JP2001284118A - フェライト粉及びフェライト粉製造方法 - Google Patents

フェライト粉及びフェライト粉製造方法

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JP2001284118A
JP2001284118A JP2000099643A JP2000099643A JP2001284118A JP 2001284118 A JP2001284118 A JP 2001284118A JP 2000099643 A JP2000099643 A JP 2000099643A JP 2000099643 A JP2000099643 A JP 2000099643A JP 2001284118 A JP2001284118 A JP 2001284118A
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    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
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    • H01F1/342Oxides
    • H01F1/344Ferrites, e.g. having a cubic spinel structure (X2+O)(Y23+O3), e.g. magnetite Fe3O4

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Abstract

(57)【要約】 【課題】透磁率の高い複合磁性成形物を得るのに適した
フェライト粉、及び、その製造方法を提供する。 【解決手段】フェライト粉は、扁平状フェライト粒子を
含む。扁平状フェライト粒子は、最大長径dが1μm以
上100μm以下の範囲にあり、最大長径dと厚みtと
の比(d/t)が、2.5≦(d/t)の範囲にあり、
フェライト粉全量に対する重量比で、50wt%以上で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェライト粉及び
フェライト粉製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パソコンを始めとするデジタル機器で
は、データ転送速度、及び、処理速度の高速化に伴い、
信号が高速化され、周波数自体も高周波化されつつあ
る。その結果として生じるノイズも、従来のMHz帯か
ら、GHz帯の周波数成分を含む領域まで、高周波及び
広帯域化される方向にある。
【0003】上述したデジタル機器におけるノイズを吸
収する手段としては、従来より、低域通過型フィルタと
して動作する積層型ノイズ吸収素子が知られている。積
層型ノイズ吸収素子は、フェライトでなる磁性層の内部
に導体を埋設した構造を持ち、フェライトペーストと、
導体ペーストまたは金属箔とを、印刷技術または厚膜シ
ート積層法等によって積層することによって得られる。
【0004】このような積層型ノイズ吸収素子を構成す
る磁性基板としては、一般には、焼結フェライトを扁平
状に成形したものが用いられる。しかしながら、フェラ
イト磁性材料では、磁気特性を示す透磁率μの周波数特
性が500MHz程度までしか伸びない。このため、焼
結フェライトを用いた場合、1GHz以上の高周波成分
を吸収できる高域阻止周波数特性を有するノイズ吸収素
子が得られない。
【0005】高域阻止周波数特性を改善する方法として
は、フェライト磁性粉や金属磁性粉等の磁性粉と有機絶
縁樹脂とを含む複合磁性材料によって、磁性基板を構成
することも提案されており、このような複合磁性材料を
用いて構成されたノイズ対策部品は、既に知られてい
る。
【0006】例えば、特開平10−270255号公報
には、絶縁基体がフェライト粉と絶縁樹脂とを混合した
複合材料によって構成された高周波チップビーズ素子が
開示されている。しかしながら、上記先行技術文献で
は、高透磁率を得るのに適したフェライト粉の粒形状ま
では言及していない。
【0007】また、特開平8−78798号公報には、
強磁性金属粉と絶縁樹脂とを混合した複合材料によって
構成された回路基板が開示されており、特開平10−9
7911号公報には、扁平状の軟磁性粉末と有機結合材
とからなる複合磁性体が開示されている。しかしなが
ら、金属磁性粉を用いた複合磁性材料では、絶縁性を確
保するために、金属磁性粉の表面を酸化処理し、高抵抗
膜を形成しなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、透磁
率の高い複合磁性成形物を得るのに適したフェライト粉
を提供することである。
【0009】本発明のもう一つの課題は、1GHz以上
の高周波帯域において、優れたノイズ吸収特性を示す複
合磁性成形物を得るのに適したをフェライト粉を提供す
ることである。
【0010】本発明の更にもう一つの課題は、絶縁性に
関して信頼性の高い複合磁性成形物を得るのに適したフ
ェライト粉を提供することである。
【0011】本発明の更にもう1つの課題は、上述した
フェライト粉を、容易に、かつ、安定に製造し得る方法
を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】<フェライト粉>上述し
た課題を解決するため、本発明に係るフェライト粉は、
扁平状フェライト粒子を含む。前記扁平状フェライト粒
子の少なくとも一部は、最大長径dが1μm以上100
μm以下の範囲にあり、最大長径dと厚みtとの比(d
/t)が、2.5≦(d/t)の範囲にあり、前記フェ
ライト粉の全体に対する重量比で、50wt%以上であ
る。
【0013】本発明に係るフェライト粉は、扁平状フェ
ライト粒子を含んでいる。F.ollendorf式によれば、フ
ェライト粉と有機樹脂とを混合した複合磁性成形物にお
いては、扁平状フェライト粒子のアスペクト比(d/
t)が大きくなる程、扁平状フェライト粒子の反磁界係
数Nは小さくなる。従って、複合磁性成形物の実効透磁
率を高くすることができる。
【0014】フェライト粉の扁平化による実効透磁率の
改善は、最大長径dが1μm以上100μm以下の範囲
にあり、最大長径dと厚みtとの比(d/t)が、2.
