JP2001296612A - 写真焼付方法 - Google Patents

写真焼付方法

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JP2001296612A
JP2001296612A JP2000115069A JP2000115069A JP2001296612A JP 2001296612 A JP2001296612 A JP 2001296612A JP 2000115069 A JP2000115069 A JP 2000115069A JP 2000115069 A JP2000115069 A JP 2000115069A JP 2001296612 A JP2001296612 A JP 2001296612A
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JP2000115069A
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Kazumochi Hasegawa
和以 長谷川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像を記録媒体に焼き付ける写真焼付におい
て、一件の中で、同一サイズの写真プリントを揃えて集
積することができ、これにより、プリントの取り扱い性
を大幅に向上できる写真焼付方法を提供する。 【解決手段】一件分の全コマのプリントサイズを取得
し、このプリントサイズに応じて、同じサイズのプリン
トの焼き付けを連続して行うように、前記一件の各コマ
の焼き付けの順番を決定することにより、前記課題を解
決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムに撮影さ
れた画像等を印画紙等の記録媒体に焼き付ける写真焼付
の技術分野に属し、詳しくは、ラボ店などにおいて、仕
上がった写真プリントの取り扱い性を向上することがで
きる写真焼付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の印画紙(感光材料)への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して露光する、いわゆる直接
露光が主流である。
【0003】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用するデジタルフォトプリンタが実用化された。デジタ
ルフォトプリンタは、基本的に、フィルムに読取光を入
射して、その投影光を読み取ることによって、フィルム
に記録された画像を光電的に読み取るスキャナ(画像読
取装置)と、スキャナによって読み取られた画像データ
やデジタルカメラ等から供給された画像データに所定の
処理を施し、画像記録のための画像データすなわち露光
条件とする画像処理装置と、画像処理装置から出力され
た画像データに応じて、例えば光ビーム走査によって感
光材料を走査露光して潜像を記録し、現像処理を施し
て、画像が再生された(写真)プリントとするプリンタ
(画像記録装置)とを有して構成される。
【0004】このようなデジタルフォトプリンタによれ
ば、画像データの処理によって画像の処理(適正化)を
行うことができるので、階調調整、カラーバランス調
整、色/濃度調整等を好適に行って、従来の直接露光で
は得られなかった高品位なプリントを得ることができ
る。また、画像ファイル化した画像データを用いたプリ
ントの作成も可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、同時プリン
ト等における一般的な(写真)プリントのサイズは、1
種類ではない。例えば、いわゆる135サイズのフィル
ムからのプリントであれば、Lサイズ(89mm×12
7mm)とパノラマサイズ(89mm×254mm)の
2種のサイズのプリントが出力可能であり、また、新写
真システムであれば、Cタイプ(Lサイズと同サイ
ズ)、Hタイプ(89mm×158mm)、およびパノ
ラマタイプ(同前)の3種のサイズのプリントが出力で
きる。
【0006】近年のカメラは、撮影時にプリントサイズ
を選択できる機能を有している機種が多い。そのため、
このようなカメラで撮影されたフィルムには、一本のフ
ィルムの中に、異なるサイズのプリントが混在している
場合(いわゆる、混在プリント)も、非常に多い。
