JP2001298849A - 電気負荷駆動装置 - Google Patents

電気負荷駆動装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気負荷に駆動電流を供給する出力トランジ
スタの出力形態を、ハイサイドとロウサイドとの何れに
設定した場合でも、負荷電源の電圧変動に拘わらず出力
トランジスタの過電流検出を正確に行える電気負荷駆動
装置を提供する。 【解決手段】 この装置では、:出力トランジスタ
(FET)41をハイサイド駆動手段として機能させる
場合、そのゲートに駆動信号Aaに応じてバッテリ電圧
(以下単にVB)よりも高い昇圧電圧VCPを供給し、
:FET41をロウサイド駆動手段として機能させる
場合、そのゲートに駆動信号Aaに応じてVBを供給す
る。更にの場合には、VBを基準にFET41の電流
に比例して低くなる検出電圧V1と、VB基準の判定電
圧Vref1とが比較され、の場合には、接地電位を
基準にFET41の電流に比例して高くなる検出電圧V
2と、接地電位基準の判定電圧Vref2とが比較され
て、過電流検出が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力トランジスタ
が外部からの駆動信号に応じて電気負荷に駆動電流を流
す電気負荷駆動装置に関し、特に、その出力形態をハイ
サイド出力形態とロウサイド出力形態とに切り替えるこ
とが可能な電気負荷駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車に搭載されるエ
ンジン制御装置やトランスミッション制御装置などの車
両用電子制御装置は、リレーやソレノイドといった様々
な電気負荷を車両の運転状態に応じて駆動することによ
り制御対象を制御しているが、電気負荷に駆動電流を供
給するための駆動形態は、その電気負荷の種類や用途に
よって異なり、ハイサイド駆動形態とロウサイド駆動形
態との何れかが採られている。
【0003】即ち、ハイサイド駆動形態の場合には、電
気負荷の一端が負荷電源の低電位側(車両では、一般に
バッテリのマイナス端子の電位である接地電位)に接続
されると共に、電気負荷の他端が電子制御装置に接続さ
れ、電子制御装置側から電気負荷へ駆動電流を流し出す
こととなる。
【0004】また、ロウサイド駆動形態の場合には、電
気負荷の一端が負荷電源の高電位側(車両では、一般に
バッテリのプラス端子の電位であるバッテリ電圧)に接
続されると共に、電気負荷の他端が電子制御装置に接続
され、電気負荷側から電子制御装置側へと駆動電流を引
き込むこととなる。
【0005】そして、従来の車両用電子制御装置では、
通電対象の電気負荷の駆動形態のみに対応する駆動手段
(ハイサイド駆動手段又はロウサイド駆動手段)を回路
基板上に夫々配置するようにしていたため、電気負荷の
駆動形態が変わった場合には、大幅なハードウエア変更
が必要となっていた。
【0006】そこで、例えば米国特許第5828247
号には、出力形態をプログラム的にハイサイド出力形態
とロウサイド出力形態とに切り替えることが可能なもの
が提案されている。具体的に説明すると、上記米国特許
に記載の電気負荷駆動装置は、電気負荷に駆動電流を供
給する出力トランジスタとして、1つのNチャネルMO
SFETを備えており、そのFETのソースが接地電位
に接続され且つ一端がバッテリ電圧に接続された電気負
荷の他端にFETのドレインが接続されて、そのFET
のドレインから電気負荷の駆動電流を引き込む場合、即
ちFETをロウサイド駆動手段として用いる場合には、
そのFETのゲートにバッテリ電圧を供給して該FET
をオンさせ、バッテリ電圧にFETのドレインが接続さ
れ且つ一端が接地電位に接続された電気負荷の他端にF
ETのソースが接続されて、そのFETのソースから電
気負荷へ駆動電流を流し出す場合、即ちFETをハイサ
イド駆動手段として用いる場合には、そのFETのゲー
トにバッテリ電圧を昇圧した電圧を供給して該FETを
オンさせるように構成されている。尚、FETをハイサ
イド駆動手段として用いる場合に、そのゲートへバッテ
リ電圧よりも高い昇圧電圧を供給するようにしているの
は、ハイサイド出力形態の場合にFETを確実にオンさ
せるためである。
【0007】そして、こうした電気負荷駆動装置によれ
ば、その出力形態を、ハイサイド出力形態とロウサイド
出力形態との何れかに任意に設定することができ、電気
負荷の駆動形態の変更に対して柔軟に対応することがで
きるようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、電
子制御装置に設けられて電気負荷に駆動電流を供給する
駆動装置では、電気負荷が短絡状態となって出力トラン
ジスタに過電流が流れた場合には、その異常を検出して
出力トランジスタを強制的にオフさせる等のフェイルセ
ーフ処置を行う必要がある。
【0009】特に、車両においては、負荷への駆動電流
の電力源である負荷電源がバッテリであり、そのバッテ
リの電圧は常に一定ではないため、負荷電源の電圧が変
動しても、出力トランジスタに流れる電流が過電流状態
になったことを正確に検出することのできる過電流検出
機構が必要となる。
【0010】そして、このようなことから、出力形態を
ハイサイド出力形態とロウサイド出力形態とに切替可能
な電気負荷駆動装置を実用化する場合には、出力形態を
ハイサイド出力形態とロウサイド出力形態との何れに設
定した場合にでも、且つ、負荷電源の電圧が変動して
も、出力トランジスタの過電流状態を正確に検出可能な
過電流検出機構が必要となるが、上記米国特許第582
8247号には記載が無く、そのような過電流検出機構
が望まれていた。
【0011】そこで、本発明は、電気負荷に駆動電流を
供給する出力トランジスタの出力形態を、ハイサイド出
力形態とロウサイド出力形態との何れに設定した場合に
でも、負荷電源の電圧変動に拘わらず、出力トランジス
タの過電流状態を正確に検出することができる電気負荷
駆動装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の電気負荷駆
