JP2001294794A - 水性ボールペン用金属光沢インキ - Google Patents

水性ボールペン用金属光沢インキ

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JP2001294794A
JP2001294794A JP2000113531A JP2000113531A JP2001294794A JP 2001294794 A JP2001294794 A JP 2001294794A JP 2000113531 A JP2000113531 A JP 2000113531A JP 2000113531 A JP2000113531 A JP 2000113531A JP 2001294794 A JP2001294794 A JP 2001294794A
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fatty acid
aqueous
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Masaru Miyamoto
勝 宮本
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メタリック調の筆記描線色とインキ外観色が
同じ光沢感、色相を有し、長期間安定な水性ボールペン
用金属光沢インキを提供する。 【解決手段】 光輝感を有する顔料、粘度調整剤、水を
含む水性媒体、脂肪酸モノエタノールアミド又は脂肪酸
ジエタノールアミドからなる。脂肪酸モノエタノールア
ミド又は脂肪酸ジエタノールアミドの含有量は、インキ
全量に対して0.2〜10質量%の範囲である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、光輝感を有する顔
料と脂肪酸モノエタノールアミド又は脂肪酸ジエタノー
ルアミドを使用し、金色や銀色などのメタリッタ色調の
筆記描線色とインキ自身の外観色(インキのデスプレー
性)が同様なメタリッタ感を有する水性ポーペン用金属
光沢インキに関し、更に詳しくは長期保管においても光
輝感を有する顔料の沈降を抑制すると共に、インキの追
従性が良好で、連続筆記が可能な水性ボールペン用金属
光沢インキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金色や銀色のように、金属光沢を
有するメタリッタ色調の筆記描線を得るための顔料とし
ては、アルミニウム粉末やブロンズ粉末やパール顔料等
が、用いられている。ブロンズ粉末は、比重が大きい上
に酸化変色しやすく、そのため、筆記描線に金属光沢調
を付与するために必要な数μm程度の粒子径を有する粉
末をインキ中に添加すると、沈降分離や色調の変色、ペ
ン先部での目詰まりなどの問題が発生しやすく、したが
って水性の筆記具用インキに用いることは、非常に困難
である。
【0003】アルミニウム粉末は、ブロンズ粉末と比較
すると比重は小さく、変色もしにくいが、一般の顔料と
比較すると比重は大きく、高低pH領域での酸化変色の
欠点があり、また濃度の濃い筆記用紙上での筆記描線
が、銀色にしか発色しない問題点も有している。パール
顔料は、雲母などの表面に酸化チタンをコーティング
し、酸化チタン層の厚みによる屈折率の違いにより、金
属光沢性と虹彩色のような色彩を呈することができる特
徴がある。しかし、金属粉末並の金属光沢を有するに
は、30μm以上の粒子径が必要とされ、インキ中に添
加すると、沈降分離やペン先部での目詰まりや筆記抵抗
感の増大などの問題を有している。
【0004】金属粉顔料として、アルミニウム粉末を用
いたマーキングペン用インキとしては、特公昭62−3
7678号公報や特公平1−56109号公報に記載さ
れたインキが有る。特公昭62−37678号公報に
は、アルミニウム粉末などの金属粉顔料と油溶性染料と
樹脂と溶剤から構成された、金属粉顔料により形成され
る筆記描線の周囲に染料が浸透拡散して輪郭線効果を生
じる二重発色インキ組成物が開示されている。また、特
