JP2001284506A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2001284506A
JP2001284506A JP2000099069A JP2000099069A JP2001284506A JP 2001284506 A JP2001284506 A JP 2001284506A JP 2000099069 A JP2000099069 A JP 2000099069A JP 2000099069 A JP2000099069 A JP 2000099069A JP 2001284506 A JP2001284506 A JP 2001284506A
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semiconductor device
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conductor layer
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亨 佐想
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂基板上に設けられたマウント用導体層とF
ET等のパワーデバイス素子を搭載するにあたって、デ
バイス搭載用に半導体パッケージを用いることなく、搭
載時の熱により樹脂基板を劣化させず、半導体素子とマ
ウント用導体層の剥離が生じることもない半導体装置を
提供すること。 【解決手段】本願発明の半導体装置は、半導体素子の裏
面に金属板が第1のソルダで接着され、樹脂基板上に設
けられたマウント用導体層と前記金属板が第2のソルダ
で接着されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、樹脂基板上にパ
ワーデバイス素子を搭載した半導体装置およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、消費電力の大きいFET等のパワ
ーデバイス素子を絶縁性基板上に形成させた半導体装置
が多くみられるようになった(特開平02−04785
8号公報、特開平04−003498号公報、特開平0
6−334286号公報、特開平08−008395号
公報、特開平10−012812号公報等)。以下に、
従来の樹脂基板上にパワーデバイス素子を搭載した半導
体装置について、図4から図6を参照して説明する。
【0003】第1の従来例を図4に示す。第1の従来例
は、ガラスセラミックス基板17上に、FET等のパワ
ーデバイス素子2と、チップコンデンサ,チップ抵抗,
チップインダクタ等のチップ部品18と、図示していな
いがマイクロストリップライン等からなる整合回路,バ
イアス回路等とで構成した電力増幅器である。 図示し
ていないが、ガラスセラミックス基板17の上面には、
金属カバーをかぶせて、電磁界的にシールドしてある。
ガラスセラミックス基板17は多層構造を有しており、
基板上にはパワーデバイス素子2を搭載するためのキャ
ビティ19を設けている。パワーデバイス素子2は、キ
ャビティ19内に設けられたマウント用導体層20上に
ソルダを介し直接マウントされている。デバイスとマウ
ント用導体層20間のソルダはAuSn21が用いられ
ている。パワーデバイス素子2とボンディング用導体層
22はボンディングワイヤ23で接続されている。キャ
ビティ19内には保護用の封止樹脂14を充填してい
る。
【0004】ここで、パワーデバイス素子2は約1W以
上の高出力素子を想定しているため、パワーデバイス素
子2の裏面は放熱のためにAu層となっている。このた
め、ソルダとして金層との密着強度が優れているものと
して一般的にAuSnが用いられている。
【0005】第1の従来例は、基板の材質がセラミック
系材料であるため、熱ストレスや落下により基板にクラ
ックが生じ、電力増幅器に必要な信頼性を確保すること
ができないという問題がある。また、コストも高くな
る。
【0006】第2の従来例を図5に示す。第2の従来例
は、樹脂基板23上に、FET等のパワーデバイス素子
2と、チップコンデンサ,チップ抵抗,チップインダク
タ等のチップ部品24と、図示していないがマイクロス
トリップライン等からなる整合回路,バイアス回路等と
で構成した電力増幅器である。 また、図示していない
が、樹脂基板23の上面には、金属カバーをかぶせて、
電磁界的にシールドしてある。樹脂基板23の材質は、
特性・価格などの面から、電力増幅器等に一般的に用い
られているガラスエポキシ樹脂である。樹脂基板23は
多層構造を有しており、基板上にはパワーデバイス素子
2を搭載するためのキャビティ25を設けている。パワ
