JP2001289941A - 多アンテナレーダー装置 - Google Patents

多アンテナレーダー装置

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JP2001289941A
JP2001289941A JP2000102565A JP2000102565A JP2001289941A JP 2001289941 A JP2001289941 A JP 2001289941A JP 2000102565 A JP2000102565 A JP 2000102565A JP 2000102565 A JP2000102565 A JP 2000102565A JP 2001289941 A JP2001289941 A JP 2001289941A
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JP
Japan
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antenna
receiving
target
receiving antenna
radar device
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JP2000102565A
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Inventor
Masami Makino
将美 牧野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載や路側設置のレーダー装置において、目
標物の検出確率を向上させる。 【解決手段】 車載や路側設置のレーダー装置に、複数
の受信アンテナを設ける。右側受信アンテナ3と左側受
信アンテナ4を、水平面内に平行に配置する。送信アン
テナ2から電波を発射して、目標物7から帰ってきた反
射波を、受信アンテナ3,4で受信する。受信電力が大
きい方の受信アンテナを、選択手段5で選択する。選択
した受信アンテナの受信波を、受信機6で検波解析し
て、目標物7までの距離と相対速度を求める。水平面内
での位置が異なる受信アンテナのうちから、反射断面積
が大きく受信電力が大きい方の受信アンテナを選択して
受信電力を確保することにより、目標を検知する確率を
高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多アンテナレーダ
ー装置に関し、特に、目標物までの相対距離や相対速度
を検出する車載または道路設置の多アンテナレーダー装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円滑かつ安全な交通を支援するた
めに、目標物までの相対距離と相対速度を検出するレー
ダー装置が、車両に搭載されたり道路に設置されたりし
ている。このような従来のレーダー装置としては、特開
平8-152470号公報に開示された車載用レーダーモジュー
ルがある。
【0003】図8に、従来のレーダー装置の構成例を示
す。図8において、送信機1は、送信信号を生成する装
置である。送信アンテナ2は、送信信号を電波とした送
出するアンテナである。受信機6は、受信アンテナで受
けた反射波を検波解析する装置である。目標物7は、送
信電波を反射する物である。送信波8は、送信アンテナ
から送出される電波である。反射波9は、目標物から反
射された電波である。受信アンテナ10は、反射波を受け
るアンテナである。
【0004】送信機1で発生した送信電力は、送信アン
テナ2から送信波8として発射される。送信波8は、目
標物7で反射され、反射波9となって周囲へ伝搬する。
反射波9の一部は受信アンテナ10により受信され、受信
機6で検出される。例えば、パルス方式レーダーでは、
送信機1から電波を発射してから受信波を検出するまで
の時間を、受信機6において測定することにより、目標
物7までの距離を測定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のレーダー装置では、平均的な受信強度が十
分大きくても、目標物を常に安定して検出できるとは限
らないという問題があった。なぜなら、目標物は一般的
に複雑な形状を持ち、目標物に対するわずかな角度変化
により反射断面積が大きく変化するため、1つの受信ア
ンテナに向かう反射波の強度が大きく変化するからであ
る。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決して、レ
