JP2001286739A - 膜浸漬型固液分離装置及び方法 - Google Patents

膜浸漬型固液分離装置及び方法

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JP2001286739A
JP2001286739A JP2000103755A JP2000103755A JP2001286739A JP 2001286739 A JP2001286739 A JP 2001286739A JP 2000103755 A JP2000103755 A JP 2000103755A JP 2000103755 A JP2000103755 A JP 2000103755A JP 2001286739 A JP2001286739 A JP 2001286739A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜浸漬槽に浸漬された濾過膜の薬品洗浄の効
果を高めると共に、薬品洗浄時に併発する種々のトラブ
ルを解決し、運転管理を容易にする。 【解決手段】 膜浸漬槽1Aにリンス液を供給する手段
15を設けた膜浸漬型固液分離装置。膜濾過工程終了
後、膜モジュール3A,3Bの洗浄に先立って、原水の
供給を停止するとともに膜浸漬槽1A内の液を抜き出し
た後、膜浸漬槽1Aにリンス液を供給してリンスし、そ
の後リンス液を抜き出した後、膜浸漬槽1Aに膜洗浄薬
液を供給して膜モジュール3A,3Bの薬品洗浄を行う
膜浸漬型固液分離方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性汚泥に代表さ
れる、懸濁物質(SS)濃度500mg/L以上の有機
性懸濁物を含む原水中に濾過膜を浸漬し、該濾過膜によ
り膜濾過を行って濾過水を得る膜浸漬型固液分離装置及
び方法に係り、特に、膜浸漬槽に浸漬された濾過膜の薬
品洗浄の効果を高めると共に、薬品洗浄時に併発する種
々のトラブルを解決し、運転管理を容易にする膜浸漬型
固液分離装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高濃度の有機性懸濁物質を含む原
水を直接濾過する方法として、水槽内に濾過膜を浸漬
し、外圧式で濾過を行うことが有効であることが知られ
ている。これは、この方式によれば、槽内の被濾過液の
流路を広く取ることができるため、被濾過液が濃縮され
てゲル状又はケーク状となって、被濾過液流路や膜面を
閉塞する問題を軽減できるためである。
【0003】図3(a)は、従来の膜浸漬型固液分離装
置を示す断面図であり、図3(b)は同膜浸漬槽の平面
図である。
【0004】図3において、1は膜浸漬槽であり、両側
に上下を開口する仕切り板2A,2Bを備えた膜モジュ
ール3A,3Bが、中央に浸漬されている。この仕切り
板2A,2Bは、膜モジュール3Bの下部に設けた散気
管4により、ブロワBでその内部のみを曝気し、その曝
気による上昇流を促進させるためのものである。
【0005】5は、オーバーフロー口であり、余剰の濃
縮された被濾過液をオーバーフローさせるためのもので
ある。
【0006】原水はポンプP1を備える配管11より膜
浸漬槽1に供給され、膜濾過水(透過水)は処理水とし
て配管12より取り出される。この配管12は、自吸式
ポンプP2を備え、ポンプP2の吸引側には濾過圧力測
定用の圧力計PIが、また、吐出側には流量計FIが設
けられている。
【0007】LSは液位検知計(レベルスイッチ)であ
り、3段階の液位L−1,L−2,L−3を検知する。
液位L−1は槽内液の抜き出し時に、液位L−2は薬液
の注入時に、液位L−3はポンプP2の異常停止条件に
それぞれ使用される。
【0008】13は槽内液の抜き出し用配管であり、レ
ベルスイッチLSと連動するポンプP3を備える。14
は薬液供給用の配管であり、ポンプP4を備える。な
お、ポンプP3とP4を共用し、バルブの切り換えで槽
内液の抜き出しと、薬液の供給の流路切り換えを行うこ
ともできる。
【0009】このような膜浸漬型固液分離装置では、膜
モジュール3A,3Bの濾過膜として、通常、MF(精
密濾過)膜又はUF(限外濾過)膜が用いられ、特に、
MF膜の外圧型中空糸膜又は平膜が好適に用いられる。
【0010】膜濾過工程においては、膜浸漬槽1内の被
