JP2001287177A - 脚式ロボットのための可動脚、並びに脚式ロボット - Google Patents

脚式ロボットのための可動脚、並びに脚式ロボット

Info

Publication number
JP2001287177A
JP2001287177A JP2000109329A JP2000109329A JP2001287177A JP 2001287177 A JP2001287177 A JP 2001287177A JP 2000109329 A JP2000109329 A JP 2000109329A JP 2000109329 A JP2000109329 A JP 2000109329A JP 2001287177 A JP2001287177 A JP 2001287177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driving force
movable leg
legged robot
frame
legged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000109329A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Mori
直人 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000109329A priority Critical patent/JP2001287177A/ja
Publication of JP2001287177A publication Critical patent/JP2001287177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 関節アクチュエータを大型化することなく高
速動作を可能にする。 【解決手段】 可動脚を構成する関節アクチュエータの
うち少なくとも1つに対して、補助的な駆動力を印加す
る駆動力補助機構を備える。駆動力補助機構を作動させ
ることによって、高速歩行、走行、跳躍時に必要な高い
トルクや高い動作速度を得ることができる。また、通常
の歩行時など高トルクを必要としない動作期間中におい
ては、駆動力補助機構を減勢することによって、関節ア
クチュエータの長寿命化や省エネルギ化を実現すること
ができる。駆動力補助機構を用いることで、小型で低価
格のまま、高トルクや高回転特性が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1以上の可動脚を
用いて歩行や走行などの脚式移動作業を行う脚式ロボッ
トに係り、特に、比較的低速な歩行作業だけでなく、走
行や跳躍など比較的高速な移動を行う脚式ロボットに関
する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、アクチュエータ
を利用して関節駆動を実現する可動脚を備えた脚式ロボ
ットに係り、特に、関節アクチュエータを大型化するこ
となく走行や跳躍などの高速移動を行う脚式にロボット
に関する。
【0003】
【従来の技術】電気的若しくは磁気的な作用を用いて人
間の動作に似せた運動を行う機械装置のことを「ロボッ
ト」という。ロボットの語源は、スラブ語の"ROBO
TA(奴隷機械)"に由来すると言われている。わが国に
おいてロボットが普及し始めたのは1960年代末から
であるが、その多くは、工場における生産作業の自動化
・無人化などを目的としたマニピュレータや搬送ロボッ
トなどの産業用ロボット(industrial robot)であっ
た。
【0004】アーム式ロボットのように、ある特定の場
所に植設して用いるような据置きタイプのロボットは、
部品の組立・選別作業など固定的・局所的な作業空間で
のみ活動する。これに対し、移動式のロボットは、作業
空間は非限定的であり、所定の経路上または無経路上を
自在に移動して、所定の若しくは任意の人的作業を代行
したり、ヒトやイヌあるいはその他の生命体に置き換わ
る種々の幅広いサービスを提供することができる。なか
でも脚式の移動ロボットは、クローラ式やタイヤ式のロ
ボットに比し不安定で姿勢制御や歩行制御が難しくなる
が、階段や梯子の昇降や障害物の乗り越えや、整地・不
整地の区別を問わない柔軟な歩行・走行動作を実現でき
るという点で優れている。
【0005】最近では、イヌやネコのように4足歩行の
動物の身体メカニズムやその動作を模したペット型ロボ
ット、あるいは、ヒトのような2足直立歩行を行う動物
の身体メカニズムや動作をモデルにしてデザインされた
「人間形」若しくは「人間型」のロボット(humanoid
robot)など、脚式移動ロボットに関する研究開発が進
展し、実用化への期待も高まってきている。脚式ロボッ
トは、胴体ユニットに取り付けられた左右2本の可動脚
又は3本以上の可動脚により、歩行その他の脚式作業を
行うことができる。
【0006】脚式ロボットを、産業活動・生産活動等に
おける各種作業の代行に適用することができる。例え
ば、原子力発電プラントや火力発電プラント、石油化学
プラントにおけるメンテナンス作業、製造工場における
部品の搬送・組立作業、高層ビルにおける清掃、火災現
場その他における救助といったような、人間が容易に踏
み込むことができない現場での危険作業・難作業の代行
などが挙げられる。
【0007】また、脚式ロボットの他の用途として、人
間と居住空間を同一にする「共生」若しく「エンターテ
ィンメント」と呼ばれるものが挙げられる。この種の用
途では、ロボットは、作業代行などの生活支援というよ
りも、生活密着という性格が濃厚である。
【0008】エンターティンメント指向のロボットは、
産業上の特定用途を高速・高精度に実現することより
も、作業期間中に実行する動作パターンそのものが研究
・開発上の主題となる。すなわち、ヒトやサルなどの2
足の直立歩行を行う動物が本来持つ全身協調型の動作メ
カニズムを忠実に再現し、その自然に円滑な動作を実現
することが好ましいとされる。また、ヒトやサルなどの
知性の高い直立動物をエミュレートする以上、四肢を用
いた動作パターンが生体として自然であり、且つ、動作
が持つ表現力がより豊かであることが望ましい。
【0009】脚式ロボットの各可動脚は、胴体、大腿、
下腿、及び足平、並びに各々の間を連結する股関節、膝
関節、足首関節で構成される。一般には、各関節自由度
毎に回転型のアクチュエータを配置いて関節駆動を実現
するようになっている。例えば、本出願人に既に譲渡さ
れている特願平11−33386号明細書には、脚式ロ
