JP2001289452A - 壁面埋め込み型暖房装置 - Google Patents

壁面埋め込み型暖房装置

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JP2001289452A
JP2001289452A JP2000104879A JP2000104879A JP2001289452A JP 2001289452 A JP2001289452 A JP 2001289452A JP 2000104879 A JP2000104879 A JP 2000104879A JP 2000104879 A JP2000104879 A JP 2000104879A JP 2001289452 A JP2001289452 A JP 2001289452A
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Japan
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unit
heating
room
heated
ventilation
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JP2000104879A
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English (en)
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Akisuke Nagasawa
陽祐 長澤
Hiroyuki Chigusa
広之 千種
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Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置作業を行い易いものにすることが可能と
なる壁面埋め込み型暖房装置を提供する。 【解決手段】 暖房対象室の空気を吸引してその暖房対
象室に吹き出すように循環通風作用する循環ファン5及
び循環通風される空気を加熱作用する熱交換器6を備え
る暖房ユニットY1と、暖房対象室の空気を吸引して、
外部に連通する排気ダクト13に吹き出す換気手段を備
える換気ユニットY2とが、各別のユニットとして形成
され、それら暖房ユニットY1及び換気ユニットY2の
夫々が、暖房対象室の壁面部19の裏側に入り込みかつ
壁面部19に開口させた設置口20を通して暖房対象室
を臨む適正設置状態に暖房対象室側に各別に取付けて設
置できるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房対象室の壁面
に入り込む状態で設置される壁面埋め込み型暖房装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の壁面埋め込み型暖房装置では、前
記暖房対象室として浴室を暖房するように構成されるも
のとして、例えば、特開平10−73296号公報に示
されるように、浴室の空気を吸引してその浴室に吹き出
すように循環通風作用する通風手段としての循環ファ
ン、及び、前記循環通風される空気を加熱作用する加熱
手段としての熱交換器を備える暖房ユニットと、浴室の
空気を吸引して外部に連通する排気ダクトに吹き出す換
気手段としての換気ファンを備える換気ユニットとが設
けられ、暖房ユニットと換気ユニットとが水平方向に並
べて一体的に連結された状態で、浴室の天井と建物のス
ラブ面との間に位置させてスラブ面に位置固定状態で埋
設された吊り下げボルトにて吊り下げ支持する状態で取
付け支持されることにより、天井に開口させた設置口を
通して浴室を臨む適正設置状態に設置される構成のもの
があった。尚、上記構成において、前記設置口は暖房装
置により閉塞されるから、前記換気ユニットに排気ダク
トを接続する作業等は、暖房ユニットと換気ユニットと
が前記適正設置状態に設置された後に、前記設置口とは
別に浴室の天井に形成された点検口を通して作業を行う
ようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、上
記したように天井裏の狭い箇所に暖房装置を設置する場
合、装置全体を手で支えながら設置作業を行う必要があ
