JP2001287253A - 導光板製造用積層射出成形機および導光板 - Google Patents

導光板製造用積層射出成形機および導光板

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JP2001287253A
JP2001287253A JP2000106642A JP2000106642A JP2001287253A JP 2001287253 A JP2001287253 A JP 2001287253A JP 2000106642 A JP2000106642 A JP 2000106642A JP 2000106642 A JP2000106642 A JP 2000106642A JP 2001287253 A JP2001287253 A JP 2001287253A
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JP
Japan
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light guide
resin
guide plate
molding machine
mold
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Application number
JP2000106642A
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English (en)
Inventor
Kazuya Takizawa
一也 瀧沢
Tsukasa Endo
司 遠藤
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Nippon Leiz Corp
Original Assignee
Nippon Leiz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の金型に注入する樹脂量を一定にし、同
じ条件下で複数の導光板を作成するとともに光学的相対
的位置を保つ。 【解決手段】 スクリューシリンダ2の排出側に備えた
マニーホールド4やランナ5a,5b等にヒータや加熱
導管等を備え、ランナ5a,5bの先端部に開閉時間や
開閉角度でコントロールするコントロールバルブ10を
備える。これにより、スタック金型8の数や位置によっ
てランナ5a,5bの長さが異なっても、樹脂を溶融状
態に保ち、ランナ5a,5bを介して複数の金型8に注
入する樹脂量を一定にコントロールして導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に用
いる導光板を積層射出成形して製造するための導光板製
造用積層射出成形機およびこの成形機によって製造され
る導光板に関するものであり、導光板材料の樹脂を溶融
状態で維持する様にスクリューシリンダの排出側に平行
や垂直にヒータまたは加熱導管を備えたマニーホールド
で溶解温度を保ちながら溶解樹脂を分配し、溶解した樹
脂をヒータまたは加熱導管および開閉時間や開閉角度で
コントロールするコントロールバルブを備えたランナに
導き、スタック金型の数や位置によってランナの長さが
異なっても複数の金型に注入する樹脂量を一定にし、同
じ条件下で複数の導光板を作成できるとともに光学的相
対的位置を保つことが出来る導光板製造用積層射出成形
機および導光板に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の積層射出成形機(スタック
モールド)の略構成図を示している。図2に示す従来の
積層射出成形機(スタックモールド)20は、2段積層
タイプの場合に、固定部27または可動部26の中央か
らヒータを設けたスクリューシリンダ部22でペレット
状等の樹脂を溶解して、溶解した樹脂を分岐チャンネル
30に圧送し、分岐チャンネル30より近接する2つの
ランナ25a,25bに溶解樹脂を分配している。固定
部27や可動部26およびスタック金型28の中央部分
には、2つのランナ25a,25bを貫通しており、ラ
ンナ25aや25bを中心にランナ25a,25bの左
右上下や放射状に固定部27や可動部26上の金型24
上に各々必要なキャビティ29aやキャビティ29b等
が設けられる。そして、1つのランナ25aは、固定部
27と可動部26との間に設けたスタック金型28の手
前側の放射状に設けたキャビティ29aに溶解樹脂を搬
送供給している。他のランナ25bは、スタック金型2
8の中央部分を貫通してスタック金型28の後側のキャ
ビティ29bに溶解樹脂を搬送供給している。
【0003】また、固定部27や可動部26およびスタ
ック金型28の中央部分に2つのランナ25a,25b
が貫通し、1つのランナ25aがスタック金型28の対
向する固定部27の左右のキャビティ29aに溶解樹脂
を搬送供給し、他のランナ25bがスタック金型28の
中央部分を貫通してスタック金型28の対向する可動部
26の左右のキャビティ29bに溶解樹脂を搬送供給す
る場合もある。
【0004】そして、加圧成形時には、可動部26が固
定部27方向に加圧移動するとともにスタック金型28
も固定部27方向に加圧移動する。この時2つのランナ
25a,25bはスクリューシリンダ部22から固定部
