JP2001292187A - ワイヤレスtdmaシステムにおいてデータとシグナリングトーンとを受信する際にアナログモード動作を実行するための方法および装置 - Google Patents
ワイヤレスtdmaシステムにおいてデータとシグナリングトーンとを受信する際にアナログモード動作を実行するための方法および装置Info
- Publication number
- JP2001292187A JP2001292187A JP2001057529A JP2001057529A JP2001292187A JP 2001292187 A JP2001292187 A JP 2001292187A JP 2001057529 A JP2001057529 A JP 2001057529A JP 2001057529 A JP2001057529 A JP 2001057529A JP 2001292187 A JP2001292187 A JP 2001292187A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bits
- sequence
- bit
- logic
- binary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/14—Relay systems
- H04B7/15—Active relay systems
- H04B7/204—Multiple access
- H04B7/212—Time-division multiple access [TDMA]
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/06—Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection
- H04L25/067—Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection providing soft decisions, i.e. decisions together with an estimate of reliability
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/10—Frequency-modulated carrier systems, i.e. using frequency-shift keying
- H04L27/14—Demodulator circuits; Receiver circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L7/00—Arrangements for synchronising receiver with transmitter
- H04L7/02—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
- H04L7/027—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information extracting the synchronising or clock signal from the received signal spectrum, e.g. by using a resonant or bandpass circuit
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L7/00—Arrangements for synchronising receiver with transmitter
- H04L7/04—Speed or phase control by synchronisation signals
- H04L7/041—Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
- H04L7/046—Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal using a dotting sequence
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Transceivers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アナログモード動作が同相(I)および直交
(Q)値を用いて実行されるようにできるワイヤレスシ
ステムの送受信機において用いるための方法および装置
を提供する。 【解決手段】 アナログモードで動作するとき、その装
置は、オーディオあるいはデータ信号に関連するデジタ
ルI、Q対を受信し、FM復調を実行して、オーディオ
あるいはデータ信号に関連する情報内容を生成するプロ
セッサを備える。アナログモードでデータを受信すると
き、データは特定のフォーマットをとる。データを復号
化するために、プロセッサは無線リンクワード(RL
W)の5回の繰返しに対して各ビットを認識し、各ビッ
トに関連する確信度を生成し、かつ格納する。確信度
は、その波形が1あるいは0のどちらを近似しているか
と、その信号強度とに基づいている。その波形の雑音が
比較的小さく、RF信号強度が比較的大きい場合には、
プロセッサは、その波形が1を表すか、0を表すかに関
する判定に、より大きな重みを割り当てる。
(Q)値を用いて実行されるようにできるワイヤレスシ
ステムの送受信機において用いるための方法および装置
を提供する。 【解決手段】 アナログモードで動作するとき、その装
置は、オーディオあるいはデータ信号に関連するデジタ
ルI、Q対を受信し、FM復調を実行して、オーディオ
あるいはデータ信号に関連する情報内容を生成するプロ
セッサを備える。アナログモードでデータを受信すると
き、データは特定のフォーマットをとる。データを復号
化するために、プロセッサは無線リンクワード(RL
W)の5回の繰返しに対して各ビットを認識し、各ビッ
トに関連する確信度を生成し、かつ格納する。確信度
は、その波形が1あるいは0のどちらを近似しているか
と、その信号強度とに基づいている。その波形の雑音が
比較的小さく、RF信号強度が比較的大きい場合には、
プロセッサは、その波形が1を表すか、0を表すかに関
する判定に、より大きな重みを割り当てる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤレスシステム
に関し、詳細にはワイヤレスTDMAシステムにおいて
アナログモード動作を実行するための方法および装置に
関する。アナログモード動作では、同相(I)値および
直交(Q)値を用いて、オーディオ情報、データおよび
シグナリングトーンを表す。
に関し、詳細にはワイヤレスTDMAシステムにおいて
アナログモード動作を実行するための方法および装置に
関する。アナログモード動作では、同相(I)値および
直交(Q)値を用いて、オーディオ情報、データおよび
シグナリングトーンを表す。
【0002】
【従来の技術】図1はワイヤレスシステム1を示す。ワ
イヤレスシステム1は複数のセル2を備えており、各セ
ルはアンテナ4に電気的に接続される送受信機3を備え
る。各送受信機3およびそのアンテナ4はともに、基地
局を構成する。よく知られている時分割多元接続(TD
MA)通信プロトコルを用いるワイヤレスシステムで
は、I、Qの対を用いてデジタル音声およびデータが伝
送される。I、Q対は、4相位相変調(QPSK)とし
て知られる変復調技術を用いて変調/復調される。I、
Q対を用いて、音声およびデータを表すビット遷移が生
成されるので、典型的にこれはTDMA動作モードと考
えられる。それゆえ、本明細書では、このタイプの動作
は、TDMA動作モードと呼ばれる。
イヤレスシステム1は複数のセル2を備えており、各セ
ルはアンテナ4に電気的に接続される送受信機3を備え
る。各送受信機3およびそのアンテナ4はともに、基地
局を構成する。よく知られている時分割多元接続(TD
MA)通信プロトコルを用いるワイヤレスシステムで
は、I、Qの対を用いてデジタル音声およびデータが伝
送される。I、Q対は、4相位相変調(QPSK)とし
て知られる変復調技術を用いて変調/復調される。I、
Q対を用いて、音声およびデータを表すビット遷移が生
成されるので、典型的にこれはTDMA動作モードと考
えられる。それゆえ、本明細書では、このタイプの動作
は、TDMA動作モードと呼ばれる。
【0003】今日使用されている多くのTDMAシステ
ムは、典型的にはアナログ動作モードと呼ばれるモード
においても動作することができる。アナログ動作モード
では、オーディオおよびデータ信号は、空中を伝送させ
るために、信号を表すデジタルサンプルをアナログ信号
に変換し、さらにそのアナログ信号をFM変調すること
により伝送される。それゆえ、TDMAモードではQP
SK変調技術が用いられるのに対して、アナログモード
ではFM変調が用いられる。TDMAシステムにおいて
アナログモードおよびTDMAモードを実施するための
標準規格が、エアーインターフェース標準規格、IS−
138に記載される。
ムは、典型的にはアナログ動作モードと呼ばれるモード
においても動作することができる。アナログ動作モード
では、オーディオおよびデータ信号は、空中を伝送させ
るために、信号を表すデジタルサンプルをアナログ信号
に変換し、さらにそのアナログ信号をFM変調すること
により伝送される。それゆえ、TDMAモードではQP
SK変調技術が用いられるのに対して、アナログモード
ではFM変調が用いられる。TDMAシステムにおいて
アナログモードおよびTDMAモードを実施するための
標準規格が、エアーインターフェース標準規格、IS−
138に記載される。
【0004】TDMAシステムでは、TDMAモード動
作のための送受信機フロントエンドにおいて一組のハー
ドウエア構成要素と、アナログモード動作のための別の
一組のハードウエア構成要素とを用いることが知られて
いる。これは、データおよび音声が通常、TDMAモー
ドではI、Q対によって、アナログモードではアナログ
波形のデジタルサンプルによって表されるためである。
また、QPSK変調とFM変調とを実行するために個別
のハードウエアが用いられている。当然、個別のハード
ウエア構成要素の組を用いることにより、送受信機の複
雑さが増し、これらの構成要素に関連するコストも増大
する。TDMAモードおよびアナログモード動作のため
に1つの組のハードウエア構成要素を用いる送受信機を
実現することが望まれるであろう。両方のモードのため
の一組のハードウエア構成要素を用いることにより、送
受信機のコストおよび複雑さを低減することができる。
作のための送受信機フロントエンドにおいて一組のハー
ドウエア構成要素と、アナログモード動作のための別の
一組のハードウエア構成要素とを用いることが知られて
いる。これは、データおよび音声が通常、TDMAモー
ドではI、Q対によって、アナログモードではアナログ
波形のデジタルサンプルによって表されるためである。
また、QPSK変調とFM変調とを実行するために個別
のハードウエアが用いられている。当然、個別のハード
ウエア構成要素の組を用いることにより、送受信機の複
雑さが増し、これらの構成要素に関連するコストも増大
する。TDMAモードおよびアナログモード動作のため
に1つの組のハードウエア構成要素を用いる送受信機を
実現することが望まれるであろう。両方のモードのため
の一組のハードウエア構成要素を用いることにより、送
受信機のコストおよび複雑さを低減することができる。
【0005】図2は、アナログモードにおいて動作する
ためのワイヤレスTDMAシステムの知られている送受
信機の構成要素を表す。図を簡潔にするために、図2に
は、TDMAモード動作のために送受信機において用い
られるハードウエア構成要素は示されていない。アナロ
グモードのために用いられるハードウエア構成要素は、
エンコーダ12、デコーダ13、デジタル/アナログコ
ンバータ(DAC)14、アナログ/デジタルコンバー
タ(ADC)15、ADC18、DAC19と、FM復
調ハードウエア20およびFM変調ハードウエア21を
備える。
ためのワイヤレスTDMAシステムの知られている送受
信機の構成要素を表す。図を簡潔にするために、図2に
は、TDMAモード動作のために送受信機において用い
られるハードウエア構成要素は示されていない。アナロ
グモードのために用いられるハードウエア構成要素は、
エンコーダ12、デコーダ13、デジタル/アナログコ
ンバータ(DAC)14、アナログ/デジタルコンバー
タ(ADC)15、ADC18、DAC19と、FM復
調ハードウエア20およびFM変調ハードウエア21を
備える。
【0006】アナログモードにおいてオーディオ信号を
伝送するために、デジタルシグナルプロセッサ(DS
P)22がアナログ音声信号のデジタル表現をDAC1
9に出力し、DAC19はデジタル表現をアナログ波形
に変換し、そのアナログ波形をFM変調ハードウエア2
1に出力する。FM変調ハードウエア21は、空中を伝
送させるために、アナログ波形を周波数変調する。FM
変調されたオーディオ信号が送受信機10によって受信
されるとき、FM復調ハードウエア20がアナログオー
ディオ信号を復調し、その復調された信号をADC18
に供給し、ADC18はアナログオーディオ信号を、ア
ナログオーディオ信号のデジタル表現に変換する。その
後アナログオーディオ信号のデジタル表現はDSP22
に供給され、DSPは、種々のソフトウエアルーチンに
従ってデジタル信号を処理し、移動通信交換局(MTS
O)にルーティングするために、基地局の他の構成要素
にその処理されたデジタル信号を供給する。
伝送するために、デジタルシグナルプロセッサ(DS
P)22がアナログ音声信号のデジタル表現をDAC1
9に出力し、DAC19はデジタル表現をアナログ波形
に変換し、そのアナログ波形をFM変調ハードウエア2
1に出力する。FM変調ハードウエア21は、空中を伝
送させるために、アナログ波形を周波数変調する。FM
変調されたオーディオ信号が送受信機10によって受信
されるとき、FM復調ハードウエア20がアナログオー
ディオ信号を復調し、その復調された信号をADC18
に供給し、ADC18はアナログオーディオ信号を、ア
ナログオーディオ信号のデジタル表現に変換する。その
後アナログオーディオ信号のデジタル表現はDSP22
に供給され、DSPは、種々のソフトウエアルーチンに
従ってデジタル信号を処理し、移動通信交換局(MTS
O)にルーティングするために、基地局の他の構成要素
にその処理されたデジタル信号を供給する。
【0007】アナログモードを用いて、データ信号が基
地局によって移動局(図示せず)に伝送されるとき、メ
インコントローラ23が、データ信号のデジタル表現を
エンコーダ12に供給し、エンコーダはデジタルデータ
の各ビットを対応するアナログ波形のデジタル表現に符
号化する。その後、符号化された信号は、DAC14に
供給される。DAC14は符号化された信号をアナログ
データ信号に変換し、その後アナログデータ信号はFM
変調ハードウエア21に供給される。FM変調ハードウ
エア21は空中を伝送させるためにその信号をFM変調
する。
地局によって移動局(図示せず)に伝送されるとき、メ
インコントローラ23が、データ信号のデジタル表現を
エンコーダ12に供給し、エンコーダはデジタルデータ
の各ビットを対応するアナログ波形のデジタル表現に符
号化する。その後、符号化された信号は、DAC14に
供給される。DAC14は符号化された信号をアナログ
データ信号に変換し、その後アナログデータ信号はFM
変調ハードウエア21に供給される。FM変調ハードウ
エア21は空中を伝送させるためにその信号をFM変調
する。
【0008】アナログモードで動作時に、データ信号が
送受信機10によって受信されるとき、FM復調ハード
ウエア20が、RF信号を復調し、そのRF信号はその
後、ADC15によってデジタル信号に変換される。そ
の後、そのデジタル信号は、デコーダ13に供給され、
デコーダはそのデジタル信号を、メインコントローラ2
3によって利用することができるデジタルメッセージに
復号化する。その後デコーダ13はデジタルメッセージ
をメインコントローラ23に供給し、メインコントロー
ラはデジタルメッセージを処理して、その内容を抽出す
る。
送受信機10によって受信されるとき、FM復調ハード
ウエア20が、RF信号を復調し、そのRF信号はその
後、ADC15によってデジタル信号に変換される。そ
の後、そのデジタル信号は、デコーダ13に供給され、
デコーダはそのデジタル信号を、メインコントローラ2
3によって利用することができるデジタルメッセージに
復号化する。その後デコーダ13はデジタルメッセージ
をメインコントローラ23に供給し、メインコントロー
ラはデジタルメッセージを処理して、その内容を抽出す
る。
【0009】上記のように、TDMAシステムでは、T
DMAモード動作およびアナログモード動作を実行する
ために個別のハードウエア構成要素が用いられる。個別
のハードウエア構成要素を用いることを必要とせずに、
これらの機能を全て実行できる送受信機を実現すること
が有利であろう。ある一定のハードウエア構成要素を排
除するとにより、送受信機の複雑さおよび送受信機に関
連するコストを低減できる場合もある。
DMAモード動作およびアナログモード動作を実行する
ために個別のハードウエア構成要素が用いられる。個別
のハードウエア構成要素を用いることを必要とせずに、
これらの機能を全て実行できる送受信機を実現すること
が有利であろう。ある一定のハードウエア構成要素を排
除するとにより、送受信機の複雑さおよび送受信機に関
連するコストを低減できる場合もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、同じハードウエア構成要素を、TDMAおよびアナ
ログモード動作の場合に用いることができるようにす
る、送受信機において用いるための方法および装置を提
供することである。
は、同じハードウエア構成要素を、TDMAおよびアナ
ログモード動作の場合に用いることができるようにす
る、送受信機において用いるための方法および装置を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、同相(I)お
よび直交(Q)値を用いて、アナログモード動作を実行
できるようにする、ワイヤレスシステムの送受信機にお
いて用いるための方法および装置を提供する。TDMA
モード動作は通常、IおよびQ値を用いて実行されるの