ーダー装置の目標物の検出確率を高めることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、多アンテナレーダー装置を、電波を
発射する1つの送信アンテナと、目標物から帰ってきた
反射波を受信する複数の受信アンテナと、受信電力の大
きさにより受信アンテナを選択する選択手段と、選択し
た受信アンテナで受信した反射波により目標物までの距
離と相対速度を求める手段とを具備する構成とした。こ
のように構成したことにより、目標物の反射断面積が大
きくて受信電力が大きい方の受信アンテナを選択して、
目標物の検出確率を高めることができる。
【0008】また、電波を発射するとともに目標物から
帰ってきた反射波を受信する1つの送受信アンテナと、
送受信アンテナに接続したサーキュレータと、サーキュ
レータに接続した送信機と、目標物から帰ってきた反射
波を受信する複数の受信アンテナと、受信電力の大きさ
により受信アンテナを選択する選択手段と、選択した受
信アンテナで受信した反射波により目標物までの距離と
相対速度を求める手段とを具備する構成とした。このよ
うに構成したことにより、送受信アンテナ数を削減して
小型化し、コスト削減ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図7を参照しながら詳細に説明する。
【0010】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態は、2つの受信アンテナを、水平面内に平行に配
置した多アンテナレーダー装置である。
【0011】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
る多アンテナレーダー装置の機能ブロック図である。図
1において、送信機1は、送信信号を生成する装置であ
る。送信アンテナ2は、送信信号を電波とした送出する
アンテナである。右側受信アンテナ3は、反射波を受け
る右側アンテナである。左側受信アンテナ4は、右側受
信アンテナ3と同一水平面内で平行に配置された、反射
波を受ける左側アンテナである。選択手段5は、受信電
力が大きい方の受信アンテナを選択する手段である。受
信機6は、受信アンテナで受けた反射波を検波解析する
装置である。目標物7は、送信電波を反射する物であ
る。送信波8は、送信アンテナから送出される電波であ
る。反射波9は、目標物から反射された電波である。
【0012】以上のように構成された本発明の第1の実
施の形態における多アンテナレーダー装置の動作を説明
する。送信機1で発生した送信電力は、送信アンテナ2
から送信波8として発射される。送信波8は、目標物7
で反射され、反射波9となって周囲へ伝搬する。反射波
9の一部は、右側受信アンテナ3または左側受信アンテ
ナ4により受信される。選択手段5で、受信電力が大き
い方の受信アンテナを選択する。選択されたアンテナの
受信信号を、受信機6で検波解析する。例えば、パルス
方式レーダーでは、送信機1で電波を発射してから受信
波を検出するまでの時間を、受信機6で測定することに
より、目標物7までの距離を測定する。
【0013】目標物7は、一般的に複雑な形状であり、
わずかな角度変化により反射断面積が大きく変化する。
例えば、右側受信アンテナ3での受信電力が低下して
も、左側受信アンテナ4では、目標物7に対する角度が
異なり、受信電力が低下しない場合がある。このよう
に、水平面内での位置が異なる受信アンテナのうち、反
射断面積が大きくて受信電力が大きくなる方の受信アン
テナを選択して、大きな受信電力を確保することによ
り、目標を検知する確率を向上させることができる。
【0014】上記のように、本発明の第1の実施の形態
では、多アンテナレーダー装置の2つの受信アンテナ
を、水平面内に平行に配置した構成としたので、受信電
力の大きいアンテナを選択して目標検知能力を高めるこ
とができる。また、3ケ以上の受信アンテナを配して、
最も受信電力の大きいアンテナを選択する構成とするこ
とも可能である。
【0015】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、2つの受信アンテナを、水平面内に配置し左
右異なる方向へ指向させた多アンテナレーダー装置であ
る。
【0016】図2は、本発明の第2の実施の形態におけ
る多アンテナレーダー装置の機能ブロック図である。第
2の実施の形態の基本的な構成は、第1の実施の形態と
同じである。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異
なるところは、受信アンテナを左右異なる方向へ向けた
点である。図2において、右側受信アンテナ11は、反射
