JP2001291082A - Icカード - Google Patents

Icカード

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JP2001291082A
JP2001291082A JP2000108200A JP2000108200A JP2001291082A JP 2001291082 A JP2001291082 A JP 2001291082A JP 2000108200 A JP2000108200 A JP 2000108200A JP 2000108200 A JP2000108200 A JP 2000108200A JP 2001291082 A JP2001291082 A JP 2001291082A
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conductor
capacitor
card
conductor pattern
pattern
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JP2000108200A
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Yuichi Onodera
裕一 小野寺
Ryozo Yoshino
亮三 吉野
Toshihiro Mine
敏広 峰
Yutaka Hashimoto
豊 橋本
Shoji Nakajima
紹二 中嶋
Kazuo Shirase
一夫 白瀬
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストを低減できるとともに、信頼性を向上で
きるICカードを提供することにある。 【解決手段】半導体チップ30及び導体パターン40が
組み込まれたカード基板20,22には、第1の導体5
2と第2の導体56により挟み込まれた絶縁物54によ
って構成されるとともに、導体パターン40に接続され
たコンデンサ50を備えており、導体パターン40のイ
ンダクタンスとコンデンサ50の静電容量とにより共振
回路を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードに係
り、特に、電磁誘導や電波により通信するに好適なIC
カードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のICカードは、第1のカード基板
の上に、半導体チップや導体パターンが形成され、さら
に、その上に第2のカード基板が載置された後、全体を
圧着して形成されている。ここで、従来のICカードに
おいては、電磁誘導や電波によりICカード読み取り機
との間で通信するために、その内部に共振回路を備えて
いる。ICカードの共振回路は、インダクタンス(L)
とキャパシタンス(C)の組み合わせによるLC共振回
路が一般的である。ここで、インダクタンスは、アンテ
ナコイルを構成する導体パターンによって形成される。
一方、キャパシタンスは、1)半導体内部に組み込まれ
たコンデンサ,2)導体パターンに取り付けられたコン
デンサチップ等から構成されている。
【0003】しかしながら、従来のキャパシタンスの構
成方法の中で、1)半導体内部にコンデンサを組み込む
場合、半導体サイズが大きくなり、コスト高となるとと
もに、信頼性の低下をもたらすという問題があった。ま
た、共振周波数の調整が必要な場合、コンデンサの静電
容量を変更するには、半導体自体の変更が必要となり、
コスト高となるものである。また、2)導体パターンに
コンデンサチップを付加した場合、半導体の他にコンデ
ンサチップを新たにカード基板に構成する必要があり、
製造工程が増えるため、構造複雑化による不良ポテンシ
ャルの作り込み等、コスト高となるとともに、信頼性が
低下するという問題があった。即ち、1),2)の構成
方法では、コスト高となるとともに、信頼性が低下する
という問題があった。
【0004】それに対して、例えば、特開平11−16
7612号公報に記載されている2つのキャパシタンス
の構成方法が知られている。第1の方法は、特開平11
−167612号公報の
【0005】に記載されているように、中間シートを介
して対向する平面電極によりコンデンサを構成するもの
である。第2の方法は、同公報の
【0006】に記載されているように、第1及び第2の
コイルを中間シートを介して対向することによりコンデ
ンサを構成するものである。かかる構成により、コスト
を低減し、また、信頼性を向上することができる。さら
に、同公報の
【0007】に記載されているように、第1の方法で対
向する平面電極の寸法を異ならせることで、平面電極の
位置ずれによるコンデンサの容量の変動を小さくするこ
とが知られている。同様にして、
【0008】に記載されているように、第2の方法で第
1のコイルの線幅を第2のコイルの線幅より狭くするこ
とにより浮遊容量の工程バラツキを小さくすることが知
られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−167612号公報の
【0010】に記載されている方法では、対向する平面