で、本発明の方法および装置によって、不可欠ではない
が、同じハードウエア構成要素を、TDMAモードおよ
びアナログモード動作のために利用できるようになる。
本発明の装置は、送受信機がアナログモードで動作して
いるときに、FM変調を実行してI、Q対を生成する、
例えばデジタルシグナルプロセッサ(DSP)のような
プロセッサを備える。またプロセッサは、TDMAモー
ドで動作している送受信機において通常ハードウエアで
実行されるI、Q符号化および復号化動作も実行する。
よび直交(Q)値を用いて、アナログモード動作を実行
できるようにする、ワイヤレスシステムの送受信機にお
いて用いるための方法および装置を提供する。TDMA
モード動作は通常、IおよびQ値を用いて実行されるの
で、本発明の方法および装置によって、不可欠ではない
が、同じハードウエア構成要素を、TDMAモードおよ
びアナログモード動作のために利用できるようになる。
本発明の装置は、送受信機がアナログモードで動作して
いるときに、FM変調を実行してI、Q対を生成する、
例えばデジタルシグナルプロセッサ(DSP)のような
プロセッサを備える。またプロセッサは、TDMAモー
ドで動作している送受信機において通常ハードウエアで
実行されるI、Q符号化および復号化動作も実行する。
【0012】アナログモードで伝送するとき、プロセッ
サは、送信される信号のデジタル表現をI、Q対に符号
化し、FM変調して、そのI、Q対をその装置によって
含まれるデジタル/アナログコンバータ(DAC)に出
力する。DACは、デジタルI、Q対をアナログ信号に
変換し、そのアナログ信号をI、Qコサイン波発生器に
出力する。コサイン波発生器は、それぞれIおよびQ値
に比例する振幅を有する同相コサイン波および直交コサ
イン波を生成する。そのコサイン波は空中を伝送させる
ために結合される。
サは、送信される信号のデジタル表現をI、Q対に符号
化し、FM変調して、そのI、Q対をその装置によって
含まれるデジタル/アナログコンバータ(DAC)に出
力する。DACは、デジタルI、Q対をアナログ信号に
変換し、そのアナログ信号をI、Qコサイン波発生器に
出力する。コサイン波発生器は、それぞれIおよびQ値
に比例する振幅を有する同相コサイン波および直交コサ
イン波を生成する。そのコサイン波は空中を伝送させる
ために結合される。
【0013】アナログモードでオーディオおよびデータ
を受信するとき、周波数変換器が、受信した高周波(R
F)信号を、中間周波数(IF)にダウンコンバートす
る。デジタルダウンコンバータが受信した信号をデジタ
ルI値およびQ値に変換し、その値をプロセッサに出力
する。その後プロセッサは、IおよびQ値を受信信号の
デジタル表現に復号化し、信号内容を抽出する。
を受信するとき、周波数変換器が、受信した高周波(R
F)信号を、中間周波数(IF)にダウンコンバートす
る。デジタルダウンコンバータが受信した信号をデジタ
ルI値およびQ値に変換し、その値をプロセッサに出力
する。その後プロセッサは、IおよびQ値を受信信号の
デジタル表現に復号化し、信号内容を抽出する。
【0014】データ信号がデジタルダウンコンバータに
よって受信されるとき、データは一般に2つのフォーマ
ットのうちの1つをとる。これらのフォーマットのうち
の一方では、データメッセージが64ビット同期シーケ
ンス(dotting sequence)で開始し、それに無線リンク
ワード(RLW)が続く。各RLWは、37ビット同期
シーケンスと、それに続く11ビットバーカーシーケン
スとを含み、さらにそれにデータおよびチェックサムか
らなる48ビットが続く。各RLWは5回繰り返され
る。それゆえDSPは、各RLWを復号化するために5
回の機会を有している。同期シーケンスはクロック再生
のために用いられ、バーカーシーケンスはデータの最初
のビットが開始する場所を決定するために用いられる。
よって受信されるとき、データは一般に2つのフォーマ
ットのうちの1つをとる。これらのフォーマットのうち
の一方では、データメッセージが64ビット同期シーケ
ンス(dotting sequence)で開始し、それに無線リンク
ワード(RLW)が続く。各RLWは、37ビット同期
シーケンスと、それに続く11ビットバーカーシーケン
スとを含み、さらにそれにデータおよびチェックサムか
らなる48ビットが続く。各RLWは5回繰り返され
る。それゆえDSPは、各RLWを復号化するために5
回の機会を有している。同期シーケンスはクロック再生
のために用いられ、バーカーシーケンスはデータの最初
のビットが開始する場所を決定するために用いられる。
【0015】同期シーケンスは、上記のエアーインター
フェース標準規格によって要求されるような、5kHz
の波形を生成する1と0のシーケンスである。プロセッ
サは、初期同期シーケンスを用いてデータメッセージが
受信されていることを判定し、その後各RLWの同期シ
ーケンスを用いて、各RLWを検出できる。プロセッサ
は、受信した5kHzのエネルギーレベルを測定するこ
とにより同期シーケンスを検出する。5kHzのエネル
ギーレベルがある一定の閾値レベルを越えている場合に
は、プロセッサは、同期シーケンスが検出されており、
データメッセージが受信されているものと判定する。5
kHzのエネルギーレベルは、好ましくは受信した信号
のフーリエ変換をとることにより、周波数領域の解析を
実行して測定される。一旦同期シーケンスが検出された
なら、プロセッサは5kHz信号の位相を判定し、各デ
ータビットの開始位置にプロセッサを同期させる。その
後プロセッサは、バーカーシーケンスを探し始める。
フェース標準規格によって要求されるような、5kHz
の波形を生成する1と0のシーケンスである。プロセッ
サは、初期同期シーケンスを用いてデータメッセージが
受信されていることを判定し、その後各RLWの同期シ
ーケンスを用いて、各RLWを検出できる。プロセッサ
は、受信した5kHzのエネルギーレベルを測定するこ
とにより同期シーケンスを検出する。5kHzのエネル
ギーレベルがある一定の閾値レベルを越えている場合に
は、プロセッサは、同期シーケンスが検出されており、
データメッセージが受信されているものと判定する。5
kHzのエネルギーレベルは、好ましくは受信した信号
のフーリエ変換をとることにより、周波数領域の解析を
実行して測定される。一旦同期シーケンスが検出された
なら、プロセッサは5kHz信号の位相を判定し、各デ
ータビットの開始位置にプロセッサを同期させる。その
後プロセッサは、バーカーシーケンスを探し始める。
【0016】一旦プロセッサが同期シーケンスを検出
し、クロック再生を実行したなら、プロセッサは、同期
シーケンスの位置を特定したものと判定したが、同期シ
ーケンス内の場所をまだ決定していない。プロセッサは
バーカーシーケンスを用いて、データが開始する場所を
決定する。バーカーシーケンスは1および0からなる固
有のシーケンスである。プロセッサはこの固有のシーケ
ンスを探し、検出されたときには、次のビットがデータ
の最初のビットであるものと判定する。それゆえプロセ
ッサはバーカーシーケンスを用いて、データを位置合わ
せする。
し、クロック再生を実行したなら、プロセッサは、同期
シーケンスの位置を特定したものと判定したが、同期シ
ーケンス内の場所をまだ決定していない。プロセッサは
バーカーシーケンスを用いて、データが開始する場所を
決定する。バーカーシーケンスは1および0からなる固
有のシーケンスである。プロセッサはこの固有のシーケ
ンスを探し、検出されたときには、次のビットがデータ
の最初のビットであるものと判定する。それゆえプロセ
ッサはバーカーシーケンスを用いて、データを位置合わ
せする。
【0017】データを復号化するために、任意のビット
がバイナリの1を表すか、0を表すかを判定する前に、
RLWの特定の繰返し数のビットを評価する。各繰返し
の場合に、プロセッサは各ビットを評価し、バイナリ1
の可能性が高いか、バイナリ0の可能性が高いかを判定
する。一旦、特定の繰返し数に対してビットが評価され
たなら、プロセッサはその評価の全ての結果を用いて、
各ビットがバイナリ1であるか、バイナリ0であるかを
判定する。好ましい実施形態によれば、プロセッサは、
5回の繰返しの各RLWに対してデータの各ビットを検
査し、各ビットに関連する確信度を生成し、かつ格納す
る。確信度は、波形が1あるいは0のいずれを近似的に
表しているかと、その信号強度とに基づいている。例え
ば、波形が比較的雑音を多く含んでいる場合、あるいは
RF信号強度が低い場合には、プロセッサは、その波形
が1を表すか、0を表すかに関する判定に、小さい重み
を割り当てる。波形が比較的少ない雑音しか含まず、か
つRF信号強度が比較的高い場合には、プロセッサは、
その波形が1を表すか、0を表すかに関する判定に、よ
り大きな重みを割り当てる。
がバイナリの1を表すか、0を表すかを判定する前に、
RLWの特定の繰返し数のビットを評価する。各繰返し
の場合に、プロセッサは各ビットを評価し、バイナリ1
の可能性が高いか、バイナリ0の可能性が高いかを判定
する。一旦、特定の繰返し数に対してビットが評価され
たなら、プロセッサはその評価の全ての結果を用いて、
各ビットがバイナリ1であるか、バイナリ0であるかを
判定する。好ましい実施形態によれば、プロセッサは、
5回の繰返しの各RLWに対してデータの各ビットを検
査し、各ビットに関連する確信度を生成し、かつ格納す
る。確信度は、波形が1あるいは0のいずれを近似的に
表しているかと、その信号強度とに基づいている。例え
ば、波形が比較的雑音を多く含んでいる場合、あるいは
RF信号強度が低い場合には、プロセッサは、その波形
が1を表すか、0を表すかに関する判定に、小さい重み
を割り当てる。波形が比較的少ない雑音しか含まず、か
つRF信号強度が比較的高い場合には、プロセッサは、
その波形が1を表すか、0を表すかに関する判定に、よ
り大きな重みを割り当てる。
【0018】一旦、現在のRLWの各繰返しに対して、
このプロセスが実行されたなら、プロセッサは、全5回
の繰返しに対する各RLWのための各ビットに関連する
確信度の和をとり、その和を、閾値レベル、好ましくは
0と比較する。和が閾値レベルより大きい場合には、プ
ロセッサはそのビットが1であるものと判定する。和が
閾値レベルより小さい場合には、プロセッサはそのビッ
トが0であるものと判定する。それゆえ、RLWの5回
の繰返しの最後までには、プロセッサは、データの各ビ
ットが1であるか、0であるかを判定している。
このプロセスが実行されたなら、プロセッサは、全5回
の繰返しに対する各RLWのための各ビットに関連する
確信度の和をとり、その和を、閾値レベル、好ましくは
0と比較する。和が閾値レベルより大きい場合には、プ
ロセッサはそのビットが1であるものと判定する。和が
閾値レベルより小さい場合には、プロセッサはそのビッ
トが0であるものと判定する。それゆえ、RLWの5回
の繰返しの最後までには、プロセッサは、データの各ビ
ットが1であるか、0であるかを判定している。
【0019】またこのプロセスは、同期シーケンスおよ
びバーカーシーケンスのために用いることもできる。5
回の繰返しのそれぞれの場合に、上記のようにして、プ
ロセッサは、結合した同期およびバーカーシーケンスの
各ビットに関連する確信度を得る。それゆえ、5回の繰
返しの最後までに、プロセッサは結合したシーケンスの
各ビットが1であるか、0であるかを決定している。同
期およびバーカーシーケンスがわかっているので、プロ
セッサは、結合したシーケンスがどの値であると推定さ
れるかに関する判定の結果を比較し、発生したビット誤
りの数を判定する。ビット誤りの数が所定の閾値より大
きい場合には、プロセッサは、全メッセージが無効であ
るものと判定する。代わりに、プロセッサはバーカーシ
ーケンスのみを用いてこの判定を行うことができるが、
バーカーおよび同期シーケンスの両方を用いるほうが、
良好な結果を与える。
びバーカーシーケンスのために用いることもできる。5
回の繰返しのそれぞれの場合に、上記のようにして、プ
ロセッサは、結合した同期およびバーカーシーケンスの
各ビットに関連する確信度を得る。それゆえ、5回の繰
返しの最後までに、プロセッサは結合したシーケンスの
各ビットが1であるか、0であるかを決定している。同
期およびバーカーシーケンスがわかっているので、プロ
セッサは、結合したシーケンスがどの値であると推定さ
れるかに関する判定の結果を比較し、発生したビット誤
りの数を判定する。ビット誤りの数が所定の閾値より大
きい場合には、プロセッサは、全メッセージが無効であ
るものと判定する。代わりに、プロセッサはバーカーシ
ーケンスのみを用いてこの判定を行うことができるが、
バーカーおよび同期シーケンスの両方を用いるほうが、
良好な結果を与える。
【0020】また本発明は、データが受信されていると
きと、シグナリングトーンが受信されているときとの間
を区別するために用いられるシグナリングトーン検出ル
ーチンを提供する。移動局から基地局に種々の長さのシ
グナリングトーンが伝送され、基地局に種々のタイプの
情報を伝達する。
きと、シグナリングトーンが受信されているときとの間
を区別するために用いられるシグナリングトーン検出ル
ーチンを提供する。移動局から基地局に種々の長さのシ
グナリングトーンが伝送され、基地局に種々のタイプの
情報を伝達する。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴および利点は、
以下に記載する説明、および図面並びに請求の範囲から
明らかになるであろう。
以下に記載する説明、および図面並びに請求の範囲から
明らかになるであろう。
【0022】図3は、本発明の送受信機30の構成要素
を示すブロック図である。本発明によれば、図1に示さ
れるワイヤレスシステム1のようなワイヤレスシステム
上で、TDMAモードおよびアナログモードの両方にお
いて通信するために、一組のハードウエア構成要素が用
いられる場合がある。図2の既存の送受信機10と図3
に示される本発明の送受信機30とを比較することによ
ってわかるように、図2に示されるハードウエア構成要
素のうちのいくつかが削除されている。本発明によれ
ば、アナログモードのデータおよびオーディオ信号を表
すためにI、Q対が用いられる。それゆえTDMAモー
ドでオーディオおよびデータ信号を処理し、かつ変調/
復調するために用いられる同じハードウエアを、アナロ
グモード動作のために用いることができる。しかしなが
ら、アナログモード動作およびTDMAモード動作のた
めに同じハードウエアを用いることは、本発明の要件で
はないことに留意されたい。
を示すブロック図である。本発明によれば、図1に示さ
れるワイヤレスシステム1のようなワイヤレスシステム
上で、TDMAモードおよびアナログモードの両方にお
いて通信するために、一組のハードウエア構成要素が用
いられる場合がある。図2の既存の送受信機10と図3
に示される本発明の送受信機30とを比較することによ
ってわかるように、図2に示されるハードウエア構成要
素のうちのいくつかが削除されている。本発明によれ
ば、アナログモードのデータおよびオーディオ信号を表
すためにI、Q対が用いられる。それゆえTDMAモー
ドでオーディオおよびデータ信号を処理し、かつ変調/
復調するために用いられる同じハードウエアを、アナロ
グモード動作のために用いることができる。しかしなが
ら、アナログモード動作およびTDMAモード動作のた
めに同じハードウエアを用いることは、本発明の要件で
はないことに留意されたい。
【0023】好ましい実施形態によれば、I、Q対およ
びFM変調の発生は、例えば、デジタルシグナルプロセ
ッサ(DSP)のようなプロセッサ上で実行されるファ
ームウエアにおいて実行される。図2に示されるFM変
調および復調ハードウエア構成要素はもはや必要ではな
い。なぜなら、TDMAモード動作のために用いられる
構成要素がアナログモード動作にも用いることができる
ためである。ここで本発明の送受信機30がアナログモ
ードで送信および受信機能を実行する態様が詳細に記載
される。また、本発明は、TDMAシステムにおいてア
ナログモード動作を実行することを参照しながら説明し
ているが、本発明の原理および概念は、他のタイプのワ
イヤレスシステムのアナログモード動作を実行するため
に適用できることにも留意されたい。
びFM変調の発生は、例えば、デジタルシグナルプロセ
ッサ(DSP)のようなプロセッサ上で実行されるファ
ームウエアにおいて実行される。図2に示されるFM変
調および復調ハードウエア構成要素はもはや必要ではな
い。なぜなら、TDMAモード動作のために用いられる
構成要素がアナログモード動作にも用いることができる
ためである。ここで本発明の送受信機30がアナログモ
ードで送信および受信機能を実行する態様が詳細に記載
される。また、本発明は、TDMAシステムにおいてア
ナログモード動作を実行することを参照しながら説明し
ているが、本発明の原理および概念は、他のタイプのワ
イヤレスシステムのアナログモード動作を実行するため
に適用できることにも留意されたい。
【0024】アナログモードでオーディオ信号を送信す
るために、DSP40はデジタルI、Q対をDAC31
に供給し、DAC31は、デジタルIおよびQ値をアナ
ログIおよびQ値に変換する。その後アナログIおよび
Q値はI/Qコサイン波発生器32に供給され、I/Q
コサイン波発生器は、アナログ信号を、同相(I)コサ
イン波および位相がずれたコサイン波に変換する。直交
コサイン波は、同相コサイン波から90°位相がずれて
いる。同相コサイン波は、アナログI値に比例する振幅
を有し、位相ずれコサイン波は、アナログQ値に比例す
る振幅を有する。I/Qコサイン波発生器32は、空中
を伝送させるためにこれらのコサイン波を結合する。
るために、DSP40はデジタルI、Q対をDAC31
に供給し、DAC31は、デジタルIおよびQ値をアナ
ログIおよびQ値に変換する。その後アナログIおよび
Q値はI/Qコサイン波発生器32に供給され、I/Q
コサイン波発生器は、アナログ信号を、同相(I)コサ
イン波および位相がずれたコサイン波に変換する。直交
コサイン波は、同相コサイン波から90°位相がずれて
いる。同相コサイン波は、アナログI値に比例する振幅
を有し、位相ずれコサイン波は、アナログQ値に比例す
る振幅を有する。I/Qコサイン波発生器32は、空中
を伝送させるためにこれらのコサイン波を結合する。
【0025】送受信機30がアナログモードで動作して
おり、オーディオ信号を受信するとき、周波数変換器3
6が、受信したRF信号を中間周波数(IF)にダウン
コンバートする。典型的には、RF周波数は、800〜
900メガヘルツ(MHz)の範囲内にある。この場合