波を受ける右側アンテナである。左側受信アンテナ12
は、右側受信アンテナ11と同一水平面内で左右異なる方
向へ向けて配置された、反射波を受ける左側アンテナで
ある。
【0017】以上のように構成された本発明の第2の実
施の形態における多アンテナレーダー装置の動作を説明
する。送信機1で発生した送信電力は、送信アンテナ2
から送信波8として発射される。送信波8は、目標物7
で反射され、反射波9となって周囲へ伝搬する。反射波
9の一部は、右側受信アンテナ11または左側受信アンテ
ナ12により受信される。選択手段5で、受信電力が大き
い方の受信アンテナを選択する。選択されたアンテナの
受信信号を、受信機6で検波解析する。例えば、パルス
方式レーダーでは、送信機1で電波を発射してから受信
波を検出するまでの時間を、受信機6で測定することに
より、目標物7までの距離を測定する。
【0018】中心方向で目的の感度を確保した上で、右
側受信アンテナ11を右方向、左側受信アンテナ12を左方
向に指向させることにより、受信可能な水平方向の範囲
を拡大できる。また、第1の実施の形態と同様に、水平
面内での方向が異なる受信アンテナのうち、反射断面積
が大きくて受信電力が大きくなる方の受信アンテナを選
択して、大きな受信電力を確保することにより、目標を
検知する確率を向上させることができる。これらによ
り、目標物の検出確率が向上する。
【0019】上記のように、本発明の第2の実施の形態
では、多アンテナレーダー装置の2つの受信アンテナ
を、水平面内に配置し左右異なる方向へ指向させた構成
としたので、受信電力の大きいアンテナを選択して目標
検知能力を高めることができる。
【0020】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態は、2つの受信アンテナを、垂直面内に平行に配
置した多アンテナレーダー装置である。
【0021】図3は、本発明の第3の実施の形態におけ
る多アンテナレーダー装置の機能ブロック図である。第
3の実施の形態の基本的な構成は、第1の実施の形態と
同じである。第3の実施の形態が第1の実施の形態と異
なるところは、2つの受信アンテナを、垂直面内に平行
に配置した点である。図3において、下側受信アンテナ
13は、反射波を受ける下側アンテナである。上側受信ア
ンテナ14は、下側受信アンテナ13と同一垂直面内で平行
に配置された、反射波を受ける左側アンテナである。大
地15は、道路表面である。
【0022】以上のように構成された本発明の第3の実
施の形態における多アンテナレーダー装置の動作を説明
する。送信機1で発生した送信電力は、送信アンテナ2
から送信波8として発射される。送信波8は、目標物7
で反射され、反射波9となって周囲へ伝搬する。反射波
9の一部は、下側受信アンテナ13または上側受信アンテ
ナ14により受信される。選択手段5で、受信電力が大き
い方の受信アンテナを選択する。選択されたアンテナの
受信信号を、受信機6で検波解析する。例えば、パルス
方式レーダーでは、送信機1で電波を発射してから受信
波を検出するまでの時間を、受信機6で測定することに
より、目標物7までの距離を測定する。
【0023】直接波と大地反射波とが干渉して受信電力
が大きくなる方の受信アンテナを選択することにより、
大きな受信電力を確保することができる。また、垂直面
内での位置が異なる受信アンテナのうち、反射断面積が
大きくて受信電力が大きくなる方の受信アンテナを選択
して、大きな受信電力を確保することにより、目標を検
知する確率を向上させることができる。これらにより、
目標物の検出確率が向上する。
【0024】上記のように、本発明の第3の実施の形態
では、多アンテナレーダー装置の2つの受信アンテナ
を、垂直面内に平行に配置した構成としたので、受信電
力の大きいアンテナを選択して目標検知能力を高めるこ
とができる。
【0025】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、2つの受信アンテナを、垂直面内に配置し上
下異なる方向へ指向させた多アンテナレーダー装置であ
る。
【0026】図4は、本発明の第4の実施の形態におけ
る多アンテナレーダー装置の機能ブロック図である。第
4の実施の形態の基本的な構成は、第1の実施の形態と
同じである。第4の実施の形態が第1の実施の形態と異
なるところは、2つの受信アンテナを、垂直面内で上下
異なる方向へ向けた点である。図4において、下側受信
アンテナ16は、反射波を受ける下側アンテナである。上
側受信アンテナ17は、下側受信アンテナ16と同一垂直面
内で異なる方向に向けた、反射波を受ける左側アンテナ
