JP2001298892A - モータ回転軸の支持構造 - Google Patents

モータ回転軸の支持構造

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JP2001298892A JP2000109017A JP2000109017A JP2001298892A JP 2001298892 A JP2001298892 A JP 2001298892A JP 2000109017 A JP2000109017 A JP 2000109017A JP 2000109017 A JP2000109017 A JP 2000109017A JP 2001298892 A JP2001298892 A JP 2001298892A
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吉昌 富田
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強 石田
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    • F16H57/00General details of gearing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸支持のために射出充填した樹脂材の不
要箇所への漏れを防止できると共にスラスト軸受が加工
の過程で傾いたり脱落することがなく、作業性が向上し
しかも装置を小型化できるモータ回転軸の支持構造を得
る。 【解決手段】 ウォームギヤ20の先端部を支持する軸
受部22では、軸孔28にスラスト軸受32が配置され
ており、樹脂注入部30に注入された樹脂材によってス
ラスト軸受32がウォームギヤ20の先端部を押圧した
状態で保持され、ウォームギヤ20のスラスト荷重を支
持している。スラスト軸受32には樹脂注入部30へ向
けて突起40が突出形成されており、スラスト軸受32
を軸孔28内に組み付けて固定する際にこのスラスト軸
受32が押されても、突起40が樹脂注入部30の側壁
31に当接してこれを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータの回転軸を支
持するためのモータ回転軸の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】モータの回転子(アーマチャー)はハウ
ジング内に収容されており、その回転軸(アーマチヤシ
ヤフト)はハウジングに回転可能に支持されている。こ
の場合、簡単な構造でかつ回転軸のスラスト力に対応し
た適切な状態で回転軸を支持できる支持構造として、回
転軸の先端部に対応するハウジング内に樹脂材を充填す
る構造が知られている。この種の支持構造では、個々の
部品の寸法精度のばらつきを吸収することができ、簡単
な構造で回転軸のスラスト力に対応した状態で回転軸を
支持することができるが、反面、充填した樹脂材が回転
軸先端部とこの先端部を収容するハウジング孔との隙間
に不要に漏れると、回転軸の回転抵抗が増大してモータ
負荷電流値が大きくなり、製品不良となる可能性があっ
た。また、このような樹脂漏れを防止するためには、樹
脂材の射出(充填)を低速かつ低圧にて行なう必要があ
り、加工時間が長くなる欠点があった。
【0003】そこで、回転軸の先端部に取り付けた樹脂
製のプラグスラストと、これを受け止めると共に注入さ
れる樹脂材とを隔離する金属板等のスラスト受板を設
け、さらにこのスラスト受板に対応するハウジング内に
樹脂材を充填する構造が提案されている(一例として、
実公平7−53406号公報)。前記公報に示された支
持構造では、個々の部品の寸法精度のばらつきを吸収す
ることができるのみならず、樹脂材の漏れをも防止する
ことができる。
【0004】しかしながら、前記公報に示された支持構
造では、金属板等のスラスト受板をハウジング内の所定
位置に固定するために、このスラスト受板をハウジング
の軸孔内に仮に保持し、この状態で回転軸をハウジング
内に挿入して保持し、さらに樹脂材を射出し充填してス
ラスト受板を固定している。このため、組付けの過程で
スラスト受板が傾いたり樹脂材の注入部側に脱落しない
ように慎重な作業が要求されたり、回転軸後方側のハウ
ジングから回転軸の軸線に沿って均一に樹脂材を射出す
る必要があり、作業性が悪化する原因であった。また、
このようなスラスト受板の倒れを防止するためにこのス
ラスト受板の全長(回転軸の軸線に沿った厚さ寸法)を
長く設定すると、必然的にハウジングの全長が長くな
り、装置が大型化してしまう。
【0005】またさらに、このようなスラスト受板を用
いた支持構造では、射出(充填)した後の樹脂材の収縮
(所謂、ひけ)によって不要な隙間が生じて当該箇所が
浸水する可能性があるため、これを防止する対策が必要
であり、コスト高であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、回転軸のスラスト荷重を支持するためのスラスト
軸受とこのスラスト軸受を保持するために樹脂材が射出
されて充填された樹脂注入部とによってモータ回転軸を
支持するにあたって、射出した樹脂材のモータ回転軸側