5≦(d/t)の範囲にあり、前記フェライト粉の全体
に対する重量比で、50wt%以上であるときに、顕著
になる。
【0015】<フェライト粉製造方法>本発明に係るフ
ェライト粉の製造に当たっては、フェライト用原料を用
いてシートを成形し、次にこのシートを焼成(仮焼成)
してフェライト化し、次にフェライト化されたシートを
粉砕し、扁平状フェライト粒子を含むフェライト粒子を
得る。この製造工程によれば、本発明に係るフェライト
粒子を容易に得ることができる。
【0016】本発明に係るフェライト粉は、複合磁性成
形物を製造するのに用いられる。複合磁性成形物を得る
には、本発明に係るフェライト粉を用いて、複合磁性組
成物を製造し、この複合磁性組成物を用いて、目的の複
合磁性成形物を製造する。複合磁性組成物の製造に当た
っては、本発明に係るフェライト粉を、有機絶縁樹脂と
混合すればよい。
【0017】既に述べたように、本発明に係るフェライ
ト粉は、反磁界係数Nの小さな扁平状フェライト粒子を
含んでいる。従って、実効透磁率の高い複合磁性成形物
を得るのに適した複合磁性組成物となる。
【0018】複合磁性組成物において、フェライト粉の
含有量は、前記有機絶縁樹脂に対して30wt%〜90
wt%の範囲が適している。30wt%未満では、実用
上要求される実効透磁率を得ることが困難である。90
wt%を越えると、フェライト粉の分散性が悪くなると
共に、脆くなり、機械的強度が低下する。
【0019】前記有機絶縁樹脂としては、熱硬化性樹脂
を用いることができる。前記熱硬化性樹脂は、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂、BT樹脂、PPE樹脂またはビ
ニルベンジル化合物から選択された少なくとも一種を含
むことができる。
【0020】前記有機絶縁樹脂は、熱可塑性樹脂であっ
てもよい。熱可塑性樹脂は、PPS樹脂または液晶ポリ
マーの少なくとも一種を含むことができる。
【0021】複合磁性成形物の製造に当たっては、複合
磁性組成物を用いて所定の形状の成形物を製造する。次
に得られた前記成形物を焼成する。これにより、複合磁
性成形物が得られる。
【0022】前記複合磁性組成物を用いて所定の形状の
成形物を製造する際、前記扁平状フェライト粒子を、厚
み方向の面が、ほぼ同一方向を向くように配向する配向
工程を含むことは、特に、好ましい態様である。これに
より、複合磁性成形物中において、反磁界係数が小さく
なり、高い実効透磁率が得られる。前記配向工程は、ド
クターブレード法、または、射出成形法を含むことがで
きる。
【0023】本発明に係る複合磁性成形物は、例えば、
回路基板に適用できる。このような回路基板は、磁性絶
縁基板と、導体膜とを含む。導体膜は、磁性絶縁基板の
少なくとも一面に設けられる。
【0024】上述したように、磁性絶縁基板は、フェラ
イト粉と有機絶縁樹脂とが互いに混ざりあった複合磁性
成形物でなるから、導体膜に流れる電流に含まれる高周
波領域の不要な高周波成分を、磁性絶縁基板の吸収作用
によって確実に吸収できる。しかも、フェライト粉を用
いた場合は、金属磁性粉を用いた場合よりも、高域阻止
周波数特性がブロードである。このため、強磁性金属粉
を用いた場合と比較して、阻止周波数領域がより広くな
る。また、フェライト粉を用いているので、フェライト
粒子の残留損失を積極的に利用し、阻止周波数帯域を拡
大できる。フェライト粒子は多結晶体であり、強磁性金
属粉と比較して、広い周波数領域にわたって、残留損失
を発生する。
【0025】また、電子部品に流れる電流によって発生
する磁界の方向は、磁性絶縁基板内部の扁平状フェライ
ト粒子の配向方向と同一方向であるから、実効透磁率を
高くとれる。
【0026】本発明によれば、1GHz以上の高周波帯
域において吸収作用を生じ、それよりも低い周波数帯域
に属する信号は通過させる回路基板を得ることができ
る。
【0027】また、本発明に係る複合磁性成形物は、例
えば、電子部品にも適用できる。このような電子部品