動装置は、電気負荷に電流を流すための電流供給経路に
第1出力端子と第2出力端子とが直列に接続され、その
両出力端子間が導通するオン状態となることにより、電
気負荷に駆動電流を供給する出力トランジスタと、その
出力トランジスタを、出力形態設定用信号に応じて、ハ
イサイド駆動手段とロウサイド駆動手段との何れかとし
て機能させる出力形態切替手段とを備えている。
【0013】そして、出力トランジスタは、出力形態切
替手段によりハイサイド駆動手段として機能させられる
場合には、負荷電源の高電位側に第1出力端子が接続さ
れ且つ一端が負荷電源の低電位側に接続された電気負荷
の他端に第2出力端子が接続された状態で、外部からの
駆動信号に従いオン状態となり電気負荷へ駆動電流を流
し出す。また、出力トランジスタは、出力形態切替手段
によりロウサイド駆動手段として機能させられる場合に
は、一端が負荷電源の高電位側に接続された電気負荷の
他端に第1出力端子が接続され且つ負荷電源の低電位側
に第2出力端子が接続された状態で、外部からの駆動信
号に従いオン状態となり電気負荷側から駆動電流を引き
込む。
【0014】このため、出力形態切替手段に与える出力
形態設定用信号により、当該電気負荷駆動装置の出力形
態をハイサイド出力形態とロウサイド出力形態との何れ
かに任意に設定することができる。ここで特に、請求項
1の電気負荷駆動装置では、第1の電流検出信号発生手
段が、出力トランジスタがハイサイド駆動手段として機
能する場合に、その出力トランジスタに流れる電流に比
例した電圧だけ負荷電源の高電位側から降下した電圧
を、第1の電流検出信号として発生し、第1の過電流判
定電圧発生手段が、負荷電源の高電位側から予め定めら
れた電圧だけ降下した電圧を、前記第1の電流検出信号
と比較される第1の過電流判定電圧として発生する。
【0015】また、第2の電流検出信号発生手段が、出
力トランジスタがロウサイド駆動手段として機能する場
合に、その出力トランジスタに流れる電流に比例した電
圧だけ負荷電源の低電位側から上昇した電圧を、第2の
電流検出信号として発生し、第2の過電流判定電圧発生
手段が、負荷電源の低電位側から予め定められた電圧だ
け上昇した電圧を、前記第2の電流検出信号と比較され
る第2の過電流判定電圧として発生する。
【0016】そして、過電流検出信号出力手段が、出力
形態切替手段により出力トランジスタがハイサイド駆動
手段として機能させられている場合には、前記第1の電
流検出信号と第1の過電流判定電圧とを比較して、第1
の電流検出信号が第1の過電流判定電圧を下回ると、出
力トランジスタに流れている電流が過電流状態であるこ
とを示す過電流検出信号を出力し、逆に、出力形態切替
手段により出力トランジスタがロウサイド駆動手段とし
て機能させれられている場合には、前記第2の電流検出
信号と第2の過電流判定電圧とを比較して、第2の電流
検出信号が第2の過電流判定電圧を上回ると、前記過電
流検出信号を出力する。
【0017】つまり、請求項1の電気負荷駆動装置で
は、出力形態がハイサイド出力形態である場合(即ち、
出力トランジスタがハイサイド駆動手段として機能する
場合)には、負荷電源の高電位側を基準にした第1の電
流検出信号と第1の過電流判定電圧とを比較して、出力
トランジスタの過電流検出を行い、逆に、出力形態がロ
ウサイド出力形態である場合(即ち、出力トランジスタ
がロウサイド駆動手段として機能する場合)には、負荷
電源の低電位側を基準にした第2の電流検出信号と第2
の過電流判定電圧とを比較して、出力トランジスタの過
電流検出を行うようにしている。
【0018】このため、請求項1の電気負荷駆動装置に
よれば、ハイサイド出力形態の場合とロウサイド出力形
態の場合との両方において、負荷電源の電圧が変動して
も、出力トランジスタに実際に流れている電流に比例し
た電流検出信号(第1の電流検出信号又は第2の電流検
出信号)に基づき出力トランジスタの過電流状態を正確
に検出することができる。
【0019】よって、例えば請求項2に記載のように、
過電流保護手段を設けて、その過電流保護手段が、前記
過電流検出信号出力手段から過電流検出信号が出力され
た場合に、出力トランジスタを強制的にオフさせるよう
に構成すれば、出力形態がハイサイド出力形態とロウサ
イド出力形態との何れである場合でも、電気負荷の短絡
に伴う出力トランジスタの過電流による故障を、確実に
防止することができる。
【0020】ところで、請求項1又は請求項2の電気負
荷駆動装置において、第1の電流検出信号発生手段と第
2の電流検出信号発生手段は、請求項3に記載の如く構
成することができる。即ち、請求項3の電気負荷駆動装
置では、第1の電流検出信号発生手段が、一端が出力ト
ランジスタの第1出力端子に接続された第1の電流検出
用抵抗と、該第1の電流検出用抵抗の他端に一方の出力
端子が接続され、他方の出力端子が出力トランジスタの
第2出力端子に接続されて、出力トランジスタに流れる
電流に比例したミラー電流を第1の電流検出用抵抗に流
す第1の電流検出用トランジスタとからなっており、第
1の電流検出用トランジスタの前記一方の出力端子と第
1の電流検出用抵抗との接続点の電圧を、第1の電流検
出信号として発生する。
【0021】また、第2の電流検出信号発生手段は、一
端が出力トランジスタの第2出力端子に接続された第2
の電流検出用抵抗と、一方の出力端子が出力トランジス
タの第1出力端子に接続され、第2の電流検出用抵抗の
他端に他方の出力端子が接続されて、出力トランジスタ
に流れる電流に比例したミラー電流を第2の電流検出用
抵抗に流す第2の電流検出用トランジスタとからなって
おり、第2の電流検出用トランジスタの前記他方の出力
端子と第2の電流検出用抵抗との接続点の電圧を、第2
の電流検出信号として発生する。
【0022】そして、このような請求項3の電気負荷駆
動装置によれば、電気負荷に電流を流すための電流供給
経路中に、シャント抵抗などの電流検出用素子を設ける
ことなく、第1の電流検出信号と第2の電流検出信号と
の各々を発生させることができるため、電気負荷への印