電極の寸法を具体的にどの程度異ならせるかについての
記載が一切なく、単に、対向する平面電極の寸法を異な
らせるだけでは、コンデンサの容量変動を十分に小さく
できないという第1の問題があった。また、同公報の
【0011】に記載されている方法では、第1のコイル
の線幅を第2のコイルの線幅より狭くするため、第1の
コイルによるインダクタンスL1と第2のコイルによる
インダクタンスL2が異なることになる。ICカードの
共振回路としては、L1とL2の合成インダクタンスを
所定のインダクタンス値にする際、インダクタンスL
1,L2の調整が面倒であるとともに、抵抗の調査が困
難であるという問題がある。また、第2のコイルは第1
のコイルよりも線幅が大きいため、第2のコイルのパタ
ーンサイズが大きくなり、ICカードのような小型なも
のに適用するには不向きであるという問題があった。
【0012】本発明の第1の目的は、ICカードの共振
回路に用いるコンデンサとして、対向する平面電極によ
り構成するものにおいて、さらに、コンデンサの静電容
量のバラツキを低減できるICカードを提供することに
ある。本発明の第2の目的は、ICカードの共振回路に
用いるコンデンサとして、対向する第1と第2のコイル
により構成するものにおいて、コンデンサの静電容量の
バラツキを低減できるとともに、インダクタンスの調整
や抵抗の調査も容易なことにより、低価格化が可能であ
り、小型化可能なICカードを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、カード基板の間に半導体チップ及
び導体パターンが組み込まれたICカードにおいて、上
記カード基板に形成され、第1の導体及び第2の導体に
より挟み込まれた絶縁物によって構成されるコンデンサ
を備え、上記導体パターンのインダクタンスと上記コン
デンサの静電容量とにより共振回路を構成するととも
に、上記第2の導体は、上記第1の導体を拡大した形状
とし、上記第1の導体と第2の導体の重なり量が一定に
なるようにしたものである。かかる構成により、さら
に、コンデンサの静電容量のバラツキを低減し得るもの
となる。
【0014】上記第2の目的を達成するために、本発明
は、カード基板の間に半導体チップ及び導体パターンが
組み込まれたICカードにおいて、絶縁物を挟んで形成
されたスパイラル状若しくはループ状の第1の導体パタ
ーンと第2の導体パターンからなるコンデンサを備え、
上記第1の導体パターン及び第2の導体パターンは、そ
れぞれ所定の配線幅と配線ギャップを有し、上記第1の
導体パターンと第2の導体パターンの水平方向のずれに
対して、ずれ方向の一方の辺では第1と第2の導体パタ
ーンの重なり量が増加し、他方の辺では重なり量が減少
することにより、第1及び第2の導体パターンの重なり
量のバラツキを低減するようにしたものである。かかる
構成により、コンデンサの静電容量のバラツキを低減で
きるとともに、インダクタンスの調整や抵抗の調査も容
易なことにより、低価格化が可能であり、小型化し得る
ものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図13を用いて、本
発明の一実施形態によるICカードの構成について説明
する。最初に、図1及び図2を用いて、本実施形態によ
るICカードの全体構成について説明する。図1は、本
発明の一実施形態によるICカードの全体構成を示す平
面図であり、図2は、本発明の一実施形態によるICカ
ードの全体構成を示す正面図である。
【0016】図1に示すように、ICカード10は、カ
ード基板20と、半導体チップ30と、導体パターン4
0と、コンデンサ50とから構成されている。ICカー
ド10は、カード読取装置等の外部通信装置の電磁誘導
又は電波により通信するICカードである。本実施形態
では、電磁誘導例で説明する。ICカード10が外部通
信装置と電磁誘導で通信するために、半導体チップ30
に接続される導体パターン40は、スパイラル状又はル
ープ状のアンテナコイルを形成している。また、導体パ
ターン40のインダクタンスLと、コンデンサ50の静
電容量Cとによって共振する共振回路を構成している。
【0017】次に、図2に示すように、カード基板20
の表面に導体パターン40が形成されている。半導体チ
ップ30は、導体パターン40に固着され、半導体チッ
プ30の端子は、導体パターン40と電気的に接続され
ている。コンデンサ50は、カード基板20の上に形成
された第1の導体52と、この第1の導体52の上に形
成された絶縁物54と、絶縁物54の上に形成された第
2の導体56とから構成されている。即ち、本実施形態
においては、2層の導体52,56によって挟まれた絶
縁物54によってコンデンサ50を構成するようにして
いる。従って、半導体チップ内にコンデンサを内蔵した
り、コンデンサチップ等を外部にとりつけることなく形
成しているので、低コストで高信頼性を有するものとす
ることができる。
【0018】また、図2に示すように、カード基板20
の上に配置された半導体チップ30,導体パターン4
0,コンデンサ50の上から、第2のカード基板22を
載せ、圧着することにより、一体的なICカード10を
形成している。なお、ICカード10の形状としては、
