JP2001292317A - 階調画像作成用閾値配列決定方法および階調画像データ作成装置 - Google Patents

階調画像作成用閾値配列決定方法および階調画像データ作成装置

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JP2001292317A JP2001028838A JP2001028838A JP2001292317A JP 2001292317 A JP2001292317 A JP 2001292317A JP 2001028838 A JP2001028838 A JP 2001028838A JP 2001028838 A JP2001028838 A JP 2001028838A JP 2001292317 A JP2001292317 A JP 2001292317A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像出力装置の出力解像度と網周波数との干渉
により発生するモアレ成分を低減することを可能とする
閾値配列を決定する。 【解決手段】ある階調まで決まっている閾値配列により
網点画像データHを発生し、この網点画像データHに対
してFFT40、LPF42およびIFFT44による
低周波成分抽出処理を行う。そして、抽出した低周波成
分データLがより少なくなる閾値Tの位置を、次の階調
の閾値Tの配置位置として決定する。この決定過程は、
実空間上での処理過程であり、見通しよく正確に次の閾
値の配置位置を決定することができる。このようにすれ
ば、階調画像の作成に供される閾値配列が、階調画像を
作成した際に、不要な低周波成分であるモアレ成分を発
生しにくい閾値配列を有するものになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラースキャ
ナ、イメージセッタ、CTP装置、CTC装置、DDC
P等の印刷分野機器に適用して好適な階調画像作成用閾
値配列決定方法および階調画像データ作成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】印画紙あるいはフイルム上に2値(例え
ば、レーザビームのオンオフにより黒化部分と非黒化部
分)からなる網点画像を形成するイメージセッタ等の網
点画像出力装置においては、その出力解像度とスクリー
ン線数との干渉で生じるモアレ縞が、出力された画像上
に発生する場合があることが指摘されている(特開平8
−317212号公報参照)。
【0003】ここで、出力解像度とは、画像出力装置の
解像度であり、dpi(ドットパーインチ)、画素/イ
ンチ(dpiと同意)、または画素/mm等で定義され
る。また、スクリーン線数とは、単位長(1インチ)当
たりに含まれる網点(網点セルともいう。)の列の数で
ある線/インチ(線/mmに換算可能)で定義され、l
pi(ラインパーインチ)、線数、スクリーン周波数ま
たは網点周波数ともいわれる。
【0004】出力解像度とスクリーン線数との干渉によ
り発生するモアレ縞は、網点の周期的なパターン、すな
わち網点ピッチと走査線ピッチ間で生じる周期的な干渉
縞である。このモアレ縞は、低周波のノイズ成分となっ
て画像品質を劣化させる。
【0005】この低周波ノイズ成分を低減する技術をこ
の出願の発明者は、前記特開平8−317212号公報
(第1の技術という。)、特開平9−200518号公
報(第2の技術という。)および特開平11−1128
14号公報(第3の技術という。)により提案してい
る。
【0006】前記第1の技術は、2値網点画像データを
発生する際に使用される閾値配列(閾値テンプレートま
たは閾値マトリクスともいう。)内の閾値の配置位置を
工夫し、この閾値配列内で黒化(非黒化)される画素数
をなるべく揃えて低周波ノイズ成分の発生を低減しよう
としたものである。
【0007】また、前記第2の技術は、前記第1の技術
における閾値配列内の閾値の配置時に乱数を付加して、
より一層、低周波ノイズ成分の発生を低減しようとした
ものである。
【0008】さらに、第3の技術は、閾値配列内の既存
の修正前の閾値中、所定の閾値修正範囲内の中央値と前
記修正前の閾値とを比較して、網点画像データに変換し
た後、周波数空間上のデータに変換し、このデータから
網点の基本周波数成分より低い低周波ノイズ成分を含む
データを抽出して、実空間上の画像データに変換する。
この変換後の実空間上のデータと前記修正前の閾値とを
前記所定の閾値修正範囲内で観察し、置換しようとする
一対の閾値を一定条件下(基本的には、前記実空間上の
画像データの最大値と最小値を有する画素を発生する位
置にある閾値対)に選択して置換し、修正後の閾値配列
を得る技術である。
【0009】この第3の技術によれば、修正後の閾値配
列自体が、低周波ノイズ成分の発生しにくい配列とな
る。
【0010】なお、上記第1、第2の技術では、それぞ
れ一定の低周波成分発生低減度合いが達成されるが、た
とえばより高品質の画像を取り扱う場合、低周波成分発
生低減度合いのさらなる向上が要請されている。
【0011】また、上記第3の技術では、低周波ノイズ
成分の発生をかなり低減することができるが、既に作成
されている閾値を修正する技術であるため、修正の自由
度が制限され、ノイズ低減の効果が十分達成されない場
合が存在する可能性がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な課題および技術に関連してなされたものであり、既存
の閾値配列を修正するのではなく、低周波ノイズ成分の
発生しにくい、換言すれば、階調画像を出力した際にモ
アレの発生の起きにくい閾値配列を最初から作成するこ
とを可能とする階調画像作成用閾値配列決定方法を提供
することを目的とする。
【0013】また、この発明は、出力される階調画像デ
ータにより形成される階調画像上でモアレ等の低周波成
分の発生を抑制することを可能とする階調画像データ作
成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の階調画像作成
用閾値配列決定方法は、閾値配列中、閾値の小さい方か
らある階調までの閾値の配置位置が決定しているとき
に、次階調の同値1つ以上の閾値の配置位置を決定する
際、前記次階調の同値1つ以上の閾値の配置位置の候補
位置を1箇所以上決定するA過程と、前記候補位置中、
次階調の閾値の配置位置を決定するB過程とを有し、前
記B過程は、前記ある階調までの閾値の配置位置が決定
している閾値配列に基づいて得られる画像データの低周
波成分を抽出する第1の過程と、前記1つ以上の箇所の
各候補位置における前記低周波成分強度を求める第2の
過程と、求めた低周波成分強度が最も弱い候補位置を前
記次階調の閾値の配置位置として決定する第3の過程と
を含み、前記第1の過程から前記第3の過程を前記次階
調の同値1つ以上の閾値の全ての配置位置が決定するま
で繰り返し行うことを特徴とする(請求項1記載の発
明)。
【0015】なお、上記「A過程」や「B過程」等にお
けるアルファベット「A」、「B」は、単に、この発明
の理解の便宜のために用いたものである。以下の説明に
おいて用いている「C過程」等においても同様である。
【0016】また、請求項7、8、10、11記載の発
明は、たとえば、それぞれ図13〜図16を参照するこ
とにより、より一層理解される。
【0017】この発明によれば、求めた低周波成分強度
が最も弱い候補位置を、次階調の閾値の配置位置として
決定する第3の過程が、実空間上での処理過程であり、
見通しよく正確に次の閾値の配置位置を決定することが
できる。
【0018】このようにすれば、階調画像の作成に供さ
れる閾値配列が、階調画像を作成した際に、不要な低周
波成分を抑制する閾値配列となる。
【0019】この請求項1記載の発明では、小さい方の
側(最も小さい場合には、最小値)から閾値を昇順で決
めているが、第3の過程を、求めた低周波成分強度が最
も強い候補位置を、次階調の閾値の配置位置とすること
で、閾値の大きい方の側(最も大きい場合には、最大
値)から閾値を降順で決めることもできる(請求項2記
載の発明)。
【0020】さらに、この発明に係る階調画像作成用閾
値配列決定方法は、閾値配列中、閾値の小さい方からあ
る階調までの閾値の配置位置が決定しているときに、次
階調の閾値の配置位置を決定する際、前記ある階調まで
の閾値の配置位置が決定している閾値配列に基づいて得
られる画像データの低周波成分を抽出した後、抽出した
低周波成分強度が最も弱い位置を前記次階調の閾値の配
置位置として決定するようにしている(請求項3記載の
発明)。
【0021】この発明によれば、低周波成分強度が最も
弱い位置を、次階調の閾値の配置位置として決定する第
2の過程が、実空間上での処理過程であり、見通しよく
正確に次の閾値の配置位置を決定することができる。
【0022】このようにすれば、階調画像の作成に供さ
れる閾値配列が、階調画像を作成した際に、不要な低周
波成分を抑制する閾値配列となる。
【0023】この請求項3記載の発明では、小さい方の
側(最も小さい場合には、最小値)から閾値を昇順で決
