JP2001285182A - 移動通信ネットワークを使用した派遣支援システムとそのセンタ装置 - Google Patents

移動通信ネットワークを使用した派遣支援システムとそのセンタ装置

Info

Publication number
JP2001285182A
JP2001285182A JP2000095626A JP2000095626A JP2001285182A JP 2001285182 A JP2001285182 A JP 2001285182A JP 2000095626 A JP2000095626 A JP 2000095626A JP 2000095626 A JP2000095626 A JP 2000095626A JP 2001285182 A JP2001285182 A JP 2001285182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dispatch
information
mobile communication
request
communication terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000095626A
Other languages
English (en)
Inventor
Osami Kitagawa
修身 北川
Shigeki Moriyama
重樹 森山
Ichiro Hayashi
一郎 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000095626A priority Critical patent/JP2001285182A/ja
Publication of JP2001285182A publication Critical patent/JP2001285182A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信端末を使用した派遣要求に対して
も、常に正確かつ迅速な派遣を可能とする。 【解決手段】 利用者がPHS端末MS1を用いて配車
要求操作を行うと、PHS端末MS1において、基地局
サーチにより検出した周辺基地局のIDと受信電界強度
からなる位置を求めるための情報が、配車要求情報に挿
入されて利用者の識別情報と共にPHSネットワーク及
び公衆網INWを介してコールセンタCCに送られる。
これを受けてコールセンタCCは、上記周辺基地局のI
Dと受信電界強度からなる情報をもとに位置情報センタ
PSから配車要求元のPHS端末MS1の位置情報を取
得し、この位置情報をもとに該当する区域の配車司令室
QS2を選択して、この配車司令室QS2に対し配車指
示情報を与えて、その管轄下の配車センタRS2にタク
シTAX3の配車を指示するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、利用者が移動通
信端末を使用して例えばタクシや人員の派遣要求を送信
した場合に、配車司令室や派遣司令室に対しタクシや人
員の派遣を指示する派遣支援システムとこのシステムで
使用されるセンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、利用者の要求に応じて無線により
タクシの配車を行うサービスが運用されている。この種
のサービスは、一般に利用者が家庭やオフィスの固定電
話機を用いて配車センタに対し発呼し、これにより配車
センタのオペレータに配車の要求と自身の現在位置を口
頭で伝える。そして、オペレータがこの配車要求を受け
て、タクシ無線により現地付近の空車に対し配車指示と
配車先の場所を口頭で伝えるようになっている。この種
のサービスは、特にお年寄りや体の不自由な人等にとっ
ては、自宅に居ながらにしてタクシを呼ぶことができ大
変便利である。
【0003】ところで、最近携帯電話機やPHS(Pers
onal Handyphone System)端末等の移動通信端末が急速
に普及しており、利用者はこれらの移動通信端末を用い
て外出途中で配車を要求することも増加している。しか
しながら、この様に移動通信端末を用いて外出途中で配
車を要求する場合、利用者は自身の現在位置を常に明確
にオペレータに伝えることができるとは限らず、これに
より利用者の位置がタクシの運転手に正確に伝わらず迎
えに長い時間がかかったり、また結局迎えができないこ
とがある。これは、利用者に対するサービス上において
も、またタクシの運用効率上においても非常に好ましく
ない。
【0004】一方、お年寄りや介護を受けている人が家
庭の固定電話機を使用して介護センタに対し発呼してオ
ペレータに介護者の派遣を口頭で要請し、介護センタは
この要請を受けて介護人を現地に派遣するサービスも行
われている。ところが、この種のサービスにおいても、
例えばお年寄りや介護を受けている人が外出途中で気分
が悪くなった場合には、これらの人が自身の移動通信端
末を用いて介護者の派遣を要請した際に、自身の位置を
必ずしもオペレータに正確に伝えることができるとは限
らず、結果的に介護人を現地に派遣できないことが十分
予想される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の車
輌や人員の派遣サービスでは、利用者が移動通信端末を
使用して派遣要求を行った場合に、自身の現在位置を派
遣を行う側に正確に伝えることができず、この結果効率
的な派遣業務を行えないという問題点を有している。
【0006】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、移動通信端末を使用し
た派遣要求に対しても、常に正確かつ迅速な派遣を可能
とする派遣支援システムとそのセンタ装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、異なる区域ごとにそれぞれ設けられた複
数の派遣司令室に対し派遣の指示を与える派遣支援シス
テムにあって、上記各派遣司令室に対しそれぞれ通信回
線を介して接続されるセンタ装置と、このセンタ装置に
対し移動通信ネットワークを介して接続される複数の移
動通信端末とを具備する。
【0008】そして、上記移動通信端末に派遣要求送信
手段を備え、派遣を要求するための操作が行われた場合
に、上記移動通信ネットワークを介して上記センタ装置
に対し、少なくとも自端末の識別情報及び自端末の位置
検出に必要な情報を含む派遣要求情報を送信する。ま
た、上記センタ装置には、上記移動通信端末の位置情報
と上記各派遣司令室との対応関係を表す情報を記憶した
データベースと、上記移動通信端末から派遣要求情報が
