JP2001293571A - 始動抵抗値の計測器 - Google Patents

始動抵抗値の計測器

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JP2001293571A JP2000109305A JP2000109305A JP2001293571A JP 2001293571 A JP2001293571 A JP 2001293571A JP 2000109305 A JP2000109305 A JP 2000109305A JP 2000109305 A JP2000109305 A JP 2000109305A JP 2001293571 A JP2001293571 A JP 2001293571A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電圧出力端子間の出力電圧が,該端子間に接続
される抵抗の抵抗値により閾値Aを境として変化するよ
うな電圧発生装置の始動抵抗値(閾値A)を測定する計
測器において,測定精度が高く,小型で操作性のよい計
測器を得る。 【構成】計測器は電圧出力端子間に接続される可変抵抗
手段と前記出力の電圧検知手段とから構成され,電圧検
知手段が検知した電圧が基準電圧と比較して所定の状態
になったときの前記可変抵抗手段の抵抗値を始動抵抗値
(閾値A)として表示出力するものであり,且つ,前記
可変抵抗手段は,複数の固定抵抗と複数のリレーからな
り該複数のリレー接点を個別に入切制御することにより
両端の抵抗値をデジタル的に可変とした抵抗回路と,前
記複数のリレーを個別に制御するリレー制御手段とから
なり,リレー制御手段は,前記抵抗回路の両端の抵抗値
を初期値から段階的に切り替えるよう抵抗回路のリレー
を制御するものであることを特徴とする始動抵抗値の計
測器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本件の発明は,電圧出力端子間の
出力電圧が,該端子間に接続される抵抗の抵抗値により
状態変化するような電圧発生装置の,電圧が状態変化す
る抵抗値を測定する計測器に関する。そのような電圧発
生装置には,例えば交流アーク溶接機の電撃防止装置が
ある。
【0002】交流アーク溶接機は,2次側端子すなわち
溶接端子に接続されたリード線の片方で溶接しようとす
る金属をクリップし,もう一方のリード線で溶接棒をク
リップして溶接棒を溶接個所に当てると,短絡電流が流
れて,アークにより,溶接棒が溶け,ふたつの金属が溶
着される。アーク溶接時の電流は例えば50Aから50
0Aの電流である。溶接時に溶接棒を金属から離して無
負荷にすると,2次側端子に接続されたリード線間に
は,例えば85V程度の高い電圧が生じる。以下この電
圧を溶接時の無負荷電圧という。この溶接機の無負荷電
圧に作業員が不用意に触れると感電死亡事故が発生す
る。そこで,溶接しないときは低い電圧でかつパワーの
無い回路に切り替える装置すなわち電撃防止装置が溶接
機に付加され,電撃防止装置付き溶接機として販売され
ている。溶接しないときに,低電圧で小パワーの回路に
切り替える機能を,電撃防止機能という。
【0003】電撃防止装置付き溶接機を使用すれば,単
なる溶接機の場合よりも感電死亡の危険性は少なくなる
が,電撃防止装置付き溶接機の電撃防止機能が壊れてお
れば,感電死亡の危険性が高くなる。電撃防止機能があ
ると,溶接金属にサビが生じていたりして導通が悪い場
合には,溶接開始時,無負荷電圧になりにくくなり,溶
接を開始しにくくなる。そこで作業者からしてみると,
作業の効率化を邪魔する装置のようにみえるらしく,故
意に電撃防止機能を停止させて感電に至った例もある。
監督者が作業の安全を確保するためには,電撃防止装置
付きの溶接機で作業している事の確認だけでは不十分
で,作業している電撃防止装置付きの溶接機の電撃防止
機能が正常である事を確認しなければならない。
【0004】次に,電撃防止装置の機能の詳細について
説明する。電撃防止装置は,溶接機の2次側出力電圧を
2次側出力電流の状態で高低に切り替える装置で,2次
側出力電流を変流器で計測し,2次側出力電流がないと
きは2次側出力電圧を低い電圧(安全電圧といい一例と
して30V以下)に設定している。その状態から溶接棒
を被溶接物に接触させると,接触抵抗により2次側に電
流が発生する。その電流は,前記接触抵抗によって定ま
り,電流がある値以上すなわち接触抵抗がある値(電撃
防止装置の始動感度抵抗:始動抵抗値という)以下とな
ると2次側出力電圧を高い値(無負荷電圧約85V)に
切り替えて,溶接棒と被溶接物の間にアークを発生させ
る。溶接作業が終了して,溶接棒を被溶接物から離すと
アークの発生が止まり,2次側出力電流もなくなるが,
その後規定の時間(遅動時間といい1.5秒以内)で2
次側電圧を安全電圧側に切り替えるよう働く。規則では
定期的に,以上のような交流アーク溶接機の電撃防止装
置の始動感度(始動抵抗値),安全電圧,遅動時間を検
査することになっている。特に始動抵抗値については,
溶接作業の安全性と作業性を決定づける重要な管理項目
である。
【0005】また,前記測定項目にはそれぞれ合格判定
基準が定められており,合否のみのチェックでもよいこ
ととなっている。本件の発明は,以上のような装置の始
動感度(始動抵抗値)や,安全電圧,遅動時間を測定・
判定するチェッカーに関するものであるが,交流アーク
溶接機の電撃防止装置のみに関わらず,同様の機能を有
する電圧発生装置であれば使用可能なものである。
【0006】
【従来の技術】以上のような測定をするにあたり,従来
の方法では,溶接機の2次側出力端子に可変抵抗を接続
し,手動で抵抗値を高い方から低い方へ可変させて電圧
計測器で2次側出力端子の電圧変化を読みながら,電圧
が変化したときの抵抗値を抵抗計で測定するか,また
は,2次側出力電流を電流計で読みながら前期の方法で
電圧が変化したときの電圧と電流値から抵抗値を求める
かしていた。また,近年は手動で可変抵抗を操作しなが
ら,自動で電圧と抵抗値を測定するような計測器も市販
