JP2001295343A - 遠隔操作式排水栓装置及びその施工方法 - Google Patents
遠隔操作式排水栓装置及びその施工方法Info
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Abstract
側の排水を処理する排水部材と、防水パンに載置する浴
槽(B)と、浴槽(B)に取着され、内部に浴槽(B)
の排水を排水部材に排出する排水口(2)及び該排水口
(2)を閉塞する栓蓋(3)と、を備えた排水栓(1)
と、該排水栓(1)の栓蓋(3)の開閉を操作レリース
(5)を介して遠隔操作する操作部(4)と、から成る
遠隔操作式排水栓装置において、施工を容易かつ確実に
できる遠隔操作式排水栓装置と、その施工方法を提供す
る。 【解決手段】 上記の遠隔操作式排水栓装置を、前記排
水部材に操作レリース(5)を挿通する連結部(6)を
設け、該操作レリース(5)を、連結部(6)及び排水
部材の内部を介して排水栓(1)に接続したことを特徴
とする遠隔操作式排水栓装置。
Description
遠隔操作式排水栓装置とその施工方法に関するものであ
って、更に詳しくは防水パン上に載置された浴槽に取り
付けられる遠隔操作式排水栓装置の接続構造とその施工
方法に関するものである。
て、操作レリースを用いた浴槽の遠隔操作式排水栓装置
を用いる方法があった。この遠隔操作式排水栓装置は、
浴槽に、内部に排水口を設けた排水栓を取着し、開閉操
作を行う操作部と排水栓とを、浴槽の裏側から操作レリ
ースを介して接続して成り、操作部に加えた操作を操作
レリース内部の芯材によって排水栓に伝達し、排水栓に
備えた栓蓋の昇降によって、排水口の開閉を行うもので
ある。
装置は、洗い場と浴槽とが一体的に作られていたり、或
いは排水栓から直接トラップ等の下水側に向かって排水
を行うような配管を行った浴槽等には有効であるが、そ
れ以外の、例えば図6に示した従来例のような浴室配管
に用いるには不適であった。
場部と、浴室を載置する浴槽載置部と、から構成し、ま
た洗い場部に排水トラップを、浴槽載置部に排水部材で
あるエルボ部材を取着し、浴槽載置部上に浴槽を載置し
て、浴槽の排水栓とエルボ部材とを接続管で接続し、浴
槽からの排水をエルボ部材に排出するように構成してな
る。このようにすることで防水パンと浴槽とを別体に構
成することができる。浴槽と防水パンを別体で構成する
メリットとしては、浴槽と防水パンを一体成形するより
も別々の構成とする方が個々の部材の大きさが小さくて
済むため、成型や搬送が一体成形品より容易になるこ
と、また両者の材質を異なる物とできるため意匠性や浴
槽の保温性を高めたりすることができること等が挙げら
れる。このため、浴室の構造としては、上記のように、
防水パンと浴槽とを別体で構成する方法が主流である。
を上記のような防水パンと浴槽とを別体とした浴槽配管
に用いるには幾つかの問題がある。図6に示した従来例
のような遠隔操作式排水栓装置の場合、操作レリースの
接続は通常浴槽の配管が完了してから行われるが、操作
レリースを通すためには接続管に孔を設ける必要があ
り、この孔より水が漏れる場合がある。また、防水パン
と浴槽の間は極めて狭く、多くは浴槽の陰など奥まった
場所にあるため、接続管に手で直接作業を加える方法で
は作業に困難が伴い、まして接続管に設けた孔に水密な
処理を加える場合は一層困難である。浴槽の載置前に予
め操作レリースを排水栓に接続しておき、その後浴槽を
載置する方法もあるが、これでは浴槽を載置する作業の
際に操作レリースを引っかけたり、あるいは載置の際に
防水パンと浴槽とで挟み込んで操作レリースを損傷して
しまう場合がある。
にビニル管などの中空の管体を水密的に接続管に接続し
ておき、載置後に管体を通して操作レリースを排水栓中
に通す方法も有るが、この方法では水密性の確保や操作
レリースの接続作業の困難さの低減は図れるものの、管
体の高さ分だけ上下方向に幅を取らなければならなくな
る。洗い場から浴槽の天面までは一般にまたぎ込み高さ
と呼ばれるが、これがあまり高いと特に老人や病人、ま
た子供には浴槽に入りにくく、不便な浴槽となってしま
う。しかし、このまたぎ込み高さを低くする為に浴槽を
下げると、それに伴って防水パンの浴槽載置部側も低く
なり、エルボ部材の高さが排水トラップのそれよりずっ
と低くなって、排水トラップに向かって排水が流れにく
くなったり、あるいは逆流が発生するようになってしま
う。従って、逆流が発生しにくく、且つまたぎ込み高さ
が低い浴室配管を行うためには、防水パンの洗い場部と
浴槽載置部との高さ位置の関係をなるべく変化させず、
浴槽と防水パンの間の幅をできる限り狭めるほうが好ま
しく、前述のような、浴槽と防水パンとの間に管体の高
さ幅が要求されるような方法はあまり好ましくない。ま
た、浴槽と防水パンとの間の幅を何らかの方法で狭くす
ることができたとすれば、それに伴って操作レリースの
接続管内での曲がり半径も小さく成ってしまい、操作レ
リース内部の芯材の前進がスムーズにできなくなり、ま
た無理な折り曲げによって操作レリーズが破損する危険
性も高くなる。本発明はこのような問題点を解決するこ