ーデバイス素子2は、キャビティ25内のマウント用導
体層26上にソルダを介し直接マウントされている。
パワーデバイス素子2とマウント用導体層26間のソル
ダはAgペースト27を用いている。パワーデバイス素
子2とボンディング用導体層28はボンディングワイヤ
29で接続されている。キャビティ25内には保護用の
封止樹脂14を充填している。
【0007】ガラスエポキシ樹脂等からなる樹脂基板2
3は、一般的にいって、約250℃以上の熱を加えると、
やわらかくなったり、変形したり、変色したりなどの劣
化が生じる。そのため、デバイスを搭載する際に約320
〜330℃の熱を必要とするAuSnを用いることはでき
ない。また、マウント用導体層26上にパワーデバイス
素子2を搭載するためのソルダとしてハンダ(PbS
n)を用いた場合には、搭載時の温度は約180〜240℃で
あるから樹脂基板23を劣化させることは無いが、パワ
ーデバイス素子2の裏面に放熱のために設けられたAu
層とハンダとの密着強度が弱いという欠点がある。
【0008】そこで、第2の従来例では、パワーデバイ
ス素子2を搭載する際の温度が低いソルダとして、Ag
ペースト27を用いている。しかし、Agペーストは熱
ストレスに弱く、パワーデバイス素子2とマウント用導
体層26間において剥離が発生し、電力増幅器に必要な
信頼性を確保することができないという問題がある。
【0009】第3の従来例を図6に示す。第3の従来例
は特願平02−47858に記載された発明に相当す
る。樹脂基板30上に形成された銅導体34上に半導体
パッケージ11を搭載したものである。樹脂基板30の
材質は、ガラスエポキシ樹脂等の樹脂である。放熱用金
属板33の上にリードフレームのアイランド部32がハ
ンダ等で貼り付けられ、パワーデバイス素子2はリード
フレームのリード部31とボンディングワイヤ10によ
り接続され、これら全体を覆いつつ放熱用金属板33の
片面が空間に露出するようにモールドで封止してデバイ
ス搭載用半導体パッケージ11が形成されている。そし
て、半導体パッケージ11は、樹脂基板30上に形成さ
れた銅導体34と放熱用金属板33の露出部とが接触す
るようにハンダ等を用いて基板に搭載される。
【0010】この従来のようにデバイス搭載用の半導体
パッケージ11を用いた場合は、半導体パッケージ11
をハンダを用いて樹脂基板上に搭載することができると
いう利点がある。
【0011】第3の従来例において、半導体パッケージ
11は、リード部31を設ける必要があり、かつ、リー
ド部とパワーデバイス素子を結ぶボンディングワイヤ1
0も内包するようにパッケージする必要があるために大
きくなる。具体例として、パワーデバイス素子2の大き
さを0.8×1.6×0.05mm3(底面の縦方向の長さ×底面の
横方向の長さ×高さ)とすると、半導体パッケージ11
の大きさは、4.4×2.2×1.0mm3程度になる。したがっ
て、実質的な基板実装密度が下がるという欠点がある。
また、半導体パッケージ11を設けることによる工程数
の増加などでコストが上がる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】樹脂基板上に設けられ
たマウント用導体層にFET等のパワーデバイス素子を
搭載するためのソルダとして、AuSnを用いるとパワ
ーデバイス素子の裏面のAu層との密着強度は高いが、
搭載時の熱により樹脂基板が劣化するという問題があっ
た。また、ソルダとしてAgペーストを用いると、Ag
ペーストはもろいために、デバイスと樹脂基板が剥離す
るという問題があった。さらに、デバイス搭載用の半導
体パッケージを用いた場合は、ハンダを用いてマウント
用導体層上に搭載できるという利点があるが、コストが
上がり、実質的な基板実装密度が下がるという欠点があ
る。
【0013】本願発明の目的は、上記問題点を除去し、
樹脂基板上に設けられたマウント用導体層にFET等の
パワーデバイス素子を搭載するにあたって、デバイス搭
載用に半導体パッケージを用いることなく、搭載時の熱
により樹脂基板を劣化させず、半導体素子とマウント用
導体層の剥離が生じることもない半導体装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願発明の半導体装置
は、半導体素子の裏面に金属板が第1のソルダで接着さ
れ、基板上に設けられたマウント用導体層と前記金属板
が第2のソルダで接着されていることを特徴とする。
【0015】前記基板は樹脂からなることが好ましい。
前記基板はガラスエポキシ樹脂からなることが好まし
い。前記半導体素子はパワーデバイス素子であることが
好ましい。前記第1のソルダを用いて接着する際の温度
は前記基板を劣化させる温度よりも高いことが好まし
い。前記第1のソルダは前記第2のソルダよりも前記半
