JP2001284355A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2001284355A
JP2001284355A JP2000093387A JP2000093387A JP2001284355A JP 2001284355 A JP2001284355 A JP 2001284355A JP 2000093387 A JP2000093387 A JP 2000093387A JP 2000093387 A JP2000093387 A JP 2000093387A JP 2001284355 A JP2001284355 A JP 2001284355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive material
semiconductor device
nitride
wiring
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000093387A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Maeda
圭一 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000093387A priority Critical patent/JP2001284355A/ja
Publication of JP2001284355A publication Critical patent/JP2001284355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/768Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics
    • H01L21/76838Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics characterised by the formation and the after-treatment of the conductors
    • H01L21/76877Filling of holes, grooves or trenches, e.g. vias, with conductive material
    • H01L21/76883Post-treatment or after-treatment of the conductive material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/768Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics
    • H01L21/76801Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics characterised by the formation and the after-treatment of the dielectrics, e.g. smoothing
    • H01L21/76829Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics characterised by the formation and the after-treatment of the dielectrics, e.g. smoothing characterised by the formation of thin functional dielectric layers, e.g. dielectric etch-stop, barrier, capping or liner layers
    • H01L21/76834Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics characterised by the formation and the after-treatment of the dielectrics, e.g. smoothing characterised by the formation of thin functional dielectric layers, e.g. dielectric etch-stop, barrier, capping or liner layers formation of thin insulating films on the sidewalls or on top of conductors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/768Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics
    • H01L21/76838Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics characterised by the formation and the after-treatment of the conductors
    • H01L21/76841Barrier, adhesion or liner layers
    • H01L21/76843Barrier, adhesion or liner layers formed in openings in a dielectric
    • H01L21/76849Barrier, adhesion or liner layers formed in openings in a dielectric the layer being positioned on top of the main fill metal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線溝や接続孔内の導電材料の酸化、および
導電材料が絶縁膜に拡散することによるリークの発生を
抑制するとともに、層間容量の増加を抑制する。 【解決手段】 配線溝3の内部に溝配線6を埋め込む。
それぞれの溝配線6の上部に互いにほぼ等しい深さを有
するリセス7を形成する。リセス7は、アンモニアやキ
レート剤を用いた化学的エッチング法により溝配線6の
表面を選択的に除去する方法、溝配線6の表面にダメー
ジ層を形成し、このダメージ層を増速エッチ効果を利用
して化学的エッチング法により選択的に除去する方法、
または、溝配線6の表面に酸化層を形成し、この酸化層
を化学的エッチング法によって除去する方法により形成
する。リセス7の内部に選択的に酸化防止膜を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造方法に関し、特に、銅または銅合金からなる溝配線の