には、中間周波数は典型的には約80MHzであろう。
しかしながら、本発明の送受信機30は、RFあるいは
IF周波数に関して制限されず、それは当業者には理解
されよう。
おり、オーディオ信号を受信するとき、周波数変換器3
6が、受信したRF信号を中間周波数(IF)にダウン
コンバートする。典型的には、RF周波数は、800〜
900メガヘルツ(MHz)の範囲内にある。この場合
には、中間周波数は典型的には約80MHzであろう。
しかしながら、本発明の送受信機30は、RFあるいは
IF周波数に関して制限されず、それは当業者には理解
されよう。
【0026】デジタルダウンコンバータ33は、IF信
号をデジタルI、Q対に変換し、その後デジタルI、Q
対はDSP40に供給される。その後DSP40は、以
下に詳細に記載される種々のルーチンに従ってデジタル
信号を処理する。一般に、DSP40はI、Q対を復号
化し、オーディオ情報を抽出する。DSP40は抽出さ
れたオーディオ情報を、最終的にMTSOに情報を送出
するセルサイトの他の構成要素に伝達する。
号をデジタルI、Q対に変換し、その後デジタルI、Q
対はDSP40に供給される。その後DSP40は、以
下に詳細に記載される種々のルーチンに従ってデジタル
信号を処理する。一般に、DSP40はI、Q対を復号
化し、オーディオ情報を抽出する。DSP40は抽出さ
れたオーディオ情報を、最終的にMTSOに情報を送出
するセルサイトの他の構成要素に伝達する。
【0027】アナログモードにおいてデータを送受信す
るときに、DAC31、コサイン波発生器32、ダウン
コンバージョン構成要素33によって実行されるタスク
は、アナログモードにおいてオーディオ信号を送受信す
ることに関して上に記載したタスクと同じである。しか
しながら、DSP40は、実行しているタスクが、オー
ディオ信号に関連するか、データ信号に関連するかによ
って、異なる機能を実行する。ワイヤレスシステム上で
伝送するために、オーディオ信号がDSP40に供給さ
れるとき、それに応じてDSP40はオーディオ信号を
処理する。基地局がDSP40にデータを送出すると
き、これらの信号は、データに対応するものとして特定
され、それに応じてDSP40はデータ信号を処理す
る。
るときに、DAC31、コサイン波発生器32、ダウン
コンバージョン構成要素33によって実行されるタスク
は、アナログモードにおいてオーディオ信号を送受信す
ることに関して上に記載したタスクと同じである。しか
しながら、DSP40は、実行しているタスクが、オー
ディオ信号に関連するか、データ信号に関連するかによ
って、異なる機能を実行する。ワイヤレスシステム上で
伝送するために、オーディオ信号がDSP40に供給さ
れるとき、それに応じてDSP40はオーディオ信号を
処理する。基地局がDSP40にデータを送出すると
き、これらの信号は、データに対応するものとして特定
され、それに応じてDSP40はデータ信号を処理す
る。
【0028】本発明によれば、DSP40は、送信オー
ディオルーチン、送信データルーチン、受信オーディオ
ルーチンおよび受信データルーチンを実施する。DSP
40においてこれらのルーチンを実行することにより、
これらの異なる機能を実行するためのハードウエア構成
要素が不要になる。送信オーディオルーチンは、オーデ
ィオ信号を送信することに関連するタスクを実行する。
送信データルーチンは、データ信号を送信することに関
連するタスクを実行する。受信オーディオルーチンは、
オーディオ信号を受信することに関連するタスクを実行
する。受信データルーチンは、データ信号を受信するこ
とに関連するタスクを実行する。それゆえ、DSP40
は、これらのタスクを実行するソフトウエアルーチンを
実行するようにプログラミングされる。
ディオルーチン、送信データルーチン、受信オーディオ
ルーチンおよび受信データルーチンを実施する。DSP
40においてこれらのルーチンを実行することにより、
これらの異なる機能を実行するためのハードウエア構成
要素が不要になる。送信オーディオルーチンは、オーデ
ィオ信号を送信することに関連するタスクを実行する。
送信データルーチンは、データ信号を送信することに関
連するタスクを実行する。受信オーディオルーチンは、
オーディオ信号を受信することに関連するタスクを実行
する。受信データルーチンは、データ信号を受信するこ
とに関連するタスクを実行する。それゆえ、DSP40
は、これらのタスクを実行するソフトウエアルーチンを
実行するようにプログラミングされる。
【0029】本発明で用いるのに適した受信オーディオ
ルーチンは、「DIGITAL FM MODULAT OR USING A LAGRANGIAN INTERPOLATION FUNCTION」というタイトルの、本特許出 願の譲受人に譲渡された米国特許第5,694,079
号に開示されており、その全体を参照により本明細書に
援用している。それゆえ、簡潔にするために、オーディ
オ情報を表すI、Q対を復調し、かつ処理することに関
連するタスクの態様に関する詳細な説明はここでは与え
られないであろう。
ルーチンは、「DIGITAL FM MODULAT OR USING A LAGRANGIAN INTERPOLATION FUNCTION」というタイトルの、本特許出 願の譲受人に譲渡された米国特許第5,694,079
号に開示されており、その全体を参照により本明細書に
援用している。それゆえ、簡潔にするために、オーディ
オ情報を表すI、Q対を復調し、かつ処理することに関
連するタスクの態様に関する詳細な説明はここでは与え
られないであろう。
【0030】FM変調では、FM変調された信号は、入
力信号の振幅に比例して位相が変化する。I、Q対を用
いてFM変調された信号を生成するとき、I、Q対の位
相は、FM変調された信号における適当な位相変化を生
成するように変更しなければならない。I、Q対のIお
よびQ値を変化させることにより、FM変調された信号
の位相は、入力信号の振幅に比例して変更される。オー
ディオ信号に関しては、FM信号の瞬時周波数が、オー
ディオ入力の現在の振幅に比例する。デジタル領域で
は、これは、次のI、Q対によって表される次のFM出
力の位相変化が、次のオーディオ入力レベルに比例する
ようにすることと等価である。オーディオ入力サンプル
の振幅を表すために必要とされる位相変化が得られる方
法はよく知られている。それゆえ、簡潔するために、オ
ーディオ入力サンプルを表す位相変化が決定される態様
の説明はここでは与えられないであろう。
力信号の振幅に比例して位相が変化する。I、Q対を用
いてFM変調された信号を生成するとき、I、Q対の位
相は、FM変調された信号における適当な位相変化を生
成するように変更しなければならない。I、Q対のIお
よびQ値を変化させることにより、FM変調された信号
の位相は、入力信号の振幅に比例して変更される。オー
ディオ信号に関しては、FM信号の瞬時周波数が、オー
ディオ入力の現在の振幅に比例する。デジタル領域で
は、これは、次のI、Q対によって表される次のFM出
力の位相変化が、次のオーディオ入力レベルに比例する
ようにすることと等価である。オーディオ入力サンプル
の振幅を表すために必要とされる位相変化が得られる方
法はよく知られている。それゆえ、簡潔するために、オ
ーディオ入力サンプルを表す位相変化が決定される態様
の説明はここでは与えられないであろう。
【0031】本発明によれば、I、Q対は以下のように
して生成される。変調されているオーディオ信号のサン
プルは、a(n)によって表すことができる。変数n
は、サンプル指標に対応する。一実施態様によれば、単
なる例として述べるにすぎないが、nは160キロヘル
ツ(kHz)の割合で増加し、それは、毎秒160,0
00個のI、Q対がDSP40によって生成されること
を意味する。式1は、現在のサンプルnのa(n)と位
相p(n)との間の所望の関係を定義する。 p(n)=p(n−1)+k*a(n) (式1) ただしp(n−1)は直前のオーディオサンプルn−1
に関連する位相であり、kは、a(n)と、変調された
信号のピーク周波数偏移との間の所望の関係を得るため
に選択される任意のスケーリング定数である。式1を、
p(n)−p(n−1)=k*a(n)と書き直すこと
により、位相の変化が現在のオーディオサンプルに比例
することがわかる。IおよびQ値、I(n)およびQ
(n)はそれぞれ、図4に示される単位円50上の値で
あり、以下のように式2から得られる。 I(n)=cos(p(n)) Q(n)=cos(p(n)−90°) (式2) オーディオ信号a(n)の振幅は、式1および式2に従
って、IおよびQ値I(n)およびQ(n)を決定する
ために、DSP40によって実行される送信オーディオ
ルーチンによって用いられる。式1および式2によって
表されるアルゴリズムは、種々の方法において実行され
ることができ、それは当業者には理解されよう。例え
ば、そのアルゴリズムは、計算が実行される必要がある
ときに素早く実行することができる。別法では、参照テ
ーブルを用いて、IおよびQ値を格納し、適当なIおよ
びQ値が、オーディオ入力サンプルの振幅に関連する指
標によってアクセスされるようにできる。
して生成される。変調されているオーディオ信号のサン
プルは、a(n)によって表すことができる。変数n
は、サンプル指標に対応する。一実施態様によれば、単
なる例として述べるにすぎないが、nは160キロヘル
ツ(kHz)の割合で増加し、それは、毎秒160,0
00個のI、Q対がDSP40によって生成されること
を意味する。式1は、現在のサンプルnのa(n)と位
相p(n)との間の所望の関係を定義する。 p(n)=p(n−1)+k*a(n) (式1) ただしp(n−1)は直前のオーディオサンプルn−1
に関連する位相であり、kは、a(n)と、変調された
信号のピーク周波数偏移との間の所望の関係を得るため
に選択される任意のスケーリング定数である。式1を、
p(n)−p(n−1)=k*a(n)と書き直すこと
により、位相の変化が現在のオーディオサンプルに比例
することがわかる。IおよびQ値、I(n)およびQ
(n)はそれぞれ、図4に示される単位円50上の値で
あり、以下のように式2から得られる。 I(n)=cos(p(n)) Q(n)=cos(p(n)−90°) (式2) オーディオ信号a(n)の振幅は、式1および式2に従
って、IおよびQ値I(n)およびQ(n)を決定する
ために、DSP40によって実行される送信オーディオ
ルーチンによって用いられる。式1および式2によって
表されるアルゴリズムは、種々の方法において実行され
ることができ、それは当業者には理解されよう。例え
ば、そのアルゴリズムは、計算が実行される必要がある
ときに素早く実行することができる。別法では、参照テ
ーブルを用いて、IおよびQ値を格納し、適当なIおよ
びQ値が、オーディオ入力サンプルの振幅に関連する指
標によってアクセスされるようにできる。
【0032】図4の横軸はI値に対応し、図4の縦軸は
Q値に対応する。各I、Q対、I(n)、Q(n)は、
図4に示される単位円50上の点に対応する。その点が
存在する単位円50上の象限は、IおよびQ値に依存す
る。一旦オーディオ信号のフレームに関連するI、Q対
が、式1および式2によって表されるアルゴリズムを用
いて得られたなら、そのI、Q対はDAC31に供給さ
れ、DAC31はそのI、Q対をアナログ値に変換す
る。その後これらのアナログ値は、コサイン波発生器3
2に供給される。I/Qコサイン波発生器32は、I値
に比例する振幅を有する同相コサイン波と、Q値に比例
する振幅を有する位相ずれコサイン波とを生成する。位
相ずれコサイン波は、同相コサイン波から概ね90°位
相がずれている。これらのコサイン波は、空中を伝送さ
せるために、I/Qコサイン波発生器32によって結合
される。
Q値に対応する。各I、Q対、I(n)、Q(n)は、
図4に示される単位円50上の点に対応する。その点が
存在する単位円50上の象限は、IおよびQ値に依存す
る。一旦オーディオ信号のフレームに関連するI、Q対
が、式1および式2によって表されるアルゴリズムを用
いて得られたなら、そのI、Q対はDAC31に供給さ
れ、DAC31はそのI、Q対をアナログ値に変換す
る。その後これらのアナログ値は、コサイン波発生器3
2に供給される。I/Qコサイン波発生器32は、I値
に比例する振幅を有する同相コサイン波と、Q値に比例
する振幅を有する位相ずれコサイン波とを生成する。位
相ずれコサイン波は、同相コサイン波から概ね90°位
相がずれている。これらのコサイン波は、空中を伝送さ
せるために、I/Qコサイン波発生器32によって結合
される。
【0033】好ましい実施形態によれば、単位円50上
のIおよびQ値は、これ以降それぞれ、I_unit_
circleおよびQ_unit_circle呼ばれ
ることになるが、DAC31に直接送出されない。そう
ではなく、その値は最初に、DAC31に出力される必
要がある実際のIおよびQ値を求めて、DAC31が正
確な電圧値を確実に生成し、かつコサイン波発生器32
が正確な直交波を確実に生成するようにする補正ルーチ
ンによって処理される。DSP40によって実行される
補正ルーチンは、単位円(I、Q)対を、DAC31が
正確な結果を生成できるようにする(I、Q)対に変換
する。DAC31およびコサイン波発生器32は、補正
ルーチンによって補正される以下の標準的な劣化から損
害を被る。 (1)IおよびQに対する0でないの種々の値は典型的
には、DAC21からの結果的な電圧出力を0に等しく
することが必要とされる。これらの0でないIおよびQ
値は、ここではそれぞれIoffおよびQoffと呼ば
れる。 (2)IおよびQ値の種々の変化は典型的には、DAC
31からの結果的な電圧出力と同じ変化を得ることが必
要とされる。それゆえ、IおよびQ値は、このファクタ
を補正するために別々にスケーリングされる。これらの
スケーリングファクタは、ここではそれぞれIampお
よびQampと呼ばれる。 (3)コサイン波発生器32のIおよびQ発生器から出
力される結果的なIおよびQ信号は、厳密には90°離
れていない。この位相誤差は、位相(Q)−位相(I)
−90と定義される。理想的には、この位相誤差は0で
あり、それは、位相(Q)が位相(I)と厳密に90°
だけ離れている場合に相当するであろう。
のIおよびQ値は、これ以降それぞれ、I_unit_
circleおよびQ_unit_circle呼ばれ
ることになるが、DAC31に直接送出されない。そう
ではなく、その値は最初に、DAC31に出力される必
要がある実際のIおよびQ値を求めて、DAC31が正
確な電圧値を確実に生成し、かつコサイン波発生器32
が正確な直交波を確実に生成するようにする補正ルーチ
ンによって処理される。DSP40によって実行される
補正ルーチンは、単位円(I、Q)対を、DAC31が
正確な結果を生成できるようにする(I、Q)対に変換
する。DAC31およびコサイン波発生器32は、補正
ルーチンによって補正される以下の標準的な劣化から損
害を被る。 (1)IおよびQに対する0でないの種々の値は典型的
には、DAC21からの結果的な電圧出力を0に等しく
することが必要とされる。これらの0でないIおよびQ
値は、ここではそれぞれIoffおよびQoffと呼ば
れる。 (2)IおよびQ値の種々の変化は典型的には、DAC
31からの結果的な電圧出力と同じ変化を得ることが必
要とされる。それゆえ、IおよびQ値は、このファクタ
を補正するために別々にスケーリングされる。これらの
スケーリングファクタは、ここではそれぞれIampお
よびQampと呼ばれる。 (3)コサイン波発生器32のIおよびQ発生器から出
力される結果的なIおよびQ信号は、厳密には90°離
れていない。この位相誤差は、位相(Q)−位相(I)
−90と定義される。理想的には、この位相誤差は0で
あり、それは、位相(Q)が位相(I)と厳密に90°
だけ離れている場合に相当するであろう。
【0034】これらの劣化を補正するために用いられる
補正パラメータは、DSP40に送出する補正メッセー
ジを通してメインコントローラ41によって規定される
ことが好ましい。このメッセージがDSP40に到達す
るとき、これらのパラメータをDSP40のメモリ(図
示せず)に格納するために、補正ルーチンが呼び出され
る。補正式は以下のように導かれる。オフセット誤差を
無視すると、DSP40がIgenおよびQgenを生
成するとき、DAC31から以下のIおよびQ値(Io
utおよびQout)が出力されるであろう。Igen
およびQgenは、DSP40によって生成され、DA
C31が正確な電圧を確実に生成するためにDAC31
に出力されなければならないIおよびQ値に対応する。
補正パラメータは、DSP40に送出する補正メッセー
ジを通してメインコントローラ41によって規定される
ことが好ましい。このメッセージがDSP40に到達す
るとき、これらのパラメータをDSP40のメモリ(図
示せず)に格納するために、補正ルーチンが呼び出され
る。補正式は以下のように導かれる。オフセット誤差を
無視すると、DSP40がIgenおよびQgenを生
成するとき、DAC31から以下のIおよびQ値(Io
utおよびQout)が出力されるであろう。Igen
およびQgenは、DSP40によって生成され、DA
C31が正確な電圧を確実に生成するためにDAC31
に出力されなければならないIおよびQ値に対応する。
【0035】Igen、Qgen、Iamp、Qamp
と、位相誤差(phase_error)との間の関係
が図5に示されている。この関係は、式3および式4に
よって表される。
と、位相誤差(phase_error)との間の関係
が図5に示されている。この関係は、式3および式4に
よって表される。
【数1】 IgenおよびQgenは以下のように表すことができ
る。
る。
【数2】 この項IdesおよびQdesは望ましいIおよびQ
値、すなわちDAC31から出力されるはずのIおよび
Q値である。その後これらの値IdesおよびQdes
は、Ides=I_on_unit_circleおよ
びQdes=Q_on_unit_circleに等し
く設定される。その後IgenおよびQgenは、オフ
セット誤差も補正しつつ、以下のように表すことができ
る。
値、すなわちDAC31から出力されるはずのIおよび
Q値である。その後これらの値IdesおよびQdes
は、Ides=I_on_unit_circleおよ
びQdes=Q_on_unit_circleに等し
く設定される。その後IgenおよびQgenは、オフ
セット誤差も補正しつつ、以下のように表すことができ
る。
【数3】 補正メッセージを介してメインコントローラ41によっ