である。大地15は、道路表面である。
【0027】以上のように構成された本発明の第4の実
施の形態における多アンテナレーダー装置の動作を説明
する。送信機1で発生した送信電力は、送信アンテナ2
から送信波8として発射される。送信波8は、目標物7
で反射され、反射波9となって周囲へ伝搬する。反射波
9の一部は、下側受信アンテナ16または上側受信アンテ
ナ17により受信される。選択手段5で、受信電力が大き
い方の受信アンテナを選択する。選択されたアンテナの
受信信号を、受信機6で検波解析する。例えば、パルス
方式レーダーでは、送信機1で電波を発射してから受信
波を検出するまでの時間を、受信機6で測定することに
より、目標物7までの距離を測定する。
【0028】中心方向で目的の感度を確保した上で、下
側受信アンテナ16を下方向、上側受信アンテナ17を上方
向に指向させることにより、受信可能な垂直方向の範囲
を拡大できる。また、直接波と大地反射波とが干渉して
受信電力が大きくなる方の受信アンテナを選択すること
により、大きな受信電力を確保することができる。さら
に、垂直面内での向きが異なる受信アンテナのうち、反
射断面積が大きくて受信電力が大きくなる方の受信アン
テナを選択して、大きな受信電力を確保することによ
り、目標を検知する確率を向上させることができる。こ
れらにより、目標物の検出確率が向上する。
【0029】上記のように、本発明の第4の実施の形態
では、多アンテナレーダー装置の2つの受信アンテナ
を、垂直面内に配置し上下異なる方向へ指向させた構成
としたので、受信電力の大きいアンテナを選択して目標
検知能力を高めることができる。
【0030】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態は、2つの受信アンテナを、垂直面内に配置し左
右異なる方向へ指向させた多アンテナレーダー装置であ
る。
【0031】図5は、本発明の第5の実施の形態におけ
る多アンテナレーダー装置の機能ブロック図である。第
5の実施の形態の基本的な構成は、第1の実施の形態と
同じである。第5の実施の形態が第1の実施の形態と異
なるところは、2つの受信アンテナを、垂直面内で左右
異なる方向へ向けた点である。図5において、下側受信
アンテナ18は、反射波を受ける下側アンテナである。上
側受信アンテナ19は、下側受信アンテナ18と同一垂直面
内で左右異なる方向に向けた、反射波を受ける左側アン
テナである。大地15は、道路表面である。
【0032】以上のように構成された本発明の第5の実
施の形態における多アンテナレーダー装置の動作を説明
する。送信機1で発生した送信電力は、送信アンテナ2
から送信波8として発射される。送信波8は、目標物7
で反射され、反射波9となって周囲へ伝搬する。反射波
9の一部は、下側受信アンテナ18または上側受信アンテ
ナ19により受信される。選択手段5で、受信電力が大き
い方の受信アンテナを選択する。選択されたアンテナの
受信信号を、受信機6で検波解析する。例えば、パルス
方式レーダーでは、送信機1で電波を発射してから受信
波を検出するまでの時間を、受信機6で測定することに
より、目標物7までの距離を測定する。
【0033】中心方向で目的の感度を確保した上で、下
側受信アンテナ18を左方向に指向させ、上側受信アンテ
ナ19を右方向に指向させることにより、受信可能な水平
方向の範囲を拡大できる。また、また、直接波と大地反
射波とが干渉して受信電力が大きくなる方の受信アンテ
ナを選択することにより、大きな受信電力を確保するこ
とができる。さらに、垂直面内での向きが異なる受信ア
ンテナのうち、反射断面積が大きくて受信電力が大きく
なる方の受信アンテナを選択して、大きな受信電力を確
保することにより、目標を検知する確率を向上させるこ
とができる。これらにより、目標物の検出確率が向上す
る。
【0034】上記のように、本発明の第5の実施の形態
では、多アンテナレーダー装置の2つの受信アンテナ
を、垂直面内に配置し左右異なる方向へ指向させた構成
としたので、受信電力の大きいアンテナを選択して目標
検知能力を高めることができる。
【0035】(第6の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態は、3つの受信アンテナを、水平面内に配置し左
右異なる方向へ指向させた多アンテナレーダー装置であ
る。
【0036】図6は、本発明の第6の実施の形態におけ
る多アンテナレーダー装置の機能ブロック図である。第
6の実施の形態の基本的な構成は、第2の実施の形態と
同じである。第6の実施の形態が第2の実施の形態と異
なるところは、第3の中央受信アンテナを設けた点であ
