JP4530471B2 - 導光板製造用積層射出成形機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に用いる導光板を積層射出成形して製造するための導光板製造用積層射出成形機に関するものであり、光学部材転写パターンを設けたスタンパを保持固定するテーパーガイドピンを固定プラテン部や駆動プラテン部および固定プラテン部と駆動プラテン部との間に可動可能な可動金型部または可動プラテン部とに備え、スクリューシリンダの吸入側の付近にガス供給部を設けるとともに排出側に平行、垂直にヒータや加熱導管を備えたマニーホールドで溶融温度を保ちながらコントロールバルブを備えた複数のランナから溶融樹脂の量をコントロールしてスタンパを保持固定した各キャビティ部に注入して複数の各光学的相対的位置を保つとともに不活性ガスの供給により吸湿性の著しい導光板の材料でも成形できる導光板製造用積層射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の積層射出成形機(スタックモールド)の略構成図である。図3に示す従来の積層射出成形機(スタックモールド)20は、2段積層タイプの場合に、固定部27または可動部26の中央からヒータを設けたスクリューシリンダ部22でペレット状等の樹脂を溶解して、溶解した樹脂を分岐チャンネル30に圧送し、分岐チャンネル30より近接する2つのランナ25a,25bに溶解樹脂を分配している。固定部27や可動部26およびスタック金型28の中央部分には、2つのランナ25a,25bが貫通しており、ランナ25aや25bを中心としてランナ25a,25bの左右上下や放射状に固定部27や可動部26上に金型24に各々必要なスタンパ24’とキャビティ等が設けられる。そして、1つのランナ25aは、固定部27と可動部26との間に設けたスタック金型28の手前側の放射状に設けたキャビティ29aに溶解樹脂を搬送供給している。他のランナ25bは、スタック金型28の中央部分を貫通してスタック金型28の後側のキャビティ29bに溶解樹脂を搬送供給している。
【0003】
また、固定部27や可動部26およびスタック金型28の中央部分に2つのランナ25a,25bが貫通し、1つのランナ25aがスタック金型28の対向する固定部27の金型24上の左右に設けたスタンパ24’との間のキャビティ29aに溶解樹脂を搬送供給し、他のランナ25bがスタック金型28の中央部分を貫通してスタック金型28の対向する可動部26の金型24上の左右に設けたスタンパ24’との間のキャビティ29bに溶解樹脂を搬送供給する場合もある。
【0004】
そして、加圧成形時には、可動部26が固定部27方向に加圧移動するとともにスタック金型28も固定部27方向に加圧移動する。この時2つのランナ25a,25bはスクリューシリンダ部22から固定部27方向に伸び、また成形終了時には、可動部26が固定部27方向から離脱移動するとともにスタック金型28も固定部27方向から離脱移動する。この時2つのランナ25a,25bは固定部27方向からスクリューシリンダ部22に縮む様に動作する。
【0005】
また、一般的に、可動部26や固定部27に設けた金型24上のスタンパ24’は、エアーチャックで真空吸着して保持する方法が採用される。
【0006】
さらに、従来の積層射出成形機(スタックモールド)としては、例えば特開平6−210682号公報に開示されるものが知られている。この特開平6−210682号公報に開示される積層射出成形機は、固定部または可動部の中央からスクリューシリンダ部でペレット状等の樹脂を溶解して、溶解した樹脂を固定部または可動部およびスタック金型等を避けて外側周囲に配したランナに圧送し、スタック金型の1側面外側からスタック金型の内部に設けたランナに接続している。そして、スタック金型の内部で固定部方向と可動部方向とに2つに分岐したランナから各々固定部とスタック金型とのキャビティおよび可動部とスタック金型とのキャビティに溶解樹脂を搬送供給している。
【0007】
また、上述したスクリューシリンダ部を固定部または可動部の中央の位置に設けた積層射出成形機(スタックモールド)とは別に、例えば特開平11−207786号公報に開示される積層射出成形機も知られている。この特開平11−207786号公報に開示される積層射出成形機は、スクリューシリンダ部を固定部または可動部の1側面側の位置に設けて、スクリューシリンダ部の先端に設けた分岐チャンネルで、溶解した樹脂を2つに分岐圧送し、分岐チャンネルより近接する2つのランナに溶解樹脂を分配し、この2つのランナをスタック金型の固定部および可動部に対向する両側面側の内部に設けた2つのランナに接続し、2つのランナを内蔵したスタック金型から固定部側および可動部側に備えた各々のキャビティに溶解樹脂を搬送供給するものである。
【0008】
さらに、従来の積層射出成形機は、一般的にペレット状等の樹脂を単にホッパからスクリューシリンダ部に供給し、スクリューシリンダ部のヒータ等で樹脂を溶解してモールド部に圧送する方法が取られてきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の積層射出成形機(スタックモールド)として、例えば2段積層タイプの場合に、固定部または可動部の中央からヒータを設けたスクリューシリンダ部でペレット状等の樹脂を溶解して、溶解した樹脂を分岐チャンネルに圧送し、分岐チャンネルより近接する2つのランナに溶解樹脂を分配し、固定部や可動部およびスタック金型の中央部分に2つのランナを貫通して、ランナを中心としてランナの左右上下や放射状に固定部や可動部上に金型に各々必要なスタンパとキャビティ等を設け、1つのランナは固定部と可動部との間に設けたスタック金型の手前側の放射状に設けたキャビティに溶解樹脂を搬送供給し、他のランナはスタック金型の中央部分を貫通してスタック金型の後側のキャビティに溶解樹脂を搬送供給する構成では、固定部または可動部およびスタック金型の中央部にランナを通すために、ランナ位置を中心にランナの周囲部に占めるキャビティ部しか得ることができず、固定部や可動部およびスタック金型の大部分を占める様な大きなキャビティ部を得る事が出来ない課題がある。
【0010】