導体素子の裏面との密着強度が高いことが好ましい。前
記半導体素子の裏面は金からなり、前記第1のソルダは
AuSnであることが好ましい。前記第2のソルダを用
いて接着する際の温度は前記基板が軟化または変色する
温度よりも低いことが好ましい。前記第2のソルダは前
記金属板および前記マウント用導体層との接合性が強い
物質からなることが好ましい。前記第2のソルダはPb
Snであることが好ましい。前記金属板および前記マウ
ント用導体層は銅または銅の合金からなることが好まし
い。前記基板の表面にキャビティが形成されていて、前
記キャビティ内に前記マウント用導体層が形成されてい
ること、または、前記基板の裏面にキャビティが形成さ
れていて、前記キャビティ内に前記マウント用導体層が
形成されていることが好ましい。前記半導体素子が搭載
された前記キャビティは保護用の樹脂で充填されている
ことが好ましい。
【0016】本願発明の半導体装置の製造方法は、半導
体素子の裏面に金属板を第1のソルダで接着し、基板上
に設けられたマウント用導体層と前記金属板を第2のソ
ルダで接着することを特徴とする。
【0017】前記基板は樹脂からなることが好ましい。
前記基板はガラスエポキシ樹脂からなることが好まし
い。前記半導体素子はパワーデバイス素子であることが
好ましい。前記第1のソルダを用いて接着する際の温度
は前記基板を劣化させる温度よりも高いことが好まし
い。前記第1のソルダは前記第2のソルダよりも前記半
導体素子の裏面との密着強度が高いことが好ましい。前
記半導体素子の裏面は金からなり、前記第1のソルダは
AuSnであることが好ましい。前記第2のソルダを用
いて接着する際の温度は前記基板が軟化または変色する
温度よりも低いことが好ましい。前記第2のソルダは前
記金属板および前記マウント用導体層との接合性が強い
物質からなることが好ましい。前記第2のソルダはPb
Snであることが好ましい。前記金属板および前記マウ
ント用導体層は銅または銅の合金からなることが好まし
い。前記基板の表面にキャビティを形成し、前記キャビ
ティ内に前記マウント用導体層を形成する工程をさらに
含むこと、または、前記基板の裏面にキャビティを形成
し、前記キャビティ内に前記マウント用導体層を形成す
る工程をさらに含むことが好ましい。前記半導体素子を
搭載した後に前記キャビティは保護用の樹脂で充填する
工程をさらに含むことが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】本願発明は、パワーデバイス素子
の裏面に金属板をAuSnで接着し、ガラスエポキシ樹
脂からなる樹脂基板上に設けられたマウント用導体層と
前記金属板をハンダ(PbSn)で接着することを特徴
とする。
【0019】ここで、パワーデバイス素子は約1W以上
の高出力素子を想定しているため、パワーデバイス素子
の裏面は放熱のためにAu層となっている。このため、
ソルダとしてAu層との密着強度が優れているものとし
てAuSnを用いている。
【0020】AuSnを用いてデバイスを搭載する際に
は、約320〜330℃の熱を必要とする。それに対し、ガラ
スエポキシ樹脂等からなる樹脂基板は、約250℃以上の
熱を加えると、やわらかくなったり、変形したり、変色
したりなどして劣化する。よって、樹脂基板にデバイス
を搭載する際にAuSnを用いることはできない。
【0021】そこで、本願発明は、パワーデバイス素子
の裏面に金属板をAuSnで接着し、金属板のパワーデ
バイス素子の裏面に接着した方とは逆の面と樹脂基板上
に設けられたマウント用導体層とをハンダ(PbSn)
を用いて接着する。ハンダ(PbSn)を用いる場合に
は、搭載時の温度は約180〜240℃であるから樹脂基板2
3を劣化させることは無い。
【0022】搭載時の温度が約240℃以下の物質として
広く用いられるものとしてAgペーストがある。しか
し、Agペーストは熱ストレスに弱く、もろいのでハン
ダ(PbSn)の方が好ましい。
【0023】また、パワーデバイス素子とマウント用導
体層とをハンダ(PbSn)を用いて直接に接着する
と、AuとPbSnの密着強度が弱いために、双方が剥
がれやすくなる。これに対し、本願発明ではパワーデバ
イス素子の裏面に接着した金属板とマウント用導体層と
をハンダ(PbSn)で接着しているため、密着強度が
強い。
【0024】ここで、金属板やマウント用導体層の物質
としては、熱伝導や強度の観点から、CuまたはCuの
合金を用いる。CuやCuの合金は、ハンダ(PbS
n)との密着強度が強く、AuSnとの密着強度も強
い。
【0025】さらに、半導体パッケージを用いていない
ので、実質的な基板実装密度を上げることができる。具
体例として、パワーデバイス素子の大きさを仮に0.8×
1.6×0.05mm3とすると、半導体パッケージの大きさは4.
