JP2001298765A - 携帯電話装置 - Google Patents

携帯電話装置

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JP2001298765A
JP2001298765A JP2000109756A JP2000109756A JP2001298765A JP 2001298765 A JP2001298765 A JP 2001298765A JP 2000109756 A JP2000109756 A JP 2000109756A JP 2000109756 A JP2000109756 A JP 2000109756A JP 2001298765 A JP2001298765 A JP 2001298765A
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JP2000109756A
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Keisuke Onishi
啓介 大西
Arata Kikuchi
新 菊池
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Navitime Japan Co Ltd
Original Assignee
Navitime Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話を持っている歩行者が、利用しよう
としている交通機関の乗車地点へ徒歩で行き、および交
通機関の到達地点から目的地点までを徒歩で行くとした
場合に、利用者が目的地点を指定するだけで、徒歩の区
間も含めて最小コストの経路を探索できる装置を得るこ
とを目的とする 【解決手段】 徒歩および交通機関を考慮した経路探索
が可能な経路探索センターに接続して経路探索を行う携
帯電話において、(1)GPS装置を内蔵し、(2)前記GP
S装置からの現在地のデータ、および入力された目的地
のデータを一動作で送信することができる経路探索ボタ
ンを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行と交通機関を
含む交通ネットワークにおける、出発地点から目的地点
までの経路を最小コスト条件下で探索する携帯電話シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、imode(登録商標)に代表さ
れるような携帯電話のパケット通信サービスの普及によ
り、携帯電話を用いた経路探索システムが可能となって
きている。 携帯電話から経路探索センターへ接続し
て、目的地と現在地のデータを送ると、経路探索センタ
ーでは大型コンピュータにより最適経路を見つけて、携
帯電話に返送するシステムがある。
【0003】複雑な都市交通ネットワークにおいては、
最適な経路を求めることは容易でない。また最適といっ
ても、時間、費用など多くの要素がある。コンピュータ
を用いて、すべての組み合わせを計算すれば最適な経路
は求まるが、ネットワークが複雑になると高性能のコン
ピュータをもってしても計算時間が増加し、実質的に計
算が不可能な事態となる。
【0004】このような、実質的に計算不可能な事態に
対応すべく、様々な手法が提案されている。交通ネット
ワークに対するコンピュータを用いた最短経路探索でよ
く用いられるラベル確定法は、コンピュータの要処理時
間が少なくてすみ、迅速に回答を得られる。以下、簡単
にこのラベル確定法を説明する。ラベル確定法はこの方
法の発明者の名をとってダイクストラ法と呼ばれること
もある。
【0005】いま図1のようなネットワークで表現され
るシステムを例に説明する。特定の地点に対応する図の
丸印を「ノード」、そのノードとノードを結ぶ線は地点
間の経路に相当し、「リンク」と呼ぶ。数学的にはこれ
らのノードとリンクの集合をグラフと呼び、リンクに向
きが有るものを有向グラフ、無いものを無向グラフと呼
んでいる。図1の例は有向グラフの例である。このよう
なシステムで、出発点のノードsから目的点のノードt
への経路で、最も短くなるものを見い出す問題が最短路
問題である。
【0006】いま、ノードsからノードtへの最短路P
を P={s,i,j,……、k,t} とする。このとき、Pをあるノードを境にしてP1とP
2に分割した場合、部分集合P1とP2も、それぞれの
集合内で最短路になっている。これを最適性の原理と呼
ぶ。この原理を利用して数理的に最短路を求めるアルゴ
リズムがラベル確定法である。すなわち、ラベル確定法
は空集合から始めて、ノードに仮ラベルをつけて、最短
路となるノードを一つずつ求めて最短路部分集合を膨ら
ませていき、最終的に全部のノードに対してラベルを永
久ラベルに確定させ、最短路を求める方法である。以下
は、コンピュータでプログラミングするときのアルゴリ
ズムである。
【0007】ノードsからノードtに到るあらゆるノー
ドの集合をV、ノードsからノードjに至る最短路の長
さd(j)、その最短路のノードの集合をS1、その補
集合をS2(=V−S1)とすると、以下の方法で最短
路が求まる。 (1)初期値化として、 S1←0(空集合)、S2←V d(s)←0、d(i)←∞ とする。ここで、iは最短路のノードの補集合S2に含
まれるノード、X←YはXをYで置き換えることを表
す。
【0008】(2)S1=Vなら計算終了。 (3)S1≠Vなら、最短路の長さd(i)を選び出し、 v←i とする。長さd(v)はノードsからノードvに至る最
短路となっているから、ノードvを最短路のノードの集
合S1に含め、ノードvを最短路のノードの補集合S2
から外す。
【0009】(4)ノードvから出るリンク(出リンク)
が次に到達する、最短路のノードの補集合S2に含まれ
るすべてのノードiに対して d’(i)←d(v)+avi を計算し、 d(i)>d’(i) なら d(i)←d’(i) かつ p(i)←v とする。ここで、aviはノードvからノードiに至る
長さ(リンクの長さ)であり、d(i)、d’(i)は
出発点sからiに至る経路の長さである。この時点のd
(i)は、最短路のノードの集合S1内のノードからの
最短路長になっている。最短路のノードの補集合S2に
はもっと短い経路が存在する可能性はあるが、それは繰
