JP2001285312A - 長距離データ伝送方式とそれを用いたatm交換機 - Google Patents

長距離データ伝送方式とそれを用いたatm交換機

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JP2001285312A
JP2001285312A JP2000099252A JP2000099252A JP2001285312A JP 2001285312 A JP2001285312 A JP 2001285312A JP 2000099252 A JP2000099252 A JP 2000099252A JP 2000099252 A JP2000099252 A JP 2000099252A JP 2001285312 A JP2001285312 A JP 2001285312A
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transmission
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lsi
clock
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Katsunori Hirano
克典 平野
Shuji Kikuchi
修司 菊地
Masumi Fukano
真純 深野
Mitsukuni Yokota
光邦 横田
Masao Nakayama
正雄 中山
Takayuki Sugano
隆行 菅野
Makoto Matsuoka
誠 松岡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気ケーブルを伝送線路として、伝送線路の
損失による信号の劣化をなくし、かつ低コストで高速で
かつ長距離のデータ伝送を実現する。 【解決手段】 送信側LSI1からは、電気ケーブル3
A,3Bでシリアルデータとともにクロックを高速並送
させる。電気ケーブル3A,3Bでは、数m毎に、中継
バッファ4を設け、この中継バッファ4で伝送されてき
たシリアルデータやクロックをバッファリングなどして
伝送線路の損失による波形歪みを補正する。また、中継
バッファ4には、電気ケーブル3Cを介して電源を供給
する。受信側LSI5では、受信したクロックを用い、
伝送されたシリアルデータを受信側フリップフロップ6
に取り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルデータ
の高速伝送に係り、通信における伝送装置やATM交換
機などの電子装置に適用可能な長距離データ伝送方式と
これを用いたATM交換機に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI(Large Scale Integrated:大規
模集積回路)間のディジタルデータ伝送方式の一従来例
が特開平7−15405号公報に記載されており、図8
はかかる従来例を示すものであって、送信されるデータ
にクロックを並送させるものである。
【0003】同図において、送信側LSI1では、最終
段フリップフロップ2で内部論理回路33からのデジタ
ルデータのリタイミングが行なわれ、デジタルデータを
リタイミングしたクロックがデジタルデータに並送させ
て出力される。ここで、伝送距離が数十m(メートル)
と長い場合には、電気/光変換回路34で電気信号が光
信号に変換され、光ケーブル35で伝送する。
【0004】伝送された光信号は光/電気変換回路36
で電気信号に変換され、受信側LSI5に供給される。
受信側LSI5では、受信されたデジタルデータがこの
デジタルデータに並送させたクロックで受信側フリップ
フロップ6に取り込まれ、内部論理回路37に供給され
る。
【0005】以上のようにして、長距離伝送では、電気
/光変換回路,光/電気変換回路及び光ケーブルを用いた
光伝送が一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ネットワークの高速
化,広帯域化への発展により、高速/広帯域ISDN(I
ntegrated Services Digital Network)の需要が拡大し
ている。高速/広帯域ISDNを可能にするATM(Asy
nchronous Transfer Mode:非同期転送モード)交換方
式においても、複数のATM端末からの信号の切り換え
を行なうATM交換機の大容量・高速化が必須である。
【0007】装置を大容量化し、かつ装置規模の増大な
く装置の小型化を実現するには、装置に適用するLSI
当たりの論理規模を増大化することが必須である。その
ためには、高集積が可能なCMOS(Complementory Met
al Oxide Semiconductor)LSIを適用して装置を構成
する必要がある。