てDSP40に与えられる補正パラメータは以下の通り
である。
てDSP40に与えられる補正パラメータは以下の通り
である。
【数4】 これらのパラメータを式5に代入すると、Igenおよ
びQgenは以下のように表すことができる。
びQgenは以下のように表すことができる。
【数5】 それゆえDSP40からDAC31に送出される必要が
あるIおよびQ値である、IgenおよびQgenに対
する値は、式6から求めることができる。
あるIおよびQ値である、IgenおよびQgenに対
する値は、式6から求めることができる。
【0036】補正ルーチンを用いてIおよびQの補正さ
れた値を求めることに関する利点の1つは、DAC31
およびコサイン波発生器32のために、上記の劣化が生
じる可能性がより高い比較的安価なハードウエアを用い
ることができることである。しかしながら、補正ルーチ
ンが必ずしも用いられる必要はないことに留意された
い。本発明の補正ルーチンを用いるのとは対照的に、こ
れらの劣化を引き起こさないハードウエア構成要素を用
いることができる。
れた値を求めることに関する利点の1つは、DAC31
およびコサイン波発生器32のために、上記の劣化が生
じる可能性がより高い比較的安価なハードウエアを用い
ることができることである。しかしながら、補正ルーチ
ンが必ずしも用いられる必要はないことに留意された
い。本発明の補正ルーチンを用いるのとは対照的に、こ
れらの劣化を引き起こさないハードウエア構成要素を用
いることができる。
【0037】補正パラメータのうちのいくつかあるいは
全ては、送受信機が現地に設置される前に、工場におい
て決定される場合がある。環境的な問題を考慮するため
に、パラメータのうちのいくつかは、現地で決定される
場合がある。各送受信機は典型的には、異なる補正パラ
メータを用いる必要があろう。それゆえ、正確なFM変
調された信号がコサイン波発生器32によって出力され
るようにするために必要とされる補正パラメータの値を
決定するために、いくつかの試験を行う必要があるであ
ろう。その試験は、例えばスペクトラムアナライザのよ
うな計測器を用いて行うことができる。当業者は、その
ような試験を、補正パラメータに適した値を得るために
実行できる態様を理解するであろう。
全ては、送受信機が現地に設置される前に、工場におい
て決定される場合がある。環境的な問題を考慮するため
に、パラメータのうちのいくつかは、現地で決定される
場合がある。各送受信機は典型的には、異なる補正パラ
メータを用いる必要があろう。それゆえ、正確なFM変
調された信号がコサイン波発生器32によって出力され
るようにするために必要とされる補正パラメータの値を
決定するために、いくつかの試験を行う必要があるであ
ろう。その試験は、例えばスペクトラムアナライザのよ
うな計測器を用いて行うことができる。当業者は、その
ような試験を、補正パラメータに適した値を得るために
実行できる態様を理解するであろう。
【0038】ここで送信データルーチンが、図6を参照
しながら記載される。基地局が、電力レベル変更および
ハンドオフのような種々のタイプのメッセージを移動局
に送出できるようにするために、本発明の送信データル
ーチンは、1および0のシーケンスを生成するために
I、Q対を生成することにより周波数変調を実行する。
上記のように、I、Q対の適当なシーケンスを生成する
ことにより、FM変調された信号の位相を変更すること
ができる。FSKでは、1および0はFM変調された信
号において、ある一定の位相遷移によって表される。そ
れゆえ、上記の式1および式2を用いることにより、1
および0の適当なシーケンスを生成するために必要とさ
れるI、Q対を得ることができる。また、送信データル
ーチンは、基地局から移動局に送出されるメッセージを
参照しながら記載されているが、送信データルーチンは
移動局から基地局にメッセージを送出するために移動局
において用いることもできることにも留意されたい。ま
た、このことは、ここで説明される送信オーディオ、受
信オーディオおよび受信データルーチンにも当てはま
る。
しながら記載される。基地局が、電力レベル変更および
ハンドオフのような種々のタイプのメッセージを移動局
に送出できるようにするために、本発明の送信データル
ーチンは、1および0のシーケンスを生成するために
I、Q対を生成することにより周波数変調を実行する。
上記のように、I、Q対の適当なシーケンスを生成する
ことにより、FM変調された信号の位相を変更すること
ができる。FSKでは、1および0はFM変調された信
号において、ある一定の位相遷移によって表される。そ
れゆえ、上記の式1および式2を用いることにより、1
および0の適当なシーケンスを生成するために必要とさ
れるI、Q対を得ることができる。また、送信データル
ーチンは、基地局から移動局に送出されるメッセージを
参照しながら記載されているが、送信データルーチンは
移動局から基地局にメッセージを送出するために移動局
において用いることもできることにも留意されたい。ま
た、このことは、ここで説明される送信オーディオ、受
信オーディオおよび受信データルーチンにも当てはま
る。
【0039】FSKを実行する際に、4つの異なる遷
移、すなわち0から0への遷移、0から1への遷移、1
から0への遷移および1から1への遷移が生じるように
なる。本発明の好ましい実施形態に従えば、各遷移のた
めのIおよびQ値を格納するために、4つの参照テーブ
ルが用いられる。バイナリの0である第1のビットから
バイナリの0である第2のビットに遷移するために、第
2のビットを表す第1のI、Q対は0°の位相を持たな
ければならない。バイナリの0である第1のビットから
バイナリの1である第2のビットに遷移するために、第
2のビットを表す第1のI、Q対も0°の位相を持たな
ければならない。バイナリの1である第1のビットから
バイナリの0である第2のビットに遷移するために、第
2のビットを表す第1のI、Q対の位相オフセットは、
第1のビットを表す直前のI、Q対の位相に等しくなけ
ればならない。バイナリの1である第1のビットからバ
イナリの1である第2のビットに遷移するために、第2
のビットを表す第1のI、Q対の位相オフセットは第1
のビットを表す直前のI、Q対の位相に等しくなければ
ならない。
移、すなわち0から0への遷移、0から1への遷移、1
から0への遷移および1から1への遷移が生じるように
なる。本発明の好ましい実施形態に従えば、各遷移のた
めのIおよびQ値を格納するために、4つの参照テーブ
ルが用いられる。バイナリの0である第1のビットから
バイナリの0である第2のビットに遷移するために、第
2のビットを表す第1のI、Q対は0°の位相を持たな
ければならない。バイナリの0である第1のビットから
バイナリの1である第2のビットに遷移するために、第
2のビットを表す第1のI、Q対も0°の位相を持たな
ければならない。バイナリの1である第1のビットから
バイナリの0である第2のビットに遷移するために、第
2のビットを表す第1のI、Q対の位相オフセットは、
第1のビットを表す直前のI、Q対の位相に等しくなけ
ればならない。バイナリの1である第1のビットからバ
イナリの1である第2のビットに遷移するために、第2
のビットを表す第1のI、Q対の位相オフセットは第1
のビットを表す直前のI、Q対の位相に等しくなければ
ならない。
【0040】それゆえ、現在のビットの第1のI、Q対
の位相は、前のビットの直前のI、Q対の位相に依存す
る。従って、現在のビットに適したI、Q対を選択する
ことにより、所望のビット値を生成することができる。
例えば、前のビットが0である場合には、0から1への
遷移は、次のビットに対して0°の位相を生成する第1
のI、Q対を選択することにより生成することができ
る。各参照テーブルを指示するために用いられるアドレ
スは、これらの4つの遷移のうちのいずれが発生してい
るか、およびその遷移を生成するために既に出力されて
いるI、Q対の数(すなわち、そのルーチンが遷移状態
にある場所)に基づく。
の位相は、前のビットの直前のI、Q対の位相に依存す
る。従って、現在のビットに適したI、Q対を選択する
ことにより、所望のビット値を生成することができる。
例えば、前のビットが0である場合には、0から1への
遷移は、次のビットに対して0°の位相を生成する第1
のI、Q対を選択することにより生成することができ
る。各参照テーブルを指示するために用いられるアドレ
スは、これらの4つの遷移のうちのいずれが発生してい
るか、およびその遷移を生成するために既に出力されて
いるI、Q対の数(すなわち、そのルーチンが遷移状態
にある場所)に基づく。
【0041】本発明の送受信機30がオーディオ送信か
らデータ送信に遷移するとき、あるいはその逆の場合、
位相の急激な変化を避けなければならない。それゆえ、
これらの遷移が大きく、急激な位相変化を確実に含まな
いようにするためのステップを行わなければならない。
本発明によれば、オーディオからデータに遷移すると
き、送信データルーチンが、データのストリームを表す
I、Q対の全ての位相オフセットが、最後のオーディオ
サンプルを表すI、Q対の位相に等しくなることを確実
にする。上記の送信オーディオルーチンの間に、DSP
40は、ブロック61に示されるように、現在のオーデ
ィオサンプルを表すI、Q対の位相の指示子を格納す
る。送信データルーチンはこの格納される指示子を用い
て、ブロック63に示されるように、第1のデータサン
プルがどの位相をとるべきかを判定する。送信データル
ーチンは、データの第1のサンプルに関連するI、Q対
が、オーディオの最後のサンプルに関連するI、Q対と
同じ位相を有することを確実にする。
らデータ送信に遷移するとき、あるいはその逆の場合、
位相の急激な変化を避けなければならない。それゆえ、
これらの遷移が大きく、急激な位相変化を確実に含まな
いようにするためのステップを行わなければならない。
本発明によれば、オーディオからデータに遷移すると
き、送信データルーチンが、データのストリームを表す
I、Q対の全ての位相オフセットが、最後のオーディオ
サンプルを表すI、Q対の位相に等しくなることを確実
にする。上記の送信オーディオルーチンの間に、DSP
40は、ブロック61に示されるように、現在のオーデ
ィオサンプルを表すI、Q対の位相の指示子を格納す
る。送信データルーチンはこの格納される指示子を用い
て、ブロック63に示されるように、第1のデータサン
プルがどの位相をとるべきかを判定する。送信データル
ーチンは、データの第1のサンプルに関連するI、Q対
が、オーディオの最後のサンプルに関連するI、Q対と
同じ位相を有することを確実にする。
【0042】好ましい実施形態に従えば、送信データル
ーチンは、最後のオーディオビットに後続する第1のデ
ータビットに対して0から0への遷移、あるいは0から
1への遷移のいずれかを表すI、Q対を出力する。従っ
て、第1のデータビットの場合、そのルーチンは、その
ビットが0から遷移しているものと仮定する。これらの
両方の参照テーブルの第1のI、Q対は0°の位相を有
する。そのとき、送信データルーチンは、適当な位相変
化を与える、参照テーブルからのI、Q対を選択する。
I、Q対の位相が、ブロック65によって示されるよう
に、最後のオーディオサンプルを表すI、Q対の位相だ
けオフセットされるようにするために、データサンプル
を表すI、Q対の全てにおいて、複素乗算が行われる。
当業者は、I、Q対に関連する位相を所望の位相に変化
させるために複素乗算を実行することができる態様を理
解するであろう。
ーチンは、最後のオーディオビットに後続する第1のデ
ータビットに対して0から0への遷移、あるいは0から
1への遷移のいずれかを表すI、Q対を出力する。従っ
て、第1のデータビットの場合、そのルーチンは、その
ビットが0から遷移しているものと仮定する。これらの
両方の参照テーブルの第1のI、Q対は0°の位相を有
する。そのとき、送信データルーチンは、適当な位相変
化を与える、参照テーブルからのI、Q対を選択する。
I、Q対の位相が、ブロック65によって示されるよう
に、最後のオーディオサンプルを表すI、Q対の位相だ
けオフセットされるようにするために、データサンプル
を表すI、Q対の全てにおいて、複素乗算が行われる。
当業者は、I、Q対に関連する位相を所望の位相に変化
させるために複素乗算を実行することができる態様を理
解するであろう。
【0043】第1のデータサンプルに関連する第1の
I、Q対が0°の位相を有することを確実にすること
は、最後のオーディオサンプルを表すI、Q対の位相を
確認するためにのみ、そのルーチンが必要とされるとい
う点で、複素乗算演算を容易にする。言い換えると、第
1のデータビットに関連する第1のI、Q対に対して0
°の位相で常に開始することにより、その位相が最後の
オーディオサンプルからなる場合には必ず、そのデータ
ビットに関連する各I、Q対の位相を単にオフセットし
なければならないだけである。そうでない場合には、そ
のルーチンは、複素乗算プロセスを実行して、そのデー
タビットの位相をオフセットするために、最後のオーデ
ィオサンプルの位相と、テーブルから用いられる第1の
I、Q対の位相とを決定しなければならないであろう。
それゆえ、第1のデータビットに関連するI、Q対の位
相を強制的に0°にすることは、位相オフセットプロセ
スを簡単にする。しかしながら、これは単に、位相オフ
セットプロセスを実行するのに洗練され、それゆえ好ま
しい方法であるにずぎないことをに留意されたい。当業
者は、本発明が、位相オフセットプロセスを実行するた
めのこの好ましい実施形態に制限されないことを理解す
るであろう。
I、Q対が0°の位相を有することを確実にすること
は、最後のオーディオサンプルを表すI、Q対の位相を
確認するためにのみ、そのルーチンが必要とされるとい
う点で、複素乗算演算を容易にする。言い換えると、第
1のデータビットに関連する第1のI、Q対に対して0
°の位相で常に開始することにより、その位相が最後の
オーディオサンプルからなる場合には必ず、そのデータ
ビットに関連する各I、Q対の位相を単にオフセットし
なければならないだけである。そうでない場合には、そ
のルーチンは、複素乗算プロセスを実行して、そのデー
タビットの位相をオフセットするために、最後のオーデ
ィオサンプルの位相と、テーブルから用いられる第1の
I、Q対の位相とを決定しなければならないであろう。
それゆえ、第1のデータビットに関連するI、Q対の位
相を強制的に0°にすることは、位相オフセットプロセ
スを簡単にする。しかしながら、これは単に、位相オフ
セットプロセスを実行するのに洗練され、それゆえ好ま
しい方法であるにずぎないことをに留意されたい。当業
者は、本発明が、位相オフセットプロセスを実行するた
めのこの好ましい実施形態に制限されないことを理解す
るであろう。
【0044】データ送信からオーディオ送信に遷移する
とき、送信オーディオルーチンが、データに後続する第
1のオーディオサンプルを表すI、Q対が、そのデータ
の前に出力された最後のオーディオサンプルの位相に等
しい位相オフセットを有することを確実にする。これ
は、そのデータに後続する第1のオーディオサンプルを
表すI、Q対上で複素乗算を実行することにより達成さ
れる。しかしながら、オーディオからデータに遷移する
ときに実行される複素乗算演算とは対照的に、データス
トリームに後続する第1のオーディオサンプルに関連す
るI、Q対のみが乗算される必要がある。第1のオーデ
ィオサンプルにおいて実行される位相変化は、後続のオ
ーディオサンプルを表すI、Q対に無条件に繰り越され
るであろう。
とき、送信オーディオルーチンが、データに後続する第
1のオーディオサンプルを表すI、Q対が、そのデータ
の前に出力された最後のオーディオサンプルの位相に等
しい位相オフセットを有することを確実にする。これ
は、そのデータに後続する第1のオーディオサンプルを
表すI、Q対上で複素乗算を実行することにより達成さ
れる。しかしながら、オーディオからデータに遷移する
ときに実行される複素乗算演算とは対照的に、データス
トリームに後続する第1のオーディオサンプルに関連す
るI、Q対のみが乗算される必要がある。第1のオーデ
ィオサンプルにおいて実行される位相変化は、後続のオ
ーディオサンプルを表すI、Q対に無条件に繰り越され
るであろう。
【0045】本発明によれば、データに後続するオーデ
ィオを表す第1のI、Q対の位相は、データの最後のビ
ットが1であった場合にのみ、オフセットされる必要が
あるものと判定される。データの最後のビットが0であ
った場合には、位相オフセットを実行する必要はない。
送信オーディオルーチンは単に、そのデータの前の最後
のオーディオサンプルを表す最後のI、Q対の位相と同
じ位相を有するI、Q対で開始するだけである。上記の
ように、現在のオーディオサンプルの位相は、送信オー
ディオルーチンによって格納される。送信オーディオル
ーチンは単にこの位相を用いて、データに後続する第1
のオーディオサンプルを表す第1のI、Q対の位相がど
の位相をとるべきかを判定するだけである。送信オーデ
ィオルーチンは、ブロック67に示されるように、最後
のデータビットが0であったか、1であったかを判定す
る。0であった場合には、送信オーディオルーチンは、
ブロック69に示されるように、位相オフセットを行う
ことなく実行される。
ィオを表す第1のI、Q対の位相は、データの最後のビ
ットが1であった場合にのみ、オフセットされる必要が
あるものと判定される。データの最後のビットが0であ
った場合には、位相オフセットを実行する必要はない。
送信オーディオルーチンは単に、そのデータの前の最後
のオーディオサンプルを表す最後のI、Q対の位相と同
じ位相を有するI、Q対で開始するだけである。上記の
ように、現在のオーディオサンプルの位相は、送信オー
ディオルーチンによって格納される。送信オーディオル
ーチンは単にこの位相を用いて、データに後続する第1
のオーディオサンプルを表す第1のI、Q対の位相がど
の位相をとるべきかを判定するだけである。送信オーデ
ィオルーチンは、ブロック67に示されるように、最後
のデータビットが0であったか、1であったかを判定す
る。0であった場合には、送信オーディオルーチンは、
ブロック69に示されるように、位相オフセットを行う
ことなく実行される。
【0046】また位相オフセットを実行する必要がある
とき(すなわち、最後のデータビットが1であったと
き)、その位相オフセットは常に同じであるものと判定
された。上記のように、この位相オフセットによって、
データに後続する送信オーディオルーチンのための開始
位相が、データの前の最後のデータサンプルを表す最後