り返し計算のなかで求められることになる。(5)ステッ
プ(2)のステップに戻る。
【0010】以上の方法で求めたp(i)に対して、最
終ノードtからp(t)をもとに逆にたどっていけば、
出発ノードsまでの最短路が求まる。たとえば、図1の
例を上記のアルゴリズムで求めると、 d(1)=0 d(2)=50 d(3)=70 d(4)=65 d(5)=85 p(2)= 1 p(3)= 2 p(4)= 2 p(5)= 3 となる。
【0011】s=1、t=5であるから、ノード5の前
はノード3(p(5)=3)、ノード3の前はノード2(p(3)
=2)、ノード2の前はノード1(p(2)=1)、すなわち出
発点sにたどりつく。すなわち、最短路は1→2→3→
5、その長さは85(=d(5))である。また、ノード1
からノード4に至る経路(1→2→4)の長さd(4)は、
やはり最短路長になっている。
【0012】実際に上記のアルゴリズムで用いた図1の
経路をシミュレーションしてみるとわかるが、ノード3
からノード4に至る長さd’(4)は計算しなくてもすむ。
すなわち、ラベル確定法を用いれば、総組み合わせによ
る最短路計算に比べて、計算量がはるかに少なくてす
む。
【0013】応用例として、ある駅を出発点にして目的
の駅までの経路を求める路線経路探索に上記のラベル確
定法を応用することができる。この場合には、最短路長
を距離だけでなく、時間、運賃など別の単位を取り。こ
のような単位をコストとよぶ概念を使うことで適用でき
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の携帯電話を用い
た経路探索システムはいくつかの問題点を有している。
まず携帯電話の構造が、データ入力に必ずしも適してい
ないために、目的地や現在地のデータを入力するのに手
間取る場合が多い。
【0015】通常の携帯電話で経路探索を行う場合、ま
ず経路探索センターに電話をかけて接続する。普通の携
帯電話は、図14に示すように、入力が数字キーと上下
左右スクロールバーしかないため、出発地および目的地
の操作は以下のように行う。例えば、弊社(千代田区神
田小川町1−1日光ビル)からお台場の東京デックスビ
ーチに行きたい場合、出発地と目的地付近の駅をあらか
じめ自分で考え、文字で入力する。図9~13はこの場
合を例にとった画面遷移である。図9では出発地の最寄
駅が淡路町であることから、“あわじちょう”と入力し
たいが、図14にも示すように携帯電話の入力には普通
は数字キーしかない。そこで文字を入力するために数字
とひらがなを対応させている。
【0016】つまり、1のボタンに“あ”列、2のボタ
ンに“か”列、3のボタンに“さ”列が対応しており、
例えば2を3回押すと“かきく”の“く”になる。“あ
わじちょう”とすべて入力するためには、1を1回
(“あ”)、0を1回(“わ”)、3を2回と*を1回
(“じ”)、4を2回(“ち”)、8を6回
(“ょ”)、1を3回(“う”)も押さなければならな
い。このため、途中まで入力し、候補検索ができるよう
になっている。図9の例では“あわじ”までを入力し、
候補検索で“あわじ”で始まる駅名をすべて列挙し(図
10参照)、その中から選択する。同様に、目的地もキ
ーを何回か押し、設定を行う。
【0017】図11,12は目的地の入力の例を示す図
で、出発地の入力と同様に行われる。出発地と目的地の
入力が終了すると図13に示すような画面になる。ここ
で探索キーを選択・実行すると経路探索が始まる。
【0018】本発明は、携帯電話を持っている歩行者
が、利用しようとしている交通機関の乗車地点へ徒歩で
行き、および交通機関の到達地点から目的地点までを徒
歩で行くとした場合に、利用者が目的地点を指定するだ
けで、徒歩の区間も含めて最小コストの経路を探索でき
るシステムにおいて使用するのに適した携帯電話装置を
得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、請求項1の発明は、徒歩および交通機関
を考慮した経路探索が可能な経路探索センターに接続し
て経路探索を行う携帯電話装置において、(1)GPS装
置を内蔵し、(2)前記GPS装置からの現在地のデー
タ、および目的地のデータを一動作で送信することがで
きる経路探索ボタンを設けた携帯電話装置とする。
【0020】請求項2の発明は、徒歩および交通機関を
考慮した経路探索手段を備えた経路探索センターに接続
して経路探索を行う携帯電話装置において、(1)GPS
装置を内蔵し、(2)前記GPS装置からの現在地の緯度
経度データ、および目的地の緯度経度データを一動作で
送信することができる経路探索ボタンを設けた携帯電話
装置とする。
【0021】請求項3の発明は、電話番号から地図デー
タを取り出すことができる手段、および徒歩および交通
機関を考慮した経路探索手段を備えた経路探索センター
に接続して経路探索を行う携帯電話装置において、(1)
GPS装置を内蔵し、(2)前記GPS装置からの現在地
の緯度経度データ、および目的地の電話番号データを一
動作で送信することができる経路探索ボタンを設けた携
帯電話装置とする。
【0022】本発明では、携帯電話にはGPS装置を内
蔵し、現在地データを随時、知ることができるようにす
る。また、経路探索センター側に電話番号から目的地の
地図データを取り出すデータベースを備えることで、目
的地の指定を電話番号で行うことができる。携帯電話に
は、経路探索センターへ、GPS装置からの現在地のデ
ータ、および目的地のデータを一動作で送信することが
できる「経路探索ボタン」を設ける。
【0023】本発明の携帯電話の操作としては、目的地
の電話番号を入力して、経路探索ボタンを押すだけで、
経路探索を実行することができる。
【0024】本発明の経路探索センターでは、出発地点
から目的地点までの経路を、地点をノード、地点間をリ
ンクとして交通ネットワークを表現し、コンピュータを
用いてラベル確定法により最短コスト条件下で探索する
交通ネットワーク経路探索方法において、(1)出発地点
および目的地点から利用する交通機関の駅までの経路と
して、出発地点および目的地点から利用する交通機関の
駅までの直線距離、および目的地点から利用する交通機
関の駅までの直線距離を緯度経度情報を用いて求め、該
直線距離を変数として平均コストを算出し、前記平均コ