【0008】また、ATM交換機では、各ユニット毎に
異なるクロック源を持つため、ユニット間のデータ伝送
はクロックを並送させる方式が一般的である。このと
き、LSIや基板,バックボードのピン数が不足するこ
とにより、デジタルデータをP/S(パラレル/シリア
ル)変換してデータ伝送を行なう。シリアル変換された
データ伝送は高速伝送が要求される。例えば、4:1の
P/S変換回路によってピン数を低減した場合、シリア
ルデータはパラレルデータ時の4倍の伝送速度が要求さ
れる。
【0009】さらに、装置においては、ユニット内の高
速伝送のほかに、ユニット間の伝送を行なう必要がある
ため、数十mの伝送距離の高速伝送を行なう必要があ
る。
【0010】以上のように、ATM交換機においては、
高集積可能なCMOSゲートアレイを用いて数十mの高
速伝送を行なうことが装置実現における重要課題とな
る。
【0011】伝送速度及び伝送距離を制限する要因とし
ては、LSI内外の配線長差によるデータ毎のスキュ
ー,データのパターン依存性ジッタ,伝送線路での波形
劣化などである。これら要因によってタイミングマージ
ンが減少され、長距離の高速伝送を行なうことが困難で
ある。
【0012】上記従来例では、伝送線路での波形劣化を
低減するために、CMOSゲートアレイに加えて、光/
電気変換回路,電気/光変換回路及び光ケーブルを使用
し、電気信号を光信号に変換して信号を伝送する。光ケ
ーブルは電気ケーブルに比べて信号の損失が少なく、数
十m以上の伝送が可能である。しかしながら、光伝送を
行なうための電気/光変換回路や光/電気変換回路,光ケ
ーブルは部品コストが高く、電気ケーブルの数十倍であ
る。大容量ATM交換機においては、複数のATM端末
からのデータを交換するため、かかる変換回路を膨大に
必要とするため、装置コストが増大してしまう問題があ
る。
【0013】また、装置コストが低減できる電気ケーブ
ル伝送では、伝送線路の損失が大きいため、数mの伝送
距離が限界であり、ユニット間伝送が困難である。
【0014】本発明の目的は、かかる問題を解消し、長
距離のデータ伝送を高速かつ低コストで実現可能とした
長距離データ伝送方式とそれを用いたATM交換機を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、伝送線路の数m毎にバッファ手段を設
け、該バッファ手段で伝送線路の損失による波形劣化を
補正することにより、電気ケーブルを用いて長距離のデ
ータ伝送を可能とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明の長距離データ伝送方式の
一実施形態を示す構成図であって、1は送信側LSI、
2は最終段のフリップフロップ、3A〜3Dは電気ケー
ブル、4は中継バッファ、5は受信側LSI、6は受信
側フリップフロップである。
【0017】この実施形態も、先の従来例と同様、LS
I間でのデータ伝送は、伝送するデジタルデータにクロ
ックを並送させるクロック並送方式である。
【0018】図1において、送信側LSI1では、最終
段フリップフロップ2でデジタルデータDATA nのクロッ
クCLKへのリタイミングを行ない、デジタルデータDATA
nのリタイミングに用いたクロックCLKをデジタルデータ
DATA nに並送させて出力する。出力されたデジタルデー
タDATA nとクロックCLKとは夫々電気ケーブル3A,3
Bで伝送される。ここで、電気ケーブル3A,3Bの長
さは数mであり、この距離であれば、伝送が可能であ
る。なお、ここでは、1個のデジタルデータDATA nだけ
を示しているが、1以上のデジタルデータであればよ
い。
【0019】この実施形態では、電気ケーブル3A,3
Bを用いながら伝送距離を延長するために、中継バッフ
ァ4を用い、ここで信号を一旦バッファリングする。こ
れにより、数m(メートル)の電気ケーブル3A,3B
での損失による波形劣化が補正される。
【0020】中継バッファ4はデジタルIC(集積回
路)であるため、これを動作させるためには、電源電圧
及びグランド(接地)が必要である。そのため、電源電
圧を供給するための電源線とグランド線を夫々、デジタ
ルデータやクロックと同様に、電気ケーブル3C,3D
で並送させる。これにより、中継バッファ4で信号をバ
ッファリングできる。中継バッファ4は数mの電気ケー
ブル3A,3B毎に設け、これにより、電気ケーブル3
A,3Bによる数十mのデータ伝送が可能になる。
【0021】受信側LSI5では、受信側フリップフロ
ップ6で、伝送されたデジタルデータDATA nを、これと
並送させたクロックCLKで取り込みを行なう。中継バッ
ファ4は、電気ケーブル3Cを介して電源の供給を受け
るため、装置内での配置制限を受けることなく、電気ケ
ーブル3A,3Bと同様に自由に引き回しが可能であ
る。
【0022】なお、伝送するデジタルデータがパラレル
