JP2001291327A - ディジタル信号再生装置 - Google Patents

ディジタル信号再生装置

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JP2001291327A
JP2001291327A JP2000100442A JP2000100442A JP2001291327A JP 2001291327 A JP2001291327 A JP 2001291327A JP 2000100442 A JP2000100442 A JP 2000100442A JP 2000100442 A JP2000100442 A JP 2000100442A JP 2001291327 A JP2001291327 A JP 2001291327A
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JP
Japan
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signal
output
sample data
noise component
reproduced signal
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JP2000100442A
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English (en)
Inventor
Yoichi Zenno
陽一 禅野
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル信号の再生時に、信号検出の誤り
を減少させることができ、信号の高密度記録を実現させ
る。 【解決手段】 A/D変換器4の出力するサンプルデー
タは、符号レベル検出器5で各符号に対する符号レベル
が検出され、雑音分離部6で各サンプルデータに対する
ノイズ成分が検出される。遅延素子7は雑音分離部6の
出力をサンプリング間隔分遅延させ、加算器8で1サン
プル前のサンプルデータに加算される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体上に記録
されるディジタル信号を再生するディジタル信号再生装
置に関し、特に磁気テープ上に高密度記録されたディジ
タル信号を再生するビデオテープレコーダでの使用に好
適な技術である。
【0002】
【従来の技術】磁気テープを用いて映像音声信号を記録
再生するビデオテープレコーダが広く普及しているが、
映像音響機器のパソコンとの融合あるいは放送信号のデ
ィジタル化に伴い映像音声信号をディジタルの信号形態
で記録再生するディジタルビデオテープレコーダ(以
下、ディジタルVTRと記す)が開発され、普及しつつ
ある。
【0003】図4は、このようなディジタルVTRにより磁
気テープから再生した再生信号の特性を示す図であり、
横軸は再生信号の周波数、縦軸は再生信号のレベルを示
している。同図に示す如く磁気テープを用いた信号の再
生では、再生信号の周波数が所定の周波数を超えると周
波数の上昇に伴い信号のレベルが減衰していくが、再生
信号の減衰にも拘らずノイズ成分は増加していくという
特性を有する。
【0004】そして、このようなディジタルVTRでは、記
録再生系を介した符号間干渉等による信号波形の劣化を
補償するために波形等化処理を行い、波形等化処理を終
えた再生信号を信号検出器に入力することにより、再生
信号を検出しているのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ディジタル
VTRの再生系で用いられる波形等化器は、磁気記録再
生における短波長領域の再生信号である高周波成分を主
に強調して出力する特性を有する。従って、ノイズ成分
が多く含まれる高周波成分が主に強調されることになり
S/Nが劣化していた。
【0006】そして、このようにS/Nが劣化した再生信号
を、信号検出器にそのまま入力すると、信号検出器にお
いて正確な信号検出を行うことができなくなってしまう
ため、信号記録時のデータ記録周波数をある程度制限せ
ざるをえず、この事がディジタル信号を磁気テープ上に
記録する際の高密度記録の限界を決定付けるひとつの要
因となっていた。
【0007】また、波形等化器から出力される再生信号に含
まれるノイズ成分のみを減衰させる目的で、ノイズ成分
を分離し、分離した過去の複数のノイズ成分から現在の
再生信号に含まれるノイズ成分の量を予測し、相関のあ
るノイズ成分を除去する方法も提案されているが、回路