ストが指定したコストの範囲内に含まれるすべての利用
交通機関の駅を求め、歩行経路を決定し、(2)前記求め
られた歩行経路を交通機関の交通ネットワーク経路に組
み込んで総合交通ネットワークを表現し、コンピュータ
を用いてラベル確定法により求めるコスト条件下で探索
する。
【0025】また、歩行経路の決定の異なる次のような
手法も用いることができる。(1)出発地点および目的地
点から利用する交通機関の駅までの経路として、指定し
たコストの範囲内に含まれる駅までの歩行経路を、緯度
経度情報を含む地図データにより作られる道路網ネット
ワークを用いたラベル確定法により、求めるコスト条件
下で歩行経路を決定する、(2)前記求められた1以上の
歩行経路を交通機関の交通ネットワーク経路に組み込ん
で総合交通ネットワークを表現し、コンピュータを用い
てラベル確定法により求めるコスト条件下で探索する。
【0026】本発明における経路探索センターの働きに
ついて詳細に説明する。出発地点から利用する交通機関
の乗車点(鉄道の場合は駅)、および交通機関の下車点
(鉄道の場合は駅)から目的地点までをそれぞれ歩行
し、その途中は交通機関を利用する、出発地点から目的
地点までの経路をコンピュータを用いて最短コスト条件
下で探索する。まず、全体的な処理から説明する。
【0027】(1)出発地点から利用する交通機関の乗車
点までの直線距離、および目的地点から利用する交通機
関の下車点までの直線距離を求め、その直線距離から徒
歩で掛かる平均コストを割り出し、平均コストが指定し
たコストの範囲内に含まれるすべての利用交通機関の乗
車点および下車点を求め、この歩行経路を交通機関の交
通ネットワーク経路に組み込む。これを『直線距離によ
る歩行コスト計算』と記すことにする。 (2)地点をノード、地点間をリンクとして交通ネットワ
ークを表現し、出発ノードと特定ノードを結ぶリンク
と、前記出発ノードから特定ノードまでの累計コストを
表すポテンシャルとから構成されるラベルを導入し、
「*」は出発地点はどのリンクも入ってこないことを意
味し、「Φ」は、まだそのノードにどのリンクも到達し
ていないことを意味し、「∞」は扱う問題において十分
に大きい数を意味する表記としたとき、初期値として出
発ノードに対しては(*,0)、その他のノードには
(Φ,∞)を仮ラベルとして設定する。 (3)仮ラベルのついたノードのうち最小のポテンシャル
のノードを選択し、このノードが目的地点の場合には経
路探索を終了して下記(5)の終了処理ルーチンを実行
し、目的地点でない場合には以下(4)の処理ルーチンを
続行する、 (4)前記最小のポテンシャルのノードから出るリンクの
うち仮ラベルを有する終点ノードのポテンシャルを算出
し、前記算出された終点ノードのポテンシャルが、前記
終点ノードにつけられている仮ラベルのポテンシャルよ
り小さいときは前記仮ラベルを前記算出された終点ノー
ドのポテンシャルで書き換え、前記最小のポテンシャル
のノードの仮ラベルを永久ラベルに変えて上記(3)の処
理ルーチンを実行する。 (5)目的地点から順に永久ラベルをもとに出発地点まで
の経路をたどり、歩行経路も含めた最小ポテンシャルの
経路を求める。
【0028】まず、『直線距離による歩行コスト計算』
を説明する。 出発地点から利用する交通機関の乗車点
までの直線距離、および目的地点から利用する交通機関
の下車点までの直線距離の求め方は、次の式を用いる。 COSξ=SINφ1・SINφ2+COSφ1・COSφ2・COS(λ1-λ2) S=R・ξ ……………… (式1) ここで、Sは2地点をA、Bとしたときの直線距離A
B、Rは日本付近の曲率半径(約6370km)、ξは弧AB
としたときの中心点と各2地点を結ぶ線がなす角度、
(λ1,φ1)はA地点の緯度と経度、(λ2,φ2)はB地
点の緯度と経度である。緯度経度情報は緯度経度情報を
含む地図データから取得するほかに、GPSを用いて現
在地点の緯度経度情報を得ることができる。特に、未知
の場所を歩行中などのように、出発地点が本人にとって
不明な場合もあるので、GPSなどの手段は効果があ
る。
【0029】ここでは、歩行距離は起点Aと起点Bの直
線距離に比例するものとして扱う。したがってコストを
時間とした場合には、直線距離ABを平均歩行時速で割
れば、出発地点から最寄りの交通機関の乗車点までの所
要時間、および交通機関の到着点から目的地点までの所
要時間がそれぞれ求められる。ここで求められたコスト
を利用する交通機関のネットワークにあらかじめ組み込
んでおく。
【0030】なお、出発地点から交通機関の起点までの
所要時間、および交通機関から目的地点までの所要時間
の最大コストを予め指定おき、そのコスト内で歩行でき
る交通機関の乗車点または下車点を割り出す。割り出さ
れた点が複数の場合には、出発地点から乗車点までのリ
ンク、および下車点から目的地点までのリンクがそれぞ
れ複数存在することになる。
【0031】乗車駅候補、下車駅候補を求める方法とし
て、『直線距離による歩行コスト計算』では歩行区間の
コストは2点間を結ぶ直線距離に比例している点に注目
して、簡易的に乗車候補駅および下車候補駅を求めてい
る。通常、都会の道路は直角に曲がることが多いので、
最大で直線距離の2の平方根倍(約1.4)の誤差が生
じる可能性を有している。たとえば、指定歩行コストを
10分とした場合には、徒歩で最大14分程度の候補駅
が抽出される場合もある。この点は、プログラミングす
る際に考慮する必要があるかも知れない。
【0032】図8のようにA点からB点に行く場合、実
際の経路はA→D→E→F→G→Bのような折れ線(い
ずれも直角に曲がるものとしている)で示す経路になっ
ているとすれば、折れ線の距離は直角三角形ABCの2
辺の和、すなわちAC+CBで表した方がより正確にコ
スト計算ができる可能性がある。
【0033】以上のように、歩行区間のリンクが交通ネ
ットワークに組み込まれたあとは、歩行経路が組み込ま
れた交通ネットワークに対して、以下のような探索処理
を行う。 (1)地点をノード、地点間をリンクとして交通ネットワ
ークを表現し、出発ノードと特定ノードを結ぶリンク
と、前記出発ノードから特定ノードまでの累計コストを
表すポテンシャルとから構成されるラベルを導入し、
「*」は出発地点はどのリンクも入ってこないことを意
味し、「Φ」は、まだそのノードにどのリンクも到達し