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし,従来の方法で
は,特に始動感度の測定において正確に始動抵抗値を測
定することは,次の理由により困難であった。第一に,
電撃防止装置自体に,抵抗を長く接続すると始動感度の
測定値が高くなる傾向があった。手動では,可変抵抗を
回転させる速度が一定とならず,その傾向が強くなる。
第二に電源電圧の変化などの原因で測定値が変化する場
合があり,測定値が安定しなかった。第三に可変抵抗
は,回転角度に対して厳密にいうと抵抗値は比例せず,
抵抗値が低い側に回転させても微小な領域では抵抗値は
逆に高くなったり,放置しておくと抵抗値が変化するこ
ともあった。第四に従来の方法は抵抗値を手動で回転さ
せるので,回転のさせかたで正しい抵抗値が測定できな
い場合もあった。特にデジタルマルチメータを用いた場
合,測定の完了に時間がかかるため,その間可変抵抗を
廻しすぎたりすることもあった。第五に電撃防止装置が
始動したときに可変抵抗の回転を停止できず,廻しすぎ
ることもあった。
【0008】また,従来の方法では,可変抵抗の形状寸
法が大きくなり,計測装置の小型化が困難であった。可
変抵抗に定格以上の電力を長時間消費させると,発熱に
より断線にいたる。印加時間が短ければ,定格の小さい
可変抵抗を使用することができるが,従来の手動による
方法では,廻し方の個人差があり,印加時間を短く想定
して設計し,小型の可変抵抗を用いることはできなかっ
た。
【0009】さらに,専用の計測器を使用しない場合
は,可変抵抗装置と,電圧計と,抵抗計,場合によって
は抵抗計に替えて電流計を必要に応じて配線しなければ
ならず,測定作業が煩わしいものとなっていた。その
上,前述の遅動時間を手動で測定することは,不可能に
近かった。そこで,本件の発明は,第一に,交流アーク
溶接機の電撃防止装置のような電圧発生装置の始動抵抗
値の測定や合否判定を精度良く行える計測器を提供する
こと,第二に電圧出力端子間に接続する抵抗を小型にで
きて,計測器自体を可能な限り小型に構成でき,測定の
際の配線も最低限の作業で行えて持ち運びと測定作業の
容易な計測器を構成すること,第三に始動抵抗値のみな
らず,安全電圧や遅動時間も測定・判定でき,さらには
電圧計としても使用可能な計測器を構成することを課題
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】請求項1で
は,電圧出力端子間の出力電圧が,該端子間に接続され
る抵抗の抵抗値により閾値Aを境として変化するような
電圧発生装置の始動抵抗値(閾値A)を測定する計測器
において,該計測器は電圧出力端子間に接続される可変
抵抗手段と前記出力の電圧検知手段とから構成され,電
圧検知手段が検知した電圧が基準電圧と比較して所定の
状態になったときの前記可変抵抗手段の抵抗値を始動抵
抗値(閾値A)として表示出力するものであり,且つ,
前記可変抵抗手段は,複数の固定抵抗と複数のリレーか
らなり該複数のリレー接点を個別に入切制御することに
より両端の抵抗値をデジタル的に可変とした抵抗回路
と,前記複数のリレーを個別に制御するリレー制御手段
とからなり,リレー制御手段は,前記抵抗回路の両端の
抵抗値を初期値から段階的に切り替えるよう抵抗回路の
リレーを制御するものであることを特徴とする始動抵抗
値の計測器を提供したものである。
【0011】請求項2では,電圧出力端子間の出力電圧
が,該端子間に接続される抵抗の抵抗値により閾値Aを
境として変化するような電圧発生装置の始動抵抗値(閾
値A)を測定する計測器において,該計測器は,電圧出
力端子間の電圧検知手段と,複数の固定抵抗と複数のリ
レーからなり該複数のリレー接点を個別に入切制御する
ことにより両端の抵抗値をデジタル的に可変とした抵抗
回路と,前記複数のリレーを個別に制御するリレー制御
手段と,計測結果を表示もしくは出力する表示出力手段
と,抵抗回路の両端の抵抗値測定手段および計測スター
ト手段からなり,前記抵抗回路は,電圧出力端子間に接
続されて,計測スタート手段で計測を始めた後,リレー
制御手段は,前記抵抗回路の両端の抵抗値を初期値から
段階的に切り替えるよう抵抗回路のリレーを制御すると
ともに,電圧検知手段で基準電圧と比較したとき,電圧
出力端子間の電圧が所定状態に変化した際の抵抗回路の
抵抗値を抵抗値測定手段で測定し,測定した抵抗値情報
を表示出力手段に出力して,表示出力手段は前記抵抗値
情報を,前記電圧発生装置の始動抵抗値(閾値A)情報
として表示出力するようにした始動抵抗値の計測器を提
供したものである。
【0012】請求項3では,電圧出力端子間の出力電圧
が,該端子間に接続される抵抗の抵抗値により閾値Aを
境として変化するような電圧発生装置の始動抵抗値(閾
値A)を測定する計測器において,該計測器は,電圧出
力端子間の電圧検知手段と,複数の固定抵抗と複数のリ
レーからなり該複数のリレー接点を個別に入切制御する
ことにより両端の抵抗値をデジタル的に可変とした抵抗
回路と,前記複数のリレーを個別に制御するリレー制御
手段と,計測結果を表示もしくは出力する表示出力手段
と,計測スタート手段からなり,前記抵抗回路は,電圧
出力端子間に接続されて,計測スタート手段で計測を始
めた後,リレー制御手段は,前記抵抗回路の両端の抵抗
値を初期値から段階的に切り替えるよう抵抗回路のリレ
ーを制御するとともに,電圧検知手段で基準電圧と比較
したとき,電圧出力端子間の電圧が所定状態に変化した
際のリレー制御手段の制御指示抵抗値情報を表示出力手
段に出力して,表示出力手段は前記抵抗値情報を,前記
電圧発生装置の始動抵抗値(閾値A)情報として表示出
力するようにした始動抵抗値の計測器を提供したもので
ある。
【0013】以上の請求項1から請求項3に示す始動抵
抗値の計測器は,第一に始動感度の測定に手動の可変抵
抗器を用いず,リレー制御手段によりデジタル的に抵抗
値が変化する抵抗回路を用いたので,それにより,高速
で一定の間隔で確実に抵抗値を変化させることが可能と
