JP2001299315A - 食品への粉体類まぶし用ドラム及び該ドラムを備えた粉体類まぶし装置 - Google Patents

食品への粉体類まぶし用ドラム及び該ドラムを備えた粉体類まぶし装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品が壊れることなく、かつ、食品の周囲す
べてに安定してかつ十分な利用の粉体類をまぶすことが
でき、商品価値の高い粉体類まぶし食品が得られる、食
品への粉体類まぶし用ドラムを備えた粉体類まぶし装置
を得る。 【解決手段】 内部に食品Pと粉体類を入れて回転させ
ることにより食品に粉体類をまぶし付けるようにした食
品への粉体類まぶし用ドラムBは、内周面に多数の隆起
体23Aを有しており、隣接する隆起体23A同志は、
ドラムB内に投入された食品Pがドラム内周面には接触
しない状態で部分的に入り込むができる大きさの隙間S
が確保されるようにされている。それにより、粉体類ま
ぶし付け時に、食品には穏やかな回転が与えられ、か
つ、当該食品とドラム内周面との間に粉体類が入り込ん
だ粉体類はドラムBの回転につれて食品の上方から振り
かかるようにして落下するので、均一なまぶし付けが得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塊状をなす、塊状
に切断された、もしくは塊状に成形された食品に粉体類
(小麦粉や米粉などの粉体か、これに調味料や香辛料さ
らにはクラッカー粉やパン粉などを加えたいわゆるミッ
クス粉であり、本明細書ではこれらを総称して「粉体
類」という)を連続的にまぶし付けるための食品用粉体
類まぶし装置に関する。
【0002】
【従来の技術と解決すべき技術課題】例えば鶏肉の唐揚
げを作る場合、適当な大きさに切断した鶏肉の周囲に必
要に応じてバッター液を付けた後に適宜の粉体類がまぶ
し付けられ、それが油で揚げられる。食品に粉体類をま
ぶし付ける装置として、コンベア上で食品を粉体類中に
埋めて、多方向から圧をかけて粉体類の粉付けを行うよ
うにしたものが知られている(特開平7−163号公
報、特開平10−257876号公報など参照)。
【0003】しかし、食品を粉体類に埋めて圧をかけな
がら搬送する形態の装置では、大きな圧をかけるとバッ
ター液が圧をかけた面から圧の弱い面へ移動してしまっ
たり、結着させた肉が割れてしまったりすることがあ
り、食品の全周囲に粉体類を十分にまぶし付けることは
難しい。食品とバッター液との接着を良好にするため
に、食品表面に直接粉を打つ、いわゆる打ち粉付けの場
合においては不十分なまぶし付けとなってもあまり問題
ではないが、バッター液の外側に粉をまぶし付けて良好
な食感の衣を呈することを意図している場合には大きな
問題となる。このため、このようなものについては依然
として手作業で行われているのが実状である。
【0004】塊状の食品などに均等に粉体類をまぶし付
けることができる装置としては、ドラム式のものが知ら
れている。例として、図11、図12に示すような装置
が提案されている(特開平61−85181号公報参
照)。この装置では、食品と小麦粉がコンベア61によ
りまぶせ部62に送られる。まぶせ部62は、内部に複
数の放射状に延びる攪拌棒63aを持つ回転自在なドラ
ム63と、その下流側に一体に取り付けられた篩い分け
部64と、前記ドラム63の上流側に位置する戻しドラ
ム65とを備え、機台66に回転可能に装着されてい
る。前記篩い分け部64と戻しドラム65との間には、
戻しコンベア67が配置されている。
【0005】この装置において、ドラム63内に投入さ
れた食品と小麦粉は、ドラム63の回転及び攪拌棒63
aの作用により相互に攪拌されながら、下流側に移動し
ていく。その間に、食品の全周面には小麦粉がまぶし付
けられる。小麦粉がまぶされた食品及び余分な小麦粉
は、ドラム63から篩い分け部64に移り、食品はシュ
ート68から排出コンベア69に移され、余剰な小麦粉
は篩い分け部64のバー70の間から戻しコンベア67
に落下する。戻しコンベア67に落下した小麦粉はコン
ベア67の移動により戻しドラム65内に投入され、戻
しドラム65内で回転する戻しフィン71によってすく
い上げられて上昇し、上部からコンベア61に落下し、
再び、ドラム63内に供給される。
【0006】この装置によれば、小麦粉のような粉体類
を塊状肉のような食品に連続的にかつ自動的にまぶし付
けていくことが可能であり、高い効率で食味の高い食材
を得ることができる。しかし、食品はドラム63の回転