27方向に伸び、また成形終了時には、可動部26が固
定部27方向から離脱移動するとともにスタック金型2
8も固定部27方向から離脱移動する。この時2つのラ
ンナ25a,25bは固定部27方向からスクリューシ
リンダ部22に縮む様に動作する。
【0005】また、従来の積層射出成形機(スタックモ
ールド)としては、例えば特開平6−210682号公
報に開示されるものが知られている。この特開平6−2
10682号公報に開示される積層射出成形機は、固定
部または可動部の中央からスクリューシリンダ部でペレ
ット状等の樹脂を溶解して、溶解した樹脂を固定部また
は可動部およびスタック金型等を避けて外側周囲に配し
たランナに圧送し、スタック金型の1側面外側からスタ
ック金型の内部に設けたランナに接続している。そし
て、さらにスタック金型の内部で固定部方向と可動部方
向とに2つに分岐したランナから各々固定部とスタック
金型とのキャビティおよび可動部とスタック金型とのキ
ャビティに溶解樹脂を搬送供給するものである。
【0006】さらに、上述したスクリューシリンダ部を
固定部または可動部の中央の位置に設けた積層射出成形
機(スタックモールド)とは別に、例えば特開平11−
207786号公報に開示される積層射出成形機も知ら
れている。この特開平11−207786号公報に開示
される積層射出成形機は、スクリューシリンダ部を固定
部または可動部の1側面側の位置に設けて、スクリュー
シリンダ部の先端に設けた分岐チャンネルで、溶解した
樹脂を2つに分岐圧送し、分岐チャンネルより近接する
2つのランナに溶解樹脂を分配し、この2つのランナを
スタック金型の固定部および可動部に対向する両側面側
の内部に設けた2つのランナに接続し、2つのランナを
内蔵したスタック金型から固定部側および可動部側に備
えた各々のキャビティに溶解樹脂を搬送供給するもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の積層射出成形機
(スタックモールド)として、例えば2段積層タイプの
場合に、固定部または可動部の中央からヒータを設けた
スクリューシリンダ部でペレット状等の樹脂を溶解し
て、溶解した樹脂を分岐チャンネルに圧送し、分岐チャ
ンネルより近接する2つのランナに溶解樹脂を分配し、
固定部または可動部のどちらか片方の中央部分に2つの
ランナを貫通して、ランナ25aや25bを中心にラン
ナ25a,25bの左右上下や放射状に固定部27や可
動部26上の金型24上に各々必要なキャビティ29a
やキャビティ29b等を設け、1つのランナは固定部と
可動部との間に設けたスタック金型の手前側のキャビテ
ィに溶解樹脂を搬送供給し、他のランナはスタック金型
の中央部分を貫通してスタック金型の後側のキャビティ
に溶解樹脂を搬送供給する構成では、固定部または可動
部およびスタック金型の中央部にランナを通すために、
ランナ位置を中心にランナの周囲部に占めるキャビティ
部しか得ることができず、固定部や可動部およびスタッ
ク金型の大部分を占める様な大きなキャビティ部を得る
事が出来ない課題がある。
【0008】さらに、加圧成形時には、可動部が固定部
方向に加圧移動するとともにスタック金型も固定部方向
に加圧移動し、この時2つのランナはスクリューシリン
ダ部から固定部方向に伸びる。また成形終了時には、可
動部が固定部方向から離脱移動するとともにスタック金
型も固定部方向から離脱移動し、この時2つのランナは
固定部方向からスクリューシリンダ部に縮む様に動作す
る。したがって、ランナ部が収縮自在でなければならな
く、加圧移動から離脱移動する時にランナ内部の溶解樹
脂がスクリューシリンダ部に戻ったりするので、変動体
積内の溶解樹脂の処理装置が必要となるとともに、加圧
時の密閉状態を形成する様にしなければならない課題が
ある。
【0009】また、例えば特開平6−210682号公
報に開示される従来の積層射出成形機(スタックモール
ド)は、固定部または可動部の中央からスクリューシリ
ンダ部でペレット状等の樹脂を溶解して、溶解した樹脂
を固定部または可動部およびスタック金型等を避けて外
側周囲に配したランナに圧送し、スタック金型の1側面
外側からスタック金型の内部に設けたランナに接続し、
さらにスタック金型の内部で固定部方向と可動部方向と
に2つに分岐したランナから各々固定部とスタック金型
とのキャビティおよび可動部とスタック金型とのキャビ
ティに溶解樹脂を搬送供給するので、可動部に近いキャ
ビティ部が先に加圧され、固定部に近いキャビティ部が
後に加圧されてしまい、実際のキャビティ部内の圧力は
固定部に近いキャビティ部の方が高くなってしまう。そ
の結果、同じ形状での精度や性能(密度)等にばらつき
が出てしまう課題がある。
【0010】さらに、例えば特開平11−207786
号公報に開示される従来の積層射出成形機は、スクリュ
ーシリンダ部を固定部または可動部の1側面側の位置に
設けて、スクリューシリンダ部の先端に設けた分岐チャ
ンネルで、溶解した樹脂を2つに分岐圧送し、分岐チャ
ンネルより近接する2つのランナに溶解樹脂を分配し、
この2つのランナをスタック金型の固定部および可動部
に対向する両側面側の内部に設けた2つのランナに接続
し、2つのランナを内蔵したスタック金型から固定部側
および可動部側に備えた各々のキャビティに溶解樹脂を
搬送供給し、溶解した樹脂を2つに分岐圧送するため
に、分岐チャンネルをスクリューシリンダ部の先端に設
