JP2001285148A - 遠端エコーキャンセラを有する通信装置及びネットワーク - Google Patents

遠端エコーキャンセラを有する通信装置及びネットワーク

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JP2001285148A
JP2001285148A JP2000094960A JP2000094960A JP2001285148A JP 2001285148 A JP2001285148 A JP 2001285148A JP 2000094960 A JP2000094960 A JP 2000094960A JP 2000094960 A JP2000094960 A JP 2000094960A JP 2001285148 A JP2001285148 A JP 2001285148A
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Shigeru Wakeshima
繁 分島
Masaki Hirota
正樹 廣田
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠端エコーをキャンセルできる通信装置及び
ネットワークを提供することを目的とする。 【解決手段】 遠端エコーキャンセラを有する通信装置
において、送信信号が送信先の端末装置に伝送されるま
での間に位置する第2通信装置との間を信号が往復する
のに要する伝送遅延時間を測定する遅延時間測定部と、
伝送遅延時間に基いて送信信号を遅延させてから遠端エ
コーキャンセラに出力する遅延部と、端末装置について
の遠端エコーキャンセル許可/禁止のいずれであるかを
示す網情報を取得する網情報取得部と、網情報が遠端エ
コーキャンセル禁止の場合、遠端エコーキャンセラをデ
ィセーブルにし、網情報が遠端エコーキャンセル許可の
場合、遠端エコーキャンセラをイネーブルにする遠端エ
コーキャンセラ制御部とを具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ONU(Optical N
etwork Unit)等の通信装置及びネットワークに関し、特
に、ONUに設けられるエコーキャンセラーに関する。
【0002】
【従来の技術】ATM−PON(Asynchronous Transfer
Mode-Passive Optical Network)は低価格広帯域のアク
セス網を実現するのに有力視されるアクセス系ネットワ
ーク技術である。ATM−PONは、局側装置であるO
LT(Optical Line Termination)と加入者側装置である
ONU(Optical Network Unit)及び光カプラにより構成
される。複数のONUで光カプラを用いて光伝送路を共
有することにより加入者あたりのコストを安くできるメ
リットがある。ATMでは、5バイトのヘッダと48バ
イトのペイロードからなる53バイトのATMセルの形
で伝送される。
【0003】ATM−PONにおいては、ONUに収容
される電話端末とSTM網(Synchronous Transfer Mod
e)に収容される電話端末との間で通話をする場合、以下
のようにして音声信号が送信される。ONUは電話端末
を接続する2線加入者線と4線伝送路との間をハイブリ
ッド回路により2線4線変換をして、125μsec周
期の8ビット(64Kb/s)の音声信号を48バイト
のペイロードにセル化する。そして、OLTより割当て
られたタイムスロットにそのセルを挿入して、光伝送路
に送信する。OLTは光伝送路よりセルを受信して、セ
ルのVPI/VCIに該当する出方路に転送する。この
セルがATM網を経由して、対向するSTM網の境界に
設けられたIWU(Inter Work Unit)で受信される。I
WUは、ATMセルをデセル化してから、STMフレー
ムに変換して、STM網に送信する。STMフレームは
STM網で伝送される。そして、ハイブリッド回路によ
り4線−2線変換されてから、音声信号が電話端末で受
信される。
【0004】一方、STM網に収容された電話端末から
送信された音声信号は、STMフレームに収容される。
STMフレームに収容された音声信号は、STM網を経
由して、IWUで受信される。IWUは、STMフレー
ムをセルに変換してから、ATM網に送信する。セルは
ATM網を経由して、OLTで受信される。OLTは、
セルを受信すると、該当するONUを収容する光伝送路
に送信する。ONUは、セルを受信して、デセル化す
る。そして、デセル化したセルを125μsecの8ビ
ットの音声信号に変換して、ハイブリッド回路で4線2
線変換を行って、加入者線に送信する。加入者線に送信
された音声信号が電話端末で受信される。
【0005】ハイブリッド回路では、2線−4線変換が
行われるが、ハイブリッド回路においてインピーダンス
の不整合がおき、音声が漏れて相手に戻ることでエコー
が発生する。このエコーが戻ってくる経路をエコーパス
と呼ぶ。エコーはエコーパスを通過後戻ってくるが、一
般的にこの戻ってくるまでの伝送遅延時間が大きくなる
につれて通話への影響が増す傾向がある。このエコーを
抑えるのがエコーキャンセラである。
【0006】図35は、近端エコー及び遠端エコーを示
す図である。図35に示すように、加入者Aの電話機2
#AがATM網に、加入者Bの電話機2#BがSTM網
にそれぞれ収容されているとする。電話機2#Aと電話
機2#Bとの間で通話する場合、電話機2#Bからの音
声信号が加入者A側のONU内のハイブリッド(H)4
#Aで反射して、そのエコーが電話機2#Aからの音声
信号に混入する。このONUのハイブリッド4#Aで発
生するエコーを近端エコーと呼ぶ。一方、電話機2#A
からの音声信号が電話機2#Bのハイブリッド4#Bで
反射して、そのエコーが加入者Bの音声信号に混入す
る。この加入者Bのハイブリッドで発生するエコーを遠
端エコーと呼ぶ。遠端エコーはエコーキャンセラ6#
A、近端エコーはエコーキャンセラ6#Bで除去され
る。
【0007】図36は、エコーキャンセラの動作説明図
である。図36に示すように、エコーキャンセラ6#A
は、遠端音声から擬似エコーを生成して、ハイブリッド
4#Aから出力される音声信号より擬似エコー成分を減
算することにより、音声信号に混入しているエコー成分
を除去する。
【0008】図37は、従来の構成図であり、特に、同
図(A)はネットワーク構成図、同図(B)はONU8
#A及びIWU16の構成図、同図(C)はエコーパス
を示す図である。ATM網14に収容される電話機2#
AとSTM網18に収容される電話機2#Bとの間で通
話をする場合、電話機2#Aは音声信号を送出する。S
LIC4#Aのハイブリッド回路4#2は2線−4線変
換する。エコーキャンセラ24#Aは音声信号に含まれ
るハイブリッド回路4#Aで発生したエコーを除去す
る。セル化回路26#Aは2線−4線変換された音声信
号をセル化して、OLT10に送出する。OLT10は
セルをATM網14に送出する。ATM網14は、IW
