JP2001307368A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2001307368A
JP2001307368A JP2000122344A JP2000122344A JP2001307368A JP 2001307368 A JP2001307368 A JP 2001307368A JP 2000122344 A JP2000122344 A JP 2000122344A JP 2000122344 A JP2000122344 A JP 2000122344A JP 2001307368 A JP2001307368 A JP 2001307368A
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Japan
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laser beam
polarization direction
light
optical path
pickup device
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Application number
JP2000122344A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Furuhata
均 古畑
Taketo Mogi
武都 茂木
Shinichi Fujinoki
慎一 藤ノ木
Akira Miura
章 三浦
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる波長の複数のレーザビームを使用する
際の装置構成を簡単にして小型化を図った光ピックアッ
プ装置を提供する。 【解決手段】 第1レーザビームを発する第1光源と第
1レーザビームとは異なる波長の第2レーザビームを発
する第2光源とを少なくとも有し、第1及び第2光源を
近接して配置した発光手段と、レーザビームを記録媒体
に向けて導く照射光路と、記録媒体によって反射された
レーザビームを光検出手段に向けて導く反射光路とを形
成した光学系とを備え、光学系は、入射されたレーザビ
ームをその波長に応じた偏光方向にして出射する偏光方
向変換手段と、照射光路と反射光路とからなる光路にお
いて偏光方向変換手段よりも光検出手段側に配置され、
入射されたレーザビームをその偏光方向に応じた屈折方
向にて出射する可変屈折素子と有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長の異なる複数
のレーザビームを発して記録密度が互いに異なる複数種
類の光ディスクから記録情報の読み取りが可能な光ピッ
クアップ装置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、CDやDVD等の光ディスクを再
生する光ピックアップ装置の光源として、半導体レーザ
素子が用いられている。上記ディスクを良好に再生する
ために、半導体レーザ素子は、CD再生とDVD再生と
では、発光波長及び対物レンズの開口数(NA)が異な
り、例えば、DVDに対しては、波長が650nmでN
Aは0.6であり、CDに対しては、波長が780nm
でNAは0.45でとなっている。
【0003】そこで、1つのプレーヤでCD、DVD等
の種類の異なるディスクを再生するために、650nm
/780nmの2波長の光源を内蔵した光ピックアップ
装置が検討されている。図1に、かかる光ピックアップ
装置の一例を示す。図1に示す光ピックアップ装置は、
650nmの波長のレーザビームを発するレーザ素子1
と、780nmの波長のレーザビームを発するレーザ素
子2と、合成プリズム3と、ハーフミラー4と、コリメ
ータレンズ5と、対物レンズ6とが順次配置されてい
る。更に、ハーフミラー4から分岐するもう1つの光軸
上には、シリンドリカルレンズ(図示せず)と光検出器
7とが配置されている。この構成では、合成プリズム3
からディスク8に至る光学系をCDとDVDとで共用し
ているので、いずれの場合も、レーザ素子を発した光
は、合成プリズム3を通過した後で光軸Yに沿ってディ
スク8へと導かれるようになっている。ここで使用され
る対物レンズ6は2焦点レンズであり、2つの波長に応
じて互いに異なる焦点位置を得ることができる。これに
より、CDとDVDとで表面基板の厚さが異なることに
より生じる球面収差を抑えることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、合成プリズムを必要とするなど、部品点数が多
