JP2001296513A - 投射型液晶表示装置 - Google Patents

投射型液晶表示装置

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JP2001296513A
JP2001296513A JP2000115129A JP2000115129A JP2001296513A JP 2001296513 A JP2001296513 A JP 2001296513A JP 2000115129 A JP2000115129 A JP 2000115129A JP 2000115129 A JP2000115129 A JP 2000115129A JP 2001296513 A JP2001296513 A JP 2001296513A
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Shohei Yoshida
昇平 吉田
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TN液晶を用いた投射型液晶表示装置におい
てコントラスト比をより向上し得る手段を提供する。 【解決手段】 本発明の投射型液晶表示装置34は、光
源53と、液晶ライトバルブ48,49,50と、液晶
セル48b,49b,50bに光を入射させる際にその
光軸を液晶セルの入射面に対する法線方向から当該液晶
セルに固有の明視方向側に傾けるための光偏向手段と、
投射レンズ系52とが具備されている。光偏向手段とし
て、液晶セル48b,49b,50bの入射側に固定さ
れたマイクロプリズムアレイまたは偏心マイクロレンズ
アレイと、光源53と液晶ライトバルブ48,49,5
0との間に回転可能に設けられたダイクロイックミラー
37,反射ミラー40,44とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射型液晶表示装
置に関し、特にコントラストの向上に好適な投射型液晶
表示装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は、直視型のみなら
ず、プロジェクタ等の投射型表示装置としても需要が高
まってきている。図11は、3つの液晶ライトバルブを
用いた、いわゆる3板式の投射型液晶表示装置の一例を
示す概略構成図である。図中、符号510は光源、51
3,514はダイクロイックミラー、517は反射ミラ
ー、518,519,520はリレーレンズ、522,
523,524は液晶ライトバルブ、525はクロスダ
イクロイックプリズム、526は投射レンズを示す。
【0003】光源510は、メタルハライド等のランプ
511とランプ511の光を反射するリフレクタ512
とから構成されている。青色光・緑色光反射のダイクロ
イックミラー513は、光源510からの白色光のうち
の赤色光を透過させるとともに、青色光と緑色光とを反
射する。透過した赤色光は反射ミラー517で反射さ
れ、赤色光用液晶ライトバルブ522に入射される。
【0004】一方、ダイクロイックミラー513で反射
された色光のうち、緑色光は、緑色光反射のダイクロイ
ックミラー514によって反射され、緑色用液晶ライト
バルブ523に入射される。一方、青色光は、第2のダ
イクロイックミラー514も透過する。青色光に対して
は、長い光路による光損失を防ぐため、入射レンズ51
8、リレーレンズ519、出射レンズ520を含むリレ
ーレンズ系からなる導光手段521が設けられ、これを
介して青色光が青色光用液晶ライトバルブ524に入射
される。
【0005】各ライトバルブにより変調された3つの色
光は、クロスダイクロイックプリズム525に入射す
る。このプリズムは、4つの直角プリズムが貼り合わさ
れ、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光
を反射する誘電体多層膜とが十字状に形成されたもので
ある。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成
されて、カラー画像を表す光が形成される。合成された
光は、投射光学系である投射レンズ526によってスク
リーン527上に投射され、画像が拡大されて表示され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の投射型液晶表示
装置においては、各色光用の液晶ライトバルブそれぞれ
に対して光を垂直に入射させていた。ところが、投射型
液晶表示装置の重要な性能の一つであるコントラスト比
は、例えばねじれネマティック型液晶(TwistedNemati
c,以下、TN液晶と略記する)を用いた場合、液晶ライ
トバルブへの入射光の入射角依存性を持っており、液晶
ライトバルブの入射面に対する法線方向から傾いたとこ
ろにコントラスト比が最大になる領域があることが知ら
れている。したがって、各液晶ライトバルブに対して光
を垂直に入射させたのでは、この特性を生かしていない
ことになる。近年、投射型液晶表示装置の画質改善に向
けて高いコントラスト比への要求が高まっており、コン
トラスト比をより向上し得る手段の提供が望まれてい
る。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、特にTN液晶を用いた投射型液晶
表示装置において、コントラスト比をより向上し得る手
