JP2001290392A - 画像形成装置、その制御方法、画像形成方法および記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、画像形成方法および記憶媒体

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JP2001290392A JP2001014706A JP2001014706A JP2001290392A JP 2001290392 A JP2001290392 A JP 2001290392A JP 2001014706 A JP2001014706 A JP 2001014706A JP 2001014706 A JP2001014706 A JP 2001014706A JP 2001290392 A JP2001290392 A JP 2001290392A
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剛 森山
Norifumi Miyake
範書 三宅
Mitsuo Nimura
光夫 仁村
Naoyuki Oki
尚之 大木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手間を掛けずに、インサータに適応したイン
サート紙の出力を得ることができる画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 インサータ出力モードが設定されている
と、カラー原稿の給送を開始し、自動原稿給送部51に
設けられた原稿判別センサの出力に基づきこの原稿がカ
ラー原稿であるか否かを判定し、この給送された原稿が
カラー原稿であるときには、この原稿が読み取るべき原
稿であると判断し、給送された原稿の読取を行い、この
読み取った原稿の画像をメモリに格納する(ステップS
14〜16)。そして、最終原稿の読取が終了すると、
メモリに格納された画像を順に読み出してシート上に画
像形成を行う。この画像形成においては、選択されたイ
ンサータの機種に応じた収納可能枚数または置数分の画
像形成を行う(ステップS17〜18)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インサータにセッ
トすべきインサート紙を出力する画像形成装置、その制
御方法、画像形成方法および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、複写機などの画像形成装置におい
て、インサータを有するものが提案されつつある。この
インサータは、表紙や合紙や色紙、カラー画像が形成さ
れたシート等を、インサート紙として、該インサータに
積載し、画像形成装置から排紙された任意の用紙間にイ
ンサート紙を挿入するための装置であり、このインサー
タによる処理により、用紙間にインサート紙が挿入され
た用紙束が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば複数の
原稿の中からインサート紙に対応する画像の原稿を選択
し、画像形成装置によりこの選択した画像をインサート
紙上に形成して作成する場合、まず、対応する画像の原
稿を複数の原稿の中から選択する作業が必要であり、ま
た、選択した原稿をインサータにセットする際の順番に
なるように並び替えるまたは画像形成装置から排紙され
たインサート紙を並び替えるなどの作業が必要になる。
その結果、インサータに適応したインサート紙の出力形
態を得るには、非常に手間が掛る。
【0004】本発明は、手間を掛けずに、インサータに
適応したインサート紙の出力を得ることができる画像形
成装置、その制御方法、画像形成方法および記憶媒体を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを判別する
原稿判別手段と、前記原稿判別手段の判別結果に基づき
前記原稿の内のカラー原稿および白黒原稿のいずれか一
方の原稿の画像をシート上に形成する画像形成手段と、
前記カラー原稿および白黒原稿の内のいずれか一方の原
稿を指定し、該指定された原稿の画像を形成したシート
をインサータにセットすべきインサート紙として出力す
るインサータ出力モードを設定するモード設定手段と、
前記設定されたインサータ出力モードを実行するモード
実行手段とを備えることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記モード設定手段により、前記
カラー原稿が指定されたインサータ出力モードが設定さ
れると、前記モード実行手段は、前記原稿の内の前記カ
ラー原稿のページのみをシート上に形成するように前記
画像形成手段を制御することを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記モード設定手段により、前記
白黒原稿が指定されたインサータ出力モードが設定され
ると、前記モード実行手段は、前記原稿の内の前記白黒
原稿のページのみをシート上に形成するように前記画像
形成手段を制御することを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記インサータの機種情報を入力
する入力手段を備え、前記モード設定手段は、前記入力
されたインサータの機種情報に応じて前記インサータ出
力モードにおける前記画像形成手段により像形成すべき
シートの出力部数を設定することを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4記載の画
像形成装置において、前記インサータ出力モードにより
出力されたシートを積載する積載手段を備え、前記モー
ド実行手段は、前記設定された出力部数分のシート上に
対応する原稿の画像を形成し、該シートを1部毎に前記
積載手段に出力することを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、原稿を読み取る原
稿読取手段と、前記読み取った原稿の画像をシート上に
形成する画像形成手段と、前記画像形成手段からのシー
トを積載する複数のビンを有する積載手段と、前記読み
取った原稿の画像を形成したシートをインサータにセッ
トすべきインサート紙として出力するインサータ出力モ
ードを設定するモード設定手段と、前記設定されたイン
サータ出力モードを実行するモード実行手段とを備え、
前記モード設定手段は、前記インサート紙として出力さ
れたシートを前記積載手段の各ビンにページ順に振り分
けて出力する第1の排紙モードと、前記インサート紙と
して出力されたシートを部数順に前記積載手段の各ビン
に振り分けて出力する第2の排紙モードとのいずれか一
方の排紙モードを含むインサータ出力モードを設定する
ことを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項6記載の画
像形成装置において、前記インサータの機種情報を入力
する入力手段を備え、前記モード設定手段は、前記入力
されたインサータの機種情報に応じて前記シートの出力
部数を設定し、前記インサータ出力モードとして前記設
定された出力部数分のシートを出力するモードを設定す
ることを特徴とする。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項7記載の画
像形成装置において、前記原稿がカラー原稿であるか白
黒原稿であるかを判別する原稿判別手段を備え、前記原
稿読取手段は、前記原稿判別手段の判別結果に基づき前
記原稿の内のカラー原稿、白黒原稿のいずれか一方の原
稿のみを読み取ることが可能であり、前記モード設定手
段による設定されるインサータ出力モードは、前記原稿
読取手段により前記カラー原稿および白黒原稿のいずれ
か一方の原稿のみを読み取り、前記画像形成手段により
前記読み取った一方の原稿の画像を前記シート上に形成
し、該画像を形成したシートを前記インサート紙として
出力するモードであることを特徴とする。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項8記載の画
像形成装置において、前記インサータ出力モードは、前
記原稿読取手段により前記カラー原稿のみを読み取り、
前記読み取ったカラー原稿の画像を形成したシートを前
記インサート紙として出力するモードであることを特徴
とする。
【0014】請求項10記載の発明は、請求項8記載の
画像形成装置において、前記インサータ出力モードは、
前記原稿読取手段により前記白黒原稿のみを読み取り、
前記読み取った白黒原稿の画像を形成したシートを前記
インサート紙として出力するモードであることを特徴と
する。
【0015】請求項11記載の発明は、請求項7記載の
画像形成装置において、前記インサータの機種情報は、
該インサータのインサータトレイ数情報を含み、前記モ
ード設定手段は、前記読み取った原稿の枚数と前記イン
サータトレイ数情報とに基づき前記第1の排紙モードを
実行することが可能な否かを判定し、前記第1の排紙モ
ードの実行が不可能なときには、前記第2の排紙モード
を設定することを特徴とする。
【0016】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の画像形成装置において、前記モード設定手段は、前記
第1の排紙モードの実行が可能であるときには、前記第
1および第2の排紙モードの両モードが実行可能である
か否かを判定し、前記第1および第2の排紙モードの両
モードが実行可能であるときには、前記第2の排紙モー
ドを優先的に設定することを特徴とする。
【0017】請求項13記載の発明は、請求項11記載
の画像形成装置において、前記モード設定手段は、前記
第1の排紙モードの実行が可能であるときには、前記第
1および第2の排紙モードの両モードが実行可能である
か否かを判定し、前記第1および第2の排紙モードの両
モードが実行可能であるときには、前記第1の排紙モー
ドを優先的に設定することを特徴とする。
【0018】請求項14記載の発明は、請求項11記載
の画像形成装置において、前記モード設定手段は、前記
第1の排紙モードの実行が可能であるときには、前記第
1および第2の排紙モードのいずれかを自動的に選択し
て設定することを特徴とする。
【0019】請求項15記載の発明は、請求項7記載の
画像形成装置において、シートに付加するためのマーク
画像を保持する保持手段と、前記インサータ出力モード
により出力されるシートの内の1ページ目に対応するシ
ートに前記マーク画像を付加するマーク付加手段を備え
ることを特徴とする。
【0020】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の画像形成装置において、前記マーク付加手段は、前記
保持手段に保持されたマーク画像と前記1ページ目に対
応する原稿の画像とを合成し、この合成画像を前記1ペ
ージ目に対応するシート上に形成することを特徴とす
る。
【0021】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の画像形成装置において、前記マーク付加手段は、前記
マーク画像を前記1ページ目に対応するシートの少なく
とも1つの箇所に付加することを特徴とする。
【0022】請求項18記載の発明は、請求項17記載
の画像形成装置において、前記マーク画像付加手段は、
前記インサータの機種情報に応じて前記マーク画像を付
加する箇所およびその数を可変することを特徴とする。
【0023】請求項19記載の発明は、請求項15記載
の画像形成装置において、前記マーク画像付加手段は、
前記マーク画像を前記シートの余白領域に付加すること
を特徴とする。
【0024】請求項20記載の発明は、請求項7記載の
画像形成装置において、前記インサータ出力モードは、
前記設定された出力部数に対して1部枚数分のシートが
出力される毎に、前記インサータ出力モードの実行を一
時停止する処理を含むことを特徴とする。
【0025】請求項21記載の発明は、請求項7記載の
画像形成装置において、前記第2の排紙モードは、前記
インサート紙として出力されるシートを部数単位で前記
積載手段の各ビンに振り分けて出力するモードであるこ
とを特徴とする。
【0026】請求項22記載の発明は、原稿束の中から
カラー原稿および白黒原稿の内のいずれか一方を読み取
るべき原稿として指定し、該指定された原稿の画像を形
成したシートをインサータに渡すインサート紙として出
力するインサータ出力モードを実行可能な画像形成方法
であって、前記インサータ出力モードを設定する工程
と、前記設定されたインサータ出力モードの内容に応じ
て前記読み取るべき原稿として指定された原稿を判別す
る工程と、前記判別結果に基づき前記指定された原稿を
読み取る工程と、前記読み取った原稿の画像をシート上
に形成する工程と、前記画像が形成されたシートを前記
インサータ紙として出力する工程とを有することを特徴
とする。
【0027】請求項23記載の発明は、請求項22記載
の画像形成方法において、前記インサータの機種情報を
入力する工程と、前記入力されたインサータの機種情報
に応じて前記シートの出力部数を設定する工程とを有す
ることを特徴とする。
【0028】請求項24記載の発明は、請求項23記載
の画像形成方法において、前記インサータ紙として出力
されたシートを1部毎に積載手段に排紙することを特徴
とする。
【0029】請求項25記載の発明は、原稿の画像を形
成したシートをインサータに渡すインサート紙として出
力するインサータ出力モードを実行可能な画像形成方法
であって、前記インサータ出力モードを設定する工程
と、前記インサータ出力モードでの排紙モードとして、
前記インサート紙として出力されたシートをページ順に
積載手段に設けられた複数のビンにそれぞれ振り分けて
出力する第1の排紙モードと、前記インサート紙として
出力されたシートを部数順に前記積載手段の複数のビン
にそれぞれ振り分けて出力する第2の排紙モードとのい
ずれか一方を設定する工程と、前記原稿を読み取る工程
と、前記読み取った原稿の画像をシート上に形成する工
程と、前記設定されたインサータ出力モードでの排紙モ
ードに従って前記画像が形成されたシートを前記積載手
段に出力する工程とを有することを特徴とする。
【0030】請求項26記載の発明は、請求項25記載
の画像形成方法において、前記インサータの機種情報を
入力する工程と、前記入力されたインサータの機種情報
に応じて前記インサータ出力モードでの前記シートの出
力部数を設定する工程とを有することを特徴とする。
【0031】請求項27記載の発明は、請求項26記載
の画像形成方法において、前記インサータモード設定時
には、前記原稿の内のカラー原稿、白黒原稿のいずれか
一方のみを読み取ることを特徴とする。
【0032】請求項28記載の発明は、請求項26記載
の画像形成方法において、前記インサータの機種情報
は、該インサータのインサータトレイ数情報を含み、前
記読み取った原稿の枚数と前記インサータトレイ数情報
とに基づき前記第1の排紙モードを実行することが可能
な否かを判定する工程を有し、前記第1の排紙モードの
実行が不可能なときには、前記インサータ出力モードで
の排紙モードとして前記第2の排紙モードを設定するこ
とを特徴とする。
【0033】請求項29記載の発明は、請求項28記載
の画像形成方法において、前記第1の排紙モードの実行
が可能であるときには、前記第1および第2の排紙モー
ドの両モードが実行可能であるか否かを判定する工程を
有し、前記第1および第2の排紙モードの両モードが実
行可能であるときには、前記インサータ出力モードにお
ける排紙モードとして前記第2の排紙モードを優先的に
設定することを特徴とする。
【0034】請求項30記載の発明は、請求項28記載
の画像形成方法において、前記第1の排紙モードの実行
が可能であるときには、前記第1および第2の排紙モー
ドの両モードが実行可能であるか否かを判定する工程
と、前記第1および第2の排紙モードの両モードが実行
可能であるときには、前記インサータ出力モードでの排
紙モードとして前記第1の排紙モードを優先的に設定す
ることを特徴とする。
【0035】請求項31記載の発明は、請求項28記載
の画像形成方法において、前記第1の排紙モードの実行
が可能であるときには、前記第1および第2の排紙モー
ドのいずれか一方を自動的に選択して設定することを特
徴とする。
【0036】請求項32記載の発明は、請求項26記載
の画像形成方法において、前記インサータ出力モードに
より出力されるシートの内の1ページ目に対応するシー
トに、保持手段に保持されたマーク画像を付加する工程
を有することを特徴とする。
【0037】請求項33記載の発明は、請求項32記載
の画像形成方法において、前記保持手段に保持されたマ
ーク画像と前記1ページ目に対応する原稿の画像とを合
成し、この合成画像を前記1ページ目に対応するシート
上に形成することを特徴とする。
【0038】請求項34記載の発明は、請求項33記載
の画像形成方法において、前記マーク画像を前記1ペー
ジ目に対応するシートの少なくとも1つの箇所に付加す
ることを特徴とする。
【0039】請求項35記載の発明は、請求項34記載
の画像形成方法において、前記インサータの機種情報に
応じて前記マーク画像を付加する箇所およびその数を可
変することを特徴とする。
【0040】請求項36記載の発明は、前記マーク画像
を前記シートの余白領域に付加することを特徴とする請
求項35記載の画像形成方法。
【0041】請求項37記載の発明は、請求項25記載
の画像形成方法において、前記設定された出力部数に対
して1部枚数分のシートが出力される毎に、前記インサ
ータ出力モードの実行を一時停止する工程を有すること
を特徴とする。
【0042】請求項38記載の発明は、請求項26記載
の画像形成方法において、前記第2の排紙モードは、前
記インサート紙として出力されるシートを部数単位で前
記積載手段の各ビンに振り分けて出力するモードである
ことを特徴とする。
【0043】請求項39記載の発明は、他の装置が有す
るインサータにセットすべきシートを出力する第1モー
ドを含む複数の動作モードを有する画像形成装置であっ
て、原稿の画像をシート上に形成する画像形成手段と、
前記第1モードが選択された場合において、第1タイプ
の画像が形成されたページ及び第2タイプの画像が形成
されたページを含む複数ページからなる一連の原稿の内
の、第1タイプの画像のページをプリントし、第2タイ
プの画像のページをプリントしないよう制御する制御手
段と、前記他の装置が有する前記インサータに基づいた
情報を入力する入力手段とを備え、前記制御手段は、前
記第1モード選択時においてプリント対象の、前記複数
ページからなる一連の画像の内の第1タイプの画像のペ
ージが形成されたシートの仕分けを、前記入力手段によ
り入力した、前記他の装置が有する前記インサータに基
づいた前記情報に基づいて行うよう制御することを特徴
とする。
【0044】請求項40記載の発明は、請求項39記載
の画像形成装置において、前記他の装置は、画像形成手
段を有するとともに、前記画像形成手段にて像形成され
たシートと前記インサータにセットされた前記第1モー
ド選択時にて像形成されたシートを、1つのグループと
して丁合する第2のモードを含む複数の動作モードを有
し、前記他の装置は、前記第2モードが選択された場合
において、第1タイプの画像が形成されたページおよび
第2タイプの画像が形成されたページを含む複数ページ
からなる前記一連の原稿の内の、第2タイプの画像のペ
ージをプリントして第1タイプの画像のページはプリン
トしないよう前記画像形成手段を制御し、第1タイプの
画像のページに相当する個所に、前記インサータにセッ
トされたシートを挿入することを特徴とする。
【0045】請求項41記載の発明は、請求項39記載
の画像形成装置において、前記入力手段は、前記第1タ
イプの画像のページが形成されたシートを積載するため
の、前記他の装置の前記インサータが具備するインサー
トトレイの個数に関する情報を入力することを特徴とす
る。
【0046】請求項42記載の発明は、請求項40記載
の画像形成装置において、第1のタイプの画像のページ
はカラー画像のページであり、第2タイプの画像のペー
ジは白黒画像のページであることを特徴とする。
【0047】請求項43記載の発明は、請求項40記載
の画像形成装置において、第1のタイプの画像のページ
は白黒画像のページであり、第2タイプの画像のページ
はカラー画像のページであることを特徴とする。
【0048】請求項44記載の発明は、請求項39記載
の画像形成装置において、前記制御手段は、複数ページ
からなる前記一連の原稿の内の、前記第1タイプの画像
の同一ページのシートが1つの積載ユニットに連続して
収納されるようシートの仕分けを行うモードと、複数ペ
ージからなる前記一連の原稿の内の、前記第1タイプの
画像の異なるページのシートが1つの積載ユニットに連
続して収納されるようシートの仕分けを行うモードを、
前記入力手段により入力した、前記他の装置が有する前
記インサータに基づいた前記情報、に基づいて、選択す
ることを特徴とする。
【0049】請求項45記載の発明は、原稿の画像をシ
ート上に形成する画像形成手段を有するとともに、他の
装置が有するインサータにセットすべきシートを出力す
る第1モードを含む複数の動作モードを有する画像形成
装置の制御方法であって、前記第1モードが選択された
場合において、第1タイプの画像が形成されたページ及
び第2タイプの画像が形成されたページを含む複数ペー
ジからなる一連の原稿の内の、第1タイプの画像のペー
ジをプリントし、第2タイプの画像のページをプリント
しないよう制御するステップと、前記他の装置が有する
前記インサータに基づいた情報を入力するステップとを
有し、前記第1モード選択時においてプリント対象の、
前記複数ページからなる一連の画像の内の第1タイプの
画像のページが形成されたシートの仕分けを、前記入力
手段により入力した、前記他の装置が有する前記インサ
ータに基づいた前記情報に基づいて行うよう制御する特
徴とする。
【0050】請求項46記載の発明は、請求項45記載
の画像形成装置の制御方法において、前記他の装置は、
画像形成手段を有するとともに、前記画像形成手段にて
像形成されたシートと前記インサータにセットされた前
記画像形成装置の前記第1モード選択時にて像形成され
たシートを、1つのグループとして丁合する第2のモー
ドを含む複数の動作モードを有し、前記他の装置は、前
記第2モードが選択された場合において、第1タイプの
画像が形成されたページおよび第2タイプの画像が形成
されたページを含む複数ページからなる前記一連の原稿
の内の、第2タイプの画像のページをプリントして第1
タイプの画像のページをプリントしないよう前記画像形
成手段を制御し、第1タイプの画像のページに相当する
個所に、前記インサータにセットされたシートを挿入す
ることを特徴とする。
【0051】請求項47記載の発明は、請求項45記載
の画像形成装置の制御方法において、前記入力手段は、
前記第1タイプの画像のページが形成されたシートを積
載するための、前記他の装置の前記インサータが具備す
るインサートトレイの個数に関する情報を入力すること
を特徴とする。
【0052】請求項48記載の発明は、請求項46記載
の画像形成装置の制御方法において、第1のタイプの画
像のページはカラー画像のページであり、第2タイプの
画像のページは白黒画像のページであることを特徴とす
る。
【0053】請求項49記載の発明は、請求項46記載
の画像形成装置の制御方法において、第1のタイプの画
像のページは白黒画像のページであり、第2タイプの画
像のページはカラー画像のページであることを特徴とす
る。
【0054】請求項50記載の発明は、請求項46記載
の画像形成装置の制御方法において、前記制御ステップ
では、複数ページからなる前記一連の原稿の内の、前記
第1タイプの画像の同一ページのシートが1つの積載ユ
ニットに連続して収納されるようシートの仕分けを行う
