JP2001298238A - 光集積ユニット及び光ピックアップ装置 - Google Patents

光集積ユニット及び光ピックアップ装置

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JP2001298238A
JP2001298238A JP2000112929A JP2000112929A JP2001298238A JP 2001298238 A JP2001298238 A JP 2001298238A JP 2000112929 A JP2000112929 A JP 2000112929A JP 2000112929 A JP2000112929 A JP 2000112929A JP 2001298238 A JP2001298238 A JP 2001298238A
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Naohiro Shimada
直弘 島田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設計が容易で性能の向上した光集積ユニット及
び光ピックアップ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】光集積ユニットは、ステム13に固定した
ヒートブロック2上にサブマウント4を形成しており、
サブマウント4上にモノリシック型のマルチビーム半導
体レーザ素子5を有している。マルチビーム半導体レー
ザ素子5は波長650nmの発光点6及び波長780n
mの発光点7を有しており、波長650nmの発光点6
は外囲器1の外形中心12と同一軸上になるように位置
決めしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチビーム型半導
体レーザ装置を搭載した光集積ユニット及び光ピックア
ップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DVD(Digital Versat
ile Disk)及びCD(Compact Dis
k)の両ディスクに対応する従来のピックアップ装置
は、波長650nmのDVD用途半導体レーザを有する
光集積ユニットと波長780nmのCD用途半導体レー
ザを有する光集積ユニットの2つを有する。それぞれの
光集積ユニットからの出力光はミラー等を介して光軸調
整を行い光ピックアップ装置から出力する。図6は従来
の2光源光ピックアップ装置100の構成を示す概念図
である。この構成について説明すると、光源光ピックア
ップ装置100は波長650nmのDVD用途半導体レ
ーザを有する光集積ユニット101、ハーフミラー10
2、波長780nmのCD用途半導体レーザを有する光
集積ユニット103、偏光ビームスプリッタ104、コ
リメートレンズ106、立ち上げミラー107、対物レ
ンズ108、凸レンズ111、フォトダイオード112
からなる。光集積ユニット101からの出力光はハーフ
ミラー102により反射し、光集積ユニット103の出
力光は偏光ビームスプリッタ104により反射する。上
記反射によりそれぞれの出力光は同一の光軸105を有
し、コリメートレンズ106に入光する。その後立ち上
げミラー107を介して対物レンズ108に入光する。
対物レンズからの出力光、すなわちピックアップ装置か
らの出力光において、波長650nmのレーザはDVD
109へ集光し、波長780nmのレーザはCD110
に集光する。DVD109あるいはCD110からの戻
り光はピックアップ装置内部の凸レンズ111を介して
フォトダイオード112に入光する。
【0003】従来のピックアップ装置100は、上記し
たように2つの集積ユニットからの出力光を同一の光軸
にするために偏光ビームスプリッタ104やハーフミラ
ー102が必要であった。これら部品により小型化、軽
量化には限界があった。また、波長650nmレーザ光
及び波長780nmレーザ光の光軸調整においては、光
集積ユニット101及び光集積ユニット103、コリメ
ートレンズ106、偏光ビームスプリッタ104の位置
を微調整する必要があり、製造に一定の時間を要してい
た。以上の原因が従来のピックアップ装置のコストアッ
プをもたらしていた。ピックアップ装置100が更に波
長400nm帯高精細DVD用途の第三の光集積ユニッ
トを有する場合、第三の光集積ユニットに対応する偏光
ビームスプリッタを必要とし、部品点数は更に多くな
り、光軸調整の時間も更に増大してしまう。そこで上記
問題を解決するため、同一基板上に波長650nm及び
波長780nm用の光源をモノリシックに集積したマル
チビーム型半導体レーザ素子を用いて光学系の簡素化が
図られている。図5は二波長を出力可能な光集積ユニッ
トを用いた従来の光ピックアップ装置120の概略を示
