JP2001290483A - 簡易音源装置 - Google Patents

簡易音源装置

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JP2001290483A
JP2001290483A JP2000102002A JP2000102002A JP2001290483A JP 2001290483 A JP2001290483 A JP 2001290483A JP 2000102002 A JP2000102002 A JP 2000102002A JP 2000102002 A JP2000102002 A JP 2000102002A JP 2001290483 A JP2001290483 A JP 2001290483A
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waveform
tone
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power spectrum
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JP2000102002A
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English (en)
Inventor
Junichi Ikeuchi
順一 池内
Masahito Adachi
雅人 足立
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Korg Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、低コスト化が可能で、且つ、多様性
に富む音色、和音の出力が可能な簡易音源装置を提供す
ることが課題である。 【解決手段】 音源波形の一部を切り出して得られる波
形をフーリエ変換してパワースペクトラムを求め、更
に、該パワースペクトラムをルート(平方根)演算した
パワースペクトラムを得る。そして、ルート演算したパ
ワースペクトラムをROM2内に記憶する。楽音信号を
出力する際には、ROM2に記憶されているパワースペ
クトラムから、ピッチデータに応じて所定周波数以上と
なるスペクトラムを除去する処理を行う。これにより、
折り返しによる不要なスペクトラムの発生を防止する。
その後、所定周波数以上のスペクトラムが除去されたパ
ワースペクトラムを、サイン波合成することにより、基
準波形を生成し、該基準波形に基づいて、出力する楽音
信号を生成する。これにより、多様な音色を出力するこ
とができるとともに、小型化、低コスト化を達成するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気仕掛けの玩具
や携帯電話等の機器に搭載して、各種音色、和音を出力
可能な音源装置に係り、特に、設置スペースに制限があ
るが故に、小型化を余儀なくされる簡易音源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、電気仕掛けの玩具は、簡易的な
音源装置を具備しているものがあり、何らかの操作が行
われたときや、条件が満たされたとき等に、楽音が出力
されるようになっている。
【0003】図6(b)は、従来より使用されている、
音の時間領域の周期波形(1〜数周期分;1周期とは、
上下に1回ずつ振幅する波形をいう)を分析再合成して
波形メモリに記憶する形態の音源装置101による処理
手順を示す説明図、同図(a)は、音源装置101に搭
載する波形記憶用の波形ROM102に記憶する波形信
号を生成する手順を示す説明図である。
【0004】まず、同図(a)を参照しながら、波形信
号を生成する手順について説明すると、所望の音色とな
る波形s11(例えば、ピアノの音色)から、ループ切
り出し等の処理により、所望の波形s12を取り出し、
この波形s12をフーリエ変換(離散フーリエ変換)し
てパワースペクトラムs13を求める。次いで、このパ
ワースペクトラムs13をサイン波合成することによ
り、時間領域の波形信号s14を得、これを正規化する
ことにより波形信号s15を求める。
【0005】この際、サンプリング周波数の帯域を6オ
クターブとすると、各オクターブ毎のサンプリングが必
要となるので、合計6種の波形信号s15を求める。そ
して、この正規化した波形信号s15を、複数の各種音
色毎(ピアノ、オルガン、クラリネット、太鼓等)に生
成し、これらの各波形信号s15を図6(b)に示す音
源装置101の波形ROM102に記憶する。そして、
外部より波形選択番号、及びノート番号が入力される
と、この入力に応じて波形ROM102から所望の波形
信号s15が読み出され、この波形信号s15に基づい
て、トーンジェネレータ103により楽音信号が生成さ
れ、D/A変換器104でアナログ化された後出力され
る。
【0006】図7は、トーンジェネレータ103の内部
