JP2001289536A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2001289536A
JP2001289536A JP2000102070A JP2000102070A JP2001289536A JP 2001289536 A JP2001289536 A JP 2001289536A JP 2000102070 A JP2000102070 A JP 2000102070A JP 2000102070 A JP2000102070 A JP 2000102070A JP 2001289536 A JP2001289536 A JP 2001289536A
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gas
ejector
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Hiroshi Oshitani
洋 押谷
Hirotsugu Takeuchi
裕嗣 武内
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Denso Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H2001/3286Constructional features
    • B60H2001/3298Ejector-type refrigerant circuits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/001Ejectors not being used as compression device
    • F25B2341/0012Ejectors with the cooled primary flow at high pressure

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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成で、コンプレッサ起動時に冷媒蒸
発量を十分に確保してエジェクタ4の駆動流量や吸引流
量の不足を防止することのできる車両用空調装置の冷凍
サイクルを提供する。 【解決手段】 コンプレッサ1、コンデンサ2、レシー
バ3、エジェクタ4、気液分離器5を冷媒配管11によ
って環状に連結すると共に、気液分離器5の液冷媒側と
エジェクタ4の吸引部8とを連結するバイパス配管12
の途中に、冷媒を蒸発気化させるエバポレータ6を配置
した冷凍サイクルにおいて、エバポレータ6の入口側、
出口側ヘッダ内に、所定の内容量を持つ第1、第2液冷
媒溜め室を設けることにより、コンプレッサ起動時にエ
バポレータ6内に必要な液冷媒を貯めておくようにし
た。これにより、コンプレッサ起動時に冷媒蒸発量を十
分に確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンプレッサ起動
時において、エジェクタの駆動流量を確保するために、
エバポレータに液冷媒を一時的に貯留することが可能な
冷凍サイクルを備えた冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6に示したように、コンプ
レッサ101、コンデンサ102、レシーバ103、エ
ジェクタ104および気液分離器105を冷媒配管10
6により環状に連結すると共に、気液分離器105でガ
ス冷媒と分離された液冷媒を減圧装置107、エバポレ
ータ108を設置したバイパス配管109を介してエジ
ェクタ104の吸引部112に吸引させるようにした冷
凍サイクルを備えた車両用冷凍装置(例えば特開平11
−37577号公報等)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の冷凍
サイクルにおいては、図6に示したように、コンプレッ
サ起動時に、冷媒がエバポレータ108において十分蒸
発せず、サイクル運転に必要な駆動流量を十分に得るこ
とができないという問題が生じている。
【0004】この理由を以下に説明する。冷凍サイクル
の場合、エバポレータ108を流れる流量、つまりエジ
ェクタ104の吸引流量は、エジェクタ104の吸引能
力に依存する。このエジェクタ104の吸引能力は、エ
ジェクタ104の駆動流量に大きく影響される。そし
て、エジェクタ104の駆動流量は、エバポレータ10
8での冷媒蒸発量に依存する。
【0005】このため、コンプレッサ起動時に、エバポ