る。図6において、中央受信アンテナ20は、中央に設け
た3つ目の受信アンテナである。
【0037】以上のように構成された本発明の第6の実
施の形態における多アンテナレーダー装置の動作を説明
する。送信機1で発生した送信電力は、送信アンテナ2
から送信波8として発射される。送信波8は、目標物7
で反射され、反射波9となって周囲へ伝搬する。反射波
9の一部は、右側受信アンテナ11、左側受信アンテナ12
または中央受信アンテナ20により受信される。選択手段
5で、受信電力が大きい方の受信アンテナを選択する。
選択されたアンテナの受信信号を、受信機6で検波解析
する。例えば、パルス方式レーダーでは、送信機1で電
波を発射してから受信波を検出するまでの時間を、受信
機6で測定することにより、目標物7までの距離を測定
する。
【0038】第2の実施の形態と同様に、中心方向で目
的の感度を確保した上で、右側受信アンテナ11を右方向
に指向させ、左側受信アンテナ12を左方向に指向させる
ことにより、受信可能な水平方向の範囲を拡大できる。
中央受信アンテナ20があるため、右側受信アンテナ11お
よび左側受信アンテナ12を、第2の実施の形態より左右
に大きな角度で指向させることができ、より広い受信可
能範囲を確保できる。また、3つあるいはそれ以上の受
信アンテナを3次元的に広い範囲をカバーするように配
置することにより、第3の実施の形態と同様に、垂直面
内の干渉波の影響および垂直面内の反射断面積変化の影
響を低減することができる。これらにより、目標物の検
出確率が向上する。
【0039】上記のように、本発明の第6の実施の形態
では、多アンテナレーダー装置の3つの受信アンテナ
を、水平面内に配置し左右異なる方向へ指向させた構成
としたので、受信電力の大きいアンテナを選択して目標
検知能力を高めることができる。
【0040】(第7の実施の形態)本発明の第7の実施
の形態は、サーキュレータを設けて、送信アンテナと受
信アンテナを1つの送受信アンテナとした多アンテナレ
ーダー装置である。
【0041】図7は、本発明の第7の実施の形態におけ
る多アンテナレーダー装置の機能ブロック図である。第
7の実施の形態の基本的な構成は、第6の実施の形態と
同じである。第7の実施の形態が第6の実施の形態と異
なるところは、サーキュレータを設けて、送信アンテナ
と中央受信アンテナを1つの送受信アンテナとした点で
ある。図7において、サーキュレータ21は、送信機から
の送信信号を送受信アンテナから送出するとともに、受
信信号を送信信号と分離して選択手段に送る装置であ
る。送受信アンテナ22は、送信信号を電波として送出す
るとともに、反射波を受信するアンテナである。
【0042】以上のように構成された本発明の第7の実
施の形態における多アンテナレーダー装置の動作を説明
する。送信機1で発生した送信電力は、送受信アンテナ
22から送信波8として発射される。送信波8は、目標物
7で反射され、反射波9となって周囲へ伝搬する。反射
波9の一部は、右側受信アンテナ11、左側受信アンテナ
12または送受信アンテナ22により受信される。選択手段
5で、受信電力が大きい方の受信アンテナを選択する。
選択されたアンテナの受信信号を、受信機6で検波解析
する。例えば、パルス方式レーダーでは、送信機1で電
波を発射してから受信波を検出するまでの時間を、受信
機6で測定することにより、目標物7までの距離を測定
する。
【0043】送受信アンテナ22は、第6の実施の形態の
送信アンテナ2と中央受信アンテナ20を共用したもので
ある。第6の実施の形態と同様に、アンテナの配置によ
り目標物の検出確率が向上する。また、送受信アンテナ
数を削減することにより、小型化およびコストの削減が
可能となる。さらに、サーキュレータを設けた送受信ア
ンテナを複数とし、送信信号を立体的に走査するように
送信することで、アンテナの個数を減らしながら、広範
囲の目標物を検知することが可能となる。
【0044】上記のように、本発明の第7の実施の形態
では、サーキュレータを設けて、送信アンテナと受信ア
ンテナを1つの送受信アンテナとする構成としたので、
アンテナ数を削減して、小型化低コスト化できる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、多アンテナレーダー装置を、電波を発射する1つ
の送信アンテナと、目標物から帰ってきた反射波を受信
する複数の受信アンテナと、受信電力の大きさにより受
信アンテナを選択する選択手段と、選択した受信アンテ
ナで受信した反射波により目標物までの距離と相対速度
を求める手段とを具備する構成としたので、複数の受信
