JP2001298276A - 電子機器用筐体 - Google Patents

電子機器用筐体

Info

Publication number
JP2001298276A
JP2001298276A JP2000109891A JP2000109891A JP2001298276A JP 2001298276 A JP2001298276 A JP 2001298276A JP 2000109891 A JP2000109891 A JP 2000109891A JP 2000109891 A JP2000109891 A JP 2000109891A JP 2001298276 A JP2001298276 A JP 2001298276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
electronic device
panel
concave portion
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000109891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4025482B2 (ja
Inventor
Masakazu Ai
雅和 阿井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Corp filed Critical Toa Corp
Priority to JP2000109891A priority Critical patent/JP4025482B2/ja
Publication of JP2001298276A publication Critical patent/JP2001298276A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4025482B2 publication Critical patent/JP4025482B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立てやラック取付具の取付において、極力
ねじを使用しない構造。 【解決手段】 筐体1の下側壁21が構成するシャーシ2a
と同筐体の上側壁20が構成するカバー2bとを具備し、シ
ャーシとカバーとが同一形状の部品2で構成されてい
る。部品2が、筐体両側の側壁を構成する側壁部を一体
に形成されている。部品2個で形成する筒状体の前端開
口部と後端開口部との双方または一方に開口を閉じるよ
うなパネル3,4を設け、パネルを開口の内側に設けた溝3
0にパネルの外周縁部を嵌合させて保持し、部品2個を
結合する。パネルに被係合部31を設け、下側壁および上
側壁に爪状の係合部32を設ける。ラック取付具をあり
とあり溝嵌合により着脱可能とする。筐体を横並びに配
列し、隣合う筐体の間をありとあり溝との嵌合による結
合具を介して結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばチューナ装
置やアンプ装置のような放送用電子機器等の筐体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の筐体は、底に相当する部
分がシャーシとされ、これに両側面および上面カバーと
前面パネルおよび後面パネルを設けた構成が一般的であ
る。近年コスト低減や保守点検の容易さが一般的に求め
られていることから、部品点数の削減や共用部品化が各
分野で進められている。電子機器用の筐体においても例
外ではないが、組み立てにおいて多数のねじが使用され
ているのが現状である。すなわち、シャーシに対して、
上面と両側面が一体のカバー、前面パネル、後面パネル
をそれぞれねじ止めして組立てるのが一般的になってい
る。
【0003】また別に、最近の放送設備のアンプ、チュ
ーナ等を設置された筐体が、ラックに装着されて使用さ
れることが多い。この種のラックには、例えば、世界的
に利用度の高いラックの規格(米国電子工業会)EIA
−310がある。これには両側に立てられた2本の支柱
に、前後方向に貫通した取付孔が、所定のピッチで、あ
るいは上下に離れた2個一組の取付け孔が所定のピッチ
で、上下方向に多数設けられており、その取付孔と筐体
に設けてある取り付け部を使用して筐体が、前面パネル
を前側に位置するように所望の上下配列で幾つも取り付
けられる。これにより、例えば多数の電子機器の操作が
しやすくなり、外観も良くなる。このようにラックに筐
体を取り付けるには筐体側に取り付け部が必要であり、
従来の取り付け部は、筐体の側面に取付具をねじ止めす
ることにより設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】安易に多数のねじを使