とともに攪拌棒63aによって持ち上げられて落下する
ようになっており、落下するときの衝撃によりまぶされ
た粉体類が食品から剥がれてしまったり、食品が壊れて
しまったりする恐れがあり、高品質な粉付け(まぶし付
け)とはならない問題があった。
【0007】また、ドラム63の内周面が平坦面である
ことから、攪拌棒63aよって持ち上げられなかった食
品は小麦粉の上を回転せず滑るだけとなることも起こり
得る。さらに、小麦粉は放射状に延びる攪拌棒63aよ
ってはほとんど持ち上げられないので、ドラム63の底
部近傍に滞留しがちとなる。それにより、食品によって
は十分な粉付けが困難となり、不十分なまぶし具合のま
まで食品がシュート68から排出される恐れがある。
【0008】回転ドラム内に多数のバッフル板など突起
体や送り羽根を形成し、その中に粉粒体とコーティング
材を投入し、バッフル板などの作用により両者の混合を
良好にして好適なコーティングを得るようにした装置が
知られている(特開平11−113549号公報、特開
平7−328408号公報など参照)。しかし、いずれ
も多数の小さな物体を相互に摩擦するような状態でまと
めて攪拌することにより、その表面コーティングを良く
しようとするものであり、鶏肉の唐揚げを作るときの食
品への粉付けのように、食品同士がぶつかり合うのを回
避しながら粉体類のまぶし付けを行う必要がある装置に
は用いることができない。本発明は上記のような事情に
鑑みてなされたものであり、まぶし部内での食品に対し
て穏やかな回転運動を与えながら、上方からも安定した
状態で粉体類を振りかけ得るようにし、それにより、食
品の周面全部に十分に粉体類をまぶし付けることがで
き、かつ、まぶし時に食品が受ける衝撃を極力緩和し、
食品が壊れることのないようにした食品への粉体類まぶ
し用ドラム及び該ドラムを備えた粉体類まぶし装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明による食品への粉体類まぶし用ドラムは、内
部に食品と粉体類を入れて回転させることにより食品に
粉体類をまぶし付けるようにした食品への粉体類まぶし
用ドラムであって、ドラムの内周面には、ドラム内に投
入された食品がドラム内周面には接触しない状態で部分
的に入り込むことができる大きさの隙間が確保されるよ
うにして多数の隆起体が形成されており、それにより、
食品への粉体類まぶし付け時に、当該食品とドラム内周
面との間には常に粉体類が入り込むことのできる空間が
確保されるようになっていることを特徴とする。
【0010】上記ドラムでは、その内部に食品と粉体類
を入れて回転させると、投入された個々の食品はその一
部が隣接する隆起体同志の間に形成される隙間に入り込
んだ姿勢で隆起体によって保持された姿勢となり、その
姿勢を保って、ドラムの底部近傍からドラムの回転と共
に次第に回転方向に持ち上げられていき、バランスが崩
れたときに、穏やかに回転しながら下方に落下する。
【0011】一方、粉体類は、ドラムの底部近傍におい
て、隣接する隆起体同士の隙間を埋めるようにして滞留
しており、ドラムの回転と共に次第に回転方向上方に持
ち上げられる。そして、食品が隆起体の隙間から離れて
下方に落下していっても、一部の粉体類は隣接する隆起
体同士の隙間に入り込んだ状態でさらに上方まで運ば
れ、その後で落下する。穏やかな回転を伴って食品が落
下すること、及び、その後に粉体類が食品の上に振りか
かるようにして落下していくこととにより、食品が壊れ
ることもなく、かつ、食品の周囲すべてに安定してかつ
十分に粉体類はまぶされる。
【0012】本発明において、前記多数の隆起体はドラ
ムの軸芯方向に延びる多数本の凸条であってもよく、個
々に独立した多数の突起体であってもよい。いずれの場
合にも、隣接する隆起体同志は、ドラム内に投入された
食品がドラム内周面には接触しない状態で部分的に入り
込むができる大きさの隙間が確保されるようにして配置
される。多数の隆起体の全体又は少なくともその頂部近
辺を、柔軟な弾性のある材料で構成することは好ましい
態様であり、それにより、食品が壊れるのをさらに確実
に回避することができる。例えば、隆起体全体を発泡樹
脂材料、ゴム類のような材料で作ってもよく、金属製隆
起体の少なくとも頂部近傍を同様な材料で被覆するよう
にしてもよい。さらに、好ましくは、前記多数の隆起体
の表面は滑らかに変化する曲面とされる。それにより、
隆起体同志の隙間に一部が入り込んだ状態からバランス
を崩して落下してくるときの衝撃を一層和らげることが
できる。
【0013】好ましくは、前記ドラムは、該ドラムが回