とを目的に基づき発明されたものであって、防水パン上
に載置された浴槽に取り付けられる遠隔操作式排水栓装
置の、接続構造とその施工方法に関するものである。
作式排水栓装置は、防水パンと、該防水パンに備えた、
防水パン側の排水を処理する排水部材と、防水パンに載
置する浴槽(B)と、浴槽(B)に取着され、内部に浴
槽(B)の排水を排水部材に排出する排水口(2)及び
該排水口(2)を閉塞する栓蓋(3)を備えた排水栓
(1)と、該排水栓(1)の栓蓋(3)の開閉を操作レ
リース(5)を介して遠隔操作する操作部(4)と、か
ら成る遠隔操作式排水栓装置において、前記排水部材に
操作レリース(5)を挿通する連結部(6)を設け、該
操作レリース(5)を、連結部(6)及び排水部材の内
部を介して排水栓(1)に接続したことを特徴とする遠
隔操作式排水栓装置である。
は、上記記載の遠隔操作式排水栓装置において、前記防
水パンに、操作レリース(5)を挿通する継手管(7)
を取着すると共に、排水部材の連結部(6)と継手管
(7)とを接続し、内部に操作レリース(5)を収納す
る第1管体(8)と、操作部(4)が取付けられる取付
口(9)と継手管(7)とを接続し、内部に操作レリー
ス(5)を収納する第2管体(10)と、を備えたこと
を特徴とする遠隔操作式排水栓装置である。
は、上記第1管体(8)及び第2管体(10)を備えた
遠隔操作式排水栓装置において、第2管体(10)を硬
質管にて成し、また、操作レリース(5)を、継手管
(7)の端から第1管体(8)内を介して排水部材まで
配置され、その両端が排水部材及び継手管(7)の適宜
位置に固定される排水部材側操作レリース(5a)と、
操作部(4)から第2管体(10)内を介して第2管体
(10)下端まで配置され、その下端が第2管体(1
0)の下端の適宜位置に固定される操作部側操作レリー
ス(5b)と、から構成し、防水パン上に浴槽(B)を
載置した際に、排水部材側操作レリース(5a)の、継
手管(7)側の端が操作部側操作レリース(5b)の下
端に、排水部材側の端が排水栓(1)の下端に、それぞ
れ当接して接続されるように位置決めして構成されたこ
とを特徴とする遠隔操作式排水栓装置である。
は、上記記載の遠隔操作式排水栓装置において、前記防
水パンに、操作レリース(5)を挿通する継手管(7)
を取着してなり、排水部材の連結部(6)と継手管
(7)とを水密的に接続する第1管体(8)を備え、防
水パン上に浴槽(B)を載置した際に、操作レリース
(5)の、継手管(7)側の端が操作部(6)の下端
に、排水部材側の端が排水栓(1)の下端に、それぞれ
当接して接続されるように、操作レリース(5)を、継
手管(7)の上端から第1管体(8)内を介して配置す
ると共に、操作レリース(5)の両端を、それぞれ継手
管(7)及び排水部材の適宜位置に位置決めして固定し
たことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置である。
は、上記第1管体(8)及び第2管体(10)を備えた
遠隔操作式排水栓装置において、第1管体(8)または
第2管体(10)のいずれか一方、又は両方を可撓管と
したことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置である。
は、上記記載の遠隔操作式排水栓装置において、排水栓
(1)と排水部材との接続を水密的としたことを特徴と
する遠隔操作式排水栓装置である。
は、上記記載の遠隔操作式排水栓装置において、排水部
材に、防水パンへの逆流を防止する逆流防止装置を備え
たことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置である。
は、上記逆流防止装置を備えた遠隔操作式排水栓装置に
おいて、逆流防止装置を、フロート弁(11)としたこ
とを特徴とする遠隔操作式排水栓装置である。
は、上記記載の遠隔操作式排水栓装置において、連結部
(6)を、排水部材に複数設けたことを特徴とする遠隔
操作式排水栓装置である。
は、上記記載の遠隔操作式排水栓装置において、防水パ
ンを、洗い場部(P1)と、浴槽(B)を載置し排水部
材を取着する浴槽載置部(P2)と、から構成し、洗い
場部(P1)に下水から異臭また害虫類等の逆流を防止
する排水トラップ(12)を取着すると共に、上記排水
部材(1)を該排水トラップ(12)に接続して構成し
たことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置である。
は、上記記載の遠隔操作式排水栓装置において、排水部
材を、排水通流入口(14)を備えたエルボ部材(1
3)としたことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置であ
る。
は、上記第1管体(8)及び第2管体(10)を備えた
遠隔操作式排水栓装置の施工方法であって、防水パンの
設置前に、防水パンに排水部材及び継手管(7)を取着
すると共に、排水部材の連結部(6)及び継手管(7)
を第1管体(8)を介して接続し、防水パンを設置して
