JP2001291146A - 紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣処理装置

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JP2001291146A
JP2001291146A JP2000105255A JP2000105255A JP2001291146A JP 2001291146 A JP2001291146 A JP 2001291146A JP 2000105255 A JP2000105255 A JP 2000105255A JP 2000105255 A JP2000105255 A JP 2000105255A JP 2001291146 A JP2001291146 A JP 2001291146A
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banknote
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JP2000105255A
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English (en)
Inventor
Shigeki Nakatsuka
塚 茂 樹 中
Mitsuharu Iwamura
村 充 治 岩
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Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の紙幣処理装置を用いて既存の金種以外
の金種についての入出金処理を無可能にする。 【解決手段】 一括繰り出し用集積部(19)を新たな
金種別繰り出し集積部として用いることにより、改造を
行うことなく、特定金種の入出金を行うことができる。
表裏を揃えるモードでは既存の金種別繰り出し集積部
(21、22、23)の一時保留部部(21a、22
a、23a)を特定金種の正券/異常券、表/裏の分類
に用いることにより表裏を取り揃えた出金が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入金紙幣を出金紙幣
としてリサイクル可能な紙幣処理装置に関するもので、
特に既存の紙幣処理装置において取り扱い金種の増加を
可能にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】紙幣の入金処理および出金処理を行う紙
幣処理装置には種々の形式のものが存在するが、入金口
に投入した紙幣を繰り出して識別し、識別結果が正常な
紙幣を収納し、収納した紙幣を出金紙幣として繰り出し
てリサイクルを可能とする金種別繰り出し集積部と、前
記金種別繰り出し集積部に出金紙幣を補充する補充処理
および金種別繰り出し集積部から収納紙幣を回収する回
収処理を行うための一括繰り出し集積部を備えたものは
広く用いられている。
【0003】このような紙幣処理装置で取り扱うことの
できる金種は予め決まっており、現行のものでは例えば
1万円札、5千円札、千円札の3種類であり、これらに
対応したスタッカを有している。
【0004】図16は従来用いられている紙幣処理装置
の構成を示す模式図であって、紙幣入金口 11から挿
入された紙幣を取り込む入金部12、払い出し紙幣を取
り出すための紙幣出金口13、損券等の異常券を排出す
るリジェクトボックス14、搬送路の途中で紙幣の表裏
を揃えるための表裏反転部15、金種、表裏、正損等を
識別する識別部16、2つのカセット18およぴ19を
有するカセット部17、3つの金種について設けられた
スタッカ21、22、23、硬貨に関する処理を行う硬
貨部30を有している。ここではスタッカ(1)21は
1万円札に、スタッカ(2)22は5千円札に、スタッ
カ(3)23は千円札に対応する。スタッカ(1)2
1、スタッカ(2)22、スタッカ(3)23、カセッ
ト(2)19はそれぞれ一時保留部21a22a23a
19aをそれぞれ有している。
【0005】カセット部17のうち、カセット(1)1
8は3つの金種のスタッカへ出金用の紙幣を補充するた
めの補充紙幣を収納するものであり、精算のために各金
種別スタッカから紙幣を回収する回収処理を行う時ある
いは出金時のリジェクト券を収納するときにも用いられ
る。他のカセット(2)19は入金時に金種別スタッカ