規模が大きくなってしまうという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明に係るディジタル信号再生装置は、再生さ
れた再生信号の高域成分を強調することにより前記再生
信号を波形等化する波形等化手段と、前記波形等化手段
の入力側あるいは出力側に設けられ、前記再生された再
生信号をA/D変換処理して前記波形等化手段に供給す
るか、あるいは前記波形等化手段からの再生信号をA/
D変換処理して出力するA/D変換手段と、前記A/D
変換処理にて得たサンプルデータに基づき、各サンプル
データ毎のノイズ成分を出力するノイズ成分出力手段
と、前記ノイズ成分出力手段の出力するノイズ成分を前
記再生信号の有するビットデータ間隔分遅延して出力す
る遅延素子と、前記A/D変換処理にて得たサンプルデ
ータの値と、前記遅延素子により遅延出力されるノイズ
成分とを加算する加算手段とを備え、前記加算手段の出
力により再生信号の信号検出を行うことを特徴とするも
のである。
【0009】また、前記再生信号は、磁気記録媒体から再生
された再生信号であることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例に係るディ
ジタル信号再生装置を説明するためのブロック図であ
り、同図に示す1は図示しない磁気テープ上から再生さ
れる再生信号を所定の信号レベルまで増幅して出力する
再生アンプ、2は再生アンプ1からの再生信号における
主に高周波成分を強調することにより、信号波形の劣化
を補償する波形等化器である。
【0011】また、3は磁気テープ上に記録されるディジタ
ル信号のデータ記録周波数で、且つ再生信号のビットデ
ータに位相同期したクロックを生成して出力するフェー
ズ・ロック・ループ(PLL)、4はPLL3が出力す
るクロックをサンプリングクロックとして波形等化器2
からの再生信号をディジタル変換するA/D変換器であ
る。
【0012】また、5はA/D変換器4が出力するサンプル
データに基づき各符号の符号レベルを検出する符号レベ
ル検出器、6はA/D変換器4から出力されるサンプル
データと符号レベル検出器5の出力する各符号の符号レ
ベルとに基づき各サンプルデータに含まれるノイズ成分
の量を検出し、これを出力する雑音分離部である。
【0013】また、7は雑音分離部6からのノイズ成分を再
生信号のサンプリング間隔Tだけ遅延させて出力する遅
延素子、8はA/D変換器の出力するサンプルデータと
遅延素子7の出力するノイズ成分とを加算して出力する
加算器である。
【0014】次に、以上の如く構成されるディジタル信号再
生装置の動作について説明する。なお、ここでは、磁気
テープ上に記録されるディジタル信号は、インターリブ
ドNRZI方式で符号化され、これをパーシャルレスポ
ンスクラス4、つまりPR(−1、0、1)で検出する
ものとする。
【0015】再生アンプ1から出力される再生信号は、波形
等化器2で信号波形が補償された後、A/D変換器にて
ディジタル変換される。そして、A/D変換器4の出力
するサンプルデータが符号レベル検出器5に入力され、
各符号に対応するレベルが検出される。そして、雑音分
離部6において各サンプルデータ毎のノイズ成分が検出
され、これが遅延素子7に出力される。
【0016】図2は、再生信号の高周波成分に含まれるノイ
ズ成分が減衰される動作を説明するための図であり、同
図において、破線は波形等化器2から出力された再生信
号、D1及びD2は、A/D変換器4が出力するサンプ
ルデータのデータ値を示している。また、N1及びN2
は夫々のサンプルデータに含まれるノイズ成分の量を示
している。
【0017】ここで、A/D変換器4が出力する各サンプル
データは符号レベル検出器5に入力され、入力される各
サンプルデータのデータ値に基づき、各符号の信号レベ
ル、つまり、符号「1」を示す信号レベルA及び信号レ
ベル−A、符号「0」を示す信号レベル0が検出され
る。
【0018】そして、符号レベル検出器5により、各符号に
対応するA、0、−Aの値が検出されるとこれが雑音分
離部6に出力される。雑音分離部6は、A/D変換器4
からの各サンプルデータの値とA、0及び−Aの値を比
較することにより、各サンプルデータに対するノイズ成
分を検出することになる。
【0019】例えば、図2に示すサンプルデータ値として、
D1が入力された時には、このD1の値とA、0、−A
の夫々の値とを比較し、D1の値に最も近い値との差分
をノイズ成分N1として遅延素子7に出力する。同様に
D2の値に対してノイズ成分N2を出力する。