ボットに適用可能な小型ACサーボ・アクチュエータに
関して開示されている。同明細書に記述されているAC
サーボ・アクチュエータは、ギア直結型で且つサーボ制
御系をワンチップ化してモータ・ユニットに内蔵するこ
とで小型軽量化を実現した点などに特に特徴がある。
【0010】アクチュエータを用いて各関節を駆動する
メカニズムによる場合、アクチュエータの特性が各関節
の駆動特性となる。ロボットが行う運動が歩行など比較
的低速動作に限定されている場合には、かかる関節の駆
動特性は特に問題になることはない。
【0011】しかしながら、脚式ロボットに求められて
いる脚式作業は、通常の歩行に限定されず、例えば走行
や跳躍など、現実のヒトが行うような高速移動も求めら
れている。高速移動時には、アクチュエータの特性とし
て高トルク、高回転が求められる。このような高出力特
性を持ったアクチュエータは、一般に、高価で且つ大型
で、さらに消費電力も大きいある。このため、ロボット
全体としても高価格となり、且つ、その物理サイズも当
然肥大化してしまう。また、装置の大型化・大重量化や
大消費電力化は、歩行ロボットをバッテリ駆動式で構成
する場合には不利な要素となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、1以
上の可動脚を用いて歩行や走行などの脚式移動作業を行
うことができる、優れた脚式ロボットを提供することに
ある。
【0013】本発明の更なる目的は、比較的低速な歩行
作業だけでなく、走行や跳躍など比較的高速な移動をも
行うことができる、優れた脚式ロボットを提供すること
にある。
【0014】本発明の更なる目的は、アクチュエータを
利用して関節駆動を実現する可動脚を備えた、優れた脚
式ロボットを提供することにある。
【0015】本発明の更なる目的は、関節アクチュエー
タを大型化することなく走行や跳躍などの高トルク・高
回転数を要する高速移動を行うことができる、優れた脚
式ロボットを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を参
酌してなされたものであり、その第1の側面は、脚式移
動作業を行う脚式ロボットのための可動脚であって、1
以上のフレームと、各フレーム間を可動自在に連結する
関節と、各関節に配置された関節アクチュエータと、少
なくとも1つの関節アクチュエータの駆動力を補助する
ための駆動力補助手段と、前記駆動力補助機構による補
助駆動力を制御する補助駆動力制御手段と、を具備する
ことを特徴とする脚式ロボットのための可動脚である。
【0017】ここで、前記補助駆動力制御手段は、前記
可動脚の伸脚及び/又は曲脚時に補助駆動力のオン/オ
フ制御を行うようにしてもよい。あるいは、前記補助駆
動力制御手段は、前記可動脚の伸脚及び/又は曲脚動作
期間中に補助駆動力を変更するようにしてもよい。
【0018】また、本発明の第2の側面は、脚式移動作
業を行う脚式ロボットのための可動脚であって、大腿部
フレームと、脛部フレームと、足平フレームと、前記脚
式ロボットの胴体側と前記大腿部フレームとを回動自在
に連結する股関節アクチュエータと、前記大腿部フレー
ムと前記脛部フレームとを回動自在に連結する膝関節ア
クチュエータと、前記脛部フレームと前記足平フレーム
とを回動自在に連結する足首関節アクチュエータと、前
記膝関節アクチュエータの駆動力を補助する駆動力補助
機構と、前記駆動力補助機構による補助駆動力を制御す
る補助駆動力制御手段と、を具備することを特徴とする
脚式ロボットのための可動脚である。
【0019】ここで、前記駆動力補助機構は、前記膝関
節アクチュエータの駆動方向に伸縮するバネ体で構成し
てもよい。このような場合、前記補助駆動力制御手段
は、駆動力補助を利用して動作する期間は該バネ体の張
力を前記膝関節に印加するとともに、駆動力補助を必要
としないときは該バネ体の張力を前記膝関節から解放す
るようにすればよい。
【0020】また、前記補助駆動力制御手段は前記可動
脚の伸脚及び/又は曲脚時に補助駆動力のオン/オフ制
御を行うようにしてもよい。
【0021】あるいは、前記駆動力補助機構は、前記膝
関節アクチュエータの駆動方向に伸縮可能で且つバネ定
数を変更可能な可変バネ体で構成することができる。こ
のような場合、前記補助駆動力制御手段は、駆動力を補
助する期間は該可変バネ体のバネ定数を大きくするとと
もに、駆動力を補助しないときは該可変バネ体のバネ定
数を小さくすればよい。
【0022】また、本発明の第3の側面は、2以上の可
動脚により脚式移動作業を行う脚式ロボットであって、
少なくとも1つの可動脚は、1以上のフレームと、各フ
レーム間を可動自在に連結する関節と、各関節に配置さ
れた関節アクチュエータと、少なくとも1つの関節アク
チュエータの駆動力を補助するための駆動力補助手段
と、前記駆動力補助機構による補助駆動力を制御する補
助駆動力制御手段と、を具備することを特徴とする脚式
ロボットである。
【0023】ここで、前記補助駆動力制御手段は、前記
可動脚の伸脚及び/又は曲脚時に補助駆動力のオン/オ
フ制御を行うようにしてもよい。
【0024】あるいは、前記補助駆動力制御手段は、前
記可動脚の伸脚及び/又は曲脚動作期間中に補助駆動力
を変更するようにしてもよい。
【0025】また、本発明の第4の側面は、2以上の可
動脚により脚式移動作業を行う脚式ロボットであって、
少なくとも1つの可動脚は、大腿部フレームと、脛部フ
レームと、足平フレームと、前記脚式ロボットの胴体側
と前記大腿部フレームとを回動自在に連結する股関節ア
クチュエータと、前記大腿部フレームと前記脛部フレー
ムとを回動自在に連結する膝関節アクチュエータと、前
記脛部フレームと前記足平フレームとを回動自在に連結
する足首関節アクチュエータと、前記膝関節アクチュエ
ータの駆動力を補助する駆動力補助機構と、前記駆動力
補助機構による補助駆動力を制御する補助駆動力制御手
段と、を具備することを特徴とする脚式ロボットであ
る。
【0026】ここで、前記駆動力補助機構は、前記膝関
節アクチュエータの駆動方向に伸縮するバネ体で構成し
てもよい。このような場合、前記補助駆動力制御手段
は、駆動力補助を利用して動作する期間は該バネ体の張
力を前記膝関節に印加するとともに、駆動力補助を必要
としないときは該バネ体の張力を前記膝関節から解放す
るようにすればよい。
【0027】また、前記補助駆動力制御手段は前記可動
脚の伸脚及び/又は曲脚時に補助駆動力のオン/オフ制
御を行うようにしてもよい。
【0028】あるいは、前記駆動力補助機構は、前記膝
関節アクチュエータの駆動方向に伸縮可能で且つバネ定