転することにより粉体類がまぶされた食品を入口側から
出口側に向けて送り出すようにした螺旋状の送り手段を
さらに備える。このような送り手段を備えることによ
り、食品を互いに衝突させることなく個々に離れた状態
で出口に向けて送り出すことが可能となり、食品の壊れ
もなく、品質の高い粉体類まぶし付け食品が得られる。
【0014】本発明はさらに、上記のドラムと、該ドラ
ムに回転運動を与えるための駆動手段とを少なくとも備
えることを特徴とする食品への粉体類まぶし装置も開示
する。より好ましい態様において、上記粉体類まぶし装
置は、少なくとも前記ドラムに意図的な振動を付与する
ための振動発生手段をさらに備える。
【0015】粉体類の種類や量によっては、あるいは粉
体類や食品の挙動の都合により、粉体類が隣接する隆起
体同士の隙間に入り込んで容易には落下できない状態と
なることが起こり得る。そのような場合に不十分な粉付
けが生じる恐れがある。振動発生手段はこのような事態
を回避するためのものであり、必要なときにあるいは定
期的に、少なくとも回転するドラムに対して振動を与え
る。それにより、隆起体同士の隙間に保持された粉体類
は容易かつ確実に落下し、正規かつ規則的な粉体類の落
下が継続する。また、振動によりドラム内に適度に粉体
類を舞わせることもでき、食品への粉体類のまぶし付け
の均一化ももたらされる。
【0016】好ましい態様において、本発明による粉体
類まぶし装置は、一方端に形成した供給口と他方端に形
成した排出口を除いて実質的に開放部を有しない第1の
筒状体と、一方端を前記供給口に臨ませ他方端を前記排
出口に臨ませた状態で前記第1の筒状体内に配置されて
いる第2の筒状体とを備えた粉体類まぶし部と、少なく
とも前記第2の筒状体が回転できるように前記粉体類ま
ぶし部を支持する機台と、少なくとも前記第2の筒状体
粉体類に回転運動を与えるための駆動手段とを備えてお
り、前記供給口から投入される食品及び粉体類は前記第
2の筒状体内に入り込むようにされており、前記第2の
筒状体は、上記した食品への粉体類まぶし用ドラムで構
成される上流域部分と粉体類の通過は許すが食品の通過
は許さない透過孔を周面に多数持つ下流域部分とで構成
されており、さらに、前記第1の筒状体の上流側端部近
傍には、そこに滞留する粉体類を前記第2の筒状体内に
送り込むための粉体類再循環手段を備えることを特徴と
する。
【0017】この粉体類まぶし装置では、まぶし部に投
入された食品と粉体類は第2の筒状体が回転することに
より互いに混じり合い、第2の筒状体の上流域部分であ
る上記した食品への粉体類まぶし用ドラムの部分におい
て、食品への粉体類のまぶし付けが進行する。粉体類が
まぶし付けられた食品と余剰の粉体類は、第2の筒状体
の下流域部分に移動し、そこで、余剰の粉体類及び必要
以上に食品にまぶし付けられた粉体類は、多数の透過孔
を通過して前記第1の筒状体の内周面に落下する。
【0018】第1の筒状体は一方端に形成した供給口と
他方端に形成した排出口を除いて実質的に開放部を有し
ない形状であり、その内周面に落下した粉体類が外気中
に飛散することはない。そのために、この粉体類まぶし
装置では、近辺の作業環境が常に良好に保たれる。ま
た、落下した余剰な粉体類は、第1の筒状体の内面に沿
ってその上流側端部近傍まで移動し、そこから、粉体類
再循環手段によって第2の筒状体内に自動的に送り込ま
れるので、投入された粉体類はすべてまぶし材料として
利用でき無駄が生じない。
【0019】また、第2の筒状体の内面に送り手段とし
て螺旋状構造体を取り付ける場合には、その螺旋ピッチ
に合わせて一つ一つ食品を供給していくことで、壊れや
すい表面を持つ食品を互いに隔離した状態で、粉体類を
連続的にまぶし付けていくことが可能となる。螺旋状構
造体としては、樹脂ホースや発泡樹脂のように弾性材料
が食品が壊れるのを確実に防止できることから好まし
い。上記の粉体類まぶし装置において、少なくとも前記
第2の筒状体の上流域部分に意図的な振動を付与するた
めの振動発生手段がさらに備えられていてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による食品への粉体
類まぶし用ドラム及び該ドラムを備えた粉体類まぶし装
置の好適な実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明による食品への粉体類まぶし用ドラムBを
備えた粉体類まぶし装置Aの全体を示す側面図、図2は
図1に示す装置Aを上流側から見た正面図である。図3
