JP2001287140A - センタレス研磨装置 - Google Patents

センタレス研磨装置

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JP2001287140A
JP2001287140A JP2000108813A JP2000108813A JP2001287140A JP 2001287140 A JP2001287140 A JP 2001287140A JP 2000108813 A JP2000108813 A JP 2000108813A JP 2000108813 A JP2000108813 A JP 2000108813A JP 2001287140 A JP2001287140 A JP 2001287140A
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JP
Japan
Prior art keywords
polishing
work
polishing member
centerless
rotating shaft
Prior art date
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JP2000108813A
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English (en)
Inventor
Motonobu Tsuji
元信 辻
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センタレス研磨装置において、脱落砥粒など
によるワークへの深い引っ掻き傷の防止や、研磨工程の
低減を目的とする。 【解決手段】 支持台上で調整車によって円筒状のワー
クに回転を与え、研磨部材によって前記ワークを研磨す
るセンタレス研磨装置において、研磨部材を回転軸の一
方端に固着するとともに、前記回転軸を軸方向に往復動
させることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に断面円形のワ
ークの外面を研磨する際に用いられるセンタレス研磨装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】丸棒や長尺管のような断面円形の被処理
物の外面を研磨する装置として、図3に示すようなセン
タレス研磨装置がある。この装置で、ワークWは支持台
4の上を案内されて、回転している調整車30と高速回
転している研磨部材16の間を通るときに、研磨や研削
加工される。調整車ユニット3は、調整車30を回転自
在にブラケット33に取付け、揺動支点32を中心に揺
動する構造と成っている。調整車30は、図示していな
い駆動手段によって回転力が与えられ、揺動支点32を
支点としてブラケット33が揺動し、弾性手段31によ
ってワークWに付勢される。調整車30は、回転をワー
クに伝えるとともに、ワークを送る役割を担っている。
また、調整車30は、回転数と、ワークの送り方向に対
して回転軸を傾ける事によって、送り方法とスピードを
変更することができる。
【0003】図3のセンタレス研磨機の調整車30は、
32を支点として揺動し、例えばテーパ状のワークを研
摩する際に、ワークWの径の増減によって自動的にワー
クWを研摩部材16に押し付けることができる。ワーク
Wの径が小さい場合は、図中右側に移動し、径が大きく
なるとともに、図中左側に移動する構造となっている。
テーパ状のワークWとしては、ゴルフシャフトなどが挙
げられる。
【0004】尚、研磨部材16としては、砥石やワイヤ
ブラシホィール、または、エンドレスの研磨布紙が用い
られる。上記センタレス研磨装置では、研磨部材16と
ワークWの接触点を基準としており、研磨部材の摩耗に
対しては、摩耗分を研磨部材16をワークW側に送りこ
むシステムと成っている。
【0005】従来のセンタレス研磨装置では、研磨部材
16から脱落した研磨砥粒が浮遊して、ワークWと支持
台4の間に挟まりワークW表面を掻くために、ワークW
の表面には深い傷が残ることがあった。また、ワークW
がカーボン製の円筒物であるような場合には、表面仕上
げをするためには、粗仕上げ、最終仕上げというよう
に、研磨工程を2工程設ける必要があつた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、研磨砥粒が脱落しても、脱落砥粒による深い傷
の発生を防止することや、ワークWの材質によって加工
工程が多くならないようにすることを目的にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために種々検討を重ねた結果、研磨部材16
をワークWの長手軸方向に往復動させる事によって、研
磨表面の仕上がり目がよりなめらかになるということを
見出し、この知見に基づき本発明をなすに至った。
【0008】すなわち本発明は、支持台上で調整車によ
って円筒状のワークに回転を与え、研磨部材によって前
記ワークを研磨するセンタレス研磨装置において、研磨
部材を回転軸の一方端に固着するとともに、前記回転軸
を軸方向に往復動させることを特徴としている。また、
第2の発明は、支持台上で調整車によって円筒状のワー
クに回転を与え、研磨部材によって前記ワークを研磨す
るセンタレス研磨装置において、研磨部材と前記研磨部
材を回転させる研磨部材駆動部を設置した移動台を、ワ
ークの長手方向に平行に往復動させることを特徴として
いる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面によ