モードと、複数ページからなる前記一連の原稿の内の、
前記第1タイプの画像の異なるページのシートが1つの
積載ユニットに連続して収納されるようシートの仕分け
を行うモードを、前記入力手段により入力した、前記他
の装置が有する前記インサータに基づいた前記情報、に
基づいて、選択することを特徴とする。
【0055】請求項51記載の発明は、原稿の画像をシ
ート上に形成する画像形成手段を有するとともに、他の
装置が有するインサータにセットすべきシートを出力す
る第1モードを含む複数の動作モードを有する画像形成
装置に、前記第1モードが選択された場合において、第
1タイプの画像が形成されたページおよび第2タイプの
画像が形成されたページを含む複数ページからなる一連
の原稿の内の、第1タイプの画像のページをプリント
し、第2タイプの画像のページはプリントしないよう制
御するステップと、前記他の装置の前記インサータに基
づいた情報を入力するステップと、前記第1モード選択
時においてプリント対象の、前記複数ページからなる一
連の画像の内の第1タイプの画像のページが形成された
シートの仕分けを、前記入力手段により入力した、前記
他の装置が有する前記インサータに基づいた前記情報に
基づいて行うよう制御するステップとを実行させるため
のプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0056】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0057】(実施の第1形態)図1は本発明の画像形
成装置の実施の一形態の全体構成を示す模式図、図2は
図1の画像形成装置の読取部に設けられている画像信号
制御部の構成を示すブロック図である。本実施の形態で
は、画像形成装置として複写装置を例に説明する。
【0058】画像形成装置1000は、図1に示すよう
に、自動原稿給送部51を搭載する読取部101、画像
形成部102およびシート処理部103から構成され
る。
【0059】自動原稿給送部51は、原稿積載トレイ5
0にセットされた原稿pを原稿台ガラス78上の読み取
り位置に搬送した後、原稿排出部50aに排出する。こ
の原稿排出部50aには、原稿が原稿積載トレイ50に
セットされたときと同様にページ順を維持したままの状
態で排出される。
【0060】この自動原稿給送部51には、原稿がカラ
ー原稿であるか白黒原稿であるかを判別するための原稿
判別センサ(図示せず)が設けられている。この原稿判
別センサは、原稿積載トレイ50から原稿台ガラス78
上の読み取り位置に至る搬送路途中に配置され、原稿p
がこの位置を通過する際に判別する。また、読取部10
1は、読み取り位置に搬送された原稿pを照射するラン
プ79、原稿pからの反射光をレンズ75に導く反射ミ
ラー72,73,74を有し、レンズ75は、反射光を
CCDラインセンサ(以下、CCDという)76上に結
像する。CCD76は、R(レッド),G(グリー
ン),B(ブルー)の各アナログ色信号を独立に得るこ
とができるカラーセンサであって、結像された光像を各
アナログ色信号に変換する。この各アナログ色信号はA
/D変換器(図示せず)により8ビットのデジタル信号
に変換されて画像信号制御部77に入力される。
【0061】この画像信号制御部77は、図2に示すよ
うに、CCD76からの各デジタル色信号R1,G1,
B1を入力するシェーディング補正部301を有し、シ
ェーディング補正部301は、各色毎にシェーディング
補正を施す。このシェーディング補正が施された各色信
号R2,G2,B2はシフトメモリ部302に入力さ
れ、シフトメモリ部302は、入力された各色信号に対
して色間、画素間のずれを補正する。また、シフトメモ
リ部302は、変倍移動処理部309からの制御信号に
基づき、入力された各色信号に対し、間引きや補間また
は移動を行い、変倍、移動処理を行うことが可能であ
る。シフトメモリ部302で補正された各色信号R3,
G3,B3は、色判定部310およびLOG変換部30
3に入力される。LOG変換部303は、光濃度変換の
ための対数補正を行い、各色信号R3,G3,B3を各
濃度信号Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)に変換する。
【0062】各濃度信号Y,M,Cは、黒生成部304
に入力され、黒生成部304は各濃度信号Y,M,Cに
基づき濃度信号Bk(ブラック)を生成する。例えば、
濃度信号BkはMin(Y,M,C)により生成され
る。そして、各濃度信号Y,M,C,Bkはマスキング
/UCR部305に入力され、マスキング/UCR部3
05は、入力された各濃度信号Y,M,C,Bkに対
し、CCD76のフィルタ特性やトナー濃度特性の補正
を行い、除去された後に4色の信号の中から現像される
べき1つの色信号が選択される。
【0063】選択された1つの色信号は濃度変換部30
7に入力され、濃度変換部307において画像形成部1
02の現像特性やオペレータの好みに合せて濃度変換さ
れた後に、トリミング処理部308に入力される。トリ
ミング処理部308は、入力された信号に対して所定区
間の編集処理を施し、この編集処理後の信号は画像形成
部102に送られる。
【0064】色判定部310は、シフトメモリ部302
から入力した各色信号に基づき一定レベル以上の有彩色
を検出する。ここで、R,G,Bの各色信号比率が等し
い場合、無彩色である。よって、R,G,Bの差が少な
い場合は、無彩色と判定することができ、これにより、
原稿が無彩色か有彩色を含んでいるかを判定することが
できる。
【0065】画像形成部102は、図1に示すように、
異なるサイズの記録紙S(以下、シートSという)を積
載した複数の記録紙格納部53,54を搭載し、これら
記録紙は記録紙給紙部55,56により給紙される。給
紙されたシートSはシート搬送路57を介してシート搬
送路58へ搬送される。
【0066】また、画像形成部102は、画像信号制御
部77から出力されたデジタル信号に基づきレーザ光を
反射ミラー62を介して走査して感光体60上に静電潜
像を形成するレーザスキャナ61を有する。感光体60
に形成された静電潜像を対応する色のトナーにより現像
してトナー像として可視像化し、このトナー像を転写ド
ラム64によりシート搬送路58に搬送されたシートS
に転写するまでの処理を行う。ここで、感光体60の静
電潜像の現像には、回転現像器59が用いられる。この
回転現像器59は、マゼンタ現像部68、シアン現像部
66、イエロー現像部69、ブラック現像部67より構
成され、各現像部は交互に感光ドラム60上の静電潜像
を現像するためのトナーを感光ドラム60に対して供給
する。転写ドラム64にはシートSが巻き付けられ、こ
の巻き付けられたシートSに感光ドラム60上の現像さ
れた像が転写される。このようにして、M,C,Y,B
kの各色の現像剤像が順にシートSに転写され、この各
色の像が転写されたシートSは搬送ベルト63を経て定
着ユニット70に送られる。定着ユニット70において
は、シートS上の像がシートS上に定着される。
【0067】像が定着されたシートSは、定着ユニット
70からフラッパ80および排紙ローラ65を経てシー
ト処理部103にまたは両面パス81に送られる。ここ
で両面パス81は、一方の面に画像が形成されたシート
Sをその画像形成面を反転して感光体60に再度搬送す
るためのパスである。この両面パス81にシートSを導
くことにより、一方の面に画像が形成されたシートSの
他方の面に画像を形成することができる。すなわち両面
モードを実現することができる。
【0068】シート処理部103は、画像形成部102
から排紙されたシートSを取り込む入口搬送路10と、
入口搬送路10に取り込まれたシートSをフラッパ11
および排紙ローラ12を経由してビンユニット5の積載
トレイ30に排紙するための搬送路2とを有し、入口搬
送路10には、シートSを検知する検知センサ16が設
けられている。また、入口搬送路10に取り込まれたシ
ートSを、フラッパ11および搬送ローラ13,14,
15を経由してビンユニット5の所定の積載ビン31に
排紙することが可能である。搬送路14と搬送ローラ1
5との間には、ステイプルユニット6が配置され、この
ステイプルユニット6は、積載ビン31に積載されたシ
ート束を綴じる動作を行う。ビンユニット5は、上述し
たように、積載トレイ30と、複数の積載ビン31とを
有し、各積載ビン31は、上下方向に昇降動作し、この
動作により排紙されたシートSが対応する積載ビン31
に積載されることになる。また、各積載ビン31上にお
けるシートSの有無は検知センサ32により検知可能に
構成されている。
【0069】読取部101の上部には、読取部101、
画像形成部102およびシート処理部103の動作設定
や設定内容を確認するための操作部40が設けられてい
る。操作部40は、設定内容を確認するための表示部、
この表示部上に重ねて配置され画像形成動作の詳細設定
やシート処理装置の動作設定などを行うためのタッチパ
ネルキー、画像形成部数などの数値を設定するためのテ
ンキー、画像形成動作を停止するためのストップキー、
初期設定に戻すためのリセットキー、画像形成動作を開
始するためのスタートキーなどを有する。この操作部4
0の詳細構成については後述する。
【0070】次に、本画像形成システムの制御構成につ
いて図3を参照しながら説明する。図3は図1の画像形
成装置の制御構成を示すブロック図である。
【0071】複写装置1000においては、CPU回路
部200が設けられている。CPU回路部200は、中
央処理演算装置(以下、CPUという)2002、メモ
リ2001、I/O制御部2003などを有する。CP
U2002は所定のプログラムに従って演算しかつ全体
の制御を司る。メモリ2001はプログラムや所定のデ
ータを格納するRAMやROM、ICカード、フロッピ
ー(登録商標)ディスクなどを含み、プログラムやデー
タの読み書きを行う。I/O制御部2003は入出力信
号の伝送や制御を行う。
【0072】I/O制御部2003には、操作部制御部
201、読取制御部202、記録紙給紙制御部203、
画像形成制御部204、シート処理制御部205が接続
されている。また、メモリ2001およびI/O制御部
2003は、CPU2002からの制御信号により制御
される。さらに、コントローラ回路部200は、I/O
制御部2003を介して、操作部制御部201、読取制
御部202、記録紙給紙制御部203、画像形成制御部
204、シート処理制御部205を動作させる。これに
より、操作部制御部201は、操作部40に情報を表示
し、操作部40の入力操作を受け取る。また、読取制御
部202は、読取部101の駆動制御を行う。記録紙給
紙制御部203は、画像形成部102内の各記録紙格納
部53,54からのシートSの給紙動作を制御する。画
像形成制御部204は、レーザビームの走査制御、感光
ドラム60およびその周辺機の駆動制御、搬送ローラの
駆動制御などを行う。シート処理制御部205は、シー
ト処理部103の駆動制御を行う。
【0073】上記構成を有する複写装置100では、ユ
ーザーが読取部101の自動原稿給送部51上に原稿を
セットし、操作部40で動作モードの設定および複写開
始を指定すると、自動原稿給送部51により原稿を1枚
づつ原稿台ガラス78上の読み取り位置に給送し、読取
部101により給送された原稿の読み取りを行う。
【0074】CCDラインセン76は読み取った原稿画
像を光電変換により各アナログ色信号に変換し、各信号
をアナログ/デジタル変換して画像信号として出力す
る。読み取られた画像信号に対し、操作部40からのユ
ーザー設定に応じて各種画像処理の処理を施した後、画
像信号は感光体60を露光するためのレーザ信号に変換
される。そして、通常の電子写真プロセスの帯電、露
光、潜像、現像、転写、分離、定着工程を経てシートS
上に画像が形成される。画像が形成されたシートSは、
シート処理部103の入口搬送路10へと搬送される。
シート処理部103は、操作部40からの設定に応じ
て、CPU回路部200からシート処理制御部205に
より制御される。
【0075】次に、操作部40の構成について図4およ
び図5を参照しながら説明する。図4は図1の操作部の
外観構成を示す図、図5は図4の操作部のLCDに表示
された操作画面の一例を示す図である。
【0076】操作部40は、図4に示すように、画面上
にタッチパネルシートが貼り付けられている液晶表示部
(以下、LCDという)620と複数のハードキーとを
有する。LCD620は、システムの操作画面およびソ
フトキーを表示し、表示されているソフトキーが押され
ると、その位置情報が操作部制御部201を介してCP
U回路部200のCPU2002に出力される。また、
LCD620は、CPU2002からの情報を取り込
み、表示する。
【0077】ここで、図4に示すLCD620の操作画
面は、コピーA機能に対応する操作画面であり、この画
面には、複数のソフトキー624,633が表示されて
いる。ユーザはこれらのソフトキーを押下することによ
ってコピーA機能におけるモードの設定を行うことがで
きる。ソフトキー627は、用紙選択を行うためのキー
であり、ソフトキー628,629,630,632
は、複写動作の複写倍率を設定するためのキーである。
応用モードキー626は、多重動作や縮小レイアウトモ
ード、表紙/合紙モードなどの応用機能モードを設定す
るためのキーであり、この応用モードキー626の押下
によって、応用機能モードの設定画面が表示される。ソ
フトキー624は、両面動作の設定であり、このキー6
24により、片面原稿2枚を両面原稿で出力する「片−
両モード」、両面原稿を両面原稿で出力する「両−両モ
ード」、両面原稿を片面原稿2枚で出力する「両−片モ
ード」などの設定を行うことが可能である。ソフトキー
625は、シート処理部103の動作モードの設定やメ
モリを用いた出力紙の仕分けモードの設定などの行うた
めのキーである。
【0078】ソフトキー633は、カラー原稿読取モー
ドの設定を行うためのキーであり、このキーにより、原
稿積載トレイ50に積載されている複数の原稿pの中か
らカラー原稿のみを読み取って出力するモードを設定す
ることが可能である。ソフトキー631は、原稿積載ト
レイ50に積載されている複数の原稿pの中から白黒原
稿のみを読み取って出力するモードを設定するためのキ
ーである。ここで、ソフトキー633、ソフトキー63
1のいずれか押下されたときには、選択されたモードに
対応するキーが白黒反転表示され、これにより選択され
た読取モードを知らせることができる。また、反転表示
状態のキーを押下すると、モードが解除され、そのキー
は通常表示(非反転表示)に復帰する。なお、ソフトキ
ー633、ソフトキー631のいずれもが非反転表示状
態であるときには、初期状態にあり、カラー原稿、白黒
原稿の区別なく原稿積載トレイ50にセットされた原稿
の全てを読み取る通常読取モードが設定される。
【0079】LCD620内に表示されているキーの中
で使用することができないキーに対しては、その表示部
分を点線(網掛け)することによってそのキー操作を受
け付けることができなきことを表すように構成されてい
る。また、LCD620上の下部位置には、その他の機
能モードの動作状態を示す表示領域が設けられている。
本例では、コピーB機能において画像形成部102への
出力動作中であることを示す。
【0080】ハードキーとしては、パワースイッチ61
3、スタートキー614、ストップキー615、リセッ
トキー616、ガイドキー617、ユーザ設定キー61
8、割り込みキー619、テンキー群622およびクリ
アキー623が設けられている。パワースイッチ613
は、装置への電源をオン、オフするためのスイッチであ
り、このスイッチ613により電源がオンされると、電
源がオンされていることを示すパワーランプ612が点
灯する。スタートキー614は原稿画像の読取り動作の
開始を指示するためのキーであり、このキーの中央部に
は、緑と赤の2色LED(図示せず)が装着されてい
る。2色LEDの赤色点灯は、スタートキー614の押
下を受け付けないことを示し、緑色点灯は、スタートキ
ー614の押下を受け付けることを示す。ストップキー
615は稼働中の動作を止めるためのキーである。リセ
ットキー616は操作部40からの設定を初期化すると
きに用いるキーである。ガイドキー617は、各キーに
より設定可能な機能の説明をLCD620に表示するた
めのキーである。ユーザ設定キー618は、複写装置1
000の設定をユーザが変更する場合に使用するキーで
あり、ユーザが変更な設定は、例えば、複写装置100
0に対する設定を自動的にクリアするまでの時間や、リ
セットキー616を押下した際のモードの既定値の変更
設定などである。割り込みキー619は、ジョブ途中に
他のジョブを割り込ませるために用いるキーである。ク
リアキー623は、テンキー群622で入力した設定を
クリアする場合に使用されるキーである。
【0081】また、ハードキーとして、コピーA機能キ
ー601、コピーB機能キー604、ファックス機能キ
ー607、プリンタ機能キー610が設けられている。
これらの機能キーは、複写動作、システム動作の各機能
の設定を行うために、操作部40のLCD620の表示
内容を切り替える際に使用される。これらの機能キー
は、半透明キーからなり、キー内部には、LEDなどの
表示ランプ(図示せず)が組み込まれ、この表示ランプ
は選択された操作画面に対応して点灯制御される。ま
た、各機能キーの右側には、グリーンのLED603,
606,609,612が配置され、各LEDは、動作
状況を表すように点灯制御される。例えば、コピーB機
能キー604を押下すると、LCD620には、コピー
B機能に対応する操作画面が表示される。コピーB機能
がスタンバイ中ではコピーB機能キー604に対応する
LED606は、消灯制御される。また、コピーB機能
による出力動作中の場合、コピーB機能キー604に対
応するLED606は点滅制御され、コピーB機能の画
像がメモリ2001に保存され、コピーB機能のプリン
ト動作が行われていない場合、LED606は点灯制御
される。
【0082】各機能キーの左側には、レッドのLED6
03,606,609,612が配置され、各LED
は、各機能において異常が発生した場合にその異常を表
すような点灯制御される。例えば、コピーB機能キーに
おいて紙無中断やジャムなどの異常が発生した場合は、
コピーB機能キー604に対応するLED606は、点
滅制御される。このとき、コピーB機能キー604が押
下されると、コピーB機能における異常状況が表示さ
れ、その詳細を知ることができる。
【0083】上記各機能キー601,604,607,
610は、動作状況に関係なく、押下することができ、
LCD620に表示する内容を変更することによって、
操作画面の切替えを行うことができる。そして、ストッ
プキー615、スタートキー614、リセットキー61
6などは、各機能キーにより選択された機能に対応した
操作を行うキーとして割り当て可能である。例えば、コ
ピーA機能の操作画面をLCD620に表示していると
きに、コピーB機能による複写動作を停止する場合、コ
ピーB機能キー604を押下して操作画面を切り替えた
後に、ストップキー615を押下することによって、コ
ピーB機能による複写動作を低することができる。ま
た、ユーザ設定キー618により変更した内容は、変更
時に選択した機能に対して反映されているから、それぞ
れに機能に対して独立して設定することが可能である。
【0084】本実施の形態の画像形成装置1000は、
インサータにインサート紙をセットする際に要するユー
ザの作業を極力軽減させるように、インサータにセット
すべきシートの出力を行うものであり、例えば、図38
または図39に示す画像形成装置と組み合わせたシステ
ムにおいて特に有効である。図38は図1の画像形成装
置と組み合わせて用いられる1ビンインサータを有する
画像形成装置の主要部構成を模式的に示す図、図39は
図1の画像形成装置と組み合わせて用いられる3ビンイ
ンサータを有する画像形成装置の主要部構成を模式的に
示す図である。
【0085】この画像形成装置1000のインサート出
力モードにおいてインサート紙としてのシートを出力す
る処理と、インサート紙として出力されたシートを用い
たインサート処理を含む、カラー原稿および白黒原稿が
混在する原稿束の出力物を得るための、ユーザの介入作
業を含む一連の作業工程を説明する。
【0086】本実施の形態の画像形成装置1000は、
例えば、画像形成装置1001aのインサータ104a
(図38)、画像形成装置1001bのインサータ10
4b(図39)などの、使用するインサータに適した形
態でシートの出力を行う。
【0087】上記インサータは、例えば、表紙や合紙
や、色紙、カラー画像が形成されたシート等の特殊なシ
ートを、画像形成部にて像形成されたシートに、挿入す
る為のものであって、上述のインサータからのシート
は、画像形成ユニットを介すことなく、フィニッシャ内
部に導かれ、フィニッシャの排紙部に排出される。
【0088】ここで、本実施の形態の画像形成装置10
00は、カラー画像をシート上に形成可能な装置であ
り、画像形成装置1001a,1001bは白黒画像を
シート上に形成する画像形成装置とする。画像形成装置
1001aには、図38に示すように、1つのインサー
タビンを有するインサータ104aを具備するフィニッ
シャ103aが接続されている。画像形成装置1001
bには、図39に示すように、3つのインサータビンを
有するインサータ104bを具備するフィニッシャ10
3bが接続されている。その他の基本的な構成は共通し
ているものとし、その説明は省略する。
【0089】次に、例えば、本実施の形態の画像形成装
置1000と画像形成装置1001aとの2台が協働し
て、カラー原稿および白黒原稿が混在する原稿束pのコ
ピー物を生成する場合における、装置の動作およびユー
ザの作業等を含む一連の処理の流れについて簡単に説明
する。
【0090】まず、ユーザは、カラー原稿及び白黒原稿
が混在する原稿束pを、先頭ページを最上部にファイス
ファップ状態(画像形成面が上向きの状態)で、画像形
成装置1000の原稿積載トレイ50にセットする。そ
して、インサート出力モードを選択し、インサート出力
モードの設定を操作部40で行い(インサート出力モー
ドの設定等に関しては後述する)、コピースタートキー
を押下する。
【0091】これを受け、画像形成装置1000は、原
稿束pをページ順を維持しながら、順番に給送し、ペー
ジ単位で、カラー画像が形成されたカラー原稿か白黒画
像が形成された白黒原稿かを判別する。そして、該原稿
束p内のカラー原稿のページについては、自装置が具備
するカラー画像形成ユニットでカラー画像形成を行い、
白黒ページについては画像形成を行わないようにする。
【0092】これにより、画像形成装置1000が有す
るシート処理部103のビンユニット5内には、原稿束
p内のカラーページのコピー物のみが連続したページ順
で出力されることになる。なお、自動原稿給送部51上
では、ページ順を維持しながら、全ページについて、カ
ラー白黒判別処理を行って、原稿排出部50aに原稿を
排出するので、原稿積載トレイ50にセットされたとき
と同様にページ順を維持したままの状態で、上述の処理
を終了することができる。
【0093】そして、ユーザは、ビンユニット5からカ
ラーページのみの出力物を、該ビンユニット5から取り
出し、取り出したカラー出力物を、白黒画像形成ユニッ
トを備えた画像形成装置1001aのフィニッシャ10
3aの上部に設けられたインサータ104aのインサー
トビン20に、先頭ページ側を最上部にファイスアップ
の状態で、インサート紙として、セットする。また、ユ
ーザは、原稿排出部50aにある、ページ順が維持され
た状態でカラー白黒判別処理を行ったカラー白黒混在原
稿束pを、そのまま持ち運び、画像形成装置1001a
の原稿積載トレイ52aに、先頭ページを最上部にファ
イスファップ状態(画像形成面が上向きの状態)でセッ
