JP2001287811A - 在庫管理装置 - Google Patents

在庫管理装置

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JP2001287811A
JP2001287811A JP2000105151A JP2000105151A JP2001287811A JP 2001287811 A JP2001287811 A JP 2001287811A JP 2000105151 A JP2000105151 A JP 2000105151A JP 2000105151 A JP2000105151 A JP 2000105151A JP 2001287811 A JP2001287811 A JP 2001287811A
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JP2000105151A
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English (en)
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Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 在庫として保管場所に保管されている物品の
使用期限を理論的に管理して在庫のローテーションミス
を的確に発見できるようにする。 【解決手段】 物品の在庫量をそれぞれ使用期限別に記
憶する原材料ファイル8を設ける。物品の納入量を取込
む毎に、原材料ファイル8上の当該物品の使用期限別在
庫量のうち納入された物品に対して予め設定された使用
期限の在庫量に納入量を加算する。使用された物品の使
用量を取込む毎に、原材料ファイル8上の当該物品の使
用期限別在庫量のうち期限が最も古い在庫量から使用量
を減算する。しかして、原材料ファイル8で記憶した各
種物品の使用期限別在庫量に基づいて物品毎に在庫のあ
る最古の使用期限を取得し、実際に使用中の物品の使用
期限と照合して、在庫のローテーションミスを検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用期限が予め設
定されている原材料や商品等の物品の在庫を管理する在
庫管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原材料を加工して製品化し販売を行う業
種では、一般に、原材料を発注し、納入された原材料を
倉庫等の保管場所に一時保管し、実際に加工を行う際に
保管場所から必要な原材料を必要な量だけ取出し、製品
を加工し販売する、というサイクルが確立されている。
そして、このサイクルを安定に稼動させるために、原材
料が品切れになる事態だけは絶対に避けなければならな
かった。そこで従来より、原材料の在庫量を適時チェッ
クし、在庫量が規定値以下になるとその原材料の発注を
行う、という在庫管理が行われていた。
【0003】ところで、特に原材料から食品を加工し販
売する業種においては、大部分の原材料(食材)に使用
期限が付されている。そして、使用期限が切れた原材料
はすべて廃棄しなければならなかった。その一方で、原
材料は在庫が規定値以下になった時点で発注される。し
たがって、保管場所には使用期限の異なる同一種の原材
料が混在して保管されているのが常だった。また、一回
の納入量が多い原材料の場合は、同時期に納入されたも
のでも使用期限が異なることがあった。このため、この
種の業種においては、在庫の量のみならず使用期限も合
わせて管理しないと、使用期限が切れた原材料が在庫と
なって廃棄しなければならず、損失を招くことがあっ
た。また、在庫を廃棄したために原材料が不足し、製品
を加工できない事態になるおそれもあった。
【0004】そこで従来は、在庫管理の担当者が定期的
に在庫として保管場所に保管されている原材料の使用期
限をチェックし、使用期限までの時間に余裕がないもの
から順に保管場所の手前より並べ、保管場所から持ち出
す際には手前側から持ち出すように原材料のローテーシ
ョンを決めていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原材料
を使用期限の古い順に並べ替えたり、保管場所から持ち
出す作業は全て人手に頼っていたのでミスを犯し易く、
ローテーションが正しく守られなくなり、在庫の中に使
用期限切れの原材料が残ってしまうことがあった。この
ような問題は、原材料に限らず、使用期限が予め設定さ