濾過液は曝気又は攪拌手段により攪拌することで、膜面
への被濾過物質(SS)の濃縮を抑制し、膜の閉塞を軽
減する。この場合、図3の如く、膜モジュール3A,3
Bの側面付近に上下を開口した仕切り板2A,2Bを設
け、仕切り板2A,2B内部の膜モジュール3A,3B
の下部のみ曝気することで、仕切り板2A,2B内にエ
アリフトによる上昇流を生じさせる方式が多く採用され
ている。
【0011】このような形式で膜濾過を行う場合、被濾
過液のいわゆるクロスフロー流束を高く取れないことか
ら、膜の目詰まりを防止するために、膜フラックスは1
/m/day以下に設定される。また、被濾過液
流路の閉塞を防止するため、膜と膜との間隔は比較的広
く取る必要がある。従って、この結果、膜モジュールは
比較的大きな占有面積が必要となり、膜浸漬槽も比較的
大容量となる。例えば、処理水100m/dayを得
るためには、通常、膜浸漬槽1の容積は10〜50m
(例えば、図3の如く、3000mm×3800mm×
4000mm)程度必要とされる。
【0012】ところで、このような膜浸漬型固液分離装
置では、濾過膜の表面に付着したSS等を除去するため
の膜洗浄を行う必要があるが、上述の如く、膜モジュー
ル3A,3Bが大きく、膜浸漬槽1が大容量となること
から、膜の薬品洗浄には、ポンプP1を停止して原水の
流入を停止し、膜浸漬槽1内の被濾過液を配管13より
槽外に抜き出した後、洗浄薬液を配管14より膜浸漬槽
1内に導入することで、膜を膜浸漬槽1内に設置したま
ま薬品洗浄する方式が提案されている(例えば特開平1
0−309595号公報)。この場合、膜浸漬槽1内の
被濾過液は、廃液として処理したり、別の水槽に退避さ
せておいたりする。特に、活性汚泥に適用する場合に
は、前段の生物処理槽のフリーボードを高く取り、その
生物処理槽に返送する方法が多く採用されている。
【0013】この薬品洗浄中は、通常の膜濾過工程時と
同様に曝気又は攪拌手段を用いて膜面を攪拌し、膜面の
汚染物質を剥離させることが有効である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の薬品洗浄方
法を実施したところ、実用上次のような問題があること
が判明した。
【0015】〔課題1〕膜浸漬槽内から被濾過液を抜き
出したところ、水槽内に被濾過液が5%程度残留した。
この残留した被濾過液の液位(本明細書において、「液
位」とは槽底面からの高さを指す。)は約200mm程
度であり、これ以上液位を下げることは通常困難であ
る。これは、液位を感知することが難しく、また送液ポ
ンプが空気を吸い込み障害を起こす可能性があるためで
ある。即ち、槽内液の抜き出しに用いるポンプは、液を
全て吸い込み終わっても運転を続けると、いわゆる空引
きによりポンプが破損する危険があり、また破損に到ら
ない場合でも、ポンプ内部に空気溜まりができること
で、次回使用時に円滑に液を吸い込まず、起動に時間が
かかる問題がある。
【0016】更に、膜浸漬槽の底面には沈降してヘドロ
状となった懸濁物質が残留した。この残留物を除去せず
に洗浄薬液を投入し、膜面を曝気したところ、次の問題
が生じた。
【0017】(1-1) 激しい発泡が生じ、数10mg/
Lという多量の消泡剤添加が必要となった。特に、被濾
過液の残留が10%程度と多い場合には、消泡剤では発
泡を抑制しきれず、泡が水槽から溢れたため、曝気を停
止する必要が生じた。この場合、消泡剤はコストの高い
薬剤であり、また消泡剤注入設備を設ける必要が生じる
ことから、ランニングコスト、イニシャルコストが増加
する。
【0018】また、膜の洗浄薬剤には通常高濃度の苛性
ソーダを主体とした高アルカリの薬剤を用いるため、こ
れが発泡して溢れることは、作業の安全性を著しく悪化
させる。
【0019】更に、曝気を停止する必要がたびたび生じ
ることにより、膜の薬品洗浄効果が低下し、洗浄時間を
延長することが必要となる。また、発泡の状態を監視
し、曝気量を制御する必要が生じるため、運転員の負担
が増大する。この作業を自動化するためには、発泡検知
センサと、曝気量制御弁と、これらの制御回路を設置す
る必要があり、建設費が増大する。
【0020】(1-2) 活性汚泥を被濾過液としている膜
浸漬槽において、洗浄薬液として約2重量%の苛性ソー
ダと約700mg/Lの有効塩素(次亜塩素酸ソーダ)
を成分として含む溶液を使用したところ、洗浄開始直後