データである場合、送信側LSI1で図示しないP/S
(パラレル/シリアル)変換回路によってこれをシリアル
データに変換し、このシリアルデータを最終的にフリッ
プフロップ2でリタイミングして電気ケーブル3Aに出
力する。この場合、このシリアルデータの電気ケーブル
3Aでの伝送速度は、パラレルデータの転送速度よりも
高速とする。例えば、N:1(但し、Nは2以上の整
数)のP/S変換回路でパラレルデータをシリアルデー
タに変換した場合には、このシリアルデータの電気ケー
ブル3Aでの伝送速度をパラレルデータの転送速度のN
倍とする。受信側LSI5では、図示しないS/P(シ
リアル/パラレル)変換回路により、受信したこのシリア
ルデータをパラレルデータに戻す。
【0023】図2は図1における中継バッファ4の一具
体例を示す構成図であって、7はバッファである。
【0024】同図において、この具体例は、バッファ7
のみで構成されている。電気ケーブル3A,3Bを通し
て送られてきたデジタルデータDATA 0,1,……,n と
クロックCLK は夫々、中継バッファ4でバッファ7によ
りバッファリングされ、再び電気ケーブル3A,3Bを
通して伝送される。
【0025】ここで、クロックCLKは、デジタルデータD
ATA 0〜nの周波数の2倍である実クロック、またはデジ
タルデータDATA 0〜nの周波数に等しい周波数(実クロッ
クの1/2の周波数)の2分周クロックのどちらでもよ
い。通常、デジタルデータDATA 0〜nはNRZ(Not Ret
urn to Zero)であり、クロックはRZ(Return to Zer
o)であるため、送信側LSI1(図1)でのデジタル
データのリタンミングや受信側LSI5(図1)でデジ
タルデータを取り込むためのクロックCLKの周波数はデ
ジタルデータDATA 0〜nの周波数の2倍である。そのた
め、この周波数でクロックCLK(即ち、実クロック)を伝
送しようとすると、このクロックCLKの伝送線路3Bで
は、データ伝送速度の2倍の周波数帯域が必要である。
【0026】しかし、デジタルデータと並送するクロッ
クCLKを2分周して2分周クロックとすることにより、
このクロックCLKをデジタルデータDATA 0〜nと同じ周波
数とすることができ、クロックの伝送線路3Bでの周波
数帯域を実クロックの場合の半分にすることができる。
かかる2分周クロックCLKをデジタルデータDATA 0〜nと
並送させる場合には、図1において、送信側LSI1で
最終段フリップフロップ2に供給するクロックCLK を2
分周して電気ケーブル3Bに出力し、受信側LSI5で
は、受信した2分周クロックを2逓倍して受信側フリッ
プフロップ6に供給する。
【0027】図3は図1における中継バッファ4の他の
具体例を示す構成図であって、7A,7Bはバッファ、
8はD型のフリップフロップである。
【0028】同図において、この具体例はバッファ7
A,7Bとフリップフロップ8とで構成されるものであ
る。電気ケーブル3A,3Bを通して送られてきたデジ
タルデータDATA 0,1,……,n とクロックCLKは夫々、
中継バッファ4に供給される。この中継バッファ4で
は、これらデジタルデータDATA 0,1,……,n が、バ
ッファ7Aでバッファリングされた後、フリップフロッ
プ8でクロックCLKでリタイミングされ、さらに、バッ
ファ7Bでバッファリングされて次の電気ケーブル3A
に出力される。デジタルデータDATA 0,1,……,nと並
送されたクロックCLKは、バッファ7Aでバッファリン
グされた後、フリップフロップ8に供給されるととも
に、さらにバッファ7Bでバッファリングされて次の電
気ケーブル3Aに出力され、デジタルデータDATA 0,
1,……,nと並送される。
【0029】これにより、デジタルデータDATA 0,1,
……,n は伝送線路での損失が補正されるとともに、こ
れらデジタルデータDATA 0,1,……,nの伝送線路間の
長さの差によるデジタルデータDATA 0,1,……,n間の
位相差、即ち、スキューの補正を行なうことができる。
ここでは、中継バッファ4でクロックを用いることか
ら、このクロックCLKは実クロックでデジタルデータDAT
A 0,1,……,nと並送される。
【0030】図4は図1における中継バッファ4のさら
に他の具体例を示す構成図であって、9は2逓倍回路、
10は2分周回路であり、図3に対応する部分には同一
符号を付けて重複する説明を省略する。
【0031】同図において、この具体例は、デジタルデ
ータDATA 0,1,……,nと並送するクロックCLKを2分
周クロックとするものである。送信側LSI1(図1)
で2分周されて電気ケーブル3Bを伝送されてきたクロ
ックCLKは、中継バッファ4において、バッファ7Aで
バッファリングされた後、2逓倍回路9で2逓倍されて
実クロックに変換され、デジタルデータDATA 0,1,…
…,nをリタイミングするためのフリップフロップ8に
