JP2001295329A - 配管装置 - Google Patents

配管装置

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JP2001295329A
JP2001295329A JP2000109197A JP2000109197A JP2001295329A JP 2001295329 A JP2001295329 A JP 2001295329A JP 2000109197 A JP2000109197 A JP 2000109197A JP 2000109197 A JP2000109197 A JP 2000109197A JP 2001295329 A JP2001295329 A JP 2001295329A
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Japan
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piping
water
drainage
space
water supply
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JP2000109197A
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English (en)
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Kazuya Kokubu
和也 國分
Shinji Toyofuku
信次 豊福
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、快適のための水廻り器具の配置を
効率的且つ選択的に行える器具配管システムの提案であ
る。 【解決手段】 本発明の配管装置は、住宅内に少なくと
も一台備えられる配管装置であって、少なくとも一台の
水廻り器具が連結されて居室内に敷設され、少なくとも
給水用及び排水用を含んで成る分岐配管と、天井裏、ま
たは壁裏、または床下に配管される主配管と、を連通す
るように接続される事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅の居室及び水廻
りに関するもの。
【0002】
【従来の技術】従来の住宅においては、浴室,洗面,ト
イレ,台所などにおける水廻り器具の取り付け施工は、
給排水用配管が敷設された所定の位置にて固定的に行わ
れる。したがって、住居の改装などによって前記水廻り
器具の配置を変更する場合には、大掛かりな給排水工事
が必要となる。また、新たに水廻り器具を追加する場合
にも同様の工事を要する。
【0003】従来の水廻り器具の配置、施工の形態は、
例えば、集合住宅の場合、勾配の必要な排水用配管は水
廻り器具の近傍に排水立て管を配して、排水用配管の横
引き距離を短くするように設計が成される。従って、新
築時に排水用立て管が配されていない箇所に新たに水廻
り器具を設置するには、床下や壁表に配管を引き回すス
ペースを設けて既存の排水用立て管に接続する工事を行
うことになる。また、例えば、戸建て住宅の場合、前記
のように排水用横引き管の長さを短くするために、水廻
り器具は極力外壁の近傍に配され、建家の外周囲に敷設
される排水用横主管と近接されるように設計が成され
る。従って、新たに水廻り器具を設置する箇所は外壁の
近傍に限定される。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】一方、住人にとって、生活スタイルの変化
に応じた空間レイアウトや器具配置の変更の必要性は高
い。特に、加齢に伴う身体機能の低下で介護を要する場
合に、できるだけ移動空間を広くし、前記水廻り器具を
寝室に近づけて集約するなどの改装が望まれるところで
ある。このようなニーズがあるにもかかわらず、前記の
ような問題から、住人は最適な住環境を取得するための
改善・改修を容易に行えないでいる。前記のようなネッ
ク事項は、住宅のストック価値を大きく低減させるもの
として、早急に改善されるべき課題である。
【0005】前記従来技術によれば、前記水廻り器具の
移設・増設のために給排水用配管を簡易的に行う方法と
して、必要に応じて既存配管を延長して室内を引き回す
方法、新築時に予め適当な箇所に配管しておく方法など
が挙げられる。
【0006】前記、既存配管を延長して室内を引き回す
方法によれば、給水用配管は自由にスペースを選んで敷
