JP2001294042A - 自動車ドア用サイドインパクトバー - Google Patents

自動車ドア用サイドインパクトバー

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JP2001294042A
JP2001294042A JP2000112784A JP2000112784A JP2001294042A JP 2001294042 A JP2001294042 A JP 2001294042A JP 2000112784 A JP2000112784 A JP 2000112784A JP 2000112784 A JP2000112784 A JP 2000112784A JP 2001294042 A JP2001294042 A JP 2001294042A
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JP
Japan
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impact bar
side impact
hole
fixed
sealer material
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Application number
JP2000112784A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Shiragami
博之 白神
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KYOEI IND
Kyoei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
KYOEI IND
Kyoei Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時に溶接を必要とせず、腐蝕も起こりに
くく、ドア内部へ取付けてもパネルとの間で接触音がし
ないサイドインパクトバーを提供する。 【解決手段】 鋼板を波板形状に成形し山部3が同じ位
置で表裏対称になるようもなか合わせし、表裏対称の谷
部4鋼板をかしめ部5で固定すると共に、重合縁部6を
ヘミング加工してなる自動車ドア用サイドインパクトバ
ーであり、山部3に対してシーラー材の垂れ止め穴7を
設け、ドアパネルと山部間に前記垂れ止め穴で固定した
シーラー材11を介在させるようにした自動車ドア用サイ
ドインパクトバーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ドアの外部
側面から主として水平方向に加わる衝撃力より乗員を守
るための自動車ドア用サイドインパクトバー(以下サイ
ドインパクトバーと略)に関する。
【0002】
【従来の技術】サイドインパクトバーは、図8に示すよ
うに自動車ドアのインナーパネル13とアウターパネル12
との間でアウターパネル12側に設けられている。旧来は
鋼管が用いられ、近年では軽量化を目的として鋼板を巻
きパイプ14としたものを1ないし複数本平行に固定して
使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような巻きパイプ
及び鋼管のサイドインパクトバーはパイプと両端のブラ
ケットの三部材の構成になっているため、製造時に必ず
溶接工程を必要としている。また、従来のサイドインパ
クトバーはパイプのため、内部まで塗装ができず、時間
の経過とともに内部が腐蝕してドアから錆汁が出る難点
があった。そこで、製造時に溶接を必要とせず、腐蝕も
起こりにくく、ドア内部へ取付けてもパネルとの間で接
触音がしないサイドインパクトバーを提供することにし
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を検討した結
果、鋼板を波板形状に成形し山部が同じ位置で表裏対称
になるようもなか合わせし、表裏対称の谷部鋼板をかし
め部で固定すると共に、重合縁部をヘミング加工してな
るサイドインパクトバーとした。もなか合わせにする山
部については二山又は三山が好ましい、一山の場合は衝
撃強度に劣るし、四山以上にすると重量が大となり好ま
しくなく、過剰強度ともなる。
【0005】また、前記山部に対してシーラー材の垂れ
止め穴(保持孔)を設け、ドアパネルと山部間に前記垂れ
止め穴で固定してシーラー材を介在させるようにしたサ
イドインパクトバーとした。シーラー材の垂れ止め穴は
弾性を有するシーラーに設けた取付け突起の突起部分が
嵌まる穴であって、錆止め塗料の塗布穴としても使用で
きる。このシーラー材の垂れ止め穴はサイドインパクト
バーの長手方向に適当な間隔をもって複数個設ける。
【0006】
【発明の実施の形態】図1(a)〜(e)は本発明のサイドイ
ンパクトバーの製作過程を示す端面図、図2〜図5は本