公平1−56109号公報には、表面処理したアルミニ
ウム粉末などの微細金属粉と樹脂と溶剤から構成された
ペン体内のインキ収納部で金属粉顔料の沈降によりハー
ドケーキ化しない、良好なインキ追従性を有するマーキ
ングペン用金属光沢インキが開示されている。
【0005】しかし、上記に記載されたマーキングペン
用インキは、粘性が低く、インキ中でのアルミニウム粉
末の沈降分離を抑制できないため、インキ収納部内にイ
ンキと共に金属球などの攪拌部材を収納し、筆記時にこ
のマーキングペンを振り、沈降した金属顔料を再分散し
なければ、良好なインキ追従性を得ることができないと
いう問題点を有している。
【0006】一方、上記のマーキングペン用インキと異
なり、金属球などの攪拌部材を使用しないボールペン用
インキも提案されている。特開昭60−186573号
公報には、溶剤及び該溶剤に可溶な増粘性の樹脂、更に
金属粉顔料及び着色顔料が少なくとも所要量づつ含有さ
れ、所要値以上の粘度を有することを特徴とするメタリ
ック調の色彩を有するインキであって、高粘度で顔料の
沈降の少ない、加圧ボールペンヘの使用に適したインキ
が開示されている。
【0007】さらに、特開平1−210478号公報に
は、樹脂とアルミニウムペーストと水からなるインキ主
成分に、添加剤としてアセチレンアルコール誘導体を添
加したことを特徴とし、ピンホールによる塗布の汚れを
防止した水性金属光沢インキが開示されている。これら
の従来技術は、通常の大気圧下で筆記できる水性ボール
ペン用インキとしては、沈降分離やインキ追従性や長期
安定性に問題を有している。
【0008】特開平7−118592公報には、パール
顔料を用い、種子多糖類からなる増粘剤で10000〜
15000mPa・sの粘性を付与させた、ボールペン
用水性金属光沢インキが開示されているが、インキ粘性
が高い為、インキ追従性が低下することや、金属光沢性
に必要な粒子径が大きすぎる為、筆記抵抗感が増大する
ことなどの問題点を有しており満足できるものではな
い。
【0009】特開平7−145339号公報には、アル
ミニウム粉末と増粘用の天然多糖類と水溶性有機溶剤と
水から構成され、粘性が10〜150Pa・sを有し、
1rpmの粘性と10rpmの粘性の比が、3.0以上
を有したインキが開示されているが、やはり粘性が高い
為のインキ追従不良の問題点が解消されてはおらず、ま
た、金色の補色用として水溶性の染料を使用しているた
め、濃度の濃い筆記用紙上に筆記した場合、染料の発色
性が不足し、銀色の描線しか得ることができず、その
上、濃度の薄い筆記用紙上の描線も耐水性や耐候性が劣
り、描線が変色してしまうという問題点を有しており、
満足できるものではない。また、これらの従来技術は、
筆記描線をメタリック感に発色させるレベルの技術であ
る。近年、インキを透明の収納管に充填した直液式ボー
ルペンで、インキの残量が確認できることが求められて
きており、特に、インキの外観色が描線色と同様なメタ
リック色を呈していることが求められている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、描線
にメタリック色を与えるメタリック光輝剤顔料と、イン
キ外観色がメタリック色を現すことを助ける脂肪酸モノ
エタノールアミド又は脂肪ジエタノールアミドを使用
し、筆記描線色とインキ外観色が同一のメタリック色を
呈することができ、長期保存においてもメタリック光輝
剤顔料の沈降分離や変質を抑制すると共に、潤滑性が良
好で、チップの磨耗が低く、滑らかな筆記が得られる水
性ボールペン用金属光沢インキを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、光輝感を有す
る顔料、粘度調整剤、水を含む水性媒体、脂肪酸モノエ
タノールアミド又は脂肪酸ジエタノールアミドから構成
され、筆記描線とインキ自身の外観観察色がほぼ一致す
るメタリック調の金属光沢色を有する水性ボールペン用
金属光沢インキである。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