への漏れを防止することができると共にスラスト軸受が
加工の過程で傾いたり脱落することがなく、過度に慎重
な加工作業が不要で作業性が向上し、しかも装置を小型
化することが可能になり、またさらに防水性をも確保す
ることができるモータ回転軸の支持構造を得ることが目
的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のモ
ータ回転軸の支持構造は、モータハウジング内に回転可
能に軸支されその一部にウォームギヤが設けられた回転
軸と、前記モータハウジングに設けられ、前記回転軸の
先端が入り込む軸孔と、前記回転軸の先端に対応して前
記モータハウジングに設けられ、前記回転軸のスラスト
荷重を受けるスラスト軸受と、前記スラスト軸受に対応
して前記モータハウジングに設けられ、外部から注入さ
れる樹脂材によって前記スラスト軸受を前記回転軸の先
端に押圧し、前記樹脂材の硬化によって前記スラスト軸
受を保持する樹脂注入部と、を備えたモータ回転軸の支
持構造において、前記スラスト軸受は、前記回転軸の先
端に直接的にまたは間接的に当接する当接部と、前記軸
孔にこの軸孔に沿って移動可能に軽圧入されると共に、
前記樹脂注入部と前記回転軸とを遮蔽するフランジ部
と、前記フランジ部から前記樹脂注入部の側へ向けて突
出形成され、前記スラスト軸受の前記樹脂注入部側への
移動を所定位置で制限する突起と、を備えたことを特徴
としている。
【0008】請求項1記載のモータ回転軸の支持構造で
は、回転軸の先端が入り込む軸孔にスラスト軸受が配置
され、このスラスト軸受の当接部に回転軸の先端が直接
的にまたは間接的に当接する。さらに、このスラスト軸
受は、樹脂注入部から樹脂材を注入することによって回
転軸の先端に押圧され、この注入された樹脂材の冷却硬
化によって保持される。これにより、回転軸はスラスト
軸受によってスラスト荷重を支持される。
【0009】この場合、スラスト軸受を軸孔内に組み付
けて固定配置するにあたっては、スラスト軸受のフラン
ジ部が軸孔内にこの軸孔に沿って移動可能に軽圧入され
て仮に保持され、さらにこの状態で、樹脂注入部に樹脂
材が所定の注入圧力で射出されて充填される。これによ
り、スラスト軸受は樹脂材の注入圧力に応じて軸孔に沿
って移動して所定位置で保持され、その後の樹脂材の硬
化時の熱収縮を利用してスラスト軸受と回転軸先端との
間の適正なスラスト調整が行なわれ、回転軸のスラスト
荷重に対応した状態でスラスト軸受が固定配置されて回
転軸が支持される。
【0010】このように、回転軸の先端が入り込む軸孔
内に回転軸と樹脂注入部とを隔離してスラスト軸受(フ
ランジ部)を軽圧入して射出した樹脂材の漏れを防止す
ることができる。したがって、回転軸の回転抵抗が増大
してモータ負荷電流値が大きくなることがなく、製品不
良となることがない。またこのため、樹脂材の射出(充
填)を高速かつ高圧にて行なうことが可能になり、加工
時間を短縮することができる。
【0011】またここで、スラスト軸受を軸孔内に組み
付けて固定配置する際に、例えば回転軸の自重等によっ
てこのスラスト軸受が押されてフランジ部が傾いたり樹
脂注入部側に脱落しようとしても、スラスト軸受にはフ
ランジ部から樹脂注入部の側へ向けて突起が突出形成さ
れており、このスラスト軸受の樹脂注入部側への移動を
所定位置で制限するため、スラスト軸受が樹脂注入部側
へ移動しても常に軸孔内にフランジ部が位置し脱落が防
止される。したがって、スラスト軸受の組み付けや樹脂
材の射出の工程において過度に慎重な作業が不要であ
り、作業性が向上する。さらに、スラスト軸受のフラン
ジ部は常に軸孔内に位置して脱落が防止されるため、こ
のフランジ部(軸孔の軸線に沿った厚さ寸法)を薄く形
成することができる。
【0012】このように、請求項1記載のモータ回転軸
の支持構造では、回転軸のスラスト荷重を支持するため
のスラスト軸受とこのスラスト軸受を保持するために樹
脂材が射出されて充填された樹脂注入部とによってモー
タ回転軸を支持するにあたって、射出した樹脂材の漏れ
を防止することができると共にスラスト軸受が加工の過
程で傾いたり脱落することがなく、過度に慎重な加工作
業が不要で作業性が向上し、しかも装置を小型化するこ
とが可能になる。
【0013】請求項2に係る発明のモータ回転軸の支持
構造は、請求項1記載のモータ回転軸の支持構造におい
て、前記軸孔に軽圧入された前記スラスト軸受のフラン
ジ部から前記軸孔終端部までの距離を寸法Aとし、前記
突起の先端から前記樹脂注入部側壁までの距離を寸法B
とするとき、寸法A>寸法Bに設定した、ことを特徴と
している。
【0014】請求項2記載のモータ回転軸の支持構造で
は、上記の如く寸法設定されているため、スラスト軸受
を軸孔内に組み付けて固定配置する際にスラスト軸受が
押されて樹脂注入部側に脱落しようとしても、突起が確
実に樹脂注入部側壁に当接してスラスト軸受のそれ以上
の樹脂注入部側への移動を制限する。したがって、スラ
スト軸受のフランジ部が軸孔内から脱落することがな
い。
【0015】請求項3に係る発明のモータ回転軸の支持
構造は、モータハウジング内に回転可能に軸支されその
一部にウォームギヤが設けられた回転軸と、前記モータ
ハウジングに設けられ、前記回転軸の先端が入り込む軸