設できるが、排水用配管では必要な勾配を確保するのは
困難である。この場合、例えば、排水勾配を必要としな
い強制排水器具を使用することが考えられる。しかし、
このようにしても、既存配管との接続には、配管の引き
回しと前記接続部の加工が必要となる。
【0007】また、前記後者の方法によれば、予め配管
される箇所は限られるため、改装のための間取りにも制
約がある。また、微小の器具の移動や位置調整も困難で
ある。
【0008】本発明は、上記課題を解決し、快適のため
の水廻り器具の配置を効率的且つ選択的に行える器具配
管システムの提案である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の配管装
置は、住宅内に少なくとも一台備えられるものであっ
て、少なくとも一台の水廻り器具が連結されて居室内に
敷設され、少なくとも給水用及び排水用を含んで成る分
岐配管と、天井裏、または壁裏、または床下に配管され
る主配管と、を連通するように接続される事を特徴とす
る。
【0010】本発明によれば、少なくとも給水用及び排
水用ヘッダーを一箇所に集約して設置する構造であるた
め、複数の水廻り器具の分岐配管を前記配管装置を基点
にして行うことができる。また、複数の水廻り器具の湯
水の供給や排水を前記配管装置で制御することも可能で
あり、前記水廻り器具の構造や機能を簡素化することが
できる。また、メンテナンスも前記配管装置で一括して
行うことができる。
【0011】本発明の配管装置は、複数台の前記水廻り
器具の給水用分岐配管、または、排水用分岐配管に接続
する給水用ヘッダー、または、排水用ヘッダーを有す
る。さらに、前記ヘッダーは、一台につき一系統の給水
用主配管、または、排水用主配管に接続する。本発明の
配管装置は、住宅の浴室空間、洗面空間、トイレ空間、
台所等の水廻り空間の近傍に少なくとも一台設置される
ものである。前記水廻り器具は、前記水廻り空間に設置
される浴槽、洗面器、便器、キッチン、洗濯機等であっ
て、少なくとも給水用及び排水用の分岐配管と連結され
ている。前記分岐配管は、室内側での配管施工が可能な
構造であって、器具レイアウトの変化にもフレキシブル
に対応し得るものである。
【0012】前記排水ヘッダーは、排水貯溜槽や、排水
圧送装置を備えていてもよい。これによって、排水用主
配管の口径を小さくでき、勾配を設定する必要もなくな
る。また、急激な排水負荷の増加にも対応できる。ま
た、前記排水ヘッダーには、バキュームブレーカーや、
内部圧力変動抑制装置や、配管経路内部洗浄装置や、漏
水検知装置等が備えられていてもよい。
【0013】また、本発明の配管装置は、排水貯溜槽、
排水圧送装置、器具類の使用状況モニター装置、器具類
の制御装置、コンセント,バルブ装置,照明器具,空調
・換気・脱臭機、浴槽水循環再利用装置、エアーカーテ
ン、ミスト発生機,蓄熱・加熱装置、空圧発生装置、収
納キャビネット等の家具類,及びこれらの器具に付随す
る配管部材等、を併設する構造であってよい。これによ
って、水廻り空間は、給排水の他にも様々な機能を付与
することが可能であり、水廻りを生活の中心に据えたラ
イフスタイルを形成することが出来る。
【0014】本発明の配管装置は、パネル型、BOX
型、フレーム型、タワー型がある。前記パネル型として
は、面状体に収容される構造であって、壁、床、天井、
腰壁、防水パンなどの機能を兼ね備えるものであっても
よい。前記BOX型としては、箱状、球状体に収容され
る構造であって、床下や、壁裏や、天井裏や、浴室、ト
イレなどのデッドスペースに好適に設置する事が可能で
ある。また、前記フレーム型としては、中空フレーム状
体に内装される構造であって、間仕切り壁用、器具固定
用、脱臭・換気・空調の送気用、手摺り用等と兼用され
てもよい。また、前記タワー型としては、床に固定され
た円筒状、円錐状、角柱状、角錐状などの形状を有する
ケーシング内に内装されるものである。
【0015】また、本発明の配管装置は、延長・短縮が
自在に行えるものであってよい。また、分岐配管は、室
内側から敷設工事が可能な構造であって、例えば、壁、
床、天井などに敷設しても良い。前記壁敷設の場合、腰
壁、手摺り、器具固定用レール等で被服する構造であっ
てもよい。前記床敷設の場合、二重床、排水溝等を利用
してもよい。また、水廻り器具としては、洗面器、大便
器、小便器、汚れ物洗い器、キッチン、浴槽、湯水混合
栓、シャワー金具、加湿器、温水洗浄便座などが挙げら
れる。