ていないことを意味し、「∞」は扱う問題において十分
に大きい数を意味する表記を用いて、初期値として出発
ノードに対しては(*,0)、その他のノードには
(Φ,∞)を仮ラベルとして設定する。 (2)仮ラベルのついたノードのうち最小のポテンシャル
のノードを選択し、選択されたノードが目的地点の場合
には(4)の終了処理を終了する。それ以外は、(3)の処理
ルーチンを行う。 (3)前記最小のポテンシャルのノードから出るリンクの
うち仮ラベルを有する終点ノードのポテンシャルを算出
し、前記算出された終点ノードのポテンシャルが、前記
終点ノードにつけられている仮ラベルのポテンシャルよ
り小さいときは前記仮ラベルを前記算出された終点ノー
ドのポテンシャルで書き換え、前記最小のポテンシャル
のノードの仮ラベルを永久ラベルに変えて上記(2)の処
理ルーチンを実行する。 (4)目的地点から順に永久ラベルをもとに出発地点まで
の経路をたどり、歩行経路も含めた最小ポテンシャルの
経路を求める。
【0034】以上のラベル確定方法を従来のラベル確定
法に対して、ここでは便宜上『ポテンシャルによるラベ
ル確定法』と呼ぶことにする。
【0035】出発地点から利用する交通機関の乗車点
(鉄道機関の場合は駅)、および交通機関の下車点(鉄
道機関の場合は駅)から目的地点までをそれぞれ歩行
し、その途中は交通機関を利用する、出発地点から目的
地点までの経路をコンピュータを用いて最小コスト条件
下で探索する。その方法を以下の手順で示す。 (1)出発地点から利用する交通機関の乗車点までのコス
ト計算、および目的地点から利用する交通機関の下車点
までのコスト計算を、それぞれ道路地図から求め、指定
コストの範囲内に含まれる利用交通機関のすべての点を
求め、この歩行経路を交通機関の交通ネットワーク経路
に組み込む。以下、この処理を『道路地図による歩行コ
スト計算』とよぶことにする。 (2)地点をノード、地点間をリンクとして交通ネットワ
ークを表現し、出発ノードと特定ノードを結ぶリンク
と、前記出発ノードから特定ノードまでの累計コストを
表すポテンシャルとから構成されるラベルを導入し、
「*」は出発地点はどのリンクも入ってこないことを意
味し、「Φ」は、まだそのノードにどのリンクも到達し
ていないことを意味し、「∞」は扱う問題において十分
に大きい数を意味する表記を用いて、初期値として出発
ノードに対しては(*,0)、その他のノードには
(Φ,∞)を仮ラベルとして設定する。 (4)仮ラベルのついたノードのうち最小のポテンシャル
のノードを選択し、選択したノードが目的地点の場合に
は経路探索を終了して下記(5)の終了処理ルーチンを実
行し、目的地点でない場合には以下(4)の処理ルーチン
を続行する、 (4)前記最小のポテンシャルのノードから出るリンクの
うち仮ラベルを有する終点ノードのポテンシャルを算出
し、前記算出された終点ノードのポテンシャルが、前記
終点ノードにつけられている仮ラベルのポテンシャルよ
り小さいときは前記仮ラベルを前記算出された終点ノー
ドのポテンシャルで書き換え、前記最小のポテンシャル
のノードの仮ラベルを永久ラベルに変えて上記(3)の処
理ルーチンを実行する。 (5)目的地点から順に永久ラベルをもとに出発地点まで
の経路をたどり、歩行経路も含めた最小ポテンシャルの
経路を求める。
【0036】請求項1の場合には、出発地点から乗車点
までの歩行によるコスト、および下車点から目的地点ま
での歩行によるコストをそれぞれ直線距離でコスト計算
した。しかし、請求項4の場合は、道路地図から正確な
コストを割り出す。『道路地図による歩行コスト計算』
で求められたコストがあらかじめ決められた範囲内の駅
の場合、その駅と出発地点または目的地点とを結ぶ経路
をリンクとし、利用する交通機関の交通ネットワークに
組み込む。
【0037】『道路地図による歩行コスト計算』は、
『ポテンシャルによるラベル確定法』を用いる。ただ
し、ここで用いるネットワークは道路地図である。『ポ
テンシャルによるラベル確定法』を若干手直しして使う
ことになる。
【0038】『道路地図による歩行コスト計算』で求め
られたリンクが組み込まれた交通ネットワークに対し
て、『ポテンシャルによるラベル確定法』を用いて、最
小コスト経路を探索する。
【0039】『ポテンシャルによるラベル確定法』を具
体的に説明する。『ポテンシャルによるラベル確定法』
では、ラベル確定法にノードのポテンシャルを用いる。
ここでラベルは、各ノードについて (l,p(v)) と定義される。lはノードとノードを結ぶリンク、vは
現在対象としているノード、p(v)は経路vのポテン
シャルである。なおポテンシャルp(v)は起点からノ
ードvに到るまでの経路にかかる累計コストである。
【0040】最小コストを条件に、出発地点(出発ノー
ド)から発して到達できる目的地点(目的ノード)まで
の経路を求める手法、すなわち『ポテンシャルによるラ
ベル確定法』について説明する。
【0041】[初期値設定処理]出発ノードsに仮ラベ
ル(*,0)を設定し、他のノードに仮ラベル(Φ,
∞)を設定する。「*」は出発地点はどのリンクも入っ
てこないことを意味し、「Φ」は、まだそのノードにど
のリンクも到達していないことを意味する表記である。
このノードを未探索と呼ぶ。また、「∞」は課題に対し
て十分に大きな数を意味する。
【0042】[最小ポテンシャルの探索処理]仮ラベル
を有するノードのうち最小ポテンシャルのノードを探索
し、それを最小ポテンシャルノードvとする。ここで求
められたノードが目的ノード(目的地点)の場合、この
ノードを永久ラベルとして、[終了処理]へ行く。それ
以外は、[経路探索処理]へ行く。
【0043】[経路探索処理]ノードvから出るリンク
a(出リンクa)に接続するノードをδ−1a、出発ノ
ードからの、すでに求められているポテンシャルを p(v) とすると、ノードδ−1aのポテンシャルは p(v)+d(a) である。すでにノードδ−1a対して設定されているポ
テンシャルを p(δ−1a) としたとき、p(v)+d(a)がp(δ−1a)より
小さければ、 p(v)+d(a) を新たなポテンシャル p(δ−1a) とし、仮ラベルを (a,p(δ−1a)) とする。vから出るすべてのリンク(出リンク)に対し
て上記の処理をしたあと、vの仮ラベルを永久ラベルと
する。その後、[最小ポテンシャルの探索処理]に戻