に有効塩素が消費され、有効塩素濃度が10mg/L以
下となった。膜の薬品洗浄に効果的な有効塩素濃度は5
00mg/L以上であり、この濃度を維持するために
は、3000mg/L相当の有効塩素を投入する必要が
あった。この量は、本来必要とする次亜塩素酸ソーダ量
の6倍に相当し、その分薬剤コストが増加した。
【0021】〔課題2〕薬品洗浄終了後、膜浸漬槽から
薬液を抜き出したところ、槽内に薬液が5%程度残留し
た。この残留物を除去せずに原水を投入し、濾過を再開
したところ、次のような問題が生じた。
【0022】(2-1) 薬液と原水が混合することで、ア
ルカリ性の薬液を使った場合は被濾過液がアルカリ性に
なり、膜を透過して得られる処理水もアルカリとなっ
た。また酸性の薬液を使った場合は被濾過液が酸性とな
り、処理水も酸性となった。このため、処理水の次のプ
ロセスへの送水又は放流を中断し、膜浸漬槽内の液を中
和する必要が生じた。このため、運転員の負担が増大
し、特に酸又はアルカリによる危険性を伴う中和作業が
必要となった。なお、中性の薬液(界面活性剤等)であ
れば、このような問題は生じないが、中性の薬液では洗
浄効果が低く、実用的でない。
【0023】(2-2) 特に、アルカリ性の薬液を用い、
被濾過液がアルカリ性となった場合には、被濾過液が激
しく発泡し、水槽から泡が溢れかけ、多量の消泡剤の添
加が必要となった。また、処理水が着色し、CODMn
も数10mg/L上昇し、後段のプロセスや、放流水質
規制によっては、放流不可能となる水質(CODMn
50mg/L)となった。
【0024】本発明は上記従来の問題点を解決し、膜浸
漬槽に浸漬された濾過膜の薬品洗浄の効果を高めると共
に、薬品洗浄時に併発する種々のトラブルを解決し、運
転管理を容易にする膜浸漬型固液分離装置及び方法を提
供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の膜浸漬型固液分
離装置は、膜浸漬槽と、該膜浸漬槽内に設けられた濾過
膜と、該濾過膜の透過水を排出する手段と、前記膜浸漬
槽に原水を供給する手段と、該原水の供給を停止する手
段と、前記膜浸漬槽内の液を槽外へ移送する手段とを備
え、有機性懸濁物を含む原水中を前記濾過膜により膜濾
過して透過水を得る膜浸漬型固液分離装置において、前
記膜浸漬槽に膜洗浄薬液を供給する手段と、前記膜浸漬
槽にリンス液を供給する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0026】本発明の膜浸漬型固液分離方法は、有機性
懸濁物を含む原水を膜浸漬槽に供給し、該膜浸漬槽内に
設けられた濾過膜を透過する透過水を処理水として取り
出す膜濾過工程と、該膜濾過工程終了後、原水の前記膜
浸漬槽への供給を停止する原水供給停止工程と、該原水
供給停止工程終了後、前記膜浸漬槽内の液を槽外へ移送
する移送工程と、該移送工程終了後、前記膜浸漬槽内に
設けられた濾過膜を洗浄する洗浄工程とを有する膜浸漬
型固液分離方法において、前記洗浄工程は、前記移送工
程後、前記膜浸漬槽にリンス液を供給して、リンスし、
その後リンス液を前記膜浸漬槽から抜き出すリンス工程
と該リンス工程終了後、前記膜浸漬槽に膜洗浄薬液を供
給して前記濾過膜の薬品洗浄を行う薬品洗浄工程とを含
むことを特徴とする。
【0027】本発明者は、薬品洗浄時に併発する前述の
種々のトラブルを解決すべく検討を重ね、これらのトラ
ブルを解決するためには、薬品洗浄に当たり、膜浸漬槽
内液の残留を極力なくすべく、すすぎを行うことが有効
であるとの知見を得た。
【0028】即ち、〔課題1〕に挙げたものは、次のよ
うな知見から、洗浄薬液を投入する前に膜浸漬槽内に残
留する被濾過液を減らすことで解決できることが判明し
た。
【0029】課題1-1における発泡は、被濾過液中の微
生物が薬剤と接触したときに発泡性の物質を出すことが
原因と考えられる。特に、菌体が薬剤によって死滅する
ことにより放出される菌体の内容物が発泡の主原因と考
えられる。膜浸漬槽中では一般に微生物が濃縮されて高
濃度になっていること、また微生物が底部に堆積してヘ
ドロ状となっていることも、この現象を促進している。
【0030】また課題1-2における有効塩素の消費も、
槽内に残留した微生物と有効塩素が反応し、塩素が消費
されているために生じていると考えられる。
