JP2001289430A - 排ガス処理装置 - Google Patents
排ガス処理装置Info
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- JP2001289430A JP2001289430A JP2000110570A JP2000110570A JP2001289430A JP 2001289430 A JP2001289430 A JP 2001289430A JP 2000110570 A JP2000110570 A JP 2000110570A JP 2000110570 A JP2000110570 A JP 2000110570A JP 2001289430 A JP2001289430 A JP 2001289430A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/30—Technologies for a more efficient combustion or heat usage
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- Chimneys And Flues (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Electrostatic Separation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 工業用水の使用量を低減できる排ガス処理装
置を提供する。 【解決手段】 湿式吸収塔１５と湿式電気集塵器１６の
間に過冷却器２０を設置し、その過冷却器２０で凝縮し
た凝縮水を貯留する補給水ピット２５を設け、その補給
水ピット２５内の水を湿式電気集塵器１６に供給する補
給水供給ライン２８を設けたものである。
置を提供する。 【解決手段】 湿式吸収塔１５と湿式電気集塵器１６の
間に過冷却器２０を設置し、その過冷却器２０で凝縮し
た凝縮水を貯留する補給水ピット２５を設け、その補給
水ピット２５内の水を湿式電気集塵器１６に供給する補
給水供給ライン２８を設けたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラからの排ガ
スを処理する排ガス処理装置に係り、特に、補給水量を
少なくできる排ガス処理装置に関するものである。
スを処理する排ガス処理装置に係り、特に、補給水量を
少なくできる排ガス処理装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ボイラ排ガス処理は、図２に示す
ように、ボイラ１０からの排ガスを脱硝装置１１を通し
てＮＯx を除去した後、ガス−エアヒータ１２で熱回収
した後、電気集塵器１３で除塵し、ガス−ガスヒータ１
４で熱回収し、湿式吸収塔１５でＳＯx を除去した後、
湿式電気集塵器１６で、除塵し、ガス−ガスヒータ１７
で、再加熱し、誘引ファン１８より煙突１９にて処理後
の排ガスを大気に排気するようにしている。
ように、ボイラ１０からの排ガスを脱硝装置１１を通し
てＮＯx を除去した後、ガス−エアヒータ１２で熱回収
した後、電気集塵器１３で除塵し、ガス−ガスヒータ１
４で熱回収し、湿式吸収塔１５でＳＯx を除去した後、
湿式電気集塵器１６で、除塵し、ガス−ガスヒータ１７
で、再加熱し、誘引ファン１８より煙突１９にて処理後
の排ガスを大気に排気するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、１００万Ｋ
Ｗクラスの大型のボイラになると、排ガス処理で使用す
る工業用水量は、１００Ｔ／ｈ以上も必要となり、その
工業用水は、湿式電気集塵器１６でも使用される。
Ｗクラスの大型のボイラになると、排ガス処理で使用す
る工業用水量は、１００Ｔ／ｈ以上も必要となり、その
工業用水は、湿式電気集塵器１６でも使用される。
【０００４】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、工業用水の使用量を低減できる排ガス処理装置を提
供することにある。
し、工業用水の使用量を低減できる排ガス処理装置を提
供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の発明は、湿式吸収塔と湿式電気集塵器の
間に過冷却器を設置し、その過冷却器で凝縮した凝縮水
を貯留する補給水ピットを設け、その補給水ピット内の
水を湿式電気集塵器に供給する補給水供給ラインを設け
た排ガス処理装置である。
に、請求項１の発明は、湿式吸収塔と湿式電気集塵器の
間に過冷却器を設置し、その過冷却器で凝縮した凝縮水
を貯留する補給水ピットを設け、その補給水ピット内の
水を湿式電気集塵器に供給する補給水供給ラインを設け
た排ガス処理装置である。
【０００６】請求項２の発明は、過冷却器は、排ガスが
通る冷却器本体に海水等が通る伝熱管を設けて構成され
る請求項１記載の排ガス処理装置である。
通る冷却器本体に海水等が通る伝熱管を設けて構成され
る請求項１記載の排ガス処理装置である。
【０００７】請求項３の発明は、湿式電気集塵器の出口
側にミストエリミネータを設けた請求項１または２記載
の排ガス処理装置である。
側にミストエリミネータを設けた請求項１または２記載
の排ガス処理装置である。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の一形態を
添付図面に基づいて詳述する。
添付図面に基づいて詳述する。
【０００９】先ず、ボイラ排ガス処理装置の基本的構成
は図２で説明した通りである。
は図２で説明した通りである。
【００１０】さて、図１において、２０は、湿式吸収塔
１５の排気ダクト１５ａと湿式電気集塵器１６の間に設
置された過冷却器である。