る。
【0044】[終了処理]上記の処理によって得られた
永久ラベルをもつノードを、要求される形式で出力す
る。
【0045】本発明のシステムについてさらに詳細に説
明する。図2にノードとリンクとの関係を示す。ここで
使用する記号は以下の意味をもつ。 v :仮ラベルを有するノード中、最小ポテンシャ
ルをもつノード u :ノードvに隣接するノード a、b :リンク δ−1a :リンクaが入るノード δ+1a :リンクaが出て行くノード d(a):リンクaに掛かるコスト p(v):ノードvのポテンシャル、起点からの累計コ
スト(=Σd(ai)) ここでノードvから見たとき、aは出リンク、bは入リ
ンクと呼ぶ。逆にノードuから見たとき、aは入リン
ク、bは出リンクとなる。d(a)は時間、距離、金額
等の、リンクaを利用する場合に掛かるコストである。
単位をどれにするかによって求める結果も異なってく
る。また図2の(3)のような場合、通常はd(a)=
d(b)であるが、d(a)≠d(b)の場合もある。
ポテンシャルp(v)は、起点0からノードvに到るま
でのコストの累計を表す。
【0046】ノードvとリンクaによって接続するノー
ドu(δ−1a、δ+1aと同じ)のラベルは、 (a,p(v)+d(a)) または u(a,p(v)+d(a)) で定義する。 p(v)+d(a)はp(u)であるから、 (a,p(u)) または u(a,p(u)) とも書ける。
【0047】すなわち、ラベルはノードvとノードuを
結ぶリンクaとノードuまでのポテンシャルで表され
る。将来、変わることのあるラベルを仮ラベルといい、
それ以上変わらないラベルを永久レベルという。すなわ
ち、永久ラベルはノードuに到るポテンシャルの最小値
をもっている。なぜなら、本発明のシステムでは起点ノ
ードからの経路探索につねに最小のポテンシャルをもつ
ノードを選んで新しい経路を探索するからである。
【0048】ノードのポテンシャルの概念の導入は、プ
ログラム記述が簡略化できるようにすることと、処理の
終了時点を判定できるようにする。本発明のシステムで
は探索手法としてはラベル確定法を用いる。図3は、ノ
ードの全集合Sと、永久ラベルを有するノードの集合
S’(斜線部)を表している。まず、最小ポテンシャル
経路を見いだすために、仮ラベルを有するノード中(=
S−S’)からもっとも小さなポテンシャルを有するラ
ベルを探す。それがノードvだったとしよう。ここでは
外向きのリンクだけを対象にした場合、ノードvと隣接
するノードがu1、u2だったとする。そこでu1とu
2に仮ラベルが付けられる(ただしここでは、いずれも
未探索のノードと仮定する)。 u1:(a1,p(v)+d(a1)) u2:(a2,p(v)+d(a2)) そこで、ノードvの仮ラベル(l,p(v))を永久ラ
ベルに変え、ノードvを永久ラベルを有するノードの集
合S’に組み込む。このラベルで示されるポテンシャル
p(v)が最小であることが以下のように証明できる。
【0049】次に最小ポテンシャルをもつ仮ラベルを検
索したところ、ノードwが見つかったとしよう。ここで
はノードwが、リンクb1、b2、b3によって隣接ノ
ードv、u2、xに接続していたとする。それぞれのノ
ードにおける仮ラベルを求めると、 v :(b1,p(w)+d(b1)) u2:(b2,p(w)+d(b2)) x :(b3,p(w)+d(b3)) となる。すでに永久ラベル化したノードvのラベル
(l,p(v))のポテンシャルp(v)は、 p(v)≦p(w)+d(b1) の関係が成り立つ。
【0050】なぜなら、vを探索したとき、p(v)が
最小のポテンシャルとして選ばれたものであるから、p
(v)≦p(w)が成り立っているためである。したが
って、ノードwの経路探索では、ノードvとノードwを
結ぶリンクは選ぶ必要はない。このことは同時に、ノー
ドvの永久ラベル(l,p(v))はこれ以上変わるこ
とがないことを意味している。ゆえに、p(v)は最小
ポテンシャルであることが証明される。
【0051】次にu2に着目する。すでに設定されてい
る仮ラベル (a2,p(v)+d(a2)) と、新たに求められた仮ラベル (b2,p(w)+d(b2)) のポテンシャルを比較する。かりに p(v)+d(a2)≦p(w)+d(b2) ならラベルを変えずに、 u2:(a2,p(v)+d(a2)) のままとし、 p(v)+d(a2)>p(w)+d(b2) なら、u2の仮ラベルを u2:(b2,p(w)+d(b2)) とする。したがって、このようなラベルの付け変えによ
って、より小さなポテンシャルとなる経路が仮ラベルと
して設定されることになる。
【0052】以上のことから、永久ラベルには最小ポテ
ンシャルが設定されており、仮ラベルはまだポテンシャ
ルを小さくするような経路が発見される可能性を表して
いる。
【0053】プログラミング上のテクニックとして、起
点0すなわち経路探索の開始ノードとするためには、初
期値として、起点0の仮ラベルを 起点0:(*,0) とし、他の仮ラベルを 起点0以外のノード:(Φ,∞) としておけばよいことになる。
【0054】したがって、本発明の歩行区間を含む最初
コスト探索の終了判定は、「新たに永久ラベル化された
ノードが目的地点」であるかどうかをチェックすればよ
いことになる。以上のことをプログラム化するには、以
下のような処理ステップを踏めばよいことになる。
【0055】ステップ1(初期値設定) 起点ノードに仮ラベル(*,0)を設定し、他のノード
に仮ラベル(Φ,∞)を設定する。
【0056】ステップ2(最小ポテンシャルの探索処
理) 仮ラベルを有するノード中、最小ポテンシャルのノード
を探索し、それを最小ポテンシャルノードvとする。こ
の最小ポテンシャルと探索されてノードが目的地点の場
合には、ステップ4(終了処理)へ行く。それ以外は、
ステップ3(経路探索処理)へ行く。
【0057】ステップ3(経路探索処理) ノードvからリンクaで接続する隣接ノードをδa、こ
れに掛かるコストd(δa)、起点からのすでに求めら
れているポテンシャルp(v)とすると、ノードδaの
ポテンシャルはp(v)+d(a)である。すでにノー
ドδa対して設定されているポテンシャルをp(δa)
としたとき、p(v)+d(a)がp(δa)より小さ
ければ、p(v)+d(a)を新たなポテンシャルp
