JP2001295617A - Dohcエンジンの可変バルブタイミング装置 - Google Patents

Dohcエンジンの可変バルブタイミング装置

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JP2001295617A
JP2001295617A JP2000110890A JP2000110890A JP2001295617A JP 2001295617 A JP2001295617 A JP 2001295617A JP 2000110890 A JP2000110890 A JP 2000110890A JP 2000110890 A JP2000110890 A JP 2000110890A JP 2001295617 A JP2001295617 A JP 2001295617A
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valve timing
exhaust
camshaft
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Minoru Yonezawa
稔 米沢
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸・排気カム軸を同じタイミングで同位相だ
け容易且つ正確に変位させることができるDOHCエン
ジンの可変バルブタイミング装置の提供。 【構成】 吸・排気カム軸17,18にVVT(可変バ
ルダタイミング機構)25,26をそれぞれ設け、クラ
ンク軸の回転を一方のVVT26を介して排気カム軸1
8に伝達し、該排気カム軸18の回転を他方のVVT2
5を介して吸気カム軸17に伝達し、各カム軸17,1
8によって駆動される吸・排気バルブの開閉タイミング
を制御するようにしたDOHCエンジンの可変バルブタ
イミング装置24において、前記VVT25にロック手
段(ロックピン40、嵌合穴43)を設ける。本発明に
係る可変バルブタイミング装置24においては、排気カ
ム軸18の位相変化がそのまま吸気側のVVT25に伝
達されるが、VVT25をロック手段によってロックさ
せれば、排気カム軸18の位相変化がそのまま吸気カム
軸17に伝達されるために前記目的が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸・排気バルブの
開閉タイミングをエンジンの運転状態に応じて制御する
DOHCエンジンの可変バルブタイミング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】DOHCエンジンにおいて吸・排気カム
軸に可変バルブタイミング機構をそれそれ設け、吸・排
気カム軸によって駆動される吸・排気バルブの開閉タイ
ミングをエンジンの運転状態に応じて最適に制御し、吸
・排気バルブのオーバーラップ量を大きくして掃気効率
向上によるトルクアップや内部EGR率向上による燃費
の改善とNOX の低減を図ったり、吸・排気バルブの少
なくとも一方を遅閉じとして圧縮行程におけるポンピン
グロスを小さく抑えて燃費の改善を図ることは従来から
行われている。
【0003】ところで、吸・排気カム軸に可変バルブタ
イミング機構をそれぞれ設け、クランク軸の回転を一方
の駆動側可変バルブタイミング機構を介して一方の駆動
側カム軸に伝達し、該駆動側カム軸の回転を他方の被動
側可変バルブタイミング機構を介して他方の被動側カム
軸に伝達し、各カム軸によって駆動される吸・排気バル
ブの開閉タイミングを制御するようにした可変バルブタ
イミング装置が提案されている(例えば、特許第273
8745号公報参照)。この種の可変バルブタイミング
装置では、一方の駆動側カム軸の位相変化がそのまま他
方の被動側可変バルブタイミング機構に伝達される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、エンジンの或
る運転領域においては、吸・排気カム軸を同じタイミン
グで同位相だけ変位させたい場合があるが、このような
場合に従来の可変バルブタイミング装置では作動のズレ
が生じるために吸・排気カム軸を同じタイミングで同位
相だけ変位させることは困難であった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、吸・排気カム軸を同じタイミ
ングで同位相だけ容易且つ確実に変位させることができ
るDOHCエンジンの可変バルブタイミング装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、吸・排気カム軸に可変バル
ブタイミング機構をそれぞれ設け、クランク軸の回転を
一方の駆動側可変バルブタイミング機構を介して一方の