って説明する。調整車と支持台及び研磨部材の関係は、
従来装置とほぼ同様である。従って、研磨部材の往復動
を中心に説明する。なお、研磨は研摩及び研削とほぼ同
様の意味として用いている。
【0010】図1は、スピンドルユニット1の断面図で
ある。図中下端に研磨部材16を回転軸10にナット1
7を用いて固定する。回転軸10には、S部にスプライ
ンまたはセレーション加工されており、伝達部材11と
噛み合うようになっている。伝達部材11は中空軸12
に嵌合されるとともにキーなどによって回転しないよう
に固定されている。中空軸12には、プーリー14が固
着され、図示していないモータなどからベルトなどを通
じて回転力が伝えられる。また、中空軸12はベアリン
グBによって回転を支えられている。
【0011】次に、回転軸10の往復動(以下、オシレ
ーションという。)の構造について説明する。回転軸1
0は伝達部材11との間で、スプラインまたはセレーシ
ョンによって摺動するとともに、プーリ14に与えられ
た回転力を伝えることができる。オシレーションの駆動
部2は、図中回転軸10の上端側に取り付けてある。
【0012】駆動部2について、図2と合わせて説明す
る。モータMの出力軸M1は、偏心スタット21に嵌着
されており、モータMの回転が偏心スタッド21に伝え
られる。偏心スタッド21の回転心から、eだけ偏心し
た位置にスタッド22が取り付けられている。この偏心
量eの2倍の距離がオシレーション量となる。スタッド
22には軸受がとりつけられて、この軸受の外側は、連
結部材23に嵌合取り付けされている。連結部材23の
他端は連結ピン24によって、回転軸10のホルダ25
に取り付けられている。ホルダ25は、内部に軸受があ
り、回転軸10の回転を受けながら、その回転を連結部
材23に伝えないようになっている。
【0013】上記したように、研磨部材16は、図示さ
れていないモータによって回転されるとともに、オシレ
ーションされる。従来は、研磨部材16は高速回転しな
がらワークWを研磨していたが、本件実施例では、高速
回転で研磨しながら、ワークWの長手方向に往復動して
いる。また、本件実施例では、研磨部材16とその回転
軸10にてオシレーションさせたが、研磨部材16を取
り付けるスピンドルユニット1と研磨部材16を駆動す
るモータとを一つの台上に配置し、この台ごとオシレー
ションさせても良い。
【0014】本件実施例では、カーボン製のゴルフシャ
フトの外周を、研磨布紙を用いて研磨した。従来と異な
る条件としては、研磨部材にオシレーションを与えた。
本件実施例のオシレーションでは、移動量を約25mm
とし、サイクル数は約120回/分として行った。従来
と比較して、研磨量も増加したが、研削目がそろってお
り、深い引っ掻き傷も入らないとう効果が得られた。オ
シレーションについては、研磨目的に合わせて移動量や
サイクル数を選択することによって、最適の条件を選択
するようにできる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のようであるので、以下の
優れた効果を有する。 (1)研磨目がより滑らかになり、面粗度が向上し、引
っ掻き傷が減るなどの効果があった。 (2)カーボン製のワークを粗仕上げ、最終仕上げの2
工程で行っていたものが、研磨目が滑らかになったこと
によって、1工程でよくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピンドルユニットの断面図である。
【図2】図1のオシレーション駆動部2の平面図であ
る。
【図3】センタレス研磨装置を示す概略図である。
【符号の説明】
1 スピンドルユニット 10 回転軸 11 伝達部材 12 中空軸 14 プーリ 2 駆動部 21 偏心スタッド 22 スタッド 23 連結部材 24 連結ピン 25 ホルダ 3 調整車ユニット 30 調整車 31 弾性手段 32 揺動支点 33ブラケット 4 支持台 S スプラインまたはセレーション部 B 軸受 M モータ M1 モータ出力軸 W ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持台上で調整車によって円筒状のワー
    クに回転を与え、研磨部材によって前記ワークを研磨す
    るセンタレス研磨装置において、 研磨部材を回転軸の一方端に固着するとともに、前記回
    転軸を軸方向に往復動させることを特徴とするセンタレ
    ス研磨装置。
  2. 【請求項2】 支持台上で調整車によって円筒状のワー
    クに回転を与え、研磨部材によって前記ワークを研磨す
    るセンタレス研磨装置において、 研磨部材と前記研磨部材を回転させる研磨部材駆動部を
    設置した移動台を、ワークの長手方向に平行に往復動さ
    せることを特徴とするセンタレス研磨装置。
JP2000108813A 2000-04-11 2000-04-11 センタレス研磨装置 Pending JP2001287140A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238302A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Mrc Composite Products Co Ltd 繊維強化プラスチック製管体の製造方法とその素管の研磨装置
CN102166732A (zh) * 2011-02-14 2011-08-31 威海三韩精密机械有限公司 磨床用回转装置

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