加電圧の低下を招くことがない。このため、電気負荷の
駆動が不能となる負荷電源の最低電圧(以下、最低動作
電圧という)を、より低くすることができ非常に有利で
ある。
【0023】つまり、例えば電気負荷への電流供給経路
中にシャント抵抗を設けるようにすると、そのシャント
抵抗で生じる電圧降下の分だけ、電気負荷への印加電圧
が小さくなるため、最低動作電圧が高くなってしまう。
これに対して、請求項3の電気負荷駆動装置によれば、
電気負荷の両端に、負荷電源の電圧に限りなく近い電圧
を印加することができ、最低動作電圧が高くなってしま
うことを防止できる。
【0024】また更に、請求項3の電気負荷駆動装置に
おいて、第1の電流検出用抵抗と第2の電流検出用抵抗
との各々には、出力トランジスタに流れる電気負荷への
駆動電流よりも非常に小さいミラー電流を流すようにす
れば良いため、その各電流検出用抵抗での消費電力及び
該各電流検出用抵抗の許容電力を小さく抑えることがで
きる。
【0025】次に、請求項4に記載の電気負荷駆動装置
では、請求項1〜3の何れかの電気負荷駆動装置におい
て、少なくとも出力トランジスタと、第1の電流検出信
号発生手段と、第2の電流検出信号発生手段と、過電流
検出信号出力手段とを含む出力回路を、1個の半導体集
積回路内に形成するようにしている。
【0026】そして、この請求項4の電気負荷駆動装置
によれば、小型化されるため、自動車用の電子制御装置
など、搭載スペースに大きな制約がある装置に対して利
用可能となり、実用上極めて有用である。そして更に、
請求項5に記載の如く、前記出力回路を半導体集積回路
内に複数形成するようにすれば、より効果的である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態の電気負荷駆動装置について、図面を用いて説明す
る。まず図1は、本実施形態の電気負荷駆動装置1の全
体構成を表す構成図である。
【0028】本実施形態の電気負荷駆動装置1は、例え
ば自動車のエンジンやトランスミッションなどを制御す
る車両用電子制御装置にマイコン3と共に搭載され、マ
イコン3から出力される複数系統の各駆動信号Aa〜A
eに従って、その駆動信号Aa〜Aeに対応するリレー
やソレノイドといった各電気負荷(以下単に、負荷とい
う)5a〜5eに駆動電流を流すものであり、1つのI
C(半導体集積回路)として形成されている。
【0029】尚、ここでは、本電気負荷駆動装置1で駆
動可能な負荷が5個であるものとしている。また、以下
の説明において、各負荷5a〜5eを区別しない場合に
は、その負荷の符号として単に「5」を用いる。一方、
本実施形態において、マイコン3から出力される各駆動
信号Aa〜Aeは、ハイアクティブであり、それがハイ
レベルの時に負荷5への通電が行われる。
【0030】図1に示すように、本実施形態の電気負荷
駆動装置1は、各負荷5に対してハイサイド出力形態と
ロウサイド出力形態との両方の出力形態で電流を流すこ
とが可能な全く同じ構成の5つの出力回路7a〜7e
と、バッテリ電圧(負荷電源の高電位側に相当し、具体
的にはバッテリのプラス端子の電圧)VBを約2倍の電
圧に昇圧して、その昇圧した電圧(以下、昇圧電圧とい
う)VCPを出力するチャージポンプ回路9と、マイコ
ン3が動作を開始した時に出力する指示信号Bに従っ
て、各出力回路7a〜7eが採るべき出力形態を記憶す
る出力形態記憶部11と、各出力回路7a〜7eを、マ
イコン3からの駆動信号Aa〜Aeに従って、出力形態
記憶部11に記憶された出力形態で動作させるセレクタ
13とを備えている。
【0031】ここで、マイコン3から出力形態記憶部1
1へ出力される指示信号Bは、出力回路7a〜7eの各
々に対応した各ビットからなると共に、そのビットの
“1”がハイサイド出力形態を示し、“0”がロウサイ
ド出力形態を示す5ビットのデータである。
【0032】そして、出力形態記憶部11は、例えば揮
発性のレジスタといった半導体メモリからなり、マイコ
ン3からの指示信号Bの各ビットを、各出力回路7a〜
7eが採るべき出力形態として記憶すると共に、その記
憶した各ビットの信号を、セレクタ13へ、各出力回路
7a〜7eに夫々対応する出力形態設定用信号Ca〜C
eとして出力する。
【0033】また、セレクタ13は、マイコン3からの
各駆動信号Aa〜Aeと、出力形態記憶部11からの各
出力形態設定用信号Ca〜Ceとに基づいて、各出力回
路7a〜7eへ、ハイサイド出力形態用の第1駆動指令
信号Da〜Deと、ロウサイド出力形態用の第2駆動指
令信号Ea〜Eeとを出力すると共に、出力形態記憶部
11からの各出力形態設定用信号Ca〜Ceを、それに
対応する出力回路7a〜7eへ、過電流検出機構を切り
替えるための切替信号として出力する。
【0034】尚、図1において、各種信号の符号に添付
した「a」〜「e」は、それが出力回路7a〜7eの何
れに対応するものかを指している。セレクタ13の構成
及び作用について、出力回路7aへ第1駆動指令信号D
aと第2駆動指令信号Eaと出力形態設定用信号Caと
を出力する部分を挙げて具体的に説明すると、セレクタ
13は、図2に示すように、マイコン3からの駆動信号
Aaと出力形態記憶部11からの出力形態設定用信号C
aとの論理積信号を、出力回路7aへの第1駆動指令信
号Daとして出力するアンドゲート15と、上記駆動信
号Aaと上記出力形態設定用信号Caを論理反転させた
信号との論理積信号を、出力回路7aへの第2駆動指令
信号Eaとして出力するアンドゲート17と、出力形態
記憶部11からの出力形態設定用信号Caを、そのまま
出力回路7aへ出力するバッファ19とを備えている。
【0035】このため、セレクタ13から出力回路7a
に出力される第1駆動指令信号Da,第2駆動指令信号
Ea,及び出力形態設定用信号Caは、下記の〜の
ようになる。 :まず、出力形態記憶部11からの出力形態設定用信
号Caが、ハイサイド出力形態を示すハイレベル
(“1”)である場合、セレクタ13から出力回路7a
に出力される第1駆動指令信号Daは、マイコン3から