けたので、特に光学系の表面や裏面等に微細な凸凹状部
を形成する導光板等に用いる成形物に対しては、短時間
に流動歪みの無い成形物を必要とする。しかも、ゲート
まで一定の圧力および溶解樹脂量等が条件となるため、
ゲート前の分岐チャンネルにより分岐チャンネルの前後
での溶解樹脂の圧力や流量が変化してしまい、均一で流
動歪みの無い成形物ができない課題がある。加えて、圧
力の掛かるスクリューシリンダ部を固定部または可動部
の1側面側の位置に設けるので、ガイド支柱等の部品も
1側面側に設けるため、装置全体が大掛かりになってし
まう課題がある。
【0011】また、一般的に積層射出成形機(スタック
モールド)の場合には、スクリューシリンダ部から溶解
樹脂を各キャビティまで圧送する時間や可動部からスタ
ック金型およびスタック金型から固定部までの加圧時間
等に誤差があり、各キャビティへの溶解樹脂の供給を一
定にしないとオーバーパックになってしまったり、金型
の破損等を起し、特に光学系の導光板等に用いる微細な
凸凹状部を刻印したスタンパ等に用いる場合には再現性
のある成形物を得ることができない課題がある。
【0012】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、その目的は導光板材料の樹脂を溶
融状態で維持する様にスクリューシリンダの排出側に平
行や垂直にヒータまたは加熱導管を備えたマニーホール
ドで溶解温度を保ちながら溶解樹脂を分配し、溶解した
樹脂を開閉時間や開閉角度でコントロールするコントロ
ールバルブを備えたランナに導き、スタック金型の数や
位置によってランナの長さが異なっても複数の金型に注
入する樹脂量を一定にし、同じ条件下で複数の導光板を
作成できるとともに光学的相対的位置を保つことができ
る導光板製造用積層射出成形機および導光板を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係る導光板製造用積層射出成形機は、スクリ
ューシリンダの排出側に溶解温度を保ち溶解樹脂を分配
するマニーホールドを平行または/および垂直に設け、
溶解樹脂の量をコントロールして金型に注入するコント
ロールバルブを備えた注入部を設けたマニーホルドから
長さの異なるランナを複数備えたことを特徴とする。
【0014】請求項1に係る導光板製造用積層射出成形
機は、スクリューシリンダの排出側に溶解温度を保ち溶
解樹脂を分配するマニーホールドを平行または/および
垂直に設け、溶解樹脂の量をコントロールして金型に注
入するコントロールバルブを備えた注入部を設けたマニ
ーホルドから長さの異なるランナを複数備えたので、ゲ
ート部を金型等の端に設けて金型の加圧面いっぱいに大
きな成形体を得ることができる。
【0015】また、請求項2に係る導光板製造用積層射
出成形機は、コントロールバルブにより溶解樹脂の量を
バルブの開閉時間で制御するとともに、ランナの長さが
長いほどバルブの開時間を長くすることを特徴とする。
【0016】請求項2に係る導光板製造用積層射出成形
機は、コントロールバルブにより溶解樹脂の量をバルブ
の開閉時間で制御するとともに、ランナの長さが長いほ
どバルブの開時間を長くするので、可動部側と固定部側
とに設ける各キャビティに同量の溶解樹脂を供給でき、
しかも内部圧力を同圧にできる。
【0017】さらに、請求項3に係る導光板製造用積層
射出成形機は、コントロールバルブにより溶解樹脂の量
をバルブの開閉角度で制御するとともに、ランナの長さ
が長いほどバルブの開閉角度を大きく開くことを特徴と
する。
【0018】請求項3に係る導光板製造用積層射出成形
機は、コントロールバルブにより溶解樹脂の量をバルブ
の開閉角度で制御するとともに、ランナの長さが長いほ
どバルブの開閉角度を大きく開くので、可動部側と固定
部側とに設ける各キャビティに同量の溶解樹脂を供給で
き、しかも内部圧力を同圧にできる。
【0019】また、請求項4に係る導光板製造用積層射
出成形機は、コントロールバルブに圧力リミッタを設
け、圧力リミッタが設定以上の圧力を検出した場合にバ
ルブを閉じることを特徴とする。
【0020】請求項4に係る導光板製造用積層射出成形
機は、コントロールバルブに圧力リミッタを設け、圧力
リミッタが設定以上の圧力を検出した場合にバルブを閉
じるので、オーバーパックや金型の破損等を起さない。
【0021】さらに、請求項5に係る導光板製造用積層
射出成形機は、ランナにヒータまたは加熱導管を備え、
加熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ち、ランナの
長さが長いほど温度を高くすることを特徴とする。
【0022】請求項5に係る導光板製造用積層射出成形
機は、ランナにヒータまたは加熱導管を備え、加熱温度
を200℃〜300℃の範囲に保ち、ランナの長さが長
いほど温度を高くするので、樹脂の焼けを起さずに、各
キャビティでの溶解樹脂温度を一定にできるとともに、
溶解樹脂の粘性効果により各キャビティまでの供給時間
を一定にできる。
【0023】また、請求項6に係る導光板製造用積層射
出成形機は、ランナの先端部とコントロールバルブとの
間に過剰注入樹脂をコントロールする樹脂溜部を設けた
ことを特徴とする。
【0024】請求項6に係る導光板製造用積層射出成形
機は、ランナの先端部とコントロールバルブとの間に過