段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の投射型液晶表示装置は、光源と、光源か
ら入射される光を変調する液晶セルを有する液晶ライト
バルブと、光源からの光を液晶セルに入射させる際に光
の光軸を液晶セルの入射面に対する法線方向から当該液
晶セルに固有の明視方向側に傾けるための光偏向手段
と、液晶ライトバルブにより変調された光を投射する投
射レンズとが具備されたことを特徴とするものである。
特に前記液晶セルとしては、TN液晶を用いたものを採
用することができる。
【0009】本発明の投射型液晶表示装置においては、
光源からの光を液晶セルに入射させる際にその光軸を液
晶セルの入射面に対する法線方向から当該液晶セルに固
有の明視方向側に傾けるための光偏向手段を有している
ので、垂直方向から光を入射させていた従来の投射型液
晶表示装置に比べて、コントラスト比を向上させること
ができる。
【0010】前記光偏向手段の具体的な構成としては、
例えば複数のマイクロプリズムが配列されてなり、液晶
セルの入射側に固定されたマイクロプリズムアレイを用
いることができる。もしくは、複数の偏心マイクロレン
ズが配列されてなり、液晶セルの入射側に固定された偏
心マイクロレンズアレイを用いることができる。
【0011】この光偏向手段の構成においては、当該液
晶セルに固有の明視方向に合わせて最適化した屈折角を
有するマイクロプリズムアレイや偏心マイクロレンズア
レイを予め液晶セルに固定しておけば、この液晶セル内
で入射光の光軸が明視方向に傾くので、入射側の光学系
を変更することなく、コントラスト比を向上させること
ができる。
【0012】さらに、液晶セルに入射された光を出射さ
せる際に前記明視方向に傾いた光の光軸を液晶セルの入
射面に対する法線方向に戻すための複数のマイクロプリ
ズムが配列されたマイクロプリズムアレイ、もしくは複
数の偏心マイクロレンズが配列された偏心マイクロレン
ズアレイを、液晶セルの出射側に固定することが好まし
い。
【0013】この構成によれば、入射側のマイクロプリ
ズムアレイや偏心マイクロレンズアレイによって一旦傾
いた光軸が、出射側のマイクロプリズムアレイや偏心マ
イクロレンズアレイによって再度入射面に対する法線方
向に戻るため、入射側の光学系のみならず、出射側の光
学系も変更することなくコントラスト比の向上が図れ、
従来の光学系をそのまま使用することができるという効
果がある。
【0014】また、前記光偏向手段には、光源と液晶ラ
イトバルブとの間に任意の方向に回転可能に設けられ、
光源からの光を液晶ライトバルブに向けて反射するミラ
ーを用いてもよい。
【0015】この光偏向手段の構成においては、当該液
晶セルに固有の明視方向に合わせてミラーを適宜回転さ
せることにより、この液晶セルに光が入射する際に光軸
を明視方向に傾けることができるので、液晶ライトバル
ブ自体の構成を変更することなく、コントラスト比を向
上させることができる。
【0016】また、入射光の光軸を入射面に対する法線
方向から傾ける角度が大きくなると、光偏向手段とし
て、上記の液晶セルに固定したマイクロプリズムアレイ
や偏心マイクロレンズアレイ、もしくは光源と液晶ライ
トバルブとの間に設けたミラーを単独で用いただけで
は、対応が困難な場合がある。そのような場合、光偏向
手段を、マイクロプリズムアレイや偏心マイクロレンズ
アレイとミラーとを兼ね備えた構成としてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の第1の実施の形態を図1〜図5を参照して説明す
る。本実施の形態の投射型液晶表示装置は、3つの液晶
ライトバルブを用いた3板式の液晶プロジェクタの例で
ある。そして、各液晶ライトバルブには、画素スイッチ
ング用素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transi
stor, 以下、TFTと略記する)を用いたアクティブマ
トリクス型液晶セルを採用している。図1は、この液晶
セルの画像表示領域を構成するマトリクス状に形成され
た複数の画素における各種素子、配線等の等価回路であ
る。図2は、アクティブマトリクス型液晶セルを構成す
るTFTアレイ基板と対向基板とを含めて示す断面図で
ある。なお、以下の各図においては、各層や各部材を図
面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部
材毎に縮尺を異ならしめてある。
【0018】図1に示すように、本実施の形態の液晶セ
ルにおいて、画像表示領域を構成するマトリクス状に形
成された複数の画素は、画素電極1と当該画素電極1を
制御するための画素スイッチング用TFT2がマトリク
ス状に複数形成されており、画像信号を供給するデータ
線3が当該TFT2のソース領域に電気的に接続されて
いる。データ線3に書き込む画像信号S1、S2、…、
Snは、この順に線順次に供給しても構わないし、相隣
接する複数のデータ線3同士に対して、グループ毎に供
給するようにしても良い。また、画素スイッチング用T
FT2のゲートに走査線4が電気的に接続されており、
所定のタイミングで、走査線4にパルス的に走査信号G
1、G2、…、Gmを、この順に線順次で印加するよう
に構成されている。画素電極1は、画素スイッチング用
TFT2のドレイン領域に電気的に接続されており、ス
イッチング素子である画素スイッチング用TFT2を一
定期間だけそのスイッチを閉じることにより、データ線