浴槽(B)を載置した後、浴槽(B)に設けた取付口
(9)と継手管(7)とを第2管体(10)を介して接
続し、更に第1管体(8)、第2管体(10)及び排水
部材内に操作レリース(5)を挿通して、操作レリース
(5)を排水栓(1)に接続することを特徴とした遠隔
操作式排水栓装置の施工方法である。
面を参照しつつ説明する。図1乃至図3に示した、本発
明の第1実施例による遠隔操作式排水栓装置は、浴槽
(B)と、該浴槽(B)を載置する防水パンと、該防水
パンの下側に取着した排水部材としてのエルボ部材(1
3)と、浴槽(B)に取着され浴槽(B)の排水をエル
ボ部材(13)に排出する排水栓(1)と、該排水栓
(1)の栓蓋(3)の開閉を操作レリース(5)を介し
て遠隔操作する操作部(4)及びその他の部材から構成
されてなる。以下に、各部材の構成を記載する。浴槽
(B)は、底部に排水栓(1)を取着する孔を設け、ま
た上縁に操作部を取り付ける取付口(9)を設けて成
る。防水パンは、洗い場部(P1)と、浴槽(B)を載
置する浴槽載置部(P2)と、からなり、浴槽載置部
(P2)の、施工時に操作部(4)の直下となる位置に
孔を設け、該孔に略L字状に形成された継手管(7)を
水密的に取着して成る。エルボ部材(13)は、上面に
取着した防水パンの排水が流入する排水流入口(14)
を設け、また側面に操作レリース(5)を挿通する連結
部(6)を複数設けると共に、内部を流れる排水を排出
する排出部(15)を設けてなり、連結部(6)及びエ
ルボ部材(13)の内部を介して、操作部(4)から排
水栓(1)に操作レリース(5)を挿通可能な構成と成
している。排水栓(1)は、内部に排水口(2)を備え
た略円筒状の部材であって、該排水口(2)を閉塞する
栓蓋(3)と、排水口(2)内に配置されて、該栓蓋
(3)を支持すると共に下端に操作レリース(5)が接
続される軸受部材(16)と、からなる。操作レリース
(6)は中空にして側面方向に可撓性を備えたアウター
チューブ(17)と、該アウターチューブ(17)内を
軸芯方向に対して進退自在に配置された芯材(18)
と、から成る。操作部(4)は操作レリース(5)の芯
材(18)の進退を保持する保持手段を備えてなり、施
工完了時には操作レリース(5)の進退によって軸受部
材(16)に支持された栓蓋(3)を昇降させるととも
にその進退を保持機構によって保持し、排水口(2)の
開閉を操作する。目皿部材(19)は、エルボ部材(1
3)の排水流入口(14)に水密的に配置される、フロ
ート弁(11)を備えた部材であって、防水パンからの
排水時はフロート弁(11)が下がって排水可能とな
り、エルボ部材(13)側から排水が防水パンに逆流し
たときはフロート弁(11)が逆流した水の浮力により
浮上して開口を閉塞し、逆流を防止する効果がある。更
に本実施例においては、その他の部材として、操作レリ
ース(5)を挿通するための可撓性のある第1管体
(8)及び第2管体(10)と、排水栓(1)と排水エ
ルボ(13)とを水密的に接続する為の接続管(21)
と、防水パンの洗い場側(P1)に取着され、エルボ部
材(13)と連結され、その排水を下水側に排出する排
水トラップ(12)と、エルボ部材(13)と排水トラ
ップ(12)を接続する接続チューブ(21)と、エル
ボ部材(1)の不要な連結部(6)を閉塞する閉口キャ
ップ(22)と、を備えて成る。
実施例の遠隔操作式排水栓装置は、以下のような手順に
よって施工が行われる。エルボ部材(13)の排出部
(15)を、接続チューブ(21)にて排水トラップ
(12)と接続した上で、洗い場部(P1)に排水トラ
ップ(12)を、浴槽載置部(P2)にエルボ部材(1
3)を、それぞれ取着する。その後、エルボ部材(1
3)の連結部(6)と防水パンに備えた継手管(7)を
第1管体(8)にて水密的に接続し、その他の連結部
(6)に閉口キャップ(22)を被せ連結部(6)を水
密的に閉口する。
し、更にエルボ部材(13)の排水流入口(14)に目
皿部材(19)を配置する。また、浴槽(B)の孔部に
排水栓(1)を取着し、さらに排水栓(1)に接続管
(20)を水密的に接続した上で、浴槽(B)を防水パ
ンの浴槽載置部(P2)に載置すると共に継手管(7)
と目皿部材(19)を水密的に接続して、排水栓(1)
からの排水がエルボ部材(13)側に排出されるように
する。また、浴槽(B)の取付口(9)と防水パンの継
手管(7)を第2管体(10)にて水密的に接続する。
次に操作レリース(5)の一端を操作部(4)に接続し
てから、他端を、第1管体(8)、継手管(7)、第2
管体(10)、エルボ部材(13)内部、の順に挿通し
て、冶具等で更に接続管(20)内部から排水口(2)
まで引き上げる。その後、操作部(4)を取付口(9)
に取り付けてから、軸受部材(16)の下端に操作レリ
ース(5)の端部を接続し、更に軸受部材(16)を排
水口(2)内に配置し、栓蓋(3)を排水栓(1)に取
り付けて、遠隔操作式排水栓装置の施工が完了する。
順を防水パンの設置前、好ましくは出荷を行う工場等で
行い、段落0021の手順を施工現場で防水パンと浴槽
(B)の設置後に行うようにすることで、施工時に防水