１５の排気ダクト１５ａと湿式電気集塵器１６の間に設
置された過冷却器である。
【００１１】この過冷却器２０は、湿式吸収塔１５の排
気ダクト１５ａと湿式電気集塵器１６とを結んで排ガス
が流れる過冷却器本体２１と、その過冷却器本体２１に
設けられ、海水等が流れる伝熱管２２とで構成される。
気ダクト１５ａと湿式電気集塵器１６とを結んで排ガス
が流れる過冷却器本体２１と、その過冷却器本体２１に
設けられ、海水等が流れる伝熱管２２とで構成される。
【００１２】過冷却器本体２１の底部２３はホッパ状に
形成され、その底部２３に凝縮水回収ライン２４を介し
て補給水ピット２５が設けられる。
形成され、その底部２３に凝縮水回収ライン２４を介し
て補給水ピット２５が設けられる。
【００１３】湿式電気集塵器１６は、集塵器本体２６に
接地された集塵電極板２７が多数設けられ、その集塵電
極板２７に対向して高電圧が印加される多数本のワイヤ
等からコロナ放電極２９が設けられて形成される。
接地された集塵電極板２７が多数設けられ、その集塵電
極板２７に対向して高電圧が印加される多数本のワイヤ
等からコロナ放電極２９が設けられて形成される。
【００１４】この電気集塵器１６の集塵電極板２７に
は、詳細は図示していないが電極板２７の表裏に水膜状
に補給水を流下させるためのノズルが設けられ、そのノ
ズルに補給水を供給すべく補給水ピット２５内の補給水
ｗの補給水供給ライン２８が接続されると共にその補給
水供給ライン２８に補給水ポンプ３０が接続され、更に
補給水供給ライン２８から分岐して排水ライン３１が接
続される。
は、詳細は図示していないが電極板２７の表裏に水膜状
に補給水を流下させるためのノズルが設けられ、そのノ
ズルに補給水を供給すべく補給水ピット２５内の補給水
ｗの補給水供給ライン２８が接続されると共にその補給
水供給ライン２８に補給水ポンプ３０が接続され、更に
補給水供給ライン２８から分岐して排水ライン３１が接
続される。
【００１５】集塵器本体２６の底部３２はホッパ状に形
成され、その底部３２に集塵電極板２７から落下した補
給水を補給水ピット２５に戻す戻しライン３３が接続さ
れる。
成され、その底部３２に集塵電極板２７から落下した補
給水を補給水ピット２５に戻す戻しライン３３が接続さ
れる。
【００１６】補給水ピット２５には、補給水ライン３４
が接続され、湿式電気集塵器１６の出口側にはミストエ
リミネータ３５が設けられる。
が接続され、湿式電気集塵器１６の出口側にはミストエ
リミネータ３５が設けられる。
【００１７】次に本発明の作用を述べる。
【００１８】図２で説明したようにボイラ排ガスは、脱
硝装置１１で排ガス中のＮＯx が除去されて脱硝された
後、湿式吸収塔１５でＳＯx が除去されて脱硫される。
硝装置１１で排ガス中のＮＯx が除去されて脱硝された
後、湿式吸収塔１５でＳＯx が除去されて脱硫される。
【００１９】この湿式吸収塔１５での脱硫は、吸収液と
排ガスとの気液接触であり、湿式吸収塔１５から排出さ
れる排ガスは、５０℃前後まで下がるものの略飽和状態
まで水蒸気を含んでいる。
排ガスとの気液接触であり、湿式吸収塔１５から排出さ
れる排ガスは、５０℃前後まで下がるものの略飽和状態
まで水蒸気を含んでいる。
【００２０】そこで、この排ガスを過冷却器２０の伝熱
管２１に、海水（温度２５℃）を流すことで、５１℃ま
で冷却させる。この水蒸気が過飽和状態の排ガスを数℃
程度することによって、大量の凝縮水が発生することと
なる。
管２１に、海水（温度２５℃）を流すことで、５１℃ま
で冷却させる。この水蒸気が過飽和状態の排ガスを数℃
程度することによって、大量の凝縮水が発生することと
なる。
【００２１】そこで、この過冷却器２０の過冷却器本体
２１に溜まった凝縮水を凝縮水回収ライン２４を介して
補給水ピット２５に回収し、これを補給水ｗとして補給
水供給ライン２８より湿式電気集塵器１６の集塵電極板
２７に流すことで、補給水ライン３４から補給する補給
水量が低減でき、全体の工業用水使用量を従来の１／３
以下まで低減することが可能となる。
２１に溜まった凝縮水を凝縮水回収ライン２４を介して
補給水ピット２５に回収し、これを補給水ｗとして補給
水供給ライン２８より湿式電気集塵器１６の集塵電極板
２７に流すことで、補給水ライン３４から補給する補給
水量が低減でき、全体の工業用水使用量を従来の１／３
以下まで低減することが可能となる。
【００２２】また、過冷却器２０で冷却して凝縮水を回
収することで、排ガス中の蒸気量が少なくなり、その後
ガス−ガスヒータ１７で再加熱して煙突１９から排出す
る際の白煙化防止にも有効となる。
収することで、排ガス中の蒸気量が少なくなり、その後
ガス−ガスヒータ１７で再加熱して煙突１９から排出す
る際の白煙化防止にも有効となる。
【００２３】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、湿式吸収
塔から排出される排ガスを過冷却器で冷却することで、
大量の凝縮水を回収し、これを湿式電気集塵器に使用す
ることで、工業用水の使用量を低減することが可能とな
る。
塔から排出される排ガスを過冷却器で冷却することで、
大量の凝縮水を回収し、これを湿式電気集塵器に使用す
ることで、工業用水の使用量を低減することが可能とな
る。
【図１】本発明の一実施の形態を示す図である。
【図２】ボイラ排ガス処理システムを示す図である。
１５ 湿式吸収塔 １６ 湿式電気集塵器 ２０ 過冷却器 ２５ 補給水ピット ２８ 補給水供給ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ０３Ｃ 3/16 Ｂ０１Ｄ 53/34 １２９Ｚ Ｆ２３Ｊ 15/00 Ｆ２３Ｊ 15/00 Ａ Ｂ Ｚ Ｆターム(参考） 3K070 DA02 DA03 DA07 DA22 DA30 DA40 DA46 DA53 4D002 AA02 AA12 AC01 BA02 BA13 BA14 BA16 EA02 4D054 AA02 BA01 BA12 EA21 EA22 EA24