形成に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化や高速化により、その
内部配線の微細化、多層化が進んでおり、これに伴って
配線形成時の平坦化技術や微細配線の加工、および配線
の信頼性確保が重要な課題となっている。これらの問題
点に対する解決手段のひとつとして、銅(Cu)を用い
た埋め込み配線技術が検討されている。
【0003】ここで、このCuを用いた埋め込み配線技
術について図11を参照して説明する。すなわち、図1
1に示すように、あらかじめトランジスタなどの素子や
素子分離領域(図示せず)が形成された半導体基板10
1上にSiO2膜などの層間絶縁膜102を形成し、こ
の層間絶縁膜102に配線パターンの配線溝103を形
成する。このとき、接続孔も形成されるが、図示は省略
する。次に、高真空中においてスパッタリング法により
全面にタンタル(Ta)膜と窒化タンタル(TaN)膜
とを順次形成することにより、下地バリアメタルとして
のTaN/Ta膜104を形成する。次に、電解めっき
法などにより、配線溝103の内部に埋め込むようにし
て全面にCu膜を形成する。その後、配線溝103の内
部以外の部分のCu膜およびTaN/Ta膜104をエ
ッチバック法や化学的機械研磨(CMP)法などによっ
て除去する。これにより、配線溝103の部分にTaN
/Ta膜104を下地バリアメタルとした溝配線105
が形成される。
【0004】以上のような埋め込み配線技術において
は、配線が層間絶縁膜102に埋め込まれた形状になる
ため、その後の工程における層間絶縁膜の平坦化が容易
になるという利点がある。さらに、配線溝103の内部
以外の部分のCu膜を除去する方法としてCMP法を用
いることにより、配線材料の加工に通常用いられる反応
性イオンエッチング(RIE)法による加工の必要がな
くなる。これによって、低抵抗、高信頼性を有すること
で次世代配線材料として最も注目されている一方で、R
IE法による加工が困難であったCu配線の形成が可能
となる。また、埋め込み配線技術として、コストの低減
に向けたデュアルダマシン法も注目されており、このデ
ュアルダマシン法を利用したCu配線プロセスの検討が
急速に進められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の埋め込み配線技術には次のような問題があった。
すなわち、配線溝103の内部に電界めっき法などによ
りCuを埋め込んだ後、CMP法により配線溝103の
内部以外の部分のCu膜を除去すると、図11に示した
ように、溝配線105におけるCuの表面が露出してし
まう。
【0006】また、Cuは、酸化層中に容易に拡散して
しまうため、図12に示すように、溝配線105におけ
るCuが露出した状態で、その上層に層間絶縁膜106
を成膜すると、層間絶縁膜106中にCuが拡散してし
まう。さらに、溝配線105のCu表面は酸化され、溝
配線105の上部に酸化層107が形成されてしまう。
これにより、配線間リーク、層間リーク、あるいはショ
ートなどが生じる可能性が高くなり、信頼性の低下を招
いてしまう。
【0007】そこで、図13に示すように、このCuの
層間絶縁膜106中への拡散を防止するために、Cuか
らなる溝配線105上に、Cuが拡散しにくい例えばプ
ラズマCVD法により形成された窒化シリコン(Si
N)膜108を成膜して、Cuの表面をキャップしてし
まう方法が提案された。ところが、このような方法を用
いると、層間容量の増加などといった特性劣化の問題が
生じてしまう。
【0008】そこで、この問題を解決する方法として、
Cu溝配線上にバリアメタルからなるキャップを形成す
る方法が提案された(豊田氏、三菱電気、1996 VMIC Co
nference pp.487-492、文献1)。
【0009】文献1に記載された方法においては、図1
4Aに示すように、まず、CMP法によりCu膜を研磨
する際に、Cuからなる溝配線105の上部に意図的に
リセス109を形成する。
【0010】次に、図14Bに示すように、溝配線10
5を覆うようにしてバリアメタル層110を形成する。
【0011】次に、図15Aに示すように、CMP法に
よりリセス109の内部以外の部分のバリアメタル層1
10を研磨することにより除去する。これによって、リ
セス109の内部にバリアメタル層110の部分が残さ
れ、溝配線105上にバリアメタルからなるキャップ1
11が形成される。
【0012】その後、図15Bに示すように、上層にS
iO2からなる層間絶縁膜106を形成する。
【0013】以上のように、文献1に記載された方法に
おいては、Cuの層間絶縁膜102中への拡散が防止さ
れるという利点を有する。
【0014】しかしながら、文献1に記載された方法で
は、図14Aに示すように、溝の線幅依存や配線溝の密
度依存などが原因となって、リセス109の深さにばら
つきが生じてしまう。このリセス109の深さは、プロ
セス的にコントロールすることが困難である。そして、
リセス109の深さにばらつきが生じた状態で、溝配線
105の表面にバリアメタル層110を形成する。その
ため、図14Bに示すように、リセス109の深い部分
を完全に覆うには、バリアメタル層110の成膜の際に
おける膜厚を大きくする必要が生じるが、バリアメタル
層110の膜厚を大きくすると、続けて行われるCMP
法による研磨に長い時間を要する。これによって、製造
コストが増加してしまうという問題がある。
【0015】また、リセス109の深さにばらつきが生
じることによって、Cuからなる溝配線105上におい
てリセス109の深い部分と浅い部分とが生じる。その
ため、溝配線105上におけるリセス109の深い部分
では、上層に設けられるキャップ111が厚くなり十分
なバリア性を確保することができるが、他方、溝配線1
05上におけるリセス109の浅い部分では、上層に形
成されるキャップ111は薄くなりバリア性が不足して
しまう。これにより、層間絶縁膜106中にCuイオン
が拡散する可能性が高くなる。
【0016】このように、文献1に記載された方法で
は、コストの上昇を招くことなく、層間絶縁膜106へ
のCuイオンの拡散を防止することは困難である。これ
により、製造コストの低減と、溝配線表面の酸化やリー
クの防止とを併せて実現することができる技術の開発が
望まれていた。
【0017】したがって、この発明の目的は、基板に形
成された凹部の内部に埋め込まれた導電材料の酸化、基
板上に形成される絶縁膜への導電材料の拡散および、こ
の拡散によるリークの発生を抑制することができ、層間
容量の増加を抑制しつつ溝配線および接続孔プラグの信
頼性を向上させることができる半導体装置およびその製
造方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明は、基板に設けられた複数の
凹部の内部にそれぞれ導電材料が埋め込まれた半導体装