の一時保留部がオーバーフローした紙幣を金種混合で収
納し、あるいは補充処理および回収処理を行う時にも用
いられる。
【0006】また、これら各部を連結して紙幣の移動を
行う搬送路が設けられている。
【0007】このような紙幣処理装置では、入金口11
から入金された紙幣を識別部16で識別し、その識別結
果に基づいて該当金種の金種別スタッカの一時保留部2
1a〜23aに一旦集積し、その後スタッカ21〜23
に収納する。出金時には出金指示に応じて指示のあった
金種のスタッカ21〜23から指示枚数を搬送して出金
口13から出金する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような紙幣処理装
置では、予め用意している金種別スタッカの数と同じま
たは少ない数の金種を出金するのであれば各金種別スタ
ッカに1金種ずつ設定すれば良いが、金種別スタッカ数
よりも多い数の金種を出金する場合には、新たに金種別
スタッカおよび搬送路を設ける必要がある。
【0009】このような例としては、新しい金種の紙幣
が新設される場合があり、このときにはその新金種の収
納場所がなく、新設計の機種を購入するか既存機種の改
造を行わないと使用することができない。新設計の機種
の購入には多大の資金が必要であり、改造には新たな金
種別スタッカおよび搬送路を設ける必要があるため装置
が大型化するとともにコストアップを招くことになる。
【0010】そこで、本発明は既存の入出金装置を設計
変更や改造をすることなくそのまま利用して追加金種の
出金を可能とした紙幣処理装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入金口
に投入した紙幣を繰り出して識別し、識別結果が正常な
紙幣を収納し、収納した紙幣を出金紙幣として繰り出し
てリサイクルを可能とする、複数の金種に対応した金種
別繰り出し集積部と、前記金種別繰り出し集積部に出金
紙幣を補充する補充処理および金種別繰り出し集積部か
ら収納紙幣を回収する回収処理を行うための一括繰り出
し集積部を備えた紙幣処理装置において、前記一括繰り
出し集積部は少なくとも前記複数の金種に含まれない特
定金種紙幣の一括収納部を有し、前記特定金種の入金紙
幣を前記特定金種紙幣の一括収納部に収納し、前記特定
金種紙幣の一括収納部から収納紙幣を繰り出して特定金
種の出金紙幣とするように制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0012】この紙幣処理装置では一括繰り出し集積部
の少なくとも1つの一括収納部を専用金種別繰り出し集
積部を有さない特定金種用の繰り出し集積部として活用
する。すなわち、カセットの1つを特定金種用のスタッ
カとして利用し、出金時にはこのカセットから特定金種
紙幣を繰り出すことにより特定金種の払い出しを可能と
したものである。
【0013】また、前記制御手段は、前記特定金種の出
金を行う時、前記特定金種紙幣の一括収納部から繰り出
した紙幣を正常紙幣および異常紙幣に分類し、これらと
対応付けられた前記金種別繰り出し集積部の一時保留部
へ一旦集積し、その後一時保留部から出金口に搬送する
ように制御するものであると良く、この構成により特定
金種の正常券を確実に出金することが可能となる。
【0014】また、前記紙幣処理装置は搬送紙幣の表裏
を揃える表裏反転部をさらに備え、前記制御手段は、特
定金種の出金を行う時、前記特定金種紙幣の一括収納部
から繰り出した紙幣を異常紙幣、正常紙幣の表券および
正常紙幣の裏券に分類し、これらと対応付けられた前記
金種別繰り出し集積部の各一時保留部へ一旦集積し、そ
の後、一時保留部から表裏反転部を通過させて表裏を取
りそろえて出金口に搬送するように制御するものである
と良く、この構成により異常券、特定金種の表券および
裏券を分類して表裏を取りそろえて特定金種紙幣を出金
することが可能となる。
【0015】さらに、前記制御手段は、特定金種の出金
指示枚数が繰り出された特定金種紙幣と識別後の特定金
種紙幣が同時に同じ搬送路上に位置しないという条件で
決まる所定枚数以下の場合、前記特定金種紙幣の一括収
納部から正常紙幣を出金口に直接搬送するように制御す
るものであると良く、迅速な出金が可能となる。
【0016】前記一括繰り出し集積部は特定金種紙幣の
一括収納部の他に特定金種以外の金種の紙幣を混在して