用することは、部品点数の増大や組立て工数の増大につ
ながり、部品管理や製品コスト低減に不利である。本発
明は、電子機器用筐体の組立てにおいて、極力ねじを使
用しないですむ構造とし、さらにラック取付具を筐体に
取り付ける取付においてもねじを使用しないで良い構造
とすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、筐体の
下側壁が構成するシャーシと同筐体の上側壁が構成する
カバーとを具備する電子機器用筐体において、前記シャ
ーシとカバーとが同一形状の部品で構成されていること
を特徴とする(請求項1)。この手段では、シャーシと
カバーとを共用部品とすることによって主要構成部品の
種類数を少なくとも一種類削減できる。
【0006】前記手段において、前記部品が、前記筐体
両側の側壁を構成する側壁部を一体に形成されている構
成とするのがよい(請求項2)。この構成では、側壁を
上側壁や下側壁とは別部材で形成する場合に比べて部品
数を低減できる。
【0007】前記手段において、前記部品2個で形成す
る上側壁、下側壁、両側壁を有する筒状体の前端開口部
と後端開口部との双方または一方に開口を閉じるような
パネルを設け、前記パネルを前記開口の内側に設けた溝
に前記パネルの外周縁部を嵌合させて保持し、その保持
状態で前記部品2個を結合する結合手段を設けた構成と
するのがよい(請求項3)。この構成では、前端開口を
閉じるパネル(前面パネル)及び後端開口を閉じるパネ
ル(後面パネル)には、通常スイッチ、表示器、コネク
タ端子等が設けられるが、このパネルを取り付けるため
のねじ等の固定手段が不要となる。
【0008】前記手段において、前記パネルの上縁部お
よび下縁部に被係合部を設け、前記下側壁および上側壁
に前記被係合部に係合する係合部を設けた構成とするの
がよい(請求項4)。この構成では、溝に設置されたパ
ネルの被係合部に下側壁及び上側壁の係合部がそれぞれ
係合していることにより、下側壁が下側に、上側壁が上
側にそれぞれ膨らむような作用力に対抗し、膨らみが生
じることを防止できる。
【0009】前記手段において、所定間隔で両側に配置
された筐体支持支柱に対して前記筐体を取り付ける取付
具を前記筐体に設け、前記筐体と前記取付具とをありと
あり溝嵌合により着脱可能とした構成とするのがよい
(請求項5)。この構成では、電子機器用筐体は、幾つ
かをキャビネットラックに装着して使用することが多い
が、その際に取付具を取り付けた状態でラックに設けて
ある2本の支柱間に配置され、取付具を介して支柱に取
り付けられて装着状態となる。筐体から取付具を取り外
すと、筐体を単独で使用する際に取付具が邪魔にならな
い。
【0010】前記手段において、前記筐体と前記取付具
との接触部分の一方に凹部を設け、他方に前記凹部に嵌
合する凸部を設け、前記凸部と凹部の一方を弾性的に後
退可能に設け、その嵌合状態で前記筐体と前記取付具と
の前記あり溝方向の相対移動を係止する構成とするのが
よい(請求項6)。この構成では、筐体と取付具との固
定を、ねじ等の別部材による固定手段を用いないで、双
方の部材に設けた凹部と凸部とで固定できる。この固定
状態は、凹部又は凸部を後退させることにより解除され
る。
【0011】前記手段において、所定間隔で両側に配置
された筐体支持支柱の間隔に複数個の筐体が対応するよ
うに前記筐体幅を形成し、これら筐体を横並びに配列
し、隣合う筐体の間を分離可能に結合具を介して結合
し、結合した筐体列両端と前記支柱との間を筐体に取り
外し可能に取り付けた取付具を介して結合する構成と
し、前記筐体と前記結合具とをありとあり溝との嵌合に
よって結合し、前記筐体と前記取付具とをありとあり溝
との嵌合によって結合し、前記ありとあり溝との寸法を
共通のものとし、且つありとあり溝の一方を前記筐体側
に設け、他方を前記結合具および取付具側に設けた構成
とするのがよい(請求項7)。
【0012】この構成では、ありとあり溝嵌合における
ありとあり溝の一方が筐体側に設けられ、他方が取付具
と結合具とに設けられているから、筐体に取付具を取り
付けるときと、筐体を結合するときとのいずれにも対応
できる。つまり筐体は両側のいずれの側にも取付具を取
り付けることができ、またいずれの側においても他の筐
体と結合具で結合できるものである。
【0013】前記手段において、前記筐体と前記取付具
との接触部分の一方に凹部を設け、他方に前記凹部に嵌
合する凸部を設け、前記筐体と前記結合具との接触部分
の一方に凹部を設け、他方に前記凹部に嵌合する凸部を
設け、前記凹部と凸部を共通のものとし、且つ前記凸部
と凹部の一方を弾性的に後退可能に設け、その嵌合状態