れた商品(食品等)の在庫管理にも同様に生ずることで
ある。
【0006】そこで本発明は、在庫として保管場所に保
管されている物品の使用期限を理論的に管理して在庫の
ローテーションミスを的確に発見できるようにし、この
ローテーションミスに起因する損失を未然に防止できる
在庫管理装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、使用期限が予め設定された各種物品の在庫を管理す
る在庫管理装置において、物品の在庫量をそれぞれ使用
期限別に記憶する記憶部と、納入された物品の納入量を
取込む納入量取込み手段と、この納入量取込み手段によ
り物品の納入量を取込む毎に、記憶部で記憶した当該物
品の使用期限別在庫量のうち納入された物品に対して予
め設定された使用期限の在庫量に納入量を加算する納入
時在庫量更新手段と、使用された物品の使用量を取込む
使用量取込み手段と、この使用量取込み手段により物品
の使用量を取込む毎に、記憶部で記憶した当該物品の使
用期限別在庫量のうち期限が最も古い在庫量から使用量
を減算する使用時在庫量更新手段と、記憶部で記憶した
各種物品の使用期限別在庫量に基づいて物品毎に在庫の
ある最古の使用期限を取得する最古期限取得手段とを備
えたものである。上記構成の請求項1記載の発明におい
ては、納入時在庫量更新手段及び使用時在庫量更新手段
により、記憶部に、各種物品についてローテーションミ
スがない場合を想定した理論上の使用期限別在庫量が記
憶される。そして、最古期限取得手段により、物品毎
に、在庫として保管されていると想定される中で最も古
いものの使用期限が得られる。したがって、現時点で使
用中の物品の使用期限と、同一物品に対して理論的に得
られた最古の使用期限とを照合し、使用中の物品の使用
期限が最古の使用期限と一致するか古い場合には、該当
物品の在庫管理が正常であると推測できる。これに対し
て、使用中の物品の使用期限が最古の使用期限より新し
い場合には、該当物品の在庫管理に異常があると推測で
きる。
【0008】本願請求項2記載の発明は、請求項1記載
の在庫管理装置に、現時点で使用中の物品の使用期限を
入力する使用期限入力手段と、この入力手段により入力
された物品の使用期限と最古期限取得手段により得られ
た当該物品の在庫のある最古の使用期限とを比較する期
限比較手段と、この比較手段により入力された物品の使
用期限が当該物品の在庫のある最古の使用期限より新し
いと判定されたことに応じて在庫異常を警告する警告手
段とを付加したものである。かかる構成を付加したこと
により、現時点で使用中の物品の使用期限と、同一物品
に対して理論的に得られた最古の使用期限とが比較さ
れ、使用中の物品の使用期限が最古の使用期限より新し
いときには在庫異常の警告が発せられるので、この警告
の有無によって原材料の在庫異常が発生しているか否か
を推測できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて説明する。なお、この実施の形態は、使用期限が予
め設定された物品として食品の加工に用いる各種原材料
の在庫を管理する原材料在庫管理装置1に、本発明を適
用したものである。
【0010】図1は本実施の形態の原材料在庫管理装置
1を用いたPOS(Point Of Sales)システムの概略図
であって、LAN(Local Area Network)回線2を介し
て、原材料在庫管理装置1とPOSターミナル3と無線
中継器4とが接続されている。また、原材料在庫管理装
置1は、原材料発注先のコンピュータシステム5と通信
網6を介して接続されている。
【0011】POSターミナル3は、原材料から加工さ
れる食品を含む各種商品に対して予め設定される商品コ
ードの入力手段を有し、この入力手段を介して販売商品
の商品コードが入力されるとその商品の単価をPLU
(Price Look Up)ファイルから呼出し、単価に販売点
数を乗じて販売金額を算出し、この販売点数及び販売金
額をメモリに登録処理する機能を有するものである。そ
して特に、前記販売商品の商品コード,販売点数及び販
売金額からなる商品販売データd1(図7を参照)を、
LAN回線2を介して原材料在庫管理装置1に送信する
ものとなっている。なお、商品販売データ1を送信する
タイミングは、1品の登録毎でもよく、1取引の登録終
了時にその取引で登録された全商品の販売データをまと
めて送信してもよい。また、複数取引で登録された全商
品の販売データをまとめて送信してもよいものである。
【0012】無線中継器4は、商品の加工場所にて現在
使用されている原材料の原材料コード,使用期限日等の
