は透明であるため展示物鑑賞の障害とならず、美観
を損ねない。導光部材によりケース上部まで容易に導光
でき、ケースの天井部が透明でも導光部材を設置でき
る。また光制御部材により配光制御が容易になり、さら
に光源装置を鑑賞の妨げとならない位置に設置すること
によりメンテナンスを容易にできる。光制御部材が透明
であるため、展示物鑑賞の妨げとならない。また光制御
部材はプリズムの下面全体からの面発光にできるため、
反射鏡による反射に比べてまぶしさが緩和される。
【0056】請求項2記載の照明装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、導光部材からプリズム内に入射
した光は略45度傾斜したプリズム面でほとんど反射す
るので展示物への照射に有効利用できる。
1と同様な効果のほか、導光部材からプリズム内に入射
した光は略45度傾斜したプリズム面でほとんど反射す
るので展示物への照射に有効利用できる。
【0057】請求項3記載の照明装置によれば、請求項
1または請求項2と同様な効果のほか、展示物への照明
効率をより一層向上することができる。
1または請求項2と同様な効果のほか、展示物への照明
効率をより一層向上することができる。
【0058】請求項4記載の照明装置によれば、請求項
1または請求項3と同様な効果のほか、プリズムのサイ
ズをコンパクトにでき、展示物を最も効率よく照明する
ことが可能となる。
1または請求項3と同様な効果のほか、プリズムのサイ
ズをコンパクトにでき、展示物を最も効率よく照明する
ことが可能となる。
【0059】請求項5記載の照明装置によれば、請求項
4と同様な効果のほか、光制御部材の着脱が容易であ
り、かつその設置位置の微調整が容易である。
4と同様な効果のほか、光制御部材の着脱が容易であ
り、かつその設置位置の微調整が容易である。
【0060】請求項6記載の照明装置によれば、請求項
4と同様な効果のほか、導光部材の着脱が容易であり、
かつその設置位置の微調整が容易である。
4と同様な効果のほか、導光部材の着脱が容易であり、
かつその設置位置の微調整が容易である。
【0061】請求項7記載のショーケースによれば、請
求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5また
は請求項6と同様な効果がある。
求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5また
は請求項6と同様な効果がある。
【図1】この発明の第1の実施の形態の斜視図である。
【図2】(a)はその部分拡大図、(b)はプリズムの
光線を示す説明図である。
光線を示す説明図である。
【図3】第2の実施の形態の部分拡大図である。
【図4】第3の実施の形態の部分拡大図である。
【図5】(a)、(b)はプリズム内の光線を示す説明
図である。
図である。
【図6】(a)は配光図、(b)は三角プリズム内の光
線を示す説明図である。
線を示す説明図である。
【図7】第4の実施の形態を示し、(a)は斜視図、
(b)その部分拡大図である。
(b)その部分拡大図である。
【図8】第5の実施の形態を示し、(a)は斜視図、
(b)その部分拡大図である。
(b)その部分拡大図である。
【図9】第1の従来例の斜視図である。
【図10】第2の従来例の斜視図である。
【図11】第3の従来例の斜視図である。
【図12】第3の従来例の別の斜視図である。
【図13】第4の従来例の斜視図である。
1 前面 2 背面 3 側面 4 側面 5 上面 6 導光部材 7 光源装置 8 光制御部材 8a 第1のプリズム面 9 展示物収納部 10 ショーケース 13 展示物 16 反射処理 18 対向プリズム面 19 第2のプリズム面 20 第3のプリズム面 32 磁性具 33 磁石
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21W 131:405 F21W 131:405
Claims (7)
- 【請求項1】 展示物収納部の前面、背面、両側面およ
び上面の少なくとも一部を透明に形成した展示ショーケ
ースに設置する照明装置であって、 鑑賞の妨げとならない位置に設置した光源装置と、この
光源装置の光を前記展示物収納部の所定の位置まで導光
する透明の導光部材と、この導光部材の少なくとも一部
の導光光を展示物に照射する方向に制御する光制御部材
とを備え、前記光制御部材は透明なプリズムであって、
前記導光部材の上端に第1のプリズム面の端部近傍が密
着するように固定され、かつ主な出射光が前記第1のプ
リズム面であるように形状を設定したことを特徴とする
照明装置。 - 【請求項2】 前記プリズムは、前記導光部材の上端の
上方であって前記プリズム面に対して略45度傾斜した
第2のプリズム面を有する請求項1記載の照明装置。 - 【請求項3】 前記プリズムは前記導光部材の上端が密
着する前記第1のプリズム面を除くプリズム面に鏡面反
射処理を施している請求項1または請求項2記載の照明
装置。 - 【請求項4】 前記プリズムは前記第1のプリズム面
(8a)と平行な対向プリズム面(18)を有する断面
台形であり、前記第1のプリズム面(8a)に隣接する
第2のプリズム面(19)は前記第1のプリズム面(8
a)と45°の傾斜をなし、前記第1のプリズム面(8
a)に隣接する第3のプリズム面(20)は前記第1の
プリズム面(8a)と角度αをなして傾斜し、前記αは
α=0.43×cos-1{(1/n)×sinβ}であ
り(ここで、nはプリズムの屈折率、βは前記第1のプ
リズム面(8a)から展示物に照射する鉛直に対する照
射角)、前記プリズムの幅は前記導光部材(6)の幅と
同等以上であり、前記対向プリズム面(18)の前記第
2のプリズム面(19)との第1の交点(B)は前記第
1のプリズム面(8a)と前記第2のプリズム面(1
9)との交点(A)から前記導光部材(6)の最も離れ
た端点(E)までの距離(AE)よりも前記端点(E)
から前記第1の交点(B)までの距離(EB)の方が大
きく、かつ前記対向プリズム面(18)と前記第3のプ
リズム面(20)との第2の交点(C)は前記端点
(E)から前記導光部材(6)の出射配光の光軸からの
開き角γの方向に伸ばした直線よりも遠い方に離れてい
る請求項1または請求項3記載の照明装置。 - 【請求項5】 前記光制御部材の任意の点に磁性具を、
少なくとも前記光制御部材との接触部に鏡面処理を施し
て装着し、前記展示ショーケースの外側または内側に設
置した磁石で前記磁性具を吸着することにより、前記光
制御部材を固定する請求項4の照明装置。 - 【請求項6】 前記導光部材の任意の点に磁性具を、少
なくとも前記導光部材との接触部に鏡面処理を施して装
着し、前記展示ショーケースの外側または内側に設置し
た磁石で前記磁性具を吸着することにより、前記導光部
材を固定する請求項4の照明装置。 - 【請求項7】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5または請求項6記載の照明装置を有するシ
ョーケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000130061A JP2001312912A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 照明装置およびショーケース |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100379374C (zh) * | 2003-07-11 | 2008-04-09 | 株式会社时空Tech. | 用于文物的封闭式陈列橱的照明装置 |
US8134780B2 (en) | 2009-03-23 | 2012-03-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Prism and lighting device |
KR101282513B1 (ko) * | 2011-09-16 | 2013-07-04 | 한경진 | 쇼 케이스 |
-
2000
- 2000-04-28 JP JP2000130061A patent/JP2001312912A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
CN100379374C (zh) * | 2003-07-11 | 2008-04-09 | 株式会社时空Tech. | 用于文物的封闭式陈列橱的照明装置 |
US8134780B2 (en) | 2009-03-23 | 2012-03-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Prism and lighting device |
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