構成を示すブロック図である。同図に示すように、トー
ンジェネレータ103は、位相加算器105と、補間器
106と、フィルタ107と、該フィルタ107のカッ
トオフ周波数を設定するカットオフ周波数設定部108
と、振幅設定乗算器109と、この振幅設定乗算器10
9の増幅率を決定する増幅率設定部110と、を具備し
て構成されている。そして、波形ROM102に記憶さ
れている波形データに基づいて楽音信号を生成して出力
する。
【0007】図8は、図7に示した位相加算器105の
詳細な構成を示すブロック図であり、同図に示すよう
に、該位相加算器105は、ピッチデータ入力部111
と、加算器112と、ループ開始アドレス設定部113
と、位相累算処理部114と、選択部115と、アドレ
ス部116a及び小数部116bからなるアドレス設定
部116と、減算器117と、ループ終了アドレス設定
部118と、ループ管理部119と、から構成されてい
る。
【0008】そして、アドレス部116aは、ループ開
始アドレス設定部113より初期的に与えられるアドレ
ス値を波形ROM102へ出力すると共に、ピッチデー
タ入力部111に入力されるピッチデータ(ノート番号
に対応する)を累算して得られるアドレス値を波形RO
M102へ出力する。また、2つのアドレス値の間とな
るデータは小数データとして小数部116bに設定さ
れ、該小数データは補間器106へ出力される。
【0009】ここで、ループ開始アドレスは、ループ開
始アドレス設定部113に設定され、且つ、ループ終了
アドレスは、ループ終了アドレス設定部118に設定さ
れているので、加算器112より出力される位相加算値
と、ループ終了アドレス設定部113に設定されている
ループ終了アドレスとが減算器117により比較され
る。そして、位相加算値がループ終了アドレスに達した
場合(即ち、減算器117における減算結果がゼロとな
った場合)には、ループ管理部119の制御により、選
択部115はループ開始アドレス113側を選択する。
これにより、位相累算値はクリアされ、再度ループ開始
アドレスからの処理が繰り返される。こうして、ループ
開始アドレスからループ終了アドレスまでのループ処理
が実行される。
【0010】そして、図7に示す波形ROM102で
は、位相加算器105より出力されるアドレスに対応す
る波形データを補間器106に出力し、且つ、この補間
器106には位相加算器105より小数データが与えら
れるので、これらのデータに基づいて補間処理を行うこ
とにより、所望のピッチとなる波形データを得ることが
できる。
【0011】その後、この波形データは、フィルタ10
7で不要な高周波成分が除去され、振幅設定乗算器10
9により振幅の大きさが調整された後、D/A変換器1
04でアナログ化され、楽音信号として出力される。こ
れにより、各種音色の楽音信号を多様性に富んだ形で出
力することができる。
【0012】しかしながら、玩具や携帯電話機等に搭載
される音源装置は、該音源装置を搭載するためのスペー
スに制約があるため、できるだけ小型化することが望ま
しく、上述した図7に示した音源装置101では、装置
自体が大規模化するので、スペースに制約のある装置に
は、搭載しにくいという欠点がある。また、コスト的な
制約を受ける場合も多く、上記の音源装置101では、
コスト高となるので、玩具や携帯電話機等の機器に搭載
する音源装置としては適さないという問題があった。
【0013】従って、従来における玩具や携帯電話機等
の機器では、これらに搭載する音源装置として、上記の
図7に示した音源装置101は用いられておらず、1〜
2オクターブ程度の音程で、単一の音色を出力する程度
の、極めて簡単な構成の音源装置を搭載しているのが現
状であった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、図7
に示した如くの従来における音源装置101は、装置が
大規模化し、且つ、コスト高となるので、電気仕掛けの
玩具や携帯電話機等の、設置スペース、及びコストに制
約を受ける機器に搭載するには不向きであるという欠点
がある。
【0015】また、単一の音色を出力するのみの簡単な
構成を有する音源装置では、小型化が可能となるもの
の、多種の音色、和音等、多様性に富んだ楽音を出力す
ることができないという欠点があった。
【0016】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、小型化、低コスト化が可能で、且つ幅広い音色、和
音の出力が可能な簡易音源装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、楽音出力機能を有す
る機器に搭載される音源装置であって、音源波形のパワ
ースペクトラムを、n乗根(n=2,3,・・)の形ま
たは対数の形で記憶する基準スペクトラム記憶手段と、
ノート入力に応じて、前記基準スペクトラム記憶手段に
記憶されたパワースペクトラムのうち、使用する周波数
成分を選択し、選択したパワースペクトラムをn乗、ま
