JP2001287720A - 表示窓付き容器およびその製造方法 - Google Patents
表示窓付き容器およびその製造方法Info
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
ると共に内容物の漏れを防止する表示窓付き容器および
その製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明容器10は、樹脂材料を射出成形
してなる容器周壁11に開口部13を有し、容器の注ぎ
口14と一体に設けた内方突部をパリソン15として膨
張させて成形した薄肉層16を具える。薄肉層16は、
開口部13内に入り込んで表示窓12を形成すると共に
容器本体を形成する。薄肉層16が開口部13内に入り
込んで表示窓12を形成するから、表示窓12と開口部
13との間の接合強度を低下させることなく、内容物の
存否や残量を目視することができる。しかも、薄肉層1
6は表示窓12と共に容器本体を形成するから、表示窓
12からの内容物の漏れを防止できることは勿論、容器
全体の減量化にも寄与する。
Description
存否や残量などを確認することができる表示窓を有する
容器およびその製造方法に関するものである。
る場合、消費者が内容物の存否や残量を確認できるよう
にするのが好ましい。そして、容器周壁を不透明材料で
構成する場合には、この容器周壁に形成した表示窓から
内容物を視認可能とすることが考えられる。
器周壁に開口部を形成し、この開口部に別体の表示窓を
取り付ける場合、表示窓と開口部との間の接合強度が問
題となる。また、別体の表示窓を開口部に取り付ける場
合、表示窓および開口部間に隙間が生じて内容物が漏れ
ること等を防止しなければならない。
題点を解消するためになされたものであって、容器周壁
と表示窓との間の接合強度を確保すると共に内容物の漏
れを防止する表示窓付き容器およびその製造方法を提供
することを目的とする。
め、本発明による、表示窓付き容器は、樹脂材料を射出
成形してなる容器周壁に開口部を有し、容器の注ぎ口と
一体に設けた内方突部をパリソンとして膨張させて成形
した薄肉層を具え、該薄肉層が、前記開口部内に入り込
んで表示窓を形成すると共に容器本体を形成することを
特徴とするものである。
けた内方突部をパリソンとして膨張させて成形した薄肉
層が前記開口部内に入り込んで表示窓を形成するから、
容器周壁の開口部と表示窓との間の接合強度を低下させ
ることなく、内容物の存否や残量を目視することができ
る。しかも、上記薄肉層は前記表示窓と共に容器本体を
形成するから、表示窓からの内容物の漏れを防止できる
ことは勿論、容器全体の減量化にも寄与するものであ
る。
は、容器周壁および容器の注ぎ口と、該注ぎ口の内方に
突出するパリソンとを樹脂材料で射出成形し、このパリ
ソンを容器周壁内でブロー成形して膨張させることによ
り薄肉層を成形し、この薄肉層を、前記開口部内に入り
込ませて表示窓を形成すると共に容器本体を形成するこ
とが好ましい。
点を有する容器を、容易かつ安価に製造することができ
る。
としては、容器の注ぎ口と、該注ぎ口の内方に突出する
パリソンとを具える樹脂材料の射出成形体と、容器周壁
を具える樹脂材料の射出成形体とを別体に形成し、ブロ
ー成形工程若しくはいずれか一方の射出成形工程時に一
体化して、容器本体を形成することが好ましい。
との材料を個々に変更することができるから、例えば、
容器周壁の強度を増加させつつ、表示窓の意匠的な装飾
を高めることができる。また、金型設計が比較的容易に
なり、かつ、設計自由度が高まる。
表示窓付き容器は、前記容器周壁が底部で開口してお
り、前記薄肉層が容器の底部を形成することが好まし
い。この場合、底部からも内容物の確認が行えることに
加えて、容器全体のさらなる減量化を図ることができ
る。
示窓は、複数設けられていることが好ましい。この場
合、容器全体のさらに一層の減量化を図ることができ
る。
詳細に説明する。
器の第1実施例であって、図1は本実施例の斜視図、ま
た、図2は図1の縦断面図である。
1に示す如く、樹脂材料を射出成形してなる容器周壁1
1に表示窓12を有する。本実施例容器10は、図2に
示す如く、容器周壁11に開口部13を有し、容器の注
ぎ口14と一体に設けた内方突部をパリソン15とし
て、二点鎖線で示す如く膨張させて成形した薄肉層16
が、開口部13に入り込んで表示窓12を形成すると共
に容器本体を形成するものである。
体に設けた内方突部をパリソン15として膨張させて成
形した薄肉層16が開口部13内に入り込んで表示窓1
2を形成するから、容器周壁11の開口部13と表示窓
12との間の接合強度を低下させることなく、内容物の
存否や残量などを目視することができる。しかも、薄肉
層16は表示窓12と共に容器本体を形成するから、表
示窓12からの内容物の漏れを防止できることは勿論、
容器全体の減量化にも寄与するものである。
の製造方法を説明する。
の注ぎ口14と、この注ぎ口14の内方に突出するパリ
ソン15とを樹脂材料で射出成形し、このパリソン15
を容器周壁11内でブロー成形して膨張させることによ
り二点鎖線で示す薄肉層16を成形し、この薄肉層16
を、開口部13内に入り込ませて表示窓12を形成する
と共に容器本体を形成する。
点を有する容器10を、容易かつ安価に製造することが
できる。
実施例としては、容器注ぎ口およびパリソンを具える成
形体と、容器周壁とを具える成形体とを別体に取り付け
た容器20がある。
法を説明する断面図である。なお、図面上の部材はそれ
ぞれ、中心線Oから半分側を示したものである。
を具える樹脂材料の射出成形体20aである。始めに、
射出成形体20aのパリソン25を図3に示す如く加熱
する。この加熱は、次工程でパリソンをブローするため
の予備加熱である。
せず)内に射出成形体20aとは別体に成形した射出成
形体20bをインサートした後、図5に示す如く、注ぎ
口24から加圧エアAを送り込んで、パリソン25を容
器周壁21内でブロー成形して膨張させることにより薄
肉層26を形成し、この薄肉層26を、開口部23内に