駆動側カム軸に伝達し、該駆動側カム軸の回転を他方の
被動側可変バルブタイミング機構を介して他方の被動側
カム軸に伝達し、各カム軸によって駆動される吸・排気
バルブの開閉タイミングを制御するようにしたDOHC
エンジンの可変バルブタイミング装置において、前記被
動側可変バルブタイミング機構にロック手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ロック手段をエンジン起動時用ロック
手段と兼用したことを特徴とする。
【0008】本発明に係る可変バルブタイミング装置に
おいては、一方の駆動側カム軸の位相変化がそのまま被
動側可変バルブタイミング機構に伝達されるが、請求項
1記載の発明では被動側可変バルブタイミング機構にロ
ック手段を設けたため、エンジンの或る運転領域におい
て吸・排気カム軸を同じタイミングで同位相だけ変位さ
せたい場合にはロック手段によって被動側可変バルブタ
イミング機構の作動をロックすれば一方の駆動側カム軸
の位相変化がそのまま他方の被動側カム軸に伝達され、
この結果、吸・排気カム軸を同じタイミングで同位相だ
け容易且つ確実に変位させることができる。
【0009】又、請求項2記載の発明によれば、ロック
手段をエンジン起動時用ロック手段と兼用したため、部
品点数を削減して可変バルブタイミング装置の構造の簡
素化とコストダウンを図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0011】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る可変バルブタイミング装置を備えるDOHC
エンジンの正断面図、図2は同DOHCエンジンのカム
軸駆動系の構成を示す正面図、図3は本発明に係る可変
バルブタイミング装置部分の平断面図、図4は図3のA
−A線断面図である。
【0012】図1に示すDOHCエンジン1は自動車用
の水冷4サイクルV型8気筒エンジンであって、そのシ
リンダブロック2には各4つの気筒がV字状を成して図
1の紙面垂直方向に並設されており、各気筒にはシリン
ダ3がそれぞれ形成されている。そして、各シリンダ3
にはピストン4がそれぞれ摺動自在に嵌装されており、
各ピストン4はコンロッド5を介してクランク軸6に連
結されている。尚、クランク軸6はクランク室7内に図
1の紙面垂直方向に長く配されており、各ピストン4の
往復直線運動はコンロッド5によってクランク軸6の回
転運動に変換される。又、シリンダブロック2の各シリ
ンダ3の周囲には、冷却水が通過するためのウォータジ
ャケット8がそれぞれ形成されている。
【0013】又、シリンダブロック2の下部にはオイル
パン9が被着され、同シリンダブロック2のV字状を成
す各気筒の上部にはシリンダヘッド10がそれぞれ被着
されている。そして、各シリンダヘッド10には各気筒
について内側(Vバンク側)に吸気通路11が形成さ
れ、外側に排気通路12が形成されており、これらの吸
気通路11と排気通路12は吸気バルブ13と排気バル
ブ14によってそれぞれ適当なタイミングで開閉され、
これによって各シリンダ3内で所要のガス交換がなされ
る。
【0014】即ち、吸気バルブ13と排気バルブ14は
シリンダヘッド10に摺動自在に挿通保持されており、
これらはバルブスプリング15,16によって閉じ側に
常時付勢されている。
【0015】又、各シリンダヘッド10の上面の吸気側
と排気側には、図2〜図4にも示すように、吸気カム軸
17と排気カム軸18が図1の紙面垂直方向に互いに平
行且つ回転自在に配されており、これらに各気筒毎に一
体に形成された吸気カム17aと排気カム18aは、吸
気バルブ13と排気バルブ14の各上端に被冠されたバ
ルブリフタ19,20にそれぞれ当接している。尚、吸
気カム軸17と排気カム軸18は各上半部がベアリング
キャップ21,22によってそれぞれ回転自在に支承さ
れており、これらの吸気カム軸17と排気カム軸18及
びベアリングキャップ21,22は各シリンダヘッド1
0の上面に被着されたヘッドカバー23によって覆われ
ている。
【0016】ところで、本実施の形態に係るDOHCエ
ンジン1においては、吸気バルブ13と排気バルブ14
の開閉タイミングは本発明に係る可変バルブタイミング
装置24によってエンジン1の運転状態に応じて最適に
制御される。
【0017】ここで、本発明に係る可変バルブタイミン
グ装置24の構成の詳細を図2〜図4に基づいて説明す
る。
【0018】図3及び図4に示すように、本発明に係る
可変バルブタイミング装置24は、吸気カム軸17と排
気カム軸18の各端部にはそれぞれ設けられた可変バル
ブタイミング機構(以下、VVTと略称する)25,2
6によって構成されている。
【0019】ここで、排気側のVVT(駆動側可変バル