【0031】従って、被濾過液や底部のヘドロと共に膜
浸漬槽内の微生物を排出し、低濃度にすることで、これ
らの問題を軽減もしくは解決することができる。
【0032】また、〔課題2〕に挙げたものは、次のよ
うな知見から薬品洗浄後、被濾過液を投入する前に、膜
浸漬槽内に残留する薬液を減らすことで解決できること
が判明した。
【0033】課題2-1における、被濾過液の酸性化又は
アルカリ化は、膜浸漬槽内に残留している薬液の酸成分
又はアルカリ成分が膜浸漬槽に投入した原水の干渉能を
上回る場合に生ずる。従って、膜浸漬槽内に残留する薬
剤を減少させることにより、このpHの変動を抑制する
ことができる。
【0034】課題2-2における問題は、被濾過液中の微
生物がアルカリにより死滅し、これが着色成分やCOD
成分になっており、またその際菌体から放出される発泡
性の物質により、被濾過液が発泡していると考えられ
る。従って、この問題も膜浸漬槽内に残留する薬液量を
低減し、pH変動を抑制することで、軽減ないし解決す
ることが可能である。
【0035】以上より、薬品洗浄に当たり、膜浸漬槽内
に残留する液をリンス液で希釈し、リンス液ごと槽外へ
抜き出すことが有効である。
【0036】本発明によれば、膜浸漬槽内液を抜き出し
た後、リンス液を供給して槽内をリンスした後薬品洗浄
を行うことにより、或いは更に好ましくは薬品洗浄後、
膜浸漬槽内の洗浄薬液を抜き出した後、リンス液を供給
して槽内をリンスした後膜濾過を再開することにより、
良好な効果を得ることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0038】図1(a)は本発明の膜浸漬型固液分離装
置の実施の形態を示す断面図であり、図1(b)は同膜
浸漬槽の平面図である。図2は本発明の膜浸漬型固液分
離装置の他の実施の形態を示す断面図である。なお、図
1,2において、図3に示す部材と同一機能を奏する部
材には同一符号を付してある。
【0039】図1に示す膜浸漬型固液分離装置は、膜浸
漬槽1Aの底面の一隅部に液溜まり部6としての凹部を
設け、槽内液の抜き出し用の吸引ポンプP3を備える配
管13の先端開口をこの液溜まり部6の底面近傍に位置
させると共に、この液溜まり部6にエアパージ式の液位
検知計(レベルスイッチ)LSを設け、更にリンス液の
供給配管15を設けた点が図3に示す従来の膜浸漬型固
液分離装置と異なり、その他は同様の構成とされてい
る。
【0040】液溜まり部6内に設ける槽内液の引き抜き
手段は、図1に示す如く、吸引ポンプP3を備える配管
13の他、水中ポンプ等の従来公知のいずれの手段でも
良いが、膜の洗浄薬品に耐性を有することが必要であ
る。
【0041】また、液溜まり部6に設ける液位検知セン
サは、従来公知のいずれの型式のものでも良いが、スカ
ムや泡の影響を受けないものが好ましい。また、液溜ま
り部6は膜浸漬槽1Aの底部にあり、ヘドロが堆積しが
ちなため、特に、常時空気を送給し、この空気の押し込
み圧により液位を検知するエアパージ式や、圧力検知式
のレベルスイッチが好ましい。その他、フリクト式のレ
ベルスイッチも好適に使用することができる。
【0042】液溜まり部6は、このような液の引抜き手
段と、液位検知センサの動作を妨げないものであれば良
く、その形状は問わないが、過度に大きいと液溜まり部
内に残留した液が障害を起こすため、通常は250〜5
00mm角程度の大きさとするのが好ましい。また、液
溜まり部6を設置する位置は、液が滞留せずに流れてい
る部分が好ましい。具体的には、曝気管5の底面投影位
置から2000mm以内、特に1000mm以内とする
のが望ましい。
【0043】また、図1に示す如く、旋回流上昇部と下
降部を仕切る仕切り板2A,2Bを設けた場合は、この
仕切り板2A,2Bの底面投影位置から1500mm以
内、特に600mm以内とするのが好ましい。
【0044】また、膜浸漬槽1Aの底面は完全に平坦で
あると、液が残留しやすくなるため、液溜まり部6に向
かって傾斜を付けることが好ましい。この傾斜の勾配は
3〜100パーミルとするのが好適であり、特に5〜2
0パーミルとするのが良い。
【0045】また、薬品洗浄に際しては、膜浸漬槽1A
内に残留する被濾過液やヘドロをできるだけ減少させる
ために、液位検知センサは膜浸漬槽1A内のなるべく下