【0007】写真プリンタでは、通常、フィルムの先頭
コマから、順次、印画紙の焼き付け(プリント作成)を
行う。その結果、混在プリントでは、サイズの異なるプ
リントがランダムに集積される。そのため、一件分(通
常は、フィルム1本)積層されたプリントの取り扱い性
が悪く、例えば、ラボ店等のプリント業者において、作
業性を低下させる要因の一つになっている。
【0008】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、写真フィルムに撮影された画像等
を印画紙等の記録媒体に焼き付ける写真焼付において、
一件の中で、同一サイズの(写真)プリントを揃えて集
積することができ、これにより、プリントの取り扱い性
を大幅に向上できる写真焼付方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、一件分の画像を記録媒体に焼き付ける写
真焼付において、一件分の全コマのプリントサイズを取
得し、このプリントサイズに応じて、同じサイズのプリ
ントの焼き付けを連続して行うように、前記一件の各コ
マの焼き付けの順番を決定することを特徴とする写真焼
付方法を提供する。
【0010】また、写真フィルムに撮影された画像を光
電的に読み取り、得られた画像データに応じて変調した
光で記録媒体の焼き付けを行うのが好ましく、また、前
記焼き付けの順番に応じて、前記記録媒体の焼き付けの
ための写真フィルムに撮影された画像の光電的な読み取
りを行う、もしくは、前記写真フィルムに撮影された画
像の光電的な読み取りをコマ番号に応じて行い、得られ
た1件分の全コマの画像データをメモリに記憶し、前記
焼き付けの順番に応じて前記メモリから画像データを読
み出して、記録媒体の焼き付けを行うのが好ましく、さ
らに、前記一件分の全コマのプリントサイズを、オペレ
ータによる入力、フィルムに形成された磁気記録媒体に
記録された磁気情報の読み取り、各コマの撮影エリアの
光電的な読み取り、および画像データ解析の1以上で取
得するのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の写真焼付方法につ
いて、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説
明する。
【0012】図1に、本発明の写真焼付方法を実施する
デジタルフォトプリンタの一例のブロック図が示され
る。図1に示されるデジタルフォトプリンタ(以下、フ
ォトプリンタ10とする)は、基本的に、(写真)フィ
ルムFに撮影された画像を光電的に読み取るスキャナ1
2と、スキャナ12によって読み取られた画像データの
画像処理や、フォトプリンタ10全体の制御等を行う画
像処理装置14と、画像処理装置14で処理された画像
データに応じて変調した光ビームで印画紙(感光材料)
Aを露光(焼き付け)し、現像処理して(写真)プリン
トPとして出力するプリンタ16とを有して構成され
る。
【0013】また、画像処理装置14には、様々な処理
の選択や指示、色/濃度補正などの指示等を入力するた
めのキーボード18aおよびマウス18bを有する操作
系18と、検定画像等を表示するディスプレイ20が接
続される。なお、本発明においては、この操作系18や
ディスプレイ20を用いたオペレータの入力によって、
1件分の全コマのプリントサイズを取得してもよい。な
お、本発明において、1件とは、通常は顧客からプリン
ト作成を依頼されたフィルム1本であり、あるいは、顧
客から一度にプリント作成を依頼された集合であっても
よい。
【0014】スキャナ12は、フィルムFに撮影された
各コマの画像を光電的に読み取る装置で、光源22と、
可変絞り24と、R(赤)、G(緑)およびB(青)の
色フィルタを順次光路に作用する色フィルタ板26と、
フィルムFに入射する読取光を均一にする拡散ボックス
28と、結像レンズユニット32と、フィルムの1コマ
の画像を読み取る(エリア)CCDセンサ34と、アン
プ(増幅器)36とA/D(アナログ/デジタル)変換
器38とを有して構成される。
【0015】図示例のフォトプリンタ10においては、
新写真システム(Advanced Photo System)や135サイ
ズ等のフィルムの種類やサイズ等に応じて、スキャナ1
2の本体に装着自在な専用のキャリア(図示省略)が用
意されており、キャリアを交換することにより、各種の
フィルムや処理に対応することができる。フィルムFに