数を変更可能な可変バネ体で構成してもよい。このよう
な場合、前記補助駆動力制御手段は、駆動力を補助する
期間は該可変バネ体のバネ定数を大きくするとともに、
駆動力を補助しないときは該可変バネ体のバネ定数を小
さくするようにすればよい。
【0029】
【作用】本発明は、1以上の可動脚を用いて歩行や走行
などの脚式移動作業を行う脚式ロボットの可動脚に適用
することができる。このような可動脚は、通常、複数の
関節アクチュエータを備えている。
【0030】本発明によれば、可動脚を構成する関節ア
クチュエータのうち少なくとも1つに対して、補助的な
駆動力を印加することができる駆動力補助機構を備える
ことができる。駆動力補助機構を作動させることによっ
て、高速歩行、走行、跳躍時に必要な高いトルクや高い
動作速度を得ることができる。また、通常の歩行時など
高トルクを必要としない動作期間中においては、駆動力
補助機構を減勢することによって、関節アクチュエータ
の長寿命化や省エネルギ化を実現することができる。
【0031】小型化・低価格化を目指すシステムの場
合、高トルクや高回転型の高価で大型のアクチュエータ
を使用することは適切でない。これに対し、本発明によ
れば、アクチュエータの駆動力補助機構を用いること
で、小型で低価格のまま、高トルクや高回転特性を実現
することができる。
【0032】例えば、機械バネやプランジャなど比較的
低価格の機械部品を利用して、アクチュエータの駆動力
補助機構を実装することができる(後述)。したがっ
て、システムの構成が小型且つ簡素で、低価格で提供す
ることができる。
【0033】また、可変バネを用いてアクチュエータの
駆動力補助機構を実現することも可能である。このよう
な場合、稼動中(例えば歩行中や跳躍動作中)であって
も、バネ定数を動的に変更することで、駆動力を増減さ
せて、稼動中の加速度を自在にコントロールすることが
できる。例えば、ロボットの跳躍量を動的にコントロー
ルすることができる。
【0034】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0036】図1には、本発明の第1の実施形態に係る
可動脚ユニット100の斜視図を示している。また、図
2には可動脚ユニット100の正面図を、図3には可動
脚ユニット100の側面図を示している。さらに、図4
には、可動脚ユニット100のA−A断面図を示してい
る。
【0037】各図に示すように、可動脚ユニット100
は、大腿部フレーム102と、脛部フレーム105と、
足平フレーム107とで構成されている。大腿部フレー
ム102は、股関節アクチュエータ103によって、股
関節ピッチ軸まわりに可動可能に腰部フレーム101と
連結している。また、脛部フレーム105は、膝部アク
チュエータ104によって、膝関節ピッチ軸まわりに可
動可能に大腿部フレーム102と連結している。また、
足平フレーム107は、足首アクチュエータ106によ
って、足首関節ピッチ軸まわりに可動可能に脛部フレー
ム105と連結している。
【0038】各関節アクチュエータ103,104,1
06を回転駆動させるより、歩行やその他の可動脚ユニ
ット100による脚式動作の軌道計画を実現することが
できる。
【0039】この実施形態では、脚式動作のための駆動
力補助機構として、左右一対のバネ109並びにバネ1
10、スライダ108、ガイド穴112、ガイド・レー
ル113の各々が図示の各部位に配設されている。
【0040】ガイド穴112は、脛部フレーム105の
側壁面に穿設された線条穴である。スライダ108の端
縁はガイド穴112に収容されており、スライダ108
はガイド穴112の長手方向、すなわち紙面の上下方向
にスライド自在に支持されている。
【0041】また、ガイド・レール113は、脛部フレ
ーム105の前面左右略側縁に沿って形設された線条溝
であり、バネ109を貫挿させて紙面の上下方向以外の
自由度を規制している。
【0042】バネ109は、大腿部フレーム102の前
面左右略上端に形設された突起と、スライダ108の左
右略上端に形設された突起の各々を伸縮の上端及び下端
として配設されている。したがって、スライダ108の
設置位置によって可動脚100が伸展したときのバネ1
09の長さが決定される。また、バネ110は、スライ
ダ108の左右略下端に形設された突起と、脛部フレー
ム105の前面左右略下端に形設された突起の各々を伸
縮の上端及び下端として配設されてており、スライダ1
08の設置位置によって発生する張力が決定される。
【0043】この実施形態では、バネ109の復元力が
脚力補助に利用される。バネ109による脚力補助は、
可動脚100を伸展させたときのバネ109の伸び量に
よって決定される。
【0044】脛部105には、プランジャ111が配設
されている。プランジャ111は、上下方向に並んだ2
個の出没自在な突起で構成され、スライダ108の上下
位置を上側又は下側のいずれか一方に固定することがで
きる。
【0045】図1〜図4に示す状態では、プランジャ1
11の上側の突起が付勢すなわち出現しており、これに
よってスライダ108は上側の位置に固定されている。
このような場合、バネ109は自由長となるので、可動
脚ユニット100が屈伸運動する際にバネ109に発生
する張力は小さい。したがって、可動脚ユニット100
は、脚力補助は印加されず、各関節アクチュエータ10
3,104,106の本来の駆動トルクのみを用いた通
常の屈伸動作を行う。
【0046】図5〜図8には、本実施形態に係る可動脚
ユニット100が通常の屈曲動作をしているときの斜視
図、正面図、側面図、及び、A−A断面図をそれぞれ示
している。
【0047】各図に示すように、股関節アクチュエータ
103、膝部アクチュエータ104、及び、足首関節ア
クチュエータ106を駆動させることによって、各腰部
101と大腿フレーム102、大腿フレーム102と脛
部フレーム105、及び、脛部フレーム105と足平フ
レーム107の各々の間が徐々に折れ曲がっていき、可
動脚ユニット100全体としては屈曲した姿勢が実現さ
れる。
【0048】既に述べたように、スライダ108がプラ
ンジャ111によって紙面上側の位置に設定されている
場合には、可動脚100が屈曲したときに発生するバネ
109の張力は小さく、膝関節アクチュエータ104の
駆動には影響しない。なお、膝部の屈曲時には、バネ1
09は、ガイド・レール113に沿って伸縮する。
【0049】これに対し、プランジャ111の下側の突
起が付勢すなわち出現して、スライダ108が下側の位
置に固定されているときには、バネ109は、図1〜図
4に示した自然長よりも長くなる。このため、可動脚ユ