3から供給される画像信号S1、S2、…、Snを所定
のタイミングで書き込む。
【0019】画素電極1を介して液晶に書き込まれた所
定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、後述する
対向基板に形成された対向電極との間で一定期間保持さ
れる。ここで、保持された画像信号がリークするのを防
ぐために、画素電極1と対向電極との間に形成される液
晶容量と並列に蓄積容量5を付加する。例えば画素電極
1の電圧は、蓄積容量5によりソース電圧が印加された
時間よりも3桁も長い時間だけ保持される。これによ
り、保持特性はさらに改善され、コントラスト比の高い
液晶装置が実現できる。本実施の形態では、蓄積容量5
を形成する方法として、半導体層との間で容量を形成す
るための配線である容量線6を設けている。また、容量
線6を設ける代わりに、画素電極1と前段の走査線4と
の間で容量を形成しても良い。
【0020】次に、上記等価回路で示した液晶セルの全
体構成を図3および図4を参照して説明する。図3にお
いて、TFTアレイ基板8の上には、シール材9がその
縁に沿って設けられており、その内側に並行して額縁と
しての第3遮光膜10が設けられている。シール材9の
外側の領域には、データ線駆動回路11および外部回路
接続端子12がTFTアレイ基板8の一辺に沿って設け
られており、走査線駆動回路13がこの一辺に隣接する
2辺に沿って設けられている。走査線4に供給される走
査信号遅延が問題にならないのならば、走査線駆動回路
13は片側だけに設けても良い。また、データ線駆動回
路11を画像表示領域の辺に沿って両側に配置してもよ
い。例えば、奇数列のデータ線3は画像表示領域の一方
の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路から画像信号
を供給し、偶数列のデータ線3は前記画像表示領域の反
対側の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路から画像
信号を供給するようにしてもよい。このようにデータ線
3を櫛歯状に駆動するようにすれば、データ線駆動回路
の占有面積を拡張することができるため、複雑な回路を
構成することが可能となる。
【0021】さらに、TFTアレイ基板8の残る一辺に
は、画像表示領域の両側に設けられた走査線駆動回路1
3間を接続するための複数の配線14が設けられてい
る。また、対向基板15のコーナー部の少なくとも1箇
所においては、TFTアレイ基板8と対向基板15との
間で電気的導通をとるための導通材16が設けられてい
る。
【0022】そして、図4に示すように、図3に示した
シール材9とほぼ同じ輪郭を持つ対向基板15がシール
材9によりTFTアレイ基板8に固着されており、TF
Tアレイ基板8と対向基板15との間に液晶17が封入
されている。シール材9に設けられた開口部は液晶注入
口であり、封止材20によって封止されている。
【0023】液晶セルの詳細な構成は、図2に示すよう
に、TFTアレイ基板8には各画素電極1に隣接する位
置に、各画素電極1をスイッチング制御する画素スイッ
チング用TFT2が設けられている。TFTアレイ基板
8と各画素スイッチング用TFT2との間の画素スイッ
チング用TFT2に対応する位置には、第1遮光膜21
が設けられている。第1遮光膜21は、例えば不透明な
高融点金属であるTi、Cr、W、Ta、MoおよびP
dのうちの少なくとも一つを含む、金属単体、合金、金
属シリサイド等から構成されている。この第1遮光膜2
1により、TFTアレイ基板8の側からの戻り光等が画
素スイッチング用TFT2のチャネル領域に入射する事
態を未然に防ぐことができ、光電流の発生により画素ス
イッチング用TFT2の特性が劣化するのを防止でき
る。
【0024】また、第1遮光膜21と複数の画素スイッ
チング用TFT2との間には、第1層間絶縁膜22が設
けられている。第1層間絶縁膜22は、画素スイッチン
グ用TFT2を構成する半導体層23を第1遮光膜21
から電気的に絶縁するために設けられるものである。さ
らに、第1層間絶縁膜22は、TFTアレイ基板8の全
面に形成されることにより、画素スイッチング用TFT
2のための下地膜としての機能をも有する。第1層間絶
縁膜22は、例えばNSG(ノンドープトシリケートガ
ラス)、PSG(リンシリケートガラス)、BSG(ボ
ロンシリケートガラス)、BPSG(ボロンリンシリケ
ートガラス)などの高絶縁性ガラス、または酸化シリコ
ン膜、窒化シリコン膜等から構成されている。
【0025】本実施の形態では、ゲート絶縁膜を走査線
4に対向する位置から延設して誘電体膜として用い、半
導体層23を延設して第1蓄積容量電極とし、さらにこ
れらに対向する容量線6の一部を第2蓄積容量電極とす
ることにより、蓄積容量5が構成されている。
【0026】図2において、画素スイッチング用TFT
2は、走査線4、当該走査線4からの電界によりチャネ
ルが形成される半導体層23のチャネル領域、走査線4
と半導体層23とを絶縁するゲート絶縁膜、データ線
3、半導体層23のソース領域およびドレイン領域を備
えている。ドレイン領域には、複数の画素電極1のうち
の対応する一つが接続されている。
【0027】本実施の形態では、特にデータ線3は、A
l等の低抵抗な金属膜や金属シリサイド等の合金膜など
の遮光性の薄膜から構成されている。また、走査線4、
ゲート絶縁膜および第1層間絶縁膜22の上には、ソー