撮影された各コマ(画像)は、読み取る際に、キャリア
によって、順次、所定の読取位置に搬送される。
【0016】135サイズのフィルムに対応するキャリ
アには、プリントがLサイズかパノラマサイズかを知見
するために、画像の撮影エリアを光学的に検出するセン
サが配置される。また、新写真システムに対応するキャ
リアには、フィルムに形成されている磁気記録媒体に記
録されたプリントタイプや撮影日時等の情報を読み出
し、また、各種の情報を記録する磁気ヘッドが配置され
ている。キャリアで読み取れたこれらの情報は、スキャ
ナ12から画像処理装置14等の必要な部位に送られ
る。本発明の写真焼付方法においては、新写真システム
のフィルムに磁気記録されたプリントサイズの情報、セ
ンサによって検出された撮影エリア等を用いて、1件分
の全コマのプリントサイズを取得してもよい。
【0017】このようなスキャナ12においては、光源
22から射出され、可変絞り24によって光量調整さ
れ、色フィルタ板26を通過して色調整され、拡散ボッ
クス28で拡散された読取光がフィルムFに入射して、
透過することにより、フィルムFに撮影されたこのコマ
の画像を担持する投影光を得る。フィルムFの投影光
は、結像レンズユニット32によってCCDセンサ34
の受光面に結像され、CCDセンサ34によって光電的
に読み取られ、その出力信号がアンプ36で増幅され、
A/D変換器38でデジタル信号に変換されて、画像処
理装置14に送られる。
【0018】スキャナ12においては、このような画像
読取を、色フィルタ板26の各色フィルタを順次挿入し
て3回行うことにより、1コマの画像をR,GおよびB
の3原色に分解して読み取る。また、フォトプリンタ1
0では、プリントPを出力(印画紙を焼き付け)するた
めの本スキャンに先立ち、画像処理条件や読取条件等を
決定するためのプレスキャンを行う。本スキャンとプレ
スキャンは、読取条件と画素密度が異なる以外は(プレ
スキャンの方が、広光量レンジかつ低解像度)、基本的
に、同様に行われる。ここで、本発明においては、プレ
スキャンで得られた画像データを用い、画像データの解
析によって1件分の全コマのプリントサイズを取得して
もよい。
【0019】なお、本発明を利用するフォトプリンタ1
0においては、スキャナ12は上記構成に限定はされ
ず、これ以外にも、R,GおよびB画像の読み取りに対
応するラインCCDセンサを用いスリット走査によって
フィルムに撮影された画像を光電的に読み取るスキャ
ナ、色フィルタ板を用いず、R、GおよびBの各光をフ
ィルムに順次入射して、フィルムに撮影された画像を3
原色に分解して光電的に読み取るスキャナ等、各種のス
キャナが利用可能である。
【0020】また、本発明を利用するフォトプリンタ1
0においては、フィルムFに撮影された画像のみなら
ず、(デジタル)フォトプリンタでプリントと共に出力
したプリントの画像データを記録したCD−Rなどの記
録媒体に記録された画像データからのプリント作成、デ
ジタルカメラ等の各種の撮像装置で撮影された画像デー
タからのプリント作成、コンピュータや通信手段から供
給された画像データからプリント作成等も可能である。
この際においては、画像ファイルのヘッダに記録された
情報や、画像データの解析によって、各コマのプリント
サイズを取得すればよい。
【0021】前述のように、スキャナ12からの出力信
号(画像データ)は、画像処理装置14に出力される。
図2に示されるように、画像処理装置14(以下、処理
装置14とする)は、データ処理部40、log変換器
42、プレスキャン(フレーム)メモリ44、本スキャ
ン(フレーム)メモリ46、プレスキャン処理部47、
本スキャン処理部48、および条件設定部50を有して
構成される。なお、画像処理装置14には、これ以外に
も、画像処理装置14を含むフォトプリンタ10全体の
制御や管理を行うCPU等が配置される。
【0022】スキャナ12から出力されたR,Gおよび
Bの各出力信号は、まず、データ処理部40において、
DCオフセット補正、暗時補正、シェーディング補正等
の所定の処理を施され、次いで、log変換器42にお
いて、例えばLUT(ルックアップテーブル)によって
Log変換されて、デジタルの画像(濃度)データとさ
れ、プレスキャン画像データはプレスキャンメモリ44
に、本スキャン画像データは本スキャンメモリ46に、
それぞれ記憶(格納)される。なお、前述のように、プ