のI、Q対の位相に等しくなるようにしなければならな
い。この位相オフセットはDSP40において予め決定
され、送信オーディオルーチンによって用いるためにD
SP40に格納されることが好ましい(すなわち、それ
はハードコード化される)。それゆえ、送信オーディオ
ルーチンは単にこの予め格納された位相オフセットを用
いて、最後のデータビットが1であったときに、複素乗
算を実行するだけである。送信オーディオルーチンが、
最後のデータビットが1であったものと判定する場合に
は(ブロック67)、そのルーチンは、ブロック71に
示されるように、予め格納された位相オフセットを用い
て、第1のオーディオサンプルに関連する第1のI、Q
対において複素乗算を実行する。
とき(すなわち、最後のデータビットが1であったと
き)、その位相オフセットは常に同じであるものと判定
された。上記のように、この位相オフセットによって、
データに後続する送信オーディオルーチンのための開始
位相が、データの前の最後のデータサンプルを表す最後
のI、Q対の位相に等しくなるようにしなければならな
い。この位相オフセットはDSP40において予め決定
され、送信オーディオルーチンによって用いるためにD
SP40に格納されることが好ましい(すなわち、それ
はハードコード化される)。それゆえ、送信オーディオ
ルーチンは単にこの予め格納された位相オフセットを用
いて、最後のデータビットが1であったときに、複素乗
算を実行するだけである。送信オーディオルーチンが、
最後のデータビットが1であったものと判定する場合に
は(ブロック67)、そのルーチンは、ブロック71に
示されるように、予め格納された位相オフセットを用い
て、第1のオーディオサンプルに関連する第1のI、Q
対において複素乗算を実行する。
【0047】ここで、好ましい実施形態による受信デー
タルーチンが、図7および図8を参照して記載される。
データ信号が図3に示されるデジタルダウンコンバータ
33によって受信されるとき、そのデータは、図7に示
される図によって表されるフォーマット、あるいは類似
のフォーマットの状態である(フェージングおよびノイ
ズによって変更されても)。データ信号は物理的に
(I、Q)値のシーケンスとして表される。データメッ
セージは最初の64ビット同期シーケンス81で開始
し、その後、無線リンクワード(RLW)82が続く。
各RLW82は、37ビット同期シーケンス83と、そ
れに続く11ビットのバーカーシーケンス84と、それ
に続く48ビットのデータおよびBCH85とを含む。
BCHビットはチェックサムを表す。各RLW82は5
回繰り返される。それゆえ、DSP40は、各RLW8
2を復号化するために5回の機会を有する。同期シーケ
ンス83はクロック再生のために用いられ、バーカーシ
ーケンスは、データ85の第1のビットが開始する場所
を決定するために用いられる。
タルーチンが、図7および図8を参照して記載される。
データ信号が図3に示されるデジタルダウンコンバータ
33によって受信されるとき、そのデータは、図7に示
される図によって表されるフォーマット、あるいは類似
のフォーマットの状態である(フェージングおよびノイ
ズによって変更されても)。データ信号は物理的に
(I、Q)値のシーケンスとして表される。データメッ
セージは最初の64ビット同期シーケンス81で開始
し、その後、無線リンクワード(RLW)82が続く。
各RLW82は、37ビット同期シーケンス83と、そ
れに続く11ビットのバーカーシーケンス84と、それ
に続く48ビットのデータおよびBCH85とを含む。
BCHビットはチェックサムを表す。各RLW82は5
回繰り返される。それゆえ、DSP40は、各RLW8
2を復号化するために5回の機会を有する。同期シーケ
ンス83はクロック再生のために用いられ、バーカーシ
ーケンスは、データ85の第1のビットが開始する場所
を決定するために用いられる。
【0048】上記のエアーインターフェース標準規格に
記載されるように、データは、周波数変調(FM)され
たフォーマットで移動局から受信され、図3の四角33
による出力として(I、Q)値の形式ではない。従っ
て、最初のステップにおいて、データは(I、Q)フォ
ーマットからFMに変換される。
記載されるように、データは、周波数変調(FM)され
たフォーマットで移動局から受信され、図3の四角33
による出力として(I、Q)値の形式ではない。従っ
て、最初のステップにおいて、データは(I、Q)フォ
ーマットからFMに変換される。
【0049】IおよびQ値の基本形は、上記の式(2)
に記載される。単純なアプローチでは、例えば
に記載される。単純なアプローチでは、例えば
【数6】 をとることにより、電圧
【数7】 を得るために、直接反転を実行することができる。しか
しながら、数値ノイズが低減され、計算効率が、以下の
代替手順より高められる。最初に、ΔI(n)=I
(n)−I(n−1)、ΔQ(n)=Q(n)−Q(n
−1)および信号強度推定値γ(n)=I2(n)+Q2
(n)を求める。その後
しながら、数値ノイズが低減され、計算効率が、以下の
代替手順より高められる。最初に、ΔI(n)=I
(n)−I(n−1)、ΔQ(n)=Q(n)−Q(n
−1)および信号強度推定値γ(n)=I2(n)+Q2
(n)を求める。その後
【数8】 から電圧を求める。ただしcはスケーリング定数であ
る。セルラーシステムに関して典型的な雑音の多い環境
では、V(n)の個々のサンプルの信頼性は非常に低
い。
る。セルラーシステムに関して典型的な雑音の多い環境
では、V(n)の個々のサンプルの信頼性は非常に低
い。
【0050】各ビットセル中にとられるV(n)のいく
つかのサンプルは、本出願人と同じ譲受人に譲渡された
米国特許第4,596,024号の手順を変形した手順
によって結合され、その特許は参照により本明細書にお
いて援用している。引用した特許第4,596,024
号の図3の四角27を参照する。四角27は、尤度比D
L(t、v)の値のテーブルを含む。現時点の好ましい
手順に従えば、DL(t、v)は、例えばJ. J. Dongarr
a等によるLINPACK Users' Guide(SIAM、フィラデルフ
ィア、1979年)に記載されるような特異値分解によ
って計算される。すなわち、
つかのサンプルは、本出願人と同じ譲受人に譲渡された
米国特許第4,596,024号の手順を変形した手順
によって結合され、その特許は参照により本明細書にお
いて援用している。引用した特許第4,596,024
号の図3の四角27を参照する。四角27は、尤度比D
L(t、v)の値のテーブルを含む。現時点の好ましい
手順に従えば、DL(t、v)は、例えばJ. J. Dongarr
a等によるLINPACK Users' Guide(SIAM、フィラデルフ
ィア、1979年)に記載されるような特異値分解によ
って計算される。すなわち、
【数9】 であり、ここでU(t)はビットセル内の種々のサンプ
ルのための重みであり、Z(v)は電圧推定値の非線形
重みである。その総和
ルのための重みであり、Z(v)は電圧推定値の非線形
重みである。その総和
【数10】 はそのビットの初期推定値を与える。Dongarra
による上記の引用された研究において記載されるよう
に、UおよびZの詳細は、同期を検出するとき(まだク
ロックが決定されていないとき)と、ビットを復号化す
るときとでは、わずかに異なる。
による上記の引用された研究において記載されるよう
に、UおよびZの詳細は、同期を検出するとき(まだク
ロックが決定されていないとき)と、ビットを復号化す
るときとでは、わずかに異なる。
【0051】後者の場合には、付加的に重みが用いられ
る。各ワードが繰り返されるため(ここでは図7を参
照)、異なる繰返しにおいて得られるBの値は再び重み
付けされる。これは式
る。各ワードが繰り返されるため(ここでは図7を参
照)、異なる繰返しにおいて得られるBの値は再び重み
付けされる。これは式
【数11】 によって表すことができる。ただしWAは公称値からの
その距離によってBjを重み付けし、WBは、繰返しjに
おけるビット中の平均信号強度によって重み付けする。
その距離によってBjを重み付けし、WBは、繰返しjに
おけるビット中の平均信号強度によって重み付けする。
【0052】同期シーケンス81、83は、上記のエア
ーインターフェース標準規格によって要求されるよう
な、5kHz波形を生成する1と0からなるシーケンス
である。図7に示される特定のフォーマットの場合、D
SP40は、初期同期シーケンス81を用いて、データ
メッセージが受信されていることを判定し、その後各R
LW82の同期シーケンス83を用いて、各RLW83
を検出できるようにする。DSP40は、受信した5k
Hzエネルギーのレベルおよび信号の純度を測定するこ
とにより、同期シーケンス81、83を検出する。5k
Hzエネルギーのレベルは、周波数領域解析を行うこと
により、好ましくは受信した信号のフーリエ変換を行う
ことにより測定される。信号の純度は、その信号が5k
Hzの周波数以外の周波数をどのくらい含むかに関係す
る。純度条件は、信号対雑音および歪み(SINAD)
比を求めることにより評価される。5kHzのエネルギ
ーのレベルがある閾値レベルを越えており、かつSIN
AD比がある閾値を越えている場合には、DSP40
は、同期シーケンスが検出されており、データメッセー
ジが受信されているものと判定する。これらのステップ
は、図8の流れ図のブロック92によって表される。
ーインターフェース標準規格によって要求されるよう
な、5kHz波形を生成する1と0からなるシーケンス
である。図7に示される特定のフォーマットの場合、D
SP40は、初期同期シーケンス81を用いて、データ
メッセージが受信されていることを判定し、その後各R
LW82の同期シーケンス83を用いて、各RLW83
を検出できるようにする。DSP40は、受信した5k
Hzエネルギーのレベルおよび信号の純度を測定するこ
とにより、同期シーケンス81、83を検出する。5k
Hzエネルギーのレベルは、周波数領域解析を行うこと
により、好ましくは受信した信号のフーリエ変換を行う
ことにより測定される。信号の純度は、その信号が5k
Hzの周波数以外の周波数をどのくらい含むかに関係す
る。純度条件は、信号対雑音および歪み(SINAD)
比を求めることにより評価される。5kHzのエネルギ
ーのレベルがある閾値レベルを越えており、かつSIN
AD比がある閾値を越えている場合には、DSP40
は、同期シーケンスが検出されており、データメッセー
ジが受信されているものと判定する。これらのステップ
は、図8の流れ図のブロック92によって表される。
【0053】一旦同期シーケンスが検出されたなら、D
SP40は5kHz信号の位相を判定し、その位相がD
SP40を各データビットの開始点に同期させる。これ
は本質的にはクロック再生であり、それにより、DSP
40がビットセルと位置合わせできるようになる。当業
者は、同期シーケンスを用いて、クロック再生を実行で
きる態様を理解するであろう。現時点の好ましい実施形
態では、これは、同期を検出することに関して上に述べ
た、フーリエ変換の位相を用いて行われる。このステッ
プは、図8のブロック94によって表される。その後D
SP40は、バーカーシーケンスを探し始める。一旦D
SP40が同期シーケンスを検出し、クロック再生が実
行されたなら、DSP40は、同期シーケンスの位置を
特定したが、まだ同期シーケンスにおいてDSPが存在
している場所を決定していないものと判定する。DSP
40はバーカーシーケンスを検出し、かつそれを用い
て、データ85が開始する場所を決定する。バーカーシ
ーケンスを検出するステップは、図7のブロック96に
よって表される。バーカーシーケンス84は、1と0か
らなる固有のシーケンスである。DSP40は、この固
有のシーケンスを探し、それが検出されたとき、次のビ
ットがデータ85の第1のビットであるものと判定す
る。それゆえ、DSP40はバーカーシーケンスを用い
て、データ85との位置合わせを行う、すなわちデータ
85の第1のビットが開始する場所を決定する。このス
テップは図8のブロック98によって表される。
SP40は5kHz信号の位相を判定し、その位相がD
SP40を各データビットの開始点に同期させる。これ
は本質的にはクロック再生であり、それにより、DSP
40がビットセルと位置合わせできるようになる。当業
者は、同期シーケンスを用いて、クロック再生を実行で
きる態様を理解するであろう。現時点の好ましい実施形
態では、これは、同期を検出することに関して上に述べ
た、フーリエ変換の位相を用いて行われる。このステッ
プは、図8のブロック94によって表される。その後D
SP40は、バーカーシーケンスを探し始める。一旦D
SP40が同期シーケンスを検出し、クロック再生が実
行されたなら、DSP40は、同期シーケンスの位置を
特定したが、まだ同期シーケンスにおいてDSPが存在
している場所を決定していないものと判定する。DSP
40はバーカーシーケンスを検出し、かつそれを用い
て、データ85が開始する場所を決定する。バーカーシ
ーケンスを検出するステップは、図7のブロック96に
よって表される。バーカーシーケンス84は、1と0か
らなる固有のシーケンスである。DSP40は、この固
有のシーケンスを探し、それが検出されたとき、次のビ
ットがデータ85の第1のビットであるものと判定す
る。それゆえ、DSP40はバーカーシーケンスを用い
て、データ85との位置合わせを行う、すなわちデータ
85の第1のビットが開始する場所を決定する。このス
テップは図8のブロック98によって表される。
【0054】一旦データ85が検出されたなら、DSP
40はそのデータを復号化する。データを復号化するた
めに、プロセッサは、任意のビットがバイナリ1を表す
か、バイナリ0を表すかを判定する前に、RLWの特定
の繰返し数のビットを評価する。各繰返しの場合に、プ
ロセッサは各ビットを評価して、各ビットがバイナリ1
の可能性が高いか、バイナリ0の可能性が高いかを判定
する。一旦、特定の繰返し数の場合に、そのビットが評
価されたなら、プロセッサはその評価の全ての結果を用
いて、各ビットが1であるか、0であるかを判定する。
好ましい実施形態によれば、DSP40は、5回の繰返
しの各RLW82に対してデータ85の各ビットを認識
し、各ビットに関連する確信度を生成し、かつ格納す
る。このステップはブロック100によって表される。
40はそのデータを復号化する。データを復号化するた
めに、プロセッサは、任意のビットがバイナリ1を表す
か、バイナリ0を表すかを判定する前に、RLWの特定
の繰返し数のビットを評価する。各繰返しの場合に、プ
ロセッサは各ビットを評価して、各ビットがバイナリ1
の可能性が高いか、バイナリ0の可能性が高いかを判定
する。一旦、特定の繰返し数の場合に、そのビットが評
価されたなら、プロセッサはその評価の全ての結果を用
いて、各ビットが1であるか、0であるかを判定する。
好ましい実施形態によれば、DSP40は、5回の繰返
しの各RLW82に対してデータ85の各ビットを認識
し、各ビットに関連する確信度を生成し、かつ格納す
る。このステップはブロック100によって表される。
【0055】確信度は、波形が1あるいは0のいずれを
近似的に表しているかと、その信号に関連する信号強度
とに基づいている。その波形が比較的雑音を多く含んで
いる場合、あるいはRF信号強度が低い場合には、DS
P40は、波形が1を表すか、0を表すかに関するその
判定に小さな重みを割り当てる。その波形が比較的雑音
が少なく、かつRF信号強度が比較的大きい場合には、
DSP40は波形が1を表すか、0を表すかに関するそ
の判定に、より大きな重みを割り当てる。一旦、現在の
RLW82の各繰返しに対してこのプロセスが実行され
たなら、DSP40は、全5回の繰返しに対する各RL
W82のための各ビットに関連する確信度の和をとり、
その和をある閾値レベル、好ましくは0と比較する。そ
の和が閾値レベルより小さい場合には、DSP40はそ
のビットを0であるものと判定する。
近似的に表しているかと、その信号に関連する信号強度
とに基づいている。その波形が比較的雑音を多く含んで
いる場合、あるいはRF信号強度が低い場合には、DS
P40は、波形が1を表すか、0を表すかに関するその
判定に小さな重みを割り当てる。その波形が比較的雑音
が少なく、かつRF信号強度が比較的大きい場合には、
DSP40は波形が1を表すか、0を表すかに関するそ
の判定に、より大きな重みを割り当てる。一旦、現在の
RLW82の各繰返しに対してこのプロセスが実行され
たなら、DSP40は、全5回の繰返しに対する各RL
W82のための各ビットに関連する確信度の和をとり、
その和をある閾値レベル、好ましくは0と比較する。そ
の和が閾値レベルより小さい場合には、DSP40はそ
のビットを0であるものと判定する。
【0056】5回の各繰返しの各ビットに対して確信度
を割り当てるこのプロセスは、同期およびバーカーシー
ケンスの場合にも実行される。5回の各繰返しの場合
に、DSP40は、上記のように、結合した同期シーケ
ンスとバーカーシーケンスの各ビットに関連する確信度
を求める。それゆえ、5回の繰返しの終了時までに、D
SP40は、結合したシーケンスの各ビットが1である
か、0であるかを判定している。ビットが1であるか、
0であるかを判定するために確信度を用いることに関す
るステップは、図8のブロック101によって表され
る。上記のように、同期シーケンスおよびバーカーシー
ケンスは固有の、知られているシーケンスである。DS
P40は、その判定結果を、知られている結合したシー
ケンスと比較し、発生したビット誤りの数を決定する。
このステップは、図8のステップ103によって表され
る。ビット誤りの数が所定の閾値を越える場合には、D
SP40がメッセージ処理を中止する。このステップは
図8のブロック104によって表される。代わりにDS
P40は、この目的のためにバーカーシーケンスのみを
用いることができるが、バーカーおよび同期シーケンス
の両方を用いたほうが、良好な結果が得られる。
を割り当てるこのプロセスは、同期およびバーカーシー
ケンスの場合にも実行される。5回の各繰返しの場合
に、DSP40は、上記のように、結合した同期シーケ
ンスとバーカーシーケンスの各ビットに関連する確信度
を求める。それゆえ、5回の繰返しの終了時までに、D
SP40は、結合したシーケンスの各ビットが1である
か、0であるかを判定している。ビットが1であるか、
0であるかを判定するために確信度を用いることに関す
るステップは、図8のブロック101によって表され
る。上記のように、同期シーケンスおよびバーカーシー
ケンスは固有の、知られているシーケンスである。DS