ス領域へ通じるコンタクトホールおよびドレイン領域へ
通じるコンタクトホールが各々形成された第2層間絶縁
膜24が形成されている。このソース領域へのコンタク
トホールを介して、データ線3はソース領域に電気的に
接続されている。さらに、データ線3および第2層間絶
縁膜24の上には、ドレイン領域へのコンタクトホール
が形成された第3層間絶縁膜25が形成されている。
【0028】このドレイン領域へのコンタクトホールを
介して、画素電極1はドレイン領域に電気的に接続され
ている。そして、画素電極1はインジウム錫酸化物(In
diumTin Oxide, 以下、ITOと記す)等からなり、第
3層間絶縁膜25の上面に設けられている。なお、画素
電極1とドレイン領域とは、データ線3と同一のAl膜
や走査線4と同一のポリシリコン膜を中継して電気的に
接続するようにしてもよい。
【0029】一方、対向基板15上には、TFTアレイ
基板8上の画素スイッチング用TFT2、走査線4、デ
ータ線3等に対応する位置に第2遮光膜26が設けら
れ、全面にITO等の透明導電膜からなる対向電極27
が設けられている。そして、TFTアレイ基板8の画素
電極1上を含む第3層間絶縁膜25の上面、対向基板1
5の対向電極27の上面には、ポリイミド等の有機薄膜
からなり、ラビング処理等の所定の配向処理が施された
配向膜28,29がそれぞれ設けられている。
【0030】本実施の形態の場合、TFTアレイ基板8
と対向基板15とからなる一対の基板の両外面には、マ
イクロプリズムアレイ31,32がそれぞれ固定されて
いる。このマイクロプリズムアレイ31,32は、後述
する光源からの光を液晶セル30に入射させる際に入射
光の光軸Lを液晶セル30の入射面に対する法線方向か
ら当該液晶セル30に固有の明視方向側に角度θだけ傾
けるための光偏向手段を構成し、複数個のマイクロプリ
ズム31a,32aが配列されてなるものである。TF
Tアレイ基板8および対向基板15に対するマイクロプ
リズムアレイ31,32の各マイクロプリズム31a,
32aの屈折面の向きは、当該液晶セル30に固有の明
視方向に光軸が傾くように配置しさえすればよく、光は
TFTアレイ基板8側から入射させても、対向基板15
側から入射させてもいずれでもよい。また、個々のマイ
クロプリズム31a,32aの配置は液晶セルの各画素
と1対1に対応していてもよいし、対応していなくても
よい。また、光軸Lを入射面に対する法線方向から傾け
る角度θについては、個々の液晶セル30のコントラス
ト特性に応じて決定すればよい。
【0031】次に、本実施形態の投射型液晶表示装置の
構成例を図5に基づいて説明する。なお、以下の説明で
は、特に説明のない限り、光の進行方向をz軸の正方
向、光の進行方向(z軸の正方向側)からみて3時の方
向をx軸の正方向、12時の方向をy軸の正方向とす
る。
【0032】図5は、この発明の投射型表示装置の要部
を示す概略平面図である。この投射型液晶表示装置34
は、照明光学系35と、ダイクロイックミラー36,3
7を含む色光分離光学系38と、反射ミラー39,40
と、入射側レンズ41と、リレーレンズ42とを含む導
光光学系43と、反射ミラー44と、3枚のフィールド
レンズ45,46,47と、3枚の液晶ライトバルブ4
8,49,50と、クロスダイクロイックプリズム51
と、投射レンズ系52とを備えている。液晶ライトバル
ブ48,49,50は、それぞれ、液晶セル48b,4
9b,50bと、入射側偏光板48a,49a,50a
と、出射側偏光板48c,49c,50cとを備えてい
る。
【0033】また、各液晶ライトバルブ48,49,5
0の前段に位置するダイクロイックミラー37、および
反射ミラー40,44は、任意の方向に回転可能に設置
され、各液晶セル48b,49b,50bに光を入射さ
せる際にその光軸を液晶セルの入射面に対する法線方向
から当該液晶セルに固有の明視方向側に傾けるための光
偏向手段となる。
【0034】照明光学系35は、略平行な光束を出射す
る光源53と、第1のレンズアレイ54と、第2のレン
ズアレイ55と、重畳レンズ56と、反射ミラー57と
を備えている。照明光学系35は、3枚の液晶ライトバ
ルブ48,49,50の照明領域である液晶セル48
b,49b,50bの有効領域をほぼ均一に照明するた
めのインテグレータ光学系である。
【0035】光源53は、放射状の光線を出射する放射
光源としての光源ランプ58と、光源ランプ58から出
射された放射光をほぼ平行な光線束として出射する凹面
鏡59とを有している。光源ランプ58としては、ハロ
ゲンランプやメタルハライドランプ、高圧水銀ランプが
用いられることが多い。凹面鏡59としては、放物面鏡
を用いることが好ましい。
【0036】第1のレンズアレイ54は略矩形状の輪郭
を有する小レンズ61がM行N列のマトリクス状に配列
された構成を有している。各小レンズ61は、光源53
から入射された平行な光束を複数の(すなわちM×N個
の)部分光束に分割し、各部分光束を第2のレンズアレ
イ55の近傍で結像させる。各小レンズ61をz方向か
ら見た外形形状は、液晶セル48b,49b,50bの
形状とほぼ相似形をなすように設定されている。例え
ば、液晶ライトバルブ48,49,50の照明領域(画
像が表示される領域)のアスペクト比(横と縦の寸法の
比率)が4:3であるならば、各小レンズ61のアスペ
クト比も4:3に設定する。
【0037】第2のレンズアレイ55も、第1のレンズ
アレイ54の小レンズ61に対応するように、小レンズ