レスキャン(画像)データと本スキャン(画像)データ
は、画素密度と信号レベルが異なる以外は、基本的に同
じデータである。
【0023】プレスキャンメモリ44に記憶されたプレ
スキャンデータはプレスキャン処理部47において、本
スキャンメモリ46に記憶された本スキャンデータは本
スキャン処理部48において、それぞれ処理される。プ
レスキャン処理部47は、画像処理部52およびデータ
変換部54を有して構成される。他方、本スキャン処理
部48は、画像処理部60およびデータ変換部62を有
24構成される。
【0024】プレスキャン処理部47の画像処理部52
と、本スキャン処理部48の画像処理部60は、共に、
後に詳述する条件設定部50が設定した画像処理条件に
応じて、画像データに各種の画像処理を施す部位であ
る。両者は、処理する画像データの画素密度が異なる以
外には、基本的に同様の処理を行う。画像処理部52お
よび画像処理部60における画像処理は、公知の画像処
理で、グレイバランス調整、階調補正、濃度補正、覆い
焼き処理、電子変倍処理、鮮鋭化処理等が例示される。
これらの各補正は、公知の方法で行えばよい。
【0025】プレスキャン処理部47のデータ変換部5
4は、画像処理部52で処理された画像データを、例え
ば、3D(三次元)−LUTを用いて変換して、ディス
プレイ20による表示に対応する画像データにする部位
である。他方、本スキャン処理部48のデータ変換部6
2は、画像処理部60で処理された画像データを、同様
に3D−LUTで変換して、プリンタ16による画像記
録に対応する画像データと部位である。
【0026】プレスキャン処理部47の画像処理部5
2、および本スキャン処理部48の画像処理部60で施
す画像処理および画像処理条件は、条件設定部50によ
って設定される。条件設定部50は、セットアップ部6
4およびプリントサイズ検出部66を有して構成され
る。
【0027】セットアップ部64は、プレスキャン画像
の画像(データ)解析等によって、画像処理部52およ
び60における画像処理条件を設定する。具体的には、
セットアップ部64は、プレスキャンデータから、濃度
ヒストグラムの作成、平均濃度、ハイライトやシャドー
等の画像特徴量の算出を行い、そのコマの最低濃度より
も若干低濃度でCCDセンサ34が飽和するように本ス
キャンの読取条件を設定してスキャナ12に供給し、ま
た、得られた画像特徴量等に応じて画像処理条件を決定
し、両画像処理部に設定する。また、検定等において、
オペレータによる色/濃度等の調整入力があった場合に
は、この入力に応じて、画像処理部52および60にお
ける画像処理条件を調整する。
【0028】プリントサイズ検出部66は、各種の情報
を用いて、1件の全コマのプリントサイズを取得し、同
サイズのプリントの焼き付けを連続して行うように、1
件の各コマの本スキャンの読取順序(画像ファイルであ
れば、例えば、画像データの読み出し順序)を決定し、
その指示をスキャナ12に出す。
【0029】本発明の写真焼付方法において、プリント
サイズの取得方法には特に限定はなく、各種の方法が利
用可能である。例えば、フィルムFが135サイズであ
る場合には、一例として、前述のスキャナ12(キャリ
ア)に配置されたセンサによって光学的に読み取られた
各コマの撮影エリアの情報、操作系18等を用いてオペ
レータによって入力されたプリントサイズの情報、プレ
スキャンデータを用いた画像解析(例えば、セットアッ
プ部64が行う)等の1以上を用いる方法が例示され
る。また、フィルムFが新写真システムである場合に
は、前述のフィルムに磁気記録されたプリントサイズ
(タイプ)の情報、操作系18等を用いてオペレータに
よって入力されたプリントサイズの情報等の1以上を用
いる方法が例示される。なお、磁気情報は、スキャナ1
2(キャリア)によって読み取ってもよく、あるいは、
専用の磁気情報の読取機を用いて読み取ってもよい。
【0030】処理装置14で処理された画像データは、
プリンタ16に送られる。図3に概念的に示されるよう
に、プリンタ16は、メモリ78、露光部80および現
像部84を有して構成され、処理装置14(データ変換
部62)からの画像データは、一旦、メモリ78に記憶
される。
【0031】露光部80は、駆動部82、印画紙AのR
感光層の露光に対応する光源88R、同G感光層の露光
に対応する光源88G、および同B感光層の露光に対応
する光源88B、光偏向器としてのポリゴンミラー9
