JP2001294514A - メイクアップ化粧料 - Google Patents

メイクアップ化粧料

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JP2001294514A JP2000109981A JP2000109981A JP2001294514A JP 2001294514 A JP2001294514 A JP 2001294514A JP 2000109981 A JP2000109981 A JP 2000109981A JP 2000109981 A JP2000109981 A JP 2000109981A JP 2001294514 A JP2001294514 A JP 2001294514A
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Tomeyoshi Toufukuji
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Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多層状板状ポリマー及び/又は光輝性粉体によ
るメイクアップ効果が楽しめ、塗布後速やかに乾燥する
と共に、使用中は肌から衣服などへの付着が少なく、か
つ、乾燥後は肌のつっぱり感のない、多層状板状ポリマ
ー及び/又は光輝性粉体の付着持続性に優れたメイクア
ップ化粧料を提供すること。 【解決手段】(A)多層状板状ポリマー及び/又は光輝
性粉体、(B)カルボキシメチルセルロース又はその
塩、(C)皮膜形成剤及び(D)液状油を含有するメイ
クアップ化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体に適用するメ
イクアップ化粧料に関し、更に詳細には、顔、ボディ、
頭髪などに塗布して多層状板状ポリマー及び/又は光輝
性粉体によるメイクアップ効果が楽しめ、塗布後速やか
に乾燥すると共に、使用中は肌から衣服などへの付着が
少なく、かつ、乾燥後は肌のつっぱり感のない、多層状
板状ポリマー及び/又は光輝性粉体の付着持続性に優れ
たメイクアップ化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光の反射や干渉作用等による光輝
性効果を有する粉体〜板状小片である多層状板状ポリマ
ー(ラメ剤)や光輝性粉体(パール剤)を配合し、その
光輝性や発色性によるメイクアップ効果を目的とした製
剤は各種のものが検討されている。即ち、これらをジェ
ル、クリーム、固形剤等に分散せしめたもの、あるいは
油剤処理を施して多層状板状ポリマーや光輝性粉体の付
着性を高め、これら自体を製品としたものなど、多様な
技術が展開され、化粧料をはじめ各種の製剤に応用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、化粧料
においては、多層状板状ポリマーや光輝性粉体を配合し
たクリーム、固形剤、あるいは油剤処理を施した多層状
板状ポリマー、光輝性粉体などは、肌上でののびが良く
使用性(製品としての使い心地の良さ/使い易さ)に優
れる一方で、使用中に肌から移動して衣服などへ付着し
たり、付着性が弱いために経時的に剥がれ落ちてしまう
といった問題点があった。また、一般に水溶性ポリマー
を使用したジェルに多層状板状ポリマーや光輝性粉体を
分散したものは、比較的塗布膜が強く付着性は向上する
が、使用直後のベースが乾く前は、やはり衣服などへの
付着が生じたり、乾いた後にフィルム状の膜が形成さ
れ、肌がつっぱる等、使用性を損なう場合があった。つ
っぱり感を改善するために水溶性高分子の量を低減する
と、逆に塗布膜が脆くなり、付着性が著しく低下して、
経時的にフレーク状に剥がれ落ちたりするなどの問題が
あった。そこで、塗布後は速やかに乾燥し、使用中に衣
服などへの付着が少なく、更には乾燥後の皮膚のつっぱ
り感を生じることのない、多層状板状ポリマーや光輝性
粉体の付着持続性に優れたメイクアップ化粧料の開発が
望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明者は上記欠点を克服すべく鋭意研究を行った結
果、多層状板状ポリマー及び/又は光輝性粉体、カルボ
キシメチルセルロース又はその塩、皮膜形成剤および液
状油を組み合わせたメイクアップ化粧料であれば、塗布
後は速やかに乾燥し、使用中は肌から衣服などへの付着
を生じにくく、使用性が良好で、かつ、肌のつっぱりを
感じることなく、長時間に渡って多層状板状ポリマー及
び/又は光輝性粉体のメイクアップ効果を楽しむことが