レータ108での冷媒蒸発量が十分に確保されないと、
エジェクタ104の駆動流量が不足し、更に、エジェク
タ104の吸引流量も不足し、冷凍サイクルの冷凍能力
が低下するという不具合が生じる。
【0006】このような不具合を解消する目的で、気液
分離器105をエバポレータ108より上部に設置し、
冷凍サイクルの運転停止時にエバポレータ108内に液
冷媒を貯めた状態で、コンプレッサ101を起動し、エ
バポレータ108での冷媒蒸発量を十分確保することが
考えられる。しかしながら、車両に空調装置を搭載した
場合、よりフレキシブルな設計を行うには、上記のよう
な制約条件のないことが望まれる。
【0007】
【発明の目的】本発明は、コンプレッサ起動時にエバポ
レータで冷媒が十分蒸発しないという点に着目し、簡素
な構成で、コンプレッサ起動時にエバポレータ内に必要
な液冷媒を貯めておくことにより、コンプレッサ起動時
に冷媒蒸発量を十分に確保してエジェクタの駆動流量や
吸引流量の不足を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、気液分離器で分離された液冷媒を、冷媒を蒸発
気化させるエバポレータを設置したバイパス配管を介し
てエジェクタの吸引部に吸引させるようにした冷凍サイ
クルにおいて、エバポレータの冷媒入口側または冷媒出
口側に、冷媒を貯める冷媒溜め部を設けている。
【0009】それによって、冷凍サイクルの運転開始
時、つまりコンプレッサ起動時に、エバポレータにおけ
る冷媒蒸発量を十分に得ることができるので、冷凍サイ
クルの運転に必要な駆動流量および吸引流量を確保する
ことができる。これにより、簡単な構成の追加で、冷凍
サイクルの冷凍能力の低下を抑えることができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、エバポレ
ータの入口側ヘッダまたは出口側ヘッダに、内部に所定
の内容量を有する冷媒溜め室を設けることにより、エバ
ポレータの内部に冷凍サイクルの運転に必要な液冷媒を
貯めておくことができる。これにより、冷凍サイクルの
運転開始時、つまりコンプレッサ起動時に、冷媒溜め室
に貯められた液冷媒を蒸発気化させることで、エバポレ
ータにおける冷媒蒸発量を十分に得ることができる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、気液分離
器の液冷媒側とエバポレータの冷媒入口側とを連結する
バイパス配管の途中に、液冷媒を貯める液溜め管を配置
することにより、エバポレータの冷媒入口側に冷凍サイ
クルの運転に必要な液冷媒を貯めておくことができる。
これにより、冷凍サイクルの運転開始時、つまりコンプ
レッサ起動時に、液溜め管に貯められた液冷媒を蒸発気
化させることで、エバポレータにおける冷媒蒸発量を十
分に得ることができる。なお、液溜め管は、エバポレー
タへの液冷媒流入位置と略同一平面上、あるいはエバポ
レータへの液冷媒流入位置よりも上方に設置する方が望
まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。 〔第1実施形態の構成〕図1ないし図4は本発明の第1
実施形態を示したもので、図1は車両用空調装置の冷凍
サイクルに組み込まれるエバポレータの構造を示した図
で、図2は車両用空調装置の冷凍サイクルの概略構成を
示した図である。
【0013】本実施形態の車両用空調装置の冷凍サイク
ルは、例えばエンジン搭載車、電気自動車またはハイブ
リッド自動車等の車両に搭載され、コンプレッサ1、コ
ンデンサ2、レシーバ3、エジェクタ4、気液分離器5
を冷媒配管11aによって環状に連結したエジェクタサ
イクルである。そして、その冷凍サイクルには、気液分
離器5の液相側とエジェクタ4の吸引部8とがバイパス
配管11bによって連結されている。さらに、バイパス
配管11bの途中には、エバポレータ6が設置されてい
る。
【0014】コンプレッサ1は、車両のエンジンルーム
内に搭載されたエンジン(図示せず)または電動モータ
等の駆動源により回転駆動されて、内部に吸入したガス
冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒をコンデンサ2側に
吐出する冷媒圧縮機である。なお、コンプレッサ1をエ
ンジンにより駆動する場合には、エンジンからコンプレ
ッサ1への回転動力の伝達を断続する電磁クラッチが設
けられる。
【0015】コンデンサ2は、車両のエンジンルーム内
の走行風を受け易い場所に設置されて、コンプレッサ1
の吐出口から吐出されたガス冷媒と冷却ファン(図示せ