るが、上記したように暖房ユニットと換気ユニットとが
一体的に連結された状態で取り付ける必要があることか
ら、作業者が手で支える装置の重量が大になり、それだ
け作業が行い難いものとなる不利があった。又、排気ダ
クトの接続作業等は前記点検口を通して行うことになる
が、このような点検口は暖房装置の設置箇所に対して常
に近接した個所に形成されているとは限らず少し離れた
個所に形成されている場合もあるが、このような場合に
は作業が行い難いものとなる不利もあった。
【0004】上記従来構成においては、上記したように
装置重量が大となるので、建物のスラブ面に埋設された
吊り下げボルトにて吊り下げ支持する構成としているの
であるが、このとき、暖房対象室の壁面部が既に設けら
れている状態で暖房装置を後で設置するような場合にお
いて、暖房装置を吊り下げ支持するための吊り下げボル
ト等を別途取り付けなければならず設置作業が行い難い
ものとなる不利がある。
【0005】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、上記したような従来の不利を解消
して、設置作業を行い易いものにすることが可能となる
壁面埋め込み型暖房装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、暖房対象室の空気を吸引してその暖房対象
室に吹き出すように循環通風作用する通風手段、及び、
前記循環通風される空気を加熱作用する加熱手段を備え
る暖房ユニットと、前記暖房対象室の空気を吸引して、
外部に連通する排気ダクトに吹き出す換気手段を備える
換気ユニットとが、各別のユニットとして形成され、そ
れら暖房ユニット及び換気ユニットの夫々が、暖房対象
室の壁面部の裏側に入り込みかつ前記壁面部に開口させ
た設置口を通して前記暖房対象室を臨む適正設置状態
に、暖房対象室側に各別に取付けて設置できるように構
成されている。
【0007】上記したように構成されているので、各別
のユニットとして形成された前記暖房ユニット及び前記
換気ユニットの夫々が各別に取付けられることにより適
正設置状態に設置することができる。例えば、暖房ユニ
ットを先に取り付けた後に換気ユニットを取り付けた
り、換気ユニットを先に取り付けた後に暖房ユニットを
取り付ける等、各別に取り付けることができるから、そ
れらが一体的に連結された状態で一挙に取り付ける従来
構成に比べて、取り付けるときに手で支える必要がある
装置の重量が軽いものとなり、それだけ設置作業が楽に
行えるものとなる。
【0008】そして、例えば、換気ユニットを先に取り
付けて暖房ユニットを取り付ける前には、前記設置口に
は、暖房ユニットを取り付けるための開口部分があいて
いるから、その開口部分を利用して排気ダクトの接続作
業を行うようにすると、換気ユニットに近い位置におい
て排気ダクトの接続作業を容易に行うことが可能とな
り、設置口とは異なる点検口を通して作業を行う場合に
比べて作業が行い易い状態で装置を設置することが可能
となる。
【0009】従って、設置作業を行い易いものにするこ
とが可能となる壁面埋め込み型暖房装置を提供できるに
至った。
【0010】請求項2に記載の特徴構成によれば、請求
項1において、前記暖房ユニットに対する空気吸引口と
空気吹き出し口とを備え且つ前記換気ユニットに対する
空気吸引口を備える共用形のグリル板が、前記設置口に
対応させて設置自在に構成されている。
【0011】つまり、共用形の一つのグリル板を設置口
に対応させて設置するだけで、暖房ユニットに対する空
気吸引口と空気吹き出し口、及び、換気ユニットに対す
る空気吸引口を形成することができ、例えば、各ユニッ
トの夫々に対応させて各別に専用のグリル板を設ける構
成に比べて、取り付け作業が1回で済むので煩わしさが
なく、設置作業を容易に行えるものとなる。
【0012】請求項3に記載の特徴構成によれば、請求
項1又は2において、前記暖房ユニット及び前記換気ユ
ニット夫々における暖房対象室側端部に、前記壁面部に
取付けるための取付け部が設けられて、前記暖房ユニッ
ト及び前記換気ユニット夫々が、前記取付け部を用いて
前記壁面部に取付けることにより、前記適正設置状態に
設置できるように構成されている。
【0013】つまり、前記暖房ユニット及び前記換気ユ