なり,始動抵抗値の測定が安定して行える。また,第二
に切替え時間を最適に選定することで必要最低限の短時
間で測定可能となることから,使用する抵抗器も小型の
もので済んで,計測器を小型に構成できる。第三に,電
圧発生装置への接続は,計測器のリード線を電圧出力端
子間に接続するだけでおこなえ,従来のように抵抗と電
圧計,さらには電流計などを別々に配線する必要がない
という作用を有する。
【0014】請求項4では,前記電圧検知手段は電圧値
を計測できるものであり,前記計測スタート手段で計測
を始めた直後の電圧検知手段の検知電圧が基準値外の場
合,リレー制御手段は,抵抗回路のリレーの制御を開始
せず,表示出力手段は,電圧検知手段の計測電圧値情報
を表示出力するようにした請求項2または請求項3の始
動抵抗値の計測器を提供したものである。
【0015】それにより,基準値を適当に選んで構成す
れば,計測器を電圧発生手段の電圧出力端子間に接続し
て計測をスタートした際,電圧発生手段の出力電圧が基
準値外の場合はリレー制御手段が働かず,電圧検知手段
で測定した電圧情報のみが表示出力手段に現れるので,
電圧発生手段が異常であることが容易に分かる。また,
計測器を電圧発生装置に接続しておらず,電圧が基準値
外(電圧がないか,電圧が基準値以下か基準値以上)の
場合も同様に電圧検知手段で測定した電圧情報のみが表
示出力手段に現れるので,そのまま電圧計として使用で
きるという作用を有する。
【0016】請求項5では,前記計測スタート手段で計
測を始めた直後の電圧検知手段で計測した電圧出力端子
間の電圧が基準値内の場合は,前記リレー制御手段が抵
抗回路のリレー制御を開始するとともに,電圧検知手段
の計測電圧値情報が表示出力手段に出力され,表示出力
手段は前記始動抵抗値情報と計測電圧値情報を表示出力
することを特徴とする請求項4の始動抵抗値の計測器を
提供している。
【0017】それにより,状態変化前の電圧が基準値内
にあるか,また始動抵抗値はいくらかといった,電圧と
始動抵抗の情報を一度に得ることができる。
【0018】請求項6では,前記始動抵抗値の計測器
は,時間計測手段を備え,リレー制御手段または抵抗値
測定手段は,表示出力手段に始動抵抗値情報を出力後,
抵抗回路を電圧出力端子から切り離すとともに,時間計
測手段の時間計測を開始させ,電圧検知手段の検知電圧
が,基準値と比較して指定された状態に戻り状態が変化
しなくなるまでの時間を計測して表示出力手段に時間情
報を出力し,表示出力手段は時間情報も合わせて表示出
力することを特徴とする請求項2乃至請求項5の始動抵
抗値の計測器を提供している。
【0019】請求項7では,前記始動抵抗値の計測器
は,時間計測手段を備え,リレー制御手段または抵抗値
測定手段は,始動動抵抗値情報を表示出力手段に出力
し,その後,リレー制御手段は抵抗回路の抵抗値を遅動
時間測定用抵抗値に設定した抵抗を電圧出力端子間に接
続し,電圧発生装置が再始動後,抵抗回路を電圧出力端
子から切り離して,時間計測手段の時間計測を開始さ
せ,電圧検知手段の検知電圧が,基準値と比較して指定
された状態に戻り状態が変化しなくなるまでの時間を計
測して表示出力手段に時間情報を出力し,表示出力手段
は時間情報も合わせて表示出力することを特徴とする請
求項2乃至請求項5の始動抵抗値の計測器を提供してい
る。
【0020】請求項6または7により,電撃防止装置の
遅動時間が測定できて,電圧情報と始動抵抗値の情報も
計測できる計測器を得ることができる。
【0021】請求項8では,前記リレー制御手段は,抵
抗回路のリレーを制御して両端の抵抗値を段階的に低く
制御するものであり,所望の抵抗値に切り替えるまえに
は,必ず該所望の抵抗値より高い抵抗値または無限大に
切り替える動作を介して,次に所望の抵抗値に切り替え
るように働くことを特徴とする請求項1乃至請求項7の
始動抵抗値の計測器を提供している。
【0022】それにより,リレー制御回路が抵抗回路を
段階的に制御する際に,抵抗回路の両端の抵抗値が一時
的にでも所望の抵抗値より低い値になることを防止する
ことができ,始動抵抗値を精度よく測定できるととも
に,溶接機の計測器の場合は,溶接棒が被溶接物から離
れた状態から,接触する場合の抵抗変化の状況により近
づけることができ,実際に近い始動抵抗値の測定が可能
となる。さらに,抵抗回路の抵抗値を段階的に変化させ
る間に抵抗値が高いまたは無限大の状態があることで,
抵抗を流れる電流を一時的に少なくまたは無くすること
ができて,発熱した抵抗器の温度を冷却することができ
るから,使用する抵抗器の定格損失の小さいものを選定
できて,計測器を小型にできる。抵抗器に可変抵抗を用
いるとこのような測定はできない。
【0023】請求項9では,前記リレー制御手段は,第
一段階として,抵抗回路の抵抗値の切り替えを荒く段階
的に制御し,電圧出力端子間の出力電圧の状態が変化す
る直前の制御指示抵抗値または電圧出力端子間の出力電
圧の状態が変化した際の制御指示抵抗値より少し高い抵
抗値を閾値aとして記憶し,第二段階として該閾値aか
ら小刻みに段階的に制御して再び電圧出力端子間の出力
電圧の状態が変化したときの抵抗値を閾値Aとして情報
を表示出力することを特徴とする請求項1乃至請求項8
の始動抵抗値の計測器を提供している。
【0024】それにより,第一段階で大雑把に始動抵抗
値の目安をつけて第二段階で,目安の抵抗値近辺で詳細
に始動抵抗値を測定するので,リレー制御手段が抵抗回
路の抵抗値を段階的に制御する制御ステップ数を少なく
できて,測定時間を短くできるとともに計測終了までの
抵抗器への通電時間を短くできて抵抗器の温度が上昇す
るまえに測定を終了できるから,定格損失の小さい抵抗
器を使用できて,計測器を小型にできる。
【0025】請求項10では,前記リレー制御手段は,
第一段階として,抵抗回路の抵抗値の切り替えを速く段
階的に制御し,電圧出力端子間の出力電圧が変化する直
前の制御指示抵抗値または電圧出力端子間の出力電圧の
状態が変化した制御指示抵抗値より少し高い抵抗値を閾
値aとして記憶し,第二段階として該閾値aからゆっく