パンの下に潜り込むような煩雑で作業性の悪い作業を省
略することができる。
装置は、以下のようにして動作し、排水口(2)を開閉
する。本実施例の遠隔操作式排水栓装置を、排水栓
(1)に配置した栓蓋(3)が降下して排水口(2)が
閉口された状態とし、浴槽(B)上縁部に備えられた操
作部(4)に押し込み操作を行うと、操作レリース
(5)に備えられた芯材(18)がアウターチューブ
(17)内を前進すると共に、操作部(4)に備えられ
た保持機構によって前進したまま保持される。この操作
レリース(5)の動作によって、排水栓(1)に配置さ
れた栓蓋(3)の下端が芯材(18)によって押し上げ
られ、栓蓋(3)が上昇し、排水口(2)が開口する。
この状態から更に操作部(4)に押し込み操作を行っ
て、保持機構の保持状態を解除すると、栓蓋(3)は自
重によって降下し、操作レリース(5)の芯材(18)
が後退すると共に排水口(2)が閉口して初めの状態に
戻る。以後同様の操作を操作部(4)に行うことで、排
水口(2)を遠隔操作的に開閉することができる。この
操作レリーズ(5)の動作は、エルボ部材(13)の側
面に設けた連結部(6)に、操作レリース(5)を挿通
した状態で行われており、従来例のように、浴槽(B)
と防水パンの間の狭隘な空間に操作レリース(5)を配
置してはいない。このため、操作レリース(5)の曲が
り半径を従来例より遙かに大きくすることができ(図1
においては、操作レリースが極めて小さい曲がり半径よ
うに見えるが、実施には図2また図3から判断できるよ
うに、図1の奥行き方向で大きな曲がり半径を確保して
いる)、芯材(18)の前進がスムーズで、また無理な
折り曲げによって操作レリーズ(5)が破損する危険性
も従来例に比べて低減することができる。
しつつ説明する。図4に示した、本発明の第2実施例に
よる遠隔操作式排水栓装置は、浴槽(B)と、該浴槽
(B)を載置する防水パンと、該防水パンの下側に取着
した排水用のエルボ部材(13)と、浴槽(B)に取着
され浴槽(B)の排水をエルボ部材(13)に排出する
排水栓(1)と、該排水栓(1)の栓蓋(3)の開閉を
操作レリース(5)を介して遠隔操作する操作部
(4)、該操作部から下方に垂下された硬質管からなる
第2管体(10)、及びその他の部材から構成されてな
る。以下に、各部材の構成を記載する。排水栓(1)
は、内部に排水口(2)を備えた略円筒状の部材であっ
て、該排水口(2)を閉塞する栓蓋(3)と、排水口
(2)内に配置された、該栓蓋(3を支持すると共に下
端第1管体側操作レリース(5)の先端が当接すること
で接続される軸受部材(16)と、からなる。操作レリ
ース(6)は、第1管体(8)内を介して、その両端が
エルボ部材(13)及び継手管(7)の適宜位置に固定
される排水部材側操作レリース(5a)と、操作部
(4)から第2管体(10)内を介して、その下端が第
2管体(10)の下端の適宜位置に固定される操作部側
操作レリース(5b)と、からなる。排水部材側操作レ
リース(5a)及び操作部側操作レリース(5b)の構
造は、いずれも中空にして側面方向に可撓性を備えたア
ウターチューブ(17)と、該アウターチューブ(1
7)内を軸芯方向に対して進退自在に配置された芯材
(18)と、から成り、また操作部側操作レリース(5
b)の第2管体(10)下端側の端部を、排水部材側操
作レリース(5a)の継手管(7)側端部に当接させて
接続することで、操作部側操作レリース(5b)の芯材
の動作を、排水部材側操作レリース(5a)の芯材に伝
達することができる。目皿部材(19)は、エルボ部材
(13)の排水流入口(14)に水密的に配置される部
材であって、排水栓(1)側との接続部分に、排水部材
側操作レリース(5a)の端部を保持固定するホルダ部
(23)を備えると共に、フロート弁(11)を備えて
構成されて成る。更に本第2実施例においては、その他
の部材として、排水部材側操作操作レリース(5a)を
挿通する、可撓性のある第1管体(8)と、操作部側操
作レリース(5b)の下端を固定する、硬質管から成る
第2管体(10)と、排水栓(1)を排水エルボ(1
3)に接続する為の接続管(21)と、を備えて成る。
その他の、浴槽(B)、防水パン、エルボ部材(1)操
作部(5)、排水トラップ(12)、接続チューブ(2
1)、閉口キャップ(22)等の部材は、前記段落00
19に記載した、第1実施例の各部材と同一に構成され
て成る。
実施例の遠隔操作式排水栓装置は、以下のような手順に
よって施工が行われる。エルボ部材(13)の排出部
(15)を、接続チューブ(21)にて排水トラップ
(12)と接続した上で、洗い場部(P1)に排水トラ
ップ(12)を、浴槽載置部(P2)にエルボ部材(1
3)を、それぞれ取着する。その後、エルボ部材(1
3)の連結部(6)と防水パンに備えた継手管(7)を
第1管体(8)にて水密的に接続し、その他の連結部
(6)に閉口キャップ(22)を被せ連結部(6)を水
密的に閉口する。また浴槽(B)の取付口(9)に第2
管体(10)を取り付け、更に操作部側操作レリース
(5b)の一端を操作部(4)に接続してから、他端を