置の製造方法において、複数の凹部の内部に第1の導電
材料を埋め込む工程と、複数の凹部の内部に埋め込まれ
た第1の導電材料の表面に、互いにほぼ等しい深さにリ
セスを形成する工程と、リセスの内部に選択的に酸化防
止膜を形成する工程とを有することを特徴とするもので
ある。
【0019】この第1の発明において、複数の凹部に埋
め込まれた導電材料の表面に形成されるリセスを、互い
にほぼ等しい深さにするために、典型的には、リセス
を、エッチング液を用いた化学的エッチング法により形
成するようにする。また、この第1の発明において、リ
セスの深さを、複数の凹部に埋め込まれた導電材料の表
面に形成されるリセスの深さの均一性を向上させるため
に、好適には、エッチング液としては、アンモニア、ま
たはCOOH基を有する化合物を含有するものが用いら
れる。
【0020】この第1の発明において、複数の凹部に埋
め込まれた導電材料の表面に形成されるリセスを、互い
にほぼ等しい深さにするために、好適には、リセスの形
成を、凹部に埋め込まれた第1の導電材料の表面にダメ
ージ層を形成した後、このダメージ層を化学的エッチン
グ法により除去することにより行う。また、この第1の
発明において、リセスの形成を、凹部に埋め込まれた第
1の導電材料を酸化することにより、第1の導電材料の
表面に酸化層を形成した後、この酸化層を化学的エッチ
ング法によって除去することにより行う。また、この酸
化層の形成においては、好適には、凹部に埋め込まれた
第1の導電材料の表面に、酸素プラズマを照射すること
により酸化層を形成する方法や、凹部の内部に第1の導
電材料を埋め込んだ後、第1の導電材料が埋め込まれた
基板を酸化性雰囲気にさらすことにより酸化層を形成す
る方法が用いられる。
【0021】この発明の第2の発明は、基板に複数の凹
部が設けられ、複数の凹部の内部に第1の導電材料が埋
め込まれた半導体装置において、複数の凹部の上部にお
ける第1の導電材料の表面に、それぞれ互いにほぼ等し
い深さのリセスが設けられ、リセスの内部に酸化防止膜
が設けられていることを特徴とする半導体装置。
【0022】この発明において、典型的には、凹部に埋
め込まれる第1の導電材料は、銅、アルミニウム、銀ま
たは金である。また、この発明において、典型的には、
酸化防止膜は、窒化シリコンまたは炭化シリコンからな
る。
【0023】この発明において、典型的には、酸化防止
膜は第2の導電材料からなる。また、この第2の導電材
料は、具体的には、タンタル、チタン、タングステン、
窒化タンタル、窒化チタンまたは窒化タングステンから
なる。また、この発明において、酸化防止膜を第2の導
電材料から構成する場合、好適には、第2の導電材料
は、IV−B金属、V−B金属、VI−B金属、遷移金
属、IV−B金属の窒化物、V−B金属の窒化物、VI
−B金属の窒化物、または遷移金属の窒化物からなる。
【0024】この発明において、典型的には、凹部は配
線溝であり、配線溝の内部に溝配線を埋め込むようにす
る。また、この発明において、典型的には、凹部は接続
孔であり、接続孔の内部に接続孔プラグを埋め込むよう
にする。
【0025】上述のように構成されたこの発明による半
導体装置およびその製造方法によれば、選択的に、複数
の凹部の内部に埋め込まれた第1の導電材料の表面に、
互いにほぼ等しい深さにリセスを形成し、このリセスの
内部に選択的に酸化防止膜を形成するようにしているこ
とにより、凹部に埋め込まれた第1の導電材料が酸化さ
れ、この第1の導電材料が基板上に形成される層間絶縁
膜中に拡散するのを防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態
の全図においては、同一または対応する部分には同一の
符号を付す。
【0027】まず、この発明の第1の実施形態による半
導体装置の製造方法について説明する。図1〜図6は、
この第1の実施形態による半導体装置の製造方法を示
す。
【0028】まず、図1Aに示すように、通常のLSI
プロセスにより例えばトランジスタなどの素子や素子分
離領域(図示せず)などを形成したSi基板1上に、例
えばSiO2膜からなる層間絶縁膜2を形成する。次
に、層間絶縁膜2上にリソグラフィ工程により所定形状
のレジストパターン(図示せず)を形成した後、このレ
ジストパターンをマスクとして、例えばRIE法により
エッチングを行うことにより配線溝3を形成する。ここ
で、この配線溝3の幅は例えば0.4μmであり、深さ
は例えば0.5μmである。
【0029】次に、図1Bに示すように、例えばマグネ
トロンスパッタリング法により、高真空中において全面
に例えば窒化タンタル(TaN)膜4を形成する。この
TaN膜4の膜厚は例えば30nmである。ここで、T
aN膜4の形成におけるスパッタ条件の一例を挙げる
と、 プロセスガス:Arガス(流量、0.03slm(30sccm)) N2ガス(流量、0.08slm(80sccm)) DCパワー :5kW 圧力 :0.4Pa 基板加熱温度:100℃ とする。
【0030】次に、例えばマグネトロンスパッタリング
法により、高真空中において連続的にTaN膜4上にC
uシード層5aを形成する。このCuシード層5aの膜
厚は例えば150nmである。このCuシード層5a
は、次工程の電解めっき法により成膜されるCu膜のシ
ード層となる。ここで、このCuシード層5aの形成に
おけるスパッタ条件の一例を挙げると、 プロセスガス:Arガス(流量、0.1slm(100sccm)) DCパワー :3kW 圧力 :0.4Pa 基板加熱温度:100℃ とする。
【0031】次に、図1Cに示すように、例えば、Cu
シード層5aを下地とした電解めっき法により、全面に
Cu膜5を形成する。なお、図1Cにおいて、Cu下地
膜5aはCu膜5の一部となるため、図示省略する。こ
のCu膜5の形成における電解めっき条件の一例を挙げ
ると、 とする。
【0032】次に、図2Aに示すように、例えばCMP
法により、TaN膜4上の部分における、接続孔(図示
せず)および配線溝3の内部以外の部分のCu膜5を研
磨することにより除去する。ここで、このCMP法にお
ける研磨条件の一例を挙げると、 研磨圧力 :9.8×103N/m2(100gw/cm2) 回転数 :定盤、 0.5s-1(30rpm) 研磨ヘッド、0.5s-1(30rpm) 研磨パッド:発泡ポリウレタン樹脂/不織布の積層構造 スラリー :過酸化水素(H22)が添加されたアルミナ含有のスラリー 流量 :100cc/min 温度 :25〜30℃ とする。
【0033】このCMP法によるCu膜5の研磨によ
り、層間絶縁膜2にTaN膜4を下地バリアメタルとし
た、Cuからなる溝配線6が形成される。
【0034】このCMP法によるCu膜5の研磨が終了
した段階においては、溝配線6におけるCu表面が露出
している。そのため、次の工程において層間絶縁膜を成
膜すると、Cu表面が酸化される現象や、成膜された層
