JP2001289323A - 金属ガスケット - Google Patents

金属ガスケット

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JP2001289323A
JP2001289323A JP2000106390A JP2000106390A JP2001289323A JP 2001289323 A JP2001289323 A JP 2001289323A JP 2000106390 A JP2000106390 A JP 2000106390A JP 2000106390 A JP2000106390 A JP 2000106390A JP 2001289323 A JP2001289323 A JP 2001289323A
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annular
projection
protruding part
annular protruding
annular groove
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JP2000106390A
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English (en)
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Osamu Jinno
修 神野
Hirotaka Tsunoda
弘孝 角田
Yasumaro Takeda
安麿 武田
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Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ガスケット基板2に穿設した燃焼室孔3
の周囲に、環状溝11と環状突出部12とを形成してあ
る。上記環状突出部12の幅方向中間部分を環状溝11
側に環状に突出させて、該環状溝11内に環状の突起1
3を形成してある。 【効果】 ガスケット基板を例えばシリンダヘッドとシ
リンダブロックとの間で挟持した際には、環状突出部1
2の幅方向中間部分に設けた突起13がシリンダヘッド
又はシリンダブロックに圧接されるため、環状突出部1
2はその内周側の肩部12aと外周側の肩部12bおよ
び上記突起13とにより3点で支持される。その結果、
突起13を形成しない場合に比較して環状突出部12の
剛性を充分に大きくすることができ、それによって環状
突出部12のへたりを防止して、長期間安定したシール
作用を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属ガスケットに関
し、より詳しくは、燃焼室孔や排気ガス孔等の孔の周囲
に環状突出部と環状溝を形成した金属ガスケットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、金属ガスケットとして、ガスケッ
ト基板に穿設した孔の周囲を該ガスケット基板の一側表
面から他側表面に環状に押圧して上記一側表面に環状溝
を、他側表面に環状突出部を形成したものが知られてい
る(特開昭61−255253号公報)。また、そのよ
うに形成した環状突出部を予め押し潰して高さを減少さ
せるようにしたものも知られている(特開平10−11
0825号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前者の公
報の環状突出部は剛性が小さいため、また後者の予め押
し潰した環状突出部であっても剛性を充分に大きくする
ことができないため、例えばシリンダヘッドとシリンダ
ブロックとの間に挟持した際には、容易に疲労して押し
潰されてしまい、長期間安定したシール作用を期待する
ことができなかった。本発明はそのような事情に鑑み、
極めて簡単な構成を追加することにより上記環状突出部
の剛性を高め、それによって長期間安定したシール作用
を期待することができる金属ガスケットを提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ガス
ケット基板に穿設した孔の周囲を該ガスケット基板の一
側表面から他側表面に環状に押圧して上記一側表面に環
状溝を、他側表面に環状突出部を形成した金属ガスケッ
トにおいて、上記環状突出部の幅方向中間部分を環状溝
側に環状に突出させて、該環状溝内に環状の突起を形成
したものである。
【0005】上記構成によれば、金属ガスケットを例え
ばシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に挟持した
際には、上記環状突出部全体が押し潰されるようになる
が、環状溝内に突出した環状の突起がシリンダヘッド又
はシリンダブロックに圧接されるようになる。その結
果、環状突出部はその内周側の肩部と外周側の肩部およ
び上記突起とにより3点で支持されるようになるため、
該突起を形成しない場合に比較して環状突出部の剛性を
充分に大きくすることができ、これにより環状突出部の
へたりを防止して長期間安定したシール作用を得ること
ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図示実施例について本発明を
説明すると、図1、図2において、金属ガスケット1
は、図示しないシリンダヘッドとシリンダブロックとの
間に挟持されてその間をシールするようになっている。
上記金属ガスケット1は、1枚の金属材料からなるガス
ケット基板2を備えており、このガスケット基板2に
は、複数の燃焼室孔3、図示しない締結ボルトを挿通す
るためのボルト孔4、潤滑油を流通させる潤滑油孔5お
よび冷却水を流通させるための水孔6をそれぞれ穿設し
てある。
【0007】それぞれの燃焼室孔3の周囲には、図2、
図3に示すように、ガスケット基板2の一側表面から他
側表面に向けて、図示実施例ではガスケット基板2の下
面から上面に向けてプレス加工機により環状に押圧する
ことにより、該ガスケット基板2の下面に環状溝11を
形成するとともに上面に環状突出部12を形成してあ
る。そして上記環状突出部12の幅方向中間部分を環状
溝11側に環状に突出させて、該環状溝11内に環状の
突起13を形成している。
【0008】このとき、上記突起13の形成位置は、必