剰注入樹脂をコントロールする樹脂溜部を設けたので、
オーバーパックにならず微細な凸凹状部を刻印したスタ
ンパ等でも転写を可能にできる。
【0025】さらに、請求項7に係る導光板製造用積層
射出成形機は、マニーホールドにヒータまたは加熱導管
を備え、加熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ち、
ランナと垂直に設ける下方向内径を上方向内径よりも小
さくすることを特徴とする。
【0026】請求項7に係る導光板製造用積層射出成形
機は、マニーホールドにヒータまたは加熱導管を備え、
加熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ち、ランナと
垂直に設ける下方向内径を上方向内径よりも小さくする
ので、各キャビティ部での成形に適した溶解樹脂の温度
と樹脂特性を保持でき、溶解樹脂の自重とのバランスを
保って上方向と下方向とからの溶解樹脂を同量に供給で
きるとともに、内部圧力を同圧にできる。
【0027】またさらに、請求項8に係る導光板は、ス
クリューシリンダの排出側に溶解温度を保ち溶解樹脂を
分配するマニーホールドを平行または/および垂直に設
け、溶解樹脂の量をバルブの開閉時間または/およびバ
ルブの開閉角度でコントロールして金型に注入するコン
トロールバルブを備えた注入部と過剰注入樹脂をコント
ロールする樹脂溜部とを設けたランナを複数備えた導光
板製造用積層射出成形機で複数の各位置関係が全て等し
く成形することを特徴とする。
【0028】請求項8に係る導光板は、スクリューシリ
ンダの排出側に溶解温度を保ち溶解樹脂を分配するマニ
ーホールドを平行または/および垂直に設け、溶解樹脂
の量をバルブの開閉時間または/およびバルブの開閉角
度でコントロールして金型に注入するコントロールバル
ブを備えた注入部と過剰注入樹脂をコントロールする樹
脂溜部とを設けたランナを複数備えた導光板製造用積層
射出成形機で複数の各位置関係が全て等しく成形するの
で、同時に複数の光学的相対的位置を保つことができ
る。
【0029】さらにまた、請求項9に係る導光板は、ス
クリューシリンダの排出側に溶解温度を保ち溶解樹脂を
分配するマニーホールドを平行または/および垂直に設
け、溶解樹脂の量を前記マニーホールドからの長さが長
いほど温度を高くするヒータまたは加熱導管を設けたラ
ンナを複数備えた導光板製造用積層射出成形機で複数の
各位置関係が全て等しく成形することを特徴とする。
【0030】請求項9に係る導光板は、スクリューシリ
ンダの排出側に溶解温度を保ち溶解樹脂を分配するマニ
ーホールドを平行または/および垂直に設け、溶解樹脂
の量を前記マニーホールドからの長さが長いほど温度を
高くするヒータまたは加熱導管を設けたランナを複数備
えた導光板製造用積層射出成形機で複数の各位置関係が
全て等しく成形するので、同時に複数の光学的相対的位
置を保つことができる。
【0031】また、請求項10に係る導光板は、スクリ
ューシリンダの排出側に平行または/および垂直に溶解
温度を保ち溶解樹脂を分配するマニーホールドと、溶解
樹脂の量をバルブの開閉時間または/およびバルブの開
閉角度でコントロールして金型に注入するコントロール
バルブを備えた注入部と過剰注入樹脂をコントロールす
る樹脂溜部および溶解樹脂の流粘度をコントロールする
ヒータまたは加熱導管を備えた複数のランナと、固定部
または可動部との間に設けてランナと接続する面部に樹
脂溜部を備えた中央金型とを具備した導光板製造用積層
射出成形機で複数の各位置関係が全て等しく成形するこ
とを特徴とする。
【0032】請求項10に係る導光板は、スクリューシ
リンダの排出側に平行または/および垂直に溶解温度を
保ち溶解樹脂を分配するマニーホールドと、溶解樹脂の
量をバルブの開閉時間または/およびバルブの開閉角度
でコントロールして金型に注入するコントロールバルブ
を備えた注入部と過剰注入樹脂をコントロールする樹脂
溜部および溶解樹脂の流粘度をコントロールするヒータ
または加熱導管を備えた複数のランナと、固定部または
可動部との間に設けてランナと接続する面部に樹脂溜部
を備えた中央金型とを具備した導光板製造用積層射出成
形機で複数の各位置関係が全て等しく成形するので、同
時に複数の光学的相対的位置を保つことができ、また、
同時に光学的統一性を備えた大きさの異なるものを複数
作成することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。なお、本発明は、スクリュー
シリンダの排出側に備えたマニーホールドやランナ等に
ヒータまたは加熱導管等を備え、樹脂を溶融状態に保ち
スタック金型の数や位置によってランナの長さが異なっ
てもランナの先端部に開閉時間や開閉角度でコントロー
ルするコントロールバルブを備えたランナに導くため、
複数の金型に注入する樹脂量を一定にし、同じ条件下で
複数の導光板を作成できるとともに、光学的相対的位置
を保つことが出来る導光板製造用積層射出成形機および
導光板を提供することにある。
【0034】図1は本発明に係る導光板製造用積層射出
成形機の略構成図である。図1に示すように、導光板製
造用積層射出成形機は、固定部7、可動部6、スタック
(中央)金型8およびスクリューシリンダ2等から構成
されている。
【0035】スクリューシリンダ2は、積層射出成形機
の金型等の中央位置に備え、ステンレス等の耐熱性、耐