たは指数変換した後、各パワースペクトラムを波形合成
して基準波形を生成する波形合成処理手段と、前記生成
された基準波形を記憶する基準波形記憶手段と、前記基
準波形記憶手段に記憶された波形に基づいて、所望の楽
音信号を生成して出力する楽音生成手段と、を具備した
ことが特徴である。
【0018】また、請求項2に記載の発明は、前記波形
合成処理手段は、当該簡易音源装置の出力音色選択時
に、前記ノート入力に応じた基準波形を生成し、これを
前記基準波形記憶手段に書き込む処理を行うことを特徴
とする。
【0019】請求項3に記載の発明は、楽音出力機能を
有する機器に搭載される音源装置であって、複数の音源
波形のパワースペクトラムを、それぞれn乗根(n=
2,3,・・)の形または対数の形で記憶する基準スペ
クトラム記憶手段と、波形選択入力により、前記基準ス
ペクトラム記憶手段に記憶された複数のパワースペクト
ラムから所望のパワースペクトラムを選択し、且つ、ノ
ート入力に応じて、前記選択したパワースペクトラムの
うち、使用する周波数成分を選択し、選択されたパワー
スペクトラムをn乗、または指数変換した後、各パワー
スペクトラムを波形合成して基準波形を生成する波形合
成処理手段と、前記生成された基準波形を記憶する基準
波形記憶手段と、前記基準波記憶手段に記憶された基準
波形に基づいて、所望の楽音信号を生成して出力する楽
音生成手段と、を具備したことを特徴とする。
【0020】請求項4に記載の発明は、前記波形合成処
理手段は、当該簡易音源装置の出力音色選択時に、前記
波形選択入力、ノート入力に応じた基準波形を生成し、
これを前記基準波形記憶手段に書き込むことを特徴とす
る。
【0021】請求項5に記載の発明は、前記楽音生成手
段は、前記基準波形をループ処理して得られるアドレス
値を出力する位相加算手段と、前記位相加算手段より得
られるアドレス値に基づいて、前記基準波形に補間処理
を加えることにより、所望のピッチとなる楽音出力波形
を生成する補間手段と、前記補間手段にて生成された楽
音出力波形に含まれる高周波成分を除去するフィルタ
と、前記フィルタのカットオフ周波数を調整可能なカッ
トオフ周波数設定手段と、を具備し、前記カットオフ周
波数設定手段にて、前記フィルタのカットオフ周波数を
調整することにより、前記補間手段より出力される波形
データの出力レベルを調整することを特徴とする。
【0022】請求項6に記載の発明は、前記楽音生成手
段は、前記フィルタの後段に、出力信号の振幅を制限す
る振幅制限手段を具備したことを特徴とする。請求項7
に記載の発明は、前記位相加算手段は、2のべき乗とな
るアドレスを周期としてループ処理することを特徴とす
る。
【0023】請求項8に記載の発明は、前記フィルタは
カットオフ周波数をゼロまで下げる機能を具備し、且
つ、前記カットオフ周波数設定手段は、発音終了時に前
記カットオフ周波数をゼロに下げることを特徴とする。
【0024】上述の如く構成された本発明によれば、音
源波形をフーリエ変換してパワースペクトラムを生成
し、該パワースペクトラムのn乗根、或いは対数を演算
して得られるパワースペクトラムを基準スペクトラム記
憶手段(ROM2)に記憶する。そして、波形選択信号
が入力されると、基準スペクトラム記憶手段に記憶され
ているスペクトラムをn乗する処理、或いは指数演算の
処理を加えることにより、元のパワースペクトラムに戻
し、更に、ノート入力に応じて不要なパワースペクトラ
ムの成分を除去する処理を行う。次いで、得られたパワ
ースペクトラムを波形合成して、時間領域の基準波形を
求め、該基準波形を基準波形記憶手段(波形用RAM
4)に書き込む処理を行う。
【0025】そして、楽音生成手段(トーンジェネレー
タ21)では、この基準波形に基づいて、出力する楽音
信号の波形を生成する処理を行う。このような構成によ
れば、波形データをパワースペクトラムの形で基準スペ
クトラム記憶手段に記憶するので、記憶するデータ量を
著しく低減することができ、小型化、低コスト化を図る
ことができるようになる。
【0026】また、楽音生成手段は、従来の音源装置に
標準的に搭載されている振幅設定乗算器を具備しておら
ず、フィルタのカットオフ周波数を調整することによ
り、出力レベルを変化させるようにしている。よって、
振幅設定乗算器を搭載しない分だけ、装置の小型化、低
コスト化を図ることができる。
【0027】更に、楽音生成手段に搭載される位相加算
手段は、2のべき乗となるアドレス毎にループ処理を行
うように構成されているので、ループの最終アドレスを
設定する必要がなく、従って、ループ最終アドレス設定
部を必要としない分だけ、装置の小型化、低コスト化が
可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1(b)は、本発明の一実施形態
に係る簡易音源装置1の処理手順、同図(a)は該簡易
音源装置1のROM2(基準スペクトラム記憶手段)に
記憶する波形データを生成する手順を示す説明図であ