の駆動信号Aaと同じ論理レベルとなり、セレクタ13
から出力回路7aに出力される第2駆動指令信号Ea
は、ロウレベルに固定される。
【0036】:逆に、出力形態記憶部11からの出力
形態設定用信号Caが、ロウサイド出力形態を示すロウ
レベル(“0”)である場合、セレクタ13から出力回
路7aに出力される第1駆動指令信号Daは、ロウレベ
ルに固定され、セレクタ13から出力回路7aに出力さ
れる第2駆動指令信号Eaは、マイコン3からの駆動信
号Aaと同じ論理レベルとなる。
【0037】:そして、上記,の何れの場合にお
いても、セレクタ13から出力回路7aへは、出力形態
記憶部11からの出力形態設定用信号Caが、そのまま
の論理レベルで出力されることとなる。尚、図示は省略
しているが、セレクタ13には、他の出力回路7b〜7
eの各々に対しても、上記アンドゲート15,17及び
バッファ19からなる回路と全く同じ回路が備えられて
いる。そして、セレクタ13は、出力回路7a以外の各
出力回路7b〜7eに対しても、上記〜と全く同じ
要領で、第1駆動指令信号Db〜Deと第2駆動指令信
号Eb〜Eeと出力形態設定用信号Cb〜Ceとを出力
する。
【0038】一方更に、図1に示す如く、本実施形態の
電気負荷駆動装置1には、各出力回路7a〜7eに対応
させて、高電位側端子20と低電位側端子22とからな
る2個1組の出力端子20,22が夫々設けられてい
る。そして例えば、出力回路7aによって負荷5aをハ
イサイド駆動する場合には、図1に例示するように、負
荷5aの−(マイナス)側端子を、接地電位(負荷電源
の低電位側に相当し、具体的にはバッテリのマイナス端
子の電位)に接続すると共に、その負荷5aの+(プラ
ス)側端子を、出力回路7aに対応した低電位側端子2
2に接続し、更に、出力回路7aに対応した高電位側端
子20をバッテリ電圧VBに接続する。そして、この場
合には、出力回路7aに対応した低電位側端子22から
負荷5aへと、駆動電流が流し出されることとなる。
【0039】また例えば、出力回路7eによって負荷5
eをロウサイド駆動する場合には、図1に例示するよう
に、負荷5eの+側端子をバッテリ電圧VBに接続する
と共に、その負荷5eの−側端子を、出力回路7eに対
応した高電位側端子20に接続し、更に、出力回路7e
に対応した低電位側端子22を接地電位に接続する。そ
して、この場合には、負荷5e側から出力回路7eに対
応した高電位側端子20へと、駆動電流が引き込まれる
こととなる。
【0040】尚、図1における本電気負荷駆動装置1の
外部接続状態は、3つの各負荷5a〜5cを、出力回路
7a〜7cの各々によってハイサイド駆動し、他の2つ
の各負荷5d,5eを、出力回路7d,eの各々によっ
てロウサイド駆動する場合を表している。
【0041】次に、各出力回路7a〜7eの構成及び作
用について、図2及び図3を用いて説明する。尚、前述
したように、各出力回路7a〜7eの構成は全く同じで
あるため、ここでは、出力回路7aを代表に挙げて説明
する。また、図2は、出力回路7aの構成、及び、その
出力回路7aをハイサイド出力形態で動作させる場合の
負荷5との接続状態を表しており、図3は、出力回路7
aの構成、及び、その出力回路7aをロウサイド出力形
態で動作させる場合の負荷5との接続状態を表してい
る。
【0042】図2及び図3に示すように、出力回路7a
は、エミッタにチャージポンプ回路9から出力される昇
圧電圧VCPが印加されると共に、ベースとコレクタが
共通接続されたPNPトランジスタ21と、エミッタと
ベースとの各々が上記PNPトランジスタ21のエミッ
タとベースに夫々接続されて、そのPNPトランジスタ
21と共にカレントミラー回路を成すPNPトランジス
タ23と、PNPトランジスタ21のコレクタに一端が
接続された抵抗25と、その抵抗25の他端にドレイン
が接続されると共に、ソースが接地電位に接続され、更
にセレクタ13からの第1駆動指令信号Daがゲートに
供給されたNチャネルMOSFET27と、PNPトラ
ンジスタ23のコレクタにアノードが接続されたダイオ
ード29とを備えている。
【0043】また、出力回路7aは、エミッタにバッテ
リ電圧VBが印加されると共に、ベースとコレクタが共
通接続されたPNPトランジスタ31と、エミッタとベ
ースとの各々が上記PNPトランジスタ31のエミッタ
とベースに夫々接続されて、そのPNPトランジスタ3
1と共にカレントミラー回路を成すPNPトランジスタ
33と、PNPトランジスタ31のコレクタに一端が接
続された抵抗35と、その抵抗35の他端にドレインが
接続されると共に、ソースが接地電位に接続され、更に
セレクタ13からの第2駆動指令信号Eaがゲートに供
給されたNチャネルMOSFET37と、PNPトラン
ジスタ33のコレクタにアノードが接続され、カソード
が上記ダイオードD29のカソードに共通接続されたダ
イオード39とを備えている。
【0044】そして、出力回路7aは、第1出力端子と
してのドレインが当該出力回路7aに対応した高電位側
端子20に接続され、第2出力端子としてのソースが当
該出力回路7aに対応した低電位側端子22に接続され
た、出力トランジスタとしてのNチャネルパワーMOS
FET41と、一端がFET41のドレインに接続され
た第1の電流検出用抵抗43と、その第1の電流検出用
抵抗43の他端に一方の出力端子であるドレインが接続
されると共に、他方の出力端子であるソースがFET4
1のソースに接続され、更にゲートがFET41のゲー
トに共通接続されて、FET41に流れる電流の1/n
(但しnは1よりも大きい数)のミラー電流を第1の電
流検出用抵抗43に流す第1の電流検出用MOSFET
45(第1の電流検出用トランジスタに相当)と、一端
がFET41のソースに接続された第2の電流検出用抵
抗47と、一方の出力端子であるドレインがFET41
のドレインに接続されると共に、第2の電流検出用抵抗
47の他端に他方の出力端子であるソースが接続され、
更にゲートがFET41のゲートに共通接続されて、F
ET41に流れる電流の1/N(但しNは1よりも大き