は粉体類まぶし用ドラムBの斜視図であり、図4はその
一部を拡大して示している。
【0021】図示の食品への粉体類まぶし装置Aにおい
て、粉体類まぶし用ドラムBは両端を開放した筒状体2
1Aを備え、その内周面には、凸状の隆起体23Aとし
て、弾性を有するホースや筒状の合成樹脂発泡体のよう
な材料を断面半円形あるいは弧状に切断した多数本の長
尺状部材が、筒状体21Aの軸芯方向に向けて多数本固
定されている。そして、図2を参照すれば分かるよう
に、並行して走る隆起体23A同志は、ドラムB内に投
入された粉体類のまぶし付けを行おうとする食品Pが、
ドラムB(筒状体21A)の内周面には接触しないが、
その一部は入り込むができる大きさの隙間Sが確保され
るようにして配列されている。それにより、隣接する隆
起体23A、23Aの間の隙間に一部を入り込ませてい
る食品Pと筒状体21Aの内周面との間には、常時空間
が確保される。
【0022】この粉体類まぶし用ドラムBでは、必須で
はないが、さらに、全長に亘って樹脂材料のような軟質
部材からなる線状部材25Aが、ドラムの回転によって
当該線状部材25Aの軌跡に沿って食品Pや粉体類が出
口側に移送されるように、螺旋状に巻き付け固定されて
いる(図3参照)。
【0023】図1及び図2に示すように、上記の粉体類
まぶし用ドラムBは、機台50の4隅に配置した自由輪
52の上に回転可能に支承されており、機台50に取り
付けたモータ53の回転力が、モータ53の回転軸と筒
状体21Aの外周に取り付けたプーリ16Aとの間に介
装したベルト55Aを介して筒状体21Aに伝えられ、
粉体類まぶし用ドラムBは機台50の上で回転する。
【0024】この例において、必須ではないが、機台5
0に、ドラムBに意図的に振動を付与するために振動発
生手段80が配置される。この例で、振動発生手段80
はエアーハンマーであり、打撃ヘッド81とアクチュエ
ータ部82とからなるエアーハンマー80が2組取り付
けてある。アクチュエータ部82には図示しない制御機
構を介して定期的に圧空が送給され、打撃ヘッド81を
筒状体21Aに向けて移動させて、粉体類まぶし用ドラ
ムBに意図的に振動を与える。定期的でなく、任意なと
きに振動を与えるようにしてもよい。エアーハンマー8
0に代え、各種のバイブレータを振動発生手段として使
用することもできる。
【0025】上記粉体類まぶし装置Aの作動を説明す
る。モータ53を駆動して粉体類まぶし用ドラムBを回
転させる。その状態であるいは回転に先立ち、適当な大
きさに切断されかつ場合よってはバッター液が付けられ
た鶏肉などの食品と粉体類とを筒状体21Aの供給口側
に投入する。
【0026】投入された粉体類は、筒状体21Aの底部
近傍において、隣接する隆起体23A同士の隙間に入り
込み、そこを埋めるような状態となる。しかし、食品P
は隣接する隆起体23A同志の間に形成される隙間Sに
その一部のみが入り込んだ状態で支持される。図5aは
その状態を示している。その状態で筒状体21Aが回転
すると、ドラム21Aの回転と共に食品Pは次第に回転
方向に持ち上げられていき、バランスが崩れたときに、
図4に示すように、穏やかに回転しながら下方に落下す
る。その過程で、食品の周囲には筒状体21Aの底部近
傍に存在する粉体類がまぶし付けられる。
【0027】一方、隣接する隆起体23A、23Aの間
の隙間に一部を入り込ませている食品Pと筒状体21A
の内周面との間に形成された空間を埋めていた粉体類
は、ドラム21Aの回転と共に食品Pが落下した位置よ
りもさらに上方に持ち上げられ、その後に落下する。そ
の結果、粉体類が食品Pの上にも振りかかるようにして
落下する(図4参照)。
【0028】穏やかな回転を伴って食品Pが落下するこ
と、及び、その後に粉体類が食品Pの上にも振りかかる
ようにして落下していくことから、上記の粉体類まぶし
装置Aを用いることにより、食品Pが壊れることなく、
かつ、食品Pの周囲すべてに安定して十分な量の粉体類
をまぶすことが可能となる。さらに、隆起体23Aは柔
軟な弾性のある材料で構成され、かつ、表面は滑らか変
化する曲面とされているので、落下あるいは回転により
食品Pが壊れこともない。
【0029】なお、図5aで隆起体23Aは断面形状が
半円形状でなく卵形に示してある。この場合には、図2
〜図3に示す断面形状の隆起体23Aの場合と比較し
て、隣接する隆起体23A、23Aの間の隙間に一部を
入り込ませている食品Pと筒状体21Aの内周面との間
に形成される空間面積を広く取ることができ、より多く