る。
【0029】まず、同図(a)を参照しながら、簡易音
源装置1のROM2に記憶する波形データの生成手順に
ついて説明すると、例えば、ピアノの音色を設定する場
合には、ピアノの元波形s1からループ切り出し等の操
作により、所望の部分(1〜2周期程度)の波形s2を
取り出す。いま、ピアノのある鍵盤を押鍵したときに得
られる波形が図2に示す如くである場合には、例えば、
同図に示す符号「A」に示す部分の波形を取り出す。こ
れにより、例えば、図3に示す如くの波形を得ることが
でき、この波形を図1に示す波形s2とする。この際、
従来例で示した図6では、6オクターブ分の波形s12
を取り出す処理を行ったが、ここでは、1オクターブ分
の波形s2を取り出している。
【0030】そして、取り出した波形s2をフーリエ変
換(離散フーリエ変換)することによりパワースペクト
ラムを求め、更に、該パワースペクトラムのうち、サン
プリング周波数の1/2よりも高い周波数成分を除去し
たパワースペクトラムs3を得る処理を行う。この処理
により得られるパワースペクトラムs3は、ナイキスト
周波数での折り返しによる不要なスペクトラムが発生し
ない。
【0031】次いで、このパワースペクトラムs3に正
規化係数を乗じることにより、レベル調整されたパワー
スペクトラムs6を得る。これは、ナイキスト周波数よ
りも高い周波数成分を除去したことによる出力レベルの
減衰分を補正するための処理である。
【0032】具体的には、パワースペクトラムs3をフ
ーリエ逆変換、及びサイン波合成して時間領域の波形s
4(6オクターブ分)を求め、更に、この波形s4の振
幅を正規化することにより波形s5を得る。そして、こ
のときの正規化係数(6オクターブの波形のうちの最大
のもの)をパワースペクトラムs3に乗じることにより
レベル調整されたパワースペクトラムs6を求める。
【0033】その後、パワースペクトラムs6の平方根
(ルート)を演算して、パワースペクトラムs7を求め
る。なお、ここでは一例として平方根を演算する例につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、3乗根以上(一般的に言えば、n乗根;n=2,
3,4,・・)とすることもでき、また、対数演算とし
ても良い。
【0034】次に、図1(b)に示す簡易音源装置1の
処理について説明すると、ROM2には、図1(a)に
示したパワースペクトラムs7が記憶される。上記で
は、音色としてピアノの音を例に説明したが、ここで
は、ピアノ、オルガン、クラリネット、太鼓、ギター、
等各種の音色波形に対応するパワースペクトラムをそれ
ぞれ記憶する。
【0035】そして、外部より、波形選択番号、及びノ
ート番号が与えられると、選択された音色に対応するパ
ワースペクトラムが取り出される。また、選択された音
色波形をピッチアップする際に、折り返しによる不要な
スペクトラムが発生しないように、ノート番号(ピアノ
の例では、鍵盤の番号に相当する)に応じて決定される
所望の周波数よりも高くなるスペクトラムを除去する処
理を行う。これにより、パワースペクトラムs8を得る
ことができる。
【0036】次いで、このパワースペクトラムs8を2
乗する処理を行うことにより、パワースペクトラムs9
を求める。なお、ここでは図1(a)に示すパワースペ
クトラムs6からパワースペクトラムs7を求める際
に、平方根を演算する処理を行っているので、この逆の
変換、即ち、2乗する処理を加えているが、n乗根とし
た場合には、n乗する処理を行う。また、対数処理を加
えている場合には、この逆の処理、即ち、指数演算を行
う。
【0037】その後、パワースペクトラムs9をフーリ
エ逆変換し、サイン波合成することにより、データ生成
時の波形s5と同様の時間領域波形s10を得ることが
できる。そして、トーンジェネレータ(楽音生成手段)
21では、この波形s10に基づいて、出力する楽音信
号を生成する処理を行う。こうして、ROM2に記憶し
た波形データに基づいて、各種の音色、音程の楽音を出
力することができる。
【0038】以下、本実施形態に係る簡易音源装置1を
より具体的に説明する。図4は、本実施形態に係る簡易
音源装置1の構成を示すブロック図である。同図に示す
ように、この簡易音源装置1は、パワースペクトラム記
憶用のROM2と、波形合成処理回路(波形合成処理手
段)3と、波形用RAM(基準波形記憶手段)4と、音
色選択回路5と、トーンジェネレータ21、及びD/A
変換器15と、から構成されている。
【0039】ROM2は、各音色毎に図1(a)に示す
パワースペクトラムs7を記憶するものであり、波形合
成処理回路3は、操作者により入力される波形選択番
号、及びノート番号に応じてパワースペクトラムs7か
ら波形s10を求める処理を行う。また、波形用RAM
4は、波形合成処理回路3で得られた波形データを書き
込むためのメモリである。
【0040】音色選択回路5は、電源オン時、外部信号
入力時、或いはスイッチ入力時等に与えられる波形選択