さらに、加圧成形時には、可動部が固定部方向に加圧移動するとともにスタック金型も固定部方向に加圧移動し、この時2つのランナはスクリューシリンダ部から固定部方向に伸びる。また成形終了時には、可動部が固定部方向から離脱移動するとともにスタック金型も固定部方向から離脱移動し、この時2つのランナは固定部方向からスクリューシリンダ部に縮む様に動作する。したがって、ランナ部が収縮自在でなければならなく、加圧移動から離脱移動する時にランナ内部の溶解樹脂がスクリューシリンダ部に戻ったりするので、変動体積内の溶解樹脂の処理装置が必要となるとともに、加圧時の密閉状態を形成する様にしなければならない課題がある。
【0011】
また、従来の積層射出成形機(スタックモールド)は、可動部や固定部に設けた金型上のスタンパをエアーチャックで真空吸着して保持されるが、スタンパのサイズが小さかったり(導光板の出来上がりサイズが10インチ程度の大きさ)、スタンパの厚さが薄くなければ真空によってスタンパを吸着することができない。スタンパの厚さを薄くすると、真空吸着によりスタンパ自身の変形や歪みを発生してしまい、導光板のように微細な光学的要素が必要とする製造物にスタンパにエアーチャックの跡が転写してしまう課題がある。
【0012】
さらに、従来の積層射出成形機(スタックモールド)のエアーチャック、ネジ止、接着等によるスタンパを保持する構成では、本発明の使用目的とする導光板の表面や裏面等に微細な凸凹状部を形成し、光源からの光を導光板の側面から入射して微細な凸凹状部で屈折や反射によって導光板の表面方向や裏面方向に光を偏向させた導光板を複数用いて(例えば、重ね合わした2枚の導光板に於いて、下方の1枚目の導光板に施した微細な凸凹状部から反射光線を表面の法線と成す角度の大きい出射光線を、上方の2枚目の導光板に施した微細な凸凹状部に進む様に対応させ、再度2枚目の導光板の微細な凸凹状部で屈折させて表面に対し直角方向に出射する様にする)最終的に導光板の表面に対し直角方向に出射するには、同時に同条件で複数積層射出成形しても精度的に各導光板に設けた微細な凸凹状部が互いに光学的相対位置を保つことができない課題がある。
【0013】
また、例えば特開平6−210682号公報に開示される従来の積層射出成形機(スタックモールド)は、固定部または可動部の中央からスクリューシリンダ部でペレット状等の樹脂を溶解して、溶解した樹脂を固定部または可動部およびスタック金型等を避けて外側周囲に配したランナに圧送し、スタック金型の1側面外側からスタック金型の内部に設けたランナに接続し、さらにスタック金型の内部で固定部方向と可動部方向とに2つに分岐したランナから各々固定部とスタック金型とのキャビティおよび可動部とスタック金型とのキャビティに溶解樹脂を搬送供給するので、可動部に近いキャビティ部が先に加圧され、固定部に近いキャビティ部が後に加圧されてしまい、実際のキャビティ部内の圧力は固定部に近いキャビティ部の方が高くなってしまう。その結果、同じ形状での精度や性能(密度)等にばらつきが出てしまう課題がある。
【0014】
さらに、例えば特開平11−207786号公報に開示される従来の積層射出成形機では、スクリューシリンダ部を固定部または可動部の1側面側の位置に設けて、スクリューシリンダ部の先端に設けた分岐チャンネルで、溶解した樹脂を2つに分岐圧送し、分岐チャンネルより近接する2つのランナに溶解樹脂を分配し、この2つのランナをスタック金型の固定部および可動部に対向する両側面側の内部に設けた2つのランナに接続し、2つのランナを内蔵したスタック金型から固定部側および可動部側に備えた各々のキャビティに溶解樹脂を搬送供給し、溶解した樹脂を2つに分岐圧送するために、分岐チャンネルをスクリューシリンダ部の先端に設けたので、特に光学系の表面や裏面等に微細な凸凹状部を形成する導光板等に用いる成形物に対しては、短時間に流動歪みの無い成形物を必要とする。しかも、ゲートまで一定の圧力および溶解樹脂量等が条件となるため、ゲート前の分岐チャンネルにより分岐チャンネルの前後での溶解樹脂の圧力や流量が変化してしまい、均一で流動歪みの無い成形物ができない課題がある。加えて、圧力の掛かるスクリューシリンダ部を固定部または可動部の1側面側の位置に設け、ガイド支柱等の部品も1側面側に設けるため、装置全体が大掛かりになってしまう課題がある。
【0015】
また、一般的に積層射出成形機(スタックモールド)の場合には、スクリューシリンダ部から溶解樹脂を各キャビティまで圧送する時間や可動部からスタック金型およびスタック金型から固定部までの加圧時間等に誤差があり、各キャビティへの溶解樹脂の供給を一定にしないとオーバーパックになってしまったり、金型の破損等を起し、特に光学系の導光板等に用いる微細な凸凹状部を刻印したスタンパ等に用いる場合には、再現性のある成形物を得ることができない課題がある。
【0016】
さらに、導光板の両面部に微細な凸凹状部をスタンパを用いて射出成形する場合に、図4に示すように導光板51に入射した光は、屈折角γが0≦|γ|sin-1(1/n)の式を満たす範囲で導光板51内に進む。例えば一般の導光板51に使用されている樹脂材料であるアクリル樹脂の屈折率はn=1.49程度であるので、図示しない光源からの光Lは、光源から一番近い入射端面部53では垂直に入射し、入射角が0°では入射端面部53の反対に位置する図示しない反射端面部方向に屈折せずに進み(この光線のエネルギ値が一番高い)、また入射端面部53で屈折する屈折角γはγ=±42°程度の範囲内になる。
【0017】
但し、表面部55近傍では裏面部56方向のみのγ=マイナス42°のみ、裏面部56近傍では表面部55方向のみのγ=+42°のみとなる。
【0018】
また、屈折角γ=±42°の範囲内で導光板51内に入射した光は、導光板51と空気層(屈折率n=1)との境界面では、sinα=(1/n)の式により臨界角を表すことができる。例えば一般の導光板51に使用されている樹脂材料であるアクリル樹脂の屈折率はn=1.49程度であるので、臨界角αはα=42°程度になる。そして、表面部55や裏面部56方向への出射角が42°以上の場合に鏡面であれば、導光板51内の光は表面部55や裏面部56で全て全反射しながら反射端面部方向へ進む。
【0019】
また、導光板51の表面部55や裏面部56に凸や凹等の溝、プリズムやドット等が有ると、上記で説明した公式の範囲で反射や屈折を起し光線を乱す。
【0020】