方に設けるのが好ましく、また液位検知センサは槽内液
の引き抜き手段と連動させるのが好ましい。
【0046】リンス液としては、通常、上水、中水、工
水、処理水等の清澄な水を用いる。SSが500mg/
L以下であれば原水でも代用が可能であるが、極力清澄
な水が好ましい。
【0047】従って、リンス液供給手段には、上水、工
水等をバルブを介して配管しても良いし、必要に応じて
ポンプで昇圧した処理水を必要に応じてバルブを介して
供給するようにしても良い。リンス液は液位検知センサ
と連動し、リンス液位までリンス液を供給すると自動的
に停止するものが好ましい。この場合、リンス液供給手
段のバルブは自動弁を用いるのが好ましい。なお、リン
ス液供給手段は、薬液供給手段の配管14やポンプP4
とバルブを介して共用することもできる。また、リンス
液として原水を用いる場合には、原水供給手段を用いる
ことができ、この場合には別途リンス液供給手段を設け
ることが不要となる。
【0048】リンス液の供給手段は膜浸漬槽1Aの容量
の20%以上の水量を1時間以内に供給できるものが良
く、望ましくは20分以内に供給できるものがよい。ま
た、リンス液の供給量は、膜浸漬槽1A内に残留してい
る液量の3倍以上、特に7倍以上が好ましい。液位とし
ては、50〜700mm程度が好ましい。ただし、過剰
に投入すると、リンス液のコストが高騰したり、廃液が
増えたり、膜の洗浄工程に要する時間が長くなったりす
るため、多くとも膜浸漬槽の容量の半量以下とするのが
好ましい。膜浸漬槽内に投入した後に抜き出したリンス
液は、廃液として処理したり、原水槽に戻したり、前段
に活性汚泥処理槽がある場合には活性汚泥処理槽に投入
したりするのが良い。リンス液が薬液と混合されて希薄
な薬液となっているものは、この薬液の中和操作を行え
る工程に投入するか、膜浸漬槽内で予め中和してから排
出するのが良い。膜浸漬槽内で予め中和する場合は、水
位が低くなっているため、槽内液をポンプ循環しながら
循環ラインに中和薬剤を投入するのが好ましい。この時
に、中和を検知する計器(pH計、ORP計など)も循
環ライン中に設けておくのが好適である。循環に用いる
ポンプは、槽内液の抜き出しに用いるポンプと共有する
のが好適である。
【0049】図1に示す膜浸漬型固液分離装置におい
て、原水の膜濾過は、ブロワBによる曝気下、ポンプP
1を作動させて配管11より原水を膜浸漬槽1Aに供給
すると共に、ポンプP2により膜濾過水を処理水として
配管12を経て抜き出すことにより行われる。この膜濾
過工程後の薬品洗浄は、好ましくは次のような手順で実
施できる。
【0050】 ブロワBを停止して曝気を止めると共
に、ポンプP1及びポンプP2を停止して原水の供給と
処理水の取り出しを停止した後、ポンプP3を作動させ
て配管13より槽内液を抜き出す。この槽内液の抜き出
しに当り、本発明の膜浸漬型固液分離装置では、膜浸漬
槽1Aの底面に液溜まり部6が設けられているため、従
来に比べて相当に低い液位まで槽内液を抜き出すことが
できる。この槽内液の抜き出しはレベルスイッチLSと
の連動により、膜浸漬槽1Aの底面1aより100mm
以下にまで液位が下がるように行うのが好ましい。
【0051】 槽内液を抜き出した後は、配管15よ
りリンス液を供給して膜浸漬槽1A内に残留する槽内液
と共に配管13より抜き出す。このときの抜き出しも、
膜浸漬槽1Aの底面1aより100mm以下にまで液位
が下がるように行うのが好ましい。このようにリンス液
を供給して抜き出すことにより、槽底部のヘドロを円滑
に抜き出して、薬品洗浄への悪影響を防止することがで
きる。なお、このリンス液の供給、抜き出しは、2回以
上行っても良い。
【0052】 上記リンス後は、ポンプP4を作動さ
せて配管14より薬液を供給して薬品洗浄を行い、薬品
洗浄後、膜浸漬槽1内の薬液を配管13より抜き出す。
この薬品洗浄時は20〜100m/m/hr程度で
曝気を行うのが好ましい。
【0053】 薬品洗浄後、上記と同様にしてリン
ス液を供給し、膜浸漬槽1A内に残留する薬液と共に配
管13より抜き出す。この際、必要に応じて前述の如
く、薬液の中和を行う。このようにリンス液を供給して
薬液と共に抜き出すことにより、膜浸漬槽1A内に残留
する薬液量を著しく低減して、膜濾過工程への悪影響を
防止できる。
【0054】 上記リンス後、配管11より原水を導