く、価格も高価である。更に、2つのレーザ素子と合成
プリズムとの位置合わせを行う必要があり、構成が複雑
になるとともにこの調整が難しいものであった。本発明
の目的は、上記問題点に鑑みて、異なる波長の複数のレ
ーザビームを使用する際の装置構成を簡単にして小型化
を図った光ピックアップ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光ピックアップ
装置は、第1レーザビームを発する第1光源と第1レー
ザビームとは異なる波長の第2レーザビームを発する第
2光源とを少なくとも有し、第1及び第2光源を近接し
て配置した発光手段と、レーザビームを記録媒体に向け
て導く照射光路と、記録媒体によって反射されたレーザ
ビームを光検出手段に向けて導く反射光路とを形成した
光学系と、を備えた光ピックアップ装置であって、光学
系は、入射されたレーザビームをその波長に応じた偏光
方向にして出射する偏光方向変換手段と、照射光路と反
射光路とからなる光路において偏光方向変換手段よりも
光検出手段側に配置され、入射されたレーザビームをそ
の偏光方向に応じた屈折方向にて出射する可変屈折素子
と、を有することを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図2ない
し図6に基づいて詳細に説明する。図2は本発明による
光ピックアップ装置の光学系を概略的に示している。こ
の光ピックアップ装置は波長が異なる2種類のレーザビ
ームを発する半導体レーザ素子11を有する。半導体レ
ーザ素子11は波長650nmの第1レーザビーム及び
波長780nmの第2レーザビームを異なる発光点から
個別に同一の出射方向に向けて発する。その発光点の間
隔Lは100μm程度である。
【0007】また、かかる光ピックアップ装置において
は、半導体レーザ素子11の出射方向には、半導体レー
ザ素子11側から順に波長板12、ウォーラストンプリ
ズム13及びハーフミラー(ビームスプリッタ)14が
配置されている。波長板12は波長650nmの第1レ
ーザビームのみの偏光方向を90°回転させるものであ
る。
【0008】実際には、波長板12は波長780nmの
第2レーザビームを2λ位相を進ませ、波長650nm
の第1レーザビームを(5/4)×2λ=5λ/2だけ位
相を進ませる。5/4は波長780nmと650nmと
の比である。2λの位相進みでは第2レーザビームの偏
光方向は変わらず、5λ/2の位相進みでは第1レーザ
ビームの偏光方向はλ/2進むことに等しい。
【0009】ウォーラストンプリズム13はレーザビー
ムの偏向方向に応じて屈折方向を変化させるものであ
る。波長板12によって第1レーザビームの偏光方向が
90°回転されたために、第1レーザビームと第2レー
ザビームとでは互いに偏光方向が異なるので、第1レー
ザビームと第2レーザビームとはウォーラストンプリズ
ム13によって互いに異なる屈折方向となる。
【0010】ハーフミラー14はウォーラストンプリズ
ム13を経たレーザビームを反射する。ハーフミラー1
4で反射されたレーザビームはコリメータレンズ15と
対物レンズ16とを順に介してディスク17に達するよ
うに構成されている。コリメータレンズ15はハーフミ
ラー14からのレーザビームを平行光にして対物レンズ
16に供給する。対物レンズ16は2焦点レンズであ
り、平行光のレーザビームをディスク17の記録面に収
束させる。ディスク17としてはDVDとCD(CD−
Rを含む)とが用いられ、そのいずれか一方のディスク
が図示しないターンテーブルに装着される。
【0011】ディスク17の記録面で反射したレーザビ
ームは対物レンズ16で平行光のレーザビームにされ、
そしてコリメータレンズ15で収束するレーザビームに
された後、ハーフミラー14を若干屈折して通過する。
ハーフミラー14を通過したレーザビームは光検出器1
8に到達するように構成されている。図3は半導体レー
ザ素子11のチップの断面を示している。半導体レーザ
素子11は、図3に示すように、ワンチップに形成され
たモノシリック型であり、単一のn型GaAs基板30
の一方の主面に、波長650nmの第1レーザビームを
発する第1発光点A1を有する第1発光部31と、波長
780nmの第2レーザビームを発する第2発光点A2
を有する第2発光部32とを分離溝33を隔て有してい
る。第1発光部31及び第2発光部32は後述するよう
に積層構造となっている。また、基板30の他方の主面
に両発光部31,32の共通電極となる背面電極34を
有している。発光点A1を有する第1発光部31の発光
面と発光点A2を有する第2発光部32の発光面とは同