【0016】また、本発明によれば、前記配管装置を設
置している空間においては、その近傍で、前記水廻り器
具の配置替えや変更・追加が容易に行え、大掛かりな配
管工事を必要としない。
【発明の実施の形態】
【0017】以下、本発明に係る配管装置の実施の形態
を実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
【0018】(実施例1)図1は、戸建て住宅における
配管装置及び水廻り空間の配置を示す間取り図であり、
実施例1の第一の態様を示すものである。斜線で示す水
廻り空間1は、浴室2と、トイレ3と、洗面所4と、ド
ライゾーン5と、押入収納6と、で構成される。本実施
例における配管装置101は、浴室2の洗い場の外壁面
に装着されている。配管装置101には、埋設された給
水用主配管102と排水用主配管103とが、水廻り空
間101の床下で接続されている。各ゾーン2,3,
4,5,6に配管される給水・給湯用及び排水用分岐配
管は、配管装置101から分配される。本実施例の水廻
り空間1は、内部のレイアウトを可変に行えるものであ
り、例えば、ドライゾーン5や押入収納6に水廻り器具
を配置することも可能なように容易に配管等の施工が行
える構造を有する。
【0019】図2は、実施例1の水廻り空間1の拡大平
面図である。実施例1は、新築時のモデルであって、家
族構成としては40〜50歳代の健常な夫婦と子供二人
の場合を想定している。
【0020】実施例1の水廻り空間1は、6帖程のドラ
イゾーン5と、6帖程のウエットゾーン7とで構成され
る。また、屋外に面する1辺にはベランダユニット8が
連結されている。ドライゾーン5は、座敷部屋として利
用される。ウエットゾーン7は、浴槽201及び洗い場
でなる浴室2と、強制排水式大便器202及び手洗い器
204及び配管ケーシング206でなるトイレ3と、洗
面器203が置かれる洗面所4とで構成される。また、
押入収納6が、間仕切り壁や扉で区画されている。他空
間に隣接する面には、出入り口が、ドライゾーン5に1
箇所と、ウエットゾーン7のトイレ3と洗面所4との2
箇所に設置されている。押入収納6は、2帖程であり、
ドライゾーン5に対して開閉可能な折り戸を有してい
る。ドライゾーン5の床仕上げパネルは、畳である。ト
イレ3及び洗面所4の床仕上げパネルは、合成木製のフ
ローリングである。浴室2の床仕上げパネルには、FR
P製パネルを使用している。
【0021】また、実施例1においては、ウエットゾー
ン7の一辺に、連続してレール装置205が敷設されて
いる。レール装置205は、ウエットゾーン7内の便器
202や浴槽201の近傍に固定されている。また、レ
ール装置205には、給排水コンセントと、水栓金具
と、シャワー金具と、洗面器203とが取り付けられて
いる。レール装置205と配管ケーシング206には、
給水用、給湯用、排水用の分岐配管を内装している。給
水用、給湯用、排水用の分岐配管は、各器具201,2
02,203,204に必要分が連結されている。
【0022】本発明によれば、直接各水廻り器具に主配
管を接続することなく、給排水用配管を敷設でき、主配
管施工のための埋設工事などの手間を極力省いて省力
化、低コスト化を実現できる。また、本発明によれば、
トイレを建家中央付近に配置することができ、使用者の
利便性を向上するものである。
【0023】(実施例2)図3は、実施例2の水廻り空
間1aの変化の形態1を表す平面図である。本変化の形
態1は、実施例1の水廻り空間1のレイアウトを変更し
たものである。実施例2は、家族構成が、50歳以上
で、駆け足はできないが手すりや杖には一切頼らず歩け
る程度の身体レベルにある夫婦2人暮らしを想定したも
のである。
【0024】実施例2の水廻り空間1aは、7帖程のド
ライゾーン5aと、7帖程のウエットゾーン7aとで構
成され、屋外に面する1辺にはベランダユニット8が連
結されるものである。ドライゾーン5aは、ベッド20
7を備えた寝室として利用される。ドライゾーン5a
は、洗面器203aを備えている。また、ウエットゾー
ン7aは、浴室2a、大便器202a、洗面器203を
有するワンバスルーム15aである。浴室2aには出窓
208が設けられる。他空間と隣接する面には、出入り
口が、ドライゾーン5aに1箇所と、ウエットゾーン7
aに2箇所が設置されている。また、ドライゾーン5a
とウエットゾーン7aとの境界にも、一箇所出入り口9
がある。浴室2aは、配管ケーシング206aによって
仕切られている。ドライゾーン5a内の洗面器203a