情報入力に供する無線式ハンディターミナル7の親局と
して機能する。
【0013】図2は無線式ハンディターミナル7の要部
構成を示すブロック図であり、制御部本体としてCPU
(Central Processing Unit)701を備えている。ま
た、プログラム等の固定的データを予め格納したROM
(Read Only Memory)702、送受信データを一時格納
するバッファなどが形成されるRAM(Random Access
Memory)703、前記無線中継器4との間で無線データ
を送受信する無線回路704、バーコードを光学的に読
み取るためのスキャナ705を制御するスキャナコント
ローラ706、データ入力用の各種キーが配設されたキ
ーボード707を制御するキーボードコントローラ70
8、表示部709の駆動を制御してキー入力データ等を
表示させる表示コントローラ710等を備えている。そ
して、CPU701と、ROM702,RAM703,
無線回路704及び各入出力機器のコントローラ70
6,708,710とを、アドレスバス,データバス等
のバスライン711で接続している。
【0014】かかる構成の無線式ハンディターミナル7
は、スキャナ705によるバーコードのスキャニング入
力あるいはキーボード707のキー入力により原材料を
識別する原材料コードとその原材料の使用期限日の各デ
ータが入力されると、これら原材料コードと使用期限日
のデータを加工中データd2(図7を参照)として無線
送信するようになっている。また、この無線式ハンディ
ターミナル7から無線送信された加工中データd2は、
無線中継器4にて受信され、LAN回線2を介して原材
料在庫管理装置1に送信されるようになっている。
【0015】本発明に係る原材料在庫管理装置1は、ハ
ードディスク等の大容量記憶媒体を備えたコンピュータ
を主体に構成され、その大容量記憶媒体に、特に原材料
ファイル8と加工商品ファイル9とを形成している。
【0016】原材料ファイル8は、図3に示すように、
各種の原材料を識別する原材料コードに対応して、その
原材料名を設定記憶するとともに、使用期限日別の理論
在庫量とその理論在庫量の総計とを原材料別に可変記憶
するもので、本発明の記憶部を構成する。
【0017】加工商品ファイル9は、図4に示すよう
に、店で販売される各商品のうち原材料を加工して製品
化された商品(以下、加工商品と称する)の商品コード
に対応して、その商品名とともに1品の加工に必要な原
材料のコード及びその使用量を設定記憶したものであ
る。
【0018】図5は原材料在庫管理装置1の要部構成を
示すブロック図であり、制御部本体としてCPU101
を備えている。また、プログラム等の固定的データを予
め格納したROM102、可変的なデータを一時格納す
る各種のメモリエリアを形成したRAM103、現日付
及び時刻を計時する時計部104、前記LAN回線2を
介して接続された各部とのデータ通信を制御するLAN
コントローラ105、前記発注先システム5との間のデ
ータ通信を制御する通信インタフェース106、FDD
(Floppy Disk Drive)装置107の駆動を制御するF
DDコントローラ108、HDD(Hard Disk Drive)
装置109の駆動を制御するHDDコントローラ11
0、キーボード111からキー信号を取込むキーボード
インタフェース112、ディスプレイ113に表示デー
タを送出するディスプレイインタフェース114、プリ
ンタ115に印字データを送出するプリンタインタフェ
ース116などを備えている。そしてCPU101と、
ROM102,RAM103,時計部104,LANコ
ントローラ105,通信インタフェース106,FDD
コントローラ108,HDDコントローラ110及び各
種入出力機器のインタフェース112,114,116
とを、アドレスバス,データバスなどのバスライン11
7で接続している。
【0019】かかる構成の原材料在庫管理装置1は発注
モードを備えており、この発注モードにおいて、キーボ
ード111のキー入力により発注する原材料の原材料コ
ード及び発注量が入力されると、その原材料コードと発
注量とからなる原材料発注データd3(図7を参照)を
生成し、通信インタフェース106を介して原材料発注
先のコンピュータシステム5に送信するものとなってい
る。
【0020】一方、原材料発注先のコンピュータシステ
ム5は、受注した原材料の納入時にその原材料の原材料
コードと使用期限日と納入量とからなる原材料納入デー
タd4(図7を参照)を生成し、通信網6を介して原材
料在庫管理装置1に送信するものとなっている。