は、磁性基体と、導体とを含む。前記導体は、前記磁性
基体に設けられている。
【0028】上述したように、磁性基体は、回路基板の
場合と同様に、フェライト粉と有機絶縁樹脂とが互いに
混ざりあった複合磁性成形物でなるから、導体に流れる
電流に含まれる高周波領域の不要な高周波成分を、磁性
基体の吸収作用によって確実に吸収できる。
【0029】また、導体の形成の仕方によっては、導体
に流れる電流によって発生する磁界の方向と、磁性基体
内部の扁平状フェライト粒子の配向方向とを一致させる
ことも可能となる。このようにすれば、磁性粒子間の反
磁界作用を低減させ、高い実効透磁率を確保することが
できる。
【0030】電子部品には、コイル部品単独、コンデン
サもしくは抵抗等の受動回路素子と組合せた複合部品、
または、これらと集積回路部品と組み合わせた混成集積
回路部品等が含まれる。コイル部品単独の用途例として
は、インダクタ、トランス、ロータリートランス、ミキ
サートランス、もしくはモータ用ステータ等の磁界発生
手段があり、複合部品の用途例としては、トラップ素
子、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドパス
フィルタ、イコライザまたはIFT等があり、混成集積
回路としては、高集積度、高性能および超小型のイコラ
イザアンプ、DC/DCコンバータ、アクティブフィル
タ等がある。
【0031】
【発明の実施の形態】<フェライト粒子>図1は本発明
に係る複合磁性成形物に含まれる扁平状フェライト粒子
を模式的に示す図である。図1(a)は平面図、図1
(b)は正面図である。扁平状フェライト粒子は、スピ
ネル型構造のフェライト粒子であり、最大長径dで、厚
みtの扁平形状である。扁平状フェライト粒子の平面形
状は不定形であり、図1(a)に示した平面形状は一例
に過ぎない。
【0032】図1に示した扁平状フェライト粒子は、最
大長径dが、1μm以上100μm以下の範囲にある。
更に、アスペクト比(d/t)は、(d/t)≧2.
5、更に好ましくは、(d/t)≧3である。
【0033】上述したアスペクト比(d/t)≧2.5
の扁平状フェライト粒子が、フェライト粉の総重量の5
0wt%以上を占めることが好ましい。更に具体的に
は、厚みが2μm以上で扁平の長径が5μm以上となる
扁平状フェライト粒子が、フェライト粉総重量の90%
以上を占めることが好ましい。
【0034】フェライト粒子は、Mn系もしくはMn−
Zn系、およびNi系もしくはNi−Zn系の少なくと
も1種類以上含むことができる。グリーンシート成形が
可能であれば上記以外の組成、例えば、プラナー型フェ
ライト等を含むことができる次に、フェライト粉の製造
方法について、図2のフローチャートを参照して説明す
る。
【0035】<フェライト粉の製造方法> (1)フェライト原料の秤量及び混合 狙いとするフェライト組成に適した原料を秤量し、混合
する。原料としては、フェライト組成分として、従来よ
り周知の酸化鉄、酸化ニッケル、酸化亜鉛、酸化銅等を
用いることができる。混合の具体的な方法としては、ス
チールボール等のメディアを入れたボールミル中に、調
合された上記原料を入れ、水中にて混合分散し、混合原
料を得る。
【0036】(2)乾燥、焼成(仮焼き) 上記工程によって得られた混合原料を乾燥させる。乾燥
に当たっては、乾燥機を用いることができる。
【0037】(3)乾燥させた混合原料と用いて、70
0〜1000℃程度の温度で焼成を行い、焼成体を得
る。温度は原料に応じて選択する。
【0038】(4)粉砕、乾燥 上記工程によって得られた焼成体を、スチールボール等
のメディアの入ったボールミル中に入れ、適度な粒径に
なるまで粉砕する。ボールミル中には、溶媒として、
水、アルコール、トルエン等が加えられる。その後、熱
風乾燥機またはスプレードライヤー等の乾燥装置を用い
て乾燥させ、溶媒を除去する。
【0039】当然のことながら、図2の右側に点線で表
示するように、工程(2)の乾燥処理までで、原料粉の