62がM行N列のマトリクス状に配列された構成を有し
ている。第2のレンズアレイ55は、第1のレンズアレ
イ54から出射された各部分光束の中心軸(主光線)が
重畳レンズ56の入射面に垂直に入射するように揃える
機能を有している。さらに、重畳レンズ56は、複数の
部分光束を3枚の液晶セル48b,49b,50b上で
重畳させる機能を有している。また、フィールドレンズ
45,46,47は、照明領域に照射される各部分光束
をそれぞれの中心軸(主光線)に平行な光束に変換する
機能を有する。なお、本実施例では、第2のレンズアレ
イ55と重畳レンズ56を別々の構成としているが、第
2のレンズアレイ55に重畳レンズ56の機能を併せ持
たせるようにしてもよい。例えば、各小レンズを偏心レ
ンズで構成するようにしてもよい。また、第2のレンズ
アレイ55は、光源53から出射される光束が平行性に
優れている場合には、省略することも可能である。
【0038】第2のレンズアレイ55は、図5に示すよ
うに、反射ミラー57を挟んで第1のレンズアレイ54
に対して90°傾いて配置されている。反射ミラー57
は、第1のレンズアレイ54から出射された光束を第2
のレンズアレイ55に導くために設けられている。照明
光学系の構成によっては、必ずしも必要としない。例え
ば、第1のレンズアレイ54および光源53が第2のレ
ンズアレイ55に平行に設けられていれば必要ではな
い。
【0039】図5に示す投射型液晶表示装置34におい
て、光源53から出射された略平行な光束は、インテグ
レータ光学系を構成する第1と第2のレンズアレイ5
4,55によって、複数の部分光束に分割される。第1
のレンズアレイ54の各小レンズ61から出射された部
分光束は、第2のレンズアレイ55の各小レンズ62の
近傍で光源53の光源像(2次光源像)が形成されるよ
うに集光される。第2のレンズアレイ55の近傍に形成
された2次光源像から出射された部分光束は、拡散しな
がら重畳レンズ56によって液晶セル48b,49b,
50bの有効領域(表示領域)上で重畳される。上記の
結果、各液晶セル48b,49b,50bは、ほぼ均一
に照明される。
【0040】色光分離光学系38は、2枚のダイクロイ
ックミラー36,37を備え、重畳レンズ56から出射
される光を、赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を
有している。第1のダイクロイックミラー36は、照明
光学系35から出射された白色光束の赤色光成分を透過
させるとともに、青色光成分と緑色光成分とを反射す
る。第1のダイクロイックミラー36を透過した赤色光
は、反射ミラー44で反射され、フィールドレンズ45
を通って赤光用の液晶ライトバルブ48に達する。この
時、反射ミラー44を入射光の光軸に対して45°の角
度から任意の方向に傾けると、赤光用の液晶ライトバル
ブ48の液晶セル48bへの入射光の光軸を液晶セル4
8bの入射面に対する法線方向からそのセルの明視方向
側に傾けることができる。また、フィールドレンズ45
は、第2のレンズアレイ55から出射された各部分光束
をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換す
る。他の液晶ライトバルブ49,50の前に設けられた
フィールドレンズ46,47も同様である。
【0041】第1のダイクロイックミラー36で反射さ
れた青色光と緑色光のうち、緑色光は第2のダイクロイ
ックミラー37によって反射され、フィールドレンズ4
6を通って緑光用の液晶ライトバルブ49に達する。こ
の時、第2のダイクロイックミラー37を入射光の光軸
に対して45°の角度から任意の方向に傾けると、緑光
用の液晶ライトバルブ49の液晶セル49bへの入射光
の光軸を液晶セルの入射面に対する法線方向から明視方
向側に傾けることができる。
【0042】一方、青色光は、第2のダイクロイックミ
ラー37を透過し、入射側レンズ41、リレーレンズ4
2および反射ミラー39,40を備えたリレーレンズ系
(導光光学系)43を通り、さらに出射側レンズ(フィ
ールドレンズ)47を通って青色光用の液晶ライトバル
ブ50に達する。この場合も赤色光の場合と同様、反射
ミラー40を入射光の光軸に対して45°の角度から任
意の方向に傾けると、青光用の液晶ライトバルブ50の
液晶セル50bへの入射光の光軸を液晶セルの入射面に
対する法線方向から明視方向側に傾けることができる。
なお、青色光にリレーレンズ系が用いられているのは、
青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長い
ため、光の拡散等による光の利用効率の低下を防止する
ためである。すなわち、入射側レンズ41に入射した部
分光束をそのまま出射側レンズ47に伝えるためであ
る。
【0043】液晶ライトバルブ48は、入射側偏光板4
8aと、液晶セル48bと、出射側偏光板48cとを備
えている。入射側偏光板48aは、その透過軸がs偏光
の方向に設定されており、入射した光のうちs偏光光の
みを透過する。液晶セル48bは、与えられた画像情報
(画像信号)に従って、入射側偏光板48aから出射さ
れた赤色光の偏光光の偏光方向を変調する。出射側偏光
板48cは、その透過軸がp偏光の方向に設定されてお
り、液晶セル48bから出射した変調光のうち、p偏光
光のみを透過する。これにより、液晶ライトバルブ48
aは、与えられた画像情報に従って入射光を変調して画
像を形成する機能を有している。