い数)のミラー電流を第2の電流検出用抵抗47に流す
第2の電流検出用MOSFET49(第2の電流検出用
トランジスタに相当)とを備えている。
【0045】そして更に、出力回路7aは、上記両ダイ
オードD29,39のカソードと上記FET41のゲー
トとの間に接続されたゲート保護用の抵抗51と、カソ
ードがFET41のゲートに接続されたツェナーダイオ
ード53と、アノードがツェナーダイオード53のアノ
ードに接続され、カソードがFET41のソースに接続
されたダイオード55とを備えている。尚、ツェナーダ
イオード53は、FET41のゲートに過電圧が印加さ
れるのを防止するために設けられており、ダイオード5
5は、FET41のゲート−ソース間が逆バイアスされ
るのを防止するために設けられている。
【0046】また、出力回路7aは、バッテリ電圧VB
に一端が接続された抵抗57と、その抵抗57の他端と
接地電位との間に接続されて、抵抗57に予め定められ
た一定電流を流す定電流回路59と、図示しない電源部
で生成される一定電圧VD(本実施形態では5V)に一
端が接続された抵抗61と、その抵抗61の他端と接地
電位との間に接続されて、抵抗61と共に上記一定電圧
VDを分圧する抵抗63と、2つのコンパレータ65,
67と、ラッチ回路69とを備えている。
【0047】そして、コンパレータ65は、第1の電流
検出用MOSFET45のドレインと第1の電流検出用
抵抗43との接続点の電圧(第1の電流検出信号に相
当)V1と、抵抗57と定電流回路59との接続点の電
圧(第1の過電流判定電圧に相当)Vref1とを比較
して、電圧V1が電圧Vref1を下回ると、ハイレベ
ルの信号を出力する。
【0048】また、コンパレータ67は、第2の電流検
出用MOSFET49のソースと第2の電流検出用抵抗
47との接続点の電圧(第2の電流検出信号に相当)V
2と、抵抗61と抵抗63との接続点の電圧(第2の過
電流判定電圧に相当)Vref2とを比較して、電圧V
2が電圧Vref2を上回ると、ハイレベルの信号を出
力する。
【0049】そして、ラッチ回路69は、セレクタ13
からの出力形態設定用信号Caが、ハイサイド出力形態
を示すハイレベルである場合には、コンパレータ65か
らのハイレベル信号をラッチして出力し、また、上記出
力形態設定用信号Caが、ロウサイド出力形態を示すロ
ウレベルである場合には、コンパレータ67からのハイ
レベル信号をラッチして出力する。
【0050】また更に、出力回路7aは、FET41の
ゲートに一端が接続された抵抗71と、その抵抗71の
他端にドレインが接続されると共に、ソースが接地電位
に接続され、更にゲートがラッチ回路69の出力端子に
接続された過電流保護用のNチャネルMOSFET73
とを備えている。
【0051】このように構成された出力回路7aにおい
て、負荷5をハイサイド駆動する場合(つまり、ハイサ
イド出力形態で用いられる場合)には、図2に示すよう
に、FET41のドレインが、高電位側端子20を介し
てバッテリ電圧VBに接続されると共に、FET41の
ソースが、接地電位に−側端子が接続された負荷5の+
側端子に低電位側端子22を介して接続される。そし
て、FET41は、その接続状態でハイサイド駆動手段
として機能することとなる。
【0052】即ち、まず、この場合、マイコン3から出
力形態記憶部11へ事前に出力される指示信号Bの各ビ
ットのうち、出力回路7aに対応するビットは、ハイサ
イド出力形態を示す“1”に設定される。そして、これ
に伴い、出力形態記憶部11からセレクタ13へ出力さ
れる当該出力回路7aの出力形態設定用信号Caはハイ
レベルとなる。
【0053】すると、前述したように、セレクタ13か
ら出力回路7aに出力される第2駆動指令信号Eaがロ
ウレベルに固定されるのに対して、セレクタ13から出
力回路7aに出力される第1駆動指令信号Daは、マイ
コン3からの駆動信号Aaと同じ論理レベルになる。
【0054】このため、出力回路7aにおいては、FE
T37がオフしたままとなるのに対して、FET27
は、マイコン3からの駆動信号Aaに応じて、その駆動
信号Aaがハイレベルの時にオンすることとなる。そし
て、FET27がオンすると、カレントミラー回路を成
す2つのトランジスタ21,23がオンし、トランジス
タ23のコレクタからFET41のゲートへ、ダイオー
ド29及び抵抗51を介してチャージポンプ回路9から
の昇圧電圧VCPが供給されて、FET41がオンする
こととなる。つまり、マイコン3からの駆動信号Aaが
ハイレベルになると、負荷5に対してハイサイド接続さ
れた(負荷5よりも高電位側に接続された)FET41
のゲートに、バッテリ電圧VBの約2倍の昇圧電圧VC
Pが供給されて、該FET41がオンする。そして、F
ET41がオンすると、そのFET41のソースから、
低電位側端子22を介して負荷5へと駆動電流が流し出
されることとなる。
【0055】ここで、このようにFET41がハイサイ
ド駆動手段として機能する場合、第1の電流検出用MO
SFET45のドレインと第1の電流検出用抵抗43と
の接続点の電圧V1(以下、第1の検出電圧V1とい
う)は、FET41に流れる電流IOUT に比例した電圧
だけバッテリ電圧VBから降下した電圧となる。
【0056】具体的に説明すると、第1の検出電圧V1
は、下記の式1のようになる。尚、「R43」は第1の
電流検出用抵抗43の抵抗値であり、「n」は、FET
41に流れる電流IOUT と第1の電流検出用MOSFE
T45に流れる電流との比(即ち、FET41とFET
45とのミラー比)である。
【0057】V1=VB−IOUT ×R43/n …式1 また、出力回路7aにおいて、抵抗57と定電流回路5
9との接続点の電圧Vref1(以下、第1の判定電圧
Vref1という)は、抵抗57の抵抗値を「R57」
とし、定電流回路59が抵抗57に流す一定電流を「I
CNST」とすると、バッテリ電圧VBから「ICNST×R5
7」という一定電圧だけ降下した電圧(=VB−ICNST
×R57)となるが、本実施形態において、抵抗57の
抵抗値R57と上記一定電流ICNSTは、FET41に流
