JP2001284723A - 面発光レーザおよびこれを用いた光送信モジュール - Google Patents

面発光レーザおよびこれを用いた光送信モジュール

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昇二郎 北村
Tsugio Ide
次男 井出
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篤 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】面発光レーザを備えた光送信モジュールにおい
て、レーザ出力を高く保持しながら光ファイバに入射さ
れるレーザ光の光量を低く抑え、光軸調整や組立にかか
る手間も低減する。 【解決手段】面発光レーザの発光面に、レーザ出力の一
部(例えば約2/3)を吸収して残り(約1/3)を透
過させるフォトダイオードを形成する。このフォトダイ
オードは、p型コンタクト層(p層)29、光吸収層
(i層)30、およびn型コンタクト層(n層)31か
らなるPINフォトダイオードである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面発光レーザおよ
びこれを用いた光送信モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】レーザと光ファイバとで構成される光送
信モジュールでは、レーザから光が出ている状態で光フ
ァイバを外すことがあり、その際に作業者の目を保護す
る目的で、レーザ出力が低く設定されている。また、こ
の光送信モジュールでは、レーザからの出力光が光ファ
イバ端面等で反射され、この反射光がレーザ内に入射さ
れることによって戻り光ノイズが生じる。レーザ出力が
低い場合には、この戻り光ノイズの影響によってレーザ
の発振が不安定になり易いため、レーザ出力に含まれる
ノイズが増大する。
【0003】したがって、レーザと光ファイバとで構成
される光送信モジュールには、レーザ出力を高く保持し
ながら、光ファイバに入射されるレーザ光の光量を低く
抑えることが求められている。
【0004】一方、光送信モジュールの発光素子とし
て、従来の端面発光レーザに代えて面発光レーザを使用
することが検討されている。しかしながら、面発光レー
ザには端面発光レーザのような副放射光がないため、そ
のままでは出射光をモニタすることができない。
【0005】これに対して、特開平11−101927
号公報には、面発光レーザと光ファイバとで構成される
光送信モジュールであって、面発光レーザの出力光の一
部をモニタ用に取り出し、残りを光ファイバに入射する
ように構成された2種類のモジュールが記載されてい
る。いずれのモジュールにおいても、面発光レーザと光
ファイバは、面発光レーザからの出力光の光軸と光ファ
イバの光軸が90°となるように配置されている。
【0006】第1のモジュールでは、面発光レーザと光
ファイバとの間に、ハーフミラー面を有するフォトダイ
オードを設けている。このハーフミラー面で光軸を90
°曲げることにより、面発光レーザからの出力光の一部
を光ファイバに入射させ、残りをこのフォトダイオード
で吸収し、フォトダイオードの光電変換により生じた電
流で出力光をモニタしている。
【0007】第2のモジュールでは、面発光レーザと光
ファイバとの間にハーフミラーを設けている。このハー
フミラーで光軸を90°曲げることにより、面発光レー
ザからの出力光の一部を光ファイバに入射させ、ハーフ
ミラーを透過したレーザ光をフォトダイオードで吸収し
てモニタしている。
【0008】これらのモジュールによれば、レーザ出力
を高く保持しながら、光ファイバに入射されるレーザ光
の光量を低く抑えることが可能となる。
【0009】なお、出射光をモニタできる面発光レーザ
については、例えば「Jpn.J.Appl.Phy
s.Vol.35(1996)pp.506〜507」
や特開平11−330609号公報に、面発光レーザの
出射面にモニタ用のフォトダイオードを設けることが記
載されている。しかしながら、これらのフォトダイオー
ドは、あくまでモニタのために面発光レーザからの出力
の極一部(例えば6〜7%)を吸収するためのものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−1019