完成とし、焼成(仮焼き)を行わず、下記の塗料化工程
に入ることは可能である。
【0040】(5)塗料調製 工程(3)によって得られたフェライト粉を、有機材料
と、有機溶剤との混合溶液中に混合分散させ、フェライ
ト塗料を調製する。有機材料としては、PVB(ポリビ
ニルブチラール)、アクリル樹脂、エチルセルロース、
PVA等の少なくとも一種が選択される。有機溶剤とし
ては、トルエン、アルコール、アセトン等から適切に選
定された溶剤を用いることができる。混合分散に当たっ
ては、ボールミル、ビーズミルなどの混合分散装置を用
いることができる。
【0041】(6)シート成形 シート成形方法として一般的なドクターブレード法、押
し出し成形法といった方法のうち、樹脂の特徴、成形厚
みなどを考慮し適宜選定した方法によりシート成形を行
う。実際的なシートの厚みとしては、5〜100μmの
範囲となる。場合によっては、印刷法による成形も可能
である。
【0042】(7)焼成 焼成は従来から使われている焼成方法で良く、焼成温度
としては800〜1200℃からフェライト組成に適し
た温度を選択する。焼成する際の前記シートはシート状
のまま丸めずに焼くことが望ましいが、多少シート同士
が折りたたまれ丸くなっても問題はない。
【0043】(8)粉砕 粉砕方法は、アトライター、ライカイ機その他一般的粉
砕機でよい。粒径の制御、粒度分布の制御は、この工程
での条件をコントロールすることにより行う。また、場
合によっては、メッシュふるいによって粒度をそろえて
も良い。これにより、扁平状フェライト粉が得られる。
【0044】本発明に係るフェライト粉は、複合磁性組
成物及び複合磁性成形物の製造に適用される。次に、実
施例を挙げ、フェライト粉、複合磁性組成物及び複合磁
性成形物の製造について、一連の製造プロセスとして説
明する。
【0045】実施例1 (a)扁平状フェライト粉の製造 一般的なフェライトグリーンシート作成方法によりフェ
ライトグリーンシートを作成した後、シート状のまま焼
成し、さらに所定の大きさまで粉砕する方法を用いた。
具体的には以下のような工程及び材料を用いた。
【0046】酸化鉄、酸化ニッケル、酸化銅及び酸化亜
鉛を、F 23=64.33wt%、NiO =10.9
2wt%、ZnO=18.62wt%となるように、ボ
ールミルを使って水中で混合し、混合原料を得た。この
混合原料を乾燥させた後、750℃の空気中で焼成し
た。
【0047】次に、この焼成粉を、水を溶媒としたボー
ルミルで粉砕し、スプレードライヤーで乾燥し、平均粒
径0.3μmの微粒フェライト粉を得た。さらにこの微
粒フェライト粉とPVB(ポリビニルブチラール 積水
化学BH−3)をトルエンと95変性メタノールの混合
溶液に溶かし込みフェライト樹脂溶液を作った。具体的
にはスチールボールをメディアとしたボールミルにて分
散、混合させて作った。
【0048】次に、そのフェライト樹脂溶液をドクター
ブレード法によりシート状に成形た。この時の厚みは、
乾燥後15μmとなるようにした。さらに、得られたフ
ェライトシートを900℃の空気中で焼成し、その後、
ライカイ機にて20分粉砕し、扁平状フェライト粉を得
た。図3は得られた扁平状フェライト粉の拡大写真であ
り、扁平状であることが解る。
【0049】(b)複合磁性塗料の製造 上述のプロセスを通して得られた扁平状フェライト粉
を、エポキシ樹脂中に混合し分散させて複合磁性塗料を
製造した。
【0050】エポキシ樹脂としては、多官能エポキシ樹
脂、ビスフェノールA型高分子エポキシ樹脂、特殊骨格
を持つエポキシ樹脂を用い、硬化剤及び硬化促進剤を添
加した。
【0051】多官能エポキシ樹脂として、エピビス型エ
ポキシ樹脂を用いた。エピビス型エポキシ樹脂として、
油化シェルエポキシ社製造のエピコート1001および
エピコート1007を用い、それぞれ26.9wt%ず
つ含有させた。
【0052】ビスフェノールA型高分子エポキシ樹脂と
して、油化シェルエポキシ社製エピコート1225を用
い、含有量を23.1wt%とした。特殊骨格を持つエ