の量の粉体類を収容することが可能となる。それによ
り、上から振りかかるようにして落下する粉体類の量が
増加し、食品Pへの粉体類のまぶし付けは、より十分な
ものとなる。
【0030】図5bは、比較例として、隆起体23A、
23Aの間の隙間がより広く設定されている場合を示し
ている。隆起体23A、23Aの間の隙間に入り込んだ
食品Pは、ドラム21Aの回転によって、より高い位置
まで引き上げられてから落下するようになるので、衝撃
により食品に破壊が生じやすくなる。図示しないが、隆
起体23A、23Aの間の隙間が非常に狭く、食品Pが
3個以上の隆起体23A頂部上に亘って載るような姿勢
となる場合には、ドラム21Aの回転時に、食品Pと隆
起体23A頂部との間で滑りが生じるようになり、食品
Pに必要な回転を与えることができなくなる。食品Pの
回転が不足すると、全表面に亘って十分なまぶし付けを
行うことができなくなり、やはり好ましくない。
【0031】なお、図示の実施の形態において、筒状体
21Aの内面には螺旋状の送り手段(線状部材25A)
が備えられており、粉体類をまぶし付けられた食品Pは
安定して出口に向けて送られる。食品Pの投入を間隔を
置いて行うことにより、食品Pを互いに衝突させること
なく離れた状態で出口に向けて送り出すことができ、品
質の高い粉体類まぶし付け食品が得られる。
【0032】作業環境によっては、隣接する隆起体23
A同士の隙間(あるいは前記空間)に入り込んだ粉体類
が落下してこない状態となることが起こり得る。しか
し、上記の粉体類まぶし装置では、必要なときにあるい
は定期的に前記エアーハンマー80を作動して筒状体2
1Aに振動を与えることにより、隆起体同士の隙間に保
持された粉体類を確実に落下させることができる。それ
により、正規かつ規則的な粉体類の落下が継続し、ま
た、振動によりドラム内に適度に粉体類を舞わせること
もできるので、食品への粉体類のまぶし付けは一層均一
化する。
【0033】図6は、食品への粉体類まぶし用ドラムB
の他の実施の形態を示している。ここでは、前記隆起体
が、図1〜図5に示した場合にように、ドラムの軸芯方
向に延びる多数本の凸条(隆起体23A)ではなく、筒
状体21A内周面に多数形成された個々に独立した多数
の突起体23Bとされている。ここでも、隣接する突起
体23B同士は、ドラム21A内に投入された食品Pが
ドラム内周面には接触しない状態で部分的に入り込むが
できる大きさの隙間Sが確保されるようにして配設され
ている。この形態の粉体類まぶし用ドラムBも図1〜図
5に示したものと同じ作用効果を奏することは説明を要
しない。
【0034】図7〜図10は、上記食品への粉体類まぶ
し用ドラムBを備えた食品への粉体類まぶし装置の他の
実施の形態を示している。図7〜図10において、10
はステンレス鋼板などで作られる外筒であり、粉体類ま
ぶし部Cの一部である第1の筒状体を構成する。外筒1
0は、円筒部分11と上流側側板12と下流側側板13
とが一体的に構成され、上流側側板12と下流側側板1
3にはそれぞれ供給口14及び排出口15が形成され
る。20は内筒であり粉体類まぶし部Cの一部である第
2の筒状体を構成する。内筒20は全体として円筒形状
であり、その一方端(上流端)側を前記供給口14に臨
ませ、他方端(下流端)側を前記排出口15に臨ませた
姿勢で前記外筒10内に装着されている。
【0035】内筒20は閉じた周面を持つ上流域部分2
1と粉体類の通過は許すが食品の通過は許さない大きさ
の透過孔を周面に多数持つ下流域部分22とで構成され
ており(図9参照)、前記上流域部分21に、上述した
本発明による食品への粉体類まぶし用ドラムBが用いら
れる。なお、図示の例では、前記上流域部分21は径の
小さい樹脂材料製のホース23を密な状態で円筒状に組
み付けて構成されているが、図1から図5に示したよう
に、筒状体21Aの内周面に多数本の凸条(隆起体23
A)を取り付けた形態のもの、あるいは、図6に示した
ように、筒状体21A内周面に多数形成された個々に独
立した多数の突起体23Bを形成した形態のものであっ
てもよいことは、理解されよう。また、当然に、図6か
ら図9に示す実施の形態においても、隣接する前記ホー
ス23とホース23同士の間隔の最も広い部分、すなわ
ち、隣接するホース23の間の隙間Sは、前記上流域部
分21内に投入された食品が密な状態で組み付られた隣
接するホース23同志の接触部(ドラム内周面に相当す
る)には接触しない状態で部分的に入り込むができる大
きさの隙間とされている。
【0036】前記下流域部分22は上流域部分21の長