使用する光輝感を有する顔料は、アルミニウム、銅、真
鍮、金などの金属粉末や、基材のガラス、シリカ、雲
母、アルミニウムに鉄やチタニウム等の金属をコーティ
ングした顔料等からなり、筆記描線に金属光沢色を付与
する顔料として使用する。
【0013】アルミニウム粉体の鱗片状のものは、光の
拡散率が高く、金属光沢性がより鮮明に認められるの
で、特に好ましい。アルミニウム粉末は、スタンプミル
で、アルミニウム片をステアリン酸などの減磨剤などと
共に粉砕するスタンプ法や、噴射法によって得られたア
ルミニウム片を滑剤と適当な剛球と共にドラム中にい
れ、ドラムを回転させてアルミニウム片を粉砕するボー
ルミル法などによって得られる。通常市販品としては、
アルミウムペーストとして入手できる。
【0014】アルミニウムペーストは、アルミニウム金
属粉を高沸点の石油系溶剤(ミネラルスプリット)と脂
肪酸などの減磨剤とを入れたボールミル中で、粉砕、研
磨、表面処理した、非常に薄い鱗片状のアルミニウム微
粉末になっているため、発火、爆発の危険性が少なく、
貯蔵安定性もよく、使用上取り扱いやすくなっている。
【0015】微細な雲母粉末に、酸化チタンや酸化鉄を
被覆した光輝感顔料は、雲母層と被覆金属層の屈折率差
を生じた光を反射することで金属光沢色を呈することが
できる。フレーク状ガラス粉に金属を被覆した光輝感顔
料は、ガラスの優れた平滑性によって反射率が向上し、
深みのある金属光沢色を提供することができる。
【0016】光輝感顔料の使用量は、インキ全量に対し
て0.5〜12質量%が好ましい。使用量が0.5質量
%未満の場合、筆記描線の金属光沢性が低く、使用量が
12質量%を越える場合、固形分が多くなり、インキの
粘性も上昇し易く、流動性が低下し、インキの追従性が
悪くなり、筆記不良が発生しやすくなる傾向が有る。光
輝感顔料の平均粒子径は、10〜90μm程度の粒子が
好ましい。平均粒子径が10μm未満だと筆記描線の金
属光沢性が少なくなり、不鮮明な筆記描線になってしま
う。平均粒子径が大きいと、粒子自身の沈降分離やペン
先部での目詰まりや筆記抵抗感の増大などの問題が発生
する。
【0017】光輝感顔料の具体的な例として、次の市販
品があげられる。アルミニウム顔料として、スパーファ
インNo22000WN、スパーファインNo1800
0WN(大和金属粉工業製)、WB0230、WB12
00(東洋アルミ製)、SAP−1110−W(昭和電
工製)、STAPAHYDROLAC−300−SUP
ER(エカルト製)、AA12、No900、No18
000(福田金属箔粉工業製)などがある。
【0018】雲母被覆顔料としては、Iriodinl
00、同103、同111、同120、同123、同1
51、同153、同163、同173、同201、同2
05、同211、同215、同217、同221、同2
23、同225、同231、同235、同249、同2
59、同289、同299、TimironMP−4
7、同MP−1001、同MP−105、同MP−11
5(以上、全てメルク社製)、ULTMICA SB−
100、同SD−100、同SE−100、同RYB−
100、同RYD−100(以上、日本光研工業製)、
PEARL TP−500、同TPX−720、同SP
−800(以上、ティカ製)等がある。
【0019】ガラス被覆顔料としては、無電解メッキ法
被覆のメタシャインREFSX−2015PS、同RE
FSX−2025PS、REFSX−2040PS(以
上、日本板硝子社製)、スパッタリング法被覆のクリス
ターGFl00、同GF−150、同GF−250、同
GF−350、同GF−450、同GF−550(東洋
アルミ製)等がある。
【0020】本発明に使用する脂肪酸モノエタノールア
ミド及び脂肪酸ジエタノールアミドは、多価アルコール
エステル型の液晶配向剤で、配向した液晶の屈折率変位
性によってメタリック感のある液体外観観察色を付与す
ることができる。脂肪酸モノエタノールアミド及び脂肪
酸ジエタノールアミドの具体的な例として、パルミチン