できるメイクアップ化粧料が得られることを見いだし、
この知見に基づいて本発明を完成させた。
【0005】すなわち本発明は、次の成分(A)〜
(D)、 (A)多層状板状ポリマー及び/又は光輝性粉体 (B)カルボキシメチルセルロース又はその塩 (C)皮膜形成剤 (D)液状油 を含有することを特徴とするメイクアップ化粧料であ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
本発明に用いられる成分(A)の多層状板状ポリマー及
び/又は光輝性粉体は、光の反射や干渉作用等により光
輝性効果や発色効果を有する粉体〜板状小片であり、本
発明の目的とする化粧効果を実現するために必須の成分
である。成分(A)のうち多層状板状ポリマーとして
は、例えば異種又は同種の板状ポリマーを積層したもの
や、異種又は同種の板状ポリマーと金属層を蒸着した
り、色素で着色したポリマーを積層したものなどがあ
る。本発明において多層状板状ポリマーは、上記の構成
を有し、かつ、光輝性効果や発色効果を有するものであ
れば特に限定されない。具体的にはポリエチレンテレフ
タレート・ポリオレフィン積層フィルムを粉末状に切断
したものや、アルミニウムを蒸着したポリエチレンテレ
フタレートフィルムに必要に応じて黄酸化鉄又は法定色
素で着色したエポキシ樹脂を皮膜処理し、微細な薄片に
したポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポ
キシ積層末等を例示することができる。
【0007】成分(A)のうち光輝性粉体としては、光
の干渉作用や反射等により光輝性効果や発色効果を有す
る粉体であれば特に限定されず、粉体粒子の大きさ等に
ついても何れのものを使用することもできる。具体的に
は雲母チタン、酸化鉄雲母チタン、酸化鉄処理雲母、黒
酸化鉄雲母チタン、酸化鉄・黒酸化鉄処理雲母チタン、
カルミン処理雲母チタン、カルミン・コンジョウ処理雲
母チタン、酸化鉄・カルミン処理雲母チタン、コンジョ
ウ処理雲母チタン、酸化鉄・コンジョウ処理雲母チタ
ン、酸化クロム処理雲母チタン、黒酸化チタン処理雲母
チタン等のパール顔料、魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス等
を例示することができる。
【0008】本発明において、成分(A)の多層状板状
ポリマー及び/又は光輝性粉体は1種又は2種以上を組
合わせて使用することができ、その配合量は好ましくは
全組成中0.01〜20質量%(以下、質量%を単に%
で示す)、より好ましくは0.5〜10%である。
【0009】本発明に用いられる成分(B)のカルボキ
シメチルセルロース又はその塩は、溶液状態において良
好な透明性と粘性を示すセルロース誘導体であるが、本
発明においては成分(A)を均一に分散し、適度な粘性
に調整することができるとともに、他の粘性付与剤に比
較して成分(A)を塗布をし易く、また、塗布時の乾燥
を速めて衣服などへの付着を低減せしめる上で必須の成
分である。本発明において成分(B)のカルボキシメチ
ルセルロース又はその塩は、通常化粧料に使用できるも
のであれば置換度、分子量等特に限定されず使用可能で
あるが、カルボキシメチルセルロース塩、特にカルボキ
シメチルセルロースナトリウムが好ましい。
【0010】本発明において、成分(B)のカルボキシ
メチルセルロース又はその塩は置換度、分子量、対塩基
の異なる1種又は2種以上を組合わせて使用することが
でき、その配合量は好ましくは全組成中0.1〜10
%、より好ましくは0.5〜5%である。
【0011】本発明に用いられる成分(C)の皮膜形成
剤は、成分(B)が形成する膜を補強し、成分(A)の
多層状板状ポリマー及び/又は光輝性粉体の肌上での付
着持続性を向上せしめるために必須の成分である。本発
明において、成分(C)の皮膜形成剤としては化粧料に
使用可能な皮膜形成性のポリマーを好適に用いることが
できる。皮膜形成ポリマーは、溶液中でのイオン性によ
ってノニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、アニオ
ン性ポリマー、両性ポリマー等があるが、本発明におい
てはイオン性を問わず、化粧料に配合できるもので、か
つ、成分(B)が形成する膜を補強して適度な強度の皮
膜を形成し、成分(A)の肌上での付着持続性を向上せ
しめることができるものであれば使用可能である。
【0012】本発明で使用される成分(C)において、
ノニオン性ポリマーとして具体的にはポリビニルピロリ
ドン、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体、ビニル
ピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル
酸共重合体等を挙げることができ、市販品としてはBA
SF社製のルビスコールK、ISP社製のPVP/VA
やコポリマーシリーズ等を使用することができる。ま
た、更にアクリル酸エチル・メタクリル酸エチル共重合
体、アクリル酸エチル・メタクリル酸メチル共重合体、
アクリル酸オクチル・酢酸ビニル共重合体、アクリル酸
オクチル・スチレン共重合体、ポリアクリル酸エチル、
ポリメタクリル酸エチル等を使用することができるが、
これらは通常エマルジョン状に調製されたラテックスが
大半であり、必要に応じてこれらを選択して使用するこ
とができる。
【0013】カチオン性ポリマーとして具体的にはビニ
ルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリ
ル酸共重合体ジエチル硫酸塩、塩化ジアリルジメチルア
ンモニウム・ヒドロキシエチルセルロース、塩化グリシ
ジルトリメチルアンモニウム・ヒドロキシエチルセルロ
ース、塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、塩化
ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合
体等を例示することができ、ISP社製のガフコート7
34、同755、大阪有機化学工業社製のH.C.ポリ
マーシリーズ、ユニオンカーバイド社製のポリマーJR
シリーズ、カルゴン社製のマーコート100、同550
等の市販品を使用することができる。
【0014】アニオン性ポリマーとしては、アクリル酸
・アクリル酸エチル・N−tert−ブチルアクリルア
ミド共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン、ビニ
ルメチルエーテル・マレイン酸エチル共重合体、ビニル
メチルエーテル・マレイン酸ブチル共重合体、酢酸ビニ
ル・クロトン酸共重合体等が例示され、BASF社製の
ウルトラホールドシリーズやルビセットCA、ISP社
製のガンツレッツESシリーズ、互応化学工業社製のプ
ラスサイズL−6330等の市販品を使用することがで
きる。更に、アクリル酸エチル・メタクリル酸共重合
体、アクリル酸・スチレン・メタクリル酸アンモニウム
共重合体等も使用することができるが、これらは通常エ
マルジョン状に調製されたラテックスが大半であり、必
要に応じてこれらを選択して使用することができる。
【0015】両性ポリマーとしては、N−メタクリロイ
ルエチルN,N−ジメチルアンモニウム・α−N−メチ
ルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキル共重合
体、アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチ
ルアミノエチル・アクリル酸オクチルアミド共重合体、
アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アク
リルアミド共重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウ
ム・アクリル酸共重合体等を例示することができ、三菱
化学社製のユカフォーマーシリーズ、ナショナルスター
チ社製のアンフォマーシリーズ、カルゴン社製のマーコ
ートプラス3330やマーコート280等の市販品を使
用することができる。
【0016】本発明のメイクアップ化粧料において成分
(C)の皮膜形成剤としては、使用後に形成される膜の
付着性や塗布時の乾燥の速さを得る上で、また、肌のつ
っぱり感を軽減するための柔軟性を得る上でノニオン性
ポリマーが好ましく、これらのうちポリビニルピロリド
ン重合体、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体が特
に好ましい。
【0017】本発明において成分(C)の皮膜形成剤は
1種又は2種以上を組合わせて使用することができ、そ
の配合量は皮膜形成剤純分として全組成中0.1〜15
%が好ましく、0.5〜10%がより好ましい。なお、
本発明においては成分(B)と成分(C)の配合量の比
(B)/(C)が10/1〜1/20の範囲にあれば、
乾燥の速さとメイクアップ効果の持続性をバランス良く
付与することができ、メイクアップ用製品として、より
品質の良いものが得られ、好ましい。
【0018】本発明に用いられる成分(D)の液状油
は、室温において液状を呈する油剤であり、本発明にお