U16に伝送する。IWU16は、デセル化回路28に
よりデセル化し、音声信号をSTMフレームに変換し
て、STM網18に送信する。STM網18内の交換機
はSTMフレームから音声信号を取り出す。ハイブリッ
ド回路4#Bは4線−2線変換して、電話機2#Bに送
出する。
【0009】一方、電話機2#Bは音声信号を送出す
る。ハイブリッド回路4#Bは2線−4線変換する。S
TM網18は、電話機2#Bからの音声信号をSTMフ
レームの形で伝送する。IWU16中のエコーキャンセ
ラ30は音声信号に含まれるハイブリッド回路4#Bで
のエコーを除去する。セル化回路28は音声信号をセル
化して、ATM網14に送出する。ATM網14はセル
をOLT10に中継する。OLT10はセルをONU8
#Aに送出する。ONU8#Aはデセル化回路26#A
によりセルをデセル化する。ハイブリッド回路20#A
は4線−2線変換する。電話機2#Aは音声を受信す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、上述したように、ATM網とSTM網との境界部分
に位置するIWU内にエコーキャンセラを設け、STM
網に収容される電話機に対して設けられたハイブリッド
回路によるエコーを除去するのが一般的である。IWU
は、STM網やATM網に接続される回線を多数収容す
る。そのため、回線に応じてエコーキャンセラを設ける
必要があり、IWUが大規模な装置となるためコストが
かさむという問題があった。
【0011】本発明は、上記を鑑みてなされたものであ
り、ATM−PONにおいて、遠端エコーをキャンセル
できる通信装置及びネットワークを提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。図1に示すように、通信装置40は、遠端エコー
キャンセラ41、遅延時間測定部42、遅延部43、網
情報取得部44及び遠端エコーキャンセラ制御部45を
具備する。例えば、通信装置40が収容する端末装置と
端末装置48との間で通信をするとする。端末装置48
は、ハイブリッド回路が設けられているがエコーキャン
セラが設けられていない、例えば、STM網などに収容
される電話機である。網情報取得部44は、端末装置4
8に対して遠端エコーキャンセラ許可/禁止のいずれで
あるかを示す網情報を取得する。例えば、端末装置48
については、ハイブリッド回路が設けられているがエコ
ーキャンセラが設けられていないので、網情報取得部4
4は遠端エコーキャンセラ許可を示す網情報を受信す
る。
【0013】遠端エコーキャンセラ制御部45は、網情
報が遠端エコーキャンセラ許可ならば、遠端エコーキャ
ンセラ41をイネーブルにする。網情報が遠端エコーキ
ャンセラ禁止ならば、遠端エコーキャンセラをディセー
ブルにする。ここでは、遠端エコーキャンセラ41をイ
ネーブルにする。遅延測定部42は、通信する経路上に
位置する第2通信装置46と通信装置40との間で信号
が往復するに要する遅延時間を測定する。通信装置40
は送信信号を送出する。
【0014】この送信信号は、第2通信装置46を経由
して、端末装置48に対して設けられたハイブリッド回
路で反射して遠端エコーが発生する。遠端エコーは、端
末装置48からの送信信号と共に第2通信装置46を経
由して、通信装置40で受信される。このとき、遠端エ
コーは送信信号が送出されてから通信装置40−第2通
信装置46間の遅延時間以降において通信装置40で受
信される。遅延時間測定部42は、遅延時間以上の遅延
量で送信信号を遅延させて、遠端エコーキャンセラ41
に出力する。遠端エコーキャンセラ41はバッファに送
信信号を蓄積してから遠端エコーをキャンセルする。こ
れにより、遠端エコーキャンセラ41のバッファーが実
質的に遅延部43の遅延量だけ拡張される。よって、遠
端エコーキャンセラ41のバッファによる遅延時間を越
える遠端エコーでも、その遅延時間が(遅延量+バッフ
ァによる遅延時間)以内の遅延であれば、遠端エコーを
キャンセルすることができる。
【0015】一方、遠端エコーが発生しない場合や遠端
エコーが他の通信装置でキャンセルされる場合には、網
情報が遠端エコーキャンセラ禁止となり、遠端エコーキ
ャンセラ41がディセーブルになるので、遠端エコーキ
ャンセラ41が誤動作をすることがない。
【0016】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図2は、本発明の第1実施形態によるネットワーク構成
図である。図2に示すように、第1実施形態によるネッ
トワークは、ATM網56、STM網、インターネット
66、図示しない国際電話や図示しない携帯電話網等に
より構成される。ATM網58とSTM網62、インタ
ーネット66、図示しない国際電話網及び図示しない携
帯電話網との間はIWU60を介して接続される。AT
M網58は、ATMセルを伝送するネットワークであ
る。IWU60は、ATM網58と、STM網62、イ
ンターネット66、国際電話及び携帯電話網との間をイ
ンタフェースする。
【0017】STM網62は、同期フレーム網であり、
2線式のアナログ電話機64等を収容する。アナログ電
話機64に対して、2線−4線変換をするハイブリッド
回路63がSTM網62内の図示しない交換機内に設け
られる。但し、STM網62に収容される電話機64に
対するエコーキャンセラは交換機内には設けられていな
い。STM網62内では遅延時間が比較的短いのでエコ
ーが耳障りになることが少ないからである。インターネ
ット66は、IPパケットの形で音声信号、データ信号
や画像信号等のマルチメディア情報を送信する。国際電
話網は海外の通信網を接続する。携帯電話網は携帯電話
機を収容する。
【0018】ATM−PON56はATM網58に収容
されている。ATM−PON56は、複数個のONU5
2#i(i=1〜n)、スプリッタ53及びOLT54
を有する。各ONU52#iは、アナログ電話機50#
iを収容する。尚、本例では、ONU52#iはアナロ
グ電話機50#iを収容する場合のみを例に説明してい
るがワークステーション等の端末を収容しても良い。
【0019】図3は、図2中のONU52#iの機能ブ
ロック図である。図3に示すように、ONU52#i
は、SLIC70#i、遠端・近端エコーキャンセラ、
CLAD及び周辺回路72#i、PDS−LT74#i
及レンジング情報取得回路76#iを有する。SLIC
70#iは、ハイブリッド回路78#i及び音声コーデ
ック80#iを有する。ハイブリッド回路78#iは2
線−4線変換をする。音声コーデック80#iは、音声
信号をディジタル信号に変換して、音声符号化をするこ
と、符号化された音声信号を復号化して、アナログ信号
に変換することを行う。
【0020】図4は、図3中の遠端・近端エコーキャン
セラ、CLAD及び周辺回路72#iを示す図である。
図4に示すように、遠端・近端エコーキャンセラ、CL
AD及び周辺回路72#iは、近端エコーキャンセラ9
0#1i、遠端エコーキャンセラ92#2i、ダイヤル
番号解析部94#i、ダイヤル番号管理テーブル96#
i、遅延量拡張バッファ98#i、遅延量拡張バッファ