供給される。また、2逓倍回路9からの実クロックは2
分周回路10で2分周され、2分周クロックとしてのク
ロックCLK が生成されてバッファ7Bでバッファリング
され、次の電気ケーブル3Bに出力されてデジタルデー
タDATA 0,1,……,nと並送される。この2分周クロッ
クCLKは、受信側LSI5(図1)で2逓倍される。
【0032】この具体例においても、デジタルデータDA
TA 0,1,……,n と並送されるクロックCLKを2分周ク
ロックとして、図3に示した具体例と同様の効果が得ら
れる。
【0033】なお、図4において、前段の電気ケーブル
3Bで送られてきたクロックCLKを次の電気ケーブル3
Bに出力する場合には、バッファ7Aでバッファリング
された2分周クロックのクロックCLK を直接バッファ7
Bに供給するようにしてもよい。この場合には、2分周
回路10を省くことができる。
【0034】図5(a),(b)は夫々図4における2
逓倍回路9の具体例を示す構成であって、11はPLL
(Phase Locked Loop)回路、12は比較回路、13は
LPF(ローパスフィルタ)、14はVCO(電圧制御
型発振器)、15は2分周回路、16は遅延回路、17
はExOR(排他的論理和)回路である。
【0035】図5(a)に示す2逓倍回路9はPLL回
路11によるものであって、位相比較器12,ローパス
フィルタ13,VCO14及び2分周回路15がPLL
回路11を構成している。かかる構成のPLL回路11
において、VCO14が2分周クロックとしての入力ク
ロックCLK の2倍の周波数で発振しており、その出力が
実クロックCLK として出力されてフリップフロップ8
(図4)に供給されるとともに、2分周回路15(例え
ば、立上りまたは立下がりエッジでトリガーされるフリ
ップフロップ)で2分周され、位相比較回路12で入力
クロックCLK と位相比較される。位相比較回路12の出
力はLPF13を介してVCO14に供給され、VCO
14の発振周波数が制御される。これにより、VCO1
4からは、入力クロックCLKに位相が同期した実クロッ
クCLKが得られる。
【0036】図5(b)に示す2逓倍回路9は遅延回路
16とExOR回路17とから構成された微分回路によ
るものである。かかる微分回路において、入力される2
分周クロックCLK は、一方では、ExOR回路17に直
接供給されるとともに、他方では、遅延回路16でこの
入力クロックCLKの1/4周期分遅延された後、ExOR
回路17に供給される。これにより、ExOR回路17
からは、入力クロックCLK が2逓倍された実クロックCL
K が得られる。
【0037】図6は図1における中継バッファ4を内蔵
した電気ケーブル3A〜3Dの一構造例を示す斜視図で
あって、18は電気ケーブル群、19は基板、20はコ
ネクタであり、図1に対応する部分には同一符号を付け
て重複する説明は省略する。
【0038】同図において、電気ケーブル群18は、図
1〜図4で示したような1または複数のデジタルデータ
DATA 1〜n を伝送する電気ケーブル3AやクロックCLK
を伝送する電気ケーブル3B、中継バッファ4を動作さ
せるための電源線3C及びグランド線3Dを含むもので
ある。中継バッファ4はデジタルIC化されて基板19
上に搭載されており、コネクタ20によって電気ケーブ
ル群18と接続されている。
【0039】上記のように、デジタルIC化された中継
バッファ4は、電気ケーブル3Cによって電源電圧の供
給を受けることができるため、電気ケーブル群18と一
体とすることができる。これにより、装置内での配置制
限なく、自由にケーブル引き回しが可能である。
【0040】以上のように、この第1の実施形態では、
数mの電気ケーブル毎に中継バッファを設けてデジタル
データやクロックをバッファリングすることにより、電
気ケーブルを用いてデジタルデータの伝送距離を延長す
ることができ、電気ケーブルによる長距離のデータ伝送
を実現できる。
【0041】図7は本発明による長距離データ伝送方式
を用いたATM交換機の一実施形態を示す構成図であっ
て、3は伝送線路、21は入出力LSI(回線インター
フェヘス部)、22はS/P(シリアル/パラレル)変換
回路、23は内部論理回路、24はP/S(パラレル/シ
リアル)変換回路、25はS/P変換回路、26はP/S
変換回路、27はATM端末、28は回線対応部、29
はATMスイッチLSI(スイッチ部)、30はS/P
変換回路、31はスイッチ部、32はP/S変換回路で
ある。
【0042】この実施形態は、高速でかつ長距離データ
伝送を可能にしたATM交換機に適用したものとしてい
る。上記のように、ATM交換機では、高速かつ広帯域
ISDNへ対応するために、装置の大容量化が求められ
ている。
【0043】図7において、この実施形態では、まず、
複数のATM端末27から音声や映像などの情報がセル