到来した場合に、この派遣要求情報に含まれる位置検出
に必要な情報をもとに当該要求元の移動通信端末の位置
情報を求める位置検出手段と、派遣指示制御手段とを備
え、上記位置検出手段により検出された位置情報に対応
する区域の派遣司令室を上記データベースをもとに選択
し、この選択した派遣司令室に対し上記通信回線を介し
て要求元の識別情報及び位置情報を含む派遣指示情報を
送出して、要求元に対する派遣業務を行わせるようにし
たものである。
【0009】したがってこの発明によれば、利用者が移
動通信端末を用いて派遣要求を送出すると、センタ装置
においてこの要求元の移動通信端末の位置情報が検出さ
れ、この位置情報をもとに派遣司令室に対し派遣指示が
送出される。このため、利用者は自身の現在位置を特に
知らなくても派遣を要請することができ、かつ派遣司令
室は利用者の現在位置に対し迅速かつ正確に車輌や人員
を派遣することが可能となる。
【0010】しかもこの発明では、センタ装置に移動通
信端末の位置情報と派遣司令室との対応関係を表す情報
を記憶したデータベースを備えたことで、派遣サービス
エリアが複数の区域に分けられてこれらの区域ごとに派
遣司令室が設けられている場合でも、これら複数の派遣
司令室の中から利用者の現在位置に対応する最適な派遣
司令室が選択されて、派遣指示がなされる。したがっ
て、常に迅速な派遣を行うことが可能となる。
【0011】上記移動通信端末の位置検出手法として
は、移動通信端末において、移動通信ネットワークの基
地局をサーチしてこのサーチにより無線信号を受信でき
た基地局の識別情報とその受信電界強度を表す情報を送
信し、センタ装置の位置検出手段において、上記移動通
信端末から到来した上記基地局の識別情報とその受信電
界強度を表す情報をもとに要求元の移動通信端末の緯度
経度を求めるものが用いられる。
【0012】この様な手法を用いることで、移動通信ネ
ットワークが持つ本来の機能を利用して端末の位置を検
出することができ、これにより例えばGPS等の他の測
位システムを使用する場合に比べ簡単な構成で位置検出
を行うことができる。
【0013】また、上記位置検出手段において、上記緯
度経度をもとに要求元の移動通信端末の住所及びこの住
所を含む周辺の地図情報をさらに求め、この住所及びこ
の住所を含む周辺の地図情報を派遣司令室に送出してこ
れをそのまま派遣者に通知するとよい。この様にする
と、派遣者は派遣を要請した利用者の位置をさらに正確
に特定することができる。
【0014】さらに、移動通信端末の派遣要求送信手段
において、派遣要求操作を行った要求者の顔画像を撮像
してこの顔画像を派遣要求情報に含めて送信し、センタ
装置の派遣指示手段において、選択した派遣司令室に対
し、要求元の識別情報としてその移動通信端末の電話番
号と要求者の顔画像を送信するとよい。この様にする
と、派遣者は派遣を要請した利用者の顔画像から利用者
をいち早く特定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明に
係わる派遣支援システムの一実施形態を説明する。
【0016】この実施形態に係わる派遣支援システム
は、利用者端末からの配車要求を、その位置を表す情報
とともにPHSを含むネットワークを介してコールセン
タで受信し、コールセンタにおいて、上記利用者の位置
を表す情報をもとに位置情報センタから緯度経度又は住
所等からなる位置情報を取得し、この位置情報をもとに
利用者の現在位置を管轄する配車司令室を選択して、こ
の配車司令室に対しタクシの配車指示情報を通知するよ
うにしたものである。
【0017】図1は、この実施形態に係わる派遣支援シ
ステムの概略構成図であり、図中INWは公衆網を示し
ている。公衆網INWは、統合サービスディジタル網
(ISDN)と、このISDNにPHSを収容するため
のI′インタフェース網とを有する。なお、この公衆網
INWには、アナログ加入通信網やパケット通信網、イ
ンターネット等のコンピュータネットワーク等も含まれ
る。
【0018】サービス対象エリアにはPHSの基地局C
S1〜CSnが分散配置されている。これらの基地局C
S1〜CSnはそれぞれ所定のエリアにセルと呼ばれる
無線エリアを形成する。そして、これらの無線エリアに
存在するPHS端末MS1,MS2,…と無線チャネル
を介して接続され、これらのPHS端末MS1,MS
2,…を有線回線を介して上記I′インタフェース網に
接続する。なお、基地局とPHS端末との間の無線アク
セス方式としては、例えばTDMA−TDD(Time Div
ision Multiple Access−Time Division Duplex)方式
が使用される。
【0019】一方、公衆網INWには、図示しない多く
の加入者通信端末の他に、コールセンタCCと、位置情
報センタPSと、複数の配車司令室QS1〜QSkが接
続されている。
【0020】このうちコールセンタCCは、PHS端末
MS1,MS2,…から配車要求が到来した場合に、位
置情報センタPSから上記配車要求を行ったPHS端末
の位置情報を取得し、この位置情報をもとに配車司令室
QS1〜QSkを選択して配車指示情報を送出する処理
を行う。
【0021】位置情報センタPSは、基地局データベー
ス及び地図データベースを備え、コールセンタCCから
PHS端末の位置を表す情報と共に位置算出要求が到来
した場合に、上記位置を表す情報と上記各データベース
をもとにPHS端末の位置情報を求めて、この位置情報
をコールセンタCCに回答する。
【0022】各配車司令室QS1〜QSkは、配車サー
ビスエリアを複数に分割することで形成した各区域ごと
に設けられ、自己が統括する区域を営業エリアとする一
つまたは複数のタクシ会社の配車司令室RS1〜RSj
に対し、選択的に配車指示情報を与える。
【0023】ところで、上記PHS端末MS1,MS
2,…は次のように構成される。図2はその構成を示す
回路ブロック図である。PHS端末MS1,MS2,…
は、アンテナ11を備えた無線部1と、モデム部2と、
TDMA部3と、通話部4と、制御部5と、情報記憶部
6と、データ通信部7とを備えている。
【0024】すなわち、基地局CS1〜CSnから到来
した無線搬送波信号は、アンテナ11で受信されたのち
無線部1の高周波スイッチ(SW)12を介して受信部
13に入力される。この受信部13では、上記受信され
た無線搬送波信号が周波数シンセサイザ14から発生さ
れた局部発振信号とミキシングされて受信中間周波信号
にダウンコンバートされる。なお、上記周波数シンセサ
イザ14から発生される局部発振信号周波数は制御部5
より無線チャネル周波数に対応する値に指示される。