間絶縁膜中にCuイオンが拡散する現象が生じる可能性
がある。これらの現象は、半導体素子や配線の信頼性を
著しく低下させる。そのため、少なくとも溝配線6の上
部に、Cuと反応しない材料からなるキャップを形成す
る必要が生じる。
【0035】そこで、図2Bに示すように、例えば化学
的エッチング法により、Cuからなる溝配線6の表面を
選択的にエッチングする。このエッチングにより、溝配
線6の上部に互いにほぼ等しい深さのリセス7が形成さ
れる。なお、リセス7の深さは、エッチングにおいて、
溶液の濃度、溶液温度、そしてエッチング時間を最適化
することにより制御することができる。また、この第1
の実施形態においては、リセス7の形成をCMP法のよ
うな機械的な研磨に依存していないため、線幅や密度な
どのパターン依存が生じることがない。ここで、このリ
セス7の形成におけるエッチング条件の一例を挙げる
と、 エッチング液:アンモニア(NH3)水溶液 溶液温度 :20℃ とする。
【0036】次に、図2Cに示すように、例えばマグネ
トロンスパッタリング法により、溝配線6が形成された
層間絶縁膜2上の全面にTaNを成膜する。これによ
り、層間絶縁膜2上にTaNからなるバリアメタル層8
が形成される。このバリアメタル層8の膜厚は例えば1
00nmである。ここで、バリアメタル層8の形成にお
けるスパッタ条件の一例を挙げると、 プロセスガス:Arガス、0.03slm(30sccm) N2ガス、0.08slm(80sccm) 圧力 :0.4Pa 基板温度 :100℃ とする。
【0037】次に、図3に示すように、例えばCMP法
により、リセス7の内部以外の部分のバリアメタル層8
と、層間絶縁膜2表面のTaN膜4とを順次研磨するこ
とにより除去する。これにより、リセス7の内部にバリ
アメタル層8の部分が残され、TaNからなるキャップ
9が形成される。ここで、この研磨におけるCMP条件
の一例を挙げると、 研磨圧力 :9.8×103N/m2(100gw/cm2) 回転数 :定盤、 0.5s-1(30rpm) 研磨ヘッド、0.5s-1(30rpm) 研磨パッド:発泡ポリウレタン樹脂単層構造 スラリー :H22が添加されたアルミナ含有スラリー 流量 :0.1l/min(100cc/min) 温度 :25〜30℃ とする。
【0038】その後、従来公知の方法により、接続孔、
接続孔プラグおよび上層配線の形成を順次行うことによ
り、所望の半導体装置を完成させる。
【0039】以上説明したように、この第1の実施形態
によれば、Cuからなる溝配線6を形成した後、これら
の溝配線6の上部に、複数の溝配線6において互いにほ
ぼ等しい深さにリセス7を形成し、このリセス7の内部
にCuと反応しないTaNなどからなるキャップ9を形
成していることにより、誘電率の高い材料からなる絶縁
膜を用いることなく、溝配線6のCu表面の酸化を防止
することができるとともに、Cuの層間絶縁膜2への拡
散を防止することができる。そして、この溝配線6と上
層配線とを接続孔プラグを用いて接続する場合において
も、接続孔プラグと溝配線6との間に酸化銅などの高抵
抗の酸化層が介在するのを防止することができ、接続抵
抗の上昇を防ぐことができる。また、溝配線6に用いら
れる導電材料の4方向を金属膜で囲むことができるた
め、溝配線6の信頼性を向上させることができる。
【0040】次に、この発明の第2の実施形態による半
導体装置の製造方法について説明する。
【0041】図4Aに示すように、この第2の実施形態
においては、まず、第1の実施形態におけると同様にし
て溝配線6の形成まで行う。
【0042】次に、図4Bに示すように、例えばICP
(Inductively Coupled Plasma)により生成された酸素
プラズマを層間絶縁膜2および溝配線6の表面に照射す
ることによって、溝配線6の表面を酸化させる。これに
より、溝配線6の上部に酸化層11が形成される。ここ
で、酸化層11の形成における酸素プラズマの照射条件
の一例を挙げると、 ガス :O2ガス(流量、5×10-3slm(5sccm)) Arガス(流量、0.1slm(100sccm)) プラテンパワー:300W(13.56MHz) コイルパワー :500W(13.56MHz) 圧力 :0.4Pa 基板温度 :20℃ とする。
【0043】次に、図4Cに示すように、例えばキレー
ト剤を用いて、溝配線6の上部の酸化層11を選択的に
エッチングする。このエッチングにより、酸化層11が
除去され溝配線6の上部に互いにほぼ等しい深さのリセ
ス7が形成される。ここで、このリセス7の形成におけ
るエッチング条件の一例を挙げると、 薬液 :CMP−M01(商品名) 主成分、シュウ酸((COOH)2) 温度 :20℃ エッチング時間:2分間 とする。
【0044】次に、第1の実施形態におけると同様にし
て、リセス7の内部に例えばTaNからなるキャップ
(図4中、図示せず)を形成し、順次プロセスを進める
ことにより、所望の半導体装置を完成させる。
【0045】この第2の実施形態によれば、Cuからな
る溝配線6を形成した後、酸素プラズマにより酸化層1
1を形成し、この酸化層11をエッチングすることによ
り、溝配線6の上部に互いにほぼ等しい深さのリセス7
を形成していることによって、第1の実施形態における
と同様の効果を得ることができる。
【0046】次に、この発明の第3の実施形態による半
導体装置の製造方法について説明する。
【0047】図5Aに示すように、この第3の実施形態
においては、まず、第1の実施形態におけると同様にし
て溝配線6の形成まで行う。
【0048】次に、図5Bに示すように、例えば、減圧
炉内においてSi基板1を酸化性雰囲気中にさらす。こ
れにより、溝配線6の上部のCu表面が選択的に酸化さ
れ、酸化層21が形成される。ここで、この酸化層21
の形成における酸化条件の一例を挙げると、 加熱温度 :150℃ 圧力 :0.1Pa 雰囲気ガス:O2ガス(流量、0.01slm(10s
ccm)) とする。
【0049】次に、図5Cに示すように、例えばキレー
ト剤を用いて酸化層21を選択的にエッチング除去す
る。これにより、溝配線6の上部に、選択的に互いにほ
ぼ等しい深さのリセス7が形成される。ここで、このリ
セス7の形成におけるエッチング条件の一例を挙げる
と、 薬液 :CMP−M01(商品名) 主成分、シュウ酸((COOH)2) 温度 :20℃ エッチング時間:2分間 とする。
【0050】次に、第1の実施形態におけると同様にし
て、リセス7の内部に選択的に例えばTaNからなるキ
ャップ(図5中、図示せず)を形成し、順次プロセスを
進めることにより、所望の半導体装置を完成させる。
【0051】この第3の実施形態によれば、Cuからな
る溝配線6を形成した後、Si基板1を酸化性雰囲気に
さらすことにより、酸化層21を形成した後、この酸化
層21を、キレート剤を用いてエッチングするようにし
ていることにより、互いにほぼ等しい深さのリセス7を
形成することができるので、第1の実施形態におけると