このような反射や屈折等を利用して導光板51の表面部55と裏面部56との両面に凸や凹等を施し導光板51の側面の入射端面部53からの光を表面部55から表面部55に対し垂直に出射させる目的でスタンパを用いて射出成形する従来の場合には、例えば入射端面部53から裏面部56方向に進んだ光Liは、裏面部56に設けたドットD1に入射し、ドットD1の境界面で反射して反射光線Lirは表面部55に(出射角38度程度)進み、さらに表面部55のドットD2で再度屈折をさせるところ、一般に導光板のような光学的要素依存性が強く、ドットのサイズが数十ミクロンから百ミクロン程度の微細な大きさのために、従来のスタンパの保持固定する方法では、数十ミクロンから百ミクロン程度のズレにより、表面部55のドットD2に達せず、表面部55で屈折して表面部55と成す角度が25度程度の導光板51に沿ったような出射光L0となってしまう課題がある。
【0021】
また、これらの裏面部56のドットD1と表面部55のドットD2との位置関係をズレのないように従来のエアーチャックの吸引力を大きくするとスタンパ自体薄い物であるから、スタンパの歪みやエアーチャックの吸引口の跡等が出てしまう課題がある。
【0022】
さらに、従来の積層射出成形機は、一般的にペレット状等の樹脂を単にホッパからスクリューシリンダ部に供給し、スクリューシリンダ部のヒータ等で樹脂を溶解してモールド部に圧送する方法が取られ、一般的に使用する導光板の材料であるアクリル樹脂(PMMA)やポリカーボネート等では問題が無いが、吸湿性の強い例えば非晶質ポリオレフィン樹脂等のような材料では、空気中の酸素が存在するとヒータ等により非晶質ポリオレフィン樹脂が溶融し始めると酸化してしまい、成形された導光板等の変色、ヤケおよび炭化等が発生してしまう課題がある。
【0023】
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的は光学部材転写パターンを設けたスタンパを保持固定するテーパーガイドピンを固定プラテン部や駆動プラテン部および固定プラテン部と駆動プラテン部との間に可動可能な可動金型部または可動プラテン部とに備え、スクリューシリンダの吸入側の付近にガス供給部を設けるとともに排出側に平行、垂直にヒータや加熱導管を備えたマニーホールドで溶融温度を保ちながら溶解樹脂を分配し、溶解した樹脂を開閉時間や開閉角度でコントロールするコントロールバルブを備えたランナに導き、スタック金型の数や位置によってランナの長さが異なっても複数の金型に注入する樹脂量を一定にし、テーパーガイドピンでスタンパを保持固定した各キャビティ部に注入して複数の各光学的相対的位置を保つことができるとともにガス供給部から窒素ガスの様な不活性ガスの供給により非晶質ポリオレフィン樹脂等のような吸湿性の著しい導光板の材料でも変色やヤケの無い導光板を成形できる導光板製造用積層射出成形機を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため請求項1に係る導光板製造用積層射出成形機は、可動金型部または可動プラテン部にテーパーガイドピンを固定プラテン部と駆動プラテン部との方向に備えるとともに固定プラテン部と駆動プラテン部とにテーパーガイドピンに対応した位置にテーパーガイドホールを備え、光学部材転写パターンを設けたスタンパに設けた位置決め穴がテーパーガイドピンに嵌着してスタンパを保持することを特徴とする。
【0025】
請求項1に係る導光板製造用積層射出成形機は、可動金型部または可動プラテン部にテーパーガイドピンを固定プラテン部と駆動プラテン部との方向に備えるとともに固定プラテン部と駆動プラテン部とにテーパーガイドピンに対応した位置にテーパーガイドホールを備え、光学部材転写パターンを設けたスタンパに設けた位置決め穴がテーパーガイドピンに嵌着してスタンパを保持するので、可動金型部または可動プラテン部にスタンパを精度良く保持固定でき、可動金型部または可動プラテン部と固定プラテン部との間のキャビティで成形される導光板および可動金型部または可動プラテン部と駆動プラテン部との間のキャビティで成形される導光板の各光学的相対的位置を一定に保つことができる。
【0026】
また、請求項2に係る導光板製造用積層射出成形機は、可動金型部または可動プラテン部にテーパーガイドピンを固定プラテン部と駆動プラテン部との方向に備えるとともに固定プラテン部および駆動プラテン部にスタンパを保持固定するテーパーガイドピンを可動金型部または可動プラテン部方向に備えるとともに固定プラテン部と駆動プラテン部および可動金型部または可動プラテン部のテーパーガイドピンに対応した位置にテーパーガイドホールを備え、光学部材転写パターンを設けたスタンパに設けた位置決め穴がテーパーガイドピンに嵌着してスタンパを保持することを特徴とする。
【0027】
請求項2に係る導光板製造用積層射出成形機は、可動金型部または可動プラテン部にテーパーガイドピンを固定プラテン部と駆動プラテン部との方向に備えるとともに固定プラテン部および駆動プラテン部にスタンパを保持固定するテーパーガイドピンを可動金型部または可動プラテン部方向に備えるとともに固定プラテン部と駆動プラテン部および可動金型部または可動プラテン部のテーパーガイドピンに対応した位置にテーパーガイドホールを備え、光学部材転写パターンを設けたスタンパに設けた位置決め穴がテーパーガイドピンに嵌着してスタンパを保持するので、可動金型部または可動プラテン部および固定プラテン部と駆動プラテン部にスタンパを精度良く保持固定でき、可動金型部または可動プラテン部と固定プラテン部との間のキャビティで成形される導光板および可動金型部または可動プラテン部と駆動プラテン部との間のキャビティで成形される導光板の各光学的相対位置を一定に保つことができる。
【0028】
さらに、請求項3に係る導光板製造用積層射出成形機は、スクリューシリンダの排出側にヒーターまたは加熱導管を備えて溶融樹脂を平行または/および垂直に分配するマニーホールドを設け、可動金型部または可動プラテン部の片面側または両面側、且つ/あるいは固定プラテン部または/および駆動プラテン部にテーパーガイドピンおよびテーパーガイドピンに対応した位置にテーパーガイドホールを設け、光学部品転写パターンを設けたスタンパに設けた位置決め穴がテーパーガイドピンに嵌着してスタンパを保持し、各キャビティ部にコントロールバルブを備えた複数のランナから溶融樹脂の量をコントロールして注入することを特徴とする。
【0029】