0、fθレンズ92、および印画紙Aの副走査搬送手段
を有する。駆動部82は、画像処理部14(データ変換
部62)から転送された順番で、メモリ78から画像デ
ータを読み出し、この画像データに応じて各光源88を
パルス幅変調して駆動する。光源88から射出された、
画像データ(記録画像)に応じて変調された光ビーム
は、互いに相異なる角度で進行して、ポリゴンミラー9
0の略同一点に入射して反射され、主走査方向(図中矢
印x方向)に偏向され、次いで、fθレンズ92によっ
て所定の走査位置zに所定のビーム形状で結像するよう
に調整され、印画紙Aに入射する。
【0032】一方、ロール状に巻回されてマガジン化さ
れた印画紙Aは、引き出しローラで引き出され、カッタ
によってプリントに対応する所定長に切断され、走査位
置zを挟んで配置される副走査手段を構成する搬送ロー
ラ対94aおよび94bによって、走査位置zに保持さ
れつつ主走査方向と直交する副走査方向(図中矢印y方
向)に搬送される。また、途中で、必要な情報がバック
プリントされる。光ビームは主走査方向に偏向されてい
るので、副走査方向に搬送される印画紙Aは光ビームに
よって全面を2次元的に走査露光され、印画紙Aに、処
理装置14から供給された画像データの画像(潜像)が
記録される。
【0033】露光を終了した印画紙Aは、次いで搬送ロ
ーラ対96によって現像部84に搬入される。現像部8
4は発色現像槽98、漂白定着槽100、水洗槽102
a、102b、102cおよび102d、乾燥部および
カッタ(図示省略)等より構成され、印画紙Aはそれぞ
れの処理槽において処理を施され、乾燥された後、プリ
ントPとして出力される。
【0034】以上の例においては、プリンタ16は、ロ
ール状の印画紙Aをプリントサイズに切断した後に露光
を行うものであるが、本発明の写真焼付方法を利用する
プリンタ16は、これに限定はされず、ロールから引き
出した印画紙Aを切断しないまま露光を行い、さらに、
現像処理および乾燥を行って、最後にプリントサイズに
応じて切断するプリンタであってもよい。また、記録媒
体は、長尺なものに限定はされず、プリントサイズに応
じて切断された状態で装置に装填される、いわゆるカッ
トシートであってもよい。
【0035】なお、本発明の写真焼焼付装置において、
記録媒体は印画紙Aに限定はされず、例えば、リバーサ
ルフィルムであってもよく、さらに、富士写真フイルム
製のピクトロスタット等に用いられる、水等の画像形成
溶媒の存在下で受像層を有する受像材料に画像を転写す
る感光性熱現像記録材料を初めとして、感光感熱記録材
料、感熱記録材料等の各種の記録媒体が利用可能であ
る。また、本発明において、焼き付けとは、露光による
ものに限定されず、画像形成一般を示すものである。
【0036】以下、フォトプリンタ10の作用を説明す
ることにより、本発明の写真焼付方法について、より詳
細に説明する。以下の例においては、一例として、フィ
ルムFが135サイズで、スキャナ12に装着されたキ
ャリアのセンサで光学的に読み取られた撮影エリアの情
報から、各コマのプリントサイズを知見する。しかしな
がら、本発明においては、プリントサイズの取得方法は
これに限定されないのは前述のとおりである。また、本
例では、1件を24枚撮りのフィルム1本とし、全コマ
のプリントを作成する。
【0037】まず、オペレータがフィルムFに応じたキ
ャリアをスキャナ12の所定位置に装着して、フィルム
Fをキャリアの所定位置にセットする。次いで、開始の
指示が出されると、光源22の光量やCCDセンサ34
の立ち上がり等、スキャナ12が所定の状態であること
が確認され、さらに、可変絞り24の絞り値等、スキャ
ナ12がプレスキャンの読取条件に調整された後、プレ
スキャンが開始され、フィルムFの1コマ目(通常、コ
マ番号が1番のコマ)がキャリアによって所定の読取位
置に搬送される。
【0038】この搬送の際に、キャリアに配置されたセ
ンサによって、このコマの撮影エリアが検出され、その
情報が、処理装置14のプリントサイズ検出部66に送
られる。なお、新写真システムのフィルムであれば、同
様に、この搬送の際に磁気情報が読み取られ、必要な部
位に送られる。この際において、キャリアによって検出
された撮影エリアに応じたプリントサイズの判断は、ス
キャナ12で行ってもよく、あるいは、プリントサイズ
検出部66で行ってもよい。本例においては、一例とし