めているが、第3の過程を、求めた低周波成分強度が最
も強い候補位置を、次階調の閾値の配置位置とすること
で、閾値の大きい方の側(最も大きい場合には、最大
値)から閾値を降順で決めることもできる(請求項4記
載の発明)。
【0024】この発明の階調画像データ作成装置は、階
調画像データ作成用閾値配列が複数記憶された記憶媒体
と、前記記憶媒体から所望の閾値配列を選択する選択手
段と、選択した閾値配列を用いて、階調画像データを作
成する階調画像データ作成手段とを備え、前記記憶媒体
に記憶されている階調画像データ作成用閾値配列が、前
記階調画像データ作成手段により閾値の小さい方からあ
る階調までの閾値配列に基づいて作成される階調画像デ
ータの低周波成分を抽出した後、前記ある階調の次階調
の閾値の配置位置が、前記抽出された低周波成分中、低
周波成分が最も弱い位置と等しくされている閾値配列と
されていることを特徴とする(請求項5記載の発明)。
【0025】この発明によれば、出力される階調画像デ
ータにより形成される階調画像上でのモアレ等の低周波
成分の発生を抑制することができる。
【0026】この請求項5記載の発明では、昇順での次
階調の閾値を特定するようにしているが、降順でも同様
に次階調の閾値を特定することができる(請求項6記載
の発明)。
【0027】また、この発明の階調画像作成用閾値配列
決定方法によれば、ある階調での閾値の配置が決定して
いるとき、階調の高い方は昇順に、階調の低い方は降順
に全ての階調についての閾値配列を決めることができる
(請求項7、10記載の発明)。
【0028】そして、閾値配列中、複数の異なる階調で
の閾値の配置位置が決定しているときに、前記複数の異
なる階調間の閾値の配置位置を、階調の低い方の閾値か
ら昇順に、階調の高い方の閾値から降順に、全て決める
ことができる(請求項8、11記載の発明)。
【0029】請求項1、2、7、または8記載の発明で
は、閾値配列を網点階調画像作成用閾値配列とすること
により、作成した網点画像上で不要な低周波成分の発生
が抑制される(請求項9記載の発明)。
【0030】請求項3、4、10または11記載の発明
における閾値配列をディザマトリクスとすることによ
り、このディザマトリクスを使用して作成した階調画像
上で不要な低周波成分の発生が抑制される(請求項12
記載の発明)。
【0031】請求項1〜4、7〜12に記載の発明にお
いて、人間の視覚特性により重み付けして低周波成分を
抽出することにより、低周波成分をより人間の知覚した
ものに近い形で抽出可能となる(請求項13)。
【0032】理解の便宜のために、請求項7、8、1
0、11記載中の各過程と、実施の形態中の図13〜図
16中のステップ(過程)との対応関係を説明する。
【0033】請求項7→図13:Aa過程→ステップS
35、Ba1過程→ステップS37、Ba2過程→ステ
ップS38、Ba3過程→ステップS39、Ca過程→
ステップS42、Ab過程→ステップ45、Bb1過程
→ステップ47、Bb2過程→ステップS48、Bb3
過程→ステップS49。
【0034】請求項8→図14:Ac過程→ステップS
65、Bc1過程→ステップS67、Bc2過程→ステ
ップ68、Bc3過程→ステップS69、Ad過程→ス
テップS75、Bd1過程→ステップS77、Bd2過
程→ステップS78、Bd3過程→ステップ79、Cc
過程→ステップS82。
【0035】請求項10→図15:第1の過程→ステッ
プS124、第2の過程→ステップS125、第3の過
程→ステップS127、第4の過程→ステップS22
4、第5の過程→ステップS225、第6の過程→ステ
ップS227。
【0036】請求項11→図16:第1の過程→ステッ
プS324、第2の過程→ステップS325、第3の過
程→ステップS424、第4の過程→ステップS42
5、第5の過程→ステップS427。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明するが、まず、この発明の理
解を容易にするため、この発明の一実施の形態に係る閾
値配列が適用された製版システムの基本的な構成につい
て簡単に説明する。
【0038】図1は、この発明の一実施の形態に係るス
ーパーセル閾値テンプレート(スーパーセル閾値配列)
36が適用された製版システム10の基本的な構成を示
している。
【0039】図1例の製版システム10は、基本的に
は、画像入力部14と画像処理部16と2値網点画像デ
ータ作成部20と画像出力装置24とから構成される。
この製版システム10は、画像入力部14により原稿画
像12から読み取った画像を網点画像としてフイルムF
上に形成するシステムである。
【0040】この場合、画像入力部14において、光源
からの光が照射され副走査方向に移送される原稿画像1
2からの反射光または透過光が、リニアイメージセンサ
等の光電変換素子に導かれて電気的に主走査され、その
光電変換素子を通じて電気信号である画像信号(画素信
号)に変換される。変換された画像信号は、A/D変換
器により例えば、値0、1、…、255をとる8ビット
のデジタル画像データ(単に画像データともいう。)D
Aに変換される。
【0041】なお、画像入力部14としては、このよう
なスキャナに限らず、DVD等の画像記録ディスク(画
像記録媒体)、通信ネットワーク、デジタルスチルカメ
ラ等、結果としてデジタル画像データを出力する媒体で
あればよい。
【0042】画像入力部14から出力された画像データ
DAに対して、画像処理部16により、必要に応じて色
補正処理、シャープネス処理の他、画像出力装置24の
解像度に対応するための解像度変換処理等が行われて画
像データGが作成される。
【0043】この実施の形態において画像出力装置24
の解像度、すなわち出力解像度は、例として、72走査
線/mmであるものとする。なお、この走査線/mmの
表現は、スクリーン線数と紛らわしいので、以下、出力
解像度は、72dpm(dot/mm)で表すものとす
る。ここで、dotは、上記のように1画素を意味す
る。
【0044】画像処理部16により所定の処理のなされ
た画像データGは、階調画像データ作成装置としての2
値網点画像データ作成部20に供給される。なお、近
年、2値網点画像データ作成部20に供給される画像デ
ータGとして、上記デジタルカメラ等、結果としてデジ
タル画像データを出力する媒体で画像処理がなされたも
のが直接供給される場合もある。
【0045】2値網点画像データ作成部20は、ソフト
ウエアを用いてコンピュータにより実現することが可能
であるが、ハードウエアにより実現することもできる。
また、ソフトウエアとハードウエアとを混在させて実現
することもできる。
【0046】2値網点画像データ作成部20は、階調画
像データ作成手段として機能する比較部32、アドレス
計算部34、階調画像データ作成用閾値配列が複数記憶
される記憶媒体としてのスーパーセル閾値テンプレート
(閾値配列)36、および所望の閾値配列を選択する選
択手段としての網属性入力部38から構成される。
【0047】2値網点画像データ作成部20に供給され
た画像データGは、比較部32の比較入力に供給され
る。また、画像データGからスーパーセル閾値テンプレ
ート36上のx軸とy軸のアドレスを表すアドレスAD
=AD(x,y)がアドレス計算部34により計算され
る。
【0048】スーパーセル閾値テンプレート36は、そ
の指定されたアドレスADに格納されている閾値{この
場合、値1、…255をとる8ビット(正確には、8ビ
ットから1を引いた値であるが、便宜上、8ビットとい
う。)の閾値データ}Tを読み出して比較部32の基準
入力に供給する。
【0049】スーパーセル閾値テンプレート36として
は、複数のスーパーセル閾値テンプレート中、網属性入
力部38により指定された網属性(スクリーン線数、網
角度および網形状)に対応するものが使用される。な
お、この実施の形態において、例として、スクリーン線
数は175線であり、網角度は45°、網形状はスクエ
アに指定されているものとする。
【0050】スーパーセルは、複数の網点セル(網点)
から構成されている。一般に、網点生成技術分野におい
ては、出力解像度により定まる画素グリッド上にスーパ
ーセルを設定し、設定したスーパーセルを網点セルに分
割し、分割した網点セル内の各画素に対応して閾値を割
り当てて網点閾値を生成するようにされており、閾値が
割り当てられたスーパーセルをスーパーセル閾値テンプ
レート(閾値配列)という。
【0051】スーパーセルに関連して網点を生成する技
術の参考文献としては、例えば、「書名:ポストスクリ
プト・スクリーニング、著者:ピーター・フィンク、発
行元:株式会社エムディエヌコーポレーション、発行
日:1994年8月11日、初版第1刷」を挙げること
ができる。
【0052】複数の網点セルから構成されるスーパーセ
ルを考えることで、スクリーン線数と網角度をより細か
く変化させることが可能になり、指定されたスクリーン
線数と網角度に、より近い値を選択することができると
いう有利さがある。
【0053】画素グリッドとは、黒化単位である画素の
集合体をいう。したがって、画素グリッドは、出力解像
度で画素が縦横に整然と並んでいる状態をイメージすれ