している。ここで、ピックアップ装置100と同一の部
品には同一の番号を付している。ピックアップ装置12
0は波長650nm及び波長780nm用の光源をモノ
リシックに集積したマルチビーム型半導体レーザ素子を
有する光集積ユニット121を有する点で従来のピック
アップ装置100と異なる。光集積ユニット121から
2つの波長を出力可能であるため、光集積ユニット10
3及び偏光ビームスプリッタ104は不要となる。光集
積ユニット121からの出力光はハーフミラー102に
より反射し、コリメートレンズ106に入光する。コリ
メートレンズ106により平行光となった出力光は立ち
上げミラー107により反射して対物レンズ108に入
光する。対物レンズ108からの出力光、すなわちピッ
クアップ装置120からの出力光において、波長650
nmのレーザはDVD109へ集光し、波長780nm
のレーザはCD110に集光する。DVD109あるい
はCD110からの戻り光はピックアップ装置内部の凸
レンズ111を介してフォトダイオード112に入光す
る。ピックアップ装置120においては、光集積ユニッ
ト103及び偏光ビームスプリッタ104を不要とする
ため部品点数を削減でき、小型化、軽量化が可能であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光集積ユニット121
において、マルチビーム型半導体レーザ素子によりレー
ザアレイ端面から波長650nm及び波長780nmの
2つの半導体レーザを出力する。それぞれの波長を出力
するレーザアレイの発光点の間隔は100μmであるた
め対物レンズ108に入光する両レーザの光軸は対物レ
ンズの中心軸から最大100μmずれることになる。短
波長の650nm半導体レーザが対物レンズの中心軸か
らずれると、光ディスクへの集光に収差の影響を受けて
しまい、好ましくない。また波長650nmの半導体レ
ーザはチップの設計上動作電流やその温度特性において
余裕を持たず広がり角などの設計自由度も少ないため、
マルチビーム型半導体レーザ素子を用いた光集積ユニッ
ト及びピックアップ装置を形成する場合、光学系実装や
設計が困難となる。本願発明は上記問題点を鑑みてなさ
れたものであり、設計が容易で収差の影響を受けること
のない性能の向上した光集積ユニット及び光ピックアッ
プ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明の光集積ユニッ
トは、基板と、前記基板に形成され、第一のレーザ発振
部と前記第一のレーザ発振部より長波長のレーザを出力
する第二のレーザ発振部とを有する半導体レーザ素子
と、前記半導体レーザ素子に電気的に接続する電圧供給
手段と、前記基板に形成された前記半導体レーザ素子を
覆う外囲器とを具備し、前記第一のレーザ発振部の発光
点が前記外囲器の外形中心に位置していることを特徴と
する。なお、前記半導体レーザ素子はモノリシック型あ
るいはハイブリッド型のチップを用いてもよい。更に前
記半導体レーザ素子は第三の発振部を有してもよい。以
上の構造を有することにより本願発明の光集積ユニット
は収差の影響を受けることなく性能が向上する。本願発
明の光ピックアップ装置は前記光集積ユニットと、前記
光集積ユニットから放出されるレーザ光を集光して光記
録媒体に照射し且つ前記光記録媒体から反射された反射
光を前記光集積ユニットに導く光学系とを具備している
ことを特徴とする。以上の構造を有することにより本願
発明の光ピックアップ装置は内部実装や設計が容易にな
る。また、部品点数の削減及び軽量化が可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態について実
施例を用いて説明する。第一の実施例における光集積ユ
ニットについて説明する。図1は第一の実施例における
光集積ユニットの概略を示しており、図2は図1の光集
積ユニットをA方向から見た図である。この光集積ユニ
ットはデファクトスタンダードのφ5.6パッケージ内
部に波長650nm及び波長780nmの2つのレーザ
を出力するモノリシック型のマルチビーム半導体レーザ
素子を具備している。2つのレーザの発光点間隔は100
μmであり、位置精度スペックは±80μmである。第
一の実施例の光集積ユニットは、波長650nmの半導
体レーザアレイの発光点を外囲器1の外形中心に位置決
めしていることを特徴とする。第一の実施例における光
集積ユニットの構造について説明する。ステム13に固
定したヒートブロック2上にサブマウント4を形成して
おり、サブマウント4上にモノリシック型のマルチビー
ム半導体レーザ素子5を有している。サブマウント4は
マルチビーム半導体レーザ素子5のP型電極に接続する
と共に図示しないワイヤーを介してリード3に接続して
いる。マルチビーム半導体レーザ素子5のN型電極は別
のリード3に図示しないワイヤーを介して接続してい