【0044】液晶ライトバルブ49,50も、それぞれ
入射側偏光板49a,50aと、液晶セル49b,50
bと、出射側偏光板49c,50cとを備え、液晶ライ
トバルブ48と同様の機能を有している。また、クロス
ダイクロイックプリズム51は、3色の色光を合成して
カラー画像を形成する色光合成部としての機能を有して
いる。
【0045】赤色光の液晶ライトバルブ48の入射側偏
光板48aは、フィールドレンズ45の平坦な出射面に
貼り付けられている。出射側偏光板48cは液晶セル4
8bの出射面に貼り付けられている。液晶セル48b
は、入射側偏光板48aからある程度間隔を隔てて配置
されている。この間隔は、他の構成要素との光学的な関
係、光学距離、レンズの焦点距離等に応じて決定され
る。ただし、液晶セル48bや入射側偏光板48aの冷
却を行うために好ましい空間を確保することが望まし
い。
【0046】赤色光の液晶ライトバルブ48と同様、緑
色光の液晶ライトバルブ49の入射側偏光板49aも、
フィールドレンズ46の平坦な出射面に貼り付けられて
いる。また、出射側偏光板49cも液晶セル49bの出
射面に貼り付けられている。液晶セル49bも、入射側
偏光板49aからある程度間隔を隔てて配置されてい
る。
【0047】青光用の液晶ライトバルブ50は、他の液
晶ライトバルブ48,49と異なる構成を有している。
青光用の液晶ライトバルブ50の入射側偏光板50a
は、液晶セル50bとフィールドレンズ47との第1の
間隔の間に、液晶セル50bと可能な限り間隔を隔てて
配置されている透明板63、例えばガラス板の出射面に
貼り付けられている。青光用の液晶ライトバルブ50の
出射側偏光板50cは、他の液晶ライトバルブ48,4
9と同様に、液晶セル50bの出射面に貼り付けられて
いる。
【0048】クロスダイクロイックプリズム51には、
赤光を反射する誘電体多層膜と、青光を反射する誘電体
多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に略X字状に形
成されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色
光が合成されて、カラー画像を投射するための合成光が
形成される。
【0049】クロスダイクロイックプリズム51で生成
された合成光は、投射レンズ系52の方向に出射され
る。投射レンズ系52は、この合成光を投射スクリーン
64上に投射して、カラー画像を表示する投射手段とし
ての機能を有する。
【0050】ところで、本発明者は、TN液晶を用いた
液晶セルにおいて、例えばセルギャップ、プレティルト
角等のパラメータを任意の値に設定し、コントラスト比
の入射角依存性のシミュレーションを行った。その結果
を図10に示す。図10の極座標上に描いた各曲線は等
コントラスト曲線を示しており、中心側ほどコントラス
ト比が高い。例えば最も内側の曲線でコントラスト比が
2500程度、最も外側の曲線でコントラスト比が30
0程度である。図10の通り、一般に等コントラスト曲
線は極座標の原点に対して対称形を示すのではなく、非
対称な形状を示し、この場合で言えばコントラスト比の
高い領域は原点よりもφ=90°〜180°側の領域に
偏って分布している。なお、この極座標では、原線に対
する角度(方位角)をφ、極軸に対する角度(極角)を
θとする。また、極軸は、液晶セルの入射面に対する法
線方向に一致している。
【0051】投射型液晶表示装置では、液晶ライトバル
ブの前段に配置したレンズでの屈折等により液晶セルへ
の入射光は集光され、ある程度の入射角分布を持って液
晶セルに入射する。そこで、入射光の角度分布を上記の
極座標における角度θに対応させた時、角度分布範囲の
円内を積分した値が実際のコントラスト比となる。入射
光の角度分布は一般的な投射型液晶表示装置では10°
程度であり、ここでは例えば、極角方向には半値幅が6
°で正規分布し、方位角に独立であるような光源を仮定
している。そして、極座標の原点をA、φ=135°か
つθ=2°の点をB、φ=315°かつθ=2°の点を
Cとして、A,B,C各点を中心とした光源の範囲内を
積分し、各点でのコントラスト比を計算した。
【0052】その結果、各点でのコントラスト比は、A
点が580,B点が705,C点が400であった。つ
まり、これら3点の中では、B点におけるコントラスト
比が最も高く、C点で最も低くなっている。このことか
ら、液晶セルに対して入射光を垂直方向(入射面に対す
る法線方向、A点に対応する方向)から入射させるより
も、コントラスト比の高い領域が偏って分布している方
向(この場合で言えば、φ=135°かつθ=2°の方
向、B点に対応する方向)、いわゆる液晶セルの明視方
向から入射させた方がコントラスト比を向上できること
がわかった。
【0053】そこで、本実施の形態の投射型液晶表示装
置34においては、液晶セル30(48b,49b,5
0b)の入射面にマイクロプリズムアレイ31が固定さ
れ、さらにダイクロイックミラー37、および反射ミラ
ー40,44が回転可能に設置されているので、各液晶
ライトバルブ48,49,50の液晶セル48b,49
b,50bへの入射光の光軸を当該液晶セルに固有の明
視方向に合わせて傾けることができ、垂直方向から光を
入射させていた従来の投射型液晶表示装置に比べて、コ
ントラスト比を向上させることができる。
【0054】例えば、液晶セルのコントラスト比の入射
角依存性を決める主なパラメータとして、セル厚を3.