第2管体(10)の下端に取り付け固定する。
し、更にエルボ部材(13)の排水流入口(14)に目
皿部材(19)を配置し、排水部材側操作レリース(5
a)を継手管(7)から第1管体(8)に挿通してその
端部を目皿部材(19)のホルダ部(23)と、継手管
(7)とにそれぞれ取付固定し、また、浴槽(B)の孔
部に排水栓(1)を取着し、さらに排水栓(1)に接続
管(21)を水密的に接続する。
部(P2)に、継手管(7)と目皿部材(19)を水密
的に接続して排水栓(1)からの排水がエルボ部材(1
3)側に排出されるように、且つ、排水部材側操作レリ
ース(5a)の、エルボ部材側の端部が排水栓(1)の
軸受部材(16)の下端に、また接続管側の端部が操作
部側操作レリース(5b)の下端側端部に、それぞれ当
接して接続されるように載置する。その後、栓蓋(3)
を排水栓(1)に取り付けて、遠隔操作式排水栓装置の
施工が完了する。
に段落0025の手順を防水パンの設置前、好ましくは
出荷を行う工場等で行い、段落0026以降の手順を施
工現場で防水パンの設置後に行うようにすることで、施
工時に防水パンの下に潜り込むような煩雑で作業性の悪
い作業を省略することができる。
装置は、前記段落0023に記載した、第1実施例と同
様にして動作し、排水口(2)を自在に開閉することが
できる。
つつ説明する。図5に示した、本発明の第3実施例によ
る遠隔操作式排水栓装置は、浴槽(B)と、該浴槽
(B)を載置する防水パンと、該防水パンの下側に取着
した排水部材としてのエルボ部材(13)と、浴槽
(B)に取着され浴槽(B)の排水をエルボ部材(1
3)に排出する排水栓(1)と、該排水栓(1)の栓蓋
(3)の開閉を操作レリース(5)を介して遠隔操作す
る操作部(4)、及びその他の部材から構成されてな
る。以下に、各部材の構成を記載する。操作部(4)は
浴槽(B)の取付口(9)に取り付けされる部材であっ
て、その下端が継手管(7)に配置される操作レリーズ
(5)の端部に当接して接続され、かつ操作レリーズ
(5)の端部が当接した状態において操作レリースの芯
材(18)の進退を保持する保持手段を備えてなり、施
工完了時には操作部(4)の操作によって操作レリース
(5)の芯材(18)を進退させ、軸受部材(16)に
支持された栓蓋(3)を昇降させるとともにその進退を
保持機構によって保持し、排水口(2)の開閉を操作す
る。浴槽(B)、防水パン、エルボ部材(13)、排水
栓(1)、目皿部材(19)及びその他の部材は、前記
段落0024に記載した、第2実施例の各部材と同様に
構成されて成る。
実施例の遠隔操作式排水栓装置は、以下のような手順に
よって施工が行われる。エルボ部材(13)の排出部
(15)を、接続チューブ(21)にて排水トラップ
(12)と接続した上で、洗い場部(P1)に排水トラ
ップ(12)を、浴槽載置部(P2)にエルボ部材(1
3)を、それぞれ取着する。その後、エルボ部材(1
3)の連結部(6)と防水パンに備えた継手管(7)を
第1管体(8)にて水密的に接続し、その他の連結部
(6)に閉口キャップ(22)を被せ連結部(6)を水
密的に閉口する。また浴槽(B)の取付口(9)に操作
部(5)を取り付け固定する。
に設置して、エルボ部材(13)の排水流入口(14)
に目皿部材(19)を配置し、操作レリース(5)を継
手管(7)から第1管体(8)に挿通してその端部を目
皿部材(19)のホルダ部(23)と、継手管(7)と
に取付固定し、また、浴槽(B)の孔部に排水栓(1)
を取着し、さらに排水栓(1)に接続管(20)を水密
的に接続する。これらの取り付けを行った後、浴槽
(B)を防水パンの浴槽載置部(P2)に、継手管
(7)と目皿部材(19)を水密的に接続して排水栓
(1)からの排水がエルボ部材(13)側に排出される
ように、且つ、排水部材側操作レリース(5a)の、エ
ルボ部材側の端部が排水栓(1)の軸受部材(16)の
下端に、また接続管側の端部が操作部(4)の下端に、
それぞれ当接して接続されるように載置する。その後、
栓蓋(3)を排水栓(1)に取り付けて、遠隔操作式排
水栓装置の施工が完了する。
実施例と同様に、段落0030の手順を防水パンの設置
前、好ましくは出荷を行う工場等で行い、段落0031
の手順を施工現場で防水パンの設置後に行うようにする
ことで、施工時に防水パンの下に潜り込むような煩雑で
作業性の悪い作業を省略することができる。
装置は、前記0023に記載した、第1実施例と同様に
して動作し、排水口(2)を開閉することができる。
上記のようであるが、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を変更しない範囲で、様々な変
更が可能である。例えば、継手管(7)の形状は実施例
の如く略L字状に限定するものではく、必要に応じてど
のような形状を用いても構わない。
び排水部材の連結部(6)を接続する方法もそれぞれ必
要に応じて水密的に接続されていれば良く、パッキング
を用いてナット部材により接続したり、或いは接着剤等
で接着するなど、様々な方法が存在する。第1実施例及
び第2実施例における第2管体(10)、継手管