【0021】しかして、原材料在庫管理装置1は、発注
モードが選択されていないイニシャル状態では、CPU
101が図6の流れ図に示す処理を実行するように、R
OM102のプログラムを構成している。すなわちCP
U101は、ST(ステップ)1としてLANコントロ
ーラ105または通信インタフェース106を介して外
部からデータを受信したか否かを判断する。データを受
信していない場合にはST2に進む。
【0022】ST2では、時計部104にて計時されて
いる現時刻が予め設定されている在庫監視時刻に一致し
たか否かを判断する。一致していない場合には、ST1
に戻り、データの受信有無を判断する。
【0023】ST1にてデータの受信有りを検知し、S
T3として受信データが原材料発注先のコンピュータシ
ステム5から通信インタフェース106を介して受信し
た原材料納入データであることを認識した場合には、そ
の受信した原材料納入データを解析して、納入された原
材料の原材料コードと使用期限日と納入量とを取込む
(納入量取込み手段)。
【0024】次に、納入された原材料の理論在庫データ
更新処理を実行する。具体的には、先ず、原材料納入デ
ータを解析して得た原材料コードを検索キーとして原材
料ファイル8を検索し、検索キーと一致する原材料コー
ドのレコードを読込む。次に、そのレコードに原材料納
入データを解析して得た使用期限日で分類されている理
論在庫量が存在するか否かを判断する。存在する場合に
は、その使用期限日別理論在庫量に原材料納入データを
解析して得た納入量を加算する。また、このレコードの
理論在庫総量に原材料納入データを解析して得た納入量
を加算する。一方、存在しない場合には、このレコード
に原材料納入データを解析して得た使用期限日と納入量
とを対応付けて追加する。また、このレコードの理論在
庫総量に原材料納入データを解析して得た納入量を加算
する。
【0025】こうして、原材料ファイル8から読込んだ
レコードの使用期限日別理論在庫量及び理論在庫総量を
当該原材料の納入量で加算更新したならば、このレコー
ドを原材料ファイル8に上書きして、納入された原材料
の理論在庫データ更新処理を終了する(納入時在庫量更
新手段)。しかる後、ST1に戻り、次のデータの受信
有無を判断するものとなっている。
【0026】ST1にてデータの受信有りを検知し、S
T4として受信データがPOSターミナル3からLAN
2に送信されLANコントローラ105で受信した商品
販売データであることを認識した場合には、その受信し
た商品販売データを解析して、販売された商品の商品コ
ードと販売点数とを取込む。次に、その商品コードを検
索キーとして加工商品ファイル9を検索し、検索キーと
一致する商品コードのレコード有無を判断する。ここ
で、該当するレコードが存在しないと判断した場合に
は、販売商品は加工商品でないので、ST1に戻り、次
のデータの受信有無を判断する。
【0027】これに対し、検索キーと一致する商品コー
ドのレコードが存在すると判断した場合には、販売商品
は原材料を加工して作られた加工商品なので、そのレコ
ードから各原材料コードとそれに対応する加工使用量と
を取込む。そして、各原材料コードに対応した加工使用
量を、商品販売データを解析して得た販売点数でそれぞ
れ整数倍する(使用量取込み手段)。
【0028】次に、使用された原材料の理論在庫データ
更新処理を実行する。具体的には、加工商品ファイル9
から取込んだ各原材料コードとそれに対応する加工使用
量(販売点数で整数倍したもの)とを1組ずつ取り出し
て、以下の処理を行う。
【0029】先ず、原材料コードを検索キーとして原材
料ファイル8を検索し、検索キーと一致する原材料コー
ドのレコードを読込む。次に、そのレコードを構成する
理論在庫総量から加工使用量を減算する。このとき、理
論在庫総量が加工使用量に満たない場合には、理論在庫
使用量を「0」にするとともに、当該レコードの使用期限
日別理論在庫量を全て[0]にする。なお、この場合は
理論在庫量が異常なので、警告を発するようにするとよ
い。
【0030】理論在庫総量が加工使用量より多い場合に
は、当該レコードの使用期限日別理論在庫量のうち、使
用期限日が最も古い理論在庫量を取得する。そして、そ
の理論在庫量から加工使用量を減算する。このとき、理
論在庫量が加工使用量より少ない場合には、その理論在
庫量を[0]とするとともに、加工使用量から理論在庫
量を減じて加工使用量の残量を算出する。そして、使用
期限日が次に古い理論在庫量を取得し、その理論在庫量
から加工使用量の残量を減算する。