P40は、その判定結果を、知られている結合したシー
ケンスと比較し、発生したビット誤りの数を決定する。
このステップは、図8のステップ103によって表され
る。ビット誤りの数が所定の閾値を越える場合には、D
SP40がメッセージ処理を中止する。このステップは
図8のブロック104によって表される。代わりにDS
P40は、この目的のためにバーカーシーケンスのみを
用いることができるが、バーカーおよび同期シーケンス
の両方を用いたほうが、良好な結果が得られる。
【0057】基地局と移動局はいずれも10kHzクロ
ック周波数を用いているが、そのクロックは理想的では
なく、それゆえドリフトする傾向がある。これによっ
て、DSP40は、データとの位置合わせを見失う可能
性がある。それゆえ、受信データルーチンはクロックト
ラッキングルーチンを実行し、DSP40が、ビットセ
ルの開始位置と周期的に再位置合わせできるようにす
る。好ましい実施形態によれば、位相は5msec毎に
調整される。サンプルはビットセル毎に12サンプル存
在する。ビットセルはmsec当たり10ビットセル存
在する。それゆえ、1msec当たり120サンプル存
在し、それは、5msec当たり600サンプルに相当
する。1msec当たり各10ビットセルそれぞれに対
応する各120サンプルに対して内積がとられる。これ
が、5msec周期に関連する全600サンプルの場合
に行われる。各内積の結果を用いて、「集合体位相シフ
ト」変数を更新する。各5msec周期の最後には、
「集合体位相シフト」変数の値に従って、位相が調整さ
れる。それゆえ、5msec毎に、受信データルーチン
は、ビットセルの開始位置とDSP40を再位置合わせ
させる。
ック周波数を用いているが、そのクロックは理想的では
なく、それゆえドリフトする傾向がある。これによっ
て、DSP40は、データとの位置合わせを見失う可能
性がある。それゆえ、受信データルーチンはクロックト
ラッキングルーチンを実行し、DSP40が、ビットセ
ルの開始位置と周期的に再位置合わせできるようにす
る。好ましい実施形態によれば、位相は5msec毎に
調整される。サンプルはビットセル毎に12サンプル存
在する。ビットセルはmsec当たり10ビットセル存
在する。それゆえ、1msec当たり120サンプル存
在し、それは、5msec当たり600サンプルに相当
する。1msec当たり各10ビットセルそれぞれに対
応する各120サンプルに対して内積がとられる。これ
が、5msec周期に関連する全600サンプルの場合
に行われる。各内積の結果を用いて、「集合体位相シフ
ト」変数を更新する。各5msec周期の最後には、
「集合体位相シフト」変数の値に従って、位相が調整さ
れる。それゆえ、5msec毎に、受信データルーチン
は、ビットセルの開始位置とDSP40を再位置合わせ
させる。
【0058】また本発明は、データ85が受信されてい
るときと、シグナリングトーンが受信されているときと
の間を区別するために用いられるシグナリングトーン検
出ルーチンを提供する。種々の持続時間からなるシグナ
リングトーンが移動局から基地局に伝送され、種々のタ
イプの情報を基地局に伝達する。それゆえ、シグナリン
グトーンが検出されたものと判定されたときに、DSP
40はデータの復号化を中止し、移動局からのメッセー
ジを受信するための準備をする。
るときと、シグナリングトーンが受信されているときと
の間を区別するために用いられるシグナリングトーン検
出ルーチンを提供する。種々の持続時間からなるシグナ
リングトーンが移動局から基地局に伝送され、種々のタ
イプの情報を基地局に伝達する。それゆえ、シグナリン
グトーンが検出されたものと判定されたときに、DSP
40はデータの復号化を中止し、移動局からのメッセー
ジを受信するための準備をする。
【0059】シグナリングトーンは全ての0のシーケン
スか、全て1のシーケンスによって表され、それは10
kHzサイン波に相当する。所定の時間、10kHzエ
ネルギーの所定の閾値レベルが検出されたとき、シグナ
リングトーン検出ルーチンは、シグナリングトーンが検
出されたものと判定する。RLWに含まれるデータビッ
ト85のシーケンスが、0からなる長いシーケンスか、
1からなる長いシーケンスである場合には、そのシーケ
ンスは、プロセッサが、そのシーケンスがシグナリング
トーンを表すものと判定できるだけの十分な10kHz
エネルギーを有することができる。この問題を回避する
ために、データが受信されているか否かを判定するため
に、各RLW後に、同期シーケンスおよびバーカーシー
ケンス内のビット誤りの数が検査される。
スか、全て1のシーケンスによって表され、それは10
kHzサイン波に相当する。所定の時間、10kHzエ
ネルギーの所定の閾値レベルが検出されたとき、シグナ
リングトーン検出ルーチンは、シグナリングトーンが検
出されたものと判定する。RLWに含まれるデータビッ
ト85のシーケンスが、0からなる長いシーケンスか、
1からなる長いシーケンスである場合には、そのシーケ
ンスは、プロセッサが、そのシーケンスがシグナリング
トーンを表すものと判定できるだけの十分な10kHz
エネルギーを有することができる。この問題を回避する
ために、データが受信されているか否かを判定するため
に、各RLW後に、同期シーケンスおよびバーカーシー
ケンス内のビット誤りの数が検査される。
【0060】一般に、同期/バーカーシーケンス内で見
出されるビット誤りが比較的少ない場合には、直前のR
LWの受信中にシグナリングトーンエネルギーが到達し
ていないという事実を反映するようにシグナリングトー
ン検出器状態が変更されるであろう。逆に、同期/バー
カーシーケンス内で多数のビット誤りが見出される場合
には、直前のRLWの受信中に任意のシグナリングトー
ンエネルギーが到達したことを反映させるようにシグナ
リングトーン検出器状態が変更されるであろう。ここで
シグナリングトーン検出ルーチンがこのタスクを実行す
る態様が、図9を参照して記載されるであろう。
出されるビット誤りが比較的少ない場合には、直前のR
LWの受信中にシグナリングトーンエネルギーが到達し
ていないという事実を反映するようにシグナリングトー
ン検出器状態が変更されるであろう。逆に、同期/バー
カーシーケンス内で多数のビット誤りが見出される場合
には、直前のRLWの受信中に任意のシグナリングトー
ンエネルギーが到達したことを反映させるようにシグナ
リングトーン検出器状態が変更されるであろう。ここで
シグナリングトーン検出ルーチンがこのタスクを実行す
る態様が、図9を参照して記載されるであろう。
【0061】シグナリングトーン検出ルーチンは頻繁に
実行され、上記の受信データルーチンとは無関係であ
る。しかしながら、ある一定の状態変数および受信デー
タルーチンによって行われる判定が、シグナリングトー
ン検出ルーチンによって用いられる。シグナリングトー
ン検出ルーチンは、ブロック110によって示されるよ
うに、データメッセージが処理されているか否かに関し
て、受信データルーチンによって行われる判定を用い
る。上記のように、受信データルーチンは、これらのシ
ーケンスがどのシーケンスのものであるかを認識してお
り、これらのシーケンスが検出されたか否かに関して各
RLWに対して判定を行う。図9のブロック110は、
第1のRLWに対して行われるこの判定に対応する。
実行され、上記の受信データルーチンとは無関係であ
る。しかしながら、ある一定の状態変数および受信デー
タルーチンによって行われる判定が、シグナリングトー
ン検出ルーチンによって用いられる。シグナリングトー
ン検出ルーチンは、ブロック110によって示されるよ
うに、データメッセージが処理されているか否かに関し
て、受信データルーチンによって行われる判定を用い
る。上記のように、受信データルーチンは、これらのシ
ーケンスがどのシーケンスのものであるかを認識してお
り、これらのシーケンスが検出されたか否かに関して各
RLWに対して判定を行う。図9のブロック110は、
第1のRLWに対して行われるこの判定に対応する。
【0062】一旦その判定が行われたなら、10kHz
エネルギーのレベルが所定の閾値を所定の時間だけ越え
ていたか否かに関する判定が行われる。10kHzエネ
ルギーのレベルは、フーリエ変換を実行し、かつその結
果を所定の閾値と比較することにより行われる。このエ
ネルギーレベルはエネルギーレベル変数に格納される。
次に、ブロック113に示されるように、シグナリング
トーン検出ルーチンが、所定の閾値を所定の時間だけ越
えていたか否かを判定する。越えている場合には、ブロ
ック114によって示されるように、指示子が格納され
るであろう。しかしながら、エネルギーレベルが既に所
定の閾値を所定の時間だけ越えていたものと判定されて
いた場合には、シグナリングトーンが検出された指示子
は変更されないであろう。
エネルギーのレベルが所定の閾値を所定の時間だけ越え
ていたか否かに関する判定が行われる。10kHzエネ
ルギーのレベルは、フーリエ変換を実行し、かつその結
果を所定の閾値と比較することにより行われる。このエ
ネルギーレベルはエネルギーレベル変数に格納される。
次に、ブロック113に示されるように、シグナリング
トーン検出ルーチンが、所定の閾値を所定の時間だけ越
えていたか否かを判定する。越えている場合には、ブロ
ック114によって示されるように、指示子が格納され
るであろう。しかしながら、エネルギーレベルが既に所
定の閾値を所定の時間だけ越えていたものと判定されて
いた場合には、シグナリングトーンが検出された指示子
は変更されないであろう。
【0063】その後、50msecの時間を通過したか
否かに関する判定が、ブロック115において行われ
る。50msecの時間は、RLWの5回の繰返しの間
にかかる時間の長さに相当する。50msecを越えて
いたなら、直前のRLWに関連する初期同期およびバー
カーシーケンスが検出されたか否かに関する判定が、ブ
ロック116において行われる。上記のように、受信デ
ータルーチンが、RLWの全5回の繰返しの間の各ビッ
トに関連する上記の確信度を用いることにより、同期お
よびバーカーシーケンス内にあるビット誤りの数を判定
する。同期およびバーカーシーケンスに関連するビット
誤りの数が、結果的にそのシーケンスが検出されたと判
定されるほど十分に小さい場合には、ブロック116に
おいて、シグナリングトーン検出ルーチンが、データメ
ッセージを受信しているものと判定するであろう。その
後、ブロック118に示されるように、DSP40によ
って任意の必要とされる動作が実行され、そのプロセス
は、ルーチンの最初に戻るであろう。
否かに関する判定が、ブロック115において行われ
る。50msecの時間は、RLWの5回の繰返しの間
にかかる時間の長さに相当する。50msecを越えて
いたなら、直前のRLWに関連する初期同期およびバー
カーシーケンスが検出されたか否かに関する判定が、ブ
ロック116において行われる。上記のように、受信デ
ータルーチンが、RLWの全5回の繰返しの間の各ビッ
トに関連する上記の確信度を用いることにより、同期お
よびバーカーシーケンス内にあるビット誤りの数を判定
する。同期およびバーカーシーケンスに関連するビット
誤りの数が、結果的にそのシーケンスが検出されたと判
定されるほど十分に小さい場合には、ブロック116に
おいて、シグナリングトーン検出ルーチンが、データメ
ッセージを受信しているものと判定するであろう。その
後、ブロック118に示されるように、DSP40によ
って任意の必要とされる動作が実行され、そのプロセス
は、ルーチンの最初に戻るであろう。
【0064】ブロック116において、ビット誤りの数
が、同期およびバーカーシーケンスが検出されなかった
ことを指示するという判定が行われる場合には、そのプ
ロセスはブロック117に進み、DSP40は、シグナ
リングトーンの検出に関連する任意の必要な動作を実行
する際に、上記の格納される指示子を用いるであろう。
そのプロセスがブロック110に戻るとき、データメッ
セージがもはや処理されているものと判定される場合に
は、そのルーチンは終了するであろう。
が、同期およびバーカーシーケンスが検出されなかった
ことを指示するという判定が行われる場合には、そのプ
ロセスはブロック117に進み、DSP40は、シグナ
リングトーンの検出に関連する任意の必要な動作を実行
する際に、上記の格納される指示子を用いるであろう。
そのプロセスがブロック110に戻るとき、データメッ
セージがもはや処理されているものと判定される場合に
は、そのルーチンは終了するであろう。
【0065】図8および図9の流れ図は、受信データル
ーチンおよびシグナリングトーン検出ルーチンが実行さ
れる態様の単なる機能的な表現にずぎないことに留意さ
れたい。これらの流れ図は、ここで説明される機能を実
施するために用いられる実際のコードを表すことを意図
していない。しかしながら、当業者は、図8および図9
の流れ図によって表される機能を実施することができ、
また種々の異なる方法で実施することができる態様を理
解するであろう。それゆえ、本発明は、これらの機能を
実行するための任意の特定のコンピュータプログラムに
制限されないこが理解されよう。
ーチンおよびシグナリングトーン検出ルーチンが実行さ
れる態様の単なる機能的な表現にずぎないことに留意さ
れたい。これらの流れ図は、ここで説明される機能を実
施するために用いられる実際のコードを表すことを意図
していない。しかしながら、当業者は、図8および図9
の流れ図によって表される機能を実施することができ、
また種々の異なる方法で実施することができる態様を理
解するであろう。それゆえ、本発明は、これらの機能を
実行するための任意の特定のコンピュータプログラムに
制限されないこが理解されよう。
【0066】ここでDSP40およびメインコントロー
ラ41が通信を行う態様が記載される。DSP40はメ
インコントローラ41と通信を行うようにプログラミン
グすることができ、その通信では、3つの個別のプロセ
ッサが存在するかのように、メインコントローラ41が
DSP40を取り扱う。これにより、DSP40は、こ
れらのプロセッサとともに動作するように予め構成され
ているメインコントローラで利用されるようになる。例
えば、メインコントローラが個別のエンコーダ構成要
素、個別のデコーダ構成要素および個別のベースバンド
構成要素と通信するように構成されていた場合には、D
SP40はメインコントローラを欺くようにプログラミ
ングすることができ、実際にはメインコントローラがD
SP40とだけ通信しているときに、DSP40がこれ
らの個別の構成要素と通信していたかのようにメインコ
ントローラが動作する。エンコーダおよびデコーダ構成
要素に関連する機能は以前に説明している。ベースバン
ド構成要素は典型的には、順方向および逆方向の両方に
おいてオーディオ信号を処理する。ベースバンド構成要
素が動作する態様は、ワイヤレス通信の技術分野におい
て知られている。それゆえ、ベースバンド構成要素によ
って実行される動作の詳細な説明はここでは与えないこ
とにする。
ラ41が通信を行う態様が記載される。DSP40はメ
インコントローラ41と通信を行うようにプログラミン
グすることができ、その通信では、3つの個別のプロセ
ッサが存在するかのように、メインコントローラ41が
DSP40を取り扱う。これにより、DSP40は、こ
れらのプロセッサとともに動作するように予め構成され
ているメインコントローラで利用されるようになる。例
えば、メインコントローラが個別のエンコーダ構成要
素、個別のデコーダ構成要素および個別のベースバンド
構成要素と通信するように構成されていた場合には、D
SP40はメインコントローラを欺くようにプログラミ
ングすることができ、実際にはメインコントローラがD
SP40とだけ通信しているときに、DSP40がこれ
らの個別の構成要素と通信していたかのようにメインコ
ントローラが動作する。エンコーダおよびデコーダ構成
要素に関連する機能は以前に説明している。ベースバン
ド構成要素は典型的には、順方向および逆方向の両方に
おいてオーディオ信号を処理する。ベースバンド構成要
素が動作する態様は、ワイヤレス通信の技術分野におい
て知られている。それゆえ、ベースバンド構成要素によ
って実行される動作の詳細な説明はここでは与えないこ
とにする。
【0067】この実施形態によれば、DSP40内の個
別のキューが、これら個別の各構成要素のために与えら
れる。1つのキューは、エンコーダ構成要素のために意
図されたメインコントローラ41からのメッセージを受
信するであろう。別のキューは、デコーダ構成要素のた
めに意図されたメインコントローラ41からのメッセー
ジを受信するであろう。別のキューは、ベースバンド構
成要素のために意図されたメインコントローラ41から
のメッセージを受信するであろう。メインコントローラ
41からの各メッセージは、そのメッセージがエンコー
ダ向けメッセージか、デコーダ向けメッセージか、ある
いはベースバンド向けメッセージかを判定するためにD
SP40が用いるフィールドを含む。DSP40はこれ
らのパケットを検出し、そのメッセージをDSP40内
の適当なキューに割り当てる。DSP40は同時に、か
つ独立に、先入れ先出し(FIFO)のように、デコー
ダ、エンコーダおよびベースバンドメッセージを処理す
る。メインコントローラ41と個別の構成要素とを接続
するために用いられるバスラインは、代わりに、DSP
40に、あるいはDSP40に接続されるインターフェ
ース構成要素に接続されるであろう。
別のキューが、これら個別の各構成要素のために与えら
れる。1つのキューは、エンコーダ構成要素のために意
図されたメインコントローラ41からのメッセージを受
信するであろう。別のキューは、デコーダ構成要素のた
めに意図されたメインコントローラ41からのメッセー
ジを受信するであろう。別のキューは、ベースバンド構
成要素のために意図されたメインコントローラ41から
のメッセージを受信するであろう。メインコントローラ
41からの各メッセージは、そのメッセージがエンコー
ダ向けメッセージか、デコーダ向けメッセージか、ある
いはベースバンド向けメッセージかを判定するためにD
SP40が用いるフィールドを含む。DSP40はこれ
らのパケットを検出し、そのメッセージをDSP40内
の適当なキューに割り当てる。DSP40は同時に、か
つ独立に、先入れ先出し(FIFO)のように、デコー
ダ、エンコーダおよびベースバンドメッセージを処理す
る。メインコントローラ41と個別の構成要素とを接続
するために用いられるバスラインは、代わりに、DSP
40に、あるいはDSP40に接続されるインターフェ
ース構成要素に接続されるであろう。
【0068】当然、このように予め構成されたメインコ