ばよい。
【0054】この実施の形態において、スーパーセル閾
値テンプレート36としては、上述した特開平8−31
7212号公報(第1の技術)または特開平9−200
518号公報(第2の技術)により公表されているもの
を使用している。
【0055】比較部32では、画像データGと閾値デー
タ(単に閾値ともいう。)Tについて、G≧T→1(オ
ン、黒化)、G<T→0(オフ、白抜け、非黒化)の大
小比較演算を行い、その比較演算結果の値1または値0
をとる階調画像データとしての2値網点画像データ(2
値データ、2値画像データ、網点画像データ、またはデ
ジタル網点データともいう。)Hを作成する。
【0056】作成された2値網点画像データH、すなわ
ち階調画像データは、画像出力装置24を構成する露光
記録部26に供給される。
【0057】露光記録部26では、この露光記録部26
内に配された感光材料M上を、2値網点画像データHに
応じてオンオフするレーザビーム(記録ビーム)により
露光走査記録して、感光材料M上に潜像としての網点画
像を形成する。網点画像の形成された感光材料Mは、自
動現像機28により現像処理されて、顕像化された網点
画像が形成されたフイルムFが作成される。このフイル
ムFが原版とされて刷版が作成され、作成された刷版が
図示していない印刷機に装着され、装着された刷版に対
してインキが付けられる。
【0058】刷版に付けられたインキが印画紙等のシー
ト上に転移されることで、シート上に画像が形成された
所望の印刷物を得ることができる。
【0059】なお、この発明は、原版としてのフイルム
Fを出力する画像出力装置24ではなく、2値網点画像
データHにより刷版PPを直接出力することの可能な画
像出力装置であるCTP(computer to plate)出力機
24aにも適用することができる。CTP出力機24a
内では、感光材料Mがレーザビーム(記録ビーム)によ
り走査記録されることで、直接、刷版PPが得られる。
【0060】また、画像出力装置としては、いわゆるレ
ーザ光を用いた走査露光装置に限らず、面露光方式やイ
ンクジェット方式でフイルム、刷版あるいは印刷物を描
画する装置にも適用することができる。
【0061】さらには、CTC(computer to cylinde
r)印刷機24bに2値網点画像データHを供給するよ
うに構成すれば、このCTC印刷機24bでは2値網点
画像データHに基づき、シリンダに巻き付けられた感光
材料Mが走査記録されて得られた刷版にインキが付けら
れ、刷版に付けられたインキがシートに転移されること
で、シート上に画像形成された所望の印刷物PMを直接
得ることができる。
【0062】なお、図1例中の2値網点画像データ作成
部20を構成するスーパーセル閾値テンプレート36の
閾値配列はフロッピィディスク等の記憶媒体49に記憶
されているものを用いている。
【0063】この2値網点画像作成部20は、ハードウ
エアあるいはコンピュータ上でソフトウエアによって実
行される場合がある。この場合、閾値配列は、ハードデ
ィスク等の記憶媒体に記憶されているものを用いる。
【0064】以上が、この発明の一実施の形態の閾値配
列が適用された製版システム10の基本的な構成につい
ての説明である。
【0065】次に、この発明の一実施の形態に係る階調
画像作成用閾値配列決定方法を実施する階調画像作成用
閾値配列作成装置について説明する。
【0066】図2は、記憶手段であるRAM(ランダム
アクセスメモリ)やハードディスク等の記憶媒体により
構成され、それぞれ複数の1、2、…、255の閾値T
が割り当てられて作成されるスーパーセル閾値テンプレ
ート(閾値配列)36の作成装置(階調画像作成用閾値
配列作成装置)18の構成例を示している。なお、ここ
で階調画像とは、2値画像{黒化画素と非黒化(白ヌ
ケ)画素とからなる画像}あるいは4値画像(例えば、
4段階の濃度0、1、2、3で示される階調で構成され
る画像)等の多値画像を意味している。
【0067】この図2例の階調画像作成用閾値配列作成
装置18において、図1に示した製版システム10の構
成要素と対応するものには、同一の符号を付けてその詳
細な説明を省略する。
【0068】階調画像作成用閾値配列作成装置18は、
線数、角度、出力解像度、網形状等の入力パラメータを
設定するパラメータ入力部37と、設定された入力パラ
メータに応じて実質線数角度を選択する実質線数角度選
択部39と、選択された実質線数角度に応じて黒化候補
画素を選択する黒化候補画素選択部41とを有してい
る。
【0069】また、階調画像作成用閾値配列作成装置1
8は、黒化候補画素選択部41により選択された黒化候
補画素の選択に応じて、既に決定している閾値配列を発
生させるように、閾値サイズ分で大きさが一定の画像デ
ータGを発生する画像データ発生部30と、発生された
画像データGに基づいてアドレスADを計算して作成途
中(作成途上)スーパーセル閾値テンプレート36Mに
供給するアドレス計算部34と、最初は閾値Tが全てゼ
ロ値とされ実質的に閾値Tが何も配置されていない状態
から順次決定された閾値が記憶(保存)される作成途中
スーパーセル閾値テンプレート36Mと、作成途中まで
の閾値(既決定の閾値)Tと画像データGとから値0ま
たは値1をとる2値網点画像データHを作成する比較部
32を有している。
【0070】さらに、階調画像作成用閾値配列作成装置
18は、2値網点画像データHから低周波成分データ
(低周波ノイズ成分、低周波ノイズデータ、低周波成
分)Lを抽出する低周波成分抽出部45と、この低周波
成分データLに基づき、前記黒化候補画素選択部41に
より選択された黒化候補画素の位置の低周波成分を算出
するとともに、算出した低周波成分に基づき次の黒化画
素位置を閾値の配置位置と決定する黒化画素決定部46
を有している。
【0071】ここで、低周波成分抽出部45は、周波数
変換手段としての高速フーリエ変換器(FFT)40、
低域通過フィルタ(LPF)42、周波数逆変換手段と
しての高速逆フーリエ変換器(IFFT)44とから構
成される。なお、周波数変換手段としては、高速フーリ
エ変換器40にかぎらず、ウェブレット変換手段を使用
することができ、ウェブレット変換手段を使用したとき
には、周波数逆変換手段としてウェブレット逆変換手段
を使用する。
【0072】また、低周波成分抽出部45は、周波数変
換手段を持つことなく実空間上でのフィルタリング(コ
ンボリューション演算)によって低周波成分を抽出する
ことも可能である。コンボリューション演算のマスクサ
イズや画像データサイズにも依存するが、計算を実行す
るにあたっては、周波数変換手段を用いた方が、コンボ
リューション演算より演算時間を短くすることができる
場合が多い。以下、周波数変換手段を用いた例について
説明する。
【0073】比較部32により作成された2値網点画像
データHは、フーリエ変換手段である高速フーリエ変換
器40に供給される。
【0074】この2値網点画像データHは、位置空間
(実空間)上の画像データである。ここで、位置空間上
のデータとは、xy平面上で定義される座標上のデータ
であることをいう。この位置空間上の2値網点画像デー
タHが、高速フーリエ変換器40により、周波数空間上
の情報信号であるデータD1に変換され、遮断周波数が
網点の基本周波数成分(スクリーン線数成分)に設定さ
れた低域通過フィルタ42に供給される。ここで、周波
数空間上のデータとは、xy軸を周波数軸として、その
周波数平面上で定義される座標上のデータであることを
いう。
【0075】低域通過フィルタ42は、周波数空間上の
データD1から網点の基本周波数成分(スクリーン線数
成分)より低い周波数の低周波成分を含むデータD2を
抽出して、高速逆フーリエ変換器44に供給する。
【0076】高速逆フーリエ変換器44は、周波数空間
上で抽出された低周波成分を含むデータD2を、位置空
間上の画像データである低周波成分データLに変換して
黒化画素決定部46に供給する。
【0077】低周波成分データLに基づき黒化画素決定
部46により決定された閾値配列は、作成途中スーパー
セル閾値テンプレート36Mに記憶され、1〜255ま
での全ての閾値配列が決定されたとき、その作成途中ス
ーパーセル閾値テンプレート36Mは、閾値配列が全て
決定されているスーパーセル閾値テンプレートとされ、
フロッピィディスク等の記憶媒体49に記憶され、この
記憶媒体49から図1の製版システム10におけるスー
パーセル閾値テンプレート36にコピーされ、製版シス
テム10での使用に供される。
【0078】次に、階調画像作成用閾値配列作成装置1
8のより詳しい動作について、図3のフロー図を参照し
て説明する。
【0079】まず、ステップS1では、パラメータ入力
部37により入力パラメータを設定する。ここで、入力
パラメータは、たとえば、スクリーン線数175線(L
PI)=6.89線/mm、網角度45度、出力解像度
72ドット/mm(画素/mm){1画素の大きさは1
3.9μm角}および網形状四角形(スクエア)とす
る。網形状としては、四角形以外に円形あるいはその他
の幾何形状とすることができる。
【0080】次いで、実質線数角度選択部39におい