27号公報に記載のモジュールでは、面発光レーザから
の出力光の光軸をハーフミラー等で90°曲げてから光
ファイバに入射させるため、ハーフミラー等と光ファイ
バとの間に集光レンズを設ける必要がある。このよう
に、前述のモジュールには、ハーフミラーや集光レンズ
を設けることに伴って、光軸調整や組立に手間がかかる
という問題点がある。
【0011】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、面発光レーザと光ファイ
バとで構成される光送信モジュールにおいて、面発光レ
ーザの出力光がモニタできるとともに、レーザ出力を高
く保持しながら光ファイバに入射されるレーザ光の光量
を低く抑えることができ、しかも光軸調整や組立にかか
る手間が低減された光送信モジュールを提供することを
課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、発光面に、レーザ出力の1/2以上4/
5以下を吸収して残り(すなわち、レーザ出力の1/5
以上1/2以下)を透過させるフォトダイオードが形成
されている面発光レーザを提供する。
【0013】前記フォトダイオードは発光面に層状に形
成されたPINフォトダイオードであることが好まし
い。
【0014】本発明はまた、本発明の面発光レーザを、
光ファイバへの入射光を発光する発光素子として有する
光送信モジュールを提供する。
【0015】本発明の光送信モジュールは、面発光レー
ザの発光面と光ファイバの入射端面が光学部品を介さず
に対向配置されていることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0017】図1および図2により、本発明の一実施形
態に相当する面発光レーザについて説明する。図1はこ
の面発光レーザを示す断面図であり、図2はこの面発光
レーザを発光面側から見た平面図である。
【0018】この面発光レーザは、n型GaAsからな
る半導体基板1と、半導体基板1の一方の面(表面)に
設けた積層体2と、積層体2に設けた電極3,4と、半
導体基板1の他方の面(裏面)に設けた電極5と、積層
体2と電極3,4との間および露出面に設けた絶縁層6
とで、主に構成されている。電極3はp型オーミック電
極であり、電極4,5はn型オーミック電極である。
【0019】積層体2は、半導体基板1の表面側から順
に積層された、バッファ層22、n型DBRミラー2
3、n型クラッド層24、活性層25、p型クラッド層
26、電流狭窄層27、p型DBRミラー28、p型コ
ンタクト層29、光吸収層30、およびn型コンタクト
層31からなる。
【0020】バッファ層22はn型GaAsからなる。
n型DBRミラー23は、n型AlAs層とn型Al
0.15Ga0.85As層とからなる30ペアの多層膜であっ
て、波長が800nm付近である光に対して99%以上
の反射率を有する。n型クラッド層24はn型Al0.5
Ga0.5 As層からなる。活性層25は、GaAsから
なるウエル層とAl0.3 Ga0.7 Asからなるバリア層
とで構成され、ウエル層が5層である多重量子井戸構造
の活性層である。p型クラッド層26はp型Al 0.5
0.5 Asからなる。
【0021】電流狭窄層27はp型AlAsからなる。
この電流狭窄層27は所定直径の円の範囲内にあり、そ
の外側には酸化アルミニウムからなる絶縁体層32が形
成されている。この電流狭窄層27は、p型オーミック
電極3からの電流を共振器中央部分に集中させるために
形成されている。
【0022】p型DBRミラー28は、p型AlAs層
とp型Al0.15Ga0.85As層とからなる22ペアの多
層膜であって、波長が800nm付近である光に対して
98.5%以上の反射率を有する。p型コンタクト層2
9はp型Al0.15Ga0.85As層からなる。光吸収層3
0はGaAs層からなる。n型コンタクト層31はn型
Al0.15Ga0.85As層からなる。
【0023】この積層体2は、半導体基板1の表面にこ
れらの層を順次形成した後に、n型DBRミラー23よ
り上側(基板とは反対側)の部分をエッチングすること
によって、直方体の土台部2Aを有し、この土体部2A
の上の中心位置に第1円柱部2Bを有し、第1円柱部2
Bの上に第2円柱部2Cを有する構造に形成されてい
る。
【0024】第1円柱部2Bと第2円柱部2Cとの境界