ポキシ樹脂として、テトラフェニロールエタン型エポキ
シ樹脂(油化シェルエポキシ社製エピコート1013
S)を用い、含有量を23.1wt%とした。
【0053】硬化剤としてビスフェノールA型ノボラッ
ク樹脂(油化シェルエポキシ社製YLH129B65)
を用い、硬化促進剤としてイミダゾール化合物(四国化
成工業社製2E4MZ)を使用した。
【0054】上記樹脂成分20wt%と、上記工程によ
り作成された扁平状フェライト粒子80wt%をトルエ
ンとMEK(メチルエチルケトン)の混合溶液および適
量のスチールボールを加えボールミルで分散、混合し、
扁平状フェライト混合溶液を調製した。
【0055】(c)複合磁性基板(プリプレグ)の製造
及び特性の評価 上記工程によって得られた複合磁性塗料を、ドクターブ
レード法によりシート状に成形し、乾燥させた後、約
0.1mmの厚みの複合磁性基板(プリプレグ)とし
た。これら工程を経ることにより基板の面方向に扁平状
フェライトが配向された複合磁性基板(プリプレグ)が
実現される。
【0056】図4は得られた複合磁性基板(プリプレ
グ)の磁気特性を示している。図4において、横軸に周
波数(MHz)をとり、縦軸に比透磁率をとってある。
曲線L41は実施例1によって得られた複合磁性基板の
磁気特性、曲線L42は球状フェライト粒子でなるフェ
ライト粉を用いた他は、実施例1と同じ条件で得られた
複合磁性基板の磁気特性である。図4に示すように、本
発明に係る実施例1の場合、1GHz以下の周波数領域
で、球状フェライト粒子でなるフェライト粉を用いた場
合よりも、優れた磁気特性を示す。
【0057】実施例2 (a)扁平状フェライト粉の製造 フェライトグリーンシート作成方法によりフェライトグ
リーンシートを作成した後、シート状のまま焼成し、さ
らに所定の大きさまで粉砕する方法を用いた。具体的に
は以下のような工程、材料で検討を行った。
【0058】酸化鉄、酸化ニッケル、酸化亜鉛を、F
23=49.3mol%、NiO=23.2mol%、
ZnO=27.5mol%となるように、ボールミルを
使って水中で混合した。混合原料を乾燥させた後、90
0℃の温度で、空気中で焼成した。
【0059】次に、上記焼成粉を、水を溶媒としたボー
ルミルで粉砕し、スプレードライヤーで乾燥させ、平均
粒径0.5μmの微粒フェライト粉を得た。
【0060】次に、得られた微粒フェライト粉と、PV
B(ポリビニルブチラール 積水化学BH−3)とを、
トルエン及び95変性メタノールの混合溶液に溶かし込
み、フェライト樹脂溶液を作った。具体的には、スチー
ルボールをメディアとしたボールミルにて分散、混合さ
せた。
【0061】次に、得られたフェライト樹脂溶液を、ド
クターブレード法によりシート状に成形した。この時の
厚みは、乾燥後20μmとなるようにした。
【0062】次に、得られたフェライトシートを105
0℃の温度で、空気中で焼成し、その後、ライカイ機に
て30分粉砕し、扁平状フェライトを得た。得られた扁
平状フェライトは長径方向の平均粒径が40μm、アス
ペクト比(d/t)が3であった。
【0063】(b)複合磁性塗料の製造 上記プロセスを通して得られた扁平状フェライト粉を、
エポキシ樹脂中に混合し分散させて、複合磁性塗料を製
造した。
【0064】エポキシ樹脂としては、多官能エポキシ樹
脂、ビスフェノールA型高分子エポキシ樹脂、特殊骨格
を持つエポキシ樹脂を用い、硬化剤及び硬化促進剤を添
加した。
【0065】多官能エポキシ樹脂として、エピビス型エ
ポキシ樹脂を用いた。エピビス型エポキシ樹脂として
は、油化シェルエポキシ社製エピコート1001および
エピコート1007を用い、それぞれ26.9wt%ず
つ含有させた。
【0066】また、ビスフェノールA型高分子エポキシ
樹脂(油化シェルエポキシ社製エピコート1225)を
23.1wt%含有させ、特殊骨格を持つエポキシ樹脂
として、テトラフェニロールエタン型エポキシ樹脂(油
化シェルエポキシ社製エピコート1013S)を23.