り段階的に制御して再び電圧出力端子間の出力電圧の状
態が変化したときの抵抗値を閾値Aとして情報を表示出
力することを特徴とする請求項1乃至請求項8の始動抵
抗値の計測器を提供している。
【0026】それにより,第一段階での計測時間を短く
できるので,請求項9の場合と同様の作用を有する。
【0027】請求項11では,前記リレー制御手段は,
第一段階として,抵抗回路の抵抗値の切り替えを荒く速
く段階的に制御し,電圧出力端子間の出力電圧が変化す
る直前の制御指示抵抗値または電圧出力端子間の出力電
圧の状態が変化した制御指示抵抗値より少し高い抵抗値
を閾値aとして記憶し,第二段階として該閾値aから小
刻みにゆっくりと段階的に制御して再び電圧出力端子間
の出力電圧の状態が変化したときの抵抗値を閾値Aとし
て情報を表示出力することを特徴とする請求項1乃至請
求項8の始動抵抗値の計測器を提供している。
【0028】それにより,さらに第一段階での計測時間
を短くできて,請求項9および10と同様の理由で,計
測器を小型に構成できる。
【0029】請求項12では,前記請求項9または請求
項10または請求項11の始動抵抗値の計測器におい
て,リレー制御手段が第二段階の抵抗回路の抵抗値制御
を開始したのと同時に電圧出力端子の出力電圧の状態が
変化した場合は,閾値aからより出力電圧が変化しない
方向へずらせた制御指示抵抗値を改めて閾値aとするこ
とを特徴とした始動抵抗値の計測器を提供している。
【0030】それにより,計測ミスを防止でき,精度の
高い始動抵抗値を計測できる計測器を構成できる。
【0031】請求項13では,前記電圧出力端子間の出
力電圧は交流であり,出力電圧の状態の変化検知は,交
流の半波ごとに電圧検知手段がおこなうことを特徴とす
る請求項2乃至請求12の始動抵抗値の計測器を提供し
ている。
【0032】それにより,交流の正負半波ごとに電圧変
化が判定できるから,正負どちらか一方の電圧値で電圧
検知手段が電圧の状態変化を判定する方式に比べ,半波
分抵抗器への通電時間を短くできて,小型の抵抗器を用
いることができ,計測器を小型に構成できる。
【0033】請求項14では,前記リレー制御手段は,
荒くまたは速くまたは荒く速く段階的に抵抗回路の抵抗
値を制御する場合は抵抗を閾値aより高いか無限大にす
る時間を短くし,小刻みにまたはゆっくりとまたは小刻
みでゆっくりと段階的に抵抗回路の抵抗値を制御する場
合は抵抗を閾値aより高いか無限大にする時間を長くし
た請求項9または請求項10または請求項11の始動抵
抗値の計測器を提供したものである。
【0034】それにより,第一段階では,計測時間を短
くできて,第二段階では精度のよい計測器を得ることが
可能であり,全体として小型で精度のよい計測器を構成
できるという作用を有する。
【0035】
【実施例の説明】図1は,本発明の第一の一実施例によ
る計測器のブロック構成図である。図において,T1と
T2は電圧発生装置の電圧出力端子に接続される端子で
ある。1は電圧検知手段で,T1,T2間の電圧を検出
し基準電圧と比較する。2は抵抗回路で,複数の固定抵
抗器とリレー接点より成り,より詳しくは図2のようで
あって両端を電圧検知手段1とともにT1,T2に接続
される。3はリレー制御手段で,抵抗回路2の複数のリ
レー接点(図2においてRY0〜RY7)を個別に入切
制御することで,T1,T2間の抵抗値を制御する。5
は時間計測手段で,請求項6または7に記載の要件であ
る。4は表示出力手段で,電圧検知手段1,リレー制御
手段3,時間計測手段5から必要な情報を得て,表示ま
たは外部に情報を出力する。6は,計測器の計測スター
トを指示する計測スタート手段である。なお,1,3,
4,5,6は適宜マイコンとデジタル回路で構成するの
が最も一般的であるが,マイコンで構成する範囲につい
ては,全体を一つのマイコンとしてもよいし,個々に一
つずつのマイコンで構成してもよいし,全体を二つのマ
イコンで構成するなど自由である。また計測スタート手
段は,マイコンのプログラムをスタートできればどのよ
うなものでもよい。
【0036】図1に示す計測器は次のように働く。T
1,T2を前述の電圧発生装置の電圧出力端子,具体例
として電撃防止装置付交流アーク溶接機の2次側出力端
子に接続する。該交流アーク溶接機の電源を入れて,溶
接機を待機状態とする。このとき電撃防止装置が正常に
働いていれば,溶接機の2次側出力電圧端子には,安全
電圧である実効値30V以下の電圧が発生している。
【0037】次に計測器の計測スタート手段を手動でス
タートさせる(具体的にはスタートボタンを押すな
ど)。計測スタート前の抵抗回路2は回路中のリレー接
点によりT1,T2間の抵抗値は無限大となっている。
するとまず,電圧検知手段1のみが働き,他の回路は休
止状態となる。電圧検知手段1はT1,T2間の電圧を
検出する。検出は交流の正負の半波ごとにおこなうが,
スタート直後の短い時間は無視して,完全な正弦の半波
で検出し,その電圧が基準値(たとえば一般的な電撃防
止装置付溶接機の安全電圧の想定範囲5V〜30V)内
であるかどうかを判定する。
【0038】もしも,検知電圧が基準値内でない場合,
電圧検知手段1は表示出力手段4へ検出した電圧の情報
を出力し,表示出力手段4は電圧情報を外部に表示また
は出力する。以後,その動作を継続し,リレー制御手段
3は抵抗回路2の抵抗値を制御することがない。なお,
電圧検知手段1は,ただ単に検出した電圧が基準値内で
あるかどうかを比較判定するのみの機能のものと,電圧
測定機能を有して,電圧値を計測し計測した電圧値を基
準値と比較判定する機能のものの両方が考えられる。前
者の場合は,電圧検知手段1が出力する電圧情報は基準
を満たしていないという情報のみとなり,後者の場合
は,基準を満たしていないという情報と計測した電圧値
の情報とすることができる。したがって,電圧検知手段
1に後者の機能のものを使用すれば,計測器は電圧測定
器として機能することとなり,溶接機の1次側電圧を測
定したいときなどはなはだ都合がよい測定器とすること
ができる。すなわち,T1とT2を溶接機の1次側の電