請求項3に係る導光板製造用積層射出成形機は、スクリューシリンダの排出側にヒーターまたは加熱導管を備えて溶融樹脂を平行または/および垂直に分配するマニーホールドを設け、可動金型部または可動プラテン部の片面側または両面側、且つ/あるいは固定プラテン部または/および駆動プラテン部にテーパーガイドピンおよびテーパーガイドピンに対応した位置にテーパーガイドホールを設け、光学部品転写パターンを設けたスタンパに設けた位置決め穴がテーパーガイドピンに嵌着してスタンパを保持し、各キャビティ部にコントロールバルブを備えた複数のランナから溶融樹脂の量をコントロールして注入するので、可動金型部または可動プラテン部の片面側または両面側、且つ/あるいは固定プラテン部または/および駆動プラテン部にスタンパを精度良く保持固定でき、可動金型部または可動プラテン部と固定プラテン部との間のキャビティで成形される導光板および可動金型部または可動プラテン部と駆動プラテン部との間のキャビティで成形される導光板の各光学的相対位置を一定に保つことができるとともに、必要目的に合わせ自由にスタンパを装備できる。
【0030】
また、請求項4に係る導光板製造用積層射出成形機は、スクリューシリンダの吸入側の付近にガス供給部を設けることを特徴とする。
【0031】
請求項4に係る導光板製造用積層射出成形機は、スクリューシリンダの吸入側の付近にガス供給部を設けるので、導光板等の材料に窒素ガス等の不活性ガスを供給しながら溶融し圧送することができ、非晶質ポリオレフィン樹脂等のような吸湿性の強い材料でも空気中の酸素を窒素ガス等の不活性ガスで置換することができる。
【0032】
さらに、請求項5に係る導光板製造用積層射出成形機は、コントロールバルブをランナの長さが長い程溶融樹脂の量をバルブの開時間を長くまたはバルブの開閉角度を大きく開くことを特徴とする。
【0033】
請求項5に係る導光板製造用積層射出成形機は、コントロールバルブをランナの長さが長い程溶融樹脂の量をバルブの開時間を長くまたはバルブの開閉角度を大きく開くので、可動部側と固定部側とに設ける各キャビティに同量の溶融樹脂を供給できるとともに内部圧力を同圧にできる。
【0034】
また、請求項6に係る導光板製造用積層射出成形機は、ランナにヒータまたは加熱導管を備え、加熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ち、長さが長い程温度を高くすることを特徴とする。
【0035】
請求項6に係る導光板製造用積層射出成形機は、ランナにヒータまたは加熱導管を備え、加熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ち、長さが長い程温度を高くするので、樹脂の焼けを起さずに、各キャビティでの溶解樹脂温度を一定にできるとともに、溶解樹脂の粘性効果により各キャビティまでの供給時間を一定にできる。
【0036】
さらにまた、請求項7に係る導光板製造用積層射出成形機は、マニーホールドにヒータまたは加熱導管を備え、ランナと垂直に設ける下方向内径を上方向内径よりも小さくすることを特徴とする。
【0037】
請求項7に係る導光板製造用積層射出成形機は、マニーホールドにヒータまたは加熱導管を備え、ランナと垂直に設ける下方向内径を上方向内径よりも小さくするので、各キャビティ部での成形に適した溶解樹脂の温度と樹脂特性を保持するとともに溶解樹脂の自重とのバランスを保って上方向と下方向とからの溶解樹脂を同量に供給でき、しかも内部圧力を同圧にできる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
なお、本発明は、スクリューシリンダの吸入側の付近にガス供給部を設けたスクリューシリンダの排出側に備えたマニーホールドやライナにヒータおよび加熱導管等やコントロールバルブ等を備え、固定金型部または可動プラテン部および固定プラテン部や駆動プラテン部等には光学部材転写パターンを設けたスタンパを保持固定するテーパーガイドピンを設けた導光板製造用積層射出成形機で、窒素ガス等を供給しながら樹脂を溶融状態に保ち、コントロールバルブによって各キャビティ部に溶融樹脂を同量、同圧に供給するとともに可動金型部または可動プラテン部および固定プラテン部や駆動プラテン部等にテーパーガイドピンとテーパーガイドホールとを設け、テーパーガイドピンにスタンパを各プラテン部に高精度で保持固定して、スタンパで転写した互いの各光学的パターンが相対的に相互の位置関係が一致する片面パターン成形導光板や両面パターン成形導光板を同時に成形することのできる導光板製造用積層射出成形機を提供することにある。
【0041】
図1は本発明に係る導光板製造用積層射出成形機の略構成図である。図1に示すように、導光板製造用積層射出成形機は、可動部7、固定部6、可動金型部9(可動プラテン部9’)およびスクリューシリンダ2等から構成されている。
【0042】
可動部7は、駆動プラテン部7’を備え駆動プラテン部7’にテーパーガイドピン12を設ける。また同様に、固定部8は、固定プラテン部8’を備え固定プラテン部8’にテーパーガイドピン12を設ける。可動部7と固定部8との間に可動金型部9を配置して可動プラテン部9’を備え可動プラテン部9’にテーパーガイドピン12を設ける。
【0043】
また、図1には示していないが、駆動プラテン部7’と固定プラテン部8’と可動プラテン部9’および可動金型部9に各テーパーガイドピン12に対向した位置には、各々テーパーガイドホールが空いている。
【0044】
スクリューシリンダ2は、積層射出成形機の金型等の中央位置に備え、ステンレス等の耐熱性、耐蝕性および強度に優れた金属材料等からなる。スクリューシリンダ2は、全体のケースとしてのシリンダ部と、内部に透明樹脂ペレットを圧送するように回転するスクリュ部3とから構成される。スクリューシリンダ2は、ホッパ2’等から供給された導光板の材料となる透明樹脂ペレットをスクリューシリンダ2の外装やシリンダ部に埋め込んだ図示しないヒータや加熱導管により200℃〜300℃程度の温度で加熱し、材料樹脂がヤケを起さない程度に溶解しながらスクリュ部3の回転によって排出側に圧送する。
【0045】
また、スクリューシリンダ2は、吸入側の付近にガス供給部4を設け(例えば、スクリュ部3に近い所)、窒素ガス等の不活性ガスを供給してホッパ2’からスクリューシリンダ2に挿入された非晶質ポリオレフィン樹脂等のような吸湿性の強い樹脂ペレットの雰囲気中の酸素を不活性ガスで置換して、樹脂ペレットがスクリューシリンダ2に設けてあるヒータ等によって非晶質ポリオレフィン樹脂が溶融し始めても酸化を防ぐようにする(例えば、窒素濃度99%を毎分6リットル)。