トする。そして、インサート紙束及び原稿束の搬入作業
を済ませたら、画像形成装置1001aの操作部40a
において、例えば、インサータビン20からのカラー出
力物と、プリント処理したシートとの丁合処理等のイン
サータ104aを用いた処理を画像形成装置1001a
に実行させるためのインサートモードの選択およびその
設定を行い、コピースタートキーを押下する。
【0094】これを受け、画像形成装置1001aは、
原稿積載トレイ52aから原稿束をページ順を維持しな
がら、順番に給送し、ページ単位で、カラー画像が形成
されたカラー原稿か白黒画像が形成された白黒原稿かを
判別し、判別したページが白黒ページの場合は、自装置
が具備する白黒画像形成ユニットにより画像形成し、そ
れをフィニッシャ内部に導き、フィニッシャ103aの
排紙ビン85や86などの排紙部に排出する。一方、判
別したページがカラーである場合は、画像形成を行わ
ず、代わりに、インサータ104aのインサータビン2
0からインサート紙としての、カラー出力物の給送を行
い、フィニッシャ103a内部の搬送路を介して、白黒
ページの画像形成を施したシートと同一の排出部に向っ
て搬送する。
【0095】即ち、画像形成装置1001aにおいて
は、原稿積載トレイ52aにセットされた原稿束内の、
白黒ページについてのみ画像形成を行う。そして、カラ
ーページについては、画像形成を行わず、その代わり
に、インサータ104aから、カラー画像形成装置10
00にて既にカラー画像形成を施したインサート紙とし
てのカラー出力物を給送する。これにより、画像形成装
置1001aの排出部には、カラー出力物と白黒出力物
とが原稿束と同一のページ順に丁合された1つのグルー
プとしての出力束を、生成することができる。
【0096】以上が、画像形成装置1000,1001
aの2台の画像形成装置が協働して、カラー白黒混在原
稿のコピー物を生成する場合における、画像形成装置1
000側のインサータにセットするためのシートの出力
処理、画像形成装置1001a側のインサータを用いた
インサート処理、ユーザの作業などを含む一連の処理の
基本的な流れである。
【0097】そして、本実施の形態では、上述の、画像
形成装置1000側における、インサータにセットする
ためのシートの出力処理に関し、特に重点的に説明す
る。詳しくは後述する。
【0098】上述の基本的な一連の流れを踏まえ、例え
ば、1頁目、3頁目、5頁目がカラー原稿で残りは白黒
原稿の計5枚からなる1つの原稿束のコピーを、3部作
成する場合について説明する。
【0099】ここで、本実施の形態の画像形成装置10
00の他に、実際にインサート処理を行う装置として、
画像形成装置1001aを使用する場合、ユーザは、本
実施の形態の画像形成装置1000の操作部40におけ
る、インサート出力モードの設定において、後に行われ
る作業工程である、画像形成装置1001a側での処理
のことを踏まえた設定を画像形成装置1000側で行
う。ここでは、画像形成装置1001aが有するインサ
ータ104aは、1つのインサータビンを有するタイプ
のものであるので、それに関する情報が、インサート出
力モードの設定において、操作部40から入力される。
この際に、出力部数等の情報があわせてセットされ、そ
して、コピースタートキーが押下される。これにより、
画像形成装置1000は、例えば、1頁目のカラー画像
を形成したシート、3頁目のカラー画像を形成したシー
ト、5頁目のカラー画像を形成したシートからなる計3
枚のシートからなるシート束を、3つ作成し、それら
を、ビンユニット5の同一ビン内に収納する(即ち、p
1,p3,p5、p1,p3,p5、p1,p3,p5
の9枚のシートが1つの排紙ビンに収納される)。
【0100】そして、ユーザが、1つの排紙ビン内にあ
る9枚のシートを取出し、画像形成装置1001aのイ
ンサータビン20に、インサート紙として、先頭頁側を
最上部にフェイスアップでセットする。またこの際に、
画像形成装置1000の原稿排紙部50aに排紙された
原稿束は、画像形成装置1001aの原稿積載トレイ5
2aにセットし直される。そして、ユーザは、画像形成
装置1001aの操作部40aにおいて、例えば、イン
サータ104aを用いた処理を画像形成装置1001a
に実行させるための設定を行い、コピースタートキーを
押下する。
【0101】これにより、画像形成装置1001aは、
原稿束のカラー白黒判別処理を先頭頁側から順番に行
い、原稿束の1枚目、3枚目、5枚目でのカラー判別処
理の各時点では、判別結果がカラー原稿であるので、画
像形成は行わず、その際は、インサータビン20からシ
ートを給送する。そして、原稿束の2枚目、4枚目のカ
ラー白黒判別処理の際は、白黒原稿であるので、その際
は、画像形成を行う。これにより、p1(カラー)、p
2(白黒)、p3(カラー)、p4(白黒)、p5(カ
ラー)からなる1セット分のシート束が、排出部に排出
され、この一連の処理を3回繰り返すことにより、3セ
ット分のシート束が排出される。
【0102】上述では、本実施の形態の画像形成装置1
000と画像形成装置1001aとが協働してカラー白
黒混在原稿のコピー物を生成する場合の一例について説
明したが、本実施の形態の画像形成装置1000と画像
形成装置1001bとが協働してカラー白黒混在原稿の
コピー物を生成する場合の例について以下に説明する。
【0103】まず、ユーザは、本実施の形態の画像形成
装置1000の操作部40における、インサート出力モ
ードの設定において、後に行われる作業工程である、画
像形成装置1001b側での処理のことを踏まえた設定
を画像形成装置1000側で行う。例えば、画像形成装
置1001bが有するインサータ104bは、3つのイ
ンサータビンを有するタイプのものであるので、それに
関する情報が、インサート出力モードの設定において、
操作部40から入力される。この際に、出力部数等が合
わせてセットされ、そして、コピースタートキーが押下
される。これにより、画像形成装置1000は、例え
ば、ビンユニット5の一番目のビンには、原稿束の1頁
目のカラー画像を形成したシートを3枚排出し、ビンユ
ニット5の2番目のビンには、原稿束の3頁目のカラー
画像を形成したシートを3枚排出し、ビンユニット5の
3番目のビンには、5頁目のカラー画像を形成したシー
トを3枚排出する(即ち、1番目のビンには、p1,p
1,p1と排出され、2番目のビンには、p3,p3,
p3と排出され、3番目のビンには、p5,p5,p5
と排出される)。
【0104】そして、今度は、画像形成装置1001b
側での作業に移る。まず、ユーザは、画像形成装置10
00のビンユニット5の1番目のビン内の、p1,p
1,p1のカラーコピーである3枚からなるシート束
を、画像形成装置1001bの1番目のインサートビン
20に、インサート紙として、先頭頁側を最上部にフェ
イスアップでセットする。同様に、画像形成装置100
0のビンユニット5の2番目のビン内の、p3,p3,
p3のカラーコピーである3枚からなるシート束を、画
像形成装置1001bの2番目のインサートビン20に
セットする。同様に、画像形成装置1000のビンユニ
ット5の3番目のビン内の、p5,p5,p5のカラー
コピーである3枚からなるシート束を、画像形成装置1
001bの3番目のインサートビン20にセットする。
【0105】またこの際に、ユーザにより、画像形成装
置1000の原稿排紙部50aに排紙された原稿束が、
画像形成装置1001bの原稿積載トレイ52bにセッ
トし直される。そして、ユーザは、画像形成装置100
1bの操作部40bにおいて、インサータ104bを用
いた処理を画像形成装置1001bに実行させるための
設定を行い、コピースタートキーを押下する。
【0106】これにより、画像形成装置1001bは、
原稿束のカラー白黒判別処理を先頭頁側から順番に行
い、原稿束の1枚目のカラー判別処理の時点では、判別
結果がカラー原稿であるので、画像形成を行わず、その
代わりに、1番目のインサータビン20からシートを1
枚給送する。原稿束の2枚目のカラー白黒判別処理の際
は、白黒原稿であるので、その際は、p2の画像形成を
行う。原稿束の3枚目のカラー判別処理の時点では、判
別結果がカラー原稿であるので、画像形成を行わず、そ
の代わりに、2番目のインサータビン20からシートを
1枚給送する。原稿束の4枚目のカラー白黒判別処理の
際は、白黒原稿であるので、その際には、p4の画像形
成を行う。原稿束の5枚目のカラー判別処理の時点で
は、判別結果がカラー原稿であるので、画像形成を行わ
ず、その代わりに、3番目のインサータビン20からシ
ートを1枚給送する。これにより、p1(カラー)、p
2(白黒)、p3(カラー)、p4(白黒)、p5(カ
ラー)からなる1セット分のシート束が、排出部に排出
され、この一連の処理を3回繰り返すことにより、3セ
ット分のシート束が排出される。
【0107】以上、画像形成装置1000と1ビンイン
サータ104aを有する画像形成装置1001aとの協
働処理の一例や、画像形成装置1000と3ビンインサ
ータ104bを有する画像形成装置1001bとの協働
処理の一例で説明したように、本実施の形態では、どの
ようなタイプの、どのような機能のインサータを後の作
業で使用するのか等を考慮した、使用するインサータに
適した、インサート紙の画像形成処理および仕分け処理
(例えば、原稿束内のカラーページのみを画像形成する
処理や、p1,p3,p5,p1,p3,p5,p1,
p3,p5の順で出力し、且つ、カラーページで連続す
るページを同一の排紙ビンに排出する処理や、p1,p
1,p1,p3,p3,p3,p5,p5、p5の順で
出力し、且つ、1つのビンに、同一のカラーページを、
各ビン毎にそれぞれ排出する等の処理)等を、画像形成
装置1000側にて行う。これにより、ユーザが画像形
成装置1000側で出力されたインサート紙を、画像形
成装置1001aや画像形成装置1001bが具備する
インサータにセットする際の、操作性を向上させ、イン
サータに対するインサート紙のセットミスや、誤動作等
を防止することができる。
【0108】本実施の形態の画像形成装置1000の操
作部40上の表示パネル内に表示される図4に示す操作
画面において、ソフトキー(排紙処理キー625)がユー
ザに押下されることにより、図5に示す操作画面に切り
替え、その内容を表示する。図5に示す操作画面は、排
紙処理を設定するための初期操作画面である。この初期
操作画面には、ソートモードを設定するためのソートキ
ー632、ソートして出力したシート束にステイプル処
理を施すモードを設定するためのステイプルソートキー
633、1つの原稿に対してコピー出力されたシートを
1つの積載ビン31に排紙するグループモードを設定す
るためのグループキー634、インサータ出力モードを
設定するための合紙作成キー642などが表示される。
この合紙作成キー642が押下されると、インサータ出
力モードが選択され、インサータの機種を指定するため
の1ビンインサータキー643、3ビンインサータキー
644、5ビンインサータキー645が排他的に選択可
能となる。例えば、図38の画像形成装置1001aの
インサータ104aを用いたインサート処理を後で行う
なら1ビンインサータキー643を選択する。画像形成
装置1001bのインサータ104bを用いたインサー
ト処理を行うなら3ビンインサータキー644を選択す
る。なお、この排紙処理を設定するための各キーは排他
的に選択可能なものであって、各モードから排紙モード
を選択可能なように構成されている。また、取り消しキ
ー636およびOKキー637が表示され、取り消しキ
ー636は、排紙処理モードの設定をキャンセルする場
合に使用する。OKキー637は、この操作画面におい
て選択した設定項目を確定するためのキーである。
【0109】本実施の形態においては、インサータ出力
モードが設定可能であり、このインサータ出力モード
は、原稿束の中からカラー原稿のみを読み取り、読み取
った画像をシートに形成し、このシートをインサータに
セットされるインサート紙として出力するモードであ
る。このインサータ出力モードは、合紙作成キー642
を押下することによって選択される。そして、図5に示
す操作画面において、1ビンインサータキー643、3
ビンインサータキー644、5ビンインサータキー64
5のいずれかを押下することによって、インサータの機
種が選択される。これにより、選択されたインサータの
機種に応じた収納可能枚数または置数が選択、設定され
たことになる。
【0110】例えば、1頁目、3頁目、5頁目がカラー
原稿で残りは白黒原稿の計5枚からなる1つの原稿束の
コピーを、3部作成する場合で、本形態の画像形成装置
1000の他に、実際にインサート処理を行う装置とし
て、画像形成装置1001aを使用する場合、ユーザに
より、図5の操作画面上で合紙作成キー642が押下さ
れ、1ビンインサータキー643が押下されたことに応
じて、原稿束内の白黒ページ相当部分の画像形成は禁止
して、カラーページ相当部分のp1、p3、p5の画像形
成のみを行い、p1,p3,p5,p1,p3,p5,
p1,p3,p5の順で出力し、これらを全て、ビンユ
ニット5の1番目のビンに全て排出する。このように、
1ビンインサータキー643が選択されたことに応じ
て、例えば、複数ページからなる前記一連の原稿の内
の、前記第1タイプの画像の異なるページのシートが1
つの積載ユニットに連続して収納されるようシートの仕
分けを行うモードを実行する(このモードは、後述する
Fモードに相当する)。
【0111】また、例えば、本実施の形態の画像形成装
置1000の他に、実際にインサート処理を行う装置と
して、画像形成装置1001bを使用する場合、ユーザ
により、図5の操作画面上で合紙作成キー642が押下
され、3ビンインサータキー644が押下されたことに
応じて、原稿束内の白黒ページ相当部分の画像形成は禁
止して、カラーページ相当部分のp1,p3,p5の画
像形成のみが行われ、p1,p1,p1がビンユニット
5の第1ビンに、p3,p3,p3がビンユニット5の
第2ビンに、p5,p5,p5がビンユニット5の第3
ビンにそれぞれ排出される。また、ユーザの設定や原稿
枚数等によっては、第1ビン、第2ビン、第3ビンにそ
れぞれ、p1,p3,p5を排出するようシートの仕分
けを行う。このように、3ビンインサータキー644が
選択されたことに応じて、例えば、複数ページからなる
前記一連の原稿の内の、前記第1タイプの画像の同一ペ
ージのシートが1つの積載ユニットに連続して収納され
るようシートの仕分けを行うモードを実行する(このモ
ードは、後述するSモードに相当する)。
【0112】このインサータ出力モードについて図6を
参照しながら説明する。図6は図1の複写装置における
インサータ出力モードの手順を示すフローチャートであ
る。このインサータ出力モードはCPU回路部200に
より制御される。
【0113】まず、ステップS11において合紙作成キ
ー642が押下されたか否かを判定し、合紙作成キー6
42が押下されると、ステップS12に進み、1ビンイ
ンサータキー643、3ビンインサータキー644、5
ビンインサータキー645のいずれかの押下に応じてイ
ンサータの機種を選択する。これにより、インサータ出
力モードが設定されたことになる。そしてステップS1
3に進み、スタートキー614の押下を待つ。これに対
し、上記ステップS11において合紙作成キー642が
押下されていないと判定すると、上記ステップS12を
スキップしてステップS13に進み、スタートキー61
4の押下を待つ。
【0114】スタートキー614が押下されると、ステ
ップS14に進み、インサータ出力モードが設定されて
いるか否かを判定し、インサータ出力モードが設定され
ていないときには、通常コピー動作を行うと判断してス
テップS19に進み、原稿積載トレイ50に積載された
原稿pを1枚づつ順に原稿台ガラス78上に搬送し、こ
の搬送された原稿を読み取り、続くステップS20で、
読み取った画像の画像形成を行い、そしてステップS2
1において最終原稿の画像形成が終了したか否かを判定
し、最終原稿の画像形成が終了していないときには、上
記ステップS19に戻り、次の原稿の読取を行う。最終
原稿の画像形成が終了すると、本処理を終了する。
【0115】インサート出力モード以外の像形成モード
が選択された場合は、原稿積載トレイ50にセットされ
た原稿を全ページ画像形成することを許可する。つま
り、カラー原稿、白黒原稿が混在した原稿束を全ページ
プリントすることを許可する。インサート出力モードが
選択された場合は、全ページプリントを禁止して、カラ
ー原稿、白黒原稿の一方のタイプの原稿のみをプリント
し、他方のタイプの原稿はプリントしないよう制御する
(本実施の形態では、カラー白黒混在原稿の内の、カラ
ーページをプリントし、白黒ページはプリントしな
い)。
【0116】上記ステップS14においてインサータ出
力モードが設定されていると判定されると、ステップS
15に進み、自動原稿給送部51カラー原稿の給送を開
始し、自動原稿給送部51に設けられた原稿判別センサ
の出力に基づきこの原稿がカラー原稿であるか否かを判
定する。この給送された原稿がカラー原稿であるときに
は、この原稿が読み取るべき原稿であると判断してステ
ップS16に進み、給送された原稿の読取を行い、この
読み取った原稿の画像をメモリに格納する。そして、ス
テップS17に進み、最終原稿の読取が終了したか否か
を判定し、最終原稿の読取が終了していないときには、
上記ステップS15に戻り、次の原稿の給送を開始して
カラー原稿であるか否かの判定を行う。これに対し、最
終原稿の読取が終了すると、ステップS18に進み、メ
モリに格納された画像を順に読み出してシート上に画像
形成を行う。インサート出力モードの場合は、原稿積載
トレイ50にセットされた原稿内のカラー原稿に相当す
るページのみを画像形成し、白黒原稿に相当するページ
の画像形成は禁止する。この画像形成においては、選択
されたインサータの機種に応じた収納可能枚数または置
数分の画像形成を行う。そして、本処理を終了する。
【0117】本実施の形態におけるインサート出力モー
ドでは、カラー白黒混在原稿の、カラーページのみを画
像形成し、白黒原稿については、画像形成しないよう制
御している。これは、本形態の画像形成装置1000は
カラー画像をシート上に形成可能なカラー画像形成ユニ
ットを有す画像形成装置であるからである。従って、別
の形態として、白黒画像をシート上に形成する白黒画像
形成ユニットを有する画像形成装置を適用する場合は、
図6のステップS15の判断において、カラー原稿なら
ステップS17へ移行し、白黒原稿なら、ステップS1
6に移行するようにし、ステップS18において、白黒
ページに相当する個所の白黒画像形成を行うよう制御す
ればよい。これにより、本発明を、白黒画像形成装置に
も適用可能である。尚、画像形成ユニットの属性にかか
わらず、操作部からいずれか一方のタイプの原稿のみ
を、プリントすることもできる。
【0118】このように、本実施の形態では、手間を掛
けずに、インサータに適応したインサート紙として使用
されるシートの出力を得ることができる。
【0119】なお、本実施の形態では、原稿内のカラー
原稿のみを判別して、カラー原稿のみを読み取るインサ
ータ出力モードを示したが、白黒原稿のみを読み取るイ
ンサート出力モードを設定することも可能であることを
いうまでもない。また、各モードを選択して設定するよ
うに構成することが可能であることはいうまでもない。
【0120】(実施の第2形態)次に、本発明の実施の
第2形態について図7ないし図12を参照しながら説明
する。図7は本発明の画像形成装置の実施の第2形態に
おける操作部の構成を示す図、図8は図7の操作部に表
示されたインサータ出力紙モードにおける排紙モード選
択画面を示す図、図9ないし図11は本発明の画像形成
装置の実施の第2形態におけるインサータ出力紙モード
の手順を示すフローチャート、図12は本発明の画像形
成装置の実施の第2形態におけるインサータ出力紙モー
ドの排紙モードによる排紙形態例を示す図である。
【0121】本実施の形態は、上述の実施の第1形態に
対し、インサータの種類を入力し、入力されたインサー
タの種類に応じてインサータ出力モードによる出力する
シートの出力部数を設定し、設定された出力部数分のシ
ートSをビンユニット5の同一の積載ビン31に同一の
ページ順に振り分けて出力するSモード(第1の排紙モ
ード)と、設定された出力部数分のシートSを部数単位
で各積載ビン31に振り分けて出力するFモード(第2
の排紙モード)とのいずれか一方のモードを選択して設
定することが可能である点で異なる。なお、本実施の形
態におけるインサータ出力モードは、上述の実施の第1
形態と同様に、カラー原稿のみを読み取り、該読み取っ
たカラー原稿の画像のみを形成したシートをインサート
紙として出力する。
【0122】また、本実施の形態においては、図7に示
すように、上述の実施の第1形態とほぼ同じキー構成を
有する操作部40が設けられているが、この操作部40
において、LCD620に表示されるソフトキーの内白
黒原稿読取りキーが設けられていない。本実施の形態
は、上述の実施の第1形態と同じ構成を有し、その説明
は省略する。
【0123】本実施の形態では、図7に示す操作画面に
おいてソフトキー(排紙処理キー)625を押下すると、
実施の第1形態で述べたように、図5に示す排紙処理を
設定するための初期操作画面操作画面が表示される。こ
の初期操作画面において、合紙作成キー642が押下さ
れると、インサータ出力モードが選択され、インサータ
の機種を指定するための1ビンインサータキー643、
3ビンインサータキー644、5ビンインサータキー6
45が排他的に選択可能となる。そして、1ビンインサ
ータキー643、3ビンインサータキー644、5ビン
インサータキー645のいずれかを押下することによっ
て、インサータの機種が選択される。これにより、選択
されたインサータの機種に応じたシートの出力部数(F
モードにおいては収納可能枚数、Sモードにおいては置
数)が選択、設定される。この操作画面上での項目の設
定が確定されると、図8に示す操作画面への切換が行わ
れる。
【0124】この図8に示す操作画面においては、上記
Sモードを選択するためのソフトキー640、上記Fモ
ードを選択するためのソフトキー641が表示され、ソ
フトキー640,641のいずれかを選択すると、選択
されたソフトキーに対応するモードが設定される。
【0125】ここで、SモードおよびFモードについて
詳細に説明する。Sモードにおいては、インサータの機
種に応じて設定された出力部数分のシートに対して同一
ページのシートSを同一の積載ビン31に出力する。例
えば、カラー画像が形成された原稿及び白黒画像が形成
された原稿で構成されるカラー白黒混在原稿束の中に、
カラーページに相当する原稿が5枚混在しており、設定
された出力部数が6部であるとすると、図12(a)に
示すように、該カラー白黒混在原稿束の中の1番目のカ
ラー原稿に対応する6枚のカラー画像形成されたシート
が積載ビン#1に、該カラー白黒混在原稿束内の2番目
のカラー原稿に対応する6枚のカラー画像形成されたシ
ートが積載ビン#2に、該カラー白黒混在原稿束内の3
番目のカラー原稿に対応する6枚のカラー画像形成され
たシートが積載ビン#3に、該カラー白黒混在原稿束内
の4番目のカラー原稿に対応する6枚のカラー画像形成
されたシートが積載ビン#4に、該カラー白黒混在原稿
束内の5番目のカラー原稿に対応する6枚のカラー画像
形成されたシートが積載ビン#5にそれぞれ出力される
ことになる。なお、このカラー白黒混在原稿束の中の白
黒原稿に対応するページについては該インサート出力モ
ードにおいては画像形成することを禁止する。
【0126】Fモードにおいては、設定された出力部数
分のシートSを部数単位で各積載ビン31に振り分けて
出力する。例えば、カラー画像が形成された原稿及び白
黒画像が形成された原稿で構成されるカラー白黒混在原