同様の効果を得ることができる。
【0052】次に、この発明の第4の実施形態による半
導体装置の製造方法について説明する。
【0053】図6Aに示すように、この発明の第4の実
施形態においては、まず、第1の実施形態におけると同
様にして溝配線6の形成まで行う。
【0054】次に、図6Bに示すように、溝配線6が形
成された層間絶縁膜2の上方から全面にイオン注入を行
う。これにより、溝配線6の表面がダメージを受け、こ
の部分にダメージ層31が形成される。このとき、Ta
N膜4の露出表面もイオン注入によるダメージを受け
る。しかしながら、このTaN膜4がダメージを受ける
部分は、後の工程においてCMP法により研磨除去され
る部分である。したがって、TaN膜4がダメージを受
けることによって半導体素子や配線への悪影響が生じな
いため、これを考慮する必要はない。さらに、層間絶縁
膜2上に露出したTaN膜4の部分が、層間絶縁膜2お
いてイオン注入に対するバリアとなるため、層間絶縁膜
2へのダメージを防止することができる。
【0055】また、上述したダメージ層31は、増速エ
ッチ効果により、次の工程の化学的エッチング法に用い
られるエッチング溶液に対して、その溶解度が変化す
る。なお、ダメージ層31の厚さは、イオン照射量や加
速エネルギーなどのイオン注入条件のより正確に制御す
ることが可能である。そのため、溝配線6の上部におけ
るリセス7の形成を高精度に行うことができる。
【0056】次に、図6Cに示すように、第1の実施形
態と同様にして、例えばキレート剤を用いた化学的エッ
チング法により、ダメージ層31を選択的に除去する。
これにより、溝配線6の上部にリセス7が形成される。
【0057】次に、第1の実施形態と同様にして、リセ
ス7の内部に例えばTaNからなるキャップ(図6中、
図示せず)を形成し、順次プロセスを進めることによ
り、所望の半導体装置を完成させる。
【0058】以上説明したように、この第4の実施形態
によれば、溝配線6を形成した後、イオン注入によりこ
の溝配線6の上部に選択的にダメージ層31を形成し、
このダメージ層31を化学的エッチング法により除去し
て、リセス7を形成していることにより、第1の実施形
態と同様の効果を得ることができるとともに、溝配線6
の上部に、化学的エッチング法において、溝配線6にお
けるCuに対して高選択比にすることができるダメージ
層31を形成していることにより、リセス7の形成を、
より制御性良く高精度に行うことができる。
【0059】次に、この発明の第5の実施形態による半
導体装置の製造方法について説明する。
【0060】図7Aに示すように、この第5の実施形態
においては、まず、第1の実施形態と同様にして、溝配
線6の形成まで行う。
【0061】次に、図7Bに示すように、例えば化学的
エッチング法により、Cuからなる溝配線6の表面を選
択的にエッチングする。これにより、溝配線6の上部に
互いにほぼ等しい深さのリセス7が形成される。このエ
ッチングにおいては、リセス7の深さは、溶液の濃度や
溶液温度、そしてエッチング時間を最適化することによ
り制御することができる。また、リセス7の形成を、C
MP法のような機械的な研磨に依存していないため、線
幅や密度などのパターン依存が生じることがない。ここ
で、リセス7の形成におけるエッチング条件の一例を挙
げると、 エッチング液:アンモニア(NH3)水溶液 溶液濃度 :0.1重量% 溶液温度 :20℃ とする。
【0062】次に、図7Cに示すように、例えばプラズ
マ化学気相成長(プラズマCVD)法により、溝配線6
が形成された層間絶縁膜2の全面にSiN膜41を形成
する。このSiN膜41の膜厚は例えば100nmであ
る。ここで、SiN膜41の形成におけるCVD条件の
一例を挙げると、 プロセスガス:シラン(SiH4)ガス (流量、0.075slm(75sccm)) アンモニア(NH3)ガス (流量、0.05slm(50sccm)) 圧力 :1064Pa 基板温度 :400℃ RFパワー :500W(13.56MHz) とする。
【0063】次に、図8に示すように、例えばCMP法
により、リセス7の内部以外の部分のSiN膜41とT
aN膜4とを順次研磨することにより除去する。ここ
で、この研磨におけるCMP条件の一例を挙げると、 研磨圧力 :9.8×103N/m2(100gw/cm2) 回転数 :定盤、 0.5s-1(30rpm) 研磨ヘッド、0.5s-1(30rpm) 研磨パッド:発泡ポリウレタン樹脂単層構造 スラリー :ヒュームドシリカ含有のスラリー 流量 :0.1l/min(100cc/min) 温度 :25〜30℃ とする。
【0064】以上により、溝配線6の上部におけるリセ
ス7の内部にSiN膜41の部分が残され、SiNから
なる酸化防止膜42が形成される。
【0065】その後、従来公知の方法により、接続孔、
接続孔プラグおよび上層配線の形成などのプロセスを順
次進める。これによって、所望の半導体装置が製造され
る。
【0066】以上説明したように、この第5の実施形態
によれば、Cuからなる溝配線6を形成した後、この溝
配線6の上部に互いにほぼ等しい深さのリセス7を形成
し、このリセス7の内部に選択的にSiNからなる酸化
防止膜42を形成していることにより、誘電率の高い材
料からなる絶縁膜を全面に形成することなく、溝配線6
におけるCu表面の酸化を防止することができるととも
に、溝配線6の上層に形成される層間絶縁膜へのCuの
拡散を防止することができる。したがって、溝配線6の
高抵抗化を防止することができ、配線信頼性の低下を防
止することができる。
【0067】次に、この発明の第6の実施形態による半
導体装置の製造方法について説明する。
【0068】図9Aに示すように、この第6の実施形態
においては、まず、第1の実施形態と同様にして、溝配
線6の形成まで行う。
【0069】次に、図9Bに示すように、第2の実施形
態におけると同様の条件および方法に従って、全面に酸
素プラズマを照射することにより、溝配線6の表面を酸
化する。これによって、溝配線6の上部に酸化層51が
形成される。
【0070】次に、図10Aに示すように、例えばキレ
ート剤を用いて、溝配線6の上部の酸化層51を選択的
にエッチングする。これにより、酸化層51が除去され
溝配線6の上部にリセス7が形成される。ここで、この
リセス7の形成におけるエッチング条件の一例を挙げる
と、 薬液 :CMP−M01(商品名) 主成分、シュウ酸((COOH)2) 温度 :20℃ エッチング時間:2分間 とする。
【0071】次に、図10Bに示すように、例えばプラ
ズマCVD法により、全面に炭化シリコン(SiC)膜
52を形成する。このSiC膜52の膜厚は例えば10
0nmである。ここで、このSiC膜52の形成におけ
るCVD条件の一例を挙げると、 プロセスガス:SiH4ガス (流量、5×10-2slm(50sccm)) メタン(CH4)ガス (流量、5×10-2slm(50sccm)) 圧力 :400Pa 基板温度 :400℃ RFパワー :300W(13.56MHz) とする。