【0046】
マニーホールド5は、ステンレス等の耐熱性、耐蝕性および強度に優れた金属材料等からなる。マニーホールド5は、入力口をスクリューシリンダ2の排出側に平行、垂直等スタックモールド数や成形金型等の種類により選択されて接続される(図1の例では、スクリューシリンダ2に平行に左右接続される)。マニーホールド5は、マニーホールド5の外装やシリンダ部に埋め込んだ図示しないヒータや加熱導管により、200℃〜300℃程度の樹脂の溶解温度を保ち溶解樹脂を等しく左右に分配し、各出力口をランナ6aとランナ6bとの各々に接続する。
【0047】
また、図1には示さないが、マニーホールド5を垂直方向(上下方向)に設ける場合、マニーホールド5の内部の配穴径は、下方向内径を上方向内径よりも小さく形成されている。これにより、下方向への溶解樹脂の自重により圧送速度が速くなることを防ぎ、溶解樹脂を等しく上下に分配し、各出力口をランナに接続する。
【0048】
ランナ6aおよびランナ6bは、ステンレス等の耐熱性、耐蝕性および強度に優れた金属材料等からなる。ランナ6aおよびランナ6bは、マニーホールド5から固定部8側面方向に向い、さらに駆動部7方向に曲がり、固定部8や駆動部7および可動金型部9や可動プラテン部9’等を避けてキャビティ14a部やキャビティ14b部等のキャビティ部を大きく取る様にして設けられる。
【0049】
そして、1つのランナ6aは、可動金型部9に配置した可動プラテン部9’側と固定部8の固定プラテン部8’に備えたスタンパ10aとの間に設けたキャビティ14a部に接続し、溶解樹脂をキャビティ14aの側面部のゲート13から注入する。また、同様にもう1つのランナ6bは、可動金型部9に配置した可動プラテン部9’の駆動部7側と駆動部7の駆動プラテン部7’に備えたスタンパ10bとの間に設けたキャビティ14b部に接続し、溶解樹脂をキャビティ14bの側面部のゲート13から注入する。
【0050】
よって、マニーホールド5からキャビティ14aやキャビティ14bの各キャビティまでの長さが異なっている。
【0051】
さらに、ランナ6aとランナ6bには、キャビティ14aやキャビティ14bに接続する先端付近にコントロールバルブ11が設けられている。そして、マニーホールド5からキャビティ14aやキャビティ14bの各キャビティまでの長さの違いにより、各キャビティに溶解樹脂が充填されるまでの時間の差を各コントロールバルブ11の開閉時間を制御する(例えば、各コントロールバルブ11部の溶解樹脂通過量は一定で電気信号等のオンオフにより開閉の時間をコントロールする)。これにより、キャビティ14aやキャビティ14b等の各キャビティに充填する溶解樹脂の量を同量にする。例えばランナの長さが長い程(ここでは、ランナ6b)、各コントロールバルブ11の開時間を長くする。
【0052】
また、ランナ6aとランナ6bとは、同様にマニーホールド5からキャビティ14aやキャビティ14bの各キャビティまでの長さの違いにより、同じ時間内で各キャビティに溶解樹脂が充填される量の差を各コントロールバルブ11のバルブの開閉角度を制御する(例えば、各コントロールバルブ11部の電気信号等のオンオフ時間は一定で開閉角度により溶解樹脂通過量をコントロールする)。これにより、キャビティ14aやキャビティ14b等の各キャビティに充填する溶解樹脂の量を同量にする。例えばランナの長さが長い程(ここでは、ランナ6b)、各コントロールバルブ11の開角度を大きく開く。
【0053】
さらに、ランナ6aとランナ6bとは、同様にマニーホールド5からキャビティ14aやキャビティ14bの各キャビティまでの長さの違いにより、同じ時間内で各キャビティに溶解樹脂が充填される量の差をランナ6a,6bに設けた加熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ったヒータの温度差でコントロールする(例えば、長さの長いランナ6bの方のヒータ温度をランナ6aよりも高くする)。これにより、キャビティ14aやキャビティ14b等の各キャビティに充填する溶解樹脂の量を同量にし、キャビティ14aとキャビティ14bとの内圧を同等にする。
【0054】
また、ランナ6aとランナ6bとは、キャビティ14aやキャビティ14bに接続する先端付近とコントロールバルブ11との間に図示しない樹脂溜部を設け、ランナ6aやランナ6b等から溶解樹脂がキャビティ14aやキャビティ14b等の各キャビティに充填された後、各キャビティ部に対し駆動部7および駆動プラテン部7’や可動金型部9や可動プラテン部9’が固定部8および固定プラテン部8’への移動により、キャビティ14aは可動金型部9や可動プラテン部9’(駆動部7および駆動プラテン部7’とで可動金型部9や可動プラテン部9’を圧搾した後)によりスタンパ10aとスタンパ10cとを通し固定部8および固定プラテン部8’に加圧され、同様にキャビティ14bは駆動部7および駆動プラテン部7’によりスタンパ10bを通して可動金型部9や可動プラテン部9’に加圧されて、キャビティ14aやキャビティ14b等の各キャビティに過剰に注入された溶解樹脂を引き込み、オーバーパックを防止するとともに再度射出加圧成形する時に前射出加圧成形時の固形化した樹脂をトラップして連続射出加圧成形に故障等を起さないようにする。
【0055】
さらに、図示はしないが、ランナ6aとランナ6bとに設けたコントロールバルブ11には、圧力リミッタが設けられている。これにより、キャビティ14aやキャビティ14bに溶解樹脂が過剰に充填されそうな時や、異物やゲート13等が詰まってしまった時や設定以上の圧力が加わった場合に圧力を検出してバルブを閉じて、キャビティ14aやキャビティ14bのオーバーパック、駆動プラテン部7’、固定プラテン部8’や可動プラテン部9’およびスタンパ10aやスタンパ10bおよびスタンパ10cの破損等を起さない様にすることもできる。
【0056】
駆動部7および駆動プラテン部7’は、鋼鉄製の鋳物等から削り出して精度や強度が必要な部分等にクロム、コバルト、タングステンやニッケル等の表面硬化または鉄系材料にこれらを含んだ合金等で製作される。駆動部7および駆動プラテン部7’は、強度、耐腐食性および耐摩擦性に優れ、例えば1平方センチメートル当たり900トン程度に絶えるように強靱さで、固定部8とはスライダーベット上で一致するような位置関係を保ち上部やサイドには可動金型部9等を通した案内ステー15で連結されている。