ずしも環状溝11の幅方向(直径方向)中央位置である
必要はなく、面圧調整のために幅方向中央位置からずれ
た位置に設けてもよい。より具体的には、環状突出部1
2における燃焼室孔3側の面圧を、すなわち環状突出部
12の内周側の肩部12aにおける面圧を、その反対側
となる外周側の肩部12bにおける面圧よりも高めたい
場合には、上記突起13の形成位置を燃焼室孔3側にず
らせばよく、逆の場合には逆にずらせばよい。また図3
に示すように、上記突起13の突出量δは、上記環状突
出部12の突出量hの1/3以上あればよく、より好ま
しくは1/2以上がよい。さらに環状突出部12の突出
量h以上であってもよい。
【0009】上記ガスケット基板2には、図1、図2に
示すように、上記環状突出部12の外側に各環状突出部
12を囲むフルビード14を形成してあり、さらに各フ
ルビード14の外側にこれらを共通に囲むハーフビード
15を形成してある。また、上記ボルト孔4、潤滑油孔
5および水孔6についても、所要の位置にそれらを単独
でまたは共通に囲むハーフビード16を形成してある。
なお、これらの各ビード14、15、16は、ガスケッ
トの設計に応じて様々のタイプの形状をそれぞれ単独
で、あるいは組み合わせて用いることができるのは勿論
である。
【0010】以上の構成において、上記金属ガスケット
1は、図示しないシリンダヘッドとシリンダブロックと
の間に介在され、その状態で締結ボルトを締め付けるこ
とによってそれらの間に挟持される。この際、上記環状
突出部12はシリンダヘッドとシリンダブロックとによ
って押し潰されるようになるが、環状突出部12の幅方
向中間部分に設けた突起13がシリンダヘッド又はシリ
ンダブロックに圧接されるため、環状突出部12はその
内周側の肩部12aと外周側の肩部12bおよび上記突
起13とにより3点で支持されるようになる。その結
果、突起13を形成しない場合に比較して環状突出部1
2の剛性を充分に大きくすることができ、それによって
環状突出部12のへたりを防止して、長期間安定したシ
ール作用を得ることができる。
【0011】そして環状突出部12のへたりを防止する
ことにより、フルビード14についても長期間安定した
シール作用を得ることができる。すなわち、上記環状突
出部12の突出量を相対的に大きくすると、該環状突出
部12に加わる荷重が大きくなる一方、上記フルビード
14に加わる荷重が小さくなるので、該フルビード14
のへたりを防止して長期間安定したシール作用を得るこ
とができる。その反面、環状突出部12に加わる荷重が
大きくなると環状突出部自体に疲労が発生しやすくな
り、従来のように容易に環状突出部がへたってその突出
量が小さくなると、上記フルビード14に加わる荷重が
大きくなるので、このフルビード14に疲労が発生して
へたりを生じるようになり、それによりフルビード14
のシール性も低下する。しかるに、上述したように本発
明によれば環状突出部12のへたりを防止することがで
きるので、フルビード14のへたりも防止することがで
き、それにより環状突出部12とフルビード14とのそ
れぞれのシール作用を長期間安定して維持することがで
きるようになる。
【0012】なお、上記実施例では金属ガスケット1に
よって燃焼室孔3をシールさせるようにしているが、こ
れに限定されるものではなく、金属ガスケット1によっ
て排気ガス孔等をシールさせるようにしてもよいことは
勿論である。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、環状突
出部ををの内周側の肩部と外周側の肩部および環状の突
起とによって3点で支持することができるため、上記突
起を形成しない従来装置に比較して環状突出部の剛性を
充分に大きくすることができ、これにより環状突出部の
へたりを防止して長期間安定したシール作用を得ること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す平面図。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図。
【図3】図2の要部の拡大断面図。
【符号の説明】
1…金属ガスケット 2…ガスケット基板 3…燃焼室孔 11…環状溝 12…環状突出部 12a、12b…肩部 13…環状の突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 安麿 愛知県豊田市緑ヶ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 Fターム(参考) 3J040 AA01 AA12 BA01 EA01 EA08 EA18 FA01 HA09 HA17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスケット基板に穿設した孔の周囲を該
    ガスケット基板の一側表面から他側表面に環状に押圧し
    て上記一側表面に環状溝を、他側表面に環状突出部を形
    成した金属ガスケットにおいて、 上記環状突出部の幅方向中間部分を環状溝側に環状に突
    出させて、該環状溝内に環状の突起を形成したことを特
    徴とする金属ガスケット。
  2. 【請求項2】 上記環状突出部の外側にこれを囲むビー
    ドを備えていることを特徴とする請求項1に記載の金属
    ガスケット。
  3. 【請求項3】 上記突起の形成位置は、上記環状溝の幅
    方向中央位置、又は幅方向中央位置からずれた位置であ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の金属
    ガスケット。
  4. 【請求項4】 上記突起の突出量は、上記環状突出部の
    突出量の1/3以上であり、又は1/2以上であり、或
    いは環状突出部の突出量以上であることを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれかに記載の金属ガスケッ
    ト。
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Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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