信号を受けて、出力する音色を選択するものである。波
形合成処理回路3は、音色選択回路5で音色が選択され
るとROM2に記憶されているこの音色に対応するパワ
ースペクトラム(図1に示す波形s7)に基づいてサイ
ン波合成(波形合成処理)を加え、楽音生成に用いる波
形(図1に示す波形s10)を生成して波形用RAM4
に書き込む処理を行う。
【0041】トーンジェネレータ21は、位相加算器
(位相加算手段)6と、補間器7と、フィルタ8と、係
数変換回路18と、カットオフ周波数設定部9と、リミ
ッタ回路(振幅制限手段)16、及びエンベロープ設定
部17と、から構成されており、波形用RAM4に記憶
されている楽音生成用の波形、及びノート番号に対応す
るピッチデータに基づき、所望の波形を生成して楽音信
号として出力する。
【0042】図5は、位相加算器6の内部構成を示すブ
ロック図である。同図に示すように、該位相加算器6
は、ノート番号に対応するピッチ(周波数に相当する)
を入力するピッチデータ入力部10と、加算器11と、
アドレス部12a、小数部12bからなるアドレス設定
部12と、ループ開始アドレスを設定するループ開始ア
ドレス設定部13と、位相累算処理部14と、から構成
されている。
【0043】アドレス部12aは、ループ開始アドレス
設定部13より初期的に与えられるアドレス値を波形用
RAM4へ出力すると共に、ピッチデータ入力部10に
入力されるピッチデータを累算して得られるアドレス値
を波形用RAM4へ出力する。小数部12bは、2つの
アドレス値の間となるデータを設定するものであり、設
定した小数データを補間器7へ出力する。
【0044】ここで、アドレス部12aは、例えば、0
〜255までの256番地といったように、2のべき乗
となる番地を有しており、アドレス値が「256」とな
った場合には、自動的に「0」に戻るように設定されて
いるので(即ち、256以上となる位を無視する)、ル
ープの最終アドレスを設定しなくても256番地毎にル
ープ処理を繰り返すことができる。
【0045】図4に示す波形用RAM4は、波形合成処
理回路3より与えられた波形を書き込むと共に、位相加
算器6より出力されるアドレスに対応する波形データを
補間器7に出力する。
【0046】補間器7は、波形用RAM4より出力され
る波形データと、位相加算器6より出力される小数デー
タに基づいて補間処理を行い、所望のピッチの波形デー
タを生成する。
【0047】フィルタ8は、補間器7より出力される波
形データに含まれる高周波成分をカットオフ周波数Fc
で除去するものであり、該カットオフ周波数Fcは、カ
ットオフ周波数設定部9、及び係数変換回路18により
設定されるようになっている。また、フィルタ8は、カ
ットオフ周波数Fcをゼロ[Hz]まで低下させること
ができるように構成されている。
【0048】リミッタ回路16は、入力された波形の振
幅を相似的に減少、或いは増幅させる処理を行うもので
あり、エンベロープ設定部17より与えられるエンベロ
ープに基づいて、出力する波形の振幅を変化させる。
【0049】次に、上記のように構成された本実施形態
に係る簡易音源装置1の動作について説明する。上記し
たように、図4に示すROM2には、各種音色(ピア
ノ、オルガン、クラリネット、太鼓等)のパワースペク
トラムが記憶されている。そして、音色選択回路5に波
形選択信号が与えられ、該音色選択回路5より音色選択
信号が出力されると、波形合成処理回路3では、選択さ
れた音色に対応するパワースペクトラムをROM2から
読み出し、更に、ノート入力に応じて不要なパワースペ
クトラムを除去し、これをサイン波合成して基準波形を
生成し、これを波形用RAM4に書き込む処理を行う。
【0050】また、トーンジェネレータ21の位相加算
器6では、ループ開始アドレス設定部13で設定された
ループ開始アドレスを波形用RAM4に出力すると共
に、波形合成処理回路3より出力されるピッチデータを
累算して得られるアドレス値を波形用RAM4に出力す
る。このとき、上記したように、アドレス設定部12の
アドレス部12aは、例えば、256番地といったよう
に2のべき乗となる番地を有しているので、256番地
毎にループ処理を繰り返すことになる。また、2つのア
ドレスの間となるデータは、小数データとして小数部1
2bに設定され、該小数データは補間器7に出力され
る。
【0051】そして、波形用RAM4は、位相加算器6
より与えられたアドレスデータに対応する波形データを
補間器7に出力すると共に、該補間器7には位相加算器
6より小数データが与えられるので、補間器7はこれら
の各データに基づいて補間処理を行い、所望のピッチと
なる波形データを生成する。
【0052】次いで、該補間器7で生成された波形デー
タは、フィルタ8により高周波成分が除去され、且つ、
リミッタ回路16により、出力レベルが所望のレベルに
調整された後、D/A変換器15によりアナログ化され
て楽音信号として出力される。こうして、ROM2に記
憶したスペクトラムから楽音信号を生成することができ