入して膜濾過を再開する。この際、膜浸漬槽1Aに原水
を投入した後、曝気をしながら一定時間の経過を待っ
て、濾過を開始するのが好ましい。即ち、色度やCOD
は時間の経過と共に増加する場合があり、特に原水が活
性汚泥の場合に顕著であるが、これら着色成分やCOD
成分は、曝気を継続することにより一部を再び生物的に
分解することができる。また、洗浄薬液がアルカリであ
り、原水がアルカリ性になった場合には、曝気により大
気中の二酸化炭素が溶解し、アルカリを中和する効果が
ある。また、原水が活性汚泥であり、前段に設けた曝気
槽との間で活性汚泥を循環している場合には、拡散効果
によりpHの正常化、色度、CODの低減を図ることが
できる。ここで、待機する時間としては30分〜1週間
程度が好ましく、特に1時間〜1日間が好ましい。特
に、他の処理槽との間に循環を行っている場合には、循
環水量に対する膜浸漬槽の滞留時間が1〜6倍、特に2
〜3倍が好ましい。
【0055】なお、図1に示す膜浸漬型固液分離装置及
び上記薬品洗浄手順は、本発明の実施の形態の一例であ
って、本発明はその要旨を超えない限り、何ら上記のも
のに限定されない。例えば、液溜まり部の形状や位置等
に特に制限はなく、図2に示す如く、膜浸漬槽1Bの底
面を傾斜面として液溜まり部6Aを形成することもでき
る。また、この液溜まり部は必ずしも必要とされず、図
3に示すような膜浸漬型固液分離装置で本発明を実施し
てもよい。しかし液溜まり部を設けた膜浸漬型固液分離
装置を採用することにより、薬品洗浄工程の前後の膜浸
漬槽内液の抜き出しに際して、ポンプの空引きを防止し
て、水深200mm以下までに槽内液を引き抜くことが
できるようになるため、膜浸漬槽内の残留液を極く少量
とすることができるため、残留液に起因するトラブルを
より一層確実に防止して良好な薬品洗浄効果を得ると共
に、薬品洗浄後の膜濾過工程の再開時における前述のト
ラブルを防止することができ、好ましい。
【0056】また、上記薬品洗浄手順のうち、のリン
ス工程は必ずしも必要とされず、これを省略しても良い
が、この薬品洗浄後のリンス工程も採用することにより
薬品洗浄工程後の膜浸漬槽内液の残留をも防止して、良
好な薬品洗浄効果を得ると共に、薬品洗浄後の膜濾過工
程の再開時における前述のトラブルを防止することがで
き、好ましい。
【0057】
【実施例】以下に比較例及び実施例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
【0058】比較例1 曝気槽(容量380m)1槽と、図3に示す従来の膜
浸漬槽(容量45m)3槽により、処理水量約300
/dayで膜式活性汚泥処理を行っている系におい
て、膜の薬品洗浄を行った。曝気槽から各膜浸漬槽へ
は、約750m/dayの活性汚泥をポンプで送液
し、膜浸漬槽からは約650m/dayの活性汚泥を
オーバーフローさせて曝気槽へ返送した。
【0059】膜浸漬槽のうちの1槽(仮にA槽とする)
への活性汚泥送液を一時停止し、次の手順で薬品洗浄を
行った。
【0060】まず、A槽内にある活性汚泥を自吸式スラ
リーポンプ(以下、「薬洗用ポンプ」と称す。)を用い
て抜き出し、曝気槽へ投入した。この工程はA槽下方に
設けられたフリクト式レベルスイッチが水位低を検知す
ることで自動停止させており、動作自体は問題なかった
が、底部に300mm程度、活性汚泥が抜き出せずに残
留した。
【0061】汚泥が残留したまま、A槽に苛性ソーダ2
重量%、有効塩素濃度1000mg/L(次亜塩素酸ソ
ーダを使用)からなる膜洗浄薬液を投入し、65m
/hrで曝気を開始したところ、30分程度で泡の
高さが2m以上となり、水槽のヘリより泡が溢れ始めた
ため、曝気を一時停止し、消泡剤を10mg/L相当投
入した。この後、曝気を再開したが、再び30分程度で
水槽のヘリまで泡が盛り上がり、再び曝気を停止した。
この後、50mg/L相当まで消泡剤を投入しても、発
泡を抑制することができなかった。
【0062】このため、曝気量を膜設置部底面積当たり
30m/m/hr以下まで低減し、洗浄を継続した
が、間欠的に曝気を中断し、泡が水槽から溢れるのを抑
制する必要があった。
【0063】また、洗浄薬液の有効塩素濃度を測定する
と、10mg/L以下まで低下していたため、再度有効
塩素濃度2000mg/L相当の次亜塩素酸ソーダを投