さの3/5程度の長さとされ、全体が編み目の小さい金
網24により構成されている。金網に代え、パンチング
メタルであってもよく、メッシュ状とされた筒状の樹脂
製品であってもよい。下流域部分22の外径は、前記外
筒10の排出口15の直径とほぼ同じとされる。
【0037】内筒20の内面には、その全長に亘って樹
脂材料のような軟質部材からなる線状部材25が、内筒
20の回転によって当該線状部材25の軌跡に沿って食
品や粉体類が供給口14側から排出口15側に移送され
るように、螺旋状に巻き付け固定されている。この線状
部材25は前記図1から図4に示した形態での線状部材
25Aに相当する。
【0038】また、外筒10の内周面にも線状部材18
が、外筒10の回転によって当該線状部材18の軌跡に
沿って粉体類が排出口15側から供給口14側に移送さ
れるように、螺旋状に巻き付け固定されている。これら
螺旋状構造体は図示のような線状部材に限らず、特に線
状部材18については、長尺状の板部材を螺旋状に連続
的に巻き付けて形成されるスクリュー形式のものであっ
てもよい。さらに、線状部材18に変え、内筒20の外
面側に長尺状の板部材を先端縁が外筒10の内周面に接
するようにして螺旋状に連続的に巻き付けたものを螺旋
状構造体とすることもできる。
【0039】外筒10の上流側端部近傍には、図10に
よく示すように、一側辺を上流側側板12に、下辺を外
筒10の円筒部分11の内周面に接した状態で、多数枚
の板部材19が所定間隔を置いてかつ放射方向に固定さ
れており、その上辺位置は上流側側板12に形成した供
給口14の内周縁位置まで達している。そして、供給口
14には、前記板部材19の上辺位置が形成する仮想円
周部分を覆うことのできる円環部材41を持つ粉体類再
循環手段40が、非回動状体で嵌着されている。
【0040】粉体類再循環手段40は、板部材19の上
辺の長さとほぼ同じ幅である前記円環部材41と該円環
部材41の一端から外側に延びるフランジ42とを備え
る。そして、供給口14に嵌着した姿勢で上位位置とな
る円環部材41の部分には開口43が形成され、該開口
43のフランジ42側の側縁には、斜め下方前方に向け
て、案内舌片44が取り付けられる。フランジ42の前
面には取り付け桿45が固定されていて、図7に示すよ
うに、該取り付け桿45の他端側を機台50に固定する
ことにより、粉体類再循環手段40は非回動状体で(す
なわち、粉体類まぶし部Cが回転しても、共周りしない
状態で)、外筒10の供給口14に嵌着される。その状
態で、前記案内舌片44の先端部分は内筒20の上流域
部分21内に入り込むようにされるとともに、好ましく
は、円環部材41の下流側と内筒20の上流側とが二重
筒の形態をとりうるようにされる。
【0041】50は機台であり、この例では上面51は
傾斜面とされている。そして、該傾斜面上には、4隅に
配置した自由輪52を介して前記外筒10が回転自在に
装着されている。傾斜の方向は図で左上がり勾配、すな
わち、外筒10の供給口14側が下位となり、排出口1
5側が上位となる方向とされる。機台50にはモータ5
3が取り付けられ、その回転軸に取り付けたプーリ54
と外筒10の外周に取り付けたプーリ16とにベルト5
5が介装されている。従って、モータ53を駆動する
と、その回転はベルト55を介して外筒10に伝えら
れ、外筒10は、機台50の上で供給口14側よりも排
出口15側を高い位置とした姿勢で、かつ内筒20とと
もに回転する。機台50の前記排出口15の下方近傍に
は搬出用コンベア60が配置される。
【0042】この実施の形態においても、必須ではない
が、機台50に、粉体類まぶし部Cに意図的に振動を付
与するために振動発生手段80が配置される。この例に
おいても、振動発生手段80はエアーハンマーであり、
打撃ヘッド81とアクチュエータ部82とからなるエア
ーハンマー80が2組取り付けてある。アクチュエータ
部82には図示しない制御機構を介して定期的に圧空が
送給され、打撃ヘッド81を外筒10に向けて移動させ
て、粉体類まぶし部Cに意図的に振動を与える。それに
より、粉体類まぶし用ドラムBに振動が伝達される。な
お、定期的でなく、任意なときに振動を与えるようにし
てもよい。
【0043】上記粉体類まぶし装置Aの作動を説明す
る。モータ53を駆動して粉体類まぶし部Cを回転させ
る。その状態であるいは回転に先立ち、図示しないコン
ベアなどの送り手段を利用して、粉体類と食品を供給口
14から内筒20の上流域部分21部分に投入する。投