制御回路100#i、遅延量総和回路102#i、ON
U−OLT遅延測定回路104#i、網種別受信回路1
06#i、セル化回路108#i、デセル化回路110
#i及び補間・ゆらぎ吸収回路112#iを有する。
【0021】近端エコーキャンセラ90#1iは、バッ
ファ120#1i、ダブルトーク検出回路122#1
i、擬似エコー生成部124#1i、係数126#1i
及び減算器128#1iを有する。端子EN1がイネー
ブルのとき、端子Rin1より入力される音声信号を遅
延して、端子Sin1より入力された音声信号に含まれ
るエコー成分を除去する。端EN1がディセーブルのと
き、端子Sin1に入力される信号をそのまま端子So
ut1に出力する。本例では、端子EN1は常時イネー
ブルになっているものとする。
【0022】バッファ120#1iは、端子Rin1よ
り入力された音声を、一定時間、例えば、64ms、蓄
積するバッファである。ダブルトーク検出回路122#
1iは、端子Rin1,Sin1より入力される音声信
号より話者が同時に通話しているか否かを検出する。話
者が同時に通話しているとき、係数126#iをディセ
ーブルにする。話者が同時に通話していないとき、係数
126#iをイネーブルにする。擬似コード生成部12
4#1iは、係数126#1iに格納された係数とバッ
ファ120#1iにより遅延された音声との掛け算をし
て、擬似エコーを生成する。係数126#1iは、係数
を格納するメモリである。減算器128#1iは、端子
Sin1に入力された音声信号から擬似エコーを減算し
て、端子Sout1より出力する。
【0023】遠端エコーキャンセラ90#2iは、バッ
ファ120#2i、ダブルトーク検出回路122#2
i、擬似エコー生成部124#2i、係数126#2i
及び減算器128#1iを有する。遠端エコーキャンセ
ラ90#2iは、近端エコーキャンセラ90#1iと実
質的に同一であるが、遠端エコーキャンセラ92#2i
の端子EN2がダイヤル番号解析部94#i及び網種別
受信回路106#iによって、イネーブル又はディセー
ブルにされる点で、固定的にイネーブルにされている近
端エコーキャンセラ90#1iの端子EN1と異なる。
【0024】ダイヤル番号解析部94#iは、SLIC
70#iの出力信号から相手側のダイヤル番号を受信
し、ダイヤル番号からダイヤル番号管理テーブル96#
iを検索して、着信側がONU(ATM網)であるか否
かを判別する。着信側がONUならば、端子EN2をデ
ィセーブルにする。着信側がONUであれば、着信側O
NUにおいても、図4と同様の構成となっており、着信
側ONU中の近端エコーキャンセラーでエコーを除去す
るので遠端エコーキャンセラ90#2iでエコーをキャ
ンセルする必要が無いからである。
【0025】図5は、図4中のダイヤル番号管理テーブ
ル96#iの構成図である。図5に示すように、ダイヤ
ル番号管理テーブル96#iは、ダイヤル番号及び網種
別より構成される。ダイヤル番号は、相手側のダイヤル
番号である。網種別は、当該相手側のダイヤル番号の電
話機がONU(ATM網)に収容されているかONU以
外(ATM網以外)なのかを示す情報である。尚、ON
Uに収容される電話機のダイヤル番号のみをダイヤル番
号管理テーブル96#iに登録するようにしておき、登
録されていないタイヤル番号については、ATM網以外
であると判断する。
【0026】遅延量拡張バッファ98#iは、入力され
た音声信号を可変な遅延量で遅延させるためのバッファ
であり、例えば、RAMである。遅延量拡張バッファ制
御回路100#iは、遅延量拡張バッファ98#iに入
力される音声信号の書込アドレス信号と書込制御信号の
生成、遅延量拡張バッファ98#iに音声データを書込
んでから遅延量総和回路102#iより指示される遅延
量だけ遅延して読出ための読出アドレス信号と読出制御
信号の生成をする。
【0027】図6は、図4中の遅延量拡張バッファ制御
回路100#iの構成図である。図6に示すように、遅
延量拡張バッファ制御回路100#iは、書込アドレス
生成部140#i及び読出アドレス生成部142#iを
有する。書込アドレス生成部140#iは、クロックに
同期してカウント動作をして、書込アドレスと書込制御
信号を生成する。書込アドレスは0から最大値までのサ
イクリックな値である。書込アドレスの最大値は、遅延
量に相当するクロック数以上、遅延量拡張バッファ98
#iの最大容量以下の整数値とする。読出アドレス生成
部142#iは、(書込アドレス−遅延量)が0から書
込アドレスの最大値の範囲となるようにサイクリックに
生成する。そして、(書込アドレス−遅延量)を読出ア
ドレスとする。ここで、1遅延量は、音声をディジタル
信号に変換するときのサンプリング周期である125μ
secに相当する。
【0028】図4中の遅延量総和回路102#iは、O
NU−SLT遅延量測定回路104#iにより測定され
たONU52#iとOLT54との間の遅延時間と固定
遅延時間を加算する。加算した遅延時間をサンプリング
周期に換算し、遅延量として出力する。固定遅延時間と
は、遠端エコーの遅延時間に含まれる、ONU52#
iでのセル化、IWU60でのデセル化、IWU6
0でのセル化、ONU52#iでのデセル化に要する
時間の最小値をいう。最小値としたのは、固定遅延時間
よりも大きな遅延時間で遠端への送信信号を遅延させる
ので、固定遅延時間内に含まれるエコー成分は除去でき
ないからである。網種別受信回路106#iは、IWU
60より遠端エコーキャンセル禁止/許可の網種別を受
信する。網種別が遠端エコーキャンセル禁止ならば、遠
端エコーキャンセラ90#2iの端子EN2をディセー
ブルにする。網種別が遠端エコーキャンセル許可なら
ば、遠端エコーキャンセラ90#2iをイネーブルにす
る。
【0029】セル化回路108#iは、8ビットにサン
プリングされたディジタル音声信号を48バイトのペイ
ロードに収容して、セルを生成する。デセル化回路10
0#2iは、セル化された48バイトのペイロードを分
解する。補間及びゆらぎ吸収回路112#iは、欠落し
た音声信号の補間及びセル遅延のゆらぎの調整をして、
ディジタル音声信号を、64Kb/sの速度で遠端エコ
ーキャンセラ90#2iに出力する。
【0030】図3中のPDS−LT74#iは、遠端・
近端エコーキャンセラ、CLAD及び周辺回路72#i
より入力されるセルを、OLT54により割り当てられ
たタイムスロットに収容して、OLT54により後述す
るレンジング情報により指示された遅延時間だけ基準フ
レームの基準位置より遅れた位相でOLT54に送出す
る。また、OLT54よりセルを受信して、そのVPI
/VCIが自身宛てのものであるかを判別して、自身宛
てのセルを回路72#iに出力する。
【0031】図7は、レンジング処理を示す図である。
図7に示すように、例えば、ONU52#1,52#
2,52#3とOLT54との間の距離が相違する。各
ONU52#iは、OLT54により割り当てられたタ
イムスロットでATMセルを送出するが、上りフレーム
の基準から位相調整を行わずに、各ONU52#iが上