と呼ばれる固定長53バイトのデータのかたまりに分割
されて送信される。このデジタルデータは回線対応部2
8で回線対応のフォーマットのシリアルデータに変換さ
れて伝送線路3を伝送される。ATMスイッチLSI2
9に対するインターフェースとしての入出力LSI21
では、伝送されてきたかかるデジタルデータがS/P変
換回路22でパラレルデータに変換され、内部論理回路
23でセル毎に1または複数の空き伝送線路を使用する
ように分配される。セルから分配された各デジタルデー
タはP/S変換回路24でシリアルデータに変換され、
使用される伝送路3で並送される。ATMスイッチLS
I29では、1または複数の伝送線路で送られてきた同
一セルのデジタルデータが、夫々S/P変換回路30で
パラレルデータに変換された後、スイッチ部31によ
り、そのセル内部の宛先ヘッダ情報に基づいて専用ハー
ドウェアで高速にスイッチング(交換)される。即ち、
自己ルーティングを行なう。交換されたセルのデジタル
データは夫々、1または複数の伝送線路3で伝送すべ
く、P/S変換回路32でシリアルデータに変換されて
その伝送路3で伝送される。入出力LSI21では、A
TMスイッチLSI29から送られてきた同一セルのデ
ジタルデータが、S/P変換回路25でパラレルデータ
に変換された後、内部論理回路23で1つのセルに組み
立てられ、P/S変換回路26でシリアルデータに変換
された後、1つの伝送線路3を伝送される。この伝送さ
れたセルは、回線対応部28で変換された後、目的とす
るATM端末27で受信される。
【0044】かかるATM交換機の装置内において、L
SI間(入出力LSI21とATMスイッチLSI29
との間)のデータ伝送(これは、入出力LSI21がA
TMスイッチLSI29のインターフェースをなすもの
であるから、ユニット内伝送であって、伝送距離は短
い)は、基板やバックボード,ケーブルを使用した伝送
線路3を介して行なわれる。個々の回線を大容量化する
には、デジタルデータを並列に伝送して並列データ本数
を増やせばよいが、装置規模の増大化及びLSIや基
板,バックボードのピン数不足といった問題がある。そ
のために、データ線当たりの伝送速度を高速化し、さら
に、P/S変換回路24,32などを用いてシリアルデ
ータ伝送を行ない、データの信号本数を低減する。シリ
アル変換されたデジタルデータは高速伝送が要求され、
このシリアル伝送の伝送速度が個々の回線の大容量化を
決定する。
【0045】また、大容量化に加えて、装置の小型化が
求められている。装置の小型化には、LSI当たりの回
路規模が必須であるため、入出力LSI21やATMス
イッチLSI29では、高集積可能なCMOSゲートア
レイを用いる。
【0046】さらに、回線対応部28と入出力LSI2
1との間では、ユニット間伝送のため、数十mという長
い伝送距離が要求される。このため、従来では、光イン
タコネクトICと光ケーブルとを使用して光伝送を行な
う。しかし、上記のように、光インタコネクトICは部
品コストが高いため、電気ケーブルによる長距離データ
伝送が必要になる。
【0047】そこで、ユニット間の伝送線路3において
は、先の第1の実施形態のように、電気ケーブルを用
い、この電気ケーブルの数m毎に中継バッファを設けて
バッファリングすることにより、伝送距離を延長するこ
とができ、これにより、電気ケーブルによる長距離デー
タ伝送を実現できる。そして、電気ケーブルによるユニ
ット間伝送が可能となるため、装置の低コスト化が実現
できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
電気ケーブルの数m毎に中継バッファを設けてバッファ
リングするものであるから、電気ケーブルを用いてデジ
タルデータの伝送距離を延長することができ、電気ケー
ブルによるデジタルデータの長距離伝送を実現できる。
【0049】また、本発明によると、デジタルIC化し
た中継バッファの電源供給を電気ケーブルを介して受け
るため、電源供給のための電気ケーブルをデジタルデー
タ伝送のための電気ケーブルと一体とすることができ、
これにより、装置内での配置の制限なく、自由にケーブ
ル引き回しが可能となる。
【0050】さらに、本発明によると、デジタルデータ
の長距離伝送を必要とするATM交換機に対しても、電
気ケーブルを用いて、大容量でかつ低コスト化しが実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による長距離データ伝送方式の一実施形
態を示す構成図である。
【図2】図1における中継バッファの一具体例を示す構
成図である。
【図3】図1における中継バッファの他の具体例を示す
構成図である。
【図4】図1における中継バッファのさらに他の具体例
を示す構成図である。
【図5】図4における2逓倍回路の具体例を示す構成図
である。
【図6】図1における中継バッファ4を内蔵した電気ケ