【0025】また、無線部1には受信電界強度検出部
(RSSI)16が設けられている。この受信電界強度
検出部16では、基地局CS1〜CSnから到来した無
線搬送波信号の受信電界強度が検出され、その検出値は
受信品質の判定・表示及び位置検出のための情報として
制御部5に与えられる。
【0026】上記受信部13から出力された受信中間周
波信号は、モデム部2の復調部21に入力される。復調
部21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が行
なわれ、これによりディジタル復調信号が再生される。
【0027】TDMA部3のTDMAデコード部31
は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロットご
とに分離する。そして、分離したスロットのデータが音
声データであればこの音声データをインタフェース部4
に入力する。一方、分離したスロットのデータが非制限
ディジタルデータや制御データであれば、これらのデー
タをデータ通信部7に入力する。
【0028】通話部4は、ADPCM(Adaptive Diffe
rential Pulse Code Modulation)トランスコーダ41
と、PCMコーデック42と、スピーカ43と、マイク
ロホン44とを備えている。ADPCMトランスコーダ
41は、上記TDMAデコード部31から出力された音
声データを復号する。PCMコーデック42は、上記A
DPCMトランスコーダ41から出力されたディジタル
音声信号をアナログ信号に変換し、この音声信号をスピ
ーカ43から拡声出力する。
【0029】データ通信部7は、上記TDMAでコード
部31から供給されたデータを受信し、このデータを制
御部5に供給する。制御部5は受信データが制御データ
であればこの制御データを解析して必要な制御を行う。
これに対し受信データがサーバ等から到来した情報デー
タであれば、この情報データを情報記憶部6に記憶する
と共に、表示部9に供給して表示させる。
【0030】一方、マイクロホン44に入力されたユー
ザの音声信号は、PCMコーデック42でPCM符号化
されたのちADPCMトランスコーダ41でさらに圧縮
符号化される。そして、この符号化音声データはTDM
Aエンコード部32に入力される。また制御部5から出
力された制御データや情報データは、データ通信部7を
経て上記TDMAエンコード部32に入力される。
【0031】TDMAエンコード部32は、上記ADP
CMトランスコーダ41から出力された各チャネルのデ
ィジタル音声データ、およびデータ通信部7から出力さ
れた制御データや情報データを、制御部5から指示され
た送信タイムスロットに挿入して多重化する。変調部2
2は、上記TDMAエンコード部32から出力された多
重化ディジタル通信信号により送信中間周波信号をディ
ジタル変調し、この変調した送信中間周波信号を送信部
15に入力する。
【0032】送信部15は、上記変調された送信中間周
波信号を周波数シンセサイザ14から発生された局部発
振信号とミキシングして無線搬送波周波数にアップコン
バートし、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。こ
の送信部15から出力された無線搬送波信号は、高周波
スイッチ12を介してアンテナ11から基地局CS1〜
CSnに向け送信される。
【0033】制御部5は、例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として備えたもので、無線リンク接続制御や
通話制御、データ通信制御等の通常の制御を実行するプ
ログラムに加え、この発明に係わる新たな機能を実行す
るために、配車要求送信制御プログラム51と、位置検
出要素検出プログラム52とを備えている。
【0034】位置検出要素検出プログラム52は、周辺
の基地局をサーチし、このサーチにより報知チャネルを
受信できた複数の基地局の識別情報(ID)とその受信
電界強度をそれぞれ検出し、これを位置を求めるために
必要な要素情報として出力する。
【0035】配車要求送信制御プログラム51は、ユー
ザがキー入力部8に設けられた特定のコールボタンを押
すか又は配車要求のためのキー操作を行った場合に、上
記位置検出要素検出プログラム52を実行させて現在の
位置を求めるために必要な要素情報を検出させる。そし
て、コールセンタCCに対し発呼して配車要求情報を送
信する。配車要求情報には、配車要求コマンドに加え
て、自端末の電話番号とユーザの名前、上記位置検出に
必要な要素情報及び現在時刻がそれぞれ挿入される。
【0036】次に、コールセンタCCは次のように構成
される。図3はその機能構成を示すブロック図である。
すなわち、コールセンタCCは、CPU60と、プログ
ラムメモリ61と、データメモリ62と、入力部63
と、表示部63と、通信インタフェース部65とを備え
ている。
【0037】このうち先ずデータメモリ62には、位置
情報格納領域62aと、区域データベース62bとが設
けられている。位置情報格納領域62aには、配車指示
処理中に、位置情報センタPSから取得したPHS端末
の位置情報が一時的に格納される。区域データベース6
2bは、区域ごとに設けられた前記複数の配車司令室Q
S1〜QSkの各々に対応づけて、これらの配車司令室
QS1〜QSkが統括する区域内の住所一覧を記憶した
ものである。図4にその一例を示す。
【0038】プログラムメモリ61には、コールセンタ
CCが持つ基本的な制御機能を実行するための制御プロ
グラム61aに加え、配車要求受信制御プログラム61
bと、位置情報取得制御プログラム61cと、配車区域
選択制御プログラム61dと、配車指示送信制御プログ
ラム61eとがそれぞれ格納されている。
【0039】配車要求受信制御プログラム61bは、P
HS端末MS1,MS2,…からの配車要求情報の到来
を監視し、配車要求情報が到来した場合にこれを受信し
その内容を解析する。
【0040】位置情報取得制御プログラム61cは、上
記配車要求受信制御プログラム61bにより受信された
配車要求情報に含まれる位置を求めるための要素情報、
つまり基地局のIDと受信電界強度を、位置算出要求と
共に位置情報センタPSに送る。そして、位置情報セン
タPSにより求められた要求元PHS端末の位置情報を
受け取る。
【0041】配車区域選択制御プログラム61dは、上
記位置情報センタPSから取得した要求元PHS端末の
位置情報に対応する区域の配車司令室を、上記区域デー
タベース62bから検索する。
【0042】配車指示送信制御プログラム61eは、上
記配車区域選択制御プログラム61dにおいて選択され