(δa)とし、仮ラベル(a,p(δa))とする。上
記の処理をしたあと、vの仮ラベルを永久ラベルとす
る。その後、ステップ2(最小ポテンシャルの探索処
理)に戻る。
【0058】ステップ4(終了処理) vを永久ラベル化し、vから永久ラベルを逆経路をたど
って出発地点までの経路を要求される形式で出力する。
【0059】図4は、上記の処理をフローチャートにま
とめたものである(図の処理S「歩行コスト計算」を除
いた処理が、『ポテンシャルによるラベル確定法』に相
当)。図中、p(δa)はノードδaのすでに設定され
ているポテンシャルである。p(δa)が新たに計算し
たポテンシャル p(v)+d(a) より大きいときには、p(δa)を p(v)+d(a) で置き換え、かつリンクをaで置き換えることによっ
て、ノードδaに新しい仮ラベル (a,p(δa)) が付けられる。なお、隣接ノードを探索する場合は、リ
ンクは出リンクのみが検索の対象となる。また図4のフ
ローチャートは“DO WHILE”型の形態にしているため
に、vの永久ラベルかは終了処理の「最小ポテンシャル
vの検索し、それをvとする」で行っている。すなわ
ち、上記の説明でステップ2の処理になっているが、フ
ローチャートではステップ3での処理に組み込んであ
る。この点はプログラム上の問題であり、基本的な考え
方に違いはない。
【0060】以上の経路探索においては、図5に示すよ
うなリンクテーブルをあらかじめ作っておけば、目的地
点の永久ラベルに設定されているリンクでノードをたど
って行けるために、目的地点の永久ラベルを有するノー
ドから起点までの経路がわかる。
【0061】
【発明の実施の形態】本発明の携帯電話装置は、図16
に示すように、物理的に経路探索ボタンがついている例
のほかにも、図15のように、経路探索の可能性のある
画面において、画面上に経路探索ボタンを表示し、決定
キーを操作することも包含する。
【0062】電話番号を入力したとき、通常は図15に
示すスクロールバー2の中央を押すか、あるいは電話の
マークを押して通話する。しかし、図19のように携帯
電話回線網からインターネットを通じて行先検索サーバ
内で、電話番号から緯度経度に変換できれば、電話番号
を目的地入力に使用することができる。現在インターネ
ットタウンページ(登録商標)のように電話番号から緯
度経度に変換し、地図を表示するサービスもある。
【0063】携帯電話に対するサービスの例として、グ
ルメ情報や宿情報などをインターネットを介して見せる
ものがある。現在の行われているサービスでは、図17
に示すように“今すぐ電話”というメニューを備えたも
のがある。しかし、実際にそこにすぐ行ってみたいとい
うときには情報不足である。そこで、本発明の装置で
は、“経路探索(NAVI)”コマンドを作るか、図1
8のように“経路探索(NAVI)”ボタンを押すと経
路探索が行えるようにする。
【0064】図19は本発明の携帯電話を使用するシス
テムの全体説明図である。この例では、行き先検索サー
バーと経路探索サーバーが用いられている。携帯電話の
使用者は、行きたい場所についての情報を得るために、
行き先検索サーバーに接続する。行き先検索サーバーか
ら得たデータを経路探索サーバーに接続して渡すこと
で、経路探索が行われる。
【0065】経路探索サーバーは描画地図データベー
ス、経路探索データベース、電車バス等乗り物データベ
ース、などを備え、経路探索エンジンにより最適結果を
携帯電話に送信する。
【0066】図20に経路探索ボタンを押して結果が求
まった画面を示す。スクロールバーにより左右にスライ
ドすると第2,第3経路が表示される。上下すると“徒
歩”の上にカーソルが移動し、決定すると図21のよう
に徒歩ルートの画面が表示される。
【0067】経路探索の一例として、図6の電車網路線
図を用いて、出発地点を東京、京橋、銀座周辺の緯度経
度とし、目的地点を三越前と人形町の間に位置する緯度
経度としたときの、最小コスト路線経路探索を取り上げ
る。ここで取り上げる実施例1は直線距離により乗車駅
および下車駅を探索し、実施例2では道路地図で乗車駅
および下車駅を探索する。いずれも、徒歩10分以内の
駅を乗車および下車候補駅として探索するものとする。
なお、実際の探索ソフトでは利用者は出発地点および目
的地点が具体的な地名で指定することになる。その緯度
経度は、あらかじめデータとして用意されている地図情
報から導かれる。なお以下では便宜上、電車の待ち時間
は0分、乗換(図の破線部分)は一律徒歩3分とする。
またここで求める最小コストは時間を単位とする。すな
わち、時間を最小にする経路探索を行う。当然、以下で
扱うポテンシャルの単位も時間である。
【0068】(実施例1)まず、『直線距離による歩行
コスト計算』から説明する。地図情報から得られる位置
情報が正規座標系(直角座標系)の座標値として得られ
るときには、徒歩10分に平均時速を掛け、探索範囲内
を求める。平均歩行時速を4kmとしたときには、出発
地点あるいは目的地点から半径約700mの以内の駅を
洗い出し、これを利用候補駅とする。また、地図情報か
ら緯度経度で位置情報が得られる場合には、[課題を解
決するための手段]で示した(式1)を用いて、出発地
点または目的地点と候補駅を結ぶ距離Sを求める。
【0069】出発地点または目的地点の緯度経度を(φ
1,λ1)、候補駅の緯度経度を(φ2,λ2)とすると、
この直線距離Sは、 COSξ=SINφ1・SINφ2+COSφ1・COSφ2・COS(λ1-λ2) S=R・ξ と計算される。したがって、S≦700を満たす駅が、出発
地点あるいは目的地点とを結ぶリンクとして路線図に組
み込まれる。このとき、リンクのコストは直線距離Sを
平均時速で割った値である。図6の例では、出発地点と
京橋駅を結ぶリンクのコストが4分、出発地点と東京駅
を結ぶリンクのコストが3分と求められたとしてある。
また、目的地点と人形町駅を結ぶリンクのコストが2
分、目的地点と三越前駅を結ぶリンクのコストが3分と
求められたとしてある。これを、図5に示すリンクテー
ブルに組み込み、以下の経路探索を行う。
【0070】(初期設定)まず初期値設定として、出発
地点の仮ラベルを(*,0)、その他の駅の仮ラベルを
(Φ,∞)とする。ここで、「*」は出発地点はどのリ
ンクも入ってこないことを意味し、「Φ」は、まだその
ノードにどのリンクも到達していないことを意味する表