ブタイミング機構)26は、円筒ケーシング状の入力部
材27の内部にベーン型の出力部材28を同心的に収納
して構成されており、出力部材28は図示のように排気
カム軸18の端部に嵌合されてボルト29によって排気
カム軸18に結着されている。そして、この出力部材2
8の外周には図4に示すように4つのベーン28aが等
角度ピッチ(90°ピッチ)で放射状に一体に形成され
ており、同入力部材28の内端部には図3に示すように
スプロケット30が一体に形成されている。
【0020】他方、前記入力部材27は出力部材28の
外周に相対回転可能に嵌合保持され、図4に示すよう
に、その内面に等角度ピッチ(90°ピッチ)で形成さ
れた凹部27aの各々には出力部材28に形成された前
記各ベーン28aがそれぞれ臨んでおり、各凹部27a
内のベーン28aの両側には油圧室S11,S12がそれぞ
れ画成されている。そして、入力部材27の内端面には
図示のようにスプロケット31が4本のボルト32によ
って取り付けられている。
【0021】ところで、図4に示すように、排気側のV
VT26の出力部材28に形成されたベーン28aの1
つは幅広に形成されており、このベーン28aには油圧
によって軸方向(図4の紙面垂直方向)摺動するエンジ
ン起動時用のロックピン33が嵌合保持されており、こ
のロックピン33はエンジン停止時に入力部材27側に
形成された不図示の嵌合穴に嵌合して入力部材27と出
力部材28の相対回転を阻止する。
【0022】又、吸気側のVVT(被駆動側可変バルブ
タイミング機構)25も排気側のVVT26と同様に円
筒ケーシング状の入力部材34の内部にベーン型の出力
部材35を同心的に収納して構成されており、出力部材
35は図示のように吸気カム軸17の端部に嵌合されて
ボルト36によって吸気カム軸17に結着されている。
そして、この出力部材35の外周には図4に示すように
4つのベーン35aが等角度ピッチ(90°ピッチ)で
放射状に一体に形成されている。
【0023】他方、前記入力部材34は出力部材35の
外周に相対回転可能に嵌合保持され、図4に示すよう
に、その内面に等角度ピッチ(90°ピッチ)で形成さ
れた凹部34aの各々には出力部材35に形成された前
記各ベーン35aがそれぞれ臨んでおり、凹部34a内
のベーン35aの両側には油圧室S21,S22がそれぞれ
画成されている。そして、入力部材34の内端面には、
排気側のVVT36に設けられた前記スプロケット30
と同径のスプロケット37が一体に形成されており(図
3参照)、両スプロケット30,37間には無端状のタ
イミングチェーン38が巻装されている。
【0024】ところで、図4に示すように、吸気側のV
VT25の出力部材35に形成されたベーン35aの1
つは幅広に成形されており、このベーン35aには溝3
9が径方向に形成されている。そして、この溝39内に
はロックピン40が径方向に摺動自在に嵌装されてお
り、このロックピン40はスプリング41によって径方
向外方に常時付勢されている。
【0025】一方、入力部材34の凹部34aを形成す
る内面には隣接する2つの嵌合穴42,43が隣接して
形成されている。ここで、一方の嵌合穴42はエンジン
起動時に前記ロックピン40が嵌合するためのものであ
り、他方の嵌合穴43は後述のように吸・排気カム軸1
7,18が同位相で変化する場合に前記ロックピン40
が嵌合するためのものである。
【0026】而して、図2に示すように、前記クランク
軸6の端部にはスプロケット44が取り付けられてお
り、該スプロケット44と排気側の両VVT26に設け
られた前記スプロケット31との間にはタイミングチェ
ーン45がそれぞれ巻装されている。
【0027】ところで、図1に示すように、各シリンダ
ヘッド10の吸気通路11と排気通路の周囲には、冷却
水が通過するためのウォータジャケット46が形成され
ており、同シリンダヘッド10の各気筒の頂部には点火
プラグ47がそれぞれ螺着されており、各点火プラグ4
7の先端の電極部は図示のように燃焼室Sの頂部に臨ん
でいる。そして、各シリンダヘッド10の吸気側には、
燃料を噴射するためのインジェクタ48が各気筒毎に取
り付けられており、各インジェクタ48の先端に形成さ
れた不図示の燃料噴射口は各吸気通路11に開口してい
る。
【0028】又、各シリンダヘッド10に形成された前
記排気通路12には排気マニホールド49が接続されて
おり、この排気マニホールド49は合流して排気マフラ
ー50に接続されている。
【0029】一方、エンジン本体(シリンダブロック
2、シリンダヘッド10等によって構成される本体)の
V形を成して相対向する気筒の間に形成されたバンク内
には吸気ユニット51が配置されており、この吸気ユニ
ット51は各シリンダヘッド10に形成された前記各吸