りタイムスロットをOLT54に送信するとすると、O
NU52#iとOLT54間の距離の相違により、前後
の上りタイムスロットに収容されたセルが衝突する場合
がある。この衝突を回避するべく、OLT54では、各
ONU52#i間の遅延時間を、例えば、PLOAMセ
ルを使用して測定している。測定した遅延時間から最大
遅延時間のONUが遅延時間0でタイムスロットを送出
したセルと、各ONU52#iがOLT54に送出した
セルが同時に到着するように、OLT54は、(最大遅
延時間−測定遅延時間)だけ位相を基準から遅らせてタ
イムスロットを送出するように、レンジング情報を各O
NU52#iに通知する。PDS−LT74#iは、レ
ンジング情報により指示される位相で上りタイムスロッ
トを送出する。レンジング情報取得回路76#iは、レ
ンジング情報を受信すると、PDS−LT74#i及び
遠端・近端エコーキャンセラ、CLAD及び周辺回路7
2に通知する。
【0032】図2中のスターカプラ53は、OLT54
−ONU52#i(i=1〜n)間を接続する。OLT
54は、ATM網58からATMセルを受信して、該当
するPON−IF部により、ATMセルを下りタイムス
ロットに収容して、下り光伝送路に送出する。また、上
りATMセルを受信して、該当するATM網58に送出
する。更に、PON−IF部により上述したレンジング
処理を行う。
【0033】図8は、図2中のIWU60の構成図であ
る。図8に示すように、IWU60は、セル化・デセル
化及び周辺回路150及びフォーマット変換回路152
#i(i=1〜n)を有する。
【0034】図9は、図8中のセル化・デセル化及び周
辺回路150の構成図である。図9に示すように、セル
化・デセル化及び周辺回路150は、補間及びゆらぎ吸
収回路160、デセル化162、セル化回路164及び
網種別判別回路166を有する。補間及びゆらぎ吸収回
路160は、欠落した音声信号の補間及びビットレート
のゆらぎの調整をする。デセル化回路162は、セルか
らペイロードを分離する。
【0035】図10は、図9中の網種別判別回路166
の構成図である。図10に示すように、網種別判別回路
166は、ダイヤル番号解析部170、網種別取得部1
72、網種別通知用セル生成部174、網種別通知用セ
ル送出部176及び網種別管理テーブル178を有す
る。ダイヤル番号解析部170は、デセル化回路162
より受信したATMセルに含まれる着信側のダイヤル番
号を抽出する。網種別取得部172は、着信側のダイヤ
ル番号から、網種別管理テーブル178を検索して、遠
端エコーキャンセル禁止/許可のいずれであるかを示す
網種別を取得する。また、ATM網58に収容される電
話機が着信側となる場合、発信側のSTM網62などの
対向網に応じた網種別を取得する。発信側網種別通知用
セル生成部174は、網種別を含む網種別通知用セルを
生成する。ここで、網種別通知用セルは、例えば、発信
側のONU52#iとの間で音声データの通信に使用す
るATMセルのVPI/VCIを使用し、網種別をペイ
ロードに収容する。網種別通知用セル送出部176は、
網種別通知用セルをセル化回路164を通して、ATM
網58に送出する。
【0036】図11は、図10中の網種別管理テーブル
178の構成図である。図11に示すように、網種別管
理テーブル178は、ダイヤル番号及び網種別から構成
される。ダイヤル番号は、着信側の電話機の電話番号で
ある。網種別は、その着信側のダイヤル番号に該当する
網について、遠端エコーキャンセル許可/禁止を示す情
報である。遠端エコーキャンセラ許可は、例えば、ST
M網の場合である。遠端エコーキャンセルは、以下の場
合に禁止される。
【0037】 着信側でエコーキャンセラを持ってい
るので、エコーキャンセルの必要が無い場合、例えば、
国際電話網の場合。
【0038】 着信側でエコーが発生しない場合、例
えば、ハイブリッド回路を持たない、携帯電話網やイン
ターネット網の場合。
【0039】図8中のフォーマット変換回路152#i
(i=1〜n)は、ATMセルと対向するSTM網6
2、インターネット66、国際電話網、携帯電話網など
の対向網との間をインタフェースする。例えば、フォー
マット変換回路152#1は、STM網62とATM網
58の間をインタェースし、シリアルデータ−STMフ
レーム間のフォーマット変換を行う。
【0040】以下、図2のネットワークの動作説明をす
る。
【0041】(1) ONU52#i−OLT54間の
遅延時間の測定 OLT54のPON−IF部はPLOAMセルを用い
て、ONU52#i間の遅延時間を測定して、レンジン
グ情報をONU52#iに送出する。レンジング情報取
得回路76#iは、PLOAMセルに含まれるレンジン
グ情報を受信すると、PDS−LT74#i及び遠端・
エコーキャンセラ、CLAD及び周辺回路72#iに通
知する。PDS−LT74#iは、レンジング情報によ
り指示される遅延時間に従って位相調整をして、上りタ
イムスロットを送出する。図4中のONU−OLT遅延
測定回路104#iは、(最大遅延時間−レンジング情
報により指示される遅延時間)×2を算出して、測定遅
延時間として、遅延量総和回路102#iに出力する。
【0042】図12は、遅延量総和回路102#iの動
作フローチャートである。ステップS2において、ON
U−OLT遅延測定回路104#iより測定遅延時間を
入力する。ステップS4において、総和遅延時間=測定
遅延時間+固定遅延量を算出する。ステップS6におい
て、総和遅延時間をサンプリング時間で割り算をして、
その結果を遅延量として、遅延量拡張バッファ制御回路
100#iに出力する。
【0043】(2) 電話機50#iがオフフックした
とき (2−1) 網種別の取得 図13は、ダイヤル番号解析部94#iの動作フローチ
ャートである。電話機50#iがオフフックされて、S
TM網62に収容される電話機64のダイヤル番号が入
力されたとする。図13中のステップS10において、
ダイヤル番号が受信されたか否かを判定する。ダイヤル
番号が受信されたならば、ステップS13に進む。ダイ
ヤル番号が受信されていなければ、ステップS10でウ
ェイトする。ここでは、ダイヤル番号が受信されたの
で、ステップS12に進む。ステップS12において、
ダイヤル番号よりダイヤル番号管理テーブル96#iを
検索して、ダイヤル番号に該当する網種別を取り出す。
ステップS14において、網種別がATM網58なのか
ATM網58以外なのかを判別する。網種別がATM網
58ならば、ステップS16に進む。網種別がATM網
58以外ならば、何もせずに終了する。ステップS16
において、遠端エコーキャンセラ90#2iの端子EN
2をディセーブルにする。ここでは、ATM網58以外
のSTM網62に収容される電話機64のダイヤル番号
が入力されたので、端子EN2には何も信号は出力され
ない。
【0044】ダイヤル番号はセル化回路108#iにも
入力される。セル化回路108#iは、ダイヤル番号の
電話機64が収容されるSTM網62とATM網58と
の境界のIWU60とONU52#iとの間で予め設定