(7)、及び操作部の取付口(9)を接続する方法も同
様で、水密的に接続できるのであればどのような方法で
行っても構わない。
水栓装置の第1管体(8)と、第1実施例における第2
管体(10)の材質は、例えばビニール製のチューブで
あったり、多少の強度を持たせるためにリブを設けた軟
質管のような可撓性のある材質を用いて行えば、接続の
作業が容易となって好適であるが、鉄管や硬質塩ビ管な
どの硬質管でも内面の滑らかさから操作レリース(5)
の挿通作業が容易になるなどの長所があり、実際の施工
に際しては必要に応じていずれの材質を用いても良い。
排水栓装置の排水栓(1)と排水部材との接続方法につ
いても、操作レリース(5)(第1管体側操作レリース
含む)が排水部材(エルボ部材(1))から排水栓
(1)に向かって挿通可能であれば、特にその構成や接
続方法に関して限定を行うものではなく、例えば目皿部
材(19)に排水栓(1)を直接水密に接続していても
良いし、または可撓性の部材や、弾性部材等を介して排
水栓(1)と排水部材を水密に接続しても良い。但し、
排水を確実にしたり、排水効率を高める場合や、特に後
述する排水部材の排水流入口(14)に逆流防止装置を
備えた場合には、排水栓(1)からの排水が排水部材側
に確実に行われるように、両者の接続を水密的に行う方
が好適である。
排水栓装置は、浴槽(B)と防水パンの間を従来例に比
べて狭める事が可能なため、浴室のまたぎ込み高さを低
くする目的で利用されることが多い。このような目的で
使用される場合、防水パンの浴槽載置部(P2)も洗い
場部(P1)に対してかなり低くなる高さ位置に設けら
れるため、施工時排水トラップ(12)から排水部材側
に向かって逆流が生じやすく、これを防ぐ為に、排水部
材の排水口(2)には逆流防止装置を設けると好適であ
る。この逆流防止装置は、防水パン及び浴槽からの排水
を円滑に行うことができ、排水トラップ(12)等から
排水部材側へ逆流した排水が防水パンまた浴槽(B)に
逆流しないようにすることができる逆流防止装置であれ
ば、特にその構成は問わない。
排水栓装置においては、いずれも防水パンの浴槽載置部
側に排水部材を備えて構成しているが、この点について
も請求項10及び請求項11に基づく場合を除き特に限
定を行うものではなく、施工の際の必要に応じて浴槽載
置部側に排水トラップを取着するなど、配管の構成を自
在に選択することが可能である。
のような優れた効果を奏する。請求項1における遠隔操
作式排水栓装置は、浴槽を載置する防水パンに挿通孔を
設け、また防水パンに取着される排水部材に継手部を設
けて、挿通孔と排水部材の内部を介して操作レリースを
排水栓に接続するような構成とした。これによって、 1.従来例のように浴槽と防水パンの間の狭隘な空間で
作業を行う必要が無くなり、施工の作業性が向上した。 2.従来例のように浴槽と防水パンの間には特に複雑な
部材を配置する必要が無く、浴槽と防水パンの間の空間
を容易に狭めることができるため、洗い場と特捜の上縁
との高さ、所謂またぎ込み高さを容易に低くすることが
できる。 3.操作レリースの立ち上がりも、操作レリースの曲げ
を従来例のように浴槽と防水パンの狭隘な空間ではな
く、排水部材内部の広い空間内で行うことができるよう
に成ったため、操作レリースの曲がり半径を従来例より
遙かに大きくすることができ、芯材の前進がスムーズ
で、また無理な折り曲げによって操作レリーズが破損す
る危険性も従来例に比べて低減することができる。 等の効果を得ることができた。
装置は、防水パンの挿通孔に配置した継手管を、排水部
材また操作部に中空の管体でそれぞれ接続するような構
成とした。これによって、 1.防水パンや浴槽の設置後に操作レリースの施工が容
易に行えるように成ったため、施工作業中に操作レリー
スを浴槽や防水パンに引っかけたり、挟んだりする危険
性が低減され、より安定した施工を行うことができる。 2.防水パンの設置前、好ましくは工場での加工時に排
水部材と継手管との接続を行っておくことで、防水パン
を設置した後に防水パンの下の空間で作業を行う必要が
なくなり、作業性を向上することができる。特に、従来
例であれば接続管に設けた孔から接続管内部に操作レリ
ースを挿通する作業は、水密性を要求される高度な作業
を浴槽と防水パンの間の狭隘な空間で作業する必要があ
り、作業が極めて困難なものとなったが、本発明の請求
項2による方法であれば、これら水密性を保つ必要のあ
る接続作業は、いずれも狭隘な空間で行わずに済み、水
密性を確保した施工を確実に行い易い。等の効果を得る
ことができる。
装置は、第2管体を硬質管にて成し、また、操作レリー
スを、第1管体側操作レリース及び第2管体側操作レリ
ースから構成し、防水パン上に浴槽を載置した際に、第
1管体側操作レリースの、継手部側の端が第2管体側操
作レリースの下端に、排水部材側の端が排水栓の下端
に、それぞれ当接して接続するような構成とした。これ
によって、 1.浴槽を防止パンに載置するだけで、操作部から排水
栓に設けた弁体までの接続を行うことができ、施工また
メンテナンス作業の簡略化が可能に成った。等の効果を
得ることができた。