て、撮影エリアの情報を用いて、プリントサイズ検出部
66がプリントサイズを判断する。
【0039】1コマ目が読取位置に搬送されると、光源
22から射出され、可変絞り24および色フィルタ板2
6で調光され、拡散ボックス28で拡散された読取光が
読取位置の1コマ目に入射して透過し、このコマに撮影
された画像を担持する投影光が結像レンズユニット32
によってCCDセンサ34に結像して、光電変換され、
アンプ36によって増幅されて、処理装置14に送られ
る。前述のように、スキャナ12においては、このよう
な画像読取を、色フィルタ板26の各色フィルタを順次
挿入して3回行うことにより、フィルムFに撮影された
画像をR、GおよびBの3原色に順次分解して行う。
【0040】スキャナ12から出力された画像データ
は、データ変換部38でA/D変換され、次いで、デー
タ処理部40においてオフセット補正等の所定の処理を
施され、log変換器42でデジタルの画像データとさ
れ、このコマのプレスキャンデータとして、プレスキャ
ンメモリ44に記憶される。
【0041】本例では、キャリアに装着されたセンサに
よる光学的な読み取りによって、一件分の全コマのプリ
ントサイズを取得するので、全コマのプレスキャンを終
了した後に、本スキャンを行う。なお、オペレータによ
る入力等で、プレスキャンに先立ってプリントサイズを
取得できる場合には、それに応じて各コマの読み取り順
序を決定し、1コマずつプレスキャンと本スキャンを行
ってもよい。
【0042】1コマ目のプレスキャンが終了すると、キ
ャリアがフィルムFを1コマ分だけ搬送し、2コマ目が
読取位置に搬送されてプレスキャンが行われ、かつ、こ
の搬送の際に、同様にして、このコマの撮影エリアがセ
ンサによって検出されてプリントサイズ検出部66に送
られる。2コマ目のプレスキャンが終了すると、3コマ
目が読取位置に搬送されて、撮影エリアの検出およびプ
レスキャンが行われ、以下同様に、順次、4コマ目、5
コマ目、……と、24コマ全ての撮影エリアがキャリア
のセンサによって検出されてプリントサイズ検出部66
に送られ、かつ、プレスキャンが行われる。
【0043】プレスキャンメモリ44にプレスキャンデ
ータが記憶されると、セットアップ部64がこれを読み
出し、前述のように、ヒストグラムの作成や画像特徴量
の算出等を行い、その結果から、各コマ毎に、本スキャ
ンの読取条件を設定し、さらに画像処理条件を決定し
て、プレスキャン処理部47の画像処理部52および本
スキャン処理部48の画像処理部60に設定する。
【0044】これらの処理と平行して、プリントサイズ
検出部66は、送られた各コマの撮影エリアの情報か
ら、このフィルムFの24コマ全てのプリントサイズを
判別し、この一件の中で、同サイズのプリントの本スキ
ャンすなわち焼き付け(露光)を連続して行うように、
各コマの本スキャンの順番を決定する。本例において
は、5コマ目、14コマ目、および24コマ目がパノラ
マサイズで、それ以外がLサイズであり、先に、パノラ
マサイズの本スキャンを行うとする。プリントサイズ検
出部66は、これに応じて、本スキャンを、5コマ目,
14コマ目,24コマ目,1〜4コマ目,6〜13コマ
目,15〜23コマ目の順番で行うように決定する。
【0045】なお、本例では、フィルムFを戻してプレ
スキャンと同方向に搬送して本スキャンを行っている
が、本スキャンは、プレスキャンと逆方向にフィルムF
を搬送して行ってもよく、両者を併用(往復搬送で本ス
キャン)してもよい。また、同サイズのプリントにおけ
る本スキャンの順番は、コマ番号に応じなくてもよい
が、処理効率等を考慮すれば、通常はコマ番号に応じた
順番とする。さらに、プリントサイズ毎の本スキャン
(印画紙Aの焼き付け)の順番にも、特に限定はない
が、プリンタ16における取り出し易さ等を考慮する
と、プリンタ16で集積された際に、大きなサイズのプ
リントが下に来るように、順番を決定するのが好まし
い。
【0046】一方、画像処理条件が画像処理部52に設
定されると、プレスキャンメモリ44から各コマのプレ
スキャンデータが読み出され、画像処理部52において
設定された画像処理条件に応じて画像処理され、データ
変換部54で変換されて、シュミレーション画像として
ディスプレイ20に表示され、検定が行われる。表示
は、1コマずつでも、複数コマでもよい。オペレータ
は、ディスプレイ20の表示を見て検定を行い、必要に
応じて、キーボード18aやマウス18bを用いて、色