周囲と、及びドライゾーン5aの床仕上げパネルは、合
成木製のフローリングである。また、ウエットゾーン7
aの床仕上げパネルには、タイル製パネルを使用してい
る。また、実施例1と同様に、レール装置205が敷設
され、器具が取り付けられている。
【0025】また、実施例2においては、床構造と、及
び大便器202aに連通する給排水用の分岐配管経路
が、実施例1とは異なっている。ドライゾーン5aに設
置する洗面器203a用の給排水分岐配管は、レール装
置205から引き込まれている。また、配管ケーシング
206aは、給排水用分岐配管と、大便器202aとを
備える。また、実施例1から本実施例ののように改装さ
れた場合でも、配管装置101の設置場所はそのままで
ある。したがって、給排水用主配管102,103をさ
わることなく、水廻り空間1a内で容易に配管施工が行
える。
【0026】また、実施例2においては、浴槽201、
水栓金具、シャワー金具、大便器202a、洗面器20
3a等の給排水設備は、実施例1のものを移設したもの
である。
【0027】実施例2の水廻り空間は、寝室隣接型ワン
バスルームの一例である。本実施例においては、寝室か
らウエットゾーン7aへは直接的に出入りできるように
されて利便性を向上している。また、ウエットゾーン7
aを広く確保して、使用勝手を向上し、ゆったりとした
水廻り空間を演出するものである。また、ウエットゾー
ン7aの床の丸洗いが可能で清掃性を向上した。また、
ドライゾーン5aでの給排水設備の使用をも容易に可能
にしたものである。
【0028】(実施例3)図4は、実施例3の水廻り空
間1bの変化の形態2を表す平面図である。本変化の形
態2は、実施例1または実施例2の水廻り空間のレイア
ウトを変更したものである。実施例3は、家族構成が、
50歳以上の夫婦2人で、内一人が歩くのに困難がある
が這ったり車椅子で自力で動ける程度の身体レベルにあ
ることを想定したものである。
【0029】実施例3の水廻り空間1bは、実施例2と
同様、7帖程のドライゾーン5bと、7帖程のウエット
ゾーン7bとで構成される。ドライゾーン5bは、寝室
として利用され、洗面ドレッサー203を設置する。ウ
エットゾーン7bは、トイレ3と、浴室2b、大便器2
02b、洗面器203bを有するワンバスルーム15b
とで構成されるものである。他空間に隣接する面には、
出入り口が、ドライゾーン5bに1箇所と、ウエットゾ
ーン7bのトイレ3とワンバスルーム15bとの2箇所
に設置されている。また、ドライゾーン5bとウエット
ゾーン7bとの境界にも、一箇所出入り口9bがある。
また、屋外に面する1辺には、床昇降機と菜園とを備え
るサンルームとして利用されるユニット空間10が連結
されるものである。トイレ3の床仕上げパネルは、合成
木製のフローリングである。ドライゾーン5b内の洗面
器203周囲と、ワンバスルーム15bの床仕上げパネ
ルには、タイル製パネルを使用している。また、ユニッ
ト空間10の床仕上げパネルには、FRP製パネルを使
用している。
【0030】また、実施例3においては、ドライゾーン
5bとウエットゾーン7bの一辺に、連続してレール装
置205が敷設されている。レール装置205は、ユニ
ット空間10からウエットゾーン7b内の便器202b
や浴槽201の近傍に至るまで固定されている。レール
装置205には、大便器202bとキャリーシート20
9が備えられている。
【0031】水廻り空間1bは、水廻り空間1または水
廻り空間1aに変更が加えられたものである。ドライゾ
ーン5bは、設備レイアウトが変更され、トイレ3とワ
ンバスルーム15bとで構成される。ワンバスルーム1
5bは床の丸洗いが可能で清掃性を向上した。本実施例
においては、実施例1と同様の給排水用配管経路をとっ
ている。さらに、2台の洗面器203,203bとユニ
ット空間10内への給排水用分岐配管経路を新たに配設
している。また、本実施例のように改装された場合で
も、配管装置101の設置場所はそのままである。した
がって、給排水用主配管102,103をさわることな
く、可変空間1b内で容易に配管施工が行える。
【0032】また、水廻り空間1bには、レール装置2
05に大便器202bとキャリーシート209が設置さ
れている。キャリーシート209は、ベッド207から
大便器202b、洗い場、浴槽201の位置まで直線的
に移動可能な構造である。例えば、足腰の不自由な利用
者は、自らベッドの脇で移乗して目的の位置まで移動す
ることができ、介護者の負担を大幅に軽減するものであ