1wt%含有させた。硬化剤としてビスフェノールA型
ノボラック樹脂(油化シェルエポキシ社製YLH129
B65)を用い、硬化促進剤としてイミダゾール化合物
(四国化成工業社製2E4MZ)を用いた。
【0067】上記樹脂成分10wt%と上記工程により
作成された扁平状フェライト粒子90wt%をトルエン
とMEKの混合溶液および適量のスチールボールを加え
ボールミルで分散、混合し、複合磁性塗料を作成する。
【0068】(c)ガラスクロス入り複合磁性基板(プ
リプレグ)の製造 上記工程によって得られた複合磁性塗料を用いて、ドク
ターブレード法によりシートを成形し、乾燥させた。乾
燥させたシートの所定枚数をガラスクロスと交互に重
ね、加圧、加熱により約0.4mmの厚みの複合磁性基
板(プリプレグ)とした。これら工程を経ることにより
基板の面方向に扁平状フェライトが配向されたガラスク
ロス入り複合磁性基板(プリプレグ)が実現される。
【0069】図5は得られた複合磁性基板(プリプレ
グ)の磁気特性を示している。図4は得られた複合磁性
基板の磁気特性を示している。図5において、横軸に周
波数(MHz)をとり、縦軸に比透磁率をとってある。
曲線L51は実施例2によって得られた複合磁性基板の
磁気特性、曲線L52は球状フェライト粒子でなるフェ
ライト粉を用いた他は、実施例2と同じ条件で得られた
複合磁性基板の磁気特性である。図5に示すように、本
発明に係る実施例2の場合、1GHz以下の周波数領域
で、球状フェライト粒子でなるフェライト粉を用いた場
合よりも、優れた磁気特性を示す。
【0070】実施例3 (a)扁平状フェライト粉の製造 フェライトグリーンシート作成方法によりフェライトグ
リーンシートを作成した後、シート状のまま焼成し、さ
らに所定の大きさまで粉砕する方法を用いた。具体的に
は以下のような工程、材料を用いた。
【0071】酸化鉄、酸化ニッケル、酸化亜鉛を、F
23=49.3mol%、NiO=23.2mol%、
ZnO=27.5mol%となるように、ボールミルを
使って、水中で混合し、その後、乾燥させ、更に、90
0℃の温度で、空気中で焼成する。
【0072】次に、焼成粉を、水を溶媒としたボールミ
ルで粉砕し、スプレードライヤーで乾燥し、平均粒径
0.5μmの微粒フェライト粉を得た。
【0073】次に、得られた微粒フェライト粉と、PV
B(ポリビニルブチラール 積水化学BH−3)とを、
トルエン及び95変性メタノールの混合溶液に溶かし込
み、フェライト樹脂溶液を作る。具体的にはスチールボ
ールをメディアとしたボールミルにて分散、混合させ
た。
【0074】次に、そのフェライト樹脂溶液をドクター
ブレード法によりシート状に成形した。この時の厚みは
乾燥後50μmとなるようにした。
【0075】次に、フェライトシートを1050℃の温
度で、空気中で焼成し、その後ライカイ機にて30分粉
砕し、扁平状フェライト粒子を含むフェライト粉を得
た。扁平状フェライト粉は長径方向の平均粒径が150
μm、アスペクト比3のもであった。
【0076】(b)複合磁性組成物の製造 扁平状フェライト粒子を含むフェライト粉を、有機材料
と混合し、複合磁性組成物を調製した。有機材料として
は、液晶ポリマー(東レ製シベラス)を用いた。フェラ
イト粉と、有機材とを2軸押し出し機に入れ、加熱混練
により、ペレットを製造した。
【0077】(c)複合磁性成形体の製造 得られたペレットを用いて、インジェクション成形によ
り、トロイダル形状の複合磁性成形物を得た。この場合
の成形は、図6に示すように、扁平状フェライトが配向
するように金型を設計した。扁平状フェライト粉の添加
量は、フェライト全量に対して、75wt%となるよう
に調合した。
【0078】(d)トロイダル成形体の特性評価 上記工程によって得られた複合フェライトトロイダル成
形体を、内径3mm、外径7.04mm、厚み3.8m
mの形状とし、ネットワークアナライザにて、トロイダ
ル装着時の減衰特性により扁平状フェライト粉の効果に
ついて評価した。
【0079】図7はトロイダル成形体の減衰特性を示し
ている。図7において、横軸に周波数(MHz)をと