て、ステップS2、S3、S4では、それぞれ、閾値配
列であるスーパーセル(スーパーセル閾値テンプレート
36)の画素数が119画素×119画素に選択され、
網点画像の配列(大きさ、個数、角度)が選択され、1
階調あたりの画素数Ndotが選択される。ここで、1
階調あたりの画素数Ndotは、次の(1)式により決
定される。
【0081】 Ndot=スーパーセルの画素数/階調数 =119×119/256 ≒55個 …(1) このことは、作成途中スーパーセル閾値テンプレート3
6Mに配置すべき閾値T、換言すれば、スーパーセル閾
値テンプレート36中に配置されている閾値T=1、閾
値T=2、…閾値T=255が、それぞれ55個あるこ
とを意味している。
【0082】なお、この実施の形態においては、理解の
容易化のために作成途中スーパーセル閾値テンプレート
36Mの閾値Tの配列がT=1からT=128まで決定
されており、次に、55個(1つ以上)の次階調の閾値
T=129の配置位置(同値1つ以上の閾値の配置位
置)を決定する際の動作について説明する。
【0083】この場合、ステップS5(便宜的にA過程
という。)において、網の形状を損なわないように、次
階調の同値複数の閾値の配置位置の候補位置を複数箇所
選択する。ここで、候補位置は、次に黒化する候補の画
素位置に対応するので、黒化候補画素という。
【0084】この黒化候補画素の数をmとするとき、m
=Ndot+α、たとえば、Ndot×2=110個に
選択する。余裕度αを大きくすれば、閾値配列の自由度
が増加するが、網の黒化形状が、この例ではスクエアか
らくずれていく。
【0085】図4は、その黒化候補画素の選択手順例を
示している。
【0086】すなわち、ステップS5−1では、図5に
模式的に示すように、たとえば、大きさを±1で規格化
した各網点50の中心Oから未処理画素までの距離値、
換言すれば、未だ閾値が配置されていない画素位置まで
の距離値を所望の形状であるスクエアに合致した次の
(2)式の距離関数D(x,y)により求める。
【0087】 D(x,y)=1−|x|+|y| …(2) この模式的に描いた図5において、中心Oを含む四角形
51の内側までの閾値配列が決まっていた場合に、次
に、四角形52の辺の付近の未処理画素までの距離値を
距離関数D(x,y)により求めることになる。
【0088】なお、距離関数D(x,y)は、黒化部分
が円形で太る網点形状である場合には、次の(3)式で
表されるものを用いればよい。
【0089】 D(x,y)=1−(x2+y2) …(3) 距離関数D(x,y)は、いわゆるスポット関数に対応
する。
【0090】次いで、ステップS5−2では、ステップ
S5−1で求めた距離値の中、最小値である最小値mi
nD(x,y)を求める。
【0091】ステップS5−3では、最小値minD
(x,y)の配置位置が未処理画素であるかどうか、換
言すれば、閾値が決定されていないかどうかを確認し、
未処理画素でなかった場合には、ステップS5−2にも
どり、未処理画素であった場合には、ステップS5−4
において黒化候補画素とする。
【0092】次いで、ステップS5−5においては、ス
テップS5−4までに決定した黒化候補画素数が黒化候
補画素数m=Ndot+α(ここでは、m=110)に
等しくなったかどうかを判定し、黒化候補画素数mに満
たない場合には、黒化候補画素数mとなるまでステップ
S5−2〜ステップS5−5の処理を繰り返す。
【0093】黒化候補画素数mが、黒化候補画素数m=
Ndot+αに合致したとき、黒化候補画素選択部41
は、黒化候補画素数mの各画素位置を黒化画素決定部4
6に転送通知する。
【0094】次に、以下に説明するステップS6〜ステ
ップS9の処理(便宜的にB過程という。)を繰り返し
行うことにより複数の黒化候補画素(複数箇所の候補の
閾値)の配列位置を決定する。
【0095】すなわち、ステップS6の処理において、
既に決まっている閾値配列が格納されている作成途中ス
ーパーセル閾値テンプレート36Mにより階調画像であ
る2値網点画像データHを比較部32により作成する。
2値網点画像データHを作成する画像データGの値は、
G=128とされる。すなわち、閾値T=129の配置
位置を決定する場合に、既に決まっている閾値T=1〜
128の閾値配列を表す2値網点画像データHを作成す
るときには、画像データ発生部30から画像データGの
値として、一定値G=128がスーパーセル閾値サイズ
分比較部32へ供給される。
【0096】図6は、画像データGがG=128である
とき、作成途中スーパーセル閾値テンプレート36Mを
用いて比較部32により作成された2値網点画像データ
Hにより表される網点画像を模式的に示している。
【0097】ここでは、網パーセントが50%の平網と
なっており、比較部32により得られた1個のスーパー
セルに係る119画素×119画素分の2値網点画像デ
ータHによる網点画像(ビットパターンと考えることが
できる。)を示している。ここで、網点の基本周波数
は、ほぼスクリーン線数に等しく、6.89(c/m
m:サイクル/mm)と考えることができる。
【0098】この図6から2値網点画像データHは、x
y平面上で定義される座標上のデータ、すなわち位置空
間上のデータ(z軸のデータと考えることができる。)
が、値0(非黒化)または値1(黒化)をとるデータで
あることが理解される。
【0099】図6において、例として描いた1個の網点
50内には、約109(1452 /13.92 )個の画
素が含まれる。なお、ステップS5の処理において、黒
化候補画素選択部41において選択決定し、黒化画素決
定部46に格納されている黒化候補画素数m(m=11
0個)の画素位置は、図6中、非黒化画素となっている
いずれかの位置である。
【0100】次に、ステップS7(第1の過程)では、
2値網点画像データHの低周波成分を特別な処理により
低周波成分抽出部45により抽出する。そのため、この
ステップS7では、まず、2値網点画像データHを、二
次元のFFT40により高速フーリエ変換して、周波数
空間上の情報信号であるデータD1に変換する。
【0101】図7は、図6に示す位置空間上の2値網点
画像データHに対応する、高速フーリエ変換後の周波数
空間上のデータD1のFFTパワー図を示している。x
軸とy軸は、周波数(c/mm)を示し、z軸はパワー
を示している。
【0102】この図7の周波数空間上のデータD1にお
いて、中心座標(x,y)=(0,0)における値が約
0.5のパワーP1は、平網と仮定したときの網パーセ
ントの50%に対応する基本成分であり、ノイズ(雑
音)ではない。また、xy平面上、中心座標(x,y)
=(0,0)から各45°方向上の座標(x,y)=
(5,5)、(−5,5)、(−5,−5)、(5,−
5)付近の座標位置に存在する値0.2程度のパワーP
2〜P5も、網の基本周波数6.89(c/mm)に対
応するパワーであり、ノイズではない。なお、例えば、
パワーP2が存在する正確なx、y座標は、値5ではな
く、6.89÷√2=4.87として計算することがで
きる。
【0103】モアレ縞は、網の周波数以下の周波数で発
生する干渉縞であることを考えると、これら4点の座標
(x,y)=(5,5)、(−5,5)、(−5,−
5)、(5,−5)で囲まれた領域Q(図5のハッチン
グ領域も参照)内に存在する周波数成分がモアレ縞と関
係するノイズ成分(低周波成分)であることが理解され
る。
【0104】図9は、領域Qを含む部分の図7のFFT
パワー図の拡大図である。領域Q内に小さいながらも凹
凸、すなわちパワー成分が存在することが分かる。
【0105】次に、この領域Q以外の高周波成分を除去
するために、領域Qに対応する遮断周波数を有する低域
通過フィルタ42を作用させ、領域Q内の低周波成分を
含むデータD2を抽出する。換言すれば、周波数空間上
のデータD1から網点の基本周波数成分より低周波の低
周波成分データD2を抽出する。なお、このとき、直流
成分であるパワーP1も除去しておく。この直流成分の
阻止をも考慮した場合に、低域通過フィルタ42は正確
には帯域通過フィルタであるが、低周波ノイズ成分を含
むデータを通過させるという意味で便宜上低域通過フィ
ルタといっている。
【0106】実際上、モアレ縞は人間が知覚するもので
あるから、FFT40により2値網点画像データHを高
速フーリエ変換した後のデータD1中、領域Q以外の高
周波成分を低域通過フィルタ42により除去する際に、
図10に示す人間の視覚特性65により重み付けした
後、低域通過フィルタ42をかけて低周波成分を抽出す
るようにしている。図10に示すように、人間の視覚特
性65は、周波数0.8(c/mm)近傍で最大感度を
有する特性である。
【0107】次いで、IFFT44は、低域通過フィル
タ42により抽出された低周波成分データS2を逆フー
リエ変換して位置空間(実空間)上の低周波成分データ
Lにする。
【0108】図11は、位置空間上における119画素
×119画素領域上に鳥瞰図的に表した低周波成分デー
タLを立体的に示している。すなわち、もとの画像上で
低周波の濃度のうねりが3次元図形上の山や谷で抽出さ
れていることが理解される。