た配車司令室に対し発信し、この配車司令室へ配車指示
情報を送出する。配車指示情報には、配車指示コマンド
に加えて、配車要求元のPHS端末の電話番号、ユーザ
の名前、上記位置情報取得制御プログラム61cにより
求められた位置情報がそれぞれ挿入される。
【0043】通信インタフェース部65はモデム等を有
し、公衆網INWからの着信要求及びCPU60の指示
に従い、発信元のPHS端末、位置情報センタPS及び
各配車司令室QS1〜QSkとの間に公衆網INWを介
して選択的に通信リンクを確立して、データ通信を行
う。
【0044】なお、入力部63及び表示部64は、区域
データベースの内容の追加や変更、削除、各プログラム
の管理作業のために使用される。
【0045】次に、位置情報センタPSは次のように構
成される。図5はその機能構成を示すブロック図であ
る。すなわち、位置情報センタPSは、CPU70と、
プログラムメモリ71と、データメモリ72と、通信イ
ンタフェース部73とを備えている。
【0046】データメモリ72には、端末機データベー
ス72aと、基地局データベース72bと、地図データ
ベース72cとがそれぞれ記憶されている。なお、72
dは、コールセンタCCから位置算出要求と共に送られ
た、位置の算出に必要な要素情報と、求めた位置情報と
を一時格納する。
【0047】端末機データベース72aには、位置情報
検索の対象となる各PHS端末MS1,MS2,…に関
する情報が登録されている。基地局データベース72b
には、配車サービス対象エリア内に設置されたすべての
基地局CS1〜CSnのIDに対応付けて、パラメータ
情報が記憶されている。このパラメータ情報は、各基地
局の位置(緯度経度または住所)、基地局の送信電力及
びアンテナの高さ等により構成される。
【0048】地図データベース72cには、緯度経度ま
たは住所に対応付けて、この緯度経度または住所を含む
周辺の地図情報が格納される。この地図情報には特徴的
な道路や公共施設、建物、工場、公園なども表示されて
いる。
【0049】プログラムメモリ71には、位置情報セン
タPSが持つ基本的な制御機能を実行するための制御プ
ログラム61aに加え、位置情報サービスプログラム7
1aが格納されている。この位置情報サービスプログラ
ム71aは、位置情報通信プログラム71cと、位置情
報演算プログラム71dとからなる。
【0050】位置情報通信プログラム71cは、コール
センタCCとの間で公衆網INWを介して位置算出要求
及び求めた位置情報の送受信を行う。
【0051】位置情報演算プログラム71dは、コール
センタCCから位置算出要求と共に転送された基地局の
ID及びその受信電界強度と、基地局データベース72
bに記憶してある該当する基地局の位置(緯度経度又は
住所)、送信電力及びアンテナの高さを表す情報とをも
とに、PHS端末の緯度経度又は住所を算出する。そし
て、この算出した緯度経度又は住所をもとに、さらに地
図データベース72cを検索して上記緯度経度又は住所
を含む周辺の地図情報を読み出す。
【0052】なお、通信インタフェース部73はモデム
等を有し、公衆網INWからの着信要求に応じコールセ
ンタCCとの間に公衆網INWを介して通信リンクを確
立して位置情報等のデータ転送を行う。
【0053】次に、各配車司令室QS1〜QSkは次の
ように構成される。図6はその機能構成を示すブロック
図である。配車司令室QS1〜Qkは、コールセンタC
Cから送られた配車指示情報を管轄下の1つ又は複数の
配車センタRS1〜RSjに対し選択的に転送するため
のもので、CPU80と、プログラムメモリ81と、入
力部82と、表示部83と、通信インタフェース部84
とを備えている。
【0054】プログラムメモリ81には、配車司令室Q
S1〜QSkが持つ基本的な制御機能を実行するための
制御プログラム81aに加え、配車指示受付制御プログ
ラム81bと、配車指示転送制御プログラム81cとを
備えている。
【0055】配車指示受付制御プログラム81bは、コ
ールセンタCCから配車指示情報が送られた場合にこの
情報を受信する。配車指示転送制御プログラム81c
は、上記配車指示情報が受信された場合に、管轄下にあ
る配車センタRS1〜RSjに対し上記配車指示情報を
転送する。その際、管轄下の配車センタが複数ある場合
には、各タクシ会社との取り決めや、予め決められた優
先順位、各配車センタの規模、各配車センタの混み具合
等に従い配車指示情報の転送先を振り分ける。
【0056】通信インタフェース部84はモデム等を有
し、公衆網INWからの着信要求に従い、発信元のコー
ルセンタCCとの間に公衆網INWを介して選択的に通
信リンクを確立して、配車指示情報の受信を行う。
【0057】なお、入力部82及び表示部83は、各プ
ログラムの管理作業のために使用される。
【0058】最後に、配車センタRS1〜RSjは次の
ように構成される。図7はその機能構成を示すブロック
図である。すなわち、配車センタRS1〜RSjは、配
車司令室QS1〜QSkから転送された配車指示情報を
最適なタクシに配信する処理を行うもので、CPU90
と、プログラムメモリ91と、入力部92と、表示部9
3と、通信インタフェース部94と、配車情報データベ
ース95とを備えている。
【0059】配車情報データベース95には、管理下に
ある各タクシの運用状況を表す情報が記憶される。
【0060】プログラムメモリ91には、配車センタR
S1〜RSjが持つ基本的な制御機能を実行するための
制御プログラム91aに加え、配車指示受信制御プログ
ラム91bと、配車制御プログラム91cとを備えてい
る。
【0061】配車指示受信制御プログラム91bは、配
車司令室QS1〜QSkから転送された配車指示情報を
受信する。配車制御プログラム91cは、上記配車指示
受信制御プログラム91bにより受信された配車指示情
報の内容と、上記配車情報データベース95の記憶内容
をもとに、配車要求元の利用者に対し地理的或いは時間
的に最も近い空車を探し、この空車に対し配車指示情報
を配信する。
【0062】通信インタフェース部94は、CPU90
の指示に従い、管理下にある各タクシとの間でMCAシ
ステム等のタクシ無線を使用して無線リンクを確立し、
配車指示情報を送信する。
【0063】次に、以上のように構成されたシステムに
よる配車支援動作を説明する。待ち受け状態においてP
HS端末MS1,MS2,…は、制御部5において図8
に示すようにステップ8aで発着呼等の操作を監視しな
がら、ステップ8bでコールボタンの操作を監視してい
る。
【0064】さて、この状態で例えばPHS端末MS1
のユーザが、外出中に路上でタクシの配車を要請するべ