稿束の中に、カラーページに相当する原稿が5枚混在し
ており、設定された出力部数が5部であるとすると、図
12(b)に示すように、該カラー白黒混在原稿束内の
カラー原稿の1番目から5番目までのカラー画像形成さ
れた1部目のシート束が積載ビン#1に出力される。そ
して同様に、該カラー白黒混在原稿束に混在する1番目
から5番目のカラー原稿に相当するカラー画像形成され
た5枚のシートからなる2部目のシート束が積載ビン#
2に、1番目から5番目のカラー原稿に相当するカラー
画像形成された5枚のシートからなる3部目のシート束
が積載ビン#3に、1番目から5番目のカラー原稿に相
当するカラー画像形成された5枚のシートからなる4部
目のシート束が積載ビン#4に、5部目のカラー画像形
成された5枚のシートからなるシート束が積載ビン#5
にそれぞれ出力されることになる。このFモードにおい
ては、積載ビン31の数に応じて1ビン当りのシート束
の部数を変えることが可能である。例えば、カラー画像
が形成された原稿及び白黒画像が形成された原稿で構成
されるカラー白黒混在原稿束の中に、カラーページに相
当する原稿が5枚であり、設定された出力部数が4部で
あり、使用可能な積載ビンの数が2であるとすると、図
12(c)に示すように、該原稿束内の1番目から5番
目のカラー原稿に相当するカラー画像形成された5枚の
シートからなる1部目のシート束および2部目のシート
束を積載ビン#1に、3部目および4部目のシート束を
積載ビン#2にそれぞれ出力するように排紙形態を変更
することが可能である。
【0127】次にSモードで出力されたインサート紙と
してのカラー出力物が、インサータを具備する装置にお
いて、どのようにインサート処理されるかを、図39を
用いて説明する。
【0128】例えば、カラー画像が形成された原稿およ
び白黒画像が形成された原稿で構成されるカラー白黒混
在原稿束の中に、カラーページに相当する原稿が3枚混
在しており、設定された出力部数が3部である場合にお
いて、Sモードでインサート出力処理を行うと、該カラ
ー白黒混在原稿束の中の1番目のカラー原稿に対応する
3枚のカラー画像形成されたシートがビンユニット5の
積載ビン#1に、該カラー白黒混在原稿束内の2番目の
カラー原稿に対応する3枚のカラー画像形成されたシー
トがビンユニット5の積載ビン#2に、該カラー白黒混
在原稿束内の3番目のカラー原稿に対応する3枚のカラ
ー画像形成されたシートがビンユニット5の積載ビン#
3に、排出される。
【0129】そして、ビンユニット5の積載ビン#1内
のカラー画像形成された3枚のシートからなるシート束
が、画像形成装置1001bのインサータ104bのイ
ンサートビン♯1にセットされ、ビンユニット5の積載
ビン#2内のカラー画像形成された3枚のシートからな
るシート束が、画像形成装置1001bのインサータ1
04bのインサートビン♯2にセットされ、ビンユニッ
ト5の積載ビン#3内のカラー画像形成された3枚のシ
ートからなるシート束が、画像形成装置1001bのイ
ンサータ104bのインサートビン♯3にセットされ
る。それと共に、原稿排紙部50aのカラー白黒混在原
稿pが画像形成装置1001bの原稿積載トレイ52b
にセットされる。
【0130】次いで、ユーザにより、操作部40bのイ
ンサート処理モードの設定において、Sモードが選択さ
れ、コピースタートキーが押下されると、該原稿束の白
黒原稿に相当するページが画像形成され、カラー原稿に
相当するページは画像形成されずに、インサータ104
bからカラー出力物が順次搬送され、カラー出力物と白
黒出力物との丁合処理が行われる。このインサータ10
4bからシートの給送方法に関し、Sモードでは、1つ
のインサートビンからシートを一枚給送させたら、次の
インサートビンからシートを1枚給送するというよう
に、1枚シートを給送する度に、給送元を次のインサー
トビンへと切替えるように制御し、最後のインサートビ
ンまで一巡したら(この時点で、1セット目のインサー
ト紙の給送は全て終了したことになる)、2部目の丁合
物のために、最初のインサートビンに戻る。これが、設
定部数分繰り返される。以上が、インサータを具備する
装置側の処理としての、Sモードにおけるインサータか
らのシートの給送方法である。
【0131】次に、Fモードで出力されたインサート紙
としてのカラー出力物が、インサータを具備する装置に
おいて、どのように処理されるかを、図39を用いて説
明する。
【0132】例えば、カラー画像が形成された原稿およ
び白黒画像が形成された原稿で構成されるカラー白黒混
在原稿束の中に、カラーページに相当する原稿が3枚混
在しており、設定された出力部数が3部である場合にお
いて、Fモードでインサート出力処理を行うと、該カラ
ー白黒混在原稿束内のカラー原稿の1番目から3番目ま
での一連のインサート紙としてのカラー画像形成された
3枚からなる1部目のシート束が画像形成装置1000
のビンユニット5の積載ビン#1に出力される。そして
同様に、該カラー白黒混在原稿束に混在する1番目から
3番目のカラー原稿に相当するカラー画像形成された一
連のインサート紙としての3枚のシートからなる2部目
のシート束がビンユニット5の積載ビン#2に、1番目
から3番目のカラー原稿に相当するカラー画像形成され
た一連のインサート紙としての3枚のシートからなる3
部目のシート束がビンユニット5の積載ビン#3に排出
される。
【0133】そして、ユーザが、ビンユニット5の積載
ビン#1内の互いに異なるページのカラー画像形成され
た3枚のシートからなるシート束を、画像形成装置10
01bのインサータ104bのインサートビン♯1にセ
ットし、ビンユニット5の積載ビン#2内のカラー画像
形成された互いに異なるページの3枚のシートからなる
シート束を、画像形成装置1001bのインサータ10
4bのインサートビン♯2にセットし、ビンユニット5
の積載ビン#3内のカラー画像形成された互いに異なる
ページの3枚のシートからなるシート束を、画像形成装
置1001bのインサータ104bのインサートビン♯
3にセットする。それと共に、原稿排紙部50aのカラ
ー白黒混在原稿pを画像形成装置1001bの原稿積載
トレイ52bにセットする。そして、操作部40bのイ
ンサート処理モードの設定において、Fモードを選択
し、コピースタートキーを押下すると、該原稿束の白黒
原稿に相当するページは画像形成され、カラー原稿に相
当するページは画像形成せずに、インサータ104bか
らカラー出力物が順次搬送され、カラー出力物と白黒出
力物との丁合処理が行われる。このインサータ104b
からシートの給送方法に関し、Fモードでは、1つのイ
ンサートビンからシートを3枚給送したら、次のインサ
ートビンに移り、2番目のインサートビンからシートを
3枚給送したら、又別のインサートビンに移るというよ
うに、1つのインサートビンに存在する、1つの束とし
て丁合されるべき、一連のインサート紙を全て給送する
迄の間は、給送元を次のインサートビンへと切替えない
ように制御する。そして、一連のインサート紙を全て給
送した後に、給送元を次のインサートビンへと切替える
ように制御する。但し、Fモードにおいて、図12の
(c)に示すように、1つのインサートビンに複数の一
連のインサート紙がスタックされている場合は、インサ
ートビンからシートがなくなるまで、給送元を次のイン
サートビンへと切替えないようにし、インサートビンか
らシートが全て無くなったら、給送元を次のインサート
ビンへと切替えるようにする。以上が、インサータを具
備する装置側の処理としての、Fモードにおけるインサ
ータからのシートの給送方法である。
【0134】次に、本実施の形態におけるインサータ出
力モードについて図9ないし図11を参照しながら説明
する。このインサータ出力モードはCPU回路部200
により制御される。
【0135】図9を参照するに、まずステップS31に
おいて合紙作成キー642が押下されたか否かを判定
し、合紙作成キー642が押下されると、ステップS3
2に進み、1ビンインサータキー643、3ビンインサ
ータキー644、5ビンインサータキー645のいずれ
かの押下に応じてインサータの機種を選択する。これに
より、インサータ機種に応じた出力部数が設定される。
そしてステップS33に進み、ソフトキー640,64
1のいずれかを押下に応じて、インサータ出力モードに
おけるSモードまたはFモードを設定する。これによ
り、インサー出力モードが設定されたことになる。
【0136】次いで、ステップS34に進み、スタート
キー614の押下を待つ。これに対し、上記ステップS
31において合紙作成キー642が押下されていないと
判定すると、上記ステップS32および33をスキップ
してステップS34に進み、スタートキー614の押下
を待つ。
【0137】スタートキー614が押下されると、ステ
ップS35に進み、カラー原稿判別モードが設定されて
いるか否かを判定し、カラー原稿判別モードが設定され
ていないときには、通常の原稿読取動作を行うと判断し
てステップS38に進み、原稿積載トレイ50に積載さ
れた原稿pを1枚づつ順に原稿台ガラス78上に搬送
し、この搬送された原稿を読み取り、続くステップS3
9で、読み取った原稿の画像をメモリに格納する。そし
て、ステップS40において最終原稿の読取が終了した
か否かを判定し、最終原稿の読取が終了していないとき
には、上記ステップS35に戻り、次の原稿の読取を行
う。最終原稿の読取が終了すると、ステップS41に進
む。
【0138】上記ステップS35においてカラー原稿判
別モードが設定されていると判定されると、ステップS
36に進み、自動原稿給送部51カラー原稿の給送を開
始し、自動原稿給送部51に設けられた原稿判別センサ
の出力に基づきこの原稿がカラー原稿であるか否かを判
定するためのプレ原稿読取を行う。そしてステップS3
7に進み、プレ原稿読取の結果に基づき原稿がカラー原
稿であるか否かを判定する。原稿がカラー原稿であると
きには、この原稿が読み取るべき原稿であると判断して
ステップS38に進み、給送された原稿の読取を行い、
続くステップS39でこの読み取った原稿の画像をメモ
リに格納する。そして、ステップS40に進み、最終原
稿の読取が終了したか否かを判定し、最終原稿の読取が
終了していないときには、上記ステップS35に戻る。
上記ステップS37において原稿がカラー原稿でないと
判定されると、上記ステップS38および39をスキッ
プして上記ステップS40に進む。すなわち、ここでカ
ラー原稿でないと判定された原稿は読取が行われずにそ
のまま排紙される。最終原稿の読取が終了すると、ステ
ップS41に進む。
【0139】ステップS41では、インサータ出力モー
ドが選択されているか否かを判定し、インサータ出力モ
ードが選択されていないときには、ステップS43に進
み、メモリに格納されている画像を順に読み出してシー
ト上に画像形成を行い、このシートをビンユニット5に
出力する。そしてステップS44において、ジョブが終
了したか否かを判定し、ジョブが終了していないときに
は、上記ステップS43に戻る。ジョブが終了すると、
上記ステップS31に戻る。
【0140】上記ステップS41においてインサータ出
力モードが設定されていると判定されると、ステップS
42に進み、Sモードが設定されているか否かを判定
し、Sモードが設定されていると、図10に示すステッ
プS45に進む。ステップS45では、原稿カウンタ、
排紙ビン指定カウンタ、排紙ビン収納枚数カウンタ、イ
ンサータ出力枚数カウンタをそれぞれ「0」にクリアす
る。
【0141】次いで、ステップS46に進み、原稿カウ
ンタを1インクリメントし、続くステップS47で、原
稿カウンタのカウント値に対応する枚数目の原稿画像の
プリント動作を行う。そして、ステップS48に進み、
排紙ビン収納枚数カウンタを1インクリメントし、続く
ステップS49で、インサータ出力枚数カウンタを1イ
ンクリメントする。
【0142】次いで、ステップS50に進み、このイン
サータ出力モードによるジョブが終了したか否かを判定
し、このジョブが終了していないときには、ステップS
52に進み、インサータ出力枚数カウンタのカウント値
が置数(上記ステップS32でインサータ機種に応じて
設定された出力部数)に一致したか否かを判定し、一致
しなければ、ステップS53に進み、排紙ビン収納枚数
カウンタのカウント値が1ビン収納可能枚数に一致した
か否かを判定する。排紙ビン収納枚数カウンタのカウン
ト値が1ビン収納可能枚数に一致しないときには、上記
ステップS46に戻り、原稿カウンタのカウント値に対
応する枚数目の原稿画像のプリント動作を続行する。
【0143】排紙ビン収納枚数カウンタのカウント値が
1ビン収納可能枚数に一致すると、原稿カウンタのカウ
ント値に対応する枚数目の原稿の画像形成されたシート
を現在の積載ビンに積載することができないと判断し
て、ステップS54に進み、排紙ビン指定カウンタを1
インクリメントして次の積載ビンを指定し、続くステッ
プS55で、排紙ビン収納枚数カウンタを「0」にクリ
アして上記ステップS47に戻る。
【0144】上記ステップS52においてインサータ出
力枚数カウンタのカウント値が置数に一致したと判定す
ると、ステップS56に進み、インサータ出力枚数カウ
ンタを「0」にクリアし、続くステップS57で排紙ビ
ン収納枚数カウンタを「0」にクリアし、そしてステッ
プS58で排紙ビン指定カウンタを1インクリメント
し、上記ステップS46に戻り、次の枚数目の原稿画像
のプリント動作を行う。
【0145】上記ステップS50においてジョブが終了
したと判定すると、ステップS59に進み、インサータ
出力モードをクリアし、上記ステップS31に戻る。
【0146】上記ステップS42においてFモードが設
定されていると判定すると、図11に示すステップS6
0に進み、原稿カウンタ、排紙ビン指定カウンタ、排紙
ビン収納枚数カウンタ、インサータ出力枚数カウンタを
それぞれ「0」にクリアする。
【0147】次いで、ステップS61に進み、原稿カウ
ンタのカウント値が原稿枚数に一致するか否かを判定
し、一致すれば、ステップS62に進み、原稿カウンタ
を「0」にクリアし、ステップS63に進む。これに対
し、原稿カウンタのカウント値が原稿枚数に一致してい
ないときには、ステップS62をスキップしてステップ
S63に進む。
【0148】ステップS63では、原稿カウンタを1イ
ンクリメントし、続くステップS64で、原稿カウンタ
のカウント値に対応する枚数目の原稿画像のプリント動
作を行う。そして、ステップS65に進み、排紙ビン収
納枚数カウンタを1インクリメントし、続くステップS
66で、インサータ出力枚数カウンタを1インクリメン
トする。
【0149】次いで、ステップS67に進み、このイン
サータ出力モードによるジョブが終了したか否かを判定
し、このジョブが終了していないときには、ステップS
68に進み、インサータ出力枚数カウンタのカウント値
がインサータ収納予定枚数(上記ステップS32でイン
サータ機種に応じて設定された出力部数)に一致したか
否かを判定し、一致しなければ、ステップS69に進
み、排紙ビン収納枚数カウンタのカウント値が排紙ビン
収納可能枚数に一致したか否かを判定する。排紙ビン収
納枚数カウンタのカウント値が排紙ビン収納可能枚数に
一致しないときには、上記ステップS61に戻り、原稿
カウンタのカウント値に対応する枚数目の原稿画像のプ
リント動作を続行する。
【0150】排紙ビン収納枚数カウンタのカウント値が
排紙ビン収納可能枚数に一致すると、原稿カウンタのカ
ウント値に対応する枚数目の原稿の画像形成されたシー
トを現在の積載ビンに積載することができないと判断し
て、ステップS70に進み、排紙ビン指定カウンタを1
インクリメントして次の積載ビンを指定し、続くステッ
プS71で、排紙ビン収納枚数カウンタを「0」にクリ
アして上記ステップS61に戻る。
【0151】上記ステップS68においてインサータ出
力枚数カウンタのカウント値がインサータ収納予定枚数
に一致したと判定すると、所定の枚数分のシートが1つ
の積載ビンに出力された判断してステップS72に進
み、インサータ出力枚数カウンタを「0」にクリアし、
続くステップS73で排紙ビン収納枚数カウンタを
「0」にクリアし、そしてステップS74で排紙ビン指
定カウンタを1インクリメントし、上記ステップS61
に戻る。
【0152】上記ステップS67においてジョブが終了
したと判定すると、ステップS75に進み、インサータ
出力モードをクリアし、上記ステップS31に戻る。
【0153】このように、本実施の形態では、手間を掛
けずに、インサータに適応したインサート紙として使用
されるシートの出力を得ることができる。
【0154】なお、本実施の形態におけるインサート出
力モードでは、カラー白黒混在原稿の、カラーページの
みを画像形成し、白黒原稿については、画像形成しない
よう制御している。これは、本形態の画像形成装置10
00はカラー画像をシート上に形成可能なカラー画像形
成ユニットを有する画像形成装置であるからである。従
って、別の形態として、白黒画像をシート上に形成する
白黒画像形成ユニットを有する画像形成装置を適用する
場合は、図13のステップS85の判断において、カラ
ー原稿ならステップS87へ移行し、白黒原稿なら、ス
テップS86に移行するようにし、ステップS89にお
いて、白黒ページに相当する個所の白黒画像形成を行う
よう制御すればよい。これにより、本発明を、白黒画像
形成装置にも適用可能である。
【0155】(実施の第3形態)次に、本発明の実施の
第3形態について図13および図14を参照しながら説
明する。図13は本発明の画像形成装置の実施の第3形
態におけるインサータ出力モードの手順を示すフローチ
ャート、図14は図13のステップS88のF/Sモー
ド判別処理の手順を示すフローチャートである。
【0156】本実施の形態は、読み取った原稿の枚数と
選択したインサータ機種から得られるインサータトレイ
数情報とに基づきSモードを実行することが可能な否か
を判定し、Sモードの実行が不可能なときには、Fモー
ドを設定する。また、Sモードの実行が可能であるとき
には、SモードおよびFモードの両モードが実行可能で
あるか否かを判定し、両モードが実行可能であるときに
は、Fモードを優先的に設定する。
【0157】Sモードを実行不可能な状況としては以下
のような場合である。例えば、図38および図39を用
いながら説明すると、カラー画像が形成された原稿およ
び白黒画像が形成された原稿で構成されるカラー白黒混
在原稿束の中に、カラーページに相当する原稿が3枚混
在しており、設定された出力部数が3部である場合にお
いて、Sモードでインサート出力処理を行う場合、イン
サータを具備する装置側におけるインサート処理として
のSモードが行われることになり、少なくとも3つのイ
ンサータビンを有するインサータが必要である。従っ
て、画像形成装置1001aのインサータ104aを用
いてインサート処理を行うなら、画像形成装置1000
側でのインサート出力モードとして、Sモードは不適正
であり、Sモードは実行不可と判断する。一方、画像形
成装置1001bのインサータ104bを用いてインサ
ート処理を行うなら、3つのインサータビンを備えてい
るので、画像形成装置1000側でのインサート出力モ
ードとして、Sモードは実行可能と判断する。なお、F
モードの場合は、一連のインサート紙が1つのインサー
トビンにスタックされ、且つ、1つのインサートビンに
複数の一連のインサート紙をスタックした状態で、丁合
処理ができるので、画像形成装置1001aのインサー
タ104aを使っても、画像形成装置1001bのイン
サータ104bを使っても、Fモードを実行可能であ
る。よって、画像形成装置1000側でのインサート出
力モードとして、Fモードの実行は許可される。
【0158】このインサータ出力モードについて図13
および図14を参照しながら説明する。このインサータ
出力モードはCPU回路部200により制御される。こ
こでは、カラー原稿のみを読み取るインサータ出力モー
ドについて説明する。
【0159】図13を参照するに、まず、ステップS8
1において合紙作成キー642が押下されたか否かを判
定し、合紙作成キー642が押下されると、ステップS
82に進み、1ビンインサータキー643、3ビンイン
サータキー644、5ビンインサータキー645のいず
れかの押下に応じてインサータの機種を選択して設定す
る。これにより、インサータ出力モードが設定されたこ
とになる。そしてステップS83に進み、スタートキー
614の押下を待つ。これに対し、上記ステップS81
において合紙作成キー642が押下されていないと判定
すると、上記ステップS82をスキップしてステップS
83に進み、スタートキー614の押下を待つ。
【0160】スタートキー614が押下されると、ステ
ップS84に進み、インサータ出力モードが設定されて
いるか否かを判定し、インサータ出力モードが設定され
ていないときには、通常コピー動作を行うと判断してス
テップS90に進み、原稿積載トレイ50に積載された
原稿pを1枚づつ順に原稿台ガラス78上に搬送し、こ
の搬送された原稿を読み取り、続くステップS91で、
読み取った画像の画像形成を行い、そしてステップS9
2において最終原稿の画像形成が終了したか否かを判定
し、最終原稿の画像形成が終了していないときには、上
記ステップS90に戻り、次の原稿の読取を行う。最終
原稿の画像形成が終了すると、本処理を終了する。
【0161】上記ステップS84においてインサータ出
力モードが設定されていると判定されると、ステップS
85に進み、自動原稿給送部51カラー原稿の給送を開
始し、自動原稿給送部51に設けられた原稿判別センサ
の出力に基づきこの原稿がカラー原稿であるか否かを判
定する。この給送された原稿がカラー原稿であるときに
は、この原稿が読み取るべき原稿、即ち、インサート出
力モードにおいて、画像形成すべきページであると判断
してステップS86に進み、給送された原稿の読取を行
い、この読み取った原稿の画像をメモリに格納する。そ
して、ステップS87に進み、最終原稿の読取が終了し
たか否かを判定し、最終原稿の読取が終了していないと
きには、上記ステップS85に戻り、次の原稿の給送を
開始してカラー原稿であるか否かの判定を行う。これに
対し、最終原稿の読取が終了すると、ステップS88に
進み、Sモード、Fモードのいずれが実行可能であるか
を判別し、いずれかのモードを設定するF/Sモード判
別処理を行う。この判別処理については後述する。
【0162】次いで、ステップS89に進み、上記ステ
ップS88において設定されたモードでのプリント動作
(本実施の形態でのカラー出力モードではカラー画像形
成が行われる)を行う。ここで、Sモードが設定されて
いるときには、インサータの機種に応じて設定された出
力部数分のシートに対して同一ページのシートSを同一
の積載ビン31に出力する。Fモードが設定されている
ときには、設定された出力部数分のシートSを部数単位
で各積載ビン31に振り分けて出力する。この各モード
の詳細は、上記実施の第2形態で述べた通りである。
【0163】次に、F/Sモード判別処理について図1
4を参照しながら説明する。
【0164】このF/Sモード判別処理では、図14に
示すように、まずステップS101において、インサー
ト出力モードにおける図5の画面等を介したユーザによ
るインサータ機種の選択により取得したインサータビン
数が、インサート出力モードにおいて画像形成する為に
読み取った原稿の枚数(Sモードで使用されるビンユニ
ット5の積載ビンの数。つまり、カラー白黒混在原稿内
に含まれるカラー原稿の枚数)より小さいか否かを判定
する。インサータビン数が読み取った原稿枚数より小さ
いときには、読み取った原稿の画像を形成したシートの
ページ分の積載ビンがないためにSモードの実行が不可
能と判断してステップS102に進み、Fモードを設定
する。そしてステップS104に進み、SモードとFモ
ードの両モードが実行可能であるか否かを判定する。こ
こでは、Sモードの実行が不可能であることから、両モ