気通路11に接続された吸気マニホールド52とこれを
覆うサージタンク53を含んで構成されている。尚、サ
ージタンク53にはスロットルボディ54が及び不図示
のエアクリーナが接続されており、スロットルボディ5
4にはアクセル操作によって開閉する不図示のスロット
ルバルブが内蔵されている。
【0030】以上の構成を有するDOHCエンジン1が
始動されてクランク軸6が回転駆動されると、このクラ
ンク軸6の回転はスプロケット44、タイミングチェー
ン45、スプロケット31及びVVT26を経て排気カ
ム軸18に伝達され、この排気カム軸18の回転はスプ
ロケット30、タイミングチェーン38、スプロケット
37及びVVT25を経て吸気カム軸17に伝達され、
両カム軸17,18が回転駆動される。すると、吸気カ
ム軸17と排気カム軸18に形成された吸気カム17a
と排気カム18aがそれぞれ適当なタイミングでバルブ
リフタ19,20をバルブスプリング15,16の付勢
力に抗して押圧して吸気バルブ13と排気バルブ14を
押し開くため、前述のように各気筒のシリンダ3内で所
要のガス交換が行われる。
【0031】而して、前述のように吸気バルブ13と排
気バルブ14の開閉タイミングは本発明に係る可変バル
ブタイミング装置24を構成するVVT25,26によ
ってエンジン1の運転状態に応じてそれぞれ独立に制御
され得る。
【0032】即ち、各排気側のVVT26において油圧
室S11,S12に油圧を選択的に供給することによって出
力部材28が入力部材27に対して相対回転するため、
該出力部材28と一体に回転する排気カム軸18の位相
が変化し、この排気カム軸18によって開閉される排気
バルブ14の開閉タイミングが制御される。
【0033】又、排気カム軸18の位相の変化はスプロ
ケット30、タイミングチェーン38及びスプロケット
37を経て吸気側のVVT25の入力部材34にそのま
ま伝達されるが、吸気側のVVT25において油圧室S
21,S22に油圧を選択的に供給することによって出力部
材35が入力部材34に対して相対回転するため、該出
力部材35と一体に回転する吸気カム軸17の位相が排
気カム軸18の位相変化との差分だけ変化し、この吸気
カム軸17によって駆動される吸気バルブ13の開閉が
同様に制御される。
【0034】ところで、エンジン1の或る運転領域にお
いては、吸・排気カム軸17,18を同じタイミングで
同位相だけ変位させたい場合があるが、このような場合
には吸気側のVVT25に設けられたロックピン40を
径方向内方に押圧している油圧を解除してロックピン4
0をスプリング41の付勢力によって径方向外方に移動
させてこれを嵌合穴43に嵌合させれば良い。すると、
VVT25の入力部材34と出力部材35の相対回転が
ロックピン40によって阻止され、両部材34,35は
一体的に回転するためにVVT25はその本来の機能を
果たさず、排気側のVVT26による排気カム軸18の
位相変化がそのまま吸気カム軸17に伝達され、この結
果、吸・排気カム軸17,18が同じタイミングで同位
相だけ確実に変位する。
【0035】そして、エンジン1を停止すると、排気側
のVVT26に設けたロックピン33が不図示の嵌合穴
に嵌合して入力部材27と出力部材28の相対回転が阻
止され、同様に吸気側のVVT25に設けたロックピン
40が嵌合穴42に嵌合して入力部材34と出力部材3
5の相対回転が阻止されるため、エンジン1の起動時の
油圧上昇が不十分である間のVVT25,26の不安定
な作動が防がれる。
【0036】ここで、本実施の形態では、吸気側のVV
T25に設けられたロックピン40をエンジン起動時用
ロック手段としても兼用したため、VVT25の部品点
数を削減して可変バルブタイミング装置24の構造の簡
素化とコストダウンを図ることができる。
【0037】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図5に基づいて説明する。尚、図5は本実施の形
態に係る可変バルブタイミング装置24の構成を示す正
断面図であり、本図においては図4に示したと同一要素
には同一符号を付しており、以下、それらについての説
明は省略する。
【0038】本実施の形態は、前記実施の形態1とは吸
気側のVVT25に設けたロック手段の形態のみが異な
り、他の構成は実施の形態1のそれと同様である。
【0039】即ち、本実施の形態では、吸気側のVVT
25に軸方向(図5の紙面垂直方向)に摺動するロック
ピン55を設け、吸・排気カム軸17,18を同じタイ
ミングで同位相だけ変化させたい場合に前記ロックピン
55を油圧によって軸方向に摺動させてこれを入力部材
34側に形成された不図示の嵌合穴に嵌合させるように
しており、本実施の形態においても吸・排気カム軸1
