JP2001298854A - 太陽光発電パネル用地震保護装置 - Google Patents
太陽光発電パネル用地震保護装置Info
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Abstract
路が寸断され、絶縁が得られなくなった場合、太陽光発
電パネルが太陽光を受けて発電を行っている間は電力が
供給され続けるために起こる太陽光発電パネルから供給
される電路全般での感電や漏電などの事故を防止する。 【解決手段】 太陽光発電パネル用地震保護装置を、地
震検出手段と、回路遮断手段と、前記地震検出手段と回
路遮断手段に電源の供給を行う電源装置とから構成し、
前記電源装置を、太陽光発電パネルや蓄電装置を用いる
ようにしたものである。
Description
電パネルの地震保護装置に関する。
装置を得ようとすれば、住戸内の分電盤内に地震検出装
置と回路遮断装置とを設置し、地震により地震検出装置
が動作した場合には、回路遮断装置によって太陽光発電
パネルからの発電出力電路を遮断する方式が考えられ
る。
護装置においては次のような問題点があった。地震など
で太陽光発電パネルからの発電出力電路が寸断され、絶
縁が得られなくなった場合でも、太陽光発電パネルが太
陽光を受けて発電を行っている間は太陽光発電パネルか
ら住戸内の分電盤にいたる電路で感電や漏電などの事故
がおきる可能性があった。
商用電源から供給されているために、太陽光発電パネル
の直近に設置しにくかった。通常、屋根上に設置してあ
る太陽光発電パネルに対して、前記地震検出装置と回路
遮断装置は、商用電源を取り易い住戸内の分電盤に設置
するか、太陽光発電パネル近傍に設置する必要がある場
合には、太陽光発電パネル近傍まで商用電源を引き回す
必要があった。屋内に設置した場合、地震が発生した際
は、太陽光発電パネルから、地震検出装置や回路遮断装
置が設置してある分電盤までの間の直流電路における事
故は保護できず、また、太陽光発電パネル近傍に設置し
ている場合には、商用電源が地震により遮断された場合
には地震検出装置や回路遮断装置は機能しない。更に、
地震検出装置や回路遮断装置用の商用電路における事故
や、引き廻し工事の手間などから望ましい方法ではなか
った。
太陽光発電パネルと、地震保護装置との距離を極力短く
し、保護されない電路長を極小とし、また、地震保護装
置の電源を商用電路から得ないで太陽光発電パネルから
得ることにより、地震などによる電路の寸断による感電
や漏電を最大限防止できる太陽光発電パネル用地震保護
装置を提供することを目的とするものである。
成するために,請求項1では地震検出手段と、回路遮断
手段と、前記地震検出手段と回路遮断手段の電源装置と
から構成し、一定値以上の震度を地震検出手段が検知し
た場合には回路遮断手段により太陽光発電パネルに接続
される直流電路を遮断するようにして、前記電源装置
は、太陽光発電パネルから電源供給するようにしたもの
である。
手段と、前記地震検出手段と回路遮断手段の電源装置と
から地震保護装置を構成し、一定値以上の震度を地震検
出手段が検知した場合には回路遮断手段により太陽光発
電パネルに接続される電路を遮断するようにして、電源
装置は太陽光発電パネルを主電源として用い、蓄電装置
を補助電源として用いるようにしたものである。
遮断手段と、感震センサーを内蔵した地震検出手段と、
太陽光発電パネルの発電電圧判定手段と、遮断用電源接
続手段とを含んで構成し、太陽光発電パネルから供給さ
れる遮断用電源電圧が発電電圧判定手段によって所定の
電圧に満たないと判定されたときには、遮断用電源接続
手段が電源を蓄電装置による補助電源に切り換えて、前
記回路遮断手段に電源を供給するようにしたものであ
る。
電パネルが所定の発電電圧を維持している場合には、太
陽光発電パネルから充電されるようにしたものである。
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の請求
項1、2に示す太陽光発電パネル用地震保護装置7の構
成図である。この実施例は、太陽光発電パネル1と、回
路遮断手段2と、地震検出手段3と、電源装置5とから
構成される太陽光発電パネル用地震保護装置であって、
対象として住宅用を想定した場合の例である。
3は感震センサーと遮断信号出力手段などからなり、一
定値以上の震度の地震を検知すると、回路遮断手段2に