発明のサイドインパクトバーの実施例の斜視図である。
図6(a)(b)は表裏鋼板の谷部での固定の様子を示す断面
図である。
【0007】これらの図から明らかなように、本発明の
サイドインパクトバー1は鋼板から製作して2条以上の
管部2を形成している。管部2は鋼板を波板形状に成形
し山部3,3が同じ位置で表裏対称になるようもなか合
わせしている。更に、表裏対称の谷部4,4の鋼板をか
しめ部5で固定すると共に、重合縁部6をヘミング加工
により仕上げている。
【0008】図1によってこれをみると、まず、(a)の
ように鋼板を波板形状に成形する。このとき、2条以上
の管部2を形成する場合、(b)にみられるように、その
管部に応じた山部3と谷部4が形成される。(b)の状態
で中央で半折する。その様子を(c)(d)に示す。(d)では
全体の抑えと重合縁部6の予備曲げを同時に行う。重合
縁部6は更に本曲げ加工を施すと(e)の状態となる。
【0009】このようにして得られた本発明のサイドイ
ンパクトバー1の形状例を図2(a)〜図5(a)に示す。い
ずれもシーラー材の垂れ止め穴7を山部3に設けると共
に、谷部4はかしめ部5により固定している。端部はそ
れぞれ図2(b)〜図5(b)に見られるように車種によるド
アー形状等の違いにともなう固定構造に差を設けること
ができる。谷部4はかしめ部5により固定するが、その
例の拡大図を図6(a)(b)に示す。(a)はかしめるために
一方の孔周囲を環状縁取孔8とし、他方の孔を環状縁取
孔8に挿入可能な径の突起孔9に形成して嵌合一体化す
るようにしている。(b)は一方の孔を単なる貫通孔10と
し、他方の孔は貫通孔10に挿通可能な突起によるかしめ
部5とした構造である。かしめ部5近傍の山部3と谷部
4との間の起立壁は波形のビードによって剛性も向上し
ている。
【0010】図7は本発明のサイドインパクトバー1を
自動車ドア内に配置した例のアウターパネル12付近の縦
断面端面図である。サイドインパクトバー1のアウター
パネル12方向にあるシーラー材の垂れ止め穴7にシーラ
ー材11を保持させてアウターパネル12の振動防止、押圧
凹みの防止、びびり音の発生等を防止する。サイドイン
パクトバー1は水平方向に加わる衝撃力より充分に乗員
を守ることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によって、製造時に溶接を必要と
せず、腐蝕も起こりにくく、ドア内部へ取付けてもパネ
ルとの間で接触音がしないサイドインパクトバーを提供
することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は本発明のサイドインパクトバーの製
作過程を示す端面図である。
【図2】(a)は本発明のサイドインパクトバーの実施例
の斜視図である。(b)はA-A相当端部拡大断面図である。
【図3】(a)は本発明のサイドインパクトバーの実施例
の斜視図である。(b)はB-B相当端部拡大断面図である。
【図4】(a)は本発明のサイドインパクトバーの実施例
の斜視図である。(b)はC-C相当端部拡大断面図である。
【図5】(a)は本発明のサイドインパクトバーの実施例
の斜視図である。(b)はD-D相当端部拡大断面図である。
【図6】(a)(b)は表裏鋼板の谷部での固定の様子を示す
断面図である。
【図7】自動車ドア内に配置した例のアウターパネル付
近の縦断面端面図である。
【図8】サイドインパクトバーの配置の様子を示す縦断
面端面図である。
【符号の説明】
1 サイドインパクトバー 2 管部 3 山部 4 谷部 5 かしめ部 6 重合縁部 7 垂れ止め穴 8 環状縁取孔 9 突起孔 10 貫通孔 11 シーラー材 12 アウターパネル 13 インナーパネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板を波板形状に成形し山部が同じ位置
    で表裏対称になるようもなか合わせし、表裏対称の谷部
    鋼板をかしめ部で固定すると共に、重合縁部をヘミング
    加工してなる自動車ドア用サイドインパクトバー。
  2. 【請求項2】 山部に対してシーラー材の垂れ止め穴を
    設け、ドアパネルと山部間に前記垂れ止め穴で固定した
    シーラー材を介在させるようにした自動車ドア用サイド
    インパクトバー。
JP2000112784A 2000-04-14 2000-04-14 自動車ドア用サイドインパクトバー Pending JP2001294042A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017022705A1 (ja) * 2015-08-06 2017-02-09 株式会社神戸製鋼所 ドアビーム、ドアビームの取付構造、並びにドアビームの製造方法
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