ず)等により送られた室外空気とを熱交換してガス冷媒
を凝縮液化させる冷媒凝縮器である。
【0016】レシーバ3は、コンデンサ2から流入した
冷媒を気液分離する受液器である。エジェクタ4は、レ
シーバ3から流入した液冷媒をノズル7より噴出するこ
とによって減圧霧化すると共に、吸引部8よりガス冷媒
を吸引して、ディフューザ9内で液冷媒とガス冷媒とを
混合して昇圧した後に気液分離器5へ気液二相状態の冷
媒を送る減圧手段である。
【0017】気液分離器5は、エジェクタ4により減圧
膨張された気液二相冷媒を気液分離するアキュームレー
タである。エバポレータ6は、気液分離器5から流入し
た液冷媒と遠心式送風機(図示せず)等により送られた
空気とを熱交換して液冷媒を蒸発気化させる冷媒蒸発器
である。
【0018】次に、本実施形態の冷凍サイクルに組み込
まれるエバポレータ6の構造を図1ないし図4に基づい
て簡単に説明する。ここで、図3はエバポレータの第1
コア部および液冷媒溜め室を示した図で、図4はエバポ
レータの第2コア部および液冷媒溜め室を示した図であ
る。
【0019】エバポレータ6は、遠心式送風機の空気下
流部において空調ダクト(図示せず)内に形成される通
風路全面を塞ぐように配設されている。そして、エバポ
レータ6は、前後Uターン方式の積層型冷媒蒸発器で、
空気との熱交換効率を向上させるためのコルゲートフィ
ン12と、一対の薄い板状の成形プレートをろう付け等
の手段により形成された冷媒流路管13とを複数積層し
てなる。これらの冷媒流路管13内には、空気下流側に
配置される第1冷媒流路14と、空気上流側に配置され
る第2冷媒流路15とがそれぞれ形成されている。
【0020】ここで、複数の冷媒流路管13内の第1冷
媒流路14は、複数積層方向に列設することで、複数の
コルゲートフィン12と共にエバポレータ6の第1コア
部21を構成し、複数の冷媒流路管13内の第2冷媒流
路15は、複数積層方向に列設することで、複数のコル
ゲートフィン12と共にエバポレータ6の第2コア部2
2を構成する。
【0021】そして、複数の冷媒流路管13の図示上端
側には、2個の中間ヘッダ16、17が設けられてお
り、これらの中間ヘッダ16、17には、隣設する空気
下流側熱交換通路と空気上流側熱交換通路とを連通させ
るための連通穴(図示せず)が形成されている。また、
複数の冷媒流路管13の図示下端側には、入口側、出口
側ヘッダ18、19が設けられている。
【0022】入口側ヘッダ18には、図1および図3に
示したように、気液分離器5からエバポレータ6へ液冷
媒を導くバイパス配管11bに接続する入口配管23が
接続されている。また、出口側ヘッダ19には、図1お
よび図4に示したように、エバポレータ6からエジェク
タ4の吸引部8へガス冷媒を導くバイパス配管11bに
接続する出口配管24が接続されている。
【0023】また、本実施形態の入口側、出口側ヘッダ
18、19には、冷媒の流入位置、流出位置よりも図示
下方(天地方向の地方向)に第1、第2液冷媒溜め室2
5、26が設けられている。これらの第1、第2液冷媒
溜め室25、26は、本発明の冷媒溜め部に相当するも
ので、液冷媒を貯めることが可能な所定の内容量を持つ
冷媒溜め室である。
【0024】第1、第2液冷媒溜め室25、26の入
口、出口配管23、24側には、少なくとも冷凍サイク
ルの停止時に、バイパス配管11b側への液冷媒の流出
を防止するための第1、第2トラップ(側壁部、堰き止
め部)27、28が設けられている。なお、第1、第2
液冷媒溜め室25、26は、略直方体形状の中空部だけ
でなく、入口、出口配管23、24側が深く、入口、出
口配管23、24に対して逆側が浅い略台形状の中空部
でも良い。
【0025】〔第1実施形態の作用〕次に、本実施形態
の冷凍サイクルの作用を図1ないし図4に基づいて簡単
に説明する。
【0026】コンプレッサ1で圧縮されて高温高圧とな
ったガス冷媒は、コンプレッサ1の吐出口より吐出され
てコンデンサ2内に流入する。コンデンサ2内に流入し
たガス冷媒は、コンデンサ2を通過する際に冷却ファン
等により送られる室外空気と熱交換して凝縮液化されて
高温高圧の液冷媒となってレシーバ3内に流入して気液
分離される。その後に、レシーバ3内の液冷媒は、エジ
ェクタ4内に流入する。
【0027】そして、エジェクタ4内に流入した液冷媒
は、ノズル7を通過する際に減圧され、更にディフュー
ザ9を通過する際に昇圧される。このとき、ノズル7を
液冷媒が通過する際にノズル7から高速で噴出する冷媒
回りの圧力低下を利用して、エジェクタ4の吸引部8に
バイパス配管11bからガス冷媒が吸引される。このた
め、コンデンサ2から流入した液冷媒とバイパス配管1