Claims (3)
- 【請求項１】 湿式吸収塔と湿式電気集塵器の間に過冷
却器を設置し、その過冷却器で凝縮した凝縮水を貯留す
る補給水ピットを設け、その補給水ピット内の水を湿式
電気集塵器に供給する補給水供給ラインを設けたことを
特徴とする排ガス処理装置。 - 【請求項２】 過冷却器は、排ガスが通る冷却器本体に
海水等が通る伝熱管を設けて構成される請求項１記載の
排ガス処理装置。 - 【請求項３】 湿式電気集塵器の出口側にミストエリミ
ネータを設けた請求項１または２記載の排ガス処理装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000110570A JP2001289430A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 排ガス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000110570A JP2001289430A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 排ガス処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001289430A true JP2001289430A (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=18623057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000110570A Pending JP2001289430A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 排ガス処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001289430A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011108324A1 (ja) * | 2010-03-02 | 2011-09-09 | 三菱重工業株式会社 | 仕上げ排煙脱硫装置及びこれを用いた排ガス処理システム |
| JP2013006129A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-01-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排ガス処理システム及び排ガス処理方法 |
| WO2013011542A1 (ja) * | 2011-07-15 | 2013-01-24 | 三菱重工業株式会社 | 流動層乾燥設備 |
| JP2015127046A (ja) * | 2013-12-30 | 2015-07-09 | シャンハイ クライド ベルゲマン マシナリー カンパニー リミテッド | 煙道ガス処理装置 |
| CN106287646A (zh) * | 2016-08-25 | 2017-01-04 | 上海电力学院 | 收集烟气中水蒸气的装置 |
| KR20190037610A (ko) * | 2017-09-29 | 2019-04-08 | 한국에너지기술연구원 | 분산형(소형) 가스화 발전을 위한 가스엔진 적용 가능한 Tar/Dust 동시 제거 장치 |
-
2000
- 2000-04-06 JP JP2000110570A patent/JP2001289430A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011108324A1 (ja) * | 2010-03-02 | 2011-09-09 | 三菱重工業株式会社 | 仕上げ排煙脱硫装置及びこれを用いた排ガス処理システム |
| JP2011177674A (ja) * | 2010-03-02 | 2011-09-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 仕上げ排煙脱硫装置及びこれを用いた排ガス処理システム |
| JP2013006129A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-01-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排ガス処理システム及び排ガス処理方法 |
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| US9782782B2 (en) | 2013-12-30 | 2017-10-10 | Shanghai Clyde Bergemann Machinery Co., Ltd. | Flue gas treatment device |
| CN106287646A (zh) * | 2016-08-25 | 2017-01-04 | 上海电力学院 | 收集烟气中水蒸气的装置 |
| KR20190037610A (ko) * | 2017-09-29 | 2019-04-08 | 한국에너지기술연구원 | 분산형(소형) 가스화 발전을 위한 가스엔진 적용 가능한 Tar/Dust 동시 제거 장치 |
| KR101985693B1 (ko) * | 2017-09-29 | 2019-06-04 | 한국에너지기술연구원 | 분산형(소형) 가스화 발전을 위한 가스엔진 적용 가능한 Tar/Dust 동시 제거 장치 |
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