くコールボタンを押すか或いはそれに代わる配車要求の
ためのキー操作を行ったとする。そうすると、PHS端
末MS1の制御部5は先ずステップ8cで周辺基地局を
サーチし、このサーチにより報知チャネルを受信できる
複数の基地局CS1,CS2,CS3のIDとその受信
電界強度をそれぞれ検出する。すなわち、これにより自
端末の位置を求めるための要素情報が検出される。
【0065】制御部5は、続いてステップ8dにおい
て、配車要求コマンドと、ユーザ名と、自端末のPHS
電話番号と、上記基地局サーチにより検出した要素情報
と、現在時刻とを挿入した配車要求情報を作成する。そ
してステップ8eにより、PHSのネットワーク及び公
衆網INWを介してコールセンタCCに対し発呼し、こ
れによりコールセンタCCとの間に通信リンクが確立さ
れると、上記配車要求情報を図1の(1) に示すように送
信する。
【0066】なお、上記配車要求情報は、非制限データ
としてそのまま送信してもよいが、他に電子メールの本
文に挿入するか又は添付ファイルとして本文に添付する
ことで送信するようにしてもよい。
【0067】一方、コールセンタCは、次のように配車
指示を送出するための一連の制御を実行する。図9はそ
の制御手順とその内容を示すフローチャートである。
【0068】すなわち、コールセンタCはステップ9a
でPHS端末からの配車要求の到来を監視しており、こ
の状態で上記したようにPHS端末MS1から配車要求
情報が到来したとする。そうするとコールセンタCC
は、この受信した配車要求情報から、位置を求めるため
の要素情報、つまりサーチにより検出した基地局のID
と受信電界強度の情報を抽出する。そして、公衆網IN
Wを介して位置情報センタPSに対し発呼し、上記抽出
した位置を求めるための情報を位置算出要求と共に位置
情報センタPSへ図1の(2) に示すように送信する。
【0069】これに対し位置情報センタPSは、図10
に示すようにステップ10aで位置算出要求の到来を監
視している。そして、この状態でコールセンタCCから
位置算出要求が到来すると、ステップ10bでこの位置
算出要求と共に送られた位置を求めるための情報、つま
りサーチにより検出した基地局CS1,CS2,CS3
のID及び受信電界強度の情報と、基地局データベース
72bに記憶された該当する基地局CS1,CS2,C
S3のパラメータ情報、つまり基地局の緯度経度又は住
所、基地局の送信電力及びアンテナの高さをもとに、配
車要求元のPHS端末MS1の緯度経度又は住所を算出
する。さらに、ステップ10cにおいて、この算出した
緯度経度又は住所をもとに地図データベース72cをア
クセスし、対応する地域の地図情報を読み出す。
【0070】そうして配車要求元のPHS端末MS1の
緯度経度又は住所と、その地域を表す地図情報が検出さ
れると、位置情報センタPSはステップ10dにおい
て、これらの情報を位置情報として公衆網INWを介し
てコールセンタCCに図1の(3) に示すように返送す
る。
【0071】コールセンタCCは、ステップ9cにおい
て位置情報センタPSから返送された位置情報を受信す
ると、ステップ9dに移行してここでこの受信した位置
情報に含まれる緯度経度又は住所をもとに、区域データ
ベース62bから対応する区域の配車司令室を選択す
る。例えば、いま配車要求元のPHS端末MS1の現在
位置がC区だったとすると、コールセンタCCは図4に
示すデータベースの情報をもとに配車司令室QS2を選
択する。
【0072】そして、コールセンタCCは、ステップ9
eにおいて配車指示情報を作成し、公衆網INWを介し
て上記選択した配車司令室QS2に対し発呼し、この配
車司令室QS2に対し上記配車指示情報を図1の(4) に
示すように送信する。なお、上記配車指示情報には、配
車指示コマンド、上記位置情報センタPSから取得した
位置情報の他に、配車要求元のPHS端末MS1から配
車要求情報により送られたユーザ名、自端末のPHS電
話番号及び時刻が挿入される。
【0073】これに対し配車司令室QS2は、図11に
示すようにステップ11aでコールセンタCからの配車
指示情報の到来を監視している。そして自己宛の配車指
示情報が到来すると、ステップ11bで自己の管轄下に
ある配車センタの中から適当な配車センタを選択する。
この配車センタの選択は、例えば先に述べたように各配
車センタに対し所定の優先順位で順次行ってもよいが、
配車センタの規模や混雑度などの情報を参照して行うと
よい。
【0074】そして、配車センタRS2を選択すると、
ステップ11cでこの選択した配車センタRS2に対
し、通信回線を介して図1の(5) に示すように、上記コ
ールセンタCCから受信した配車指示情報を転送する。
【0075】配車センタRS2は、図12に示すように
ステップ12aで、配車司令室QS2からの配車指示情
報の到来を監視している。そして、この状態で配車司令
室QS2から配車指示情報が到来すると、配車センタR
S2はステップ12bにおいて、この配車指示情報に含
まれている配車要求元のPHS端末MS1が現在位置し
ている場所の住所を抽出する。そして、配車情報データ
ベース95に記憶されている管理下の各タクシの運用状
況をもとに、その中から上記配車要求元のPHS端末M
S1の位置に最も近い空きのタクシを選択する。そし
て、この選択したタクシTAX3に対し、ステップ12
cにおいてタクシ無線を使用して配車指示情報を送信す
る。
【0076】したがって、例えばタクシTAX3に設け
られたディスプレイには、上記配車指示情報の内容が、
つまり配車要求元のPHS端末MS1ユーザの名前、P
HS電話番号、現在位置の住所及びその周辺の地図が表
示される。このため、配車指示を受けたタクシの運転手
は、この表示部に表示された情報をもとに、配車を要求
した利用者が待っている場所へ誤ることなく迅速に急行
することが可能となる。
【0077】このように本実施形態では、利用者がPH
S端末MS1を用いて配車要求操作を行うと、PHS端
末MS1において、基地局サーチにより検出した周辺基
地局のIDと受信電界強度からなる位置を求めるための
情報が、配車要求情報に挿入されて利用者の識別情報と
共にPHSネットワーク及び公衆網INWを介してコー
ルセンタCCに送られる。これを受けてコールセンタC
Cは、上記周辺基地局のIDと受信電界強度からなる情
報をもとに位置情報センタPSから配車要求元のPHS
端末MS1の位置情報を取得し、この位置情報をもとに
該当する区域の配車司令室QS2を選択して、この配車
司令室QS2に対し配車指示情報を与えて、その管轄下
の配車センタRS2にタクシTAX3の配車を指示する
ようにしている。