位置はp型コンタクト層29と光吸収層30との境界位
置である。第1円柱部2Bと第2円柱部2Cとは底面円
が同心であって、底面円の直径は第1円柱部2Bよりも
第2円柱部2Cの方が小さくなっている。これにより、
積層体2に、p型コンタクト層29からなるリング状の
露出部29aが形成されている。
【0025】絶縁層6は、この積層体2の土台部2Aの
第1円柱部2Bとの段差面(n型DBRミラー23が露
出している面)と、第1円柱部2Bの外周面全体と、第
2円柱部2Cの外周面全体と、p型コンタクト層29か
らなるリング状の露出部29aの一部に形成されてい
る。
【0026】p型オーミック電極3は、コンタクト部3
aと正方形のパッド部3bとこれらをつなぐ帯状の連結
部3cとからなる。コンタクト部3aは、p型コンタク
ト層29のリング状の露出部29aに接触している部分
であって、その平面形状は、図2に示すように、開口部
30aを有するリング状である。このコンタクト部3a
の開口部30aとは反対側の部分に、連結部3cが連続
している。パッド部3bは、絶縁層6を介してn型DB
Rミラー23の上面に形成されている。連結部3cは、
絶縁層6を介して、第1円柱部2Bの周面に、第1円柱
部2Bの軸方向に沿って形成されている。
【0027】すなわち、p型オーミック電極3は、コン
タクト部3aにより、p型コンタクト層29とコンタク
トされている。p型オーミック電極3の材料は、クロム
と金−亜鉛合金とからなる。
【0028】n型オーミック電極4は、コンタクト部4
aと正方形のパッド部4bとこれらをつなぐ帯状の連結
部4cとからなる。コンタクト部4aは、n型コンタク
ト層31の上面に接触している部分であって、図2に示
すように、その平面形状はリング状である。このリング
の穴40aがこの面発光レーザの出射口をなす。
【0029】パッド部4bは、絶縁層6を介して、n型
DBRミラー23の上面に形成されている。連結部4c
は、絶縁層6を介して、第1円柱部2Bの周面および第
2円柱部2Cの周面と、第1円柱部2Bの端面(p型コ
ンタクト層29の露出部29a)とに、両円柱部の軸方
向および径方向に沿って形成されている。この連結部4
cは、第1円柱部2Bの端面位置では、p型オーミック
電極3のコンタクト部3aの開口部30a内に、コンタ
クト部3aと接触しないように配置されている。
【0030】すなわち、n型オーミック電極4は、コン
タクト部4aにより、n型コンタクト層31とコンタク
トされている。このn型オーミック電極4と半導体基板
1の裏面に設けたn型オーミック電極5は、いずれも金
−ゲルマニウム合金等の金属からなる。
【0031】この面発光レーザでは、n型DBRミラー
23、n型クラッド層24、活性層25、p型クラッド
層26、電流狭窄層27、およびp型DBRミラー28
により、レーザ共振器が構成されている。p型コンタク
ト層(p層)29、光吸収層(i層)30、およびn型
コンタクト層(n層)31により、PINフォトダイオ
ードが構成されている。基板裏面のn型オーミック電極
5はレーザ共振器用の電極であり、n型オーミック電極
4はPINフォトダイオード用の電極である。p型オー
ミック電極3は、レーザ共振器とPINフォトダイオー
ドの共通電極である。
【0032】n型オーミック電極4のパッド部4bとp
型オーミック電極3のパッド部3bとの間には、PIN
フォトダイオードによる光電変換で生じた電流を検出す
る外部回路が接続してある。また、この外部回路は、レ
ーザ共振器の駆動電流を制御する制御装置に接続されて
おり、この制御装置により、外部回路の電流検出値に応
じてレーザ共振器の駆動電流が制御されるようになって
いる。
【0033】この面発光レーザは、p型オーミック電極
3と基板裏面のn型オーミック電極5との間にレーザ発
振用の所定電圧を印加して、活性層25に電流を供給す
ることにより、p型DBRミラー28からレーザ発振が
得られる。このレーザ光は、p型コンタクト層29から
PINフォトダイオードに入射される。
【0034】したがって、レーザ発振と同時に、PIN
フォトダイオードのp型コンタクト層29とn型コンタ
クト層31との間に逆バイアスの電圧をかけて、光吸収
層30を空乏層とすることにより、PINフォトダイオ
ードに入射された光の一部はこの空乏層で吸収されて電
流に変換される。この電流がn型オーミック電極4とp
型オーミック電極3との間に接続された外部回路で検出