/濃度、階調等の調整等を行い、画像が適正であると判
定すると、検定OKの指示を出す。これにより、そのコ
マの画像処理条件が確定する。このような検定が、各コ
マ毎に順次行われる。
【0047】スキャナ12(キャリア)において、フィ
ルムFが最初に本スキャンを行うコマ(本例では、5コ
マ目)まで巻き戻され、かつ、検定の進行に応じて、本
スキャンが可能な状態になると、本スキャンが開始され
る。本スキャンは、プリントサイズ検出部66が決めた
順番で行われ、まず、5コマ目の本スキャンが行われ
る。本スキャンは、解像度と読取条件が異なる以外はプ
レスキャンと同様に行われ、CCDセンサ34の出力信
号はアンプ36、A/D変換器38で処理され、処理装
置14のデータ処理部40で処理されて、Log変換器
42で本スキャンデータとされ、本スキャンメモリ46
に送られる。本スキャンデータが本スキャンメモリ46
に送られると、本スキャンデータは、本スキャン処理部
48によって読み出され、画像処理部60において確定
した画像処理条件で処理され、次いで、データ変換部6
2でプリンタ16に対応する画像データに変換され、プ
リンタ16(メモリ78)に送られる。
【0048】5コマ目の本スキャンが終了すると、スキ
ャナ12のキャリアがフィルムFを搬送して、次に本ス
キャン(焼き付け)を行う14コマ目を読取位置に搬送
し、同様に本スキャンおよび画像処理を行って画像デー
タをプリンタ16に送り、次いで、同様に、24コマ目
を処理する。これで、パノラマサイズのコマ(プリン
ト)の本スキャンが終了したので、スキャナ12のキャ
リアは、フィルムFを再度戻して、1コマ目を読取位置
に搬送し、同様にして、1〜4コマ目の各コマの本スキ
ャンおよび画像処理、画像データの転送を順次行い、4
コマ目の処理を終了したら、6コマ目を読取位置に搬送
して、同様に6〜13コマ目の処理を順次行い、13コ
マ目の処理を終了したら、15コマ目を読取位置に搬送
して、15〜23コマ目の処理を順次行い、一件の処理
を終了する。
【0049】なお、この例では、オペレータによる検定
が行われているが、検定を行わず、セットアップ部64
が画像処理部60に設定した時点で画像処理条件が確定
し、プリントサイズ検出部66が決定した本スキャンの
順番に応じて、同様に、本スキャンを行う。
【0050】画像データがプリンタ16のメモリ78に
送られると、駆動部82が画像データの転送順、すなわ
ち、本スキャンを行った順番に各コマの画像データを読
み出し、画像露光(焼き付け)を行う。すなわち、駆動
部82は、前述のように、画像データに応じて各光源8
6をパルス幅変調して駆動する。各光源86から射出さ
れた、画像データに応じて変調された光ビームは、ポリ
ゴンミラー90によって主走査方向に偏向されて、プリ
ントに応じた所定長に切断され、搬送ローラ対94によ
って副走査方向に搬送される印画紙Aを2次元的に走査
露光して潜像を形成し、露光済の印画紙Aが現像部84
において、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥等の処理を
施され、プリントPとして出力、集積される。
【0051】ここで、このプリントPは、プリントサイ
ズ検出部66が決定した本スキャンの順番で焼き付けが
行われているので、プリントサイズが揃って集積されて
おり、非常に取り扱い性に優れる。
【0052】以上の態様においては、プリント検出部6
6は、プリントサイズ毎に焼き付けを行うように、本ス
キャンの順番を決定したが、プリンタ16のメモリ78
が大容量である場合等、フォトプリンタ10が1件分の
本スキャンデータを記憶できるメモリを有する場合に
は、本スキャンもコマ番号に応じて行い(1コマ目ある
いは最終コマから順次)、焼き付けすなわち画像データ
の読み出しを、プリントサイズに応じて決定した順番で
行ってもよい。なお、この態様では、全コマのプレスキ
ャンを行った後に本スキャンを行ってもよく、1コマず
つプレスキャンおよび本スキャンを行ってもよい。
【0053】この際においては、例えば、前述の例と同
様に、プリントサイズ検出部66が供給された情報を用
いて全コマのプリントサイズを取得し、それに応じて、
プリントサイズ毎に焼き付けを行う順番を決定し、その
情報を、プリンタ16の駆動部82に送る。一方で、先
の態様に準じて、プレスキャン、本スキャンおよび画像
処理、あるいはさらに検定を行い、処理済の本スキャン