されたVPI/VCIをセルヘッダに、ダイヤル番号を
ペイロードに、それぞれ設定する。そして、OLT5
4、ATM網58を経由して、セルをIWU60に送信
する。セルは、IWU60中の補間及びゆらぎ吸収回路
160、デセル化回路162を通して、網種別判別回路
166で受信される。
【0045】図10に示す網種別判別回路166中のダ
イヤル番号解析部170は、セルからダイヤル番号を取
り出す。網種別取得部172は、ダイヤル番号から網種
別管理テーブル178を検索して、当該ダイヤル番号の
網種別を取得する。ここでは、ダイヤル番号はSTM網
62が収容される電話機64のダイヤル番号なので、網
種別は遠端エコーキャンセル許可となっている。網種別
通知用セル生成部174は、網種別をペイロードに、O
NU52#i間のVPI/VCIをヘッダに、それぞれ
設定する。網種別通知用セル送出部176は、網種別を
含むセルをセル化回路164を通して、ATM網58に
送出する。ATMセルは、ATM網58、OLT54を
経由して、ONU52#iに送信される。
【0046】図14は、網種別受信回路106#iの動
作フローチャートである。ステップS20において、網
種別を受信する。ステップS22において、網種別が遠
端エコーキャンセル許可/禁止のいずれであるかを判別
する。網種別が遠端エコーキャンセル許可ならば、ステ
ップS24に進む。網種別が遠端エコーキャンセル許可
ならば、ステップS26に進む。ここでは、遠端エコー
キャンセル許可なので、ステップS26に進む。ステッ
プS24において、遠端エコーキャンセラ90#2iの
端子EN2をディセーブルにする。ステップS26にお
いて、遠端エコーキャンセラ90#2iの端子EN2を
イネーブルにする。ここでは、遠端エコーキャンセラ9
0#2iの端子EN2がイネーブルになる。
【0047】(2−2) エコーキャンセル STM網62に収容される交換機より電話機64に着信
される。電話機64がオフフックされると通話が開始さ
れる。電話機50#iからの音声は、ONU52#i中
のSLIC70#iより2線−4線変換、音声符号化さ
れて、遠端・近端エコーキャンセラ、CLAD及び周辺
回路72#i中の近端エコーキャンセラ90#1iの端
子Sin1に入力される。近端エコーキャンセラ90#
1iは、端子Rin1に入力される電話機64から送出
された音声受信信号をバッファ120#1iに蓄積する
と共に端子Rout1よりSLIC70#iに出力す
る。SLIC70#iは、音声復号化、4線−2線変換
をして、電話機50#iに出力する。このとき、ハイブ
リツド回路78#iで発生した近端エコーが端子Sin
1に入力される音声信号に含まれている。擬似エコー生
成部124#1iは、係数126#1iとバッファ12
0#1iに蓄積された音声信号との乗算を行って、擬似
エコーを生成する。減算器128#1iは、端子Sin
1から入力される近端エコー成分が混入した音声信号か
ら擬似エコーを減算して、エコー成分を除去して、端子
Sout1より出力する。
【0048】図15及び図16は、遅延量拡張バッファ
制御回路100#iのタイムチャートである。遅延量拡
張バッファ制御回路100#i中の書込アドレス生成部
140#iは、図15に示すように、125μsecの
周期のクロックに同期してカウント動作して、書込アド
レス#iを生成する。読出アドレス生成部142#i
は、図15及び図16に示すように、クロックに同期し
て、書込期間と読出期間とが重ならないように、(書き
込みアドレス#i−遅延量D)を算出して、読出アドレ
ス#(i−D)を生成する。遅延量拡張バッファ98#
iには、書込アドレス#iの領域に、8ビットの音声信
号が書き込まれる。一方、遅延量拡張バッファ98#i
からは、読出アドレス#(i−D)に蓄積された8ビッ
トの音声信号が読出される。これにより、音声信号が遅
延量拡張バッファ98#iに書込まれてから、遅延量D
だけ遅延してから読出される。遅延量拡張バッファ98
#iより読出された音声信号は、遠端エコーキャンセラ
90#2iの端子Rin2に入力される。
【0049】図17及び図18は、遠端エコーキャンセ
ラ90#2iの動作説明図である。端子Sout1より
出力された音声信号が端子Sin2にエコーとして入力
されるまでの遅延時間が10セル相当、遅延量が2セル
相当、バッファ120#i2の容量(最大エコーパス長
(最大許容遅延量))が10セル相当、遠端エコーパス
長が11セル相当であるとする。この場合、遠端エコー
パス長>最大エコーパス長なので、遅延量拡張バッファ
98#iが無ければ、遠端エコーをキャンセルすること
ができない。
【0050】ところが、遅延量拡張バッファ98#iを
設けたので、遅延バッファ量拡張バッファ98#iから
2セル相当の遅延時間だけ遅延して、端子Rin2に入
力される。例えば、セル番号15のセルがOLT54に
送出された時点では、セル番号13〜4のセルに含まれ
る音声信号がバッファ120#2iに蓄積されている。
尚、図17及び図18中のセル番号に’が附された音声
信号は遠端エコーが含まれているもの、’が附されてい
ない音声信号は遠端エコーが含まれていまいものを示
す。
【0051】一方、このとき、端子Sin2には、セル
番号4の音声信号がエコー成分として含まれる音声信号
4’が入力される。この音声信号4’の元の音声信号が
含まれるセル4がバッファ120#2iに蓄積されてい
るので、遠端エコーキャンセラ90#2iは遠端エコー
をキャンセルすることができる。即ち、遅延量拡張バッ
ファ98#iにより、最大エコーパス長(エコーパス長
1)から遅延量2だけエコーパス長2に伸びたことにな
る。
【0052】(3) 電話機64が発信して、ONU5
2#iの電話機50#iが着信側になる場合は、IWU
60は、ONU52#iのダイヤル番号から遠端エコー
キャンセル許可の網種別をONU52#iに送出する。
ONU52#iの網種別受信回路106#iより遠端エ
コーキャンセラ90#2iの端子EN2をイネーブルに
する。
【0053】以上説明したように、第1実施形態によれ
ば、IWUの装置規模が大きくならず、コストを低減化
できる。また、エコーキャンセルをする必要のある場合
のみ遠端エコーキャンセルしているので、運用上問題が
生じることがない。
【0054】第2実施形態 図19は、本発明の第2実施形態によるネットワーク構
成図であり、図2中の構成要素と実施的に同一の構成要
素には同一の符号を附している。
【0055】図20は、図19中のONU180#iの
構成図であり、図3中の構成要素と実質的に同一の構成
要素には同一の符号を附している。
【0056】図21は、図20中の遠端・近端エコーキ
ャンセラ、CLAD及び周辺回路182#iの構成図で
あり、図4中の構成要素と実質的に同一の構成要素には
同一の符号を附している。遅延量拡張バッファ190#
iがFIFO(First-In First-out)である点で図4中
の遅延量拡張バッファ98#iと異なる。遅延量拡張バ
ッファ制御回路192#iは、FIFOバッファ190
#iへの書込み・読出しを制御する点が図4中の遅延量
拡張バッファ制御回路100#iと異なる。