蝕性および強度に優れた金属材料等からなる。スクリュ
ーシリンダ2は、全体のケースとしてのシリンダ部と、
内部に透明樹脂ペレットを圧送するように回転するスク
リュ部3とから構成される。スクリューシリンダ2は、
図示しないホッパ等から供給された導光板の材料となる
例えば透明なアクリル樹脂(PMMA)、非晶質ポリオ
レフィン樹脂やポリカーボネート樹脂等をスクリューシ
リンダ2の外装やシリンダ部に埋め込んだ図示しないヒ
ータや加熱導管により、200℃〜300℃程度の温度
で加熱して材料樹脂がヤケを起さない程度に溶解しなが
らスクリュ部3の回転によって排出側に圧送する。
【0036】マニーホールド4は、ステンレス等の耐熱
性、耐蝕性および強度に優れた金属材料等からなる。マ
ニーホールド4は、入力口がスクリューシリンダ2の排
出側に平行、垂直等スタックモールド数や成形金型等の
種類により選択されて接続される(図1の例では、スク
リューシリンダ2に平行に左右に接続される)。マニー
ホールド4は、マニーホールド4の外装やシリンダ部に
埋め込んだ図示しないヒータや加熱導管により、200
℃〜300℃程度の樹脂の溶解温度を保ち溶解樹脂を等
しく左右に分配し、各出力口をランナ5aとランナ5b
との各々に接続する。
【0037】また、図1には示さないが、マニーホール
ド4を垂直方向(上下方向)に設ける場合、マニーホー
ルド4の内部の配穴径は、下方向内径を上方向内径より
も小さく形成されている。これにより、下方向への溶解
樹脂の自重により圧送速度が速くなることを防ぎ、溶解
樹脂を等しく上下に分配し、各出力口をランナに接続す
る。
【0038】ランナ5aおよびランナ5bは、ステンレ
ス等の耐熱性、耐蝕性および強度に優れた金属材料等か
らなる。ランナ5aおよびランナ5bは、マニーホール
ド4から固定部7側面方向に向い、さらに可動部6方向
に曲がり、固定部7や可動部6およびスタック(中央)
金型8等を避けてキャビティ9a部やキャビティ9b部
等のキャビティ部を大きく取る様にして設けられる。
【0039】そして、1つのランナ5aは、スタック
(中央)金型8の固定部7側と固定部7の金型7’に備
えたスタンパ9a’との間に設けたキャビティ9a部に
接続し、溶解樹脂をキャビティ9aの側面部のゲート1
2から注入する。また、同様にもう1つのランナ5b
は、スタック(中央)金型8の可動部6側と可動部6の
金型6’に備えたスタンパ9b’との間に設けたキャビ
ティ9b部に接続し、溶解樹脂をキャビティ9bの側面
部のゲート12から注入する。
【0040】よって、マニーホールド4からキャビティ
9aやキャビティ9bの各キャビティまでの長さが異な
っている。
【0041】さらに、ランナ5aとランナ5bには、キ
ャビティ9aやキャビティ9bに接続する先端付近にコ
ントロールバルブ10が設けられている。そして、マニ
ーホールド4からキャビティ9aやキャビティ9bの各
キャビティまでの長さの違いにより、各キャビティに溶
解樹脂が充填されるまでの時間の差を各コントロールバ
ルブ10の開閉時間を制御する(例えば、各コントロー
ルバルブ10部の溶解樹脂通過量は一定で電気信号等の
オンオフにより開閉の時間をコントロールする)。これ
により、キャビティ9aやキャビティ9b等の各キャビ
ティに充填する溶解樹脂の量を同量にする。例えばラン
ナの長さが長いほど(図1の例では、ランナ5b)、各
コントロールバルブ10の開時間を長くする。
【0042】また、ランナ5aとランナ5bとは、同様
にマニーホールド4からキャビティ9aやキャビティ9
bの各キャビティまでの長さの違いにより、同じ時間内
で各キャビティに溶解樹脂が充填される量の差を各コン
トロールバルブ10のバルブの開閉角度を制御する(例
えば、各コントロールバルブ10部の電気信号等のオン
オフ時間は一定で開閉角度により溶解樹脂通過量をコン
トロールする)。これにより、キャビティ9aやキャビ
ティ9b等の各キャビティに充填する溶解樹脂の量を同
量にする。例えばランナの長さが長いほど(図1の例で
は、ランナ5b)、各コントロールバルブ10の開角度
を大きく開く。
【0043】さらに、ランナ5aとランナ5bとは、同
様にマニーホールド4からキャビティ9aやキャビティ
9bの各キャビティまでの長さの違いにより、同じ時間
内で各キャビティに溶解樹脂が充填される量の差をラン
ナ5a,5bに設けた加熱温度を200℃〜300℃の
範囲に保ったヒータの温度差でコントロールする(例え
ば、長さの長いランナ5bの方のヒータ温度をランナ5
aよりも高くする)。これにより、キャビティ9aやキ
ャビティ9b等の各キャビティに充填する溶解樹脂の量
を同量にし、キャビティ9aとキャビティ9bとの内圧
を同等にする。
【0044】また、ランナ5aとランナ5bには、キャ
ビティ9aやキャビティ9bに接続する先端付近とコン
トロールバルブ10との間に樹脂溜部11が設けられて
いる。そして、ランナ5aやランナ5b等から溶解樹脂
がキャビティ9aやキャビティ9b等の各キャビティに
充填された後、各キャビティ部に対し可動部6および可
動部6の金型6’やスタック(中央)金型8が固定部7
および固定部7の金型7’への移動により、キャビティ
9aはスタック(中央)金型8(可動部6と金型6’と
でスタック(中央)金型8を圧搾した後)によりスタン
パ9a’を通し金型7’および固定部7に加圧され、同