の画像データを出力し、1件分の全コマの本スキャンの
画像データを、例えば、プリンタ16のメモリ78に記
憶する。なお、本態様においては、本スキャンは、コマ
番号順に行えばよく、また、プリントサイズ検出部66
は、プリンタ16が有してもよい。次いで、プリンタ1
6の駆動部82は、プリントサイズ検出部66が決定し
た順番に応じて、順次、各コマの画像データをメモリ7
8から読み出し、先の態様と同様に、各コマの露光およ
び現像処理を行い、プリントPとして出力、集積する。
従って、1件分のプリントPは、サイズが揃った状態で
集積される。
【0054】以上、本発明の写真焼付方法について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良およ
び変更を行ってもよいのはもちろんである。例えば、本
発明の写真焼付方法は、図1に示されるようなデジタル
フォトプリンタのみならず、従来の直接露光(アナログ
露光)のフォトプリンタにも好適に利用可能である。
【0055】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
写真焼付方法によれば、パノラマサイズとLサイズとが
混在している等、いわゆる混在プリントであっても、出
力される1件のプリントを、プリントサイズ毎にまとめ
て集積することができるので、ラボ店などのプリント業
者における製品の取り扱い性等を、大幅に向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の写真焼付方法を利用するデジタルフ
ォトプリンタの一例のブロック図である。
【図2】 図1に示されるデジタルフォトプリンタの画
像処理装置の一例のブロック図である。
【図3】 図1に示されるデジタルフォトプリンタのプ
リンタの一例の概略図である。
【符号の説明】
10 (デジタル)フォトプリンタ 12 スキャナ 14 画像処理装置 16 プリンタ 18 操作系 18a キーボード 18b マウス 20 ディスプレイ 22 光源 24 可変絞り 26 色フィルタ板 28 拡散ボックス 32 結像レンズユニット 34 CCDセンサ 36 アンプ 38 A/D変換器 40 データ処理部 42 log変換器 44 プレスキャン(フレーム)メモリ 46 本スキャン(フレーム)メモリ 47 プレスキャン処理部 48 本スキャン処理部 50 条件設定部 52,60 画像処理部 54,62 データ変換部 64 セットアップ部 66 プリントサイズ検出部 78 メモリ 80 露光部 82 駆動部 84 現像部 86 光源 90 ポリゴンミラー 92,96 搬送ローラ対 98 発色現像槽 100 漂白定着槽 102 水洗槽

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一件分の画像を記録媒体に焼き付ける写真
    焼付において、 一件分の全コマのプリントサイズを取得し、このプリン
    トサイズに応じて、同じサイズのプリントの焼き付けを
    連続して行うように、前記一件の各コマの焼き付けの順
    番を決定することを特徴とする写真焼付方法。
  2. 【請求項2】写真フィルムに撮影された画像を光電的に
    読み取り、得られた画像データに応じて変調した光で記
    録媒体の焼き付けを行う請求項1に記載の写真焼付方
    法。
  3. 【請求項3】前記焼き付けの順番に応じて、前記記録媒
    体の焼き付けのための写真フィルムに撮影された画像の
    光電的な読み取りを行う請求項2に記載の写真焼付方
    法。
  4. 【請求項4】前記写真フィルムに撮影された画像の光電
    的な読み取りをコマ番号に応じて行い、得られた1件分
    の全コマの画像データをメモリに記憶し、前記焼き付け
    の順番に応じて前記メモリから画像データを読み出し
    て、記録媒体の焼き付けを行う請求項2に記載の写真焼
    付方法。
  5. 【請求項5】前記一件分の全コマのプリントサイズを、
    オペレータによる入力、フィルムに形成された磁気記録
    媒体に記録された磁気情報の読み取り、各コマの撮影エ
    リアの光電的な読み取り、および画像データ解析の1以
    上で取得する請求項1〜4のいずれかに記載の写真焼付
    方法。
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