記である。初期状態では、出発地点のノードをvと置
く。
【0071】(1回目のループ処理)仮ラベル中で最小
ポテンシャルの駅を探す。vから出る終点ノードは東京
駅と京橋駅である。終点ノードはすべて未探索であるた
めに、終点ノードのポテンシャルはvのポテンシャル0
+vから各終点ノードまでの時間合計となる。したがっ
て、仮ラベルは 丸の内線東京駅 :(出発地点,3分) 銀座線京橋駅 :(出発地点,4分) となり、永久ラベルは 出発地点 :(*,0) となる。次に仮ラベル中で最小ポテンシャルのノードを
探す。この時点では、丸の内線東京駅が最小ポテンシャ
ル3分であるから、このノードをvとする。
【0072】(2回目のループ処理)このvは目的地点
でないから、処理は続行する。丸の内線東京駅vから出
ているリンクは、丸の内線→大手町駅、丸の内線→銀座
駅である。ともにポテンシャルは3+2すなわち5分で
ある。新たに探索したリンクには仮ラベルが貼られ、丸
の内線東京駅は永久ラベルが貼られる。したがって、こ
の時点では仮ラベルは、 丸の内線大手町駅:(丸の内線東京駅→丸の内線,5
分) 丸の内線銀座駅 :(丸の内線東京駅→丸の内線,5
分) 銀座線京橋駅 :(出発地点,4分) であり、永久ラベルは 出発地点 :(*,0) 丸の内線東京駅 :(出発地点,3分) となる。次に仮ラベル中で最小のポテンシャルを検索す
ると、銀座線京橋駅(出発地点、4分)であるから、銀
座線京橋駅ノードをvとする。
【0073】(3回目のループ処理)vは目的地点でな
いから処理は続行する。銀座線京橋駅vから出るリンク
は、銀座線→銀座駅、銀座線→日本橋駅である。ポテン
シャルは前者が4+1すなわち5分、後者が4+2すな
わち6分である。新たに探索したリンクには仮ラベルが
貼られ、銀座線京橋駅は永久ラベルが貼られる。したが
って、この時点では仮ラベルは、 丸の内線大手町駅:(丸の内線東京駅→丸の内線,5
分) 丸の内線銀座駅 :(丸の内線東京駅→丸の内線,5
分) 銀座線銀座駅 :(銀座線京橋駅→銀座線,5分) 銀座線日本橋駅 :(銀座線京橋駅→銀座線,6分) であり、永久ラベルは 出発地点 :(*,0分) 丸の内線東京駅 :(出発地点,3分) 銀座線京橋駅 :(出発地点,4分) となる。次に仮ラベル中で最小のポテンシャルを検索す
ると、5分で3候補あるが、ここでは丸の内線東京駅ノ
ードをvとする。
【0074】以上の処理をvが目的地点に達するまで継
続すると、永久ラベルは以下のように求められる。 出発地点 :(*,0分) 丸の内線東京駅 :(出発地点,3分) 銀座線京橋駅 :(出発地点,4分) 丸の内線大手町駅:(丸の内線東京駅→丸の内線,5
分) 丸の内線銀座駅 :(丸の内線東京駅→丸の内線,5
分) 銀座線銀座駅 :(銀座線京橋駅→銀座線,5分) 銀座線日本橋駅 :(銀座線京橋駅→銀座線,6分) 丸の内線淡路町 :(丸の内線大手町駅→丸の内線,7
分) 丸の内線霞ヶ関駅:(丸の内線銀座駅→丸の内線,7
分) 銀座線新橋駅 :(銀座線銀座駅→銀座線,7分) 銀座線三越前駅 :(銀座線日本橋駅→銀座線,7分) 日比谷線銀座駅 :(丸の内線銀座駅→徒歩,8分) 日比谷線大手町駅:(日比谷線大手町駅→徒歩,8分) 銀座線神田橋駅 :(銀座線三越前→銀座線,8分) 日比谷線日本橋駅:(銀座線日本橋駅→徒歩,9分) 都営浅草線日本橋駅:(銀座線日本橋駅→徒歩,9分) 日比谷線日比谷駅:(日比谷線銀座駅→日比谷線,9
分) 都営浅草線室町駅:(都営浅草線日本橋駅→都営浅草
線,10分) 日比谷線東銀座駅:(日比谷線銀座駅→日比谷線,10
分) 日比谷線霞ヶ関駅:(丸の内線霞ヶ関駅→徒歩,10
分) 都営浅草線新橋駅:(銀座線新橋駅→徒歩,10分) 日比谷線竹橋駅 :(日比谷線大手町駅→大手町,10
分) 目的地点 :(銀座線三越前駅→徒歩,10分) したがって、目的地点までは10分で行けることにな
る。目的地点からの最短経路は永久ラベルをたどること
によって求められる。なお図4のフローチャートに従え
ば、最後の“目的地点:(銀座線三越前駅→徒歩,10
分)”は、終了処理で目的地点vを永久ラベル化するこ
とによって求められる。
【0075】目的地点のラベルは“目的地点:(銀座線
三越前駅→徒歩,10分)”なので、目的地点に最初に
到達したのは“銀座線三越前駅→徒歩”である。次に銀
座線三越前駅のラベルを見ると“銀座線三越前駅:(銀
座線日本橋駅→銀座線,7)”なので、銀座線日本橋駅
から銀座線で銀座線三越前駅であることがわかる。以下
同様にして出発地点のラベル(*,0分)まで経路をた
どれば、最短経路が得られる。したがって、最短経路は
“出発地点→銀座線京橋駅→銀座線日本橋駅→銀座線三
越前駅→目的地点”となる。
【0076】(実施例2)ここでは、歩行区間を『道路
地図による歩行コスト計算』で求めることにする。使用
する交通機関は実施例1と同様に図6の路線図に従うも
のとする。したがって実施例1と実施例2の違いは、出
発地点から乗車駅まで、または目的地点から下車駅まで
の、リンクを求める方法だけである。本実施例では、図
7の道路網ネットワークを用いて歩行コスト計算を行う
ものとする。図7において、交差点(ノード)が丸印
(○)、道路枝(リンク)が矢印(→)で表してある。
また丸印の中の番号はノード番号、四角(□)の中の番
号はリンク番号である。またリンクに付けられた裸の数
字はコストを表し、単位は分(時間)である。
【0077】『道路地図による歩行コスト計算』は、基
本的に図4で示した探索方法すなわち『ポテンシャルに
よるラベル確定法』を使える。ただしこの場合、出発地
点および目的地点から求められる駅は指定コストの範囲
内のものであるから、『道路地図による歩行コスト計
算』の計算処理では図4のフローチャート中の判定D1
を p(v)>P と書き換える。ここでp(v)はノードvのポテンシャ
ル、Pは歩行区間の指定コストである。また終了処理E
では、「永久ラベルの付けられた駅を乗車駅候補または
下車駅候補として、電車路線網ネットワークに組み込
む」処理を行う。もちろん、最初の処理Sの「歩行コス
ト計算」も不要である。
【0078】上記のように書き換えた処理を実行する
と、永久ラベルの付いてた駅が複数求められ、出発地点
と乗車候補駅を結ぶリンクおよび下車候補駅と目的地点
を結ぶリンクが図5のリンクテーブルに組み込まれる。