で前記筐体と前記取付具との前記あり溝方向の相対移動
を係止する構成とするのがよい(請求項8)。この構成
では、筐体と取付具との固定及び筐体と結合具との固定
を、ねじ等の別部材による固定手段を用いないで、双方
の部材に設けた凹部と凸部とで固定できる。この固定状
態は、凹部又は凸部を後退させることにより解除され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を、図
1〜図5及び図8を用いて説明する。この電子部品用筐
体1は、硬質合成樹脂製であり、図3(b)に示すよう
に、主要構成部品がシャーシ2a、カバー2b、前面パ
ネル3、後面パネル4であり、これらの外面で6面が構
成された多くの場合扁平であり、略直方体状のものであ
る。そして、シャーシ2aとカバー2bとは同じ形状であ
る。つまり双方は共用部品である。また、この筐体1に
は、ラックに装着される場合に使用されるラック取付具
5(図4参照)が取り付けられる。
【0015】シャーシ2a、カバー2bは、同一形状の
共用部品であるから、特に区別の必要がない場合は部品
2と記載することもある。この部品2は、図1〜図3に示
すように、筐体1の底面もしくは上面となる四角形の板
状の壁部10とその両端の対向する2辺から互いに平行
に夫々伸延形成された側壁部11,12を有する。この
両側の側壁部11,12の外面にはあり溝13の片側を
形成する凸条14が側壁部11,12の前後方向全長に
亘って夫々突設されている。また、一方の側壁部11の
側に偏った内側に、ねじ結合用の2個の長い柱状突起1
5が突設され、他方の側壁部12には2本の短い柱状突
起16が突設されている。長い柱状突起15には先端か
ら所定深さ位置までねじ穴又はタッピンねじがねじ込ま
れる穴17が穿設されており、他方の短い柱状突起16
には中心部を通って筐体1の外面側から貫通したねじ挿
通孔18が穿設されている。
【0016】このような部品2は、図2に示すものと、
図2の状態から同図に示す中心線19を中心に180度
回転させたもの、つまり中心線19の周りに反転させた
ものとを重ね合わせると、図1、図3に示すようにシャ
ーシ2aと、カバー2bとで、筐体1の上側壁20、下側
壁21、左右両側壁22、23が形成される。前記柱状
の突起15と16とは、先端が丁度一致するように設け
てあり、筐体1外面から4本のねじ25で双方を結合固
定することができる。この固定状態において、部品2の
両側の側壁部11,12は夫々に重ね合わせた相手側の
ものと先端縁で当接し筐体1としての左右の側壁23,
24を形成している。なお、図2、図3に見られる26
は切欠状凹所、27は組立て時に前記凹所26に嵌入す
る凸部であり、これにより側壁部11,12が厚さ方向
の位置ずれを規制され、上下で確実に一致する。28は
補強リブである。
【0017】また、部品2の側壁部11,12に突設し
た凸条14は2個の部品2の前記結合状態において、図
1に見られるように、あり溝13を構成している。部品
2の両側壁部11,12には、図2に示すように、筐体
1としての前側端に接近した位置の外面に、組立て時に
連続する溝状凹部29を設けてある。前記凸条14およ
び溝状凹部29は後述する取付具5を取付けるためのも
ので、ラックに取付けることがない筐体の場合には省略
しても良い。
【0018】前面パネル3および後面パネル4は、電子
機器の表示部、操作部、接続用端子等(図示省略)が設
けられるものであり、部品2を2個前記のように重ねて
組立てた状態の筒状体において、前後方向の両端部内周
面に形成された一連の溝30によって取り付けられる。
部品2に形成されている溝30は、溝幅がパネル3、4
の厚さに対応しており、組立てにおいてはパネルの周縁
部が嵌めこまれる。図9(a)、図3(b)に示すよう
に、パネル3,4の上縁部と下縁部には被係合部31が
設けられ、これに対し部品2の壁10の前記溝30より
も内側位置からパネル内側の面に沿うように小突起を突
出させて先端部が前記被係合部31に係合する爪状の係
合部32を設けてある。被係合部31は、爪状の係合部
32が係合するパネルを貫通した孔又は貫通しない凹所
の形で設ける。また、係合部32は係脱に必要な弾性変
位が可能な突出形状とし、その係合部32を設けてある
小突起の先端側はパネル組付けの際に溝30に差し込み
やすいように斜面32aに形成しておく。
【0019】取付具5は、図4に示すように、部品2の
前後方向長さに対応する細長い板状本体部50の一方の
面に前記あり溝13に挿入可能なあり33を備え、前方
端にあり33の側と反対側に直角に突出し、耳板状に形
成された、ラックの支柱に結合される取付部34を設け
てある。取付部34には、支柱39に所定ピッチで設け
られている前後方向の雌ねじ付きボルト孔41に対して