【0109】なお、この図11においては、図10に示
す人間の視覚特性(人間の視覚周波数特性)65に基づ
く重み付けをかけていることから、IFFT44による
フーリエ逆変換後の低周波成分データLが人間の目に視
認しやすいように、換言すれば、コンピュータによる大
きさ(強さ)の判別がし易くなるように重み付けられた
図形となっている。
【0110】人間の視覚周波数特性のモデルについて
は、著者J.Sullivan, L.Ray,and R.Millerによる文献
「Design of minimum visual modulation halftone pat
terns」IEEE Trans. Syst. Man Cybern., vol121,No.1,
33-38(1991)にも詳しく述べられている。
【0111】また、人間の視覚特性をかけて低周波成分
を抽出する方式においても、上記説明した、周波数空間
上のフィルタリング計算だけでなく、実空間上のコンボ
リューション演算でも抽出することができる。
【0112】この低周波成分データLは、低周波成分抽
出部45から黒化画素決定部46に供給される。
【0113】そこで、ステップS8(第2の過程)にお
いて、黒化画素決定部46は、まず、この119画素×
119画素の低周波成分データLと、図6に示した11
9画素×119画素の2値網点画像データHとを対比
し、黒化候補画素数m=110の黒化候補画素位置に対
応する各非黒化画素位置における低周波成分データLを
図11から算出する。
【0114】次いで、黒化画素決定部46は、ステップ
S9(第3の過程)において、ステップS8で算出した
各非黒化画素位置における低周波成分データLの中、最
も、値の小さい(低周波成分データのパワー値が弱い、
換言すれば、低周波成分強度の最も弱い)黒化候補画素
の位置を次に黒化すべき画素(黒化画素)に決定する。
【0115】この場合、この次の黒化画素位置を次の閾
値T=129の配列位置として、作成途中スーパーセル
閾値テンプレート36M中の閾値位置のメモリアドレス
に閾値T=129を格納する。なお、処理を早くするた
め、ステップS9における黒化画素の決定は1個ではな
く小さい方から複数個を決めるようにしてもよい。
【0116】次に、ステップS10において、黒化画素
決定部46は、1階調あたりの画素数Ndot=55個
分の閾値T=129の、作成途中スーパーセル閾値テン
プレート36M中での配置位置が決定したかどうかを確
認し、決定していない場合には、ステップS6からステ
ップS9(第1の過程、第2の過程、第3の過程)まで
の処理を決定するまで繰り返す。なお、繰り返す際のス
テップS6の処理において、画像データ発生部30から
出力される画像データGは、黒化画素決定部46からの
黒化画素決定通知に基づき、次の階調の画像データG=
129とされる。
【0117】さらに、ステップS10における判断が成
立したとき、すなわち、1階調あたりの画素数Ndot
の全ての黒化画素に対応する閾値位置が決定したとき、
ステップS11において、黒化画素決定部46は、閾値
Tが最大値である閾値T=255までの全ての閾値配列
が決定したかどうかを確認し、閾値配列が決定していな
い場合には、ステップS5からステップS10の処理を
繰り返して閾値T=255までの全ての閾値配列を決定
して処理を終了する。
【0118】なお、全ての閾値配列が決定した作成途中
スーパーセル閾値テンプレート36Mは、スーパーセル
閾値テンプレート36とされ、その閾値テンプレート3
6のデータが記憶媒体49に記憶され、この記憶媒体4
9から図1に示した製版システム10中のスーパーセル
閾値テンプレート36にコピーされる。
【0119】以下、同様にして、ステップS1において
新たなパラメータ(線数、角度、出力解像度、網形状
等)を設定することにより、このパラメータに対応した
スーパーセル閾値テンプレート36の閾値配列を略自動
的に決定することができる。
【0120】なお、上述した実施の形態においては、2
値網点画像データHを対象としているが、この発明は2
値網点画像データHに限らず、出力値が「0,1,2,
3」の値をとる4値、8値等の多値網点画像データにも
適用することができる。
【0121】また、上述した実施の形態においては、図
6に示した網点50による階調画像作成用の閾値配列の
決定について説明しているが、この発明は、網点画像作
成用の閾値テンプレートの作成に限らず、N×N画素を
階調再現の1つの単位として考え、それに対応する階調
画像作成用のN×N個の閾値テンプレート(ディザマト
リクス)の閾値配列にも適用することができる。
【0122】このディザマトリクスでは、画素の集合密
度(周波数)を階調に応じて変化させるFM(周波数変
調)スクリーンにも適用することができる。
【0123】図12は、ディザマトリクスの閾値配列を
決定するための手順を示すフロー図である。
【0124】まず、ステップS21では、入力パラメー
タを設定する。ここで、入力パラメータは、出力解像度
(画素/mm)、FMスクリーンにおける1画素の大き
さ、ディザマトリクスの大きさ、例えばN画素×N画素
(上述したように、設定すべき閾値Tは1からN2個と
なる。)である。
【0125】次いで、ステップS22では、閾値T=1
の初期位置をディザマトリクス中の適当な画素位置に決
める。
【0126】次いで、ステップS23では、閾値T=1
のみが決定されたディザマトリクスと画素値が全て1で
あるN×N画素の画像データと比較して、2値画像デー
タを比較部32により作成する。
【0127】次いで、ステップS24では、ステップS
7で説明したのと同様に、ステップS23で作成した2
値画像データに対して低周波成分データの抽出処理を行
う(第1の過程)。
【0128】次いで、ステップS25では、次に黒化す
べき画素の位置、換言すれば、次の閾値T=2を入れる
べきディザマトリクス中の位置を決定する。このステッ
プS5の処理では、低周波成分データの最も小さい(弱
い)位置が次に黒化すべき画素位置であると決定すれば
よい(第2の過程)。
【0129】次に、ステップS26では、N2個の全て
の閾値配置位置が決定しているかどうかを判定し、全て
の閾値の配置位置が決定するまで、この場合、次の閾値
T=2の配列位置から最終閾値T=N2までステップS
23〜ステップS25の処理を繰り返す。
【0130】閾値を実際に使用する場合は、出力機に合
わせた階調数に規格化して使用する。たとえば、出力機
の階調数が256階調であれば、元の閾値をTとする
と、新しい閾値は、閾値=T×(255/N2)として
使用する。
【0131】このように、1〜N2の閾値配列を決めた
後に、必要階調数の閾値配列を求める方法は、前述の網
点画像作成用閾値データを作成する際にも適用すること
ができることはいうまでもない。
【0132】このようにして、ディザマトリクスの閾値
配列を決定することができる。閾値配列の決定したディ
ザマトリクスは、記憶媒体49に格納することができ
る。
【0133】なお、上述した図3のフロー図に基づく閾
値配列の決定および図12のフロー図に基づく閾値配列
の決定の際には、閾値T=1から網%では0%(小さい
方)から昇順で順次黒化画素(閾値配列)を決定するよ
うにしているが、この閾値配列の決定は、閾値Tの最大
値から網%では100%(大きい方)から降順で順次決
定するようにしてもよい。
【0134】図2例の閾値配列作成装置18において、
黒化画素決定部46および黒化候補画素選択部41を、
それぞれ白化画素決定部および白化候補画素選択部に代
替することで、降順に閾値の配置位置を決める方式に対
応することが可能である。
【0135】この場合、図3のフローチャート中、ステ
ップS9(第3の過程)では、白化画素決定部(図4中
の黒化画素決定部46に相当する。)が、ステップS8
で算出した各非白化画素位置における低周波成分データ
Lの中、最も、値の大きい(低周波成分データのパワー
値が強い、換言すれば、低周波成分強度の最も強い)白
化候補画素の位置を次に白化すべき画素(白化画素)に
決定するようにすればよい。また、図12のフローチャ
ート中、ステップS25の処理では、低周波成分データ
の最も大きい(強い)位置が次に白化すべき画素位置で
あると決定すればよい(第2の過程)。
【0136】また、閾値の配置位置を決める場合に、あ
る特定の網%におけるドットの配置位置(2値パター
ン、ドットパターン、網点形状、白黒のパターン)のみ
が、特別の方法によって最適なドット配置位置として選
ばれているような場合にも以下のように対応することが
できる。
【0137】すなわち、配置位置が決定している閾値T
fixに対して階調の高い方の次階調の閾値Thの配置
位置と階調の低い方の次階調の閾値Tlの配置位置を決
定する際、階調の高い方の次階調の閾値Thの配置位置
を決定する場合には、前記ドットパターン(閾値配列)
の閾値Tを便宜的に全て0値として、昇順に閾値Th+
1以降の閾値の配置位置を決定し、階調の低い方の次階
調の閾値Tlの配置位置を決定する場合には、前記ドッ
トパターン(閾値配列)の閾値Tを便宜的に全て最大
値、たとえば、T=N2として、降順に閾値Tl−1以
降の閾値の配置位置を決定すればよい。