ニットは、夫々、暖房対象室側端部に設けられた取付け
部を用いて壁面部に取付けられることにより、暖房対象
室の壁面部の裏側に入り込みかつ壁面部に開口させた設
置口を通して暖房対象室を臨む適正設置状態に設置され
るのである。
【0014】従って、前記各ユニットは、夫々、壁面部
に開口させた設置口を通して暖房対象室側から壁面部に
取付けることができるので、暖房対象室の壁面部が既に
設けられている状態で暖房装置を後で設置するような設
置方法においても、従来のように設置口とは別に壁面部
に形成された点検口等を通して作業を行う必要がなく、
暖房対象室側から前記設置口を通して設置作業を行うこ
とが可能であり、それだけ設置作業を行い易いものにす
ることが可能となった。
【0015】請求項4に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜3のいずれかにおいて、前記暖房ユニットと前記
換気ユニットとをその位置関係を適正状態に位置決めし
て連結するための連結部が、夫々のユニットにおける暖
房対象室側端部に設けられ、前記グリル板が、前記連結
部にて連結された前記暖房ユニット及び前記換気ユニッ
トに組付け自在に構成されている。
【0016】前記連結部における連結作業を行うことに
よって、暖房ユニットと換気ユニットとをその位置関係
を適正状態に位置決めして連結することができ、前記連
結部は暖房対象室側端部に設けられることから、上記し
たような連結作業は暖房対象室側から設置口を通して容
易に行うことができる。
【0017】請求項5に記載の特徴構成によれば、暖房
対象室の空気を吸引してその暖房対象室に吹き出すよう
に循環通風作用する通風手段、及び、前記循環通風され
る空気を加熱作用する加熱手段を備えて、前記壁面部の
裏側に入り込みかつ前記壁面部に開口させた設置口を通
して前記暖房対象室を臨む適正設置状態に設置される暖
房ユニットが設けられ、その暖房ユニットにおける暖房
対象室側の端部に、前記暖房対象室の壁面部に取付ける
ための取付け部が設けられて、その暖房ユニットが、前
記取付け部を用いて前記壁面部に取付けることにより、
前記適正設置状態に設置できるように構成され、前記暖
房ユニットに対する空気吸引口と空気吹き出し口とを備
えたグリル板が、暖房ユニットに組付け自在に構成され
ている。
【0018】前記暖房ユニットは、暖房対象室側端部に
設けられた取付け部を用いて壁面部に取付けられること
により、暖房対象室の壁面部の裏側に入り込みかつ壁面
部に開口させた設置口を通して暖房対象室を臨む適正設
置状態に設置されることになる。そして、適正設置状態
に設置された暖房ユニットに対して、空気吸引口と空気
吹き出し口とを備えたグリル板が組付けられるのであ
る。
【0019】従って、前記暖房ユニットは、壁面部に開
口させた設置口を通して暖房対象室側から壁面部に取付
けることができるので、暖房対象室の壁面部が既に設置
されている状態で暖房装置を後で設置するような設置方
法においても、従来のように設置口とは別に壁面部に形
成された点検口等を通して作業を行う必要がなく、暖房
対象室側から前記設置口を通して設置作業を行うことが
可能であり、それだけ設置作業を行い易いものにするこ
とが可能となった。
【0020】請求項6に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜5のいずれかにおいて、前記暖房ユニットのケー
シングが合成樹脂材にて一体形成されているので、例え
ば、板金材で構成するような構成に比べて、軽量化を図
ることによって設置作業のときの作業負担を軽減させる
ことが可能となる。
【0021】請求項7に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜6のいずれかにおいて、前記壁面部が前記暖房対
象室の天井であり、上記したような暖房装置が天井に設
置されるので、部屋の縦壁部分に設置するような場合に
比べて、上向き姿勢で取付け作業を行う必要があり作業
が行い難く作業負担が大になるが、このような天井への
設置作業であっても、上記したような構成によって設置
作業が行い易いものとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明に
係る壁面埋め込み型暖房装置の一例として暖房対象室と