遮断指令して、太陽光発電パネルと、負荷間の直流電路
を遮断する。地震検出手段3と、回路遮断手段2の遮断
電源は、太陽光発電パネル1から供給を受ける。蓄電装
置4は請求項2に示したもので、補助電源であり、太陽
光発電パネル1が発電しているときには充電され、太陽
光発電パネル1が発電していないときには、地絡保護装
置に電源を供給するとともに、地震検出手段3が一定値
以上の震度の地震を検知した場合は蓄電装置4を電源と
して、回路遮断手段2は回路を遮断する。
は太陽光発電パネル1を電源として機能するので、別途
に商用電源が不要となり、太陽光発電パネル1直近に設
置ができて、万一の場合、保護できない電路区間は、太
陽光発電パネル1と、直近に設置された地震保護装置7
間の電路のみであり、極小とできる。
陽光発電パネル1が発電をしていなくても、地震が発生
した場合は、回路を遮断できる。
用地震保護装置の構成図である。回路遮断手段2は、太
陽光発電パネル1と負荷との間の電路を遮断するための
装置である。この回路遮断手段2は外部電源により回路
を遮断する機能を有している。
震遮断信号出力手段6とから構成され、所定の大きさの
地震を検出した場合には、地震遮断信号出力手段6から
回路遮断装置2へ信号を出力する。
する補助電源であり、例えば大容量コンデンサやバッテ
リーを用いて構成してある。
及び各装置の役割や動作を説明する。地震保護装置7
は、電源供給を太陽光発電パネル1と、蓄電装置4の両
方の装置から受けている。または両方の装置から電源供
給を受けることが可能である。
1が発電する電圧を常時監視し、所定の発電電圧が得ら
れている場合は、地震保護装置7へ太陽光発電パネル1
からの電力を供給し、所定の発電電圧が得られない場合
には、蓄電装置4からの電力を地震保護装置7へ供給す
る。
光発電パネル1が十分な電圧を発電している場合には、
太陽光発電パネル1から電源を供給されている。ここ
で、地震保護装置7を動作させる必要が生じた場合、仮
に、曇りの場合や雨天の場合など太陽光発電パネル1の
発電量が十分でない場合だと、発電電力が不足して、地
震保護装置7を動作させることができない場合があり、
十分でない発電量の場合にも地震が発生し、電気事故が
発生する可能性がある。
発電パネル1の発電電圧判定手段8は、太陽光発電パネ
ル1の発電電圧を常時監視し、太陽光発電パネル1の発
電電圧が所定の基準電圧に満たないと判定した場合に
は、地震保護装置7への電源供給を、蓄電装置4の側へ
切り換えて、地震保護装置7を動作させるために十分な
電源供給を行う。
震保護装置7を動作させるために十分でない場合でも正
常な保護動作が可能である。また、地震保護装置7の電
源供給を商用電源から取る必要がないようにしたため
に、地震保護装置7の設置を太陽光発電パネル1の近傍
または、太陽光発電パネル1に取り付けることが可能に
なり、保護されない区間を極小にすることが可能とな
る。
流れ、及び各装置の役割や動作を説明する。蓄電装置4
は太陽光発電パネル1の発電が十分行われていない場合
には、地震保護装置7への電源供給を行うが、蓄電装置
4自身の蓄電量が減った場合には、太陽光発電パネル1
の電力の一部から充電が行われる。蓄電装置4の充電が
完了した場合には、太陽光発電パネル1からの電力は、
蓄電装置4には充電されず、地震保護装置7へのみ電源
供給が行われる。このように地震保護装置7は、太陽光
発電パネル1の発電が十分に行われていない場合には、
蓄電装置4から電源供給を受けて保護動作を行い、ま
た、太陽光発電パネル1が発電を行い蓄電装置4の蓄電
が十分でない場合には、蓄電装置4は太陽光発電パネル
1から充電を行うようにしたために、日中、夜間を問わ
ず、太陽光発電パネル直近で電路を遮断することができ
て、地震などによる電気事故防止が行え、地震などで電
路が寸断され絶縁が得られなくなった場合でも、太陽光
発電パネルが発電を行っている間は電力が供給され続け
るために起こる感電や漏電などの事故を防止することが
可能である。
のではなく、本発明の請求項の範囲を逸脱しない範囲で
応用可能であり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
よれば次のような効果を奏することができる。第一は、
地震などで太陽光発電パネルからの発電出力電路が寸断
され絶縁が得られなくなった場合など、太陽光を受けて
発電を行っている間電力が供給され続けていても、太陽