酸エタノールアミド、ステアリン酸エタノールアミド、
ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノ
ールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、牛脂肪酸
ジエタノールアミド等がある。脂肪酸モノエタノールア
ミド及び脂肪酸ジエタノールアミドは、インキ全量に対
して0.2〜10質量%、好ましくは0.5〜4質量%
使用する。
【0021】粘度調整剤は、光輝感顔料の沈降抑制やボ
ールペン用インキとして適当な流動性を付与するために
用いるが、水性インキおいて光輝感顔料や補色着色顔料
と併用しても、その効果が低減しないという性質を有し
ているものを選択することが必要である。具体的には、
天然多糖類系で種子多糖類のグアーガム、ローカストビ
ンガム、ガラクトマンナン、ペクチン及びその誘導体、
サイリュウムシードガム、タマリンドウガム、微生物系
のキサンタンガム、レオザンガム、ラムザンガム、ウエ
ランガム、ジェランガム等、海藻多糖類のカラギーナ
ン、アルギン酸及びその誘導体、樹脂多糖類のタラガン
トガム、セルロース及びその誘導体や、合成高分子系で
は、ポリアクリル酸やその架橋型共重合体、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン及びその誘導体、ポ
リビニルメチルエーテル及びその誘導体などが使用でき
る。
【0022】特に、微生物系のガムは、強い粘性付与効
果と長期期間保存してもその物性が安定している特徴が
有るが、雑菌の繁殖性や微粉末顔料の凝集性が強い傾向
が有る。ポリアクリル酸やその架橋型共重合体は、顔料
の凝集性や雑菌の繁殖性に対して安定な特徴は有るが、
粘性付与性は天然多糖類に劣る傾向が有る。
【0023】インキ成分中の光輝感顔料や補色着色顔料
の添加量や種頬によって上記粘度調整剤中より、1種類
以上選択して使用することができる。例えば、光輝感顔
料の金属成分が、インキ中に含まれる微量の電解質によ
り、イオンとして水中に溶け出すと、顔料の分散安定及
び粘度調整のために使用される水溶性樹脂等が、この金
属イオンの作用により、ゲル化、加水分解或いは一部不
溶化することによってインキ粘度が上昇したり、分離凝
集する傾向がある。この溶出した金属イオンをイオン結
合によって捕捉できる官能基を有する粘度調整剤、例え
ば、側鎖にグルクロン酸を有するキサンタンガムやレオ
ザンガム、グアーガムやローカストビンガムのカチオン
化誘導体、カルボン酸を有するポリアクリル酸等が、金
属を被覆した光輝感顔料を含有する水性インキ中で長期
保存安定性を維持でき、インキの変質を抑制しやすい。
【0024】粘度調整剤の使用量としては、インキ全量
に対して0.1質量%〜1.5質量%であることが好ま
しい。粘度調整剤種で添加量は異なり、天然多糖類系で
は、0.1質量%〜0.8質量%が好ましく、合成高分
子系では、0.5質量%〜1.5質量%が好ましい。粘
度調整剤の添加量が少ないと光輝感顔料粒子の沈降が生
じやすく、1.5質量%以上多くなるとインキの流動性
が低下し、インキの追従性不良による筆記不良が発生し
易くなる傾向がある。
【0025】流動性の判定は、インキ粘性で判断するこ
とができ、例えば、一般的な回転粘度計であるE型粘度
計で測定した数値より、光輝感顔料粒子の沈降抑制に
は、1rpmでの粘性値が500mPa・s以上が必要
であり、この粘性を付与するためには、上記増粘剤の添
加量が必要となつてくる。また、粘性値が8000mP
a・s以上を示すと、インキの流動性が低下し、インキ
の追従性やボールペンのペン先部からの筆記用紙への供
給性が悪くなる。したがって、粘度調整剤の添加量を調
整しなければならない。
【0026】補色着色剤は、光輝感顔料の地色である金
属色以外の色を調色する為に使用する。補色着色剤とし
て顔料を使用すると、耐水性や耐候性に優れ、半永久的
な筆記描線を与えることができる。一方、補色着色剤に
染料を使用すると、彩度や明度の高い筆記描線色やパス
テル調の中間色の発色も可能で色相のバリエーションの