【0138】図13は、ある階調での閾値Tfixにお
ける配置位置(白黒のパターン、ドットパターン)が決
定しているとき、階調の高い方の閾値Thと階調の低い
方の閾値Tlの配置位置をそれぞれ決定する手順を示し
ている。
【0139】この図13に示すフローチャートにおける
ステップS31〜S41の処理は、図3に示したフロー
チャートにおけるステップS1〜S11の処理内容と同
様であり、また、図13に示すフローチャートにおける
ステップS45〜S51の処理も同様にステップS5〜
S11の処理内容と同様であるので、その詳細な説明を
省略する。
【0140】この図13に示すフローチャートにおい
て、階調の高い方の次階調の閾値Thを決定する場合に
は、上述したように、ある閾値Tfixのドットパター
ンで黒化されている画素は、閾値Tに便宜的に0(常に
黒化される画素)としてしまい、ステップS35におけ
る黒化候補画素として選択されないようにして、初期値
としての次階調の閾値Th=Tfix+1以上の閾値T
の配置位置を順次決定する。なお、ステップS34A
は、初期値の閾値Th=Tfix+1の設定を示し、ス
テップS42は、閾値Tの高い方の次階調の閾値Th
(Th=Th+1)への閾値の更新処理を示している。
【0141】同様に、階調の低い方の次階調の閾値Tl
の配置位置を決定する場合にも、上述したように、ある
閾値Tfixのドットパターンで白化されている画素
は、閾値Tを便宜的に、たとえば255(常に白化され
る画素)としてしまい、白化候補画素として選択されな
いようにしてTfix−1以下の閾値Tの配置位置を順
次決定する。なお、ステップS34Bは、初期値の閾値
Tl=Tfix−1の設定そ示し、ステップS52は、
閾値Tの低い方の次階調の閾値Tl(Tl=Tl−1)
への閾値の更新処理を示している。
【0142】ここで、ステップS45においては、ステ
ップS5と同様に、網の形状を損なわないように、低い
方の次階調の同値複数の閾値Tlの配置位置の候補位置
を複数箇所選択する。ここで、候補位置は、次に白化す
る候補の画素位置に対応するので、白化候補画素とい
う。
【0143】また、次階調の閾値ThとTlの配置位置
を決定する際、1階調ずつ同時に決定してもよく、高い
方の閾値Thの配置位置を全て決めた後、低い方の閾値
Tlの配置位置を決めるように、独立に決定してもよ
い。
【0144】この場合、複数の異なる網%に対応する複
数の異なる階調での閾値のそれぞれから昇順および降順
に閾値の配置位置を決定するように構成を変更すること
も可能である。
【0145】図14は、2箇所の異なるある階調までの
閾値Tfix1、Tfix2(Tfix1<Tfix
2)の配置位置(白黒のパターン、ドットパターン)が
決定しているとき、初期値の閾値をそれぞれステップS
64A、S64Bに示すように、閾値Th=Tfix1
+1、Tl=Tfix2−1とし、閾値Tfix1と閾
値Tfix2の間の閾値の配置位置を決定する手順を示
している。
【0146】この図14に示すフローチャートにおける
ステップS61〜S69、S80、S81の処理は、図
3に示したフローチャートにおけるステップS1〜S1
1の処理内容と同様であり、また、図14に示すフロー
チャートにおけるステップS75〜S81の処理も同様
にステップS5〜S11の処理と同様であるので、その
詳細な説明を省略する。
【0147】この図14に示すフローチャートにおいて
は、図13例のように高い方と低い方の次階調の閾値T
hとTlの配置位置を独立に計算するのではなく、平均
の値(Tfix1+Tfix2)/2で閾値の配置位置
が一致するように、高い方の次階調の閾値Thと低い方
の次階調の閾値Tlの増加(Th=Th+1)と減少
(Tl=Tl−1)を同じタイミングで行い、高い方と
低い方の次階調の閾値Th、Tl側で1画素ずつ閾値の
配置位置を決定する。
【0148】なお、ステップS65、S75の候補画素
の選択の際には、高い方と低い方の次階調の閾値Th、
Tl側のどちらにも閾値の配置位置が決まっていない画
素の中から候補画素を選択する。この図14例では、高
い方の次階調の閾値Thを低い方の次階調の閾値Tlよ
り先に処理しているが、低い方の次階調の閾値Tlの配
置位置を先に処理してもよい。
【0149】このようにすれば、閾値Tfix1、Tf
ix2に対応する特定の網%での好ましいドットパター
ンを保持したまま、閾値Tfix1、Tfix2の間も
モアレの発生を抑制した閾値配置を決定することができ
る。
【0150】また、この方式で決定した閾値配列とし
て、閾値Tfix1=0%(全て白)、閾値Tfix2
=100%(全て黒)と設定し、網%で0%(=Tfi
x1)〜50%は昇順に、網%で100%(=Tfix
2)〜50%は降順に閾値配置を決定する方式も当然に
含まれる。
【0151】ある網%、たとえば、30%、50%、7
0%で2値パターンを決定し、その前後に閾値配列を決
定する場合について、具体的に説明する。
【0152】この場合、0〜30%の閾値は、30%の
ドットパターンを基に、図3の手順に対応して降順に0
%までの閾値の配置位置を決定する。30〜50%の閾
値は、図14の手順に従い、30〜40%までの閾値
は、30%のドットパターンを基に30%から昇順に配
置位置を決定し、40〜50%までの閾値は、50%の
ドットパターンを基に50%から降順に配置位置を決定
する。
【0153】さらに、50〜70%までの閾値範囲で
は、50〜60%の閾値の配置位置を50%のドットパ
ターンを基に50%から昇順に決定し、60〜70%の
閾値の配置位置は70%のドットパターンを基に70%
から降順に閾値の配置位置を決定する。
【0154】さらに、70〜100%の閾値は、70%
の閾値を基に、図3の手順により昇順で100%までの
配置位置を決定する。
【0155】図15は、網点ではなく、ディザマトリク
スの閾値配列において、ある閾値Tfixにおける配置
位置(白黒のパターン、ドットパターン)が決定してい
るとき、階調の高い方の閾値Thと階調の低い方の閾値
Tlの配置位置を決定する手順を示している。
【0156】この図15に示すフローチャートにおける
ステップS121、S123〜S126の処理は、図1
2に示したフローチャートにおけるステップS21、S
23〜S26の処理内容と同様であり、また、図15に
示すフローチャートにおけるステップS223〜S22
6の処理も同様にステップS23〜S26の処理内容と
同様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0157】ここで、ステップS122Aの処理では、
初期値として閾値Th=Tfix+1が設定され、ステ
ップS127で、高い方の次階調の閾値Th=Th+1
に更新される。
【0158】また、ステップS122Bの処理では初期
値として閾値Tfix−1が設定され、ステップS22
7で、低い方の次階調の閾値Tl=Tl−1に更新され
る。
【0159】このようにして、ある階調の閾値T=Tf
ixでのドットパターンの決定しているディザマトリク
スの全体の閾値配列を決定することができる。この閾値
配列は、予め決められたTfixでのドットパターンを
保持しつつ、その近傍でモアレの発生を抑えることの可
能な閾値配列となる。閾値配列の決定したディザマトリ
クスは、記憶媒体49に格納することができる。
【0160】図16は、網点ではなく、ディザマトリク
スの閾値配列において、複数の異なるある階調までの閾
値Tfix1、Tfix2(Tfix1<Tfix2)
における配置位置(白黒のパターン、ドットパターン)
が決定しているとき、閾値Tfix1と閾値Tfix2
との間の閾値Tの配置位置を決定する手順を示してい
る。
【0161】この図16に示すフローチャートにおける
ステップS321、S323〜S325の処理は、図1
2に示したフローチャートにおけるステップS21、S
23〜S25の処理内容と同様であり、また、図16に
示すフローチャートにおけるステップS423〜S42
6の処理も同様にステップS23〜S26の処理内容と
同様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0162】ここで、ステップS322A、S322B
の処理では、初期値としてそれぞれ閾値Th=Tfix
1+1、Th=Tfix2−1が設定され、ステップS
427で、高い方の次階調の閾値Th=Th+1と低い
方の次階調Tl=Tl−1に更新される。
【0163】ここで、初期値としての閾値Th=Tfi
x1+1と更新された閾値Th=Th+1は、ステップ
S323〜S325の高い方の閾値Thの配置位置の決
定処理に使用され、初期値としての閾値Tl=Tfix
2−1と更新された閾値Tl=Tl−1は、ステップS
423〜S425の低い方の閾値Tlの配置位置の決定
処理に使用される。
【0164】なお、低い方の閾値Tfix1以下の閾値
の配置位置については、図15に示したステップS12
2B、S223〜S227の手順を使用して決定するこ
とができ、高い方の閾値Tfix2以上の閾値の配置位
置については、図15に示したステップS122A、S
123〜S127の手順を使用して決定することができ