装置は、防水パン上に浴槽を載置した際に、操作部の下
端が操作レリースの継手管側の端に、また操作レリース
の排水部材側の端が排水栓の下端に、それぞれ当接して
接続するような構成とした。これによって、 1.上記段落0043の1.に記載した、請求項3の遠
隔操作式排水栓装置の効果を得つつ、請求項3の遠隔操
作式排水栓装置に比べて操作レリースの長さと数量を減
じることができた。等の効果を得ることができた。
装置は、第1管体と第2管体のどちらか1方、または両
方を可撓管とした。これによって、 1.可撓管の接続部分の位置同士が離れていたりズレた
りしていても可撓管を湾曲させて接続するだけでよく、
施工を簡単にすることができる。等の効果を得ることが
できた。
装置は、排水栓と排水部材を水密的に接続した。これに
よって、 1.防水パン上に排水を飛散させることが無く、確実に
排水部材内に排水でき、排水性能の向上を図ることがで
きる。 2.特に、請求項7に後述する排水部材の排水口に逆流
防止装置を設けたような場合には、逆流防止装置によっ
て得られた清掃性をより高める効果がある。等の効果を
得ることができた。
装置は、排水部材に逆流防止装置を備えた。これによっ
て、 1.排水部材側から防水パン上への排水の逆流を阻止で
き、浴槽や防水パンが逆流した排水によって水浸しにな
って汚れる事がなくなるので、浴槽や防水パンの清掃性
が保つことができる。等の効果を得ることができた。
装置は、逆流防止装置を、フロート弁にて構成した。こ
れによって、 1.逆流防止装置を故障が生じにくく、かつ比較的安価
に提供できる。等の効果を得ることができた。
装置は、排水部材に連結部を複数設けたことで、連結部
の方向に選択の幅が広がった。これによって、 1.操作レリースを、挿通孔(又は継手管)から一番短
距離で、操作レリースの曲がり半径をもっと大きく取れ
る方向で接続することができ、部材単価や、故障を生じ
にくくすることができる。等の効果を得ることができ
た。
栓装置は、防水パンの洗い場側に排水トラップを設け
た。これによって、 1.排水部材に、下水から異臭また害虫類等の逆流を防
止するトラップ機能を付加することができる。等の効果
を得ることができた。
栓装置は、排水部材を、排水流入口を備えたエルボ部材
であるとした。これによって、 1.排水部材の一例の形状や構造を明確化することがで
きた。等の効果を得ることができた。
栓装置の施工方法は、操作レリースを挿通する第1管体
を防水パンの設置前に接続し、第2管体を防水パンを設
置して浴槽を載置した後に接続している。これによっ
て、 1.浴槽の設置後に防水パン下の空間で作業を行う必要
が無く、作業性を向上することができる。 2.工場等であらかじめ排水部材と継手管との接続加工
を行ってあっても、施工現場で浴槽の操作部と継手部と
の接続を行う際に、操作部を取り付ける取付孔の位置に
合わせて管体の長さや方向を変えることができる。これ
によって、操作部と防水パンとの位置関係に選択の幅が
広がり、また施工現場での位置あわせも容易とすること
ができる。等の効果を得ることができた。
した斜視図である。
を切り欠きした斜視図である。
を切り欠きした斜視図である。
を切り欠きした斜視図である。
水栓装置を示す断面図である。
栓装置を示す断面図である。
材側操作レリース 5b 操作部側操作レリース 6 連結部 7 継手管 8 第1管
体 9 取付口 10 第2管
体 11 フロート弁 12 排水ト
ラップ 13 エルボ部材 14 排水流
入口 15 排出部 16 軸受部
材 17 アウターチューブ 18 芯材 19 目皿部材 20 接続管 21 接続チューブ 22 閉口キ
ャップ 23 ホルダ部 B 浴槽 P1 洗い場部 P2 浴槽載
置部
Claims (12)
- 【請求項1】 防水パンと、該防水パンに備えた、防水
パン側の排水を処理する排水部材と、防水パンに載置す
る浴槽(B)と、浴槽(B)に取着され、内部に浴槽
(B)の排水を排水部材に排出する排水口(2)及び該
排水口(2)を閉塞する栓蓋(3)を備えた排水栓
(1)と、該排水栓(1)の栓蓋(3)の開閉を操作レ
リース(5)を介して遠隔操作する操作部(4)と、か
ら成る遠隔操作式排水栓装置において、前記排水部材に
操作レリース(5)を挿通する連結部(6)を設け、該
操作レリース(5)を、連結部(6)及び排水部材の内
部を介して排水栓(1)に接続したことを特徴とする遠
隔操作式排水栓装置。 - 【請求項2】 上記請求項1に記載の遠隔操作式排水栓
装置において、前記防水パンに、操作レリース(5)を
挿通する継手管(7)を取着すると共に、排水部材の連
結部(6)と継手管(7)とを接続し、内部に操作レリ
ース(5)を収納する第1管体(8)と、操作部(4)
が取付けられる取付口(9)と継手管(7)とを接続
し、内部に操作レリース(5)を収納する第2管体(1
0)と、を備えたことを特徴とする遠隔操作式排水栓装
置。 - 【請求項3】 上記請求項2に記載の遠隔操作式排水栓
装置において、第2管体(10)を硬質管にて成し、ま
た、操作レリース(5)を、継手管(7)の端から第1
管体(8)内を介して排水部材まで配置され、その両端