れる電流IOUT の過電流判定値をIthとすると、第1の
判定電圧Vref1が下記の式2を満たすように設定さ
れている。
【0058】 Vref1=VB−Ith×R43/n …式2 そして、FET41がハイサイド駆動手段として機能す
る場合には、セレクタ13から当該出力回路7aへの出
力形態設定用信号Caがハイレベルとなり、前述したよ
うに、ラッチ回路69が、コンパレータ65からのハイ
レベル信号をラッチして出力する。
【0059】このため、負荷5の短絡故障等(例えば低
電位側端子22の接地電位への短絡)により、FET4
1に流れる電流IOUT が過電流判定値Ithを越えて、第
1の検出電圧V1が第1の判定電圧Vref1を下回
り、コンパレータ65からハイレベル信号が出力される
と、ラッチ回路69の出力がハイレベルとなって過電流
保護用のFET73がオンし、FET41のゲートが強
制的にロウレベルとなって、該FET41がオフされる
こととなる。
【0060】そして、このような機構により、FET4
1がハイサイド駆動手段として機能する場合の、該FE
T41の過電流による故障が防止される。一方、出力回
路7aにおいて、負荷5をロウサイド駆動する場合(つ
まり、ロウサイド出力形態で用いられる場合)には、図
3に示すように、FET41のドレインが、バッテリ電
圧VBに+側端子が接続された負荷5の−側端子に高電
位側端子20を介して接続されると共に、FET41の
ソースが、低電位側端子22を介して接地電位に接続さ
れる。そして、FET41は、その接続状態でロウサイ
ド駆動手段として機能することとなる。
【0061】即ち、まず、この場合、マイコン3から出
力形態記憶部11へ事前に出力される指示信号Bの各ビ
ットのうち、出力回路7aに対応するビットは、ロウサ
イド出力形態を示す“0”に設定される。そして、これ
に伴い、出力形態記憶部11からセレクタ13へ出力さ
れる当該出力回路7aの出力形態設定用信号Caはロウ
レベルとなる。
【0062】すると、前述したように、セレクタ13か
ら出力回路7aに出力される第1駆動指令信号Daがロ
ウレベルに固定されるのに対して、セレクタ13から出
力回路7aに出力される第2駆動指令信号Eaは、マイ
コン3からの駆動信号Aaと同じ論理レベルになる。
【0063】このため、出力回路7aにおいては、FE
T27がオフしたままとなるのに対して、FET37
は、マイコン3からの駆動信号Aaに応じて、その駆動
信号Aaがハイレベルの時にオンすることとなる。そし
て、FET37がオンすると、カレントミラー回路を成
す2つのトランジスタ31,33がオンし、トランジス
タ33のコレクタからFET41のゲートへ、ダイオー
ド39及び抵抗51を介してバッテリ電圧VBが供給さ
れて、FET41がオンすることとなる。つまり、マイ
コン3からの駆動信号Aaがハイレベルになると、負荷
5に対してロウサイド接続された(負荷5よりも低電位
側に接続された)FET41のゲートに、バッテリ電圧
VBが供給されて、該FET41がオンする。そして、
FET41がオンすると、負荷5側から高電位側端子2
0を介して、FET41のドレインへ負荷5の駆動電流
が引き込まれることとなる。
【0064】ここで、このようにFET41がロウサイ
ド駆動手段として機能する場合、第2の電流検出用MO
SFET49のソースと第2の電流検出用抵抗47との
接続点の電圧V2(以下、第2の検出電圧V2という)
は、FET41に流れる電流IOUT に比例した電圧だけ
接地電位(=0V)から上昇した電圧となる。
【0065】具体的に説明すると、第2の検出電圧V2
は、下記の式3のようになる。尚、「R47」は第2の
電流検出用抵抗47の抵抗値であり、「N」は、FET
41に流れる電流IOUT と第2の電流検出用MOSFE
T49に流れる電流との比(即ち、FET41とFET
49とのミラー比)である。
【0066】V2=IOUT ×R47/N …式3 また、出力回路7aにおいて、抵抗61と抵抗63との
接続点の電圧Vref2(以下、第2の判定電圧Vre
f2という)は、5Vの一定電圧VDを両抵抗61,6
3で分圧したものであるため、抵抗61の抵抗値を「R
61」とし、抵抗63の抵抗値を「R63」とすると、
接地電位から「VD×R63/(R61+R63)」と
いう一定電圧だけ上昇した電圧(=VD×R63/(R
61+R63))となるが、本実施形態において、両抵
抗61,63の抵抗値R61,R63は、FET41に
流れる電流IOUT の過電流判定値をIthとすると、第2
の判定電圧Vref2が下記の式4を満たすように設定
されている。
【0067】Vref1=Ith×R47/N …式4 そして、FET41がロウサイド駆動手段として機能す
る場合には、セレクタ13から当該出力回路7aへの出
力形態設定用信号Caがロウレベルとなり、前述したよ
うに、ラッチ回路69が、コンパレータ67からのハイ
レベル信号をラッチして出力する。
【0068】このため、負荷5の短絡故障等(例えば高
電位側端子20のバッテリ電圧VBへの短絡)により、
FET41に流れる電流IOUT が過電流判定値Ithを越
えて、第2の検出電圧V2が第2の判定電圧Vref2
を上回り、コンパレータ67からハイレベル信号が出力
されると、ラッチ回路69の出力がハイレベルとなって
過電流保護用のFET73がオンし、FET41のゲー
トが強制的にロウレベルとなって、該FET41がオフ
されることとなる。
【0069】そして、このような機構により、FET4
1がロウサイド駆動手段として機能する場合の、該FE
T41の過電流による故障が防止される。尚、本実施形
態の電気負荷駆動装置1においては、セレクタ13と、
FET27,37と、抵抗25,35,51と、トラン
ジスタ21,23,31,33と、ダイオード29,3
9とからなる部分が、出力形態切替手段に相当してい
る。
【0070】また、第1の電流検出用抵抗43と第1の
電流検出用MOSFET45とが、第1の電流検出信号
発生手段に相当し、抵抗57と定電流回路59とが、第
1の過電流判定電圧発生手段に相当し、第2の電流検出