ントローラ41が、本発明の送受信機30で用いられる
ことは必ずしも必要ではない。本発明のこの機構は単
に、本発明が実施される態様に関して柔軟性を与えるに
すぎない。
ントローラ41が、本発明の送受信機30で用いられる
ことは必ずしも必要ではない。本発明のこの機構は単
に、本発明が実施される態様に関して柔軟性を与えるに
すぎない。
【0069】本発明は好ましい実施形態を参照して記載
されてきたが、本発明はこれらの実施形態に制限されな
いことに留意されたい。当業者は、本発明の精神および
範囲から逸脱することなく、上記の実施形態に変更を加
えることができることを理解するであろう。例えば、本
発明は任意の特定の周波数に制限されない。またDSP
40は、復号化および符号化タスクの全てを実行するも
のとして記載されてきたが、十分な処理能力を有するな
ら、このために他のタイプのプロセッサを用いることも
できる。また、DSP40は符号化および復号化タスク
を実行するために用いられる、少なくともいくつかのテ
ーブルおよび他の情報を格納することが好ましいが、D
SP40の外部にあるメモリをこのために用いることも
できる。この目的を果たすために、リードオンリーメモ
リ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)
のような固体メモリ素子、並びにコンパクトディスクロ
ードオンリーメモリ(CD−ROM)および磁気メモリ
装置を含む、任意のタイプのコンピュータ読取り可能メ
モリ装置が適している。
されてきたが、本発明はこれらの実施形態に制限されな
いことに留意されたい。当業者は、本発明の精神および
範囲から逸脱することなく、上記の実施形態に変更を加
えることができることを理解するであろう。例えば、本
発明は任意の特定の周波数に制限されない。またDSP
40は、復号化および符号化タスクの全てを実行するも
のとして記載されてきたが、十分な処理能力を有するな
ら、このために他のタイプのプロセッサを用いることも
できる。また、DSP40は符号化および復号化タスク
を実行するために用いられる、少なくともいくつかのテ
ーブルおよび他の情報を格納することが好ましいが、D
SP40の外部にあるメモリをこのために用いることも
できる。この目的を果たすために、リードオンリーメモ
リ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)
のような固体メモリ素子、並びにコンパクトディスクロ
ードオンリーメモリ(CD−ROM)および磁気メモリ
装置を含む、任意のタイプのコンピュータ読取り可能メ
モリ装置が適している。
【0070】さらに、DSP40によって実行される機
能は、適当な処理能力を有するなら、他のタイプの処理
装置あるいは回路によって実行することもできる。例え
ば、特定用途向け集積回路(ASIC)をこのために用
いることもできる。個別のハードウエア構成要素からの
み構成される回路を用いて、これらのタスクを実行する
ように構成することもできる。それゆえ、本発明は、任
意のタイプのハードウエア、あるいは任意のソフトウエ
アおよびハードウエアの組み合わせを用いて実施するこ
とができる。これらの実現可能な実施形態は全て、ここ
では全般的にロジックと呼ばれるであろう。従って本明
細書で用いられる用語「ロジック」は、これらのタスク
を実行するように構成することができる、任意のタイプ
のハードウエア実施形態および任意のタイプのハードウ
エア/ソフトウエア実施形態を示すことを意図してい
る。
能は、適当な処理能力を有するなら、他のタイプの処理
装置あるいは回路によって実行することもできる。例え
ば、特定用途向け集積回路(ASIC)をこのために用
いることもできる。個別のハードウエア構成要素からの
み構成される回路を用いて、これらのタスクを実行する
ように構成することもできる。それゆえ、本発明は、任
意のタイプのハードウエア、あるいは任意のソフトウエ
アおよびハードウエアの組み合わせを用いて実施するこ
とができる。これらの実現可能な実施形態は全て、ここ
では全般的にロジックと呼ばれるであろう。従って本明
細書で用いられる用語「ロジック」は、これらのタスク
を実行するように構成することができる、任意のタイプ
のハードウエア実施形態および任意のタイプのハードウ
エア/ソフトウエア実施形態を示すことを意図してい
る。
【0071】また、本発明は、図7に示されるメッセー
ジのフォーマットに制限されないことにも留意された
い。当業者は、データメッセージフォーマットを実際に
多数の態様に変更することができること、またそれに応
じて受信データルーチンがメッセージを復号化するよう
に変更できることを理解するであろう。当業者は、本発
明の精神および範囲から逸脱することなく、上記の実施
形態に他の変更を加えることができることを理解するで
あろう。上で示唆される変更形態は、実行可能な単なる
例示の変更形態にすぎない。
ジのフォーマットに制限されないことにも留意された
い。当業者は、データメッセージフォーマットを実際に
多数の態様に変更することができること、またそれに応
じて受信データルーチンがメッセージを復号化するよう
に変更できることを理解するであろう。当業者は、本発
明の精神および範囲から逸脱することなく、上記の実施
形態に他の変更を加えることができることを理解するで
あろう。上で示唆される変更形態は、実行可能な単なる
例示の変更形態にすぎない。
【0072】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、同じハー
ドウエア構成要素を、TDMAおよびアナログモード動
作の両方の場合に用いることができるようにする、送受
信機において用いるための方法および装置を実現するこ
とができる。
ドウエア構成要素を、TDMAおよびアナログモード動
作の両方の場合に用いることができるようにする、送受
信機において用いるための方法および装置を実現するこ
とができる。
【図1】典型的なワイヤレスシステムを示す図である。
【図2】図1に示されるワイヤレスシステム上で伝送す
るためのアナログモード動作のために用いることができ
る、知られている送受信機のブロック図である。
るためのアナログモード動作のために用いることができ
る、知られている送受信機のブロック図である。
【図3】好ましい実施形態による本発明の送受信機のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】I、Q対が生成される態様を示す単位円の図で
ある。
ある。
【図5】図4に示される単位円に従って、ハードウエア
によって生成されるI、Qコサイン波の誤差を補正する
ための補正アルゴリズムにおいて用いられる項間の関係
を示す図である。
によって生成されるI、Qコサイン波の誤差を補正する
ための補正アルゴリズムにおいて用いられる項間の関係
を示す図である。
【図6】好ましい実施形態による、データ送信とオーデ
ィオ送信との間を遷移するための本発明の方法を示す流
れ図である。
ィオ送信との間を遷移するための本発明の方法を示す流
れ図である。
【図7】図3に示される送受信機のDSPにによって受
信され、復号化されるデータメッセージの内容を示す図
である。
信され、復号化されるデータメッセージの内容を示す図
である。
【図8】受信データルーチンを実行するための本発明の
方法を示す流れ図である。
方法を示す流れ図である。
【図9】シグナリングトーン検出ルーチンを実行するた
めの本発明の方法を示す流れ図である。
めの本発明の方法を示す流れ図である。
1 ワイヤレスシステム 2 セル 3 送受信機 4 アンテナ 10 送受信機 12 エンコーダ 13 デコーダ 14 DAC 15 ADC 18 ADC 19 DAC 20 FM復調ハードウエア 21 FM変調ハードウエア 22 DSP 23 メインコントローラ 30 送受信機 31 DAC 32 I/Qコサイン波発生器 33 デジタルダウンコンバータ 35 周波数変換器 40 DSP 41 メインコントローラ 81 初期同期シーケンス 82 RLW 83 同期シーケンス 84 バーカーシーケンス 85 データおよびBCH
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スレッシュ サブラマニアン アメリカ合衆国 07876 ニュージャーシ ィ,サッカスンナ,リヴェンデル ロード 43 (72)発明者 ディビッド ジェー.トムソン アメリカ合衆国 07974 ニュージャーシ ィ,ムルレイ ヒル,ポッスム ウェイ 4
Claims (23)
- 【請求項1】 アナログモードでワイヤレスネットワー
クを用いて伝送される信号を受信するための装置であっ
て、 前記伝送される信号を受信し、また前記伝送される信号
をデジタル信号に変換するように構成される第1のロジ
ックと、 前記第1のロジックと通信し、前記デジタル信号をビッ
トのシーケンスに変換するように構成される第2のロジ
ックとを備え、前記ビットのシーケンスは、前記伝送さ
れる信号の特定のグループに対応し、前記伝送される信
号の前記グループは複数回伝送され、それにより前記ビ
ットのシーケンスが複数回繰り返されるようにし、前記
第2のロジックは前記ビットのシーケンスの各繰返しを
評価し、かつ繰り返される前記ビットのシーケンスの各
ビットのための確信度を生成し、該各確信度は前記各ビ
ットがバイナリ1であるか、バイナリ0であるかに対応
する尤度に関係し、一旦繰り返される前記各シーケンス
の各ビットのための前記確信度が生成された場合には、
前記第2のロジックは前記各繰返しの前記各ビットに関
連する前記確信度を用いて、前記各ビットがバイナリ1
であるか、バイナリ0であるかを判定する装置。 - 【請求項2】 前記伝送される信号は、伝送するために
結合されたアナログ同相(I)および直交(Q)コサイ
ン波によって表され、前記第1のロジックは、前記結合
されたアナログIおよびQコサイン波を処理して、デジ
タルIおよびQ値を生成し、かつ該デジタルIおよびQ
値を前記ビットのシーケンスに変換するように構成さ
れ、前記第2のロジックは、前記デジタルIおよびQ値
を復調し、かつ復号化して、前記デジタルIおよびQ値
を前記ビットのシーケンスに変換するように構成され、
前記ビットのシーケンスはバイナリ無線リンクワード
(RLW)に対応し、前記RLWは、前記ビットのシー
ケンスの第1の組に対応する第1のフィールドと、前記
ビットのシーケンスの第2の組に対応する第2のフィー
ルドと、前記ビットのシーケンスの第3の組に対応する
第3のフィールドとを含み、前記ビットのシーケンスの
前記第3の組はデータメッセージに対応し、前記確信度
は、前記RLWの各繰返しの各ビットに対して生成さ
れ、前記各確信度は、前記各ビットがバイナリ1あるい
はバイナリ0のいずれを近似しているかと、前記各ビッ
トに関連する信号強度とに基づいており、一旦前記RL
Wの前記各繰返しの前記各ビットに対して前記確信度が
生成されたなら、前記第2のロジックは前記各繰返しの
前記各ビットに関連する前記確信度を用いて、前記各ビ
ットがバイナリ1であるか、バイナリ0であるかを判定
する請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記第1のロジックは、周波数変換器と
デジタルダウンコンバータとを備え、前記第2のロジッ
クはデジタルシグナルプロセッサ(DSP)である請求
項2に記載の装置。 - 【請求項4】 前記装置は、前記ワイヤレスネットワー
クの基地局に備えられ、前記伝送される信号は、移動局
から前記ワイヤレスネットワークの前記基地局に送信さ
れるメッセージに対応する請求項3に記載の装置。 - 【請求項5】 一旦前記RLWの前記各繰返しの前記各
ビットに対して前記確信度が生成されたなら、任意の所
与のビットに関連する前記確信度が和をとられ、該和は
所定の閾値と比較して、前記ビットがバイナリ1に相当
するか、バイナリ0に相当するかを判定する請求項3に
記載の装置。 - 【請求項6】 一旦前記各ビットが、バイナリ1あるい
はバイナリ0のいずれかと判定されたなら、前記第2の
ロジックは、判定された前記バイナリ値を前記各ビット
に割り当て、割り当てられた前記バイナリ値を格納する
請求項3に記載の装置。 - 【請求項7】 アナログモードでワイヤレスネットワー
クを用いて伝送される信号を受信するための装置であっ
て、 前記伝送される信号を受信し、また前記伝送される信号
をデジタル信号に変換するように構成される第1のロジ
ックと、 前記第1のロジックと通信し、前記デジタル信号をビッ
トのシーケンスに変換するように構成される第2のロジ
ックとを備え、前記ビットのシーケンスは前記伝送され
る信号の特定のグループに対応し、前記伝送される信号
の前記グループは複数回伝送され、それにより前記ビッ
トのシーケンスが複数回繰り返されるようにし、前記第
2のロジックは前記ビットのシーケンスを解析し、前記
ビットのシーケンスの第1の組が特定の周波数の連続し
た波形を表すか否かを判定し、前記第2のロジックが、
前記ビットのシーケンスの前記第1の組が前記特定の周
波数の前記連続した波形を表すものと判定する場合に
は、前記第2のロジックは、データメッセージが受信さ
れているものと判定する装置。 - 【請求項8】 前記伝送される信号は、伝送するために
結合されたアナログ同相(I)および直交(Q)コサイ
ン波によって表され、前記第1のロジックは前記和をと
られたアナログIおよびQコサイン波を処理して、デジ
タルIおよびQ値を生成し、前記デジタルIおよびQ値
を前記ビットのシーケンスに変換するように構成され、
前記第2のロジックは、前記デジタルIおよびQ値を復
調し、かつ復号化して、前記デジタルIおよびQ値を前
記ビットのシーケンスに変換するように構成され、前記
ビットのシーケンスはバイナリ無線リンクワード(RL
W)に対応し、前記RLWは、前記ビットのシーケンス
の第1の組に対応する第1のフィールドと、前記ビット
のシーケンスの第2の組に対応する第2のフィールド
と、前記ビットのシーケンスの第3の組に対応する第3
のフィールドとを含み、前記ビットのシーケンスの前記
第3の組はデータメッセージに対応し、前記第2のロジ
ックは、前記ビットの第1のシーケンスを解析して、前
記ビットの第1のシーケンスが特定の周波数の連続した
波形を表すか否かを判定し、前記ビットの第1のシーケ
ンスが特定の周波数の連続した波形を表すものと判定す
る場合には、前記第2のロジックはデータメッセージが
受信されているものと判定し、前記データメッセージは
前記ビットのシーケンスの前記第3の組によって表さ
れ、前記第2のロジックは、前記ビットのシーケンスの
前記第1の組によって生成される波形に関連するエネル
ギーレベルを測定することにより、かつ前記ビットのシ
ーケンスの前記第1の組によって生成される前記波形に
関連する信号対雑音および歪み(SINAD)比を測定
することにより、前記ビットのシーケンスの前記第1の
組が前記特定の周波数の前記連続した波形を表すか否か
を判定する請求項7に記載の装置。 - 【請求項9】 前記測定されたエネルギーレベルが所定
のエネルギーレベル閾値を越え、かつ前記SINAD比
が所定のSINAD比閾値レベルを越える場合には、前
記第2のロジックは、前記ビットのシーケンスの前記第
1の組に関連する位相を判定し、前記位相判定を用い
て、クロック再生を実行する請求項8に記載の装置。 - 【請求項10】 一旦前記第2のロジックがクロック再
生を実行したなら、前記第2のロジックは、前記ビット
のシーケンスの前記第2の組と、格納され、予め選択さ
れたビットのシーケンスとを比較し、前記ビットのシー
ケンスの前記第3の組の第1のビットセルが開始する場
所を判定する請求項9に記載の装置。 - 【請求項11】 一旦前記第2のロジックが、前記ビッ
トのシーケンスの前記第3の組の前記第1のビットセル
が開始する場所を判定したなら、前記第2のロジック
は、前記ビットのシーケンスの前記第3の組を復号化す
る請求項10に記載の装置。 - 【請求項12】 前記RLWは、前記伝送される信号の
特定のグループに対応し、前記伝送される信号の前記特
定のグループは複数回伝送され、それにより前記RLW
が複数回繰り返されるようにし、前記第2のロジックは
前記RLWの各繰返しを評価し、かつ前記各RLWの前
記各ビットに対する確信度を生成し、該各確信度は、前
記各ビットがバイナリ1あるいはバイナリ0のいずれに
近似されるかと、前記各ビットに関連する信号強度とに
基づいており、一旦前記RLWの前記各繰返しの前記各
ビットに対して前記確信度が生成されたなら、前記第2
のロジックは前記各繰返しの前記各ビットに関連する前
記確信度を用いて、前記各ビットがバイナリ1である
か、バイナリ0であるかを判定する請求項11に記載の
装置。 - 【請求項13】 一旦前記RLWの前記各繰返しの前記
各ビットに対して前記確信度が生成されたなら、任意の
所与のビットに関連する前記確信度の和がとられ、該和
が所定の閾値と比較され、前記ビットがバイナリ1に対
応するか、バイナリ0に対応するかを判定する請求項1
2に記載の装置。 - 【請求項14】 一旦前記各ビットが、バイナリ1ある
いはバイナリ0のいずれかとして判定されたなら、前記
第2のロジックは前記ビットのシーケンスの前記第1お
よび前記第2の組の前記バイナリビット値と、予め選択
され、格納された前記ビット値の組とを比較し、前記ビ
ットのシーケンスの前記第1の組および前記第2の組に
存在するビット誤りの数を判定し、一旦前記第2のロジ
ックが前記ビットのシーケンスの前記第1および前記第
2の組に存在する前記ビット誤りの数を判定したなら、
前記第2のロジックは、前記ビット誤りの数とビット誤
り閾値とを比較し、メッセージ処理を中止するか否かを
判定する請求項13に記載の装置。 - 【請求項15】 前記第1のロジックは周波数変換器と
デジタルダウンコンバータとを備え、前記第2のロジッ
クはデジタルシグナルプロセッサ(DSP)を備える請
求項7に記載の装置。 - 【請求項16】 前記装置は、ワイヤレスネットワーク
の基地局に備えられ、前記伝送される信号は、移動局か
ら前記ワイヤレスネットワークの前記基地局に送信され
るメッセージに対応する請求項7に記載の装置。 - 【請求項17】 アナログモードでワイヤレスネットワ
ークを用いて伝送される信号を受信するための装置であ
って、 前記伝送される信号を受信し、また前記伝送される信号
をデジタル信号に変換するように構成される第1のロジ
ックと、 前記第1のロジックと通信し、前記デジタル信号をビッ
トのシーケンスに変換するように構成される第2のロジ
ックとを備え、前記ビットのシーケンスは前記伝送され
る信号の特定のグループに対応し、前記伝送される信号