入し、30分後に再び残留塩素濃度を測定したところ、
約700mg/Lであった。この後も徐々に有効塩素濃
度は低下したが、洗浄終了時も500mg/L以上を保
つことができた。
【0064】このようにして計16時間薬品洗浄を行っ
たが、洗浄終了後も膜面への汚泥ケークの付着が認めら
れ、濾過差圧の回復率は新膜の80%程度であった。
【0065】洗浄終了後は曝気を停止し、A槽内の薬液
を薬洗ポンプで抜き出し、再びフリクト式レベルスイッ
チで自動停止させたところ、槽底部にはやはり300m
m程度の薬液が残留した。
【0066】A槽内に薬液が残留したまま、曝気槽から
活性汚泥の供給を再開し、再びA槽からオーバーフロー
するレベルに達した後、膜濾過を再開したところ、膜透
過水のpHが12付近に達しており、液は茶色に着色
し、CODMnは60mg/L程度となった。このた
め、濾過を停止し、活性汚泥の供給とオーバーフローの
み3時間程度継続した。その後に膜濾過を再開したとこ
ろ、膜透過水のpHは7.6となり、着色はわずかとな
り、CODMnは20mg/L程度となった。なお、曝
気槽では自動制御によるpHコントロールを行った。
【0067】比較例2 比較例1において、A槽として図1に示す膜浸漬槽1A
を用いて同様の操作を行った。この液溜まり部6は40
0mm×400mm×400mmの大きさであり、散気
管4の底面投影位置から700mm、仕切り板2Bの底
面投影位置から400mmの位置に設けられている。
【0068】この膜浸漬槽では、400mm角の液溜ま
り部6の下端から100mmの位置に、吸引ポンプP3
の吸引側に連通するパイプ13の先端開口を配置し、こ
の下端から350mmの位置にフリクト式レベルスイッ
チLSを設置し、吸引ポンプP3と連動させた。
【0069】この結果、活性汚泥は槽底部1aから50
mm以下まで抜き出すことができ、薬品洗浄時の発泡も
激減した。ただし、消泡剤は10mg/L程度添加する
方が好ましかった。また、有効塩素濃度も、初期濃度1
000mg/Lに対し、投入直後600mg/L、洗浄
終了時400mg/Lであった。
【0070】また、曝気量は削減する必要がなく、65
/m/hr程度でも問題がなかった。
【0071】この状態で16時間薬品洗浄を行ったとこ
ろ、膜面に付着している汚泥ケークはほぼ全て剥離し、
差圧は新膜の90%強まで回復した。
【0072】薬品洗浄後、槽内の薬液を吸引ポンプP3
により抜き出し、フリクト式レベルスイッチLSと連動
して停止させたところ、底部から50mm以下まで薬液
を抜き出すことができた。
【0073】その後、活性汚泥の投入を開始し、膜浸漬
槽1Aからオーバーフローし始めたのを確認してから膜
濾過を開始したところ、膜透過水のpHは8.4であ
り、放流可能であった。ただし、やや着色が認められ、
CODMn値は35mg/Lまで上昇した。
【0074】実施例1 比較例2において、薬品洗浄の前後で、原水を用いるリ
ンス工程を行ったこと以外は同様にして操作を行った。
【0075】即ち、膜浸漬槽から活性汚泥を抜き出した
後、約300mmの液位となるまでリンス水として原水
を投入し、再び50mmの位置まで抜き出した。原水の
流量は約10m/hrとし、約20分間で供給した。
その後に膜浸漬槽内から抜き出したリンス用原水は曝気
槽に返送した後、薬液を供給した。なお、原水はBOD
800mg/L、SS150mg/L、ノルマルヘキサ
ン抽出物質50mg/L程度の水質であった。原水を抜
き出した後の状況は、比較例2とほぼ同様であったが、
水槽底面を目視したところ、ヘドロの排出状況が良好だ
った。また、薬液投入直後の有効塩素濃度は約750m
g/L、洗浄終了後は約550mg/Lであったことか
ら、比較例2よりも良好であると判断された。
【0076】薬品洗浄終了後、薬液を抜き出し、再度原
水を300mmの水位まで投入し、残留していた薬液と
混ざった原水を50mmの水位まで抜き出した。このと
きの薬液混じりの原水は、曝気槽の前段にある500m
容量の原水槽へ排出した。
【0077】その後、膜浸漬槽への活性汚泥の投入を開
始し、オーバーフローを待って膜濾過を開始したとこ
ろ、膜透過水のpHは7.6であった。曝気槽の活性汚
泥のpHが7.4であったため、pHの上昇は0.2程
度に抑制されたことが分った。この膜透過水のCOD値
は20mg/L程度であり、有意な着色は認められなか