【0072】次に、図10Cに示すように、例えばCM
P法により、リセス7の内部以外の部分のSiC膜52
と、層間絶縁膜2上のTaN膜4とを順次研磨すること
により除去する。ここで、この研磨におけるCMP条件
の一例を挙げると、 研磨圧力 :9.8×103N/m2(100gw/cm2) 回転数 :定盤、 0.5s-1(30rpm) 研磨ヘッド、0.5s-1(30rpm) 研磨パッド:発泡ポリウレタン樹脂単層構造 スラリー :ヒュームドシリカ含有のスラリー 流量 :0.1l/min(100cc/min) 温度 :25〜30℃ とする。
【0073】以上により、リセス7の内部にSiC膜5
2の部分が残され、SiCからなる酸化防止膜53が形
成される。
【0074】その後、従来公知の方法により、接続孔、
接続孔プラグおよび上層配線の形成を順次行うことによ
り、所望の半導体装置を完成させる。
【0075】この第6の実施形態によれば、Cuからな
る溝配線6の上部に互いにほぼ等しい深さのリセス7を
形成し、選択的にリセス7の内部に酸化防止層53を形
成していることにより、第5の実施形態と同様の効果を
得ることができる。
【0076】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0077】例えば、上述の実施形態において挙げた数
値および成膜方法はあくまでも例に過ぎず、必要に応じ
てこれと異なる数値および成膜方法を用いてもよい。
【0078】また、例えば上述の第1から第6の実施形
態においては、この発明を溝配線の形成に適用している
が、この発明を、接続孔プラグの形成に適用することも
可能である。
【0079】また、例えば上述の第1の実施形態におい
ては、Cu膜5を形成するためのスパッタリング法とし
て、マグネトロンスパッタリング法を用いたが、例えば
コリメートスパッタリング法やイオン化スパッタリング
法などのカバレッジの良い他のスパッタリング法を用い
ることも可能である。
【0080】また、例えば、上述の第2および第5の実
施形態においては、酸素プラズマをICPにより生成し
ているが、必要に応じて、酸素プラズマを、例えば平行
平板方式や、誘導結合方式などによって生成するように
してもよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数の凹部の内部に埋め込まれた第1の導電材料の
表面に、互いにほぼ等しい深さにリセスを形成し、これ
らのリセスの内部に選択的に酸化防止膜を形成するよう
にしていることにより、基板に形成された凹部の内部に
埋め込まれた第1の導電材料の酸化および、基板上に形
成される絶縁膜への第1の導電材料の拡散によるリーク
の発生を抑制することができ、半導体装置の信頼性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図2】この発明の第1の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図3】この発明の第1の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図4】この発明の第2の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図5】この発明の第3の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図6】この発明の第4の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図7】この発明の第5の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図8】この発明の第5の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図9】この発明の第6の実施形態による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
【図10】この発明の第6の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図11】従来技術による半導体装置の製造方法を説明
するための断面図である。
【図12】従来技術による半導体装置の製造方法におけ
る問題点を説明するための断面図である。
【図13】従来技術による半導体装置の製造方法におけ
る問題点を説明するための断面図である。
【図14】従来技術による半導体装置の製造方法におけ
る問題点を説明するための断面図である。
【図15】従来技術による半導体装置の製造方法におけ
る問題点を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1・・・Si基板、2・・・層間絶縁膜、3・・・配線
溝、5・・・Cu膜、6・・・溝配線、7・・・リセ
ス、8・・・バリアメタル層、21、51・・・酸化
層、31・・・ダメージ層、41・・・SiN膜、4
2、53・・・酸化防止膜、52・・・SiC膜
フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH07 HH08 HH11 HH13 HH14 HH18 HH19 HH21 HH32 HH33 JJ07 JJ08 JJ11 JJ13 JJ14 JJ18 JJ19 JJ21 JJ32 JJ33 MM01 MM05 MM12 MM13 MM15 NN03 NN06 NN07 PP15 PP22 PP27 QQ08 QQ09 QQ13 QQ20 QQ48 QQ59 QQ89 RR01 RR04 RR06 SS01 SS02 SS15 XX20 XX28 XX31

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に設けられた複数の凹部の内部にそ
    れぞれ導電材料が埋め込まれた半導体装置の製造方法に
    おいて、 上記複数の凹部の内部に第1の導電材料を埋め込む工程
    と、 上記複数の凹部の内部に埋め込まれた上記第1の導電材
    料の表面に、互いにほぼ等しい深さのリセスを形成する
    工程と、 上記リセスの内部に選択的に酸化防止膜を形成する工程
    とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記リセスを、エッチング液を用いた化
    学的エッチング法により形成するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記エッチング液がアンモニアを含有す
    ることを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 上記エッチング液がCOOH基を有する
    化合物を含有することを特徴とする請求項2記載の半導