の前記グループは複数回伝送され、それにより前記デー
タのシーケンスが複数回繰り返されるようにし、前記ビ
ットのシーケンスは、前記ビットのシーケンスの第1の
組に対応する第1のビットフィールドと、前記ビットの
シーケンスの第2の組に対応する第2のビットフィール
ドと、前記ビットのシーケンスの第3の組に対応する第
3のビットフィールドとを含み、前記第2のロジックは
前記ビットのシーケンスの前記第1の組を解析して、前
記ビットのシーケンスの前記第1の組が特定の周波数の
連続した波形を表すか否かを判定し、前記第2のロジッ
クが、前記ビットのシーケンスの前記第1の組が前記特
定の周波数の前記連続した波形を表すものと判定する場
合には、前記第2のロジックはデータメッセージが受信
されているものと判定し、前記データメッセージは前記
ビットのシーケンスの前記第3の組によって表される装
置。 - 【請求項18】 前記伝送される信号は伝送するために
結合されたアナログ同相(I)および直交(Q)コサイ
ン波によって表され、前記第1のロジックは前記結合さ
れたアナログIおよびQコサイン波を処理して、デジタ
ルIおよびQ値を生成し、前記デジタルIおよびQ値を
前記ビットのシーケンスに変換するように構成され、前
記第2のロジックは、前記デジタルIおよびQ値を復調
し、かつ復号化して、前記デジタルIおよびQ値を前記
ビットのシーケンスに変換するように構成され、前記ビ
ットのシーケンスはバイナリ無線リンクワード(RL
W)に対応する装置。 - 【請求項19】 一旦前記第2のロジックが、データメ
ッセージが受信されているものと判定する場合には、前
記第2のロジックは、特定の周波数の連続した波形を表
すシグナリングトーンビットシーケンスが受信されたか
否かを判定し、前記第2のロジックは、受信されている
ビットのシーケンスを生成した波形に関連するエネルギ
ーレベルを測定することにより、前記特定の周波数の前
記連続した波形を表す前記シグナリングトーンビットシ
ーケンスが受信されたか否かを判定し、前記第2のロジ
ックが、前記エネルギーレベルが特定のエネルギーレベ
ル閾値を越えるものと判定する場合には、前記第2のロ
ジックは、前記閾値エネルギーレベルが連続して越えら
れた時間の長さを判定し、前記第2のロジックが、前記
閾値エネルギーレベルは、特定の時間の長さの間、越え
られていたものと判定する場合には、前記第2のロジッ
クはシグナリングトーンが検出されたことを示す指示子
を格納する請求項18に記載の装置。 - 【請求項20】 前記第2のロジックは前記RLWの各
繰返しを評価し、かつ前記各RLWの前記各ビットに対
する確信度を生成し、該各確信度は、前記各ビットがバ
イナリ1あるいはバイナリ0のいずれを近似するかと、
前記各ビットに関連する信号強度とに基づいており、一
旦前記RLWの前記各繰返しの前記各ビットに対して前
記各確信度が生成された場合には、前記第2のロジック
は前記各繰り返しの前記各ビットに関連する前記確信度
を用いて、前記各ビットがバイナリ1であるか、バイナ
リ0であるかを判定し、一旦前記各ビットがバイナリ1
あるいはバイナリ0のいずれかとして判定された場合に
は、前記第2のロジックは、前記ビットのシーケンスの
前記第1および前記第2の組の前記バイナリビット値
と、予め選択され、格納されたビット値の組とを比較
し、前記ビットのシーケンスの前記第1および前記第2
の組に存在するビット誤りの数を判定し、一旦前記第2
のロジックが、前記ビットのシーケンスの前記第1およ
び前記第2の組に存在する前記ビット誤りの数を判定し
たなら、前記第2のロジックは、前記誤りの数をビット
誤り閾値と比較し、データメッセージが受信されている
か否かを判定する請求項18に記載の装置。 - 【請求項21】 アナログモードでワイヤレスネットワ
ークを用いて伝送される信号を受信するための方法であ
って、 前記伝送される信号を受信し、かつ前記伝送される信号
をデジタル信号に変換するステップと、 前記デジタル信号をビットのシーケンスに変換するステ
ップであって、前記ビットのシーケンスは、前記伝送さ
れる信号の特定のグループに対応し、また前記伝送され
る信号の前記グループは複数回伝送され、それにより前
記ビットのシーケンスが複数回繰り返されるようにす
る、該ステップと、 前記ビットのシーケンスの各繰返しを評価し、かつ前記
繰り返されたビットのシーケンスの各ビットに対して確
信度を生成するステップであって、該各確信度は、前記
各ビットがバイナリ1に対応するか、バイナリ0に対応
するかの尤度に関係する、該ステップと、 一旦前記各繰り返されたシーケンスの前記各ビットに対
して前記確信度が生成されたなら、前記各繰返しの前記
各ビットに関連する前記確信度を用いて、前記各ビット
がバイナリ1であるか、バイナリ0であるかを判定する
ステップとを有する方法。 - 【請求項22】 アナログモードでワイヤレスネットワ
ークを用いて伝送される信号を受信するための方法であ
って、 前記伝送される信号を受信し、かつ前記伝送される信号
をデジタル信号に変換するステップと、 前記デジタル信号をビットのシーケンスに変換するステ
ップであって、前記ビットのシーケンスは、前記伝送さ
れる信号の特定のグループに対応し、また前記伝送され
る信号の前記グループは複数回伝送され、それにより前
記ビットのシーケンスが複数回繰り返されるようにす
る、該ステップと、 前記ビットのシーケンスを解析して、前記ビットのシー
ケンスの第1の組が特定の周波数の連続した波形を表す
か否かを判定するステップと、 前記ビットのシーケンスの前記第1の組が前記特定の周
波数の前記連続した波形を表す場合には、データメッセ
ージが受信されているものと判定するステップとを有す
る方法。 - 【請求項23】 アナログモードでワイヤレスネットワ
ークを用いて伝送される信号を受信するための方法であ
って、 前記伝送される信号を受信し、かつ前記伝送される信号
をデジタル信号に変換するステップと、 前記デジタル信号をビットのシーケンスに変換するステ
ップであって、前記ビットのシーケンスは、前記伝送さ
れる信号の特定のグループに対応し、また前記伝送され
る信号の前記グループは複数回伝送され、それにより前
記ビットのシーケンスが複数回繰り返されるようにし、
前記ビットのシーケンスは、前記ビットのシーケンスの
第1の組に対応する第1のビットフィールドと、前記ビ
ットのシーケンスの第2の組に対応する第2のビットフ
ィールドと、前記ビットのシーケンスの第3の組に対応
する第3のビットフィールドとを含む、該ステップと、 前記ビットのシーケンスの前記第1の組を解析して、前
記ビットのシーケンスの前記第1の組が特定の周波数の
連続した波形を表すか否かを判定するステップと、 前記ビットのシーケンスの前記第1の組が前記特定の周
波数の前記連続した波形を表すものと判定される場合に
は、データメッセージが受信されているものと判定し、
該データメッセージは、前記ビットのシーケンスの前記
第3の組によって表される方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/517,997 US6687314B1 (en) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | Method and apparatus for performing analog mode operations when receiving data and signaling tones in a wireless TDMA system |
US09/517997 | 2000-03-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001292187A true JP2001292187A (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=24062099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001057529A Pending JP2001292187A (ja) | 2000-03-03 | 2001-03-02 | ワイヤレスtdmaシステムにおいてデータとシグナリングトーンとを受信する際にアナログモード動作を実行するための方法および装置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6687314B1 (ja) |
EP (1) | EP1130863A2 (ja) |
JP (1) | JP2001292187A (ja) |
KR (1) | KR20010087307A (ja) |
CN (1) | CN1311574A (ja) |
AU (1) | AU2319101A (ja) |
BR (1) | BR0100685A (ja) |
CA (1) | CA2331912C (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7075377B2 (en) * | 2004-06-10 | 2006-07-11 | Theta Microeletronics, Inc. | Quadrature voltage controlled oscillators with phase shift detector |
JP4238266B2 (ja) * | 2004-06-17 | 2009-03-18 | Nsc株式会社 | 変調出力装置 |
US7414522B2 (en) * | 2005-09-01 | 2008-08-19 | Lear Corporation | Adaptive decode strategy for remote keyless entry and tire pressure monitoring system |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4128809A (en) * | 1976-08-31 | 1978-12-05 | Nippon Electric Co., Ltd. | Time diversity receiver for processing repeatedly received signal bits in consideration of a maximum-level and/or a favorably received signal bit |
US4493094A (en) | 1982-08-26 | 1985-01-08 | At&T Bell Laboratories | Clock phase control with time distribution of phase corrections |
US4596024A (en) | 1983-05-23 | 1986-06-17 | At&T Bell Laboratories | Data detector using probabalistic information in received signals |
US4556869A (en) | 1983-06-08 | 1985-12-03 | At&T Bell Laboratories | Multi-function data signal processing method and apparatus |
US5224152A (en) * | 1990-08-27 | 1993-06-29 | Audiovox Corporation | Power saving arrangement and method in portable cellular telephone system |
US5511098A (en) * | 1993-11-12 | 1996-04-23 | Pacific Communication Sciences, Inc. | Digital methods and apparatus reverse link signal detection and recovery in a mobile data base station |
SE9701617L (sv) * | 1997-04-29 | 1998-10-30 | Ericsson Telefon Ab L M | Förfarande och anordning i ett radiokommunikationsnät |
-
2000
- 2000-03-03 US US09/517,997 patent/US6687314B1/en not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-01-23 CA CA002331912A patent/CA2331912C/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-02-19 EP EP01301398A patent/EP1130863A2/en not_active Withdrawn
- 2001-02-21 BR BR0100685-1A patent/BR0100685A/pt not_active Application Discontinuation
- 2001-02-23 AU AU23191/01A patent/AU2319101A/en not_active Abandoned
- 2001-02-28 CN CN01110901A patent/CN1311574A/zh active Pending
- 2001-03-02 JP JP2001057529A patent/JP2001292187A/ja active Pending
- 2001-03-03 KR KR1020010010998A patent/KR20010087307A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2331912C (en) | 2005-03-15 |
BR0100685A (pt) | 2001-11-06 |
US6687314B1 (en) | 2004-02-03 |
CA2331912A1 (en) | 2001-09-03 |
EP1130863A2 (en) | 2001-09-05 |
AU2319101A (en) | 2001-09-06 |
CN1311574A (zh) | 2001-09-05 |
KR20010087307A (ko) | 2001-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5909471A (en) | Method and system for rapid initial control signal detection in a wireless communications system | |
JP3513465B2 (ja) | 無線通信送信機及び無線通信受信機 | |
EA031912B1 (ru) | Комбинированная амплитудно-временная и фазовая модуляция | |
AU662679B2 (en) | Error detector circuit for receiving discretely encoded signals | |
Scheiblhofer et al. | In-chirp FSK communication between cooperative 77-GHz radar stations integrating variable power distribution between ranging and communication system | |
JPH1132092A (ja) | S/n測定回路,送信電力制御装置,及びディジタル通信システム | |
JP2001292187A (ja) | ワイヤレスtdmaシステムにおいてデータとシグナリングトーンとを受信する際にアナログモード動作を実行するための方法および装置 | |
US6359937B1 (en) | Method and apparatus for performing analog mode operations when transmitting audio and data in a wireless TDMA system | |
JP2003318756A (ja) | デジタル無線受信機 | |
US5757859A (en) | Apparatus and method for recovering packet data with unknown delays and error transients | |
JPH06164663A (ja) | 無線通信機 | |
JP4033967B2 (ja) | シンボル識別点検出装置及び方法並びに該装置を備えた移動無線装置 | |
US8634445B2 (en) | Pulse modulation and demodulation in a multiband UWB communication system | |
JPH09116483A (ja) | 無線通信システム | |
KR0157012B1 (ko) | 디지탈 이동통신의 주파수 정정 버스트 검출 장치 및 그 검출방법 | |
JPH1013362A (ja) | データ変調装置 | |
JPH07336404A (ja) | 受信電界強度検出装置 | |
KR20120007867A (ko) | 제로크로싱복조 기반 수신기 및 이의 구동 방법 | |
JP2002190841A (ja) | デジタルデータ信号の伝送方法、及び変復調器 | |
JP2002016652A (ja) | 信号品質測定装置 | |
JPH06216875A (ja) | スペクトラム拡散通信装置 | |
JPS59193657A (ja) | 位相連続fsk変復調装置 | |
JPH07283840A (ja) | Fsk信号のデータ復号装置 | |
JPH11196004A (ja) | 符号化装置,復号化装置,送信装置,受信装置および電話機ならびに送受信システム | |
JPS6364417A (ja) | 無線デイジタル通信システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041004 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041222 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050302 |