【0057】図22は、図21中の遅延量拡張バッファ
制御回路192#i及び遅延量拡張バッファ190#i
を示す図である。遅延量拡張バッファ制御回路192#
iは、遅延量拡張バッファ190#iに書込制御信号/
読出制御信号、書込アドレス/読出アドレスを生成す
る。
【0058】図23は、遅延量拡張バッファ制御回路1
92#iのタイムチャートである。図24は、図22の
動作説明図である。遅延量拡張バッファ制御回路192
#iは、クロックに同期して、図23に示すように、書
込制御信号をイネーブルにする共に書込アドレス#0を
出力する。FIFOバッファ190#iは、書込制御信
号がイネーブルになると、図24に示すように、格納さ
れている全ての音声信号を1アドレスだけ直後に移動す
る。そして、アドレス#0の領域に音声信号を書込む。
遅延量拡張バッファ制御回路192#iは、クロックに
同期して、書込期間と読出期間が重複しないように、読
出制御信号をイネーブルにすると共に読出アドレス#D
(Dは遅延量)の音声信号を読出す。これにより、FI
FO190#iに音声信号が書込まれてから、遅延量D
だけ遅延してから、FIFO190#iより音声信号が
読出される。
【0059】以上説明したように、第2実施形態によれ
ば、第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0060】第3実施形態 図25は、本発明の第3実施形態によるネットワーク構
成図であり、図2中の構成要素と実施的に同一の構成要
素には同一の符号を附している。
【0061】図26は、図25中のONU200#iの
構成図であり、図3中の構成要素と実質的に同一の構成
要素には同一の符号を附している。
【0062】図27は、図26中の遠端・近端エコーキ
ャンセラ、CLAD及び周辺回路210#iの構成図で
あり、図4中の構成要素と実質的に同一の構成要素には
同一の符号を附している。図4中のONU−OLT遅延
量測定回路104#iの代わりに、遅延量測定回路22
2#iを設けたことが図4と異なる。
【0063】図28は、図27中の遅延量測定回路22
2#iの構成図である。図28に示すように、遅延量測
定回路222#iは、遅延測定用セル送出部232#
i、シーケンス番号生成部230#i、遅延測定用応答
セル受信部234#i及び遅延測定部236#iを有す
る。遅延測定用セル送出部232#iは、ONU52#
i−IWU202間の遅延時間を測定するための遅延測
定用セルを生成して、セル化回路108を通して、OL
T54に送出すると共にセルの送出時刻に関する情報を
メモリに記憶する。
【0064】遅延測定用セルは、シーケンス番号生成部
230#iにより生成されたシーケンス番号をペイロー
ドに、IWU202間でコネクションが設定されたVP
I/VCIをヘッダに設定される。送出時刻に関する情
報には、送出したセルに含まれるシーケンス番号及び送
出時刻が含まれる。シーケンス番号生成部230#i
は、シーケンス番号を生成する。遅延測定用応答セル受
信部234#iは、遅延測定用応答セルを受信すると、
そのセルのペイロードに含まれるシーケンス番号を取り
出す。遅延測定部236#iは、遅延測定用応答セルの
シーケンス番号からメモリを検索して、そのシーケンス
番号の遅延測定用セルの送出時刻を求める。その送出時
刻と受信時刻との差分を遅延時間とする。この遅延時間
の測定を一定時間繰り返して行い、その最小の遅延時間
を遅延量とする。最小の遅延時間を遅延時間としたの
は、遅延量以内で遠端エコーが返ってくると、エコーを
キャンセルすることができないからである。
【0065】図29は、図25中のIWU202の構成
図であり、図8中の構成要素と実質的に同一の構成要素
には同一の符号を附している。
【0066】図30は、図29中のセル化・デセル化及
び周辺回路239の構成図であり、図9中の構成要素と
実質的に同一の構成要素には同一の符号を附している。
デセル化回路242#iは、セルの分解、網種別判別回
路166及び遅延遅延量測定回路244に出力を行う。
遅延量測定回路244は、遅延測定用セルを受信する
と、シーケンス番号を取り出し、遅延測定用応答セルの
ペイロードに該シーケンス番号を、ヘッダに遅延測定用
セルの送出元のONUとの間で予め定められたVPI/
VCI、例えば、遅延測定用セルに設定されていたVP
I/VCIを設定して、セル化回路248を通して、遅
延測定用セル応答セルをATM網58に送出する。セル
化回路248は、フォーマット変換回路152#i(i
=1〜n)から入力される音声信号やデータ信号等のセ
ル化してATM網58に送出すること、網種別判別回路
166より入力される網種別を含むセル及び遅延量測定
回路244より入力される遅延測定用応答セルをATM
網58に送出することを行う。
【0067】図31は、図30中の遅延量測定回路24
4の構成図である。図31に示すように、遅延量測定回
路244は、遅延測定用セル受信部250、シーケンス
番号取り出し部252、遅延測定用応答セル生成部25
4及び遅延測定用応答セル送出部256を有する。遅延
測定用セル受信部250は、セルを受信して、遅延測定
用セルであるか否か判別して、遅延測定用セルならば、
セルをシーケンス番号取り出し部252に出力する。シ
ーケンス番号取り出し部252は、遅延測定用セルに含
まれるシーケンス番号及びVPI/VCIを取り出す。
【0068】遅延測定用応答セル生成部254は、遅延
測定用応答セルのペイロードにシーケンス番号、ヘッダ
に、ヘッダに遅延測定用セルの送出元のONUとの間で
予め定められたVPI/VCI、例えば、遅延測定用セ
ルに設定されていたVPI/VCIを設定して、遅延測
定用応答セルを生成する。遅延測定用応答セル送出部2
56は、遅延測定用応答セルをセル化回路248を通し
て、ATM網58に送出する。第3実施形態は、遅延量
測定に関わる処理が第1実施形態と異なるので、この部
分の動作説明をする。ONU200#iは、例えば、起
動されると、以下の遅延量測定を行う。起動時に行うの
は、通常、遅延量測定は一度行えば十分であるからであ
る。
【0069】図32は、遅延量測定を示す図である。
【0070】(1) 遅延測定用セルの生成・送出 図33は遅延測定用セルの生成・送出のフローチャート
である。シーケンス番号生成部230#iは、ステップ
S30において、シーケンス番号を初期化(例えば、初
期値=#1)する。遅延測定用セル生成部231#i
は、ステップS32において、IWU202とONU2
00#iとの間で予め設定されたVPI/VCIをヘッ
ダに、シーケンス番号及び遅延測定用セルである旨の情
報をペイロードに設定して、遅延測定用セルを生成す
る。遅延測定用セル送出部232#iは、ステップS3
4において、遅延測定用セルを、セル化回路108#i
及びPDS−LT74#iを通して、OLT54に送出
する。遅延測定用セル送出部232#iは、ステップS
36において、遅延測定用セルの送出時刻及びそのシー
ケンス番号をメモリに記録する。遅延測定用セル生成部
231#iは、ステップS38において、遅延測定用セ