される。この外部回路による電流検出値に応じて、制御
装置によりレーザ共振器の駆動電流が制御される。
【0035】PINフォトダイオードの空乏層で吸収さ
れなかったレーザ光は、n型コンタクト層31を透過し
て、出射口(n型オーミック電極4の穴)40aから外
部に出射される。
【0036】以上のように、この面発光レーザは、発光
面に、レーザ出力の一部を吸収して残りを透過させる層
状のPINフォトダイオードが形成されている。このP
INフォトダイオードによる光吸収率は、主に、光吸収
層(i層)30の厚さと吸収係数によって変化する。
【0037】本発明では、これらの値を適宜選択して、
レーザ出力のフォトダイオードによる光吸収率を1/2
以上4/5以下とする(すなわち、レーザ出力のフォト
ダイオードによる光透過率を1/5以上1/2以下とす
る)ことにより、レーザ出力を高く保持しながら外部に
出射されるレーザ光の光量を低く抑えている。
【0038】図3により、本発明の一実施形態に相当す
る光送信モジュールについて説明する。図3はこの光送
信モジュールを示す断面図である。
【0039】この光送信モジュールは、上述の面発光レ
ーザ100と光ファイバ200とハウジング300とで
構成されている。ハウジング300は、面発光レーザ1
00を固定するベース301とファイバホルダ302と
からなる。面発光レーザ100のn型オーミック電極5
側がベース301の表面に固定されている。ベース30
1の裏面から接続ピン301Aが出ている。光ファイバ
200の先端部にはフェルール201が固定され、この
フェルール201がファイバホルダ302に取り付けら
れている。
【0040】この光送信モジュールは、光ファイバ20
0が固定されたフェルール201をファイバホルダ30
2に取り付けた後に、このファイバホルダ302を、面
発光レーザ100が固定されたベース301と結合する
ことによって、組み立てられる。この光送信モジュール
においては、面発光レーザ100の発光面(出射口40
a)と光ファイバ200の入射端面が、光学部品を介さ
ずに対向配置されている。
【0041】この面発光レーザ100は、前述のよう
に、発光面に、レーザ出力の一部を吸収して残りを透過
させる層状のPINフォトダイオードが形成されてい
る。したがって、レーザ出力のフォトダイオードによる
光吸収率が例えば2/3の値となるように、光吸収層3
0の厚さの設計と材料の選択を行うことにより、面発光
レーザ100から出射されて光ファイバに入射されるレ
ーザ光の光量をレーザ出力の約1/3にすることができ
る。
【0042】したがって、この光送信モジュールによれ
ば、面発光レーザ100の出力光がPINフォトダイオ
ードでモニタできるとともに、レーザ出力を高く保持し
ながら光ファイバに入射されるレーザ光の光量を低く抑
えることができる。また、特開平11−101927号
公報に記載の光送信モジュールのように、光ファイバ2
00の入射端面と面発光レーザ100との間に光学部品
を設置する必要がないため、光軸調整や組立にかかる手
間が低減される。
【0043】この光送信モジュールを用い、面発光レー
ザ100の光吸収層30の厚さを変えることにより、レ
ーザ出力のフォトダイオードによる光透過率を変えて、
光転送試験を行った。すなわち、データ長が「1023
1」であるPRBS(Pseudo Random B
it Stream)信号をNRZ(Non Retu
rn to Zero)符号化したデータを、1Gbp
sの転送速度で光転送したときのBER(Bit Er
ror Rate)を測定した。
【0044】このとき、レーザ共振器への注入電流は、
フォトダイオードのない面発光レーザ(すなわち、図1
において、光吸収層30、n型コンタクト層31、およ
びn型オーミック電極4のない面発光レーザ)による平
均出射パワーが0dBmとなる値にした。
【0045】その結果を、BERとレーザ出力のフォト
ダイオードによる光透過率との関係を示すグラフにまと
めた。このグラフを図4に示す。
【0046】この図から分かるように、レーザ出力のフ
ォトダイオードによる光透過率が1/5以上1/2以下
であると、BERを10-12 以上の良好な値とすること
ができる。フォトダイオードの光透過率が1/5未満で
あると、面発光レーザ100から光ファイバ200に入
射される光量が過少となるため、信号対雑音比(S/
N)が小さくなる。フォトダイオードの光透過率が1/