収納する補充用一括収納部とを備えることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の一形態を詳細に説明する。
【0018】ここでは1万円札、5千円札、千円札の3
種類の紙幣の出金が可能な紙幣処理装置において新たな
2千円札の出金を可能にするものを例にとって説明す
る。
【0019】なお、本発明が適用される紙幣処理装置の
構成は制御系とカセット部を除き従来の紙幣処理装置と
全く同じであるので、以下の説明においては各構成部分
には同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0020】図1は本発明にかかる紙幣処理装置の制御
系を説明するブロック図である。
【0021】マイクロコンピュータ等でなる制御部1に
は後述する表裏揃え/処理優先のモード切替スイッチ、
補充/回収処理起動スイッチ、リセットスイッチ等から
なる操作部2、金額表示、エラーメッセージ表示を行う
表示部3、計数金額、在高、上述した設定部での設定内
容等を記憶する記憶部4、各搬送路、この搬送路に設け
られた紙幣検知センサ、各分岐部等からなる搬送部5、
直進通路と反転通路を有する表裏反転部6,正逆搬送識
別を行う識別部7,スタッカおよびカセットよりなる繰
出集積部8、入金口、出金口、リジェクトボックス等か
らなる集積部9が接続され、制御部1により制御される
とともに、各部からの検知情報、フィードバック情報が
制御部1で受信される。
【0022】以下、種々の場合について本発明にかかる
紙幣処理装置の動作を説明する。この実施の形態では、
補充および回収に使用するカセット部17のうちカセッ
ト(2)19を2千円札用スタッカとして割り当て、補
充または入金時には設定した2千円スタッカに2千円を
収納する。なお、1万円札、5千円札、千円札の3種類
の紙幣についてはそれぞれ当該金種のスタッカに収納す
る。
【0023】図2および図3は初期補充における搬送の
様子を示す。すなわち、カセット(1)18およびカセ
ット(2)19には補充用紙幣が収納されており、これ
を各スタッカへ移す必要がある。
【0024】図2にはカセット(2)19に含まれてい
る紙幣を各スタッカへ移す過程を示しており、取り出さ
れた紙幣は識別部16で正損、金種が識別され、損券は
機外に排出するために出金口13に排出され、1万円
札、5千円札、千円札の3種類の紙幣についてはそれぞ
れ対応するスタッカ21〜23に収納される。2千円札
についてはそのスタッカであるカセット(2)19に収
納することをせず、カセット(1)18に収納して再識
別を行うようにする。これは、搬送経路が交差してジャ
ム等が発生することを避けるためである。
【0025】図3は図2の処理に続いてカセット(1)
18からの初期補充の様子を示す。
【0026】取り出された紙幣は識別部16で正損、金
種が識別され、損券は機外に排出するために出金口13
に排出され、1万円札、5千円札、千円札の3種類の紙
幣についてはそれぞれ対応するスタッカ21〜23に収
納されるとともに2千円札についてはカセット(2)1
9に収納する。
【0027】図4および図5は入金の場合の搬送の様子
を示す。
【0028】入金された紙幣は識別部16で正損、金種
が識別され、異常券は機外に排出するために出金口13
に排出され、1万円札、5千円札、千円札の3種類の紙
幣についてはそれぞれ対応するスタッカ21〜23の一
時保留部21a、22a、23aに載置され。2千円札
はカセット(2)19の一時保留部19aに載置され
る。その後、図5に示すように、各一時保留部21a、
22a、23a、19aからスタッカ21,22、2
3、19内にそれぞれ移動される。
【0029】図6は入金した紙幣に対し取引キャンセル
の指示があり、返却する場合の搬送の様子を示す。各ス
タッカ21,22、23、19の一時保留部21a、2
2a、23a、19aから搬送路の逆転により出金口1
4に排出される。
【0030】図7〜図11は出金処理における搬送の様
子を示す。
【0031】まず、図7に示すように、1万円札、5千
円札、千円札の3種類の紙幣についてはそれぞれの指示
枚数をスタッカ21、22、23より繰り出し、識別部
16で識別し、表裏反転部15で表裏を揃え、出金口へ
出金する。識別の結果、損券等はリジェクトボックスに
送られ、再識別対象の紙幣はカセット1に再収納され
る。
【0032】次に、2千円札の出金には後述するように
表裏揃えモードと処理優先モードがある。
【0033】まず、表裏取り揃えモードについて述べ
る。