ボルト42で結合するために、2個のボルト孔を長穴3
5として所定のピッチで設けてある。また、前記本体部
50およびあり33の前端部には厚さ方向に貫通したコ
字状の切除部36を設けて舌片状部37を形成し、その
先端にあり33の突出面よりも突出して(図4(c)参
照)前記溝状凹部29に係合する凸部38を突設してあ
る。この凸部38は舌片状部が適切な厚さに決められて
いてその弾性的な撓みにより後退可能である。この取付
具5は、図4(c)に見られるように、上下対称形状で
あり、両側に2個使用されるものが同一形状で、つまり
共用部品である。
【0020】このような構成の筐体1は、電子機器構成
部品を設置されて電子機器となる。その際、2個の部品
2の一方をシャーシ2aとし他方をカバー2bとし、例え
ば、シャーシ2aおよび前後面のパネル3,4に部品を
組付け、パネル3,4の下縁をシャーシ2aの前後の溝
30,30に保持させ、次にパネル3,4の上縁をカバ
ー2bの溝30,30に差し込んで保持させ、カバー2
bとシャーシ2aをねじ25で結合固定することによ
り、電子機器が出来上がる。
【0021】このような電子機器をラックに取り付けて
使用するときは、取付具5を筐体1の左右側壁22,2
3に設けてあるあり溝13を使用して両側に取り付け
る。その取付は、取付具5のあり33を筐体1の前方か
ら後方へ向かうようにあり溝13に挿入する。その挿入
の終端位置で凸部38が溝状凹部29に係合し、抜け出
さない固定された状態となる。
【0022】取付具5を取り付けられた筐体1は、図8
に示すように、ラックに取り付けられる。すなわち、ラ
ックに設けられている支柱39、40の前面に取付部5
の背面を当接させ、長孔35とボルト孔41を使用して
ボルト42で結合する。
【0023】このように筐体1は、ねじ部品としては共
通のねじ25を4本使用して組み立てられるので、ねじ
止めのためのねじ込み作業が従来のものよりも極めて少
なく、組立て作業が大幅に簡略化される。すなわち、部
品2の側壁部11、12が壁部10と一体に形成されて
いるので、つまり筐体1の左右側壁22、23がねじ止
めによって取り付けられるものではないから、そのねじ
止め作業がなくなり、前後面のパネル3、4が溝に保持
されるので、パネルのねじ止め作業もなくなる。また、
キャビネットラックに対する取付具5も、あり33とあ
り溝13の嵌合により、その固定が、凹部29と凸部3
8との嵌合によるものであるから、従来のねじ込み作業
がなくなる。
【0024】第2の実施の形態を図6、図7を用いて説
明する。この実施の形態の筐体1aは、第1の実施の形
態の筐体1に比べて幅が半分のものであり、この筐体1
aを2個並べて結合して第1の実施の形態に置けるラッ
クの前記支柱39、40に取り付けるための構成であ
る。筐体1aとしては幅寸法が小さいだけであるから、
詳細な説明は省略する。2個の筐体1aと1aを結合する
ために、前述した筐体側面のあり溝13を利用する。こ
のために図6に示す結合具43を使用する。結合具43
は、前述したものと同じあり33を2個背面側で結合し
た形状に一体に形成したものである。すなわち、長さは
筐体1aの前後方向長さに対応する長さであり、両側に
夫々あり33を有し、前端部に両側に突出する凸部4
4、45を設けてある。一方の凸部44は筐体の高さ方
向中間位置に形成した舌片状部46の先端に片側へ突出
するように設け、他方の凸部45は前記舌片状部46の
上側と下側に形成されている舌片状部47に前記と反対
の片側へ突出するように設けてある。舌片状部46、4
7はいずれも厚さ方向に貫通した切除部48を設けるこ
とによって形成されており、厚さを適当に決められ、突
出している凸部44、45が弾性的に後退可能である。
【0025】この結合具43で筐体1a、1a間を結合
するときは、前記取付具5の場合と殆ど同様に並べた筐
体のあり溝13にあり33を前方から挿入するだけでよ
い。図7は筐体1a、1aを結合具43で結合した状態
を示し、あり33とあり溝13が夫々に嵌合し、結合具
43の凸部44が図の左方へ突出し、凸部45が図の右
方へ突出して、夫々に対応する溝状凹部29に係合して
いる。あり33とあり溝13との嵌合により筐体1a、
1a間が強力に結合されているから、この結合された二
つの筐体は、外側端に第1の実施の形態で示した取付具
5を用いて、前記ラックの支柱39、40に取り付ける
ことができる。そのラックに装着した状態を図8に示
す。
【0026】この結合具43で筐体間を結合する場合
も、前記取付具5と同様にねじを使用しないから、ねじ
込み作業がなくなる。
【0027】第1の実施の形態において、部品2には両
側に筐体1の側壁22、又は23の半分の高さに相当す
る高さの側壁部11、12を有する構成のものを示した