しての浴室を暖房する機能を備えた浴室暖房機について
図面に基づいて説明する。この浴室暖房機は、図1に示
すように、浴室A内を暖房する機能、浴室A内の空気を
循環通風させる機能のそれぞれの機能を備えた暖房ユニ
ットY1、浴室A内の空気を換気する機能を備えた換気
ユニットY2、暖房ユニットY1及び換気ユニットY2
の夫々に対して共用する状態で設けられるグリル板G、
前記暖房ユニットY1に温水などの熱媒を供給する熱源
機K、各部の作動を制御する制御部H、制御部に動作情
報を指令するリモコン操作部R等を備えて構成されてい
る。
【0023】前記暖房ユニットY1は、図4に示すよう
に、本体ケーシング1内に、浴室A内の空気を吸引して
浴室Aに空気を吹き出すように循環通風させるための循
環通風路4、その循環通風路4に対して通風作用する通
風手段としての循環ファン5、循環通風路4を通風され
る空気を加熱作用する加熱手段としての熱交換器6、熱
交換器6への熱媒としての温水の供給を断続する熱動弁
7等を備えて構成されている。前記循環ファン5は、水
平軸芯周りで回転して、空気の吸引と排気とを共に回転
軸芯と直交する方向に沿って行うクロスフローファンに
て構成され、回転軸芯方向のほぼ全幅にわたる広い範囲
にわたり熱交換器6を通して浴室A内の空気を吸引して
熱交換器6にて加熱された空気を浴室に吹き出すように
通風作用する構成となっている。
【0024】前記換気ユニットY2は、ファンケーシン
グ8と、浴室内の空気を吸引して外部に吹き出すための
換気ファン9とが備えられ、ファンケーシング8の下側
には浴室A内に連通する吸気用通路10が形成された角
筒部11がファンケーシング8の内部に連通する状態で
接続されており、ファンケーシング8の横一側面には排
気口12が形成されるとともに、その外方側に換気ファ
ン9により吹き出される空気を外部に排気するための排
気ダクト13が接続されている。換気ファン9は、上下
軸芯周りで回転して前記吸気用通路10を通して吸引し
た浴室A内の空気を排気ダクト13を通して外部に吹き
出すように通風作用する構成となっている。
【0025】前記リモコン操作部Rは、浴室Aに隣接す
る脱衣室や台所などに設けられており、このリモコン操
作部Rには、図7に示すように、暖房ユニットY1や熱
源機Kの作動を停止させる運転停止スイッチ14、暖房
運転モードを指令する暖房運転スイッチ15、換気運転
モードを指令する換気運転スイッチ16、乾燥運転モー
ドを指令する乾燥運転スイッチ17、涼風運転モードを
指令する涼風運転スイッチ18などが設けられている。
【0026】前記制御部Hは、運転停止スイッチ14が
ON操作されると運転を停止し、後述する各運転モード
の指令に伴って各運転を実行するように構成されてい
る。つまり、暖房運転スイッチ15がON操作されて暖
房運転モードが指令されると暖房運転を実行する。前記
暖房運転モードにおいては、換気ファン9を作動停止さ
せて、循環ファン5を作動させるとともに、浴室A内の
温度が予め設定されている乾燥用の設定温度範囲に維持
されるように、熱動弁7の開閉を制御して熱交換器6に
熱媒としての温水を循環供給し、熱交換器6により加熱
された循環空気を吹き出し口から吹き出す暖房運転を実
行する。暖房運転が指令されてから設定時間が経過する
か、又は、運転停止スイッチ14が操作されると、暖房
運転を終了する。
【0027】換気運転スイッチ16がON操作されて換
気運転モードが指令されると、換気運転を実行し、前記
換気運転モードにおいては、循環ファン5の作動を停止
し且つ熱動弁7を閉状態に維持した状態で、換気ファン
9を作動させて、浴室A内から吸引した空気を排気する
換気運転を実行する。換気運転が指令されてから設定時
間が経過するか、又は、運転停止スイッチ14が操作さ
れると、換気運転を終了する。
【0028】涼風運転スイッチ18がON操作されて涼
風運転モードが指令されると、涼風運転を実行する。前
記涼風運転モードにおいては、熱動弁7を閉状態に維持
した状態で循環ファン5を作動させて、浴室A内から吸
引した空気を加熱することなく循環通風路4を通して浴
室A内に戻すとともに、換気ファン9を作動させて浴室
A内から吸引した空気を排気する涼風運転を実行する。
涼風運転が指令されてから設定時間が経過するか、又
は、運転停止スイッチ14が操作されると、涼風運転を