ニット100が屈伸運動する際にバネ109に発生する
張力は大きくなる。したがって、この場合には、可動脚
100には脚力補助が印加され、各関節アクチュエータ
103,104,106の駆動トルク以外の補助駆動力
を用いた屈伸動作を行うことができる。この実施形態で
は、特に可動脚が伸脚するときに膝関節に補助駆動力が
作用する。したがって、可動脚が支持脚のときには、よ
り大きな床反力を得ることができ、より高速な走行、あ
るいはより高い跳躍を実現することができる。
【0050】図9〜図12には、プランジャ111の下
側の突起が出現してスライダ108が降下した状態での
可動脚ユニット100の伸展状態の斜視図、正面図、側
面図、並びにA−A断面図を示している。各図に示すよ
うに、この場合バネ109は、図1〜図4に示した自然
長よりも長くなり、より大きな張力を与えることができ
る。この場合のバネ109の張力は、膝関節アクチュエ
ータ104の駆動に影響を与え、可動脚ユニット100
の屈伸運動時の駆動補助力となり得る。
【0051】図13〜図16には、本実施形態に係る可
動脚ユニット100に駆動補助力が印加された状態で屈
曲動作をしているときの斜視図、正面図、側面図、及
び、A−A断面図をそれぞれ示している。
【0052】各図に示すように、股関節アクチュエータ
103、膝部アクチュエータ104、及び、足首関節ア
クチュエータ106を駆動させることによって、各腰部
101と大腿フレーム102、大腿フレーム102と脛
部フレーム105、及び、脛部フレーム105と足平フ
レーム107の各々の間が徐々に折れ曲がっていき、可
動脚ユニット100全体としては屈曲した姿勢が実現さ
れる。
【0053】既に述べたように、この場合には、スライ
ダ108がプランジャ111によって下側に位置に設定
されている。したがって、可動脚100が屈曲したとき
に発生するバネ109の張力は、通常すなわち自然長の
ときよりも大きくなり、膝関節アクチュエータ104の
駆動には影響を及ぼすようになる。
【0054】膝関節の屈曲がさらに進むにつれて、バネ
109はさらに伸ばされ、張力はますます増加して、バ
ネ弾性エネルギとして蓄積する。この結果、バネ109
は、膝関節が再び伸展するときに、弾性エネルギを運動
エネルギとして放出するので、膝関節アクチュエータ1
04に対する大きな駆動補助力となる。したがって、膝
部アクチュエータ104のみでは実現することができな
い高トルク、高回転を得ることが可能となる。この実施
形態では、特に可動脚が伸脚するときに膝関節に補助駆
動力が作用する。したがって、可動脚が支持脚のときに
は、より大きな床反力を得ることができ、より高速な走
行、あるいはより高い跳躍を実現することができる。
【0055】なお、膝部の屈曲時には、バネ109は、
ガイド・レール113に沿って伸縮する(同上)。
【0056】次に、可動脚ユニット100において通常
モード(図1〜図8)と補助駆動力作動モード(図9〜
図16)との切り替え方法について説明する。
【0057】通常モードから補助駆動力作動モードに切
り替えるときには、可動脚ユニットを伸展させた状態
(図1〜図4)で、プランジャ111の上側の突起を埋
没させて、スライダ108を解放する。すると、バネ1
09がバネ110の張力によって下方に引っ張られて、
スライダ108が下降する。そして、スライダ108が
充分降下したときに、プランジャ111の下側の突起を
出現させることによって、今度はスライダ109を下側
の位置に固定することができる。この結果、可動脚ユニ
ット100は、図9〜図13に示すような補助駆動力を
膝関節に印加可能な状態に遷移する。
【0058】但し、上述のようなオペレーションを可能
にするためには、可動脚ユニット100が伸展した状態
でのバネ109の張力P109よりもバネ110の張力P
110の方を充分大きくなるように構成する必要がある。
例えば、可動脚ユニット100が伸展したときにバネ1
09が自然長になるようにすればよい。
【0059】他方、補助力作動モードから通常モードに
切り替えるときには、可動脚ユニットを充分に屈曲させ
た状態(図13〜図16)で、プランジャ111の下側
の突起を埋没させて、スライダ108を解放する。する
と、バネ110がバネ109の張力によって上方に引っ
張られて、スライダ108が上昇する。そして、スライ
ダ108が充分上昇したときに、プランジャ111の上
側の突起を出現させることによって、今度はスライダ1
09を上側の位置に固定することができる。この結果、
可動脚ユニット100は、図1〜図4に示すような補助
駆動力が作用しない通常の状態に復帰する。
【0060】但し、上述のようなオペレーションを可能
にするためには、可動脚ユニット100が屈曲した状態
でのバネ109の張力P109がバネ110の張力P110
りも充分大きくなるように構成する必要がある。
【0061】本発明の第1の実施形態における可動脚ユ
ニット100の動作特性を、下表にまとめておく。
【0062】
【表1】
【0063】次いで、本発明の第2の実施形態に係る可
動脚ユニット100−2について説明する。
【0064】図17には、本発明の第2の実施形態に係
る可動脚ユニット100−2が伸展している状態の斜視
図を示している。また、図18には可動脚ユニット10
0−2の伸展状態の正面図を、図19には可動脚ユニッ
ト100−2の伸展状態の側面図を示している。さら
に、図20〜図22には、可動脚ユニット100−2の
屈曲状態の斜視図、正面図、及び側面図をそれぞれ示し
ている。
【0065】同図に示すように、可動脚ユニット100
−2は、大腿部フレーム132と、脛部フレーム135
と、足平フレーム137とで構成されている。大腿部フ
レーム132は、股関節アクチュエータ133によっ
て、股関節ピッチ軸まわりに可動可能に腰部フレーム1
31と連結している。また、脛部フレーム135は、膝
部アクチュエータ134によって、膝関節ピッチ軸まわ
りに可動可能に大腿部フレーム132と連結している。
また、足平フレーム137は、足首アクチュエータ13
6によって、足首関節ピッチ軸まわりに可動可能に脛部
フレーム135と連結している。
【0066】各関節アクチュエータ133,134,1
36を回転駆動させることにより、歩行やその他の可動
脚ユニット100−2による脚式動作の軌道計画を実現
することができる。
【0067】この実施形態では、脚式動作のための駆動
力補助機構として、大腿フレーム135及び脛部フレー
ム136の左右各側縁に沿って一対の可変バネ139が
配設されている。可変バネ139は、バネ弾性定数又は
張力を動的に調整することができる特性を持つものとす