【0034】図8に示すように、カセット(2)19よ
り繰り出した紙幣を識別部16で識別し、その結果に基
づいて、異常紙幣はスタッカ21の一時保留部21a
に、正券の裏券はスタッカ22の一時保留部22aに、
正券の表券はスタッカ23の一時保留部23aにそれぞ
れ載置される。
【0035】続いて図9に示すように、一時保留部22
a上の正券裏券は表裏反転部15の反転経路を通って出
金口13に出金され、一時保留部23a上の正券表券は
表裏反転部15の非反転経路を通って出金口13に出金
される。表裏反転部のそれぞれの経路を通す券は図示し
ない設定手段で設定可能になっている。
【0036】最後に図10に示すように、異常紙幣はカ
セット(1)18に収納され、再識別の対象とする。こ
れは、2千円札用のスタッカは正規のスタッカではない
ため、正規のスタッカと同様の繰り出し性能を期待でき
ず、正常な紙幣でも異常な繰り出しが行われることも考
えられるためである。
【0037】図11は処理優先モードにおける2千円札
の出金処理における搬送の様子を示す。
【0038】カセット(2)19から繰り出された2千
円札は識別部16を通り、そのまま出金口13に排出さ
れる。識別の結果、異常紙幣とされたものはリジェクト
ボックスに送られる。
【0039】図11から明らかなように、搬送路の一部
区間において識別後の紙幣と識別前の紙幣が重なるた
め、このような搬送を行うことができるのは5枚以下の
場合である。このため、5枚を超えた出金指示について
は処理優先モードは指定できず、表裏揃えモードで処理
されることになる。
【0040】図12および図13は前述した出金処理の
詳細な内容を示すフローチャートである。
【0041】この紙幣処理装置に接続される端末機(図
示せず)からの出金指示により出金処理が開始され、出
金指示のあった金種の金種別スタッカのステージは出金
位置まで移動され、搬送路の搬送モータは正転される
(ステップS101)。
【0042】1万円の出金指示があったとき(ステップ
S102)には、スタッカ(1)21より繰り出しが行
われる(ステップS103)。この際、図6に示すよう
に、識別部16で正常/異常および表裏がチェックさ
れ、異常紙幣はリジェクトボックスに搬送され、裏券は
表裏反転部15で反転されて出金口へ送られる。このス
タッカからの繰り出しは出金枚数が指示枚数に達するま
で(ステップS104)行われる。
【0043】次に、5千円の出金指示があったとき(ス
テップS105)には、スタッカ(2)22より繰り出
しが行われる(ステップS106)。前述したのと同様
に、正常/異常およぴ表裏に基づいた搬送および出金が
行われ、スタッカからの繰り出しは出金枚数が指示枚数
に達するまで(ステップS107)行われる。
【0044】次に、千円の出金指示があったとき(ステ
ップS108)には、スタッカ(3)23より繰り出し
が行われる(ステップS109)。前述したのと同様
に、正常/異常およぴ表裏に基づいた搬送および出金が
行われ、スタッカからの繰り出しは出金枚数が指示枚数
に達するまで(ステップS110)行われる。
【0045】この段階で一旦搬送モータは停止される
(ステップS111)。
【0046】次に2千円についての出金指示がない(ス
テップS112)場合には、出金紙幣が抜き取られ(ス
テップS113)、出金処理は終了する。
【0047】2千円の出金指示があったときには、図1
3に示す処理に移行する。2千円の出金には後述するよ
うに表裏揃えモードと処理優先モードがあるため、この
モード確認をまず行う(ステップS121)。
【0048】表裏揃えモードではない、すなわち処理優
先モードであるときには、出金指示枚数が5枚以下であ
るかどうかを確認し(ステップS122)、搬送モータ
を逆転させ(ステップS123)、カセット(2)19
より2千円札を繰り出す(ステップS124)。これは
2千円のスタッカは正規のスタッカではなくカセットで
あるため、必然的に1万円札、5千円札、千円札の紙幣
搬送方向とは逆方向に紙幣を繰り出して搬送す必要があ
るためである。そして、指示枚数に達するまで(ステッ
プS125)繰り出しが行われ、指示枚数に達したとき
には搬送モータが停止される(ステップS126)。出
金口に出金された出金紙幣紙幣をすべて抜き取った時点
で出金処理は終了する(ステップS127)。このモー
ドでは一時保留部およぴ表裏反転部を使用しないので、
識別結果は正常ではあるが表裏混合状態で出金される。