2を超えると、面発光レーザ100から光ファイバ20
0に入射される光量が過大となって戻り光ノイズが大き
くなるため、信号対雑音比(S/N)が小さくなる。
【0047】このように、レーザ出力のフォトダイオー
ドによる光透過率を1/5以上1/2以下とすることに
より、光ファイバ200に入射されるレーザ光の光量
を、良好な信号対雑音比が得られる範囲内で低く抑える
ことができる。また、このように光ファイバ200に入
射されるレーザ光の光量を低く抑えることができること
によって、レーザから光が出ている状態で光ファイバを
外す際に作業者の目を保護できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の面発光レ
ーザによれば、レーザ出力を高く保持しながら外部に出
射されるレーザ光の光量を低く抑えることができる。
【0049】本発明の光送信モジュールによれば、面発
光レーザの出力光がモニタできるとともに、レーザ出力
を高く保持しながら光ファイバに入射されるレーザ光の
光量を低く抑えることができる。そのため、レーザから
光が出ている状態で光ファイバを外す際に作業者の目を
保護できるとともに、戻り光ノイズの影響を小さくして
送信信号の信号対雑音比を大きくすることができる。
【0050】特に、請求項4の光送信モジュールによれ
ば、光軸調整や組立にかかる手間が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に相当する面発光レーザを
示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に相当する面発光レーザを
示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態に相当する光送信モジュー
ルを示す平面図である。
【図4】図3の光送信モジュールの光転送試験によって
得られた、BERとレーザ出力のフォトダイオードによ
る光透過率との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 積層体 2A 土台部 2B 第1円柱部 2C 第2円柱部 3 p型オーミック電極 3a コンタクト部 3b パッド部 3c 連結部 4 n型オーミック電極 4a コンタクト部 4b パッド部 4c 連結部 5 n型オーミック電極 6 絶縁層 60 絶縁層 22 バッファ層 23 n型DBRミラー 24 n型クラッド層 25 活性層 26 p型クラッド層 27 電流狭窄層 28 p型DBRミラー 29 p型コンタクト層 30 光吸収層 31 n型コンタクト層 32 絶縁体層 100 面発光レーザ 200 光ファイバ 300 ハウジング 301 ベース 301A 接続ピン 302 ファイバホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 篤 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5F073 AA65 AA74 AB13 AB17 BA01 CA04 CB02 DA31 EA26 FA02 FA30 GA02 GA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光面に、レーザ出力の1/2以上4/
    5以下を吸収して残りを透過させるフォトダイオードが
    形成されている面発光レーザ。
  2. 【請求項2】 前記フォトダイオードは発光面に層状に
    形成されたPINフォトダイオードである請求項1記載
    の面発光レーザ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の面発光レーザ
    を、光ファイバへの入射光を発光する発光素子として有
    する光送信モジュール。
  4. 【請求項4】 面発光レーザの発光面と光ファイバの入
    射端面が光学部品を介さずに対向配置されている請求項
    3記載の光送信モジュール。
JP2000095417A 2000-03-30 2000-03-30 面発光レーザおよびこれを用いた光送信モジュール Withdrawn JP2001284723A (ja)

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