4×2.2×1.0mm3程度であるが、金属板5の大きさは1.0
×1.8×0.15 mm3程度であり、パワーデバイス素子と殆
ど同じ大きさで十分である。
【0026】上記のように本願発明により、樹脂基板上
に設けられたマウント用導体層にFET等のパワーデバ
イス素子を搭載するにあたって、デバイス搭載用に半導
体パッケージを用いることなく、搭載時の熱により樹脂
基板を劣化させず、半導体素子とマウント用導体層の剥
離が生じることもない半導体装置を提供することができ
る。
【0027】
【実施例】本願発明の第1の実施例を図1に示す。図1
は、樹脂基板1上に、FET等のパワーデバイス素子2
と、チップコンデンサ・チップ抵抗・チップインダクタ
等のチップ部品3とマイクロストリップライン等(図示
していない)で混成集積回路を形成した電力増幅器であ
る。
【0028】樹脂基板1の材質は、特性・価格などの面
から電力増幅器等に一般的に用いられているガラスエポ
キシ樹脂等の樹脂である。樹脂基板1は多層構造を有し
ており、樹脂基板1の上面側にパワーデバイス素子2を
搭載するためのキャビティ4を設けている。パワーデバ
イス素子2は、キャビティ4内のマウント用導体層8上
に金属板5を介してマウントされている。パワーデバイ
ス素子2と金属板5間のソルダはAuSn6を、金属板
5とマウント用導体層8間のソルダはハンダ(PbS
n)7を用いている。パワーデバイス素子2とボンディ
ング用導体層9はボンディングワイヤ10で接続されて
いる。キャビティ4内には保護用の封止樹脂14が充填
され、図示していないが、樹脂基板1の上面には金属カ
バーをかぶせて電磁界的にシールドしてある。
【0029】第1の実施例の半導体装置の製造過程は以
下のようである。ガラスエポキシ樹脂の基材に銅箔を貼
り合わせたものを何層か積層して樹脂基板1を形成す
る。その際、内層の銅箔にエッチング処理等でマウント
用導体層8やボンディング用導体層9等を形成する。そ
して、樹脂基板1をマウント用導体層8およびボンディ
ング用導体層9が露出するまで樹脂基板1の上面側から
ドリルで削ってキャビティ4を形成する。次に、パワー
デバイス素子2を金属板5にAuSnで接続する。次
に、樹脂基板1上のマウント用導体層8上に、ペースト
状のハンダを塗布する。 そして、そのハンダの上に、
さきほどの パワーデバイス素子2搭載済みの金属板5
を置き、リフロー等で加熱することにより、金属板5と
マウント用導体層8を接続する。
【0030】上記のように密着強度が強いソルダにより
それぞれの接着をしているため、高出力動作時や、製造
工程において発生する熱ストレスによってパワーデバイ
ス素子2と金属板5間および金属板5とマウント用導体
層8間において剥離が発生しない。
【0031】また、本実施例の構成ならば、デバイス搭
載用の半導体パッケージ11を用いなくても、樹脂基板
1上にパワーデバイス素子2をハンダで搭載することが
できる。その上、半導体パッケージ11を用いる必要が
ないため、小型化でき、実質的に基板の実装密度が上が
る。
【0032】さらに、低コストな電力増幅器を実現する
ことができる。なぜなら、従来例では必要であったデバ
イス搭載用の半導体パッケージ11を用いる必要がなく
なり、かつ、樹脂基板材料として、一般にセラミック系
材料より安価な樹脂材料を用いることができるからであ
る。
【0033】また、樹脂基板1は材質が樹脂であるから
金属などよりも熱を伝えにくくなっているため、キャビ
ティ4を設けてパワーデバイス素子2直下の樹脂基板1
の厚みを薄くしたことで放熱性がよくなっている。デバ
イス保護用にかぶせる樹脂が基板表面に対してあまり高
くならないので、金属カバーを基板に近づけることがで
き、電力増幅器の薄型化を図ることができる。
【0034】本願発明の第2の実施例を図2に示す。こ
れは、樹脂基板12に形成されたデバイス搭載用キャビ
ティ13を、チップコンデンサ・チップ抵抗・チップイ
ンダクタ等のチップ部品3を搭載する面と反対側の面に
形成した構造を有する電力増幅器である。キャビティ1
3内のパワーデバイス2や金属板5等の構成・効果は、
第1の実施例と同等である。
【0035】第2の実施例は、キャビティ13を樹脂基
板12の下面に設けたことにより、第1の実施例に比べ
て、基板表面の部品実装密度が下がるため、基板面積の
縮小を図ることができ、電力増幅器の小型化を実現でき
る。
【0036】本願発明の第3の実施例を図3に示す。第
1および第2の実施例との相違点は、樹脂基板15にデ
バイス搭載用キャビティを設けていないことである。パ
ワーデバイス素子2や金属板5の構成は、第1および第
2の実施例と同じである。すなわち、平坦な樹脂基板表
面にマウント用導体層16を設け、その上に、金属板5
を介してパワーデバイス素子2をマウントした構造を有