るのである。
【0053】また、カットオフ周波数設定部9を調整す
ることにより、フィルタ8におけるカットオフ周波数F
cを適宜変更することができるので、不要な周波数成分
を除去することができる。更に、上記したように、波形
用RAM4に書き込まれる基準波形はノート入力に対応
した折り返しによる不要な周波数成分が発生しないよう
に、予め高い周波数のスペクトラムを除去した後にサイ
ン波合成されているので、フィルタ8は急峻なカットオ
フ特性を持たなくても良い。つまり、図7に示した従来
の音源装置に搭載されるフィルタ107では、折り返し
による不要な周波数成分の発生を防止するために、ナイ
キスト周波数の近傍で急峻なカットオフ特性を有する必
要があるが、本実施形態で使用するフィルタ8は、この
ような急峻なカットオフ特性を持つ必要がないので、小
型化、低コスト化を図ることができる。
【0054】また、図4に示すフィルタ8は、カットオ
フ周波数Fcを低く設定することにより、出力音量が減
衰するので、カットオフ周波数設定部9により設定され
るカットオフ周波数Fcを適宜変更することにより出力
レベルを調整することができる。
【0055】更に、フィルタ8は、カットオフ周波数F
cをゼロ[Hz]まで低下させることができるように構
成されているので、カットオフ周波数設定部9を調整し
てカットオフ周波数Fcをゼロ[Hz]とすれば、当該
フィルタ8を通過する信号をDC成分(直流成分)のみ
とすることができる。また、上述したように、波形用R
AM4に書き込まれる波形データは、サイン波合成され
た波形であるので、DC成分はゼロとなる。つまり、カ
ットオフ周波数設定部9の操作により、出力レベルをゼ
ロとすることができる。
【0056】このようにして、本実施形態の簡易音源装
置1では、各音色毎にパワースペクトラムのデータをR
OM2に記憶し、このパワースペクトラムを用いて、各
種音色の楽音信号を出力することができるので、従来よ
り使用している簡単な構成を有する音源装置と比較して
極めて多様性に富んだ音色の出力が可能となり、電気仕
掛けの玩具や携帯電話等の機器に搭載する音源装置とし
て極めて有用である。
【0057】また、図6〜図8に示した従来の音源装置
101と比較すると、従来の音源装置101では、各種
音色に対応する波形を、時間領域の波形信号(図6の波
形s15)として波形ROM102に記憶しているのに
対して、本実施形態の簡易音源装置1では、図1に示す
ように、1つの音色に対して1つのパワースペクトラム
(図1の波形s7)の形でROM2に記憶する構成とし
ているので、記憶するデータ量を著しく低減することが
できる。これにより、装置の小型化、低コスト化を図る
ことができる。
【0058】また、リミッタ回路16を搭載することに
より、減衰音を入力したときにこの減衰音のレベルを所
望のレベルまで増幅することができるので、例えば和音
を出力する際には、該和音を構成する各音色を確実に発
音させることができる。
【0059】更に、図1(a)に示すパワースペクトラ
ムs6から、ROM2に記憶するためのパワースペクト
ラムs7を生成する際に、平方根を演算する処理を行え
ば、これを2乗することにより元のスペクトラムに戻す
ことができる。従って、パワースペクトラムを対数演算
した形で記憶し、これを指数演算して元のスペクトラム
に戻す方式と比較して演算量を著しく削減することがで
きる。
【0060】また、図8に示した従来の位相加算器10
5と、図5に示した本実施形態に用いられる位相加算器
6とを比較すると、本実施形態の位相加算器6は、図8
に示す選択部115、減算器117、ループ終了アドレ
ス設定部118、ループ管理部119を具備していない
点で、従来の位相加算器105と相違する。つまり、本
実施形態では、ピッチデータ(位相加算値)を加算して
得られるアドレスが2のべき乗(例えば、256)とな
ったところで自動的にアドレスがゼロに戻されるので、
ループ終了アドレスを設定する必要がなく、その分だけ
装置規模を小型化することができ、且つ、コストダウン
を図ることができる。
【0061】また、図7と図4とを比較して理解される
ように、本実施形態の簡易音源装置1では、出力レベル
を調整するための振幅設定乗算器109、及び増幅率設
定部110を搭載しておらず、フィルタ8のカットオフ
周波数を調整することで、出力レベルを調整するように
しているので、この分装置の小型化、低コスト化を図る
ことができるようになる。また、フィルタ8は、急峻な
カットオフ特性を持つ必要がないので、装置規模を小型
化することができる。
【0062】次に、波形データをパワースペクトラム
(図1(a)に示す波形s7)の形でROM2に記憶す
ることにより、従来の方式(時間領域の波形データ)で
記憶する場合と比較して記憶するデータ量が削減される
ことについて説明する。
【0063】いま、サンプリング周波数を16kHz、
量子化ビットを8ビットとした波形を例にとり、1オク
ターブに1マルチサンプルで6オクターブ分の音程を出