タグ形状や球状等のもののいずれでもよいものである。
【0019】次に、図3を用いて、本実施形態によるI
Cカードの等価回路について説明する。図3は、本発明
の一実施形態によるICカードの等価回路図である。
【0020】図3に示すように、導体パターン40によ
って形成されるインダクタンスLと、コンデンサ50に
よって形成されるキャパシタンスCは並列接続され、L
C共振回路を構成している。LC共振回路は、半導体チ
ップ30に接続されている。
【0021】次に、図4を用いて、本実施形態によるI
Cカードに用いるコンデンサの詳細構成について説明す
る。図4は、本発明の一実施形態によるICカードに用
いるコンデンサの詳細構成を示す斜視図である。
【0022】コンデンサ50は、図2において説明した
ように、第1の導体52と、この第1の導体52の上に
形成された絶縁物54と、絶縁物54の上に形成された
第2の導体56とから構成されている。第1の導体52
には、図1に示した導体パターン40と接続するための
接続パターン62が接続されている。また、第2の導体
56には、図1に示した導体パターン40と接続するた
めの接続パターン64が接続されている。
【0023】ここで、本実施形態においては、第1の導
体52と、絶縁物54と、第2の導体56の大きさを変
えている。即ち、図示する例では、第2の導体56は、
第1の辺の長さがL11であり、第2の辺の長さがL1
2の矩形である。
【0024】それに対して、第1の導体52は、第1の
辺の長さがL31とすると、L31>L11となるよう
に選択されており、また、第2の辺の長さがL32とす
ると、L32>L12となるように選択された矩形とし
ている。
【0025】また、絶縁物54は、第1の辺の長さがL
21とすると、L21>L31となるように選択されて
おり、また、第2の辺の長さがL22とすると、L22
>L32となるように選択された矩形としている。
【0026】コンデンサ50の静電容量は、対向する電
極の面積と、絶縁物の誘電率及び厚さによって規定され
るため、絶縁物54の種類(誘電率)及び厚さが決まる
と、対向する電極の面積によって定まる。ここで、上述
したように、本実施形態においては、L31≧L11で
あり、L32≧L12となっているので、第2の導体5
6の面積(L11×L12)は、第1の導体52の面積
(L31×L32)よりも小さく、コンデンサ50の静
電容量は、第1の導体52の面積によって決まるもので
ある。
【0027】2層の導体及びその間の絶縁物によってコ
ンデンサを形成しようとする際、問題となるのは、各層
の積層時の位置ズレである。第1の導体をスクリーン印
刷等の手法により形成した後、この第1の導体の上に位
置合わせをした上で、絶縁物が同様にスクリーン印刷等
により形成される際、位置合わせ時のズレが発生する。
同様に、絶縁物をスクリーン印刷等の手法により形成し
た後、この絶縁物の上に位置合わせをした上で、第2の
導体が同様にスクリーン印刷等により形成される際、位
置合わせ時のズレが発生する。例えば、2層の導体及び
絶縁物の大きさを同じものとした場合、積層時の位置ズ
レによって、対向する電極面積が異なるため、製造され
たコンデンサの静電容量にバラツキが発生する。バラツ
キが大きくなると、所定の静電容量が得られないため、
製造時の歩留まりが低下することになる。
【0028】それに対して、本実施形態においては、第
1の導体52の大きさを、第2の導体56の大きさより
も大きくしている。従って、例え、第1の導体52に対
して、第2の導体56を形成する際位置ズレが発生した
としても、第1の導体と第2の導体の大きさが等しい場
合に比べて、位置ズレによって生じる静電容量のバラツ
キを小さくでき、製造時の歩留まりを向上することがで
きる。
【0029】さらに、第1の導体52は、第2の導体5
6に対して、L31≧L11+ΔLとし、また、L32
≧L12+ΔLとしている。ここで、ΔLは、位置合わ
せ時の誤差である。位置合わせの精度は、用いる装置に
よって異なっており、例えば、位置合わせ精度ΔLが1
00μmの装置もあれば、位置合わせ精度ΔLが500
μmの装置もある。そこで、大きい方の導体である第1
の導体52は、小さい方の導体である第2の導体56よ
りも、位置合わせ精度ΔL以上大きくしている。その結
果、第1の導体52を形成後、第2の導体56を形成す
る際、第2の導体56は、第1の導体52の投影面内に
形成され、第1の導体52の投影面からはみ出ることが
ないものである。従って、対向する導体の面積は、小さ
い方の第2の導体56の面積によって一義的に規定され
るため、静電容量のバラツキを実質的な無くすることが
できる。もちろん、絶縁物54の厚さのバラツキによる
静電容量のバラツキは発生するが、対向面積に起因する
静電容量のバラツキをさらに少なくすることができる。
【0030】また、絶縁物54は、第1の導体52に対
して、L21≧L31+ΔLとし、また、L22≧L3
2+ΔLとしている。ここで、ΔLは、位置合わせ時の
誤差である。即ち、絶縁物54は、第1の導体52より
も、位置合わせ精度ΔL以上大きくしている。その結
果、第1の導体52を形成後、絶縁物54を形成する
際、絶縁物54は、第1の導体52の投影面内に形成さ