り、縦軸に減衰量ATT(dB)をとってある。曲線L
71は実施例3によって得られたトロイダル成形体の磁
気特性、曲線L72は球状フェライト粒子でなるフェラ
イト粉を用いた他は、実施例3と同じ条件で得られたト
ロイダル成形体の減衰特性である。図7の特性は、トロ
イダル成形体の孔を貫通させた信号線に流れる信号の減
衰特性である。
【0080】図7に示すように、本発明に係る実施例3
の場合、1GHz以上の周波数領域で、球状フェライト
粒子でなるフェライト粉を用いた場合よりも、優れた減
衰特性を示す。
【0081】次に、実施例4〜8及び比較例1、2を挙
げる。
【0082】実施例4 (a)扁平状フェライト粉 粒子最大径d(平均):68μm d/t(平均):4.1 扁平状フェライト粉の重量比(対フェライト粉全量)=
75wt% 組成 F 23:49.3mol% NiO:23.2mol% ZnO:27.5mol% CuO:12mol% (b)複合磁性塗料 扁平状フェライト粉:70wt% エポキシ樹脂:30wt% (c)複合磁性基板とした時の10MHzにおける比透
磁率:4.8
【0083】実施例5 (a)扁平状フェライト粉 粒子最大径d(平均):68μm d/t(平均):4.1 扁平状フェライト粉の重量比(対フェライト粉全量)=
75wt% 組成 F 23:49.3mol% NiO:23.2mol% ZnO:27.5mol% CuO:12mol% (b)複合磁性塗料 扁平状フェライト粉:80wt% エポキシ樹脂:20wt% (c)複合磁性基板とした時の10MHzにおける比透
磁率:7.3
【0084】実施例6 (a)扁平状フェライト粉 粒子最大径d(平均):68μm d/t(平均):4.1 扁平状フェライト粉の重量比(対フェライト粉全量)=
75wt% 組成 F 23:49.3mol% NiO:23.2mol% ZnO:27.5mol% CuO:12mol% (b)複合磁性塗料 扁平状フェライト粉:90wt% エポキシ樹脂:10wt% (c)複合磁性基板とした時の10MHzにおける比透
磁率:10.6
【0085】実施例7 (a)扁平状フェライト粉 粒子最大径d(平均):54μm d/t(平均):3.2 扁平状フェライト粉の重量比(対フェライト粉全量)=
65wt% 組成 F 23:49mol% MnO:43mol% ZnO:8mol% (b)複合磁性塗料 扁平状フェライト粉:80wt% エポキシ樹脂:20wt% (c)複合磁性基板とした時の10MHzにおける比透
磁率:7.5
【0086】実施例8 (a)扁平状フェライト粉 粒子最大径d(平均):72μm d/t(平均):5.3 扁平状フェライト粉の重量比(対フェライト粉全量)=
70wt% 組成 F 23:49mol% MnO:43mol% ZnO:8mol% (b)複合磁性塗料 扁平状フェライト粉:80wt% 液晶ポリマー:20wt% (c)複合磁性基板とした時の10MHzにおける比透
磁率:7.8
【0087】比較例1 (a)フェライト粉 粒子形状:扁平状 粒子最大径d(平均):40μm d/t(平均):3.5 扁平状フェライト粉の重量比(対フェライト粉全量)=
75wt% 組成 F 23:49.3mol% NiO:10mol% ZnO:28.5mol% CuO:12mol% (b)複合磁性塗料 フェライト粉:80wt% エポキシ樹脂:20wt% (c)複合磁性基板とした時の10MHzにおける比透
磁率:4.1
【0088】比較例2 (a)フェライト粉 粒子形状:球形 粒子最大径d(平均):0.5μm d/t(平均):1 扁平状フェライト粉の重量比(対フェライト粉全量):
0 組成 F 23:49.5mol% NiO:10mol% ZnO:28.5mol% CuO:12mol% (b)複合磁性塗料 フェライト粉:80wt% エポキシ樹脂:20wt% (c)複合磁性基板とした時の10MHzにおける比透
磁率:4.0
【0089】上記実施例4〜8と比較例1、2との対比
から明らかなように、複合磁性基板とした時の10MH
zにおける比透磁率は、実施例4〜8の何れも、比較例
1、2より高い値を示している。