ードの実行が不可能であると判定し、本処理を終了す
る。これにより、Sモードが実行不可能であるときに
は、Fモードが設定される。
【0165】インサータビン数が読み取った原稿枚数よ
り小さくないときには、読み取った原稿の画像を形成し
たシートのページ分の積載ビンがあるためにSモードの
実行が可能と判断してステップS103に進み、設定し
たインサータの機種から得られた情報に基づきSモード
とFモードのいずれかを設定する。そして、ステップS
104に進み、SモードとFモードの両モードが実行可
能であるか否かを判定する。ここで、両モードの実行が
不可能であるときには、本処理を終了する。これによ
り、上記ステップS103で設定されたモードが設定さ
れる。これに対し、両モードの実行が可能であるときに
は、ステップS105に進み、Fモードを設定して、本
処理を終了する。これにより、SモードとFモードの両
モードが実行可能であるときには、上記ステップS10
3で設定されたモードに関係なく、Fモードが優先的に
設定される。
【0166】このように、本実施の形態では、実際のイ
ンサート処理で使用するインサータが有すインサータビ
ン数が、インサート出力モードにおいて画像形成するた
めに読み取った原稿枚数(Sモードで使用されるビンユ
ニット5の積載ビンの数。つまり、カラー白黒混在原稿
内に含まれるカラー原稿の枚数)より小さいときには、
Sモードによって同一ページを積載する積載ビンに異な
るページを積載することを未然に防止することができ
る。また、インサータ機種の選択により取得したインサ
ータビン数と読み取った原稿枚数(Sモードで使用され
るビンユニット5の積載ビンの数)との関係を考慮して
SモードまたはFモードを選択する必要がなく、このモ
ードの選択ミスを未然に回避することができる。
【0167】(実施の第4形態)次に、本発明の実施の
第4形態について図15を参照しながら説明する。図1
5は本発明の画像形成装置の実施の第4形態におけるイ
ンサータ出力モードのF/Sモード判別処理の手順を示
すフローチャートである。
【0168】本実施の形態は、上述の実施の第3形態に
対し、SモードおよびFモードの両モードが実行可能で
あるか否かを判定し、両モードが実行可能であるときに
は、Sモードを優先的に設定する点で異なる。
【0169】本実施の形態におけるインサータ出力モー
ドの手順は、上記図13に示す手順と同じであり、その
説明は省略し、ここでは、上述の実施の第3形態と異な
るF/Sモード判別処理についてのみ説明する。
【0170】本実施の形態におけるF/Sモード判別処
理では、図15に示すように、まずステップS111に
おいて、インサート出力モードにおける図5の画面等を
介したユーザによるインサータ機種の選択により取得し
たインサータビン数が、インサート出力モードにおいて
画像形成する為に読み取った原稿枚数(Sモードで使用
されるビンユニット5の積載ビンの数。カラー白黒混在
原稿内に含まれるカラー原稿の枚数)より小さいか否か
を判定する。インサータビン数が読み取った原稿枚数よ
り小さいときには、読み取った原稿の画像を形成したシ
ートのページ分の積載ビンがないためにSモードの実行
が不可能と判断してステップS112に進み、Fモード
を設定する。そしてステップS114に進み、Sモード
とFモードの両モードが実行可能であるか否かを判定す
る。ここでは、Sモードの実行が不可能であることか
ら、両モードの実行が不可能であると判定し、本処理を
終了する。これにより、Sモードが実行不可能であると
きには、Fモードが設定される。
【0171】これに対し、上記ステップS111におい
てインサータビン数が読み取った原稿枚数より小さくな
いと判定されると、読み取った原稿の画像を形成したシ
ートのページ分の積載ビンがあるためにSモードの実行
が可能と判断してステップS103に進み、設定したイ
ンサータの機種から得られた情報に基づきSモードとF
モードのいずれかを設定する。そして、ステップS11
4に進み、SモードとFモードの両モードが実行可能で
あるか否かを判定する。ここで、両モードの実行が不可
能であるときには、本処理を終了する。これにより、上
記ステップS103で設定されたモードが設定される。
これに対し、両モードの実行が可能であるときには、ス
テップS115に進み、Sモードを設定して、本処理を
終了する。これにより、SモードとFモードの両モード
が実行可能であるときには、上記ステップS103で設
定されたモードに関係なく、Sモードが優先的に設定さ
れる。
【0172】(実施の第5形態)次に、本発明の実施の
第5形態について図16を参照しながら説明する。図1
6は本発明の画像形成装置の実施の第5形態におけるイ
ンサータ出力モードのF/Sモード判別処理の手順を示
すフローチャートである。
【0173】本実施の形態は、上述の実施の第3形態に
対し、Sモードが実行可能であるときには、Sモード、
Fモードのいずれかを自動的に選択して設定する点で異
なる。
【0174】本実施の形態におけるインサータ出力モー
ドの手順は、上記図13に示す手順と同じであり、その
説明は省略し、ここでは、上述の実施の第3形態と異な
るF/Sモード判別処理についてのみ説明する。
【0175】本実施の形態におけるF/Sモード判別処
理では、図16に示すように、まずステップS121に
おいて、インサート出力モードにおける図5の画面等を
介したユーザによるインサータ機種の選択により取得し
たインサータビン数が、インサート出力モードにおいて
画像形成する為に読み取った原稿枚数(Sモードで使用
されるビンユニット5の積載ビンの数。カラー白黒混在
原稿内に含まれるカラー原稿の枚数)より小さいか否か
を判定する。インサータビン数が読み取った原稿枚数よ
り小さいときには、読み取った原稿の画像を形成したシ
ートのページ分の積載ビンがないためにSモードの実行
が不可能と判断してステップS122に進み、Fモード
を設定し、本処理を終了する。これにより、Sモードが
実行不可能であるときには、Fモードが設定される。
【0176】これに対し、インサータビン数が読み取っ
た原稿枚数より小さくないと判定されると、インサート
出力モードにおいて画像形成する為に読み取った原稿
(カラー白黒混在原稿内に含まれるカラー原稿)の画像
を形成したシートのページ分の積載ビンがあるためにS
モードの実行が可能と判断してステップS123に進
み、設定したインサータの機種から得られた情報に基づ
きSモードとFモードのいずれかを設定し、本処理を終
了する。これにより、SモードとFモードのいずれかが
設定される。
【0177】(実施の第6形態)次に、本発明の実施の
第6形態について図17ないし図21を参照しながら説
明する。図17は本発明の画像形成装置の実施の第6形
態におけるインサータ出力モードの先頭マークの付加例
を示す図、図18ないし図21は本発明の画像形成装置
の実施の第6形態におけるインサータ出力モードの手順
を示すフローチャートである。
【0178】本実施の形態は、上述の実施の第2形態に
対し、インサータ出力モードによりインサート紙として
出力されるシートの内の1ページ目に対応するシートに
先頭マークを付加する機能を付加している点で異なる。
【0179】具体的には、1頁目と2頁目と3頁目がカ
ラー原稿で残りが白黒原稿で構成されるカラー白黒混在
原稿を、インサータ出力モードで処理する場合、例え
ば、図17(a)に示すように、インサータ出力モード
において3枚の原稿(カラー白黒混在原稿内に含まれる
カラー原稿に相当)p1〜p3を順に読み取るとする
と、読み取った順に各原稿p1〜p3の画像がメモリに
格納される。このとき、読み取った原稿p1の画像に対
しては、その所定位置(ここでは上部)に先頭画マーク
データが付加されてメモリに格納されることになる。こ
の先頭マークデータは予めメモリに格納されているデー
タである。そして最終原稿p3の読取が終了すると、メ
モリから最終ページに対応する画像(原稿p3の画像)
が読み出されてシート上にカラー画像形成され、このシ
ートは設定されたモード(SモードまたはFモード)で
決定される積載ビン31に出力される。次いで、最終ペ
ージの前ページに対応する画像(原稿p2)が読み出さ
れてカラー画像形成が行われ、その画像形成済みのシー
トが積載ビン31の最終ページに対応するシート上に積
載される。次いで、先頭ページに対応する画像(原稿p
1)が読み出されてカラー画像形成が行われ、そのシー
トは積載ビン31のシート束の最上位置に積載される。
この先頭ページ(1ページ目)に対応する画像データに
は先頭マークデータが付加されているから、1ページ目
に対応するシートには、図17(b)に示すように、シ
ートS1の上部に先頭マークデータが示す画像(図中の
「■」)が付加されることになる。他のページに対応す
るシートS2,S3には、当然のことながら、先頭マー
クデータが示す画像は付加されない。
【0180】このようにして、1ページ目に対応するシ
ートには、そのシートが1ページ目であることを示す画
像が付加されることになる。よって、SモードまたはF
モードによって、出力されたシート束において1ページ
目のシートを識別することが可能になり、このシート束
をインサータにセットする際に1ページ目のシートを基
準にしてセットすることによって、シートのページ順を
誤ることなくシートのセットを行うことができる。
【0181】また、上記説明においては、先頭マークデ
ータを画像データのシート上部に対応する位置に付加す
る例を示したが、図17(c)に示すように、先頭マー
クデータの位置およびその数を変更することも可能であ
る。この場合、インサータの機種情報に基づき先頭マー
クデータの位置およびその数を変更することが好まし
い。例えば、インサータがインサート紙をその後端を基
準にセットするようなものであるときには、1ページ目
のシートの後端(下部)に先頭マークを付加するなど、
インサータにおけるインサート紙のセット形態に適した
位置に先頭マークを付加することが可能になる。また、
シートの表面(画像形成面)に代えてシート裏面に先頭
マークを付加することも可能である。
【0182】次に、本実施の形態におけるインサータ出
力モードについて図18ないし図21を参照しながら説
明する。このインサータ出力モードはCPU回路部20
0により制御される。
【0183】図18を参照するに、まずステップS13
1において合紙作成キー642が押下されたか否かを判
定し、合紙作成キー642が押下されると、ステップS
132に進み、1ビンインサータキー643、3ビンイ
ンサータキー644、5ビンインサータキー645のい
ずれかの押下に応じてインサータの機種を選択する。こ
れにより、インサータ機種に応じた出力部数が設定され
る。そしてステップS133に進み、ソフトキー64
0,641のいずれかを押下に応じて、インサータ出力
モードにおけるSモードまたはFモードを設定する。こ
れにより、インサータ出力モードが設定されたことにな
る。
【0184】次いで、ステップS134に進み、スター
トキー614の押下を待つ。これに対し、上記ステップ
S131において合紙作成キー642が押下されていな
いと判定すると、上記ステップS132および133を
スキップしてステップS134に進み、スタートキー6
14の押下を待つ。
【0185】スタートキー614が押下されると、ステ
ップS135に進み、原稿カウンタを「0」にクリア
し、続くステップS136で、インサート出力モードに
おける画像形成対象のカラー原稿のみを読み取るための
カラー原稿判別モードが設定されているか否かを判定
し、このカラー原稿判別モードが設定されていないとき
には、通常の原稿読取動作を行うと判断してステップS
139に進み、原稿積載トレイ50に積載された原稿p
を1枚づつ順に原稿台ガラス78上に搬送し、この搬送
された原稿を読み取り、図19に示すステップS140
に進む。ステップS140では、インサータ出力モード
が選択されているか否かを判定する。ここでは、インサ
ータ出力モードが設定されていないから、ステップS1
43に進み、読み取った原稿の画像をメモリに格納し、
続くステップS144で原稿カウンタを1インクリメン
トする。そして、ステップS145に進み、最終原稿の
読取が終了したか否かを判定し、最終原稿の読取が終了
していないときには、上記ステップS136に戻り、次
の原稿の読取を行う。最終原稿の読取が終了すると、ス
テップS146に進む。
【0186】上記ステップS136においてカラー原稿
判別モードが設定されていると判定されると、ステップ
S137に進み、自動原稿給送部51に設けられた原稿
判別センサの出力に基づきこの原稿がカラー原稿である
か否かを判定するためのプレ原稿読取を行う。そしてス
テップS138において、このプレ原稿読取の結果に基
づき原稿がカラー原稿であるか否かを判定し、この原稿
がカラー原稿であるときには、ステップS139に進
み、この原稿を読み取り、そして、図19に示すステッ
プS140に進み、インサータ出力モードが選択されて
いるか否かを判定する。インサータ出力モードが選択さ
れているときには、ステップS141に進み、原稿カウ
ンタのカウント値が「0」であるか否かを判定する。原
稿カウンタのカウント値が「0」であるときには、この
原稿が1ページ目に対応する原稿であると判断してステ
ップS142に進み、画像データに先頭マークデータを
付加し、続くステップS143で先頭マークデータが付
加された画像データをメモリに格納する。そして、ステ
ップS144において原稿カウンタを1インクリメント
し、続くステップS145において、最終原稿の読取が
終了したか否かを判定し、最終原稿の読取が終了してい
ないときには、上記ステップS136に戻り、カラー原
稿であるか否かの判別モードが設定されているか否かの
判定を行う。
【0187】上記ステップS138において原稿がカラ
ー原稿でないと判定されると、上記ステップS139〜
144をスキップして上記ステップS145に進む。す
なわち、ここでカラー原稿でないと判定された原稿は読
取が行われずにそのまま排紙される。そして、最終原稿
の読取が終了すると、ステップS146に進む。
【0188】ステップS146では、インサータ出力モ
ードが選択されているか否かを判定し、インサータ出力
モードが選択されていないときには、ステップS148
に進み、メモリに格納されている画像を順に読み出して
シート上に画像形成を行い、このシートをビンユニット
5に出力する。そしてステップS149において、ジョ
ブが終了したか否かを判定し、ジョブが終了していない
ときには、上記ステップS148に戻る。そして、ジョ
ブが終了すると、上記ステップS131(図18に示
す)に戻る。
【0189】上記ステップS146においてインサータ
出力モードが設定されていると判定されると、ステップ
S147に進み、Sモードが設定されているか否かを判
定し、Sモードが設定されていると、図20に示すステ
ップS150に進む。ステップS150では、原稿カウ
ンタ、排紙ビン指定カウンタ、排紙ビン収納枚数カウン
タ、インサータ出力枚数カウンタをそれぞれ「0」にク
リアする。
【0190】次いで、ステップS152に進み、原稿カ
ウンタを1インクリメントし、続くステップS153
で、原稿カウンタのカウント値に対応する枚数目の原稿
画像のプリント動作を行う。そして、ステップS154
に進み、排紙ビン収納枚数カウンタを1インクリメント
し、続くステップS155で、インサータ出力枚数カウ
ンタを1インクリメントする。
【0191】次いで、ステップS156に進み、このイ
ンサータ出力モードによるジョブが終了したか否かを判
定し、このジョブが終了していないときには、ステップ
S157に進み、インサータ出力枚数カウンタのカウン
ト値が置数(上記ステップS132でインサータ機種に
応じて設定された出力部数)に一致したか否かを判定
し、一致しなければ、ステップS158に進み、排紙ビ
ン収納枚数カウンタのカウント値が1ビン収納可能枚数
に一致したか否かを判定する。排紙ビン収納枚数カウン
タのカウント値が1ビン収納可能枚数に一致しないと、
上記ステップS153に戻り、原稿カウンタのカウント
値に対応する枚数目の原稿画像のプリント動作を続行す
る。
【0192】排紙ビン収納枚数カウンタのカウント値が
1ビン収納可能枚数に一致すると、原稿カウンタのカウ
ント値に対応する枚数目の原稿の画像形成されたシート
を現在の積載ビンに積載することができないと判断し
て、ステップS159に進み、排紙ビン指定カウンタを
1インクリメントして次の積載ビンを指定し、続くステ
ップS55で、排紙ビン収納枚数カウンタを「0」にク
リアして上記ステップS153に戻る。
【0193】上記ステップS157においてインサータ
出力枚数カウンタのカウント値が置数に一致したと判定
すると、ステップS161に進み、インサータ出力枚数
カウンタを「0」にクリアし、続くステップS162で
排紙ビン収納枚数カウンタを「0」にクリアし、そして
ステップS163で排紙ビン指定カウンタを1インクリ
メントし、上記ステップS152に戻り、原稿カウンタ
を1インクリメントし、次の枚数目の原稿画像のプリン
ト動作を行う。
【0194】上記ステップS156においてジョブが終
了したと判定すると、ステップS164に進み、インサ
ータ出力モードをクリアし、上記ステップS131に戻
る。
【0195】上記ステップS147においてFモードが
設定されていると判定すると、図21に示すステップS
164に進み、原稿カウンタ、排紙ビン指定カウンタ、
排紙ビン収納枚数カウンタ、インサータ出力枚数カウン
タをそれぞれ「0」にクリアする。
【0196】次いで、ステップS165に進み、原稿カ
ウンタのカウント値が原稿枚数に一致するか否かを判定
し、一致すれば、ステップS166に進み、原稿カウン
タを「0」にクリアし、ステップS167に進む。これ
に対し、原稿カウンタのカウント値が原稿枚数に一致し
ていないときには、ステップS167をスキップしてス
テップS168に進む。
【0197】ステップS168では、原稿カウンタを1
インクリメントし、続くステップS169で、原稿カウ
ンタのカウント値に対応する枚数目の原稿画像のプリン
ト動作を行う。そして、ステップS170に進み、排紙
ビン収納枚数カウンタを1インクリメントし、続くステ
ップS171で、インサータ出力枚数カウンタを1イン
クリメントする。
【0198】次いで、ステップS171に進み、このイ
ンサータ出力モードによるジョブが終了したか否かを判
定し、このジョブが終了していないときには、ステップ
S173に進み、インサータ出力枚数カウンタのカウン
ト値がインサータ収納予定枚数(上記ステップS132
でインサータ機種に応じて設定された出力部数)に一致
したか否かを判定し、一致しなければ、ステップS17
4に進み、排紙ビン収納枚数カウンタのカウント値が排
紙ビン収納可能枚数に一致したか否かを判定する。排紙
ビン収納枚数カウンタのカウント値が排紙ビン収納可能
枚数に一致しないときには、上記ステップS165に戻
り、原稿カウンタのカウント値に対応する枚数目の原稿
画像のプリント動作を続行する。
【0199】排紙ビン収納枚数カウンタのカウント値が
排紙ビン収納可能枚数に一致すると、原稿カウンタのカ
ウント値に対応する枚数目の原稿の画像形成されたシー
トを現在の積載ビンに積載することができないと判断し
て、ステップS175に進み、排紙ビン指定カウンタを
1インクリメントして次の積載ビンを指定し、続くステ
ップS176で、排紙ビン収納枚数カウンタを「0」に
クリアして上記ステップS165に戻る。
【0200】上記ステップ173においてインサータ出
力枚数カウンタのカウント値がインサータ収納予定枚数
に一致したと判定すると、所定の枚数分のシートが1つ
の積載ビンに出力された判断してステップS177に進
み、インサータ出力枚数カウンタを「0」にクリアし、
続くステップS178で排紙ビン収納枚数カウンタを
「0」にクリアし、そしてステップS179で排紙ビン
指定カウンタを1インクリメントし、上記ステップS1
65に戻る。
【0201】上記ステップS171においてジョブが終
了した判定すると、ステップS172に進み、インサー
タ出力モードをクリアし、そして上記ステップS131
に戻る。
【0202】(実施の第7形態)次に、本発明の実施の
第7形態について図22ないし図26を参照しながら説
明する。図22ないし図26は本発明の画像形成装置の
実施の第7形態におけるインサータ出力紙モードの手順
を示すフローチャートである。
【0203】本実施の形態は、上述の実施の第2形態に
対し、インサータの機種情報に応じて設定された出力部
数に対してその1部の出力を完了する毎にインサータ出
力モードの実行を一時停止し、スタートキーの押下によ
りインサータ出力モードを再開するように構成されてい
る点で異なる。
【0204】本実施の形態におけるインサータ出力モー
ドでは、図22に示すように、まずステップS181に
おいて合紙作成キー642が押下されたか否かを判定
し、合紙作成キー642が押下されると、ステップS1
82に進み、1ビンインサータキー643、3ビンイン
サータキー644、5ビンインサータキー645のいず
れかの押下に応じてインサータの機種を選択する。これ
により、インサータ機種に応じた出力部数が設定され
る。そしてステップS183に進み、ソフトキー64
0,641のいずれかを押下に応じて、インサータ出力
モードにおけるSモードまたはFモードを設定する。こ
れにより、インサータ出力モードが設定されたことにな
る。
【0205】次いで、ステップS184に進み、スター
トキー614の押下を待つ。これに対し、上記ステップ
S181において合紙作成キー642が押下されていな
いと判定すると、上記ステップS182および183を
スキップしてステップS184に進み、スタートキー6
14の押下を待つ。
【0206】スタートキー614が押下されると、ステ
ップS185に進み、自動原稿給送部51に設けられた
原稿判別センサの出力に基づき原稿がカラー原稿である
か否かを判別するためのカラー原稿判別モードが設定さ
れているか否かを判定し、カラー原稿判別モードが設定
されていないときには、通常の原稿読取動作を行うと判
断してステップS188に進み、原稿積載トレイ50に
積載された原稿pを1枚づつ順に原稿台ガラス78上に
搬送し、この搬送された原稿を読み取り、続くステップ
S189で、読み取った原稿の画像をメモリに格納す
る。そして、ステップS190において最終原稿の読取
が終了したか否かを判定し、最終原稿の読取が終了して
いないときには、上記ステップS185に戻り、次の原
稿の読取を行う。最終原稿の読取が終了すると、ステッ
プS191に進む。
【0207】上記ステップS185においてカラー原稿
判別モードが設定されていると判定されると、ステップ
S186に進み、自動原稿給送部51カラー原稿の給送
を開始し、この原稿がカラー原稿であるか否かを判定す
るためのプレ原稿読取を行い、続くステップS187で
プレ原稿読取の結果に基づき原稿がカラー原稿であるか
否かを判定する。この原稿がカラー原稿であるときに
は、この原稿が読み取るべき原稿であると判断してステ
ップS188に進み、給送された原稿の読取を行い、続
くステップS189でこの読み取った原稿の画像をメモ
リに格納する。そして、ステップS190に進み、最終
原稿の読取が終了したか否かを判定し、最終原稿の読取
が終了していないときには、上記ステップS185に戻
り、次の原稿の給送を開始してカラー原稿判別を行う。
【0208】上記ステップS187において原稿がカラ
ー原稿でないと判定されると、上記ステップS186お
よび187をスキップして上記ステップS190に進
む。すなわち、ここでカラー原稿でないと判定された原
稿は読取が行われずにそのまま排紙される。そして、最
終原稿の読取が終了すると、ステップS191に進む。
【0209】ステップS191では、インサータ出力モ
ードが選択されているか否かを判定し、インサータ出力
モードが選択されていないときには、ステップS193
に進み、メモリに格納されている画像を順に読み出して