様にキャビティ9bは可動部6と金型6’によりスタン
パ9b’を通してスタック(中央)金型8に加圧され
て、キャビティ9aやキャビティ9b等の各キャビティ
に過剰に注入された溶解樹脂を樹脂溜部11に引き込
み、オーバーパックを防止するとともに、再度射出加圧
成形する時に前射出加圧成形時の固形化した樹脂をトラ
ップして連続射出加圧成形に故障等を起さないようにす
る。
【0045】さらに、図示はしないが、ランナ5aとラ
ンナ5bとに設けたコントロールバルブ10には、圧力
リミッタが設けられている。これにより、キャビティ9
aやキャビティ9bに溶解樹脂が過剰に充填されそうな
時や、異物やゲート12等が詰まってしまった時や設定
以上の圧力が加わった場合に圧力を検出してバルブを閉
じて、キャビティ9aやキャビティ9bのオーバーパッ
ク、金型6’や金型7’およびスタンパ9a’やスタン
パ9b’の破損等を起さない様にする。
【0046】可動部6は、鋼鉄製の鋳物等から削り出し
て精度や強度が必要な部分等にクロム、コバルト、タン
グステンやニッケル等の表面硬化または鉄系材料にこれ
らを含んだ合金等で製作される。可動部6は、強度、耐
腐食性および耐摩擦性に優れ、例えば1平方センチメー
トル当たり900トン程度に絶えるような強靱さで、固
定部7とはスライダーベット上で一致するような位置関
係を保ち、上部やサイドにはスタック(中央)金型8等
を通した案内ステー13で連結されている。
【0047】また、可動部6は、樹脂成形をするための
金型6’を取り付け樹脂成形物の形状を決定する。一般
にはこの金型6’に凹凸部を設けて樹脂成形物の表面部
に各種のパターンを得るが、特に導光板のような光学的
要素が重要な場合には、鏡面部として用いたり、さらに
金型6’上に微細な凸凹状部を刻印したスタンパ9b’
が設けられている。
【0048】固定部7は、可動部6と同様に製作される
とともに同様な強靱さで、可動部6とはスライダーベッ
ト上で一致するような位置関係を保ち、上部やサイドに
はスタック(中央)金型8等を通した案内ステー13で
連結され、可動部6と同様に樹脂成形をするための金型
7’を取り付け樹脂成形物の形状を決定し、樹脂成形物
の表面部が鏡面部でない時さらに金型7’上に微細な凸
凹状部を刻印したスタンパ9a’が設けられている。
【0049】スタック(中央)金型8は、可動部6や固
定部7と同様な材料からなる。スタック(中央)金型8
は、上部や両サイドに貫通穴が設けられ、可動部6と固
定部7との間に設けた案内ステー13を通し、可動部6
の加圧移動に伴って固定部7方向に移動し金型7’やス
タンパ9a’を加圧する。
【0050】尚、ここでは、スタック(中央)金型8の
両面を鏡面としているが、スタック(中央)金型8の両
面にスタンパを設けることにより両面に微細な凸凹状部
を成形した両面成形導光板を得ることができる。
【0051】金型6’および金型7’は、可動部6、固
定部7およびスタック(中央)金型8等と同様な材料か
らなる。金型6’および金型7’は、樹脂成形物の形状
を決定したり、鏡面部やスタンパ等を備えるため、表面
には特にクロム、コバルト、タングステンやニッケル等
の表面硬化を必要とし、錆の発生が少ない様にする。し
かも、金型6’および金型7’は、樹脂成形物の様な温
度依存性が大きいので、水や油等を循環される孔14を
備え、温度制御される。
【0052】スタンパ9a’およびスタンパ9b’は、
光ディスク等の製造法として広く知られているが、導光
板用のスタンパの場合には表面部に微細な凸凹状部を設
け、凸凹状部が逆に成形された導光板の微細な凸凹状部
に導光板の側面から入光された光が微細な凸凹状部で屈
折、反射等を起す様な形状を薄いニッケル、ステンレス
等の金属板等に前もってフォトパターンをフォトレジス
ト等で露光、洗浄等を繰り返し、作成された微細な凸凹
状部に鍍金等を施して製作する。
【0053】このように、導光板製造用積層射出成形機
は、固定部、可動部やスタック(中央)金型などの中央
位置からヒータ等を設けたスクリューシリンダの排出側
に溶解温度を200℃〜300℃に保ち平行や垂直に溶
解樹脂を分配するマニーホールドと、ヒータを設けて溶
解樹脂の量をコントロールバルブの開閉時間や開閉角度
および長さに対応した温度の制御によりキャビティに注
入し、常に各キャビティ内圧力を同圧および一定にする
とともにこのコントロールバルブに圧力リミッタや先端
部との間に樹脂溜部を設けてオーバーパックや金型等の
破損および連続射出加圧成形製造の連続性故障を防止で
きるランナを複数備えて、金型の加圧面いっぱいに大き
な成形体を得、複数のキャビティ内圧を等しく樹脂量を
一定にし、同条件下を再現して同時に複数の成形品の精
度や性能(密度)等ばらつきが無く同精度で反りや焼け
の発生を防いで作成できるとともに複数の光学系での表
面や裏面等に微細な凸凹状部を形成する様な導光板等に
対して複数の各位置関係が全て等しく成形し光学的シン
メトリックに保つことができるので、複数の導光板を重
ねての仕様法に対し、光学的位置関係の再現性および正
確性を得ることができる導光板製造用積層射出成形機お
よび導光板を得る。
【0054】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る導光板製
造用積層射出成形機は、スクリューシリンダの排出側に
溶解温度を保ち溶解樹脂を分配するマニーホールドを平