源に接続しておいて計測スタート手段6で計測をスター
トさせると,通常溶接機の1次側の電圧は100Vとか
200Vであるので,リレー制御手段3は作動せず,表
示出力手段4は測定電圧値を表示して1次側電圧が何V
であるかどうか,正常な電圧であるかどうかを簡単に測
定できる。
【0039】電圧検知手段1で検出した電圧が基準値
(5V〜30V)内であれば,電圧検知手段1は表示出
力手段4に電圧情報を出力するとともに,リレー制御手
段3を起動する。リレー制御手段3は抵抗回路2のリレ
ー接点を所定の順序にしたがって開閉し,T1とT2間
の抵抗値を高いほうから低い方へ段階的に変化させる。
リレー制御手段3が抵抗回路2の抵抗値を変化させてい
る間,電圧検知手段1は,T1とT2間の電圧を交流半
波ごとに検出しつづけ,検出した電圧が常に基準値内
(30V以下)かどうかを比較している。検出した電圧
が基準内である状態が継続する限り,リレー制御手段3
は抵抗回路2の抵抗値の段階的制御を継続するが,電圧
が基準値(30V)を超えたときは,その時点で抵抗値
の段階的制御を停止し,その時点の抵抗制御指示値情報
を表示出力手段4に出力すると同時に抵抗回路2をT1
とT2間から切り離す。リレー制御手段3が抵抗回路2
をT1とT2から切り離すと,時間計測手段5が0から
時間をカウント開始する。電圧検知手段1はその間も電
圧検出を継続しており,検出した電圧が常に基準値(3
0V)以下かどうかを比較している。検出した電圧が基
準値以下になったとき時間計測手段5は時間のカウント
を停止して結果を計測時間情報として表示出力手段に出
力する。表示出力手段4は,以上の検知電圧情報,抵抗
制御指示値情報,計測時間情報から,検知電圧情報を安
全電圧情報,抵抗制御指示値情報を始動抵抗値情報,計
測時間情報を遅動時間情報として外部に表示または出力
するが,表示・出力の内容は,各計測値とするか,基準
を満足しているかどうかの判定結果とするか,またはそ
の両方とするかは任意である。なお,各測定値が基準を
満足しているかどうかの判定は,表示出力手段4がおこ
なってもよいし,それぞれリレー制御手段3,電圧検知
手段1,時間計測手段5がおこなってもよい。また,専
用の判定回路を別途に設けるなど自由である。
【0040】また,別の方法として,前述の始動抵抗値
は,リレー制御手段3の制御指示抵抗値でなく,図示し
ない抵抗値測定回路で抵抗回路2の両端の抵抗値を計測
して表示出力手段4に出力してもよい。さらに,前述の
遅動時間の測定は,電圧検知手段1で検出した電圧が基
準値を超えたことでリレー制御手段3がT1とT2の端
子から抵抗回路2を切り離してから時間計測回路5が時
間をカウントし始めるのではなく,電圧検知手段1で検
出した電圧が基準値を超えると,リレー制御手段3はT
1とT2の端子から抵抗回路2を切り離して,今度は抵
抗回路2の抵抗値を確実に電圧が基準値を超える値に設
定しなおして再度T1とT2に接続し,電圧が基準値を
超えてからT1とT2の端子から抵抗回路2を切り離
し,その時点から時間計測回路5が時間を計測するよう
にしてもよい。実験の結果から,このような構成にする
と遅動時間の測定が安定して行えた。
【0041】次に,抵抗回路2の詳細について図2で説
明する。図2は,電撃防止装置の始動抵抗値を計測する
ことを目的としており,T1とT2間の抵抗値は最低1
50Ω〜最大785Ωまでの範囲を5Ωステップで可変
できるものであるが,最低値,最大値,ステップの間隔
は,任意にできる。
【0042】図2において,RY7は抵抗回路2全体の
T1とT2への接続をオン/オフするリレー接点であ
る。R0からR6とRY0からRY6は個々の抵抗とリ
レー接点を並列に接続し,さらに個々の抵抗とリレー接
点の並列回路を直列に組み合わせたもので,R1の抵抗
値はR0の2倍,R2の抵抗値はR1の2倍という具合
にR6まで設定してある。R7は,リレー接点RY0か
らRY6が全部オンとなったときに抵抗回路2の最低値
の抵抗となる。
【0043】図2における抵抗回路2のリレー接点RY
0からRY7とT1,T2間の抵抗値の対応を図3に示
す。図3では,抵抗値は785Ωから順次150Ωまで
5Ωずつ段階的に低減されているが,実際のマイコン回
路とリレーの組み合わせでは,このようにはいかず,図
6のように,たとえば,310Ωから305Ωに移行す
る際,間に必ず一旦R7の抵抗値(150Ω)になる瞬
間が存在する。
【0044】すなわち,リレーは,通常のa接点品の場
合,コイルに電圧を印加して,接点オフからオンになる
までの時間より,コイルの電圧印加を止めて,接点オン
からオフになるまでの時間のほうが長くかかる習性があ
り,リレー制御手段3がリレー接点の切り替え制御を図
6の310Ωから305ΩになるようRY0からRY7
のリレーコイルを同時に制御した場合,RY5のリレー
はオフからオンに,RY0からRY4までのリレーはオ
ンからオフに同時にコイル電圧を制御される。しかし,
RY0からRY4までのリレー接点がオンからオフに切
替わるよりも,RY5のリレー接点がオフからオンに切
替わるほうが早く切替わり,次にRY0からRY4のリ
レーがオンからオフに切替わる。したがって図6の31
0Ωから305Ωに抵抗値が切替わる間に()内に示す
ような接点状態になる瞬間が存在することとなり,31
0Ωから305Ωに抵抗値が切替わる間に150Ωとな
る瞬間が発生する。もしも,電撃防止装置が瞬間的な1
50Ωの抵抗を感知して出力電圧が安全電圧(30V以
下)から無負荷電圧(約85V)に上昇した場合,抵抗
回路の抵抗値の切り替えは,310Ωから305Ωに切
り替えた制御をおこなったので,始動感度は305Ωと
認識してしまうこととなり,誤った結果を得ることにな
る。請求項5は,そのような不具合をなくして,正確な
始動抵抗値を測定するための発明である。
【0045】図4と図5は本発明の請求項5の実施例に
よるリレー接点の切り替え順序を説明した図であり,図
4は310Ωから305Ωに切り替える間に一度RY7
の接点を切り離してT1とT2の間の抵抗値を無限大,