れ、第1の導体52の投影面からはみ出ることがないも
のである。従って、対向する導体52,56の間には、
必ず絶縁物54が挟み込まれることとなり、対向する導
体間に絶縁物がなく空気層等が形成されることによる誘
電率の相違による静電容量のバラツキを実質的な無くす
ることができる。
【0031】なお、以上の説明では、導体52,56及
び絶縁物54の形状を矩形としているが、形状は矩形に
限らないものであり、例えば、円形や他の形状にしても
よいものである。このような形状の自由度の故、第2の
導体の大きさを一番小さなものとすると、第1の導体
は、第2の導体を拡大した形状とすればよく、また、絶
縁物は、第1の導体を拡大した形状とすればよいもので
ある。この際、拡大した寸法を、位置合わせ精度ΔL以
上とすることにより、静電容量のバラツキをさらに低減
することができる。
【0032】次に、図5を用いて、本実施形態によるI
Cカードに用いる積層コンデンサの構成の他の例につい
て説明する。図5は、本発明の一実施形態によるICカ
ードに用いる積層コンデンサの構成の他の例を示す正面
図である。
【0033】図5(A)は、図4に示したものと同じも
のである。即ち、第1の導体52の第1の辺の長さL3
1は、第2の導体56の第1の辺の長さL11に対し
て、L31>L11となっており、絶縁物54の第1の
辺の長さがL21は、第1の導体52の第1の辺の長さ
L31に対して、L21>L31となっている。なお、
第2の辺の長さについては図示は省略しているが、図4
において説明したように、L32>L12及びL22>
L32となっている。
【0034】図5(B)は、第2の例を示している。こ
の例では、第1の導体52Bの第1の辺の長さをL11
としており、第2の導体56Bの第1の辺の長さをL3
1としており、L31>L11となっている。また、絶
縁物54Bの第1の辺の長さをL21としており、第2
の導体56Bの第1の辺の長さL31に対して、L21
>L31となっている。なお、第2の辺の長さについて
は図示は省略しているが、第2の導体56Bの第2の辺
の長さは、第1の導体52Bの第2の辺の長さよりも長
くなっており、絶縁物54Bの第2の辺の長さは、第2
の導体56Bの第2の辺の長さよりも長くなっている。
【0035】図5(C)は、第3の例を示している。こ
の例では、第2の導体56Cの第1の辺の長さをL11
としており、絶縁物54Cの第1の辺の長さをL31と
しており、L31>L11となっている。また、第1の
導体52Cの第1の辺の長さをL21としており、絶縁
物54Cの第1の辺の長さL31に対して、L21>L
31となっている。なお、第2の辺の長さについては図
示は省略しているが、絶縁物54Cの第2の辺の長さ
は、第2の導体56Cの第2の辺の長さよりも長くなっ
ており、第1の導体52Cの第2の辺の長さは、絶縁物
54Cの第2の辺の長さよりも長くなっている。
【0036】図5(D)は、第4の例を示している。こ
の例では、第1の導体52Dの第1の辺の長さをL11
としており、絶縁物54Dの第1の辺の長さをL31と
しており、L31>L11となっている。また、第1の
導体52Cの第1の辺の長さをL21としており、絶縁
物54Cの第1の辺の長さL31に対して、L21>L
31となっている。なお、第2の辺の長さについては図
示は省略しているが、絶縁物54Dの第2の辺の長さ
は、第1の導体52Dの第2の辺の長さよりも長くなっ
ており、第2の導体56Dの第2の辺の長さは、絶縁物
54Dの第2の辺の長さよりも長くなっている。
【0037】図5(A)及び図5(B)に示す例では、
絶縁物54,54Bは、第1及び第2の導体52,52
B,56,56Bよりも大きくなっている。従って、図
2に示したように、カード基板20,22の間に挟まれ
て圧着された際でも、第1の導体52,52Bと第2の
導体56,56Bの間は、絶縁物54,54Bによって
絶縁され、第1の導体52,52Bと第2の導体56,
56Bが短絡することを防止できるものである。
【0038】図5(C)及び図5(D)に示す例では、
絶縁物54,54Bは、第1及び第2の導体52,52
B,56,56Bよりも小さくなっている。従って、絶
縁物の使用量を少なくすることができる。
【0039】次に、図6〜図13を用いて、本実施形態
によるICカードに用いる積層コンデンサの配置の他の
例について説明する。図6〜図13は、本発明の一実施
形態によるICカードに用いる積層コンデンサの配置の
他の例を示す平面図である。なお、図6〜図13におい
て、図1〜図5と同一符号は、同一部分を示している。
【0040】図6に示すように、ICカード10Aは、
半導体チップ30と、アンテナコイルとなる導体パター
ン40と、積層構造のコンデンサ50とを備えている。
コンデンサ50は、アンテナコイルとなる導体パターン
40に接続されており、半導体チップ30から離れた位
置に配置されている。このような配置とすることによ
り、コンデンサ50の配置位置の自由度を向上すること
ができる。なお、コンデンサ50の配置の自由度を確保
するとともに、導体パターン40の中でも、比較的電位
差が大きくなる部分に、コンデンサ50を接続するよう
にしている。