アンテナのうち、反射断面積が大きく受信電力が大きい
方の受信アンテナを選択して、目標物の検出確率を高め
ることができるという効果が得られる。
【0046】また、電波を発射するとともに目標物から
帰ってきた反射波を受信する1つの送受信アンテナと、
送受信アンテナに接続したサーキュレータと、サーキュ
レータに接続した送信機と、目標物から帰ってきた反射
波を受信する複数の受信アンテナと、受信電力の大きさ
により受信アンテナを選択する選択手段と、選択した受
信アンテナで受信した反射波により目標物までの距離と
相対速度を求める手段とを具備する構成としたので、送
受信アンテナ数を削減して小型化し、コスト削減ができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における多アンテナ
レーダー装置の機能ブロック図、
【図2】本発明の第2の実施の形態における多アンテナ
レーダー装置の機能ブロック図、
【図3】本発明の第3の実施の形態における多アンテナ
レーダー装置の機能ブロック図、
【図4】本発明の第4の実施の形態における多アンテナ
レーダー装置の機能ブロック図、
【図5】本発明の第5の実施の形態における多アンテナ
レーダー装置の機能ブロック図、
【図6】本発明の第6の実施の形態における多アンテナ
レーダー装置の機能ブロック図、
【図7】本発明の第7の実施の形態における多アンテナ
レーダー装置の機能ブロック図、
【図8】従来のレーダー装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 送信機 2 送信アンテナ 3,11 右側受信アンテナ 4,12 左側受信アンテナ 5 選択手段 6 受信機 7 目標物 8 送信波 9 反射波 10 受信アンテナ 13,16,18 下側受信アンテナ 14,17,19 上側受信アンテナ 15 大地 20 中央受信アンテナ 21 サーキュレータ 22 送受信アンテナ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を発射する1つの送信アンテナと、
    目標物から帰ってきた反射波を受信する複数の受信アン
    テナと、受信電力の大きさにより受信アンテナを選択す
    る選択手段と、選択した前記受信アンテナで受信した反
    射波により目標物までの距離と相対速度を求める手段と
    を具備することを特徴とする多アンテナレーダー装置。
  2. 【請求項2】 電波を発射するとともに目標物から帰っ
    てきた反射波を受信する1つの送受信アンテナと、前記
    送受信アンテナに接続したサーキュレータと、前記サー
    キュレータに接続した送信機と、目標物から帰ってきた
    反射波を受信する複数の受信アンテナと、受信電力の大
    きさにより受信アンテナを選択する選択手段と、選択し
    た前記受信アンテナで受信した反射波により目標物まで
    の距離と相対速度を求める手段とを具備することを特徴
    とする多アンテナレーダー装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の受信アンテナを、水平面内に
    平行に配置したことを特徴とする請求項1または2記載
    の多アンテナレーダー装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の受信アンテナを、水平面内に
    配置し左右異なる方向へ指向させたことを特徴とする請
    求項1または2記載の多アンテナレーダー装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の受信アンテナを、垂直面内に
    平行に配置したことを特徴とする請求項1または2記載
    の多アンテナレーダー装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の受信アンテナを、垂直面内に
    配置し上下異なる方向へ指向させたことを特徴とする請
    求項1または2記載の多アンテナレーダー装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の受信アンテナを、垂直面内に
    配置し左右異なる方向へ指向させたことを特徴とする請
    求項1または2記載の多アンテナレーダー装置。
JP2000102565A 2000-04-04 2000-04-04 多アンテナレーダー装置 Pending JP2001289941A (ja)

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