ーブルの一構造例を示す斜視図である。
【図7】本発明による長距離データ伝送方式を用いたA
TM交換機の一実施形態を示す構成図である。
【図8】従来の伝送方式の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 送信側LSI 2 送信側の最終段フリップフロップ 3A〜3D 電気ケーブル 4 中継バッファ 5 受信側LSI 6 受信側フリップフロップ 7,7A,7B バッファ 8 フリップフロップ 9 2逓倍回路 10 2分周回路 11 PLL回路 12 位相比較器 13 LPF 14 VCO 15 2分周回路 16 遅延回路 17 ExOR回路 18 電気ケーブル群 19 基板 20 コネクタ 21 入出力LSI 22 S/P変換回路 23 内部論理回路 24 P/S変換回路 25 S/P変換回路 26 P/S変換回路 27 ATM端末 28 回線対応部 29 ATMスイッチLSI 30 S/P変換回路 31 スイッチ部 32 P/S変換回路 33 回線対応部 34 ATM端末
フロントページの続き (72)発明者 深野 真純 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信システム事業本部内 (72)発明者 横田 光邦 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信システム事業本部内 (72)発明者 中山 正雄 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信システム事業本部内 (72)発明者 菅野 隆行 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信システム事業本部内 (72)発明者 松岡 誠 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信システム事業本部内 Fターム(参考) 5K028 AA00 AA01 BB08 DD04 NN31 PP11 SS06 SS16 5K030 GA01 HA10 JL03 JL04 KA02 5K046 AA01 BB05 CC15 CC16 KK06 KK12 PP02 PS36 PS41 5K047 BB16 BB17 GG01 LL04 LL05 9A001 BB04 CC02 HH34 KK56

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個(但し、nは1以上の整数)のデジ
    タルデータと該デジタルデータの送信周期を規定する送
    信クロックとを伝送線路を介して並送し、受信側で該伝
    送された送信クロックを用いて該デジタルデータを取り
    込む長距離データ伝送方式において、 該伝送線路の所定の距離毎に中継バッファを設け、 該中継バッファにより、該伝送線路の損失による該デジ
    タルデータの劣化を補正することを特徴とする長距離デ
    ータ伝送方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記伝送線路は前記中継バッファに電源を供給する電源
    線路を含むことを特徴とする長距離データ伝送方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記伝送線路は、前記デジタルデータ毎の電気ケーブル
    と前記n個のデジタルデータに共用する前記クロックの
    電気ケーブルとを含み、 前記デジタルデータはシリアルデータとして伝送するこ
    とを特徴とする長距離データ伝送方式。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 送信側LSIでパラレルの前記デジタルデータをシリア
    ルデータに変換して、該パラレルのデジタルデータの転
    送速度よりも高速の伝送速度で前記伝送路を伝送し、受
    信側LSIで受信した該シリアルデータを元のパラレル
    のデジタルデータに戻すことを特徴とする長距離データ
    伝送方式。
  5. 【請求項5】 ATMスイッチLSIと、 該ATMスイッチLSIのインターフェースをなす入出
    力LSIと、 該ATMスイッチLSIと該入出力LSIとの間を接続
    し、デジタルデータをシリアルで伝送する第1の伝送線
    路と、 該入出力LSIと外部の端末との間を接続し、デジタル
    データをシリアルで伝送する第2の伝送線路とを備え、 該ATMスイッチLSIと該入出力LSIとにCMOS
    ゲートアレイを用い、 該第2の伝送線路に請求項1〜3のいずれか1つに記載
    の長距離データ伝送方式を用い多ことを特徴とするAT
    M交換機。
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