る。
【0165】このようにして、複数の異なるある階調の
閾値T=Tfix1、Tfix2でのドットパターンの
決定しているディザマトリクスの全体の閾値配列を決定
することができる。このようにすれば、閾値Tfix
1、Tfix2に対応する特定の網%での好ましいドッ
トパターンを保持したまま、閾値Tfix1、Tfix
2の間もモアレの発生を抑制した閾値配置を決定するこ
とができる。閾値配列の決定したディザマトリクスは、
記憶媒体49に格納することができる。
【0166】この場合においても、この方式で決定した
閾値配列として、閾値Tfix1=0%(全て白)、閾
値Tfix2=100%(全て黒)と設定し、網%で0
%(=Tfix1)〜50%は昇順に、網%で100%
(=Tfix2)〜50%は降順に閾値配置を決定する
方式も当然に含まれる。
【0167】なお、この発明は、上述した実施の形態に
限らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構
成を採りうることはもちろんである。
【0168】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、周期的な模様やモアレの発生のきわめて少ない閾値
配列を決定することができる。
【0169】また、この発明によれば、出力される階調
画像データにより形成される階調画像上でモアレ等の低
周波成分の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るスーパーセル閾
値テンプレートが適用された製版システムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】閾値作成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】閾値配列の決定手順を示すフロー図である。
【図4】図3例の閾値配列決定手順中、黒化候補画素の
選択処理の詳細な処理手順を示すフロー図である。
【図5】距離関数の説明に供される線図である。
【図6】閾値配列決定前の2値網点画像データにより表
される位置空間上の画像を示す線図である。
【図7】閾値配列決定前の2値網点画像データを高速フ
ーリエ変換したときのFFTパワーを示す線図である。
【図8】抽出しようとする低周波成分の領域の説明に供
される線図である。
【図9】抽出しようとする低周波成分の領域を拡大した
FFTパワーを示す線図である。
【図10】人間の視覚特性の説明に供される特性図であ
る。
【図11】抽出した低周波成分を逆フーリエ変換したと
きの位置空間上での低周波成分の形状を示す線図であ
る。
【図12】ディザマトリクスの閾値配列の決定手順説明
を示すフロー図である。
【図13】ある階調での閾値のドットパターンが決定し
ている場合の閾値配列の決定手順を示すフロー図であ
る。
【図14】2箇所の異なる階調での閾値のドットパター
ンが決定している場合の閾値配列の決定手順を示すフロ
ー図である。
【図15】ある階調での閾値でのドットパターンが決定
している場合のディザマトリクスの閾値配列の決定手順
を示すフロー図である。
【図16】2箇所の異なる階調での閾値のドットパター
ンが決定している場合のディザマトリクスの閾値配列の
決定手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
10…製版システム 12…原稿画像 14…画像入力部 16…画像処理部 18…階調画像作成用閾値配列作成装置 20…2値網点画像データ作成部(階調画像データ作成
装置) 32…比較部 34…アドレス計算
部 36…スーパセル閾値テンプレート(網点閾値データ) 36M…作成途中スーパーセル閾値テンプレート 37…パラメータ入力部 38…網属性入力部 40…FFT 41…黒化候補画素
選択部 42…LPF 44…IFFT 46…黒化画素決定部 49…記憶媒体 50…網点 AD…アドレス DA、G…画像データ F…フイルム H…修正後の網点画像データ L…低周波成分デー
タ M…感光材料 PP…刷版 PM…印刷物 S1…周波数空間上
のデータ S2…低周波成分データ T…閾値データ(閾
値)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】閾値配列中、閾値の小さい方からある階調
    までの閾値の配置位置が決定しているときに、次階調の
    同値1つ以上の閾値の配置位置を決定する際、 前記次階調の同値1つ以上の閾値の配置位置の候補位置
    を1箇所以上決定するA過程と、 前記候補位置中、次階調の閾値の配置位置を決定するB
    過程とを有し、 前記B過程は、 前記ある階調までの閾値の配置位置が決定している閾値
    配列に基づいて得られる画像データの低周波成分を抽出
    する第1の過程と、 前記1つ以上の箇所の各候補位置における前記低周波成
    分強度を求める第2の過程と、 求めた低周波成分強度が最も弱い候補位置を前記次階調
    の閾値の配置位置として決定する第3の過程とを含み、 前記第1の過程から前記第3の過程を前記次階調の同値
    1つ以上の閾値の全ての配置位置が決定するまで繰り返
    し行うことを特徴とする階調画像作成用閾値配列決定方
    法。
  2. 【請求項2】閾値配列中、閾値の大きい方からある階調
    までの閾値の配置位置が決定しているときに、次階調の
    同値1つ以上の閾値の配置位置を決定する際、 前記次階調の同値1つ以上の閾値の配置位置の候補位置
    を1箇所以上決定するA過程と、 前記候補位置中、次階調の閾値の配置位置を決定するB
    過程とを有し、 前記B過程は、 前記ある階調までの閾値の配置位置が決定している閾値
    配列に基づいて得られる画像データの低周波成分を抽出
    する第1の過程と、 前記1つ以上の箇所の各候補位置における前記低周波成
    分強度を求める第2の過程と、 求めた低周波成分強度が最も強い候補位置を前記次階調
    の閾値の配置位置として決定する第3の過程とを含み、 前記第1の過程から前記第3の過程を前記次階調の同値
    1つ以上の閾値の全ての配置位置が決定するまで繰り返
    し行うことを特徴とする階調画像作成用閾値配列決定方
    法。
  3. 【請求項3】閾値配列中、閾値の小さい方からある階調
    までの閾値の配置位置が決定しているときに、次階調の
    閾値の配置位置を決定する際、 前記ある階調までの閾値の配置位置が決定している閾値
    配列に基づいて得られる画像データの低周波成分を抽出
    する第1の過程と、 抽出した低周波成分強度が最も弱い位置を前記次階調の
    閾値の配置位置として決定する第2の過程とを含むこと
    を特徴とする階調画像作成用閾値配列決定方法。
  4. 【請求項4】閾値配列中、閾値の大さい方からある階調
    までの閾値の配置位置が決定しているときに、次階調の
    閾値の配置位置を決定する際、 前記ある階調までの閾値の配置位置が決定している閾値
    配列に基づいて得られる画像データの低周波成分を抽出
    する第1の過程と、 抽出した低周波成分強度が最も強い位置を前記次階調の
    閾値の配置位置として決定する第2の過程とを含むこと
    を特徴とする階調画像作成用閾値配列決定方法。
  5. 【請求項5】階調画像データ作成用閾値配列が複数記憶
    された記憶媒体と、 前記記憶媒体から所望の閾値配列を選択する選択手段
    と、 前記選択手段により選択した閾値配列を用いて、階調画
    像データを作成する階調画像データ作成手段とを備え、 前記記憶媒体に記憶されている階調画像データ作成用閾
    値配列が、前記階調画像データ作成手段により閾値の小
    さい方からある階調までの閾値配列に基づいて作成され
    る階調画像データの低周波成分を抽出した後、前記ある
    階調の次階調の閾値の配置位置が、前記抽出された低周
    波成分中、低周波成分が最も弱い位置と等しくされてい
    る閾値配列とされていることを特徴とする階調画像デー
    タ作成装置。
  6. 【請求項6】階調画像データ作成用閾値配列が複数記憶
    された記憶媒体と、 前記記憶媒体から所望の閾値配列を選択する選択手段
    と、 選択した閾値配列を用いて、階調画像データを作成する
    階調画像データ作成手段とを備え、 前記記憶媒体に記憶されている階調画像データ作成用閾
    値配列が、前記階調画像データ作成手段により閾値の大
    きい方からある階調までの閾値配列に基づいて作成され
    る階調画像データの低周波成分を抽出した後、前記ある
    階調の次階調の閾値の配置位置が、前記抽出された低周
    波成分中、低周波成分が最も強い位置と等しくされてい
    る閾値配列とされていることを特徴とする階調画像デー
    タ作成装置。
  7. 【請求項7】閾値配列中、ある階調での閾値の配置位置
    が決定しているときに、前記ある階調よりも階調の高い
    方および低い方、全階調の閾値の配置位置を決定する階