すなわち回路を切り離す操作を入れた例であり,RY7
が切り離されている間にRY5を入りとして,次にRY
0からRY4のリレー接点を入から切に切り替えて,R
Y7以外のリレーの接点が完全に所望の抵抗値になるよ
う設定が終わってから,RY7のリレーの接点が入りと
なって,所望の305Ωの抵抗値に切替わるようにした
ものである。
【0046】図5は,T1とT2間の抵抗を切り離す代
わりに,所望の抵抗値(305Ω)より高くなる抵抗値
となる操作を入れた例である。図5の例では,310Ω
となっていてRY5の接点のみが切となっている状態か
ら次に305Ωの接点入切状態に対して状態を切り替え
る必要のあるリレーRY0からRY5のうち,RY0か
らRY4のリレー接点を入から切としてR0からR4の
抵抗値をR5の抵抗に追加して一旦465Ωと高くし
て,次にRY5のリレー接点を入にして465Ωの抵抗
から305Ωの抵抗値に切り替えている。
【0047】310Ωから305Ωに切り替える時間
は,リレーの種類によって定めることができる。例えば
有接点式で電磁式のリレーの場合は比較的短くてもよ
く,半導体式の無接点リレーの場合は,抵抗値がオンと
オフに完全に切替わるまでに比較的時間がかかるので,
5mSから60mS程度に長くする必要がある。また,
半導体リレーを用いる場合,オン時には,接点間の抵抗
が完全には0でない場合が多いが,それに応じて,R0
からR7の抵抗値を補正しておけば問題ない。この切替
時間を必要に応じて長くすると,実際に溶接をする際
の,溶接棒を被溶接金属に手動で当てる,離すといった
操作状態に近くなり,現実の溶接機の使用状態に近い測
定精度がよく安定した始動抵抗値の測定結果が得られ
る。
【0048】また,連続して抵抗値を段階的に切り替え
ていく方法に比べ,所望の抵抗値と抵抗値の間に抵抗回
路がT1とT2から切り離される時間が生じる,または
高い抵抗値となることにより,抵抗回路の消費電力量が
小さくできることから,温度上昇を抑えられることにな
り,定格消費電力の小さい抵抗を使用することが可能と
なる。
【0049】実際の測定においては,一つの抵抗値から
次の抵抗値に移るまでの時間が0.5秒から2秒程度で
あると,安定した始動抵抗値の測定ができることが実験
して確認されている。図2の実施例で図3のように78
5Ωから150Ωまで5Ωずつ抵抗値を段階的に下げて
いくようリレー制御回路3が抵抗回路2を制御した場
合,一つの抵抗値での測定時間を仮に0.5秒とした場
合でも785Ωから150Ωまで至る間の時間は約1分
もかかることとなり,測定者にとってははなはだ都合が
悪い。また,測定時間中,各抵抗器には,電流を通電す
るわけであるから,抵抗器の温度上昇も相応に高くな
り,使用する抵抗器の定格消費電力を小さくできない。
(個々の抵抗器の外形を小さくできない)
【0050】そこで,本件の発明では,測定時間を短縮
するため次のようにリレー制御回路3は抵抗回路の抵抗
値を2段階に制御している。第一段階では,リレー制御
回路は図3における抵抗値の低減を5Ωずつでなく一例
として50Ωずつ,しかも抵抗値の切り替え時間は0.
2秒ずつ切り替えていき(最後の150Ωの時だけ抵抗
値の切り替えは185Ωから150Ωに低減する),T
1とT2の間の電圧が安全電圧から無負荷電圧に上昇し
たときの抵抗回路のT1とT2間の抵抗値を仮の始動抵
抗値(閾値a)として記憶していく。このようにする
と,785Ωから150Ωに低減していくのに約1分か
かっていた測定が約3秒で終了する。無論抵抗値を50
Ωずつ低減する間には,さきに説明した図4や図5の例
のように抵抗回路をT1とT2間から切り離したり,抵
抗値を一時的に高くする制御は同一に行うこととする。
次に第二段階として測定をaに50Ωを加えた抵抗値
(aが150Ωの場合のみ35Ωとする)からaまでの
間を5Ω間隔でしかも抵抗値の切り替え時間を1秒とし
て抵抗値を低減していき,T1とT2間の電圧が安全電
圧から無負荷電圧に上昇したときの抵抗値を始動抵抗値
(閾値A)として表示出力手段に出力する。このように
すると第二段階の測定は最大でも10秒で終了すること
となり,第一段階と第二段階の時間を合計しても約13
秒で終了し,このように制御しない場合に比べて,測定
時間を1/4以下に短縮できる。しかも,最終的に始動
抵抗値を決定する際は,抵抗値を切り替える時間は本来
正確に測定するために必要な時間(1秒)を確保できる
ことになる。もしも,第二段階の測定に入った直後にT
1とT2間の電圧が変化した場合は,aに100Ωを加
えた値から5Ωずつ低減するようにしている。
【0051】図7は,電圧検知手段の電圧変化の判定部
分について説明した図である。IC1とIC2はオペア
ンプで被判定電圧Vinを正側の判定基準電圧+Vre
fと負側の判定電圧−Vrefで比較しVinが+Vr
efを超えるか,−Vrefより下がるとIC3に出力
を発生する。IC3はエクスクルーブオアICで,IC
1かIC2の出力があれば,出力を発生する。このよう
にすると,T1とT2間の出力電圧が交流の場合,半波
ごとに安全電圧か無負荷電圧かの判定がおこなえ,基準
を+または−の片側でおこなう場合に比べ,最大で半波
分判定時間を短くできる。該判定回路の出力により,リ
レー制御手段3は,図2に示す抵抗回路のRY7の接点
をオフとして抵抗回路をT1とT2から切り離すので,
T1とT2間の電圧が無負荷電圧に上昇して半波分の時
間しか抵抗回路には無負荷電圧での電流が流れないこと
になり,無負荷電圧での抵抗器の温度上昇を抑えること
ができ,より小型の抵抗器を使用することが可能とな
る。
【0052】また,図7に示す電圧変化判定部分が,T
1とT2間の電圧が安全電圧から無負荷電圧に上昇を検
出して,リレー制御手段がRY7をオフとすると同時に
図1に示す時間計測手段をスタートさせて,時間を0か
ら計測しはじめる。その後,電撃防止装置は,T1とT
2間の電流がなくなったので,溶接作業が終了したと判
断して,所定の時間(遅動時間)内でT1とT2間の電
圧を無負荷電圧から安全電圧に戻す動作をおこなうが,
T1とT2間の電圧が基準値を超えている間中図7の電