【0031】以後、加工使用量の残量が[0]になるま
で使用期限日の古い順に理論在庫量を取得し、その理論
在庫量から加工使用量の残量を減算する。こうして、原
材料ファイル8から読込んだ1原材料コードのレコード
の使用期限日別理論在庫量及び理論在庫総量をその原材
料コードに対応した加工使用量で減算更新したならば、
このレコードを原材料ファイル8に上書きする(使用時
在庫量更新手段)。
【0032】以上の処理を原材料コードとそれに対応す
る加工使用量(販売点数で整数倍したもの)とを1組ず
つ取り出す毎に繰り返す。そして、全ての原材料コード
とそれに対応する加工使用量とに対して上記処理を終了
したならば、ST1に戻り、次のデータの受信有無を判
断するものとなっている。
【0033】ST1にてデータの受信有りを検知し、S
T5として受信データが無線式ハンディターミナル7か
ら無線送信され無線中継器4により中継されてLANコ
ントローラ105で受信した加工中データd2であるこ
とを認識した場合には、その加工中データd2中の原材
料コードを検索キーとして原材料ファイル8を検索し、
検索キーと一致する原材料コードのレコードを読込む。
次に、そのレコードを構成する使用期限日別理論在庫量
から最も使用期限日が古い在庫量を取得する。そして、
その在庫量が1以上か否かを判断する。ここで、在庫量
が1以上であればその在庫量に対応した使用期限日を在
庫のある最古の使用期限日として取得する。在庫量が0
の場合には、使用期限日が次に古い在庫量を取得し、そ
の在庫量が1以上か否かを判断する。そして、在庫量が
1以上であればその在庫量に対応した使用期限日を在庫
のある最古の使用期限日として取得する。在庫量が0の
場合には、使用期限日が次に古い在庫量を取得し、その
在庫量が1以上か否かを判断する。こうして、在庫のあ
る使用期限日で最も古い期限日を取得したならば、その
最古の使用期限日と受信した加工中データd2中の使用
期限日とを比較する(期限比較手段)。
【0034】その結果、加工中データd2中の使用期限
日が最古の使用期限日より新しい場合には、在庫が異常
であることを知らせる警告メッセージをディスプレイ1
13に表示させる(警告手段)。加工中データd2中の
使用期限日が最古の使用期限日と一致するか古い新しい
場合には、警告メッセージの表示は行わない。その後、
ST1に戻り、次のデータの受信有無を判断するものと
なっている。
【0035】ST2にて現時刻が在庫監視時刻に一致し
たことを検知した場合には、原材料ファイル8を参照し
て、原材料毎に在庫がある使用期限日で最も期間が古い
使用期限日を取得する。そして、その原材料名と在庫の
ある最古の使用期限日とその在庫量との一覧リストを編
集し、プリンタ115により記録紙に印字出力するもの
となっている。
【0036】このように本実施の形態の原材料在庫管理
装置1においては、HDD装置109によってアクセス
されるハードディスクに原材料ファイル8と加工商品フ
ァイル9とが形成されている。そして、店で販売する商
品(食品)の加工に用いる各種原材料の原材料コード及
び原材料名が原材料ファイル8に予め設定登録されてい
る。また、店で加工し販売する各加工商品の商品コード
及び商品名と、その加工商品1品の加工に要する全ての
原材料の原材料コード及びその使用量が加工商品ファイ
ル9に予め設定登録されている。
【0037】しかして、原材料の発注先業者から原材料
が納入され、その発注先業者のコンピュータシステム5
からその納入された原材料の原材料コードと使用期限日
と納入量とからなる原材料納入データd4が通信網6を
介して原材料在庫管理装置1に送信されると、その原材
料納入データに基づいて納入された原材料の理論在庫デ
ータ更新処理(加算処理)が実行される。これにより、
原材料ファイル8には納入された原材料の納入量が使用
期限日別に集計記憶される。
【0038】一方、加工商品が販売され、その加工商品
の販売データを登録処理したPOS端末3から商品販売
データd1がLAN回線2を介して原材料在庫管理装置
1に送信されると、加工商品ファイル9のデータを参照
に販売された加工商品の加工に使用された原材料の使用
量が算出される。そして、この原材料の加工使用量に基
づいて理論在庫データ更新処理(減算処理)が実行され
る。これにより、原材料ファイル8に使用期限日別に記
憶された当該原材料の理論在庫量から加工使用量が減算
される。このとき、当該原材料で使用期限日が最も古い
理論在庫量から加工使用量が減算される。
【0039】ところで、原材料発注先業者から納入され
た原材料は、倉庫などの保管場所に一時保管される。こ