ルを生成してから一定時間が経過したか否かを判定す
る。一定時間が経過すれば、ステップS40に進む。一
定時間が経過していなければ、ステップS38でウェイ
トする。シーケンス番号生成部230#iは、ステップ
S40において、シーケンス番号をインクリメントし
て、ステップS32に戻る。ステップS32〜S36に
おいて、遅延測定用セルが生成・送出される。これを一
定時間毎に、一定の回数繰り返す。
【0071】(2) 遅延測定用応答セルの生成・送出 (1)により送出された遅延測定用セルは、図32に示
すように、ATM網58を経由して、IWU202で伝
送される。遅延量測定回路244中の遅延測定用セル受
信部250は、セルを受信して、遅延測定用セルである
か否か判別して、遅延測定用セルならば、セルをシーケ
ンス番号取り出し部252に出力する。シーケンス番号
取り出し部252は、遅延測定用セルに含まれるシーケ
ンス番号及びVPI/VCIを取り出す。遅延測定用応
答セル生成部254は、ペイロードにシーケンス番号、
ヘッダに遅延測定用セルの送出元のONUとの間で予め
定められたVPI/VCI、例えば、遅延測定用セルに
設定されていたVPI/VCIを設定して、遅延測定用
応答セルを生成する。遅延測定用応答セル送出部256
は、遅延測定用応答セルをセル化回路248を通して、
ATM網58に送出する。
【0072】(3) 遅延量測定 (2)により送出された遅延測定用応答セルは、図32
に示すように、ATM網58、OLT54を経由して、
ONU200#iで受信される。
【0073】図34は遅延量測定のフローチャートであ
る。遅延測定用応答セル受信部234#iは、ステップ
S50において、遅延測定用応答セルを受信する。遅延
測定用応答セル受信部234#iは、ステップS52に
おいて、遅延測定用応答セルからシーケンス番号を取り
出す。遅延測定用応答セル受信部234#iは、ステッ
プS54において、シーケンス番号を受信時刻と共にメ
モリに記録する。遅延測定部236#iは、ステップS
56において、遅延測定用応答セルのシーケンス番号に
一致する遅延測定用セルの送信時刻と受信時刻との差を
遅延時間として求める。遅延測定部236#iは、ステ
ップS58において、一定回数の遅延時間を測定したか
否かを判別する。一定回数の測定をしたならば、ステッ
プS60に進む。一定回数の測定が終了していなけれ
ば、ステップS50に戻る。ステップS60において、
測定した複数の遅延時間から遅延時間を算出する。例え
ば、複数の遅延時間の最小遅延時間を遅延時間とする。
遅延測定部236#iは、ステップS62において、遅
延量を出力する。
【0074】以上説明したように、第3実施形態によれ
ば、第1実施形態と同様の効果がある上に更に以下の効
果がある。ONU−IWU間の遅延時間はONU−OL
T間の遅延時間よりも大きいので、第1実施形態よりも
バッファ拡張量が大きくなる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
対向網の通信装置(IWU)の装置規模が大きくなら
ず、コストを低減化できる。また、エコーキャンセルを
する必要のある場合のみ遠端エコーをキャンセルしてい
るので、運用上問題が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるネットワーク構成
図である。
【図3】図2中のONU構成図である。
【図4】図3中の遠端・近端エコーキャンセラ、CLA
D及び周辺回路の構成図である。
【図5】図4中のダイヤル番号管理テーブルの構成図で
ある。
【図6】図4中の遅延量拡張バッファ制御回路の構成図
である。
【図7】レンジング処理を示す図である。
【図8】図2中のIWUの構成図である。
【図9】図8中のセル化・デセル化及び周辺回路の構成
図である。
【図10】図9中の網種別判別回路の構成図である。
【図11】図10中の網種別管理テーブルの構成図であ
る。
【図12】遅延量総和回路の動作フローチャートであ
る。
【図13】ダイヤル番号解析部の動作フローチャートで
ある。
【図14】網種別受信回路の動作フローチャートであ
る。
【図15】遅延量拡張バッファ制御回路のタイムチャー
トである。
【図16】遅延量拡張バッファの制御を示す図である。
【図17】遠端エコーキャンセラの動作説明図である。
【図18】遠端エコーキャンセラの動作説明図である。
【図19】本発明の第2実施形態によるネットワーク構
成図である。
【図20】図19中のONU構成図である。
【図21】図20中の遠端・近端エコーキャンセラ、C
LAD及び周辺回路の構成図である。
【図22】図21中の遅延量拡張バッファ制御回路及び
遅延量拡張バッファを示す図である。
【図23】遅延量拡張バッファ制御回路のタイムチャー
トである。
【図24】図22の動作説明図である。
【図25】本発明の第3実施形態によるネットワーク構
成図である。
【図26】図25中のONU構成図である。
【図27】図26中の遠端・近端エコーキャンセラ、C
LAD及び周辺回路の構成図である。
【図28】図27中の遅延量測定回路の構成図である。
【図29】図25中のIWU構成図である。
【図30】図29中のセル化・デセル化及び周辺回路の
構成図である。
【図31】図30中の遅延量測定回路の構成図である。
【図32】遅延量測定を示す図である。
【図33】遅延測定用セルの生成・送出フローチャート
である。
【図34】遅延量測定のフローチャートである。
【図35】近端エコー及び遠端エコーを示す図である。
【図36】エコーキャンセラの動作説明図である。
【図37】従来の構成図である。
【符号の説明】
40 通信装置 41 遠端エコーキャンセラ 42 遅延時間測定部 43 遅延部 44 網情報取得部 45 遠端エコーキャンセラ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 BB03 DD10 5K030 HA10 HB01 HD05 JA06 JA10 JL03 JL08 JT01 5K046 AA01 AA07 BA03 HH04 HH60 HH77 9A001 CC02 CC09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号を蓄積して、受信信号に含まれ
    るエコーをキャンセルする遠端エコーキャンセラを有す
    る通信装置において、 前記送信信号が送信先の端末装置に伝送されるまでの間
    に位置する第2通信装置との間を信号が往復するのに要
    する伝送遅延時間を測定する遅延時間測定部と、 前記伝送遅延時間に基いて前記送信信号を遅延させてか
    ら前記遠端エコーキャンセラに出力する遅延部と、 前記端末装置についての遠端エコーキャンセル許可/禁
    止のいずれであるかを示す網情報を取得する網情報取得
    部と、 前記網情報が遠端エコーキャンセル禁止の場合、前記遠
    端エコーキャンセラをディセーブルにし、前記網情報が
    遠端エコーキャンセル許可の場合、前記遠端エコーキャ
    ンセラをイネーブルにする遠端エコーキャンセラ制御部