する電力増幅器である。この構成はコストの面で第1お
よび第2の実施例よりも優れている。その理由は、樹脂
基板15上にデバイス搭載用キャビティを形成する必要
がないため、基板コストを低減することができるからで
ある。
【0037】
【発明の効果】本願発明により、樹脂基板上に設けられ
たマウント用導体層にFET等のパワーデバイス素子を
搭載するにあたって、デバイス搭載用に半導体パッケー
ジを用いることなく、搭載時の熱により樹脂基板を劣化
させず、半導体素子とマウント用導体層の剥離が生じる
こともない半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の第1の実施例
【図2】 本願発明の第2の実施例
【図3】 本願発明の第3の実施例
【図4】 第1の従来例
【図5】 第2の従来例
【図6】 第3の従来例
【符号の説明】
1,12,15,30 樹脂基板 2 パワーデバイス素子 3,18,24 チップ部品 4,13,19,25 キャビティ 5 金属板 6 AuSn 7 ハンダ(PbSn) 8,11,16,20,26 マウント用導体層 9,22,28 ボンディング用導体層 10,23,29 ボンディングワイヤ 14 封止樹脂 17 ガラスセラミック基板 27 Agペースト 31 リードフレームのリード部 32 リードフレームのアイランド部 33 放熱用金属板 34 銅導体

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子の裏面に金属板が第1のソル
    ダで接着され、基板上に設けられたマウント用導体層と
    前記金属板が第2のソルダで接着されていることを特徴
    とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記基板は樹脂からなることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記基板はガラスエポキシ樹脂からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体素子はパワーデバイス素子で
    あることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1
    項に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のソルダを用いて接着する際の
    温度は前記基板を劣化させる温度よりも高いことを特徴
    とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の半導
    体装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のソルダは前記第2のソルダよ
    りも前記半導体素子の裏面との密着強度が高いことを特
    徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の半
    導体装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体素子の裏面は金からなり、前
    記第1のソルダはAuSnであることを特徴とする請求
    項1から請求項6の何れか1項に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第2のソルダを用いて接着する際の
    温度は前記基板が軟化または変色する温度よりも低いこ
    とを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記
    載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のソルダは前記金属板および前
    記マウント用導体層との接合性が強い物質からなること
    を特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載
    の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第2のソルダはPbSnであるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1項に記
    載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記金属板および前記マウント用導体
    層は銅または銅の合金からなることを特徴とする請求項
    1から請求項10の何れか1項に記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記基板の表面にキャビティが形成さ