る。また、図示しないフォトダイオードはステム13上
に形成している。マルチビーム半導体レーザ素子5は波
長650nmのレーザアレイと波長780nmのレーザ
アレイからなる。波長650nmのレーザアレイの発光
点6は外囲器1の外形中心12と同一軸上になるように
位置決めしている。波長780nmのレーザアレイの発
光点7は波長650nmの発光点の右側あるいは左側に
位置している。
【0007】ここでマルチビーム半導体レーザ素子5の
断面を図3に示す。発振波長650nmの半導体レーザ
アレイ13及び波長780nmの半導体レーザアレイ1
4の構造はともに以下の通りである。半導体基板15上
にn−GaAsバッファ層16及び28、n型In
0.5(Ga0.3Al0・70.5P第一クラッド
層17及び29、In0.5(Ga0.5Al0・5
0.5P光ガイド層18及び30、多重量子井戸活性層
19及び31、In0.5(Ga0.5Al0・5
0.5P光ガイド層20及び32、p型In0.5(G
0.3Al0・7 0.5P第二クラッド層21及び
33、p型In0.5Ga0.5Pエッチングストップ
層22及び34を順次形成している。エッチングストッ
プ層22及び34上にストライプ状のp型In
0.5(Ga0.3Al0・70.5P第三クラッド
層23及び35、p型In0.5Ga0.5Pキャップ
層24及び36を有しており、その両側にはn−GaA
s電流阻止層25及び37を形成している。キャップ層
24、36及び電流阻止層25、37上にはp型GaA
sコンタクト層26及び38、p型電極27及び39を
有している。半導体基板15の半導体層形成面と反対側
の面上にはn型電極40を有している。ここで、波長7
80nmの半導体レーザアレイ14においては活性層3
1は、In0.5Ga0.5P障壁層と、Ga0.9
0.1As井戸層とのMQW構造を有する。一方波長
650nmの半導体レーザアレイ13においては活性層
19はIn0.5Ga 0.5P井戸層と、In
0.5(Ga0.5Al0・50.5P障壁層とのM
QW構造を有する。マルチビーム半導体レーザ素子5に
おいては屈折率ガイドレーザが実現されている。両レー
ザアレイ13及び14は分離溝によって電気的に分離さ
れ、p型電極27及び39を通して独立に駆動できるよ
うになっている。それぞれの発光点は第3クラッド層2
3及び35下の活性層付近41及び42である。レーザ
の出力光は両波長のレーザとも5mWである。
【0008】上記マルチビーム半導体レーザ素子5を有
する第一の実施例の光集積ユニットにおいて、波長65
0nmのレーザアレイの発光点6を外囲器1の外形中心
12と同一軸上になるよう位置決めすることにより、ピ
ックアップ装置等の光学系に用いる場合に収差の影響を
受けることなく性能のよい光集積ユニットを提供でき
る。また波長650nmの半導体レーザ素子はチップの
設計上動作電流やその温度特性において余裕を持たず広
がり角などの設計自由度も少ないが、上記構造とするこ
とでピックアップ装置等の光学系への実装や設計が容易
になる。なお長波長780nmの半導体レーザは短波長
の半導体レーザに比べ収差の影響を受けにくいため、そ
の光軸が外形中心軸からずれていてもなんら支障はな
く、設計が容易であり組み立てに際しても調整を行いや
すい。第一の実施例において、外囲器1はφ5.6パッ
ケージに限定されることなく、左右対称なパッケージ形
状であればその外形中心に最短波長のレーザの発光点を
あわせればよい。マルチビーム半導体レーザ素子5の構
造は上記に限定するものではなく、材料も他の材料を用
いることが可能である。また、半導体レーザアレイの2
つの波長も限定上記波長に限定するものではなく、適宜
変更可能である。第一の実施例においては2つの波長を
出力するマルチビーム半導体レーザ素子を用いたが、代
わりに3つの波長を出力するマルチビーム半導体レーザ
素子を用いることも可能である。光出力についてももっ
と高い出力、例えば50mW等として書き込み及び消去
のできる光ディスク用に用いることも可能である。
【0009】次に第二の実施例における光集積ユニット
について説明する。第二の実施例の光集積ユニットは3
波長出力のモノリシック型マルチビーム半導体レーザ素
子を具備する点で第一の実施例と異なる。第二の実施例
における光集積ユニットの出力方向からの概略を図4に
示す。第一の実施例と同様の部分には同様の符号を付し
ている。なお第二の実施例の光集積ユニットの全体図は
第一の実施例と同様であるため(図1)説明を省略す
る。第二の実施例の光集積ユニットはサブマウント4上
に3波長出力のマルチビーム半導体レーザ素子8を具備
している。このマルチビーム半導体レーザ素子8は3つ
の波長に対し分離独立した半導体レーザアレイからな
り、それぞれ波長405nmを出力する第一の発光点
9、波長650nmを出力する第二の発光点10、波長