多面性が得られる。また、樹脂エマルジョンと一緒に存
在している顔料は、筆記用紙の地色の濃さや色調に関わ
らず、色々な色調である虹彩色を提供することができ
る。
【0027】使用される顔料種の例としては、カーボン
ブラック、チタンホワイト、チタンブラック、亜鉛華、
べんがら、酸化クロム、鉄黒、コバルトブルー、アルミ
ナホワイト、酸化鉄黄、ビリジアン、硫化亜鉛、リトポ
ン、カドミウムエロー、朱、ガドミウムレッド、黄鉛、
モリブデートオレンジ、ジンククロメート、ストロンチ
ウムクロメート、ホワイトカーボン、クレー、タルク、
群青、沈降性硫酸バリウム、バライト粉、炭酸カルシウ
ム、鉛白、紺青、マンガンバイオレット、アルミニウム
粉、真鍮粉等の無機顔科、C.I.PIGMENT Y
ELLOW34、C.I.PIGMENT REDl0
4、C.I.PIGMENT BLUE17、C.PI
GMENT BLUE27、C.I.PIGMENT
RED81、C.I.PIGMENT VIOLET
l、C.I.PIGMENT BLUEl、C.I.P
IGMENT VIOLET3、C.I.PIGMEN
TRED53、C.I.PIGMENT RED49、
C.I.PIGMENTRED57、C.I.PIGM
ENT RED48、C.I.PIGMENTYELL
OW3、C.I.PIGMENT YELLOWl、
C.I.PIGMENT YELLOW74、C.I.
PIGMENT YELLOW167、C.I.PIG
MENT YELLOW12、C.I.PIGMENT
YELLOW14、C.I.PIGMENT YEL
LOW17、C.I.PIGMENT YELLOW1
3、C.I.PIGMENT YELLOW55、C.
I.PIGMENT YELLOW83、C.I.PI
GMENT ORANGE16、C.I.PIGMEN
T ORANGE13、C.I.PIGMENT OR
ANGE5、C.I.PIGMENT RED38、
C.I.PIGMENTRED22、C.I.PIGM
ENT RED5、C.I.PIGMENTRED14
6、C.I.PIGMENT RED245、C.I.
PIGMENT VIOLET50、C.I.PIGM
ENT BLUE15、C.I.PIGMENT GR
EEN7、C.I.PIGMENT YELLOW9
5、C.I.PIGMENT YELLOW166、
C.I.PIGMENT VIOLET19、C.I.
PIGMENT VIOLET23等の有機顔科、スチ
レンやポリエステルの重合によって得られる水分散粒子
体であるエマルションや中空樹脂分散体自身やそれらを
染料で染着することによって得られる染着擬似顔料等か
ら1種又は2種以上組み合わせて使用ことができる。
【0028】具体的に使用できる染料を例示すれば、直
接染料の一例としては、C.I.Direct Yel
low4、C.I.Direct Yellow26、
C.I.Direct Yellow44、C.I.D
irect Yellow50、C.I.Direct
Red1、C.I.Direct Red4、C.
I.Direct Red23、C.I.Direct
Red31、C.I.Direct Red37、
C.I.Direct Red39、C.I.Dire
ct Red75、C.I.Direct Red8
0、C.I.Direct Red81、C.I.Di
rect Red83、C.I.DirectRed2
25、C.I.Direct Red226、C.I.
DirectRed227、C.I.Direct V
iolet9、C.I.Direct Blue1、
C.I.Direct Blue2、C.I.Dire
ctBlue15、C.I.Direct Blue7
1、C.I.DirectBlue86、C.I.Di
rect Bluel06、C.I.DirectBl
ue119、C.I.Direct Green30等
が挙げられる。
【0029】塩基性染料の一例としては、C.I.Ba
sic Yellow1、C.I.Basic Yel
low2、C.I.Basic Ye11ow1、C.