シート上に画像形成を行い、このシートをビンユニット
5に出力する。そして、ステップS194において、ジ
ョブが終了したか否かを判定し、ジョブが終了していな
いときには、上記ステップS193に戻る。ジョブが終
了すると、上記ステップS181に戻る。
【0210】上記ステップS191においてインサータ
出力モードが設定されていると判定されると、ステップ
S192に進み、Sモードが設定されているか否かを判
定し、Sモードが設定されていると、図23に示すステ
ップS195に進む。ステップS195では、原稿カウ
ンタ、排紙ビン指定カウンタ、排紙ビン収納枚数カウン
タ、インサータ出力枚数カウンタをそれぞれ「0」にク
リアする。
【0211】次いで、ステップS196に進み、原稿カ
ウンタを1インクリメントし、続くステップS197
で、原稿カウンタのカウント値に対応する枚数目の原稿
画像のプリント動作を行う。そして、ステップS198
に進み、排紙ビン収納枚数カウンタを1インクリメント
し、続くステップS199で、インサータ出力枚数カウ
ンタを1インクリメントする。
【0212】次いで、ステップS200に進み、このイ
ンサータ出力モードによるジョブが終了したか否かを判
定し、このジョブが終了していないときには、ステップ
S201に進み、インサータ出力枚数カウンタのカウン
ト値が置数(上記ステップS182でインサータ機種に
応じて設定された出力部数)に一致したか否かを判定
し、一致しなければ、ステップS202に進み、排紙ビ
ン収納枚数カウンタのカウント値が1ビン収納可能枚数
に一致したか否かを判定する。排紙ビン収納枚数カウン
タのカウント値が1ビン収納可能枚数に一致しないとき
には、上記ステップS197に戻り、原稿カウンタのカ
ウント値に対応する枚数目の原稿画像のプリント動作を
続行する。
【0213】排紙ビン収納枚数カウンタのカウント値が
1ビン収納可能枚数に一致すると、原稿カウンタのカウ
ント値に対応する枚数目の原稿の画像形成されたシート
を現在の積載ビンに積載することができないと判断し
て、ステップS203に進み、排紙ビン指定カウンタを
1インクリメントして次の積載ビンを指定し、続くステ
ップS204で、排紙ビン収納枚数カウンタを「0」に
クリアして上記ステップS197に戻る。
【0214】上記ステップS201においてインサータ
出力枚数カウンタのカウント値が置数に一致したと判定
すると、1部のシート束の出力が終了したと判断して、
24に示すステップS205に進み、プリント動作を中
止してスタートキー614の押下を待つ。スタートキー
614が押下されると、ステップS206に進み、排紙
ビン内にシートがあるか否かを判定し、シートがあれ
ば、現在の排紙ビンに排紙されたシートが残存している
と判断してステップS207に進み、排紙ビン指定カウ
ンタを1インクリメントする。そして、ステップS20
9に進み、インサータ出力枚数カウンタを「0」にクリ
アし、続くステップS210で排紙ビン収納枚数カウン
タを「0」にクリアする。そして、上記ステップS19
6に戻る。これに対し、現在の排紙ビンにシートがなけ
れば、現在の排紙ビンへのシートの排紙が可能であると
判断してステップS208に進み、排紙カウンタを
「0」にクリアし、そして上記ステップS209および
210を経て上記ステップS196に戻る。
【0215】上記ステップS200において、ジョブが
終了したと判定されると、ステップS211に進み、イ
ンサータ出力モードをクリアし、上記ステップS181
に戻る。
【0216】上記ステップS192においてFモードが
設定されていると判定すると、図25に示すステップS
212に進み、原稿カウンタ、排紙ビン指定カウンタ、
排紙ビン収納枚数カウンタ、インサータ出力枚数カウン
タをそれぞれ「0」にクリアする。
【0217】次いで、ステップS213に進み、原稿カ
ウンタのカウント値が原稿枚数に一致するか否かを判定
し、一致すれば、ステップS214に進み、原稿カウン
タを「0」にクリアし、ステップS215に進む。これ
に対し、原稿カウンタのカウント値が原稿枚数に一致し
ていないときには、ステップS213をスキップしてス
テップS215に進む。
【0218】ステップS215では、原稿カウンタを1
インクリメントし、続くステップS216で、原稿カウ
ンタのカウント値に対応する枚数目の原稿画像のプリン
ト動作を行う。そして、ステップS217に進み、排紙
ビン収納枚数カウンタを1インクリメントし、続くステ
ップS218で、インサータ出力枚数カウンタを1イン
クリメントする。
【0219】次いで、ステップS219に進み、このイ
ンサータ出力モードによるジョブが終了したか否かを判
定し、このジョブが終了していないときには、ステップ
S220に進み、インサータ出力枚数カウンタのカウン
ト値がインサータ収納予定枚数(上記ステップS182
でインサータ機種に応じて設定された出力部数)に一致
したか否かを判定し、一致しなければ、ステップS22
1に進み、排紙ビン収納枚数カウンタのカウント値が排
紙ビン収納可能枚数に一致したか否かを判定する。排紙
ビン収納枚数カウンタのカウント値が排紙ビン収納可能
枚数に一致しないときには、上記ステップS213に戻
り、原稿カウンタのカウント値に対応する枚数目の原稿
画像のプリント動作を続行する。
【0220】排紙ビン収納枚数カウンタのカウント値が
排紙ビン収納可能枚数に一致すると、原稿カウンタのカ
ウント値に対応する枚数目の原稿の画像形成されたシー
トを現在の積載ビンに積載することができないと判断し
て、ステップS222に進み、排紙ビン指定カウンタを
1インクリメントして次の積載ビンを指定し、続くステ
ップS223で、排紙ビン収納枚数カウンタを「0」に
クリアして上記ステップS213に戻る。
【0221】上記ステップS220においてインサータ
出力枚数カウンタのカウント値がインサータ収納予定枚
数に一致したと判定すると、所定の枚数分のシートが1
つの積載ビンに出力された判断してステップS224に
進み、1部のシート束の出力が終了したと判断して図2
6に示すステップS224に進み、プリント動作を中止
してスタートキー614の押下を待つ。スタートキー6
14が押下されると、ステップS225に進み、現在の
積載ビン内にシートがあるか否かを判定し、シートがあ
れば、現在の積載ビンに排紙されたシートが残存してい
ると判断してステップS226に進み、排紙ビン指定カ
ウンタを1インクリメントする。そして、ステップS2
28に進み、インサータ出力枚数カウンタを「0」にク
リアし、続くステップS229で排紙ビン収納枚数カウ
ンタを「0」にクリアする。そして、上記ステップS2
13に戻る。これに対し、現在の積載ビンにシートがな
ければ、現在の積載ビンへのシートの排紙が可能である
と判断してステップS227に進み、排紙ビン指定カウ
ンタを「0」にクリアし、そして上記ステップS228
および210を経て上記ステップS213に戻る。
【0222】上記ステップS219において、ジョブが
終了したと判定されると、ステップS230に進み、イ
ンサータ出力モードをクリアし、上記ステップS181
に戻る。
【0223】このように、本実施の形態では、インサー
タの機種情報に応じて設定された出力部数に対してその
1部の出力を完了する毎にインサータ出力モードの実行
を一時停止し、スタートキーの押下によりインサータ出
力モードを再開するから、1部シート束に次の1部シー
ト束を構成するシートが混在することがなく、インサー
タにセットする1部シート束を確実に積載ビンから取り
出すことができる。その結果、この1部シート束のイン
サータへのセットを誤りなく確実にセットすることがで
きる。また、SモードまたはFモードのいずれのモード
においても、同様にインサータ出力モードの実行を一時
停止するから、SモードまたはFモードで出力された1
部シート束のインサータへのセットを誤りなく確実にセ
ットすることができる。
【0224】(実施の第8形態)次に、本発明の実施の
第8形態について図27ないし図34を参照しながら説
明する。図27はシートの排紙形態に関する課題例を示
す図、図28は本発明の画像形成装置の実施の第8形態
における排紙形態例を示す図、図29および図30は本
発明の画像形成装置の実施の第8形態におけるインサー
タ出力モードの手順を示すフローチャート、図31は図
30のステップS254のSモードでのプリント動作を
示すフローチャート、図32は図30のステップS25
5のFモードでのプリント動作を示すフローチャート、
図33および図34は図30のステップS258のFモ
ードでのプリント動作を示すフローチャートである。
【0225】本実施の形態は、上述の実施の第2形態に
対し、Fモードにおいて、インサート紙として出力され
るシートを部数単位でビンユニット5の各積載ビン31
に振り分けて出力する点で異なる。
【0226】インサート紙として出力されるシートを部
数順にビンユニット5の各積載ビン31に振り分けて出
力するFモードにおいて、図27(a)に示すように、
最初の積載ビン(ビン#1)に最初の1部シート束が排
紙され、続いて次のシート束が排紙される。ここで、積
載されたシートの総枚数がこのビン#1の収納可能枚数
に達していなければ、さらに次のシート束の排紙が開始
される。このシート束の排紙途中において、積載された
シートの総枚数がこのビン#1の収納可能枚数に達する
と、次のビン#2が排紙先として指定され、このビン#
2にシート束の一部シートが排紙されることになる。す
なわち、あるシート束に関してはそのシートが別々の積
載ビンに排紙されることになる。このよう場合には、出
力された複数部数のシート束をインサータにセットする
際に、別々の積載ビンに分かれて積載されたシートを合
せてシート束にする必要があり、手間が掛る。また、誤
ってシートが分かれた状態でインサータにセットされる
可能性がある。
【0227】そこで、1つのシート束を構成するシート
が別々の積載ビンに積載されることを防止するために、
本実施の形態では、1つの積載ビン31における収納可
能枚数Saと1部シート束のシート枚数Sxとから1つ
の積載ビン31に収納可能シート束部数Sbを次の
(1)式により算出する。
【0228】 Sb=Sa/Sx … (1) ここで、Sbは上記式から得られた商の最大の整数値と
する。
【0229】そして、この収納可能シート束部数Sbか
ら実際に積載ビンに収納可能なシート枚数Ssを次の
(2)式に従い算出し、この枚数をシート収納予定枚数
Ssとして設定する。
【0230】 Ss=Sx×Sb … (2) 積載ビンに排紙されたシート枚数がシート収納予定枚数
Ssに到達すると、積載ビンの切換を行う。これによ
り、1つのシート束を構成するシートが別々の積載ビン
に積載されることはなく、インサート紙として出力され
るシートを部数単位でビンユニット5の各積載ビン31
に振り分けて出力することが可能になる。よって、図2
7(b)に示すように、ビン#1に最初の1部シート束
が排紙され、続いて次のシート束が排紙される。ここ
で、2部シート束分のシート枚数が排紙ビン収納予定枚
数として設定されていれば、次のビン#2が排紙先とし
て指定され、このビン#2にさらに次のシート束が排紙
されることになる。その結果、ビンユニット5の各積載
ビン31には束単位でシート束が排紙されることにな
り、例えば図28に示すように、各ビン出力された複数
部数のシート束をインサータにセットする際に、別々の
積載ビンに分かれて積載されたシートを合せてシート束
にする必要がなく、各ビンに積載されたシート束をその
ままインサータにセットすることが可能になる。
【0231】本実施の形態におけるインサータ出力モー
ドでは、図29に示すように、まずステップS241に
おいて合紙作成キー642が押下されたか否かを判定
し、合紙作成キー642が押下されると、ステップS2
42に進み、1ビンインサータキー643、3ビンイン
サータキー644、5ビンインサータキー645のいず
れかの押下に応じてインサータの機種を選択する。これ
により、インサータ機種に応じた出力部数が設定され
る。そしてステップS243に進み、ソフトキー64
0,641のいずれかを押下に応じて、インサータ出力
モードにおけるSモードまたはFモードを設定する。こ
れにより、インサータ出力モードが設定されたことにな
る。
【0232】次いで、ステップS244に進み、スター
トキー614の押下を待つ。これに対し、上記ステップ
S241において合紙作成キー642が押下されていな
いと判定すると、上記ステップS242およびS243
をスキップしてステップS244に進み、スタートキー
614の押下を待つ。
【0233】スタートキー614が押下されると、ステ
ップS245に進み、原稿がカラー原稿であるか否かを
判別するためのカラー原稿判別モードが設定されている
か否かを判定し、カラー原稿判別モードが設定されてい
ないときには、通常の原稿読取動作を行うと判断してス
テップS248に進み、原稿積載トレイ50に積載され
た原稿pを1枚づつ順に原稿台ガラス78上に搬送し、
この搬送された原稿を読み取り、続くステップS249
で、読み取った原稿の画像をメモリに格納する。そし
て、ステップS250において最終原稿の読取が終了し
たか否かを判定し、最終原稿の読取が終了していないと
きには、上記ステップS245に戻り、次の原稿の読取
を行う。そして最終原稿の読取が終了すると、図30に
示すステップS251に進む。
【0234】上記ステップS245においてカラー原稿
判別モードが設定されていると判定されると、ステップ
S246に進み、自動原稿給送部51カラー原稿の給送
を開始し、自動原稿給送部51に設けられた原稿判別セ
ンサにより原稿がカラー原稿であるか否かを判別するた
めのプレ原稿読取を行い、続くステップS247でプレ
原稿読取の結果に基づき原稿がカラー原稿であるか否か
を判定する。この原稿がカラー原稿であるときには、こ
の原稿が読み取るべき原稿であると判断してステップS
248に進み、給送された原稿の読取を行い、続くステ
ップS249でこの読み取った原稿の画像をメモリに格
納する。そして、ステップS250に進み、最終原稿の
読取が終了したか否かを判定し、最終原稿の読取が終了
していないときには、上記ステップS245に戻り、次
の原稿の給送を開始してカラー原稿判別を行う。
【0235】上記ステップS247において原稿がカラ
ー原稿でないと判定されると、上記ステップS246お
よびS247をスキップして上記ステップS250に進
む。すなわち、ここでカラー原稿でないと判定された原
稿は読取が行われずにそのまま排紙される。そして、最
終原稿の読取が終了すると、図30に示すステップS2
51に進む。
【0236】ステップS251では、インサータ出力モ
ードが選択されているか否かを判定し、インサータ出力
モードが選択されていないときには、ステップS259
に進み、メモリに格納されている画像を順に読み出して
シート上に画像形成を行い、このシートをビンユニット
5に出力する。そして、ステップS260において、ジ
ョブが終了したか否かを判定し、ジョブが終了していな
いときには、上記ステップS259に戻る。ジョブが終
了すると、上記ステップS241に戻る。
【0237】上記ステップS251においてインサータ
出力モードが設定されていると判定されると、ステップ
S252に進み、インサータの1つの給紙段における収
納可能枚数が1つの積載ビンの収納可能枚数より大きい
か否かを判定する。インサータの1つの給紙段における
収納可能枚数が1つの積載ビンの収納可能枚数以下のと
きにときには、ステップS253に進み、Sモードが設
定されているか否かを判定し、Sモードが設定されてい
ると、ステップS254に進み、Sモードでのプリント
動作を行う。これに対し、Sモード設定されていないと
きには、Fモードが設定されていると判断してステップ
S255に進み、Fモードのプリント動作を行う。
【0238】上記ステップS252においてインサータ
の1つの給紙段における収納可能枚数が1つの積載ビン
の収納可能枚数より大きいときには、ステップS256
に進み、Sモードが設定されているか否かを判定し、S
モードが設定されていると、ステップS257に進み、
Sモードでのプリント動作を行う。これに対し、Sモー
ド設定されていないときには、Fモードが設定されてい
ると判断してステップS258に進み、Fモードのプリ
ント動作を行う。
【0239】上記ステップS254のSモードのプリン
ト動作においては、図31に示すように、まずステップ
S301で、原稿カウンタ、排紙ビン指定カウンタ、排
紙ビン収納枚数カウンタをそれぞれ「0」にクリアす
る。
【0240】次いで、ステップS302に進み、原稿カ
ウンタを1インクリメントし、続くステップS303
で、原稿カウンタのカウント値に対応する枚数目の原稿
画像のプリント動作を行う。そして、ステップS304
に進み、排紙ビン収納枚数カウンタのカウント値が置数
(上記ステップS242でインサータ機種に応じて設定
された出力部数)に一致したか否かを判定し、一致しな
ければ、上記ステップS304に戻る。排紙ビン収納枚
数カウンタのカウント値が置数に一致すると、ステップ
S307に進み、ジョブが終了したか否かを判定し、ジ
ョブが終了していなければ、ステップS309に進み、
排紙ビン収納枚数カウンタを「0」にクリアし、続くス
テップS310で、排紙ビン指定カウンタを1インクリ
メントする。そして、上記ステップS302に戻り、原
稿カウンタを1インクリメントし、次の原稿画像のプリ
ント動作を続行する。
【0241】上記ステップS307においてジョブが終
了した判定されると、ステップS308に進み、インサ
ータ出力モードをクリアし、上記ステップS241に戻
る。
【0242】上記ステップS255のFモードのプリン
ト動作では、図32に示すように、ステップS311に
進み、原稿カウンタ、排紙ビン指定カウンタ、排紙ビン
収納枚数カウンタをそれぞれ「0」にクリアする。続く
ステップS312では、排紙ビン収納予定枚数を算出す
る。この算出方法は、上述した方法と同じである。
【0243】次いで、ステップS313に進み、原稿カ
ウンタを1インクリメントし、続くステップS314で
プリント動作を行う。そして、排紙ビン収納枚数カウン
タを1インクリメントし、続くステップS316で、ジ
ョブが終了したか否かを判定する。このジョブが終了し
ていないときには、ステップS317に進み、排紙ビン
収納枚数カウンタのカウント値が排紙ビン収納予定枚数
に一致したか否かを判定し、一致しなければ、ステップ
S320に進み、原稿カウンタのカウント値が読み取っ
た原稿枚数に一致したか否かを判定し、一致しなけれ
ば、上記ステップS313に戻る。次の原稿のプリント
動作を行う。一致すれば、ステップ321に進み、原稿
カウンタを「0」にクリアし、上記ステップS313に
戻って次のシート束に対するプリント動作を行う。
【0244】上記ステップS317で排紙ビン収納枚数
カウンタのカウント値が排紙ビン収納予定枚数に一致し
たと判定すると、次のシート束のシートを現在の積載ビ
ンに積載することはできないと判断してステップS31
8に進み、排紙ビン指定カウンタを1インクリメント
し、排紙ビン収納枚数カウンタを「0」にクリアする。
そして、ステップS320に進み、原稿カウンタのカウ
ント値が読み取った原稿枚数に一致したか否かを判定す
る。ここでは、排紙ビン収納枚数カウンタのカウント値
が排紙ビン収納予定枚数に一致したことにより、原稿カ
ウンタのカウント値が原稿枚数に一致することになる。
そしてステップ321に進み、原稿カウンタを「0」に
クリアし、上記ステップS313に戻り、次のシート束
に対するプリント動作を行う。
【0245】上記ステップS257のSモードでのプリ
ント動作の手順は、図20のフローチャートに示す手順
と同じであり、ここでは、その説明を省略する。
【0246】上記ステップS258のFモードでのプリ
ント動作では、図33に示すように、まず、排紙ビン収
納可能束数をかステップS351において原稿カウン
タ、排紙ビン指定カウンタ、排紙ビン収納枚数カウン
タ、インサータ出力枚数カウンタをそれぞれ「0」にク
リアし、続くステップS352では、排紙ビン収納予定
枚数を上記(1),(2)式に従い算出する。そして、
ステップS353でインサータ収納予定枚数を算出す
る。
【0247】ここで、このインサータ収納予定数は、イ
ンサータにおける1つの給紙ビンにおける収納可能枚数
Iaと1部シート束のシート枚数Sxとからこの給紙ビ
ンに収納可能シート束部数Ibを次の(3)式により算
出する。
【0248】 Ib=Ia/Sx … (3) ここで、Ibは上記式から得られた解の最大の整数値と
する。そして、この収納可能シート束部数Ibから実際
に給紙ビンに収納可能なシート枚数Isを次の(4)式
に従い算出し、この枚数をインサータ収納予定枚数Is
として設定する。
【0249】 Is=Sx×Ib … (4) 次いで、ステップS354に進み、原稿カウンタを1イ
ンクリメントし、続くステップS355で、原稿カウン
タのカウント値に対応する枚数目の原稿画像のプリント
動作を行う。そして、ステップS356に進み、排紙ビ
ン収納枚数カウンタを1インクリメントし、続くステッ
プS357で、インサータ出力枚数カウンタを1インク
リメントする。
【0250】次いで、ステップS358に進み、このイ
ンサータ出力モードによるジョブが終了したか否かを判
定し、このジョブが終了すると、ステップS367に進
み、インサータ出力モードをクリアし、上記ステップS
241に戻る。このジョブが終了していないときには、
図34に示すステップS359に進み、排紙ビン収納枚
数カウンタのカウント値が排紙ビン収納予定枚数に一致
したか否かを判定する。排紙ビン収納枚数カウンタのカ
ウント値が排紙ビン収納予定枚数に一致すると、現在の
積載ビンに複数部数のシート束が積載され、これ以降の
シート束の積載を行うことができないと判断してステッ
プS364に進み、排紙ビン収納枚数カウンタを「0」
にクリアし、続くステップS365で排紙ビン指定カウ
ンタを1インクリメントする。そして、ステップS36
6において、原稿カウンタを「0」にクリアし、上記ス
テップS354に戻る。原稿カウンタのカウント値に対
応する枚数目の原稿画像のプリント動作を続行する。
【0251】排紙ビン収納枚数カウンタのカウント値が
排紙ビン収納予定枚数に一致しないときには、ステップ
S360に進み、インサータ出力枚数カウンタのカウン
ト値がインサータ収納予定枚数に一致したか否かを判定
し、一致すれば、ステップS363に進み、インサータ
出力枚数カウンタを「0」にクリアする。次いで、ステ
ップS364に進み、排紙ビン収納枚数カウンタを
「0」にクリアし、続くステップS365において排紙
ビン指定カウンタを1インクリメントする。そして、ス
テップS366において、原稿カウンタを「0」にクリ
アし、上記ステップS354に戻る。原稿カウンタのカ
ウント値に対応する枚数目の原稿画像のプリント動作を
続行する。
【0252】上記ステップS360においてインサータ
出力枚数カウンタのカウント値がインサータ収納予定枚
数に一致していないと判定すると、ステップS361に
進み、原稿カウンタのカウント値が原稿枚数に一致する
か否かを判定し、一致すれば、ステップS362に進
み、原稿カウンタを「0」にクリアし、上記ステップS
354に戻る。
【0253】このように、本実施の形態では、Fモード
においてインサート紙として出力されるシートを部数単
位でビンユニット5の各積載ビン31に振り分けて出力
するから、Fモードにおいて1部シート束を構成するシ
ートが別々の積載ビンに積載されることはなく、Fモー
ドで出力されたシート束のインサータへのセットを誤り
なく確実にセットすることができる。
【0254】(実施の第9形態)次に、本発明の実施の
第9形態について図35ないし図37を参照しながら説
明する。図35は本発明の画像形成装置の実施の第9形
態におけるインサータ出力モードの先頭マークの付加例
を示す図、図36および図37は本発明の画像形成装置
の実施の第9形態におけるインサータ出力モードの手順