力する場合で、且つ、32の音色を持つ場合を例に挙げ
ると、従来より使用されている音源装置では、1マルチ
サンプルあたり、下記(1)式により504サンプル必
要となる。 256+128+64+32+16+8=504 ・・・(1) そして、これが32音色分あることから、(2)式によ
り、16128バイト(15.75キロバイト)の記憶
容量が必要となる。 504(サンプル)×1(バイト)×32(音色) =16128(バイト) ・・・(2)
【0064】これに対して、上記した実施形態では、1
オクターブ分のデータで6オクターブ分の音程の波形を
生成することができるので、サンプル数は256とな
り、更に、位相情報を考慮しなければ、パワースペクト
ラムのサンプル数は256の半分の128サンプルとな
る。従って、128サンプルのパワースペクトラムは
(3)式により、4096バイト(4キロバイト)の記
憶容量が必要となる。 128(サンプル)×1(バイト)×32(音色) =4096(バイト) ・・・(3)
【0065】そして、(2)式と(3)式とを比較して
容易に理解できるように、本実施形態に係る簡易音源装
置1では、ROM2に記憶するデータが約1/4程度と
なっている。これにより、従来と比較し、装置の小型
化、コストダウンを図ることができる。
【0066】なお、上記した実施形態では、電気仕掛け
の玩具や携帯電話機に使用する簡易音源装置について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、設
置スペース、或いはコストに制約を受けるその他の機器
に搭載する音源装置として使用することができる。
【0067】また、上記実施形態では、振幅制限手段と
してリミッタ回路16を用いる例について説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、コンプレッサ
回路を使用することも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の簡易電源
装置においては、以下に示す如くの効果を奏する。 (イ)波形データがパワースペクトラムの形で基準スペ
クトラム記憶手段(ROM2)内に記憶されるので、デ
ータの記憶量を著しく低減することができる。また、パ
ワースペクトラムを、平方根の形で記憶すれば、これを
2乗することにより容易に再現することができるため、
演算量を低減することができる。
【0069】(ロ)位相加算器に、ループの最終アドレ
スを設定するための最終アドレス設定部が搭載されない
ので、装置の小型化、低コスト化を図ることができる。 (ハ)カットオフ周波数設定手段にて設定するフィルタ
のカットオフ周波数を、適宜調整することにより、楽音
信号の出力レベルを変化させるように構成しているの
で、振幅設定乗算器を搭載する必要が無く、装置の小型
化、低コスト化を図ることができる。また、カットオフ
周波数をゼロとすることにより、楽音出力を停止させる
ことができる。
【0070】(ニ)基準スペクトラム記憶手段に記憶さ
れているパワースペクトラムは、ピッチシフトに応じて
予め高い周波数成分のスペクトラムが除去された後、波
形合成されて基準波形記憶手段(波形用RAM4)に書
き込まれるので、急峻なカットオフ特性を有するフィル
タを使用しなくても折り返しノイズを除去することがで
きる。 (ホ)振幅制限手段(リミッタ回路)を搭載しているの
で、減衰音が入力された場合でも、該減衰音を所望のレ
ベルまで増幅することができ、確実に発音させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(b)は、本発明が適用される簡易音源装置に
よる処理手順を示す説明図、(a)は、(b)に示すR
OM内部に記憶するパワースペクトラムを生成する手順
を示す説明図である。
【図2】ピアノの、ある鍵盤を押鍵したときに得られる
波形を示す説明図である。
【図3】図2に示す波形から「A」に示す部分を切り出
して得られる波形を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る簡易音源装置の構成
を示すブロック図である。
【図5】図4に示す位相加算器の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図6】(b)は、従来における音源装置による処理手
順を示す説明図、(a)は、(b)に示すROM内部に
記憶する波形を生成する手順を示す説明図である。
【図7】従来における音源装置の構成を示すブロック図
である。