用抵抗47と第2の電流検出用MOSFET49とが、
第2の電流検出信号発生手段に相当し、抵抗61と抵抗
63とが、第2の過電流判定電圧発生手段に相当してい
る。
【0071】そして、2つのコンパレータ65,67と
ラッチ回路69とが、過電流検出信号出力手段に相当
し、ラッチ回路69から出力されるハイレベルの信号
が、過電流検出信号に相当し、抵抗71及びFET73
が過電流保護手段に相当している。
【0072】以上のように、本実施形態の電気負荷駆動
装置1では、出力トランジスタとしてのFET41がハ
イサイド駆動手段として機能する場合には、バッテリ電
圧VBを基準にし且つFET41に流れる電流IOUT に
比例して低くなる第1の検出電圧V1と、バッテリ電圧
VBよりも一定電圧(=Ith×R43/n)だけ低い第
1の判定電圧Vref1とを比較して、FET41の過
電流検出を行い、逆に、FET41がロウサイド駆動手
段として機能する場合には、接地電位を基準にし且つF
ET41に流れる電流IOUT に比例して高くなる第2の
検出電圧V2と、接地電位よりも一定電圧(=Ith×R
47/N)だけ高い第2の判定電圧Vref2とを比較
して、FET41の過電流検出を行うようにしている。
【0073】このため、ハイサイド出力形態の場合とロ
ウサイド出力形態の場合との両方において、バッテリ電
圧VBが変動しても、FET41に実際に流れている電
流IOUT に比例した第1の検出電圧V1又は第2の検出
電圧V2に基づいて、FET41の過電流状態を正確に
検出することができる。特に、ハイサイド出力形態の場
合にバッテリ電圧VBが変動したり、ロウサイド出力形
態の場合に接地電位がノイズ等で変動しても、正確な過
電流検出が可能となる。
【0074】そして、本実施形態の電気負荷駆動装置1
では、過電流検出時にFET41を強制的にオフさせる
ようにしているため、負荷5の短絡に伴うFET41の
過電流による故障を確実に防止することができる。ま
た、本実施形態の電気負荷駆動装置1によれば、負荷5
に対する電流供給経路中に、シャント抵抗などの電流検
出用素子を直列に設けることなく、第1の検出電圧V1
と第2の検出電圧V2との各々を発生させることができ
るため、負荷5への印加電圧の低下を招くことがなく、
負荷5の駆動が不能となるバッテリの最低電圧を高くし
てしまうことがない。
【0075】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまで
もない。例えば、上記実施形態の電気負荷駆動装置1で
は、5個の出力回路7a〜7eを備えていたが、その数
は5個に限るものではなく、例えば1個や2個でも良
い。
【0076】また、上記実施形態の電気負荷駆動装置1
において、出力回路7a〜7eの全てが同時にハイサイ
ド出力形態で用いられることは無いと想定されるのであ
れば、チャージポンプ回路9の昇圧電圧VCPの出力能
力は、ハイサイド出力形態で同時に用いられると想定さ
れる最大数の出力回路のFET41へ駆動電圧(即ち、
FET41をオンさせるためのゲート電圧)を供給可能
な最低限の値に設定しておけば良い。そして、このよう
にすれば、チャージポンプ回路9の構成を必要最小限の
ものにすることができる。
【0077】一方、上記実施形態の電気負荷駆動装置1
において、過電流判定用のコンパレータ65,67は、
1個で共用するようにしても良い。この場合は、コンパ
レータの入力を、出力形態設定用信号Caに応じて、第
1の検出電圧V1にするか第2の検出電圧V2にする
か、並びに第1の判定電圧Vref1にするか第2の判
定電圧Vref2にするかの切替スイッチを設ければ良
い。
【0078】また、各検出電圧V1,V2並びにラッチ
回路69の出力を、出力回路7a〜7eよりマイコン3
へモニタ信号として出力するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の電気負荷駆動装置の全体構成を表
す構成図である。
【図2】 実施形態の電気負荷駆動装置に備えられた出
力回路の構成、及び、その出力回路をハイサイド出力形
態で動作させる場合の負荷との接続状態を表す回路図で
ある。
【図3】 実施形態の電気負荷駆動装置に備えられた出
力回路の構成、及び、その出力回路をロウサイド出力形
態で動作させる場合の負荷との接続状態を表す回路図で
ある。
【符号の説明】
1…電気負荷駆動装置、3…マイコン、5a〜5e…電
気負荷、7a〜7e…出力回路、9…チャージポンプ回
路、11…出力形態記憶部、13…セレクタ、15,1
7…アンドゲート、19…バッファ、20…高電位側端
子、22…低電位側端子、21,23,31,33…P
NPトランジスタ、41…NチャネルパワーMOSFE
T、45…第1の電流検出用MOSFET、49…第2
の電流検出用MOSFET、27,37,73…Nチャ
ネルMOSFET、25,35,51,57,61,6
3,71…抵抗、43…第1の電流検出用抵抗、47…
第2の電流検出用抵抗、29,39,55…ダイオー
ド、53…ツェナーダイオード、59…定電流回路、6
5,67…コンパレータ、69…ラッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03K 19/003 H03K 19/00 101F 5J056 Fターム(参考) 3G084 DA27 EA04 EA11 EB23 FA00 FA03 5G004 AA04 AB02 BA01 BA03 BA04 DA02 DA04 DC04 EA01 FA01 5H410 CC02 DD02 DD05 EA11 EA37 EB01 EB25 EB37 FF05 FF21 LL06 LL13 LL19 LL20 5J032 AA02 AA03 AA12 AB01 AB02 AC18 5J055 AX32 AX53 AX64 BX16 CX20 CX28 DX22 DX53 DX73 DX83 EX06 EX07 EY01 EY12 EY13 EY17 EY21 EZ03 EZ04 EZ10 EZ39 EZ55 FX12 FX17 FX35 GX01 5J056 AA04 BB45 CC01 CC02 CC09 CC14 DD02 DD13 DD34 DD39 DD55 DD56 EE07 FF07 FF08 GG05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気負荷に電流を流すための電流供給経