【0041】次に、図7に示すように、ICカード10
Bは、半導体チップ30と、アンテナコイルとなる導体
パターン40と、2個の積層構造のコンデンサ50A,
50Bとを備えている。図6に示した例では、1個のコ
ンデンサ50を用いたのに対して、本例では、2個のコ
ンデンサ50A,50Bを用いているとともに、2個の
コンデンサ50A,50Bを、それぞれ、導体パターン
40に接続している。2個のコンデンサ50A,50B
は、互いに並列接続されている。従って、例えば、図6
に示した例のように、1個のコンデンサ50では容量が
小さい場合には、本例のように、2個のコンデンサ50
A,50Bを並列接続することにより、全体としての容
量を大きくすることができる。
【0042】次に、図8に示すように、ICカード10
Cは、半導体チップ30と、アンテナコイルとなる導体
パターン40と、積層構造のコンデンサ50とを備えて
いる。図1に示した例では、コンデンサ50は、導体パ
ターン40に接続されているが、本例では、コンデンサ
50は、半導体チップ30に接続している。従って、コ
ンデンサ50の両端にかかる電圧を最も大きくできるた
め、その分、容量パターン面積を小さくできる。また、
図1,図6に示した例では、コンデンサ50を導体パタ
ーン40に接続するための接続パターン62,64は、
導体パターン40を跨いで配線する必要があるため、跨
ぎ配線部における導体パターンと接続パターンの間の絶
縁処理を行う必要がある。それに対して、本例では、コ
ンデンサ50は、半導体チップ30に接続しているた
め、コンデンサ50の接続時の跨ぎ配線を不要とするこ
とができる。
【0043】次に、図9に示すように、ICカード10
Dは、半導体チップ30と、アンテナコイルとなる導体
パターン40と、2個の積層構造のコンデンサ50A,
50Bとを備えている。本例では、コンデンサ50B
は、導体パターン40に接続しているが、コンデンサ5
0Aは、コンデンサ50Bに接続することによって、2
個のコンデンサ50A,50Bは、互いに直列接続して
いる。従って、例えば、図6に示した例のように、1個
のコンデンサ50では容量が小さい場合には、本例のよ
うに、2個のコンデンサ50A,50Bを並列接続する
ことにより、全体としての容量を大きくすることができ
る。また、2個のコンデンサ50A,50Bを接続する
ことにより、試作時等において、容量の調整を容易に行
えるものである。
【0044】次に、図10に示すように、ICカード1
0Eは、半導体チップ30と、2個のアンテナコイルと
なる導体パターン40A,40Bと、2個の積層構造の
コンデンサ50A,50Bとを備えている。すなわち、
本例は、アンテナコイルとなる導体パターンが2個ある
場合のコンデンサの配置を示している。コンデンサ50
Aは、導体パターン40Aに接続され、コンデンサ50
Bは、導体パターン40Bに接続されている。なお、コ
ンデンサ50Aは、半導体チップ30からは離れた位置
であるが、できるだけ、半導体チップ30に近く比較的
電位差が大きくなる部分に、接続するようにしている。
それとともに、コンデンサ50Bの両端にかかる電圧
も、コンデンサ50Aの両端にかかる電圧とできるだけ
同じになるような位置に、コンデンサ50Bも、導体パ
ターン40Bに接続されている。
【0045】次に、図11に示すように、ICカード1
0Fは、半導体チップ30と、2個のアンテナコイルと
なる導体パターン40A,40Bと、2個の積層構造の
コンデンサ50A,50Bとを備えている。すなわち、
本例は、図10同様に、アンテナコイルとなる導体パタ
ーンが2個ある場合のコンデンサの配置を示している。
コンデンサ50Aは、できるだけ半導体チップ30に近
くて、できるだけ大きな電圧がコンデンサ50Aの両端
にかかる位置に接続されている。コンデンサ50Bも、
導体パターン40Bに対する接続位置の中でも、比較的
電位差の大きな場所に接続されている。
【0046】次に、図12に示すように、ICカード1
0Gは、半導体チップ30と、円形のアンテナコイルと
なる導体パターン40Cと、積層構造のコンデンサ50
とを備えている。円形のアンテナコイルとなる導体パタ
ーン40Cに対しても、図6に示した例と同様にして、
コンデンサ50を接続することができる。
【0047】次に、図13に示すように、ICカード1
0Hは、半導体チップ30と、円形のアンテナコイルと
なる導体パターン40Cと、2個の積層構造のコンデン
サ50A,50Bとを備えている。コンデンサ50B
は、導体パターン40Cに接続されているが、その接続
位置は、半導体チップ30に近い位置である。従って、
コンデンサ50の両端にかかる電圧を大きくできるた
め、その分、容量パターン面積を小さくできる。また、
コンデンサ50Aは、コンデンサ50Bに接続すること
によって、2個のコンデンサ50A,50Bは、互いに
並列接続している。従って、例えば、図6に示した例の
ように、1個のコンデンサ50では容量が小さい場合に
は、本例のように、2個のコンデンサ50A,50Bを
直列接続することにより、全体としての容量を大きくす
ることができる。
【0048】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、導体と絶縁物を積層したコンデンサを用いることに