のとき、使用期限までの時間に余裕がないものから順に
保管場所の手前より並ぶように並べ替えが行われる。ま
た、商品を加工するために原材料を保管場所から持ち出
す際には手前側から順に持ち出すようにしている。この
ような原材料のローテーションを正しく守ることによっ
て、原材料は使用期限の古いものから順に使用されるよ
うになる。
【0040】一方、原材料ファイル8にて記憶管理され
ている各原材料の使用期限日別理論在庫量の総量は、実
際に保管場所に在庫として保管されている量に、商品加
工場所で加工に使用されている量と、店で販売されまだ
買上のない加工商品の加工に要した量の総計となる。
【0041】したがって、原材料のローテーションが正
しく守られていた場合には、現時点で加工に使用中の原
材料の使用期限日は、その原材料に対して原材料ファイ
ル8で記憶されている使用期限日別理論在庫量のうち在
庫のある最古の使用期限日と一致するか、それより古い
期日となる。換言すれば、現時点で加工に使用中の原材
料の使用期限日が在庫のある最古の使用期限日より新し
い場合には、原材料のローテーションが正しく守られて
いないと推測できる。
【0042】そこで本実施の形態においては、1日の中
で予め決められた在庫監視時刻になると、原材料毎に在
庫がある使用期限日で最も期間が古い使用期限日の一覧
リストを自動的にプリントアウトするようにしている。
【0043】したがって、この一覧リストに記録されて
いる各原材料の在庫のある最古の使用期限日と、実際に
商品の加工場所で使用されている原材料の使用期限日と
を照合することによって、原材料のローテーションが正
しく守られているか否かを容易に推測することができ
る。そして、原材料のローテーションが正しく守られて
いないと推測される場合には、速やかに保管場所の在庫
をチェックして使用期限日の古い順に並べ替えを行う。
こうすることにより、使用期限切れによって在庫を廃棄
しなければならない損失を未然に防ぐことができる。ま
た、使用期限切れの在庫を廃棄したために原材料が品切
れとなり商品を加工できなくなるようなことも起こり得
ないので、この点の損失も未然に防止できる。
【0044】なお、在庫をチェックした結果、ローテー
ションにミスがなかった場合には、原材料ファイル8に
て記憶管理されている理論在庫量が間違っているので、
キー入力により修正を行って対処すればよい。
【0045】また、本実施の形態においては、原材料を
識別する原材料コードとその原材料の使用期限日の各デ
ータを入力する入力手段としてスキャナ705及びキー
ボード707を設けた無線式ハンディターミナル7を備
えており、この無線式ハンディターミナル7において原
材料コードと使用期限日の各データを入力すると、この
入力データが加工中データd2として無線送信される。
そして、この加工中データd2は無線中継器4にて受信
され、LAN回線2を介して原材料在庫管理装置1に送
信されるようになっている。
【0046】一方、原材料在庫管理装置1においては、
上記加工中データd2を受信すると、その加工中データ
d2中の原材料コードで識別される原材料の使用期限日
別理論在庫量で在庫のある最古の使用期限日が原材料フ
ァイル8から自動的に導きられ、加工中データd2中の
使用期限日がこの最古の使用期限日より新しいか否かが
判定される。そして、新しい場合には、在庫異常を示す
警告がなされるようになっている。
【0047】したがって、在庫異常の警告がなされた場
合には原材料のローテーションが正しく守られていない
と推測できるので、一覧リストに記録されている各原材
料の在庫のある最古の使用期限日と、実際に使用されて
いる原材料の使用期限日とを照合しなくても、使用中の
原材料の原材料コードと使用期限日の各データをハンデ
ィターミナル7に入力するだけでローテーションミスの
有無を推測することができ、作業性がよい。
【0048】なお、前記一実施の形態では、原材料納入
データd4を原材料発注先のコンピュータシステム5か
らオンラインで受信し取込むようにしたが、店側に納入
された原材料の原材料コード,納入量及び使用期限日を
入力可能な入力端末を設置してLAN回線2に接続し、
この入力端末から原材料納入データd4をLAN回線2
を通じて受信し取込むようにしてもよい。
【0049】また、前記一実施の形態では、在庫異常の
警告メッセージをディスプレイ113に表示させたが、
その代わりに、またはそれと同時に、この警告メッセー
ジの電文をLAN回線2を無線中継器4に送信し、さら
に加工中データ送信元の無線式ハンディターミナル7に