7,18を同じタイミングで同位相だけ容易且つ確実に
変位させることができる。
【0040】尚、図5に示すように、両VVT25,2
6にはエンジン起動時用ロック手段を構成するロックピ
ン56,33がそれぞれ設けられている。
【0041】ところで、以上の形態では、クランク軸に
よって排気カム軸を駆動し、排気カム軸の回転を吸気カ
ム軸に伝達して該吸気カム軸を駆動する構成を採用した
が、逆にクランク軸によって吸気カム軸を駆動し、吸気
カム軸の回転を排気カム軸に伝達して該排気カム軸を駆
動する構成を採用しても良い。又、以上は本発明を特に
自動車用のV型8気筒エンジンに設けられた可変バルブ
タイミング装置に適用した形態について述べたが、本発
明は他の任意の用途及び形式のDOHCエンジンの可変
バルブタイミング装置に対しても同様に適用可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、吸・排気カム軸に可変バルブタイミング機構を
それぞれ設け、クランク軸の回転を一方の駆動側可変バ
ルブタイミング機構を介して一方の駆動側カム軸に伝達
し、該駆動側カム軸の回転を他方の被動側可変バルブタ
イミング機構を介して他方の被動側カム軸に伝達し、各
カム軸によって駆動される吸・排気バルブの開閉タイミ
ングを制御するようにしたDOHCエンジンの可変バル
ブタイミング装置において、前記被動側可変バルブタイ
ミング機構にロック手段を設けたため、吸・排気カム軸
を同じタイミングで同位相だけ容易且つ確実に変位させ
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る可変バルブタイミ
ング装置を備えるDOHCエンジンの正断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る可変バルブタイミ
ング装置を備えるDOHCエンジンのカム軸駆動系の構
成を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る可変バルブタイミ
ング装置を備えるDOHCエンジンの可変バルブタイミ
ング装置部分の平断面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る可変バルブタイミ
ング装置の構成を示す正断面図である。
【符号の説明】
1 DOHCエンジン 6 クランク軸 13 吸気バルブ 14 排気バルブ 17 吸気カム軸(被動側カム軸) 18 排気カム軸(駆動側カム軸) 24 可変バルブタイミング装置 25 吸気側VVT(被駆動側可変バルブタイミン
グ機構) 26 排気側VVT(駆動側可変バルブタイミング
機構) 33 ロックピン(エンジン起動時用ロック手段) 40 ロックピン(ロック手段) 43 嵌合穴(ロック手段) 55 ロックピン(ロック手段) 56 ロックピン(エンジン起動時用ロック手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸・排気カム軸に可変バルブタイミング
    機構をそれぞれ設け、クランク軸の回転を一方の駆動側
    可変バルブタイミング機構を介して一方の駆動側カム軸
    に伝達し、該駆動側カム軸の回転を他方の被動側可変バ
    ルブタイミング機構を介して他方の被動側カム軸に伝達
    し、各カム軸によって駆動される吸・排気バルブの開閉
    タイミングを制御するようにしたDOHCエンジンの可
    変バルブタイミング装置において、 前記被動側可変バルブタイミング機構にロック手段を設
    けたことを特徴とするDOHCエンジンの可変バルブタ
    イミング装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック手段をエンジン起動時用ロッ
    ク手段と兼用したことを特徴とする請求項1記載のDO
    HCエンジンの可変バルブタイミング装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002061504A (ja) * 2000-08-18 2002-02-28 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関のバルブタイミング調整装置

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JP2002061504A (ja) * 2000-08-18 2002-02-28 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関のバルブタイミング調整装置

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