が、場合によっては筐体1の側壁の全高に相当する側壁
部を片側に設けた構成であってもよい。つまり、筐体1
の左右の側壁の一方を下側壁21と一体に、他方を上側
壁20と一体に設けた構成となるのである。また、第2
の実施の形態では、筐体1a、1aが同じ幅であるもの
を示したが、異なる幅であってもよく、また2個の筐体
に限らずそれ以上であっても良い。要は、横並びの複数
の筐体の全幅が、ラックの支柱間隔に対応する構成であ
ればよい。
【0028】また、第1、第2の実施の形態では支柱の
ボルト孔41の1ピッチに対応する高さの筐体を示した
が、図8に3ピッチに対応する高さの筐体1cとして示
すように、2ピッチ以上の高さに対応する高さとしても
良い。なお、図8には筐体間に隙間のある装着状態を示
したが、このボルト孔41のピッチに対応する筐体の高
さ寸法を適切に決めることにより、筐体を上下に隙間な
く設置することも可能である。また、第1、第2の実施
の形態で示した、ありとあり溝は逆に設けてもよい。す
なわち、ありを設けてある部品にあり溝を設け、あり溝
を設けてある部品にありを設けるのである。また、あり
とあり溝嵌合の状態を固定する凹部と凸部についても逆
であってもよい。また、実施の形態では凸部を弾性的に
後退可能な構成としたが、これも逆であってもよい。つ
まり、突出した凸部38を固定し、凹部29をその周辺
の全部又は一部が弾性的に後退するように設けてもよ
い。要は、あり溝嵌合の操作の終端において凸部又は凹
部が弾性的に後退可能に前進した位置にあればよい。
【0029】また、第1の実施の形態で説明したパネル
3、4を部品2に設置したときの係合構造は、図9
(a)に示したものの他に、図9(b)〜(d)に示す
ような構成としてもよい。すなわち、(b)のものは、
パネル3の外表面がわに係合部32を設け外側からパネ
ル3に係合する構成であり、(c)のものは、外側から
係合する構成であり且つ係合部32を設ける小突起を部
品2の前端に沿った突縁に形成して部分的に突出した形
には見えないように構成したものであり、(d)のもの
は、溝30の底に拡大した空間部32bを設けて係合部
32を形成し、パネル3の縁に被係合部31を突設して
係合させ、これらを係合させる係合構造が外部から見え
ない構成である。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、シャーシとカ
バーとを共用部品とすることによって主要構成部品の種
類数を少なくとも一種類削減できる効果を奏する。請求
項2に記載の発明は、側壁部を別部材で形成する場合に
比べて部品数を低減できる効果を奏する。請求項3に記
載の発明は、パネルを取り付けるためのねじ等の固定手
段が不要となる効果を奏する。請求項4に記載の発明
は、下側壁が下側に、上側壁が上側にそれぞれ膨らむよ
うな作用力に対抗し、膨らみが生じることを防止する効
果を奏する。請求項5に記載の発明は、筐体をラックに
装着して使用する際の取付具を、ねじを用いないで取り
付けることができ、筐体から取付具を取り外すと、筐体
を単独で使用する際に取付具が邪魔にならない効果を奏
する。請求項6に記載の発明は、筐体と取付具との固定
をねじ等の別部材による固定手段を用いないで容易に固
定できる効果を奏する。請求項7に記載の発明は、筐体
が、筐体に取付具を取り付けるときと、筐体と筐体を結
合するときとのいずれにも対応でき、筐体両側のいずれ
の側にも取付具を取り付けることができ、またいずれの
側においても他の筐体と結合具で結合できる効果を奏す
る。請求項8に記載の発明は、部品数を少なくでき、筐
体と取付具との固定及び筐体と結合具との固定操作が容
易である効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すパネルを省略
した正面図である。
【図2】図1の下側部品の部分省略平面図である。
【図3】同実施の形態を示し、(a)は側面図、(b)
は図2の部品に他の構成部品を組付けた状態のA−A断
面図である。
【図4】同実施の形態の取付具を示し(a)は平面図、
(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は(b)のB
−B断面図である。
【図5】同実施の形態の取付具を取り付けた状態を示
し、(a)は部分省略平面図、(b)は部分省略正面図
である。
【図6】本発明の第2の実施の形態で使用する連結具を
示し、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は背面
図、(d)は(a)のD−D断面図、(e)は(a)の
E−E断面図、(f)は(a)のC−C断面図である。
【図7】同第2の実施の形態を示す部分省略正面図であ
る。