1μm、入射側、出射側の両基板上の配向処理によるプ
レティルト角を5°として、実際に作製した液晶セルを
用いて入射光の光軸を垂直にした場合と傾けた場合とで
等コントラスト曲線を求めた。その結果を図6および図
7に示す。入射光の光軸を垂直にした場合が図6であ
る。この場合、コントラスト比の高い領域はφ=90°
〜180°側の領域に偏って分布している。そこで、上
記実施の形態の光偏向手段を用いて、入射光の光軸をφ
=135°かつθ=2°の方向に傾けてコントラスト比
を測定した。その結果が図7である。
【0055】それぞれの場合においてon/off時の
透過光量を積分し、コントラスト比を計算すると、図6
の場合が196、図7の場合が202となる。このよう
に、本実施の形態の投射型液晶表示装置によれば、液晶
セルに対して明視方向から光を入射させることによって
コントラスト比を向上できることが実証された。
【0056】さらに、液晶セル30(48b,49b,
50b)の出射側にもマイクロプリズムアレイ32が固
定されており、入射側のマイクロプリズムアレイ31に
よって一旦傾いた光軸Lが、出射側のマイクロプリズム
アレイ32によって再度入射面に対する法線方向に戻る
ため、入射側の光学系のみならず、出射側の光学系も変
更することなくコントラスト比の向上が図れ、従来の光
学系をそのまま使用することができるという効果があ
る。
【0057】また本実施の形態の投射型液晶表示装置3
4においては、光偏向手段として、液晶セル30(48
b,49b,50b)に固定したマイクロプリズムアレ
イ31,32と、液晶ライトバルブ48,49,50の
前段に配置したダイクロイックミラー37、反射ミラー
40,44を兼ね備えた構成としているので、液晶ライ
トバルブ48,49,50自体に入射する時点で光の光
軸を明視方向に傾け、さらに液晶セル48b,49b,
50bに入射する時点で傾けることができ、入射光の光
軸を傾けるべき角度が比較的大きい場合でも対応が可能
であり、コントラスト比を充分に最適化することができ
る。
【0058】[第2の実施の形態]以下、本発明の第2
の実施の形態を図9を参照して説明する。本実施の形態
の投射型液晶表示装置は、1つの液晶ライトバルブを用
いた単板式の液晶プロジェクタの例である。
【0059】本実施の形態の投射型液晶表示装置70
は、図9に示すように、ランプ71とその出射光を前方
に向けて反射するリフレクター72とからなる光源73
と、集光レンズ74と、光分離手段である3枚のダイク
ロイックミラー75,76,77と、液晶ライトバルブ
78と、投射レンズ79とから構成されている。なお、
符号80は画像を投射するスクリーンである。
【0060】また、液晶ライトバルブ78は、アクティ
ブマトリクス型液晶セルと、それらの前後に配置される
偏光板(図示せず)とから構成されており、第1の実施
の形態と同様、液晶セルの両外面にはマイクロプリズム
アレイが固定されている。さらに、本実施の形態の場
合、液晶ライトバルブの前段に設置されたダイクロイッ
クミラー75,76,77が回転可能とされている。
【0061】本実施の形態においても、光偏向手段とし
て液晶セルに固定したマイクロプリズムアレイと、液晶
ライトバルブ78の前段に回転可能に設置したダイクロ
イックミラー75,76,77を兼ね備えているので、
液晶セルに対して明視方向から光を入射させることによ
ってコントラスト比を充分に向上できるという第1の実
施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0062】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば上記実施の形態では、液晶セルに設置する光偏向手
段としてマイクロプリズムアレイの例を示したが、図8
に示すように、各基板8,15の外面に、複数の偏心マ
イクロレンズ91a,92aが配列されてなる偏心マイ
クロレンズアレイ91,92を固定した液晶セル30を
用いても良い。この構成においても、マイクロプリズム
アレイの場合と同様の作用、効果が得られる。また、本
発明を適用した液晶セルの形態として、TFTアクティ
ブマトリクス型の例を挙げたが、その他、TFD(Thin
Film Diode,薄膜ダイオード)アクティブマトリクス
型、パッシブマトリクス型の液晶セルにも本発明が適用
可能である。
【0063】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、光偏向手段を設けたことにより液晶セルに対し
てその液晶セル固有の明視方向から光を入射させること
ができるため、従来の垂直入射の投射型液晶表示装置に
比べてコントラスト比を大きく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る投射型液晶表
示装置の液晶セルの等価回路図である。
【図2】 同、液晶セルの断面図である。
【図3】 同、液晶セルの全体構成を示す平面図であ
る。
【図4】 図3のH−H’線に沿う断面図である。
【図5】 本実施形態の投射型液晶表示装置の全体構成
を示す概略構成図である。
【図6】 垂直入射(従来例)の場合の等コントラスト
曲線の一例を示す図である。
【図7】 斜め入射(本発明)の場合の等コントラスト
曲線の一例を示す図である。
【図8】 光偏向手段の他の例を示す液晶セルの断面図
である。