【0078】したがってこの実施形態によれば、利用者
は例えば外出中の路上においても、自身のPHS端末M
S1,MS2,…を用いて現在位置を特に知らなくても
配車を要請することができ、かつ配車センタRS1〜R
Sjは利用者の現在位置に対し、迅速かつ正確に最寄り
のタクシを向かわせることが可能となる。
【0079】しかも、コールセンタCCにPHS端末M
S1,MS2,…の位置情報と配車司令室QS1〜QS
kとの対応関係を表す情報を記憶した区域データベース
62bを備えたことで、配車サービスエリアが複数の区
域に分けられてこれらの区域ごとに配車司令室QS1〜
QSkが設けられている場合でも、これら複数の配車司
令室QS1〜QSkの中から利用者の現在位置に対応す
る最適な配車司令室が選択されて、配車指示がなされ
る。したがって、常に迅速な配車を行うことが可能とな
る。
【0080】またこの実施形態によれば、通信手段とし
て元々使用しているPHSネットワークを有効に利用し
て位置検出を行っているので、PHS端末をそのまま使
用することができ、これにより例えばGPS等の他の測
位システムを使用して位置検出を行う場合に比べ、シス
テムを容易に実現できる利点がある。
【0081】さらに、配車センタに対し、利用者の位置
情報として緯度経度又は住所とともにその周辺の地図情
報を送るようにしているので、より一層迅速かつ正確な
配車業務を実現できる。
【0082】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、カメラを有しこのカメラによ
り撮像した静止画像又は動画像を送信する機能を備えた
移動通信端末を使用する場合には、カメラにより利用者
の顔画像を撮像してこの顔画像を配車要求情報に含めて
コールセンタに送信し、コールセンタから配車司令室に
対しこの利用者の顔画像を含めた配車指示情報を転送す
るように構成してもよい。
【0083】このようにすると、配車指示を受けたタク
シのディスプレイに、例えば図13に示すように、配車
を要請した利用者の名前と電話番号、現在位置を表示し
た地図情報PGに加え、配車を要求した利用者の顔画像
SGを表示することができ、これによりタクシの運転者
は配車を要請した利用者を明確に識別できるようにな
る。
【0084】また、前記実施形態ではタクシの配車を支
援する場合を例にとって説明した。しかし、それに限る
ことなく、例えば家庭から小荷物の集荷要求をコールセ
ンタに送り、コールセンタがこの家庭の位置を取得して
その地域を管轄する集荷センタに集荷を指示するシステ
ムにもこの発明は適用でき、さらにはお年寄りや体の不
自由な人、介護を必要とする人等が移動通信端末を用い
て援助要求をコールセンタに送信し、コールセンタがこ
の援助を要求した人の現在位置を取得してその区域を担
当する福祉又は介護センタに人員の派遣を指示するシス
テムにも適用できる。
【0085】さらに、前記実施形態ではコールセンタと
位置情報センタとを別個に設けた場合を例にとって説明
したが、コールセンタに位置情報センタの機能を設けて
も、反対に位置情報センタにコールセンタの機能を設け
てもよい。
【0086】さらに、前記実施形態では位置情報センタ
において、PHS端末の緯度経度を求めると共にこの緯
度経度をもとに地図データベースをアクセスして対応す
る住所及びその周辺の地図情報を得るようにした。しか
しそれに限らず、位置情報センタではPHS端末の緯度
経度のみを求め、対応する住所及びその周辺の地図情報
についてはコールセンタにおいて得るようにしてもよ
い。
【0087】さらに、前記実施形態では移動通信端末で
あるPHS端末とコールセンタとの間、コールセンタと
位置情報センタとの間、コールセンタと各配車司令室と
の間をそれぞれ公衆網を接続する場合を例にとって説明
したが、構内網であってもよく、また網の種類について
も回線交換網に限らずパケット網やCATV網等を利用
してもよい。
【0088】さらに、この発明の応用例として、派遣要
請者がGPS受信機を携帯している場合には、このGP
S受信機により検出された自己の位置データを移動通信
端末に入力して送信するようにしてもよい。このように
すると、派遣要請者の位置をさらに正確に特定すること
ができる。
【0089】その他、移動通信端末の種類やその構成、
コールセンタの機能及びその構成、位置情報の検出手
法、派遣要求送信手順及び派遣指示送信手順等について
も、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施できる。
【0090】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、移動
通信端末において、派遣を要求するための操作が行われ
た場合に、移動通信ネットワークを介してセンタ装置に
対し、少なくとも自端末の識別情報及び自端末の位置検
出に必要な情報を含む派遣要求情報を送信する。またセ
ンタ装置には、上記移動通信端末の位置情報と上記各派
遣司令室との対応関係を表す情報を記憶したデータベー
スを設け、上記移動通信端末から派遣要求情報が到来し
た場合に、この派遣要求情報に含まれる位置検出に必要
な情報をもとに当該要求元の移動通信端末の位置情報を
求め、この位置情報に対応する区域の派遣司令室を上記
データベースをもとに選択して、この派遣司令室に対し
要求元の識別情報及び位置情報を含む派遣指示情報を送
出して、要求元に対する派遣業務を行わせるようにして
いる。
【0091】したがってこの発明によれば、移動通信端
末を使用した派遣要求に対しても、常に正確かつ迅速な
派遣を可能とした派遣支援システムとそのセンタ装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる派遣支援システムの一実施
形態である配車支援システムの概略構成を示す図。
【図2】 図1に示したシステムで使用されるPHS端
末の構成を示す回路ブロック図。
【図3】 図1に示したシステムで使用されるコールセ
ンタの機能構成を示すブロック図。
【図4】 図2に示したコールセンタに設けられる区域
データベースの一例を示す図。
【図5】 図1に示したシステムで使用される位置情報
センタの機能構成を示すブロック図。
【図6】 図1に示したシステムで使用される配車司令
室の機能構成を示すブロック図。
【図7】 図1に示したシステムで使用される配車セン
タの機能構成を示すブロック図。
【図8】 図2に示したPHS端末の制御手順とその内
容を示すフローチャート。
【図9】 図3に示したコールセンタの制御手順とその
内容を示すフローチャート。
【図10】 図5に示した位置情報センタの制御手順と
その内容を示すフローチャート。