【図8】本発明の各種実施の形態をラックの支柱に装着
した状態を示す概略正面図である。
【図9】(a)は本発明の第1の実施の形態におけるパ
ネルと部品2との係合構造の断面拡大図、(b)〜
(d)は夫々別の構成を示す同様な断面の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 筐体 2 部品 2a シャーシ 2b カバー 3 前面パネル 4 後面パネル 5 取付具 10 壁部 11、12 側壁部 13 あり溝 14 凸条 15、16 突起 17 穴 18 ねじ挿通孔 19 中心線 20 上側壁 21 下側壁 22 左側壁 23 右側壁 25 ねじ 26 凹所 27 凸部 28 補強リブ 29 凹部 30 溝 31 被係合部 32 本体部 33 あり 34 取付部 35 長孔 36 切欠部 37 舌片状部 38 凸部 39、40 支柱 41 ボルト孔 42 ボルト 43 結合具 44、45 凸部 46、47 舌片状部 48 切除部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の下側壁が構成するシャーシと同筐
    体の上側壁が構成するカバーとを具備する電子機器用筐
    体において、前記シャーシとカバーとが同一形状の部品
    で構成されていることを特徴とする電子機器用筐体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子機器用筐体におい
    て、前記部品が、前記筐体両側の側壁を構成する側壁部
    を一体に形成されていることを特徴とする電子機器用筐
    体。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電子機器用筐体におい
    て、前記部品2個で形成する上側壁、下側壁、両側壁を
    有する筒状体の前端開口部と後端開口部との双方または
    一方に開口を閉じるようなパネルを設け、前記パネルを
    前記開口の内側に設けた溝に前記パネルの外周縁部を嵌
    合させて保持し、その保持状態で前記部品2個を結合す
    る結合手段を設けたことを特徴とする電子機器用筐体。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子機器用筐体におい
    て、前記パネルの上縁部および下縁部に被係合部を設
    け、前記下側壁および上側壁に前記被係合部に係合する
    係合部を設けたことを特徴とする電子機器用筐体。
  5. 【請求項5】 請求項2、請求項3、又は請求項4に記
    載の電子機器用筐体において、所定間隔で両側に配置さ
    れた筐体支持支柱に対して前記筐体を取り付ける取付具
    を前記筐体に設け、前記筐体と前記取付具とをありとあ
    り溝嵌合により着脱可能としたことを特徴とする電子機
    器用筐体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電子機器用筐体におい
    て、前記筐体と前記取付具との接触部分の一方に凹部を
    設け、他方に前記凹部に嵌合する凸部を設け、前記凸部
    と凹部の一方を弾性的に後退可能に設け、その嵌合状態
    で前記筐体と前記取付具との前記あり溝方向の相対移動
    を係止することを特徴とする電子機器用筐体。
  7. 【請求項7】 請求項2、請求項3、又は請求項4に記
    載の電子機器用筐体において、所定間隔で両側に配置さ
    れた筐体支持支柱の間隔に複数個の筐体が対応するよう
    に前記筐体幅を形成し、これら筐体を横並びに配列し、
    隣合う筐体の間を分離可能に結合具を介して結合し、結
    合した筐体列両端と前記支柱との間を筐体に取り外し可
    能に取り付けた取付具を介して結合する構成とし、前記
    筐体と前記結合具とをありとあり溝との嵌合によって結
    合し、前記筐体と前記取付具とをありとあり溝との嵌合
    によって結合し、前記ありとあり溝との寸法を共通のも
    のとし、且つありとあり溝の一方を前記筐体側に設け、
    他方を前記結合具および取付具側に設けたことを特徴と
    する電子機器用筐体。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電子機器用筐体におい
    て、前記筐体と前記取付具との接触部分の一方に凹部を
    設け、他方に前記凹部に嵌合する凸部を設け、前記筐体
    と前記結合具との接触部分の一方に凹部を設け、他方に
    前記凹部に嵌合する凸部を設け、前記凹部と凸部を共通
    のものとし、且つ前記凸部と凹部の一方を弾性的に後退
    可能に設け、その嵌合状態で前記筐体と前記取付具との