る。この場合、使用頻度の高い大便器はベッドからより
近い位置に設置されるのが好ましい。また、キャリーシ
ート209には、ミニ手洗い器とシャワー金具を備えて
おり、利用者は座りながらにして、手元操作で手洗いや
シャワーを利用できる。前記手元操作は、クリックボタ
ン方式やジョグダイヤル方式で、軽い操作力で行える。
また、キャリーシート209は、煩わしい移乗作業を行
わずに便座として利用することも可能である。
【0033】また、実施例3においては、浴槽201、
水栓金具、シャワー金具、大便器202b、洗面器20
3b等の給排水設備は実施例1のものを移設し、更に便
器202bを増設している。
【0034】また、ユニット空間10は、菜園として利
用されるものであり、趣味としての園芸創作を間近で行
える空間である。ユニット空間10は、所定の高さに調
整可能な床昇降装置を備えており、作業台を昇降するこ
とで座った姿勢での作業が行えるようになっている。ま
た、ユニット空間10は採光面積を大きくとっており、
安静のための広い視界と、菜園に必要十分な日照を確保
している。また、ユニット空間10は、給排水が可能で
あり、散水などの作業が容易に行える。
【0035】水廻り空間1bは、寝室を生活の中心に据
えるように空間を配置したものである。ウエットゾーン
7bは、寝室利用者の利便性が優先される構成であり、
寝室からの直線状の動線で、洗面器203b、大便器2
02b、浴室2bへの移動が可能である。また、例え
ば、出入り口9bの開閉、キャリーシート209の駆
動、給湯温度の調整、浴槽201の給排水操作、空調機
の設定及び駆動等を、寝室からコントロール可能なよう
にしている。また、元々ベランダとして利用されていた
土地を室内空間に取り込むことで、寝室中心の生活空間
を拡大し、生活内容を充実させるものである。
【0036】(実施例4)図5は、実施例4の水廻り空
間1cの変化の形態3を表す平面図である。本変化の形
態3は、実施例1または実施例2または実施例3の水廻
り空間のレイアウトを変更したものである。実施例4
は、家族構成が、50歳以上の夫婦2人で、内一人は寝
たきりあるいはそれに近い程度の身体レベルにあること
を想定したものである。
【0037】実施例4の水廻り空間1cは、実施例3と
同様、7帖程のドライゾーン5cと、7帖程のウエット
ゾーン7cとで構成される。ドライゾーン5cは、寝室
として利用され、手洗い器付おむつ処理機210を設置
する。ウエットゾーン7cは、トイレ3と、浴室2c及
び洗面器203c及びサウナベッド211とを有するワ
ンバスルーム15cで構成されるものである。他空間に
隣接する面には、出入り口が、ドライゾーン5cに1箇
所と、ウエットゾーン7cのトイレ3とワンバスルーム
15cとの2箇所に設置されている。また、ドライゾー
ン5cとウエットゾーン7cとの境界にも、一箇所出入
り口9cがある。また、屋外に面する1辺には、床昇降
機を備えるサンルームとして利用されるユニット空間1
0が連結されるものである。ドライゾーン5cとトイレ
3の床仕上げパネルは、合成木製のフローリングであ
る。ドライゾーン5c内の手洗い器付おむつ処理機21
0周囲と、ワンバスルーム15cの床表面材には、タイ
ル製パネルを使用している。また、ユニット空間10の
床仕上げパネルには、FRP製パネルを使用している。
また、実施例3と同様に、レール装置205が敷設され
ている。レール装置205には、水栓金具と、シャワー
金具と、汚れ物洗い器212と、温熱ミスト発生装置と
が取り付けられている。
【0038】サウナベッド211は、寝たままでスチー
ム浴を可能にするものである。また、サウナベッド21
1は、寝室のベッド207から容易に移乗できるような
構造であって、リクライニング、高さ調整、移動ができ
る。サウナベッド211のリクライニングや高さ調整
は、レール装置205に配管される空圧配管からの圧力
エアーによって行われるものである。サウナベッド21
1の移動は、容易に移乗させられように寝室のベッドと
近接させたり、レール装置205に沿って浴室2cまで
スライドすることができる構造である。また、サウナベ
ッド211は、シャワー水栓を備えており、手元操作で
寝たままでのシャワー浴を行えるものである。前記手元
操作は、クリックボタン方式やジョグダイヤル方式で、
軽い操作力で行える。
【0039】ドライゾーン5c内のベッド207脇に
は、手洗い器付おむつ処理機210が設置されている。
手洗い付おむつ処理機210は、使用済みのおむつを洗
浄し、粉砕し、圧縮し、袋詰めする構造になっている。