孔と、前記回転軸の先端に対応して前記モータハウジン
グに設けられ、前記回転軸のスラスト荷重を受けるスラ
スト軸受と、前記スラスト軸受に対応して前記モータハ
ウジングに設けられ、外部から注入される樹脂材によっ
て前記スラスト軸受を前記回転軸の先端に押圧し、前記
樹脂材の硬化によって前記スラスト軸受を保持する樹脂
注入部と、を備えたモータ回転軸の支持構造において、
前記スラスト軸受は、前記回転軸の先端に直接的にまた
は間接的に当接する当接部と、前記軸孔にこの軸孔に沿
って移動可能に軽圧入されると共に、前記樹脂注入部と
前記回転軸とを遮蔽するフランジ部と、前記フランジ部
の前記樹脂注入部側に設けられ、前記樹脂注入部に注入
された樹脂材と係合して前記スラスト軸受の回転を阻止
する回り止め部と、を備えたことを特徴としている。
【0016】請求項3記載のモータ回転軸の支持構造で
は、回転軸の先端が入り込む軸孔にスラスト軸受が配置
され、このスラスト軸受の当接部に回転軸の先端が直接
的にまたは間接的に当接する。さらに、このスラスト軸
受は、樹脂注入部から樹脂材を注入することによって回
転軸の先端に押圧され、この注入された樹脂材の冷却硬
化によって保持される。これにより、回転軸はスラスト
軸受によってスラスト荷重を支持される。
【0017】この場合、スラスト軸受を軸孔内に組み付
けて固定配置するにあたっては、スラスト軸受のフラン
ジ部が軸孔内にこの軸孔に沿って移動可能に軽圧入され
て仮に保持され、さらにこの状態で、樹脂注入部に樹脂
材が所定の注入圧力で射出されて充填される。これによ
り、スラスト軸受は樹脂材の注入圧力に応じて軸孔に沿
って移動して所定位置で保持され、その後の樹脂材の硬
化時の熱収縮を利用してスラスト軸受と回転軸先端との
間の適正なスラスト調整が行なわれ、回転軸のスラスト
荷重に対応した状態でスラスト軸受が固定配置されて回
転軸が支持される。
【0018】このように、回転軸の先端が入り込む軸孔
内に回転軸と樹脂注入部とを隔離してスラスト軸受(フ
ランジ部)を軽圧入して射出した樹脂材の漏れを防止す
ることができる。したがって、回転軸の回転抵抗が増大
してモータ負荷電流値を上昇させてしまうことを防止で
きる。またこのため、樹脂材の射出(充填)を比較的高
速かつ高圧にて行なうことが可能になり、加工時間を短
縮することができる。
【0019】またここで、スラスト軸受には、フランジ
部の樹脂注入部側に回り止め部が設けられており、この
スラスト軸受を軸孔内に組み付けて固定配置した状態す
なわち樹脂材が樹脂注入部に充填されて硬化した状態で
は、この回り止め部が樹脂注入部に注入された樹脂材と
係合してスラスト軸受の回転を阻止する。したがって、
回転軸のスラスト荷重を支持するスラスト軸受が回転軸
と連れ回りすることがない。
【0020】このように、請求項3記載のモータ回転軸
の支持構造では、回転軸のスラスト荷重を支持するため
のスラスト軸受とこのスラスト軸受を保持するために樹
脂材が射出されて充填された樹脂注入部とによってモー
タ回転軸を支持するにあたって、射出した樹脂材の漏れ
を防止することができ、しかも、回転軸のスラスト荷重
を支持するスラスト軸受が回転軸と連れ回りすることが
ない。
【0021】請求項4に係る発明のモータ回転軸の支持
構造は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のモータ
回転軸の支持構造において、前記回転軸から前記樹脂注
入部へ向けた前記軸孔への前記スラスト軸受の挿入方向
に沿って高さ寸法が低くなるテーパー形状の微小リブ
を、前記スラスト軸受の前記フランジ部外周面に複数形
成した、ことを特徴としている。
【0022】請求項4記載のモータ回転軸の支持構造で
は、スラスト軸受のフランジ部外周面に形成された微小
リブは軸孔内に軽圧入するためのものであり、スラスト
軸受を軸孔内に組み付けて固定配置するにあたっては、
微小リブは潰されてフランジ部が軸孔内に軽圧入状態で
保持される。ここで、微小リブは組み付け当初はテーパ
ー形状に形成されているため、軸孔へ挿入して組み付け
易い。しかも、軸孔内に軽圧入された状態では微小リブ
の最も高さの高い部分でほぼ点接触状態であるため、フ
ランジ部外周と軸孔内周との間の摩擦力は比較的小さ
く、樹脂注入時にはその射出圧力によってスラスト軸受
が軸孔に沿って適宜に移動して回転軸の先端に好適に押
圧され、樹脂材の硬化後の熱収縮によるひけによってス
ラストガタが好適に調整される。
【0023】請求項5に係る発明のモータ回転軸の支持
構造は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のモータ
回転軸の支持構造において、前記モータハウジングは、
前記ウォームギヤ及び前記ウォームギヤに噛合するホイ
ールギヤを収容する略カップ状を成しており、前記カッ
プ状の開口部をカバーにて閉鎖され、前記樹脂注入部
は、注入口が前記回転軸と交差する方向に形成され、前
記注入口は前記モータハウジングの前記開口部側に設け
られ前記カバーにて閉鎖される、ことを特徴としてい
る。
【0024】ここで、樹脂注入のための注入口がモータ
ハウジングの外部に設定されていると、熱収縮による樹
脂材のひけでモータハウジングとの間に僅かな隙間が発
生する。そのためモータに飛水するとこの隙間から水が