無線送信して、在庫異常の警告メッセージを無線式ハン
ディターミナル7の表示部709に表示させるようにし
てもよい。
【0050】この他、本発明を使用期限のある商品の在
庫管理を行う商品在庫管理装置に適用するなど、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは
勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本願請求項1記載
の発明によれば、在庫として保管場所に保管されている
物品の使用期限を理論的に管理して在庫のローテーショ
ンミスを的確に発見することができ、このローテーショ
ンミスに起因する損失を未然に防止できる在庫管理装置
を提供できる。また、本願請求項2記載の発明によれ
ば、上記請求項1記載の発明と同等の効果を奏すること
はもとより、効率のよい簡単な作業で在庫のローテーシ
ョンミスを的確に発見できるようになり、作業担当者の
負担を軽減できる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるPOSシステム
の概略図。
【図2】 同実施の形態における無線式ハンディターミ
ナルの要部構成を示すブロック図。
【図3】 同実施の形態における原材料ファイルのデー
タ構成を模式的に示す図。
【図4】 同実施の形態における加工商品ファイルのデ
ータ構成を模式的に示す図。
【図5】 同実施の形態における原材料在庫管理装置の
要部構成を示すブロック図。
【図6】 同実施の形態における原材料在庫管理装置の
CPUが実行する主要な処理の手順を示す流れ図。
【図7】 同実施の形態における主要なデータの流れを
示す概念図。
【符号の説明】
1…原材料在庫管理装置 3…POSターミナル 4…無線中継器 5…発注先コンピュータシステム 7…無線式ハンディターミナル 8…原材料ファイル 9…加工商品ファイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用期限が予め設定された各種物品の在
    庫を管理する在庫管理装置において、 前記物品の在庫量をそれぞれ使用期限別に記憶する記憶
    部と、 納入された物品の納入量を取込む納入量取込み手段と、 この納入量取込み手段により物品の納入量を取込む毎
    に、前記記憶部で記憶した当該物品の使用期限別在庫量
    のうち納入された物品に対して予め設定された使用期限
    の在庫量に前記納入量を加算する納入時在庫量更新手段
    と、 使用された物品の使用量を取込む使用量取込み手段と、 この使用量取込み手段により物品の使用量を取込む毎
    に、前記記憶部で記憶した当該物品の使用期限別在庫量
    のうち期限が最も古い在庫量から前記使用量を減算する
    使用時在庫量更新手段と、 前記記憶部で記憶した各種物品の使用期限別在庫量に基
    づいて物品毎に在庫のある最古の使用期限を取得する最
    古期限取得手段と、を具備したことを特徴とする在庫管
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の在庫管理装置において、 現時点で使用中の物品の使用期限を入力する使用期限入
    力手段と、 この入力手段により入力された物品の使用期限と最古期
    限取得手段により得られた当該物品の在庫のある最古の
    使用期限とを比較する期限比較手段と、 この比較手段により入力された物品の使用期限が当該物
    品の在庫のある最古の使用期限より新しいと判定された
    ことに応じて在庫異常を警告する警告手段と、を具備し
    たことを特徴とする在庫管理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011098832A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Ricoh Co Ltd 在庫管理方法、在庫管理装置及び在庫管理システム
WO2018221164A1 (ja) * 2017-05-31 2018-12-06 ベンダーサービス株式会社 在庫管理発注装置および在庫管理発注方法、ならびにコンピュータプログラム
JP2020021165A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 株式会社オービック 在庫評価替候補抽出装置、在庫評価替候補抽出方法および在庫評価替候補抽出プログラム

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