一の出射方向に向いている。
【0012】第1発光部31はGaAs基板30から順
番にn型AlGalnPクラッド層41、歪量子井戸活
性層42、p型AlGalnPクラッド層43、n型G
aAs層44、p型GaAs層45、及び電極46を有
している。クラッド層43の断面はその中央部分が台形
状に形成されている。その台形状のトップ面を除くクラ
ッド層43を覆うようにn型GaAs層44は形成され
ている。台形状のトップ面にはp型GalnP層47が
形成されている。第1発光点A1は歪量子井戸活性層4
2に位置する。
【0013】第2発光部32は、いわゆるダブルヘテロ
構造であり、GaAs基板30上に一対のn型AlGa
As埋め込み層51,52が所定の間隙をもって配置さ
れ、一対のn型AlGaAs埋め込み層51,52各々
の上には絶縁層53,54を介して1つの電極55が設
けられている。埋め込み層51,52の間のGaAs基
板30上にはn型AlGaAsクラッド層56、アンド
ープGaAs活性層57、p型AlGaAsクラッド層
58が順に積層されている。クラッド層58は電極55
に接触している。第2発光点A2は活性層57に位置す
る。第1発光点A1からの光軸と第2発光点A2からの
光軸との間隔は例えば、100μmである。
【0014】半導体レーザ素子11は絶縁サブマウント
に固定され、更に、それらは図2に示すようにケーシン
グ部材11aに覆われる。半導体レーザ素子11は図示
しないレーザ駆動回路によって駆動される。そのレーザ
駆動回路は情報を読み取るべきディスク17の種類に応
じて半導体レーザ素子11が第1レーザビームと第2レ
ーザビームとのいずれか一方を選択的に発するように駆
動する。すなわち、レーザ駆動回路は、ディスク17が
DVDの場合には半導体レーザ素子11が波長650n
mの第1レーザビームを発射するように半導体レーザ素
子11を駆動し、ディスク17がCDの場合には半導体
レーザ素子11が波長780nmの第2レーザビームを
発射するように半導体レーザ素子11を駆動する。
【0015】ディスク17がDVDの場合には、半導体
レーザ素子11が波長650nmの第1レーザビーム
(図2の一点鎖線)を発射する。その第1レーザビーム
は波長板12によってその偏光方向を90°回転されて
ウォーラストンプリズム13に供給される。ウォーラス
トンプリズム13はその第1レーザビームの偏光方向9
0°に応じた屈折角度にて第1レーザビームを屈折させ
てハーフミラー14に供給する。
【0016】ディスク17がCDの場合には、半導体レ
ーザ素子11が波長780nmの第2レーザビーム(図
2の二点鎖線)を発射する。その第2レーザビームは波
長板12をそのまま通過し、そしてウォーラストンプリ
ズム13を介してハーフミラー14に到達する。第2レ
ーザビームの偏光方向は波長板12で回転されず、0°
とすると、ウォーラストンプリズム13はその第2レー
ザビームの偏光方向90°に応じた屈折角度にて第2レ
ーザビームを屈折させてハーフミラー14に供給する。
【0017】図2に実線Aで示すように、ウォーラスト
ンプリズム13からハーフミラー14に供給されるレー
ザビームの光線中心は第1レーザビームと第2レーザビ
ームとのいずれの場合であっても一致し、その光線中心
は光学系の光軸に一致されている。よって、半導体レー
ザ素子11から第1レーザビームと第2レーザビームと
のいずれが発射された場合であってもハーフミラー14
の同一入射中心位置にレーザビームの光線中心が位置す
る。これにより、その後のレーザビームの光路、すなわ
ち、ハーフミラー14によって反射されたレーザビーム
はコリメータレンズ15と対物レンズ16とを介してデ
ィスク17に達し、ディスク17の記録面で反射された
レーザビームは対物レンズ16、コリメータレンズ1
5、そしてハーフミラー14を介して光検出器18に達
する光路における光軸と、レーザビームの光線中心を一
致させることができる。
【0018】このように、対物レンズ16では第1レー
ザビーム及び第2レーザビームのいずれも垂直に入射す
るので、ディスク17の記録面における像高の発生を抑
制することができ、非点収差やコマ収差等の収差を減少
させることができる。また、光検出器18においては第
1レーザビームと第2レーザビームとのいずれの場合で
あっても同一の受光エリアにレーザビームによる光スポ
ットを形成させることができるので、第1レーザビーム
及び第2レーザビーム各々で個別の受光面を形成する必
要がなくなる。
【0019】図4は本発明の他の実施例を示している。
この実施例の光学系においては、半導体レーザ素子11