モータ内部に侵入してしまう恐れがある。これに対し、
請求項5記載のモータ回転軸の支持構造では、樹脂注入
部の注入口はモータハウジングの開口部側に設けられて
おり、この開口部はカバーにて閉鎖されるので、上記の
ような注入口からのモータ内部への浸水は防止される。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1には本
発明の第1の実施の形態に係るモータ回転軸の支持構造
が適用されたギヤードモータ10の一部破断した正面図
が示されている。
【0026】ギヤードモータ10は、モータ部10Aと
このモータ部10Aに連結するギヤ部10Bとによって
構成されている。モータ部10Aのヨーク12内には、
アーマチャー14のアーマチャーシャフト16の一端部
が軸受部(図示省略)によって支持されている。
【0027】アーマチャーシャフト16の先端部は、ヨ
ーク12に連結されたギヤ部10Bのモータハウジング
18内へ延出されている。
【0028】一方、ギヤ部10Bでは、回転軸としての
ウォームギヤ20がアーマチャーシャフト16に連結さ
れており、このウォーム20の先端部(図1右方側)が
軸受部22によってモータハウジング18に支持されて
いる。モータハウジング18は、ウォームギヤ20及び
このウォームギヤ20に噛合するホイールギヤ24を収
容する略カップ状を成しており、図2に示す如く、カッ
プ状の開口部をカバー26にて閉鎖されている。また、
ホイールギヤ24の出力軸には、例えばパワーウインド
レギュレータやサンルーフ等の被駆動系が連結される。
【0029】ウォームギヤ20の先端部を支持する軸受
部22では、図2に詳細に示す如く、モータハウジング
18に軸孔28及び樹脂注入部30が設けられている。
【0030】軸孔28にはウォームギヤ20の先端部が
入り込んでおり、さらに、この軸孔28にはスラスト軸
受32が配置されている。図3にも示す如く、スラスト
軸受32は、円盤状のフランジ部34を備えており、さ
らにフランジ部34の外周面には複数の微小リブ36が
形成されている。この微小リブ36は、ウォームギヤ2
0の先端部から樹脂注入部30へ向けて次第に高さ寸法
が低くなるテーパー形状に形成されている。これらの微
小リブ36が僅かに潰れることによってフランジ部34
が軸孔28内にこの軸孔28に沿って移動可能に軽圧入
されており、樹脂注入部30とウォームギヤ20の先端
部とを遮蔽している。
【0031】また、スラスト軸受32のフランジ部34
には、ウォームギヤ20の先端部へ向けて円錐状の当接
部38が突出形成されており、この当接部38にウォー
ムギヤ20の先端部が当接して支持されている。
【0032】さらに、スラスト軸受32のフランジ部3
4には、このフランジ部34から樹脂注入部30の側へ
向けて突起40が突出形成されている。この突起40
は、スラスト軸受32の樹脂注入部30の側への移動を
所定位置で制限する機能を有している。すなわち、軸孔
28に軽圧入されたスラスト軸受32のフランジ部34
から軸孔28終端部までの距離を寸法Aとし、突起40
先端から樹脂注入部30の側壁31までの距離を寸法B
とするとき、寸法A>寸法Bに設定されている。これに
より、スラスト軸受32を軸孔28内に組み付けて固定
配置する際にスラスト軸受32が押されて樹脂注入部3
0側に脱落しようとしても、突起40が確実に樹脂注入
部30の側壁31に当接してスラスト軸受32のそれ以
上の樹脂注入部30側への移動を制限するようになって
いる。
【0033】またさらに、スラスト軸受32のフランジ
部34には、図3に示す如く、回り止め部42が形成さ
れている。この回り止め部42は、樹脂注入部30の側
の面に凹形状に形成されており、樹脂注入部30に注入
された樹脂材と係合して(浸入した樹脂材が硬化するこ
とにより)スラスト軸受32の回転を阻止するようにな
っている。
【0034】一方、樹脂注入部30は、樹脂材の注入口
44がウォームギヤ20と交差する方向に形成されてお
り、しかも、この注入口44はモータハウジング18の
開口部側(前述したカバー26による閉鎖側)に設けら
れている。
【0035】前記構成の樹脂注入部30に注入充填され
た樹脂材によってスラスト軸受32がウォームギヤ20
の先端部を押圧した状態で保持されるようになってお
り、スラスト軸受32はウォームギヤ20のスラスト荷
重を支持する構成である。
【0036】次に本第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0037】上記構成のギヤードモータ10では、ウォ
ームギヤ20の先端部が入り込む軸孔28にスラスト軸
受32が配置され、このスラスト軸受32の当接部38
にウォームギヤ20の先端部が当接する。さらに、この
スラスト軸受32は、樹脂注入部30に注入された樹脂
材によってウォームギヤ20の先端部に押圧した状態で
保持される。これにより、ウォームギヤ20はスラスト
軸受32によってスラスト荷重を支持される。
【0038】この場合、スラスト軸受32を軸孔28内
に組み付けて固定配置するにあたっては、スラスト軸受
32のフランジ部34が軸孔28内にこの軸孔28に沿
って移動可能に軽圧入されて仮に保持され、さらにこの