I.Basic Yel10w25、C.I.Basi
c Orange2、C.I.Basic Orang
e14、C.I.Basic Orange32、C.
I.Basic Red1、C.I.Basic Re
d2、C.I.Basic Red9、C.I.Bas
ic Red14、C.I.Basic Violet
3、C.I.Basic Blue1、C.I.Bas
ic Blue9、C.I.Basic Brown1
2等が挙げられる。
【0030】酸性染料の一例としては、C.I.Aci
d Yellow1、C.I.Acid Yellow
7、C.I.Acid Yellow17、C.I.A
cid Yellow19、C.I.Acid Yel
low23、C.I.Acid Yellow25、
C.I.Acid Yellow29、C.I.Aci
d Yellow38、C.I.Acid Yello
w42、C.I.Acid Yellow49、C.
I.Acid Yellow61、C.I.Acid
Yellow72、C.I.Acid Orange
7、C.I.AcidRed1、C.I.Acid R
ed8、C.I.Acid Red9、C.I.Aci
d Red13、C.I.Acid Red14、C.
I.AcidRed18、C.I.Acid Red2
6、C.I.Acid Red27、C.I.Acid
Red35、C.I.Acid Red37、C.
I.Acid Red51、C.I.Acid Red
52、C.I.Acid Red57、C.I.Aci
d Red82、C.I.Acid Red87、C.
I.Acid Red92、C.I.Acid Red
94、C.I.AcidRed115、C.I.Aci
d Red129、C.I.Acid Red131、
C.I.Acid Violet7、C.I.Acid
Violet17、C.I.Acid Violet
18、C.I.Acid Blue1、C.I.Aci
d Blue7、C.I.Acid Blue9、C.
I.Acid Blue22、C.I.Acid Bl
ue23、C.I.Acid Blue25、C.I.
Acid Blue40、C.I.Acid Blue
41、C.I.Acid Blue43、C.I.Ac
id Blue62、C.I.Acid Blue7
4、C.I.Acid Blue78、C.I.Aci
d Blue90、C.I.Acid Green3、
C.I.Acid Green7、C.I.Acid
Green9、C.I.Acid Green16、
C.I.Acid Brown39等が挙げられる。
【0031】水性媒体は、水性ボールペン用インキとし
て種々の品質、例えばペン先でのインキ乾燥防止、低温
時でのインキ凍結防止などの目的で使用することができ
る。具体的には、全インキに対して質量比で5%以上、
好ましくは40%以上の水分が有ることが望ましい。更
に、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ビレングリコール、チオジグリコール、グリセリン、ジ
グリセリン、2−ピロリドン、n−メチルー2−ピロリ
ドン、ジメチルフォルムアミド、ジメチルイミダゾリジ
ノン等の保湿性を有する水溶性の有機溶剤を1種乃至複
数種用いることが好ましい。
【0032】その他、必要に応じて、アンモニア、尿
素、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、トリポリ燐酸ナトリウム、炭酸ナト
リウムなど炭酸や燐酸のアルカリ金属塩、水酸化ナトリ
ウムなどアルカリ金属の水酸化物等のpH調整剤、フェ
ノール、ナトリウムオマジン、ペンタクロロフェノール
ナトリウム、1,2−ベンズイソチアゾリン3−オン、
2,3,5,6−テトラクロロ−4(メチルスルフォニ
ル)ピリジン、安息香酸ナトリウムなど安息香酸やソル
ビン酸やデヒドロ酢酸のアルカリ金属塩、ベンズイミダ
ゾール系化合物等の防腐若しくは防黴剤、ベンゾトリア