【0090】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)透磁率の高い複合磁性成形物を得るのに適したフ
ェライト粉を提供することができる。 (b)高周波帯域において、優れたノイズ吸収特性を示
す複合磁性成形物を得るのに適したをフェライト粉を提
供することができる。 (c)絶縁性に関して信頼性の高い複合磁性成形物を得
るのに適したフェライト粉を提供することができる。 (d)上述したフェライト粉を、容易に、かつ、安定に
製造し得る方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフェライト粉に含まれる扁平状フ
ェライト粒子を模式的に示す図である。
【図2】本発明に係るフェライト粉の製造方法を示すフ
ローチャートである。
【図3】本発明に係るフェライト粉の製造方法より得ら
れた扁平状フェライト粉の拡大写真である。
【図4】実施例1に係る複合磁性基板の磁気特性を示す
図である。
【図5】実施例2に係る複合磁性基板の磁気特性を示す
図である。
【図6】実施例3に係るトロイダル成形体のフェライト
粒子配向を示す図である。
【図7】実施例3に係るトロイダル成形体の減衰特性を
示す図である。
【符号の説明】
1 フェライト粉 10 扁平状フェライト粒子 2 有機絶縁樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 1/36 H01F 1/36

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェライト粉であって、 扁平状フェライト粒子を含み、前記扁平状フェライト粒
    子の少なくとも一部は、 最大長径dが1μm以上100μm以下の範囲にあり、
    最大長径dと厚みtとの比(d/t)が、2.5≦(d
    /t)の範囲にあり、 フェライト粉全量に対する重量比で、50wt%以上で
    あるフェライト粉。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたフェライト粉であ
    って、 前記フェライト粉は、Ni/Zn系、Mn/Zn系、プ
    ラナー系またはNi/Cu/Zn系のフェライトから選
    択された少なくとも一種を含むフェライト粉。
  3. 【請求項3】 フェライト粉製造方法であって、 フェライト用原料を用いてシートを成形し、 このシートを焼成してフェライト化し、 フェライト化されたシートを粉砕し、扁平状フェライト
    粒子を含むフェライト粒子を得る工程を含むフェライト
    粉製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されたフェライト粉製造
    方法であって、 前記扁平状フェライト粒子の少なくとも一部は、最大長
    径dと厚みtとの比(d/t)が、2.5≦(d/t)
    の範囲にあるフェライト粉製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4の何れかに記載された
    フェライト粉製造方法であって、 前記扁平状フェライト粒子の少なくとも一部は、最大長
    径dが1μm以上100μm以下の範囲にあるフェライ
    ト粉製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5の何れかに記載されたフ
    ェライト粉製造方法であって、 前記扁平状フェライト粒子の含有量は、前記フェライト
    粉の全体に対する重量比で、50wt%以上であるフェ
    ライト粉製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6の何れかに記載されたフ
    ェライト粉製造方法であって、 前記フェライト粒子は、Ni/Zn系、Mn/Zn系、
    プラナー系またはNi/Cu/Zn系のフェライトから
    選択された少なくとも一種を含むフェライト粉製造方
    法。
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