入された粉体類と食品は粉体類まぶし部Cの回転と内筒
20(第2の筒状体)の内面に取り付けた線状部材25
の作用により、互いに混じり合いながらその上流域部分
21から下流域部分22に向けて移動する。その間に、
食品への粉体類のまぶし付けが進行する。まぶし付け時
の態様は、振動発生手段80の作用も含めて、図1から
図5に示した実施の形態についての説明で詳述したとお
りであり、ここでは省略する。なお、図示のように、機
枠50に取り付けたエアーハンマーによる外筒からの衝
撃では、所要の振動を粉体類まぶし用ドラムB、すなわ
ち第2の筒状体の上流域部分21に与えることができな
い場合には、従来知られた適宜のバイブレータのような
装置を組み付けることが有効となる。
【0044】粉体類がまぶし付けられた食品と余剰の粉
体類はそのまま下流域部分22に移動し、そこで余剰の
粉体類及び必要以上に食品にまぶし付けられた粉体類
は、下流域部分22に形成された多数の透過孔24を透
過して外筒10(第1の筒状体)の内周面に落下する。
外筒10は供給口14と排出口15を除いて実質的に開
放部を有しない形状であり、内周面に落下した粉体類は
外筒10内に閉じこめられ、外気中に飛散することはな
い。
【0045】また、粉体類まぶし部Cは供給口14より
も排出口15が高い位置となるように傾斜した姿勢で機
台50に装着されているので、落下した余剰な粉体類は
外筒10の内面に沿ってその上流側端部近傍まで移動す
る。外筒10の内面には螺旋状の線状部材18が取り付
けられているので、粉体類の移動は迅速かつ確実に進行
する。
【0046】外筒10の上流側端部近傍まで移動してき
た粉体類は、外筒10の上流端に取り付けた板部材19
により外筒10の回転とともに上方に向けてすくいあげ
られる。板部材19の上辺で形成する仮想円周部分は粉
体類再循環手段40の円環部材41によって閉鎖されて
いるので、すくい上げの途中で粉体類が落下することは
ない。外筒10の回転が進行することにより、板部材1
9によりすくい上げられている粉体類は円環部材41に
形成した開口43の位置に順次到達する。開口43に到
達した粉体類はそこから落下し、案内舌片44により案
内されて、内筒20の上流域部分21内に戻される。そ
れにより、投入された粉体類はすべてまぶし材料として
利用されることとなり、無駄は生じない。
【0047】この実施の形態では、粉体類まぶし部Cは
供給口14よりも排出口15が高い位置となるように傾
斜した姿勢で機台50に装着されているので、内筒20
内で粉体類や食品が自重により下流(排出口15)側に
不用意に落下することはなく、常時、内筒20の内面に
取り付けた螺旋状の線状部材25の作用によって、該螺
旋状の線状部材25に規制された移動を行う。そのため
に、食品や粉体類の分布も均一化し、内筒20の上流域
部分21において、食品と粉体類のまぶし工程は所期ど
おりに進行する。その結果、所望に粉体類がまぶし付け
られた食品を常に得ることができ、また、食品に予期せ
ぬ破壊が生じるのも回避できる。
【0048】
【発明の効果】上記の構成を持つ本発明による食品への
粉体類まぶし用ドラム及び該ドラムを備えた粉体類まぶ
し装置によれば、食品は、ドラムの回転と共に次第に回
転方向に持ち上げられ、バランスが崩れたときに、穏や
かに回転しながら下方に落下する。一方、粉体類は、食
品が落下していっても、ドラムの回転と共にさらに上方
まで運ばれ、その後で落下する。穏やかな回転を伴って
食品が落下することと、その後に粉体類が食品の上にも
振りかかるようにして落下していくこととにより、食品
が壊れることはなく、また、食品の周囲すべてに安定し
てかつ十分な量の粉体類をまぶすことが可能となる。そ
れにより、商品価値の高い粉体類まぶし食品が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による食品への粉体類まぶし用ドラムを
備えた粉体類まぶし装置の全体を示す側面図。
【図2】図1に示す装置を上流側から見た正面図。
【図3】粉体類まぶし用ドラムを説明するための斜視
図。
【図4】粉体類まぶし用ドラムの一部を拡大して示す斜
視図。
【図5】粉体類まぶし用ドラムに投入された食品と隆起
体同志の間に形成される隙間との関係を説明するのに供
される図。
【図6】粉体類まぶし用ドラムの他の実施の形態を示す
斜視図。
【図7】本発明による食品への粉体類まぶし用ドラムを
備えた粉体類まぶし装置の他の実施の形態を示す側面図
であり、一部破断して示している。
【図8】図7に示す装置を上流側から見た正面図。