【0049】一方、表裏取り揃えモード、あるいはこの
モードが指定されなかったが指示枚数が6枚以上である
ときにはステップS131以下の処理となる。
【0050】まず、各スタッカのステージを定位置まで
下降し一時保留板(以下、このフローチャート中では簡
略に一保板という)を挿入して一時保留部を形成する
(ステップS131)。
【0051】この状態で、通常の金種とは逆の搬送を行
うように搬送モータを逆転させ(ステップS132)、
カセット(2)19から2千円札を繰り出し、正常表券
は一時保留部23a、正常裏券は一時保留部22a、そ
の他のリジェクト券は一時保留部21aにそれぞれ一時
保留し(ステップS133)、指示枚数に達したら(ス
テップS134)搬送を停止させる(ステップS13
5)。
【0052】この搬送停止後、紙幣搬送方向を切り換え
て(ステップS136)、各一時保留部から繰り出し
(ステップS137)、正常券については表裏に応じて
表裏反転部を通して出金口へ搬送し、異常券については
カセット(1)18に搬送する。なお、このとき、識別
は行わない。
【0053】各一時保留部が空になったことが確認され
たら(ステップS138)、搬送モータを停止させ(ス
テップS139)、一時保留板をもとの位置に戻す(ス
テップS140)。出金紙幣が抜き取られた時点で出金
処理は終了する(ステップS141)。
【0054】図14および図15は回収処理における搬
送の様子を示す。
【0055】回収の際には、カセット(2)の2千円の
在高を確定するために、まず図14に示すように、カセ
ット(2)18に収納されている2千円札の全部をカセ
ット1に移動させて在高を確定し、次に図15に示すよ
うに、スタッカ21〜23に収納されている各金種の紙
幣をカセット(1)18に搬送し、これが満杯になった
らカセット(2)に収納して各金種在高を確定する。こ
の搬送時には識別部16で金種をチェックしており、異
常紙幣についてはリジェクトボックス14に収納するよ
うにしている。
【0056】以上の実施の形態では処理優先モードが可
能なのは5枚以下としていたが、これは搬送路の長さお
よび交差位置で定まるものである。
【0057】また、説明した実施の形態では2千円札を
例にとって説明したが、他の札でも良い。
【0058】さらに、2千円出金時、カセット(2)か
ら繰り出した紙幣を、識別後に一時保留部に、正常表
券、正常裏券、異常券を分けて一時保留したが、識別せ
ずに指示枚数+α(+αは、出金リジェクト率に所定の
マージンを加えた値)をいずれかの一時保留部に一時保
留し、一時保留部からの繰り出し時に、スタッカの金種
と同様に識別し表裏反転部を通して出金するようにして
も良い。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、一括繰
り出し集積部の少なくとも1つの一括収納部を専用金種
別繰り出し集積部を有さない特定金種用の繰り出し集積
部として活用するようにしているので、設計変更や改造
を行うことなく特定金種の入出金が可能となる。
【0060】また、既存の金種別繰り出し集積部(2
1、22、23)の一時保留部部(21a、22a、2
3a)を正券/異常券、表/裏の分類に用いることによ
り、表裏を取り揃えた出金が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御系を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態における初期補充時のる
搬送の様子を示す図である。
【図3】本発明の実施の一形態における初期補充時の搬
送の様子を示す図である。
【図4】本発明の実施の一形態における入金時の搬送の
様子を示す図である。
【図5】本発明の実施の一形態における入金時の収納の
様子を示す図である。
【図6】本発明の実施の一形態における入金した紙幣に
対し取引キャンセルの指示があり、返却する場合の搬送
の様子を示す図である。
【図7】本発明の実施の一形態における出金時の搬送の
様子を示す図である。
【図8】本発明の実施の一形態における出金時の搬送の
様子を示す図である。
【図9】本発明の実施の一形態における出金時の搬送の
様子を示す図である。
【図10】本発明の実施の一形態における出金時の搬送
の様子を示す図である。
【図11】本発明の実施の一形態における出金時の搬送
の様子を示す図である。
【図12】本発明の実施の一形態における出金時の処理