圧変化判定部分は出力を発生しつづけ,時間計測手段は
時間計測を続けていて,T1とT2間の電圧が安全電圧
に戻った時点で図7の電圧変化判定部分の出力がなくな
った時点で時間計測手段は時間測定を終了し,測定した
時間を遅動時間情報として表示出力手段に出力する。し
たがって,図7に示す電圧変化判定部分は,安全電圧か
ら安全電圧を超える電圧への変化検出のみならず安全電
圧を超える状態から安全電圧内への変化の判定も半波ご
とにおこなうことができて,遅動時間の計測をより正確
におこなうことができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本件の発明により,第一
に,交流アーク溶接機の電撃防止装置のような電圧発生
装置の始動抵抗値の測定や合否判定を精度良く行え,第
二に電圧出力端子間に接続する抵抗を小型にできて,計
測器自体を可能な限り小型に構成でき,測定の際の配線
も最低限の作業で行えて持ち運びと測定作業の容易な計
測器を構成でき,第三に始動抵抗値のみならず,安全電
圧や遅動時間も測定・判定でき,電圧計としても使用可
能な計測器を提供できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明の1実施例のブロック図
【図2】本件発明の抵抗回路の接続図
【図3】本件発明の抵抗回路のリレー接点の入切とT
1,T2間の抵抗値の対応表
【図4】本件発明の抵抗回路の抵抗値の切り替えを説明
した表
【図5】同上
【図6】本件発明によらない抵抗回路の抵抗値の切り替
え状態を示した表
【図7】本件発明による電圧検出回路の基準値判定の説
明図
【符号の説明】
1 ・・電圧検知手段 2 ・・抵抗回路 3 ・・リレー制御手段 4 ・・表示出力手段 5 ・・時間計測手段 6 ・・計測計測スタート手段 T1 ・・端子 T2 ・・端子 R0〜R7・・抵抗 RY0〜RY7・・リレー接点
フロントページの続き Fターム(参考) 2G028 AA03 BB01 CG02 LR02 MS03 2G035 AA21 AB07 AC16 AD23 AD24 AD45 AD49 4E082 AA02 BA02 EA04 EC03 GA02 5H790 BA03 CC04 EA04 EA23 EB06 EB08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧出力端子間の出力電圧が,該端子間に
    接続される抵抗の抵抗値により閾値Aを境として変化す
    るような電圧発生装置の始動抵抗値(閾値A)を測定す
    る計測器において,該計測器は電圧出力端子間に接続さ
    れる可変抵抗手段と前記出力の電圧検知手段とから構成
    され,電圧検知手段が検知した電圧が基準電圧と比較し
    て所定の状態になったときの前記可変抵抗手段の抵抗値
    を始動抵抗値(閾値A)として表示出力するものであ
    り,且つ,前記可変抵抗手段は,複数の固定抵抗と複数
    のリレーからなり該複数のリレー接点を個別に入切制御
    することにより両端の抵抗値をデジタル的に可変とした
    抵抗回路と,前記複数のリレーを個別に制御するリレー
    制御手段とからなり,リレー制御手段は,前記抵抗回路
    の両端の抵抗値を初期値から段階的に切り替えるよう抵
    抗回路のリレーを制御するものであることを特徴とする
    始動抵抗値の計測器。
  2. 【請求項2】電圧出力端子間の出力電圧が,該端子間に
    接続される抵抗の抵抗値により閾値Aを境として変化す
    るような電圧発生装置の始動抵抗値(閾値A)を測定す
    る計測器において,該計測器は,電圧出力端子間の電圧
    検知手段と,複数の固定抵抗と複数のリレーからなり該
    複数のリレー接点を個別に入切制御することにより両端
    の抵抗値をデジタル的に可変とした抵抗回路と,前記複
    数のリレーを個別に制御するリレー制御手段と,計測結
    果を表示もしくは出力する表示出力手段と,抵抗回路の
    両端の抵抗値測定手段および計測スタート手段からな
    り,前記抵抗回路は,電圧出力端子間に接続されて,計
    測スタート手段で計測を始めた後,リレー制御手段は,
    前記抵抗回路の両端の抵抗値を初期値から段階的に切り
    替えるよう抵抗回路のリレーを制御するとともに,電圧
    検知手段で基準電圧と比較したとき,電圧出力端子間の
    電圧が所定状態に変化した際の抵抗回路の抵抗値を抵抗
    値測定手段で測定し,測定した抵抗値情報を表示出力手
    段に出力して,表示出力手段は前記抵抗値情報を,前記
    電圧発生装置の始動抵抗値(閾値A)情報として表示出
    力するようにした始動抵抗値の計測器。
  3. 【請求項3】電圧出力端子間の出力電圧が,該端子間に
    接続される抵抗の抵抗値により閾値Aを境として変化す
    るような電圧発生装置の始動抵抗値(閾値A)を測定す
    る計測器において,該計測器は,電圧出力端子間の電圧
    検知手段と,複数の固定抵抗と複数のリレーからなり該
    複数のリレー接点を個別に入切制御することにより両端
    の抵抗値をデジタル的に可変とした抵抗回路と,前記複
    数のリレーを個別に制御するリレー制御手段と,計測結
    果を表示もしくは出力する表示出力手段と,計測スター
    ト手段からなり,前記抵抗回路は,電圧出力端子間に接
    続されて,計測スタート手段で計測を始めた後,リレー
    制御手段は,前記抵抗回路の両端の抵抗値を初期値から
    段階的に切り替えるよう抵抗回路のリレーを制御すると
    ともに,電圧検知手段で基準電圧と比較したとき,電圧
    出力端子間の電圧が所定状態に変化した際のリレー制御
    手段の制御指示抵抗値情報を表示出力手段に出力して,
    表示出力手段は前記抵抗値情報を,前記電圧発生装置の
    始動抵抗値(閾値A)情報として表示出力するようにし
    た始動抵抗値の計測器。
