JP2001294199A - 偏平型二次元後胴 - Google Patents

偏平型二次元後胴

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JP2001294199A
JP2001294199A JP2000111980A JP2000111980A JP2001294199A JP 2001294199 A JP2001294199 A JP 2001294199A JP 2000111980 A JP2000111980 A JP 2000111980A JP 2000111980 A JP2000111980 A JP 2000111980A JP 2001294199 A JP2001294199 A JP 2001294199A
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JP
Japan
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fuselage
flat
rear fuselage
shape
vertical
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Application number
JP2000111980A
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English (en)
Inventor
Junichi Miyagawa
淳一 宮川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/10Drag reduction

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏平型二次元後胴に関し、後胴を偏平形状と
し、気流の剥離渦を少なくし、抵抗を小さくする。 【解決手段】 後胴10には垂直尾翼11、水平尾翼1
2が取付けられ、後端部1へ向かって絞られる形状であ
る。絞りの程度は縦方向の絞りH0 →H1 を大きくし、
横方向の絞りW0 →W1 を小さくして断面を偏平な形状
とする。この偏平形状により、気流の剥離領域を少なく
して圧力抵抗を減少し、揚力の増加によるピッチング振
動のダンピング効果を向上させ、又、貨物機のランプ扉
も胴体幅いっぱいに取れるので、貨物の出し入れが容易
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏平型二次元後胴に
関し、航空機の後胴の形状を偏平型となるように絞った
断面形状とし、巡航時の抵抗を小さくすると共に、揚力
を向上させ、かつ後胴のランプ扉のある機体の貨物の出
し入れを容易にするような形状としたものである。
【0002】
【従来の技術】図4,図5に従来の航空機の代表的な後
胴の形状を示す。図4において、(a)は後胴の平面
図、(b)は後部から見た図である。両図において、後
胴40には垂直尾翼41、水平尾翼42が取付けられて
おり、後胴40は後端部43に向かって縦横方向共に一
様に絞られて後胴のテールコーンを形成している。又、
図5において、(a)は平面図、(b)は後部から見た
図である。両図において、後胴50には垂直尾翼51、
水平尾翼52が取付けられており、後胴50は後端部5
3に向かって絞られる形状であるが、絞りは縦方向より
も横方向の方が大きく絞られ、後端部は縦長の形状とな
っている。
【0003】以上説明したように、従来の航空機の後胴
の絞り形状は、図4に示すような縦横方向へほぼ一様な
絞り形状のもの(ボーイング767型が代表例)、又、
図5に示すように、縦に比べて横方向の絞りを大きくす
る横絞り(ボーイング777が代表例)の機体が存在し
ている。このような従来の航空機の後胴においては、後
胴の横方向の絞りにより、横方向の絞り部分で飛行中に
気流の剥離渦が生じ、巡航時抵抗が大きくなり、又、後
胴の横方向の絞りにより揚力が小さくなり、性能に大き
く影響するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
航空機の後胴の形状は横方向の絞りによって飛行中に後
胴に気流の乱れ、即ち剥離渦が生じ巡航時の抵抗となっ
ており、性能面に影響し、又、その絞り形状によりラン
プ扉を有する機体の貨物の出し入れに構造的な制約が生
じており、何らかの対策が望まれていた。
【0005】そこで本発明は、後胴の絞り形状に工夫を
し、気流の剥離領域を減少させて圧力抵抗を小さくし、
かつ後胴の揚力も増加させ、ランプ扉を胴体の幅方向に
拡大させ貨物の出し入れも容易にする設計が可能となる
偏平型二次元後胴を提供することを課題としてなされた
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するために、次の(1),(2)の手段を提供す
る。
【0007】(1)航空機の後胴において、後胴の断面
形状は、同後胴前部から後端部へ向かうに従って横方向
の絞りは小さく、縦方向の絞りを大きくして偏平形状と
したことを特徴とする偏平型二次元後胴。
【0008】(2)航空機の貨物機後胴において、後胴
の断面形状は、同後胴前部から後端部へ向かうに従って
横方向はほとんど絞らず、縦方向のみ絞って偏平形状と
し、同後胴の底面にはランプ扉を設けたことを特徴とす
る偏平型二次元後胴。
【0009】本発明の(1)においては、後胴の断面形
状が偏平形状となるので、後胴部の気流の剥離領域が減
少し、圧力抵抗が減少する。又、偏平形状の採用により
揚力が増し、機体のピッチング振動に対するダンピング
特性が向上し、更に、後胴底面が胴体横方向に拡大する
ので、装備品の装着が容易となる。
【0010】本発明の(2)においては、後胴の断面形
状は偏平形状であり、後胴の底面は胴体幅が拡大するの
で、上記(1)の効果に加え、更にランプ扉を胴体幅い
っぱいに取ることができ、貨物の出し入れが容易となる
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の第1形態に係る偏平型二次元後胴を示し、(a)は
平面図、(b)は後方から見た図である。両図におい
て、後胴10には垂直尾翼11、水平尾翼12が取付け
られており、後胴10は後端部1に向かって絞られてい
る。絞りの程度は縦方向にはH0 →H1 と大きく絞り、
横方向にはW0 →W1 と絞りを小さくしている。このよ
うな絞りにより後胴10は偏平な断面形状となり、その
後端部1はW1 >H1 となり幅方向に細長い偏平な形状
となる。
【0012】上記のような形状にすると、二次元的に横
方向の変化が小さくなり、従来のように後胴部に生じて
いた剥離領域が小さくなり、圧力抵抗が減少する。又、
偏平形状によって揚力も増加するので機体のピッチング
振動に対するダンピング特性が向上し、更に、後胴が偏
平構造となるので、後胴底面へのアンテナ等の装備品や
配管、配線等の布設が容易となる。
【0013】図2は本発明の実施の第2形態に係る偏平
型二次元後胴を示す斜視図である。本実施の第2形態に
おいては、ランプ扉を有する貨物機へ採用した例であ
る。図において、20は貨物機の後胴であり、21はラ
ンプ扉、22は後胴の前部開口、23は後部の端部でコ
ーン部である。この例においては後胴20の前部開口2
2を横方向の絞りを少なくし、縦方向の絞りを大きく
し、後端部23は偏平な横方向に細長い形状としたもの
である。
【0014】このような実施の第2形態においては、上
記実施の第1形態における効果に加え、ランプ扉21は
幅方向が大きく取れるので、貨物の搬入、搬出が容易と
なり、大形のトラック等の車両も容易に出し入れできる
貨物機の設計が可能となる。なお、横方向の絞りは、ほ
とんど絞らず、空力的に許される最小限の絞りとし、縦
方向の絞りのみ大きく取り、偏平形状の横方向の幅をで
きるだけ大きくすると、ランプ扉21の幅を大きくする
ことができる。
【0015】図3は上記に説明の実施の第1,第2形態
における形状の断面を示す図であり、(a)は図1に示
す実施の第1形態、(b)は図2に示す実施の第2形態
の断面である。(a)において、後胴10は後胴前部開
口2を後端部1の形状に絞っており、絞りの程度は、縦
方向の絞りH0 →H1 を大きく、横方向の絞りW0 →W
1 を小さくし、結果としてW1 →H1 のような偏平型と
している。
【0016】(b)において、後胴20は後胴前部開口
22を後端部23の形状に絞っており、絞りの程度は、
縦方向の絞りHA0 →HA1 を大きく、横方向の絞りW
0→WA1 を小さくし、結果としてWA1 >HA1
ような偏平型としている。
【0017】以上、具体的に説明したように、本実施の
第1,第2形態の偏平型二次元後胴によれば、後胴の縦
方向の絞りよりも横方向の絞りを大きくし、後胴断面形
状を後方に向かう程偏平形状としたので、後胴の気流の
剥離領域が減少し、圧力抵抗が小さくなる。又、偏平構
造の採用により揚力が増加し、ピッチング振動に対する
ダンピング特性が向上する。更に、実施の第2形態のよ
うにランプ扉21を胴体幅に広く取ることができるの
で、貨物の出し入れが容易となり、貨物機の設計がやり
易くなる。
【0018】
【発明の効果】本発明の偏平型二次元後胴は、(1)航
空機の後胴において、後胴の断面形状は、同後胴前部か
ら後端部へ向かうに従って横方向の絞りは小さく、縦方
向の絞りを大きくして偏平形状としたことを特徴として
いる。このような構成により、後胴の断面形状が偏平形
状となるので、後胴部の気流の剥離領域が減少し、圧力
抵抗が減少する。又、偏平形状の採用により揚力が増
し、機体のピッチング振動に対するダンピング特性が向
上し、更に、後胴底面が胴体横方向に拡大するので、装
備品の装着が容易となる。
【0019】本発明の(2)は、航空機の貨物機後胴に
おいて、後胴の断面形状は、同後胴前部から後端部へ向
かうに従って横方向はほとんど絞らず、縦方向のみ絞っ
て偏平形状とし、同後胴の底面にはランプ扉を設けたこ
とを特徴としている。このような構成により、後胴の断
面形状は偏平形状であり、後胴の底面は胴体幅が拡大す
るので、上記(1)の効果に加え、更にランプ扉を胴体
幅いっぱいに取ることができ、貨物の出し入れが容易と
なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る偏平型二次元後
胴を示し、(a)は平面図、(b)は後方から見た図で
ある。
【図2】本発明の実施の第2形態に係る偏平型二次元後
胴を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の第1,第2に係る偏平型二次元
後胴の断面形状を示す図で、(a)は図1に示す後胴、
(b)は図2に示す後胴の断面である。
【図4】従来の航空機の後胴を示し、(a)は平面図、
(b)は後方から見た図である。
【図5】従来の航空機の後胴の他の例を示し、(a)は
平面図、(b)は後方から見た図である。
【符号の説明】
1,23 後端部 2,22 後胴前部開口 10,20 後胴 11 垂直尾翼 12 水平尾翼

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機の後胴において、後胴の断面形状
    は、同後胴前部から後端部へ向かうに従って横方向の絞
    りは小さく、縦方向の絞りを大きくして偏平形状とした
    ことを特徴とする偏平型二次元後胴。
  2. 【請求項2】 航空機の貨物機後胴において、後胴の断
    面形状は、同後胴前部から後端部へ向かうに従って横方
    向はほとんど絞らず、縦方向のみ絞って偏平形状とし、
    同後胴の底面にはランプ扉を設けたことを特徴とする偏
    平型二次元後胴。
JP2000111980A 2000-04-13 2000-04-13 偏平型二次元後胴 Withdrawn JP2001294199A (ja)

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