行または/および垂直に設け、溶解樹脂の量をコントロ
ールして金型に注入するコントロールバルブを備えた注
入部を設けたマニーホルドから長さの異なるランナを複
数備えたので、ゲート部を金型等の端に設けて金型の加
圧面いっぱいに大きな成形体を得ることができ、装置を
大型にせず大型の導光板の作成や複数の光学的シンメト
リックな導光板を得ることができる。
【0055】また、請求項2に係る導光板製造用積層射
出成形機は、コントロールバルブにより溶解樹脂の量を
バルブの開閉時間で制御するとともに、ランナの長さが
長いほどバルブの開時間を長くするので、可動部側と固
定部側とに設ける各キャビティに同量の溶解樹脂を供給
できるとともに内部圧力を同圧にでき、ばらつきが無く
同精度で反りや焼けの発生を防ぐことができる。
【0056】さらに、請求項3に係る導光板製造用積層
射出成形機は、コントロールバルブにより溶解樹脂の量
をバルブの開閉角度で制御するとともに、ランナの長さ
が長いほどバルブの開閉角度を大きく開くので、可動部
側と固定部側とに設ける各キャビティに同量の溶解樹脂
を供給できるとともに内部圧力を同圧にでき、ばらつき
が無く同精度で反りや焼けの発生を防ぐことができる。
【0057】また、請求項4に係る導光板製造用積層射
出成形機は、コントロールバルブに圧力リミッタを設
け、圧力リミッタが設定以上の圧力を検出した場合にバ
ルブを閉じるので、オーバーパックや金型の破損等を起
さず、安全性に優れている。
【0058】さらに、請求項5に係る導光板製造用積層
射出成形機は、ランナにヒータまたは加熱導管を備え、
加熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ち、ランナの
長さが長いほど温度を高くするので、各キャビティでの
溶解樹脂温度を一定にできるとともに溶解樹脂の粘性効
果により各キャビティまでの供給時間を一定にでき、同
時にばらつきが無く同精度の導光板を複数作成できる。
【0059】また、請求項6に係る導光板製造用積層射
出成形機は、ランナの先端部とコントロールバルブとの
間に樹脂溜部を設けたので、オーバーパックにならず微
細な凸凹状部を刻印したスタンパ等でも転写を可能にで
きるとともに、スタンパ等に損傷なく最適な圧力を加え
ることができる。
【0060】さらに、請求項7に係る導光板製造用積層
射出成形機は、マニーホールドにヒータまたは加熱導管
を備え、加熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ち、
ランナと垂直に設ける下方向内径を上方向内径よりも小
さくするので、各キャビティ部での成形に適した溶解樹
脂の温度と樹脂特性を保持するとともに溶解樹脂の自重
とのバランスを保って上方向と下方向とからの溶解樹脂
を同量に供給できるとともに内部圧力を同圧にでき、反
りや焼けの発生を防ぐとともにばらつきが無く同精度の
導光板を複数同時に作成できる。
【0061】またさらに、請求項8に係る導光板は、ス
クリューシリンダの排出側に溶解温度を保ち溶解樹脂を
分配するマニーホールドを平行または/および垂直に設
け、溶解樹脂の量をバルブの開閉時間または/およびバ
ルブの開閉角度でコントロールして金型に注入するコン
トロールバルブを備えた注入部と過剰注入樹脂をコント
ロールする樹脂溜部とを設けたランナを複数備えた導光
板製造用積層射出成形機で複数の各位置関係が全て等し
く成形するので、同時に複数の光学的相対的位置を保つ
ことができ、複数の導光板を重ねての仕様法に対し、光
学的位置関係の再現性および正確性を得ることができ
る。
【0062】さらにまた、請求項9に係る導光板は、ス
クリューシリンダの排出側に溶解温度を保ち溶解樹脂を
分配するマニーホールドを平行または/および垂直に設
け、溶解樹脂の量を前記マニーホールドからの長さが長
いほど温度を高くするヒータまたは加熱導管を設けたラ
ンナを複数備えた導光板製造用積層射出成形機で複数の
各位置関係が全て等しく成形するので、同時に複数の光
学的相対的位置を保つことができ、複数の導光板を重ね
ての仕様法に対し、光学的位置関係の再現性および正確
性を得ることができる。
【0063】さらに、請求項10に係る導光板は、スク
リューシリンダの排出側に平行または/および垂直に溶
解温度を保ち溶解樹脂を分配するマニーホールドと、溶
解樹脂の量をバルブの開閉時間または/およびバルブの
開閉角度でコントロールして金型に注入するコントロー
ルバルブを備えた注入部と過剰注入樹脂をコントロール
する樹脂溜部および溶解樹脂の流粘度をコントロールす
るヒータまたは加熱導管を備えた複数のランナと、固定
部または可動部との間に設けてランナと接続する面部に
樹脂溜部を備えた中央金型とを具備した導光板製造用積
層射出成形機で複数の各位置関係が全て等しく成形する
ので、同時に複数の光学的相対的位置を保つことがで
き、また、同時に光学的統一性を備えた大きさの異なる
ものを複数作成ができるとともに、複数の光学的シンメ
トリックなものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る導光板製造用積層射出成形機の略
構成図
【図2】従来の積層射出成形機の略構成図
【符号の説明】
1…導光板製造用積層射出成形機、2,22…スクリュ
ーシリンダ、3,33…スクリュ部、4…マニーホール
ド、5a,5b,25a,25b…ランナ、6,26…