    れていて、前記キャビティ内に前記マウント用導体層が
    形成されていることを特徴とする請求項1から請求項1
    1の何れか1項に記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記基板の裏面にキャビティが形成さ
    れていて、前記キャビティ内に前記マウント用導体層が
    形成されていることを特徴とする請求項1から請求項1
    1の何れか1項に記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記半導体素子が搭載された前記キャ
    ビティは保護用の樹脂で充填されていることを特徴とす
    る請求項12または請求項13に記載の半導体装置の製
    造方法。
  15. 【請求項15】 半導体素子の裏面に金属板を第1のソ
    ルダで接着し、基板上に設けられたマウント用導体層と
    前記金属板を第2のソルダで接着することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記基板が樹脂からなることを特徴と
    する請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記基板がガラスエポキシ樹脂からな
    ることを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 前記半導体素子はパワーデバイス素子
    であることを特徴とする請求項15から請求項17の何
    れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第1のソルダを用いて接着する際
    の温度は前記基板を劣化させる温度よりも高いことを特
    徴とする請求項15から請求項18の何れか1項に記載
    の半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記第1のソルダは前記第2のソルダ
    よりも前記半導体素子の裏面との密着強度が高いことを
    特徴とする請求項15から請求項19の何れか1項に記
    載の半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記半導体素子の裏面は金からなり、
    前記第1のソルダはAuSnであることを特徴とする請
    求項15から請求項20の何れか1項に記載の半導体装
    置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記第2のソルダを用いて接着する際
    の温度は前記基板が劣化する温度よりも低いことを特徴
    とする請求項15から請求項21の何れか1項に記載の
    半導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記第2のソルダは前記金属板および
    前記マウント用導体層との接合性が強い物質からなるこ
    とを特徴とする請求項15から請求項22の何れか1項
    に記載の半導体装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記第2のソルダはPbSnであるこ
    とを特徴とする請求項15から請求項23の何れか1項
    に記載の半導体装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記金属板および前記マウント用導体
    層は銅からなることを特徴とする請求項15から請求項
    24の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記基板の表面にキャビティを形成
    し、前記キャビティ内に前記マウント用導体層を形成す
    る工程をさらに含むことを特徴とする請求項15から請
    求項25の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記基板の裏面にキャビティを形成
    し、前記キャビティ内に前記マウント用導体層を形成す
    る工程をさらに含むことを特徴とする請求項15から請
    求項25の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記半導体素子を搭載した後に前記キ
    ャビティは保護用の樹脂で充填する工程をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項26または請求項27記載の半導
    体装置の製造方法。
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