状態で、樹脂注入部30に樹脂材が所定の注入圧力で射
出されて充填される。これにより、スラスト軸受32は
樹脂材の注入圧力に応じて軸孔28に沿って移動して所
定位置で保持され、その後の樹脂材の硬化時の熱収縮を
利用してスラスト調整が行なわれ、ウォームギヤ20の
スラスト荷重に対応した状態でスラスト軸受32が固定
配置されてウォームギヤ20が支持される。
【0039】またここで、スラスト軸受32のフランジ
部34外周面には微小リブ36が形成されており、スラ
スト軸受32を軸孔28内に組み付けて固定配置するに
あたっては、微小リブ36は潰されてフランジ部34が
軸孔28内に軽圧入状態で保持される。この微小リブ3
6は組み付け当初はテーパー形状に形成されているた
め、軸孔28へ挿入して組み付け易い。しかも、軸孔2
8内に軽圧入された状態では微小リブ36の最も高さの
高い部分でほぼ点接触状態であるため、フランジ部34
外周と軸孔28内周との間の摩擦力は比較的小さく、樹
脂注入時にはその射出圧力によってスラスト軸受32が
軸孔28に沿って適宜に移動してウォームギヤ20の先
端に好適に押圧され、樹脂材の硬化後の熱収縮によるひ
けによってスラストガタが好適に調整される。
【0040】このように、ウォームギヤ20の先端部が
入り込む軸孔28内にすなわちウォームギヤ20と樹脂
注入部30との間にスラスト軸受32(フランジ部3
4)が配置されているため、射出した樹脂材の漏れを防
止することができる。したがって、ウォームギヤ20の
回転抵抗が増大してモータ負荷電流値を上昇させてしま
うことを防止できる。またこのため、樹脂材の射出(充
填)を比較的高速かつ高圧にて行なうことが可能にな
り、加工時間を短縮することができる。
【0041】またここで、スラスト軸受32を軸孔28
内に組み付けて固定配置する際に、例えばウォームギヤ
20の自重等によってこのスラスト軸受32が押されて
フランジ部34が傾いたり樹脂注入部30側に脱落しよ
うとしても、スラスト軸受32にはフランジ部34から
樹脂注入部30の側へ向けて突起40が突出形成されて
おり、このスラスト軸受32の樹脂注入部30側への移
動を突起40が樹脂注入部30側の側壁31に当接して
支えられることで制限するため、スラスト軸受32が樹
脂注入部30側へ移動しても常に軸孔28内にフランジ
部34が位置し脱落が防止される。
【0042】特にこの場合、軸孔28に軽圧入されたス
ラスト軸受32のフランジ部34から軸孔28終端部ま
での距離を寸法Aとし、突起40先端から樹脂注入部3
0の側壁31までの距離を寸法Bとするとき、寸法A>
寸法Bに設定しているため、スラスト軸受32を軸孔2
8内に組み付けて固定配置する際にスラスト軸受32が
押されて樹脂注入部30側に脱落しようとしても、突起
40が確実に樹脂注入部30の側壁31に当接してスラ
スト軸受32のそれ以上の樹脂注入部30側への移動を
制限する。したがって、スラスト軸受32のフランジ部
34が軸孔28内から脱落することがない。
【0043】したがって、スラスト軸受32の組み付け
や樹脂材の射出の工程において過度に慎重な作業が不要
であり、作業性が向上する。さらに、スラスト軸受32
のフランジ部34は常に軸孔28内に位置して脱落が防
止されるため、このフランジ部34(軸孔28の軸線に
沿った厚さ寸法)を薄く形成することが可能になり、装
置を小型化することができる。
【0044】さらに、スラスト軸受32には、フランジ
部34の樹脂注入部30側に回り止め部42が設けられ
ており、このスラスト軸受32を軸孔28内に組み付け
て固定配置した状態すなわち樹脂材が樹脂注入部30に
充填されて硬化した状態では、この回り止め部42が樹
脂注入部30に注入された樹脂材と係合して(浸入した
樹脂材が硬化することにより)スラスト軸受32の回転
を阻止する。したがって、ウォームギヤ20のスラスト
荷重を支持するスラスト軸受32がウォームギヤ20と
連れ回りすることがない。
【0045】またここで、このようなギヤードモータ1
0においては、樹脂注入のための注入口44がモータハ
ウジング18の外部に設定されていると、熱収縮による
樹脂材のひけでモータハウジング18との間(境界部
分)に僅かな隙間が発生する。そのためギヤードモータ
10(モータ部10A及びギヤ部10B)に飛水すると
この隙間から水がギヤードモータ10内部に侵入してし
まう恐れがある。これに対し、本第1の実施の形態に係
るギヤードモータ10では、樹脂注入部30の注入口4
4はモータハウジング18の開口部側に設けられてお
り、この開口部はカバー26にて閉鎖されるので、上記
のような注入口44からのモータ内部への浸水は防止さ
れる。
【0046】このように、本第1の実施の形態に係るモ
ータ回転軸の支持構造が適用されたギヤードモータ10
では、ウォームギヤ20のスラスト荷重を支持するため
のスラスト軸受32とこのスラスト軸受32を保持する
ために樹脂材が射出されて充填された樹脂注入部30と
によってウォームギヤ20を支持するにあたって、射出
した樹脂材のウォームギヤ20側への漏れを防止するこ
とができると共にスラスト軸受32が加工の過程で傾い
たり脱落することがなく、過度に慎重な加工作業が不要
で作業性が向上し、しかも装置を小型化することが可能
になる。