光発電パネルの近傍に地震保護装置を設置することがで
きるために、電路全般で感電や漏電などの事故を防止す
ることが可能となった。
電源を商用電源から供給する必要がないため、太陽光発
電パネルと、前記地震により電路を遮断する装置とを離
して設置する必要がなく、また、屋根上に設置してある
太陽光発電パネルに対して、前記地震により電路を遮断
する装置まで商用電源を引き回す必要がなく、太陽光発
電パネルの近傍に地震保護装置を設置しやすくなるとい
う効果を有する。
太陽光発電パネル近傍に設置して、その電源を商用電源
から得ている場合には、商用電源が地震により遮断され
た場合には地震検出装置や回路遮断装置は機能しない
が、本発明によれば、商用電源の有無に関係なく太陽光
発電パネルからの出力電路を保護可能である。
を遮断する装置の設置に関して、配線を引き回す必要が
ないために、工事の時間を短縮できるという効果があ
る。
電パネルが、発電していない場合に地震が発生しても、
回路を遮断することができるという効果を有する。
地震保護装置の概略構成図。
構成図。
表す概略図
Claims (4)
- 【請求項1】地震によって発生する電気事故を防止する
ことが可能な太陽光発電パネル用地震保護装置であっ
て、地震検出手段と、回路遮断手段と、前記地震検出手
段と回路遮断手段の電源装置とからなり、一定値以上の
震度を地震検出手段が検知した場合には回路遮断手段に
より太陽光発電パネルに接続される直流電路を遮断する
ものであって、前記電源装置は、太陽光発電パネルから
電源供給されるものであることを特徴とする太陽光発電
パネル用地震保護装置。 - 【請求項2】地震によって発生する電気事故を防止する
ことが可能な太陽光発電パネル用地震保護装置であっ
て、地震検出手段と、回路遮断手段と、前記地震検出手
段と回路遮断手段の電源装置とからなる地震保護装置に
おいて、一定値以上の震度を地震検出手段が検知した場
合には回路遮断手段により太陽光発電パネルに接続され
た直流電路を遮断するものであって、電源装置は太陽光
発電パネルを主電源として用い、蓄電装置を補助電源と
して用いるものであることを特徴とした太陽光発電パネ
ル用地震保護装置。 - 【請求項3】前記地震保護装置は、回路遮断手段と、感
震センサーを内蔵した地震検出手段と、太陽光発電パネ
ルの発電電圧判定手段と、遮断用電源接続手段とを含ん
でなり、太陽光発電パネルから供給される遮断用電源電
圧が発電電圧判定手段によって所定の電圧に満たないと
判定されたときには、遮断用電源接続手段が電源を蓄電
装置による補助電源に切り換えて、前記回路遮断手段に
電源を供給することを特徴とする太陽光発電パネル用地
震保護装置。 - 【請求項4】前記蓄電装置は、太陽光発電パネルが所定
の発電電圧を維持している場合には、太陽光発電パネル
から充電されることを特徴とした請求項2、3記載の太
陽光発電パネル用地震保護装置。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011055185A1 (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-12 | パナソニック電工株式会社 | 配電システム |
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JP2013236543A (ja) * | 2013-08-26 | 2013-11-21 | Mitsubishi Motors Corp | 家屋の電源装置 |
JP2014054170A (ja) * | 2010-06-21 | 2014-03-20 | Mitsubishi Motors Corp | 家屋の電源装置 |
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JPH08316509A (ja) * | 1995-05-15 | 1996-11-29 | Sanyo Electric Co Ltd | 太陽電池装置の受光面保護装置 |
-
2000
- 2000-04-17 JP JP2000114481A patent/JP4619482B2/ja not_active Expired - Lifetime
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