とハーフミラー14との間に図2に示した波長板12だ
けが設けられており、図2に示したウォーラストンプリ
ズム13はその間には設けられていない。ウォーラスト
ンプリズム13に代わって、別のウォーラストンプリズ
ム20がハーフミラー14と光検出器18との間に設け
られている。その他の構成は図2に示した実施例のもの
と同一であり、それらの同一構成の素子は図4には同一
符号を用いて示されている。
【0020】図4に示した本発明による光ピックアップ
装置の光学系において、ディスク17がDVDの場合に
は、半導体レーザ素子11が波長650nmの第1レー
ザビーム(図4の一点鎖線)を発射する。その第1レー
ザビームは波長板12によってその偏光方向を90°回
転されてハーフミラー14に到達する。ハーフミラー1
4で反射された第1レーザビームはコリメータレンズ1
5と対物レンズ16とを介してディスク17に達し、デ
ィスク17の記録面で反射された第1レーザビームは対
物レンズ16、コリメータレンズ15、そしてハーフミ
ラー14を介してウォーラストンプリズム20に到達す
る。その反射された第1レーザビームの偏光方向は90
°であるので、ウォーラストンプリズム20はその第1
レーザビームの偏光方向90°に応じた屈折角度にて第
1レーザビームを屈折させて光検出器18に供給する。
【0021】一方、ディスク17がCDの場合には、半
導体レーザ素子11が波長780nmの第2レーザビー
ム(図4の二点鎖線)を発射する。その第2レーザビー
ムは波長板12をそのまま通過してハーフミラー14に
到達する。第2レーザビームの偏光方向は波長板12で
回転されない。ハーフミラー14で反射された第2レー
ザビームはコリメータレンズ15と対物レンズ16とを
介してディスク17に達し、ディスク17の記録面で反
射された第2レーザビームは対物レンズ16、コリメー
タレンズ15、そしてハーフミラー14を介してウォー
ラストンプリズム20に到達する。その反射された第2
レーザビームの偏光方向は0°とすると、ウォーラスト
ンプリズム20はその第2レーザビームの偏光方向0°
に応じた屈折角度にて第2レーザビームを屈折させて光
検出器18に供給する。
【0022】図4に示すように、ウォーラストンプリズ
ム20から光検出器18の受光面に供給されるレーザビ
ームの光線中心は第1レーザビームと第2レーザビーム
とのいずれの場合であってもその受光面においてほぼ一
致し、光線中心は光学系の光軸に一致されている。よっ
て、光検出器18においては第1レーザビームと第2レ
ーザビームとのいずれの場合であっても同一のエリアに
レーザビームによる光スポットを形成させることができ
るので、第1レーザビーム及び第2レーザビーム各々で
個別の受光面を形成する必要がなくなる。
【0023】なお、図4に示した実施例において、波長
板12に代えてハーフミラー14によって反射した第1
レーザビームに対してのみ1/4波長板として機能する
波長板を例えば、ハーフミラー14とコリメータレンズ
15との間に挿入しても良い。図5は本発明の他の実施
例を更に示している。この実施例の光学系においては、
半導体レーザ素子11とハーフミラー14との間に図2
に示した波長板12だけが設けられており、図2に示し
たウォーラストンプリズム13はその間には設けられて
いない。また、図2に示したハーフミラー14も設けら
れていない。ウォーラストンプリズム13及びハーフミ
ラー14に代わって、複合光学部品21が図2のハーフ
ミラー14の位置に設けられている。複合光学部品21
はウォーラストンプリズムの機能とハーフミラーの機能
とを合わせ持つものである。その他の構成は図2に示し
た実施例のものと同一であり、それらの同一構成の素子
は図5には同一符号を用いて示されている。
【0024】図5に示した本発明による光ピックアップ
装置の光学系において、ディスク17がDVDの場合に
は、半導体レーザ素子11が波長650nmの第1レー
ザビーム(図5の一点鎖線)を発射する。その第1レー
ザビームは波長板12によってその偏光方向を90°回
転されて複合光学部品21に到達する。複合光学部品2
1で反射された第1レーザビームはコリメータレンズ1
5と対物レンズ16とを介してディスク17に達し、デ
ィスク17の記録面で反射された第1レーザビームは対
物レンズ16、コリメータレンズ15、そして複合光学
部品21を介して光検出器18に到達する。その反射さ
れた第1レーザビームの偏光方向は90°であるので、
複合光学部品21はその第1レーザビームの偏光方向9
0°に応じた屈折角度にて第1レーザビームを屈折させ
て光検出器18に供給する。
【0025】一方、ディスク17がCDの場合には、半