図7の道路網ネットワークにおいて出発地点ノードを1
0(図では2重丸にしてある)としたとき、乗車候補駅
は 丸の内線東京駅26(経路:10→1→26、コスト1
1分) 銀座線京橋駅14 (経路:10→5→14、コスト1
3分) が探索される。上記の経路を1本のリンクとして電車路
線網ネットワークに組み込む。すなわち、 出発地点→丸の内線東京駅L1,コスト11分 出発地点→銀座線京橋駅L2,コスト13分 として組み込む。ここでL1、L2はリンク暗号を表
し、リンクテーブルにない番号を設定する。
【0079】目的地点から下車候補駅の探索も、乗車駅
探索と同様に行える。乗車駅探索では出発地点から始
め、出リンクを対象にしたが、下車駅探索では目的地点
から入リンクを対象に目的地点から逆探索する。ただし
歩行の場合には、車の場合と違って一方通行、信号、渋
滞などの影響をほとんど受けないので、出リンクと入リ
ンクのコストは同じとして扱っても問題はない。新しい
リンクが電車路線網ネットワークに組み込まれたあと
は、実施例1と同じように『ポテンシャルによるラベル
確定法』で経路探索が行える。
【0080】
【発明の効果】本発明の装置によれば、経路探索におけ
る携帯電話でのデータの入力が著しく簡略化され、実用
性が高まる効果がある。本発明の経路探索システムでは
出発地と目的地を直接指定し、歩行区間も含めて経路探
索をするために、正確な最小コスト探索が行える。さら
に、本発明の携帯電話装置によれば、経路探索に係わる
複数の手順を一動作で行うことができるため、使い勝手
が大幅に向上するなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術におけるラベル確定法を用いて最適解
を求める方法を具体的に説明するためのネットワーク図
である。
【図2】本発明の実施の形態におけるノード、リンク、
ポテンシャルおよびその記号を説明するための図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態における仮ラベルを有する
ノードと永久ラベルを有するノードを説明するための図
である。
【図4】本発明の実施の形態における最小コスト条件下
で出発地点から目的地点までの経路探索を行う処理をフ
ローチャート化したものである。
【図5】本発明の実施の形態におけるリンクテーブルを
説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態において、直線距離による
候補駅探索を含む実施例として使用した地下鉄路線図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態において、道路地図による
候補駅探索を含む実施例として使用した道路網ネットワ
ーク図である。
【図8】本発明の実施の形態において、直線距離による
候補駅探索の別形態を補足的に説明した図である。
【図9】従来の携帯電話における出発地入力画面の説明
図である。
【図10】従来の携帯電話における出発地入力画面の説
明図である。
【図11】従来の携帯電話における目的地入力画面の説
明図である。
【図12】従来の携帯電話における目的地入力画面の説
明図である。
【図13】従来の携帯電話における経路探索画面の説明
図である。
【図14】従来の携帯電話の説明図である。
【図15】本発明の携帯電話の説明図である。
【図16】本発明の携帯電話の説明図である。
【図17】本発明の携帯電話の説明図である。
【図18】本発明の携帯電話の説明図である。
【図19】本発明のシステムの全体説明図である。
【図20】本発明の経路探索結果の画面の説明図であ
る。
【図21】本発明の経路探索結果の画面の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 画面表示 2 スクロールバー 3 数字キー 4 経路探索ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/00 H04M 11/00 303 5K101 11/00 303 H04B 7/26 106A 9A001 Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AB13 AC02 AC09 AC14 AC19 AC20 5H180 AA21 BB05 CC12 EE05 FF05 FF13 FF22 FF27 5J062 AA03 BB05 CC07 FF01 5K027 AA11 BB01 CC08 FF22 HH26 5K067 AA34 BB04 BB36 EE02 FF03 FF07 JJ52 JJ56 5K101 KK02 LL12 NN03 NN18 NN21 RR12 TT06 9A001 JJ11 JJ77 KK56

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】徒歩および交通機関を考慮した経路探索が
    可能な経路探索センターに接続して経路探索を行う携帯
    電話装置において、(1)GPS装置を内蔵し、(2)前記G
    PS装置からの現在地のデータ、および目的地のデータ
    を一動作で送信することができる経路探索ボタンを設け
    たことを特徴とする携帯電話装置。
  2. 【請求項2】徒歩および交通機関を考慮した経路探索手
    段を備えた経路探索センターに接続して経路探索を行う
    携帯電話装置において、(1)GPS装置を内蔵し、(2)前
    記GPS装置からの現在地の緯度経度データ、および目
    的地の電話番号データを一動作で送信することができる
    経路探索ボタンを設けたことを特徴とする携帯電話装
    置。
  3. 【請求項3】電話番号から地図データを取り出す手段、
    および徒歩および交通機関を考慮した経路探索手段を備
    えた経路探索センターに接続して経路探索を行う携帯電
    話装置において、(1)GPS装置を内蔵し、(2)前記GP
    S装置からの現在地の緯度経度データ、および目的地の
    電話番号データを一動作で送信することができる経路探
    索ボタンを設けたことを特徴とする携帯電話装置。
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