【0047】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。なお、前述した第1の実施の形態と基本的に同一の
部品には前記第1の実施の形態と同一の符号を付与して
その説明を省略する。 (第2の実施の形態)図4には第2の実施の形態に係る
モータ回転軸の支持構造に適用されたギヤードモータ5
0の主要部の構成が断面図にて示されている。
【0048】このギヤードモータ50では、回転軸とし
てのウォームギヤ20は、スラスト軸受52によってス
ラスト荷重を支持されている。
【0049】図5に詳細に示す如く、スラスト軸受52
は、円盤状のフランジ部54を備えており、さらにフラ
ンジ部54には、ウォームギヤ20の先端部に対応して
漏斗状に当接部56が形成されており、この当接部56
にウォームギヤ20の先端部が当接して支持されてい
る。
【0050】なお、前記以外の他の部品については、前
述した第1の実施の形態に係るギヤードモータ10と同
一の構成である。
【0051】上記構成のギヤードモータ50において
も、ウォームギヤ20のスラスト荷重を支持するために
配置されたスラスト軸受52によって、樹脂注入部30
に射出した樹脂材の漏れを防止することができる。ま
た、このスラスト軸受52を軸孔28内に組み付けて固
定配置する際に、このスラスト軸受52の脱落が防止さ
れる。
【0052】したがって、スラスト軸受32の組み付け
や樹脂材の射出の工程において過度に慎重な作業が不要
で作業性が向上し、しかも装置を小型化することが可能
になる。 (第3の実施の形態)図6には第3の実施の形態に係る
モータ回転軸の支持構造に適用されたギヤードモータ6
0の主要部の構成が断面図にて示されている。
【0053】前述した第1の実施の形態及び第2の実施
の形態においては、スラスト軸受32やスラスト軸受5
2に形成された突起40は、樹脂注入部30の側壁のう
ちウォームギヤ20と反対側の側壁31に当接してスラ
スト軸受32やスラスト軸受52の移動を所定位置で制
限する構成としたが、本第3の実施の形態に係るギヤー
ドモータ60では、樹脂注入部62のウォームギヤ20
の側の側壁に軸受係合部64が設けられている。この軸
受係合部64が、スラスト軸受32の突起40に係合し
てスラスト軸受32の樹脂注入部62の側への移動を所
定位置で制限する構成としている。
【0054】なお、前記以外の他の部品については、前
述した第1の実施の形態に係るギヤードモータ10と同
一の構成である。
【0055】上記構成のギヤードモータ60において
も、ウォームギヤ20のスラスト荷重を支持するために
配置されたスラスト軸受32によって、樹脂注入部62
に射出した樹脂材の漏れを防止することができる。ま
た、このスラスト軸受32を軸孔28内に組み付けて固
定配置する際に、このスラスト軸受32の脱落が軸受係
合部64によって防止される。
【0056】したがって、スラスト軸受32の組み付け
や樹脂材の射出の工程において過度に慎重な作業が不要
で作業性が向上し、しかも装置を小型化することが可能
になる。 (第4の実施の形態)図7及び図8には第4の実施の形
態に係るモータ回転軸の支持構造に適用されたギヤード
モータ70の主要部の構成が断面図にて示されている。
【0057】このギヤードモータ70では、スラスト軸
受72を備えている。スラスト軸受72は、基本的には
前述した第1の実施の形態に係るギヤードモータ10の
スラスト軸受32と同一構造であるが、突起40の先端
に更に座屈片74が形成されている。この座屈片74
は、スラスト軸受72が軸孔28に沿って移動して突起
40の座屈片74が樹脂注入部30の側壁31に当接し
た際に更に側壁31の側に移動する必要がある場合に、
座屈して所定の範囲でスラスト軸受72の前記移動を可
能にするためのものである。
【0058】ここで、前述した如きギヤードモータ10
や本ギヤードモータ70では、モータ部10Aのヨーク
12とギヤ部10Bのモータハウジング18とはネジ1
9によって締結固定される構成であるが、この組み付け
の際の締結力によってはウォームギヤ20が僅かではあ
るが樹脂注入部30の側へ移動してしまうことがある。
【0059】したがって、このスラスト軸受72によれ
ば、前記締結力に起因したウォームギヤ20の移動量に
応じて座屈片74の寸法を設定しておくことにより、前
記締結力に起因してウォームギヤ20が樹脂注入部30
の側へ移動する必要があるときには、図8に示す如く座
屈片74が座屈してスラスト軸受72すなわちウォーム
ギヤ20の前記僅かな移動を許容することができる。
【0060】なお、前記第4の実施の形態においては、
突起40の先端に座屈片74を形成した構成としたが、
これに限らず、突起40自体がテーパー状の先細となる
ように形成し、当該先端部分が潰れるように構成しても
よい。 (第5の実施の形態)図9には第5の実施の形態に係る
モータ回転軸の支持構造に適用されたギヤードモータ8
0の主要部の構成が断面図にて示されている。
【0061】このギヤードモータ80では、スラスト軸
受82を備えている。図10に示す如く、スラスト軸受
82は、基本的には前述した第1の実施の形態に係るギ
ヤードモータ10のスラスト軸受32と同一構造である
が、フランジ部34には、回り止め部84が形成されて