終了する。
【0029】乾燥運転スイッチ17がON操作されて乾
燥運転モードが指令されると、乾燥運転を実行する。前
記乾燥運転モードにおいては、循環ファン5を作動させ
るとともに、浴室A内の温度が予め設定されている乾燥
用の設定温度範囲に維持されるように、熱動弁7の開閉
を制御して熱交換器6に熱媒としての温水を循環供給
し、熱交換器6により加熱された循環空気を吹き出し口
から吹き出し、一方、同時に換気ファン9も作動させ、
浴室A内から吸引した空気を排気ダクト13から屋外に
排出させる乾燥運転を実行する。乾燥運転が指令されて
から設定時間が経過するか、又は、運転停止スイッチ1
4が操作されると、乾燥運転を終了する。
【0030】そして、前記暖房ユニットY1と前記換気
ユニットY2とが、各別のユニットとして形成され、そ
れら暖房ユニットY1及び換気ユニットY2の夫々が、
浴室Aの天井19(壁面部の一例)の裏側に入り込みか
つ天井19に開口させた設置口20を通して浴室Aを臨
む適正設置状態に、浴室A側に各別に取付けて設置でき
るように構成されている。そして、暖房ユニットY1及
び換気ユニットY2に対して共用される1個のグリル板
Gが設置口20に対応させて設置される構成となってい
る。
【0031】詳述すると、暖房ユニットY1における本
体ケーシング1は、合成樹脂材で一体成形にて構成さ
れ、その下面側が開放されて且つその上面側及び周壁面
部分が閉塞状態で覆われる略無底箱状に形成されてい
る。図2に、浴室内側から見た状態の浴室暖房機の底面
図を示しており、この図から明らかなように、本体ケー
シング1の箱状部分の下面側開口部の周縁には周方向に
わたり取り付け用のフランジ部21が形成されている。
この本体ケーシング1の箱状部分は、天井に開口させた
設置口20を通して差し込み挿入できるように、その外
形寸法が設置口20よりも少し小さめに形成されている
が、フランジ部21における循環ファン5の回転軸芯方
向に沿う横幅外形寸法は、設置口20の開口幅よりも大
になるように設けられ、図2、図4、図5に示すよう
に、フランジ部21における前記回転軸芯方向両端側に
位置する部分21a,21bを設置口20の外方側にて
天井19の浴室A側の面に当て付けた状態でネジ止め固
定される構成となっている。又、フランジ部21におけ
る換気ユニットY2配設個所とは反対側に位置する部分
21cも設置口20の外方側にて天井19の浴室A側の
面に当て付けた状態でネジ止め固定される構成となって
おり、フランジ部21における前記回転軸芯方向両端側
に位置する部分21a,21b及び換気ユニットY2に
対する反対側部分21cの夫々が、暖房ユニットY1を
天井19に取付けるための取付け部に対応する。
【0032】従って、この暖房ユニットY1を天井19
に設置するときは、図5に示すように、浴室A側から、
前記フランジ部21が下側になる状態で本体ケーシング
1の箱状部分を設置口20より上方に向けて差し込み挿
入して、前記フランジ部21における前記回転軸芯方向
両端側に位置する部分21a,21b及び換気ユニット
Y2に対する反対側部分21cの夫々を、天井19の設
置口20外周側部分に浴室A側から当て付けた状態でそ
れに形成されたビス孔を通してビスを挿通させて天井1
9にビス止め固定することになる。
【0033】一方、前記換気ユニットY2は、図6に示
すように、前記ファンケーシング8と浴室Aとを連通す
るための前記吸気用通路10が形成された角筒部11に
は、帯板状に形成された支持部22が合成樹脂材にて一
体成形されており、この角筒部11とファンケーシング
8とは、前記吸気用通路10がファンケーシング8の内
部に連通するように、夫々にビス止めされる連結板23
を用いて連結される構成となっている。従って、上述し
たような、支持部22、角筒部11及びファンケーシン
グ8の夫々が一体的に組み付けられたユニットに構成さ
れている。この換気ユニットY2を浴室Aの天井19に
設置する場合には、図3に示すように、前記支持部22
の長手方向が、その設置状態において、暖房ユニットY
1の循環ファン5の回転軸芯方向に沿う姿勢となるよう
に、且つ、ファンケーシング8を上方側にする状態で設
置口20から挿入させ、前記支持部22の長手方向両端
側部分22a,22b並びに暖房ユニット配設部とは反