【0057】
また、駆動部7は、樹脂成形をするための駆動プラテン部7’を取り付け樹脂成形物の形状を決定する。一般にはこの駆動プラテン部7’に凹凸部を設けて樹脂成形物の表面部に各種のパターンを得るが、特に導光板のような光学的要素が重要な場合には、鏡面部として用いたり、さらに駆動プラテン部7’上に微細な凸凹状部を刻印した光学部材転写パターンのスタンパ10bを設ける。
【0058】
また、駆動プラテン部7’は、テーパーガイドピン12を可動金型部9や固定部8方向に設け、光学部材転写パターンを設けたスタンパ10bに設けた図示しない位置決め穴で嵌着して保持し、駆動プラテン部7’に対向した位置に可動プラテン部9’に設けた図示しないテーパーガイドホールと咬合して、スタンパ10bを固定する。
【0059】
なお、可動プラテン部9’にテーパーガイドピン12がある場合には、この駆動プラテン部7’に可動プラテン部9’のテーパーガイドピン12と対向した位置に位置決め穴を設ける。
【0060】
固定部8や固定プラテン部8’は、駆動部7や駆動プラテン部7’と同様に製作されるとともに同様な強靱さで、駆動部7とはスライダーベット上で一致するような位置関係を保ち上部やサイドには可動金型部9等を通した案内ステー15で連結され、駆動部7と同様に樹脂成形をするための固定プラテン部8’を取り付け樹脂成形物の形状を決定する。
【0061】
また、一般的にはこの固定プラテン部8’に凹凸部を設けて樹脂成形物の表面部に各種のパターンを得るが、特に導光板のような光学的要素が重要な場合には、鏡面部として用いたり、さらに固定プラテン部8’上に微細な凸凹状部を刻印した光学部材転写パターンのスタンパ10aを設ける。
【0062】
さらに、固定プラテン部8’は、テーパーガイドピン12を可動金型部9や駆動部7方向に設け、光学部材転写パターンを設けたスタンパ10aに設けた図示しない位置決め穴で嵌着して保持し、固定プラテン部8’に対向した位置に可動プラテン部9’に設けた図示しないテーパーガイドホールと咬合して、スタンパ10aを固定する。
【0063】
なお、可動プラテン部9’にテーパーガイドピン12がある場合には、この固定プラテン部8’に可動プラテン部9’のテーパーガイドピン12と対向した位置に位置決め穴を設ける。
【0064】
可動金型部9は、駆動部7や固定部8と同様な材料からなり、上部や両サイドに貫通穴を設け、駆動部7と固定部8との間に設けた案内ステー15を通し、駆動部7の加圧移動に伴って固定部8方向に移動し固定プラテン部8’やスタンパ10aおよびスタンパ10cを加圧する。
【0065】
尚、ここでは、可動金型部9の片面(駆動部7方向側)を鏡面としているが、可動金型部9両面にスタンパを設けることにより両面に微細な凸凹状部を成形した両面成形導光板を得ることができる。
【0066】
また、可動プラテン部9’は、テーパーガイドピン12を固定部8や駆動部7方向に設け(図では、固定部8方向のみ)、光学部材転写パターンを設けたスタンパ10cに設けた図示しない位置決め穴で嵌着して保持し、可動プラテン部9’に対向した位置に固定プラテン部8’に設けた図示しないテーパーガイドホールと咬合して、スタンパ10cを固定する。
【0067】
なお、この可動プラテン部9’の駆動プラテン部7’側に光学部材転写パターンを設けたスタンパを設けた場合には、この可動プラテン部9’に対向した位置に駆動プラテン部7’に設けた図示しないテーパーガイドホールと咬合して、スタンパを固定する。
【0068】
さらに、可動プラテン部9’には、駆動プラテン部7’や固定プラテン部8’のテーパーガイドピン12に対向した位置に位置決め穴を設ける。
【0069】
また、駆動プラテン部7’や固定プラテン部8’および可動プラテン部9’は、駆動部7、固定部8および可動金型部9等と同様な材料からなり、樹脂成形物の形状を決定したり、鏡面部やスタンパ等を備えるために表面は特にクロム、コバルト、タングステンやニッケル等の表面硬化を必要とし錆の発生が少ない様にするとともに樹脂成形物の様な温度依存性が大きいので、水や油等を循環される孔16を備え、温度制御を行う。
【0070】
テーパーガイドピン12は、鉄とクロム、コバルト、タングステンやニッケル等との合金などの強度、錆の発生が少ない材料からでき、円錐形状をなしたピンで、互いのプラテン部を導き合うように対向した互いのプラテン部に設けたテーパーガイドピン12と対向位置にあるテーパー状のガイドホールと精度良く咬合するとともに、このテーパーガイドピン12に光学部材転写パターンを設けたスタンパに設けた図示しない位置決め用の穴を通して保持し、テーパーガイドピン12のテーパ部の何れかの位置とスタンパに設けた位置決め用の穴のテーパ部の何れかの位置とが駆動部7等の加圧により、テーパーガイドピン12にスタンパが嵌着し固定する。
【0071】
スタンパ10a、スタンパ10bおよびスタンパ10cは、光ディスク等の製造法として広く知られているが、導光板用のスタンパの場合には表面部に微細な凸凹状部および色々の形状を設け、凸凹状部が逆に成形された導光板の微細な凸凹状部に導光板の側面から入光された光が微細な凸凹状部で屈折、反射等を起す様な形状を薄いニッケル、ステンレス等の金属板等に前もってフォトパターンをフォトレジスト等で露光、洗浄等を繰り返し、作成された微細な凸凹状部に鍍金等を施して製作する。
【0072】
また、スタンパ10a、スタンパ10bおよびスタンパ10cは、駆動プラテン部7’や固定プラテン部8’および可動プラテン部9’等に設けたテーパーガイドピン12に対応した位置に駆動プラテン部7’や固定プラテン部8’および可動プラテン部9’等と空隙等無く平行に接触するように図示しない位置決め用の穴を設ける。
【0073】
さらに、これらスタンパ10a、スタンパ10bおよびスタンパ10c等の厚さが厚い場合には、位置決め用の穴をテーパ状にし、テーパーガイドピン12のテーパ部と一致するようにしてより精度を出せるようにする。
【0074】