る。
【0068】可変バネ139の上端は大腿フレーム13
2の前面左右略上端に形設された突起に取り付けられ、
また、可変バネ139のの下端は、脛部フレーム135
の前面左右略下端に形設された突起に取り付けられてい
る。また、可変バネ139は、大腿フレーム132及び
脛部フレーム135の前面左右略側縁に沿って形設され
たガイド・レール143に貫挿されて、紙面の上下方向
以外の自由度が規制されている。
【0069】このように構成された可動脚ユニット10
0−2において実現される通常歩行及び高速歩行/跳躍
動作について以下に説明する。
【0070】通常歩行など、駆動力の補助を必要としな
い動作を実行する場合、可変バネ139のバネ定数をゼ
ロに近づける。この結果、膝部アクチュエータ134に
影響を及ぼさないようにすることができる。
【0071】これに対し、高速歩行や跳躍動作を行う場
合には、まず、図17〜図19に示す可動脚ユニット1
00−2の伸展状態から図20〜図22に示す屈曲状態
に移行するときには、可変バネ139のバネ定数をゼロ
に近づけて、比較的低トルクで伸展状態への移行を行
う。
【0072】次いで、屈曲状態から伸展状態に戻るとき
には可変バネ139のバネ定数を限りなく大きくしてや
る。この結果、膝関節アクチュエータ134には、膝部
が伸展する方向に駆動補助力が加わり、高トルク、高速
度の伸展動作を行うことができる。
【0073】この結果、可動脚ユニット100−2とし
ては大きな床反力を得ることができ、高速歩行(走行)
や跳躍などの高トルクを要する高速動作を好適に実現す
ることができる。
【0074】さらに、歩行や跳躍動作中に、可変バネ1
39のバネ定数を動的に変化させることによって、歩行
速度や跳躍高さを変更することができる。
【0075】なお、可変バネ139としては、例えば、
印加電圧によりバネ定数を変化させることができるよう
な応答性のよい装置を適用することができる。また、可
変バネ139を、油圧シリンダ、空気圧シリンダ、水圧
シリンダなど圧縮及び/又は伸張する力を動的且つ電気
的にコントロールすることができる他の装置類で置き換
えることができる。
【0076】本発明の第2の実施形態における可動脚ユ
ニット100−2の動作特性を、下表にまとめておく。
【0077】
【表2】
【0078】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。
【0079】上述した実施例では、ピッチ方向に3自由
度(すなわち股関節ピッチ軸、膝関節ピッチ軸、及び足
首関節ピッチ)のみを持つ1つの可動脚を例に挙げて説
明したが、現実のロボットにおいては、各関節について
ロール方向やヨー方向にも自由度が必要な場合があるこ
とは言うまでもない。また、すべての可動脚に対して駆
動力補助機構を搭載してもよい。
【0080】また、本明細書では膝関節のピッチ方向自
由度に対して補助機構を装着した例のみを説明したが、
可動脚の他の自由度においても同様の補助機構を配設す
ることができる、という点を充分理解されたい。
【0081】要するに、例示という形態で本発明を開示
してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。
本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許
請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0082】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
1以上の可動脚を用いて歩行や走行などの脚式移動作業
を行うことができる、優れた脚式ロボットを提供するこ
とができる。
【0083】また、本発明によれば、比較的低速な歩行
作業だけでなく、走行や跳躍など比較的高速な移動をも
行うことができる、優れた脚式ロボットを提供すること
ができる。
【0084】また、本発明によれば、アクチュエータを
利用して関節駆動を実現する可動脚を備えた、優れた脚
式ロボットを提供することができる。
【0085】また、本発明によれば、関節アクチュエー
タを大型化することなく走行や跳躍などの高速移動を行
うことができる、優れた脚式ロボットを提供することが
できる。
【0086】本発明によれば、可動脚を構成する関節ア
クチュエータのうち少なくとも1つに対して、補助的な
駆動力を印加することができる駆動力補助機構を備える
ことができる。駆動力補助機構を作動させることによっ
て、高速歩行、走行、跳躍時に必要な高いトルクや高い
動作速度を得ることができる。また、通常の歩行時など
高トルクを必要としない動作期間中においては、駆動力
補助機構を減勢することによって、関節アクチュエータ
の長寿命化や省エネルギ化を実現することができる。
【0087】小型化・低価格化を目指すシステムの場
合、高トルクや高回転型の高価で大型のアクチュエータ
を使用することは適切でない。これに対し、本発明によ
れば、アクチュエータの駆動力補助機構を用いること
で、小型で低価格のまま、高トルクや高回転特性を実現
することができる。
【0088】例えば、機械バネやプランジャなど比較的
低価格の機械部品を利用して、アクチュエータの駆動力
補助機構を実装することができる(後述)。したがっ
て、システムの構成が小型且つ簡素で、低価格で提供す
ることができる。
【0089】また、可変バネを用いてアクチュエータの
駆動力補助機構を実現することも可能である。このよう
な場合、稼動中(例えば歩行中や跳躍動作中)であって
も、バネ定数を動的に変更することで、駆動力を増減さ
せて、稼動中の加速度を自在にコントロールすることが
できる。例えば、ロボットの跳躍量を動的にコントロー
ルすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニット
100の伸展状態の斜視図(但し、プランジャ111の
上側の突起を付勢した場合)である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニット
100の伸展状態の正面図(但し、プランジャ111の
上側の突起を付勢した場合)である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニット
100の伸展状態の側面図(但し、プランジャ111の
上側の突起を付勢した場合)である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニット
100の伸展状態のA−A断面図(但し、プランジャ1