を示すフローチャートである。
【0255】本実施の形態は、上述の実施の第6形態に
対し、インサータ出力モードによりインサート紙として
出力されるシートの内の1ページ目に対応するシートの
画像形成領域外の領域(余白領域)に先頭マークを付加
する点で異なる。
【0256】具体的には、図35(a)に示すように、
インサータ出力モードにおいて3枚の原稿p1〜p3を
順に読み取るとすると、読み取った順に各原稿p1〜p
3の画像がメモリに格納される。このとき、読み取った
原稿p1の画像に対しては、その原稿画像領域外の領域
の所定位置(ここでは上部)に先頭画マークデータが付
加されてメモリに格納されることになる。この先頭マー
クデータは予めメモリに格納されているデータである。
そして最終原稿p3の読取が終了すると、メモリから最
終ページに対応する画像(原稿p3の画像)が読み出さ
れてシート上に形成され、このシートは設定されたモー
ド(SモードまたはFモード)で決定される積載ビン3
1に出力される。
【0257】次いで、最終ページの前ページに対応する
画像(原稿p2)が読み出されて画像形成が行われ、そ
の画像形成済みのシートが積載ビン31の最終ページに
対応するシート上に積載される。次いで、先頭ページに
対応する画像(原稿p1)が読み出されて画像形成が行
われ、そのシートは積載ビン31のシート束の最上位置
に積載される。この先頭ページ(1ページ目)に対応す
る画像データには先頭マークデータが付加されているか
ら、1ページ目に対応するシートS'1には、図35
(b)に示すように、シートS'1の余白部に対応する
領域(原稿画像形成領域外)に先頭マークデータが示す
画像(図中の「■」)が付加されることになる。他のペ
ージに対応するシートS'2,S'3には、当然のことな
がら、先頭マークデータが示す画像は付加されない。
【0258】このようにして、1ページ目に対応するシ
ートには、そのシートが1ページ目であることを示す画
像が付加されることになる。よって、SモードまたはF
モードによって、出力されたシート束において1ページ
目のシートを識別することが可能になり、このシート束
をインサータにセットする際に1ページ目のシートを基
準にしてセットすることによって、シートのページ順を
誤ることなくシートのセットを行うことができる。
【0259】また、上記説明においては、先頭マークデ
ータを画像データのシート上部に対応する位置に付加す
る例を示したが、図35(c)に示すように、先頭マー
クデータの位置およびその数を変更することも可能であ
る。この場合、インサータの機種情報に基づき先頭マー
クデータの位置およびその数を変更することが好まし
い。例えば、インサータがインサート紙をその後端を基
準にセットするようなものであるときには、1ページ目
のシートの後端(下部)に先頭マークを付加するなど、
インサータにおけるインサート紙のセット形態に適した
位置に先頭マークを付加することが可能になる。また、
シートの表面(画像形成面)に代えてシート裏面に先頭
マークを付加することも可能である。
【0260】次に、本実施の形態におけるインサータ出
力モードについて図36ないし図37を参照しながら説
明する。
【0261】図36を参照するに、まずステップS37
1において合紙作成キー642が押下されたか否かを判
定し、合紙作成キー642が押下されると、ステップS
372に進み、1ビンインサータキー643、3ビンイ
ンサータキー644、5ビンインサータキー645のい
ずれかの押下に応じてインサータの機種を選択する。こ
れにより、インサータ機種に応じた出力部数が設定され
る。そしてステップS373に進み、ソフトキー64
0,641のいずれかを押下に応じて、インサータ出力
モードにおけるSモードまたはFモードを設定する。こ
れにより、インサー出力モードが設定されたことにな
る。
【0262】次いで、ステップS374に進み、スター
トキー614の押下を待つ。これに対し、上記ステップ
S371において合紙作成キー642が押下されていな
いと判定すると、上記ステップS372および373を
スキップしてステップS374に進み、スタートキー6
14の押下を待つ。
【0263】スタートキー614が押下されると、ステ
ップS375に進み、原稿カウンタを「0」にクリア
し、続くステップS376で、カラー原稿のみを読み取
るためのカラー原稿判別モードが設定されているか否か
を判定し、このカラー原稿判別モードが設定されていな
いときには、通常の原稿読取動作を行うと判断してステ
ップS379に進み、原稿積載トレイ50に積載された
原稿pを1枚づつ順に原稿台ガラス78上に搬送し、こ
の搬送された原稿を読み取り、図37に示すステップS
380に進む。ステップS380では、インサータ出力
モードが選択されているか否かを判定する。ここでは、
インサータ出力モードが設定されていないから、ステッ
プS384に進み、読み取った原稿の画像をメモリに格
納し、続くステップS385で原稿カウンタを1インク
リメントする。そして、ステップS386に進み、最終
原稿の読取が終了したか否かを判定し、最終原稿の読取
が終了していないときには、上記ステップS376に戻
り、次の原稿の読取を行う。そして、最終原稿の読取が
終了すると、ステップS387に進む。
【0264】上記ステップS376においてカラー原稿
のみを読み取るためのカラー原稿判別モードが設定され
ていると判定されると、ステップS377に進み、自動
原稿給送部51カラー原稿の給送を開始し、この原稿が
カラー原稿であるか否かを判定するためのプレ原稿読取
を行う。そしてステップS378において、プレ原稿読
取の結果に基づき原稿がカラー原稿であるか否かを判定
し、この原稿がカラー原稿であるときには、ステップS
379に進み、この原稿を読み取り、そして、図37に
示すステップS380に進み、インサータ出力モードが
選択されているか否かを判定する。インサータ出力モー
ドが選択されているときには、ステップS381に進
み、画像サイズがシートサイズより小さいか否かを判定
する。画像サイズがシートサイズより小さいときには、
ステップS382に進み、原稿カウンタのカウント値が
「0」であるか否かを判定する。原稿カウンタのカウン
ト値が「0」であるときには、この原稿が1ページ目に
対応する原稿であると判断してステップS383に進
み、画像データに先頭マークデータを付加し、続くステ
ップS384で先頭マークデータが付加された画像デー
タをメモリに格納する。そして、ステップS385にお
いて原稿カウンタを1インクリメントし、続くステップ
S386において、最終原稿の読取が終了したか否かを
判定し、最終原稿の読取が終了していないときには、上
記ステップS376に戻り、カラー原稿判別モードが設
定されているか否かの判定を行う。
【0265】上記ステップS381において画像サイズ
がシートサイズより小さくないときには、先頭データマ
ークを余白領域に付加することができないと判断して上
記ステップS382および383をスキップしてステッ
プS384に進む。また、上記ステップS382におい
て原稿カウンタのカウント値が「0」でないと判定する
と、原稿が1ページ目に対応する原稿でないと判断して
上記ステップS383をスキップしてステップS384
に進む。
【0266】上記ステップS378において原稿がカラ
ー原稿でないと判定されると、上記ステップS379〜
S385をスキップして上記ステップS386に進む。
すなわち、ここでカラー原稿でないと判定された原稿は
読取が行われずにそのまま排紙される。そして、最終原
稿の読取が終了すると、ステップS388に進む。
【0267】ステップS387では、インサータ出力モ
ードが選択されているか否かを判定し、インサータ出力
モードが選択されていないときには、ステップS389
に進み、メモリに格納されている画像を順に読み出して
シート上に画像形成を行い、このシートをビンユニット
5に出力する。そして、ステップS390において、ジ
ョブが終了したか否かを判定し、このジョブが終了して
いないときには、上記ステップS389に戻る。そし
て、ジョブが終了すると、上記ステップS371に戻
る。
【0268】上記ステップS387においてインサータ
出力モードが設定されていると判定されると、ステップ
S388に進み、Sモードが設定されているか否かを判
定し、Sモードが設定されていると、Sモードでのプリ
ント動作へ移行する。このSモードでのプリント動作
は、図20のフローチャートに示す動作と同じであり、
ここでは、そのフローチャートおよび説明を省略する。
これに対し、Sモードが設定されていないすなわちFモ
ードが設定されているときには、Fモードでのプリント
動作を行う。このFモードでのプリント動作は、図21
のフローチャートに示す動作と同じであり、ここでは、
そのフローチャートおよび説明を省略する。
【0269】このように、本実施の形態では、先頭マー
クデータをシートの余白領域に形成するから、シート上
の原稿画像と先頭マークとの重なりで先頭マークが判別
し難くなることを回避することができる。
【0270】なお、上述した実施1ないし9の各形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(上述
の各フローチャートの処理を実行するためのプログラム
コード等を含む)を記録した記憶媒体を、システムある
いは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピ
ュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納され
たプログラムコードを読出し実行することによっても、
達成されることはいうまでもない。
【0271】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0272】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0273】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0274】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることはいうまでもない。
【0275】また、上述の各実施の形態(形態1ないし
9)に関し、カラー画像をシート上に形成可能なカラー
画像形成ユニットを具備する画像形成装置1000にお
いて、インサート出力モードの選択時に、カラー原稿と
白黒原稿とが混在するカラー白黒混在原稿束の内の、カ
ラーページのみをプリントし、白黒原稿については、プ
リントしないよう制御しているが、別の形態として、白
黒画像をシート上に形成する白黒画像形成ユニットを有
する画像形成装置において、インサート出力モードの選
択時に、カラー原稿と白黒原稿とが混在するカラー白黒
混在原稿束の内の、白黒ページのみをプリントし、カラ
ー原稿については、プリントを禁止するよう制御するこ
とで、本発明を適用できる。これにより、例えば、イン
サータを具備するカラー画像形成装置のインサートビン
にセットするためのインサート紙を作成するべく、該カ
ラー画像形成装置のインサータに関する情報や、設定部
数等を、インサート出力モードを実行すべき上記白黒画
像形成装置の操作部にてインプットし、それを受け、該
白黒画像形成装置は、カラー白黒混在原稿束の内の、白
黒ページのみをインサート紙としてプリントし、カラー
原稿については、プリントを禁止するよう制御して、該
インサート紙を、操作部からの情報に基づいて、複数部
出力したり、Sモード、Fモード等の仕分け方法で排紙
部に収納させるよう制御する。
【0276】そして、ユーザにより、白黒画像形成装置
の原稿積載トレイから該カラー画像形成装置の原稿積載
トレイへの原稿束の移送作業を行わせると共に、該白黒
画像形成装置にて出力されたインサート紙を、該カラー
画像形成装置のインサータビンにセットさせ、インサー
ト処理の設定及び、スタートキーの押下により、インサ
ート処理を実行するように制御することで、上述の形態
と同様な効果を得られる。
【0277】また、上述の各実施の形態では、カラー画
像が形成された原稿と白黒画像が形成された原稿画像と
が混在する原稿束をインサート出力モードで出力する場
合の例について主に説明したが、これに限らず、写真原
稿と文字原稿とが混在する原稿束を、インサート出力モ
ードにより出力する場合、例えば、該原稿束内の写真画
像に相当するページのみをプリントし、文字画像に相当
するページはプリントしないよう制御するようにしても
よい。このように、インサート出力モードで処理すべき
原稿束が、互いにタイプの異なる原稿が混在する原稿束
である場合に、本形態は特に有効である。
【0278】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを判別し、
判別結果に基づき原稿の内のカラー原稿および白黒原稿
のいずれか一方の原稿のみを画像形成出力するものであ
って、カラー原稿および白黒原稿の内のいずれか一方の
原稿を指定し、該指定された原稿の画像を形成した用紙
をインサータ装置に渡すインサート紙として出力するイ
ンサータ出力モードを設定し、設定されたインサータ出
力モードを実行することにより、手間を掛けずに、イン
サータに適応したインサート紙の出力を得ることができ
る。
【0279】また、カラー原稿が指定されたインサータ
出力モードが設定されると、原稿の中からカラー原稿の
みを画像形成出力よう制御する。また、白黒原稿が指定
されたインサータ出力モードが設定されると、原稿の中
から白黒原稿のみを画像形成出力するよう制御を制御す
る。
【0280】さらに、インサータの機種情報を入力し、
入力されたインサータの機種情報に応じてシートの出力
部数を設定することによって、インサータに適応した部
数のインサート紙の出力を得ることができる。
【0281】さらに、インサータ出力モードにより出力
されたインサート紙としての出力物を、設定されたモー
ドに従って、1部毎に排紙部に排出することにより、イ
ンサート束の取扱いを容易にすることができる。
【0282】また、インサート紙として出力されたシー
トを排紙部の各ビンにページ順に振り分けて出力する第
1の排紙モードと、インサート紙として出力されたシー
トを部数順に排紙部の各ビンに振り分けて出力する第2
の排紙モードとのいずれか一方の排紙モードを含むイン
サータ出力モードを、操作部からの設定情報等に基づい
て、選択的に実行するので、手間を掛けずに、インサー
タに適応したインサート紙の出力を得ることができる。
【0283】また、インサータの機種情報を入力し、入
力されたインサータの機種情報に応じてシートの出力部
数を設定し、インサータ出力モードとして設定された出
力部数分のシートを出力するモードを設定することによ
って、インサータに適応した部数のインサート紙の出力
を得ることができる。
【0284】さらに、インサータの機種情報は、該イン
サータのインサータトレイ数情報を含み、原稿束内のイ
ンサート紙として、像形成すべき原稿の枚数とインサー
タトレイ数情報とに基づき第1の排紙モードを実行する
ことが可能な否かを判定し、第1の排紙モードの実行が
不可能なときには、第2の排紙モードを設定するから、
第1の排紙モードによって同一ページを積載するビンに
異なるページを積載することを未然に防止することがで
きる。
【0285】さらに、第1の排紙モードの実行が可能で
あるときには、第1および第2の排紙モードの両モード
が実行可能であるか否かを判定し、第1および第2の排
紙モードの両モードが実行可能であるときには、第2の
排紙モードを優先的に設定するように構成することがで
きる。また、第1の排紙モードの実行が可能であるとき
には、第1および第2の排紙モードの両モードが実行可
能であるか否かを判定し、第1および第2の排紙モード
の両モードが実行可能であるときには、第1の排紙モー
ドを優先的に設定するように構成することができる。さ
らに、第1の排紙モードの実行が可能であるときには、
第1および第2の排紙モードのいずれかを自動的に選択
して設定するように構成することができる。
【0286】さらに、シートに付加するためのマーク画
像をメモリに保持しておき、インサータ出力モードによ
り出力される一連のインサートシート束の内の1ページ
目に対応するシートに前記マーク画像をプリントするこ
とよって、先頭シートを容易に識別することができ、イ
ンサータへの誤セットを極力少なく抑制することができ
る。
【0287】さらに、メモリに保持されたマーク画像と
インサート紙束の1ページ目に対応する原稿の画像とを
合成し、この合成画像を前記1ページ目に対応するシー
ト上に形成するように構成することができる。また、マ
ーク画像を1ページ目に対応するシートの少なくとも1
つの箇所に付加するように構成することができる。さら
に、インサータの機種情報に応じてマーク画像を付加す
る箇所およびその数を可変するように構成することがで
きる。さらに、マーク画像をシートの余白領域に付加す
るように構成することができる。
【0288】さらに、設定された出力部数に対して1部
枚数分のシートが出力される毎に、インサータ出力モー
ドの実行を一時停止する処理を含むことによって、例え
ば、インタータを具備する装置のインサータの給紙ビン
に1つのシート束単位でセットする際には、複数のシー
ト束を1つのシート束に分ける作業が必要なく、また、
シート束の誤った仕分けをなくすことができる。
【0289】さらに、第2の排紙モードは、インサート
紙として出力されるシートを部数単位で排紙部の各ビン
に振り分けて出力するモードであることによって、この
第2の排紙モードにおいて、1部シート束を構成するシ
ートが別々のビンに積載されることはなく、出力された
シート束のインサータを有する装置の該インサータへの
セットを誤りなく確実にセットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施の一形態の全体構
成を示す模式図である。
【図2】図1の画像形成装置の読取部に設けられている
画像信号制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の画像形成装置の制御構成を示すブロック
図である。
【図4】図1の操作部の外観構成を示す図である。
【図5】図4の操作部のLCDに表示された操作画面の
一例を示す図である。
【図6】図1の複写装置におけるインサータ出力モード
の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の画像形成装置の実施の第2形態におけ
る操作部の構成を示す図である。
【図8】図7の操作部に表示されたインサータ出力紙モ
ードにおける排紙モード選択画面を示す図である。
【図9】本発明の画像形成装置の実施の第2形態におけ
るインサータ出力紙モードの手順を示すフローチャート
である。
【図10】本発明の画像形成装置の実施の第2形態にお
けるインサータ出力紙モードの手順を示すフローチャー
トである。
【図11】本発明の画像形成装置の実施の第2形態にお
けるインサータ出力紙モードの手順を示すフローチャー
トである。
【図12】本発明の画像形成装置の実施の第2形態にお
けるインサータ出力紙モードの排紙モードによる排紙形
態例を示す図である。
【図13】本発明の画像形成装置の実施の第3形態にお
けるインサータ出力モードの手順を示すフローチャート
である。
【図14】図13のステップS88のF/Sモード判別
処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の画像形成装置の実施の第4形態にお
けるインサータ出力モードのF/Sモード判別処理の手
順を示すフローチャートである。
【図16】本発明の画像形成装置の実施の第5形態にお
けるインサータ出力モードのF/Sモード判別処理の手
順を示すフローチャートである。
【図17】本発明の画像形成装置の実施の第6形態にお
けるインサータ出力モードの先頭マークの付加例を示す
図である。
【図18】本発明の画像形成装置の実施の第6形態にお
けるインサータ出力モードの手順を示すフローチャート
である。
【図19】本発明の画像形成装置の実施の第6形態にお
けるインサータ出力モードの手順を示すフローチャート
である。
【図20】本発明の画像形成装置の実施の第6形態にお
けるインサータ出力モードの手順を示すフローチャート
である。
【図21】本発明の画像形成装置の実施の第6形態にお
けるインサータ出力モードの手順を示すフローチャート
である。
【図22】本発明の画像形成装置の実施の第7形態にお
けるインサータ出力紙モードの手順を示すフローチャー
トである。
【図23】本発明の画像形成装置の実施の第7形態にお
けるインサータ出力紙モードの手順を示すフローチャー
トである。
【図24】本発明の画像形成装置の実施の第7形態にお
けるインサータ出力紙モードの手順を示すフローチャー
トである。
【図25】本発明の画像形成装置の実施の第7形態にお
けるインサータ出力紙モードの手順を示すフローチャー
トである。
【図26】本発明の画像形成装置の実施の第7形態にお
けるインサータ出力紙モードの手順を示すフローチャー
トである。
【図27】シートの排紙形態に関する課題例を示す図で
ある。
【図28】本発明の画像形成装置の実施の第8形態にお
ける排紙形態例を示す図である。
【図29】本発明の画像形成装置の実施の第8形態にお
けるインサータ出力モードの手順を示すフローチャート
である。
【図30】本発明の画像形成装置の実施の第8形態にお
けるインサータ出力モードの手順を示すフローチャート
である。
【図31】図30のステップS254のSモードでのプ
リント動作を示すフローチャートである。
【図32】図30のステップS255のFモードでのプ
リント動作を示すフローチャートである。
【図33】図30のステップS258のFモードでのプ
リント動作を示すフローチャートである。
【図34】図30のステップS258のFモードでのプ
リント動作を示すフローチャートである。
【図35】本発明の画像形成装置の実施の第9形態にお
けるインサータ出力モードの先頭マークの付加例を示す
図である。
【図36】本発明の画像形成装置の実施の第9形態にお
けるインサータ出力モードの手順を示すフローチャート
である。
【図37】本発明の画像形成装置の実施の第9形態にお
けるインサータ出力モードの手順を示すフローチャート
である。
【図38】図1の画像形成装置と組み合わせて用いられ
る1ビンインサータを有する画像形成装置の主要部構成
を模式的に示す図である。
【図39】図1の画像形成装置と組み合わせて用いられ
る3ビンインサータを有する画像形成装置の主要部構成
を模式的に示す図である。
【符号の説明】
5 ビンユニット 31 積載ビン 40 操作部 101 読取部 102 画像形成部 103 シート処理部 200 CPU回路部 201 操作制御部 202 読取制御部 204 画像形成制御部 205 シート処理制御部 1000 画像形成装置 1001a,1001b 画像形成装置(他の画像形成
装置) 2001 メモリ 2002 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/36 H04N 1/00 E H04N 1/00 108L 108 G03G 21/00 382 (72)発明者 森山 剛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 三宅 範書 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 仁村 光夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大木 尚之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中村 真一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であ