手洗い付おむつ処理機210の給排水用配管は、給排水
コンセントと連結されて配管装置101に連通するよう
に配管されている。
【0040】また、本実施例のユニット空間10は、屋
外との出入りが可能なように床昇降装置が備えられる。
例えば、巡回介護サービスや医療往診を受ける際に、ベ
ッドでの移動、入浴や、機材の搬入などに好適に利用で
きる。
【0041】実施例4の水廻り空間1cは、介護者と被
介護者の生活を一部切り離し、被介護者にとっての寝室
中心の生活空間を重視して寝室と水廻りとの一体化を図
ったものである。また、外部の各種サービスを受け易く
し、例えば、時間加点制である介護サービスの時間効率
を向上してサービスの質向上に繋げることができるもの
である。また、本態様のように改装された場合でも、配
管装置101の設置場所はそのままである。したがっ
て、給排水用主配管102,103をさわることなく、
水廻り空間1c内で容易に配管施工が行える。
【0042】実施例1乃至4では、水廻り空間は限られ
た面積の中にドライゾーンとウエットゾーンとで構成さ
れ、新築時から加齢とともに変化する3パターンの改装
プランの提案を行った。実施例1乃至4によれば、可変
空間内の間取りや器具レイアウトは可変であり、簡単な
施工工事によって実現し得るものである。
【0043】(実施例5)図6は、本発明の配管装置の
構造を示す概念図である。実施例5の配管装置101d
は、水廻り空間の床下の所定の位置まで敷設された給水
用主配管102及び排水用主配管103と、床下で連結
される。また、給水用分岐配管107,給湯用分岐配管
108,排水用分岐配管109は、それぞれ、配管装置
101d内の給水ヘッダー104、給湯ヘッダー10
5、排水ヘッダー106に接続される。また、配管装置
101dは給湯機を備え、給水用主配管から導入される
水を加熱して給湯ヘッダー105に供給する。
【0044】また、配管装置101dは、配管装置パネ
ル1011と配管装置台1012とで構成されている。
配管パネル1011は、パネル構造であり、給水ヘッダ
104と給湯ヘッダー105と給湯機110等を内装し
ている。配管装置台1012は糟構造であり、防水パン
214と一体でできている。配管装置1012の糟内に
排水ヘッダー106と主配管接続部111が収容されて
いる。
【0045】配管装置パネル1011は、外壁と同一壁
構造を有して、室外に対して凹な構造を有する。前記凹
部に給水ヘッダ104と給湯ヘッダー105と給湯機1
10は収容されている。また、室内でレール装置205
とリンクして、給排水用分岐配管107,108,10
9を内部に配管するような構造になっている。
【0046】配管装置台1012は、併設される排水溝
213の排水を排水ヘッダー106が受容するように構
成される。排水ヘッダー106は、排水貯留槽と強制排
水装置とを備えており、過度の排水負荷にも対応出来る
排水能力を有するものである。
【0047】実施例5によれば、床下から壁表の配管を
機能的に集約し、且つ、施工が容易で、且つ、メンテナ
ンスが容易で、且つ、漏水の心配がいらない構造であ
り、工事業者及び住人に優しい仕様になっている。
【0048】(実施例6)図7は、本発明の配管装置1
01eの空間レイアウト図である。本実施例において、
配管装置101eが配置される図中の空間は、実施例
1,2のウエットゾーン7と同様の器具レイアウトであ
る。配管装置101eは、パネル型であり、浴室2の洗
い場に、外壁に連接するように設置されている。本発明
によれば、レール装置205を用いた分岐配管をシンプ
ルに行え、室内の占有スペースを必要としない。
【0049】(実施例7)図8は、本発明の配管装置1
01fの空間レイアウト図である。本実施例において、
配管装置101fが配置される図中の空間は、実施例2
のウエットゾーン7bと同様の器具レイアウトである。
配管装置101fは、BOX型であり、ワンバスルーム
15bの床の略中央に設置されている。本発明によれ
ば、排水溝213bを用いた分岐配管をシンプルに行
え、間仕切り壁及び大便器202bの固定用架台として
の機能をも有する。
【0050】(実施例8)図9は、本発明の配管装置1
01gの空間レイアウト図である。本実施例において、
配管装置101gが配置される図中の空間は、実施例3
のウエットゾーン7cと同様の器具レイアウトである。
配管装置101gは、フレーム型門形枠体構造であっ
て、ワンバスルーム15cの略中央の排水溝213c位
置に設置されている。配管装置101gは、エアーカー