より、半導体内部にコンデンサを組み込む必要がないた
め、半導体サイズが大きくすることがなく、コストを低
減することができるとともに、信頼性を向上することが
できる。また、導体パターンにコンデンサチップを付加
する必要がなく、コストを低減することができるととも
に、信頼性を向上することができる。さらに、第1の導
体に対して、第2の導体を拡大した形状とすることによ
り、コンデンサの静電容量のバラツキを低減することが
できる。また、位置合わせ精度以上の大きさとすること
により、静電容量のバラツキをさらに低減して、歩留ま
りを向上することができる。
【0049】次に、図14〜図17を用いて、本発明の
他の実施形態によるICカードの構成について説明す
る。最初に、図14及び図15を用いて、本実施形態に
よるICカードの全体構成について説明する。図14
は、本発明の他の実施形態によるICカードの全体構成
を示す平面図であり、図15は、本発明の他の実施形態
によるICカードの全体構成を示す正面図である。
【0050】図14に示すように、ICカード10J
は、カード基板20と、半導体チップ30と、導体パタ
ーン40C,40Dとから構成されている。ICカード
10Jは、カード読取装置等の外部通信装置の電磁誘導
又は電波により通信するICカードである。本実施形態
では、電磁誘導例で説明する。ICカード10Jが外部
通信装置と電磁誘導で通信するために、半導体チップ3
0に接続される導体パターン40C,40Dは、スパイ
ラル状又はループ状のアンテナコイルを形成している。
図15を用いて後述するように、2層の導体パターン4
0C,40Dの間には、絶縁物が挟まれており、コンデ
ンサを構成している。そして、導体パターン40C,4
0DのインダクタンスLと、上述のコンデンサの静電容
量Cとによって共振する共振回路を構成している。
【0051】次に、図15に示すように、カード基板2
0の表面に導体パターン40Cが形成されており、カー
ド基板20の裏面に、導体パターン40Dが形成されて
いる。導体パターン40Cと導体パターン40Dは、互
いに接続されている。半導体チップ30は、導体パター
ン40Cに固着され、半導体チップ30の端子は、導体
パターン40C,40Dと電気的に接続されている。
【0052】カード基板20の上に形成された第1の導
体である導体パターン40Cと、この絶縁物であるカー
ド基板20と、絶縁物であるカード基板20の裏面に形
成された第2の導体である導体パターン40Dとによっ
て、コンデンサ50Cを構成している。即ち、本実施形
態においては、2層の導体である導体パターン40C,
40Dによって挟まれた絶縁物であるカード基板20に
よってコンデンサ50Cを構成するようにしている。従
って、半導体チップ内にコンデンサを内蔵したり、コン
デンサチップ等を外部にとりつけることなく形成してい
るので、低コストで高信頼性を有するものとすることが
できる。
【0053】また、図15に示すように、カード基板2
0の上に配置された半導体チップ30,導体パターン4
0C,40Dの上から、第2のカード基板22を載せ、
また、裏面側に第3のカード基板24を載せ、圧着する
ことにより、一体的なICカード10Jを形成してい
る。
【0054】次に、図16を用いて、本実施形態による
ICカードの等価回路について説明する。図16は、本
発明の他の実施形態によるICカードの等価回路図であ
る。
【0055】図16に示すように、導体パターン40C
によって形成されるインダクタンスLCと、導体パター
ン40Dによって形成されるインダクタンスLDと、コ
ンデンサ50Cによって形成されるキャパシタンスCは
並列接続され、LC共振回路を構成している。LC共振
回路は、半導体チップ30に接続されている。
【0056】ここで、図14に戻り、本実施形態におい
ては、第1の導体である導体パターン40Cは、第2の
導体である導体パターン40Dを拡大した形状としてい
る。即ち、導体パターン40Cの第1の辺の幅をLC1と
し、導体パターン40Dの第1の辺の幅をLD1とすると
き、LC1>LD1としている。また、導体パターン40C
の第2の辺の幅をLC2とし、導体パターン40Dの第2
の辺の幅をLD2とするとき、LC2>LD2としている。こ
のような形状とすることにより、導体パターン40Cと
導体パターン40Dを重ね合わせて形成するときの位置
ズレによる静電容量のバラツキを低減するようにしてお
り、その詳細については、図17を用いて説明する。
【0057】ここで、図17を用いて、本実施形態によ
るICカードに用いるコンデンサの詳細構成について説
明する。図17は、本発明の他の実施形態によるICカ
ードに用いるコンデンサの詳細構成を示す平面図であ
る。
【0058】第1の導体である導体パターン40Cの第
1の辺の幅をLC1とし、導体パターン40Dの第1の辺
の幅をLD1とするとき、LC1>LD1としている。また、
第2辺についても同様の関係があるが、その関係は第1
辺と同じであるため、図示を省略している。また、導体
パターン40Cの幅をWpとし、隣り合う導体パターン
の間のギャップをWgとする。なお、説明をわかりやす
くするため、以下においては、Wp=Wgとする。さら