いる。この回り止め部84は、樹脂注入部30の側の面
に凹形状に形成されており、樹脂注入部30に注入され
た樹脂材と係合して(浸入した樹脂材が硬化することに
より)スラスト軸受82の回転を阻止するようになって
いる。
【0062】したがって、このギヤードモータ80で
は、ウォームギヤ20のスラスト荷重を支持するスラス
ト軸受82がウォームギヤ20と連れ回りすることがな
い。
【0063】なお、前述した第1の実施の形態に係るス
ラスト軸受32の回り止め部42や第5の実施の形態に
係るスラスト軸受82の回り止め部84は、前述した形
状等に限定されるものではない。
【0064】例えば、図11に示すスラスト軸受88の
如く、樹脂注入部30の側に突出した形状の回り止め部
90としてもよく、あるいは、図12に示すスラスト軸
受94の如く、樹脂注入部30の側の面に設けられた所
定形状(例えは、四角形)で凹状の回り止め部96とし
てもよい。
【0065】さらに、このようなスラスト軸受94にお
いてウォームギヤ20の先端部を支持する当接部を形成
してもよいことは当然である。例えば、図13に示すス
ラスト軸受100の如く、樹脂注入部62の側の面に凹
状の回り止め部96を設けると共に、ウォームギヤ20
の先端部へ向けて円錐状の当接部38を突出形成した構
成とし、しかも、樹脂注入部62のウォームギヤ20の
側の側壁に軸受係合部64を設けた構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るモータ回転軸
の支持構造が適用されたギヤードモータの一部破断した
正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るモータ回転軸
の支持構造が適用されたギヤードモータの主要部分の構
成を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るモータ回転軸
の支持構造が適用されたギヤードモータのスラスト軸受
の斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るモータ回転軸
の支持構造が適用されたギヤードモータの主要部分の構
成を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るモータ回転軸
の支持構造が適用されたギヤードモータのスラスト軸受
の斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るモータ回転軸
の支持構造が適用されたギヤードモータの主要部分の構
成を示す断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るモータ回転軸
の支持構造が適用されたギヤードモータの主要部分の構
成を示す断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るモータ回転軸
の支持構造が適用されたギヤードモータの主要部分の構
成を示す断面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係るモータ回転軸
の支持構造が適用されたギヤードモータの主要部分の構
成を示す断面図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係るモータ回転
軸の支持構造が適用されたギヤードモータのスラスト軸
受の斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るモータ回転軸の支
持構造が適用されたギヤードモータのスラスト軸受の変
形例を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るモータ回転軸の支
持構造が適用されたギヤードモータのスラスト軸受の変
形例を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施の形態に係るモータ回転軸の支
持構造が適用されたギヤードモータのスラスト軸受の変
形例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ギヤードモータ 18 モータハウジング 20 ウォームギヤ(回転軸) 22 軸受部 26 カバー 28 軸孔 30 樹脂注入部 32 スラスト軸受 34 フランジ部 36 微小リブ 38 当接部 40 突起 42 回り止め部 44 注入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 7/116 H02K 7/116 (72)発明者 石田 強 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 (72)発明者 佐藤 安弘 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 (72)発明者 渡辺 新八 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 Fターム(参考) 3J011 AA02 BA11 CA06 DA02 KA03 PA03 3J012 AB01 AB02 BB02 CB10 DB01 FB03 HB01 3J017 AA03 BA01 DA01 DB09 5H605 AA08 BB05 CC04 DD09 EB02 EB05 EB17 FF06 GG04 GG18 5H607 AA12 BB01 CC03 DD03 DD19 EE32 FF01 GG02 GG05 GG08 JJ01 JJ05 JJ06 KK07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータハウジング内に回転可能に軸支さ