【0020】なお、ここで、各符号に対応する信号レベルの
検出方法、そしてノイズ成分の検出方法に関しては、公
知技術を用いて検出可能であり、入力されるサンプルデ
ータ値の平均、積和演算により決定される各符号に対応
する信号レベルと各サンプルデータ値とを比較しても良
いし、また、最尤復号を行い、その結果から各信号レベ
ルを決定しても良い。
【0021】雑音分離部6は、このようにして各サンプルデ
ータ毎にノイズ成分を出力するが、遅延素子7はこの出
力を夫々サンプリング間隔Tだけ遅延させ、各サンプル
データのデータ値と、遅延素子7から出力される遅延時
間Tだけ遅延されたノイズ成分の値とが加算器8で加算
される。
【0022】従って、図2に示すノイズ成分N1が遅延時間
Tだけ遅延されてサンプルデータ値D2に加算される。
つまり、サンプルデータ値D2には、ノイズ成分N1が
加算されて、ほぼノイズ成分が除去されたかたちで加算
器8から出力されることになる。なお、サンプルデータ
値D1が信号レベルAを超えている場合には、超えた分
がサンプルデータ値D2に加算され、信号レベルAに満
たない場合には、不足分がサンプルデータ値D2から減
算される。
【0023】ここで、図2に示す波形は、記録されるビット
データ毎に信号レベルが反転するいわゆる最高記録周波
数の信号となっているため、このような最高記録周波数
(サンプリング周波数の半分の周波数)におけるノイズ
成分を減衰させることができ、図3に示す如く、この周
波数だけノイズ成分を大幅に減衰させることができる。
【0024】従って、このようにして加算器8から出力され
るサンプルデータを図示しない信号検出器に入力した場
合に、S/Nが高いため、より正確な信号検出を行うこ
とができる。よって、信号記録時のデータ記録周波数を
より高めることができ、より高密度な信号記録を実現す
ることが可能となる。
【0025】なお、以上の実施例では、再生アンプ1から出
力される再生信号を波形等化した後に再生信号をディジ
タル変換した例を示したが、これに限らず、ディジタル
変換した後に波形等化しても構わない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、再生信号をA/D変換
した各サンプルデータと、各サンプルデータに含まれる
ノイズ成分を再生信号の有するビットデータ間隔分だけ
遅延させた遅延出力とが加算処理された後に、信号検出
が行われるため、再生信号の高域成分に多く含まれるノ
イズ成分を効率良く、且つ簡易な構成で除去することが
でき、信号記録密度を高められるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル信号再生装置を説明す
るためのブロック図である。
【図2】ノイズ成分の減衰を説明するための図である。
【図3】ノイズ成分の減衰を説明するための図である。
【図4】再生信号の周波数特性を示す図である。
【符号の説明】
1…再生アンプ 2…波形等化器 3…フェイズロックループ 4…A/D変換器 5…符号レベル検出器 6…雑音分離部 7…遅延素子 8…加算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生された再生信号の高域成分を強調する
    ことにより前記再生信号を波形等化する波形等化手段
    と、 前記波形等化手段の入力側あるいは出力側に設けられ、
    前記再生された再生信号をA/D変換処理して前記波形
    等化手段に供給するか、あるいは前記波形等化手段から
    の再生信号をA/D変換処理して出力するA/D変換手
    段と、 前記A/D変換処理にて得たサンプルデータに基づき、
    各サンプルデータ毎のノイズ成分を出力するノイズ成分
    出力手段と、 前記ノイズ成分出力手段の出力するノイズ成分を前記再
    生信号の有するビットデータ間隔分遅延して出力する遅
    延素子と、 前記A/D変換処理にて得たサンプルデータの値と、前
    記遅延素子により遅延出力されるノイズ成分とを加算す
    る加算手段とを備え、 前記加算手段の出力により再生信号の信号検出を行うこ
    とを特徴とするディジタル信号再生装置。
  2. 【請求項2】前記再生信号は、磁気記録媒体から再生さ
    れた再生信号であることを特徴とする請求項1記載のデ
    ィジタル信号再生装置。
JP2000100442A 2000-04-03 2000-04-03 ディジタル信号再生装置 Pending JP2001291327A (ja)

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