11の上側の突起を付勢した場合)である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニット
100が通常の屈曲動作をしている様子を示した斜視図
である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニット
100が通常の屈曲動作をしている様子を示した正面図
である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニット
100が通常の屈曲動作をしている様子を示した側面図
である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニット
100が通常の屈曲動作をしている様子を示したA−A
断面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニット
100の伸展状態の斜視図(但し、プランジャ111の
下側の突起を付勢した場合)である。
【図10】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニッ
ト100の伸展状態の正面図(但し、プランジャ111
の下側の突起を付勢した場合)である。
【図11】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニッ
ト100の伸展状態の側面図(但し、プランジャ111
の下側の突起を付勢した場合)である。
【図12】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニッ
ト100の伸展状態のA−A断面図(但し、プランジャ
111の下側の突起を付勢した場合)である。
【図13】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニッ
ト100に脚力補助が印加された状態で屈曲動作をして
いる様子を示した斜視図である。
【図14】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニッ
ト100に脚力補助が印加された状態で屈曲動作をして
いる様子を示した正面図である。
【図15】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニッ
ト100に脚力補助が印加された状態で屈曲動作をして
いる様子を示した側面図である。
【図16】本発明の第1の実施形態に係る可動脚ユニッ
ト100に脚力補助が印加された状態で屈曲動作をして
いる様子を示したA−A断面図である。
【図17】本発明の第2の実施形態に係る可動脚ユニッ
ト100−2の伸展状態の斜視図である。
【図18】本発明の第2の実施形態に係る可動脚ユニッ
ト100−2の伸展状態の正面図である。
【図19】本発明の第2の実施形態に係る可動脚ユニッ
ト100−2の伸展状態の側面図である。
【図20】本発明の第2の実施形態に係る可動脚ユニッ
ト100−2の屈曲状態の斜視図である。
【図21】本発明の第2の実施形態に係る可動脚ユニッ
ト100−2の屈曲状態の正面図である。
【図22】本発明の第2の実施形態に係る可動脚ユニッ
ト100−2の屈曲状態の側面図である。
【符号の説明】
100…可動脚ユニット 101,131…腰部フレーム 102,132…大腿部フレーム 103,133…股関節(ピッチ軸)アクチュエータ 104,134…膝関節(ピッチ軸)アクチュエータ 105,135…脛部フレーム 106,136…足首関節(ピッチ軸)アクチュエータ 107,137…足平フレーム 108…スライダ 109,110…バネ 111…プランジャ 112…ガイド穴 113,143…ガイド・レール 139…可変バネ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脚式移動作業を行う脚式ロボットのための
    可動脚であって、 1以上のフレームと、 各フレーム間を可動自在に連結する関節と、 各関節に配置された関節アクチュエータと、 少なくとも1つの関節アクチュエータの駆動力を補助す
    るための駆動力補助手段と、 前記駆動力補助機構による補助駆動力を制御する補助駆
    動力制御手段と、を具備することを特徴とする脚式ロボ
    ットのための可動脚。
  2. 【請求項2】前記補助駆動力制御手段は前記可動脚の伸
    脚及び/又は曲脚時に補助駆動力のオン/オフ制御を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の脚式ロボットのた
    めの可動脚。
  3. 【請求項3】前記補助駆動力制御手段は前記可動脚の伸
    脚及び/又は曲脚動作期間中に補助駆動力を変更するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の脚式ロボットのための
    可動脚。
  4. 【請求項4】脚式移動作業を行う脚式ロボットのための
    可動脚であって、 大腿部フレームと、 脛部フレームと、 足平フレームと、 前記脚式ロボットの胴体側と前記大腿部フレームとを回
    動自在に連結する股関節アクチュエータと、 前記大腿部フレームと前記脛部フレームとを回動自在に
    連結する膝関節アクチュエータと、 前記脛部フレームと前記足平フレームとを回動自在に連
    結する足首関節アクチュエータと、 前記膝関節アクチュエータの駆動力を補助する駆動力補
    助機構と、 前記駆動力補助機構による補助駆動力を制御する補助駆
    動力制御手段と、を具備することを特徴とする脚式ロボ
    ットのための可動脚。
  5. 【請求項5】前記駆動力補助機構は前記膝関節アクチュ
    エータの駆動方向に伸縮するバネ体で構成され、 前記補助駆動力制御手段は、駆動力を補助する期間は該
    バネ体の張力を前記膝関節に印加するとともに、駆動力
    を補助しないときは該バネ体の張力を前記膝関節から解
    放する、ことを特徴とする請求項4に記載の脚式ロボッ
    トのための可動脚。
  6. 【請求項6】前記補助駆動力制御手段は前記可動脚の伸
    脚及び/又は曲脚時に補助駆動力のオン/オフ制御を行
    うことを特徴とする請求項4に記載の脚式ロボットのた
    めの可動脚。
  7. 【請求項7】前記駆動力補助機構は前記膝関節アクチュ
    エータの駆動方向に伸縮可能で且つバネ定数を変更可能
    な可変バネ体で構成され、 前記補助駆動力制御手段は、駆動力を補助する期間は該
    可変バネ体のバネ定数を大きくするとともに、駆動力を