入り込ませて表示窓22を形成すると共に容器本体を形
成する。
周壁21との材料を個々に変更することができるから、
例えば、容器周壁21の強度を増加させつつ、表示窓2
2の意匠的な装飾を高めることができる。また、金型設
計が比較的容易になり、かつ、設計自由度が高まる。
くとも1個成形されていればよく、その加工方法も、一
体成形する以外に、後工程での切削加工でもよい。
ンが可能であり、上記実施例においては、予め別に射出
成形した成形体をブロー時にセットして容器本体を成形
したが、例えば、成形体20aまたは20bの何れか一
方を先に射出成形し、その後、該成形体を他方の成形体
を成形する射出金型にインサートしてブロー前の容器を
形成してもよい。
0)は、容器周壁11(21)が底部で開口しており、
薄肉層16(26)が容器の底部を形成することが好ま
しい。この場合、底部からも内容物の視認が行えること
に加えて、容器全体のさらなる減量化を図ることができ
る。
器10(20)においては、表示窓12(22)が複数
設けられていることが好ましい。例えば、2個の表示窓
12(22)を容器中心Oから対称な位置に配したり、
3個以上の表示窓12(22)を容器中心Oから所定の
角度で放射状に配することができる。この場合、表示窓
12(22)を取り付けるための開口部13(23)が
占める割合が増えるため、容器全体のさらに一層の減量
化を図ることができる。
す斜視図である。
断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 樹脂材料を射出成形してなる容器周壁に
開口部を有し、容器の注ぎ口と一体に設けた内方突部を
パリソンとして膨張させて成形した薄肉層を具え、該薄
肉層が、前記開口部内に入り込んで表示窓を形成すると
共に容器本体を形成することを特徴とする表示窓付き容
器。 - 【請求項2】 前記容器周壁が底部で開口しており、前
記薄肉層が容器の底部を形成することを特徴とする請求
項1に記載の表示窓付き容器。 - 【請求項3】 前記表示窓が複数設けられていることを
特徴とする請求項1または2に記載の表示窓付き容器。 - 【請求項4】 容器周壁および容器の注ぎ口と、該注ぎ
口の内方に突出するパリソンとを樹脂材料で射出成形
し、このパリソンを容器周壁内でブロー成形して膨張さ
せることにより薄肉層を成形し、この薄肉層を、前記開
口部内に入り込ませて表示窓を形成すると共に容器本体
を形成することを特徴とする表示窓付き容器の製造方
法。 - 【請求項5】 容器の注ぎ口と、該注ぎ口の内方に突出
するパリソンとを具える樹脂材料の射出成形体と、容器
周壁を具える樹脂材料の射出成形体とを別体に成形し、
ブロー成形工程若しくはいずれか一方の射出成形工程時
に一体化して、容器本体を形成することを特徴とする請
求項4に記載の表示窓付き容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000104562A JP2001287720A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 表示窓付き容器およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000104562A JP2001287720A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 表示窓付き容器およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001287720A true JP2001287720A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=18618082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000104562A Pending JP2001287720A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 表示窓付き容器およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001287720A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008056960A1 (en) * | 2006-11-09 | 2008-05-15 | Yonwoo Co., Ltd | A vessel having a transparent windows |
JP2011111231A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製の積層容器 |
CN103043341A (zh) * | 2012-12-27 | 2013-04-17 | 上海福将塑胶工业集团有限公司 | 一种具有液位显示功能的集装桶 |
-
2000
- 2000-04-06 JP JP2000104562A patent/JP2001287720A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008056960A1 (en) * | 2006-11-09 | 2008-05-15 | Yonwoo Co., Ltd | A vessel having a transparent windows |
JP2010509151A (ja) * | 2006-11-09 | 2010-03-25 | ヨンウー カンパニー,リミテッド | 透明窓を備えた容器 |
JP2011111231A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製の積層容器 |
CN103043341A (zh) * | 2012-12-27 | 2013-04-17 | 上海福将塑胶工业集团有限公司 | 一种具有液位显示功能的集装桶 |
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