また、スタンパ10aやスタンパ10bおよびスタンパ10c等をテーパーガイドピン12およびテーパーガイドホールで保持固定を行うために、両面を微細な凸凹状部等を成形した導光板は、例えば、図2に示すように、光線Lは入射端面部43からγ=±42°程度の範囲内で入射し、裏面部46方向に対してγ=0〜−42°の光線Liが裏面部46に設けたドットD1に入射し、ドットD1の境界面で反射して反射光線Lirは表面部45に(出射角38度程度)進み、本発明のようにスタンパをテーパーガイドピン12とテーパーガイドホールによって、数十ミクロンから百ミクロン程度のドットのサイズに対しても2つのスタンパの各光学的パターンが相対的に相互の位置関係を保ち、ドットD1からの反射光線Lirが表面部45のドットD2に正確に達し、再度表面部45のドットD2で屈折されて表面部45と垂直な方向に出射光L0iを出射することができる。
【0075】
このように、両面成形の導光板にとって重要な表面部と裏面部とに設ける数十ミクロンから百ミクロン程度の微細なドット等の凸凹等の位置関係が2つのスタンパの取り付け時や成形時によって、ズレたりせずに常に正確に設計通りに成形することができる。
【0076】
よって、このように本発明の導光板製造用積層射出成形機は、導光板材料の樹脂を溶解する様に固定プラテン部や駆動プラテン部および可動金型部または可動プラテン部等の中央位置からヒータ等を設けたスクリューシリンダの吸入側の付近に非晶質ポリオレフィン樹脂等のような吸湿性の著しい導光板の材料でも成形できる様にガス供給部を設けて窒素ガスの様な不活性ガスを供給し、スクリューシリンダの排出側に備えたマニーホールドで平行や垂直にヒータ等で200℃〜300℃程度の溶融温度を保ちながら溶解樹脂を分配し、溶解した樹脂を開閉時間や開閉角度でコントロールするコントロールバルブを備えたランナに導き、コントロールバルブによって各キャビティに溶融樹脂を同量、同圧に供給してオーバーパック等を防ぎ、これら各キャビティに対応する固定プラテン部や駆動プラテン部および固定プラテン部と駆動プラテン部との間に可動可能な可動金型部または可動プラテン部とに光学部材転写パターンを設けたスタンパに設けた位置決め穴がテーパーガイドピンに嵌着してスタンパを保持し、反りや焼けが無く常に精度を保ち、各キャビティ部で、スタンパで転写した互いの各光学的パターンが相対的に相互の位置関係が一致し、これらパターンの再現性および正確性を得ることができる片面パターン成形導光板や両面パターン成形導光板を得ることができる。
【0077】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に係る導光板製造用積層射出成形機は、可動金型部または可動プラテン部にテーパーガイドピンを固定プラテン部と駆動プラテン部との方向に備えるとともに固定プラテン部と駆動プラテン部とにテーパーガイドピンに対応した位置にテーパーガイドホールを備え、光学部材転写パターンを設けたスタンパに設けた位置決め穴がテーパーガイドピンに嵌着してスタンパを保持するので、可動金型部または可動プラテン部にスタンパを精度良く保持固定できる。しかも、可動金型部または可動プラテン部と固定プラテン部との間のキャビティで成形される導光板および可動金型部または可動プラテン部と駆動プラテン部との間のキャビティで成形される導光板の各光学的相対的位置を一定に保つことができるので、2枚が互いに各光学的パターンの相対的位置関係が一致する片面パターン成形導光板を同時に成形できるとともに、これら導光板を複数で使用することにより、輝度が高く視野角に優れた積層導光板を得ることができる。
【0078】
また、請求項2に係る導光板製造用積層射出成形機は、可動金型部または可動プラテン部にテーパーガイドピンを固定プラテン部と駆動プラテン部との方向に備えるとともに固定プラテン部および駆動プラテン部にスタンパを保持固定するテーパーガイドピンを可動金型部または可動プラテン部方向に備えるとともに固定プラテン部と駆動プラテン部および可動金型部または可動プラテン部のテーパーガイドピンに対応した位置にテーパーガイドホールを備え、光学部材転写パターンを設けたスタンパに設けた位置決め穴がテーパーガイドピンに嵌着してスタンパを保持するので、可動金型部または可動プラテン部および固定プラテン部と駆動プラテン部にスタンパを精度良く保持固定できる。しかも、可動金型部または可動プラテン部と固定プラテン部との間のキャビティで成形される導光板および可動金型部または可動プラテン部と駆動プラテン部との間のキャビティで成形される導光板の各光学的相対位置を一定に保つことができるので、2枚が互いに各光学的パターンの相対的位置関係が一致する両面パターン成形導光板を同時に成形できるとともに、これら導光板を複数で使用することにより、輝度が高く視野角に優れた積層導光板を得ることができる。
【0079】
さらに、請求項3に係る導光板製造用積層射出成形機は、スクリューシリンダの排出側にヒーターまたは加熱導管を備えて溶融樹脂を平行または/および垂直に分配するマニーホールドを設け、可動金型部または可動プラテン部の片面側または両面側、且つ/あるいは固定プラテン部または/および駆動プラテン部にテーパーガイドピンおよびテーパーガイドピンに対応した位置にテーパーガイドホールを設け、光学部品転写パターンを設けたスタンパに設けた位置決め穴がテーパーガイドピンに嵌着してスタンパを保持し、各キャビティ部にコントロールバルブを備えた複数のランナから溶融樹脂の量をコントロールして注入するので、可動金型部または可動プラテン部の片面側または両面側、且つ/あるいは固定プラテン部または/および駆動プラテン部にスタンパを精度良く保持固定できる。しかも、可動金型部または可動プラテン部と固定プラテン部との間のキャビティで成形される導光板および可動金型部または可動プラテン部と駆動プラテン部との間のキャビティで成形される導光板の各光学的相対位置を一定に保つことができる。更には、必要目的に合わせ自由にスタンパを装備できるので、2枚が互いに各光学的パターンの相対的位置関係が一致する片面パターン成形導光板や両面パターン成形導光板を同時に成形できるとともに、これら導光板を複数で使用することにより、輝度が高く視野角に優れた積層導光板を得ることができ、さらに同時に光学的統一性を備えた大きさの異なるものを複数作成することができる。
【0080】
また、請求項4に係る導光板製造用積層射出成形機は、スクリューシリンダの吸入側の付近にガス供給部を設けるので、導光板等の材料に窒素ガス等の不活性ガスを供給しながら溶融し圧送することができる。しかも、非晶質ポリオレフィン樹脂等のような吸湿性の強い材料でも空気中の酸素を窒素ガス等の不活性ガスで置換することができるので、ヒータ等により非晶質ポリオレフィン樹脂が溶融し始めても酸化せずに変色、ヤケおよび炭化等の発生をせずに導光板等を成形することができる。