対側の幅方向の一側部分22cを、天井19の設置口2
0外周側部分に浴室A側から当て付けた状態でそれに形
成されたビス孔を通してビスを挿通させてネジ止め固定
する構成となっている。
【0034】そして、暖房ユニットY1のフランジ部2
1における換気ユニットY2側に位置する部分21d
と、前記換気ユニットY2の前記支持部22における暖
房ユニットY1側に位置する個所に一体形成された延設
板部24とを上下方向に重ね合わせて適宜間隔をあけて
複数個所をビス止め固定して互いに連結する構成として
いる。このようにして、暖房ユニットY1と換気ユニッ
トY2とをその位置関係を適正状態に位置決めして連結
する構成となっている。従って、フランジ部21におけ
る換気ユニットY2側に位置する部分21dと、換気ユ
ニットY2の支持部22における暖房ユニットY1側に
位置する個所に一体形成された延設板部24とが、夫々
のユニットにおける浴室側端部に設けられて各ユニット
を適正状態に位置決めして連結する連結部に対応するこ
とになる。尚、図4に示すように、換気ユニットY2側
の連結部である延設板部24は、支持部22に対して側
面視で少し上方側に変位するように設けられ、暖房ユニ
ット側連結部であるフランジ部21における換気ユニッ
トY2側に位置する部分21dが下方に重ね合わされた
状態において、支持部22、及び、暖房ユニットY1の
フランジ部21の夫々が、天井19の設置口20外周側
部分に浴室A側から当て付けた状態でネジ止め固定する
ことができるようになっている。前記換気ユニットY2
の支持部22には、電源供給用の電気配線が接続される
電極端子部25や漏電ブローカ26等が設けられてい
る。
【0035】そして、各別に設置されて互いに連結され
て適正状態に位置決めされた暖房ユニットY1及び換気
ユニットY2に対して、グリル板Gが浴室A側から組付
け自在に構成されている。つまり、図2、図4、図6に
示すように、グリル板Gは、暖房ユニットY1の本体ケ
ーシング1及び換気ユニットY2の支持部22の夫々に
2個所づつ合計4個設けられた取付部bt2に形成した
ビス孔bt1にビス止め固定される構成となっている。
このグリル板Gには、その設置状態において、前記熱交
換器6の下方側に位置する状態で空気吸引口27が形成
され、前記循環通風路4の空気吹き出し部分に対応させ
て空気吹き出し口28が形成される構成となっている。
又、前記グリル板Gに前記角筒部11により形成される
吸気用通路10に対応する個所に、換気用の空気吸引口
29が形成されている。尚、前記循環通風路4の空気吹
き出し部分は筒状に構成されており、グリル板Gの空気
吹き出し口28も同様に筒状に構成され、それらが差し
込み状態で所定範囲にわたり上下方向にスライド移動し
てもその吹き出し用連通状態が維持できる構成となって
いる。
【0036】上記構成の暖房装置を設置する場合には、
暖房ユニットY1よりも先に、前記換気ユニットY2を
設置口20を通して天井19にネジ締結にて装着してお
いて、この設置口20を通してファンケーシング8に排
気ダクト13を接続する作業を行うようにすると接続作
業を楽に行える。そして、換気ユニットY2が装着され
た後に、暖房ユニットY1を設置口20を通して天井1
9にネジ締結にて装着して、フランジ部21における換
気ユニットY2側に位置する部分21dと、換気ユニッ
トY2の支持部22における暖房ユニットY1側に位置
する個所に一体形成された延設板部24とを連結して位
置決めするとともに、下方側からグリル板Gを装着する
のである。
【0037】〔第2実施形態〕次に、本発明に係る壁面
埋め込み型暖房装置の他の例として暖房対象室としての
脱衣室を暖房する機能を備えた脱衣室暖房機について図
面に基づいて説明する。この脱衣室暖房機は、図8に示
すように、上記実施形態における暖房ユニットと同じ構
成の暖房ユニットY3が、暖房対象室の他の例である脱
衣室Bの壁面部としての天井30の裏側に入り込み且つ
天井30に開口させた設置口31を通して脱衣室Bを臨
む適正設置状態に設置される状態で設けられる構成であ
る。この暖房ユニットY3における脱衣室B側の端部に
脱衣室Bの天井30に取付けるための取付け部が設けら
れており、その取付け部を用いて天井に取付けることに
より適正設置状態に設置できるように構成され、暖房ユ
ニットY3に対する空気吸引口32と空気吹き出し口3