【図9】図7に示す装置における粉体類まぶし部を構成
する第2の筒状体を説明するための斜視図。
【図10】図7に示す装置における粉体類まぶし部を構
成する第1の筒状体と粉体類再循環手段を説明するため
の分解斜視図。
【図11】従来の食品への粉体類まぶし装置の一例を示
す側面図。
【図12】図11に示す装置の要部の断面を示す図。
【符号の説明】
A…食品への粉体類まぶし装置、B…粉体類まぶし用ド
ラム、C…粉体類まぶし部、P…食品、S…隣接する隆
起体同士の隙間、21A…筒状体、23A…凸状の隆起
体、25A…螺旋状の線状部材、50…機台、53…モ
ータ、80…振動発生手段
フロントページの続き (72)発明者 白倉 知明 千葉県千葉市花見川区幕張本郷3−19−5 フィエール本郷302号室 Fターム(参考) 4B035 LE07 LP26 LT10 4B048 PE03 PN13 PN14 PN18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に食品と粉体類を入れて回転させる
    ことにより食品に粉体類をまぶし付けるようにした食品
    への粉体類まぶし用ドラムであって、該ドラムの内周面
    には、ドラム内に投入された食品がドラム内周面には接
    触しない状態で部分的に入り込むができる大きさの隙間
    が確保されるようにして多数の隆起体が形成されてお
    り、それにより、食品への粉体類まぶし付け時に、当該
    食品とドラム内周面との間には常に粉体類が入り込むこ
    とのできる空間が確保されるようになっていることを特
    徴とする粉体類まぶし用ドラム。
  2. 【請求項2】 前記多数の隆起体はドラムの軸芯方向に
    延びる多数本の凸条であることを特徴とする請求項1記
    載の粉体類まぶし用ドラム。
  3. 【請求項3】 前記多数の隆起体は個々に独立した多数
    の突起体であることを特徴とする請求項1記載の粉体類
    まぶし用ドラム。
  4. 【請求項4】 前記多数の隆起体の表面は滑らか変化す
    る曲面により形成されていることを特徴とする請求項1
    ないし3いずれか記載の粉体類まぶし用ドラム。
  5. 【請求項5】 前記粉体類まぶし用ドラムは、該ドラム
    が回転することにより粉体類がまぶされた食品を入口側
    から出口側に向けて送り出すようにした螺旋状の送り手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし4い
    ずれか記載の粉体類まぶし用ドラム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか記載の粉体類
    まぶし用ドラムと、該ドラムに回転運動を与えるための
    駆動手段とを少なくとも備えることを特徴とする食品へ
    の粉体類まぶし装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記粉体類まぶし用ドラムに
    意図的な振動を付与するための振動発生手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項6記載の食品への粉体類ま
    ぶし装置。
  8. 【請求項8】 一方端に形成した供給口と他方端に形成
    した排出口を除いて実質的に開放部を有しない第1の筒
    状体と、一方端を前記供給口に臨ませ他方端を前記排出
    口に臨ませた状態で前記第1の筒状体内に配置されてい
    る第2の筒状体とを備えた粉体類まぶし部と、少なくと
    も前記第2の筒状体が回転できるように前記粉体類まぶ
    し部を支持する機台と、少なくとも前記第2の筒状体に
    回転運動を与えるための駆動手段とを有しており、前記
    供給口から投入される食品及び粉体類は前記第2の筒状
    体内に入り込むようにされており、前記第2の筒状体は
    請求項1ないし5いずれか記載の粉体類まぶし用ドラム
    で構成される上流域部分と粉体類の通過は許すが食品の
    通過は許さない透過孔を周面に多数持つ下流域部分とで
    構成されており、さらに、前記第1の筒状体の上流側端
    部近傍には、そこに滞留する粉体類を前記第2の筒状体
    内に送り込むための粉体類再循環手段を備えることを特
    徴とする請求項6又は7記載の食品への粉体類まぶし装
    置。
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