【0081】
さらに、請求項5に係る導光板製造用積層射出成形機は、コントロールバルブをランナの長さが長い程溶融樹脂の量をバルブの開時間を長くまたはバルブの開閉角度を大きく開くので、可動部側と固定部側とに設ける各キャビティに同量の溶解樹脂を供給できるとともに内部圧力を同圧にでき、ばらつきが無く同精度で反りや焼けの発生を防ぐことができる。
【0082】
また、請求項6に係る導光板製造用積層射出成形機は、ランナにヒータまたは加熱導管を備え、加熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ち、長さが長い程温度を高くするので、樹脂の焼けを起さずに、各キャビティでの溶解樹脂温度を一定にできるとともに溶解樹脂の粘性効果により各キャビティまでの供給時間を一定にでき、同時にばらつきが無く同精度の導光板を複数作成できる。
【0083】
さらにまた、請求項7に係る導光板製造用積層射出成形機は、マニーホールドにヒータまたは加熱導管を備え、ランナと垂直に設ける下方向内径を上方向内径よりも小さくするので、各キャビティ部での成形に適した溶解樹脂の温度と樹脂特性を保持でき、溶解樹脂の自重とのバランスを保って上方向と下方向とからの溶解樹脂を同量に供給できるとともに内部圧力を同圧にできる。しかも、反りや焼けの発生を防ぐとともに、ばらつきが無く同精度の導光板を複数同時に作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る導光板製造用積層射出成形機の略構成図
【図2】本発明に係る導光板の略光線跡図
【図3】従来の積層射出成形機の略構成図
【図4】従来の導光板の略光線跡図
【符号の説明】
1…導光板製造用積層射出成形機、2…スクリューシリンダ、2’…ホッパ、3…スクリュ部、4…ガス供給部、5…マニーホールド、25a,25b…ランナ、6a,6b…ランナ、7…駆動部、7’…駆動プラテン部、8…固定部、8’…固定プラテン部、9…可動金型部、9’…可動プラテン部、10a,10b,10c…スタンパ、11…コントロールバルブ、12…テーパーガイドピン、13…ゲート、14a,14b…キャビティ、15…案内ステー、16…孔、20…積層射出成形機、22…スクリューシリンダ、23…スクリュ部、24…孔、24’…スタンパ、26…可動部、27…固定部、28…スタック(中央)金型、29a,29b…キャビティ、30…チャンネル、31…案内ステー、32…ゲート、41,51…導光板、43,53…入射端面部、45,55…表面部、46,56…裏面部、α…臨界角、γ…屈折角、L,Li,Lir,Lr,L0,L0i…光線。
Claims (7)
- 固定プラテン部または駆動プラテン部の外部側中心位置近傍に樹脂の溶融温度に成るようなヒータを設けたスクリューシリンダを備えるとともに前記固定プラテン部と前記駆動プラテン部との間に可動可能な可動金型部または可動プラテン部を備えた導光板製造用積層射出成形機において、前記可動金型部または前記可動プラテン部にテーパーガイドピンを前記固定プラテン部と前記駆動プラテン部との方向に備えるとともに前記固定プラテン部と前記駆動プラテン部とに前記テーパーガイドピンに対応した位置にテーパーガイドホールを備え、光学部材転写パターンを設けたスタンパに設けた位置決め穴が前記テーパーガイドピンに嵌着して前記スタンパを保持することを特徴とする導光板製造用積層射出成形機。
- 固定プラテン部または駆動プラテン部の外部側中心位置近傍に樹脂の溶融温度に成るようなヒータを設けたスクリューシリンダを備えるとともに前記固定プラテン部と前記駆動プラテン部との間に可動可能な可動金型部または可動プラテン部を備えた導光板製造用積層射出成形機において、前記可動金型部または前記可動プラテン部にテーパーガイドピンを前記固定プラテン部と前記駆動プラテン部との方向に備えるとともに前記固定プラテン部および前記駆動プラテン部に前記スタンパを保持固定する前記テーパーガイドピンを前記可動金型部または前記可動プラテン部方向に備えるとともに前記固定プラテン部と前記駆動プラテン部および前記可動金型部または前記可動プラテン部の前記テーパーガイドピンに対応した位置にテーパーガイドホールを備え、光学部材転写パターンを設けたスタンパに設けた位置決め穴が前記テーパーガイドピンに嵌着して前記スタンパを保持することを特徴とする導光板製造用積層射出成形機。
- 固定プラテン部または駆動プラテン部の外部側中心位置近傍に樹脂の溶融温度に成るようなヒータを設けたスクリューシリンダを備えるとともに前記固定プラテン部と前記駆動プラテン部との間に可動可能な可動金型部または可動プラテン部を備えた導光板製造用積層射出成形機において、前記スクリューシリンダの排出側にヒーターまたは加熱導管を備えて溶融樹脂を平行または/および垂直に分配するマニーホールドを設け、前記可動金型部または前記可動プラテン部の片面側または両面側、且つ/あるいは前記固定プラテン部または/および前記駆動プラテン部にテーパーガイドピンおよび前記テーパーガイドピンに対応した位置にテーパーガイドホールを設け、光学部品転写パターンを設けたスタンパに設けた位置決め穴が前記テーパーガイドピンに嵌着して前記スタンパを保持し、各キャビティ部にコントロールバルブを備えた複数のランナから溶融樹脂の量をコントロールして注入することを特徴とする導光板製造用積層射出成形機。
- 前記スクリューシリンダは、吸入側の付近にガス供給部を設けることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の導光板製造用積層射出成形機。
- 前記コントロールバルブは、前記ランナの長さが長い程前記溶融樹脂の量をバルブの開時間を長くまたはバルブの開閉角度を大きく開くことを特徴とする請求項3記載の導光板製造用積層射出成形機。
- 前記ランナは、ヒータまたは加熱導管を備え、加熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ち、前記長さが長い程温度を高くすることを特徴とする請求項3記載の導光板製造用積層射出成形機。
- 前記マニーホールドは、ヒータまたは加熱導管を備え、前記ランナと垂直に設ける下方向内径を上方向内径よりも小さくすることを特徴とする請求項3記載の導光板製造用積層射出成形機。
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