導体レーザ素子11が波長780nmの第2レーザビー
ム(図5の二点鎖線)を発射する。その第2レーザビー
ムは波長板12をそのまま通過して複合光学部品21に
到達する。第2レーザビームの偏光方向は波長板12で
回転されない。複合光学部品21で反射された第2レー
ザビームはコリメータレンズ15と対物レンズ16とを
介してディスク17に達し、ディスク17の記録面で反
射された第2レーザビームは対物レンズ16、コリメー
タレンズ15、そして複合光学部品21を介して光検出
器18に到達する。その反射された第2レーザビームの
偏光方向は0°とすると、複合光学部品21はその第2
レーザビームの偏光方向0°に応じた屈折角度にて第2
レーザビームを屈折させて光検出器18に供給する。
【0026】図5に実線Bで示すように、複合光学部品
21から光検出器18へのレーザビームの光線中心は第
1レーザビームと第2レーザビームとのいずれの場合で
あっても一致させることができる。図6は本発明の他の
実施例を更に示している。この実施例の光学系において
は、図4に示した実施例とほぼ同様であるが、半導体レ
ーザ素子11とハーフミラー14との間には波長板12
に代わって波長板22が設けられている。この波長板2
2は波長780nmの第2レーザビームのみの偏光方向
を90°回転させるものである。その他の構成は図4に
示した実施例のものと同一であり、それらの同一構成の
素子は図6には同一符号を用いて示されている。
【0027】図6に示した本発明による光ピックアップ
装置の光学系において、ディスク17がDVDの場合に
は、半導体レーザ素子11が波長650nmの第1レー
ザビーム(図6の一点鎖線)を発射する。その第1レー
ザビームは波長板22によってその偏光方向を回転され
ることなくハーフミラー14に到達する。ハーフミラー
14で反射された第1レーザビームはコリメータレンズ
15と対物レンズ16とを介してディスク17に達し、
ディスク17の記録面で反射された第1レーザビームは
対物レンズ16、コリメータレンズ15、そしてハーフ
ミラー14を介してウォーラストンプリズム20に到達
する。その反射された第1レーザビームの偏光方向は0
°であるので、ウォーラストンプリズム20はその第1
レーザビームの偏光方向0°に応じた屈折角度にて第1
レーザビームを屈折させて光検出器18に供給する。
【0028】一方、ディスク17がCDの場合には、半
導体レーザ素子11が波長780nmの第2レーザビー
ム(図6の二点鎖線)を発射する。その第2レーザビー
ムは波長板22によってその偏光方向を90°回転され
てハーフミラー14に到達する。ハーフミラー14で反
射された第2レーザビームはコリメータレンズ15と対
物レンズ16とを介してディスク17に達し、ディスク
17の記録面で反射された第2レーザビームは対物レン
ズ16、コリメータレンズ15、そしてハーフミラー1
4を介してウォーラストンプリズム20に到達する。そ
の反射された第2レーザビームの偏光方向は90°とす
ると、ウォーラストンプリズム20はその第2レーザビ
ームの偏光方向90°に応じた屈折角度にて第2レーザ
ビームを屈折させて光検出器18に供給する。
【0029】図6に示すように、ウォーラストンプリズ
ム20から光検出器18の受光面に供給されるレーザビ
ームの光線中心は第1レーザビームと第2レーザビーム
とにおいてその受光面において全く異なる位置となる。
よって、光検出器18においては第1レーザビーム及び
第2レーザビーム各々で全く異なる位置にレーザビーム
による光スポットを形成させることができるので、第1
レーザビーム及び第2レーザビーム各々で個別の受光パ
ターンの受光面を形成することができ、受光パターンの
設計の自由度を高くすることができる。
【0030】なお、上記した各実施例において、半導体
レーザ素子には、発光波長が異なる2つの発光点を設け
たが、発光波長が互いに異なる3つ以上の発光点を備え
た半導体レーザ素子にも本発明を適用することができ
る。また、半導体レーザ素子は上記した実施例の如く2
つの発光部が一体形成されたものに限らず、2つの互い
に異なる波長のレーザビームを発する発光部を独立して
形成したものを近接させて配置しても良い。
【0031】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、従来の比
べて合成プリズム等の光学部品を用いないで済み、更
に、光学系をコンパクトに集約配置することができるの
で、光ピックアップ装置構成を簡単にして小型化を図る
ことかできる。また、光検出手段の受光面において第1
レーザビーム及び第2レーザビーム各々の光スポットを