    体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記凹部に埋め込まれた上記導電材料の
    表面にダメージ層を形成した後、上記化学的エッチング
    法により上記ダメージ層を除去することによって、上記
    リセスを形成するようにしたことを特徴とする請求項2
    記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記凹部に埋め込まれた上記第1の導電
    材料を酸化することにより、上記第1の導電材料の表面
    に酸化層を形成した後、上記化学的エッチング法によっ
    て上記酸化層を除去することにより、上記リセスを形成
    するようにしたことを特徴とする請求項2記載の半導体
    装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記凹部に埋め込まれた上記第1の導電
    材料の表面に、酸素プラズマを照射することにより上記
    酸化層を形成するようにしたことを特徴とする請求項6
    記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記第1の導電材料が、銅、アルミニウ
    ム、銀または金であることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記酸化防止膜が窒化シリコンまたは炭
    化シリコンからなることを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記酸化防止膜が第2の導電材料から
    なることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 上記第2の導電材料が、タンタル、チ
    タン、タングステン、窒化タンタル、窒化チタンまたは
    窒化タングステンからなることを特徴とする請求項10
    記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記第2の導電材料が、IV−B金
    属、V−B金属、VI−B金属、遷移金属、IV−B金
    属の窒化物、V−B金属の窒化物、VI−B金属の窒化
    物、または遷移金属の窒化物からなることを特徴とする
    請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記凹部が配線溝であり、上記配線溝
    の内部に溝配線を埋め込むようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記凹部が接続孔であり、上記接続孔
    の内部に接続孔プラグを埋め込むようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 基板に複数の凹部が設けられ、 上記複数の凹部の内部に第1の導電材料が埋め込まれた
    半導体装置において、 上記複数の凹部の上部における上記第1の導電材料の表
    面に、それぞれ互いにほぼ等しい深さのリセスが設けら
    れ、 上記リセスの内部に酸化防止膜が設けられていることを
    特徴とする半導体装置。
  16. 【請求項16】 上記酸化防止膜が第2の導電材料から
    なることを特徴とする請求項15記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】 上記第2の導電材料が、タンタル、チ
    タン、タングステン、窒化タンタル、窒化チタンまたは
    窒化タングステンからなることを特徴とする請求項16
    記載の半導体装置。
  18. 【請求項18】 上記第2の導電材料が、IV−B金
    属、V−B金属、VI−B金属、遷移金属、IV−B金
    属の窒化物、V−B金属の窒化物、VI−B金属の窒化
    物、または遷移金属の窒化物からなる群より選ばれた少
    なくとも一種類の材料からなることを特徴とする請求項
    16記載の半導体装置。
  19. 【請求項19】 上記酸化防止膜が窒化シリコンまたは
    炭化シリコンからなることを特徴とする請求項15記載
    の半導体装置。
  20. 【請求項20】 上記第1の導電材料が、銅、アルミニ
    ウム、銀または金からなることを特徴とする請求項15
    記載の半導体装置。
JP2000093387A 2000-03-30 2000-03-30 半導体装置およびその製造方法 Pending JP2001284355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000093387A JP2001284355A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 半導体装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000093387A JP2001284355A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 半導体装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001284355A true JP2001284355A (ja) 2001-10-12

Family

ID=18608579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000093387A Pending JP2001284355A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 半導体装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001284355A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003098676A1 (en) * 2002-05-17 2003-11-27 Ebara Corporation Substrate processing apparatus and substrate processing method
WO2004061931A1 (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Fujitsu Limited 多層配線構造を有する半導体装置およびその製造方法
JP2007511246A (ja) * 2003-04-09 2007-05-10 メドトロニック・インコーポレーテッド 形状記憶合金アクチュエーター