    調画像作成用閾値配列決定方法において、 前記階調の高い方の全ての閾値の配置位置を決定する場
    合には、 前記ある階調の閾値(Tfixとする。)の高い方の次
    階調の同値1つ以上の閾値(Th=Tfix+1とす
    る。)の配置位置の候補位置を1箇所以上決定するAa
    過程と、 前記候補位置中、次階調の閾値(Th)の配置位置を決
    定するBa過程と、 前記Ba過程は、 配置位置が決定しているある階調での閾値(Th−1)
    の閾値配列に基づいて得られる画像データの低周波成分
    を抽出するBa1過程と、 前記1つ以上の箇所の各候補位置における前記低周波成
    分強度を求めるBa2過程と、 求めた低周波成分強度が最も弱い候補位置を前記次階調
    の閾値(Th)の配置位置として決定するBa3過程と
    を含み、 前記Ba1過程から前記Ba3過程を前記次階調の同値
    1つ以上の閾値(Th)の全ての配置位置が決定するま
    で繰り返し行い、 さらに、前記Aa過程およびBa過程における閾値(T
    h)を閾値(Th+1)に更新するCa過程とを有し、 前記Aa過程からCa過程を、前記ある階調よりも階調
    の高い方の全ての閾値の配置位置を決定するまで繰り返
    し行い、 前記階調の低い方の全ての閾値の配置位置を決定する場
    合には、 前記ある階調の閾値(Tfixとする。)の低い方の次
    階調の同値1つ以上の閾値(Tl=Tfix−1とす
    る。)の配置位置の候補位置を1箇所以上決定するAb
    過程と、 前記候補位置中、次階調の閾値(Tl)の配置位置を決
    定するBb過程と、 前記Bb過程は、 配置位置が決定しているある階調での閾値(Tl+1)
    の閾値配列に基づいて得られる画像データの低周波成分
    を抽出するBb1過程と、 前記1つ以上の箇所の各候補位置における前記低周波成
    分強度を求めるBb2過程と、 求めた低周波成分強度が最も強い候補位置を前記次階調
    の閾値Tlの配置位置として決定するBb3過程とを含
    み、 前記Bb1過程から前記Bb3過程を前記次階調の同値
    1つ以上の閾値(Tl)の全ての配置位置が決定するま
    で繰り返し行い、 さらに、前記Ab過程およびBb過程における閾値(T
    l)を閾値(Tl−1)に更新するCb過程とを有し、 前記Ab過程からCb過程を、前記ある階調よりも階調
    の低い方の全ての閾値の配置位置を決定するまで繰り返
    し行うことを特徴とする階調画像作成用閾値配列決定方
    法。
  8. 【請求項8】閾値配列中、異なる階調での閾値(Tfi
    x1、Tfix2(Tfix1<Tfix2))の配置
    位置が決定しているときに、前記異なる階調間の各閾値
    の配置位置を決定する階調画像作成用閾値配列決定方法
    において、 前記配置位置が決定している階調の低い方の閾値(Tf
    ix1)よりも高い方の次階調の同値1つ以上の閾値
    (Th=Tfix1+1とする。)の配置位置の候補位
    置を1箇所以上決定するAc過程と、 前記Ac過程で決定された候補位置中、次階調の閾値
    (Th)の配置位置を決定するBc過程とを有し、 前記Bc過程は、 配置位置が決定している階調での閾値(Th−1)の閾
    値配置に基づいて得られる画像データの低周波成分を抽
    出するBc1過程と、 前記1つ以上の箇所の各候補位置における前記低周波成
    分強度を求めるBc2過程と、 求めた低周波成分強度が最も弱い候補位置を前記次階調
    の閾値(Th)の配置位置として決定するBc3過程と
    を含み、 前記配置位置が決定している階調の高い方の閾値(Tf
    ix2)よりも低い方の次階調の同値1つ以上の閾値
    (Tl=Tfix2−1とする。)の配置位置の候補位
    置を1箇所以上決定するAd過程と、 前記Ad過程で決定された候補位置中、次階調の閾値
    (Tl)の配置位置を決定するBd過程とを有し、 前記Bd過程は、 配置位置が決定している階調での閾値(Tl+1)の閾
    値配置に基づいて得られる画像データの低周波成分を抽
    出するBd1過程と、 前記1つ以上の箇所の各候補位置における前記低周波成
    分強度を求めるBd2過程と、 求めた低周波成分強度が最も強い候補位置を前記次階調
    の閾値(Tl)の配置位置として決定するBd3過程と
    を含み、 さらに、前記Ac過程、Bc過程、Ad過程、Bd過程
    における閾値(Th)(Tl)を、それぞれ閾値(Th
    +1)(Tl−1)に更新するCc過程とを有し、 前記異なる階調の閾値(Tfix1)、(Tfix2)
    間の全ての閾値の配置位置を決定するまで、前記Ac過
    程、Bc過程、Ad過程、Bd過程、D過程、Cc過程
    を繰り返し行う ことを特徴とする階調画像作成用閾値配列決定方法。
  9. 【請求項9】請求項1、2、7または8記載の階調画像
    作成用閾値配列決定方法において、 前記閾値配列が、網点階調画像作成用閾値配列であるこ
    とを特徴とする階調画像作成用閾値配列決定方法。
  10. 【請求項10】閾値配列中、ある階調での閾値の配置位
    置が決定しているときに、前記ある階調よりも階調の高
    い方および階調の低い方、全階調の閾値の配置位置を決
    定する階調画像作成用閾値配列決定方法において、 前記ある階調よりも階調の高い方の全ての閾値の配置位
    置を決定する場合には、 決定しているある階調での閾値(Th−1とする。)の
    配置位置に基づいて得られる画像データを、周波数空間
    上のデータに変換し低周波成分を抽出する第1の過程
    と、 抽出した低周波成分強度が最も弱い位置を前記階調の高
    い方の次階調の閾値(Th)の配置位置として決定する
    第2の過程と、 前記第1および第2の過程における閾値(Th)を閾値
    (Th+1)に更新する第3の過程と、 前記ある階調よりも階調の高い方の全ての閾値の配置位
    置を決定するまで、前記第1から第3の過程を繰り返し
    行い、 前記ある階調よりも階調の低い方の全ての閾値の配置位
    置を決定する場合には、 決定しているある階調での閾値(Tl+1とする。)の
    配置位置に基づいて得られる画像データを、周波数空間
    上のデータに変換し低周波成分を抽出する第4の過程
    と、 抽出した低周波成分強度が最も強い位置を前記階調の低
    い方の次階調の閾値(Tl)の配置位置として決定する
    第5の過程と、 前記第1および第2の過程における閾値(Tl)を閾値
    (Tl−1)に更新する第6の過程と、 前記ある階調よりも階調の低い方の全ての閾値の配置位
    置を決定するまで、前記第4から第6の過程を繰り返し
    行うことを特徴とする階調画像作成用閾値配列決定方
    法。
  11. 【請求項11】閾値配列中、異なる階調での閾値(Tf
    ix1、Tfix2(Tfix1<Tfix2))の配
    置位置が決定しているときに、前記異なる階調間の各閾
    値の配置位置を決定する階調画像作成用閾値配列決定方
    法において、 前記配置位置が決定している閾値の中、階調の低い方の
    閾値(Tfix1=Th−1とする。)の閾値配列に基
    づいて得られる画像データを、周波数空間上のデータに
    変換し、低周波成分を抽出する第1の過程と、 抽出した低周波成分強度が最も弱い位置を、前記階調の
    高い方の次階調の閾値(Th)の配置位置として決定す
    る第2の過程と、 前記配置位置が決定している閾値の中、階調の高い方の
    閾値(Tfix2=Tl−1とする。)の閾値配列に基
    づいて得られる画像データを、周波数空間上のデータに
    変換し、低周波成分を抽出する第3の過程と、 抽出した低周波成分強度が最も強い位置を、前記階調の
    低い方の次階調の閾値(Tl)の配置位置として決定す
    る第4の過程と、 前記第1および第2の過程における閾値(Th)を閾値
    (Th+1)に更新するとともに、前記第3および第4
    の過程における閾値(Tl)を閾値(Tl−1)に更新
    する第5の過程と、 前記異なる階調間の閾値の全ての配置位置が決定するま
    で上記第1から第5の過程を繰り返し行うことを特徴と
    する階調画像作成用閾値配列決定方法。
  12. 【請求項12】請求項3、4、10または11記載の階
    調画像作成用閾値配列決定方法において、 前記閾値配列が、ディザマトリクスであることを特徴と
    する階調画像作成用閾値配列決定方法。
  13. 【請求項13】請求項1〜4または7〜12のいずれか
    1項に記載の階調画像作成用閾値配列決定方法におい
    て、 前記低周波成分を抽出する過程では、 人間の視覚特性により重み付けをして低周波成分を抽出
    することを特徴とする階調画像作成用閾値配列決定方
    法。
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