    補助しないときは該可変バネ体のバネ定数を小さくす
    る、ことを特徴とする請求項4に記載の脚式ロボットの
    ための可動脚。
  8. 【請求項8】2以上の可動脚により脚式移動作業を行う
    脚式ロボットであって、少なくとも1つの可動脚は、 1以上のフレームと、 各フレーム間を可動自在に連結する関節と、 各関節に配置された関節アクチュエータと、 少なくとも1つの関節アクチュエータの駆動力を補助す
    るための駆動力補助手段と、 前記駆動力補助機構による補助駆動力を制御する補助駆
    動力制御手段と、を具備することを特徴とする脚式ロボ
    ット。
  9. 【請求項9】前記補助駆動力制御手段は前記可動脚の伸
    脚及び/又は曲脚時に補助駆動力のオン/オフ制御を行
    うことを特徴とする請求項8に記載の脚式ロボット。
  10. 【請求項10】前記補助駆動力制御手段は前記可動脚の
    伸脚及び/又は曲脚動作期間中に補助駆動力を変更する
    ことを特徴とする請求項8に記載の脚式ロボット。
  11. 【請求項11】2以上の可動脚により脚式移動作業を行
    う脚式ロボットであって、少なくとも1つの可動脚は、 大腿部フレームと、 脛部フレームと、 足平フレームと、 前記脚式ロボットの胴体側と前記大腿部フレームとを回
    動自在に連結する股関節アクチュエータと、 前記大腿部フレームと前記脛部フレームとを回動自在に
    連結する膝関節アクチュエータと、 前記脛部フレームと前記足平フレームとを回動自在に連
    結する足首関節アクチュエータと、 前記膝関節アクチュエータの駆動力を補助する駆動力補
    助機構と、 前記駆動力補助機構による補助駆動力を制御する補助駆
    動力制御手段と、を具備することを特徴とする脚式ロボ
    ット。
  12. 【請求項12】前記駆動力補助機構は前記膝関節アクチ
    ュエータの駆動方向に伸縮するバネ体で構成され、 前記補助駆動力制御手段は、駆動力を補助する期間は該
    バネ体の張力を前記膝関節に印加するとともに、駆動力
    を補助しないときは該バネ体の張力を前記膝関節から解
    放する、ことを特徴とする請求項11に記載の脚式ロボ
    ット。
  13. 【請求項13】前記補助駆動力制御手段は前記可動脚の
    伸脚及び/又は曲脚時に補助駆動力のオン/オフ制御を
    行うことを特徴とする請求項11に記載の脚式ロボッ
    ト。
  14. 【請求項14】前記駆動力補助機構は前記膝関節アクチ
    ュエータの駆動方向に伸縮可能で且つバネ定数を変更可
    能な可変バネ体で構成され、 前記補助駆動力制御手段は、駆動力を補助する期間は該
    可変バネ体のバネ定数を大きくするとともに、駆動力を
    補助しないときは該可変バネ体のバネ定数を小さくす
    る、ことを特徴とする請求項11に記載の脚式ロボッ
    ト。
JP2000109329A 2000-04-11 2000-04-11 脚式ロボットのための可動脚、並びに脚式ロボット Pending JP2001287177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000109329A JP2001287177A (ja) 2000-04-11 2000-04-11 脚式ロボットのための可動脚、並びに脚式ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000109329A JP2001287177A (ja) 2000-04-11 2000-04-11 脚式ロボットのための可動脚、並びに脚式ロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001287177A true JP2001287177A (ja) 2001-10-16

Family

ID=18622034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000109329A Pending JP2001287177A (ja) 2000-04-11 2000-04-11 脚式ロボットのための可動脚、並びに脚式ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001287177A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003028960A1 (fr) * 2001-09-27 2003-04-10 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Auxiliaire d'articulation de la jambe pour robot mobile du type jambe
WO2003039819A1 (fr) * 2001-11-09 2003-05-15 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Dispositif d'assistance articulaire de jambe pour un robot deplacable de type jambe
JP2009274142A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Tokai Univ 歩行ロボット
WO2010025419A3 (en) * 2008-08-28 2011-03-03 Raytheon Sarcos, Llc Method of sizing actuators for a biomimetic mechanical joint
WO2013084789A1 (ja) * 2011-12-07 2013-06-13 Thk株式会社 脚式ロボット
US8516918B2 (en) 2008-08-28 2013-08-27 Raytheon Company Biomimetic mechanical joint
KR101309658B1 (ko) 2012-02-01 2013-09-17 주식회사 자연이준식품 길이 가변 프레임 모듈 및 이를 구비하는 보행형 이동 로봇
US8731716B2 (en) 2008-08-28 2014-05-20 Raytheon Company Control logic for biomimetic joint actuators
WO2019103100A1 (ja) 2017-11-24 2019-05-31 川崎重工業株式会社 ロボットの膝構造