    前記あり溝方向の相対移動を係止することを特徴とする
    電子機器用筐体。
JP2000109891A 2000-04-11 2000-04-11 電子機器用筐体 Expired - Fee Related JP4025482B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000109891A JP4025482B2 (ja) 2000-04-11 2000-04-11 電子機器用筐体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000109891A JP4025482B2 (ja) 2000-04-11 2000-04-11 電子機器用筐体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001298276A true JP2001298276A (ja) 2001-10-26
JP4025482B2 JP4025482B2 (ja) 2007-12-19

Family

ID=18622502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000109891A Expired - Fee Related JP4025482B2 (ja) 2000-04-11 2000-04-11 電子機器用筐体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4025482B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4025482B2 (ja) 2007-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3076503B1 (en) Clip and electronic device using same
JP2006059312A (ja) サーバーコンピュータのカバー着脱装置
JP5922486B2 (ja) スライド型電子機器
CN210120742U (zh) 用于安装电路板组件的框架型材及红外触摸显示屏
JP2001298276A (ja) 電子機器用筐体
US7527163B2 (en) Top cover fixing structure
KR100820699B1 (ko) 변속기 레버유닛의 노브 조립체
JP3118676U (ja) 取付装置及び該取付装置を用いたフラットディスプレイ
JP3221506B2 (ja) ケーシング開口にプレートを取り付ける装置
JP2011111738A (ja) 引手
JP4025483B2 (ja) 電子機器用筐体の取付け具
JP2005064442A (ja) キャビネットを備えた電子機器
CN111879976A (zh) 一种监测仪
JP6306549B2 (ja) 締結補助部品の装着構造、それを備えた装置および締結補助部品の装着方法
CN110879635A (zh) 机壳与使用其的电子装置
JPS5843825Y2 (ja) 電気機器ケ−スにおけるフレ−ム構造
CN219068580U (zh) 一种锁扣式机箱
JPH09238758A (ja) アングル棚
JP2006222123A (ja) 電気機器キャビネット
JPH0715173Y2 (ja) 外装ケース構造
JP3200814B2 (ja) 部品の取付構造
JP4456976B2 (ja) 電子機器
KR200156894Y1 (ko) 영상기기 새시홀더의 pcb 부착장치
US20070159800A1 (en) Cabinet for electric apparatus
JP6047324B2 (ja) 成形品パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4025482

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121012

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131012

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131012

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131012

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141012

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees