JP2001294154A - 乗降時間短縮用、通勤型鉄道列車車両の非対称扉配置 - Google Patents

乗降時間短縮用、通勤型鉄道列車車両の非対称扉配置

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JP2001294154A
JP2001294154A JP2000145716A JP2000145716A JP2001294154A JP 2001294154 A JP2001294154 A JP 2001294154A JP 2000145716 A JP2000145716 A JP 2000145716A JP 2000145716 A JP2000145716 A JP 2000145716A JP 2001294154 A JP2001294154 A JP 2001294154A
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door
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rolling stock
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JP2000145716A
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Taku Kaminaga
卓 神長
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Abstract

(57)【要約】 [課題]混雑する通勤型列車車両において、扉から離れ
た位置に乗車した乗客の降車に時間がかかり、列車ダイ
ヤの遅延が発生するのを防止すること。 [解決手段]従来対称の配置となっている、乗降用扉の
取りつけ位置を、対角にずらして左右ではすかいの配置
とし、乗降用扉までの到達距離をより均一化すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の属する技術分野]本発明は、乗車
率及び乗降頻度の高い通勤型鉄道列車車両の、乗降用扉
及び客室内配置に関する。
【0002】[従来の技術]従来の通勤型列車車両(以
下、通勤型車両とする)は、外観上の整合性のみを理由
として、基本的に車両側面左右が対称の乗降扉、及び座
席配置となっている。
【0003】[発明が解決しようとする課題]従来の通
勤型車両にあっては混雑時、車内の、両側が乗降用扉の
部分(以下、扉部とする)と、両側が座席の部分(以
下、座席部とする)とでは、出入り口扉迄の到達難易度
に、著しい格差がつきやすい。つまり、着座又は座席部
に位置した乗客が降車する為には、混雑した車内の長い
距離を、狭い座席間の乗客をかわして移動しなければな
らず、降車完了までに扉部より過大な時間がかかる。こ
れが混雑時の列車遅延の原因になるという問題点があっ
た。
【0004】従来の通勤型車両にあっては、著しい混雑
時乗車後に、扉部から座席部まで車内の奥深くに入り込
んでしまうと、降車が著しく困難になり、最悪の場合目
的の駅で降車できない可能性がある。そのため、直ちに
降車する必要がなく、座席部に空間があると認識して
も、扉部に留まる場合が多い。同様に、乗車してくる乗
客も、座席部に空間があることが解っていても、満員の
車内をかき分けながら車内奥まで進入するには、心身共
に多大な労力を要するため、不本意ながら扉部に停滞す
る傾向が強い。座席部の空間を有効に利用できず、乗り
残し等が不当に発生するという問題点がある。直近の駅
で降車する訳でもないのに、扉部に偏在した乗客は、他
の乗降客の妨げとなる。更に、乗降客に出入り口通路を
開ける為、駅停車時には一旦降車してまた乗車する必要
を生ぜしめ、これも列車遅延の原因になるという問題点
がある。
【0005】上記の通り従来の通勤型車両では、混雑時
に扉部と座席部とで乗車密度の差を生じやすい。満員乗
車時、大半の乗客は着座はおろか吊革/手すりさえ確保
できないのが実情であり、列車の加減速等、横動に対し
て他の乗客を支えとしている状況である。この状況下
で、座席部に間隙を有したまま扉部において限界まで圧
縮された乗客が、加減速の横動をきっかけとして、間隙
のある座席部に急激になだれこんでしまう状況が発生す
ることがある。密集して足もとも見えず、掴まるものも
ない状況下で、急激に横動又は押される訳で、転倒、打
撲、圧迫等により傷害を負う可能性の高い、大変危険な
現象が発生しやすいという問題点がある。
【0006】[課題を解決するための手段]上記の問題
点を解決するために、本発明は従来の通勤型車両で、特
に理由もなく左右側面で対称となっている乗降用扉と座
席の配置を変更し、客室内に扉部、座席部、の区画分け
が生じない構成とする。そして、この構成により混雑時
の車両内の乗車密度、及び出入り口への到達難易度を、
より均一化する。これによって、客室容積の有効活用に
よる実乗車人員の増加、扉配置の最適化による乗降所要
時間の短縮が可能となる。
【0007】[発明の実施の形態]本発明は、従来の通
勤型車両では、左右前後完全に対称となっている乗降用
扉の配置を、左右をそれぞれ対角横の方向に、機器据え
つけの物理的限界まで一杯にずらし、同様に扉配置に合
わせてほぼ対称に設置されていた、座席、手すり、吊
革、及び側窓等を、非対称となった扉位置に合わせて適
宜配置するものである。
【0008】扉位置を横にずらす際、各扉間の間隔は変
えないで移動する。これによって、当該列車停車駅ホー
ム等に表記されている、乗車待機位置に容易に合わせる
ことが可能となる。すなわち列車先端停止位置を、僅か
に前後にずらすことで対応できる。従来型列車車両との
共用も、問題なく可能である。
【0009】片側4扉以上の車両の場合、編成の先頭及
び最後尾車輌の片側運転室直近の扉のみ、両開き構造の
扉では等間隔での設置が困難だが(運転室扉開口部が必
要なため)、通常は、列車一編成中片側につき一扉のみ
の位置ずれなので、許容できる。あるいはこの一扉の
み、片開き構造等にすれば、設置可能である。
【0010】[発明の効果]本発明は、以上説明したよ
うな形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏
する。
【0011】乗客が車両内のどこに位置しても、片側が
扉部、もう片側は座席部という乗車環境となる。従来の
配置と比較して、混雑時でも車両内全域で出入り口への
到達距離、到達難易度が、均一に近い乗車環境となる。
もはや車両内に従来型通勤車両のような、扉部/座席部
の区画分けは発生しない。どの位置からでも、容易に出
入り口に到達できるため、従来の車両と比較して降車時
間が短縮できる。
【0012】車両内のどの位置にいても、降車の難易度
に大差がないため、乗客が出入り口周辺等、特定の位置
に偏在することなく、均等に分布する。目的駅での確実
な降車のために、敢えて出入り口扉付近に留まる必要も
なく、扉開口面積を有効に使える。乗車密度が均一化す
るため、不要な間隙が生じにくく、客室容積を最大限有
効に活用することができて、乗り残しの発生頻度を減少
させることができる。
【0013】乗車密度の均一化がはかれるため、やむを
得ない急制動等、過大な横動が加わった時でも、特定の
間隙に、乗客がなだれ込むような現象は発生しにくくな
り、傷害事故発生頻度を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の通勤型列車車両の客室内図である。
【図2】非対称扉配置の通勤型列車車両の客室内図であ
る。
【符号の説明】
1 扉開口部 2 座席 3 「座席部」と定義した領域(斜線部) 4 「扉部」と定義した領域(白抜部) 5 従来型車両の乗客分布傾向(閉塞による区画分けが
発生し易い) 6 非対称扉配置車両の乗客分布傾向(予想) 7 閉塞が発生しにくい
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月11日(2000.9.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常左右対称の配置となっている通勤型鉄
    道列車車両の乗降用扉、及び座席の配置を、扉間の間隔
    を変えずに対角にずらして、左右非対称の配置とする。
JP2000145716A 2000-04-11 2000-04-11 乗降時間短縮用、通勤型鉄道列車車両の非対称扉配置 Pending JP2001294154A (ja)

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