    れその一部にウォームギヤが設けられた回転軸と、 前記モータハウジングに設けられ、前記回転軸の先端が
    入り込む軸孔と、 前記回転軸の先端に対応して前記モータハウジングに設
    けられ、前記回転軸のスラスト荷重を受けるスラスト軸
    受と、 前記スラスト軸受に対応して前記モータハウジングに設
    けられ、外部から注入される樹脂材によって前記スラス
    ト軸受を前記回転軸の先端に押圧し、前記樹脂材の硬化
    によって前記スラスト軸受を保持する樹脂注入部と、 を備えたモータ回転軸の支持構造において、 前記スラスト軸受は、 前記回転軸の先端に直接的にまたは間接的に当接する当
    接部と、 前記軸孔にこの軸孔に沿って移動可能に軽圧入されると
    共に、前記樹脂注入部と前記回転軸とを遮蔽するフラン
    ジ部と、 前記フランジ部から前記樹脂注入部の側へ向けて突出形
    成され、前記スラスト軸受の前記樹脂注入部側への移動
    を所定位置で制限する突起と、 を備えたことを特徴とするモータ回転軸の支持構造。
  2. 【請求項2】 前記軸孔に軽圧入された前記スラスト軸
    受のフランジ部から前記軸孔終端部までの距離を寸法A
    とし、前記突起の先端から前記樹脂注入部側壁までの距
    離を寸法Bとするとき、寸法A>寸法Bに設定した、 ことを特徴とする請求項1記載のモータ回転軸の支持構
    造。
  3. 【請求項3】 モータハウジング内に回転可能に軸支さ
    れその一部にウォームギヤが設けられた回転軸と、 前記モータハウジングに設けられ、前記回転軸の先端が
    入り込む軸孔と、 前記回転軸の先端に対応して前記モータハウジングに設
    けられ、前記回転軸のスラスト荷重を受けるスラスト軸
    受と、 前記スラスト軸受に対応して前記モータハウジングに設
    けられ、外部から注入される樹脂材によって前記スラス
    ト軸受を前記回転軸の先端に押圧し、前記樹脂材の硬化
    によって前記スラスト軸受を保持する樹脂注入部と、 を備えたモータ回転軸の支持構造において、 前記スラスト軸受は、 前記回転軸の先端に直接的にまたは間接的に当接する当
    接部と、 前記軸孔にこの軸孔に沿って移動可能に軽圧入されると
    共に、前記樹脂注入部と前記回転軸とを遮蔽するフラン
    ジ部と、 前記フランジ部の前記樹脂注入部側に設けられ、前記樹
    脂注入部に注入された樹脂材と係合して前記スラスト軸
    受の回転を阻止する回り止め部と、 を備えたことを特徴とするモータ回転軸の支持構造。
  4. 【請求項4】 前記回転軸から前記樹脂注入部へ向けた
    前記軸孔への前記スラスト軸受の挿入方向に沿って高さ
    寸法が低くなるテーパー形状の微小リブを、前記スラス
    ト軸受の前記フランジ部外周面に複数形成した、ことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のモー
    タ回転軸の支持構造。
  5. 【請求項5】 前記モータハウジングは、前記ウォーム
    ギヤ及び前記ウォームギヤに噛合するホイールギヤを収
    容する略カップ状を成しており、前記カップ状の開口部
    をカバーにて閉鎖され、 前記樹脂注入部は、注入口が前記回転軸と交差する方向
    に形成され、前記注入口は前記モータハウジングの前記
    開口部側に設けられ前記カバーにて閉鎖される、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載
    のモータ回転軸の支持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010098796A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Mitsuba Corp 減速機構付モータ
JP2011030346A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Mitsuba Corp 減速機構付モータ
JP2012137138A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Yamauchi Corp トルクリミッタ

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JP2011030346A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Mitsuba Corp 減速機構付モータ
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