780nmを出力する第三の発光点11を有している。
それぞれの発光点の間隔は100μmであり、位置精度
スペックは±80μmである。第二の実施例においては
波長405nmの半導体レーザの発光点を外囲器1の外
形中心と同一になるように位置決めしている。従って第
一の実施例と同様に、ピックアップ装置等の光学系に用
いる場合に短波長のレーザは収差の影響を受けることが
ない。これにより性能のよい光集積ユニットが提供でき
る。また上記構造とすることでピックアップ装置等の光
学系への実装や設計が容易になる。なお波長650nm
及び波長780nmの半導体レーザは短波長の半導体レ
ーザに比べ収差の影響が小さいこと及び調整を行いやす
いことから、それらの光軸が外形中心軸からずれていて
も支障はない。
【0010】上記構造の光集積ユニットの光出力はいず
れも5mWである。読み取り専用の高精細DVD−RO
M、DVD−ROM、CD−ROMの兼用ドライブ用の
ピックアップ装置に組み込むことが可能である。第二の
実施例の光集積ユニットにおいて、最短波長の発光点9
が外囲器1の外形中心にあればよく、他の発光点10及
び11は左右どちらに位置していてもよい。すなわち、
モノリシック型マルチビーム半導体レーザ素子8の半導
体レーザアレイの構造は適宜変更可能である。また、出
力波長は上記に示すものに限らず、光ディスクシステム
が要求する波長に応じて適宜選択することができる。外
囲器1はφ5.6パッケージに限定されることなく左右
対称の形状であれば適宜変更可能である。光出力につい
てももっと高い出力、例えば50mW等として書き込み
及び消去のできる光ディスク用に用いることも可能であ
る。次に第三の実施例について説明する。第三の実施例
の光集積ユニットはハイブリッド型マルチビーム半導体
レーザを用いる点で第一の実施例及び第二の実施例と異
なる。ハイブリッド型半導体レーザ素子の構造はNIK
KEI ELECTRONICS 1999.11.2
9(no.758)に記載されている。この構造のマル
チビーム半導体レーザ素子は波長650nmの半導体レ
ーザ素子及び波長780nmの半導体レーザ素子を別々
に形成した後に同一基板上に融着して形成している。こ
の場合の発光点間隔も100μmである。光集積ユニッ
トの外形中心にハイブリッド型マルチビーム半導体レー
ザの650nm半導体レーザの発光点を位置合わせする
ことにより、第一の実施例及び第二の実施例と同様の効
果を得ることができる。すなわち、ピックアップ装置等
の光学系に用いる場合に波長650nmの半導体レーザ
は収差の影響を受けることがない。従って性能のよい光
集積ユニットを提供できる。また上記構造とすることで
ピックアップ装置等の光学系への実装や設計が容易にな
る。
【0011】第三の実施例の光集積ユニットにおいて、
最短波長の発光点が外囲器の外形中心にあればよく、他
の発光点は左右どちらに位置していてもよい。また、マ
ルチビーム半導体レーザ素子は三波長を出力する構造を
有していてもよい。この場合も最短波長の発光点が外囲
器の外形中心にあれば、その他の構造は適宜変更可能で
ある。出力波長は上記に示すものに限らず、光ディスク
システムが要求する波長に応じて適宜選択することがで
きる。外囲器1はφ5.6パッケージに限定されること
なく左右対称の形状であれば適宜変更可能である。光出
力についてももっと高い出力、例えば50mW等として
書き込み及び消去のできる光ディスク用に用いることも
可能である。次に第一の実施例乃至第三の実施例におけ
る光集積ユニットを具備した第四の実施例の光ピックア
ップ装置について説明する。第四の実施例における光ピ
ックアップ装置は最短波長の半導体レーザの光軸を中心
軸として出力する光集積ユニットを具備している点で従
来例と異なる。光ピックアップ装置の構造については従
来例と同様である。図5に示すように二波長出力の光ピ
ックアップ装置はハーフミラー102、コリメートレン
ズ106、立ち上げミラー107、対物レンズ108、
凸レンズ111、フォトダイオード112を具備してい
る。そして従来の光集積ユニット121の代わりに、第
一の実施例乃至第三の実施例の光集積ユニットを有して
いる。光ピックアップ装置の動作について以下に説明す
る。光集積ユニット121からの出力光はハーフミラー
102により反射し、コリメートレンズ106に入光す
る。コリメートレンズ106により平行光となった出力
光は立ち上げミラー107により反射して対物レンズ1
08に入光する。対物レンズ108からの出力光はそれ
ぞれの波長に応じてDVD109あるいはCD110に
集光する。DVD109及びCD110からの戻り光は
ピックアップ装置内部の凸レンズ111を介してフォト
ダイオード112に入光する。第四の実施例における光
ピックアップ装置は、波長650nmの半導体レーザの
光軸を外囲器1の外形中心軸と同一にした光集積ユニッ
トを具備しており、光集積ユニットからの出力光のう