に、導体パターン40Dの幅をWpとし、隣り合う導体
パターンの間のギャップをWgとし、以下においては、
Wp=Wgとする。しかしながら、Wp=Wgの条件
は、必ずしも必須の要件ではないものである。また、導
体パターン40Cの幅Wpと、導体パターン40Dの幅
Wpは必ずしも同じでなくてもよいものである。
【0059】また、本実施形態においては、LC1>LD1
の関係を満たすものであるが、さらに、具体的には、L
C1=LD1+Wpの関係にあるものとする。なお、LC1と
LD1の差(LC1−LD1)は、Wpに限定されるものでな
く、Wpより大きくてもよいし、また、小さくてもよい
ものである。
【0060】図示する状態では、導体パターン40Cと
導体パターン40Dの中心が一致している状態を示して
いる。LC1とLD1の差(LC1−LD1)は、Wpであるの
で、導体パターン40Cの左側のパターン40CL1と、
導体パターン40Dの左側のパターン40DL1の重なり
量Wv1は、0.5・Wpとなる。また、導体パターン
40Cの右側のパターン40CR1と、導体パターン40
Dの右側のパターン40DR1の重なり量Wv2も、0.
5・Wpとなる。即ち、左右の重なり量の和(Wv1+
Wv2)は、Wp(=0.5・Wp+0.5・Wp)と
なる。
【0061】ここで、導体パターン40Cと導体パター
ン40Dの中心が一致していない場合について説明す
る。例えば、導体パターン40Cに対して、導体パター
ン40Dが左方向に、距離M1だけ位置ズレした場合に
ついて説明すると、パターン40DL2とパターン40C
L1の重なり量Wv1’と、パターン40DR2とパターン
40CR2の重なり量Wv2’の和(Wv1’+Wv
2’)は、Wpであり、導体パターン40Dが左側に移
動しても、導体パターン40Cと導体パターン40Dの
重なり量は変化しないことになる。即ち、導体パターン
40Cと導体パターン40Dを積層するとき位置ズレが
生じたとしても、導体パターン40Cと導体パターン4
0Dの重なり量,即ち、導体パターン40Cと導体パタ
ーン40Dの対向する面積は変わらないため、静電容量
が変化しないことになる。
【0062】同様にして、例えば、導体パターン40C
に対して、導体パターン40Dが右方向に、距離M2だ
け位置ズレした場合について説明すると、パターン40
DL3とパターン40CL2の重なり量Wv1”と、パター
ン40DR3とパターン40CR1の重なり量Wv2”の和
(Wv1”+Wv2”)は、Wpであり、導体パターン
40Dが左側に移動しても、導体パターン40Cと導体
パターン40Dの重なり量は変化しないことになる。即
ち、導体パターン40Cと導体パターン40Dを積層す
るとき位置ズレが生じたとしても、導体パターン40C
と導体パターン40Dの重なり量,即ち、導体パターン
40Cと導体パターン40Dの対向する面積は変わらな
いため、静電容量が変化しないことになる。
【0063】なお、以上の説明では、LC1=LD1+Wp
の関係にあるものとしているが、LC1とLD1の差(LC1
−LD1)が、Wpより大きくなったり、小さくなると、
多少位置ズレの影響が生じてくる。しかしながら、同じ
サイズの導体パターンを2層重ね合わせる場合に比べ
て、位置ズレの影響を低減することができる。また、導
体パターン40Cと導体パターン40Dのサイズを変え
た結果、導体パターン40C,40Dの重なり量は小さ
くなっているため、静電容量が十分大きくならない場合
には、図1において説明したコンデンサ50を併用する
ようにしてもよいものである。さらに、カード基板20
としては、基板だけではなく、絶縁物を塗布して形成し
た絶縁層を用いることもできる。
【0064】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、導体と絶縁物を積層したコンデンサを用いることに
より、半導体サイズが大きくすることがなく、コストを
低減することができるとともに、信頼性を向上すること
ができる。さらに、第1の導体に対して、第2の導体を
拡大した形状とすることにより、コンデンサの静電容量
のバラツキを低減することができる。また、位置合わせ
精度以上の大きさとすることにより、静電容量のバラツ
キをさらに低減して、歩留まりを向上することができ
る。また、第1のコイルと第2のコイルは、同一若しく
はほぼ同じ大きさとすることにより、インダクタンスの
調整も容易で、かつ、小型化可能なものとなる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、ICカードの共振回路
に用いるコンデンサとして、対向する平面電極により構
成するものにおいて、さらに、コンデンサの静電容量の
バラツキを低減できる。
【0066】また、ICカードの共振回路に用いるコン
デンサとして、対向する第1と第2のコイルにより構成
するものにおいて、コンデンサの静電容量のバラツキを
低減できるとともに、インダクタンスの調整や抵抗の調
査も容易なことにより、低価格化が可能であり、小型化
可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるICカードの全体構