JP2008193104A (ja) * 2008-02-14 2008-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP2011511469A (ja) * 2008-02-07 2011-04-07 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 高い漏れ抵抗を有する相互接続構造体
US8034707B2 (en) 2004-10-25 2011-10-11 Panasonic Corporation Method for fabricating semiconductor device and semiconductor device
JP2013110231A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Fujitsu Ltd 配線構造および配線構造の製造方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003098676A1 (en) * 2002-05-17 2003-11-27 Ebara Corporation Substrate processing apparatus and substrate processing method
CN100334691C (zh) * 2002-05-17 2007-08-29 株式会社荏原制作所 衬底加工设备和衬底加工方法
WO2004061931A1 (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Fujitsu Limited 多層配線構造を有する半導体装置およびその製造方法
CN100399520C (zh) * 2002-12-26 2008-07-02 富士通株式会社 具有多层配线结构的半导体装置及其制造方法
US7416985B2 (en) 2002-12-26 2008-08-26 Fujitsu Limited Semiconductor device having a multilayer interconnection structure and fabrication method thereof
JP2007511246A (ja) * 2003-04-09 2007-05-10 メドトロニック・インコーポレーテッド 形状記憶合金アクチュエーター
JP4852704B2 (ja) * 2003-04-09 2012-01-11 メドトロニック,インコーポレイテッド 形状記憶合金アクチュエーター
US8034707B2 (en) 2004-10-25 2011-10-11 Panasonic Corporation Method for fabricating semiconductor device and semiconductor device
JP2011511469A (ja) * 2008-02-07 2011-04-07 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 高い漏れ抵抗を有する相互接続構造体
JP2008193104A (ja) * 2008-02-14 2008-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP2013110231A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Fujitsu Ltd 配線構造および配線構造の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100442474C (zh) 制造半导体器件的方法
US6245663B1 (en) IC interconnect structures and methods for making same
US7871923B2 (en) Self-aligned air-gap in interconnect structures
US7754601B2 (en) Semiconductor interconnect air gap formation process
JP3647853B1 (ja) 半導体装置の配線構造及びその製造方法
JP2009026989A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
WO2007091574A1 (ja) 多層配線構造および多層配線の製造方法
JP2011204750A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2009076615A (ja) 半導体装置の製造方法
TW200303599A (en) Manufacturing method of semiconductor device
TWI251898B (en) Damascene process for fabricating interconnect layers in an integrated circuit
JP2007180408A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2001284355A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP5823359B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2010080525A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2004165434A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2005038999A (ja) 半導体装置の製造方法
KR20080114056A (ko) 반도체 소자의 배선 및 그의 형성방법
JP2005026538A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH11191556A (ja) 半導体装置の製造方法および銅または銅合金パターンの形成方法
JP2006196642A (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR100399909B1 (ko) 반도체 소자의 층간 절연막 형성 방법
JP2005203568A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP2006319116A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2005340601A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041222

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050111