3とを備えたグリル板Gが、暖房ユニットY3に組付け
自在に構成されている。
【0038】説明を加えると、前記暖房ユニットY3に
おける合成樹脂材にて一体形成された本体ケーシング3
4の箱状部分が、天井30に開口させた矩形状の設置口
31を通して差し込み挿入できるように、その外形寸法
が設置口31よりも少し小さめに形成されて、本体ケー
シング1の脱衣室側端部の開口部の周囲に形成されたフ
ランジ部35は周方向全域にわたり設置口31の外方側
において天井30の脱衣室A側の面に接当するように設
けられ、このフランジ部35が、全周にわたり適宜間隔
をあけて複数の個所において天井30にネジ止め固定さ
れる状態で取り付けられる構成となっている。従って、
フランジ部35の全周が脱衣室Bの天井30に暖房ユニ
ットY3を取付けるための取付け部に対応することにな
る。又、前記グリル板Gは、暖房ユニットY3における
本体ケーシング34の開口に対応するように、空気吸引
口32と空気吹き出し口33とが夫々形成されて、4隅
に位置する取付け個所にて本体ケーシング34にビス止
め固定されるように構成されている。
【0039】〔別実施形態〕次に別実施形態を列記す
る。
【0040】(1)上記第1実施形態では、前記暖房ユ
ニットに対する空気吸引口と空気吹き出し口とを備え且
つ前記換気ユニットに対する空気吸引口を備える共用形
のグリル板が、前記設置口に対応させて設置自在に構成
されているものを例示したが、このような構成に限ら
ず、前記グリル板としては、前記暖房ユニット及び前記
換気ユニットの夫々に対して各別に装着される別体の部
材として構成されるものであってもよく、あるいは、前
記暖房ユニットや換気ユニットとは別部材で構成するも
のでなく、各ユニット夫々に一体的に予め組み込まれた
状態で天井に設置するような構成としてもよい。
【0041】(2)上記第1実施形態では、前記暖房ユ
ニット及び前記換気ユニット夫々における暖房対象室側
端部に前記壁面部に取付けるための取付け部が設けられ
て、前記暖房ユニット及び前記換気ユニット夫々が取付
け部を用いて天井に取付ける構成を例示したが、このよ
うな構成に限らず、例えば、建物のスラブ面から固定延
設した埋め込みボルトにより吊り下げ支持する等、他の
支持構造により支持する構成であってもよい。
【0042】(3)上記第1実施形態では、前記暖房ユ
ニットと前記換気ユニットとをその位置関係を適正状態
に位置決めして連結するための連結部が、夫々のユニッ
トにおける暖房対象室側端部に設けられる構成を例示し
たが、このような連結部を設けない構成としてもよい。
【0043】(4)上記各実施形態では、前記暖房ユニ
ットや換気ユニットを、天井に取り付ける場合、前記フ
ランジ部や支持部に形成したビス孔を通してビス止めす
るようにしたが、これに代えて、図9に示すように、フ
ランジ部21の横一側部のビス取付け個所にビスが挿通
するU字状の切欠40を形成してユニットを取付けると
きに、予め天井19にネジ込み仮止め支持されるビス4
1に対してU字状の切欠40を差し込んで仮止め保持さ
せておいて、反対側個所にてビス止め固定した後に、仮
止め支持するビスをネジ込み固定する構成としてもよ
い。このようにすると、ビス孔の位置合わせ作業が行い
やすく、設置作業が楽に行えるものとなる。
【0044】(5)上記各実施形態では、外部の熱源機
Kから熱媒としての温水が供給されて、循環用通風路を
通風する空気を加熱する熱交換器を設けるように構成し
ているが、この熱交換器に加えて、電力の供給により加
熱される電気ヒータを併設してもよく、また、電気ヒー
タのみにより循環用通風路を通風する空気を加熱するよ
うに構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】浴室暖房機を設けた浴室の斜視図
【図2】浴室暖房機の底面図
【図3】浴室暖房機の側面図
【図4】浴室暖房機の縦断側面図
【図5】取付け状態を示す側面図
【図6】換気ユニットの分解斜視図
【図7】リモコン操作部の正面図
【図8】脱衣室暖房機の縦断側面図
【図9】別実施形態の取付け状態を示す一部切欠側面図
【符号の説明】