いては乾燥後の肌のつっぱり感を低減する効果に大きく
寄与する。本発明において成分(D)の液状油として
は、天然、合成の種類は問わず、化粧料に使用可能であ
り、かつ、室温において液状の油剤であれば特に限定さ
れない。具体的には、天然液状油としては米胚芽油、菜
種油、綿実油、大豆油、小麦胚芽油、落花生油、アボガ
ド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアンナッツ油、
トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、グレープシー
ド油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、サザンカ油、ヒ
マシ油、アマニ油、サフラワー油、ホホバ油、シナギリ
油、カヤ油等が挙げられる。合成液状油としては流動パ
ラフィン、スクワラン、スクワレン等の炭化水素、オレ
イン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸、ラウリルア
ルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコ
ール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、メチ
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メ
チルハイドロジェンポリシロキサン、デカメチルポリシ
ロキサン等のシリコーン、ミリスチン酸イソプロピル、
パルミチン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、ミリ
スチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシ
ルデシル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、パル
ミチン酸オクチル、セバチン酸イソプロピル、セバチン
酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシ
ル、2−エチルヘキサン酸セチル、ジカプリン酸プロピ
レングリコール、トリイソステアリン酸グリセリル、ト
リイソステアリン酸トリメチロールプロパン、トリ−2
−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキ
サン酸トリメチロールプロパン、ジカプリン酸ネオペン
チルグリコール、ジ−2−へプチルウンデカン酸グリセ
リル、トリカプリルカプリン酸グリセリル、2−エチル
ヘキサン酸セチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチ
ン酸イソプロピル、オレイン酸オレイル、オレイン酸ヘ
キシル、オレイン酸デシル等のエステル類等が挙げられ
る。これらのうち、スクワラン、オクチルドデカノー
ル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチ
ル、2−エチルヘキサン酸セチル、ジカプリン酸プロピ
レングリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリ
ル、トリカプリルカプリン酸グリセリル、小麦胚芽油、
米胚芽油、オリーブ油、グレープシード油、ホホバ油、
マカデミアンナッツ油、トウモロコシ油、ゴマ油、菜種
油、綿実油、大豆油、落花生油が好ましい。
【0019】本発明において成分(D)の液状油は1種
又は2種以上を組合わせて使用することができ、その配
合量は全組成中0.01〜10%が好ましく、0.1〜
5%がより好ましい。
【0020】本発明のメイクアップ化粧料は、身体、具
体的には顔、ボディ、手、脚、頭髪などに手指またはヘ
ラ状、ブラシ状等の塗布具を用いて塗布し、使用するこ
とができる。
【0021】本発明のメイクアップ化粧料においては、
上記の必須成分に加え、目的に応じて本発明の効果を損
なわない量的、質的範囲で、ノニオン性、アニオン性、
カチオン性、両性の各種界面活性剤;一価の低級アルコ
ール、多価アルコール、単糖類、オリゴ糖類、多糖類、
無機塩類等の水性成分;上記成分(B)又は成分(C)
以外の増粘性水溶性ポリマー;pH調整剤;紫外線吸収
剤;紫外線散乱剤;香料;殺菌剤;防腐剤;酸化防止
剤;金属封鎖剤;感触改良用粉体;植物抽出成分、ビタ
ミン類、ペプチド類等の各種美容成分など、皮膚又は頭
髪用化粧料において汎用される他の成分を配合すること
ができる。