【図8】図7に示す位相加算器の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 簡易音源装置 2 ROM(基準スペクトラム記憶手段) 3 波形合成処理回路(波形合成処理手段) 4 波形用RAM(基準波形記憶手段) 5 音色選択回路 6 位相加算器(位相加算手段) 7 補間器(補間手段) 8 フィルタ 9 カットオフ周波数設定部 10 ピッチデータ入力部 11 加算器 12 アドレス設定部 12a アドレス部 12b 小数部 13 ループ開始アドレス設定部 14 位相累算処理部 15 D/A変換器 16 リミッタ回路(振幅制限手段) 17 エンベロープ設定部 18 係数変換回路 21 トーンジェネレータ(楽音生成手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音出力機能を有する機器に搭載される
    音源装置であって、 音源波形のパワースペクトラムを、n乗根(n=2,
    3,・・)の形または対数の形で記憶する基準スペクト
    ラム記憶手段と、 ノート入力に応じて、前記基準スペクトラム記憶手段に
    記憶されたパワースペクトラムのうち、使用する周波数
    成分を選択し、選択したパワースペクトラムをn乗、ま
    たは指数変換した後、各パワースペクトラムを波形合成
    して基準波形を生成する波形合成処理手段と、 前記生成された基準波形を記憶する基準波形記憶手段
    と、 前記基準波形記憶手段に記憶された波形に基づいて、所
    望の楽音信号を生成して出力する楽音生成手段と、 を具備したことを特徴とする簡易音源装置。
  2. 【請求項2】 前記波形合成処理手段は、当該簡易音源
    装置の出力音色選択時に、前記ノート入力に応じた基準
    波形を生成し、これを前記基準波形記憶手段に書き込む
    処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の簡易音源
    装置。
  3. 【請求項3】 楽音出力機能を有する機器に搭載される
    音源装置であって、 複数の音源波形のパワースペクトラムを、それぞれn乗
    根(n=2,3,・・)の形または対数の形で記憶する
    基準スペクトラム記憶手段と、 波形選択入力により、前記基準スペクトラム記憶手段に
    記憶された複数のパワースペクトラムから所望のパワー
    スペクトラムを選択し、且つ、ノート入力に応じて、前
    記選択したパワースペクトラムのうち、使用する周波数
    成分を選択し、選択されたパワースペクトラムをn乗、
    または指数変換した後、各パワースペクトラムを波形合
    成して基準波形を生成する波形合成処理手段と、 前記生成された基準波形を記憶する基準波形記憶手段
    と、 前記基準波記憶手段に記憶された基準波形に基づいて、
    所望の楽音信号を生成して出力する楽音生成手段と、 を具備したことを特徴とする簡易音源装置。
  4. 【請求項4】 前記波形合成処理手段は、当該簡易音源
    装置の出力音色選択時に、前記波形選択入力、ノート入
    力に応じた基準波形を生成し、これを前記基準波形記憶
    手段に書き込むことを特徴とする請求項3に記載の簡易
    音源装置。
  5. 【請求項5】 前記楽音生成手段は、前記基準波形をル
    ープ処理して得られるアドレス値を出力する位相加算手
    段と、 前記位相加算手段より得られるアドレス値に基づいて、
    前記基準波形に補間処理を加えることにより、所望のピ
    ッチとなる楽音出力波形を生成する補間手段と、 前記補間手段にて生成された楽音出力波形に含まれる高
    周波成分を除去するフィルタと、 前記フィルタのカットオフ周波数を調整可能なカットオ
    フ周波数設定手段と、 を具備し、 前記カットオフ周波数設定手段にて、前記フィルタのカ
    ットオフ周波数を調整することにより、前記補間手段よ
    り出力される波形データの出力レベルを調整することを
    特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の簡易
    音源装置。
  6. 【請求項6】 前記楽音生成手段は、前記フィルタの後
    段に、出力信号の振幅を制限する振幅制限手段を具備し
    たことを特徴とする請求項5に記載の簡易音源装置。
  7. 【請求項7】 前記位相加算手段は、2のべき乗となる
    アドレスを周期としてループ処理することを特徴とする
    請求項5または請求項6のいずれかに記載の簡易音源装
    置。
  8. 【請求項8】 前記フィルタはカットオフ周波数をゼロ
    まで下げる機能を具備し、且つ、前記カットオフ周波数
    設定手段は、発音終了時に前記カットオフ周波数をゼロ
    に下げることを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれ
    か1項に記載の簡易音源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008102365A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 楽音発生装置

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