    と、 を具備したことを特徴とする遠端エコーキャンセラを有
    する通信装置。
  2. 【請求項2】 送信信号をATMセル化して出力伝送路
    に送出し、入力伝送路よりATMセルを受信してデセル
    化して受信信号を出力し、ATMセル化前の送信信号を
    蓄積してデセル化された受信信号に含まれるエコーをキ
    ャンセルする遠端エコーキャンセラを有する通信装置に
    おいて、 前記ATMセル化された送信信号が送信先の端末装置に
    伝送されるまでの間に位置する第2通信装置との間を信
    号が往復するのに要する遅延時間を測定する遅延時間測
    定部と、 固定遅延時間及び前記遅延時間に基づく遅延量だけ前記
    ATMセル化前の送信信号を遅延させてから前記遠端エ
    コーキャンセラに出力する遅延部と、 ATM網と他の通信網との境界に位置する対向通信装置
    より通信の相手の端末装置について、遠端エコーキャン
    セル許可/禁止のいずれであるかを示す網情報を受信す
    る網情報受信部と、 前記網情報が遠端エコーキャンセル禁止の場合、前記遠
    端エコーキャンセラをディセーブルにし、前記網情報が
    遠端エコーキャンセル許可の場合、前記遠端エコーキャ
    ンセラをイネーブルにする遠端エコーキャンセラ制御部
    と、 を具備したことを特徴とする遠端エコーキャンセラを有
    する通信装置。
  3. 【請求項3】 前記通信装置はONU、前記第2通信装
    置は複数個のONUを収容し、各ONUとの間の伝送遅
    延時間を測定して各ONUに位相情報を送出するOLT
    であり、前記遅延時間は前記位相情報に基いて算出され
    たOLTとの間を信号が往復するのに要する時間である
    請求項2記載の遠端エコーキャンセラを有する通信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記遅延時間測定部は、遅延測定用セル
    を前記対向通信装置に送出する遅延測定用セル送出部
    と、前記遅延測定用セルに対する前記対向通信装置から
    の遅延測定用応答セルを受信する遅延測定用応答セル受
    信部と、前記遅延測定用セルが送出されてから前記遅延
    測定用応答セルを受信するまでの遅延時間を算出する遅
    延時間算出部とを有することを特徴とする請求項2記載
    の遠端エコーキャンセラを有する通信装置。
  5. 【請求項5】 前記遅延測定用セルはシーケンシャル番
    号を含み、前記遅延測定用応答セルは前記シーケンシャ
    ル番号を含み、前記遅延時間算出部は前記遅延測定用応
    答セルの受信時刻と該遅延測定用応答セルに含まれるシ
    ーケンシャル番号を含む遅延測定用セルの送出時刻との
    時間差を算出することを特徴とする請求項4記載の遠端
    エコーキャンセラを有する通信装置。
  6. 【請求項6】 着信側のダイヤル番号の端末装置につい
    て、遠端エコーキャンセルをする必要があるか否かを示
    す第2網情報を記憶するダイヤル番号管理テーブルと、
    ダイヤル番号を受信するダイヤル番号受信部と、前記ダ
    イヤル番号管理テーブルを検索して、前記ダイヤル番号
    に該当する前記第2網情報を取得する網情報取得部と、
    該第2網情報が遠端エコーキャンセルをする必要がない
    場合は前記遠端エコーキャンセラをディセーブルにする
    第2遠端エコーキャンセラ制御部とを更に具備したこと
    を特徴とする請求項2記載の遠端エコーキャンセラを有
    する通信装置。
  7. 【請求項7】 前記遅延部は、遅延量拡張バッファと、
    前記セル化前の送信信号を前記遅延量拡張バッファに書
    込み、前記送信信号を書込んでから前記遅延量だけ遅れ
    て前記遅延量拡張バッファから読出して前記遠端エコー
    キャンセラに出力する遅延量拡張バッファ制御回路とを
    有することを特徴とする請求項1又は2記載の遠端エコ
    ーキャンセラを有する通信装置。
  8. 【請求項8】 前記ハイブリット回路と、前記受信信号
    を蓄積して送信信号に含まれるエコー成分を除去する近
    端エコーキャンセラとを更に具備したことを特徴とする
    請求項1又は2記載の遠端エコーキャンセラを有する通
    信装置。
  9. 【請求項9】 前記固定遅延時間は、前記通信装置での
    セル化及びデセル化に要する第1処理時間と前記対向通
    信装置におけるセル化及びデセル化に要する第2処理時
    間とを含むことを特徴とする請求項2記載の遠端エコー
    キャンセラを有する通信装置。
  10. 【請求項10】 複数のONU及び該複数のONUを収
    容するOLTを含むATM網と、アナログ電話機を収容
    するSTM網と、前記ATM網と前記STM網との境界
    に位置するIWUとを含むネットワークにおいて、 前記各ONUは、 送信信号をATMセル化するセル化回路と、 受信信号をデセル化するデセル化回路と、 ATMセル化前の送信信号を蓄積してデセル化された受
    信信号に含まれるエコーをキャンセルする遠端エコーキ
    ャンセラと、 遅延測定用セルを前記IWUに送出する遅延測定用セル
    送出部と、 前記遅延測定用セルに対して前記IWUより送出された
    遅延測定用応答セルを受信する遅延測定用応答セル受信
    部と、 前記遅延測定用セルが送出されてから前記遅延測定用応
    答セルを受信するまでの遅延時間を測定する遅延時間測
    定部と、 固定遅延時間及び前記遅延時間に基づく遅延量だけ前記
    ATMセル化前の送信信号を遅延させてから前記遠端エ
    コーキャンセラに出力する遅延部と、 前記IWUより通信の相手の端末装置についての遠端エ
    コーキャンセル許可/禁止のいずれであるかを示す網情
    報を受信する網情報受信部と、 前記網情報が遠端エコーキャンセル禁止の場合、前記遠
    端エコーキャンセラをディセーブルにし、前記網情報が
    遠端エコーキャンセル許可の場合、前記遠端エコーキャ
    ンセラをイネーブルにする遠端エコーキャンセラ制御部
    とを具備し、 前記IWUは、 着信側のダイヤル番号と該ダイヤル番号の端末装置につ
    いて、遠端エコーキャンセル許可/禁止のいずれである
    かを示す網情報を記憶する網情報管理テーブルと、 前記ATM網より着信側のダイヤル番号を受信するダイ
    ヤル番号受信部と、 前記網情報管理テーブルを検索して、前記ダイヤル番号
    に該当する前記網情報を取得する網情報取得部と、 前記網情報を前記ATM網に送出する網情報送出部と、 前記遅延測定用セルを受信する遅延測定用セル受信部
    と、 前記遅延測定用セルに対する前記遅延測定用応答セルを
    前記ATM網に送出する遅延測定用応答セル送出部と、 を具備したことを特徴とするネットワーク。
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