【0022】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に説明す
る。なお、これらは本発明を何ら限定するものではな
い。
【0023】実施例1〜10及び比較例1〜4 ボデ
ィメイクアップ ジェル 表1及び表2に示す組成及び下記製法にてボディメイク
アップジェルを調製し、使用試験により、塗布後の乾燥
の速さ、衣服への付着のなさ(乾燥後)、肌のつっぱり
感のなさ(乾燥後)、メイクアップ効果の持続性につい
て評価及び判定を行った。結果を表1及び表2に併記す
る。
【0024】
【表1】
【0025】(注1)LUVISKOL K90(BA
SF社製) (注2)PVP/VAE−735(ISP社製)(表1
及び表2にはポリマー純分としての配合量で記載)
【0026】
【表2】
【0027】(製法) A.成分(3)〜(7)及び成分(15)〜(16)を
均一に混合溶解し、更に成分(1)〜(2)を均一に混
合する。 B.成分(8)〜(14)を均一に混合溶解する。 C.攪拌しながらAにBを徐々に添加し、均一に混合す
る。 D.Cを容器に充填し、ボディメイクアップジェルを得
た。
【0028】(評価項目及び評価方法) <1>塗布後の乾燥の速さ <2>衣服への付着のなさ(乾燥後) <3>肌のつっぱり感のなさ(乾燥後) <4>メイクアップ効果の持続性 実施例1〜10及び比較例1〜4の各試料を専門評価パ
ネル10名の腕に使用してもらい、<1>〜<4>の評
価項目について(a)評価基準を用いて評価してもらっ
た。その後、各試料の評点の平均値を(b)判定基準を
用いて判定を行った。
【0029】 (a)評価基準 (評点): (評価) 4 : 非常に良い 3 : 良い 2 : 普通 1 : やや悪い 0 : 悪い
【0030】 (b)判定基準 (評点) :(判定) 3.5以上 : ◎ 2.5以上、3.5未満 : ○ 1.0以上、2.5未満 : △ 1.0未満 : ×
【0031】表1及び表2の結果から明らかなように、
本発明のヘボディメイクアップジェルは塗布後の乾燥が
速く、乾燥後は肌のつっぱり感がなく、衣服への付着も
少ないメイクアップ効果の持続性に優れたものであるこ
とが実証された。一方、比較例1〜4においては、全て
の項目を満足するものは得られなかった。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明のメイクアッ
プ化粧料は、多層状板状ポリマー及び/又は光輝性粉体
によるメイクアップ効果が楽しめ、塗布後速やかに乾燥
すると共に、使用中は肌から衣服などへの付着が少な
く、かつ、乾燥後は肌のつっぱり感のない、多層状板状
ポリマー及び/又は光輝性粉体の付着持続性に優れた効
果を示すものであり、メイクアップ化粧料として優れた
品質を有する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)〜(D)、 (A)多層状板状ポリマー及び/又は光輝性粉体 (B)カルボキシメチルセルロース又はその塩 (C)皮膜形成剤 (D)液状油 を含有することを特徴とするメイクアップ化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(A)を全組成中0.01〜20質
    量%、成分(B)を全組成中0.1〜10質量%、成分
    (C)を全組成中0.1〜15質量%、かつ、成分
    (D)を全組成中0.01〜10質量%配合してなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のメイクアップ化粧料。
  3. 【請求項3】 成分(C)がポリビニルピロリドン及び
    /又はビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のメイクアップ化
    粧料。
  4. 【請求項4】 成分(B)と成分(C)の配合量の比、
    (B)/(C)が10/1〜1/20の範囲にあること
    を特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のメイ
    クアップ化粧料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006241004A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Kose Corp 固形メーキャップ化粧料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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