【図9】 本発明の第2の実施形態の投射型液晶表示装
置の全体構成を示す概略構成図である。
【図10】 一般のTN液晶セルの等コントラスト曲線
の一例を示す図である。
【図11】 従来の投射型液晶表示装置の一例を示す概
略構成図である。
【符号の説明】
30,48b,49b,50b 液晶セル 31,32 マイクロプリズムアレイ 31a,32a マイクロプリズム 34,70 投射型液晶表示装置 48,49,50,78 液晶ライトバルブ 52 投射レンズ系 53,73 光源 79 投射レンズ 91,92 偏心マイクロレンズアレイ 91a,92a 偏心マイクロレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/31 H04N 9/31 C Fターム(参考) 2H088 EA14 EA15 GA02 HA03 HA04 HA06 HA08 HA13 HA18 HA21 HA23 HA24 HA25 HA28 JA05 MA02 MA06 2H091 FA05Z FA08X FA08Z FA14Z FA21X FA21Z FA26X FA26Z FA29X FA29Z FA41Z GA13 HA07 LA17 MA07 5C060 BB13 BC05 BD02 EA01 GA02 GB06 HC01 HC10 HC24 JA17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源から入射される光を変調
    する液晶セルを有する液晶ライトバルブと、前記光源か
    らの光を前記液晶セルに入射させる際に前記光の光軸を
    前記液晶セルの入射面に対する法線方向から当該液晶セ
    ルに固有の明視方向側に傾けるための光偏向手段と、前
    記液晶ライトバルブにより変調された光を投射する投射
    レンズとが具備されたことを特徴とする投射型液晶表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶セルが、一対の基板と、これら
    一対の基板間に挟持されたねじれネマティック型液晶と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の投射型液晶
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記光偏向手段が、複数のマイクロプリ
    ズムが配列されてなり、前記液晶セルの入射側に固定さ
    れたマイクロプリズムアレイであることを特徴とする請
    求項1または2に記載の投射型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記光偏向手段が、複数の偏心マイクロ
    レンズが配列されてなり、前記液晶セルの入射側に固定
    された偏心マイクロレンズアレイであることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の投射型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記液晶セルに入射された光を前記液晶
    セルから出射させる際に、前記明視方向に傾いた光の光
    軸を前記液晶セルの入射面に対する法線方向に戻すため
    の複数のマイクロプリズムが配列されてなるマイクロプ
    リズムアレイが、前記液晶セルの出射側に固定されたこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の投
    射型液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記液晶セルに入射された光を前記液晶
    セルから出射させる際に、前記明視方向に傾いた光の光
    軸を前記液晶セルの入射面に対する法線方向に戻すため
    の複数の偏心マイクロレンズが配列されてなる偏心マイ
    クロレンズアレイが、前記液晶セルの出射側に固定され
    たことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の投射型液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記光偏向手段が、前記光源と前記液晶
    ライトバルブとの間に任意の方向に回転可能に設けら
    れ、前記光源からの光を前記液晶ライトバルブに向けて
    反射するミラーであることを特徴とする請求項1または
    2に記載の投射型液晶表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008062681A1 (fr) * 2006-11-20 2008-05-29 Sharp Kabushiki Kaisha Dispositif d'affichage
KR100925166B1 (ko) 2006-06-08 2009-11-05 캐논 가부시끼가이샤 화상투사용 광학계 및 화상투사 장치
WO2015093294A1 (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 株式会社オルタステクノロジー 液晶表示装置及びヘッドアップディスプレイ装置
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