適切なエリアに位置させることができるので、光検出手
段の受光パターンを任意に形成させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光ピックアップ装置の一例を示す構成図
である。
【図2】本発明の実施例として光ピックアップ装置の光
学系を概略的に示す図である。
【図3】半導体レーザ素子の詳細を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例として光学系を示す図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例として光学系を示す図であ
る。
【図6】本発明の他の実施例として光学系を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,2,11 半導体レーザ素子 4,14 ハーフミラー 6,16 対物レンズ 7,18 光検出器 8,17 光ディスク 12,22 波長板 13,20 ウォーラストンプリズム 21 複合光学部品 31 第1発光部 32 第2発光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤ノ木 慎一 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 三浦 章 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 Fターム(参考) 5D119 AA01 AA04 AA41 BA01 EC14 EC45 EC47 EC48 FA08 JA27 JA31 5F073 AA74 AB04 AB27 AB29 BA04 CA05 CA13 CB02 EA04 EA22 FA05 GA02 GA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1レーザビームを発する第1光源と前
    記第1レーザビームとは異なる波長の第2レーザビーム
    を発する第2光源とを少なくとも有し、前記第1及び第
    2光源を近接して配置した発光手段と、 前記レーザビームを記録媒体に向けて導く照射光路と、
    前記記録媒体によって反射されたレーザビームを光検出
    手段に向けて導く反射光路とを形成した光学系と、を備
    えた光ピックアップ装置であって、 前記光学系は、入射されたレーザビームをその波長に応
    じた偏光方向にして出射する偏光方向変換手段と、 前記照射光路と前記反射光路とからなる光路において前
    記偏光方向変換手段よりも前記光検出手段側に配置さ
    れ、入射されたレーザビームをその偏光方向に応じた屈
    折方向にて出射する可変屈折素子と、を有することを特
    徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記偏光方向変換手段は波長板であり、
    前記可変屈折素子はウォーラストンプリズムであること
    を特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記光学系は、前記照射光路において前
    記発光手段から入射されたレーザビームを反射し、前記
    反射光路において前記記録媒体によって反射されたレー
    ザビームを前記通過させるビームスプリッタを有し、 前記偏光方向変換手段は前記発光手段と前記ビームスプ
    リッタとの間に配置され、 前記可変屈折素子は前記偏光方向変換手段と前記ビーム
    スプリッタとの間及び前記ビームスプリッタと前記光検
    出手段との間のうちのいずれかに配置されたことを特徴
    とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記光学系は、前記照射光路において前
    記発光手段から入射されたレーザビームを反射し、前記
    反射光路において前記記録媒体によって反射されたレー
    ザビームを前記通過させるビームスプリッタを有し、 前記ビームスプリッタは、前記反射光路において前記可
    変屈折素子としての機能を有することを特徴とする請求
    項1記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 前記発光手段は、モノシリック型である
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
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