可動部、6’…可動部の金型、7,27…固定部、7’
…固定部の金型、8,28…スタック(中央)金型、9
a,9b,29a,29b…キャビティ、9a’,9
b’…スタンパ、10…コントロールバルブ、11…樹
脂溜部、12,32…ゲート、13,31…案内ステ
ー、14,24…孔、20…積層射出成形機、30…チ
ャンネル。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部または可動部の中央から樹脂の溶
    解温度に成るようなヒータを設けたスクリューシリンダ
    を備えた導光板製造用積層成形機において、前記スクリ
    ューシリンダの排出側に前記溶解温度を保ち溶解樹脂を
    分配するマニーホールドを平行または/および垂直に設
    け、前記溶解樹脂の量をコントロールして金型に注入す
    るコントロールバルブを備えた注入部を設けた前記マニ
    ーホルドから長さの異なるランナを複数備えたことを特
    徴とする導光板製造用積層射出成形機。
  2. 【請求項2】 前記コントロールバルブは、前記溶解樹
    脂の量をバルブの開閉時間で制御するとともに、前記ラ
    ンナの長さが長いほど前記バルブの開時間を長くするこ
    とを特徴とする請求項1記載の導光板製造用積層射出成
    形機。
  3. 【請求項3】 前記コントロールバルブは、前記溶解樹
    脂の量をバルブの開閉角度で制御するとともに、前記ラ
    ンナの長さが長いほど前記バルブの開閉角度を大きく開
    くことを特徴とする請求項1記載の導光板製造用積層射
    出成形機。
  4. 【請求項4】 前記コントロールバルブには圧力リミッ
    タが設けられ、該圧力リミッタが設定以上の圧力を検出
    したときに前記バルブを閉じることを特徴とする請求項
    1記載の導光板製造用積層射出成形機。
  5. 【請求項5】 前記ランナは、ヒータまたは加熱導管を
    備え、加熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ち、前
    記長さが長いほど温度を高くすることを特徴とする請求
    項1記載の導光板製造用積層射出成形機。
  6. 【請求項6】 前記ランナは、先端部と前記コントロー
    ルバルブとの間に過剰注入樹脂をコントロールする樹脂
    溜部を設けたことを特徴とする請求項1記載の導光板製
    造用積層射出成形機。
  7. 【請求項7】 前記マニーホールドは、ヒータまたは加
    熱導管を備え、加熱温度を200℃〜300℃の範囲に
    保ち、前記ランナと垂直に設ける下方向内径を上方向内
    径よりも小さくすることを特徴とする請求項1記載の導
    光板製造用積層射出成形機。
  8. 【請求項8】 固定部または可動部の中央から樹脂の溶
    解温度に成るようなヒータを設けたスクリューシリンダ
    を備えた導光板製造用積層成形機を用いて製造される導
    光板において、前記スクリューシリンダの排出側に前記
    溶解温度を保ち溶解樹脂を分配するマニーホールドを平
    行または/および垂直に設け、前記溶解樹脂の量をバル
    ブの開閉時間または/およびバルブの開閉角度でコント
    ロールして金型に注入するコントロールバルブを備えた
    注入部と過剰注入樹脂をコントロールする樹脂溜部とを
    設けたランナを複数備えた導光板製造用積層射出成形機
    で複数の各位置関係が全て等しく成形することを特徴と
    する導光板。
  9. 【請求項9】 固定部または可動部の中央から樹脂の溶
    解温度に成るようなヒータを設けたスクリューシリンダ
    を備えた導光板製造用積層成形機を用いて製造される導
    光板において、前記スクリューシリンダの排出側に前記
    溶解温度を保ち溶解樹脂を分配するマニーホールドを平
    行または/および垂直に設け、前記溶解樹脂の量を前記
    マニーホールドからの長さが長いほど温度を高くするヒ
    ータまたは加熱導管を設けたランナを複数備えた導光板
    製造用積層射出成形機で複数の各位置関係が全て等しく
    成形することを特徴とする導光板。
  10. 【請求項10】 固定部または可動部の中央から樹脂の
    溶解温度に成るようなヒータを設けたスクリューシリン
    ダを備えた導光板製造用積層成形機を用いて製造される
    導光板において、前記スクリューシリンダの排出側に平
    行または/および垂直に設け前記溶解温度を保ち溶解樹
    脂を分配するマニーホールドと、前記溶解樹脂の量をバ
    ルブの開閉時間または/およびバルブの開閉角度でコン
    トロールして金型に注入するコントロールバルブを備え
    た注入部と過剰注入樹脂をコントロールする樹脂溜部お
    よび前記溶解樹脂の流粘度をコントロールするヒータま
    たは加熱導管を備えた複数のランナと、前記固定部また
    は前記可動部との間に設けて前記ランナと接続する面部
    に樹脂溜部を備えた中央金型とを具備した導光板製造用
    積層射出成形機で複数の各位置関係が全て等しく成形す
    ることを特徴とする導光板。
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