テン及び照明の機能をも有するものである。本発明によ
れば、レール装置205及び排水溝213cを用いた分
岐配管をシンプルに行え、浴室2cとを隔てるようにエ
アーカーテンで雰囲気を仕切ることが出来、室内照度を
快適なものにし得るものである。
【0051】(実施例9)図10は、本発明の配管装置
101hの空間レイアウト図である。本実施例におい
て、配管装置101hが配置される図中の空間は、実施
例4のウエットゾーン7dと同様の器具レイアウトであ
る。配管装置101hは、タワー型構造であって、ワン
バスルーム15dのコーナー部に対角に2カ所設置され
ている。本発明によれば、レール装置205及び排水溝
213cを用いた分岐配管をシンプルに行え、ワンバス
ルーム15dの水廻り機能をより一層充実させ得るもの
である。
【発明の効果】本発明における配管装置は、ライフスタ
イルに合わせた快適のための水廻り器具の配置を効率的
且つ選択的に行える。また、将来の身体機能低下に応じ
た補助器具等の設置を容易にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、実施例1の配管装置及び水廻り空間
の配置を示す間取り図である。
【図2】本発明の、実施例1の水廻り空間の拡大平面図
である。
【図3】本発明の、実施例2の水廻り空間の変化の形態
1を示す平面図である。
【図4】本発明の、実施例3の水廻り空間の変化の形態
2を示す平面図である。
【図5】本発明の、実施例4の水廻り空間の変化の形態
3を示す平面図である。
【図6】本発明の、実施例5の配管装置の構造を示す概
念図である。
【図7】本発明の、実施例6の配管装置の空間レイアウ
ト図である。
【図8】本発明の、実施例7の配管装置の空間レイアウ
ト図である。
【図9】本発明の、実施例8の配管装置の空間レイアウ
ト図である。
【図10】本発明の、実施例9の配管装置の空間レイア
ウト図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c 水廻り空間 2、2a、2b、2c 浴室 3 トイレ 4 洗面所 5、5a、5b、5c ドライゾーン 6 押入収納 7、7a、7b、7c ウエットゾーン 8 ベランダユニット 9、9b、9c 出入り口 10 ユニット空間 101、101d、101e、101f、101g、1
01h 配管装置 102 給水用主配管 103 排水用主配管 104 給水ヘッダー 105 給湯ヘッダー 106 排水ヘッダー 107 給水用分岐配管 108 給湯用分岐配管 109 排水用分岐配管 110 給湯機 111 主配管接続部 201 浴槽 202 強制排水式大便器 203、203a、203b、203c 洗面器 204 手洗い器 205 レール装置 206 配管ケーシング 207 ベッド 208 出窓 209 キャリーシート 210 手洗い器付おむつ処理機 211 サウナベッド 212 汚れ物洗い器 213、213b、213c、213d 排水溝 214 防水パン 301 床 1011 配管装置パネル 1012 配管装置台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】住宅内に少なくとも一台備えられる配管装
    置であって、少なくとも一台の水廻り器具が連結されて
    居室内に敷設され、少なくとも給水用及び排水用を含ん
    で成る分岐配管と、天井裏、または壁裏、または床下に
    配管される主配管と、を連通するように接続される事を
    特徴とする配管装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007056514A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Komatsu House Ltd 在宅介護ユニットおよび介護スペースの構築方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007056514A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Komatsu House Ltd 在宅介護ユニットおよび介護スペースの構築方法
JP4668004B2 (ja) * 2005-08-23 2011-04-13 コマツハウス株式会社 在宅介護ユニットおよび介護スペースの構築方法

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