1bから吸引されたガス冷媒とがディフューザ9内で混
合される。
【0028】その後に、エジェクタ4より流出した気液
二相状態の冷媒は、気液分離器5内に流入してガス冷媒
と液冷媒とに気液分離する。このうちガス冷媒は、コン
プレッサ1の吸引力によって気液分離器5のガス冷媒側
から流出してコンプレッサ1の吸入口に吸入される。
【0029】一方、気液分離器5内の液冷媒は、気液分
離器5の液冷媒側から流出してバイパス配管11b内に
流入する。そして、入口配管23からエバポレータ6の
入口側ヘッダ18内に流入して、第1コア部21を構成
する複数の冷媒流路管13内に形成される各第1冷媒流
路14に分配される。
【0030】そして、各第1冷媒流路14から2個の中
間ヘッダ16、17内に流入した冷媒は、再び、第2コ
ア部22を構成する複数の冷媒流路管13内に形成され
る各第2冷媒流路15に分配される。そして、液冷媒
は、複数の冷媒流路管13内に形成される各第1冷媒流
路14および各第2冷媒流路15を通過する際に、遠心
式送風機により送られる空気と熱交換して蒸発気化され
てガス冷媒となる。
【0031】そして、複数の冷媒流路管13内に形成さ
れる各第2冷媒流路15より流出したガス冷媒は、エバ
ポレータ6の出口側ヘッダ19内に流入して、出口配管
24からバイパス配管11b内に流入する。その後に、
バイパス配管11b内に流入したガス冷媒は、エジェク
タ4の吸引部8に吸引される。
【0032】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態のエジェクタ4を備えた冷凍サイクルは、図
1、図3および図4に示したように、エバポレータ6の
入口側、出口側ヘッダ18、19における液冷媒流入位
置、液冷媒流出位置を、第1、第2コア部21、22の
図示下方(天地方向の地方向)に配置し、且つエバポレ
ータ6の入口側、出口側ヘッダ18、19内に所定の内
容量を持つ第1、第2液冷媒溜め室25、26を設ける
ことにより、簡単な構成の追加で、エバポレータ6内に
冷凍サイクルの運転に必要な量の液冷媒を貯めるように
している。
【0033】また、エバポレータ6の入口側、出口側ヘ
ッダ18、19の冷媒流入口、冷媒流出口に第1、第2
トラップ27、28を設けることで、冷凍サイクルの停
止時の、エバポレータ6からバイパス配管11b内への
液冷媒の流出を防止するようにしている。
【0034】それによって、冷凍サイクルの運転開始
時、つまりコンプレッサ起動時に、エバポレータ6にお
ける冷媒蒸発量を十分に得ることができるので、冷凍サ
イクルの運転に必要な駆動流量、およびエジェクタ4の
吸引流量を確保することができる。これにより、冷凍サ
イクルの冷凍性能の低下を抑えることができる。また、
第1、第2液冷媒溜め室25、26を、エバポレータ6
の入口側、出口側ヘッダ18、19に内蔵することで、
車両への搭載性を向上することができる。
【0035】〔第2実施形態〕図5は本発明の第2実施
形態を示したもので、車両用空調装置の冷凍サイクルに
組み込まれるエバポレータの構造を示した図である。
【0036】本実施形態では、気液分離器5とエバポレ
ータ6とを連結するバイパス配管11bの途中に、簡素
で小型の液溜め管10を配置している。この液溜め管1
0は、図5に示したように、液溜め管10の冷媒上流側
(前)のバイパス配管11b、および液溜め管10の冷
媒下流側(後)の入口配管23の内径よりも大きい内径
を持ち、所定の管長さを持つことで所定の内容量を有す
る円状管である。
【0037】なお、液溜め管10は、所定の内容量を有
すれば良いので、エバポレータ6の冷媒上流側のバイパ
ス配管11b、あるいはエバポレータ6の冷媒上流側の
入口配管23が所定の管長さを持つ所定の内容量を有す
るものであれば、液溜め管10を設けなくても、バイパ
ス配管11bまたは入口配管23にて液溜め部を構成で
きる。また、液溜め管10の設置位置(取付位置)は、
エバポレータ6の入口側ヘッダ18への液冷媒の流入位
置と同一平面上か、あるいはその液冷媒の流入位置より
も上方(天地方向の天方向)に設置することが望まし
い。
【0038】ここで、エバポレータ6の入口側、出口側
ヘッダ18、19の内容量が設計上の制約により第1実
施形態のように十分とることができず、必要な容量の液
冷媒をコンプレッサ1の運転停止時に貯めることができ
ない場合、この実施形態を採用することにより、コンプ
レッサ起動時に、エバポレータ6における冷媒蒸発量を
十分に得ることができる。
【0039】〔他の実施形態〕本実施形態では、本発明
を車両用空調装置に適用した例を説明したが、本発明を