が排水部材及び継手管(7)の適宜位置に固定される排
水部材側操作レリース(5a)と、操作部(4)から第
2管体(10)内を介して第2管体(10)下端まで配
置され、その下端が第2管体(10)の下端の適宜位置
に固定される操作部側操作レリース(5b)と、から構
成し、防水パン上に浴槽(B)を載置した際に、排水部
材側操作レリース(5a)の、継手管(7)側の端が操
作部側操作レリース(5b)の下端に、排水部材側の端
が排水栓(1)の下端に、それぞれ当接して接続される
ように位置決めして構成されたことを特徴とする遠隔操
作式排水栓装置。 - 【請求項4】 上記請求項1記載の遠隔操作式排水栓装
置において、前記防水パンに、操作レリース(5)を挿
通する継手管(7)を取着してなり、排水部材の連結部
(6)と継手管(7)とを水密的に接続する第1管体
(8)を備え、防水パン上に浴槽(B)を載置した際
に、操作レリース(5)の、継手管(7)側の端が操作
部(6)の下端に、排水部材側の端が排水栓(1)の下
端に、それぞれ当接して接続されるように、操作レリー
ス(5)を、継手管(7)の上端から第1管体(8)内
を介して配置すると共に、操作レリース(5)の両端
を、それぞれ継手管(7)及び排水部材の適宜位置に位
置決めして固定したことを特徴とする遠隔操作式排水栓
装置。 - 【請求項5】 上記請求項2記載の遠隔操作式排水栓装
置において、第1管体(8)または第2管体(10)の
いずれか一方、又は両方を可撓管としたことを特徴とす
る遠隔操作式排水栓装置。 - 【請求項6】 上記請求項1乃至請求項5のいずれか1
つに記載の遠隔操作式排水栓装置において、排水栓
(1)と排水部材との接続を水密的としたことを特徴と
する遠隔操作式排水栓装置。 - 【請求項7】 上記請求項1乃至請求項6のいずれか1
つに記載の遠隔操作式排水栓装置において、排水部材
に、防水パンへの逆流を防止する逆流防止装置を備えた
ことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。 - 【請求項8】 上記請求項7に記載の遠隔操作式排水栓
装置において、逆流防止装置を、フロート弁(11)と
したことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。 - 【請求項9】 上記請求項1乃至請求8のいずれか1つ
に記載の遠隔操作式排水栓装置において、連結部(6)
を、排水部材に複数設けたことを特徴とする遠隔操作式
排水栓装置。 - 【請求項10】 上記請求項1乃至請求項9のいずれか
1つに記載の遠隔操作式排水栓装置において、防水パン
を、洗い場部(P1)と、浴槽(B)を載置し排水部材
を取着する浴槽載置部(P2)と、から構成し、洗い場
部(P1)に下水から異臭また害虫類等の逆流を防止す
る排水トラップ(12)を取着すると共に、上記排水部
材(1)を該排水トラップ(12)に接続して構成した
ことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。 - 【請求項11】 上記請求項1乃至請求項10に記載の
遠隔操作式排水栓装置において、排水部材を、排水通流
入口(14)を備えたエルボ部材(13)としたことを
特徴とする遠隔操作式排水栓装置。 - 【請求項12】 上記請求項2に記載の遠隔操作式排水
栓装置を用いた遠隔操作式排水栓装置の施工方法であっ
て、防水パンの設置前に、防水パンに排水部材及び継手
管(7)を取着すると共に、排水部材の連結部(6)及
び継手管(7)を第1管体(8)を介して接続し、防水
パンを設置して浴槽(B)を載置した後、浴槽(B)に
設けた取付口(9)と継手管(7)とを第2管体(1
0)を介して接続し、更に第1管体(8)、第2管体
(10)及び排水部材内に操作レリース(5)を挿通し
て、操作レリース(5)を排水栓(1)に接続すること
を特徴とした遠隔操作式排水栓装置の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000152154A JP3421808B2 (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 遠隔操作式排水栓装置及びその施工方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2004156362A (ja) * | 2002-11-07 | 2004-06-03 | Maruichi Kk | 排水口のカバー部材 |
JP2009030325A (ja) * | 2007-07-26 | 2009-02-12 | Panasonic Electric Works Bath & Life Co Ltd | 浴槽のポップアップ排水栓構造 |
JP2009030335A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Maruichi Kk | 浴室の配管構造 |
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