ゾール、ジシクロヘキシルアンモニウムナイトライト、
ジイソプロピルアンモニウムナイトライト、トリルトリ
アゾール等の防錆剤、ポリオキシエチレンラウリルエー
テルなどポリオキシエチレンやポリオキシプロピレン或
はポリオキシエチレンポリオキシプロピレンの誘導体、
テトラグリセリルジステアレートなどグリセリンやジグ
リセリン或はポリグリセリンの誘導体、ソルビタンモノ
オレートなどソルビタン誘導体、パーフルオロアルキル
燐酸エステルなど弗素化アルキル基を有する界面活性
剤、ジメチルポリシロキサンのポリエチレングリコール
付加物などのポリエーテル変性シリコーン等の潤滑及び
湿潤剤を添加してもよい。
【0033】これらの潤滑剤及び湿潤剤として例示した
界面活性剤は、顔料や光輝感顔料粒子の分散安定剤とし
ての機能も有する。特に、高級脂肪酸アミドのアルキル
化スルフォン酸塩、アルキルアリルスルフォン酸塩等の
アニオン系界面活性剤や、ポリビニルピロリドン、ポリ
ビニルアルコール、ポリアクリル酸、アクリル酸共重合
体、アクリル−メタクリル酸系樹脂、スチレン−アクリ
ル系樹脂、マレイン酸樹脂、スチレン−マレイン酸系樹
脂等の水溶性高分子を分散剤として用いることが好まし
い。
【0034】本発明の水性ボールペン用金属光沢インキ
を製造するには、従来から知られている種々の方法が採
用できる。例えば、上記各成分を配合し、ディゾルバー
等の攪拌機により混合攪拌することによって、また、ボ
ールミルや三本ロール等によって混合粉砕した後、遠心
分離や濾過によって、顔料粒子やアルミニウム粉粒子の
粗大粒子、及び未溶解物、混入固形物を取り除くことに
よって容易に得ることができる。
【0035】
【実施例】次に実施例によって本発明を詳細に説明す
る。 実施例1 アルミニウムペースト(WB0230:東洋アルミ製) 5.0質量部 *アルミニウム粉含有率68質量% プロピレングリコール 20.0〃 キサンタンガム 0.5〃 パルミチン酸モノエタノールアミド 1.0〃 精製水 73.5〃 以上の配合物を撹絆後濾過し、水性ボールペン用インキ
を得た。
【0036】 実施例2 イリオジン323 8.0質量部 プロピレングリコール 15.0〃 キサンタンガム 0.5〃 ラウリン酸ジエタノールアミド 1.0〃 Blue♯300L(ダイワ化成製:染料分20%) 15.0〃 精製水 60.5〃 以上の配合物を攪拌後濾過し、水性ポールペン用インキ
を得た。
【0037】 実施例3 クリスタルスターGF250(東洋アルミ製) 2.0質量部 プロピレングリコール 20.0〃 キサンタンガム 0.5〃 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0〃 Blue♯300L(ダイワ化成製:染料分20%) 5.0〃 精製水 70.5〃 以上の配合物を攪拌後濾過し、水性ボールペン用インキ
を得た。
【0038】 比較例1 アルミニウムペースト(WB0230:東洋アルミ製) 5.0質量部 *アルミニウム粉含有率68質量% プロピレングリコール 20.0〃 キサンタンガム 0.5〃 精製水 74.5〃 以上の配合物を攪拌後濾過し、水性ボールペン用インキ
を得た。
【0039】 比較例2 イリオジン323 8.0質量部 プロピレングリコール 15.0〃 キサンタンガム 0.5〃 Blue♯300L(ダイワ化成製:染料分20%) 15.0〃 精製水 61.5〃 以上の配合物を攪拌後濾過し、水性ポールペン用インキ
を得た。
【0040】 比較例3 クリスタルスターGF250(東洋アルミ製) 2.0質量部 プロピレングリコール 20.0〃 キサンタンガム 0.5〃 Blue♯300L(ダイワ化成製:染料分20%) 5.0〃 精製水 72.5〃 以上の配合物を攪拌後濾過し、水性ボールペン用インキ
を得た。
【0041】以上3種類の実施例と3種類の比較例で得
られたインキを、次の試験方法で試験を行い、結果を表
1〜表2に記載した。