成を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態によるICカードの全体構
成を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施形態によるICカードの等価回
路図である。
【図4】本発明の一実施形態によるICカードに用いる
コンデンサの詳細構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態によるICカードに用いる
積層コンデンサの構成の他の例を示す正面図である。
【図6】本発明の一実施形態によるICカードに用いる
積層コンデンサの配置の他の例を示す平面図である。
【図7】本発明の一実施形態によるICカードに用いる
積層コンデンサの配置の他の例を示す平面図である。
【図8】本発明の一実施形態によるICカードに用いる
積層コンデンサの配置の他の例を示す平面図である。
【図9】本発明の一実施形態によるICカードに用いる
積層コンデンサの配置の他の例を示す平面図である。
【図10】本発明の一実施形態によるICカードに用い
る積層コンデンサの配置の他の例を示す平面図である。
【図11】本発明の一実施形態によるICカードに用い
る積層コンデンサの配置の他の例を示す平面図である。
【図12】本発明の一実施形態によるICカードに用い
る積層コンデンサの配置の他の例を示す平面図である。
【図13】本発明の一実施形態によるICカードに用い
る積層コンデンサの配置の他の例を示す平面図である。
【図14】本発明の他の実施形態によるICカードの全
体構成を示す平面図である。
【図15】本発明の他の実施形態によるICカードの全
体構成を示す正面図である。
【図16】本発明の他の実施形態によるICカードの等
価回路図である。
【図17】本発明の他の実施形態によるICカードに用
いるコンデンサの詳細構成を示す平面図である。
【符号の説明】
10…ICカード 20,22…カード基板 50…コンデンサ 30…半導体チップ 40…導体パターン 52,56…導体 54…絶縁物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峰 敏広 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所エンタープライズサーバ事業部内 (72)発明者 橋本 豊 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所エンタープライズサーバ事業部内 (72)発明者 中嶋 紹二 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所エンタープライズサーバ事業部内 (72)発明者 白瀬 一夫 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立インフォメーションテクノロジー内 Fターム(参考) 2C005 MA19 MA40 NA09 PA01 RA30 5B035 BA03 BA05 BB09 CA01 CA08 CA23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード基板の間に半導体チップ及び導体パ
    ターンが組み込まれたICカードにおいて、 上記カード基板に形成され、第1の導体及び第2の導体
    により挟み込まれた絶縁物によって構成されるコンデン
    サを備え、 上記導体パターンのインダクタンスと上記コンデンサの
    静電容量とにより共振回路を構成するとともに、 上記第2の導体は、上記第1の導体を拡大した形状と
    し、上記第1の導体と第2の導体の重なり量が一定にな
    るようにしたことを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】カード基板の間に半導体チップ及び導体パ
    ターンが組み込まれたICカードにおいて、 絶縁物を挟んで形成されたスパイラル状若しくはループ
    状の第1の導体パターンと第2の導体パターンからなる
    コンデンサを備え、 上記第1の導体パターン及び第2の導体パターンは、そ
    れぞれ所定の配線幅と配線ギャップを有し、上記第1の
    導体パターンと第2の導体パターンの水平方向のずれに
    対して、ずれ方向の一方の辺では第1と第2の導体パタ
    ーンの重なり量が増加し、他方の辺では重なり量が減少
    することにより、第1及び第2の導体パターンの重なり
    量のバラツキを低減することを特徴とするICカード。
  3. 【請求項3】請求項2記載のICカードにおいて、さら
    に、 上記カード基板に形成され、第1の導体及び第2の導体
    により挟み込まれた絶縁物によって構成される第2のコ
    ンデンサを備え、 上記導体パターンのインダクタンスと複数のコンデンサ
    の静電容量とにより共振回路を構成することを特徴とす
    るICカード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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