った。なお、通常時の膜透過水のCOD値は15〜20
mg/L程度であるので、薬品洗浄による膜透過水の水
質の悪化は殆どないと判断された。
【0078】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の膜浸漬型固
液分離装置及び方法によれば、次のような効果のもと
に、膜浸漬型固液分離装置における膜の薬品洗浄を容易
な操作で低コストにて効率的に行うことができ、良好な
薬品洗浄効果を得ることができる。 膜の薬品洗浄時、更には薬品洗浄後の膜濾過工程再
開時の発泡を抑制できる。 により、薬品洗浄時に曝気を停止する必要がなく
なり、効率的な薬品洗浄を行える。 薬剤使用量を低減できるため薬品洗浄コストを削減
できる。 薬品洗浄後のリンス工程を採用した場合には、膜濾
過工程再開時の水質悪化が防止され、膜濾過工程再開
後、早期に処理水を採水することができる。
【0079】このような本発明の膜浸漬型固液分離装置
及び方法は、活性汚泥等の微生物を含有する水、有機廃
水を凝集処理した水、タンパク質やデンプン等の有機懸
濁物質を含有する水等の処理に有効であり、特に活性汚
泥を対象として濾過操作を行っている装置に適用するこ
とにより著しく良好な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の膜浸漬型固液分離装置の
実施の形態を示す断面図であり、図1(b)は同膜浸漬
槽の平面図である。
【図2】本発明の膜浸漬型固液分離装置の他の実施の形
態を示す断面図である。
【図3】図3(a)は、従来の膜浸漬型固液分離装置を
示す断面図であり、図3(b)は同膜浸漬槽の平面図で
ある。
【符号の説明】
1,1A,1B 膜浸漬槽 2A,2B 仕切り板 3A,3B 膜モジュール 4 曝気管 5 オーバーフロー口 6,6A 液溜まり部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膜浸漬槽と、 該膜浸漬槽内に設けられた濾過膜と、 該濾過膜の透過水を排出する手段と、 前記膜浸漬槽に原水を供給する手段と、 該原水の供給を停止する手段と、 前記膜浸漬槽内の液を槽外へ移送する手段とを備え、有
    機性懸濁物を含む原水中を前記濾過膜により膜濾過して
    透過水を得る膜浸漬型固液分離装置において、 前記膜浸漬槽に膜洗浄薬液を供給する手段と、前記膜浸
    漬槽にリンス液を供給する手段とを備えたことを特徴と
    する膜浸漬型固液分離装置。
  2. 【請求項2】 有機性懸濁物を含む原水を膜浸漬槽に供
    給し、該膜浸漬槽内に設けられた濾過膜を透過する透過
    水を処理水として取り出す膜濾過工程と、 該膜濾過工程終了後、原水の前記膜浸漬槽への供給を停
    止する原水供給停止工程と、 該原水供給停止工程終了後、前記膜浸漬槽内の液を槽外
    へ移送する移送工程と、 該移送工程終了後、前記膜浸漬槽内に設けられた濾過膜
    を洗浄する洗浄工程とを有する膜浸漬型固液分離方法に
    おいて、 前記洗浄工程は、前記移送工程後、前記膜浸漬槽にリン
    ス液を供給してリンスし、その後リンス液を前記膜浸漬
    槽から抜き出すリンス工程と該リンス工程終了後、前記
    膜浸漬槽に膜洗浄薬液を供給して前記濾過膜の薬品洗浄
    を行う薬品洗浄工程とを含むことを特徴とする膜浸漬型
    固液分離方法。
  3. 【請求項3】 前記薬品洗浄工程後、前記膜浸漬槽内の
    膜洗浄薬液を抜き出し、次いで、該膜浸漬槽にリンス液
    を供給してリンスし、その後、リンス液を抜き出した
    後、該膜浸漬槽への原水の供給を再開して膜濾過工程を
    開始することを特徴とする請求項2に記載の膜浸漬型固
    液分離方法。
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JP2010253355A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 膜分離活性汚泥処理装置
CN113181773A (zh) * 2021-04-25 2021-07-30 蒲城清洁能源化工有限责任公司 一种超滤水处理的顺序控制方法

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