【図11】 図6に示した配車司令室の制御手順とその
内容を示すフローチャート。
【図12】 図7に示した配車センタの制御手順とその
内容を示すフローチャート。
【図13】 この発明の他の実施形態における配車指示
情報の表示例を示す図。
【符号の説明】
CS1〜CSn…基地局 MS1,MS2,…移動端末装置としてのPHS端末 INW…公衆網 CC…コールセンタ PS…位置情報センタ QS1〜QSk…配車司令室 RS1〜RSj…配車センタ TAX1〜TAXm…タクシ 1…無線部 2…モデム部 3…TDMA部 4…通話部 5…PHS端末の制御部 6…情報記憶部 7…データ通信部 8…キー入力部 9…表示部 11…アンテナ 12…高周波スイッチ(SW) 13…受信部 14…周波数シンセサイザ 15…送信部 16…受信電界強度検出部(RSSI) 21…復調部 22…変調部 31…TDMAデコード部 32…TDMAエンコード部 41…ADPCMトランスコーダ 42…PCMコーデック 43…スピーカ 44…マイクロホン 51…配車要求送信制御プログラム 52…位置検出要素検出プログラム 60,70,80,90…CPU 61,71,81,91…プログラムメモリ 61a,71a,81a,91a…制御プログラム 61b…配車要求受信制御プログラム 61c…位置情報取得制御プログラム 61d…配車区域選択制御プログラム 61e…配車指示送信制御プログラム 62a…位置情報格納領域 62b…区域データベース 63,82,92…入力部 64,83,93…表示部 65,73,84,94…通信インタフェース部 71b…位置情報サービスプログラム 71c…位置情報通信プログラム 71d…位置情報演算プログラム 72a…端末機データベース 72b…基地局データベース 72c…地図データベース 72d…作業領域 81b…配車指示受付制御プログラム 81c…配車指示転送制御プログラム 91b…配車指示受信制御プログラム 91c…配車制御プログラム 95…配車情報データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 一郎 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 5B049 AA01 AA06 BB32 EE05 GG03 GG06 5B075 ND07 PQ02 UU13 5K067 AA21 BB04 BB14 BB26 DD19 DD23 EE02 EE10 EE16 GG01 GG11 HH05 HH21 HH22 JJ53 JJ54

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 派遣サービスエリアを複数の区域に分割
    し、これらの区域ごとにそれぞれ設置された複数の派遣
    司令室に対し派遣の指示を与える派遣支援システムであ
    って、 前記各派遣司令室に対しそれぞれ通信回線を介して接続
    されるセンタ装置と、このセンタ装置に対し移動通信ネ
    ットワークを介して接続される複数の移動通信端末とを
    具備し、 前記移動通信端末は、 派遣を要求するための操作が行われた場合に、前記移動
    通信ネットワークを介して前記センタ装置に対し、少な
    くとも自端末の識別情報及び自端末の位置検出に必要な
    情報を含む派遣要求情報を送信する派遣要求送信手段を
    備え、 前記センタ装置は、 前記移動通信端末の位置情報と前記各派遣司令室との対
    応関係を表す情報を記憶したデータベースと、 前記移動通信端末から派遣要求情報が到来した場合に、
    この派遣要求情報に含まれる位置検出に必要な情報をも
    とに当該要求元の移動通信端末の位置情報を求める位置
    検出手段と、 前記データベースをもとに、前記位置検出手段により検
    出された位置情報に対応する区域の派遣司令室を選択
    し、この派遣司令室に対し前記通信回線を介して要求元
    の識別情報及び位置情報を含む派遣指示情報を送出し
    て、要求元に対する派遣業務を行わせる派遣指示手段と
    を備えたことを特徴とする移動通信ネットワークを利用
    した派遣支援システム。
  2. 【請求項2】 前記移動通信ネットワークが各々無線エ
    リアを形成する複数の基地局を有している場合に、 前記移動通信端末は、派遣を要求するための操作が行わ
    れた場合に、周辺の基地局をサーチしてこのサーチによ
    り無線信号を受信できた基地局の識別情報とその受信電
    界強度を表す情報を、自端末の位置検出に必要な情報と
    して送信し、 前記位置検出手段は、前記移動通信端末から到来した、
    前記無線信号を受信できた基地局の識別情報とその受信
    電界強度を表す情報をもとに、要求元の移動通信端末の
    緯度経度を求めることを特徴とする請求項1記載の移動
    通信ネットワークを使用した派遣支援システム。
  3. 【請求項3】 前記位置検出手段は、前記緯度経度を求
    めると共にこの緯度経度をもとに要求元の移動通信端末
    の住所及びこの住所を含む周辺の地図情報をさらに求
    め、 前記派遣指示手段は、選択した派遣司令室に対し、要求
    元の移動通信端末の位置情報として前記住所及びこの住
    所を含む周辺の地図情報を送出して、この住所を含む周
    辺の地図情報を派遣者に通知することを特徴とする請求
    項2記載の移動通信ネットワークを使用した派遣支援シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記派遣要求送信手段は、派遣要求操作
    を行った要求者の顔画像を撮像してこの顔画像を派遣要
    求情報に含めて送信し、 前記派遣指示手段は、選択した派遣司令室に対し、要求
    元の識別情報としてその移動通信端末の電話番号と要求
    者の顔画像を送信することを特徴とする請求項1記載の
    移動通信ネットワークを使用した派遣支援システム。
  5. 【請求項5】 異なる区域ごとに設けられた複数の派遣
    司令室に対しそれぞれ通信回線を介して接続されると共
    に、複数の移動通信端末に対し移動通信ネットワークを
    介して接続される派遣支援システムのセンタ装置におい
    て、 前記移動通信端末の位置情報と前記各派遣司令室との対
    応関係を表す情報を記憶したデータベースと、 前記移動通信端末から派遣要求情報が到来した場合に、
    この派遣要求情報に含まれる位置検出に必要な情報をも
    とに当該要求元の移動通信端末の位置情報を求める位置
    検出手段と、 前記データベースをもとに、前記位置検出手段により検