CN110356488A (zh) * 2019-07-31 2019-10-22 哈尔滨工业大学 一种蓄能器辅助动力跳跃腿

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6962220B2 (en) 2001-09-27 2005-11-08 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Leg joint assist device for leg type movable robot
WO2003028960A1 (fr) * 2001-09-27 2003-04-10 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Auxiliaire d'articulation de la jambe pour robot mobile du type jambe
WO2003039819A1 (fr) * 2001-11-09 2003-05-15 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Dispositif d'assistance articulaire de jambe pour un robot deplacable de type jambe
US7143850B2 (en) 2001-11-09 2006-12-05 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Leg joint assist device for legged movable robot
JP2009274142A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Tokai Univ 歩行ロボット
US8516918B2 (en) 2008-08-28 2013-08-27 Raytheon Company Biomimetic mechanical joint
WO2010025419A3 (en) * 2008-08-28 2011-03-03 Raytheon Sarcos, Llc Method of sizing actuators for a biomimetic mechanical joint
US8731716B2 (en) 2008-08-28 2014-05-20 Raytheon Company Control logic for biomimetic joint actuators
WO2013084789A1 (ja) * 2011-12-07 2013-06-13 Thk株式会社 脚式ロボット
JP2013119136A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Thk Co Ltd 脚式ロボット
TWI549795B (zh) * 2011-12-07 2016-09-21 Thk股份有限公司 足式機器人
KR101309658B1 (ko) 2012-02-01 2013-09-17 주식회사 자연이준식품 길이 가변 프레임 모듈 및 이를 구비하는 보행형 이동 로봇
WO2019103100A1 (ja) 2017-11-24 2019-05-31 川崎重工業株式会社 ロボットの膝構造
CN110356488A (zh) * 2019-07-31 2019-10-22 哈尔滨工业大学 一种蓄能器辅助动力跳跃腿
CN110356488B (zh) * 2019-07-31 2021-07-06 哈尔滨工业大学 一种蓄能器辅助动力跳跃腿

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6832131B2 (en) Legged mobile robot and method of controlling operation of the same
Hobbelen et al. System overview of bipedal robots flame and tulip: Tailor-made for limit cycle walking
JP3824608B2 (ja) 脚式移動ロボット及びその動作制御方法
JP6177829B2 (ja) 修正可能なリンケージ機構を利用する脚型ロボット装置
KR100687461B1 (ko) 로보트 및 로보트용 관절 장치
US7366587B2 (en) Legged mobile robot
KR100824179B1 (ko) 보행식 이동 로봇의 동작 제어 장치 및 동작 제어 방법,및 보행식 이동 로봇을 위한 동작 유닛 생성 방법
US7072740B2 (en) Legged mobile robot
KR101979480B1 (ko) 다리식 로봇의 하지 구조 및 다리식 로봇
KR100977348B1 (ko) 다리식 이동 로봇의 동작 제어 장치 및 동작 제어 방법 및 로봇 장치
WO2003043789A1 (fr) Dispositif mobile bipede, dispositif et procede permettant de commander la marche dudit dispositif
JP2001287177A (ja) 脚式ロボットのための可動脚、並びに脚式ロボット
Chang et al. Design of small-size pouch motors for rat gait rehabilitation device
JP2002103253A (ja) 脚式移動ロボット、並びに脚部の取付け構造
JP2001198864A (ja) 脚式ロボット及び脚式ロボットの動作制御方法
JP4289447B2 (ja) ロボット装置及び関節軸駆動装置
JP4540156B2 (ja) ロボットの重心位置制御方法
JP2001157972A (ja) 脚式移動ロボット
JP3674779B2 (ja) 脚式移動ロボットのための動作制御装置及び動作制御方法、並びにロボット装置
JP4770990B2 (ja) 脚式移動ロボット及びその制御方法
JP2001138273A (ja) 脚式移動ロボット及びその制御方法
JPH0735030B2 (ja) 負荷軽減機構を有する多関節脚機構
JP2001162577A (ja) アクチュエータ、バルブ装置、関節機構装置及びロボット装置
JP4115374B2 (ja) ロボット装置
WO2019103100A1 (ja) ロボットの膝構造