    るかを判別する原稿判別手段と、 前記原稿判別手段の判別結果に基づき前記原稿の内のカ
    ラー原稿および白黒原稿のいずれか一方の原稿の画像を
    シート上に形成する画像形成手段と、 前記カラー原稿および白黒原稿の内のいずれか一方の原
    稿を指定し、該指定された原稿の画像を形成したシート
    をインサータにセットすべきインサート紙として出力す
    るインサータ出力モードを設定するモード設定手段と、 前記設定されたインサータ出力モードを実行するモード
    実行手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記モード設定手段により、前記カラー
    原稿が指定されたインサータ出力モードが設定される
    と、前記モード実行手段は、前記原稿の内の前記カラー
    原稿のページのみをシート上に形成するように前記画像
    形成手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記モード設定手段により、前記白黒原
    稿が指定されたインサータ出力モードが設定されると、
    前記モード実行手段は、前記原稿の内の前記白黒原稿の
    ページのみをシート上に形成するように前記画像形成手
    段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記インサータの機種情報を入力する入
    力手段を備え、前記モード設定手段は、前記入力された
    インサータの機種情報に応じて前記インサータ出力モー
    ドにおける前記画像形成手段により像形成すべきシート
    の出力部数を設定することを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記インサータ出力モードにより出力さ
    れたシートを積載する積載手段を備え、前記モード実行
    手段は、前記設定された出力部数分のシート上に対応す
    る原稿の画像を形成し、該シートを1部毎に前記積載手
    段に出力することを特徴とする請求項4記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 原稿を読み取る原稿読取手段と、 前記読み取った原稿の画像をシート上に形成する画像形
    成手段と、 前記画像形成手段からのシートを積載する複数のビンを
    有する積載手段と、 前記読み取った原稿の画像を形成したシートをインサー
    タにセットすべきインサート紙として出力するインサー
    タ出力モードを設定するモード設定手段と、 前記設定されたインサータ出力モードを実行するモード
    実行手段とを備え、 前記モード設定手段は、前記インサート紙として出力さ
    れたシートを前記積載手段の各ビンにページ順に振り分
    けて出力する第1の排紙モードと、前記インサート紙と
    して出力されたシートを部数順に前記積載手段の各ビン
    に振り分けて出力する第2の排紙モードとのいずれか一
    方の排紙モードを含むインサータ出力モードを設定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記インサータの機種情報を入力する入
    力手段を備え、前記モード設定手段は、前記入力された
    インサータの機種情報に応じて前記シートの出力部数を
    設定し、前記インサータ出力モードとして前記設定され
    た出力部数分のシートを出力するモードを設定すること
    を特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記原稿がカラー原稿であるか白黒原稿
    であるかを判別する原稿判別手段を備え、前記原稿読取
    手段は、前記原稿判別手段の判別結果に基づき前記原稿
    の内のカラー原稿、白黒原稿のいずれか一方の原稿のみ
    を読み取ることが可能であり、前記モード設定手段によ
    る設定されるインサータ出力モードは、前記原稿読取手
    段により前記カラー原稿および白黒原稿のいずれか一方
    の原稿のみを読み取り、前記画像形成手段により前記読
    み取った一方の原稿の画像を前記シート上に形成し、該
    画像を形成したシートを前記インサート紙として出力す
    るモードであることを特徴とする請求項7記載の画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 前記インサータ出力モードは、前記原稿
    読取手段により前記カラー原稿のみを読み取り、前記読
    み取ったカラー原稿の画像を形成したシートを前記イン
    サート紙として出力するモードであることを特徴とする
    請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記インサータ出力モードは、前記原
    稿読取手段により前記白黒原稿のみを読み取り、前記読
    み取った白黒原稿の画像を形成したシートを前記インサ
    ート紙として出力するモードであることを特徴とする請
    求項8記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記インサータの機種情報は、該イン
    サータのインサータトレイ数情報を含み、前記モード設
    定手段は、前記読み取った原稿の枚数と前記インサータ
    トレイ数情報とに基づき前記第1の排紙モードを実行す
    ることが可能な否かを判定し、前記第1の排紙モードの
    実行が不可能なときには、前記第2の排紙モードを設定
    することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記モード設定手段は、前記第1の排
    紙モードの実行が可能であるときには、前記第1および
    第2の排紙モードの両モードが実行可能であるか否かを
    判定し、前記第1および第2の排紙モードの両モードが
    実行可能であるときには、前記第2の排紙モードを優先
    的に設定することを特徴とする請求項11記載の画像形
    成装置。
  13. 【請求項13】 前記モード設定手段は、前記第1の排
    紙モードの実行が可能であるときには、前記第1および
    第2の排紙モードの両モードが実行可能であるか否かを
    判定し、前記第1および第2の排紙モードの両モードが
    実行可能であるときには、前記第1の排紙モードを優先
    的に設定することを特徴とする請求項11記載の画像形
    成装置。
  14. 【請求項14】 前記モード設定手段は、前記第1の排
    紙モードの実行が可能であるときには、前記第1および
    第2の排紙モードのいずれかを自動的に選択して設定す
    ることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 シートに付加するためのマーク画像を
    保持する保持手段と、前記インサータ出力モードにより
    出力されるシートの内の1ページ目に対応するシートに
    前記マーク画像を付加するマーク付加手段を備えること
    を特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記マーク付加手段は、前記保持手段
    に保持されたマーク画像と前記1ページ目に対応する原
    稿の画像とを合成し、この合成画像を前記1ページ目に
    対応するシート上に形成することを特徴とする請求項1
    5記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記マーク付加手段は、前記マーク画
    像を前記1ページ目に対応するシートの少なくとも1つ
    の箇所に付加することを特徴とする請求項16記載の画
    像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記マーク画像付加手段は、前記イン
    サータの機種情報に応じて前記マーク画像を付加する箇
    所およびその数を可変することを特徴とする請求項17
    記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記マーク画像付加手段は、前記マー
    ク画像を前記シートの余白領域に付加することを特徴と
    する請求項15記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記インサータ出力モードは、前記設
    定された出力部数に対して1部枚数分のシートが出力さ
    れる毎に、前記インサータ出力モードの実行を一時停止
    する処理を含むことを特徴とする請求項7記載の画像形
    成装置。
  21. 【請求項21】 前記第2の排紙モードは、前記インサ
    ート紙として出力されるシートを部数単位で前記積載手
    段の各ビンに振り分けて出力するモードであることを特
    徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 原稿束の中からカラー原稿および白黒
    原稿の内のいずれか一方を読み取るべき原稿として指定
    し、該指定された原稿の画像を形成したシートをインサ
    ータに渡すインサート紙として出力するインサータ出力
    モードを実行可能な画像形成方法であって、 前記インサータ出力モードを設定する工程と、 前記設定されたインサータ出力モードの内容に応じて前
    記読み取るべき原稿として指定された原稿を判別する工
    程と、 前記判別結果に基づき前記指定された原稿を読み取る工
    程と、 前記読み取った原稿の画像をシート上に形成する工程
    と、 前記画像が形成されたシートを前記インサータ紙として
    出力する工程とを有することを特徴とする画像形成方
    法。
  23. 【請求項23】 前記インサータの機種情報を入力する
    工程と、前記入力されたインサータの機種情報に応じて
    前記シートの出力部数を設定する工程とを有することを
    特徴とする請求項22記載の画像形成方法。
  24. 【請求項24】 前記インサータ紙として出力されたシ
    ートを1部毎に積載手段に排紙することを特徴とする請
    求項23記載の画像形成方法。
  25. 【請求項25】 原稿の画像を形成したシートをインサ
    ータに渡すインサート紙として出力するインサータ出力
    モードを実行可能な画像形成方法であって、前記インサ
    ータ出力モードを設定する工程と、 前記インサータ出力モードでの排紙モードとして、前記
    インサート紙として出力されたシートをページ順に積載
    手段に設けられた複数のビンにそれぞれ振り分けて出力
    する第1の排紙モードと、前記インサート紙として出力
    されたシートを部数順に前記積載手段の複数のビンにそ
    れぞれ振り分けて出力する第2の排紙モードとのいずれ
    か一方を設定する工程と、 前記原稿を読み取る工程と、 前記読み取った原稿の画像をシート上に形成する工程
    と、 前記設定されたインサータ出力モードでの排紙モードに
    従って前記画像が形成されたシートを前記積載手段に出
    力する工程とを有することを特徴とする画像形成方法。
  26. 【請求項26】 前記インサータの機種情報を入力する
    工程と、前記入力されたインサータの機種情報に応じて
    前記インサータ出力モードでの前記シートの出力部数を
    設定する工程とを有することを特徴とする請求項25記
    載の画像形成方法。
  27. 【請求項27】 前記インサータモード設定時には、前
    記原稿の内のカラー原稿、白黒原稿のいずれか一方のみ
    を読み取ることを特徴とする請求項26記載の画像形成
    方法。
  28. 【請求項28】 前記インサータの機種情報は、該イン
    サータのインサータトレイ数情報を含み、前記読み取っ
    た原稿の枚数と前記インサータトレイ数情報とに基づき
    前記第1の排紙モードを実行することが可能な否かを判
    定する工程を有し、前記第1の排紙モードの実行が不可
    能なときには、前記インサータ出力モードでの排紙モー
    ドとして前記第2の排紙モードを設定することを特徴と
    する請求項26記載の画像形成方法。
  29. 【請求項29】 前記第1の排紙モードの実行が可能で
    あるときには、前記第1および第2の排紙モードの両モ
    ードが実行可能であるか否かを判定する工程を有し、前
    記第1および第2の排紙モードの両モードが実行可能で
    あるときには、前記インサータ出力モードにおける排紙
    モードとして前記第2の排紙モードを優先的に設定する
    ことを特徴とする請求項28記載の画像形成方法。
  30. 【請求項30】 前記第1の排紙モードの実行が可能で
    あるときには、前記第1および第2の排紙モードの両モ
    ードが実行可能であるか否かを判定する工程と、前記第
    1および第2の排紙モードの両モードが実行可能である
    ときには、前記インサータ出力モードでの排紙モードと
    して前記第1の排紙モードを優先的に設定することを特
    徴とする請求項28記載の画像形成方法。
  31. 【請求項31】 前記第1の排紙モードの実行が可能で
    あるときには、前記第1および第2の排紙モードのいず
    れか一方を自動的に選択して設定することを特徴とする
    請求項28記載の画像形成方法。
  32. 【請求項32】 前記インサータ出力モードにより出力
    されるシートの内の1ページ目に対応するシートに、保
    持手段に保持されたマーク画像を付加する工程を有する
    ことを特徴とする請求項26記載の画像形成方法。
  33. 【請求項33】 前記保持手段に保持されたマーク画像
    と前記1ページ目に対応する原稿の画像とを合成し、こ
    の合成画像を前記1ページ目に対応するシート上に形成
    することを特徴とする請求項32記載の画像形成方法。
  34. 【請求項34】 前記マーク画像を前記1ページ目に対
    応するシートの少なくとも1つの箇所に付加することを
    特徴とする請求項33記載の画像形成方法。
  35. 【請求項35】 前記インサータの機種情報に応じて前
    記マーク画像を付加する箇所およびその数を可変するこ
    とを特徴とする請求項34記載の画像形成方法。
  36. 【請求項36】 前記マーク画像を前記シートの余白領
    域に付加することを特徴とする請求項32、34および
    35のいずれか1つに記載の画像形成方法。
  37. 【請求項37】 前記設定された出力部数に対して1部
    枚数分のシートが出力される毎に、前記インサータ出力
    モードの実行を一時停止する工程を有することを特徴と
    する請求項25記載の画像形成方法。
  38. 【請求項38】 前記第2の排紙モードは、前記インサ
    ート紙として出力されるシートを部数単位で前記積載手
    段の各ビンに振り分けて出力するモードであることを特
    徴とする請求項26記載の画像形成方法。
  39. 【請求項39】 他の装置が有するインサータにセット
    すべきシートを出力する第1モードを含む複数の動作モ
    ードを有する画像形成装置であって、 原稿の画像をシート上に形成する画像形成手段と、 前記第1モードが選択された場合において、第1タイプ
    の画像が形成されたページ及び第2タイプの画像が形成
    されたページを含む複数ページからなる一連の原稿の内
    の、第1タイプの画像のページをプリントし、第2タイ
    プの画像のページをプリントしないよう制御する制御手
    段と、 前記他の装置が有する前記インサータに基づいた情報を
    入力する入力手段とを備え、 前記制御手段は、前記第1モード選択時においてプリン
    ト対象の、前記複数ページからなる一連の画像の内の第
    1タイプの画像のページが形成されたシートの仕分け
    を、前記入力手段により入力した、前記他の装置が有す
    る前記インサータに基づいた前記情報に基づいて行うよ
    う制御することを特徴とする画像形成装置。
  40. 【請求項40】 前記他の装置は、画像形成手段を有す
    るとともに、前記画像形成手段にて像形成されたシート
    と前記インサータにセットされた前記第1モード選択時
    にて像形成されたシートを、1つのグループとして丁合
    する第2のモードを含む複数の動作モードを有し、 前記他の装置は、前記第2モードが選択された場合にお
    いて、第1タイプの画像が形成されたページおよび第2
    タイプの画像が形成されたページを含む複数ページから
    なる前記一連の原稿の内の、第2タイプの画像のページ
    をプリントして第1タイプの画像のページはプリントし
    ないよう前記画像形成手段を制御し、第1タイプの画像
    のページに相当する個所に、前記インサータにセットさ
    れたシートを挿入することを特徴とする請求項39記載
    の画像形成装置。
  41. 【請求項41】 前記入力手段は、前記第1タイプの画
    像のページが形成されたシートを積載するための、前記
    他の装置の前記インサータが具備するインサートトレイ
    の個数に関する情報を入力することを特徴とする請求項
    39記載の画像形成装置。
  42. 【請求項42】 第1のタイプの画像のページはカラー
    画像のページであり、第2タイプの画像のページは白黒
    画像のページであることを特徴とする請求項40記載の
    画像形成装置。
  43. 【請求項43】 第1のタイプの画像のページは白黒画
    像のページであり、第2タイプの画像のページはカラー
    画像のページであることを特徴とする請求項40記載の
    画像形成装置。
  44. 【請求項44】 前記制御手段は、複数ページからなる
    前記一連の原稿の内の、前記第1タイプの画像の同一ペ
    ージのシートが1つの積載ユニットに連続して収納され
    るようシートの仕分けを行うモードと、複数ページから
    なる前記一連の原稿の内の、前記第1タイプの画像の異
    なるページのシートが1つの積載ユニットに連続して収
    納されるようシートの仕分けを行うモードを、前記入力
    手段により入力した、前記他の装置が有する前記インサ
    ータに基づいた前記情報、に基づいて、選択することを
    特徴とする請求項39記載の画像形成装置。
  45. 【請求項45】 原稿の画像をシート上に形成する画像
    形成手段を有するとともに、他の装置が有するインサー
    タにセットすべきシートを出力する第1モードを含む複
    数の動作モードを有する画像形成装置の制御方法であっ
    て、 前記第1モードが選択された場合において、第1タイプ
    の画像が形成されたページ及び第2タイプの画像が形成
    されたページを含む複数ページからなる一連の原稿の内
    の、第1タイプの画像のページをプリントし、第2タイ
    プの画像のページをプリントしないよう制御するステッ
    プと、 前記他の装置が有する前記インサータに基づいた情報を
    入力するステップとを有し、 前記第1モード選択時においてプリント対象の、前記複
    数ページからなる一連の画像の内の第1タイプの画像の
    ページが形成されたシートの仕分けを、前記入力手段に
    より入力した、前記他の装置が有する前記インサータに
    基づいた前記情報に基づいて行うよう制御する特徴とす
    る画像形成装置の制御方法。
  46. 【請求項46】 前記他の装置は、画像形成手段を有す
    るとともに、前記画像形成手段にて像形成されたシート
    と前記インサータにセットされた前記画像形成装置の前
    記第1モード選択時にて像形成されたシートを、1つの
    グループとして丁合する第2のモードを含む複数の動作
    モードを有し、 前記他の装置は、前記第2モードが選択された場合にお
    いて、第1タイプの画像が形成されたページおよび第2
    タイプの画像が形成されたページを含む複数ページから
    なる前記一連の原稿の内の、第2タイプの画像のページ
    をプリントして第1タイプの画像のページをプリントし
    ないよう前記画像形成手段を制御し、第1タイプの画像
    のページに相当する個所に、前記インサータにセットさ
    れたシートを挿入することを特徴とする請求項45記載
    の画像形成装置の制御方法。
  47. 【請求項47】 前記入力手段は、前記第1タイプの画
    像のページが形成されたシートを積載するための、前記
    他の装置の前記インサータが具備するインサートトレイ
    の個数に関する情報を入力することを特徴とする請求項
    45記載の画像形成装置の制御方法。
  48. 【請求項48】 第1のタイプの画像のページはカラー
    画像のページであり、第2タイプの画像のページは白黒
    画像のページであることを特徴とする請求項46記載の
    画像形成装置の制御方法。
  49. 【請求項49】 第1のタイプの画像のページは白黒画
    像のページであり、第2タイプの画像のページはカラー
    画像のページであることを特徴とする請求項46記載の
    画像形成装置の制御方法。
  50. 【請求項50】 前記制御ステップでは、複数ページか
    らなる前記一連の原稿の内の、前記第1タイプの画像の
    同一ページのシートが1つの積載ユニットに連続して収
    納されるようシートの仕分けを行うモードと、複数ペー
    ジからなる前記一連の原稿の内の、前記第1タイプの画
    像の異なるページのシートが1つの積載ユニットに連続
    して収納されるようシートの仕分けを行うモードを、前
    記入力手段により入力した、前記他の装置が有する前記
    インサータに基づいた前記情報、に基づいて、選択する
    ことを特徴とする請求項46記載の画像形成装置の制御
    方法。
  51. 【請求項51】 原稿の画像をシート上に形成する画像
    形成手段を有するとともに、他の装置が有するインサー
    タにセットすべきシートを出力する第1モードを含む複
    数の動作モードを有する画像形成装置に、 前記第1モードが選択された場合において、第1タイプ
    の画像が形成されたページおよび第2タイプの画像が形
    成されたページを含む複数ページからなる一連の原稿の
    内の、第1タイプの画像のページをプリントし、第2タ
    イプの画像のページはプリントしないよう制御するステ
    ップと、 前記他の装置の前記インサータに基づいた情報を入力す
    るステップと、 前記第1モード選択時においてプリント対象の、前記複
    数ページからなる一連の画像の内の第1タイプの画像の
    ページが形成されたシートの仕分けを、前記入力手段に
    より入力した、前記他の装置が有する前記インサータに
    基づいた前記情報に基づいて行うよう制御するステップ
    とを実行させるためのプログラムを記憶したことを特徴
    とするコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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JP2011146032A (ja) * 2009-12-15 2011-07-28 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

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