    路に第1出力端子と第2出力端子とが直列に接続され、
    その両出力端子間が導通するオン状態となることによ
    り、前記電気負荷に駆動電流を供給する出力トランジス
    タと、 出力形態設定用信号に応じて、前記出力トランジスタ
    を、負荷電源の高電位側に前記第1出力端子が接続され
    且つ一端が前記負荷電源の低電位側に接続された前記電
    気負荷の他端に前記第2出力端子が接続された状態で、
    外部からの駆動信号に従いオン状態となることにより前
    記電気負荷へ前記駆動電流を流し出すハイサイド駆動手
    段と、一端が前記負荷電源の高電位側に接続された前記
    電気負荷の他端に前記第1出力端子が接続され且つ前記
    負荷電源の低電位側に前記第2出力端子が接続された状
    態で、外部からの駆動信号に従いオン状態となることに
    より前記電気負荷側から前記駆動電流を引き込むロウサ
    イド駆動手段との、何れかとして機能させる出力形態切
    替手段と、 を備えた電気負荷駆動装置において、 前記出力トランジスタが前記ハイサイド駆動手段として
    機能する場合に、前記出力トランジスタに流れる電流に
    比例した電圧だけ前記負荷電源の高電位側から降下した
    電圧を、第1の電流検出信号として発生する第1の電流
    検出信号発生手段と、 前記負荷電源の高電位側から予め定められた電圧だけ降
    下した電圧を、前記第1の電流検出信号と比較される第
    1の過電流判定電圧として発生する第1の過電流判定電
    圧発生手段と、 前記出力トランジスタが前記ロウサイド駆動手段として
    機能する場合に、前記出力トランジスタに流れる電流に
    比例した電圧だけ前記負荷電源の低電位側から上昇した
    電圧を、第2の電流検出信号として発生する第2の電流
    検出信号発生手段と、 前記負荷電源の低電位側から予め定められた電圧だけ上
    昇した電圧を、前記第2の電流検出信号と比較される第
    2の過電流判定電圧として発生する第2の過電流判定電
    圧発生手段と、 前記出力形態切替手段により前記出力トランジスタが前
    記ハイサイド駆動手段として機能させられている場合
    に、前記第1の電流検出信号と前記第1の過電流判定電
    圧とを比較して、前記第1の電流検出信号が前記第1の
    過電流判定電圧を下回ると、前記出力トランジスタに流
    れている電流が過電流状態であることを示す過電流検出
    信号を出力し、前記出力形態切替手段により前記出力ト
    ランジスタが前記ロウサイド駆動手段として機能させれ
    られている場合に、前記第2の電流検出信号と前記第2
    の過電流判定電圧とを比較して、前記第2の電流検出信
    号が前記第2の過電流判定電圧を上回ると、前記過電流
    検出信号を出力する過電流検出信号出力手段と、 を備えていることを特徴とする電気負荷駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気負荷駆動装置にお
    いて、 前記過電流検出信号出力手段から前記過電流検出信号が
    出力された場合に、前記出力トランジスタを強制的にオ
    フさせる過電流保護手段を備えていること、 を特徴とする電気負荷駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の電気負荷
    駆動装置において、 前記第1の電流検出信号発生手段は、 一端が前記出力トランジスタの第1出力端子に接続され
    た第1の電流検出用抵抗と、該第1の電流検出用抵抗の
    他端に一方の出力端子が接続され、他方の出力端子が前
    記出力トランジスタの第2出力端子に接続されて、前記
    出力トランジスタに流れる電流に比例したミラー電流を
    前記第1の電流検出用抵抗に流す第1の電流検出用トラ
    ンジスタとからなり、前記第1の電流検出用トランジス
    タの前記一方の出力端子と前記第1の電流検出用抵抗と
    の接続点の電圧を、前記第1の電流検出信号として発生
    し、 前記第2の電流検出信号発生手段は、 一端が前記出力トランジスタの第2出力端子に接続され
    た第2の電流検出用抵抗と、一方の出力端子が前記出力
    トランジスタの第1出力端子に接続され、前記第2の電
    流検出用抵抗の他端に他方の出力端子が接続されて、前
    記出力トランジスタに流れる電流に比例したミラー電流
    を前記第2の電流検出用抵抗に流す第2の電流検出用ト
    ランジスタとからなり、前記第2の電流検出用トランジ
    スタの前記他方の出力端子と前記第2の電流検出用抵抗
    との接続点の電圧を、前記第2の電流検出信号として発
    生すること、 を特徴とする電気負荷駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れかに記載
    の電気負荷駆動装置において、 少なくとも前記出力トランジスタと、前記第1の電流検
    出信号発生手段と、前記第2の電流検出信号発生手段
    と、前記過電流検出信号出力手段とを含む出力回路が、
    1個の半導体集積回路内に形成されていること、 を特徴とする電気負荷駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電気負荷駆動装置にお
    いて、 前記半導体集積回路内には複数の前記出力回路が形成さ
    れていること、 を特徴とする電気負荷駆動装置。
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