ち、波長650nmの半導体レーザの発光中心は対物レ
ンズ108の中心側に入光する。従って該対物レンズ1
08を介した波長650nmのレーザ光は収差の影響を
受けることなくDVD上の所望の位置へ集光することが
できる。一方波長780nmの半導体レーザの発光中心
は対物レンズ108の周辺側に入光する。波長780n
mの半導体レーザは短波長の半導体レーザに比べ収差の
影響を受けにくいため、該対物レンズ108を介した
後、CD上の所望の位置へ集光することができる。
【0012】第四の実施例における光ピックアップ装置
において、第一の実施例乃至第三の実施例における光集
積ユニットを用いることによりピックアップ装置の光軸
調整が容易になり、実装も容易になる。また、光集積ユ
ニットを2つ有する従来の光ピックアップ装置に比べ、
光集積ユニット一つと偏光ビームスプリッタを不要とす
るため部品点数を削減でき小型化、軽量化が可能とな
る。従って同じ性能を出すためのピックアップ全体のコ
ストを下げることができる。第四の実施例の光集積ユニ
ットにおいて、マルチビーム半導体レーザ素子の構造は
第一の実施例に示したものに限定する必要はなく、材料
も他の材料を用いることができる。また、半導体レーザ
アレイの波長も上記波長に限定するものではなく、適宜
変更可能である。また、外囲器1はφ5.6パッケージ
に限定されることなく、左右対称なパッケージ形状であ
ればその外形中心に最短波長のレーザの発光点をあわせ
ればよい。光ピックアップ装置においては構造の概略は
上記に示したものに限らず、適宜変更可能である。
【0013】
【発明の効果】本願発明の光集積ユニットにおいて、外
囲器の外形中心に最短波長の半導体レーザ素子の発光点
を位置合わせすることにより、ピックアップ装置等の光
学系に用いる場合に収差の影響を受けることなく性能の
よい光集積ユニットを提供できる。また上記光集積ユニ
ットを具備した光ピックアップ装置においては、内部実
装や設計が容易になる。また、従来の二つの光集積ユニ
ットを具備する光ピックアップ装置に対し部品点数の削
減及び軽量化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例における光集積ユニットの側面
図、
【図2】第一の実施例における光集積ユニットの正面
図、
【図3】第一の実施例におけるマルチビーム半導体レー
ザ素子の断面を示す図、
【図4】第二の実施例における光集積ユニットの正面
図、
【図5】従来の光ピックアップ装置の構成を示す概念
図、
【図6】従来の光ピックアップ装置の構成を示す概念
図。
【符号の説明】
1…外囲器 2…ヒートブロック 3…リード 4…サブマウント 5…マルチビーム半導体レーザ素子 6…650nm発光点 7…780nm発光点 13…ステム 12…外囲器の外形中心

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、前記基板に形成され、第一のレー
    ザ発振部と前記第一のレーザ発振部より長波長のレーザ
    を出力する第二のレーザ発振部とを有する半導体レーザ
    素子と、前記半導体レーザ素子に電気的に接続する電圧
    供給手段と、前記基板に形成された前記半導体レーザ素
    子を覆う外囲器と、を具備し、前記第一のレーザ発振部
    の発光点が前記外囲器の外形中心に位置していることを
    特徴とする光集積ユニット。
  2. 【請求項2】前記半導体レーザ素子はモノリシックチッ
    プであることを特徴とする請求項1に記載の光集積ユニ
    ット。
  3. 【請求項3】前記第一のレーザ発振部と前記第二のレー
    ザ発振部は異なる基板上に形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の光集積ユニット。
  4. 【請求項4】前記半導体レーザ素子は第三の発振部を有
    することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載の光集積ユニット。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記
    載の光集積ユニットと、 前記光集積ユニットから放出されるレーザ光を集光して
    光記録媒体に照射し且つ前記光記録媒体から反射された
    反射光を前記光集積ユニットに導く光学系と、を具備し
    ていることを特徴とする光ピックアップ装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100457948B1 (ko) * 2002-02-15 2004-11-18 삼성전기주식회사 광 픽업용 2파장 광원모듈
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