を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の一形態における出金時の処理
を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の一形態における回収処理時の
搬送の様子を示す図である。
【図15】本発明の実施の一形態における回収処理時の
搬送の様子を示す図である。
【図16】従来の紙幣処理装置の構成を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
11 紙幣入金部 12 入出金部 13 紙幣出金口 14 リジェクトボックス 15 表裏反転部 16 識別部 17 カセット部 18、19 カセット 19a、21a、22a、23a 一時保留板 21、22、23 スタッカ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入金口に投入した紙幣を繰り出して識別
    し、識別結果が正常な紙幣を収納し、収納した紙幣を出
    金紙幣として繰り出してリサイクルを可能とする、複数
    の金種に対応した金種別繰り出し集積部と、前記金種別
    繰り出し集積部に出金紙幣を補充する補充処理および金
    種別繰り出し集積部から収納紙幣を回収する回収処理を
    行うための一括繰り出し集積部を備えた紙幣処理装置に
    おいて、 前記一括繰り出し集積部は少なくとも前記複数の金種に
    含まれない特定金種紙幣の一括収納部を有し、 前記特定金種の入金紙幣を前記特定金種紙幣の一括収納
    部に収納し、前記特定金種紙幣の一括収納部から収納紙
    幣を繰り出して特定金種の出金紙幣とするように制御す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記特定金種の出金を行
    う時、前記特定金種紙幣の一括収納部から繰り出した紙
    幣を正常紙幣および異常紙幣に分類し、これらと対応付
    けられた前記金種別繰り出し集積部の一時保留部へ一旦
    集積し、その後一時保留部から出金口に搬送するように
    制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    紙幣処理装置。
  3. 【請求項3】前記紙幣処理装置は搬送紙幣の表裏を揃え
    る表裏反転部をさらに備え、 前記制御手段は、特定金種の出金を行う時、前記特定金
    種紙幣の一括収納部から繰り出した紙幣を異常紙幣、正
    常紙幣の表券および正常紙幣の裏券に分類し、これらと
    対応付けられた前記金種別繰り出し集積部の各一時保留
    部へ一旦集積し、その後、一時保留部から表裏反転部を
    通過させて表裏を取りそろえて出金口に搬送するように
    制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    紙幣処理装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、特定金種の出金指示枚数
    が、繰り出された特定金種紙幣と識別後の特定金種紙幣
    が同時に同じ搬送路上に位置しないという条件で定まる
    所定枚数以下の場合、前記特定金種紙幣の一括収納部か
    ら正常紙幣を出金口に直接搬送するように制御するもの
    であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の紙幣処理装置。
  5. 【請求項5】前記一括繰り出し集積部は特定金種紙幣の
    一括収納部の他に特定金種以外の金種の紙幣を混在して
    収納する補充用一括収納部とを備えたことを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載の紙幣処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101110652B1 (ko) 2004-10-04 2012-03-13 글로리 가부시키가이샤 지폐정리기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101110652B1 (ko) 2004-10-04 2012-03-13 글로리 가부시키가이샤 지폐정리기

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