  4. 【請求項4】前記電圧検知手段は電圧値を計測できるも
    のであり,前記計測スタート手段で計測を始めた直後の
    電圧検知手段の検知電圧が基準値外の場合,リレー制御
    手段は,抵抗回路のリレーの制御を開始せず,表示出力
    手段は,電圧検知手段の計測電圧値情報を表示出力する
    ようにした請求項2または請求項3の始動抵抗値の計測
    器。
  5. 【請求項5】前記計測スタート手段で計測を始めた直後
    の電圧検知手段で計測した電圧出力端子間の電圧が基準
    値内の場合は,前記リレー制御手段が抵抗回路のリレー
    制御を開始するとともに,電圧検知手段の計測電圧値情
    報が表示出力手段に出力され,表示出力手段は前記始動
    抵抗値情報と計測電圧値情報を表示出力することを特徴
    とする請求項4の始動抵抗値の計測器。
  6. 【請求項6】前記始動抵抗値の計測器は,時間計測手段
    を備え,リレー制御手段または抵抗値測定手段は,表示
    出力手段に始動抵抗値情報を出力後,抵抗回路を電圧出
    力端子から切り離すとともに,時間計測手段の時間計測
    を開始させ,電圧検知手段の検知電圧が,基準値と比較
    して指定された状態に戻り状態が変化しなくなるまでの
    時間を計測して表示出力手段に時間情報を出力し,表示
    出力手段は時間情報も合わせて表示出力することを特徴
    とする請求項2乃至請求項5の始動抵抗値の計測器。
  7. 【請求項7】前記始動抵抗値の計測器は,時間計測手段
    を備え,リレー制御手段または抵抗値測定手段は,始動
    動抵抗値情報を表示出力手段に出力し,その後,リレー
    制御手段は抵抗回路の抵抗値を遅動時間測定用抵抗値に
    設定した抵抗を電圧出力端子間に接続し,電圧発生装置
    が再始動後,抵抗回路を電圧出力端子から切り離して,
    時間計測手段の時間計測を開始させ,電圧検知手段の検
    知電圧が,基準値と比較して指定された状態に戻り状態
    が変化しなくなるまでの時間を計測して表示出力手段に
    時間情報を出力し,表示出力手段は時間情報も合わせて
    表示出力することを特徴とする請求項2乃至請求項5の
    始動抵抗値の計測器。
  8. 【請求項8】前記リレー制御手段は,抵抗回路のリレー
    を制御して両端の抵抗値を段階的に低く制御するもので
    あり,所望の抵抗値に切り替えるまえには,必ず該所望
    の抵抗値より高い抵抗値または無限大に切り替える動作
    を介して,次に所望の抵抗値に切り替えるように働くこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項7の始動抵抗値の計
    測器。
  9. 【請求項9】前記リレー制御手段は,第一段階として,
    抵抗回路の抵抗値の切り替えを荒く段階的に制御し,電
    圧出力端子間の出力電圧の状態が変化する直前の制御指
    示抵抗値または電圧出力端子間の出力電圧が変化した際
    の制御指示抵抗値より少し高い抵抗値を閾値aとして記
    憶し,第二段階として該閾値aから小刻みに段階的に制
    御して再び電圧出力端子間の出力電圧の状態が変化した
    ときの抵抗値を閾値Aとして情報を表示出力することを
    特徴とする請求項1乃至請求項8の始動抵抗値の計測
    器。
  10. 【請求項10】前記リレー制御手段は,第一段階とし
    て,抵抗回路の抵抗値の切り替えを速く段階的に制御
    し,電圧出力端子間の出力電圧が変化する直前の制御指
    示抵抗値または電圧出力端子間の出力電圧の状態が変化
    した制御指示抵抗値より少し高い抵抗値を閾値aとして
    記憶し,第二段階として該閾値aからゆっくり段階的に
    制御して再び電圧出力端子間の出力電圧の状態が変化し
    たときの抵抗値を閾値Aとして情報を表示出力すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項8の始動抵抗値の計測
    器。
  11. 【請求項11】前記リレー制御手段は,第一段階とし
    て,抵抗回路の抵抗値の切り替えを荒く速く段階的に制
    御し,電圧出力端子間の出力電圧が変化する直前の制御
    指示抵抗値または電圧出力端子間の出力電圧の状態が変
    化した制御指示抵抗値より少し高い抵抗値を閾値aとし
    て記憶し,第二段階として該閾値aから小刻みにゆっく
    りと段階的に制御して再び電圧出力端子間の出力電圧の
    状態が変化したときの抵抗値を閾値Aとして情報を表示
    出力することを特徴とする請求項1乃至請求項8の始動
    抵抗値の計測器。
  12. 【請求項12】前記請求項9または請求項10または請
    求項11の始動抵抗値の計測器において,リレー制御手
    段が第二段階の抵抗回路の抵抗値制御を開始したのと同
    時に電圧出力端子の出力電圧の状態が変化した場合は,
    閾値aからより出力電圧が変化しない方向へずらせた制
    御指示抵抗値を改めて閾値aとすることを特徴とした始
    動抵抗値の計測器。
  13. 【請求項13】前記電圧出力端子間の出力電圧は交流で
    あり,出力電圧の状態の変化検知は,交流の半波ごとに
    電圧検知手段がおこなうことを特徴とする請求項2乃至
    請求項12の始動抵抗値の計測器。
  14. 【請求項14】前記リレー制御手段は,荒くまたは速く
    または荒く速く段階的に抵抗回路の抵抗値を制御する場
    合は抵抗を閾値aより高いか無限大にする時間を短く
    し,小刻みにまたはゆっくりとまたは小刻みでゆっくり
    と段階的に抵抗回路の抵抗値を制御する場合は抵抗を閾
    値aより高いか無限大にする時間を長くした請求項9ま
    たは請求項10または請求項11の始動抵抗値の計測
    器。
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