    出された位置情報に対応する区域の派遣司令室を選択
    し、この派遣司令室に対し前記通信回線を介して要求元
    の識別情報と位置情報を含む派遣指示情報を送出して、
    要求元に対する派遣業務を行わせる派遣指示手段とを具
    備したことを特徴とする派遣支援システムのセンタ装
    置。
JP2000095626A 2000-03-30 2000-03-30 移動通信ネットワークを使用した派遣支援システムとそのセンタ装置 Pending JP2001285182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000095626A JP2001285182A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 移動通信ネットワークを使用した派遣支援システムとそのセンタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000095626A JP2001285182A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 移動通信ネットワークを使用した派遣支援システムとそのセンタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001285182A true JP2001285182A (ja) 2001-10-12

Family

ID=18610512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000095626A Pending JP2001285182A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 移動通信ネットワークを使用した派遣支援システムとそのセンタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001285182A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003168190A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Tamura Electric Works Ltd 車両配車案内システム及び車両配車案内方法
JP2003178394A (ja) * 2001-12-12 2003-06-27 Ntt Docomo Inc 配車車両選択システム、配車車両選択方法、配車車両選択プログラム及びそれを記録した記録媒体
JP2004038450A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Nec Corp 配車管理システム、位置情報管理装置及び配車管理方法
KR20210051023A (ko) * 2019-10-29 2021-05-10 주식회사 워커맨 네트워크를 통한 시설물 출장 보수 서비스 관리 방법 및 이에 사용되는 관리 서버

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003168190A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Tamura Electric Works Ltd 車両配車案内システム及び車両配車案内方法
JP2003178394A (ja) * 2001-12-12 2003-06-27 Ntt Docomo Inc 配車車両選択システム、配車車両選択方法、配車車両選択プログラム及びそれを記録した記録媒体
JP2004038450A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Nec Corp 配車管理システム、位置情報管理装置及び配車管理方法
KR20210051023A (ko) * 2019-10-29 2021-05-10 주식회사 워커맨 네트워크를 통한 시설물 출장 보수 서비스 관리 방법 및 이에 사용되는 관리 서버
KR102262705B1 (ko) * 2019-10-29 2021-06-09 주식회사 워커맨 네트워크를 통한 시설물 출장 보수 서비스 관리 방법 및 이에 사용되는 관리 서버

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5315636A (en) Personal telecommunications system
JP3437822B2 (ja) 無線通信端末
JP3365054B2 (ja) 位置情報送信システムおよびそれに用いられる位置情報管理装置
JPH1094028A (ja) 移動端末および移動通信システム
JPH09200850A (ja) チャネルメータ及び無線チャネル予約システム
JPH0998474A (ja) 移動通信装置
JPH0856377A (ja) 発信者位置通報装置
JP2004038881A (ja) 緊急通報システム及びその方法
JP2001109977A (ja) 救援システム
JP2000222690A (ja) 配車システム
JP2003296887A (ja) タクシー配車方法、タクシー配車システム及びタクシー配車用ウェブサーバ
JP2002251433A (ja) タクシー配車方法並びにシステム
JPH09172676A (ja) 移動用端末機の位置表示システム、それ用のセンター局およびその移動用端末機
JP2001285182A (ja) 移動通信ネットワークを使用した派遣支援システムとそのセンタ装置
JP3670197B2 (ja) 顧客管理システム
JP3558838B2 (ja) 位置対応情報提供システム
JP2002288791A (ja) 配車されるタクシーの指定方法及びそのシステム
JP5183582B2 (ja) 移動体通信システムおよび移動体通信システムにおける着信通知方法ならびに無線基地局
JP2001331562A (ja) タクシー送迎サービスシステムおよび方法
JP2003061123A (ja) 移動局、サービス提供装置
JP3501765B2 (ja) タクシー配車システムおよび方法
JPH1127393A (ja) 移動通信端末装置を用いた情報提供システム
JP2002015040A (ja) タクシー配車システムと方法
JPH08275241A (ja) 携帯端末、基地局、システム制御装置及び携帯電話システム
JPH0537462A (ja) 移動体通信端末