【0042】(1)平均粒子径の測定 インキ作製後、1週間以内に光子相関法を用いたNIC
OMP370(野崎産業製)を使用し平均粒子径を測定
する。インキ作製後、室温に6ヶ月放置した後、初期と
同様な方法で粒子径を測定する。
【0043】(2)粘性値の測定 インキ作製後、1週間以内にEMD型粘度計(東機産業
製)を使用し、1rpmの粘性値を測定する。インキ作
製後、室温に6ヶ月放置した後、初期と同様な方法で粘
性値を測定する。
【0044】(3)筆感テスト 中継芯のない内径3.5mm、長さ100mmの透明ポ
リプロピレン製インキ収納管と、0.7mmのボール径
を有するステンレス製ペン先からなるリフィールにイン
キを充填し、評価用ボールペン体Aを試作した。この評
価用ボールペン体Aを使用し、手で螺旋筆記を行い、そ
の時の筆感を感覚的に判定した。 ◎:非常に滑らか ○:やや重い △:抵抗を感じる ×:非常に重い
【0045】(4)描線色とインキ外観色 試作用ボールペンAで筆記した描線色と、透明チューブ
内に充填してあるインキ外観色を目視で比較観察した。 ○:色相が同一で光沢感あり △:色相は同じで光沢感なし ×:色相が違う
【0046】
【表1】
【0047】上記の結果より実施例のインキは、経時的
に光沢感を有する顔料粒子の凝集や増粘性の変位度が少
なく、安定しているのは明白である。
【0048】
【表2】
【0049】上記の結果より実施例のインキは、筆記性
が滑らかで、筆記描線色とインキ外観色の色相や光沢感
が同じであり、良好な水性ボールペンインキと判定でき
る。
【0050】
【発明の効果】本発明の金属光沢色を有する水性ボール
ペン用インキは、光沢感を有する顔料、脂肪酸モノエタ
ノールアミド又は脂肪酸ジエタノールアミド、粘度調整
剤を配合することにより、インキ外観色と筆記描線が同
じ光沢感、色相を有し、着色成分を凝集させること無
く、経時安定性があり、これを用いると筆感が滑らかな
水性ボールペンを提供できる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光輝感を有する顔料、粘度調整剤、水を
    含む水性媒体、脂肪酸モノエタノールアミド又は脂肪酸
    ジエタノールアミドからなる水性ボールペン用金属光沢
    インキ。
  2. 【請求項2】 脂肪酸モノエタノールアミド又は脂肪酸
    ジエタノールアミドをインキ全量に対して0.2〜10
    質量%含んだ請求項1記載の水性ボールペン用金属光沢
    インキ。
  3. 【請求項3】 補色着色剤を含む請求項1記載の水性ボ
    ールペン用金属光沢インキ。
  4. 【請求項4】 インキの粘度が、500mPa・s以
    上、8000mPa・s未満であることを特徴とする請
    求項1記載の水性ボールペン用金属光沢インキ。
  5. 【請求項5】 アルミニウム、銅、真鍮、金の金属粉か
    らなる光輝感を有する顔料をインキ全量に対して0.1
    〜15質量%含んだ請求項1記載の水性ボールペン用金
    属光沢インキ。
  6. 【請求項6】 ガラス、シリカ、アルミニウム、雲母の
    基材に金属をコーティングして得られた光輝感を有する
    顔料をインキ全量に対して0.1〜15質量%含んだ請
    求項1記載の水性ボールペンインキ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011502191A (ja) * 2007-10-25 2011-01-20 ジョン−ス ハン 消すことができるインク組成物及び消色方法

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JP2011502191A (ja) * 2007-10-25 2011-01-20 ジョン−ス ハン 消すことができるインク組成物及び消色方法

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