車両用冷房装置、車両用冷蔵装置または車両用冷凍装置
に適用しても良い。また、本発明を定置式の冷凍装置に
適用しても良い。
【0040】本実施形態では、エバポレータ6として前
後Uターン方式の冷媒蒸発器を用いたが、エバポレータ
6として前後左右ターン方式の冷媒蒸発器を用いても良
い。また、本実施形態では、エバポレータ6として、一
対の成形プレートとコルゲートフィンとを複数積層して
なる積層型冷媒蒸発器を用いたが、エバポレータ6とし
て、プレートフィンチューブ方式の冷媒蒸発器、コルゲ
ートフィンチューブ方式の冷媒蒸発器等を用いても良
い。
【0041】本実施形態では、エジェクタ4と気液分離
器5とを冷媒配管11aによって連結したが、エジェク
タ4と気液分離器5との間の冷媒配管11aの途中に、
エバポレータ6とは別途設けた第1エバポレータを設置
しても良い。この場合には、エバポレータ6は第2エバ
ポレータとなる。
【0042】本実施形態では、気液分離器5の液冷媒側
とエバポレータ6の入口側ヘッダ18の冷媒入口側とを
バイパス配管11bおよび入口配管23によって直接接
続するようにしたが、必要であれば気液分離器5の液冷
媒側とエバポレータ6の入口側ヘッダ18の冷媒入口側
との間に減圧装置(キャピラリチューブやオリフィス等
の固定絞り)を設置しても良い。
【0043】本実施形態では、エバポレータ6の入口
側、出口側ヘッダ18、19の両方の内部に第1、第2
液冷媒溜め室25、26を設けたが、エバポレータ6の
入口側ヘッダ18のみに第1液冷媒溜め室25を設けて
も良く、エバポレータ6の出口側ヘッダ19のみに第2
液冷媒溜め室26を設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の冷凍サイクルに組み込まれる
エバポレータの構造を示した透視図である(第1実施形
態)。
【図2】車両用空調装置の冷凍サイクルの概略構成を示
した構成図である(第1実施形態)。
【図3】エバポレータの第1コア部および液冷媒溜め室
を示した概略図である(第1実施形態)。
【図4】エバポレータの第2コア部および液冷媒溜め室
を示した概略図である(第1実施形態)。
【図5】車両用空調装置の冷凍サイクルに組み込まれる
エバポレータの構造を示した透視図である(第2実施形
態)。
【図6】車両用冷凍装置の冷凍サイクルの概略構成を示
した構成図である(従来の技術)。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 コンデンサ 3 レシーバ 4 エジェクタ 5 気液分離器 6 エバポレータ 8 吸引部 10 液溜め管(冷媒溜め部) 11a 冷媒配管 11b バイパス配管 18 入口側ヘッダ 19 出口側ヘッダ 21 第1コア部 22 第2コア部 25 第1液冷媒溜め室(冷媒溜め部) 26 第2液冷媒溜め室(冷媒溜め部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンプレッサ、コンデンサ、エジェクタお
    よび気液分離器を冷媒配管で環状に連結すると共に、前
    記気液分離器で分離された液冷媒を、エバポレータを設
    置したバイパス配管を介してエジェクタの吸引部に吸引
    させるようにした冷凍サイクルを備えた冷凍装置におい
    て、 前記エバポレータの冷媒入口側または冷媒出口側には、
    冷媒を貯める冷媒溜め部が設けられていることを特徴と
    する冷凍装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の冷凍装置において、 前記エバポレータは、冷媒を蒸発気化させるコア部、こ
    のコア部の冷媒入口側に接続された入口側ヘッダ、およ
    び前記コア部の冷媒出口側に接続された出口側ヘッダを
    有し、 前記冷媒溜め部は、前記入口側ヘッダまたは前記出口側
    ヘッダに設けられて、内部に所定の内容量を有する冷媒
    溜め室であることを特徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の冷凍装置において、 前記冷媒溜め部は、前記気液分離器の液冷媒側と前記エ
    バポレータの冷媒入口側とを連結するバイパス配管の途
    中に配置されて、液冷媒を貯める液溜め管であることを
    特徴とする冷凍装置。
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Cited By (8)

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