3 本体部 4 吸気口 5 吹き出し口 6 グリル板 7 循環通風路 8 通風手段 9 加熱手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千種 広之 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 Fターム(参考) 3L037 CA06 CB03 CC03 3L058 BD03 BE05 BG05 3L072 AA05 AB06 AD19 3L073 BC03 BD04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暖房対象室の空気を吸引してその暖房対
    象室に吹き出すように循環通風作用する通風手段、及
    び、前記循環通風される空気を加熱作用する加熱手段を
    備える暖房ユニットと、前記暖房対象室の空気を吸引し
    て、外部に連通する排気ダクトに吹き出す換気手段を備
    える換気ユニットとが、各別のユニットとして形成さ
    れ、 それら暖房ユニット及び換気ユニットの夫々が、暖房対
    象室の壁面部の裏側に入り込みかつ前記壁面部に開口さ
    せた設置口を通して前記暖房対象室を臨む適正設置状態
    に、暖房対象室側に各別に取付けて設置できるように構
    成されている壁面埋め込み型暖房装置。
  2. 【請求項2】 前記暖房ユニットに対する空気吸引口と
    空気吹き出し口とを備え且つ前記換気ユニットに対する
    空気吸引口を備える共用形のグリル板が、前記設置口に
    対応させて設置自在に構成されている請求項1記載の壁
    面埋め込み型暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記暖房ユニット及び前記換気ユニット
    夫々における暖房対象室側端部に、前記壁面部に取付け
    るための取付け部が設けられて、前記暖房ユニット及び
    前記換気ユニット夫々が、前記取付け部を用いて前記壁
    面部に取付けることにより、前記適正設置状態に設置で
    きるように構成されている請求項1又は2記載の壁面埋
    め込み型暖房装置。
  4. 【請求項4】 前記暖房ユニットと前記換気ユニットと
    をその位置関係を適正状態に位置決めして連結するため
    の連結部が、夫々のユニットにおける暖房対象室側端部
    に設けられ、 前記グリル板が、前記連結部にて連結された前記暖房ユ
    ニット及び前記換気ユニットに組付け自在に構成されて
    いる請求項1〜3のいずれか1項記載の壁面埋め込み型
    暖房装置。
  5. 【請求項5】 暖房対象室の空気を吸引してその暖房対
    象室に吹き出すように循環通風作用する通風手段、及
    び、前記循環通風される空気を加熱作用する加熱手段を
    備えて、前記壁面部の裏側に入り込みかつ前記壁面部に
    開口させた設置口を通して前記暖房対象室を臨む適正設
    置状態に設置される暖房ユニットが設けられ、その暖房
    ユニットにおける暖房対象室側の端部に、前記暖房対象
    室の壁面部に取付けるための取付け部が設けられて、そ
    の暖房ユニットが、前記取付け部を用いて前記壁面部に
    取付けることにより、前記適正設置状態に設置できるよ
    うに構成され、 前記暖房ユニットに対する空気吸引口と空気吹き出し口
    とを備えたグリル板が、暖房ユニットに組付け自在に構
    成されている壁面埋め込み型暖房装置。
  6. 【請求項6】 前記暖房ユニットのケーシングが合成樹
    脂材にて一体形成されている請求項1〜5のいずれかに
    記載の壁面埋め込み型暖房装置。
  7. 【請求項7】 前記壁面部が、前記暖房対象室の天井で
    ある請求項1〜6のいずれか1項に記載の壁面埋め込み
    型暖房装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103939977A (zh) * 2014-05-13 2014-07-23 东南大学 一种双滚筒相变暖气片的供暖装置及干衣房
JP2019100587A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 送風装置およびこれを備えた浴室暖房乾燥機

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